JPH11133784A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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- JPH11133784A JPH11133784A JP9297171A JP29717197A JPH11133784A JP H11133784 A JPH11133784 A JP H11133784A JP 9297171 A JP9297171 A JP 9297171A JP 29717197 A JP29717197 A JP 29717197A JP H11133784 A JPH11133784 A JP H11133784A
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- Japan
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- oil
- roller
- release agent
- fixing belt
- layer
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- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2017—Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
- G03G15/2025—Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with special means for lubricating and/or cleaning the fixing unit, e.g. applying offset preventing fluid
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/20—Details of the fixing device or porcess
- G03G2215/2003—Structural features of the fixing device
- G03G2215/2016—Heating belt
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- G03G2215/2025—Heating belt the fixing nip having a rotating belt support member opposing a pressure member
- G03G2215/2032—Heating belt the fixing nip having a rotating belt support member opposing a pressure member the belt further entrained around additional rotating belt support members
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/20—Details of the fixing device or porcess
- G03G2215/2093—Release agent handling devices
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ローラ寿命初期における離型剤塗布量をオイ
ル汚れなどの不具合が発生しないレベルに抑えることが
でき、かつ、ローラ寿命末期における離型剤塗布量をオ
フセットなどの不具合が発生しないレベルにまで増加さ
せ得る離型剤塗布ローラを備え、もって、画像ノイズの
発生を防止した定着装置を提供する。 【解決手段】 定着装置は、シート上の未定着トナー像
を熱圧力定着する定着ベルトと、この定着ベルトに塗布
されるオフセット防止用のオイルを内部に保持したオイ
ル塗布ローラと、を有する。オイル塗布ローラ50は、
芯金55の表面に設けられオイルを保持するオイル保持
層56と、当該オイル保持層56の表面側に設けられた
表層57とを少なくとも含む多層構造を有する。そし
て、オイル保持層56から表層57に向かうにつれてオ
イル拡散能力およびオイル保持能力が小さくなるように
オイル塗布ローラ50を構成した。
ル汚れなどの不具合が発生しないレベルに抑えることが
でき、かつ、ローラ寿命末期における離型剤塗布量をオ
フセットなどの不具合が発生しないレベルにまで増加さ
せ得る離型剤塗布ローラを備え、もって、画像ノイズの
発生を防止した定着装置を提供する。 【解決手段】 定着装置は、シート上の未定着トナー像
を熱圧力定着する定着ベルトと、この定着ベルトに塗布
されるオフセット防止用のオイルを内部に保持したオイ
ル塗布ローラと、を有する。オイル塗布ローラ50は、
芯金55の表面に設けられオイルを保持するオイル保持
層56と、当該オイル保持層56の表面側に設けられた
表層57とを少なくとも含む多層構造を有する。そし
て、オイル保持層56から表層57に向かうにつれてオ
イル拡散能力およびオイル保持能力が小さくなるように
オイル塗布ローラ50を構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真式のプリ
ンタ、複写機などの画像形成装置に備えられる定着装置
に係り、さらに詳しくは、熱圧力定着するための回転部
材にオフセット防止のための離型剤を塗布する機構を備
えた定着装置に関する。
ンタ、複写機などの画像形成装置に備えられる定着装置
に係り、さらに詳しくは、熱圧力定着するための回転部
材にオフセット防止のための離型剤を塗布する機構を備
えた定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを利用したプリンタ、
複写機などの画像形成装置には、記録媒体としてのシー
ト上に保持された未定着のトナー像を定着する定着装置
が備えられている。定着方式には種々の方式があるが、
一般に、圧力加熱定着方式が広く採用されている。この
圧力加熱定着方式による定着装置には、回転部材の具体
的な形態から、ベルト方式や、熱ローラ方式などがあ
る。ベルト方式の定着装置としては、例えば、特開平6
−318001号に開示されるものがある。
複写機などの画像形成装置には、記録媒体としてのシー
ト上に保持された未定着のトナー像を定着する定着装置
が備えられている。定着方式には種々の方式があるが、
一般に、圧力加熱定着方式が広く採用されている。この
圧力加熱定着方式による定着装置には、回転部材の具体
的な形態から、ベルト方式や、熱ローラ方式などがあ
る。ベルト方式の定着装置としては、例えば、特開平6
−318001号に開示されるものがある。
【0003】圧力加熱定着方式による定着装置は、シー
トの両面のうちトナーを保持した面が定着ベルトや定着
ローラなどの回転部材の表面に直接接触する構成である
ため、シート上の未定着トナー像の一部が回転部材側に
転写されやすい。このため、回転部材に融着したトナー
が、シート後端に再度転写されて当該シートを汚した
り、次に搬送されてくるシートに再度転写されて当該シ
ートを汚したりする、いわゆるオフセット現象が起きや
すいという欠点がある。そこで、圧力加熱定着方式によ
る定着装置は、オフセット現象の発生を防止するため
に、回転部材とトナーとの離型性を良好にする離型剤を
回転部材に塗布する機構を有している。離型剤として
は、シリコンオイル(以下、単に「オイル」ともいう)
が用いられている。
トの両面のうちトナーを保持した面が定着ベルトや定着
ローラなどの回転部材の表面に直接接触する構成である
ため、シート上の未定着トナー像の一部が回転部材側に
転写されやすい。このため、回転部材に融着したトナー
が、シート後端に再度転写されて当該シートを汚した
り、次に搬送されてくるシートに再度転写されて当該シ
ートを汚したりする、いわゆるオフセット現象が起きや
すいという欠点がある。そこで、圧力加熱定着方式によ
る定着装置は、オフセット現象の発生を防止するため
に、回転部材とトナーとの離型性を良好にする離型剤を
回転部材に塗布する機構を有している。離型剤として
は、シリコンオイル(以下、単に「オイル」ともいう)
が用いられている。
【0004】従来のオイル塗布機構には、内部に保持し
たオイルを回転部材に塗布するオイル塗布ローラを備え
たものがある。このオイル塗布ローラは、外周面に複数
の小孔が形成された筒状体と、当該筒状体の外周面を被
覆するスポンジなどの多孔質弾性体とを有し、回転部材
の表面に圧接して設けられている。そして、回転部材の
回転に伴ってオイル塗布ローラを従動回転させ、筒状体
内部に封入され保持されたオイルを、多孔質弾性体を通
して回転部材の表面に塗布している。
たオイルを回転部材に塗布するオイル塗布ローラを備え
たものがある。このオイル塗布ローラは、外周面に複数
の小孔が形成された筒状体と、当該筒状体の外周面を被
覆するスポンジなどの多孔質弾性体とを有し、回転部材
の表面に圧接して設けられている。そして、回転部材の
回転に伴ってオイル塗布ローラを従動回転させ、筒状体
内部に封入され保持されたオイルを、多孔質弾性体を通
して回転部材の表面に塗布している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来構成のオイル塗布
ローラでは、シート1枚当たりのオイル塗布量は、当該
ローラの使用開始時からオイルを使いきる交換時までの
全期間にわたって一定ではなく、ローラ寿命の初期では
多く、末期には少なくなるという傾向がある。このた
め、ローラ寿命の末期において、シート1枚当たりのオ
イル塗布量が少なくなってオフセットが発生する虞があ
る。一方、ローラ寿命末期におけるオフセットを防止す
べくオイル塗布量の下限値を単に引き上げただけでは、
ローラ寿命末期以外の期間、特に初期におけるオイル塗
布量が多くなって、オイル汚れや画像の白濁などの画像
ノイズが発生する虞がある。ここで、ベルトなどの回転
部材に塗布された過剰なオイルを除去するブレードを当
該回転部材に圧接離間自在に設けることも考えられる
が、可動ブレードを設けることにより定着装置の構成が
複雑になったり、可動ブレードを圧接離間移動させるた
めの制御が煩雑になったりするという欠点がある。
ローラでは、シート1枚当たりのオイル塗布量は、当該
ローラの使用開始時からオイルを使いきる交換時までの
全期間にわたって一定ではなく、ローラ寿命の初期では
多く、末期には少なくなるという傾向がある。このた
め、ローラ寿命の末期において、シート1枚当たりのオ
イル塗布量が少なくなってオフセットが発生する虞があ
る。一方、ローラ寿命末期におけるオフセットを防止す
べくオイル塗布量の下限値を単に引き上げただけでは、
ローラ寿命末期以外の期間、特に初期におけるオイル塗
布量が多くなって、オイル汚れや画像の白濁などの画像
ノイズが発生する虞がある。ここで、ベルトなどの回転
部材に塗布された過剰なオイルを除去するブレードを当
該回転部材に圧接離間自在に設けることも考えられる
が、可動ブレードを設けることにより定着装置の構成が
複雑になったり、可動ブレードを圧接離間移動させるた
めの制御が煩雑になったりするという欠点がある。
【0006】ところで、上記公報(特開平6−3180
01号)に開示されるようなベルト方式の定着装置で
は、未定着トナーを保持したシートは定着ベルトに向か
い合うようにして搬送されるので、シート上の未定着ト
ナーは、定着ベルトと加圧ローラとが圧接するニップ部
に達する前に、定着ベルトからの輻射熱によりある程度
予熱されている。このため、ベルト方式の定着装置では
定着ベルトのニップ部における温度をローラ定着方式に
比べて低く設定でき、その結果、オイル塗布量をローラ
定着方式の十分の一程度の量に減らすことが可能であ
る、ということが確認されている。
01号)に開示されるようなベルト方式の定着装置で
は、未定着トナーを保持したシートは定着ベルトに向か
い合うようにして搬送されるので、シート上の未定着ト
ナーは、定着ベルトと加圧ローラとが圧接するニップ部
に達する前に、定着ベルトからの輻射熱によりある程度
予熱されている。このため、ベルト方式の定着装置では
定着ベルトのニップ部における温度をローラ定着方式に
比べて低く設定でき、その結果、オイル塗布量をローラ
定着方式の十分の一程度の量に減らすことが可能であ
る、ということが確認されている。
【0007】このようなベルト方式の定着装置における
利点を生かすためにも、ローラ寿命の初期から末期まで
の全期間にわたって、少ない塗布量(例えば、A4サイ
ズのシート1枚当たりで0.1〜10mg)で、オイル
を安定的に塗布し得るオイル塗布ローラの開発が要請さ
れていた。
利点を生かすためにも、ローラ寿命の初期から末期まで
の全期間にわたって、少ない塗布量(例えば、A4サイ
ズのシート1枚当たりで0.1〜10mg)で、オイル
を安定的に塗布し得るオイル塗布ローラの開発が要請さ
れていた。
【0008】本発明は、かかる要請に応えるべくなされ
たものであり、ローラ寿命の初期における離型剤塗布量
をオイル汚れなどの不具合が発生しないレベルに抑える
ことができ、かつ、ローラ寿命末期における離型剤塗布
量をオフセットなどの不具合が発生しないレベルにまで
増加させ得る離型剤塗布ローラを備え、もって、画像ノ
イズが発生することを防止した定着装置を提供すること
を目的とする。
たものであり、ローラ寿命の初期における離型剤塗布量
をオイル汚れなどの不具合が発生しないレベルに抑える
ことができ、かつ、ローラ寿命末期における離型剤塗布
量をオフセットなどの不具合が発生しないレベルにまで
増加させ得る離型剤塗布ローラを備え、もって、画像ノ
イズが発生することを防止した定着装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、シート上に保持されたトナー像を熱圧力定
着するための回転部材と、前記回転部材に塗布されるオ
フセット防止用の離型剤を内部に保持した離型剤塗布ロ
ーラと、を有してなる定着装置において、前記離型剤塗
布ローラは、芯金の表面に設けられ離型剤を保持する離
型剤保持層と、前記離型剤保持層の表面側に設けられた
表層とを少なくとも含む多層構造を有し、前記離型剤保
持層から前記表層に向かうにつれて離型剤拡散能力およ
び離型剤保持能力が小さくなることを特徴とする定着装
置である。
の本発明は、シート上に保持されたトナー像を熱圧力定
着するための回転部材と、前記回転部材に塗布されるオ
フセット防止用の離型剤を内部に保持した離型剤塗布ロ
ーラと、を有してなる定着装置において、前記離型剤塗
布ローラは、芯金の表面に設けられ離型剤を保持する離
型剤保持層と、前記離型剤保持層の表面側に設けられた
表層とを少なくとも含む多層構造を有し、前記離型剤保
持層から前記表層に向かうにつれて離型剤拡散能力およ
び離型剤保持能力が小さくなることを特徴とする定着装
置である。
【0010】かかる構成の離型剤塗布ローラでは、多量
の離型剤を離型剤保持層内に保持することができると共
に、離型剤を離型剤保持層から表層に徐々に補給するこ
とができる。このため、ローラ寿命の初期においては、
定着ベルトなどの回転部材に過剰な量の離型剤が塗布さ
れることはなく、離型剤汚れなどの画像ノイズが発生す
る虞がない。さらに、ローラ寿命の末期において、離型
剤保持層に残存する離型剤量がかなり減少したとして
も、離型剤保持層から表層への離型剤補充量よりも表層
での離型剤消費量が多くならず、オフセットが急に発生
する虞がない。しかも、安定した離型剤塗布量を得るこ
とができ、ローラ寿命そのものも長くなる。もって、こ
の離型剤塗布ローラを備えた定着装置によれば、長期に
わたって画像ノイズの発生を確実に防止できる。
の離型剤を離型剤保持層内に保持することができると共
に、離型剤を離型剤保持層から表層に徐々に補給するこ
とができる。このため、ローラ寿命の初期においては、
定着ベルトなどの回転部材に過剰な量の離型剤が塗布さ
れることはなく、離型剤汚れなどの画像ノイズが発生す
る虞がない。さらに、ローラ寿命の末期において、離型
剤保持層に残存する離型剤量がかなり減少したとして
も、離型剤保持層から表層への離型剤補充量よりも表層
での離型剤消費量が多くならず、オフセットが急に発生
する虞がない。しかも、安定した離型剤塗布量を得るこ
とができ、ローラ寿命そのものも長くなる。もって、こ
の離型剤塗布ローラを備えた定着装置によれば、長期に
わたって画像ノイズの発生を確実に防止できる。
【0011】回転部材を定着ベルトから構成する場合に
は、表層の離型剤保持能力を0.3〜0.7g/cm3
とし、かつ、離型剤保持層の離型剤拡散能力を17mm
/hr以上とするのが好ましい。このようにすると、安
定した少量の離型剤塗布量(A4サイズのシート1枚当
たり0.1〜10mg)を得ることができ、離型剤塗布
量が少なくてよいというベルト方式の定着装置の利点を
十分に生かすことができ、ローラ寿命そのものも長くな
る。なお、ローラ寿命の長寿命化を図るためには、離型
剤保持層の離型剤保持能力は、表層の離型剤保持能力よ
りも大きいという条件を満たしつつ、0.3〜0.7g
/cm3であることが好ましい。
は、表層の離型剤保持能力を0.3〜0.7g/cm3
とし、かつ、離型剤保持層の離型剤拡散能力を17mm
/hr以上とするのが好ましい。このようにすると、安
定した少量の離型剤塗布量(A4サイズのシート1枚当
たり0.1〜10mg)を得ることができ、離型剤塗布
量が少なくてよいというベルト方式の定着装置の利点を
十分に生かすことができ、ローラ寿命そのものも長くな
る。なお、ローラ寿命の長寿命化を図るためには、離型
剤保持層の離型剤保持能力は、表層の離型剤保持能力よ
りも大きいという条件を満たしつつ、0.3〜0.7g
/cm3であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。 《実施の形態に係るプリンタの全体構成》図1は、本発
明に係る定着装置を組み込んだ電子写真式のフルカラー
プリンタを示す概略構成図である。
を参照しつつ説明する。 《実施の形態に係るプリンタの全体構成》図1は、本発
明に係る定着装置を組み込んだ電子写真式のフルカラー
プリンタを示す概略構成図である。
【0013】図1に示されるプリンタ11は、像担持体
としての感光体ドラム12と、レーザ発生器14と、を
備え、矢印方向に回転する感光体ドラム12の周辺に
は、感光体ドラム12の外周面を帯電する帯電装置13
と、第1〜第4の現像器15、16、17、18を備え
た現像装置と、転写ベルト19と、感光体ドラム12上
の残留トナーを除去する図示しないクリーニング装置
と、プリンタ11内の温度を検出する機内温度検出セン
サTSと、が配置されている。レーザ発生器14は、図
示しないコンピュータなどから送られてくる画像信号の
レベルに応じて半導体レーザを駆動変調する。レーザ光
は、図示しないポリゴンミラー、f−θレンズおよび折
り返しミラーなどを経由し、帯電装置13と現像装置と
の間の位置で、感光体ドラム12に照射される。レーザ
光の照射により感光体ドラム12上に形成された静電潜
像は、第1現像器15によりイエローのトナー像として
顕像化される。このイエロートナー像は、矢印方向に回
転移動する転写ベルト19上に保持される。感光体ドラ
ム12上に次に形成された静電潜像は、第2現像器16
によりマゼンタのトナー像として顕像化され、このマゼ
ンタトナー像は、転写ベルト19上のイエロートナー像
の上に重ねられる。同様に、感光体ドラム12上に次に
形成された静電潜像は、第3現像器17によりシアンの
トナー像として顕像化され、このシアントナー像を転写
ベルト19上のトナー像の上に重ねることによって、フ
ルカラートナー像が作成される。なお、第4現像器18
にはブラックのトナーが収容されており、モノクロプリ
ントが指定された場合には、感光体ドラム12上の静電
潜像は、この第4現像器18により顕像化される。
としての感光体ドラム12と、レーザ発生器14と、を
備え、矢印方向に回転する感光体ドラム12の周辺に
は、感光体ドラム12の外周面を帯電する帯電装置13
と、第1〜第4の現像器15、16、17、18を備え
た現像装置と、転写ベルト19と、感光体ドラム12上
の残留トナーを除去する図示しないクリーニング装置
と、プリンタ11内の温度を検出する機内温度検出セン
サTSと、が配置されている。レーザ発生器14は、図
示しないコンピュータなどから送られてくる画像信号の
レベルに応じて半導体レーザを駆動変調する。レーザ光
は、図示しないポリゴンミラー、f−θレンズおよび折
り返しミラーなどを経由し、帯電装置13と現像装置と
の間の位置で、感光体ドラム12に照射される。レーザ
光の照射により感光体ドラム12上に形成された静電潜
像は、第1現像器15によりイエローのトナー像として
顕像化される。このイエロートナー像は、矢印方向に回
転移動する転写ベルト19上に保持される。感光体ドラ
ム12上に次に形成された静電潜像は、第2現像器16
によりマゼンタのトナー像として顕像化され、このマゼ
ンタトナー像は、転写ベルト19上のイエロートナー像
の上に重ねられる。同様に、感光体ドラム12上に次に
形成された静電潜像は、第3現像器17によりシアンの
トナー像として顕像化され、このシアントナー像を転写
ベルト19上のトナー像の上に重ねることによって、フ
ルカラートナー像が作成される。なお、第4現像器18
にはブラックのトナーが収容されており、モノクロプリ
ントが指定された場合には、感光体ドラム12上の静電
潜像は、この第4現像器18により顕像化される。
【0014】一方、プリンタ本体に対して着脱自在に取
り付けられる給紙カセット20には、複数枚のシート1
0が積層した状態で収納されている。シート10は、給
紙ローラ21により1枚ずつ捌かれて給紙され、タイミ
ングローラ22によりトナー像とタイミングをとって転
写領域23に向けて搬送される。この転写領域23にお
いて、転写ベルト19上のフルカラートナー像がシート
10に転写される。転写後のシート10は、転写ベルト
19から分離され、定着装置24に向けて搬送ベルト2
5により搬送される。シート10上に転写された未定着
トナーが定着装置24において溶融定着され、トナーが
固定されたシート10は、排紙トレイ26に排出され
る。本実施形態の定着装置24はベルト方式によるもの
であり、その構成については後述する。
り付けられる給紙カセット20には、複数枚のシート1
0が積層した状態で収納されている。シート10は、給
紙ローラ21により1枚ずつ捌かれて給紙され、タイミ
ングローラ22によりトナー像とタイミングをとって転
写領域23に向けて搬送される。この転写領域23にお
いて、転写ベルト19上のフルカラートナー像がシート
10に転写される。転写後のシート10は、転写ベルト
19から分離され、定着装置24に向けて搬送ベルト2
5により搬送される。シート10上に転写された未定着
トナーが定着装置24において溶融定着され、トナーが
固定されたシート10は、排紙トレイ26に排出され
る。本実施形態の定着装置24はベルト方式によるもの
であり、その構成については後述する。
【0015】シート10への転写が終了すると、感光体
ドラム12は、クリーニング装置にて残留トナーが除去
され、イレーサによって残留電荷が除電される。その
後、感光体ドラム12は、帯電装置13によって再度帯
電され、レーザ光による潜像形成を受け、現像器15〜
18によって現像される。
ドラム12は、クリーニング装置にて残留トナーが除去
され、イレーサによって残留電荷が除電される。その
後、感光体ドラム12は、帯電装置13によって再度帯
電され、レーザ光による潜像形成を受け、現像器15〜
18によって現像される。
【0016】シート搬送経路にはシート10を検出する
複数のセンサS1、S2、S3が配置され、各センサS
1、S2、S3でシート10の先端および/または後端
を検出した信号に基づいて、プリンタ内に設けられた各
部材の制御タイミングがとられる。
複数のセンサS1、S2、S3が配置され、各センサS
1、S2、S3でシート10の先端および/または後端
を検出した信号に基づいて、プリンタ内に設けられた各
部材の制御タイミングがとられる。
【0017】《定着装置の全体構成》図2は、図1に示
されるベルト方式の定着装置を示す断面図である。定着
装置24は、矢印a方向に回転駆動可能に設けられた駆
動ローラ31と、熱源であるハロゲンヒータランプ32
が内蔵された加熱ローラ33と、駆動ローラ31と加熱
ローラ33との間に掛け渡されて走行する定着ベルト3
4と、定着ベルト34を介して駆動ローラ31に圧接す
る加圧ローラ35と、オフセット防止のための離型剤を
定着ベルト34の外周面に塗布するオイル塗布ユニット
36と、を有する。定着ベルト34が掛け渡される一対
のローラ31、33のうち少なくとも一方のローラ(図
示例では、加熱ローラ33)の軸方向両端部には、定着
ベルト34の走行時におけるベルト斜行ないし蛇行を防
止する寄り止め部材80が取り付けられ、定着ベルト3
4の走行の安定化を図っている。前記定着ベルト34
が、シート10上に保持されたトナーを熱圧力定着する
ための回転部材に相当する。離型剤としては、シリコン
オイルが用いられる。
されるベルト方式の定着装置を示す断面図である。定着
装置24は、矢印a方向に回転駆動可能に設けられた駆
動ローラ31と、熱源であるハロゲンヒータランプ32
が内蔵された加熱ローラ33と、駆動ローラ31と加熱
ローラ33との間に掛け渡されて走行する定着ベルト3
4と、定着ベルト34を介して駆動ローラ31に圧接す
る加圧ローラ35と、オフセット防止のための離型剤を
定着ベルト34の外周面に塗布するオイル塗布ユニット
36と、を有する。定着ベルト34が掛け渡される一対
のローラ31、33のうち少なくとも一方のローラ(図
示例では、加熱ローラ33)の軸方向両端部には、定着
ベルト34の走行時におけるベルト斜行ないし蛇行を防
止する寄り止め部材80が取り付けられ、定着ベルト3
4の走行の安定化を図っている。前記定着ベルト34
が、シート10上に保持されたトナーを熱圧力定着する
ための回転部材に相当する。離型剤としては、シリコン
オイルが用いられる。
【0018】前記定着ベルト34は、薄肉の好ましくは
シームレスベルトであり、炭素鋼、ステンレス鋼、ニッ
ケルあるいは耐熱性樹脂などからなるベルト基材を有
し、当該ベルト基材の表面にシリコンオイルに対して親
和性が良いシリコンゴムを被覆し、トナーに対して良好
な離型性と耐熱性とを有する耐熱離型層を形成したエン
ドレスベルトである。ベルト基材の厚さは約40μm、
ゴム被覆の厚さは約200μmである。なお、定着ベル
ト34の耐熱離型層として、4フッ化エチレン樹脂を用
いてもかまわない。
シームレスベルトであり、炭素鋼、ステンレス鋼、ニッ
ケルあるいは耐熱性樹脂などからなるベルト基材を有
し、当該ベルト基材の表面にシリコンオイルに対して親
和性が良いシリコンゴムを被覆し、トナーに対して良好
な離型性と耐熱性とを有する耐熱離型層を形成したエン
ドレスベルトである。ベルト基材の厚さは約40μm、
ゴム被覆の厚さは約200μmである。なお、定着ベル
ト34の耐熱離型層として、4フッ化エチレン樹脂を用
いてもかまわない。
【0019】前記駆動ローラ31は、その片端に図示し
ない駆動ギアが固定され、この駆動ギアに接続された図
示しないモータなどの駆動源によって矢印a方向に回転
駆動される。駆動ローラ31は、定着ベルト34の裏面
に接触して当該定着ベルト34を矢印b方向に移動させ
る。定着ベルト34を確実に移動させるために、駆動ロ
ーラ31の外周面は摩擦係数の大きな材料(例えば、シ
リコンゴム等)で被覆され、定着ベルト34との間でス
リップが発生しないようにしてある。なお、所定量のニ
ップ幅を確保するため、駆動ローラ31の外周面を被覆
する材料は硬度が比較的低い材料(例えは、シリコンス
ポンジ)であることがさらに好ましい。
ない駆動ギアが固定され、この駆動ギアに接続された図
示しないモータなどの駆動源によって矢印a方向に回転
駆動される。駆動ローラ31は、定着ベルト34の裏面
に接触して当該定着ベルト34を矢印b方向に移動させ
る。定着ベルト34を確実に移動させるために、駆動ロ
ーラ31の外周面は摩擦係数の大きな材料(例えば、シ
リコンゴム等)で被覆され、定着ベルト34との間でス
リップが発生しないようにしてある。なお、所定量のニ
ップ幅を確保するため、駆動ローラ31の外周面を被覆
する材料は硬度が比較的低い材料(例えは、シリコンス
ポンジ)であることがさらに好ましい。
【0020】前記加熱ローラ33は、中空の金属ローラ
からなり、中心軸上には、ハロゲンヒータランプ32が
配置されている。熱源として、抵抗発熱体や電磁誘導加
熱装置などを使用してもよい。また、定着ベルト34に
熱を効率的に供給する観点から、加熱ローラ33は例え
ばアルミニウムや銅などのように熱伝導性の高い材料か
ら形成するのが好ましい。
からなり、中心軸上には、ハロゲンヒータランプ32が
配置されている。熱源として、抵抗発熱体や電磁誘導加
熱装置などを使用してもよい。また、定着ベルト34に
熱を効率的に供給する観点から、加熱ローラ33は例え
ばアルミニウムや銅などのように熱伝導性の高い材料か
ら形成するのが好ましい。
【0021】前記加圧ローラ35は、金属製パイプの外
周をシリコンゴム被覆またはテフロン被覆したローラか
らなり、スプリング37のばね力が付勢されて定着ベル
ト34を介して駆動ローラ31に圧接している。駆動ロ
ーラ31の回転に伴って定着ベルト34が矢印b方向に
移動すると、加圧ローラ35は、定着ベルト34との間
の摩擦により、矢印c方向に従動回転する。駆動ローラ
31および加圧ローラ35相互の表面硬度の関係は、
「加圧ローラ35の表面硬度≧駆動ローラ31の表面硬
度」に設定されている。このような関係としたのは次の
理由による。つまり、加圧ローラ35と定着ベルト34
とのニップ部38からトナー定着後のシート10を円滑
に排出するためには、当該シート10を駆動ローラ31
周面から離れる方向あるいは平坦に送り出せばよく、こ
のためには、加圧ローラ35が定着ベルト34を介して
駆動ローラ31に若干食い込むような状態で圧接すれば
よいからである。
周をシリコンゴム被覆またはテフロン被覆したローラか
らなり、スプリング37のばね力が付勢されて定着ベル
ト34を介して駆動ローラ31に圧接している。駆動ロ
ーラ31の回転に伴って定着ベルト34が矢印b方向に
移動すると、加圧ローラ35は、定着ベルト34との間
の摩擦により、矢印c方向に従動回転する。駆動ローラ
31および加圧ローラ35相互の表面硬度の関係は、
「加圧ローラ35の表面硬度≧駆動ローラ31の表面硬
度」に設定されている。このような関係としたのは次の
理由による。つまり、加圧ローラ35と定着ベルト34
とのニップ部38からトナー定着後のシート10を円滑
に排出するためには、当該シート10を駆動ローラ31
周面から離れる方向あるいは平坦に送り出せばよく、こ
のためには、加圧ローラ35が定着ベルト34を介して
駆動ローラ31に若干食い込むような状態で圧接すれば
よいからである。
【0022】未定着トナーを保持したシート10を定着
ベルト34に触れることなくニップ部38まで案内する
ため、定着ベルト34の下方位置にガイド板39が設け
られている。また、ニップ部38の下流には排紙ガイド
40が設けられている。
ベルト34に触れることなくニップ部38まで案内する
ため、定着ベルト34の下方位置にガイド板39が設け
られている。また、ニップ部38の下流には排紙ガイド
40が設けられている。
【0023】加熱ローラ33の温度を検出する第1の温
度センサTH1が定着ベルト34の内方位置に配置さ
れ、また、加圧ローラ35の温度を検出する第2の温度
センサTH2が加圧ローラ35に隣接して配置されてい
る。第1と第2の温度センサTH1,TH2は、例えば
サーミスタから構成され、各ローラ33、35の表面に
当接してローラ表面温度を検出している。第1温度セン
サTH1は、加熱ローラ33の回転軸に対して位置決め
されたサポート41に保持され、加熱ローラ33との相
対的な位置関係すなわち接触状態が一定に保たれてい
る。
度センサTH1が定着ベルト34の内方位置に配置さ
れ、また、加圧ローラ35の温度を検出する第2の温度
センサTH2が加圧ローラ35に隣接して配置されてい
る。第1と第2の温度センサTH1,TH2は、例えば
サーミスタから構成され、各ローラ33、35の表面に
当接してローラ表面温度を検出している。第1温度セン
サTH1は、加熱ローラ33の回転軸に対して位置決め
されたサポート41に保持され、加熱ローラ33との相
対的な位置関係すなわち接触状態が一定に保たれてい
る。
【0024】本実施形態のプリンタ11では、熱源を備
えていない加圧ローラ35の表面温度を第2温度センサ
TH2で検出し、この加圧ローラ35の表面温度に基づ
いて、ハロゲンヒータランプ32の制御温度を決定する
と共に印字開始のタイミングを制御している。また、ハ
ロゲンヒータランプ32の温度を決定された前記制御温
度に調整するため、加熱ローラ33の表面温度を第1温
度センサTH1で検出しつつ、ハロゲンヒータランプ3
2への通電をオンオフ制御している。なお、ハロゲンヒ
ータランプ32が異常高温になったときの安全機構とし
て、サポート41にサーモスタットを設け、異常高温時
にハロゲンヒータランプ32への電力供給を遮断するよ
うにしてもよい。
えていない加圧ローラ35の表面温度を第2温度センサ
TH2で検出し、この加圧ローラ35の表面温度に基づ
いて、ハロゲンヒータランプ32の制御温度を決定する
と共に印字開始のタイミングを制御している。また、ハ
ロゲンヒータランプ32の温度を決定された前記制御温
度に調整するため、加熱ローラ33の表面温度を第1温
度センサTH1で検出しつつ、ハロゲンヒータランプ3
2への通電をオンオフ制御している。なお、ハロゲンヒ
ータランプ32が異常高温になったときの安全機構とし
て、サポート41にサーモスタットを設け、異常高温時
にハロゲンヒータランプ32への電力供給を遮断するよ
うにしてもよい。
【0025】ところで、定着ベルト34の外周面のうち
加熱ローラ33に接触している部分に第1温度センサT
H1を当接させる構成も考えられる。かかる構成では、
トナーに直接接触する定着ベルト34外周面の温度を直
接測定するので確かに精度の高い温度調整を行い得る
が、その反面、第1温度センサTH1との接触によって
定着ベルト34の表面が削られて傷が付いてしまう。定
着ベルト34外周面が傷付くと、オイル筋などの画像ノ
イズが生じて画像品質が低下したり、ベルトの耐久寿命
が短くなったりするという問題を招いてしまう。そこ
で、本実施形態では、第1温度センサTH1を加熱ロー
ラ33に接触させる構成を採用している。また、この構
成を採用したのに伴い、加熱ローラ33の外周を、摩擦
係数の低い材料(例えはフッ素系樹脂)で被覆してい
る。さらに、第1温度センサTH1を定着ベルト34の
内方位置に配置すると、定着ベルト34の周囲に形成さ
れる空気流の影響を受けないという利点もある。
加熱ローラ33に接触している部分に第1温度センサT
H1を当接させる構成も考えられる。かかる構成では、
トナーに直接接触する定着ベルト34外周面の温度を直
接測定するので確かに精度の高い温度調整を行い得る
が、その反面、第1温度センサTH1との接触によって
定着ベルト34の表面が削られて傷が付いてしまう。定
着ベルト34外周面が傷付くと、オイル筋などの画像ノ
イズが生じて画像品質が低下したり、ベルトの耐久寿命
が短くなったりするという問題を招いてしまう。そこ
で、本実施形態では、第1温度センサTH1を加熱ロー
ラ33に接触させる構成を採用している。また、この構
成を採用したのに伴い、加熱ローラ33の外周を、摩擦
係数の低い材料(例えはフッ素系樹脂)で被覆してい
る。さらに、第1温度センサTH1を定着ベルト34の
内方位置に配置すると、定着ベルト34の周囲に形成さ
れる空気流の影響を受けないという利点もある。
【0026】前記オイル塗布ユニット36は、定着ベル
ト34の上方位置に配置され、定着ベルト34に塗布さ
れるオイルを内部に保持したオイル塗布ローラ50と、
オイル塗布ローラ50の表面に当接し当該オイル塗布ロ
ーラ50から供給されたオイルを定着ベルト34の外周
面に塗布するオイル転写ローラ51と、オイル転写ロー
ラ51の表面に当接し当該オイル転写ローラ51に付着
した紙粉やトナーを除去するクリーニングローラ52
と、これらのローラ50、51、52を回転自在に支持
するホルダ53と、を有する。オイル転写ローラ51
は、定着ベルト34が駆動ローラ31から加熱ローラ3
3に向かって移動する領域において当該定着ベルト34
に圧接し、定着ベルト34に適度のテンションを加えて
いる。これにより、定着ベルト34の走行が安定すると
共に、オイル転写ローラ51から定着ベルト34へのオ
イル塗布も安定する。
ト34の上方位置に配置され、定着ベルト34に塗布さ
れるオイルを内部に保持したオイル塗布ローラ50と、
オイル塗布ローラ50の表面に当接し当該オイル塗布ロ
ーラ50から供給されたオイルを定着ベルト34の外周
面に塗布するオイル転写ローラ51と、オイル転写ロー
ラ51の表面に当接し当該オイル転写ローラ51に付着
した紙粉やトナーを除去するクリーニングローラ52
と、これらのローラ50、51、52を回転自在に支持
するホルダ53と、を有する。オイル転写ローラ51
は、定着ベルト34が駆動ローラ31から加熱ローラ3
3に向かって移動する領域において当該定着ベルト34
に圧接し、定着ベルト34に適度のテンションを加えて
いる。これにより、定着ベルト34の走行が安定すると
共に、オイル転写ローラ51から定着ベルト34へのオ
イル塗布も安定する。
【0027】オイル塗布ローラ50は、後に詳述する
が、芯金55の表面に設けられオイルを保持するオイル
保持層56と、当該オイル保持層56の表面側に設けら
れた表層57とを含む多層構造を有している。オイル転
写ローラ51は、芯金上にシリコンオイルとの親和性が
良いシリコンゴムを被覆して形成され、クリーニングロ
ーラ52は、芯金上にフェルトなどを被覆して形成され
ている。オイル転写ローラ51の表面は、定着ベルト3
4から汚れを付着させるために当該定着ベルト34の表
面よりも表面粗さが粗くされる一方、クリーニングロー
ラ52の表面は、オイル転写ローラ51から汚れを付着
させるために当該オイル転写ローラ51の表面よりも離
型性を低くしている。
が、芯金55の表面に設けられオイルを保持するオイル
保持層56と、当該オイル保持層56の表面側に設けら
れた表層57とを含む多層構造を有している。オイル転
写ローラ51は、芯金上にシリコンオイルとの親和性が
良いシリコンゴムを被覆して形成され、クリーニングロ
ーラ52は、芯金上にフェルトなどを被覆して形成され
ている。オイル転写ローラ51の表面は、定着ベルト3
4から汚れを付着させるために当該定着ベルト34の表
面よりも表面粗さが粗くされる一方、クリーニングロー
ラ52の表面は、オイル転写ローラ51から汚れを付着
させるために当該オイル転写ローラ51の表面よりも離
型性を低くしている。
【0028】オイル塗布ユニット36は定着装置24の
フレーム42に対して着脱自在に構成され、オイル塗布
ローラ50の内部に保持されたオイルを使い切ったとき
には、使用済みのオイル塗布ユニット36を前記フレー
ム42から取り外し、新たなオイル塗布ユニット36を
前記フレーム42に取り付ける。なお、クリーニングロ
ーラ52に代えてクリーニングパッドをオイル転写ロー
ラ51の表面に接触させてもよい。また、オイル塗布ロ
ーラ50を定着ベルト34に直接圧接させてもよい。
フレーム42に対して着脱自在に構成され、オイル塗布
ローラ50の内部に保持されたオイルを使い切ったとき
には、使用済みのオイル塗布ユニット36を前記フレー
ム42から取り外し、新たなオイル塗布ユニット36を
前記フレーム42に取り付ける。なお、クリーニングロ
ーラ52に代えてクリーニングパッドをオイル転写ロー
ラ51の表面に接触させてもよい。また、オイル塗布ロ
ーラ50を定着ベルト34に直接圧接させてもよい。
【0029】定着装置24の動作を概説する。モータを
駆動すると、駆動ローラ31が矢印a方向に回転し、定
着ベルト34が矢印b方向に走行する。定着ベルト34
の走行に伴い、加熱ローラ33が矢印d方向に従動回転
すると共に、加圧ローラ35が矢印c方向に従動回転す
る。走行する定着ベルト34は、加熱ローラ33の上流
側位置においてオイルが塗布された後、加熱ローラ33
との接触領域(加熱領域43)においてハロゲンヒータ
ランプ32からの熱によって所定の温度に加熱され、ガ
イド板39の上方をさらに走行して、加圧ローラ35と
の間のニップ部38に進む。
駆動すると、駆動ローラ31が矢印a方向に回転し、定
着ベルト34が矢印b方向に走行する。定着ベルト34
の走行に伴い、加熱ローラ33が矢印d方向に従動回転
すると共に、加圧ローラ35が矢印c方向に従動回転す
る。走行する定着ベルト34は、加熱ローラ33の上流
側位置においてオイルが塗布された後、加熱ローラ33
との接触領域(加熱領域43)においてハロゲンヒータ
ランプ32からの熱によって所定の温度に加熱され、ガ
イド板39の上方をさらに走行して、加圧ローラ35と
の間のニップ部38に進む。
【0030】一方、定着ベルト34と接触する面側に未
定着トナー44を保持したシート10は、矢印e方向に
沿ってガイド板39に案内されつつニップ部38に向け
て搬送される。このとき、シート10および未定着トナ
ー44は、所定の隙間を隔てて向かい合う定着ベルト3
4の熱により加熱(予熱)される。この予熱により、シ
ート10上の未定着トナー44が予め程良く軟化され
る。
定着トナー44を保持したシート10は、矢印e方向に
沿ってガイド板39に案内されつつニップ部38に向け
て搬送される。このとき、シート10および未定着トナ
ー44は、所定の隙間を隔てて向かい合う定着ベルト3
4の熱により加熱(予熱)される。この予熱により、シ
ート10上の未定着トナー44が予め程良く軟化され
る。
【0031】シート10がさらに搬送されてニップ部3
8に突入すると、当該シート10は、接触する定着ベル
ト34の熱により十分に加熱され、さらに加圧ローラ3
5と駆動ローラ31との間の圧接力が加えられながら、
当該ニップ部38で挟持されつつ搬送される。これによ
り、シート10上の未定着トナー44は、十分に加熱さ
れて溶融し、さらに加圧されてシート10に定着され
る。定着ベルト34へのトナーの移転すなわちオフセッ
トは定着ベルト34表面に塗布されたオイルにより抑制
される。
8に突入すると、当該シート10は、接触する定着ベル
ト34の熱により十分に加熱され、さらに加圧ローラ3
5と駆動ローラ31との間の圧接力が加えられながら、
当該ニップ部38で挟持されつつ搬送される。これによ
り、シート10上の未定着トナー44は、十分に加熱さ
れて溶融し、さらに加圧されてシート10に定着され
る。定着ベルト34へのトナーの移転すなわちオフセッ
トは定着ベルト34表面に塗布されたオイルにより抑制
される。
【0032】ニップ部38を通過したシート10は、定
着ベルト34から自然に分離し、排紙トレイ26(図1
参照)に向けて搬送される。また、シート10との接触
により熱が奪われた定着ベルト34には、所定の温度制
御の下、ハロゲンヒータランプ32から熱が補充され
る。
着ベルト34から自然に分離し、排紙トレイ26(図1
参照)に向けて搬送される。また、シート10との接触
により熱が奪われた定着ベルト34には、所定の温度制
御の下、ハロゲンヒータランプ32から熱が補充され
る。
【0033】この定着装置24では、定着ベルト34の
加熱をオイル塗布の後に行っているため、定着ベルト3
4の温度が安定し、トナーの定着が良好に行われる。ま
た、オイル転写ローラ51が定着ベルト34にテンショ
ンを付与するため、定着ベルト34の走行ムラ(ベルト
のあばれ)が抑制され、その結果、寄り止め部材80の
作用とあいまって定着ベルト34は円滑に安定して走行
し、ベルト寿命も延びる。
加熱をオイル塗布の後に行っているため、定着ベルト3
4の温度が安定し、トナーの定着が良好に行われる。ま
た、オイル転写ローラ51が定着ベルト34にテンショ
ンを付与するため、定着ベルト34の走行ムラ(ベルト
のあばれ)が抑制され、その結果、寄り止め部材80の
作用とあいまって定着ベルト34は円滑に安定して走行
し、ベルト寿命も延びる。
【0034】また、定着ベルト34上の紙粉、トナー等
による汚れは、定着ベルト34に当接するオイル転写ロ
ーラ51からクリーニングローラ52に付着するため、
オイル塗布ローラ50に付着することが少なくなる。こ
れにより、オイル塗布ローラ50からオイル転写ローラ
51に均一かつ安定的にオイルが供給され、その結果、
オイル転写ローラ51から定着ベルト34に均一かつ安
定的にオイルを塗布することができる。したがって、オ
フセットを確実に防止しつつ、定着ベルト34の清掃も
でき、もって、高品位の定着画像が得られる。
による汚れは、定着ベルト34に当接するオイル転写ロ
ーラ51からクリーニングローラ52に付着するため、
オイル塗布ローラ50に付着することが少なくなる。こ
れにより、オイル塗布ローラ50からオイル転写ローラ
51に均一かつ安定的にオイルが供給され、その結果、
オイル転写ローラ51から定着ベルト34に均一かつ安
定的にオイルを塗布することができる。したがって、オ
フセットを確実に防止しつつ、定着ベルト34の清掃も
でき、もって、高品位の定着画像が得られる。
【0035】《オイル塗布ローラ50の構成》次に、オ
イル塗布ローラ50の構成を詳細に説明する。図3は、
オイル塗布ローラ50を示す斜視図、図4は、同オイル
塗布ローラ50を示す断面図である。
イル塗布ローラ50の構成を詳細に説明する。図3は、
オイル塗布ローラ50を示す斜視図、図4は、同オイル
塗布ローラ50を示す断面図である。
【0036】図示するように、オイル塗布ローラ50
は、芯金55の表面に設けられオイルを保持するオイル
保持層56と、当該オイル保持層56の表面側に設けら
れた表層57とを含む二層構造を有する。芯金55とし
ては、例えば、外形10mmのアルミニウム製ローラが
使用される。オイル保持層56は、例えば、和紙を5m
mの厚みとなるように芯金55に巻回して形成されてい
る。表層57は、例えば、芳香族アラミド繊維を0.2
mmの厚みとなるようにオイル保持層56の表面側に巻
回して形成されている。
は、芯金55の表面に設けられオイルを保持するオイル
保持層56と、当該オイル保持層56の表面側に設けら
れた表層57とを含む二層構造を有する。芯金55とし
ては、例えば、外形10mmのアルミニウム製ローラが
使用される。オイル保持層56は、例えば、和紙を5m
mの厚みとなるように芯金55に巻回して形成されてい
る。表層57は、例えば、芳香族アラミド繊維を0.2
mmの厚みとなるようにオイル保持層56の表面側に巻
回して形成されている。
【0037】オイル塗布ローラ50は次のように製造さ
れる。まず、和紙の端部を両面テープなどを介して芯金
55の表面に接着した後、所定厚みとなるまで当該芯金
55に巻き付ける。これによりオイル保持層56の形成
が終わる。次いで、芳香族アラミド繊維の端部を接着剤
などを介してオイル保持層56の表面に接着した後、所
定厚みとなるまで当該オイル保持層56に巻き付ける。
これにより表層57の形成が終わる。このオイル塗布ロ
ーラ50全体を、オイル槽に満たされた塗布用オイルの
中に浸漬させ、この状態のまま所定時間放置する。オイ
ルは、時間の経過とともに表層57からオイル保持層5
6へと浸透していき、いずれ平衡状態に達し、オイル塗
布ローラ50の製造が完了する。
れる。まず、和紙の端部を両面テープなどを介して芯金
55の表面に接着した後、所定厚みとなるまで当該芯金
55に巻き付ける。これによりオイル保持層56の形成
が終わる。次いで、芳香族アラミド繊維の端部を接着剤
などを介してオイル保持層56の表面に接着した後、所
定厚みとなるまで当該オイル保持層56に巻き付ける。
これにより表層57の形成が終わる。このオイル塗布ロ
ーラ50全体を、オイル槽に満たされた塗布用オイルの
中に浸漬させ、この状態のまま所定時間放置する。オイ
ルは、時間の経過とともに表層57からオイル保持層5
6へと浸透していき、いずれ平衡状態に達し、オイル塗
布ローラ50の製造が完了する。
【0038】特に、本実施形態のオイル塗布ローラ50
では、「オイル拡散能力」がオイル保持層56よりも表
層57の方が小さく、かつ、「オイル保持能力」がオイ
ル保持層56よりも表層57の方が小さくなるように、
各層56、57を形成する材料を選定してある。本明細
書において、「オイル拡散能力」とは、試験片(サンプ
ル)における単位時間当たりのオイルの拡散速度で定義
され、「オイル保持能力」とは、サンプルの単位体積当
たりに保持可能なオイル重量で定義される。以下、オイ
ル保持能力およびオイル拡散能力の測定方法を説明す
る。
では、「オイル拡散能力」がオイル保持層56よりも表
層57の方が小さく、かつ、「オイル保持能力」がオイ
ル保持層56よりも表層57の方が小さくなるように、
各層56、57を形成する材料を選定してある。本明細
書において、「オイル拡散能力」とは、試験片(サンプ
ル)における単位時間当たりのオイルの拡散速度で定義
され、「オイル保持能力」とは、サンプルの単位体積当
たりに保持可能なオイル重量で定義される。以下、オイ
ル保持能力およびオイル拡散能力の測定方法を説明す
る。
【0039】図5(A)〜(C)は、オイル保持能力の
測定方法の説明に供する図である。図5(A)に示すよ
うに、外形d=10mmの芯金60に、サンプル厚で3
mm、外径でD=16mmになるまでサンプル61を巻
き付ける。サンプル61の軸方向長さは、既知の所定寸
法である。巻き付けが完了すれば、同図(C)に示すよ
うに、初期重量を測定する。次いで、同図(B)に示す
ように、サンプル61を巻き付けた芯金60を、オイル
槽62に満たされた塗布用オイルの中に完全に浸漬させ
る。塗布用オイルは、シリコンオイル100cStであ
る。サンプル61中へのオイルの浸透が平衡状態に達す
るのに十分な時間が経過した後、サンプル61を巻き付
けた芯金60をオイル槽62から引き上げ、同図(C)
に示すように、ディップ後の重量を測定する。そして、
オイルディップ前後の重量変化をサンプル61の体積で
除算して、オイル保持能力を得る。
測定方法の説明に供する図である。図5(A)に示すよ
うに、外形d=10mmの芯金60に、サンプル厚で3
mm、外径でD=16mmになるまでサンプル61を巻
き付ける。サンプル61の軸方向長さは、既知の所定寸
法である。巻き付けが完了すれば、同図(C)に示すよ
うに、初期重量を測定する。次いで、同図(B)に示す
ように、サンプル61を巻き付けた芯金60を、オイル
槽62に満たされた塗布用オイルの中に完全に浸漬させ
る。塗布用オイルは、シリコンオイル100cStであ
る。サンプル61中へのオイルの浸透が平衡状態に達す
るのに十分な時間が経過した後、サンプル61を巻き付
けた芯金60をオイル槽62から引き上げ、同図(C)
に示すように、ディップ後の重量を測定する。そして、
オイルディップ前後の重量変化をサンプル61の体積で
除算して、オイル保持能力を得る。
【0040】図6は、オイル拡散能力の測定方法の説明
に供する図である。サンプル61を幅W=10mm,長
さL=300mmに切ったものを、オイル槽63に満た
された塗布用オイルの中に垂直方向に浸漬させる。浸漬
深さhは、h=23mmである。また、塗布用オイル
は、シリコンオイル100cStである。そして、浸漬
開始から1時間後におけるオイルの吸い上げ高さHを測
定して、オイル拡散能力を得る。
に供する図である。サンプル61を幅W=10mm,長
さL=300mmに切ったものを、オイル槽63に満た
された塗布用オイルの中に垂直方向に浸漬させる。浸漬
深さhは、h=23mmである。また、塗布用オイル
は、シリコンオイル100cStである。そして、浸漬
開始から1時間後におけるオイルの吸い上げ高さHを測
定して、オイル拡散能力を得る。
【0041】種々のサンプル61のオイル保持能力およ
びオイル拡散能力の測定結果を、図7の図表に示す。こ
の図表には、サンプル61の耐熱温度、目付ないし坪
量、および厚さを併せて示してある。また、オイル拡散
能力の欄におけるスラッシュ(/)の左側は繊維の方向
を鉛直方向に沿わせた状態で測定した値を示し、スラッ
シュの右側は繊維の方向を水平方向に沿わせた状態で測
定した値を示している。なお、オイル拡散能力は、主と
して、サンプル61の密度やオイルの粘度によって定ま
るものである。
びオイル拡散能力の測定結果を、図7の図表に示す。こ
の図表には、サンプル61の耐熱温度、目付ないし坪
量、および厚さを併せて示してある。また、オイル拡散
能力の欄におけるスラッシュ(/)の左側は繊維の方向
を鉛直方向に沿わせた状態で測定した値を示し、スラッ
シュの右側は繊維の方向を水平方向に沿わせた状態で測
定した値を示している。なお、オイル拡散能力は、主と
して、サンプル61の密度やオイルの粘度によって定ま
るものである。
【0042】サンプル61のオイル保持能力が大きけれ
ば大きい程、多量のオイルを当該サンプル61内に保持
することができる。また、サンプル61のオイル拡散能
力が大きければ大きい程、当該サンプル61内でのオイ
ルの移動、拡散ないし搬送が速いことから、単位時間あ
たり多量のオイルを移動などさせることが可能となる。
ば大きい程、多量のオイルを当該サンプル61内に保持
することができる。また、サンプル61のオイル拡散能
力が大きければ大きい程、当該サンプル61内でのオイ
ルの移動、拡散ないし搬送が速いことから、単位時間あ
たり多量のオイルを移動などさせることが可能となる。
【0043】仮に、オイル拡散能力およびオイル保持能
力がともにオイル保持層よりも表層の方が大きくなるよ
うに各層を形成する材料の組み合わせを選定した場合に
は、多量のオイルが表層内に保持される。このため、か
かる構成のオイル塗布ローラを上述した定着装置24に
適用した場合、特にローラ寿命の初期において、定着ベ
ルト34に過剰な量のオイルが塗布される虞があり、オ
イル汚れや画像の白濁などの画像ノイズが発生する虞が
ある。さらに、ローラ寿命の末期においては、オイル保
持層に残存するオイル量がかなり減少しているので、オ
イル保持層から表層へのオイル補充量よりも表層でのオ
イル消費量が多くなって、オフセットが急に発生する虞
がある。しかも、オイル塗布量が全体的に多くなるの
で、予熱を利用してオイル塗布量をローラ定着方式の十
分の一程度の量に減らすことができるというベルト方式
の定着装置における利点を十分に生かすことができず、
ローラ寿命そのものも短くなってしまう。
力がともにオイル保持層よりも表層の方が大きくなるよ
うに各層を形成する材料の組み合わせを選定した場合に
は、多量のオイルが表層内に保持される。このため、か
かる構成のオイル塗布ローラを上述した定着装置24に
適用した場合、特にローラ寿命の初期において、定着ベ
ルト34に過剰な量のオイルが塗布される虞があり、オ
イル汚れや画像の白濁などの画像ノイズが発生する虞が
ある。さらに、ローラ寿命の末期においては、オイル保
持層に残存するオイル量がかなり減少しているので、オ
イル保持層から表層へのオイル補充量よりも表層でのオ
イル消費量が多くなって、オフセットが急に発生する虞
がある。しかも、オイル塗布量が全体的に多くなるの
で、予熱を利用してオイル塗布量をローラ定着方式の十
分の一程度の量に減らすことができるというベルト方式
の定着装置における利点を十分に生かすことができず、
ローラ寿命そのものも短くなってしまう。
【0044】そこで、本実施形態のオイル塗布ローラ5
0では、前述したように、オイル拡散能力およびオイル
保持能力がともにオイル保持層56よりも表層57の方
が小さくなるように各層56、57を形成する材料の組
み合わせを選定した。具体的には、図7を参照して、オ
イル保持層56を和紙(3)から形成し、表層57を芳
香族アラミド繊維(2)から形成した。芳香族アラミド
繊維(2)は、和紙(3)に比べて耐熱性があり、平滑
度も優れている。
0では、前述したように、オイル拡散能力およびオイル
保持能力がともにオイル保持層56よりも表層57の方
が小さくなるように各層56、57を形成する材料の組
み合わせを選定した。具体的には、図7を参照して、オ
イル保持層56を和紙(3)から形成し、表層57を芳
香族アラミド繊維(2)から形成した。芳香族アラミド
繊維(2)は、和紙(3)に比べて耐熱性があり、平滑
度も優れている。
【0045】かかる構成のオイル塗布ローラ50では、
多量のオイルをオイル保持層56内に保持することがで
きると共に、オイルをオイル保持層56から表層57に
徐々に補給することができる。このため、ローラ寿命の
初期においては、定着ベルト34に過剰な量のオイルが
塗布されることはなく、オイル汚れなどの画像ノイズが
発生する虞がない。さらに、ローラ寿命の末期におい
て、オイル保持層56に残存するオイル量がかなり減少
したとしても、オイル保持層56から表層57へのオイ
ル補充量よりも表層57でのオイル消費量が多くなら
ず、オフセットが急に発生する虞がない。しかも、安定
した少量のオイル塗布量(A4サイズのシート1枚当た
り0.1〜10mg)を得ることができ、オイル塗布量
が少なくてよいというベルト方式定着装置の利点を十分
に生かすことができ、ローラ寿命そのものも長くなる。
もって、このオイル塗布ローラ50を備えた定着装置2
4によれば、長期にわたって画像ノイズの発生を確実に
防止できる。
多量のオイルをオイル保持層56内に保持することがで
きると共に、オイルをオイル保持層56から表層57に
徐々に補給することができる。このため、ローラ寿命の
初期においては、定着ベルト34に過剰な量のオイルが
塗布されることはなく、オイル汚れなどの画像ノイズが
発生する虞がない。さらに、ローラ寿命の末期におい
て、オイル保持層56に残存するオイル量がかなり減少
したとしても、オイル保持層56から表層57へのオイ
ル補充量よりも表層57でのオイル消費量が多くなら
ず、オフセットが急に発生する虞がない。しかも、安定
した少量のオイル塗布量(A4サイズのシート1枚当た
り0.1〜10mg)を得ることができ、オイル塗布量
が少なくてよいというベルト方式定着装置の利点を十分
に生かすことができ、ローラ寿命そのものも長くなる。
もって、このオイル塗布ローラ50を備えた定着装置2
4によれば、長期にわたって画像ノイズの発生を確実に
防止できる。
【0046】上記の安定した少量のオイル塗布量を得る
には、図示しない試験により、表層57のオイル保持能
力が0.3〜0.7g/cm3、かつ、オイル保持層5
6のオイル拡散能力が17mm/hr以上であればよい
ことが分かった。さらに、ローラ寿命の長寿命化を図る
ためには、オイル保持層56のオイル保持能力は、表層
57のオイル保持能力よりも大きいという条件を満たし
つつ、0.3〜0.7g/cm3であればよいことが分
かった。
には、図示しない試験により、表層57のオイル保持能
力が0.3〜0.7g/cm3、かつ、オイル保持層5
6のオイル拡散能力が17mm/hr以上であればよい
ことが分かった。さらに、ローラ寿命の長寿命化を図る
ためには、オイル保持層56のオイル保持能力は、表層
57のオイル保持能力よりも大きいという条件を満たし
つつ、0.3〜0.7g/cm3であればよいことが分
かった。
【0047】《他の実施の形態に係るオイル塗布ロー
ラ》図8(A)(B)は、それぞれ他の実施の形態に係
るオイル塗布ローラを示す断面図である。
ラ》図8(A)(B)は、それぞれ他の実施の形態に係
るオイル塗布ローラを示す断面図である。
【0048】上述したオイル塗布ローラ50は二層構造
であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、オ
イル保持層と表層とを少なくとも含む多層構造であっ
て、オイル保持層から表層に向かうにつれて、オイル拡
散能力およびオイル保持能力が小さくされるものであれ
ば適用可能である。
であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、オ
イル保持層と表層とを少なくとも含む多層構造であっ
て、オイル保持層から表層に向かうにつれて、オイル拡
散能力およびオイル保持能力が小さくされるものであれ
ば適用可能である。
【0049】つまり、オイル塗布ローラ50a、50b
は、図8(A)(B)に示されるように、芯金55の外
周に三つの層を設けた構成でもよい。最も内側のオイル
保持層56a、56bと表層57a、57bとの間に設
けられた層は規制層58a、58bであり、オイル保持
層56a、56bから表層57a、57bへのオイルの
移動ないし拡散量を調整するために設けられている。図
8(A)に示されるオイル塗布ローラ50aは、図7に
示した材料のうち、オイル保持層56aを和紙(1)か
ら形成し、規制層58aを芳香族アラミド繊維(2)か
ら形成し、表層57aを和紙(2)から形成してある。
また、同図(B)に示されるオイル塗布ローラ50b
は、オイル保持層56bをロックウール+アラミド繊維
から形成し、規制層58bを芳香族アラミド繊維(2)
から形成し、表層57bを和紙(2)から形成したもの
である。
は、図8(A)(B)に示されるように、芯金55の外
周に三つの層を設けた構成でもよい。最も内側のオイル
保持層56a、56bと表層57a、57bとの間に設
けられた層は規制層58a、58bであり、オイル保持
層56a、56bから表層57a、57bへのオイルの
移動ないし拡散量を調整するために設けられている。図
8(A)に示されるオイル塗布ローラ50aは、図7に
示した材料のうち、オイル保持層56aを和紙(1)か
ら形成し、規制層58aを芳香族アラミド繊維(2)か
ら形成し、表層57aを和紙(2)から形成してある。
また、同図(B)に示されるオイル塗布ローラ50b
は、オイル保持層56bをロックウール+アラミド繊維
から形成し、規制層58bを芳香族アラミド繊維(2)
から形成し、表層57bを和紙(2)から形成したもの
である。
【0050】なお、回転部材としての定着ベルト34を
備えた定着装置24について図示したが、本発明は、所
定のオイル拡散能力およびオイル保持能力を備える材料
から各層(オイル保持層、表層、規制層)を形成するこ
とにより、定着ローラを備えた定着装置に適用できるこ
とは言うまでもない。
備えた定着装置24について図示したが、本発明は、所
定のオイル拡散能力およびオイル保持能力を備える材料
から各層(オイル保持層、表層、規制層)を形成するこ
とにより、定着ローラを備えた定着装置に適用できるこ
とは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ーラ寿命の初期における離型剤塗布量をオイル汚れなど
の不具合が発生しないレベルに抑えることができ、か
つ、ローラ寿命末期における離型剤塗布量をオフセット
などの不具合が発生しないレベルにまで増加させ得る離
型剤塗布ローラを備え、もって、画像ノイズが発生する
ことを防止した定着装置を提供できた。
ーラ寿命の初期における離型剤塗布量をオイル汚れなど
の不具合が発生しないレベルに抑えることができ、か
つ、ローラ寿命末期における離型剤塗布量をオフセット
などの不具合が発生しないレベルにまで増加させ得る離
型剤塗布ローラを備え、もって、画像ノイズが発生する
ことを防止した定着装置を提供できた。
【図1】 本発明に係る定着装置を組み込んだ電子写真
式のフルカラープリンタを示す概略構成図である。
式のフルカラープリンタを示す概略構成図である。
【図2】 図1に示されるベルト方式の定着装置を示す
断面図である。
断面図である。
【図3】 オイル塗布ローラを示す斜視図である。
【図4】 同オイル塗布ローラを示す断面図である。
【図5】 図5(A)〜(C)は、オイル保持能力の測
定方法の説明に供する図である。
定方法の説明に供する図である。
【図6】 オイル拡散能力の測定方法の説明に供する図
である。
である。
【図7】 種々のサンプルのオイル保持能力およびオイ
ル拡散能力の測定結果を示す図表である。
ル拡散能力の測定結果を示す図表である。
【図8】 図8(A)(B)は、それぞれ他の実施の形
態に係るオイル塗布ローラを示す断面図である。
態に係るオイル塗布ローラを示す断面図である。
10…シート 31…駆動ローラ 33…加熱ローラ 34…定着ベルト(回転部材) 35…加圧ローラ 36…オイル塗布ユニット 44…未定着トナー 50、50a、50b…オイル塗布ローラ(離型剤塗布
ローラ) 51…オイル転写ローラ 52…クリーニングローラ 53…ホルダ 55…芯金 56、56a、56b…オイル保持層(離型剤保持層) 57、57a、57b…表層 58a、58b…規制層
ローラ) 51…オイル転写ローラ 52…クリーニングローラ 53…ホルダ 55…芯金 56、56a、56b…オイル保持層(離型剤保持層) 57、57a、57b…表層 58a、58b…規制層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 英詞 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 坂田 俊雄 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 小鷺 祥史 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 シート上に保持されたトナー像を熱圧力
定着するための回転部材と、 前記回転部材に塗布されるオフセット防止用の離型剤を
内部に保持した離型剤塗布ローラと、を有してなる定着
装置において、 前記離型剤塗布ローラは、芯金の表面に設けられ離型剤
を保持する離型剤保持層と、前記離型剤保持層の表面側
に設けられた表層とを少なくとも含む多層構造を有し、
前記離型剤保持層から前記表層に向かうにつれて離型剤
拡散能力および離型剤保持能力が小さくなることを特徴
とする定着装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9297171A JPH11133784A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 定着装置 |
| US09/179,938 US6029040A (en) | 1997-10-29 | 1998-10-28 | Fixing apparatus and releasing agent supplying apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9297171A JPH11133784A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 定着装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11133784A true JPH11133784A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17843106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9297171A Withdrawn JPH11133784A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 定着装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6029040A (ja) |
| JP (1) | JPH11133784A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003084604A (ja) * | 2001-09-11 | 2003-03-19 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及びこれを有する画像形成装置 |
| JP2009186691A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Kyocera Mita Corp | 定着装置及びこれを備えた画像形成装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000153933A (ja) * | 1998-11-18 | 2000-06-06 | Alps Electric Co Ltd | 圧接ローラ |
| JP3795770B2 (ja) * | 2000-06-30 | 2006-07-12 | 株式会社リコー | 定着装置および画像形成装置 |
| JP2002066413A (ja) * | 2000-08-28 | 2002-03-05 | Nichias Corp | オイル塗布装置 |
| JP2002123106A (ja) * | 2000-10-19 | 2002-04-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 定着装置 |
| KR100485842B1 (ko) * | 2003-01-22 | 2005-04-28 | 삼성전자주식회사 | 잉크젯 프린터 |
| US7971987B2 (en) * | 2008-02-29 | 2011-07-05 | Xerox Corporation | Heated drum assembly having integrated thermal sensing for use in a printer |
| US20090245838A1 (en) * | 2008-03-26 | 2009-10-01 | David William Shuman | Fuser heater temperature control |
| US7881649B2 (en) * | 2008-09-17 | 2011-02-01 | Xerox Corporation | Liquid supply systems, fusers and methods of supplying liquids in printing apparatuses |
| JP5299690B2 (ja) * | 2009-09-10 | 2013-09-25 | 株式会社リコー | 定着装置及び画像形成装置 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2813297B2 (ja) * | 1993-03-10 | 1998-10-22 | 日東工業株式会社 | 電子写真装置用定着装置 |
| JP3273151B2 (ja) * | 1993-03-19 | 2002-04-08 | ジャパンゴアテックス株式会社 | オイル塗布部材 |
| JP2855257B2 (ja) * | 1994-09-19 | 1999-02-10 | ニチアス株式会社 | オイル保持筒およびオイル塗布ローラ |
| US5732317A (en) * | 1995-11-02 | 1998-03-24 | Eastman Kodak Company | Rotating wick device |
| JP2882767B2 (ja) * | 1995-12-28 | 1999-04-12 | 日東工業株式会社 | 電子写真定着用オイル塗布ロール及びその製造法 |
| US5839041A (en) * | 1997-09-29 | 1998-11-17 | Xerox Corporation | RAM system including a bidirectional metering member and a dual purpose swiper blade |
-
1997
- 1997-10-29 JP JP9297171A patent/JPH11133784A/ja not_active Withdrawn
-
1998
- 1998-10-28 US US09/179,938 patent/US6029040A/en not_active Expired - Fee Related
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| JP2003084604A (ja) * | 2001-09-11 | 2003-03-19 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及びこれを有する画像形成装置 |
| JP2009186691A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Kyocera Mita Corp | 定着装置及びこれを備えた画像形成装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6029040A (en) | 2000-02-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |