JPH07295422A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH07295422A
JPH07295422A JP11178194A JP11178194A JPH07295422A JP H07295422 A JPH07295422 A JP H07295422A JP 11178194 A JP11178194 A JP 11178194A JP 11178194 A JP11178194 A JP 11178194A JP H07295422 A JPH07295422 A JP H07295422A
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JP
Japan
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release agent
oil
roller
amount
fixing
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JP11178194A
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Inventor
Yasushi Murayama
泰 村山
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本出願に係る第1の発明は、温度差による離
型剤塗布量の不均一を解消することのできる定着装置を
提供することを目的としている。 【構成】 オイルパンP内にオイルパンヒータ6を配設
し、該オイルパンヒータ6により、オイルパンP内のシ
リコーンオイルOを、オイルの粘度がほぼ一定となる温
度TH以上になるように加温する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写装置、静
電記録装置等の画像形成装置の定着装置に関する。例え
ば、転写紙、静電記録紙、エレクトロファックス紙等の
記録材に形成された未定着トナー像を永久像として定着
させるための定着ローラを有し、その定着ローラへのト
ナーのオフセットを防止するために該ローラにシリコー
ンオイル等の離型剤を塗布する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、定着ローラにシリコーンオイル等
の離型剤(以下、オイルという)を塗布する定着装置と
しては、フェルトによって定着ローラにオイル塗布する
もの、或はフェルトによってオイルを汲み上げ、塗布ロ
ーラを介して定着ローラに塗布するもの、若しくは汲み
上げローラを用いてシリコーンオイルの汲み上げを行う
装置等が提案されている。添付図面の図8に、汲み上げ
ローラを用いてシリコーンオイルの汲み上げを行う定着
装置を示す。図8の装置において、Pはシリコーンオイ
ルOの離型剤貯留手段であるオイルパンで、該オイルパ
ンP内のオイルOに離型剤汲み上げ手段たる第1汲み上
げローラ1の一部が浸漬されており、もう一方の離型剤
汲み上げ手段たる第2汲み上げローラ2は上記第1汲み
上げローラ1に接触しながら、もしくはギャップをもっ
て回転している。上記第1及び第2汲み上げローラ1、
2は駆動源(図示せず)によって回転駆動を受けてい
る。さらに、該第2汲み上げローラ2には駆動源(図示
せず)により回転駆動を受ける離型剤塗布手段たる塗布
ローラ3が接触回転し、該塗布ローラ3が定着ローラ4
に接離自在、または常時接触して汲み上げられたオイル
Oを定着ローラ4の表面に塗布するようになっている。
なお、5は定着ローラ4に圧接回転する加圧ローラで、
両ローラ4、5のニップ部にて記録材を加圧搬送して定
着を行う。また、上記塗布ローラ3には、塗布ローラ3
に対して常に一定の圧が保たれるようにバネ10によっ
て付勢されたフッ素ゴム等の弾性体からなる離型剤規制
手段たるメタリングブレード9が接触していて、塗布ロ
ーラ3上のオイルの量を所定値に規定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の定着装置においては、以下のような問題点
があった。
【0004】先ず、第1の問題点は、離型剤貯留手段で
あるオイルパンP内に貯留されたオイルOを汲み上げロ
ーラ1、2によって汲み上げる際に、オイルOの液温の
差によって、汲み上げ量に差が生じ、特に、塗布量の規
制をするメタリングブレード9をすり抜けるオイルOの
量が変化してしまう。このことによって、定着ローラ4
へのオイルOの塗布量が増減してしまい、具体的には、
塗布量が減少することによってオフセットが発生した
り、定着ローラ4の寿命を減少させ、また、塗布量が増
加することにより画像上のにオイルシミや搬送不良等が
発生してしまうという問題である。
【0005】通常、シリコーンオイル等の離型剤の粘度
は、低温においては粘度が高く、高温においては粘度が
低くなるという性質がある。すなわち、朝一番に画像形
成装置への最初の電源投入を行う時や、長時間待機中に
は、装置の温度が低く、オイルパンP内の温度が低いた
め、オイルの粘度も高くなっており、汲み上げローラ
1、2によって汲み上げられる量が多くなってしまい、
メタリングブレード9からすり抜けるオイル量が増加
し、定着ローラ4への塗布量が増加する。また逆に、連
続使用中等、装置が高温時には、汲み上げローラ1、2
によって汲み上げられる量が少なくなってしまい、メタ
リングブレード9からすり抜ける量が減少し、定着ロー
ラ4への塗布量が減少してしまうという問題が発生して
しまう。
【0006】第2の問題点は、すなわち、フッ素ゴム
等、比較的摩耗のし易い弾性体からなるメタリングブレ
ード9の、エッジ部の時間経過に伴う摩耗によるオイル
塗布量の変動、具体的には、オイル塗布量の増大の問題
である。
【0007】シリコーンオイルの塗布量は、上述したよ
うに、表面がシリコーンゴム等からなる塗布ローラ3に
対してバネ10等により付勢されたメタリングブレード
9のエッジ部を当接することによって、汲み上げローラ
1、2によって塗布ローラ3表面に汲み上げられたオイ
ル量を規制することにより、その量が決定され、また、
同時に塗布ローラ3上に平滑かつ均一に塗布される。
【0008】このような構成によると、初期状態におい
ては、均一かつ所望の塗布量が得られるが、時間の経過
と共に、メタリングブレード9のエッジ部がオイル塗布
ローラ3表面と摺擦されることにより、このエッジ部の
摩耗が進行し、特に、長期的にみた場合の、安定したオ
イル塗布量の実現が達成できなくなるという欠点があ
る。
【0009】すなわち、メタリングブレード9が新品の
状態におけるオイル塗布量をaとしたとき、ある程度使
用し、メタリングブレード9のエッジ部の摩耗が進行し
た場合のオイル塗布量bと比較すると、a<<bとなる
現象となってしまうことが分かっている。この現象は、
エッジ部分の摩耗が進行することによって、オイルのす
り抜ける量が増加するからである。このことによって、
結果的に塗布ローラ3表面上のオイルの塗布量過多とな
ってしまい、これが定着ローラ4上、記録材上への過剰
塗布となり、画像上へのオイルダレ、オイルシミや、オ
イルスジを起こし、画像品位を著しく劣化させてしま
う。
【0010】また、過剰なオイル塗布量は、シリコーン
オイルの消費量を増大させることになってしまう。さら
に、例えば、両面画像を形成する場合においては、オイ
ル塗布量が過剰になってしまうと、再給紙時の記録材の
スリップによる給紙不良(給紙ジャム)や、記録材上の
過剰オイルが感光体ドラムや、記録材搬送経路中の搬送
ローラや、搬送ベルト上に付着し、クリーニング不良
や、搬送不良、現像カブリ等、様々な弊害を生ずること
になってしまうため、オイル塗布量を所望の塗布量に、
常に制限・制御することが必要となる。
【0011】反対に、このエッジ部の摩耗によるオイル
塗布量の増大を考慮し、メタリングブレード9の新品状
態におけるオイル塗布量を、予め少な目に設定しておく
ことも考えられるが、このようにすると、上記問題点は
解決されるが、新たに、オイル塗布量不足による離型性
の低下(オフセット)、定着ローラの寿命低下、画像の
光沢の増大等、画像品位を著しく低下させてしまう。
【0012】本出願に係る第1の発明は、上記問題点を
解決し、温度差による離型剤塗布量の不均一を解消する
ことのできる定着装置を提供することを目的としてい
る。
【0013】また、本出願に係る第2の発明は、特に、
簡易な構成で、確実に温度差による離型剤塗布量の不均
一を解消することのできる定着装置を提供することを目
的している。
【0014】さらに、本出願に係る第3の発明は、特
に、より一層簡易な構成で、温度差による離型剤塗布量
の不均一を解消することのできる定着装置を提供するこ
とを目的としいている。
【0015】また、本出願に係る第4の発明は、上記問
題点を解決し、時間経過に伴う離型剤規制手段の摩耗に
よる離型剤塗布量の増加を排除できる定着装置を提供す
ることを目的とする。
【0016】さらに、本出願に係る第5の発明は、特
に、数万枚の定着動作に対しても、上記第4の発明の目
的を達成することのできる定着装置を提供することを目
的としている。
【0017】また、本出願に係る第6の発明は、上記問
題点を解決し、時間経過に伴う離型剤規制手段の摩耗に
よる接触部の形状変化自体を上記第5の発明よりも低減
させ、による離型剤塗布量の増加を排除できる定着装置
を提供することを目的とする。
【0018】さらに、本出願に係る第7の発明は、特
に、数万枚の定着動作に対しても、上記第6の発明の目
的を達成することのできる定着装置を提供することを目
的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
によれば、上記目的は、記録材に形成された未定着画像
を該記録材上に定着させる定着ローラと、該定着ローラ
へ離型剤を塗布する離型剤塗布手段と、該離型剤を貯留
するための離型剤貯留手段と、該離型剤貯留手段内の離
型剤中に浸漬するように配設され、上記離型剤塗布手段
に当接するように配設された離型剤汲み上げ手段とを有
する定着装置において、上記離型剤貯留手段内の離型剤
を所定温度以上に加温する離型剤加温手段を有すること
により達成される。
【0020】また、本出願に係る第2の発明によれば、
上記目的は、離型剤加温手段として、離型剤貯留手段内
に加熱手段を配設することにより達成される。
【0021】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、上記目的は、離型剤加温手段として、定着ローラに
配設された加熱手段を用いることにより達成される。
【0022】また、本出願に係る第4の発明によれば、
上記目的は、記録材に形成された未定着画像を該記録材
上に定着させる定着ローラと、該定着ローラへ離型剤を
塗布する離型剤塗布手段と、該離型剤を貯留するための
離型剤貯留手段と、該離型剤貯留手段内の離型剤中に浸
漬するように配設され、上記離型剤塗布手段に当接する
ように配設された離型剤汲み上げ手段と、上記離型剤塗
布手段に当接するように配設され、該離型剤塗布手段の
離型剤の塗布量を規制する離型剤規制手段とを有する定
着装置において、該離型剤規制手段の上記離型剤塗布手
段表面に接するエッジ部を丸味をもった形状としたこと
により達成される。
【0023】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、上記目的は、離型剤規制手段の離型剤塗布手段表面
に接するエッジ部の丸味をもった部分の大きさを、50
〜500μmの範囲内に設定することにより達成され
る。
【0024】また、本出願に係る第6の発明によれば、
上記目的は、記録材に形成された未定着画像を該記録材
上に定着させる定着ローラと、該定着ローラへ離型剤を
塗布する離型剤塗布手段と、該離型剤を貯留するための
離型剤貯留手段と、該離型剤貯留手段内の離型剤中に浸
漬するように配設され、上記離型剤塗布手段に当接する
ように配設された離型剤汲み上げ手段と、上記離型剤塗
布手段に当接するように配設され、該離型剤塗布手段の
離型剤の塗布量を規制する離型剤規制手段とを有する定
着装置において、該離型剤規制手段の上記離型剤塗布手
段表面に接するエッジ部を面取りしたことにより達成さ
れる。
【0025】さらに、本出願に係る第7の発明によれ
ば、上記目的は、型剤規制手段の離型剤塗布手段表面に
接するエッジ部の面取りした部分の大きさを、50〜5
00μmの範囲内に設定することにより達成される。
【0026】
【作用】本出願に係る第1の発明によれば、離型剤貯留
手段内の離型剤を離型剤加温手段により予め所定温度以
上に加温しておくことによって、離型剤貯留手段内の離
型剤の粘度を常に所望の範囲内になるように設定してお
くことにより、離型剤の塗布量を所定量とする。
【0027】また、本出願に係る第2の発明によれば、
離型剤加温手段として、離型剤貯留手段内に加熱手段を
配設するので、離型剤貯留手段の離型剤は確実に加温さ
れ、粘度を所定範囲内に保つ。
【0028】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、離型剤加温手段として、定着ローラに配設された加
熱手段を用いることにより、既存の装置を利用して、確
実に離型剤を加温し、粘度を所定範囲内に保つ。
【0029】また、本出願に係る第4の発明によれば、
離型剤規制手段の上記離型剤塗布手段表面に接するエッ
ジ部を丸味をもった形状としたことにより、接触部の摩
耗によるエッジ部の形状の変化が少なく、長期使用にお
いても該エッジ部を通過する離型剤の量は所定量に維持
される。
【0030】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、離型剤規制手段の離型剤塗布手段表面に接するエッ
ジ部の丸味をもった部分の大きさを、50〜500μm
の範囲内に設定することにより、数万枚の定着動作後に
おいても、離型剤塗布量が変わらないことが分かった。
【0031】また、本出願に係る第6の発明によれば、
離型剤規制手段の上記離型剤塗布手段表面に接するエッ
ジ部を面取りしたことにより、接触部の摩耗による形状
変化自体が上記第4の発明の場合よりもさらに少なく、
長期使用において該エッジ部を通過する離型剤の量は所
定量に維持される。
【0032】さらに、本出願に係る第7の発明によれ
ば、離型剤剤規制手段の離型剤塗布手段表面に接するエ
ッジ部の面取りした部分の大きさを、50〜500μm
の範囲内に設定することにより、数万枚の定着動作後に
おいても、離型剤塗布量が変わらないことが分かった。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0034】(第1の実施例)先ず、本発明の第1の実
施例を図1及び図2に基づいて説明する。なお、図8に
示した従来装置と共通部分には同一符号を付してある。
【0035】図1は本発明の第1の実施例を示す定着装
置の要部の構成図である。図において、Oは離型剤とし
てのシリコーンオイル、Pは該シリコーンオイルOを貯
留する離型剤貯留手段であるオイルパン、1は第1汲み
上げローラ、2は第2汲み上げローラ、3は塗布ロー
ラ、4は定着ローラ、5は加圧ローラで、それらの構成
は上述の図8の従来装置と同様である。6はオイルパン
P内のオイルOを予め加温するための面状発熱体等から
なる離型剤加温手段たるオイルパンヒータである。
【0036】図2にシリコーンオイルOの粘度と液温と
の関係の概念を示すグラフを示す。上述した通り、シリ
コーンオイルOは、低温時には粘度が高く、高温時には
粘度が低くなるという性質を持つ。また、同時に、ある
一定温度TH以上になると、粘度が殆ど一定となるとい
う性質を持つ。
【0037】そこで、本実施例においては、オイルパン
P内のシリコーンオイルOを、オイルパンヒータ6によ
って常時、温度TH以上になるように加温している。ま
た、常時第1汲み上げローラ1の下部外周面が浸漬され
るような量が満たされるようになっている。
【0038】このような本実施例の定着装置において
は、第1汲み上げローラ1によって汲み上げられたオイ
ルOは、第2汲み上げローラ2とのギャップ部によって
オイルの通過量がある程度まで規制される。通常、これ
らの汲み上げローラ1、2間は、所定のギャップ(0.
1mm〜0.3mm程度)を有しており、このギャップ
によってオイルの通過量が決定され、ここを通過したシ
リコーンオイルOが塗布ローラ3と汲み上げローラ2と
のニップ部へと汲み上げられる。
【0039】このとき、オイルOは、オイルパンヒータ
6によって所定温度THに加温されているため、常に粘
度がほぼ一定となっており、汲み上げられる量は常にほ
ぼ一定となっている。
【0040】そして、塗布ローラ3とのニップ部を通過
したオイルOは、塗布ローラ3周上を離型剤塗布手段た
るメタリングブレード9へと運ばれる。該メタリングブ
レード9は回転中心軸11を中心に回動可能であり、ブ
レード付勢バネ10によって一定圧にて塗布ローラ3に
対して付勢されている。従って、塗布ローラ3上のオイ
ルは、メタリングブレード9との接触部分を通過するこ
とにより、その通過量が所望の一定量に規制され、最適
量のオイル膜厚とし、ここを通過後、定着ローラ4との
ニップ部を介して定着ローラ4上に塗布される。
【0041】以上のように、シリコーンオイルOは、オ
イルパンヒータ6によって所定温度THに加温されてい
るため、その粘度はほぼ一定となるので、塗布量を常に
所望の値に維持可能である。
【0042】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例を図3に基づいて説明する。なお、第1の実施例と
の共通箇所については同一符号を付して説明を省略す
る。
【0043】図3は本発明の第2の実施例を示す定着装
置の要部の構成図である。図において、符号P、O、1
〜7で示される手段等については、第1の実施例と同様
である。
【0044】本実施例においては、オイルパンP内のシ
リコーンオイルOを加温するための離型剤加温手段とし
て、ハロゲンヒータ等からなる定着ローラヒータ7を利
用するものである。
【0045】8はオイルパンP内のオイル温度検出手段
としてのサーミスタであり、オイルパンP内に貯留され
ているシリコーンオイルOの液温を検出するものであ
る。通常の定着ローラ4の温度制御は、定着ローラ4の
低温時においては、ローラ表面温度を検出しながら、所
望のローラ表面温度に達するまで定着ローラヒータ7を
点灯し、所望温度に達した時点から、設定された温度範
囲内に定着ローラ4表面の温度が保たれるように制御す
るものである。本実施例においては、この温度制御方法
に加え、上述したオイルパンP内のサーミスタ8によ
り、オイルパンP内のシリコーンオイルOの液温を検出
し、シリコーンオイルOの液温がある一定の温度TP
下であった場合には、上述した定着ローラヒータ7を、
定着ローラ4表面が所望温度に達した後も、点灯し続
け、液温が一定温度TP以上になった時点で、上述し
た、通常の定着ローラ温調シーケンスをとるというもの
である。
【0046】このときのシリコーン液温TPは上記第1
の実施例で説明した液温TH以上であることが望ましい
が、本実施例のように、定着ローラヒータ7をオイルパ
ンの温調に利用する場合、温調温度をあまり高く設定す
ると定着性に影響を与えるため(高温オフセット等)な
るべく定着性に影響のないような低めの温度に設定する
ことが好ましい。
【0047】通常の使用環境においては、朝一番に電源
を投入する時のように、オイルパンP内の液温が室温程
度に低下しているときのみ、上記のように定着ローラヒ
ータ7を点灯して、シリコーンオイルOを加温すれば、
それ以降は、通常は、定着ローラヒータ7からの余熱に
よって、オイルパンP内の液温は、TP以上に保たれ
る。
【0048】(第3の実施例)次に、本発明の第3の実
施例を図4ないし図6に基づいて説明する。なお、第1
の実施例との共通箇所については同一符号を付して説明
を省略する。
【0049】図4は、本発明の第3の実施例を示す定着
装置の要部断面図である。図において、Pはシリコーン
オイルO等の離型剤を貯留したオイルパン、1は第1汲
み上げローラ、2は第2汲み上げローラ、3表面がシリ
コーンゴム等からなるオイル塗布ローラ、4は定着ロー
ラ、5は加圧ローラ、9はフッ素ゴム等からなる離型剤
規制手段たるメタリングブレードである。
【0050】メタリングブレード9は回転中心軸11を
中心に回動可能であり、ブレード付勢用バネ10によっ
て一定圧にて塗布ローラ3に対して付勢されている。
【0051】第2汲み上げローラ2は常時オイルパンP
内のシリコーンオイルOに浸漬され、定着ローラ4への
シリコーンオイルOの塗布のために汲み上げローラ1、
2、塗布ローラ3が回転されると、汲み上げローラ1、
2上に汲み上げられ、塗布ローラ3を介して塗布され
る。塗布をするタイミングは、記録材が定着装置を通過
するタイミングに合わせて塗布ローラ3を接離すること
により行われるか、また、常時定着ローラ4上に塗布ロ
ーラ3を接触させて行う場合とがある。
【0052】図5(a)、(b)はメタリングブレード
9とオイル塗布ローラ3との位置関係を詳しく表したも
のである。図5(a)は新品状態の従来のメタリングブ
レード9の塗布ローラ3に対する位置を示した断面図で
ある。すなわち、メタリングブレード9は付勢バネ10
により一定圧にて塗布ローラ3に付勢され、通常同図に
示されたように、メタリングブレード9のエッジ部9a
が塗布ローラ3表面に当接されるような位置にくるよう
に、付勢される。
【0053】このように、メタリングブレード9のエッ
ジ部9aが塗布ローラ3の表面に当接した状態が最もオ
イルの規制量、すなわち、オイル塗布量が少なく、上述
したように、従来は、この初期状態におけるオイル規制
量により、オイル塗布量を決定していた。
【0054】図5(b)はメタリングブレード9の一定
時間使用後の状態を示す断面図である。同図が示すもの
は、メタリングブレード9のエッジ部分9aが、塗布ロ
ーラ3表面との摺擦によって、摩耗した状態である。同
図に示すように、ブレードエッジ部分9aの摩耗が進行
すると、接触しているエッジ部9aの形状が、R形状ま
たは、その角度がブレード接触部における塗布ローラ3
の接線方向と略平行であるC面取り形状となり、オイル
のエッジ部9aを通過する量が増加することが分かって
いる。つまり、図5(a)に示すような、初期状態にお
けるオイルのすり抜け量に比べ、摩耗進行後のブレード
エッジ9aにおけるオイルのすり抜け量が増大する。こ
れは、初期状態のブレードエッジ9aによる当接が線接
触であるのに対し、摩耗が進行して行くことにより、当
接部分が面接触になっていくためである。
【0055】従って、本実施例では、ブレードエッジ先
端部を初期状態において面接触となるようなR形状の断
面形状としておくことにより、新品ブレードにおける初
期状態のオイル塗布量と、時間経過後の摩耗したブレー
ドにおけるオイル塗布量との差をなくすようにした。
【0056】図6に本発明のメタリングブレード9のエ
ッジ部分を拡大して示す。同図のように、メタリングブ
レード9のエッジ部分の形状は、新品状態において、R
形状としてある。
【0057】本発明者等の実験データによれば、ブレー
ドエッジ部のRの大きさは、概ね、50〜500μm程
度が望ましく、この程度のR形状にしておくことによ
り、新品時におけるオイル塗布量と、数万枚画像形成動
作後におけるオイル塗布量に、差が見られないことが分
かった。
【0058】なお、本実施例においては、新品状態にお
けるオイル塗布量を、エッジ部のR形状化により、従来
のエッジの摩耗前のオイル塗布量に比べて多くし、長期
使用における塗布量の安定化を図っているわけであるか
ら、所望の(より少ない)安定塗布量を達成させるため
には、例えば、メタリングブレード9のオイル塗布ロー
ラ3に対する当接角度を変更する、或は当接圧力を変更
する等の調整をすることにより、オイル塗布量の調整が
必要なことはいうまでもない。
【0059】(第4の実施例)次に、本発明の第3の実
施例を図7に基づいて説明する。なお、第1の実施例と
の共通箇所については同一符号を付して説明を省略す
る。
【0060】図7は、本発明の第4の実施例を示すメタ
リングブレードエッジ部分の拡大図である。
【0061】上述した第3の実施例の図5(b)で示し
たように、ブレードエッジ部分の摩耗が進行すると、接
触しているエッジ部分の形状が、R形状または、その角
度がブレード接触部における塗布ローラ3の接線方向と
略平行であるC面取り形状となり、オイルの塗布量が増
加することが分かっている。このことは、図5(a)に
示すようなエッジによる、初期状態におけるオイルの規
制量に比べ、摩耗進行後のブレードエッジにおいては、
オイルのすり抜け量が増大することにより生ずることは
容易に理解できる。これは、初期状態のブレードエッジ
9aによる当接が、線接触であるのに対し、摩耗が進行
していくことにより、当接部分が、面接触になっていく
ためである。
【0062】従って、本実施例は、ブレードエッジ先端
部を初期状態において面接触となるようなC面取り形状
の断面形状としておくことにより、新品ブレードにおけ
る初期状態のオイル塗布量と、時間経過後の摩耗したブ
レードにおけるオイル塗布量との差をなくすようにした
ものである。
【0063】図7に本発明のメタリングブレード9のエ
ッジ部分を拡大して示す。同図のように、メタリングブ
レード9のエッジ部分の形状は、新品状態において、C
面取り形状としてある。このC面取りの角度は、ブレー
ド接触部における塗布ローラ3の接線方向と略平行であ
ることが好ましい。しかし、本発明者等の実験データに
よれば、ブレードエッジ部のC面取りの角度は厳密に接
触部の接線方向と平行である必要はなく、また、その大
きさが、概ね、50〜500μm程度の場合に、C面取
り角度の影響が少なく、良好の塗布量が得られた。つま
り、ブレードエッジ部の断面形状をこの程度のC面取り
形状としておくことにより、新品時におけるオイル塗布
量と、数万枚画像形成動作後におけるオイル塗布量に、
差が見られないことが分かった。
【0064】また、上記第3の実施例でも述べたとお
り、本実施例は、新品状態におけるオイル塗布量を、従
来のエッジの摩耗前のオイル塗布量に比べて、C面取り
形状にした分多くさせることにより、長期使用における
塗布量の安定化を図っているわけであるから、所望の
(より少ない)安定塗布量を達成させるためには、例え
ば、メタリングブレード9のオイル塗布ローラに対する
当接角度を変更するとか、当接圧力を変更する等の調整
をすることにより、オイル塗布量の調整が必要なことは
いうまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、離型剤貯留手段内の離型剤温度を、離
型剤加温手段により所定温度以上に加温することによ
り、離型剤塗布量を常に最適値に保つことが容易にで
き、塗布量過多による画像上のシミや、塗布量不足によ
るオフセットやローラ寿命の低下等を防止でき、定着性
能の向上を図ることができる。
【0066】また、本出願に係る第2の発明によれば、
離型剤加温手段として、離型剤貯留手段内に加熱手段を
配設したので、簡易な構成により離型剤貯留手段の離型
剤を確実に加温して、粘度を所定範囲内に保つことがで
きる。
【0067】さらに、本出願に係る第3の発明によれ
ば、離型剤加温手段として、定着ローラに配設された加
熱手段を用いることにより、既存の装置を利用して、確
実に離型剤を加温し、粘度を所定範囲内に保つことがで
きる。
【0068】また、本出願に係る第4の発明によれば、
離型剤規制手段の上記離型剤塗布手段表面に接するエッ
ジ部を丸味をもった形状としたことにより、エッジ部分
の摩耗量を低減させると同時に、例え摩耗が進行して
も、離型剤の塗布量の増加を最小限に留め、常に均一
に、安定した塗布量を得られ、高品位な画像を形成する
ことができる。
【0069】さらに、本出願に係る第5の発明によれ
ば、離型剤規制手段の離型剤塗布手段表面に接するエッ
ジ部の丸味をもった部分の大きさを、50〜500μm
の範囲内に設定することにより、数万枚の定着動作後に
おいても、離型剤塗布量が変わらず、高品位な画像を形
成することができる。
【0070】また、本出願に係る第6の発明によれば、
離型剤規制手段の上記離型剤塗布手段表面に接するエッ
ジ部を面取りしたことにより、接触部の摩耗による形状
変化自体が上記第4の発明の場合よりもさらに少なく、
長期使用において該エッジ部を通過する離型剤の量を所
定量に維持して、高品位な画像を形成できる。
【0071】さらに、本出願に係る第7の発明によれ
ば、離型剤剤規制手段の離型剤塗布手段表面に接するエ
ッジ部の面取りした部分の大きさを、50〜500μm
の範囲内に設定することにより、数万枚の定着動作後に
おいても、離型剤塗布量が変わず、高品位な画像を形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における定着装置の要部
構成図である。
【図2】図1装置のオイル粘度と液温の関係を概念的に
示すグラフである。
【図3】本発明の第2の実施例における定着装置の要部
構成図である。
【図4】本発明の第3の実施例における定着装置の要部
構成図である。
【図5】本発明の第3の実施例における離型剤規制手段
たるメタリングブレードの位置関係を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例における離型剤規制手段
たるメタリングブレードのエッジ部を説明する図であ
る。
【図7】本発明の第4の実施例における離型剤規制手段
たるメタリングブレードのエッジ部を説明する図であ
る。
【図8】従来装置の要部構成図である。
【符号の説明】
1 第1汲み上げローラ(離型剤汲み上げ手段) 2 第2汲み上げローラ(離型剤汲み上げ手段) 3 塗布ローラ(離型剤塗布手段) 4 定着ローラ 6 オイルパンヒータ(離型剤加温手段) 7 定着ローラヒータ(離型剤加温手段) 9 メタリングブレード(離型剤規制手段) P オイルパン(離型剤貯留手段) O シリコーンオイル(離型剤)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材に形成された未定着画像を該記録
    材上に定着させる定着ローラと、該定着ローラへ離型剤
    を塗布する離型剤塗布手段と、該離型剤を貯留するため
    の離型剤貯留手段と、該離型剤貯留手段内の離型剤中に
    浸漬するように配設され、上記離型剤塗布手段に当接す
    るように配設された離型剤汲み上げ手段とを有する定着
    装置において、上記離型剤貯留手段内の離型剤を所定温
    度以上に加温する離型剤加温手段を有することを特徴と
    する定着装置。
  2. 【請求項2】 離型剤加温手段は、離型剤貯留手段内に
    配設された加熱手段であることとする請求項1に記載の
    定着装置。
  3. 【請求項3】 離型剤加温手段は、定着ローラに配設さ
    れた加熱手段であることとする請求項1に記載の定着装
    置。
  4. 【請求項4】 記録材に形成された未定着画像を該記録
    材上に定着させる定着ローラと、該定着ローラへ離型剤
    を塗布する離型剤塗布手段と、該離型剤を貯留するため
    の離型剤貯留手段と、該離型剤貯留手段内の離型剤中に
    浸漬するように配設され、上記離型剤塗布手段に当接す
    るように配設された離型剤汲み上げ手段と、上記離型剤
    塗布手段に当接するように配設され、該離型剤塗布手段
    の離型剤の塗布量を規制する離型剤規制手段とを有する
    定着装置において、該離型剤規制手段の上記離型剤塗布
    手段表面に接するエッジ部を丸味をもった形状としたこ
    とを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 離型剤規制手段の離型剤塗布手段表面に
    接するエッジ部の丸味をもった部分の大きさは、50〜
    500μmの範囲内に設定されていることとする請求項
    4に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 記録材に形成された未定着画像を該記録
    材上に定着させる定着ローラと、該定着ローラへ離型剤
    を塗布する離型剤塗布手段と、該離型剤を貯留するため
    の離型剤貯留手段と、該離型剤貯留手段内の離型剤中に
    浸漬するように配設され、上記離型剤塗布手段に当接す
    るように配設された離型剤汲み上げ手段と、上記離型剤
    塗布手段に当接するように配設され、該離型剤塗布手段
    の離型剤の塗布量を規制する離型剤規制手段とを有する
    定着装置において、該離型剤規制手段の上記離型剤塗布
    手段表面に接するエッジ部を面取りしたことを特徴とす
    る定着装置。
  7. 【請求項7】 離型剤規制手段の離型剤塗布手段表面に
    接するエッジ部の面取りした部分の大きさは、50〜5
    00μmの範囲内に設定されていることとする請求項6
    に記載の定着装置。
JP11178194A 1994-04-28 1994-04-28 定着装置 Pending JPH07295422A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001042698A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Canon Inc 定着装置及び画像形成装置
US6408159B2 (en) * 2000-01-19 2002-06-18 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus capable of heating the releasing agent
US6580893B2 (en) 2000-09-06 2003-06-17 Canon Kabushiki Kaisha Fixing device and image forming apparatus including the device

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JP2001042698A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Canon Inc 定着装置及び画像形成装置
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