JPH07292977A - アンカーストラップのプレストレス導入方法 - Google Patents

アンカーストラップのプレストレス導入方法

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JPH07292977A
JPH07292977A JP10771294A JP10771294A JPH07292977A JP H07292977 A JPH07292977 A JP H07292977A JP 10771294 A JP10771294 A JP 10771294A JP 10771294 A JP10771294 A JP 10771294A JP H07292977 A JPH07292977 A JP H07292977A
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Mitsuhiro Miyazaki
充弘 宮崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 先行埋め込みとなるアンカーストラップの撓
み取り、及び施工用スペーサーと隙間ピースを使用する
ことにより水張り耐圧試験時にアンカーストラップと当
て板の間隔を調整し、アンカーストラップにかけるべき
荷重を容易に制御することができる方法を提供すること
にある。 【構成】 空液時に内槽側板にアンカーストラップの取
付け位置をけ書くとともに、当て板の取付け位置を決定
する第1工程、取付け位置に当て板を溶接する第2工
程、当て板に押え板を溶接し、側板との間にアンカース
トラップの上部をスライド可能に挟持する第3工程、水
張り時に油圧ジャッキを介装しアンカーストラップに引
張りテンションを加える第4工程、アンカーストラップ
と当て板間に加工用スペーサーと隙間ピースを介装し、
隙間ピースのみを押え板に溶接する第5工程、水張り解
除後、施工用スペーサーと油圧ジャッキを取り外す第6
工程からなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、先行埋め込みとなるP
CLNG貯槽などにおけるアンカーストラップのプレス
トレス導入方法に関するものである。
【0002】
【従来技術とその課題】従来一般に、図11で示すよう
な高床式基礎上に鋼製の二重殻貯槽を構築する場合、側
板側固定点にスペーサーを入れ、基礎版下側でアンカー
ストラップの撓みを取り最終固定したのち、水張り耐圧
試験後圧力を抜いてスペーサーを取り外し、このスペー
サーの厚みによりクールダウン時に発生する引張力をコ
ントロールするアンカーストラップのプレストレス導入
方法は知られている。
【0003】このようなアンカーストラップのプレスト
レス導入方法は、高床式基礎の場合、基礎版下側でアン
カーストラップの撓み取りが可能であるが、先行埋め込
み式のアンカーストラップの場合、この技術の導入はで
きない。
【0004】一方、べた基礎の場合、アンカーストラッ
プが先行埋め込みされており、水張り耐圧試験時に側板
側固定にて楔形治具によりアンカーストラップの撓みを
取り、同時に溶接にて固定する手段がある。(例えば、
特公昭58−14960号公報参照)
【0005】この場合、スペーサーを取り付けることが
できないことから、クールダウン時にスペーサーがある
よりも大きな引張力がアンカーストラップに発生すると
いう不都合がある。
【0006】本発明の目的は、先行埋め込みとなるアン
カーストラップの撓み取り、及び施工用スペーサーと隙
間ピースを使用することにより水張り耐圧試験時にアン
カーストラップと当て板の間隔を調整し、アンカースト
ラップにかけるべき荷重を容易に制御することができる
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】従来技術の課題を解決す
る本発明の構成は、PCLNG貯槽などの地上式平底円
筒型貯槽を構成する外槽の基礎コンクリートに基部を埋
め殺し固定し、かつ、上端中央部にジャッキ受け材を設
けたT字形のアンカーストラップを空液状態の内槽側板
面に押し当て、その取付位置を側板にけ書き、その左右
に当て板の取付位置を決定する第1の工程、当て板の取
付位置に、ジャッキの支持板を設けた当て板を溶接固定
する第2の工程、該両当て板に、前記支持板の上方にジ
ャッキ支え板の挿入間隙を介して押え板の下辺を溶接し
てこの押え板の上辺と内槽側板間に前記アンカーストラ
ップの上端左右辺をスライド可能に介設せしめる第3の
工程、前記内槽内に水を適量容れ、この水張り耐圧試験
状態で左右の支持板と押え板との間隙に前記ジャッキ支
え板を嵌合橋架し、このジャッキ支え板と前記ジャッキ
受け材との間にジャッキを介装してアンカーストラップ
にテンションを加える第4の工程、アンカーストラップ
の上端左右辺と前記両当て板との間の上部に所定厚の施
工用スペーサーを挿入するとともに、残りの下部間隙に
これに見合った隙間ピースを介入したのち、この隙間ピ
ースのみを前記押え板に溶接する第5の工程、水張り耐
圧試験後圧力を抜き、前記施工用スペーサー及びジャッ
キとジャッキ支え板を取外す第6の工程とからなるもの
である。
【0008】
【作用】施工用スペーサーと隙間ピースの2種類を使用
し、当て板は空液時に内槽側板に溶接し、隙間ピースと
押え板を内槽底板と保冷材のすき間がなくなる水張り耐
圧試験時に溶接することにより、アンカーストラップの
位置決めが適確にできる。一方、アンカーストラップの
撓みを取るために油圧ジャッキの使用を可能とし、作業
性の向上が図れる。
【0009】
【実施例】次に、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、PCLNG貯槽などの地上式平底円筒型
貯槽Aを構成する外槽1の基礎コンクリート2に、アン
カー取付け架台3を埋設し、このアンカー取付け架台3
にアンカーボックス4を乗載し、サポート5,6,7に
て固定する。即ち、基礎コンクリート2の打設時に前記
アンカー取付け架台3,サポート5,6,7及びアンカ
ーボックス4は埋め殺し状態となる。そして、図2に示
すように底部保冷8の施工時に、基礎コンクリート2表
面よりとび出しているサポート5は切断し、底部保冷8
上に内槽9を構築する。図中10は、基部を前記アンカ
ーボックス4に挿入固定し、かつ、上端部左右に突出辺
10aを形成したT字形のアンカーストラップ,11
は、アンカーストラップ10の上端部中央に固定した正
面形状が十字形のジャッキ受け材,12は、アンカース
トラップ10のぐらつきを防ぐためアンカーボックス4
の上部内に挿入した木材などのスペーサー,13は、ア
ンカーボックス4内に雨水が入るのを防ぐ雨仕舞であ
る。また、前記底部保冷8は、軽骨コンクリートブロッ
ク8a,パーライトコンクリートブロック8b,パーラ
イトコンクリート8cによって構成されている。
【0010】次に、前記内槽9の空液時に、アンカース
トラップ10を内槽側板9a面に押し当ててアンカース
トラップ10を側板9a面にけ書く(図示略)ととも
に、当て板14の側板9aに対する取付け位置を決定
し、この取付け位置に当て板14を溶接する。この当て
板14の取付け位置は、図3,図4に示すように、前記
アンカーストラップ10に形成した両突出辺10aの下
縁より、後述する施工用スペーサーの厚みより大きな間
隔を介した下方に当て板14の上縁が配設される部位で
ある。また、前記当て板14の中央下部には、後述する
油圧ジャッキの支え板を乗載支持する支持板15が夫々
設けてある。この当て板14と側板9aとの溶接取り合
いは、当て板14の上辺を残し左右側縁及び下縁を側板
9aに溶接するものである。更に続いて、図5,図6に
示すように、前記両当て板14面に前記支持板15と垂
直軸線を同じくする押え板16の下部を溶接し、この押
え板16の下端と支持板15の上端との間に油圧ジャッ
キ17の支え板18の介入間隙19を形成するととも
に、この押え板16の上部を前記アンカーストラップ1
0に形成した突出辺10aの外面に臨ませ、側板9aと
押え板16との間にアンカーストラップ10の突出辺1
0aを上下スライド可能に介設せしめる。
【0011】次に、前記内槽9内に水位約1/2に水を
容れて水張り耐圧試験を行い、図7,図8に示すよう
に、前記押え板16と支持板15との間に形成した介入
間隙19間に、前記油圧ジャッキ17の支え板18を橋
架させるとともに、この支え板18と前記ジャッキ受け
材11との間に油圧ジャッキ17を介装し、この油圧ジ
ャッキ17を作動してアンカーストラップ10に引張り
テンションを与え、このアンカーストラップ10の撓み
をなくする。次いで、アンカーストラップ10に形成し
た左右の突出辺10aの下端と、これに対応する当て板
14の上辺との間に形成される間隙20の上部に所定厚
の施工用スペーサー21を挿入するとともに、残りの下
部間隙にこれに見合った隙間ピース22を選択的に介入
充填させたのち、この隙間ピース22のみを押え板16
に溶接する。そして、水張り耐圧試験終了後、水を抜い
て内槽側板9aに印加される水圧を除去したのち、前記
油圧ジャッキ17によるアンカーストラップ10の引張
りテンションを解除するとともに、施工用スペーサー2
1,油圧ジャッキ17及び支え板18を除去し作業は終
る。
【0012】
【発明の効果】上述のように本発明の構成によれば、次
のような効果が得られる。 (a)当て板を内槽の空液時に位置決め溶接するため熱
影響がなく、また水張り耐圧試験時に施工用スペーサー
と隙間ピースの2種類を使用するとともに、隙間ピース
と押え板のみを溶接することにより、基礎コンクリート
に先行埋め込みされたアンカーストラップの位置決めが
適確に、而も容易に行える。 (b)油圧ジャッキを使用することにより、アンカース
トラップの撓み取りが容易に行えるとともに、アンカー
ストラップにかけるべき荷重がコントロールでき、その
ため、クールダウン時のプレストレス力がすべてのアン
カーストラップに対しほぼ均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外槽基礎コンクリートにアンカーストラップを
埋設した状態の側面図である。
【図2】外槽基礎コンクリート上に内槽を構築した状態
の側面図である。
【図3】内槽側板の所定位置に当て板を溶接した状態の
要部の正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】当て板に押え板を溶接した状態の正面図であ
る。
【図6】図5の側面図である。
【図7】油圧ジャッキと2種類のスペーサーをセットし
た状態の正面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】油圧ジャッキとスペーサーを除去した状態の正
面図である。
【図10】図9の側面図である。
【図11】従来の高床式基礎に設けたアンカーストラッ
プの撓み取りを示す側面図である。
【符号の説明】
A 地下式平底円筒型貯槽 1 外槽 2 基礎コンクリート 3 アンカー取付け架台 9 内槽 9a 側板 10 アンカーストラップ 10a 突出辺 14 当て板 15 支持板 16 押え板 17 油圧ジャッキ 18 支え板 19 介入間隙 20 間隙 21 施工用スペーサー 22 隙間ピース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PCLNG貯槽などの地上式平底円筒型
    貯槽を構成する外槽の基礎コンクリートに基部を埋め殺
    し固定し、かつ、上端中央部にジャッキ受け材を設けた
    T字形のアンカーストラップを空液状態の内槽側板面に
    押し当て、その取付位置を側板にけ書き、その左右に当
    て板の取付位置を決定する第1の工程、当て板の取付位
    置に、ジャッキの支持板を設けた当て板を溶接固定する
    第2の工程、該両当て板に、前記支持板の上方にジャッ
    キ支え板の挿入間隙を介して押え板の下辺を溶接してこ
    の押え板の上辺と内槽側板間に前記アンカーストラップ
    の上端左右辺をスライド可能に介設せしめる第3の工
    程、前記内槽内に水を適量容れ、この水張り耐圧試験状
    態で左右の支持板と押え板との間隙に前記ジャッキ支え
    板を嵌合橋架し、このジャッキ支え板と前記ジャッキ受
    け材との間にジャッキを介装してアンカーストラップに
    テンションを加える第4の工程、アンカーストラップの
    上端左右辺と前記両当て板との間の上部に所定厚の施工
    用スペーサーを挿入するとともに、残りの下部間隙にこ
    れに見合った隙間ピースを介入したのち、この隙間ピー
    スのみを前記押え板に溶接する第5の工程、水張り耐圧
    試験後圧力を抜き、前記施工用スペーサー及びジャッキ
    とジャッキ支え板を取外す第6の工程とからなることを
    特徴とするアンカーストラップのプレストレス導入方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007270864A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Osaka Gas Co Ltd 低温液化ガス貯留設備とアンカーストラップの設置方法
JP2019105113A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 鹿島建設株式会社 地上タンク

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