JPH07293845A - 汚泥乾燥焼却装置 - Google Patents

汚泥乾燥焼却装置

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Publication number
JPH07293845A
JPH07293845A JP8346794A JP8346794A JPH07293845A JP H07293845 A JPH07293845 A JP H07293845A JP 8346794 A JP8346794 A JP 8346794A JP 8346794 A JP8346794 A JP 8346794A JP H07293845 A JPH07293845 A JP H07293845A
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JP
Japan
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incinerator
sludge
dryer
amount
drying
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JP8346794A
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Inventor
Wataru Nagao
渉 長尾
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Original Assignee
Energy Support Corp
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Publication date
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  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】焼却炉及び乾燥機の起動以降の燃焼温度及び乾
燥温度の低い期間における作業者の負担を軽減する。 【構成】汚泥乾燥焼却装置1は焼却炉2、乾燥機17、
脱水汚泥ホッパ12、中間ホッパ23、燃焼温度センサ
51、乾燥温度センサ52及びコントローラ74を備え
る。コントローラ74はホッパ12内の脱水汚泥が予め
定めた設定値になるまでは、焼却炉2、乾燥機17、両
ホッパ12,23をそれぞれ停止させ、脱水汚泥の量が
設定値になると焼却炉2及び乾燥機17をそれぞれ起動
させる。コントローラ74は焼却炉2の起動にともなう
燃焼温度の上昇に従って、ホッパ23による焼却炉2へ
の乾燥汚泥の搬送量を増量させ、乾燥機17の起動にと
もなう乾燥温度の上昇に従って、ホッパ12による乾燥
機17への脱水汚泥の搬送量を増量させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼却炉で発生した排気
ガスを乾燥機へ導き、その排気ガスの熱によって乾燥機
内の汚泥を乾燥させ、その乾燥した汚泥を焼却炉に搬送
して焼却するようにした汚泥乾燥焼却装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】水分を含む汚泥を処理する装置の一種と
して、焼却炉、乾燥機、脱水汚泥ホッパ及び中間ホッパ
を備えた汚泥乾燥焼却装置が公知である。脱水汚泥ホッ
パは、所定量の水分を含んだ脱水汚泥を貯溜し、その脱
水汚泥を乾燥機に搬送する。乾燥機は脱水汚泥を乾燥
し、この脱水汚泥を水分含有率の低い乾燥汚泥にする。
中間ホッパは乾燥汚泥を焼却炉に搬送する。焼却炉はこ
の乾燥汚泥を燃焼する。焼却炉での乾燥汚泥の燃焼によ
り排気ガスが発生するが、この排気ガスは前記脱水汚泥
の乾燥のための熱源として乾燥機に導かれる。このよう
にして脱水汚泥が乾燥及び焼却される。
【0003】前記汚泥乾燥焼却装置の運転に際しては、
焼却炉内の乾燥汚泥を安定した状態で燃焼させるため
に、焼却炉の温度(燃焼温度)を一定の値(例えば80
0℃)に維持し、乾燥機の温度(乾燥温度)を一定の値
(例えば230℃)に維持することが好ましい。
【0004】しかし、汚泥乾燥焼却装置を起動させた直
後には、燃焼温度及び乾燥温度がともに低い。これらの
温度は短時間で前記の一定値になるわけではなく、時間
の経過に従ってゆっくりと上昇する。このような温度の
低いときに、仮に多量の乾燥汚泥を焼却炉に供給する
と、これを完全燃焼させることができず、幾分かが燃え
ずに残る。この燃え残った乾燥汚泥は燃焼することなく
次第に堆積する。一方、この堆積中にも燃焼温度は上昇
し続ける。この温度上昇により、蓄積した乾燥汚泥が一
気に燃焼し、燃焼温度が急激に上昇して高温(例えば1
000℃程度)となる。すると、焼却炉が過熱されて破
損に至るおそれがある。
【0005】また、前記のように燃焼温度が急激に高く
なると、それ以前に乾燥汚泥の燃焼によって生じた焼却
灰が溶融する。この溶融した焼却灰は、焼却炉の運転停
止にともなう温度低下によりやがて固化し、焼却炉から
排出不能となってしまう。
【0006】さらに、起動後の乾燥温度の低いときに多
量の脱水汚泥を乾燥機に供給すると、この脱水汚泥中の
水分を十分に蒸発させることができず、所望の水分含有
率を有する乾燥汚泥にすることが困難である。
【0007】そこで、従来は、汚泥乾燥焼却装置の起動
後において燃焼温度が低い場合、作業者が手動によって
中間ホッパを操作して、単位時間当たりの搬送量を調整
する。この手動操作によって、燃焼温度が極めて低いと
きには少量の乾燥汚泥を焼却炉に搬送させる。そして、
燃焼温度の上昇に従って、焼却炉への乾燥汚泥の搬送量
を段階的に増量させている。また、汚泥乾燥焼却装置の
起動後において乾燥温度が低い場合、作業者が手動によ
って脱水汚泥ホッパを操作して、単位時間当たりの搬送
量を調整する。この手動操作によって、乾燥温度が極め
て低いときには少量の脱水汚泥を乾燥機へ搬送させる。
そして、乾燥温度の上昇に従って、乾燥機への脱水汚泥
の搬送量を段階的に増量させている。このようにして、
焼却炉の破損や焼却灰の溶融を防止し、かつ所望の水分
含有率を有する乾燥汚泥を得るようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来技
術では、汚泥乾燥焼却装置の起動後において燃焼温度及
び乾燥温度が低い場合、作業者が焼却炉や乾燥機の温度
を逐一測定しながら必要な処理を手動操作によって行っ
ている。そのため、作業量が多く、作業内容が煩雑とな
り、作業者にかかる負担が大きい。また、作業者によっ
て誤った操作が行われて、焼却炉に過剰な乾燥汚泥が供
給されると、焼却炉が過熱されて破損するおそれがあ
る。
【0009】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、焼却炉及び乾燥機の起動以降の
燃焼温度及び乾燥温度の低い期間における作業者の負担
を軽減することのできる汚泥乾燥焼却装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1に記載の第1の発明は、焼却炉と、乾燥機
と、所定量の水分を有する脱水汚泥を貯溜するための貯
溜手段と、前記貯溜手段に貯溜された脱水汚泥を乾燥機
に搬送する脱水汚泥搬送手段と、前記乾燥機での脱水汚
泥の乾燥により残った乾燥汚泥を前記焼却炉に搬送する
乾燥汚泥搬送手段とを備え、前記焼却炉での乾燥汚泥の
燃焼により発生する排気ガスを、前記脱水汚泥の乾燥の
ための熱源として前記乾燥機に導くようにした汚泥乾燥
焼却装置において、前記焼却炉の燃焼温度を検出する燃
焼温度検出手段と、前記乾燥機の乾燥温度を検出する乾
燥温度検出手段と、前記貯溜手段に貯溜される脱水汚泥
の量を検知し、その量が予め定めた設定値になるまで
は、焼却炉、乾燥機、脱水汚泥搬送手段及び乾燥汚泥搬
送手段をそれぞれ停止させ、脱水汚泥の量が前記設定値
になると前記焼却炉及び乾燥機をそれぞれ起動させる第
1の制御手段と、前記焼却炉の起動にともなう燃焼温度
検出手段による燃焼温度の上昇に従って、乾燥汚泥搬送
手段による焼却炉への乾燥汚泥の搬送量を増量させる第
2の制御手段と、前記乾燥機の起動にともなう乾燥温度
検出手段による乾燥温度の上昇に従って、脱水汚泥搬送
手段による乾燥機への脱水汚泥の搬送量を増量させる第
3の制御手段とを設けている。
【0011】また、請求項2に記載の第2の発明は、前
記第1の発明の構成に加え、前記乾燥機を介して焼却炉
内に負圧を供給し、その焼却炉で発生する排気ガスを乾
燥機へ導くための負圧供給手段と、前記焼却炉の底部に
開口され、その焼却炉内での乾燥汚泥の燃焼により生じ
た焼却灰により開放及び閉塞される排出口と、前記排出
口から焼却炉の外部へ排出された焼却灰を搬送する焼却
灰搬送手段と、前記焼却炉の起動時には前記焼却灰搬送
手段を停止させ、焼却炉の起動にともなう燃焼温度検出
手段による燃焼温度の上昇に従って、焼却灰搬送手段に
よる焼却灰の搬送量を増量させる第4の制御手段とを設
けている。
【0012】請求項3に記載の第3の発明は、前記第2
の発明の構成に加え、前記焼却灰搬送手段は焼却灰を冷
却する機能を有し、前記第4の制御手段は、焼却灰搬送
手段により焼却灰を一定時間搬送させた後、その焼却灰
搬送手段による焼却灰の搬送を所定時間停止させ、か
つ、前記燃焼温度検出手段による燃焼温度の上昇に従っ
て、焼却灰搬送手段の停止時間を短くするものである。
【0013】
【作用】第1の発明によれば、第1の制御手段は貯溜手
段に貯溜される脱水汚泥の量を検知し、その量が予め定
めた設定値になるまでは、焼却炉、乾燥機、脱水汚泥搬
送手段及び乾燥汚泥搬送手段をそれぞれ停止させる。第
1の制御手段は、脱水汚泥の量が前記設定値になると焼
却炉及び乾燥機をそれぞれ起動させる。このときには、
脱水汚泥搬送手段及び乾燥汚泥搬送手段は停止したまま
である。前記起動により、焼却炉の燃焼温度及び乾燥機
の乾燥温度が徐々に上昇する。
【0014】第2の制御手段は、燃焼温度検出手段によ
る燃焼温度の上昇途中で乾燥汚泥搬送手段を起動させ
る。この起動により、乾燥汚泥が焼却炉に搬送されて燃
焼される。このときの焼却炉への乾燥汚泥の搬送量はわ
ずかである。燃焼により生じた排気ガスは脱水汚泥の乾
燥のための熱源として乾燥機に導かれる。第2の制御手
段は、燃焼温度の上昇に従って、乾燥汚泥搬送手段によ
る焼却炉への乾燥汚泥の搬送量を増量させる。
【0015】第3の制御手段は、乾燥温度検出手段によ
る乾燥温度の上昇途中で脱水汚泥搬送手段を起動させ
る。この起動により、脱水汚泥が乾燥機に搬送されて乾
燥される。このときの乾燥機への脱水汚泥の搬送量はわ
ずかである。乾燥機での脱水汚泥の乾燥により残った乾
燥汚泥は、乾燥汚泥搬送手段によって焼却炉に搬送され
る。第3の制御手段は、乾燥温度の上昇に従って、脱水
汚泥搬送手段による乾燥機への脱水汚泥の搬送量を増量
させる。
【0016】このように第1の発明によると、貯溜手段
の脱水汚泥の貯溜量が設定値になるまでは、焼却炉、乾
燥機、脱水汚泥搬送手段及び乾燥汚泥搬送手段がそれぞ
れ停止されている。脱水汚泥の量が前記設定値になると
焼却炉及び乾燥機がそれぞれ起動される。焼却炉の起動
にともなう燃焼温度の上昇途中で乾燥汚泥搬送手段が起
動され、乾燥機の起動にともなう乾燥温度の上昇途中で
脱水汚泥搬送手段が起動される。その後は、燃焼温度の
変化にともない乾燥汚泥搬送手段が駆動制御され、乾燥
温度の変化にともない脱水汚泥搬送手段が駆動制御され
る。従って、焼却炉、乾燥機、脱水汚泥搬送手段及び乾
燥汚泥搬送手段が人手によらず自動的に起動され、しか
も起動後にも両搬送手段の作動が自動的に調整される。
【0017】また、焼却炉の起動後の燃焼温度が低いと
きには少量の乾燥汚泥が焼却炉へ搬送され、その燃焼温
度の上昇に従って乾燥汚泥の搬送量が増量される。すな
わち、焼却炉のそのときの燃焼温度に見合った量の乾燥
汚泥が焼却炉に供給される。従って、乾燥汚泥搬送手段
によって搬送された乾燥汚泥が焼却炉によって完全燃焼
され、その焼却炉内に乾燥汚泥が燃え残ることがない。
乾燥汚泥の燃え残りが堆積して一気に燃焼し、燃焼温度
が急激に上昇して高くなることがない。
【0018】さらに、燃焼温度の急激な上昇がないこと
から、乾燥汚泥の燃焼によって生じた焼却灰が溶融する
ことがない。従って、溶融した焼却灰が焼却炉の運転停
止にともなう温度低下により固化することもない。
【0019】また、乾燥機の起動後の乾燥温度が低いと
きには少量の脱水汚泥が乾燥機へ搬送され、その乾燥温
度の上昇に従って脱水汚泥の搬送量が増量される。すな
わち、乾燥機のそのときの乾燥温度に見合った量の脱水
汚泥が乾燥機に供給される。従って、脱水汚泥搬送手段
によって搬送された脱水汚泥が、所望の水分含有率を有
する汚泥となるまで乾燥される。
【0020】第2の発明によれば、負圧供給手段から乾
燥機を介して焼却炉内に負圧が供給される。この負圧に
より、焼却炉内に排気ガスが滞留して同焼却炉が異常な
高温となることが防止されるとともに、その高温の排気
ガスが吸引され乾燥機へ導かれる。
【0021】一方、焼却炉では乾燥汚泥の燃焼により焼
却灰が生ずる。この焼却灰は、自重により焼却炉の底部
に堆積し、排出口から焼却炉の外部へ排出されて焼却灰
搬送手段に投入される。焼却灰搬送手段の作動は第4の
制御手段によって制御される。第4の制御手段は、焼却
炉の起動時には焼却灰搬送手段を停止させる。この停止
時には焼却灰搬送手段による焼却灰の排出が行われない
ので、焼却炉内に焼却灰が堆積される。この際、焼却炉
の排出口が焼却灰によって閉塞されるので、同焼却炉内
が確実に負圧となる。
【0022】第4の制御手段は、燃焼温度検出手段によ
る燃焼温度の上昇途中で焼却灰搬送手段を起動させる。
この起動により焼却灰が搬送され、焼却炉内の焼却灰が
排出される。起動直後に焼却灰搬送手段によって搬送さ
れる焼却灰の量はわずかである。第4の制御手段は、焼
却炉の起動にともなう燃焼温度の上昇に従って、焼却灰
搬送手段による焼却灰の搬送量を増量させる。
【0023】このように第2の発明によると、焼却炉の
起動時には焼却灰搬送手段が停止されている。焼却炉の
燃焼温度の上昇途中で焼却灰搬送手段が起動される。そ
の後は燃焼温度の変化にともない焼却灰搬送手段が駆動
制御される。従って、焼却灰搬送手段が人手によらず自
動的に起動され、しかも起動後にもその搬送手段の作動
が自動的に調整される。
【0024】ここで、焼却炉の起動後の燃焼温度が低い
ときには、前述したように焼却炉への乾燥汚泥の搬送量
が少ないので、焼却炉で生ずる焼却灰も少ない。この
際、仮に焼却灰搬送手段によって多量の焼却灰が搬送さ
れると、それまで焼却灰によって閉塞されていた排出口
が開放されてしまい、焼却炉内が正圧になるおそれがあ
る。
【0025】これに対し、第2の発明では焼却炉の起動
後の燃焼温度が低く、焼却炉への乾燥汚泥の搬送量が少
ないとき(焼却炉内の焼却灰の堆積量が少ないとき)に
は、少量の焼却灰が焼却灰搬送手段によって排出され
る。そして、燃焼温度の上昇にともない焼却炉への乾燥
汚泥の搬送量が増量される(焼却炉内の焼却灰の堆積量
が増量される)と、その燃焼温度の上昇に従って焼却灰
の排出量が増量される。すなわち、焼却炉へのそのとき
の乾燥汚泥の供給量に見合った量の焼却灰が焼却炉から
排出される。
【0026】従って、焼却炉内の焼却灰が必要以上に排
出されて、排出口が開放されることがない。焼却炉内が
所望の負圧になって排気ガスが乾燥機に導かれ、焼却炉
が異常な高温となることが防止される。
【0027】第3の発明によれば、焼却炉の排出口から
排出される焼却灰は焼却灰搬送手段による搬送途中で冷
却される。この際、焼却灰搬送手段が常時運転されてい
て、焼却灰が常に搬送されているとすると、同搬送手段
内での焼却灰の滞留時間が短く、焼却灰が十分な時間に
わたって冷却されないおそれがある。これに対し、第4
の制御手段は、焼却灰搬送手段により焼却灰を一定時間
搬送させた後、その焼却灰搬送手段による焼却灰の搬送
を所定時間停止させる。そして、第4の制御手段は燃焼
温度検出手段による焼却炉の燃焼温度の上昇に従って、
焼却灰搬送手段の停止時間を短くする。従って、焼却灰
が常に搬送されている場合に比べ、焼却灰の焼却灰搬送
手段内での滞留時間(冷却時間)が長くなり、十分な冷
却が行われる。
【0028】
【実施例】以下、第1〜第3の発明を具体化した一実施
例を図1〜図6に従って説明する。
【0029】図1は、し尿処理設備の一部を構成する汚
泥乾燥焼却装置1を示している。このし尿処理設備にお
いて汚泥乾燥焼却装置1よりも前の段階では、バクテリ
アを用いた活性汚泥法等の方法によってし尿が処理され
ている。処理後は紙屑等のし渣(含有水分率が約65
%)、及び水分を含んだ脱水汚泥(含有水分率が約85
%)に分離されている。
【0030】汚泥乾燥焼却装置1は、前記し渣、脱水汚
泥を乾燥してなる乾燥汚泥、及び高濃度の可燃性のにお
い成分を有する気体(以下、単に高濃度臭気という)を
燃焼するための焼却炉2を備えている。焼却炉2には、
三台の焼却バーナ3A,3B,3Cが並設されている。
各焼却バーナ3A〜3Cは、燃料及び空気よりなる混合
気に着火して火炎を発生し、その火炎によって上記し渣
等の被焼却物を燃焼する。
【0031】汚泥乾燥焼却装置1は、焼却炉2にし渣を
供給するためのし渣コンベヤ5及びし渣ホッパ6を備え
ている。し渣コンベヤ5はスクリューコンベヤによって
構成され、し渣を連続的にし渣ホッパ6に搬送投入す
る。し渣ホッパ6は、し渣をホッパ本体7の下部より、
電動モータ10にて駆動するスクリュー9をもって焼却
炉2に供給する。
【0032】汚泥乾燥焼却装置1は、焼却炉2に乾燥汚
泥を供給するために、脱水汚泥コンベヤ11と、貯溜手
段及び脱水汚泥搬送手段としての脱水汚泥ホッパ12
と、乾燥機17と、排出コンベヤ19と、乾燥汚泥コン
ベヤ20と、乾燥汚泥搬送手段としての中間ホッパ23
とを備えている。
【0033】脱水汚泥コンベヤ11は、前記し渣コンベ
ヤ5と同様にスクリューコンベヤによって構成されてお
り、ここに脱水汚泥が投入される。脱水汚泥は、脱水汚
泥コンベヤ11によって搬送され、脱水汚泥ホッパ12
に投入される。脱水汚泥ホッパ12は、脱水汚泥をホッ
パ本体13の下部より、電動モータ16にて駆動するス
クリュー15をもって乾燥機17に供給する。
【0034】乾燥機17は、前記脱水汚泥中の水分を蒸
発させて、この脱水汚泥を含有水分率の低い乾燥汚泥に
するためのものであり、ドラム18及び攪拌装置(図示
しない)を備えている。乾燥機17は、脱水汚泥の乾燥
のための熱源として、焼却炉2で発生した排気ガスの熱
を利用している(これについては後述する)。この乾燥
機17では、脱水汚泥ホッパ12からの脱水汚泥がドラ
ム18の一端(図の左端)に投入される。脱水汚泥は、
ドラム18の回転及び攪拌装置の作動によって攪拌され
つつ乾燥機17内を移送される。そして、脱水汚泥はそ
の移送中に焼却炉2からの排気ガスの熱により乾燥され
乾燥汚泥となる。この乾燥汚泥は、ドラム18の他端
(図の右端)側から乾燥機17の外部へ排出される。
【0035】排出コンベヤ19は、前記し渣コンベヤ5
と同様にスクリューコンベヤによって構成されている。
乾燥汚泥は排出コンベヤ19によって搬送され、フライ
トコンベヤからなる乾燥汚泥コンベヤ20に投入され
る。この乾燥汚泥コンベヤ20の途中には、排出管21
と、その排出管21を開放及び閉塞するためのダンパ2
2とが取付けられている。ダンパ22によって排出管2
1が開放されると、乾燥汚泥コンベヤ20によって搬送
された乾燥汚泥が排出管21から中間ホッパ23に投入
される。中間ホッパ23は、乾燥汚泥をホッパ本体24
の下部より、電動モータ27にて駆動するスクリュー2
6をもって焼却炉2に供給する。
【0036】焼却炉2には、その内部へ前記高濃度臭気
を導入するためのガス導入管28が接続されている。ガ
ス導入管28の途中には燃焼ファン29が介在されてお
り、この燃焼ファン29の作動により、高濃度臭気及び
空気がガス導入管28を介して焼却炉2へ送り込まれ、
燃焼されるようになっている。
【0037】前記焼却炉2においてし渣、乾燥汚泥及び
高濃度臭気が燃焼されると、高温の排気ガスが発生する
とともに、高温の焼却灰が生ずる。これらの排気ガス及
び焼却灰を処理するために、次の機構が設けられてい
る。
【0038】焼却炉2及び乾燥機17は連結管30によ
って連通されている。連結管30の途中には、焼却炉2
から乾燥機17への排気ガスの流通を許容及び遮断する
ためのダンパ31が介在されている。乾燥機17に流入
する高温の排気ガスは、脱水汚泥を乾燥するための熱源
として利用される。
【0039】乾燥機17にはガス排出管32によって排
出筒33が接続されている。このガス排出管32は、脱
水汚泥との間で熱交換が行われた後の排気ガスを外部を
導出するためのものである。ガス排出管32の途中に
は、乾燥機17から排出筒33へ向けて順にサイクロン
集塵機34、ダンパ35、負圧供給手段としての誘引フ
ァン36、熱交換機37及び脱臭炉38が介在されてい
る。誘引ファン36はガス排出管32、サイクロン集塵
機34、乾燥機17、連結管30及び焼却炉2に負圧を
供給して、その焼却炉2で発生した排気ガスを吸引及び
排出するとともに、焼却炉2内に高温の排気ガスが滞留
して燃焼温度が異常に高くなるのを防止している。
【0040】この誘引ファン36の作動により、排気ガ
スは次のように処理される。乾燥機17から排出された
粉塵及びにおい成分を含む排気ガスはサイクロン集塵機
34内で旋回し、その旋回にともない粉塵が自重によっ
て落下する。ダンパ35は、サイクロン集塵機34から
脱臭炉38へのにおい成分を有する排気ガスの流通を許
容及び遮断する。ダンパ35によってガス排出管32が
開放された状態では、サイクロン集塵機34で粉塵の除
去された排気ガスと、ガス排出管32の外部から吸引さ
れた空気とが熱交換機37へ強制的に送られ、ここで熱
交換が行われた後、脱臭炉38に導かれる。
【0041】脱臭炉38は脱臭バーナ39を備えてお
り、この脱臭バーナ39の火炎によって排気ガス中のに
おい成分が燃焼される。この燃焼により脱臭された排気
ガスは、熱交換機37を通過する過程で、脱臭前の排気
ガスとの間で熱交換が行われた後、排気筒33を介して
大気中に放出される。
【0042】焼却炉2の底部には排出口2aが開口され
ている。排出口2aは、被焼却物の燃焼によって生じて
堆積した焼却灰を焼却炉2の外部へ排出するためのもの
であり、焼却灰によって開放及び閉塞されるようになっ
ている。焼却炉2には、排出口2aを閉塞するための特
別な弁は設けられていない。
【0043】排出口2aの下方には焼却灰搬送手段とし
ての灰冷却コンベヤ41が設置されている。灰冷却コン
ベヤ41は、外筒42と、その外筒42内に回転可能に
設けられたスクリュー43と、そのスクリュー43に駆
動連結された電動モータ44とを備えている。外筒42
の外周には冷却ジャケット45が設けられ、この冷却ジ
ャケット45内を冷却水が循環することにより外筒42
内が冷却されるようになっている。そして、前記排出口
2aからの焼却灰が外筒42内に投入されると、その焼
却灰は冷却されながら、電動モータ44の駆動にともな
い回転するスクリュー43によって図の右方へ搬送され
る。焼却炉2から排出される焼却灰の量は、灰冷却コン
ベヤ41の作動によって決定される。
【0044】灰冷却コンベヤ41の下流側には焼却灰コ
ンベヤ46及び焼却灰ホッパ47が順に配置されてい
る。焼却灰コンベヤ46は前記乾燥汚泥コンベヤ20と
同様のフライトコンベヤによって構成されている。灰冷
却コンベヤ41によって冷却された焼却灰と、前述した
サイクロン集塵機34によって回収された粉塵とは、こ
の焼却灰コンベヤ46によって搬送されて焼却灰ホッパ
47に投入される。これらの焼却灰及び粉塵は、適宜
(焼却灰ホッパ47内に所定量貯溜されたときを目安と
して)トラック等の車両48によって搬出される。
【0045】また、前記乾燥汚泥コンベヤ20の途中に
は既述したようにダンパ22が設けられているが、この
ダンパ22によって排出管21が閉塞されている場合に
は、乾燥汚泥が乾燥汚泥ホッパ49へ移送及び投入され
る。この乾燥汚泥は、適宜(乾燥汚泥ホッパ49内に所
定量貯溜されたときを目安として)トラック等の車両4
8によって搬出される。
【0046】本実施例では、し渣ホッパ6からのし渣の
排出量、脱水汚泥ホッパ12からの脱水汚泥の排出量、
及び中間ホッパ23からの乾燥汚泥の排出量を調整する
ために、各電動モータ10,16,27に供給される交
流電圧の周波数が調整され、スクリュー9,15,26
の回転速度を変化させることにより排出量を調節可能と
している。また、灰冷却コンベヤ41にあっては、電動
モータ44の停止時間を調整することにより、灰の滞留
時間を可変し、効果的な冷却を図っている。
【0047】前記汚泥乾燥焼却装置1には、その運転状
態を検出するために以下の各種センサが用いられてい
る。焼却炉2には、燃焼温度検出手段としての燃焼温度
センサ51が取付けられている。このセンサ51は、焼
却炉2から排出される排気ガスの温度を焼却炉2の温度
(燃焼温度T1)として検出する。ガス排出管32にお
いて乾燥機17に近接した位置には、乾燥温度検出手段
としての乾燥温度センサ52が取付けられている。この
センサ52は、乾燥機17から排出される排気ガスの温
度を乾燥機17の温度(乾燥温度T2)として検出す
る。脱臭炉38には、その脱臭炉38内の温度(脱臭温
度T3)を検出するための脱臭温度センサ53が取付け
られている。
【0048】脱水汚泥ホッパ12のホッパ本体13に
は、上部レベルセンサ54及び下部レベルセンサ66が
互いに上下に離間した状態で取付けられている。上部レ
ベルセンサ54は、ホッパ本体13が脱水汚泥によって
充満されているか否かを検出するためのものであり、脱
水汚泥の上面が、予め定めた設定値としての上限位置よ
りも低い場合にオフ状態となり、上限位置以上の場合に
オン状態となる。下部レベルセンサ66は、ホッパ本体
13内に残っている脱水汚泥がわずかであるか否かを検
出するためのものであり、脱水汚泥の上面が、前記上限
位置よりも低く設定された下限位置以上の場合にオン状
態となり、下限位置よりも低くなった場合にオフ状態と
なる。
【0049】本実施例では、上下両レベルセンサ54,
66としていずれも静電容量式のレベルセンサ(タッチ
スイッチ)が用いられている。上部レベルセンサ54
は、図2に示すように、発振回路を内蔵した本体ケース
55、本体ケース55にボルト56によって取付けられ
た接地電極57、及び絶縁体58を挟んで接地電極57
の反対側に固定された検知電極59を備えている。検知
電極59は抵抗を介して前記発振回路に接続されてい
る。
【0050】この上部レベルセンサ54では、検出対象
物(この場合、脱水汚泥)が検知電極59に接触するこ
とによって、検知電極59の静電容量が増加する。発振
回路の高周波電流が抵抗を通して検知電極59に多く流
れ込み、抵抗で高周波の電力損失が発生する。この損失
が一定量を越えると発振回路の発振が停止し、上部レベ
ルセンサ54からオン信号が出力される。
【0051】上部レベルセンサ54としては、前記した
ような検知電極59が本体ケース55に対して固定され
たタイプ以外にも、図3で示すタイプを用いてもよい。
このタイプの上部レベルセンサ54は、本体ケース61
と、その本体ケース61にボルト62によって固定され
た絶縁体63と、絶縁体63に対し可撓性のワイヤ64
によって連結された検知電極65とを備えている。この
タイプの検出動作は、上記検知電極59を固定したタイ
プの上部レベルセンサ54の検出動作と同じである。
【0052】下部レベルセンサ66は、図4で示すよう
に、発振回路を内蔵した本体ケース67、本体ケース6
7にボルト68によって取付けられた接地電極69、絶
縁体71を挟んで接地電極69の反対側に固定された検
知電極72、及び検知電極72に取付けられたローラチ
ェーン73を備えている。ローラチェーン73はローラ
リンク73aをピンリンク73bの内側に交互につなぐ
ことによって構成されており、その数を増減することに
よって全体の長さを調整可能である。ローラチェーン7
3は検知電極72の一部として機能する。この下部レベ
ルセンサ66の検出動作は、上部レベルセンサ54の検
出動作と同じである。
【0053】このように下部レベルセンサ66として、
上部レベルセンサ54とは異なるタイプの静電容量式の
センサを用いたのは以下の理由による。下部レベルセン
サ66は、ホッパ本体13内に残っている脱水汚泥がわ
ずかであるか否かを検出するものであることから、スク
リュー15の近傍に取付けられる。ここで、仮に図2の
タイプのレベルセンサを下部レベルセンサとして用いた
とする。この場合、検知電極が変位不能であるため、こ
の検知電極がスクリュー15の羽根に接触すると、検知
電極あるいはスクリュー15を傷めるおそれがある。そ
のため、検知電極がスクリュー15の羽根に接触しない
ように、スクリュー15から離れた比較的高い位置に下
部レベルセンサを取付けなければならない。
【0054】また、図3のタイプのレベルセンサを下部
レベルセンサとして用いたとする。この場合、検知電極
がスクリュー15に接触してもワイヤが撓んで検知電極
が変位するため、検知電極やスクリュー15の破損のお
それがない。そのため、下部レベルセンサをスクリュー
15の近傍に取付けることができる。しかし、ワイヤの
長さが一定であり長さ調節不能であるので、脱水汚泥の
下限位置を調整する場合には、下部レベルセンサの全体
の取付け位置を変更しなければならない。
【0055】これに対し、検知電極72にローラチェー
ン73を取付けた図4のタイプでは、ローラチェーン7
3がスクリュー15に接触してもそのローラチェーン7
3自身が変形するため、ローラチェーン73やスクリュ
ー15の破損のおそれがない。そのため、下部レベルセ
ンサをスクリュー15の近傍に取付けることができる。
また、脱水汚泥の下限位置を調整する場合には、ローラ
リンク73aやピンリンク73bの数を増減してローラ
チェーン73の長さを調整するだけでよく、下部レベル
センサ66の全体の取付け位置を変更する必要がない。
【0056】図1に示すように汚泥乾燥焼却装置1は、
前記各種センサ51〜54,66の検出信号に基づき焼
却バーナ3A,3B,3C、脱臭バーナ39及び電動モ
ータ10,16,27,44の各作動を制御するための
コントローラ74を備えている。コントローラ74は、
中央処理装置(CPU)、読出し専用のメモリ(RO
M)、読出し及び書き込みを可能にしたメモリ(RA
M)を備え、これらは互いにバスによって接続されてい
る。ROMは各種制御プログラムや初期データを予め記
憶している。CPUはその制御プログラム及び初期デー
タに従って各種演算処理を実行する。RAMはCPUに
よる演算結果を一時的に記憶する。コントローラ74に
は、同コントローラ74の作動に必要な電圧が常時供給
されている。
【0057】次に、前記のように構成された本実施例の
作用及び効果について説明する。図5のフローチャート
はコントローラ74によって実行されるメインルーチン
を示している。また、図6のフローチャートは所定時間
毎にメインルーチンに割り込まれて実行されるサブルー
チンを示している。
【0058】まず、図5のメインルーチンについて説明
する。コントローラ74はステップ101において上部
レベルセンサ54がオンされているか否かを判定する。
この判定条件が成立していない(オフである)と、脱水
汚泥ホッパ12のホッパ本体13に十分な量の脱水汚泥
が貯溜されていないと判断し、ステップ101の処理を
繰り返す。このときには、焼却炉2、し渣ホッパ6、脱
水汚泥ホッパ12、乾燥機17、中間ホッパ23、灰冷
却コンベヤ41等に対し、これらを停止させるための信
号を出力する。
【0059】ステップ101の判定条件が成立する(オ
ンになる)と、脱水汚泥コンベヤ11からホッパ本体1
3に投入された脱水汚泥が貯溜して、その上面が上限位
置に達したと判断し、ステップ102において自動起動
を開始するための各種信号を出力する。
【0060】自動起動の内容としては、例えば、灰冷却
コンベヤ41の冷却ジャケット45での冷却水の循環を
開始させたり、燃焼ファン29及び誘引ファン36の各
作動を開始させたり、ダンパ22,31,35を開放あ
るいは閉塞させたりすることが挙げられる。特に、誘引
ファン36の作動開始により、乾燥機17及び焼却炉2
に負圧が供給され、排気ガスが吸引される。なお、この
ステップ102の処理の中には、脱臭炉38の脱臭バー
ナ39の着火、及び焼却炉2の焼却バーナ3A〜3Cの
着火は含まれていない。
【0061】次に、ステップ103で脱臭炉38の脱臭
バーナ39に着火するための信号を出力する。この信号
に応じて脱臭バーナ39が着火し、その火炎によって脱
臭炉38内の脱臭温度T3が時間とともに徐々に上昇す
る。
【0062】ステップ104において、脱臭温度T3が
予め設定した値(例えば700℃)以上であるか否かを
判定する。この判定条件が成立していない(T3<70
0℃)と、排気ガスが脱臭炉38に送られてきても十分
に脱臭することができないと判断し、ステップ104の
処理を繰り返す。脱臭バーナ39の火炎によって脱臭炉
38内が加熱されて脱臭温度T3が上昇し、ステップ1
04の判定条件が成立する(T3≧700℃)と、脱臭
炉38が脱臭機能を十分に発揮できる状態になったと判
断し、ステップ105へ移行する。
【0063】ステップ105において、焼却炉2の焼却
バーナ3A,3B,3Cに着火するための信号を出力す
る。この信号に応じて三台の焼却バーナ3A〜3Cが着
火し、それらの火炎によって焼却炉2内が加熱される。
この加熱によって焼却炉2の燃焼温度T1及び乾燥機1
7の乾燥温度T2が徐々に上昇する。このときには、し
渣ホッパ6、脱水汚泥ホッパ12、中間ホッパ23及び
灰冷却コンベヤ41はいずれも停止したままである。
【0064】本実施例では、前記ステップ101,10
2,105の処理によって第1の制御手段が構成されて
いる。ステップ106において、燃焼温度T1が予め設
定した第1の判定値t1(例えば500℃)以上である
か否かを判定する。この判定条件が成立していない(T
1<500℃)と、し渣や乾燥汚泥が焼却炉2に送られ
てきても十分に焼却することができないと判断し、ステ
ップ106の処理を繰り返す。焼却バーナ3A〜3Cの
火炎によって焼却炉2内が加熱されて燃焼温度T1が次
第に上昇し、ステップ106の判定条件が成立する(T
1≧500℃)と、焼却炉2が焼却機能を十分に発揮で
きる状態になったと判断し、ステップ107へ移行す
る。
【0065】ステップ107において、し渣ホッパ6か
らのし渣の排出量が、同し渣ホッパ6の最大能力発揮時
(電動モータ10の駆動軸が最も高速で回転したとき)
の50%となるように、電動モータ10に駆動信号を出
力する。すなわち、最大能力発揮時の半分の周波数を有
する電圧を電動モータ10に供給する。また、中間ホッ
パ23からの乾燥汚泥の排出量が、同中間ホッパ23の
最大能力発揮時(電動モータ27の駆動軸が最も高速で
回転したとき)の50%となるように、電動モータ27
に駆動信号を出力する。すなわち、最大能力発揮時の半
分の周波数を有する電圧を電動モータ27に供給する。
【0066】このステップ107の処理により、し渣ホ
ッパ6のスクリュー9及び中間ホッパ23のスクリュー
26がともに比較的低速で回転し始め、低速でし渣及び
乾燥汚泥が搬送される。そして、少量のし渣及び乾燥汚
泥が焼却炉2に供給されて燃焼される。燃焼により生じ
た排気ガスは、脱水汚泥の乾燥のための熱源として連結
管30を通って乾燥機17に導かれる。燃焼により生じ
た焼却灰は、焼却炉2の底部に堆積する。この際、前記
のように焼却炉2へ供給される乾燥汚泥及びし渣の各供
給量はわずかなので、焼却灰の堆積量も少ない。
【0067】続いて、ステップ108において、灰冷却
コンベヤ41の電動モータ44が、運転時間5秒、停止
時間30分からなるサイクルを繰り返すように、電動モ
ータ44に駆動信号を出力する。その結果、灰冷却コン
ベヤ41により焼却灰が一定時間(5秒)搬送された
後、その焼却灰の搬送が所定時間(30分)停止され
る。高温の焼却灰が灰冷却コンベヤ41のスクリュー4
3によって外筒42内をゆっくり搬送され、十分冷却さ
れる。
【0068】このときには、前記のように焼却炉2内の
焼却灰の量が少ないものの、灰冷却コンベヤ41による
焼却灰の搬送量が少ないので、焼却炉2の排出口2aが
焼却灰によって閉塞される。このため、誘引ファン36
の作用により焼却炉2内が確実に負圧となり、同焼却炉
2で発生した排気ガスが確実に乾燥機17へ導かれる。
【0069】ステップ109において、燃焼温度T1
が、前記第1の判定値t1よりも高く設定された第2の
判定値t2(例えば650℃)以上であるか否かを判定
する。この判定条件が成立していない(T1<650
℃)と、ステップ109の処理を繰り返す。焼却バーナ
3A〜3Cの火炎によって燃焼温度T1が次第に上昇
し、ステップ109の判定条件が成立する(T1≧65
0℃)とステップ110へ移行する。
【0070】ステップ110において、し渣ホッパ6か
らのし渣の排出量が、同し渣ホッパ6の最大能力発揮時
の75%となるように、電動モータ10に駆動信号を出
力する。また、中間ホッパ23からの乾燥汚泥の排出量
が、同中間ホッパ23の最大能力発揮時の75%となる
ように、電動モータ27に駆動信号を出力する。すなわ
ち、最大能力発揮時の75%の周波数を有する電圧を電
動モータ10,27に供給する。
【0071】このステップ110の処理により、し渣ホ
ッパ6及び中間ホッパ23の各スクリュー9,26の回
転速度がともに上昇し、し渣及び乾燥汚泥の搬送速度が
上昇する。そして、焼却炉2へのし渣及び乾燥汚泥の各
供給量が増加する。
【0072】続いて、ステップ111において、灰冷却
コンベヤ41の電動モータ44が、運転時間5秒、停止
時間20分からなるサイクルを繰り返すように、電動モ
ータ44に駆動信号を出力する。その結果、スクリュー
43による焼却灰の搬送量が増加する。
【0073】ステップ112において、燃焼温度T1
が、前記第2の判定値t2よりも高く設定された第3の
判定値t3(例えば800℃)以上であるか否かを判定
する。この判定条件が成立していない(T1<800
℃)と、ステップ112の処理を繰り返す。焼却バーナ
3A〜3Cの火炎によって燃焼温度T1が上昇し、ステ
ップ112の判定条件が成立する(T1≧800℃)と
ステップ113へ移行する。
【0074】ステップ113において、し渣ホッパ6か
らのし渣の排出量が、同し渣ホッパ6の最大能力発揮時
と同じ(100%)となるように、電動モータ10に駆
動信号を出力する。また、中間ホッパ23からの乾燥汚
泥の排出量が、同中間ホッパ23の最大能力発揮時と同
じ(100%)となるように、電動モータ27に駆動信
号を出力する。すなわち、最大能力発揮時の周波数を有
する電圧を電動モータ10,27に供給する。
【0075】このステップ113の処理により、し渣ホ
ッパ6及び中間ホッパ23の各スクリュー9,26の回
転速度がさらに上昇し、し渣及び乾燥汚泥の搬送速度が
上昇する。そして、焼却炉2へのし渣及び乾燥汚泥の各
供給量が増加する。
【0076】続いて、ステップ114において、灰冷却
コンベヤ41の電動モータ44が、運転時間5秒、停止
時間10分からなるサイクルを繰り返すように、電動モ
ータ44に駆動信号を出力する。その結果、スクリュー
43による焼却灰の搬送量がさらに増加する。このよう
に燃焼温度T1の上昇に従って、ホッパ6,23による
焼却炉2へのし渣及び乾燥汚泥の各搬送量が増量され
る。また、燃焼温度T1の上昇に従って、灰冷却コンベ
ヤ41による焼却灰の搬送量が増量される。本実施例で
は前記ステップ106,107,109,110,11
2,113の処理によって第2の制御手段が構成されて
いる。また、ステップ106,108,109,11
1,112,114の処理によって第4の制御手段が構
成されている。
【0077】ステップ115において定常運転のための
処理を実行する。この処理では、脱水汚泥が、常にほぼ
一定の水分含有率を有する乾燥汚泥となるように、燃焼
温度T1をほぼ一定の値(例えば800℃)に維持する
とともに、乾燥温度T2をほぼ一定の値(例えば230
℃)に維持するようにしている。
【0078】より具体的には、燃焼温度T1が800℃
よりも高くなる場合には、その温度上昇に従い、電動モ
ータ10の回転速度を低下させるための信号を出力し
(電動モータ10に供給される交流電圧の周波数を減少
させ)、単位時間当たりにし渣ホッパ6から排出される
し渣の量を減少させる。また、燃焼温度T1の上昇に従
い、電動モータ27の回転速度を低下させるための信号
を出力し(電動モータ27に供給される交流電圧の周波
数を減少させ)、単位時間当たりに中間ホッパ23から
排出される乾燥汚泥の量を減少させる。さらに、燃焼温
度T1の上昇に従い、焼却バーナ3A〜3Cの運転台数
を減少させてゆく。すなわち、燃焼温度T1が予め設定
した値だけ上昇する毎に、運転している焼却バーナ3A
〜3Cに対し、その運転を停止させるための信号を出力
する。
【0079】前記とは逆に、燃焼温度T1が800℃よ
りも低くなる場合には、その温度降下に従い、電動モー
タ10の回転速度を上昇させるための信号を出力し、し
渣ホッパ6からのし渣の排出量を増加させる。また、燃
焼温度T1の降下に従い、電動モータ27の回転速度を
上昇させるための信号を出力し、中間ホッパ23からの
乾燥汚泥の排出量を増加させる。さらに、燃焼温度T1
の上昇に従い、焼却バーナ3A〜3Cの運転台数を増加
させてゆく。すなわち、燃焼温度T1が予め設定した値
だけ降下する毎に、停止している焼却バーナ3A〜3C
に対し、運転を開始させるための信号を出力する。この
ようにして、燃焼温度T1がほぼ一定に保たれる。
【0080】一方、乾燥温度T2が230℃よりも高く
なる場合には、その温度上昇に従い、電動モータ16の
回転速度を上昇させるための信号を出力し(電動モータ
16に供給される交流電圧の周波数を増加させ)、単位
時間当たりに脱水汚泥ホッパ12から排出される脱水汚
泥の量を増加させる。また、乾燥温度T2の上昇に従
い、焼却バーナ3A〜3Cの運転台数を減少させてゆ
く。
【0081】前記とは逆に、乾燥温度T2が230℃よ
りも低くなる場合には、その温度降下に従い、電動モー
タ16の回転速度を低下させるための信号を出力し、脱
水汚泥ホッパ12からのし渣の排出量を減少させる。ま
た、乾燥温度T2の降下に従い、焼却バーナ3A〜3C
の運転台数を増加させてゆく。このようにして、乾燥温
度T2がほぼ一定に保たれる。
【0082】続いて、ステップ116において下部レベ
ルセンサ66がオフされているか否かを判定する。この
判定条件が成立していない(オンである)と、脱水汚泥
ホッパ12のホッパ本体13に未だ十分な量の脱水汚泥
が貯溜されていると判断し、ステップ115の定常運転
処理を繰り返す。ステップ116の判定条件が成立する
(オフになる)と、ホッパ本体13内の脱水汚泥がほと
んど排出されて、その脱水汚泥の上面が下限位置に達し
たと判断し、ステップ117において汚泥乾燥焼却装置
1の運転を停止させるための各種信号を出力して、この
メインルーチンを終了する。
【0083】次に、図6のサブルーチンについて説明す
る。コントローラ74はまずステップ201において、
乾燥機17の乾燥温度T2が予め設定した第4の判定値
t4(例えば180℃)以上であるか否かを判定する。
この判定条件が成立していない(T2<180℃)と、
脱水汚泥が焼却炉2に送られてきても十分に乾燥するこ
とができないと判断し、ステップ201の処理を繰り返
す。より詳しくは、脱水汚泥ホッパ12の電動モータ1
6の回転速度を零に維持し、脱水汚泥ホッパ12による
脱水汚泥の搬送を停止させる。
【0084】焼却バーナ3A〜3Cの火炎によって焼却
炉2内が加熱されて燃焼温度T1が次第に上昇し、それ
にともなって乾燥温度T2が上昇し、ステップ201の
判定条件が成立する(T2≧180℃)と、乾燥機17
が乾燥機能を十分に発揮できる状態になったと判断し、
ステップ202へ移行する。
【0085】ステップ202において、脱水汚泥ホッパ
12からの脱水汚泥の排出量が、同脱水汚泥ホッパ12
の最大能力発揮時(電動モータ16の駆動軸が最も高速
で回転したとき)の50%となるように、電動モータ1
6に駆動信号を出力する。すなわち、最大能力発揮時の
半分の周波数を有する電圧を電動モータ16に供給す
る。
【0086】このステップ202の処理により、脱水汚
泥ホッパ12のスクリュー15が比較的低速で回転し始
め、少量の脱水汚泥が搬送され始める。この脱水汚泥は
乾燥機17に供給されて乾燥される。乾燥機17での脱
水汚泥の乾燥により残った乾燥汚泥は、排出コンベヤ1
9、乾燥汚泥コンベヤ20及び中間ホッパ23によって
焼却炉2に搬送される。
【0087】ステップ203において、乾燥温度T2
が、前記第4の判定値t4よりも高く設定された第5の
判定値t5(例えば200℃)以上であるか否かを判定
する。この判定条件が成立していない(T2<200
℃)と、ステップ203の処理を繰り返す。焼却バーナ
3A〜3Cの火炎によって乾燥温度T2が次第に上昇
し、ステップ203の判定条件が成立する(T2≧20
0℃)とステップ204へ移行する。
【0088】ステップ204において、脱水汚泥ホッパ
12からの脱水汚泥の排出量が、同脱水汚泥ホッパ12
の最大能力発揮時の75%となるように、電動モータ1
6に駆動信号を出力する。すなわち、最大能力発揮時の
75%の周波数を有する電圧を電動モータ16に供給す
る。このステップ204の処理により、脱水汚泥ホッパ
12のスクリュー15の回転速度が上昇し、脱水汚泥の
搬送速度が上昇する。そして、乾燥機17への脱水汚泥
の供給量が増加する。
【0089】ステップ205において、乾燥温度T2
が、前記第5の判定値t5よりも高く設定された第6の
判定値t6(例えば230℃)以上であるか否かを判定
する。この判定条件が成立していない(T2<230
℃)と、ステップ205の処理を繰り返す。燃焼温度T
1の上昇にともない乾燥温度T2が上昇し、ステップ2
05の判定条件が成立する(T2≧230℃)とステッ
プ206へ移行する。
【0090】ステップ206において、脱水汚泥ホッパ
12からの脱水汚泥の排出量が、同脱水汚泥ホッパ12
の最大能力発揮時と同じ(100%)となるように、電
動モータ16に駆動信号を出力する。すなわち、最大能
力発揮時の周波数を有する電圧を電動モータ16に供給
する。このステップ206の処理により、脱水汚泥ホッ
パ12のスクリュー15の回転速度がさらに上昇し、脱
水汚泥の搬送速度が上昇する。そして、乾燥機17への
脱水汚泥の供給量が増加する。ステップ206の処理を
実行した後、このサブルーチンを一旦終了する。
【0091】このようにサブルーチンでは乾燥温度T2
の上昇に従って、脱水汚泥ホッパ12による乾燥機17
への脱水汚泥の搬送量が増量される。本実施例では前記
ステップ201〜206の処理によって第3の制御手段
が構成されている。
【0092】以上説明したように、脱水汚泥ホッパ12
の脱水汚泥の貯溜量が設定値になる(脱水汚泥の上面が
上限位置に達する)までは、焼却炉2、乾燥機17、し
渣ホッパ6、脱水汚泥ホッパ12、中間ホッパ23等が
それぞれ停止されている。脱水汚泥の量が前記設定値に
なると焼却炉2及び乾燥機17がそれぞれ起動される。
焼却炉2の起動にともなう燃焼温度T1の上昇途中で、
し渣ホッパ6及び中間ホッパ23が起動され、乾燥機1
7の起動にともなう乾燥温度T2の上昇途中で脱水汚泥
ホッパ12が起動される。その後は、燃焼温度T1の変
化にともないし渣ホッパ6及び中間ホッパ23がそれぞ
れ駆動制御され、乾燥温度T2の変化にともない脱水汚
泥ホッパ12が駆動制御される。従って、焼却炉2、乾
燥機17、し渣ホッパ6、脱水汚泥ホッパ12及び中間
ホッパ23が人手によらず自動的に起動され、しかも起
動後にもホッパ6,12,23の作動が自動的に調整さ
れる。
【0093】また、焼却炉2の起動後の燃焼温度T1が
低いときには少量のし渣及び乾燥汚泥が焼却炉2へ搬送
され、その燃焼温度T1の上昇に従ってし渣及び乾燥汚
泥の搬送量が増量される。すなわち、焼却炉2のそのと
きの燃焼温度T1に見合った量のし渣及び乾燥汚泥が焼
却炉2に供給される。従って、ホッパ6,23によって
搬送されたし渣及び乾燥汚泥が焼却炉2によって完全燃
焼され、その焼却炉2内にし渣や乾燥汚泥が燃え残るこ
とがない。し渣及び乾燥汚泥の燃え残りが堆積して一気
に燃焼し、燃焼温度T1が急激に上昇して高温になるこ
とがない。
【0094】さらに、燃焼温度T1の急激な上昇がない
ことから、し渣及び乾燥汚泥の燃焼によって生じた焼却
灰が溶融することがない。従って、溶融した焼却灰が焼
却炉2の運転停止にともなう温度低下により固化するこ
ともない。
【0095】乾燥機17の起動後の乾燥温度T2が低い
ときには少量の脱水汚泥が乾燥機17へ搬送され、その
乾燥温度T2の上昇に従って脱水汚泥の搬送量が増量さ
れる。すなわち、乾燥機17のそのときの乾燥温度T2
に見合った量の脱水汚泥が乾燥機17に供給される。従
って、脱水汚泥ホッパ12によって搬送された脱水汚泥
が、所望の水分含有率を有する汚泥となるまで乾燥され
る。
【0096】このように本実施例では、人手によらず、
燃焼温度T1の急上昇に起因する焼却炉2の破損及び焼
却灰の溶融を防止し、脱水汚泥を所望の水分含有率を有
する乾燥汚泥にすることができる。そして、焼却炉2及
び乾燥機17の起動以降の燃焼温度T1及び乾燥温度T
2の低い期間における作業者の負担を軽減することがで
きる。
【0097】また、本実施例では、焼却炉2の起動時に
は灰冷却コンベヤ41が停止されている。焼却炉2の燃
焼温度T1の上昇途中で灰冷却コンベヤ41が起動され
る。その後は燃焼温度T1の変化にともない灰冷却コン
ベヤ41が駆動制御される。従って、灰冷却コンベヤ4
1が人手によらず自動的に起動され、しかも起動後にも
その灰冷却コンベヤ41の作動が自動的に調整される。
【0098】ここで、焼却炉2の起動後の燃焼温度T1
が低いときには、前述したように焼却炉2へのし渣及び
乾燥汚泥の搬送量が少ないので、焼却炉2で生ずる焼却
灰も少ない。この際、仮に灰冷却コンベヤ41によって
多量の焼却灰が搬送されると、その焼却灰によって閉塞
されていた排出口2aが開放されてしまい、焼却炉2内
が正圧になるおそれがある。
【0099】これに対し、本実施例では焼却炉2の起動
後の燃焼温度T1が低く、焼却炉2へのし渣及び乾燥汚
泥の各搬送量が少ないとき(焼却炉2内の焼却灰の堆積
量が少ないとき)には、少量の焼却灰が灰冷却コンベヤ
41によって排出される。そして、燃焼温度T1の上昇
にともない焼却炉2へのし渣及び乾燥汚泥の各搬送量が
増量される(焼却炉2内の焼却灰の堆積量が増量され
る)と、その燃焼温度T1の上昇に従って焼却灰の排出
量が増量される。すなわち、焼却炉2へのそのときのし
渣及び乾燥汚泥の供給量に見合った量の焼却灰が焼却炉
2から排出される。
【0100】従って、焼却炉2内の焼却灰が必要以上に
排出されて、排出口2aが開放されることがない。焼却
炉2内が所望の負圧になって排気ガスが乾燥機17に導
かれる。排気ガスが焼却炉2内に滞留して燃焼温度T1
が異常に高くなるのを防止できる。
【0101】このため、本実施例では人手によらず、焼
却炉2の排出口2aが開放されないように焼却灰を排出
させることができ、さらに作業者の負担を軽減すること
ができる。
【0102】さらに、本実施例によれば、焼却炉2の排
出口2aから排出される焼却灰は灰冷却コンベヤ41に
よる搬送途中で冷却される。この際、灰冷却コンベヤ4
1が常時運転されていて、焼却灰が常に搬送されている
とすると、焼却灰が十分に冷却されないおそれがある。
これに対し、本実施例では、灰冷却コンベヤ41により
焼却灰が一定時間(5秒)搬送された後、その灰冷却コ
ンベヤ41による焼却灰の搬送が所定時間(10分〜3
0分)停止される。そして、焼却炉2の燃焼温度T1の
上昇に従って、灰冷却コンベヤ41の停止時間が短くさ
れる。従って、焼却灰が常に搬送されている場合に比
べ、焼却灰の灰冷却コンベヤ41での滞留時間(冷却時
間)を長くし、その焼却灰を効率良く十分に冷却するこ
とができる。
【0103】このように本実施例によると、焼却炉2か
ら排出された焼却灰を効率良く冷却することができる。
なお、本発明は次のような別の実施例に具体化すること
ができる。
【0104】(1)本発明は、し渣を焼却しないタイプ
の汚泥乾燥焼却装置にも適用できる。この場合にはし渣
コンベヤ5、し渣ホッパ6、及びコントローラ74によ
る電動モータ10の駆動制御を省略する。
【0105】また、乾燥汚泥に加えて、し渣以外の種々
の可燃物を焼却炉2で燃焼するようにした汚泥乾燥焼却
装置にも適用できる。このように本発明の汚泥乾燥焼却
装置は、脱水汚泥を含む可燃物であれば処理可能であ
り、汎用性に富むものである。
【0106】(2)本発明は、灰冷却コンベヤ41の電
動モータ44をコントローラ74によって駆動制御しな
いタイプの汚泥乾燥焼却装置にも適用できる。 (3)前記実施例では、焼却灰の搬送及び冷却を単一の
機構(灰冷却コンベヤ41)によって行うようにした
が、二つの機構で搬送及び冷却を別々に行うようにして
もよい。
【0107】(4)前記実施例におけるし渣ホッパ6、
脱水汚泥ホッパ12及び中間ホッパ23を、灰冷却コン
ベヤ41と同様にして間欠運転するようにしてもよい。
この場合にも前記実施例と同様の作用及び効果を奏す
る。
【0108】(5)前記実施例では、焼却炉2から排出
される排気ガスの温度を測定することによって間接的に
燃焼温度T1を検出し、乾燥機17から排出される排気
ガスの温度を測定することによって間接的に乾燥温度T
2を検出するようにした。これにかえ、焼却炉2の温度
や乾燥機17の温度を直接検出して、それらの値を燃焼
温度T1及び乾燥温度T2としてもよい。
【0109】(6)前記実施例では三つの判定値t1,
t2,t3(又はt4,t5,t6)を設定し、燃焼温
度T1(又は乾燥温度T2)がそれらの判定値t1〜t
3(又はt4〜t6)に達すると、電動モータ10,2
7,44(又は16)の回転速度を変化させるようにし
た。これらの判定値の数を4つ以上に設定して、電動モ
ータ10,27,44(又は16)の回転速度をきめ細
かく変化させてもよい。
【0110】また、燃焼温度T1(又は乾燥温度T2)
と電動モータ10,27,44(又は16)の回転速度
との関係を規定した制御マップを予め作成しておき、こ
の制御マップに従って電動モータ10,27,44(又
は16)を駆動制御してもよい。
【0111】このようにすれば、燃焼温度T1に対応し
た最適な量の乾燥汚泥を中間ホッパ23によって搬送
し、乾燥温度T2に対応した最適な量の脱水汚泥を脱水
汚泥ホッパ12によって搬送することができる。
【0112】
【発明の効果】以上詳述したように、第1の発明では、
人手によらず、燃焼温度の急上昇に起因する焼却炉の破
損及び焼却灰の溶融を防止し、脱水汚泥を所望の水分含
有率を有する乾燥汚泥にすることが可能となり、焼却炉
及び乾燥機の起動以降の燃焼温度及び乾燥温度の低い期
間における作業者の負担を軽減することができる。
【0113】第2の発明では、前記第1の発明の効果に
加え、人手によらず、焼却炉の排出口が開放されないよ
うに焼却灰を排出させることができ、さらに作業者の負
担を軽減することができる。また、焼却炉内を常に負圧
にできるので、その焼却炉が異常な高温となるのを防止
するとともに、排気ガスを乾燥機へ確実に導くことがで
きる。
【0114】第3の発明によれば、前記第2の発明の効
果に加え、焼却炉から排出された焼却灰を効率良く冷却
しながら搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1〜第3の発明を具体化した一実施例の汚泥
乾燥焼却装置の概略構成図である。
【図2】上部レベルセンサの正面図である。
【図3】別のタイプの上部レベルセンサの正面図であ
る。
【図4】下部レベルセンサの正面図である。
【図5】コントローラによって実行されるメインルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図6】コントローラによって実行されるサブルーチン
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…汚泥乾燥焼却装置、2…焼却炉、2a…排出口、1
2…貯溜手段及び脱水汚泥搬送手段を構成する脱水汚泥
ホッパ、17…乾燥機、23…乾燥汚泥搬送手段として
の中間ホッパ、36…負圧供給手段としての誘引ファ
ン、41…焼却灰搬送手段としての灰冷却コンベヤ、5
1…燃焼温度検出手段としての燃焼温度センサ、52…
乾燥温度検出手段としての乾燥温度センサ、74…第1
の制御手段、第2の制御手段、第3の制御手段及び第4
の制御手段としてのコントローラ、T1…燃焼温度、T
2…乾燥温度。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉と、 乾燥機と、 所定量の水分を有する脱水汚泥を貯溜するための貯溜手
    段と、 前記貯溜手段に貯溜された脱水汚泥を乾燥機に搬送する
    脱水汚泥搬送手段と、 前記乾燥機での脱水汚泥の乾燥により残った乾燥汚泥を
    前記焼却炉に搬送する乾燥汚泥搬送手段とを備え、前記
    焼却炉での乾燥汚泥の燃焼により発生する排気ガスを、
    前記脱水汚泥の乾燥のための熱源として前記乾燥機に導
    くようにした汚泥乾燥焼却装置において、 前記焼却炉の燃焼温度を検出する燃焼温度検出手段と、 前記乾燥機の乾燥温度を検出する乾燥温度検出手段と、 前記貯溜手段に貯溜される脱水汚泥の量を検知し、その
    量が予め定めた設定値になるまでは、焼却炉、乾燥機、
    脱水汚泥搬送手段及び乾燥汚泥搬送手段をそれぞれ停止
    させ、脱水汚泥の量が前記設定値になると前記焼却炉及
    び乾燥機をそれぞれ起動させる第1の制御手段と、 前記焼却炉の起動にともなう燃焼温度検出手段による燃
    焼温度の上昇に従って、乾燥汚泥搬送手段による焼却炉
    への乾燥汚泥の搬送量を増量させる第2の制御手段と、 前記乾燥機の起動にともなう乾燥温度検出手段による乾
    燥温度の上昇に従って、脱水汚泥搬送手段による乾燥機
    への脱水汚泥の搬送量を増量させる第3の制御手段とを
    設けた汚泥乾燥焼却装置。
  2. 【請求項2】 前記乾燥機を介して焼却炉内に負圧を供
    給し、その焼却炉で発生する排気ガスを乾燥機へ導くた
    めの負圧供給手段と、 前記焼却炉の底部に開口され、その焼却炉内での乾燥汚
    泥の燃焼により生じた焼却灰により開放及び閉塞される
    排出口と、 前記排出口から焼却炉の外部へ排出された焼却灰を搬送
    する焼却灰搬送手段と、 前記焼却炉の起動時には前記焼却灰搬送手段を停止さ
    せ、焼却炉の起動にともなう燃焼温度検出手段による燃
    焼温度の上昇に従って、焼却灰搬送手段による焼却灰の
    搬送量を増量させる第4の制御手段とを設けた請求項1
    に記載の汚泥乾燥焼却装置。
  3. 【請求項3】 前記焼却灰搬送手段は焼却灰を冷却する
    機能を有し、前記第4の制御手段は、焼却灰搬送手段に
    より焼却灰を一定時間搬送させた後、その焼却灰搬送手
    段による焼却灰の搬送を所定時間停止させ、かつ、前記
    燃焼温度検出手段による燃焼温度の上昇に従って、焼却
    灰搬送手段の停止時間を短くするものである請求項2に
    記載の汚泥乾燥焼却装置。
JP8346794A 1994-04-21 1994-04-21 汚泥乾燥焼却装置 Pending JPH07293845A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116066839A (zh) * 2021-11-03 2023-05-05 上海环信环境工程有限公司 污泥干化焚烧方法

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