JPH07294000A - 純水加熱装置 - Google Patents
純水加熱装置Info
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- JPH07294000A JPH07294000A JP11051994A JP11051994A JPH07294000A JP H07294000 A JPH07294000 A JP H07294000A JP 11051994 A JP11051994 A JP 11051994A JP 11051994 A JP11051994 A JP 11051994A JP H07294000 A JPH07294000 A JP H07294000A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体製造において洗浄に使用する純水を加
熱する装置として、破壊されやすい石英ガラスを用いる
ことなく、安全性、信頼性の高い装置を提供する。 【構成】 加熱用容器の一端側に純水流入口を、他端側
に温純水流出口を形成し、かつ加熱用容器内に、ヒータ
を伝熱体で被覆してなる加熱部材を設け、その加熱部材
における純水と接する部分を、ステンレス鋼を基材とし
かつ表面に安定な不働態皮膜を形成した構成とした。ま
た加熱用容器の純水と接する部分もステンレス鋼表面に
不働態皮膜を形成した構成とする。あるいは、前記加熱
部材における純水と接する部分を、金属材料を基材とし
その表面にPEEK樹脂を被覆した構成とする。
熱する装置として、破壊されやすい石英ガラスを用いる
ことなく、安全性、信頼性の高い装置を提供する。 【構成】 加熱用容器の一端側に純水流入口を、他端側
に温純水流出口を形成し、かつ加熱用容器内に、ヒータ
を伝熱体で被覆してなる加熱部材を設け、その加熱部材
における純水と接する部分を、ステンレス鋼を基材とし
かつ表面に安定な不働態皮膜を形成した構成とした。ま
た加熱用容器の純水と接する部分もステンレス鋼表面に
不働態皮膜を形成した構成とする。あるいは、前記加熱
部材における純水と接する部分を、金属材料を基材とし
その表面にPEEK樹脂を被覆した構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、純水を所定の温度に
加熱するための装置に関し、特に半導体製造工程におい
てシリコンウエハ等の洗浄のために用いる温純水を得る
ための純水加熱装置に関するものである。
加熱するための装置に関し、特に半導体製造工程におい
てシリコンウエハ等の洗浄のために用いる温純水を得る
ための純水加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように半導体製造工程においては
汚染が大敵であり、そのため半導体製造における種々の
段階でシリコンウエハの表面等を洗浄する工程が実施さ
れている。半導体製造における洗浄工程では、洗浄の目
的によっては純水のみを用いて洗浄することもあるが、
通常は有機物汚染やパーティクル汚染、重金属汚染など
の除去あるいは自然酸化膜の除去などを目的として、硫
酸と過酸化水素水との混液、アンモニア水と過酸化水素
水との混液、塩酸と過酸化水素水との混液、あるいは希
フッ酸水溶液などの洗浄薬液を用いて洗浄した後、これ
らの洗浄薬液を洗い流すために純水で洗浄することが多
い。このような洗浄薬液を用いた洗浄工程においては、
純水洗浄が不充分であれば、洗浄薬液に由来する硫酸基
や硝酸基などがシリコンウエハの表面等に残り、半導体
製品における不良発生の原因となってしまうから、純水
洗浄による洗浄薬液の除去は完全になされなければなら
ない。
汚染が大敵であり、そのため半導体製造における種々の
段階でシリコンウエハの表面等を洗浄する工程が実施さ
れている。半導体製造における洗浄工程では、洗浄の目
的によっては純水のみを用いて洗浄することもあるが、
通常は有機物汚染やパーティクル汚染、重金属汚染など
の除去あるいは自然酸化膜の除去などを目的として、硫
酸と過酸化水素水との混液、アンモニア水と過酸化水素
水との混液、塩酸と過酸化水素水との混液、あるいは希
フッ酸水溶液などの洗浄薬液を用いて洗浄した後、これ
らの洗浄薬液を洗い流すために純水で洗浄することが多
い。このような洗浄薬液を用いた洗浄工程においては、
純水洗浄が不充分であれば、洗浄薬液に由来する硫酸基
や硝酸基などがシリコンウエハの表面等に残り、半導体
製品における不良発生の原因となってしまうから、純水
洗浄による洗浄薬液の除去は完全になされなければなら
ない。
【0003】ところで水は全ての物質をたとえわずかと
いえども溶解させる能力を有しており、前述のような純
水洗浄もこのような水の溶解能力を利用している。水の
溶解能力は一般に水の温度が高くなるほど大きくなり、
そこで半導体製造における洗浄工程でも温純水を用いる
のが一般的である。その場合、純水を加熱して温純水を
得るための装置、すなわち純水加熱装置を半導体製造ラ
インに設置しておく必要がある。
いえども溶解させる能力を有しており、前述のような純
水洗浄もこのような水の溶解能力を利用している。水の
溶解能力は一般に水の温度が高くなるほど大きくなり、
そこで半導体製造における洗浄工程でも温純水を用いる
のが一般的である。その場合、純水を加熱して温純水を
得るための装置、すなわち純水加熱装置を半導体製造ラ
インに設置しておく必要がある。
【0004】半導体製造ラインで用いられる純水加熱装
置は、一般に電気ヒータを用いて純水を加熱するのが通
常である。このような純水加熱装置においては、前述の
ように純水、特に高温の純水が全ての物質に対して溶解
能力を有していることから、その溶解能力によって純水
製造装置の構成材料が純水に溶解されてしまい、その純
水加熱装置を経て供給される温純水が逆に汚染源となっ
てしまうおれがある。したがって純水加熱装置の構成材
料としては、温純水に対し難溶性であることが重要であ
り、またこのほか、ヒータによって加熱するところから
耐熱性を有することも必要である。
置は、一般に電気ヒータを用いて純水を加熱するのが通
常である。このような純水加熱装置においては、前述の
ように純水、特に高温の純水が全ての物質に対して溶解
能力を有していることから、その溶解能力によって純水
製造装置の構成材料が純水に溶解されてしまい、その純
水加熱装置を経て供給される温純水が逆に汚染源となっ
てしまうおれがある。したがって純水加熱装置の構成材
料としては、温純水に対し難溶性であることが重要であ
り、またこのほか、ヒータによって加熱するところから
耐熱性を有することも必要である。
【0005】従来の純水加熱装置においては、純水と接
する部分、特にヒータを含む加熱部材の構成材料として
金属材料を用いた場合、その金属材料が重金属汚染源と
なるおそれがあることから、金属材料を使用することは
回避しており、一般には加熱部材における純水と接する
側の部分に石英ガラスを使用するのが通常であった。
する部分、特にヒータを含む加熱部材の構成材料として
金属材料を用いた場合、その金属材料が重金属汚染源と
なるおそれがあることから、金属材料を使用することは
回避しており、一般には加熱部材における純水と接する
側の部分に石英ガラスを使用するのが通常であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように従来の半
導体製造ラインの純水加熱装置においては、加熱部材に
石英ガラスを用いるのが通常であったが、石英ガラスは
一般の金属材料等と比較して強度、特に靭性が低いた
め、圧力変動や機械的衝撃、熱勾配、熱衝撃、熱歪等に
よって破壊しやすい欠点がある。このように石英ガラス
からなる加熱部材の破壊が生じれば、高温の純水が飛散
して周辺の配管部品や電気部品に多大な被害を与えるだ
けではなく、近辺の作業者にも危険をもたらし、さらに
は製造工程中の製品に対しても悪影響を与えるなど、深
刻な事態を招くおそれがある。そこで従来の純水加熱装
置においては、このような加熱部材の石英ガラスの破壊
に対する充分な対策を講じることが望まれているが、現
在までに充分な破壊防止技術は確立されておらず、また
その対策を講じるために大幅なコスト増大を招くという
新たな問題もあった。
導体製造ラインの純水加熱装置においては、加熱部材に
石英ガラスを用いるのが通常であったが、石英ガラスは
一般の金属材料等と比較して強度、特に靭性が低いた
め、圧力変動や機械的衝撃、熱勾配、熱衝撃、熱歪等に
よって破壊しやすい欠点がある。このように石英ガラス
からなる加熱部材の破壊が生じれば、高温の純水が飛散
して周辺の配管部品や電気部品に多大な被害を与えるだ
けではなく、近辺の作業者にも危険をもたらし、さらに
は製造工程中の製品に対しても悪影響を与えるなど、深
刻な事態を招くおそれがある。そこで従来の純水加熱装
置においては、このような加熱部材の石英ガラスの破壊
に対する充分な対策を講じることが望まれているが、現
在までに充分な破壊防止技術は確立されておらず、また
その対策を講じるために大幅なコスト増大を招くという
新たな問題もあった。
【0007】さらに、最近のシリコンウエハの大口径化
に伴なって洗浄用の温純水も大量に使用されるようにな
り、そのため純水加熱装置も大型化することが望まれて
いるが、石英ガラスを用いた加熱部材を大型化すれば、
加熱部材の耐圧性能が低下してしまうため、前述のよう
な破壊が一層生じやすくなってしまい、そのため大型化
に対応することができないという問題もある。そしてま
た、石英ガラスを用いた加熱部材を有する純水加熱装置
は、輸送時における石英ガラスの破壊を避けるため、石
英ガラスの部分のみを特別に梱包し、現地で組立てるな
どの輸送上の特別の配慮も必要となるなどの問題もあっ
た。
に伴なって洗浄用の温純水も大量に使用されるようにな
り、そのため純水加熱装置も大型化することが望まれて
いるが、石英ガラスを用いた加熱部材を大型化すれば、
加熱部材の耐圧性能が低下してしまうため、前述のよう
な破壊が一層生じやすくなってしまい、そのため大型化
に対応することができないという問題もある。そしてま
た、石英ガラスを用いた加熱部材を有する純水加熱装置
は、輸送時における石英ガラスの破壊を避けるため、石
英ガラスの部分のみを特別に梱包し、現地で組立てるな
どの輸送上の特別の配慮も必要となるなどの問題もあっ
た。
【0008】なお温純水配管については従来からPFK
やPEEKで代表される樹脂が用いられており、これら
の樹脂は汚染源とならないことが知られている。そこで
これらの樹脂からなるパイプを用いて、その外側から内
部の純水を加熱するようにした純水加熱装置も提案され
ている。しかしながらこれらの樹脂は石英ガラスと比較
して伝熱特性が劣るため、加熱効率が悪く、また耐熱性
も低いため加熱装置としての信頼性に欠け、さらには余
り高い温度で加熱することができないため、広い伝熱面
積が必要となり、そのため加熱部材に用いる樹脂パイプ
の長さを著しく長くせざるを得ないなどの問題があり、
したがって樹脂パイプを用いて実用的でかつ信頼性の高
い純水加熱装置を実現することは困難であった。
やPEEKで代表される樹脂が用いられており、これら
の樹脂は汚染源とならないことが知られている。そこで
これらの樹脂からなるパイプを用いて、その外側から内
部の純水を加熱するようにした純水加熱装置も提案され
ている。しかしながらこれらの樹脂は石英ガラスと比較
して伝熱特性が劣るため、加熱効率が悪く、また耐熱性
も低いため加熱装置としての信頼性に欠け、さらには余
り高い温度で加熱することができないため、広い伝熱面
積が必要となり、そのため加熱部材に用いる樹脂パイプ
の長さを著しく長くせざるを得ないなどの問題があり、
したがって樹脂パイプを用いて実用的でかつ信頼性の高
い純水加熱装置を実現することは困難であった。
【0009】この発明は以上の事情を背景としてなされ
たものであり、石英ガスラを全く使用せず、信頼性、安
全性が高く、かつ大型化が容易でしかも輸送、取扱いも
容易な純水加熱装置を提供することを目的とするもので
ある。
たものであり、石英ガスラを全く使用せず、信頼性、安
全性が高く、かつ大型化が容易でしかも輸送、取扱いも
容易な純水加熱装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】半導体製造においては、
重金属汚染はリーク電流増大等の原因となり、そのため
種々の汚染のうちでも特に避けなければならない汚染と
して重視されている。そして従来の半導体製造工程の配
管等としては、重金属汚染の発生を防止するため、金属
性材料を可及的に用いない方向で技術開発がなされてい
る。しかしながら一般に半導体製造における汚染は、そ
の汚染物質の濃度がある程度以下であれば汚染の悪影響
がほとんど生じなくなり、汚染として認める必要がなく
なる。重金属汚染の場合も汚染物質の濃度が単位面積当
り1010原子/cm2 以下であれば汚染の悪影響は実質
的に認められない。したがって金属であっても、温純水
に対する金属の溶出量をある程度以下に抑えることが可
能であれば、たとえ純水加熱装置の加熱部材にその金属
を用いても実質的に重金属汚染源とはならない。一方金
属材料は、石英ガラスと比較して格段に高強度、高靭性
を有しており、そのため金属材料を純水加熱装置の加熱
部に使用できれば、石英ガラスを用いた従来の装置と比
較して、格段に信頼性、安全性を高めることができ、か
つ取扱い性、輸送性を改善することができ、また大型化
も容易となる。
重金属汚染はリーク電流増大等の原因となり、そのため
種々の汚染のうちでも特に避けなければならない汚染と
して重視されている。そして従来の半導体製造工程の配
管等としては、重金属汚染の発生を防止するため、金属
性材料を可及的に用いない方向で技術開発がなされてい
る。しかしながら一般に半導体製造における汚染は、そ
の汚染物質の濃度がある程度以下であれば汚染の悪影響
がほとんど生じなくなり、汚染として認める必要がなく
なる。重金属汚染の場合も汚染物質の濃度が単位面積当
り1010原子/cm2 以下であれば汚染の悪影響は実質
的に認められない。したがって金属であっても、温純水
に対する金属の溶出量をある程度以下に抑えることが可
能であれば、たとえ純水加熱装置の加熱部材にその金属
を用いても実質的に重金属汚染源とはならない。一方金
属材料は、石英ガラスと比較して格段に高強度、高靭性
を有しており、そのため金属材料を純水加熱装置の加熱
部に使用できれば、石英ガラスを用いた従来の装置と比
較して、格段に信頼性、安全性を高めることができ、か
つ取扱い性、輸送性を改善することができ、また大型化
も容易となる。
【0011】そこで本発明者等が鋭意実験・検討を重ね
た結果、金属材料のうちでも特にステンレス鋼を基材と
し、その表面に不働態皮膜を形成した場合には、温純水
に対する金属の溶出量を極端に低く抑えることができ、
そのため純水加熱装置の加熱部材に使用できることを見
出した。また同時に、加熱部材としては金属を用いて
も、その表面にPEEK樹脂を被覆しておけば汚染を最
少限に抑えることができることを見出した。
た結果、金属材料のうちでも特にステンレス鋼を基材と
し、その表面に不働態皮膜を形成した場合には、温純水
に対する金属の溶出量を極端に低く抑えることができ、
そのため純水加熱装置の加熱部材に使用できることを見
出した。また同時に、加熱部材としては金属を用いて
も、その表面にPEEK樹脂を被覆しておけば汚染を最
少限に抑えることができることを見出した。
【0012】したがって本願の請求項1の発明の純水加
熱装置は、加熱用容器の一端側に純水流入口が形成され
るとともに他端側に温純水流出口が形成されており、か
つ前記加熱用容器内に、ヒータを伝熱体で被覆してなる
加熱部材が設けられており、前記加熱部材における容器
内の純水に接する部分が、ステンレス鋼を基材としかつ
その表面に不働態皮膜を形成した構成とされていること
を特徴とするものである。
熱装置は、加熱用容器の一端側に純水流入口が形成され
るとともに他端側に温純水流出口が形成されており、か
つ前記加熱用容器内に、ヒータを伝熱体で被覆してなる
加熱部材が設けられており、前記加熱部材における容器
内の純水に接する部分が、ステンレス鋼を基材としかつ
その表面に不働態皮膜を形成した構成とされていること
を特徴とするものである。
【0013】また請求項2の発明の純水加熱装置は、請
求項1に記載の純水加熱装置において、さらに前記加熱
用容器が、ステンレス鋼を基材としかつ少なくとも純水
に接する側の表面に不働態皮膜を形成した構成とされて
いるものである。
求項1に記載の純水加熱装置において、さらに前記加熱
用容器が、ステンレス鋼を基材としかつ少なくとも純水
に接する側の表面に不働態皮膜を形成した構成とされて
いるものである。
【0014】さらに請求項3の発明の純水加熱装置は、
請求項1に記載の純水加熱装置において、前記加熱容器
の上部に、ガス排出管に連通されるガス抜き口が形成さ
れており、このガス抜き口からガス排出管に至る流路に
疎水性フィルタが設けられているものである。
請求項1に記載の純水加熱装置において、前記加熱容器
の上部に、ガス排出管に連通されるガス抜き口が形成さ
れており、このガス抜き口からガス排出管に至る流路に
疎水性フィルタが設けられているものである。
【0015】さらに請求項4の発明の純水加熱装置は、
請求項2に記載の純水加熱装置において、前記加熱用容
器の純水流入口および/または温純水流出口に、流路配
管としての樹脂パイプを接続具を用いて接続するための
接続部構造として、前記純水流入口および/または温純
水流出口の部分において加熱用容器から管状部が一体に
突出されて、その管状部の外周面に雄ネジ部が形成され
るとともに、その雄ネジ部よりも先端側の部分は平滑な
外周面を有する被挿入管部とされ、一方前記樹脂パイプ
の先端部分は樹脂パイプ本体部分よりも拡径されて前記
管状部の被挿入管部に外挿されるフレア部とされ、さら
に前記接続具は、全体として中空筒状をなすように作ら
れており、かつその接続具の先端部内周面に前記雄ネジ
部に螺合する雌ネジ部が形成されるとともに、接続具の
基端には内側へ向って突出する内側環状突部が形成され
ており、かつその内側環状突部と雌ネジ部との間は、前
記樹脂パイプのフレア部を取囲む包囲部とされているこ
とを特徴とするものである。
請求項2に記載の純水加熱装置において、前記加熱用容
器の純水流入口および/または温純水流出口に、流路配
管としての樹脂パイプを接続具を用いて接続するための
接続部構造として、前記純水流入口および/または温純
水流出口の部分において加熱用容器から管状部が一体に
突出されて、その管状部の外周面に雄ネジ部が形成され
るとともに、その雄ネジ部よりも先端側の部分は平滑な
外周面を有する被挿入管部とされ、一方前記樹脂パイプ
の先端部分は樹脂パイプ本体部分よりも拡径されて前記
管状部の被挿入管部に外挿されるフレア部とされ、さら
に前記接続具は、全体として中空筒状をなすように作ら
れており、かつその接続具の先端部内周面に前記雄ネジ
部に螺合する雌ネジ部が形成されるとともに、接続具の
基端には内側へ向って突出する内側環状突部が形成され
ており、かつその内側環状突部と雌ネジ部との間は、前
記樹脂パイプのフレア部を取囲む包囲部とされているこ
とを特徴とするものである。
【0016】そしてまた請求項5の発明の純水加熱装置
は、加熱用容器の一端側に純水流入口が形成されるとと
もに他端側に温純水流出口が形成され、かつ前記加熱用
容器内に、ヒータを伝熱体で被覆してなる加熱部材が設
けられており、前記加熱部材における容器内の純水に接
する部分が、金属材料を基材としかつその表面をポリエ
ーテル・エーテル・ケトン樹脂で被覆した構成とされて
いることを特徴とするものである。
は、加熱用容器の一端側に純水流入口が形成されるとと
もに他端側に温純水流出口が形成され、かつ前記加熱用
容器内に、ヒータを伝熱体で被覆してなる加熱部材が設
けられており、前記加熱部材における容器内の純水に接
する部分が、金属材料を基材としかつその表面をポリエ
ーテル・エーテル・ケトン樹脂で被覆した構成とされて
いることを特徴とするものである。
【0017】さらに請求項6の発明の純水加熱装置は、
請求項5に記載の純水加熱装置において、さらに前記加
熱用容器が樹脂によって形成されているものである。
請求項5に記載の純水加熱装置において、さらに前記加
熱用容器が樹脂によって形成されているものである。
【0018】
【作用】この発明の純水加熱装置においては、純水流入
口から加熱用容器内に流入した純水は、加熱部材によっ
て加熱されて所定の温度の温純水となり、温純水流出口
から流出して、半導体製造における洗浄に供される。こ
こで、請求項1の発明の場合、加熱部材における容器内
の純水に接する部分が、ステンレス鋼を基材とし、その
表面に不働態皮膜を形成した構成とされており、このよ
うなステンレス鋼表面の不働態皮膜は化学的に極めて安
定で、温純水に対する金属の溶出量はきわめて少なく、
したがって加熱部材が重金属汚染源となることを確実に
防止できる。
口から加熱用容器内に流入した純水は、加熱部材によっ
て加熱されて所定の温度の温純水となり、温純水流出口
から流出して、半導体製造における洗浄に供される。こ
こで、請求項1の発明の場合、加熱部材における容器内
の純水に接する部分が、ステンレス鋼を基材とし、その
表面に不働態皮膜を形成した構成とされており、このよ
うなステンレス鋼表面の不働態皮膜は化学的に極めて安
定で、温純水に対する金属の溶出量はきわめて少なく、
したがって加熱部材が重金属汚染源となることを確実に
防止できる。
【0019】また請求項2の発明の場合、加熱用容器が
前記同様にステンレス鋼を基材とし、かつ純水に接する
側の面に不働態皮膜を形成した構成とされており、した
がってこの場合は加熱用容器が重金属汚染源となること
も確実に防止される。
前記同様にステンレス鋼を基材とし、かつ純水に接する
側の面に不働態皮膜を形成した構成とされており、した
がってこの場合は加熱用容器が重金属汚染源となること
も確実に防止される。
【0020】なおここで、ステンレス鋼表面に不働態皮
膜を形成するための手段としては種々の方法があるが、
この発明の場合、ステンレス鋼表面に酸化性雰囲気中で
高温酸化処理するか、あるいは同様に酸化性雰囲気中で
高温酸化処理した後さらに酸液によりウエットエッチン
グ処理を施すことが望ましく、これらの手段によれば、
温純水に対する溶出量の極めて少ない安定な不働態皮膜
を形成することができる。
膜を形成するための手段としては種々の方法があるが、
この発明の場合、ステンレス鋼表面に酸化性雰囲気中で
高温酸化処理するか、あるいは同様に酸化性雰囲気中で
高温酸化処理した後さらに酸液によりウエットエッチン
グ処理を施すことが望ましく、これらの手段によれば、
温純水に対する溶出量の極めて少ない安定な不働態皮膜
を形成することができる。
【0021】一方請求項3の発明の場合、加熱用容器の
上部にガス抜き口を設けかつそのガス抜き口から外部の
ガス排出管に至る流路に疎水性フィルタを設けているた
め、純水の加熱によって発生する気泡(特に窒素ガス気
泡)を効果的に除去することができる。すなわち一般に
純水は空気が混入しないように窒素ガスが封入されてお
り、室温の純水には、室温での飽和量の窒素が溶解して
いる。そのため純水を加熱用容器内で加熱すれば温度上
昇に伴なって窒素ガス気泡が発生し、そのためこのガス
を抜かなければ、加熱用容器内の純水液位が下がって純
水を有効に加熱できなくなったり、温純水流出口から流
出する温純水に気泡が混入したりしてしまう。これを防
止するためには加熱用容器の上部にガス排出管に連通す
るガス抜き口を設けておけば良いが、単にガス抜き口を
設けただけでは、その部分から温純水が流出してしま
う。そこで水を弾く性質、すなわち疎水性フイルタを設
けておくことによって、純水は流出させずに気泡による
ガスのみを流出させることができる。
上部にガス抜き口を設けかつそのガス抜き口から外部の
ガス排出管に至る流路に疎水性フィルタを設けているた
め、純水の加熱によって発生する気泡(特に窒素ガス気
泡)を効果的に除去することができる。すなわち一般に
純水は空気が混入しないように窒素ガスが封入されてお
り、室温の純水には、室温での飽和量の窒素が溶解して
いる。そのため純水を加熱用容器内で加熱すれば温度上
昇に伴なって窒素ガス気泡が発生し、そのためこのガス
を抜かなければ、加熱用容器内の純水液位が下がって純
水を有効に加熱できなくなったり、温純水流出口から流
出する温純水に気泡が混入したりしてしまう。これを防
止するためには加熱用容器の上部にガス排出管に連通す
るガス抜き口を設けておけば良いが、単にガス抜き口を
設けただけでは、その部分から温純水が流出してしま
う。そこで水を弾く性質、すなわち疎水性フイルタを設
けておくことによって、純水は流出させずに気泡による
ガスのみを流出させることができる。
【0022】さらに請求項4の発明は、請求項2で規定
したように加熱用容器がステンレス鋼で作られている場
合において、純水、温純水の配管としてPFA等の樹脂
パイプを用いた場合の配管接続部構造について規定した
ものであるが、請求項4の発明の構成によれば、既設の
半導体製造設備における樹脂パイプからなる純水配管に
簡単にこの発明の純水加熱装置を組込むことができる。
したように加熱用容器がステンレス鋼で作られている場
合において、純水、温純水の配管としてPFA等の樹脂
パイプを用いた場合の配管接続部構造について規定した
ものであるが、請求項4の発明の構成によれば、既設の
半導体製造設備における樹脂パイプからなる純水配管に
簡単にこの発明の純水加熱装置を組込むことができる。
【0023】一方請求項5の発明の場合は、加熱部材に
おける容器内の純水に接する部分が、金属材料を基材と
し、その表面をPEEK(ポリエーテル・エーテル・ケ
トン)樹脂によって被覆した構成とされており、このP
EEKは温純水に対して安定で溶出量も極めて少なく、
汚染源となるおそれが少なく、しかもそのPEEK樹脂
は単に表面を被覆した薄層であるため、発熱体から純水
までの熱伝導性を阻害するおそれも少ない。
おける容器内の純水に接する部分が、金属材料を基材と
し、その表面をPEEK(ポリエーテル・エーテル・ケ
トン)樹脂によって被覆した構成とされており、このP
EEKは温純水に対して安定で溶出量も極めて少なく、
汚染源となるおそれが少なく、しかもそのPEEK樹脂
は単に表面を被覆した薄層であるため、発熱体から純水
までの熱伝導性を阻害するおそれも少ない。
【0024】そしてまた請求項6の発明の場合、加熱用
容器がPEEK等の樹脂で形成されており、この場合も
加熱用容器内面が汚染源となるおそれが少ない。
容器がPEEK等の樹脂で形成されており、この場合も
加熱用容器内面が汚染源となるおそれが少ない。
【0025】
【実施例】図1にこの発明の第1の実施例の純水加熱装
置の要部すなわち加熱部1の構成を示し、図2に第1の
実施例の純水加熱装置の全体構成を示す。
置の要部すなわち加熱部1の構成を示し、図2に第1の
実施例の純水加熱装置の全体構成を示す。
【0026】図1において、加熱部1は、有底中空円筒
状をなす加熱用容器3と、その加熱用容器3の内側に上
方から挿入された加熱部材5とを有する構成とされてい
る。前記加熱用容器3は、ステンレス鋼からなるもので
あり、その内面3Aには不働態皮膜が形成されている。
また加熱用容器3の底部には純水流入口7が形成され、
また加熱用容器3の周壁部上端近くには温純水流出口9
が形成されている。そして純水流入口7は後述する純水
流入側の配管流路が配管接続部23を介して接続され、
また温純水流出口9は後述する温純水流出側の配管流路
に配管接続部24を介して接続されている。
状をなす加熱用容器3と、その加熱用容器3の内側に上
方から挿入された加熱部材5とを有する構成とされてい
る。前記加熱用容器3は、ステンレス鋼からなるもので
あり、その内面3Aには不働態皮膜が形成されている。
また加熱用容器3の底部には純水流入口7が形成され、
また加熱用容器3の周壁部上端近くには温純水流出口9
が形成されている。そして純水流入口7は後述する純水
流入側の配管流路が配管接続部23を介して接続され、
また温純水流出口9は後述する温純水流出側の配管流路
に配管接続部24を介して接続されている。
【0027】前記加熱部材5は、全体としてU字形状を
なす抵抗発熱体等のヒータ11をアルミニウム鋳物等の
良熱伝導性の金属からなる円柱状の伝熱体13中に埋込
み、かつその伝熱体13をステンレス鋼からなる有底の
保護管15内に嵌め込んだものであり、このステンレス
鋼からなる保護管15の外表面15Aにも不働態皮膜が
形成されている。そして保護管15の外面と加熱用容器
3の内面との間が加熱対象の純水が流通する加熱室17
となっている。なおこの加熱室17の上端は、保護管1
5の上端のフランジ部15Bによって閉じられている。
なす抵抗発熱体等のヒータ11をアルミニウム鋳物等の
良熱伝導性の金属からなる円柱状の伝熱体13中に埋込
み、かつその伝熱体13をステンレス鋼からなる有底の
保護管15内に嵌め込んだものであり、このステンレス
鋼からなる保護管15の外表面15Aにも不働態皮膜が
形成されている。そして保護管15の外面と加熱用容器
3の内面との間が加熱対象の純水が流通する加熱室17
となっている。なおこの加熱室17の上端は、保護管1
5の上端のフランジ部15Bによって閉じられている。
【0028】さらに加熱室17の上部には、加熱用容器
3の外側から熱電対等の温度センサ19が差し込まれて
おり、また前記伝熱体13にも、保護管15に接する側
の位置に温度センサ20が埋込まれている。前記温度セ
ンサ19は後述する温度調節器27に接続され、また温
度センサ20は過熱警報器29に接続されている。一方
前述のヒータ11は、給電ケーブル31によって電力調
整器33に接続されている。この電力調整器33は、温
度調節器27からの信号に基いてヒータ11に供給する
電力を調整するように構成されている。またこの電力調
整器33に給電する給電路35には遮断スイッチ37が
設けられており、この遮断スイッチ37は前述の過熱警
報器29からの警報信号によって電源入力端38からの
電流を遮断するように構成されている。
3の外側から熱電対等の温度センサ19が差し込まれて
おり、また前記伝熱体13にも、保護管15に接する側
の位置に温度センサ20が埋込まれている。前記温度セ
ンサ19は後述する温度調節器27に接続され、また温
度センサ20は過熱警報器29に接続されている。一方
前述のヒータ11は、給電ケーブル31によって電力調
整器33に接続されている。この電力調整器33は、温
度調節器27からの信号に基いてヒータ11に供給する
電力を調整するように構成されている。またこの電力調
整器33に給電する給電路35には遮断スイッチ37が
設けられており、この遮断スイッチ37は前述の過熱警
報器29からの警報信号によって電源入力端38からの
電流を遮断するように構成されている。
【0029】以上のような図1に示される加熱部1にお
いて、電力調整器33からヒータ11に電流が供給され
れば、ヒータ11が発熱し、その外側の伝熱体13を介
して保護管15も温度上昇する。一方純水は、流入側の
配管から配管接続部23を経て、純水流入口7から保護
管15の外面と加熱用容器3の内面との間の加熱室17
に流入する。そして加熱室17内を上昇する間に高温の
保護管15の外面に接することにより加熱されて、所定
の温度の温純水となり、温純水流出口9から配管接続部
24を介して流出側の配管に導かれる。ここで、加熱さ
れた温純水の温度は、温度センサ19によって常時検出
され、その温度が予め設定した一定温度となるように温
度調節器27からの信号によって電力調整器33からヒ
ータ11へ与えられる電流が調整される。すなわちフィ
ードバック制御がなされる。また、温度センサ20はヒ
ータ11のオーバーヒートを検出するためのものであっ
て、なんらかの異常によって温度センサ20の検出温度
が限界値を越えた時には、警報器29が作動するととも
に、その警報器29からの警報信号に基いて遮断スイッ
チ37が動作し、給電路35が遮断されて、ヒータ11
への供給電流も遮断され、加熱が停止される。
いて、電力調整器33からヒータ11に電流が供給され
れば、ヒータ11が発熱し、その外側の伝熱体13を介
して保護管15も温度上昇する。一方純水は、流入側の
配管から配管接続部23を経て、純水流入口7から保護
管15の外面と加熱用容器3の内面との間の加熱室17
に流入する。そして加熱室17内を上昇する間に高温の
保護管15の外面に接することにより加熱されて、所定
の温度の温純水となり、温純水流出口9から配管接続部
24を介して流出側の配管に導かれる。ここで、加熱さ
れた温純水の温度は、温度センサ19によって常時検出
され、その温度が予め設定した一定温度となるように温
度調節器27からの信号によって電力調整器33からヒ
ータ11へ与えられる電流が調整される。すなわちフィ
ードバック制御がなされる。また、温度センサ20はヒ
ータ11のオーバーヒートを検出するためのものであっ
て、なんらかの異常によって温度センサ20の検出温度
が限界値を越えた時には、警報器29が作動するととも
に、その警報器29からの警報信号に基いて遮断スイッ
チ37が動作し、給電路35が遮断されて、ヒータ11
への供給電流も遮断され、加熱が停止される。
【0030】ここで、加熱用容器3の内面および保護管
15の外面は、前述のようにいずれもステンレス鋼から
なる基材の表面に不働態皮膜を形成した構成とされてい
る。すなわち加熱室17における純水と接する面がすべ
てステンレス鋼基材の表面を不働態皮膜で被覆した構成
とされている。したがって純水中にステンレス鋼を構成
する金属元素が溶出してしまうおそれが極めて少なく、
そのため加熱室17の内面が重金属汚染源となることが
防止される。
15の外面は、前述のようにいずれもステンレス鋼から
なる基材の表面に不働態皮膜を形成した構成とされてい
る。すなわち加熱室17における純水と接する面がすべ
てステンレス鋼基材の表面を不働態皮膜で被覆した構成
とされている。したがって純水中にステンレス鋼を構成
する金属元素が溶出してしまうおそれが極めて少なく、
そのため加熱室17の内面が重金属汚染源となることが
防止される。
【0031】なお加熱用容器3や保護管15として用い
るステンレス鋼としては、オーステナイト系ステンレス
鋼、例えばSUS316,SUS316L,SUS31
7,SUS317L等が代表的であるが、このほかのも
のを用いることも可能である。そしてまた、不働態皮膜
を形成する手段としては、ステンレス鋼基材表面に化学
研摩等の清浄化処理を施した後、大気中その他の酸化性
雰囲気中において400〜500℃程度の高温で酸化さ
せる処理(高温気相酸化処理)を施すか、またはその高
温気相酸化処理の後、さらに例えば希硝酸等の酸液を用
いて鉄酸化物よりなる表面層をエッチング除去する方法
が好適である。前述のような高温気相酸化処理によれ
ば、厚くしかも金属原子の少ない安定な酸化物のみから
なる不働態皮膜を形成することができる。また高温気相
酸化処理後にウエットエッチング処理を行なえば、表面
層がより安定なCr酸化物を主体とする不働態皮膜とな
る。
るステンレス鋼としては、オーステナイト系ステンレス
鋼、例えばSUS316,SUS316L,SUS31
7,SUS317L等が代表的であるが、このほかのも
のを用いることも可能である。そしてまた、不働態皮膜
を形成する手段としては、ステンレス鋼基材表面に化学
研摩等の清浄化処理を施した後、大気中その他の酸化性
雰囲気中において400〜500℃程度の高温で酸化さ
せる処理(高温気相酸化処理)を施すか、またはその高
温気相酸化処理の後、さらに例えば希硝酸等の酸液を用
いて鉄酸化物よりなる表面層をエッチング除去する方法
が好適である。前述のような高温気相酸化処理によれ
ば、厚くしかも金属原子の少ない安定な酸化物のみから
なる不働態皮膜を形成することができる。また高温気相
酸化処理後にウエットエッチング処理を行なえば、表面
層がより安定なCr酸化物を主体とする不働態皮膜とな
る。
【0032】図2には図1に示されるような加熱部1を
2台用い、かつその2台の加熱部1を直列状態で使用す
るように構成した純水加熱装置の全体構成の一例を示
す。なお図2において、2台の加熱部は、第1の加熱部
1A、第2の加熱部1Bとして示したが、それぞれの構
成自体は図1の加熱部1と同様であれば良い。
2台用い、かつその2台の加熱部1を直列状態で使用す
るように構成した純水加熱装置の全体構成の一例を示
す。なお図2において、2台の加熱部は、第1の加熱部
1A、第2の加熱部1Bとして示したが、それぞれの構
成自体は図1の加熱部1と同様であれば良い。
【0033】図2において、純水入口61から第1の加
熱部1Aの流入側配管接続部23に至るまでの流入側配
管流路63には、互いに並列接続した開度調節機構付き
空気作動弁65A,65Bと、警報出力付き流量計67
と、第1の手動三方弁69Aとがその順に介在されてい
る。なお第1の手動三方弁69Aの他方の切替出口は排
水側配管流路71に接続されており、この排水側配管流
路71は排水口72に導かれている。また前記第1の加
熱部1Aの流出側配管接続部24は、中間配管流路73
および第2の手動三方弁69Bを介して、第2の加熱部
1Bの流入側配管接続部23に接続されている。そして
第2の手動三方弁69Bの他方の切替出口は前述の排水
側配管流路71に接続されている。さらに第2の加熱部
1Bの流出側配管接続部24は、空気作動弁75Aを介
して温純水流出口77に導かれている。
熱部1Aの流入側配管接続部23に至るまでの流入側配
管流路63には、互いに並列接続した開度調節機構付き
空気作動弁65A,65Bと、警報出力付き流量計67
と、第1の手動三方弁69Aとがその順に介在されてい
る。なお第1の手動三方弁69Aの他方の切替出口は排
水側配管流路71に接続されており、この排水側配管流
路71は排水口72に導かれている。また前記第1の加
熱部1Aの流出側配管接続部24は、中間配管流路73
および第2の手動三方弁69Bを介して、第2の加熱部
1Bの流入側配管接続部23に接続されている。そして
第2の手動三方弁69Bの他方の切替出口は前述の排水
側配管流路71に接続されている。さらに第2の加熱部
1Bの流出側配管接続部24は、空気作動弁75Aを介
して温純水流出口77に導かれている。
【0034】さらに図2の例においては、第1の加熱部
1A、第2の加熱部1Bのうち、第2の加熱部1Bのみ
にパージ用窒素ガス流入口79が設けられている。この
パージ用窒素ガス流入口79は図1の加熱部1では特に
示していないが、温純水流出口9の近傍に設けておけば
良い。そして図2の純水加熱装置では、上述のパージ用
窒素ガス流入口79に、窒素ガス供給端81からのパー
ジ用配管流路83が接続されており、このパージ用配管
流路83には、窒素ガス供給端81の側から順に逆止弁
84、ガスフィルタ85、手動弁87が介在されてい
る。そしてまたパージ用配管流路83は、バイパス配管
流路89、空気作動弁75Bを介して前述の排水側配管
流路71に接続されている。
1A、第2の加熱部1Bのうち、第2の加熱部1Bのみ
にパージ用窒素ガス流入口79が設けられている。この
パージ用窒素ガス流入口79は図1の加熱部1では特に
示していないが、温純水流出口9の近傍に設けておけば
良い。そして図2の純水加熱装置では、上述のパージ用
窒素ガス流入口79に、窒素ガス供給端81からのパー
ジ用配管流路83が接続されており、このパージ用配管
流路83には、窒素ガス供給端81の側から順に逆止弁
84、ガスフィルタ85、手動弁87が介在されてい
る。そしてまたパージ用配管流路83は、バイパス配管
流路89、空気作動弁75Bを介して前述の排水側配管
流路71に接続されている。
【0035】なお図2において、加熱部1A,1Bにそ
れぞれ付属する温度調節器27A,27B、過熱警報器
29A,29B、電力調整器33A,33B、遮断スイ
ッチ37A,37Bの部分の構成は、図1における温度
調節器27、過熱警報器29、電力調整器33、遮断ス
イッチ37の部分の構成と同じであり、その説明は省略
する。そして電力調整器33A,33Bに対する給電路
35A,35Bは、共通の電源入力端38に接続されて
いる。
れぞれ付属する温度調節器27A,27B、過熱警報器
29A,29B、電力調整器33A,33B、遮断スイ
ッチ37A,37Bの部分の構成は、図1における温度
調節器27、過熱警報器29、電力調整器33、遮断ス
イッチ37の部分の構成と同じであり、その説明は省略
する。そして電力調整器33A,33Bに対する給電路
35A,35Bは、共通の電源入力端38に接続されて
いる。
【0036】さらに前述の開度調節機構付き空気作動弁
65A,65Bおよび空気作動弁75A,75Bは、図
2の左上に示されるように、圧縮空気入口91からの圧
縮空気により駆動されるようになっている。すなわち圧
縮空気入口91からの空気配管93が、手動弁95、ガ
スフィルタ97、電磁弁98A〜98Dを介して前述の
各空気作動弁65A,65B,75A,75Bの作動用
空気流入口(図示せず)に接続されている。そして上述
の電磁弁98A〜98Dや温度調節器27A,27B、
過熱警報器29A,29B、電力調整器33A,33B
等は、図2の右下に示した制御部99の制御信号出力線
100から加えられる制御信号によって制御されるよう
になっている。この制御部99には、図示しない操作部
等からの信号が信号入力線101を経て入力される。ま
たその制御部99には、表示・警報部102が接続され
ている。
65A,65Bおよび空気作動弁75A,75Bは、図
2の左上に示されるように、圧縮空気入口91からの圧
縮空気により駆動されるようになっている。すなわち圧
縮空気入口91からの空気配管93が、手動弁95、ガ
スフィルタ97、電磁弁98A〜98Dを介して前述の
各空気作動弁65A,65B,75A,75Bの作動用
空気流入口(図示せず)に接続されている。そして上述
の電磁弁98A〜98Dや温度調節器27A,27B、
過熱警報器29A,29B、電力調整器33A,33B
等は、図2の右下に示した制御部99の制御信号出力線
100から加えられる制御信号によって制御されるよう
になっている。この制御部99には、図示しない操作部
等からの信号が信号入力線101を経て入力される。ま
たその制御部99には、表示・警報部102が接続され
ている。
【0037】以上のような図2に示される実施例の純水
加熱装置では、通常の動作時においては第1の手動三方
弁69Aはその切替出口が第1の加熱部1Aの側となる
ように、また第2の手動三方弁69Bはその切替出口が
第2の加熱部1Bの側となるように設定しておく。また
空気作動弁65A,65B,75Aはいずれも開状態と
し、空気作動弁75Bは閉状態としておく。この状態で
は、第1の加熱部1A、第2の加熱部1Bは直列接続さ
れた状態となっているから、純水入口61から導入され
た常温の純水は、流入側配管流路63の空気作動弁65
A,65B、流量計67、第1の手動三方弁69Aを経
て第1の加熱部1Aに流入し、既に図1に関して説明し
たようにその加熱部1A内で加熱されてある温度まで温
度上昇し、続いてその第1の加熱部1Aから中間配管流
路73、第2の手動三方弁69Bを介して第2の加熱部
1Bに流入し、さらに温度上昇して所定の高温となった
ところで第2の加熱部2Aから、温純水流出配管流路7
6、空気作動弁75Aを経て純水出口77に導かれる。
この間、図1に関して既に述べた如く、純水温度は所定
の一定温度となるように制御され、またヒータが過熱し
た場合にはヒータへの供給電流が遮断され、また警報が
発せられる。
加熱装置では、通常の動作時においては第1の手動三方
弁69Aはその切替出口が第1の加熱部1Aの側となる
ように、また第2の手動三方弁69Bはその切替出口が
第2の加熱部1Bの側となるように設定しておく。また
空気作動弁65A,65B,75Aはいずれも開状態と
し、空気作動弁75Bは閉状態としておく。この状態で
は、第1の加熱部1A、第2の加熱部1Bは直列接続さ
れた状態となっているから、純水入口61から導入され
た常温の純水は、流入側配管流路63の空気作動弁65
A,65B、流量計67、第1の手動三方弁69Aを経
て第1の加熱部1Aに流入し、既に図1に関して説明し
たようにその加熱部1A内で加熱されてある温度まで温
度上昇し、続いてその第1の加熱部1Aから中間配管流
路73、第2の手動三方弁69Bを介して第2の加熱部
1Bに流入し、さらに温度上昇して所定の高温となった
ところで第2の加熱部2Aから、温純水流出配管流路7
6、空気作動弁75Aを経て純水出口77に導かれる。
この間、図1に関して既に述べた如く、純水温度は所定
の一定温度となるように制御され、またヒータが過熱し
た場合にはヒータへの供給電流が遮断され、また警報が
発せられる。
【0038】一方、ヒータの動作を停止させて、空気作
動弁65A,65Bを閉じ、手動三方弁69A,69B
の切替出口を排水側配管流路71の側に切替えれば、加
熱部1A,1B内の純水を排水出口72へ導いて排水す
ることができる。
動弁65A,65Bを閉じ、手動三方弁69A,69B
の切替出口を排水側配管流路71の側に切替えれば、加
熱部1A,1B内の純水を排水出口72へ導いて排水す
ることができる。
【0039】さらに、図2の装置において、パージ用配
管流路83の手動弁87を開けば、窒素ガスを各加熱部
1A,1B内や各配管内に導入して、窒素ガスによるパ
ージを行なうことができる。
管流路83の手動弁87を開けば、窒素ガスを各加熱部
1A,1B内や各配管内に導入して、窒素ガスによるパ
ージを行なうことができる。
【0040】以上のところにおいて、図1に示される加
熱部1の例では、加熱用容器3および保護管15は、い
ずれも基材としてステンレス鋼を用い、表面に不働態皮
膜を形成した構成としたが、加熱用容器3はPVDF,
PEEK等の温純水に対して溶出量の少ない樹脂を用
い、一方保護管15はステンレス鋼あるいはアルミニウ
ム合金等の金属材料を基材とし、その表面にPEEKを
コーティングした構成とすることもできる。この場合、
保護管15は、ヒータに近接する加熱側であるため、良
好な耐熱性、高強度、高靭性が求められるが、基材を金
属材料で構成しているため、耐熱性、強度、靭性では既
に述べた実施例と同様な効果が得られ、一方表面は温純
水に対する溶出量が少なく安定でかつ耐熱性の高いPE
EKで被覆されているため、保護管15が汚染源となっ
てしまうことも防止される。一方加熱用容器3はヒータ
に接する部分ではないため、保護管15と比較すれば耐
熱性が低くても足り、また低強度、低靭性でも足りる。
そこでこの例では加熱用容器3は全体をPEEKもしく
はPVDF等の樹脂で構成している。
熱部1の例では、加熱用容器3および保護管15は、い
ずれも基材としてステンレス鋼を用い、表面に不働態皮
膜を形成した構成としたが、加熱用容器3はPVDF,
PEEK等の温純水に対して溶出量の少ない樹脂を用
い、一方保護管15はステンレス鋼あるいはアルミニウ
ム合金等の金属材料を基材とし、その表面にPEEKを
コーティングした構成とすることもできる。この場合、
保護管15は、ヒータに近接する加熱側であるため、良
好な耐熱性、高強度、高靭性が求められるが、基材を金
属材料で構成しているため、耐熱性、強度、靭性では既
に述べた実施例と同様な効果が得られ、一方表面は温純
水に対する溶出量が少なく安定でかつ耐熱性の高いPE
EKで被覆されているため、保護管15が汚染源となっ
てしまうことも防止される。一方加熱用容器3はヒータ
に接する部分ではないため、保護管15と比較すれば耐
熱性が低くても足り、また低強度、低靭性でも足りる。
そこでこの例では加熱用容器3は全体をPEEKもしく
はPVDF等の樹脂で構成している。
【0041】さらにこの発明の純水加熱装置では、純水
が流通する配管は全てPFA等の純水に対する溶出量の
少ない樹脂からなるパイプで構成することが望ましい。
このように純水配管にPFA等の樹脂を用いかつ加熱用
容器3としてステンレス鋼を用いた場合の加熱部1(1
A,1B)における配管接続部23,24の具体例を図
3に示す。
が流通する配管は全てPFA等の純水に対する溶出量の
少ない樹脂からなるパイプで構成することが望ましい。
このように純水配管にPFA等の樹脂を用いかつ加熱用
容器3としてステンレス鋼を用いた場合の加熱部1(1
A,1B)における配管接続部23,24の具体例を図
3に示す。
【0042】図3において、加熱部1(1A,1B)の
加熱用容器3の純水流入口7もしくは温純水流出口9か
らは、管状部110が一体に突出しており、その管状部
110の外周上には、大径の固定用掴み部112が形成
されており、またその固定用掴み部112よりも先端側
の管状部外周面には雄ネジ部114が形成され、かつそ
の雄ネジ部114よりも先端側の部分は被挿入管部11
6とされている。そしてPFA等からなる樹脂パイプ1
18の先端部分は樹脂パイプ本体部分よりも拡径されて
フレア部120とされ、そのフレア部120が、前記被
挿入管部116に外挿されるようになっている。一方樹
脂パイプ118を管状部110に接続固定するための接
続具122は、全体として中空筒状に作られており、か
つその接続具122の先端部内周面には前記管状部11
0の雄ネジ部114に螺合する雌ネジ部124が形成さ
れており、また管状部110の基端には、内側へ向って
突出する内側環状突部126が形成され、さらにその内
側環状突部126と雌ネジ部124との間は、前記樹脂
パイプ118のフレア部120を取囲む包囲部128と
されている。
加熱用容器3の純水流入口7もしくは温純水流出口9か
らは、管状部110が一体に突出しており、その管状部
110の外周上には、大径の固定用掴み部112が形成
されており、またその固定用掴み部112よりも先端側
の管状部外周面には雄ネジ部114が形成され、かつそ
の雄ネジ部114よりも先端側の部分は被挿入管部11
6とされている。そしてPFA等からなる樹脂パイプ1
18の先端部分は樹脂パイプ本体部分よりも拡径されて
フレア部120とされ、そのフレア部120が、前記被
挿入管部116に外挿されるようになっている。一方樹
脂パイプ118を管状部110に接続固定するための接
続具122は、全体として中空筒状に作られており、か
つその接続具122の先端部内周面には前記管状部11
0の雄ネジ部114に螺合する雌ネジ部124が形成さ
れており、また管状部110の基端には、内側へ向って
突出する内側環状突部126が形成され、さらにその内
側環状突部126と雌ネジ部124との間は、前記樹脂
パイプ118のフレア部120を取囲む包囲部128と
されている。
【0043】このような図3に示される接続部23,2
4では、樹脂パイプ118のフレア部120を管状部1
10の被挿入外管116の外周上に挿し込み、その状態
で接続具122の雌ネジ部124を管状部110の雄ネ
ジ部114に螺合させる。これによって接続具122の
内側環状突部126が樹脂パイプ118のフレア部12
0の基端部分を押圧するから、樹脂パイプ118を管状
部110に強固に固定することができる。
4では、樹脂パイプ118のフレア部120を管状部1
10の被挿入外管116の外周上に挿し込み、その状態
で接続具122の雌ネジ部124を管状部110の雄ネ
ジ部114に螺合させる。これによって接続具122の
内側環状突部126が樹脂パイプ118のフレア部12
0の基端部分を押圧するから、樹脂パイプ118を管状
部110に強固に固定することができる。
【0044】さらに図4には、この発明の純水加熱装置
における加熱部1の近辺の別の例を示す。
における加熱部1の近辺の別の例を示す。
【0045】図4において、加熱部1の上面、具体的に
は保護管15のフランジ部15Bに相当する部分に、ガ
ス抜き口130が設けられている。このガス抜き口13
0には、疎水性フィルタ132を介してガス排出配管1
34が接続されている。
は保護管15のフランジ部15Bに相当する部分に、ガ
ス抜き口130が設けられている。このガス抜き口13
0には、疎水性フィルタ132を介してガス排出配管1
34が接続されている。
【0046】ここで疎水性フィルタ132は、例えばフ
ッ素樹脂製フィルタ膜などからなる、水を弾く性質を有
するものであり、気体に対しては透過抵抗が低いが、水
に対しては透過抵抗が高い。そのため、既に述べたよう
に、ガス排出配管134への純水の流出を伴なうことな
く、純水加熱に伴なって発生する気泡のみをガス排出配
管へ導いてこれを効果的に除去することができる。
ッ素樹脂製フィルタ膜などからなる、水を弾く性質を有
するものであり、気体に対しては透過抵抗が低いが、水
に対しては透過抵抗が高い。そのため、既に述べたよう
に、ガス排出配管134への純水の流出を伴なうことな
く、純水加熱に伴なって発生する気泡のみをガス排出配
管へ導いてこれを効果的に除去することができる。
【0047】なお図1、図4に示される加熱部1におい
ては、加熱部材5のヒータ11として、1本のヒータを
伝熱体13中に埋込んだ構成としているが、ヒータ11
の構成は1本に限られず、2本以上としても良いことは
もちろんである。例えば3相交流を電源とする場合は、
3本のヒータを伝熱体中に埋込むのが通常である。
ては、加熱部材5のヒータ11として、1本のヒータを
伝熱体13中に埋込んだ構成としているが、ヒータ11
の構成は1本に限られず、2本以上としても良いことは
もちろんである。例えば3相交流を電源とする場合は、
3本のヒータを伝熱体中に埋込むのが通常である。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明の温水加熱装置によれ
ば、純水を加熱するために加熱部材における容器内の純
水に接する部分が、ステンレス鋼を基材とし、その表面
に純水に対する溶出量の少ない安定な不働態皮膜を形成
した構成とされており、したがってその部分が純水に対
する汚染源となるおそれがないばかりでなく、その部分
の強度、靭性が従来の純水加熱装置に用いられていた石
英ガラスによるものと比較して格段に高く、そのため圧
力変動や機械的衝撃、熱勾配、熱衝撃、熱歪等によって
破壊されにくく、安全性、信頼性が高いとともに、大型
化も容易に可能となり、さらには輸送や取扱いも容易と
なる。
ば、純水を加熱するために加熱部材における容器内の純
水に接する部分が、ステンレス鋼を基材とし、その表面
に純水に対する溶出量の少ない安定な不働態皮膜を形成
した構成とされており、したがってその部分が純水に対
する汚染源となるおそれがないばかりでなく、その部分
の強度、靭性が従来の純水加熱装置に用いられていた石
英ガラスによるものと比較して格段に高く、そのため圧
力変動や機械的衝撃、熱勾配、熱衝撃、熱歪等によって
破壊されにくく、安全性、信頼性が高いとともに、大型
化も容易に可能となり、さらには輸送や取扱いも容易と
なる。
【0049】また請求項2の純水加熱装置によれば、加
熱部材の側のみならず、加熱用容器の純水に接する部分
もステンレス鋼表面に不働態皮膜を形成した構成とされ
ており、したがって安全性、信頼性を一層向上させるこ
とができる。
熱部材の側のみならず、加熱用容器の純水に接する部分
もステンレス鋼表面に不働態皮膜を形成した構成とされ
ており、したがって安全性、信頼性を一層向上させるこ
とができる。
【0050】さらに請求項3の発明の純水加熱装置によ
れば、加熱用容器内において純水加熱時に発生する窒素
ガス気泡を効果的に除去することができ、そのためガス
気泡発生により温純水流出口から流出する温純水に気泡
が混入したり、あるいは加熱効率が低下したりする問題
が発生することを有効に防止できる。
れば、加熱用容器内において純水加熱時に発生する窒素
ガス気泡を効果的に除去することができ、そのためガス
気泡発生により温純水流出口から流出する温純水に気泡
が混入したり、あるいは加熱効率が低下したりする問題
が発生することを有効に防止できる。
【0051】そしてまた請求項4の発明の純水加熱装置
の接続構造によれば、請求項2に規定したようなステン
レス鋼を加熱用容器の基材として用いた純水加熱装置
を、既設の半導体製造設備における純水配管の樹脂パイ
プに簡単かつ容易に接続することができ、したがって既
設の設備の配管に手を加えることなく、請求項2に規定
した純水加熱装置を適用することができる。
の接続構造によれば、請求項2に規定したようなステン
レス鋼を加熱用容器の基材として用いた純水加熱装置
を、既設の半導体製造設備における純水配管の樹脂パイ
プに簡単かつ容易に接続することができ、したがって既
設の設備の配管に手を加えることなく、請求項2に規定
した純水加熱装置を適用することができる。
【0052】一方請求項5の発明の温水加熱装置によれ
ば、純水を加熱するために加熱部材における容器内の純
水に接する部分が、金属材料を基材とし、その表面を純
水に対する溶出量の少ない安定なPEEK樹脂によって
被覆した構成とされており、したがってその部分が純水
に対する汚染源となるおそれがないばかりでなく、その
部分の強度、靭性が従来の純水加熱装置に用いられてい
た石英ガラスによるものと比較して格段に高く、そのた
め請求項1の発明の装置と同様に、安全性、信頼性が高
いとともに、大型化も容易に可能となり、さらには輸送
や取扱いも容易となる。
ば、純水を加熱するために加熱部材における容器内の純
水に接する部分が、金属材料を基材とし、その表面を純
水に対する溶出量の少ない安定なPEEK樹脂によって
被覆した構成とされており、したがってその部分が純水
に対する汚染源となるおそれがないばかりでなく、その
部分の強度、靭性が従来の純水加熱装置に用いられてい
た石英ガラスによるものと比較して格段に高く、そのた
め請求項1の発明の装置と同様に、安全性、信頼性が高
いとともに、大型化も容易に可能となり、さらには輸送
や取扱いも容易となる。
【0053】また請求項6の純水加熱装置によれば、請
求項5の発明と同様に加熱部材の側を構成するととも
に、加熱用容器を樹脂で構成しており、したがって安全
性、信頼性を一層向上させることができる。
求項5の発明と同様に加熱部材の側を構成するととも
に、加熱用容器を樹脂で構成しており、したがって安全
性、信頼性を一層向上させることができる。
【図1】この発明の一実施例の純水加熱装置の要部、す
なわち加熱部付近の状況を示す縦断面図である。
なわち加熱部付近の状況を示す縦断面図である。
【図2】図1に示される加熱部を2基用いたこの発明の
一実施例の純水加熱装置の全体構成を示すブロック図で
ある。
一実施例の純水加熱装置の全体構成を示すブロック図で
ある。
【図3】この発明の純水加熱装置に使用される配管接続
部の一例を示す縦断面図である。
部の一例を示す縦断面図である。
【図4】この発明の純水加熱装置における要部の他の例
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
1 加熱部 1A 加熱部 1B 加熱部 3 加熱用容器 3A 不働態皮膜 5 加熱部材 7 純水流入口 9 温純水流出口 11 ヒータ 13 伝熱体 15 保護管 15A 不働態皮膜 17 加熱室
Claims (6)
- 【請求項1】 加熱用容器の一端側に純水流入口が形成
されるとともに他端側に温純水流出口が形成されてお
り、かつ前記加熱用容器内に、ヒータを伝熱体で被覆し
てなる加熱部材が設けられており、前記加熱部材におけ
る容器内の純水に接する部分が、ステンレス鋼を基材と
しかつその表面に不働態皮膜を形成した構成とされてい
ることを特徴とする、純水加熱装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の純水加熱装置におい
て、さらに前記加熱用容器が、ステンレス鋼を基材とし
かつ少なくとも純水に接する側の表面に不働態皮膜を形
成した構成とされている、純水加熱装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の純水加熱装置におい
て、前記加熱容器の上部に、ガス排出管に連通されるガ
ス抜き口が形成されており、このガス抜き口からガス排
出管に至る流路に疎水性フィルタが設けられている、純
水加熱装置。 - 【請求項4】 請求項2に記載の純水加熱装置におい
て、前記加熱用容器の純水流入口および/または温純水
流出口に、流路配管としての樹脂パイプを接続具を用い
て接続するための接続部構造として;前記純水流入口お
よび/または温純水流出口の部分において加熱用容器か
ら管状部が一体に突出されて、その管状部の外周面に雄
ネジ部が形成されるとともに、その雄ネジ部よりも先端
側の部分は平滑な外周面を有する被挿入管部とされ、一
方前記樹脂パイプの先端部分は樹脂パイプ本体部分より
も拡径されて前記管状部の被挿入管部に外挿されるフレ
ア部とされ、さらに前記接続具は、全体として中空筒状
をなすように作られており、かつその接続具の先端部内
周面に前記雄ネジ部に螺合する雌ネジ部が形成されると
ともに、接続具の基端には内側へ向って突出する内側環
状突部が形成されており、かつその内側環状突部と雌ネ
ジ部との間は、前記樹脂パイプのフレア部を取囲む包囲
部とされていることを特徴とする、純水加熱装置の接続
部構造。 - 【請求項5】 加熱用容器の一端側に純水流入口が形成
されるとともに他端側に温純水流出口が形成され、かつ
前記加熱用容器内に、ヒータを伝熱体で被覆してなる加
熱部材が設けられており、前記加熱部材における容器内
の純水に接する部分が、金属材料を基材としかつその表
面をポリエーテル・エーテル・ケトン樹脂で被覆した構
成とされていることを特徴とする、純水加熱装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の純水加熱装置におい
て、さらに前記加熱用容器が樹脂によって形成されてい
る、純水加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11051994A JPH07294000A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 純水加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11051994A JPH07294000A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 純水加熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07294000A true JPH07294000A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=14537860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11051994A Pending JPH07294000A (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 純水加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07294000A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102116522A (zh) * | 2011-03-10 | 2011-07-06 | 宁波高新区健坤电热技术有限公司 | 一种沸腾式液体电加热器 |
| JP2013514628A (ja) * | 2009-12-17 | 2013-04-25 | ロード・リミテッド・エルピー | 漏出感知に応用するための二重壁軸流電気ヒータ |
| KR101671164B1 (ko) * | 2015-06-24 | 2016-11-02 | 엠아이엠 세라믹스(주) | 과압방지부재를 구비한 유체 순환식 난방장치 |
| KR102321125B1 (ko) * | 2020-11-11 | 2021-11-03 | 김노을 | 전극 보일러 시스템 |
| KR20220043419A (ko) * | 2020-09-29 | 2022-04-05 | 김노을 | 전극 보일러 시스템 |
| CN117167977A (zh) * | 2023-09-05 | 2023-12-05 | 北京安达维尔民用航空技术有限公司 | 一种重量较轻的特种塑料加热罐及加热方法 |
| EP4235053A4 (en) * | 2020-10-20 | 2024-04-03 | Kim, No Eul | ELECTRODE BOILER DEVICE |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP11051994A patent/JPH07294000A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013514628A (ja) * | 2009-12-17 | 2013-04-25 | ロード・リミテッド・エルピー | 漏出感知に応用するための二重壁軸流電気ヒータ |
| CN102116522A (zh) * | 2011-03-10 | 2011-07-06 | 宁波高新区健坤电热技术有限公司 | 一种沸腾式液体电加热器 |
| CN107787432B (zh) * | 2015-06-24 | 2021-03-09 | Mim陶瓷制品有限公司 | 具备过压防止部件的流体循环式供暖装置 |
| WO2016208936A1 (ko) * | 2015-06-24 | 2016-12-29 | 엠아이엠 세라믹스 주식회사 | 과압방지부재를 구비한 유체 순환식 난방장치 |
| CN107787432A (zh) * | 2015-06-24 | 2018-03-09 | Mim陶瓷制品有限公司 | 具备过压防止部件的流体循环式供暖装置 |
| US10330327B2 (en) | 2015-06-24 | 2019-06-25 | Mim Ceramics Co., Ltd. | Fluid circulation type heating device provided with overpressure protection element |
| KR101671164B1 (ko) * | 2015-06-24 | 2016-11-02 | 엠아이엠 세라믹스(주) | 과압방지부재를 구비한 유체 순환식 난방장치 |
| KR20220043419A (ko) * | 2020-09-29 | 2022-04-05 | 김노을 | 전극 보일러 시스템 |
| WO2022071729A1 (ko) * | 2020-09-29 | 2022-04-07 | 김노을 | 전극 보일러 시스템 |
| EP4224086A4 (en) * | 2020-09-29 | 2024-03-06 | Kim, No Eul | ELECTRODE BOILER SYSTEM |
| EP4235053A4 (en) * | 2020-10-20 | 2024-04-03 | Kim, No Eul | ELECTRODE BOILER DEVICE |
| KR102321125B1 (ko) * | 2020-11-11 | 2021-11-03 | 김노을 | 전극 보일러 시스템 |
| KR20220064302A (ko) * | 2020-11-11 | 2022-05-18 | 김노을 | 전극 보일러 시스템 |
| CN117167977A (zh) * | 2023-09-05 | 2023-12-05 | 北京安达维尔民用航空技术有限公司 | 一种重量较轻的特种塑料加热罐及加热方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040518 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |