JPH0729446A - 真空インタラプタ用電極の製造方法 - Google Patents
真空インタラプタ用電極の製造方法Info
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- JPH0729446A JPH0729446A JP5173876A JP17387693A JPH0729446A JP H0729446 A JPH0729446 A JP H0729446A JP 5173876 A JP5173876 A JP 5173876A JP 17387693 A JP17387693 A JP 17387693A JP H0729446 A JPH0729446 A JP H0729446A
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- pressure
- vacuum interrupter
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H1/00—Contacts
- H01H1/02—Contacts characterised by the material thereof
- H01H1/0203—Contacts characterised by the material thereof specially adapted for vacuum switches
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- Manufacture Of Switches (AREA)
- High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 接触抵抗、遮断性能にすぐれ、しかも生産性
の高い真空インタラプタ用電極の製造方法を提供する。 【構成】 粒径が100μm以下のCuと平均粒径が8
μmで、かつ粒径20μm以下の含有量が80%以上で
あるCr粉体とを82:18の重量比で混合した混合粉
末を、電極形状の金型に充填して、5ton/cm2 の圧力で
加圧成形し、得られた成形体を分圧が0.1Torrとなるよ
うにArガスが導入された真空圧下でCuの融点直下の
1060℃で2時間加熱して焼結体を得、これをそのま
ま真空インタラプタの電極として用いる。
の高い真空インタラプタ用電極の製造方法を提供する。 【構成】 粒径が100μm以下のCuと平均粒径が8
μmで、かつ粒径20μm以下の含有量が80%以上で
あるCr粉体とを82:18の重量比で混合した混合粉
末を、電極形状の金型に充填して、5ton/cm2 の圧力で
加圧成形し、得られた成形体を分圧が0.1Torrとなるよ
うにArガスが導入された真空圧下でCuの融点直下の
1060℃で2時間加熱して焼結体を得、これをそのま
ま真空インタラプタの電極として用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空インタラプタ用電極
の製造方法に関する。
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、真空インタラプタ用電極として
は、アークを横に拡散するスパイラル形状のもの、縦磁
界を加える縦磁界印加方式のものなどが提供されてい
る。このような電極は主に粉末治金法、溶浸法、焼結・
溶浸法などにより作られている。
は、アークを横に拡散するスパイラル形状のもの、縦磁
界を加える縦磁界印加方式のものなどが提供されてい
る。このような電極は主に粉末治金法、溶浸法、焼結・
溶浸法などにより作られている。
【0003】銅(以下、Cuと記す)−クロム(以下、
Crと記す)系電極のような二成分の複合電極を例にあ
げて、これらの方法を説明する。粉末治金法は、Cu
粉体、Cr粉体を混合後、混合粉体を金型に充填してプ
レス成形し、得られた成形体をCuの融点以下の温度で
加熱焼結し、場合によってで得られた焼結体をさら
に加圧し、場合によってはで得られた焼結体をさら
に焼結し、のいずれかにより得られたものを機械
加工により電極形状とするものである。
Crと記す)系電極のような二成分の複合電極を例にあ
げて、これらの方法を説明する。粉末治金法は、Cu
粉体、Cr粉体を混合後、混合粉体を金型に充填してプ
レス成形し、得られた成形体をCuの融点以下の温度で
加熱焼結し、場合によってで得られた焼結体をさら
に加圧し、場合によってはで得られた焼結体をさら
に焼結し、のいずれかにより得られたものを機械
加工により電極形状とするものである。
【0004】溶浸法は、Cr粉体を1000℃以上の
温度で十分に脱ガス、焼結し、得られたスケルトンにC
u塊を載置し、Cuの融点以上の温度に加熱して、スケ
ルトンの空隙にCuを溶浸する方法、Cr粉体を加圧
圧縮したものをと同様の工程により、焼結し、溶浸す
る方法である。
温度で十分に脱ガス、焼結し、得られたスケルトンにC
u塊を載置し、Cuの融点以上の温度に加熱して、スケ
ルトンの空隙にCuを溶浸する方法、Cr粉体を加圧
圧縮したものをと同様の工程により、焼結し、溶浸す
る方法である。
【0005】焼結・溶浸法は、Cu−Cr焼結体にCu
を溶浸する粉末治金法と溶浸法とを併用したものであ
る。
を溶浸する粉末治金法と溶浸法とを併用したものであ
る。
【0006】溶浸法、焼結・溶浸法いずれの場合も、得
られたインゴットを機械加工して電極とする。スパイラ
ル形電極とする場合には、図5に示すようにスパイラル
状に機械加工する。図5においては、1がスパイラル形
の電極、2がスパイラル溝、3がペダルである。粉末治
金法により得られたインゴットの機械加工も同様にして
なされる。
られたインゴットを機械加工して電極とする。スパイラ
ル形電極とする場合には、図5に示すようにスパイラル
状に機械加工する。図5においては、1がスパイラル形
の電極、2がスパイラル溝、3がペダルである。粉末治
金法により得られたインゴットの機械加工も同様にして
なされる。
【0007】しかし、上記製造方法では、スパイラル形
電極とするためには機械加工が必要である。そのため、
上記製造方法による電極には、切削加工によることか
ら素材のロスが大きい、機械加工によることから加工
費が嵩む、納期が長くなることから製品の日程管理、
在庫調整が煩雑である、近年の素材価格の上昇、加工
費用、人件費の増大により電極のコストも上昇してい
る、という問題がある。
電極とするためには機械加工が必要である。そのため、
上記製造方法による電極には、切削加工によることか
ら素材のロスが大きい、機械加工によることから加工
費が嵩む、納期が長くなることから製品の日程管理、
在庫調整が煩雑である、近年の素材価格の上昇、加工
費用、人件費の増大により電極のコストも上昇してい
る、という問題がある。
【0008】上記問題を解決するため、粉末治金法によ
る無加工をめざし、価格低下を図った電極材料の製造方
法として、特開昭53−149676号公報等に開示の
ものが提供されている。この方法は、金属の粉末材料を
スパイラル形電極形状に加圧成形し、これを焼結するも
のである。
る無加工をめざし、価格低下を図った電極材料の製造方
法として、特開昭53−149676号公報等に開示の
ものが提供されている。この方法は、金属の粉末材料を
スパイラル形電極形状に加圧成形し、これを焼結するも
のである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記製造方
法において、成形体の焼結を真空中で行うと、Cuの蒸
気圧が高いため、成形体中のCuが選択的に飛散し、電
極表面がCrリッチとなり、接触抵抗が上昇してしまう
という問題があった。また、真空中で焼結する場合、加
熱工程で原料粉体が含有している水分、ガスが放出さ
れ、真空度が低下してしまうという問題もあった。尚、
真空中で、焼結する技術は、特公昭61−31172号
公報などに開示されているものである。
法において、成形体の焼結を真空中で行うと、Cuの蒸
気圧が高いため、成形体中のCuが選択的に飛散し、電
極表面がCrリッチとなり、接触抵抗が上昇してしまう
という問題があった。また、真空中で焼結する場合、加
熱工程で原料粉体が含有している水分、ガスが放出さ
れ、真空度が低下してしまうという問題もあった。尚、
真空中で、焼結する技術は、特公昭61−31172号
公報などに開示されているものである。
【0010】そのため、炉内に設置する成形体の数量が
限定されてしまい、また、焼結時の昇温速度をゆるやか
にしたり昇温過程での保持回数、時間を多くとる必要が
あった。このような状況から、生産性の高い電極材料製
造方法が望まれていた。しかし、その一方において、近
年における真空インタラプタの性能向上等の要求に応え
るため、遮断性能の向上を図る必要もある。
限定されてしまい、また、焼結時の昇温速度をゆるやか
にしたり昇温過程での保持回数、時間を多くとる必要が
あった。このような状況から、生産性の高い電極材料製
造方法が望まれていた。しかし、その一方において、近
年における真空インタラプタの性能向上等の要求に応え
るため、遮断性能の向上を図る必要もある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、先ず、粒径8μ
mのCrの粉体とCuの粉体とを配合比を変えて混合
し、得られた混合粉末を金型に充填し、5ton/cm2 の圧
力で加圧成形し、成形体を得た。得られた成形体を炉内
に設置し、炉内を5×10-3Torrに排気し、次いで、ア
ルゴン(以下Arと記す)ガスを炉内に導入し、分圧が
0.1Torrとなるように調整し、Arガスを流しながら加
熱を開始した。加熱は、Cuの融点直下の1060℃
で、2時間行った。
mのCrの粉体とCuの粉体とを配合比を変えて混合
し、得られた混合粉末を金型に充填し、5ton/cm2 の圧
力で加圧成形し、成形体を得た。得られた成形体を炉内
に設置し、炉内を5×10-3Torrに排気し、次いで、ア
ルゴン(以下Arと記す)ガスを炉内に導入し、分圧が
0.1Torrとなるように調整し、Arガスを流しながら加
熱を開始した。加熱は、Cuの融点直下の1060℃
で、2時間行った。
【0012】焼結により得られた電極の充填密度は98
%であった。この電極を真空インタラプタの電極として
組み込み、接触抵抗を測定後、遮断試験を実施した。そ
の結果を表1及び図1に示す。
%であった。この電極を真空インタラプタの電極として
組み込み、接触抵抗を測定後、遮断試験を実施した。そ
の結果を表1及び図1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】表1及び図1より、Crの含有量が13重
量%以上になると、遮断電流特性が向上することがわか
る。ただし、Crの割合が35重量%以上になると、初
期の接触抵抗が高くなり、遮断後は一層高くなり、接点
としての使用に向かないものとなる。
量%以上になると、遮断電流特性が向上することがわか
る。ただし、Crの割合が35重量%以上になると、初
期の接触抵抗が高くなり、遮断後は一層高くなり、接点
としての使用に向かないものとなる。
【0015】また、真空インタラプタの遮断性能はCr
の粉末の粒径に左右されることが知られている。Crの
平均粒径を8μm、40μm、100μmと変えて前述
を同様にして作製した電極の遮断性能は、表2に示すよ
うに粒径が大きくなると低下することがわかる。これを
図で表すと、図2の如くなる。Cr粒径が13μmより
大きくなると、遮断性能の低下が実用上不適のものとな
る。しかし、Cr粒径が5μmより小さくなると、製造
自体が困難であり、粉砕工程中にFe等の不純物が混入
してきてしまう。
の粉末の粒径に左右されることが知られている。Crの
平均粒径を8μm、40μm、100μmと変えて前述
を同様にして作製した電極の遮断性能は、表2に示すよ
うに粒径が大きくなると低下することがわかる。これを
図で表すと、図2の如くなる。Cr粒径が13μmより
大きくなると、遮断性能の低下が実用上不適のものとな
る。しかし、Cr粒径が5μmより小さくなると、製造
自体が困難であり、粉砕工程中にFe等の不純物が混入
してきてしまう。
【0016】
【表2】
【0017】Crの平均粒径が5〜13μmであって
も、その分布が不適切であると、所期の遮断性能が得ら
れない。そこで、粒度分布を調べたところ、粒径20μ
mのものが80%以上含まれていることが必要であるこ
とがわかった。これより少ないと、粒径の大きいものが
増し、場所により大きな粒子が存在することとなり、遮
断性能の低下を招くことになるからである。
も、その分布が不適切であると、所期の遮断性能が得ら
れない。そこで、粒度分布を調べたところ、粒径20μ
mのものが80%以上含まれていることが必要であるこ
とがわかった。これより少ないと、粒径の大きいものが
増し、場所により大きな粒子が存在することとなり、遮
断性能の低下を招くことになるからである。
【0018】また、焼結に際し、Cuの蒸発を防止する
ためには炉内の圧力を調整することが効果的である。そ
のため、炉内に不活性ガスとしてArガスを導入し、A
rガスの分圧を焼結温度におけるCuの蒸気圧より大き
くしたのである。
ためには炉内の圧力を調整することが効果的である。そ
のため、炉内に不活性ガスとしてArガスを導入し、A
rガスの分圧を焼結温度におけるCuの蒸気圧より大き
くしたのである。
【0019】残留酸素、窒素を除去するため大気から真
空ポンプで10-3Torr程度まで排気後Arガスを導入
し、加熱を開始する。不活性ガス雰囲気を作製する場
合、一般にはArガスの他に安価な窒素ガスを用いる
が、焼結加熱中でのCrの窒化を避けるためArガスを
用いる。
空ポンプで10-3Torr程度まで排気後Arガスを導入
し、加熱を開始する。不活性ガス雰囲気を作製する場
合、一般にはArガスの他に安価な窒素ガスを用いる
が、焼結加熱中でのCrの窒化を避けるためArガスを
用いる。
【0020】Arガスの分圧は、焼結温度、即ちCuの
融点直下の温度1060℃におけるCuの蒸気圧である
1×10-4Torrより大きい範囲とする。実際には、炉内
の構造、ガス導入条件に依存する。例えば、架台に設置
した成形体の位置、架台の構造、ガス導入位置、導入口
の数と排気位置、ガス導入の流量などに依存するのであ
る。このため、実用的には、1×10-2Torrより大きい
圧力で安定して製作される。圧力が大きい場合の効果は
同等であるので、ガスの消費量を少なくするため、5×
100 Torr程度とする。
融点直下の温度1060℃におけるCuの蒸気圧である
1×10-4Torrより大きい範囲とする。実際には、炉内
の構造、ガス導入条件に依存する。例えば、架台に設置
した成形体の位置、架台の構造、ガス導入位置、導入口
の数と排気位置、ガス導入の流量などに依存するのであ
る。このため、実用的には、1×10-2Torrより大きい
圧力で安定して製作される。圧力が大きい場合の効果は
同等であるので、ガスの消費量を少なくするため、5×
100 Torr程度とする。
【0021】表3には、Arガスの分圧0.1Torr下で焼
結した場合の電極と、5×10-5Torrの真空下で焼結し
た場合のものとを比較して示す。
結した場合の電極と、5×10-5Torrの真空下で焼結し
た場合のものとを比較して示す。
【0022】
【表3】
【0023】この表3に示すように、得られた電極の表
面はArガス導入のものは淡銅色をなし、Arガスを導
入しなかったものは灰銅色を程する。これは、Arガス
の導入により、Cuの蒸発が抑制されたことによるもの
と考えられる。電極の断面の顕微鏡写真をみると、真空
下で焼結を行ったものは表面層のCuが減少してしまっ
ているのに対し、Arガス導入下で焼結を行ったもの
は、Cuの減少が抑制されていることがわかる。事実得
られた電極をそれぞれ真空インタラプタに組み込み、接
触抵抗を調べたところ、Arガス導入のものの方が良い
値を示した。
面はArガス導入のものは淡銅色をなし、Arガスを導
入しなかったものは灰銅色を程する。これは、Arガス
の導入により、Cuの蒸発が抑制されたことによるもの
と考えられる。電極の断面の顕微鏡写真をみると、真空
下で焼結を行ったものは表面層のCuが減少してしまっ
ているのに対し、Arガス導入下で焼結を行ったもの
は、Cuの減少が抑制されていることがわかる。事実得
られた電極をそれぞれ真空インタラプタに組み込み、接
触抵抗を調べたところ、Arガス導入のものの方が良い
値を示した。
【0024】さらに、CuとCrの混合粉末を金型で加
圧成形し、それを金型から取り出して炉内に設置するこ
とから、成形体がハンドリング等に支障のないものであ
ることが必要である。そこで、前述の成分、粒度の混合
粉末について、種々の成形密度で成形体を成形し、加熱
焼結して電極材料を得たところ、理論密度に対する成形
体の密度を70%以上とすると、ハンドリング等に支障
がなく、成形体にカケなども生ぜず、また、焼結後の導
電率を問題がないことがわかった。
圧成形し、それを金型から取り出して炉内に設置するこ
とから、成形体がハンドリング等に支障のないものであ
ることが必要である。そこで、前述の成分、粒度の混合
粉末について、種々の成形密度で成形体を成形し、加熱
焼結して電極材料を得たところ、理論密度に対する成形
体の密度を70%以上とすると、ハンドリング等に支障
がなく、成形体にカケなども生ぜず、また、焼結後の導
電率を問題がないことがわかった。
【0025】以上の実験結果からの考察により、所期の
目的を達成する本発明に係る真空インタラプタ用電極の
製造方法は、平均粒径が5〜15μmで、かつ粒径20
μm以下の含有量が80%以上である13重量%から3
5重量%のCr粉末と65重量%から87重量%のCu
粉末との混合粉末を加圧成形し、得られた成形体を高純
度のアルゴンガス導入下の真空中で加熱焼結することを
特徴とするものである。
目的を達成する本発明に係る真空インタラプタ用電極の
製造方法は、平均粒径が5〜15μmで、かつ粒径20
μm以下の含有量が80%以上である13重量%から3
5重量%のCr粉末と65重量%から87重量%のCu
粉末との混合粉末を加圧成形し、得られた成形体を高純
度のアルゴンガス導入下の真空中で加熱焼結することを
特徴とするものである。
【0026】また、上記製造方法において、前記混合粉
末をスパイラル形に加圧成形することを特徴とするもの
である。
末をスパイラル形に加圧成形することを特徴とするもの
である。
【0027】さらに、上記製造方法において、前記成形
体の密度が理論密度の70%以上であることを特徴とす
るものである。
体の密度が理論密度の70%以上であることを特徴とす
るものである。
【0028】
【実施例】次に、本発明に係る電極材料の製造方法の一
実施例について説明する。出発原料として、粒径−10
0μmのCu粉体と、平均粒径が8μmCr粉末とを8
2:18の重量比で、V型混合器で1時間十分に混合し
た。使用したCr粉末は、その粒度分布を図3に示すよ
うに、粒径20μm以下のものが80%以上含まれるも
のである。
実施例について説明する。出発原料として、粒径−10
0μmのCu粉体と、平均粒径が8μmCr粉末とを8
2:18の重量比で、V型混合器で1時間十分に混合し
た。使用したCr粉末は、その粒度分布を図3に示すよ
うに、粒径20μm以下のものが80%以上含まれるも
のである。
【0029】得られた混合粉末をスパイラル電極形状の
直径60mmの金型に充填し、5ton/cm2 の圧力で加圧成
形し、成形体を得る。この成形体の密度は、理論密度の
70%以上とする。
直径60mmの金型に充填し、5ton/cm2 の圧力で加圧成
形し、成形体を得る。この成形体の密度は、理論密度の
70%以上とする。
【0030】得られた成形体を金型から取り出し、炉内
に設置する。このとき、成形体は所定の密度で形成され
ているので、ハンドリングの際に支障が生じることはな
い。
に設置する。このとき、成形体は所定の密度で形成され
ているので、ハンドリングの際に支障が生じることはな
い。
【0031】次に、真空ポンプにより炉内を真空引き
し、5×10-3Torr程度の真空圧とする。次いで、炉内
にArガスを導入し、分圧が0.1Torrとなるように調整
する。Arガスとしては、酸素含有量が1ppm 以下、窒
素含有量が5ppm 以下の純度99.99%以上のものを使
った。
し、5×10-3Torr程度の真空圧とする。次いで、炉内
にArガスを導入し、分圧が0.1Torrとなるように調整
する。Arガスとしては、酸素含有量が1ppm 以下、窒
素含有量が5ppm 以下の純度99.99%以上のものを使
った。
【0032】Arガスを流しながら、分圧0.1Torrを保
った状態で加熱を行った。加熱は、Cuの融点直下の1
060℃で2時間行い、成形体を焼結した。焼結後の電
極の充填密度は98%であった。
った状態で加熱を行った。加熱は、Cuの融点直下の1
060℃で2時間行い、成形体を焼結した。焼結後の電
極の充填密度は98%であった。
【0033】図4に示すように、得られた電極を固定電
極21、可動電極22として、固定リード棒23、可動
リード24にそれぞれろう付けし、真空インタラプタ2
5を得た。この真空インタラプタ25の接触抵抗を測定
後、遮断試験を実施した結果、同一組成物を機械加工し
て得られた電極を使用した真空インタラプタと同等の遮
断性能を有していた。また、この真空インタラプタ25
を操作機構に取付けて開閉寿命試験を20000回実施
したが、電極21、22に割れや欠け等の異常は生じな
かった。
極21、可動電極22として、固定リード棒23、可動
リード24にそれぞれろう付けし、真空インタラプタ2
5を得た。この真空インタラプタ25の接触抵抗を測定
後、遮断試験を実施した結果、同一組成物を機械加工し
て得られた電極を使用した真空インタラプタと同等の遮
断性能を有していた。また、この真空インタラプタ25
を操作機構に取付けて開閉寿命試験を20000回実施
したが、電極21、22に割れや欠け等の異常は生じな
かった。
【0034】尚、本発明はスパイラル形電極だけでな
く、縦磁界印加形の電極にも同様適用できる。
く、縦磁界印加形の電極にも同様適用できる。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る真空インタラプタ用電極の
製造方法によれば、平均粒径が5〜15μmで、かつ粒
径20μm以下の含有量が80%以上である微細Cr粉
末を用いていることから、遮断性能のすぐれた電極を得
ることができ、ひいては、真空インタラプタの小型化を
図ることができる。また、真空圧下で、しかもArガス
導入下で加熱焼結を行うようにしたので、電極表面から
のCuの飛散が防止でき、接触抵抗を低減した電極を得
ることができる。
製造方法によれば、平均粒径が5〜15μmで、かつ粒
径20μm以下の含有量が80%以上である微細Cr粉
末を用いていることから、遮断性能のすぐれた電極を得
ることができ、ひいては、真空インタラプタの小型化を
図ることができる。また、真空圧下で、しかもArガス
導入下で加熱焼結を行うようにしたので、電極表面から
のCuの飛散が防止でき、接触抵抗を低減した電極を得
ることができる。
【0036】本発明に係る真空インタラプタ用電極の製
造方法によれば、Cr−Cu粉末を成形体密度が理論密
度の70%以上となるように加圧成形し、得られた成形
体をCuの融点以下の温度で焼結して電極材料を得ると
いうように、出発原料、成形時の密度、焼結温度を特定
したことにより、カケ、ワレのない焼結体を得ることが
できる。電極形状で成形し、加熱焼結するため、得られ
た焼結体がそのまま電極として使用できることから、機
械加工がなく、材料の無駄がなく、材料費の低減が図
れ、機械加工費も不要となり、さらに短期製造が可能と
なり、ひいては、生産工程の管理、在庫管理が容易とな
る。
造方法によれば、Cr−Cu粉末を成形体密度が理論密
度の70%以上となるように加圧成形し、得られた成形
体をCuの融点以下の温度で焼結して電極材料を得ると
いうように、出発原料、成形時の密度、焼結温度を特定
したことにより、カケ、ワレのない焼結体を得ることが
できる。電極形状で成形し、加熱焼結するため、得られ
た焼結体がそのまま電極として使用できることから、機
械加工がなく、材料の無駄がなく、材料費の低減が図
れ、機械加工費も不要となり、さらに短期製造が可能と
なり、ひいては、生産工程の管理、在庫管理が容易とな
る。
【0037】設備の面から、設備のメンテナンスや作業
時間の短縮ができ、また投入量の増加による生産性の向
上とコストの低減ができる。さらに、高真空を得るため
の高価な排気装置が不要となり、排気から加熱工程への
時間も短縮する。加熱時、粉体から発生したガスは、A
rガスが速やかに運び去るため真空焼結のように発生ガ
スにより昇温スピードを緩やかにしたり、昇温工程での
保持時間を長くしたりする必要がない。
時間の短縮ができ、また投入量の増加による生産性の向
上とコストの低減ができる。さらに、高真空を得るため
の高価な排気装置が不要となり、排気から加熱工程への
時間も短縮する。加熱時、粉体から発生したガスは、A
rガスが速やかに運び去るため真空焼結のように発生ガ
スにより昇温スピードを緩やかにしたり、昇温工程での
保持時間を長くしたりする必要がない。
【図1】Crの含有量と遮断性能との関係を示すグラフ
である。
である。
【図2】Cr粒径と遮断性能との関係を示すグラフであ
る。
る。
【図3】実施例で使用したCu粉末の粒度分布を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図4】得られた電極を組み込んだ真空インタラプタの
断面図である。
断面図である。
【図5】スパイラル形真空インタラプタ用電極の平面図
と側面図である。
と側面図である。
1 電極 2 スパイラル溝 21 固定電極 22 可動電極 23 固定リード棒 24 可動リード棒 25 真空インタラプタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 伸尚 東京都品川区大崎二丁目1番17号 株式会 社明電舎内
Claims (3)
- 【請求項1】 平均粒径が5〜15μmで、かつ粒径2
0μm以下の含有量が80%以上である13重量%から
35重量%のクロム粉末と65重量%から87重量%の
銅粉末との混合粉末を加圧成形し、得られた成形体を高
純度のアルゴンガス導入下の真空中で加熱焼結すること
を特徴とする真空インタラプタ用電極の製造方法。 - 【請求項2】 前記混合粉末をスパイラル形に加圧成形
する請求項1に記載の真空インタラプタ用電極の製造方
法。 - 【請求項3】 前記成形体の密度が理論密度の70%以
上である請求項1に記載の真空インタラプタ用電極の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5173876A JPH0729446A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 真空インタラプタ用電極の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5173876A JPH0729446A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 真空インタラプタ用電極の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0729446A true JPH0729446A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=15968768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5173876A Pending JPH0729446A (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 真空インタラプタ用電極の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729446A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6597428B1 (en) | 1997-07-10 | 2003-07-22 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method and apparatus for forming photographic images |
| JP2009076218A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Hitachi Ltd | 電気接点 |
| KR101503318B1 (ko) * | 2013-12-20 | 2015-03-17 | 엘에스산전 주식회사 | 진공회로차단기용 진공인터럽터의 제조방법 |
| JP2019192464A (ja) * | 2018-04-24 | 2019-10-31 | 株式会社東芝 | 真空バルブ用接点材料および真空バルブ用接点材料の製造方法 |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP5173876A patent/JPH0729446A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6597428B1 (en) | 1997-07-10 | 2003-07-22 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method and apparatus for forming photographic images |
| JP2009076218A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Hitachi Ltd | 電気接点 |
| KR101503318B1 (ko) * | 2013-12-20 | 2015-03-17 | 엘에스산전 주식회사 | 진공회로차단기용 진공인터럽터의 제조방법 |
| JP2019192464A (ja) * | 2018-04-24 | 2019-10-31 | 株式会社東芝 | 真空バルブ用接点材料および真空バルブ用接点材料の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040406 |