JPH07294530A - 病原体に対する体液中の抗体検出法 - Google Patents
病原体に対する体液中の抗体検出法Info
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- JPH07294530A JPH07294530A JP12085394A JP12085394A JPH07294530A JP H07294530 A JPH07294530 A JP H07294530A JP 12085394 A JP12085394 A JP 12085394A JP 12085394 A JP12085394 A JP 12085394A JP H07294530 A JPH07294530 A JP H07294530A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】体液中の病原体抗体を検出するための検査試薬
を提供する。 【構成】複数の病原体抗体測定チャンネルを持ち、各々
のチャンネルには異なる濃度の可溶性病原体抗原もしく
は、目的病原体に類似する病原体を含むチャンネルを持
つ病原体抗体を検出するための検査試薬。 【効果】本発明の方法によれば、高感度かつ特異的に体
液中の病原体抗体を検出する事が可能である。
を提供する。 【構成】複数の病原体抗体測定チャンネルを持ち、各々
のチャンネルには異なる濃度の可溶性病原体抗原もしく
は、目的病原体に類似する病原体を含むチャンネルを持
つ病原体抗体を検出するための検査試薬。 【効果】本発明の方法によれば、高感度かつ特異的に体
液中の病原体抗体を検出する事が可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体液中の病原体抗体検
出用試薬に関する。
出用試薬に関する。
【0002】
【従来の技術】病原体に関して、過去(場合によっては
現在も継続している)に既往症が有るかどうかを判定す
る手法として、体液中の抗体検出が行われることは公知
のことである。その方法としては病原体そのもの、もし
くは部分成分を固相に感作し、体液と接触させ、その後
固相に吸着した免疫グロブリンを検出する、いわゆる免
疫学的操作法により行われることが一般的である。とこ
ろが、種族の近い病原体には種が異なるにもかかわらず
類似した成分から構成されることがよくある。この場
合、一般の抗体測定法では、目的とする病原体に対する
抗体が存在しなくても、類似の病原体に対する抗体が存
在すれば、この類似抗体を検出して陽性と判定される
(一般的に偽陽性と言われている)。これは、医師が医
療行為を行う上で、診断や治療方針を誤る結果となり、
大きな問題となっている。これを解決する方法として、
種々の方法が試みられているが、以下に病原体Heli
cobacter pyloriを例として説明する。
WarrenとMarshall(Marshall
BJ & Warren JR:Unitentifi
ed curved bacilli inthe s
tomach of patients with g
astritis peptic ulceratio
n.Lancet i:1311−1315,198
4)らによって初めてヒト胃前庭部より分離、培養され
たHelicobacter pyloriは、現在で
は胃粘膜病変の主原因の一つと考えられている。このた
め、ヒト胃内部にHelicobacter pylo
riが存在するかどうかを知ることは、胃・十二指腸疾
患の診断に大いに役立つものである。さて、Helic
obacter pylori感染を調べる方法とし
て、内視鏡施行時にHelicobacter pyl
ori菌を分離同定すること、もしくは13C−Ure
a等を用いたBreathテスト(Graham D
Y,et al:Campylobacter pyl
oridis detected noninvasi
vely by the 13C−urea brea
th test.Lancet i:1174−117
7,1987)が最も確実な方法である。しかし、患者
に与える負担も大きく、培養施設等の問題も有り簡便と
はいえない。これに対し、EIA法による血清中のHe
licobacter pylori抗体検出が報告
(Rathbone BJ,et al:Immune
response to Campylobacte
r pyloridis.lancet 1:121
7,1985)されている。しかしHelicobac
ter pylori抗原とCampylobacte
r属との共通抗原性が指摘されており、Campylo
bacter属の菌体を用いた吸収による免疫反応も報
告されている(Perez−perez GI,et
al:Campylobacter pylori a
ntibodies in humans.Ann I
nten Med 109:11−17,1988)。
しかし、この吸収操作には、菌体すべてを用いるため、
吸収後の遠心操作が必要であり、大量検体を扱うには煩
雑なものであった。また、ゲル濾過により得たUrea
se活性を含む高分子分画を抗原としたELISA法も
報告されている(Evans JD,et al:A
sensitive and specific se
rologic test for detectio
n of Campylobacter pylori
infection.Gastroenterolo
gy 96:1004−1008,1989)。同法
は、特異性、感度共優れた方法である。とこらが同法
は、Helicobacter pylori菌の一部
の蛋白を抗原としているため、その用いた一部の抗原に
たいする抗体の少ない患者は偽陰性となることが指摘さ
れていた。
現在も継続している)に既往症が有るかどうかを判定す
る手法として、体液中の抗体検出が行われることは公知
のことである。その方法としては病原体そのもの、もし
くは部分成分を固相に感作し、体液と接触させ、その後
固相に吸着した免疫グロブリンを検出する、いわゆる免
疫学的操作法により行われることが一般的である。とこ
ろが、種族の近い病原体には種が異なるにもかかわらず
類似した成分から構成されることがよくある。この場
合、一般の抗体測定法では、目的とする病原体に対する
抗体が存在しなくても、類似の病原体に対する抗体が存
在すれば、この類似抗体を検出して陽性と判定される
(一般的に偽陽性と言われている)。これは、医師が医
療行為を行う上で、診断や治療方針を誤る結果となり、
大きな問題となっている。これを解決する方法として、
種々の方法が試みられているが、以下に病原体Heli
cobacter pyloriを例として説明する。
WarrenとMarshall(Marshall
BJ & Warren JR:Unitentifi
ed curved bacilli inthe s
tomach of patients with g
astritis peptic ulceratio
n.Lancet i:1311−1315,198
4)らによって初めてヒト胃前庭部より分離、培養され
たHelicobacter pyloriは、現在で
は胃粘膜病変の主原因の一つと考えられている。このた
め、ヒト胃内部にHelicobacter pylo
riが存在するかどうかを知ることは、胃・十二指腸疾
患の診断に大いに役立つものである。さて、Helic
obacter pylori感染を調べる方法とし
て、内視鏡施行時にHelicobacter pyl
ori菌を分離同定すること、もしくは13C−Ure
a等を用いたBreathテスト(Graham D
Y,et al:Campylobacter pyl
oridis detected noninvasi
vely by the 13C−urea brea
th test.Lancet i:1174−117
7,1987)が最も確実な方法である。しかし、患者
に与える負担も大きく、培養施設等の問題も有り簡便と
はいえない。これに対し、EIA法による血清中のHe
licobacter pylori抗体検出が報告
(Rathbone BJ,et al:Immune
response to Campylobacte
r pyloridis.lancet 1:121
7,1985)されている。しかしHelicobac
ter pylori抗原とCampylobacte
r属との共通抗原性が指摘されており、Campylo
bacter属の菌体を用いた吸収による免疫反応も報
告されている(Perez−perez GI,et
al:Campylobacter pylori a
ntibodies in humans.Ann I
nten Med 109:11−17,1988)。
しかし、この吸収操作には、菌体すべてを用いるため、
吸収後の遠心操作が必要であり、大量検体を扱うには煩
雑なものであった。また、ゲル濾過により得たUrea
se活性を含む高分子分画を抗原としたELISA法も
報告されている(Evans JD,et al:A
sensitive and specific se
rologic test for detectio
n of Campylobacter pylori
infection.Gastroenterolo
gy 96:1004−1008,1989)。同法
は、特異性、感度共優れた方法である。とこらが同法
は、Helicobacter pylori菌の一部
の蛋白を抗原としているため、その用いた一部の抗原に
たいする抗体の少ない患者は偽陰性となることが指摘さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、有用
な医薬の開発に応用できる、体液中の病原体抗体を高感
度かつ特異的に検出する検査用試薬を提供することを目
的とする。
な医薬の開発に応用できる、体液中の病原体抗体を高感
度かつ特異的に検出する検査用試薬を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、体液中
の病原体抗体を検出する試薬を提供することであり、検
出に用いる抗原は、可能な限り多くの病原体由来の可溶
性抗原を使用する。続いて、複数濃度の病原体可溶性抗
原を用意して、それぞれを単体(ボール、マイクロプレ
ート等)に感作させる、そしてそれぞれの単体を体液と
接触させ単体感作可溶性抗原−免疫グロブリンの複合物
作成させ、その後固相に吸着した免疫グロブリンを標識
抗免疫グロブリン等を用いて測定する。測定検体中の抗
体が陰性もしくは陽性であるかの判定は、単体感作濃度
差間の測定値の差で判定する。測定値間データが複数で
存在する場合(つまり3チャンネル以上ある場合)は1
判定データが陽性(比較される陰性コントロールにて求
めた基準値を越える場合)である場合には陽性と判定す
る。一般に、病原体は蛋白質、糖類、脂質等を含む多く
の成分から構成されている。このため、生体体液中には
これら全てについて対応する抗体が存在する可能性があ
り、個体差により種々雑多である。ところが、これらの
抗原を単体に感作する場合、同じ条件でも感作されやす
い抗原と、されにくい抗原がある。また感作する単体に
は感作許容量があるため、高濃度で感作しても、感作さ
れるトータルの抗原量は小量しか増加しない。これに対
し感作される抗原の成分は、感作されやすい抗原量が増
加し、逆に感作されにくい抗原は減少する。低濃度で感
作する場合は、逆に感作溶液中の抗原量が小量のため、
単体に感作されにくい物質も単体に感作され、感作され
にくい物質が単体に感作される比率は増加することにな
る。つまり、病原体の可溶性抗原を、単体に高濃度で感
作する場合と低濃度で感作する場合で、感作される抗原
成分が変化する。このため本発明では、測定検体を複数
濃度で感作した単体を用い測定し、そのデータを複合す
ることにより測定感度をあげるものである。以下に、病
原体をHelicobacter pyloriとして
説明する。本発明の目的は、体液中のHelicoba
cter pylori抗体を検出する試薬を提供する
ことであり、検出に用いる抗原は、可能な限り多くのH
elicobacter pylori由来の可溶性抗
原を使用することである。すなわち、全Helicob
acter pylori菌体可溶性抗原を用いた抗体
検出用試薬を提供することであるが、この場合非特異反
応を示す、交差性物質をも測定することは公知のことで
ある。この非特異反応を除外するために、本発明では測
定チャンネルとは別にブランクチャンネルを設け、かつ
ブランクチャンネルには測定チャンネルに用いたHel
icobacter pylori可溶性抗原と同一の
成分を低濃度で感作することである。一般に、抗体検出
試薬の場合測定チャンネルとは別にブランクチャンネル
を設け検体ブランクを測定することは、よく行われるこ
とである。しかし、一般に行われているブランクチャン
ネルには、目的とする抗体を検出するための抗原成分は
なんら感作されておらず本発明とは異なるものである。
抗原に反応する抗体量は、抗原量に比例することは、公
知のことである。すなわち、抗体検出に用いる抗原量が
多くなればなるほど、検出される抗体量も増大する。と
ころが、我々はHelicobacterpylori
抗原量の増加に対し、非特異反応と言われる交差性物質
(抗体)の増加は、目的とする特異抗体(Helico
bacter pyloriに対する抗体)の増加に比
較し比較的緩やかな増加傾向を示すことを見いだした。
この為、高濃度Helicobacter pylor
i可溶性抗原で測定したデータから低濃度Helico
bacter pylori可溶性抗原で測定したデー
タを差し引くことにより、非特異物質のデータが消去で
き、特異物質(Helicobacter pylor
iに対する抗体)のみを検出することが可能であること
がわかった。本発明試薬を用いた場合、Helicob
acterpylori抗原はすべての可溶性抗原を用
いているため、Helicobacter pylor
iの一部分に対する抗体しか持たない患者についても偽
陰性を示すことはない。また、ブランクチャンネルに感
作する抗原は、Helicobacter pylor
i以外の菌体可溶性抗原でも可能である。この場合可溶
性抗原感作量は測定チャンネルのHelicobact
er pylori可溶性抗原感作量と同程度が望まし
い。また、この場合菌種はHelicobacter
pyloriに類似する菌種が好く、特にCampyl
obacter属が好ましい。さらに、ブランクチャン
ネルに用いる菌種は一種類でも良く、また二種類以上で
も良い。
の病原体抗体を検出する試薬を提供することであり、検
出に用いる抗原は、可能な限り多くの病原体由来の可溶
性抗原を使用する。続いて、複数濃度の病原体可溶性抗
原を用意して、それぞれを単体(ボール、マイクロプレ
ート等)に感作させる、そしてそれぞれの単体を体液と
接触させ単体感作可溶性抗原−免疫グロブリンの複合物
作成させ、その後固相に吸着した免疫グロブリンを標識
抗免疫グロブリン等を用いて測定する。測定検体中の抗
体が陰性もしくは陽性であるかの判定は、単体感作濃度
差間の測定値の差で判定する。測定値間データが複数で
存在する場合(つまり3チャンネル以上ある場合)は1
判定データが陽性(比較される陰性コントロールにて求
めた基準値を越える場合)である場合には陽性と判定す
る。一般に、病原体は蛋白質、糖類、脂質等を含む多く
の成分から構成されている。このため、生体体液中には
これら全てについて対応する抗体が存在する可能性があ
り、個体差により種々雑多である。ところが、これらの
抗原を単体に感作する場合、同じ条件でも感作されやす
い抗原と、されにくい抗原がある。また感作する単体に
は感作許容量があるため、高濃度で感作しても、感作さ
れるトータルの抗原量は小量しか増加しない。これに対
し感作される抗原の成分は、感作されやすい抗原量が増
加し、逆に感作されにくい抗原は減少する。低濃度で感
作する場合は、逆に感作溶液中の抗原量が小量のため、
単体に感作されにくい物質も単体に感作され、感作され
にくい物質が単体に感作される比率は増加することにな
る。つまり、病原体の可溶性抗原を、単体に高濃度で感
作する場合と低濃度で感作する場合で、感作される抗原
成分が変化する。このため本発明では、測定検体を複数
濃度で感作した単体を用い測定し、そのデータを複合す
ることにより測定感度をあげるものである。以下に、病
原体をHelicobacter pyloriとして
説明する。本発明の目的は、体液中のHelicoba
cter pylori抗体を検出する試薬を提供する
ことであり、検出に用いる抗原は、可能な限り多くのH
elicobacter pylori由来の可溶性抗
原を使用することである。すなわち、全Helicob
acter pylori菌体可溶性抗原を用いた抗体
検出用試薬を提供することであるが、この場合非特異反
応を示す、交差性物質をも測定することは公知のことで
ある。この非特異反応を除外するために、本発明では測
定チャンネルとは別にブランクチャンネルを設け、かつ
ブランクチャンネルには測定チャンネルに用いたHel
icobacter pylori可溶性抗原と同一の
成分を低濃度で感作することである。一般に、抗体検出
試薬の場合測定チャンネルとは別にブランクチャンネル
を設け検体ブランクを測定することは、よく行われるこ
とである。しかし、一般に行われているブランクチャン
ネルには、目的とする抗体を検出するための抗原成分は
なんら感作されておらず本発明とは異なるものである。
抗原に反応する抗体量は、抗原量に比例することは、公
知のことである。すなわち、抗体検出に用いる抗原量が
多くなればなるほど、検出される抗体量も増大する。と
ころが、我々はHelicobacterpylori
抗原量の増加に対し、非特異反応と言われる交差性物質
(抗体)の増加は、目的とする特異抗体(Helico
bacter pyloriに対する抗体)の増加に比
較し比較的緩やかな増加傾向を示すことを見いだした。
この為、高濃度Helicobacter pylor
i可溶性抗原で測定したデータから低濃度Helico
bacter pylori可溶性抗原で測定したデー
タを差し引くことにより、非特異物質のデータが消去で
き、特異物質(Helicobacter pylor
iに対する抗体)のみを検出することが可能であること
がわかった。本発明試薬を用いた場合、Helicob
acterpylori抗原はすべての可溶性抗原を用
いているため、Helicobacter pylor
iの一部分に対する抗体しか持たない患者についても偽
陰性を示すことはない。また、ブランクチャンネルに感
作する抗原は、Helicobacter pylor
i以外の菌体可溶性抗原でも可能である。この場合可溶
性抗原感作量は測定チャンネルのHelicobact
er pylori可溶性抗原感作量と同程度が望まし
い。また、この場合菌種はHelicobacter
pyloriに類似する菌種が好く、特にCampyl
obacter属が好ましい。さらに、ブランクチャン
ネルに用いる菌種は一種類でも良く、また二種類以上で
も良い。
【0005】
(実施例1)Helicobacter pylori
を長田(potent inhibitory act
ion of the gastric proton
pump inhibitor lansopraz
ole against urease activi
ty of helicobacter pylor
i:unique action selective
for H.pylori cells.antim
icrob agents chemother37:
769−774,1993)らの方法により培養した
後、Stacey(Antigenicity of
fractions of helicobacter
pylori prepared by fast
protein liquid chromatogr
aphy and urease capture b
y monoclonal antibodies.E
urj clin microbiol infect
dis 9:732−737,1990)らの方法に
準じ可溶性抗原を作成した。この抗原を、ELISA用
96穴マイクロプレートに、測定チャンネルには1μg
/mlで、またブランクチャンネルには0.1μg/m
lで分注し、4℃一夜静置した。プレートをPBS
(0.1%Tween20含む)で洗浄後、ブロックエ
ースでブロッキングした。患者血清を1%の牛アルブミ
ンを含むPBSで500倍希釈して添加後1時間反応さ
せた。洗浄の後、ペルオキシダーゼ標識抗ヒトIgG抗
体を加え1時間反応させた。再度洗浄後、基質液(0.
03%オルトフェニレンジアミン,0.003%H2O
2)を加え37℃、10分反応させた。反応は2N硫酸
を加え停止し、各ウエルをマイクロプレートリーダー
(λ1=492nm,λ2=660nm)で比色した。
そして、測定チャンネル(固相Helicobacte
rpylori抗原1μg/mlの測定値)からブラン
クチャンネル(固相Helicobacter pyl
ori抗原0.1μg/mlの測定値)を差し引いた値
を判定値とした。内視鏡診断で正常、かつ細菌培養検査
が陰性であったヒト血清(n=8)を測定し、そのO.
D.値のx+2SD=0.200をカットオフ値と定め
それ以上を陽性と判定した。結果を表に示した。なお、
Helicobacter pyloriの感染は内視
鏡時に採取した生検組織の培養検査によって陽性か陰性
を診断した。本発明による検出感度は86.9%であり
特異性は70.8%、そして正確度は81.2%であっ
た。これらの結果は以下に記した比較例と比べ高感度で
あるのがわかる。 (比較例1) (実施例1)でブランクチャンネルには、何等抗原を吸
着させない場合の結果を表に示した。検出感度は69.
2%であり特異性は73.6%、そして正確度は70.
6%であった。 (比較例2)Evans(A sensitive a
nd specific serplogic tes
t for detection of Campyl
obacter pylori infection.
Gastroenterology 96:1004−
1008,1989)の方法に従い測定した。すなわ
ち、界面活性剤(n−オクチル−グルコシド)で可溶可
したHelicobacter pylori抗原をゲ
ルろ過かし、その第一ピークの抗原を、ELISA用9
6穴マイクロプレートに、1μg/mlで、4℃一夜静
置した。プレートを、PBS(0.1%Tween20
含む)で洗浄後、ブロックエースでブロッキングした。
患者血清を1%の牛アルブミンを含むPBSで500倍
希釈にて添加後1時間反応させた。洗浄の後、ペルオキ
シダーゼ標識抗ヒトIgG抗体を加え1時間反応させ
た。再度洗浄後、基質液(0.03%オルトフェニレン
ジアミン,0.003%H2O2)を加え37℃、10
分反応させた。反応は2N硫酸を加え停止し、各ウェル
をマイクロプレートリーダー(λ1=492nm,λ2
=660nm)で比色した。内視鏡診断で正常、かつ培
養検査が陰性であったヒト血清(n=8)を各法にて測
定し、そのO.D.値のx+2SD=0.300をカッ
トオフ値と定めそれ以上を陽性と判定した。その結果を
表に示した。検出感度は82.39%であり特異性は7
0.8%、そして正確度は78.2%であった。
を長田(potent inhibitory act
ion of the gastric proton
pump inhibitor lansopraz
ole against urease activi
ty of helicobacter pylor
i:unique action selective
for H.pylori cells.antim
icrob agents chemother37:
769−774,1993)らの方法により培養した
後、Stacey(Antigenicity of
fractions of helicobacter
pylori prepared by fast
protein liquid chromatogr
aphy and urease capture b
y monoclonal antibodies.E
urj clin microbiol infect
dis 9:732−737,1990)らの方法に
準じ可溶性抗原を作成した。この抗原を、ELISA用
96穴マイクロプレートに、測定チャンネルには1μg
/mlで、またブランクチャンネルには0.1μg/m
lで分注し、4℃一夜静置した。プレートをPBS
(0.1%Tween20含む)で洗浄後、ブロックエ
ースでブロッキングした。患者血清を1%の牛アルブミ
ンを含むPBSで500倍希釈して添加後1時間反応さ
せた。洗浄の後、ペルオキシダーゼ標識抗ヒトIgG抗
体を加え1時間反応させた。再度洗浄後、基質液(0.
03%オルトフェニレンジアミン,0.003%H2O
2)を加え37℃、10分反応させた。反応は2N硫酸
を加え停止し、各ウエルをマイクロプレートリーダー
(λ1=492nm,λ2=660nm)で比色した。
そして、測定チャンネル(固相Helicobacte
rpylori抗原1μg/mlの測定値)からブラン
クチャンネル(固相Helicobacter pyl
ori抗原0.1μg/mlの測定値)を差し引いた値
を判定値とした。内視鏡診断で正常、かつ細菌培養検査
が陰性であったヒト血清(n=8)を測定し、そのO.
D.値のx+2SD=0.200をカットオフ値と定め
それ以上を陽性と判定した。結果を表に示した。なお、
Helicobacter pyloriの感染は内視
鏡時に採取した生検組織の培養検査によって陽性か陰性
を診断した。本発明による検出感度は86.9%であり
特異性は70.8%、そして正確度は81.2%であっ
た。これらの結果は以下に記した比較例と比べ高感度で
あるのがわかる。 (比較例1) (実施例1)でブランクチャンネルには、何等抗原を吸
着させない場合の結果を表に示した。検出感度は69.
2%であり特異性は73.6%、そして正確度は70.
6%であった。 (比較例2)Evans(A sensitive a
nd specific serplogic tes
t for detection of Campyl
obacter pylori infection.
Gastroenterology 96:1004−
1008,1989)の方法に従い測定した。すなわ
ち、界面活性剤(n−オクチル−グルコシド)で可溶可
したHelicobacter pylori抗原をゲ
ルろ過かし、その第一ピークの抗原を、ELISA用9
6穴マイクロプレートに、1μg/mlで、4℃一夜静
置した。プレートを、PBS(0.1%Tween20
含む)で洗浄後、ブロックエースでブロッキングした。
患者血清を1%の牛アルブミンを含むPBSで500倍
希釈にて添加後1時間反応させた。洗浄の後、ペルオキ
シダーゼ標識抗ヒトIgG抗体を加え1時間反応させ
た。再度洗浄後、基質液(0.03%オルトフェニレン
ジアミン,0.003%H2O2)を加え37℃、10
分反応させた。反応は2N硫酸を加え停止し、各ウェル
をマイクロプレートリーダー(λ1=492nm,λ2
=660nm)で比色した。内視鏡診断で正常、かつ培
養検査が陰性であったヒト血清(n=8)を各法にて測
定し、そのO.D.値のx+2SD=0.300をカッ
トオフ値と定めそれ以上を陽性と判定した。その結果を
表に示した。検出感度は82.39%であり特異性は7
0.8%、そして正確度は78.2%であった。
【0006】
【考案の効果】実施例1、比較例1および比較例2に示
される如く、本発明の方法によれば、高感度かつ特異的
に体液中の病原体(Helicobacterpylo
ri)抗体を検出する事が可能であった。すなわち、簡
便に病原体(Helicobacter pylor
i)感染を診断可能であった。
される如く、本発明の方法によれば、高感度かつ特異的
に体液中の病原体(Helicobacterpylo
ri)抗体を検出する事が可能であった。すなわち、簡
便に病原体(Helicobacter pylor
i)感染を診断可能であった。
【図1】図1は、酵素免疫測定法による血清Helic
obacter pylori抗体測定結果を示すグラ
フである。(a)は陽性、(b)は陰性そして(c)は
陽性検体である。
obacter pylori抗体測定結果を示すグラ
フである。(a)は陽性、(b)は陰性そして(c)は
陽性検体である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 登 奈良県橿原市白橿町7丁目8−17 (72)発明者 日浅 義雄 奈良県奈良市秋篠早月町9−1−301
Claims (9)
- 【請求項1】病原体の可溶性抗原を含む組成物であっ
て、複数の測定チャンネルを持ち、それぞれが異なる濃
度の病原体由来可溶性抗原を含む組成物。 - 【請求項2】請求項1であって免疫学的測定法に従い操
作を行い、各測定チャンネル間の測定データ差により、
体液中の病原体にたいする抗体を検出するための測定
法。 - 【請求項3】請求項1であって免疫学的測定法に従い操
作を行い、各測定チャンネルにおいて1チャンネルでも
陽性があれば陽性と判定する、体液中の病原体にたいす
る抗体を検出するための測定法。 - 【請求項4】Helicobacter pylori
の可溶性抗原を含む組成物であって、複数の測定チャン
ネルを持ち、それぞれが異なる濃度のHelicoba
cter pylori由来可溶性抗原を含む組成物。 - 【請求項5】Helicobacter pylori
の可溶性抗原を含む組成物であって、ブランクチャンネ
ルにHelicobacter pylori以外の菌
体を含む組成物。 - 【請求項6】請求項4であって免疫学的測定法に従い操
作を行い、各測定チャンネル間の測定データ差により、
体液中の病原体にたいする抗体を検出するための測定
法。 - 【請求項7】請求項4であって免疫学的測定法に従い操
作を行い、各測定チャンネルにおいて1チャンネルでも
陽性があれば陽性と判定する、体液中の病原体にたいす
る抗体を検出するための測定法。 - 【請求項8】請求項2および請求項3であって酵素免疫
測定法、ラジオイムノアッセイ法に従って検査すべき体
液と結合させることを含む病原体抗体検出のための測定
法。 - 【請求項9】請求項6および請求項7であって酵素免疫
測定法、ラジオイムノアッセイ法に従って検査すべき体
液と結合させることを含むHelicobacter
pylori体抗体検出のための測定法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12085394A JPH07294530A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 病原体に対する体液中の抗体検出法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12085394A JPH07294530A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 病原体に対する体液中の抗体検出法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07294530A true JPH07294530A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=14796571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12085394A Pending JPH07294530A (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 病原体に対する体液中の抗体検出法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07294530A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008542703A (ja) * | 2005-05-27 | 2008-11-27 | オーエヌシーイミューン リミテッド | 改善されたイムノアッセイ法 |
| US8574848B2 (en) | 2006-09-13 | 2013-11-05 | Oncimmune Ltd. | Immunoassay methods |
| US8592169B2 (en) | 2002-11-14 | 2013-11-26 | Oncimmune Limited | Tumour marker proteins and uses thereof |
| US9696319B2 (en) | 1998-05-11 | 2017-07-04 | Oncimmune Ltd. | Tumour markers |
| US9714938B2 (en) | 2005-05-27 | 2017-07-25 | Oncimmune Ltd. | Immunoassay methods |
-
1994
- 1994-04-20 JP JP12085394A patent/JPH07294530A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9696319B2 (en) | 1998-05-11 | 2017-07-04 | Oncimmune Ltd. | Tumour markers |
| US8592169B2 (en) | 2002-11-14 | 2013-11-26 | Oncimmune Limited | Tumour marker proteins and uses thereof |
| JP2008542703A (ja) * | 2005-05-27 | 2008-11-27 | オーエヌシーイミューン リミテッド | 改善されたイムノアッセイ法 |
| JP4876127B2 (ja) * | 2005-05-27 | 2012-02-15 | オーエヌシーイミューン リミテッド | 改善されたイムノアッセイ法 |
| US8722339B2 (en) | 2005-05-27 | 2014-05-13 | Oncimmune Ltd. | Immunoassay methods |
| US9714938B2 (en) | 2005-05-27 | 2017-07-25 | Oncimmune Ltd. | Immunoassay methods |
| US9719984B2 (en) | 2005-05-27 | 2017-08-01 | Oncimmune Ltd. | Immunoassay methods |
| US8574848B2 (en) | 2006-09-13 | 2013-11-05 | Oncimmune Ltd. | Immunoassay methods |
| US8927223B2 (en) | 2006-09-13 | 2015-01-06 | Oncimmune Ltd. | Immunoassay methods |
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