JPH07292615A - 振動ローラおよびこの振動ローラを用いた舗装転圧工法 - Google Patents
振動ローラおよびこの振動ローラを用いた舗装転圧工法Info
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- JPH07292615A JPH07292615A JP9242594A JP9242594A JPH07292615A JP H07292615 A JPH07292615 A JP H07292615A JP 9242594 A JP9242594 A JP 9242594A JP 9242594 A JP9242594 A JP 9242594A JP H07292615 A JPH07292615 A JP H07292615A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】前後の転圧輪の一方に垂直振動を起こす振動機
構を取付け、これを切換え選択して締固めを行う場合、
振動力が常にロール直下に作用するような振動ローラお
よびこの振動ローラを用いた舗装転圧工法を提供する。 【構成】上下振動を起こさせる振動機構を有する転動輪
と、ほぼ水平振動を起こさせる振動機構を有する転動輪
とを備え、上下振動を起こさせる振動機構は、垂直振動
を実現できるように、1対の偏心軸を路面に対して水平
な位置関係で、且つ、両偏心軸の上下に関する偏心位置
が一致するように回転可能に軸支する転動輪中の枠体
と、前記両偏心軸を相互に逆回転させる歯車機構を有し
ている振動ローラを構成した。また、この振動ローラを
用いて、舗装転圧を行うに当り、初転圧は、一方の転動
輪を無振動、他方の転動輪を水平振動とし、2次転圧
は、他方の転動輪を無振動、一方の転動輪を垂直振動と
し、仕上転圧は、一方の転動輪を無振動、他方の転動輪
を水平振動として締固めを行う舗装転圧工法を構成し
た。
構を取付け、これを切換え選択して締固めを行う場合、
振動力が常にロール直下に作用するような振動ローラお
よびこの振動ローラを用いた舗装転圧工法を提供する。 【構成】上下振動を起こさせる振動機構を有する転動輪
と、ほぼ水平振動を起こさせる振動機構を有する転動輪
とを備え、上下振動を起こさせる振動機構は、垂直振動
を実現できるように、1対の偏心軸を路面に対して水平
な位置関係で、且つ、両偏心軸の上下に関する偏心位置
が一致するように回転可能に軸支する転動輪中の枠体
と、前記両偏心軸を相互に逆回転させる歯車機構を有し
ている振動ローラを構成した。また、この振動ローラを
用いて、舗装転圧を行うに当り、初転圧は、一方の転動
輪を無振動、他方の転動輪を水平振動とし、2次転圧
は、他方の転動輪を無振動、一方の転動輪を垂直振動と
し、仕上転圧は、一方の転動輪を無振動、他方の転動輪
を水平振動として締固めを行う舗装転圧工法を構成し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前後輪の一方に垂直振
動を起こす振動機構を取付け、他方に水平振動を起こす
振動機構を取付けた振動ローラおよびこの振動ローラを
用いた舗装転圧工法に関するものである。
動を起こす振動機構を取付け、他方に水平振動を起こす
振動機構を取付けた振動ローラおよびこの振動ローラを
用いた舗装転圧工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】転動輪の回転中心線に沿って転動輪に設
けた回転軸に偏心荷重を取付け、この回転軸を回転させ
ることにより、転動輪をその接地部に対して上下に振動
させる振動機構を有する振動ローラは、地盤を通じて上
下振動が伝播するので、住宅地や地盤振動を嫌う施設近
傍における施工で振動騒音公害を発生しやすい。これ
は、人間の感覚が、水平方向成分の振動に比較し上下方
向成分の振動に対して鋭敏であることと、上下方向成分
の振動は、いわゆる路面を叩くことから衝突音が大きい
ことに起因する。また、この上下振動を行う振動ローラ
は、振幅が不適切であったり、転圧速度が速い場合、舗
装表面に振動ピッチによる小波が発生する欠点がある。
けた回転軸に偏心荷重を取付け、この回転軸を回転させ
ることにより、転動輪をその接地部に対して上下に振動
させる振動機構を有する振動ローラは、地盤を通じて上
下振動が伝播するので、住宅地や地盤振動を嫌う施設近
傍における施工で振動騒音公害を発生しやすい。これ
は、人間の感覚が、水平方向成分の振動に比較し上下方
向成分の振動に対して鋭敏であることと、上下方向成分
の振動は、いわゆる路面を叩くことから衝突音が大きい
ことに起因する。また、この上下振動を行う振動ローラ
は、振幅が不適切であったり、転圧速度が速い場合、舗
装表面に振動ピッチによる小波が発生する欠点がある。
【0003】そこで、転動輪の回転中心線に直交する直
線上に回転中心線を有し、且つ、外方端にそれぞれ偏心
質量を有する回転軸を回転させ、転動輪の接地部をほぼ
水平面内で振動せしめることにより、上記の欠点を解消
し得る振動ローラの振動機構が提示された。
線上に回転中心線を有し、且つ、外方端にそれぞれ偏心
質量を有する回転軸を回転させ、転動輪の接地部をほぼ
水平面内で振動せしめることにより、上記の欠点を解消
し得る振動ローラの振動機構が提示された。
【0004】しかし、上下振動を行う振動ローラは、例
えば下層路盤等の比較的深層部の締固め性能に優れてい
ることなどから、施工効率の高い機械として広範囲な利
用価値を有しており、地盤振動を嫌う施設から離れた道
路施工等において、大いに活躍しており、水平振動を行
う振動ローラにすべて置換え得るものではない。したが
って、住宅地や地盤振動を嫌う施設の近傍においては、
振動を弱めて振動公害を極力抑えた施工が行われてい
る。そのため施工効率が悪く、やむなく双方の機械を一
台ずつ保有することとなり、経済的負担の問題があっ
た。
えば下層路盤等の比較的深層部の締固め性能に優れてい
ることなどから、施工効率の高い機械として広範囲な利
用価値を有しており、地盤振動を嫌う施設から離れた道
路施工等において、大いに活躍しており、水平振動を行
う振動ローラにすべて置換え得るものではない。したが
って、住宅地や地盤振動を嫌う施設の近傍においては、
振動を弱めて振動公害を極力抑えた施工が行われてい
る。そのため施工効率が悪く、やむなく双方の機械を一
台ずつ保有することとなり、経済的負担の問題があっ
た。
【0005】上記の点に鑑み、本出願人は、一台の機械
で、上下振動と水平振動のいずれか一方を選択手段の切
換により選択して使用し、施工効率が高く、また施工環
境によりその利用価値が制限されない経済的な振動ロー
ラを開発し(特公平1−54482号公報参照)、一応
所期の目的は達成された。
で、上下振動と水平振動のいずれか一方を選択手段の切
換により選択して使用し、施工効率が高く、また施工環
境によりその利用価値が制限されない経済的な振動ロー
ラを開発し(特公平1−54482号公報参照)、一応
所期の目的は達成された。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ここに
開示された従来の振動ローラは、前後輪の一方に上下振
動を起こす振動機構を取付け、他方に水平振動を起こす
振動機構を取付けたもので、このうち上下振動を起こさ
せる振動機構は、転動輪の回転中心線上に回転中心線を
有する起振駆動軸と、この起振駆動軸に取付けた偏心子
とを有する、いわゆる1軸偏心型の上下振動機構である
ため、上下振動による締固めを行う場合、下記のような
欠点がある。
開示された従来の振動ローラは、前後輪の一方に上下振
動を起こす振動機構を取付け、他方に水平振動を起こす
振動機構を取付けたもので、このうち上下振動を起こさ
せる振動機構は、転動輪の回転中心線上に回転中心線を
有する起振駆動軸と、この起振駆動軸に取付けた偏心子
とを有する、いわゆる1軸偏心型の上下振動機構である
ため、上下振動による締固めを行う場合、下記のような
欠点がある。
【0007】第1に、図8の(b)に示すように、転圧
輪2および起振駆動軸30′が矢印方向に回転して、振
動ローラが上下振動を起こすと、その振動力は、矢印O
に示す転圧面斜め前方に作用し、転圧面のクラック発生
を助けるように働くことである。
輪2および起振駆動軸30′が矢印方向に回転して、振
動ローラが上下振動を起こすと、その振動力は、矢印O
に示す転圧面斜め前方に作用し、転圧面のクラック発生
を助けるように働くことである。
【0008】第2に、図9に示すように、振動力が転圧
面斜め前方(矢印O)に向かったとき、転圧層下に硬い
路盤Bがある場合、振動の反射波Wが生じ、転圧面前方
の骨材(特に、砕石,RCCP〜Roller Compacted C
oncrete Pavement 〜のような粘性のない材料)を動か
し分離させる、いわゆる骨材のホッピング現象を発生さ
せる。
面斜め前方(矢印O)に向かったとき、転圧層下に硬い
路盤Bがある場合、振動の反射波Wが生じ、転圧面前方
の骨材(特に、砕石,RCCP〜Roller Compacted C
oncrete Pavement 〜のような粘性のない材料)を動か
し分離させる、いわゆる骨材のホッピング現象を発生さ
せる。
【0009】第3に、転圧面斜め前方(矢印O)への振
動力の反力が作用して、ロールの振動が不規則になり、
特に大振幅を発生させた場合、横ずれするなど安定した
走行ができない。
動力の反力が作用して、ロールの振動が不規則になり、
特に大振幅を発生させた場合、横ずれするなど安定した
走行ができない。
【0010】本発明は、前後輪の一方に垂直振動を起こ
す振動機構を取付け、他方に水平振動を起こす振動機構
を取付けることにより、従来技術に残された上記の問題
点を解決することを目的としてなされたものである。
す振動機構を取付け、他方に水平振動を起こす振動機構
を取付けることにより、従来技術に残された上記の問題
点を解決することを目的としてなされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、少なくとも二つ以上の転動輪を有する
振動ローラであって、上下振動を起こさせる振動機構を
有する転動輪と、ほぼ水平振動を起こさせる振動機構を
有する転動輪と、各振動機構に設けた起振駆動軸を個別
に回転させる油圧モータと、各油圧モータを駆動する油
圧回路内の圧油の供給及び遮断を行って油圧モータを制
御する切換弁とを備え、上下振動を起こさせる振動機構
は、垂直振動を実現できるように、1対の偏心軸を路面
に対して水平な位置関係で、且つ、両偏心軸の上下に関
する偏心位置が一致するように回転可能に軸支する転動
輪中の枠体と、前記両偏心軸を相互に逆回転させる歯車
機構を有していることを特徴とする振動ローラを構成し
た。この場合、水平振動を起こさせる振動機構は、転動
輪の回転中心線に直交する直線上に回転中心線を有し、
且つ、外方端にそれぞれ偏心質量を有する1又は2以上
の回転軸と、転動輪の回転中心線上に回転中心線を有
し、且つ、前記回転軸に設けた歯車機構を介して当該回
転軸に回転を伝達する起振駆動軸を備える振動ローラを
構成するとよい。また、少なくとも二つ以上の転動輪を
有し、その一方の転動輪は、上下振動を起こさせる振動
機構を、他方の転動輪は、ほぼ水平振動を起こさせる振
動機構を有する振動ローラを用いて、舗装転圧を行うに
当り、初転圧は、一方の転動輪を無振動状態とし、他方
の転動輪で水平振動を起こさせつつ締固めを行い、2次
転圧は、他方の転動輪を無振動状態とし、一方の転動輪
で垂直振動を起こさせつつ締固めを行い、仕上転圧は、
一方の転動輪を無振動状態とし、他方の転動輪で水平振
動を起こさせつつ締固めを行うことを特徴とする舗装転
圧工法を構成した。
めに、本発明は、少なくとも二つ以上の転動輪を有する
振動ローラであって、上下振動を起こさせる振動機構を
有する転動輪と、ほぼ水平振動を起こさせる振動機構を
有する転動輪と、各振動機構に設けた起振駆動軸を個別
に回転させる油圧モータと、各油圧モータを駆動する油
圧回路内の圧油の供給及び遮断を行って油圧モータを制
御する切換弁とを備え、上下振動を起こさせる振動機構
は、垂直振動を実現できるように、1対の偏心軸を路面
に対して水平な位置関係で、且つ、両偏心軸の上下に関
する偏心位置が一致するように回転可能に軸支する転動
輪中の枠体と、前記両偏心軸を相互に逆回転させる歯車
機構を有していることを特徴とする振動ローラを構成し
た。この場合、水平振動を起こさせる振動機構は、転動
輪の回転中心線に直交する直線上に回転中心線を有し、
且つ、外方端にそれぞれ偏心質量を有する1又は2以上
の回転軸と、転動輪の回転中心線上に回転中心線を有
し、且つ、前記回転軸に設けた歯車機構を介して当該回
転軸に回転を伝達する起振駆動軸を備える振動ローラを
構成するとよい。また、少なくとも二つ以上の転動輪を
有し、その一方の転動輪は、上下振動を起こさせる振動
機構を、他方の転動輪は、ほぼ水平振動を起こさせる振
動機構を有する振動ローラを用いて、舗装転圧を行うに
当り、初転圧は、一方の転動輪を無振動状態とし、他方
の転動輪で水平振動を起こさせつつ締固めを行い、2次
転圧は、他方の転動輪を無振動状態とし、一方の転動輪
で垂直振動を起こさせつつ締固めを行い、仕上転圧は、
一方の転動輪を無振動状態とし、他方の転動輪で水平振
動を起こさせつつ締固めを行うことを特徴とする舗装転
圧工法を構成した。
【0012】
【作用】この振動ローラで垂直振動を起こす振動機構を
切換え選択して締固めを行う場合、その振動機構は、転
動輪の回転中心線に対して対称位置に配設された偏心軸
を回転させる2軸偏心型であるため、振動力が常にロー
ル直下に作用する。
切換え選択して締固めを行う場合、その振動機構は、転
動輪の回転中心線に対して対称位置に配設された偏心軸
を回転させる2軸偏心型であるため、振動力が常にロー
ル直下に作用する。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面について説明
する。図1は本発明に係る振動ローラの側面図、図2は
垂直振動を起こす振動機構の一例を示す転動輪の断面
図、図3は起振駆動軸の回動動作と偏心子の位置関係に
ついて示す断面説明図、図4は水平振動を起こす振動機
構の一例を示す転動輪の断面図である。
する。図1は本発明に係る振動ローラの側面図、図2は
垂直振動を起こす振動機構の一例を示す転動輪の断面
図、図3は起振駆動軸の回動動作と偏心子の位置関係に
ついて示す断面説明図、図4は水平振動を起こす振動機
構の一例を示す転動輪の断面図である。
【0014】図1において、振動ローラ1は、前後の転
動輪2,4の一方に垂直振動を起こす振動機構を、他方
に水平振動を起こす振動機構を取付け、操縦席6のレバ
ー等に連繋された選択手段(後記する切換弁等)によ
り、両振動を選択して使用するものである。なお、7は
原動機、走行装置、操向装置等が配備された車台であ
り、8はフレームである。
動輪2,4の一方に垂直振動を起こす振動機構を、他方
に水平振動を起こす振動機構を取付け、操縦席6のレバ
ー等に連繋された選択手段(後記する切換弁等)によ
り、両振動を選択して使用するものである。なお、7は
原動機、走行装置、操向装置等が配備された車台であ
り、8はフレームである。
【0015】図2に示す如く、前側の転動輪2には垂直
振動を起こす振動機構3が取付けられている。転動輪2
内には、中心に軸穴11,11が形成された支持部材1
2.12と一体の側板13,13が離間して設けられて
おり、この双方の側板13,13間に垂直振動を起こす
振動機構3が収装されている。この振動機構3は、円筒
形枠体14と、この枠体14内に転動輪2の回転中心線
Aに対して対称位置に配設された起振駆動軸15a,1
5bと、各起振駆動軸に取り付けた偏心子16a,16
bと、各起振駆動軸15a,15bを回転駆動するギヤ
トレーン17及び起振用の油圧モータ18を主要部とし
て構成されている。
振動を起こす振動機構3が取付けられている。転動輪2
内には、中心に軸穴11,11が形成された支持部材1
2.12と一体の側板13,13が離間して設けられて
おり、この双方の側板13,13間に垂直振動を起こす
振動機構3が収装されている。この振動機構3は、円筒
形枠体14と、この枠体14内に転動輪2の回転中心線
Aに対して対称位置に配設された起振駆動軸15a,1
5bと、各起振駆動軸に取り付けた偏心子16a,16
bと、各起振駆動軸15a,15bを回転駆動するギヤ
トレーン17及び起振用の油圧モータ18を主要部とし
て構成されている。
【0016】前記円筒形枠体14の両側方には、中空の
軸部19A,19Bが一体的に形成されていて、右方の
軸部19Aは、支持体21に支持されると共に、この支
持体21は、右側の防振部材22Aを介してフレーム2
3に取着されている。
軸部19A,19Bが一体的に形成されていて、右方の
軸部19Aは、支持体21に支持されると共に、この支
持体21は、右側の防振部材22Aを介してフレーム2
3に取着されている。
【0017】一方、転動輪2は、この転動輪2における
側板13,13と一体の支持部材12,12に形成した
軸穴11,11が、前記枠体14の軸部19A,19B
に軸受25,25を介して支承されていることから、減
速機付走行駆動用モータ26により、前記枠体14の軸
部19A,19Bを中心として転動駆動されるように構
成されている。28は、減速機付走行駆動用モータ26
の支持体であって、この支持体28は、左側の防振部材
22Bを介してフレーム23に取着されている。
側板13,13と一体の支持部材12,12に形成した
軸穴11,11が、前記枠体14の軸部19A,19B
に軸受25,25を介して支承されていることから、減
速機付走行駆動用モータ26により、前記枠体14の軸
部19A,19Bを中心として転動駆動されるように構
成されている。28は、減速機付走行駆動用モータ26
の支持体であって、この支持体28は、左側の防振部材
22Bを介してフレーム23に取着されている。
【0018】前記起振用の油圧モータ18は、支持体2
1に固定され、この油圧モータ18の回転軸にカップリ
ング24を介して連結してなる駆動軸30は、前記枠体
14の軸部19Aの軸心を挿通する態様により軸受3
1.31に支承されている。
1に固定され、この油圧モータ18の回転軸にカップリ
ング24を介して連結してなる駆動軸30は、前記枠体
14の軸部19Aの軸心を挿通する態様により軸受3
1.31に支承されている。
【0019】また、前記偏心子16a,16bは、路面
に対して水平な位置関係にある一対の起振駆動軸15
a,15bにそれぞれ固定され、この起振駆動軸15
a,15bは、前記枠体14に一体的に形成された側板
19C,19Dに軸受33,33,33,33を介して
支承されている。
に対して水平な位置関係にある一対の起振駆動軸15
a,15bにそれぞれ固定され、この起振駆動軸15
a,15bは、前記枠体14に一体的に形成された側板
19C,19Dに軸受33,33,33,33を介して
支承されている。
【0020】一対の起振駆動軸15a,15bへの動力
伝達は、前記ギヤトレーン17により行われる。すなわ
ち、駆動軸30に固定されたギヤ34が回動すると、こ
れと噛合している従動ギヤ35が回動して偏心子16a
側の起振駆動軸15aが回動し、この起振駆動軸15a
に固定された駆動ギヤ36により、これと噛合するギヤ
37が回動して偏心子16b側の起振駆動軸15bが、
前記起振駆動軸15aと逆方向に回動するようになる。
伝達は、前記ギヤトレーン17により行われる。すなわ
ち、駆動軸30に固定されたギヤ34が回動すると、こ
れと噛合している従動ギヤ35が回動して偏心子16a
側の起振駆動軸15aが回動し、この起振駆動軸15a
に固定された駆動ギヤ36により、これと噛合するギヤ
37が回動して偏心子16b側の起振駆動軸15bが、
前記起振駆動軸15aと逆方向に回動するようになる。
【0021】この際、偏心子16a,16bの相互関係
および偏心位置は、次のように設定されている。すなわ
ち、図3に示す如く、偏心子16a,16bは、周方向
に180度の位相差をもって偏心し、それぞれ垂直状態
に回動したとき同一垂直方向の位相となるよう起振駆動
軸15a,15bに固定されている。したがって、一対
の起振駆動軸15a,15bは、路面に対して水平な位
置関係にあり、図の(b)状態で、偏心子16a,16
bが共に上方向を向くので、転動輪2の接地部にU方向
(上方向)に向く振動力が働き、(d)状態で偏心子1
6a,16bが共に下方向を向くので、転動輪2の接地
部にD方向(下方向)に向く振動力が働く。(a)状
態、(c)状態では、互いに偏心子16a,16bが右
向きのとき左向き,左向きのとき右向きとなるので、遠
心力は互いにキャンセルされる。このため、転動輪2の
接地部は、垂直方向の作用を受け、ロール直下に向け垂
直振動を行う。
および偏心位置は、次のように設定されている。すなわ
ち、図3に示す如く、偏心子16a,16bは、周方向
に180度の位相差をもって偏心し、それぞれ垂直状態
に回動したとき同一垂直方向の位相となるよう起振駆動
軸15a,15bに固定されている。したがって、一対
の起振駆動軸15a,15bは、路面に対して水平な位
置関係にあり、図の(b)状態で、偏心子16a,16
bが共に上方向を向くので、転動輪2の接地部にU方向
(上方向)に向く振動力が働き、(d)状態で偏心子1
6a,16bが共に下方向を向くので、転動輪2の接地
部にD方向(下方向)に向く振動力が働く。(a)状
態、(c)状態では、互いに偏心子16a,16bが右
向きのとき左向き,左向きのとき右向きとなるので、遠
心力は互いにキャンセルされる。このため、転動輪2の
接地部は、垂直方向の作用を受け、ロール直下に向け垂
直振動を行う。
【0022】一方、図4に示す如く、後側の転動輪4に
は、水平方向の振動を起こす振動機構5が取付けられ
る。なお、起振用の油圧モータ18に至るまでの構成
は、前記上下振動の場合と概ね同じであるので、同一構
成の部材には同符号を付しその説明を省略する。
は、水平方向の振動を起こす振動機構5が取付けられ
る。なお、起振用の油圧モータ18に至るまでの構成
は、前記上下振動の場合と概ね同じであるので、同一構
成の部材には同符号を付しその説明を省略する。
【0023】右側の支持体21に固着された起振用の油
圧モータ18aの出力軸は、カップリングを介して側板
13の内側に嵌入された起振駆動軸15Aに接続され
る。起振駆動軸15Aは、軸受31を介して輪軸41に
軸支され、その先端には駆動傘歯車42が取付けられ
る。また、側板13の内側には転動輪4の回転中心線A
を挟んでブラケット43,43が設けられている。そし
て、このブラケット43,43に、転動輪4の回転中心
線A上における複数の位置(本例では2つの位置)で、
転動輪4の回転中心線Aに直交する直線上に回転中心線
BおよびCを有し、且つ、転動輪4の回転中心線Aに直
交する直線を成分とする方向の直線上に位置するよう
に、第1の回転軸44および第2の回転軸45を、軸受
47,47および48,48を介して軸支している。
圧モータ18aの出力軸は、カップリングを介して側板
13の内側に嵌入された起振駆動軸15Aに接続され
る。起振駆動軸15Aは、軸受31を介して輪軸41に
軸支され、その先端には駆動傘歯車42が取付けられ
る。また、側板13の内側には転動輪4の回転中心線A
を挟んでブラケット43,43が設けられている。そし
て、このブラケット43,43に、転動輪4の回転中心
線A上における複数の位置(本例では2つの位置)で、
転動輪4の回転中心線Aに直交する直線上に回転中心線
BおよびCを有し、且つ、転動輪4の回転中心線Aに直
交する直線を成分とする方向の直線上に位置するよう
に、第1の回転軸44および第2の回転軸45を、軸受
47,47および48,48を介して軸支している。
【0024】駆動傘歯車42寄りに位置する第1の回転
軸44のほぼ中央部には、従動傘歯車50が設けられ、
前記起振駆動軸15Aの先端の駆動傘歯車42に噛合す
る。そして、第1の回転軸44の中途部に設けられた駆
動平歯車51が、第2の回転軸45の中途部に設けられ
た従動平歯車52にそれぞれ噛合する。駆動平歯車51
および従動平歯車52は、それぞれ同一歯数で構成され
ている。前記第1の回転軸44および第2の回転軸45
の両外方端には、それぞれ偏心質量55a,55bおよ
び55c,55dが取付けられている。なお、左側の支
持体28には、転動輪4を駆動する減速機付走行駆動用
モータ26が固着されている。
軸44のほぼ中央部には、従動傘歯車50が設けられ、
前記起振駆動軸15Aの先端の駆動傘歯車42に噛合す
る。そして、第1の回転軸44の中途部に設けられた駆
動平歯車51が、第2の回転軸45の中途部に設けられ
た従動平歯車52にそれぞれ噛合する。駆動平歯車51
および従動平歯車52は、それぞれ同一歯数で構成され
ている。前記第1の回転軸44および第2の回転軸45
の両外方端には、それぞれ偏心質量55a,55bおよ
び55c,55dが取付けられている。なお、左側の支
持体28には、転動輪4を駆動する減速機付走行駆動用
モータ26が固着されている。
【0025】そして、偏心質量55a,55bおよび5
5c,55dの各偏心位置の相互関係は、次のように定
められている。すなわち、第1の回転軸44における一
側の外方端の偏心質量55aが、起振駆動軸15Aの軸
方向の一方に偏心しているとき、他側の外方端の偏心質
量55bは、起振駆動軸15Aの軸方向の他方、つまり
一側の外方端の偏心質量55aの偏心方向に対して反対
方向( 180゜異なる位置関係となる方向)に偏心してお
り、このとき、第2の回転軸45における一側の外方端
の偏心質量55cは、第1の回転軸44における他側の
外方端の偏心質量55bの偏心方向と同一方向に、ま
た、第2の回転軸45における他側の外方端の偏心質量
55dは、第1の回転軸44における一側の外方端の偏
心質量55aの偏心方向と同一方向に偏心しているもの
である。
5c,55dの各偏心位置の相互関係は、次のように定
められている。すなわち、第1の回転軸44における一
側の外方端の偏心質量55aが、起振駆動軸15Aの軸
方向の一方に偏心しているとき、他側の外方端の偏心質
量55bは、起振駆動軸15Aの軸方向の他方、つまり
一側の外方端の偏心質量55aの偏心方向に対して反対
方向( 180゜異なる位置関係となる方向)に偏心してお
り、このとき、第2の回転軸45における一側の外方端
の偏心質量55cは、第1の回転軸44における他側の
外方端の偏心質量55bの偏心方向と同一方向に、ま
た、第2の回転軸45における他側の外方端の偏心質量
55dは、第1の回転軸44における一側の外方端の偏
心質量55aの偏心方向と同一方向に偏心しているもの
である。
【0026】また、偏心質量55a,55bおよび55
c,55dの各質量の相互関係は、次のように定められ
ている。すなわち、第1の回転軸44における一側の外
方端の偏心質量55aおよび第2の回転軸45における
他側の外方端の偏心質量55dは、それぞれ質量が等し
く、また、第1の回転軸44における他側の外方端の偏
心質量55bおよび第2の回転軸45におけける一側の
外方端の偏心質量55cも、それぞれ質量が等しく、且
つ、前者(55a,55d)と後者(55b,55c)
より質量が大きくなるように設定されている。つまり、
55a=55d>55b=55cの関係となっている。
c,55dの各質量の相互関係は、次のように定められ
ている。すなわち、第1の回転軸44における一側の外
方端の偏心質量55aおよび第2の回転軸45における
他側の外方端の偏心質量55dは、それぞれ質量が等し
く、また、第1の回転軸44における他側の外方端の偏
心質量55bおよび第2の回転軸45におけける一側の
外方端の偏心質量55cも、それぞれ質量が等しく、且
つ、前者(55a,55d)と後者(55b,55c)
より質量が大きくなるように設定されている。つまり、
55a=55d>55b=55cの関係となっている。
【0027】このように構成し、起振用の油圧モータ1
8aによって第1の回転軸44および第2の回転軸45
を回転させると、図5において、第1の回転軸44にお
ける一側の外方端の偏心質量55aの外周端は、回転中
心線Bを中心として位置F,E,D,Gの順に回転し、
他側の外方端の偏心質量55bの外周端は、同様に、
D′,G′,F′,E′の順に回転する。また、第2の
回転軸45における一側の外方端の偏心質量55cの外
周端は、回転中心線Cを中心に逆に位置H′,I′,
J′,K′の順に回転し、他側の外方端の偏心質量55
dの外周端は、同様に、J,K,H,Iの順に回転をす
る。
8aによって第1の回転軸44および第2の回転軸45
を回転させると、図5において、第1の回転軸44にお
ける一側の外方端の偏心質量55aの外周端は、回転中
心線Bを中心として位置F,E,D,Gの順に回転し、
他側の外方端の偏心質量55bの外周端は、同様に、
D′,G′,F′,E′の順に回転する。また、第2の
回転軸45における一側の外方端の偏心質量55cの外
周端は、回転中心線Cを中心に逆に位置H′,I′,
J′,K′の順に回転し、他側の外方端の偏心質量55
dの外周端は、同様に、J,K,H,Iの順に回転をす
る。
【0028】各偏心質量55a,55bおよび55c,
55dの偏心位置は、前記の関係にあるので、この回転
中の一時点で、偏心質量55aの外周端が位置Fにある
とき、偏心質量55cの外周端はH′の位置をとる。そ
して、この時点で、偏心質量55bの外周端は位置D′
にあり、且つ、偏心質量55dの外周端はJの位置をと
る。
55dの偏心位置は、前記の関係にあるので、この回転
中の一時点で、偏心質量55aの外周端が位置Fにある
とき、偏心質量55cの外周端はH′の位置をとる。そ
して、この時点で、偏心質量55bの外周端は位置D′
にあり、且つ、偏心質量55dの外周端はJの位置をと
る。
【0029】この時、位置BからF、位置CからH′、
位置BからD′および位置CからJに向う各遠心力を、
それぞれ、BF,BH′,BD′およびCJで表すと、
遠心力BFとCH′および遠心力BD′とCJは、相互
に打ち消し合う方向に作用するが、遠心力の合成ベクト
ルは、その大きさがBF−CH′およびCJ−BD′
で、その方向はBからFおよびCからJに向う方向とな
り、結果的にHからFに向う遠心力が働く。したがっ
て、転動輪4を右側に振動させる力α(図4)が作用す
る。
位置BからD′および位置CからJに向う各遠心力を、
それぞれ、BF,BH′,BD′およびCJで表すと、
遠心力BFとCH′および遠心力BD′とCJは、相互
に打ち消し合う方向に作用するが、遠心力の合成ベクト
ルは、その大きさがBF−CH′およびCJ−BD′
で、その方向はBからFおよびCからJに向う方向とな
り、結果的にHからFに向う遠心力が働く。したがっ
て、転動輪4を右側に振動させる力α(図4)が作用す
る。
【0030】同様に、回転中の一時点で、偏心質量55
aの外周端が位置Dにあるとき、偏心質量55cの外周
端はJ′の位置をとる。そして、この時点で、偏心質量
55bの外周端は位置F′にあり、且つ、偏心質量55
dの外周端はHの位置をとる。
aの外周端が位置Dにあるとき、偏心質量55cの外周
端はJ′の位置をとる。そして、この時点で、偏心質量
55bの外周端は位置F′にあり、且つ、偏心質量55
dの外周端はHの位置をとる。
【0031】この時、位置BからD、位置CからJ′、
位置BからF′および位置CからHに向う各遠心力を、
それぞれ、BD,CJ′,BF′およびCHで表すと、
遠心力BDとCJ′および遠心力BF′とCHは、相互
に打ち消し合う方向に作用するが、遠心力の合成ベクト
ルは、その大きさがBD−CJ′およびCH−BF′
で、その方向はBからDおよびCからHに向う方向とな
り、結果的にFからHに向う遠心力が働く。したがっ
て、転動輪4を左側に振動させる力β(図4)が作用す
る。
位置BからF′および位置CからHに向う各遠心力を、
それぞれ、BD,CJ′,BF′およびCHで表すと、
遠心力BDとCJ′および遠心力BF′とCHは、相互
に打ち消し合う方向に作用するが、遠心力の合成ベクト
ルは、その大きさがBD−CJ′およびCH−BF′
で、その方向はBからDおよびCからHに向う方向とな
り、結果的にFからHに向う遠心力が働く。したがっ
て、転動輪4を左側に振動させる力β(図4)が作用す
る。
【0032】また、回転中の一時点で、偏心質量55a
の外周端が位置Eにあるとき、偏心質量55bの外周端
はG′の位置をとる。そして、この時点で、偏心質量5
5cの外周端は位置I′にあり、且つ 、偏心質量55
dの外周端はKの位置をとる。
の外周端が位置Eにあるとき、偏心質量55bの外周端
はG′の位置をとる。そして、この時点で、偏心質量5
5cの外周端は位置I′にあり、且つ 、偏心質量55
dの外周端はKの位置をとる。
【0033】この時、図6に示す如く、転動輪4にL方
向(円周方向)に回転する力がほぼ相乗して作用する。
したがって、転動輪4の接地部には、地面と平行に前後
方向の力θ(図4)が作用する。
向(円周方向)に回転する力がほぼ相乗して作用する。
したがって、転動輪4の接地部には、地面と平行に前後
方向の力θ(図4)が作用する。
【0034】同様に、回転中の一時点で、偏心質量55
aの外周端が位置Gにあるとき、偏心質量55bの外周
端はE′の位置をとる。そして、この時点で、偏心質量
55cの外周端は位置K′にあり、且つ、偏心質量55
dの外周端はIの位置をとる。
aの外周端が位置Gにあるとき、偏心質量55bの外周
端はE′の位置をとる。そして、この時点で、偏心質量
55cの外周端は位置K′にあり、且つ、偏心質量55
dの外周端はIの位置をとる。
【0035】この時、前記と反対に、転動輪4に図5の
M方向(円周方向)に回転する力がほぼ相乗して作用す
る。この力をγ(図4)で表す。
M方向(円周方向)に回転する力がほぼ相乗して作用す
る。この力をγ(図4)で表す。
【0036】このように、偏心質量55a,55b,5
5c,55dが回転すると、転動輪4の接地部に対し
て、時々刻々変わる遠心力のベクトルα〜θ〜β〜γ〜
αが作用し、この接地部は、図4の矢印wに示す如く、
水平面上において楕円形の円周上を振動する。
5c,55dが回転すると、転動輪4の接地部に対し
て、時々刻々変わる遠心力のベクトルα〜θ〜β〜γ〜
αが作用し、この接地部は、図4の矢印wに示す如く、
水平面上において楕円形の円周上を振動する。
【0037】なお、水平振動を起こさせる振動機構は、
上記の具体例に限定されるものではなく、例えば、実開
昭64−607号公報に記載の機構あるいは他の機構が
用いられてもよい。しかし、地面に効率的に振動を伝達
して十分な締固め効果を得るためには、上記の具体例に
示したような、転動輪の回転中心線に直交する直線上に
回転中心線を有し、且つ、外方端にそれぞれ偏心質量を
有する1又は2以上の回転軸と、転動輪の回転中心線上
に回転中心線を有し、且つ、前記回転軸に設けた歯車機
構を介して当該回転軸に回転を伝達する起振駆動軸を備
える水平振動機構が望ましい。
上記の具体例に限定されるものではなく、例えば、実開
昭64−607号公報に記載の機構あるいは他の機構が
用いられてもよい。しかし、地面に効率的に振動を伝達
して十分な締固め効果を得るためには、上記の具体例に
示したような、転動輪の回転中心線に直交する直線上に
回転中心線を有し、且つ、外方端にそれぞれ偏心質量を
有する1又は2以上の回転軸と、転動輪の回転中心線上
に回転中心線を有し、且つ、前記回転軸に設けた歯車機
構を介して当該回転軸に回転を伝達する起振駆動軸を備
える水平振動機構が望ましい。
【0038】次に、選択手段の一例として切換弁を使用
した場合を、図7に基づいて説明する。この切換弁6
6,66aは、前後の転動輪2,4の起振用の油圧モー
タ18,18aと原動機Eに直結された油圧ポンプ6
5,65aの間の油圧回路に設けられ、それぞれリリー
フ弁67,67aを有する。図7の例においては、水平
振動の振動機構5が設けられた後側の転動輪4側の切換
弁66aがON状態で、上下振動の振動機構3が設けら
れた前側の転動輪2側の切換弁66がOFFになってお
り、油圧ポンプ65aからの圧油が後部の転動輪4側の
油圧モータ18aにのみ供給され水平振動の振動機構5
のみが作動している。勿論切換弁66,66aのレバー
等の切換により、上下振動の振動機構のみを作動させる
ことも、両振動を併用して作動させることも可能であ
る。なお、切換弁66,66aの構成および油圧ポンプ
の数等は上記の一例に限定されるものではなく、油圧回
路との組合せ等により種々の形態のものを使用すること
ができる。
した場合を、図7に基づいて説明する。この切換弁6
6,66aは、前後の転動輪2,4の起振用の油圧モー
タ18,18aと原動機Eに直結された油圧ポンプ6
5,65aの間の油圧回路に設けられ、それぞれリリー
フ弁67,67aを有する。図7の例においては、水平
振動の振動機構5が設けられた後側の転動輪4側の切換
弁66aがON状態で、上下振動の振動機構3が設けら
れた前側の転動輪2側の切換弁66がOFFになってお
り、油圧ポンプ65aからの圧油が後部の転動輪4側の
油圧モータ18aにのみ供給され水平振動の振動機構5
のみが作動している。勿論切換弁66,66aのレバー
等の切換により、上下振動の振動機構のみを作動させる
ことも、両振動を併用して作動させることも可能であ
る。なお、切換弁66,66aの構成および油圧ポンプ
の数等は上記の一例に限定されるものではなく、油圧回
路との組合せ等により種々の形態のものを使用すること
ができる。
【0039】このように、前側の転動輪2に上下振動を
起こす振動機構を、後側の転動輪4に水平振動を起こす
振動機構を取付けると(勿論振動機構の配置をこの逆と
してもよい)、切換弁66,66aの切換えにより、水
平振動と上下振動を選択して使用することができる。
起こす振動機構を、後側の転動輪4に水平振動を起こす
振動機構を取付けると(勿論振動機構の配置をこの逆と
してもよい)、切換弁66,66aの切換えにより、水
平振動と上下振動を選択して使用することができる。
【0040】この振動ローラを用いてアスファルト舗装
又はコンクリート舗装を行う転圧工法について、次に説
明する。本工法は、アスファルトフィニッシャで路盤上
に敷きならされたアスファルト合材またはコンクリート
を締固める舗装転圧工法である。特に「転圧コンクリー
ト舗装」と称されるRCCP〜Roller Compacted Con
crete Pavement 〜に用いると有効である。具体的に、
RCCPとは、「通常のコンクリート舗装に用いられる
コンクリートよりも著しく単位水量を減らした硬練りの
コンクリートを、アスファルトフィニッシャなどで路盤
上に敷きならし、これを振動ローラ,タイヤローラなど
の転圧機械で転圧,締固めをする舗装」をいう。
又はコンクリート舗装を行う転圧工法について、次に説
明する。本工法は、アスファルトフィニッシャで路盤上
に敷きならされたアスファルト合材またはコンクリート
を締固める舗装転圧工法である。特に「転圧コンクリー
ト舗装」と称されるRCCP〜Roller Compacted Con
crete Pavement 〜に用いると有効である。具体的に、
RCCPとは、「通常のコンクリート舗装に用いられる
コンクリートよりも著しく単位水量を減らした硬練りの
コンクリートを、アスファルトフィニッシャなどで路盤
上に敷きならし、これを振動ローラ,タイヤローラなど
の転圧機械で転圧,締固めをする舗装」をいう。
【0041】先ず、本工法における初転圧は、前側の転
動輪2を無振動状態とし、後側の転動輪4で水平振動を
起こさせつつ締固めを行う。この初転圧としては、2回
(1往復)程度行われる。アスファルトフィニッシャで
敷きならされたアスファルト合材またはコンクリートに
は、ヘアクラック(小さな亀裂)を生じていることがあ
る。これを、水平振動の転動輪にて締固めることによ
り、効率よく消すことができる。なお、前後の転動輪
2,4とも無振動で転圧するよりも、水平振動を加えて
振動した方が、次の2次転圧における押出現象を防止で
きる。
動輪2を無振動状態とし、後側の転動輪4で水平振動を
起こさせつつ締固めを行う。この初転圧としては、2回
(1往復)程度行われる。アスファルトフィニッシャで
敷きならされたアスファルト合材またはコンクリートに
は、ヘアクラック(小さな亀裂)を生じていることがあ
る。これを、水平振動の転動輪にて締固めることによ
り、効率よく消すことができる。なお、前後の転動輪
2,4とも無振動で転圧するよりも、水平振動を加えて
振動した方が、次の2次転圧における押出現象を防止で
きる。
【0042】2次転圧は、後側の転動輪4を無振動状態
とし、前側の転動輪2で垂直振動を起こさせつつ締固め
を行う。この2次転圧は、初転圧に引き続き行い、所定
の締固め度が得られるよう締固める。垂直振動により、
特に、下層までの十分な締固めが行われる。なお、初転
圧で、ヘアクラックを消さないで、そのまま、2次転圧
における垂直運動をかけると、ヘアクラックが拡大して
しまい、大きなクラックとなってしまう。
とし、前側の転動輪2で垂直振動を起こさせつつ締固め
を行う。この2次転圧は、初転圧に引き続き行い、所定
の締固め度が得られるよう締固める。垂直振動により、
特に、下層までの十分な締固めが行われる。なお、初転
圧で、ヘアクラックを消さないで、そのまま、2次転圧
における垂直運動をかけると、ヘアクラックが拡大して
しまい、大きなクラックとなってしまう。
【0043】最後に、仕上転圧は、前側の転動輪2を無
振動状態とし、後側の転動輪4で水平振動を起こさせつ
つ締固めを行う。この仕上転圧は、不陸の修正やローラ
マークなどを消すために行われ、一般的には、2回(1
往復)程度行われる。水平振動の転圧輪4は、特に、振
動ローラで締固めたときに発生する振動ピッチ(小波)
が出たものを効率よく消す作用がある。
振動状態とし、後側の転動輪4で水平振動を起こさせつ
つ締固めを行う。この仕上転圧は、不陸の修正やローラ
マークなどを消すために行われ、一般的には、2回(1
往復)程度行われる。水平振動の転圧輪4は、特に、振
動ローラで締固めたときに発生する振動ピッチ(小波)
が出たものを効率よく消す作用がある。
【0044】
【発明の効果】上記の構成からなる本発明によれば、一
台の機械で、上下振動と水平振動のいずれか一方を選択
手段の切換により選択して使用できるようにした振動ロ
ーラにおいて、上下振動を起こさせる振動機構を、垂直
振動を実現できるように、転動輪の回転中心線に対して
対称位置に配設された起振駆動軸と、各起振駆動軸に取
り付けた偏心子とにより構成したので、上下振動の振動
力がロール直下に向け垂直に働き、従来の1軸偏心型の
ように、振動力が転圧面斜め前方に作用するようなこと
がなく、転圧面のクラック発生を防止し得る。また、振
動力が転圧面斜め前方に向かったとき、転圧層下に硬い
路盤Bがある場合も、ホッピング現象を発生させない。
さらに、従来は転圧面斜め前方への振動力の反力が作用
して、ロールの振動が不規則になり、特に大振幅を発生
させた場合、横ずれするという問題点があったが、本発
明では、垂直振動となるので、安定した走行ができる。
台の機械で、上下振動と水平振動のいずれか一方を選択
手段の切換により選択して使用できるようにした振動ロ
ーラにおいて、上下振動を起こさせる振動機構を、垂直
振動を実現できるように、転動輪の回転中心線に対して
対称位置に配設された起振駆動軸と、各起振駆動軸に取
り付けた偏心子とにより構成したので、上下振動の振動
力がロール直下に向け垂直に働き、従来の1軸偏心型の
ように、振動力が転圧面斜め前方に作用するようなこと
がなく、転圧面のクラック発生を防止し得る。また、振
動力が転圧面斜め前方に向かったとき、転圧層下に硬い
路盤Bがある場合も、ホッピング現象を発生させない。
さらに、従来は転圧面斜め前方への振動力の反力が作用
して、ロールの振動が不規則になり、特に大振幅を発生
させた場合、横ずれするという問題点があったが、本発
明では、垂直振動となるので、安定した走行ができる。
【0045】また、上記の振動ローラを用いた舗装転圧
工法を採用することにより、従来であれば、垂直振動の
振動ローラと水平振動の振動ローラの2つの振動ローラ
を必要としたところ、1つの振動ローラで効率よく作業
を行うことができる効果がある。そして、この振動ロー
ラを用いて、舗装転圧を行うに当り、初転圧は、一方の
転動輪を無振動状態とし、他方の転動輪で水平振動を起
こさせつつ締固めを行い、2次転圧は、他方の転動輪を
無振動状態とし、一方の転動輪で垂直振動を起こさせつ
つ締固めを行い、仕上転圧は、一方の転動輪を無振動状
態とし、他方の転動輪で水平振動を起こさせつつ締固め
を行うことを特徴とする舗装転圧工法を構成することに
より、特に「転圧コンクリート舗装」と称されるRCC
Pに対して有効に作用する。
工法を採用することにより、従来であれば、垂直振動の
振動ローラと水平振動の振動ローラの2つの振動ローラ
を必要としたところ、1つの振動ローラで効率よく作業
を行うことができる効果がある。そして、この振動ロー
ラを用いて、舗装転圧を行うに当り、初転圧は、一方の
転動輪を無振動状態とし、他方の転動輪で水平振動を起
こさせつつ締固めを行い、2次転圧は、他方の転動輪を
無振動状態とし、一方の転動輪で垂直振動を起こさせつ
つ締固めを行い、仕上転圧は、一方の転動輪を無振動状
態とし、他方の転動輪で水平振動を起こさせつつ締固め
を行うことを特徴とする舗装転圧工法を構成することに
より、特に「転圧コンクリート舗装」と称されるRCC
Pに対して有効に作用する。
【図1】本発明に係る振動ローラの側面図である。
【図2】本発明に係る振動ローラにおける垂直振動を起
こす振動機構の一例を示す転動輪の断面図である。
こす振動機構の一例を示す転動輪の断面図である。
【図3】本発明に係る振動ローラにおける起振駆動軸の
回動動作と偏心子の位置関係について示す断面説明図で
ある。
回動動作と偏心子の位置関係について示す断面説明図で
ある。
【図4】本発明に係る振動ローラにおける水平振動を起
こす振動機構の一例を示す転動輪の断面図である。
こす振動機構の一例を示す転動輪の断面図である。
【図5】図4の V矢視説明図である。
【図6】図4のVI矢視説明図である。
【図7】本発明に係る振動ローラにおける選択手段の一
例を示す油圧回路図である。
例を示す油圧回路図である。
【図8】上下振動を起こさせる振動機構の振動力の説明
図で、(a)は本発明に係る2軸偏心型、(b)は従来
の1軸偏心型について示す。
図で、(a)は本発明に係る2軸偏心型、(b)は従来
の1軸偏心型について示す。
【図9】従来の1軸偏心型の振動ローラにおけるホッピ
ング現象についての説明図である。
ング現象についての説明図である。
1 …振動ローラ 2 …前側の転動輪 3 …垂直振動を起こす振動機構 4 …後側の転動輪 5 …水平振動を起こす振動機構 15a,15b …起振駆動軸 16a,16b …偏心子 18 …起振用の油圧モータ
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも二つ以上の転動輪を有する振
動ローラであって、上下振動を起こさせる振動機構を有
する転動輪と、ほぼ水平振動を起こさせる振動機構を有
する転動輪と、各振動機構に設けた起振駆動軸を個別に
回転させる油圧モータと、各油圧モータを駆動する油圧
回路内の圧油の供給及び遮断を行って油圧モータを制御
する切換弁とを備え、 上下振動を起こさせる振動機構は、垂直振動を実現でき
るように、1対の偏心軸を路面に対して水平な位置関係
で、且つ、両偏心軸の上下に関する偏心位置が一致する
ように回転可能に軸支する転動輪中の枠体と、前記両偏
心軸を相互に逆回転させる歯車機構を有していることを
特徴とする振動ローラ。 - 【請求項2】 水平振動を起こさせる振動機構は、転動
輪の回転中心線に直交する直線上に回転中心線を有し、
且つ、外方端にそれぞれ偏心質量を有する1又は2以上
の回転軸と、転動輪の回転中心線上に回転中心線を有
し、且つ、前記回転軸に設けた歯車機構を介して当該回
転軸に回転を伝達する起振駆動軸を備えることを特徴と
する請求項1に記載の振動ローラ。 - 【請求項3】 少なくとも二つ以上の転動輪を有し、そ
の一方の転動輪は、上下振動を起こさせる振動機構を、
他方の転動輪は、ほぼ水平振動を起こさせる振動機構を
有する振動ローラを用いて、舗装転圧を行うに当り、 初転圧は、一方の転動輪を無振動状態とし、他方の転動
輪で水平振動を起こさせつつ締固めを行い、 2次転圧は、他方の転動輪を無振動状態とし、一方の転
動輪で垂直振動を起こさせつつ締固めを行い、 仕上転圧は、一方の転動輪を無振動状態とし、他方の転
動輪で水平振動を起こさせつつ締固めを行うことを特徴
とする舗装転圧工法。 - 【請求項4】 振動ローラにより、転圧コンクリート舗
装を行う請求項3に記載の舗装転圧工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9242594A JPH07292615A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 振動ローラおよびこの振動ローラを用いた舗装転圧工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9242594A JPH07292615A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 振動ローラおよびこの振動ローラを用いた舗装転圧工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07292615A true JPH07292615A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14054083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9242594A Pending JPH07292615A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 振動ローラおよびこの振動ローラを用いた舗装転圧工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07292615A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002061109A (ja) * | 2000-08-17 | 2002-02-28 | Sakai Heavy Ind Ltd | マカダム型振動ローラの油圧装置 |
| CN102444076A (zh) * | 2011-11-01 | 2012-05-09 | 徐州万邦道路工程装备服务股份公司 | 一种双钢轮振动压路机前后轮分振液压系统 |
| JP2020176401A (ja) * | 2019-04-16 | 2020-10-29 | 鹿島建設株式会社 | 締固め管理方法及び締固め管理システム |
| CN116791439A (zh) * | 2022-03-22 | 2023-09-22 | 哈姆股份公司 | 用于操作地面压实机的方法和地面压实机 |
| CN119041268A (zh) * | 2024-10-28 | 2024-11-29 | 河南道合公路技术有限公司 | 一种工程压路机 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP9242594A patent/JPH07292615A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002061109A (ja) * | 2000-08-17 | 2002-02-28 | Sakai Heavy Ind Ltd | マカダム型振動ローラの油圧装置 |
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| EP4249678B1 (de) * | 2022-03-22 | 2025-10-15 | Hamm AG | Verfahren zum betreiben eines bodenverdichters und bodenverdichter |
| CN119041268A (zh) * | 2024-10-28 | 2024-11-29 | 河南道合公路技术有限公司 | 一种工程压路机 |
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