JPH0729378B2 - ポリエチレン系熱収縮性フィルムの製造方法 - Google Patents

ポリエチレン系熱収縮性フィルムの製造方法

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JPH0729378B2
JPH0729378B2 JP20185387A JP20185387A JPH0729378B2 JP H0729378 B2 JPH0729378 B2 JP H0729378B2 JP 20185387 A JP20185387 A JP 20185387A JP 20185387 A JP20185387 A JP 20185387A JP H0729378 B2 JPH0729378 B2 JP H0729378B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は収縮包装材料に関し,更に詳しくはgの値が
0.3−0.7のエチレンとα−オレフィン共重合体を主成分
とする厚み斑が小さく,且,透明性及び低収縮性が共に
すぐれた熱収縮性フイルムの製造方法に関する。
(従来の技術) 従来,熱収縮性フイルムとしてはポリ塩化ビニル,ポリ
プロピレン系2軸延伸フイルム,ポリアミド系2軸延伸
フイルムなどが知られている。
この内ポリエチレン系2軸延伸フイルムは熱シール性を
有し低価格である等の点から実用されており,特に近年
エチレンとα−オレフィンとの線状低密度共重合体(以
下単に線状低密度ポリエチレンと略す。)を用いたポリ
エチレン系熱収縮性フイルムはその耐衝撃性,ヒートシ
ール強度が優れている点で注目されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら,線状低密度ポリエチレンの中でもg
[η]/[η]の値が0.3−0.7のものは透明性は良い
が,この樹脂を用いて従来知られているチューブラー二
軸延伸法により熱収縮フイルムを製造する方法,たとえ
ば特許出願公告昭和57年36142号の方法をそのまま適用
して熱収縮性フイルムを製造すると延伸の安定性が充分
でなく,得られる延伸フイルムは厚み斑が大きいものし
か得られず実用上満足できるものは製造できなかった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは前記の透明性が優れた樹脂を用いて,しか
も厚み斑が小さく、低温収縮性が優れたポリエチレン系
熱収縮性フイルムを製造する方法を検討した結果本発明
に到達したものである。即ち、本発明はg=[η]/
[η]の値が0.3−0.7(但し,[η]はポリマーの極
限粘度,[η]は直鎖ポリマーの極限粘度),メルト
インデックスが0.3−2.0g/10min,25℃における密度が0.
86−0.92g/cm3のエチレンと少なくとも1種のC4−C12の
α−オレフィン1−10%から成る共重合体を主成分とす
る樹脂組成物のチューブ状未延伸フイルムからチューブ
ラー延伸方式により熱収縮性フイルムを製造する際, (イ)膨張開始点の温度をその樹脂組成物の融点(示差
走査熱量計(以下DSCと略す)の測定により得られる融
解曲線における吸熱メインピーク)以下20℃−30℃低い
温度範囲とし, (ロ)膨張開始点から,膨張終了点に至る延伸帯域の距
離の1/4−1/3の位置で最高温度になるようにし,但し、
その最高温度と膨張開始点のフイルム表面温度の差は5
℃以下とし, (ハ)膨張終了点の温度が前記最高温度より15−20℃低
い温度となるように降下せしめ (ニ)膨張終了点より前記延伸帯域の距離の0.8倍の距
離を進行する間に60℃以下に冷却することを特徴とする
厚み斑が小さく且つ低温熱収縮性,透明性が優れたポリ
エチレン系熱収縮性フイルムの製造方法。その際,好ま
しくは樹脂組成物がその示差走査熱量計(以下DSCと略
す)の測定により得られる融解曲線について融点(吸熱
メインピーク)より10℃低い温度以下の吸熱面積が全吸
熱面積の55%以上であることを特徴とするポリエチレン
系熱収縮性フイルムの製造方法に関するものである。
本発明において用いられる樹脂組成物はエチレンと少な
くとも炭素原子数が4−12のα−オレフィンとの共重合
体である線状低密度ポリエチレン1種又は2種以上を主
成分とした樹脂組成物であり,且つ,g=[η]/
[η]の値が0.3−0.7であり,密度0.86−0.92g/cm3
のものである。
の値が0.7を超えるものはこれを用いて得られる延
伸フイルムは透明性がまだ十分ではなく,逆に0.3未満
のものは線状の程度が不十分であり線状低密度ポリエチ
レンの特徴である機械的強度が劣るためいずれも本発明
の目的には不適当である。又密度が0.92g/cm3を超える
ものは低温収縮性が十分でなく,逆に0.86g/cm3未満の
ものは柔らか過ぎたり,ブロッキングしやすいため無機
微粒子等のアンチブロッキング剤を併用しても,やはり
十分改良できない。
本発明に用いられる樹脂組成物は以上に述べたような線
状低密度ポリエチレンを主成分としたものであるのが,
中でもDSCを用いて測定される融解曲線において融点
(吸熱メインピーク)より10℃低い温度以下の吸熱面積
の全吸熱面積に対する割合(以下,吸熱面積比と略す)
が55%以上であるものは比較的広い温度範囲で優れた延
伸安定性が有るので特に好ましい。
前記の示差走査熱量計(本発明においてはセイコー電子
工業(株)製示差熱分析装置(DSC−200)を用いた。)
による融解曲線を得る方法は,先ず試料6−8mgをアル
ミパンに封入し,窒素気流中にて190℃まで昇温し、こ
の温度で1時間保持し、次いで約10℃/分の割合で室温
迄冷却した後,再び室温から190℃まで10℃℃/分で昇
温して得られるDSCチャートから融点及び好熱面積比を
求めるものである。
前記のエチレンと共重合される炭素原子数が4−12のα
−オレフィンとしては,ブテン−1,ベンテン−1,ヘキセ
ン−1,ヘプテン−1,オクテン−1,4−メチルベンテン−
1,デセン−1,ウンデセン−1,ドデセン−1などが例示さ
れる。
共重合に用いられるα−オレフィンの共重合比は0.5−1
0モル%のものが好適に用いられる。
尚,本発明においては希望により前記の線状低密度ポリ
エチレンの他に本発明の目的に支障を来さない範囲で高
圧法ポリエチレン,エチレン−酢酸ビニール共重合体,
アイオノマー,エチレン−プロピレン共重合体等のエチ
レン系ポリマー,滑剤,ブロッキング防止剤,帯電防止
剤等の添加剤を併用することができる。
以下に本発明の方法によるポリエチレン系熱収縮性フイ
ルムの製造方法を第1図及び第2図を用いて説明する。
第1図はチューブラー延伸装置の概念図,第2図は延伸
部分の拡大図である。本発明に用いる管状未延伸フイル
ムは前記の樹脂組成物(以下,単に樹脂組成物と略す)
を公知の方法により溶融押し出しし,急冷固化すること
により製造することができる。このようにして得られた
未延伸フイルムを,例えば第1図に示すような延伸装置
に供給し,ニップロール2とニップロール3の間のチュ
ーブ内に空気を圧入して生ずるバブルを膨張延伸する
際,膨張開始点101の温度が樹脂の融点(DSCチャートの
メインピーク)以下20−30℃の温度範囲になるように調
節する。この調節はチューブに圧入する空気圧と加熱装
置4,5および冷却装置6を調節することにより行うこと
ができる。膨張開始点の温度が前記範囲より高い場合は
膨張開始点近傍のフイルムが柔らか過ぎ延伸張力が低下
して異常膨張して不均一延伸となり,又,延伸による配
向効果が減少し延伸フイルムの強度や熱収縮率が低いも
のとなり好ましくなく,逆に、膨張開始点の温度が前記
温度範囲より低いといわゆるネット延伸が生じ易くな
り,得られるフイルムの厚み斑が大きくなったり,透明
性が悪くなり,本発明の目的を達成し得なくなる。更に
低温になるとバブル内圧が過大となり,いわゆるパンク
が頻発するようになるので好ましくない。
又,延伸工程を均一にし,厚み斑をより小さいものにす
るためには膨張開始点101から膨張終了点103に至る延伸
帯域の長さをLとした時膨張開始点101からL/4−L/3進
行した位置が高温温度になるように上向きの温度勾配を
とり,その際,最高温度と膨張開始点温度との差は5℃
以内になるようにする。膨張終了点103の温度は前記最
高温度より15−20℃下降するようにし,更に,膨張終了
点から前記の延伸帯域の長さLの0.8倍の距離進行する
間に60℃以下になるよう冷却する。
前記の最高温度が膨張開始点の温度より5℃高い温度を
超えるとフイルムの抗張力が小さくなり,得られるフイ
ルムの熱収縮率が小さくなったり,バブル膨張が不安定
になってバブル揺動が生じ易く成り,逆に膨張開始点10
1を通過後L/4−L/3進行する間の,温度勾配を下降勾配
にすると延伸バブルの安定性は向上するが,延伸は縦横
バランスして進行せず,いずれの場合も得られる延伸フ
イルムの厚み斑が大きくなり本発明の目的を十分に達成
できない。
又,前記最高温度点102から延伸終了点103の間の温度降
下が15℃より小さいとバブルが不安定となり厚み斑が大
きくなる原因となり好ましくない。逆に温度降下が20℃
を超えるように設定するとバブル内圧が異常に増大し膨
張開始点101の安定性が崩れ,バブル上部の横揺れが生
じ易くやはり厚み斑が大きくなる原因となり好ましくな
い。
更に,バブルの安定を図るためには膨張終了点103に達
した後も急速に冷却するするのが好ましい。即ち,膨張
終了点から延伸帯域の長さLの0.8倍の距離を進む間に6
0℃以下になるように急冷する。このように急冷しない
とバブル全体の揺れが生じ易くその揺れによって延伸の
局部的な斑が生成し得られるフイルムの厚み斑が大きく
なるので好ましくない。
以上のように延伸工程の温度勾配を特定することにより
膨張延伸時のバブルの安定性を向上させ,厚み斑が小さ
いフイルムを得ることができる。
(作用及び効果) 線状低密度ポリエチレンの中の中でもgの値が0.3−
0.7の比較的gの値が小さい樹脂は,透明性は優れて
いたが,従来知られていた線状低密度ポリエチレンの場
合と同じ様な条件では安定したバブル状延伸が困難であ
ったが,本発明の方法を適用する事により延伸が安定
し,厚さ斑が小さい実用性が優れたフイルムを得ること
ができるようになった。
(実施例) 以下に本発明を実施例により具体的に説明するが本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚,本実施例中に示した諸測定は以下の方法によった。
(1)熱収縮率 縦,横友に約10cmに切り取ったフイルム試片の各辺の長
さを0.1mmの単位迄精確に測定した後,所定の温度に調
節したグリセリン浴中に10秒間浸漬した後取り出し室温
の水中で静かにすすいだ後再び各辺の長さを精確に測定
し,次式により算出した。
但し,A,A′はそれぞれ収縮前後の測定値の2辺の長さの
平均値である。
(2)フイルム温度 延伸工程中のフイルムの温度は太さ直径約1mm,露出部長
さ約15mmのクロメル−コンスタンタン型熱電対(安立計
器製C−505サーモカップル0−100Ω)の先端を走行中
のフイルム表面に接触させ,30秒後の指示値をもってフ
イルム温度とした。
(3)フイルムの厚さ斑 連続厚み計(安立連続厚み測定装置)を用い,速さ300c
m/分で試料フイルム25cmについて測定したチャートの最
高の山と最低の谷の高さの差の±1/2を厚さ斑とした。
(4)透明性(ヘイズ) JIS−K6714に準拠した積分球式光線透過率測定装置を用
い,散乱光線透過率の平行光線透過率に対する割合を%
で示した。
(5)g値 g=[η]/[η]で定義される。
但し,[η]は測定の対象となるポリエチレンコポリマ
ーの極限粘度であり溶媒としてデカリンを用い135℃で
溶解して求めた。又,[η]は上記試料のポリエチレ
ンコポリマーと同じ重量平均分子量を有する直鎖状ポリ
エチレンの極限粘度であり,この値は光散乱法によって
測定された重量平均分子量<M>から次式により近似
計算により求めることができる。
[η]=5.29×10-4×<M> 0.173 実施例1 エチレンとオクテン−1との線状ポリエチレン系友重合
体樹脂(gが0.59,融点125℃,25℃における密度が0.9
15g/cm3,メルトインデックス1.0)を直径66mmの管状ダ
イから溶融押し出しし,内外水冷により急冷して直径65
mm,厚さ370μの管状未延伸フイルムを得た。この未延伸
フイルムの樹脂についてDSC測定による吸熱面積比は58.
9%であった。
得られた未延伸フイルムを図1に示すような垂直方向に
走行するチューブラー延伸装置に供給し,予熱器4,8本
と環状赤外線ヒーターを4区分して設置した主熱器5及
び斜め上向きに冷風を噴出できる冷却エヤーリングを調
節し,且つ,ニップロール2及びニップロール3の間の
チューブ内に空気を圧入調節して延伸バブルを形成して
表1に示した条件により2軸延伸フイルムを16m/分で長
時間安定して製造することが出来た。
延伸帯域の垂直距離Lは約21cm,バブルの外径は240mm,
フイルムの最高温度の点は膨張開始点から約6.0cm下方
であった。
その二軸延伸フイルムを別の70℃に温度調節したチュー
ブ状アニーリング装置に導き,10秒間アニーリングした
後室温に冷却して再度折り畳んで取り出し巻き取った。
得られたフイルムの厚さ,厚さ斑,ヘイズ,熱収縮率を
測定し,その結果を表1に示した。
実施例2 エチレンとブテン−1との線状ポリエチレン系共重合体
樹脂(gが0.65,融点118.7℃,25℃における密度が0.9
06g/cm3,メルトインデックス0.8)を実施例1と同様に
して直径65mm,厚さ359μの管状未延伸フイルムを得た。
この未延伸フイルムの樹脂についてDSC測定による吸熱
面積比は53%であった。
得られた未延伸フイルムを実施例1と同様にして延伸バ
ブルを形成して表1に示した条件により2軸延伸フイル
ムを13m/分で長時間安定して製造することが出来た。
延伸帯域の垂直距離Lは約20.5cm,バブルの外径は250m
m,フイルムの最高温度の点は膨張開始点から約5.8cm下
方であった。
この二軸延伸フイルムを別の70℃に温度調節したチュー
ブ状アニーリング装置に導き,10秒間アニーリングした
後室温に冷却して再度折り畳んで取り出し巻き取った。
得られたフイルムの厚さ,厚さ斑,ヘイズ,熱収縮率を
測定し,その結果を表1に示した。
実施例3 エチレンとブテン−1との線状ポリエチレン系共重合体
樹脂(gが0.45,融点116℃,25℃における密度が0.89g
/cm3,メルトインデックス1.0)に平均粒径2μの固形微
粒子(商品名:サイロイド#244,富士デビソン社製)を
0.3%添加して実施例1と同様にして直径65mm,厚さ385
μの管状未延伸フイルムを得た。この未延伸フイルムの
樹脂についてDSC測定による吸熱面積比は56%であっ
た。
得られた未延伸フイルムを実施例1と同様にして延伸バ
ブルを形成して表1に示した条件により2軸延伸フイル
ムを15m/分で長時間安定して製造することが出来た。
延伸帯域の垂直距離Lは約20.2cm,バブルの外径は250m
m,フイルムの最高温度の点は膨張開始点から約5.4cm下
方であった。
この二軸延伸フイルムを別の70℃に温度調節したチュー
ブ状アニーリング装置に導き,10秒間アニーリングした
後室温に冷却して再度折り畳んで取り出し巻き取った。
得られたフイルムの厚さ,厚さ斑,ヘイズ,熱収縮率を
測定し,その結果を表1に示した。
比較例1 エチレンとブテン−1との線状ポリエチレン系共重合体
樹脂(gが0.89,融点122,25℃における密度が0.923g/
cm3,メルトインデックス0.8)を実施例1と同様にして
直径65mm,厚さ366μの管状未延伸フイルムを得た。この
未延伸フイルムの樹脂についてDSC測定による吸熱面積
比は63.8%であった。
得られた未延伸フイルムを実施例1と同様にして延伸バ
ブルを形成して表1に示した条件により2軸延伸フイル
ムを16m/分で長時間安定して製造することが出来た。
延伸帯域の垂直距離Lは約21.0cm,バブルの外径は241m
m,フイルムの最高温度の点は膨張開始点から約6.2cm下
方であった。
このフイルムを別の70℃に温度調節したチューブ状アニ
ーリング装置に導き,10秒間アニーリングした後室温に
冷却して再度折り畳んで取り出し巻き取った。
得られたフイルムの厚さ,厚さ斑,ヘイズ,熱収縮率を
測定し,その結果を表1に示した。
本例の結果から解るようにバブルの安定性は特に問題は
無かったが,得られたフイルムの厚み斑は大きく,ヘイ
ズは8%と透明性は不満足なものであった。
比較例2 エチレンとオクテン−1との線状ポリエチレン系共重合
体樹脂(gが0.92,融点126,25℃における密度が0.92g
/cm3,メルトインデックス1.0)を実施例1と同様にして
直径65mm,厚さ366μの管状未延伸フイルムを得た。この
未延伸フイルムの樹脂についてDSC測定による吸熱面積
比は59.4%であった。
得られた未延伸フイルムを実施例1と同様にして延伸バ
ブルを形成して表1に示した条件により2軸延伸フイル
ムを15m/分で製造したところ,バブルの安定がやや不十
分であり,得られたフイルムは厚さ斑が大きいものであ
った。
延伸帯域の垂直距離Lは約21.0cm,バブルの外径は234m
m,フイルムの最高温度の点は膨張開始点から約6.2cm下
方であった。
このフイルムを別の70℃に温度調節したチューブ状アニ
ーリング装置に導き,10秒間アニーリングした後室温に
冷却して再度折り畳んで取り出し巻き取った。
得られたフイルムの厚さ,厚さ斑,ヘイズ,熱収縮率を
測定し,その結果を表1に示した。
比較例3 樹脂として実施例1と同じ線状低密度ポリエチレンを用
いて実施例1と同じ様にして厚さ370μの管状未延伸フ
イルムを得た。
この未延伸フイルムを表1の条件に示す様に膨張開始点
の温度及び最高温度点の温度を本発明の方法に規定する
温度範囲より高い温度とした他は,本発明の条件により
実施例1と同様にして二軸延伸フイルムを16m/分で製造
した。製造中バブルは異常膨張して不安定で長時間連続
して製造することが出来なかった。
比較例4 樹脂として実施例1と同じ線状低密度ポリエチレンを用
いて実施例1と同じ様にして厚さ370μの管状未延伸フ
イルムを得た。
この未延伸フイルムを表1の条件に示す様に膨張開始点
の温度及び最高温度点の温度を本発明の方法に規定する
温度範囲より低い温度とした他は,本発明の条件により
実施例1と同様にして二軸延伸フイルムを16m/分で製造
した。製造中バブルはネッキングを生じ実用性のないフ
イルムしか得られなかった。
比較例5 樹脂として実施例2と同じ線状低密度ポリエチレンを用
いて実施例2と同じ様にして厚さ360μの管状未延伸フ
イルムを得た。
この未延伸フイルムを表1の条件に示す様に膨張終了点
通過後の冷却が不十分な条件とした他は実施例2と同様
にしてチューブラー延伸した。しかし,バブルは揺動し
て安定な延伸を続けることができなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いたチューブラー延伸装置の概念図
である。 第2図は第1図の延伸部分の拡大図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 7:00 23:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】g=[η]/[η]の値が0.3−0.7
    (但し,[η]はポリマーの極限粘度,[η]は直鎖
    ポリマーの極限粘度),メルトインデックスが0.3−2.0
    g/10min,25℃における密度が0.86−0.92g/cm3のエチレ
    ンと少なくとも1種のC4−C12のα−オレフィン1−10
    %との共重合体を主成分とする樹脂組成物のチューブ状
    未延伸フイルムからチューブラー延伸方式により熱収縮
    性フイルムを製造する際, (イ)膨張開始点の温度をその樹脂組成物の融点(示差
    走査熱量計(以下DSCと略す)の測定により得られる融
    解曲線における吸熱インピーク)以下20℃−30℃低い温
    度範囲とし, (ロ)膨張開始点から,膨張終了点に至る延伸帯域の距
    離の1/4−1/3の位置で最高温度になるようにし,但し、
    その最高温度と膨張開始点のフイルム表面温度の差は5
    ℃以下とし, (ハ)膨張終了点の温度が前記最高温度より15−20℃低
    い温度となるように降下せしめ (ニ)膨張終了点より前記延伸帯域の距離の0.8倍の距
    離を進行する間に60℃以下に冷却することを特徴とする
    厚み斑が小さく且つ低温熱収縮性,透明性が優れたポリ
    エチレン系熱収縮性フイルムの製造方法。
  2. 【請求項2】樹脂組成物がそのDSCの測定により得られ
    る融解曲線について融点(吸熱インピーク)より10低い
    温度以下の吸熱面積が全吸熱面積の55%以上であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項のポリエチレン系熱
    収縮性フイルムの製造方法。
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