JPH07295985A - 機械翻訳装置 - Google Patents

機械翻訳装置

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JPH07295985A
JPH07295985A JP6089633A JP8963394A JPH07295985A JP H07295985 A JPH07295985 A JP H07295985A JP 6089633 A JP6089633 A JP 6089633A JP 8963394 A JP8963394 A JP 8963394A JP H07295985 A JPH07295985 A JP H07295985A
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JP
Japan
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sentence
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translated
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division
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JP6089633A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kuzumi
毅 九津見
Hidezo Kugimiya
秀造 釘宮
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 括弧の内と外とで異なる種類の部分記号を生
成する。 【構成】 翻訳モジュール15は入力部12によって入
力された原文に対して分割翻訳処理を実行する。その際
に、文中条件判定部15eは、構文変換部15cで得られ
た日本語の構造解析木における各要素の訳語中に“開き
括弧"が存在する場合には括弧フラグKに“1"をセット
し、“閉じ括弧"が存在する場合には“0"をセットす
る。分割記号生成部15fは、構文変換部15cで得られ
た日本語の構造解析木における部分木の境界に、括弧フ
ラグKの内容が“1"の場合には第2の分割記号“…"を
挿入する一方、“0"の場合には第1の分割記号“‖"を
挿入する。こうして、ターゲット言語生成部15dで生
成される翻訳文における括弧内には括弧よりも弱い印象
の第2の分割記号“…"を挿入する一方、括弧外には括
弧よりも強い印象の第1の分割記号“‖"を挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原文を文単位に翻訳
する際に何らかの条件に応じて文より小さい部分に分割
された翻訳文を出力する機械翻訳装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の機械翻訳装置は、句点あるいはピ
リオド等を区切りとする一つのまとまりである“文"を
一回の処理単位として翻訳を実施するものが主流であ
る。このような機械翻訳装置は、1つの“文"の内部で
その文の構造を解析し、その解析結果に基づいて、1つ
の文から1つの独立した構造(つまり、構文)を作り上げ
ることによって翻訳を実施する。
【0003】一般に、機械翻訳処理には図6に示すよう
なレベルがある。図中左側は翻訳元の言語(ソース言語)
の解析レベルであり、右側は翻訳先の言語(ターゲット
言語)の生成レベルである。今、ソース言語による文が
入力されると、解析レベルL1での辞書引き,解析レベル
2での形態素解析,解析レベルL3での構文解析…と解
析が進められる。
【0004】機械翻訳は、上記解析レベルによって大き
く次の2つに分けられる。その1つは、解析レベルL6
のソース言語またはターゲット言語の何れにも依存しな
い概念(中間言語と呼ぶ)まで解析し、そこから生成レベ
ルL7での文脈生成,生成レベルL8での意味生成,生成レ
ベルL9での構文生成,生成レベルL10での形態素生成と
生成を進めて、ターゲット言語による文を生成していく
ピボット方式である。もう一つは、上記解析レベルL2
での形態素解析,解析レベルL3での構文解析,解析レベ
ルLでの意味解析,解析レベルL5での文脈解析の何れ
かまで解析を行ってソース言語の内部構造を得る。次
に、この得られたソース言語の内部構造をそれと同じレ
ベルのターゲット言語の内部構造に変換した後、ターゲ
ット言語の文を生成するトランスファー方式である。
【0005】ここで、上記解析レベルにおける各解析に
ついて詳細に説明する。 ・辞書引き形態素解析 メモリ等に格納されている辞書の情報を用いて原文を各
形態素(単語:以下、単に単語と言う)に分割し、各単語
の品詞等の文法情報や訳語を得、さらに、時制・人称・数
等を解析する。 ・構文解析 各単語間の係り受け関係等の文の構造を表す構造解析木
を決定する。 ・意味解析 複数の構文解析結果から意味的に正しいものとそうでな
いものとを判別する。 ・文脈解析 話題を理解して、省略されたものの推定や曖昧さの解消
等を行う。以下に述べる機械翻訳装置は、少なくとも解
析レベルL3の構文解析までの解析を行うトランスファ
ー方式によるものとする。
【0006】上述のような機械翻訳においては、1つの
文から1つの構造(構文)を決定できない場合がある。こ
のような場合、従来の多くの機械翻訳装置では、何らか
の形で1つの文を複数の部分に分割して翻訳することが
可能なようになっている。例えば、特開昭63−886
4号公報に開示されている翻訳装置においては、入力さ
れた1つの文からテーブルに登録された文法規則を用い
て1つの構造を作り上げることに失敗した場合には、当
該文を幾つかに分割した部分構造から成る構造を作り上
げるのである。
【0007】以下、上述のような、入力された文を幾つ
かに分割した部分構造の形で翻訳文を出力する分割翻訳
処理機能を有する機械翻訳装置についてさらに詳細に説
明する。図7は、上記分割翻訳処理機能を有する機械翻
訳装置のブロック図である。
【0008】入力部2は、キーボード,マウス,ペン,タ
ブレット,スキャナあるいは文字認識装置等の入力装置
や通信回線と接続されている通信装置で構成され、翻訳
の対象となるソース言語による原文等が入力される。ま
た、出力部3は、CRT(陰極線管)あるいはLCD(液
晶表示装置)等の表示装置やプリンタ等の印字装置や通
信回線と接続されている通信装置で構成され、翻訳結果
等を出力する。翻訳用メインメモリ7は、翻訳処理の際
に得られた情報を一旦格納する原文バッファ7a,辞書引
きバッファ7b,変換前の構文バッファ7c,変換後の構文
バッファ7dおよび訳文バッファ7e等の各種バッファを
有している。
【0009】翻訳モジュール5は、図7に示すように、
辞書引き・形態素解析部5a,構文解析部5b,構文変換部
5cおよびターゲット言語生成部5dを有し、さらに、タ
ーゲット言語生成部5dは1種類の分割記号を生成する
分割記号生成部5fを有して、図6に示す解析レベルL3
の構文解析までの解析を行う。そして、ソース言語の文
が入力されると、記憶部6に登録されている辞書,文法
規則,木構造変換規則等の翻訳処理の際に使用される各
種規則を用いてソース言語による入力原文をターゲット
言語に変換する。ここで、上記翻訳モジュール5におけ
る構文解析部5b及び構文変換部5cは、分割翻訳に適合
した構文解析処理および構文変換処理を実施するように
なっている。
【0010】翻訳制御部1はCPU(中央演算処理装置)
によって構成され、上記入力部2,出力部3,翻訳モジュ
ール5,記憶部6および翻訳用メインメモリ7を制御し
て翻訳処理を実施する。尚、4はバスラインである。
【0011】上記構成の機械翻訳装置は、次のように動
作してソース言語(英語)による入力原文をターゲット言
語(日本語)による翻訳文に変換する。上記翻訳制御部1
の制御の下に、入力部2によって入力された原文「 The demand ( as measured by the aggregate,busines
s investment ) increased all through the year.」 は、図8に示すように、翻訳用メインメモリ7における
原文バッファ7aに格納される。こうして、上記原文バ
ッファ7aに格納された原文は、上記翻訳制御部1の制
御の下に、出力部3によって、図9に示すように表示さ
れる。尚、その際には、図中右側における翻訳文の欄は
空欄となっている。
【0012】上記翻訳制御部1の制御の下に、翻訳モジ
ュール5における辞書引き・形態素解析部5aによって、
原文バッファ7aに格納された原文が読み出され、記憶
部6に格納された辞書の情報を用いて各形態素に分割さ
れる。そして、各単語毎に品詞,訳語,時制,人称,数等の
情報が得られて、翻訳用メインメモリ7における辞書引
きバッファ7bに格納される。その際における品詞情報
は図10に示すように格納される。ここで、単語「deman
d」は“名詞"と“動詞"との2品詞を有する多品詞語であ
るが、構文解析部5bによって一意に決定されるのであ
る。
【0013】次に、上記構文解析部5bによって、辞書
引き・形態素解析部5aで得られた情報と記憶部6に格納
された文法規則とに基づいて、各単語間の係り受け関係
を表す英語の構造解析木が図11に示すように決定され
る。そして、得られた英語の構造解析木は翻訳用メイン
メモリ7における変換前の構文バッファ7cに格納され
る。その際に、構造解析木は“分割要素"という特別の
要素を併用して組み立てられている。
【0014】次に、上記構文変換部5cによって、記憶
部6に格納された木構造変換規則に基づいて、英語の構
造解析木が日本語の構造解析木に変換される。さらに、
翻訳用メインメモリ7における辞書引きバッファ7bに
格納された訳語を用いて、上記日本語の構造解析木にお
ける各要素の訳語が決定される。こうして得られた日本
語の構造解析木とその各要素の訳語とは、図12に示す
ように、翻訳用メインメモリ7における変換後の構文バ
ッファ7dに格納される。次に、上記ターゲット言語生
成部5dによって、構文バッファ7dに格納された日本語
の構造解析木および辞書引きバッファ7bに格納された
情報を参照して、日本語の構造解析木に付加されている
訳語の列「 需要 ( 総計 よって 測定する ように 企業投資 )
増大する その 年 間の すべて」 に適切な助詞や助動詞が付けられると共に、最適な文型
に変化されて、日本語による翻訳文「 需要(総計によって測定されたように‖企業投資)
は、増大した‖ その年の間の全て。」 が生成される。こうして生成された翻訳文は、図13に
示すように、翻訳用メインメモリ7における訳文バッフ
ァ7eに格納される。また、上記訳文バッファ7eに格納
された当該翻訳文は、翻訳制御部1の制御の下に、出力
部3によって、図9に示すように原文と対応付けられて
出力されるのである。
【0015】上述のように、上記ターゲット言語生成部
5dによって翻訳文が生成されるに際して、分割記号生
成部5fによって、1種類の分割記号(この場合には
“‖")が生成されるのである。その際における分割記号
は、 (1) ターゲット言語の構造解析木中に“分割要素"ノ
ードを頂点とする部分木が存在する。 (2) 当該訳語は、“分割要素"ノードを頂点とする部
分木における末端ノードであって、右端に位置するノー
ドの訳語(その訳語に付属語が付随している場合にはそ
の付属語も含めた訳語)である。さらに、上記訳語列に
おける末尾の訳語ではない。 という生成基準に従って、(2)を満たす訳語が訳文バッ
ファ7eに格納された後に生成されるのである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の分割翻訳機能を有する機械翻訳装置においては以下
に述べるような問題がある。第1には、上述のように翻
訳モジュール5におけるターゲット言語生成部5dによ
ってターゲット言語による翻訳文が生成されるに際し
て、上記分割記号生成部5fによって唯1種類の分割記
号(上述の例の場合には“‖")が生成される。したがっ
て、生成される分割記号が有する形状の持つ役割の印象
が翻訳文全体を強く支配することになり、そのために翻
訳文が読みにくい場合が生ずる。
【0017】例えば、上記分割記号“‖"の場合には、
形状の持つ“区切り"としての役割の印象が翻訳文全体
を強く支配する。したがって、上述の日本文 「需要(総計によって測定されたように‖企業投資)
は、増大した‖ その年の間の全て。」 は、本来は大きく 「需要(総計によって測定されたように‖企業投資)
は、増大した‖」 と 「その年の間の全て。」 との2つに分割されるのであるが、 「需要(総計によって測定されたように‖」 と 「企業投資)は、増大した‖」 と 「その年の間の全て。」 との3つに分割されるように見えることになり、読みに
くいのである。
【0018】第2には、次のような問題がある。すなわ
ち、上記ターゲット言語生成部5dによって生成された
ターゲット言語による翻訳文中に特定の一対の文字記号
(例えば、““,”"等)によって挟まれた部分が存在す
る場合がある。このような文字記号を使用するのは、そ
の特定の一対の文字記号によって挟まれた部分が構文的
にあるいは意味的に他とは異なる点があるのでその点を
強調する目的のためである。その際に、構文解析によっ
て得られた“分割要素"ノードを頂点とする部分木の境
界を示すための分割記号として“区切り"の印象の強い
分割記号(例えば、“‖")を用いると、ある部分を強調
するために挿入した特定の一対の文字記号による強調の
度合が弱くなってしまう。しかしながら、そうであるか
らと言って、“区切り"としての印象の弱い分割記号を
用いると、構文的にあるいは意味的に強調する部分が無
い翻訳文の場合には分割記号が目立たず、分割記号の効
果が充分に活かされないことになる。
【0019】例えば、図13に例示するような翻訳文の
場合には上記特定の一対の文字記号としての括弧によっ
て挟まれた部分が存在し、この括弧で挟まれた部分とそ
れ以外の部分とに夫々分割記号が存在する。元来、括弧
(例えば、“(,)"や“〔,〕”等)を含んだ翻訳文に
おいては、括弧が意味上の大きな区切りとなっている。
ところが、図9に示されるように翻訳文が表示された場
合には、分割記号における“区切り"としての印象が強
すぎるために、括弧によって挟まれた部分のまとまりの
印象が弱められてしまう。しかしながら、そうであるか
らと言って、“区切り"としての印象の弱い分割記号を
用いると、括弧によって挟まれていない部分や括弧の無
い翻訳文の場合には分割記号が目立たず、分割記号の効
果が充分に活かされないことになってしまうのである。
【0020】そこで、この発明の目的は、複数種類の分
割記号を生成可能であり、括弧を含む特定の一対の記号
によって挟まれた部分とその他の部分とで異なる種類の
分割記号を生成可能な機械翻訳装置を提供することにあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、入力部からの入力文に対し
て形態素解析部によって形態素解析処理を実施し,構文
解析部によって上記形態素解析処理結果に基づいてソー
ス言語の構文構造を得る構文解析処理を実施し,構文変
換部によって上記ソース言語の構文構造をターゲット言
語の構文構造に変換すると共にそのターゲット言語の構
文構造に対応する訳語列を得る構文変換処理を実施し,
翻訳文生成部によって上記ターゲット言語の構文構造と
訳語列とに基づいて翻訳文を生成する翻訳文生成処理を
実施して,上記入力文を翻訳文に変換するに際して,上記
構文解析部,構文変換部および翻訳文生成部は,当該入力
文が所定の翻訳条件に合致する場合には当該入力文を複
数の部分構造に分割して処理する分割翻訳処理を実施す
る機械翻訳装置において、上記分割翻訳処理に際して,
上記構文変換部によって得られた訳語列中に所定の条件
を満たす部分が存在するか否かを判定する文中条件判定
部と、上記文中条件判定部による判定結果に基づいて,
上記翻訳文生成部で上記訳語列に基づいて生成された翻
訳文における上記部分構造の境界位置に,その境界位置
に対応する上記訳語列における位置が上記所定の条件を
満たす部分に在る場合と上記所定の条件を満たさない部
分に在る場合とで異なる種類の分割記号を挿入する分割
記号生成部を備えたことを特徴としている。
【0022】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の機械翻訳装置において、上記文中条件判定部
は,上記構文変換部で得られた訳語列中に特定の一対の
文字記号によって挟まれた部分が存在するか否かを判定
する文字記号判定手段を有して、上記分割記号生成部
は,上記翻訳文における上記特定の一対の文字記号によ
って挟まれた部分と上記特定の一対の文字記号によって
挟まれていない部分とで異なる種類の分割記号を挿入す
ることを特徴としている。
【0023】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
記載の機械翻訳装置において、上記文字記号判定手段
は,上記構文変換部で得られた訳語列中に括弧によって
挟まれた部分が存在するか否かを判定する括弧判定手段
であって、上記分割記号生成部は,上記翻訳文における
括弧によって挟まれた部分と括弧によって挟まれていな
い部分とで異なる種類の分割記号を挿入することを特徴
としている。
【0024】
【作用】請求項1に係る発明では、入力部からソース言
語による文が入力されると、形態素解析部によって形態
素解析処理が実施される。そして、構文解析部による構
文解析処理によって、上記形態素解析処理結果に基づい
て、当該入力文が所定の翻訳条件に合致する場合には複
数の部分構造に分割されてソース言語の構文構造が得ら
れる。さらに、構文変換部による構文変換処理によっ
て、上記ソース言語の構文構造がターゲット言語の構文
構造に変換されると共に、そのターゲット言語の構文構
造に対応する訳語列が得られる。そうすると、文中条件
判定部によって、上記構文変換部で得られた訳語列中に
所定の条件を満たす部分が存在するか否かが判定され
る。そして、上記翻訳文生成部によって上記ターゲット
言語の構文構造および訳語列に基づいて翻訳文が生成さ
れる際に、生成された翻訳文における上記部分構造の境
界位置に、上記文中条件判定部による判定結果に基づい
て、分割記号生成部によって、上記境界位置に対応する
上記訳語列中における位置が上記所定の条件を満たす部
分に在る場合と満たさない部分に在る場合とで異なる種
類の分割記号が挿入される。
【0025】こうして、上記翻訳文生成部から出力され
る翻訳文における上記部分構造の境界位置には、上記所
定の条件を満たす部分と満たさない部部とで異なる種類
の分割記号が挿入される。
【0026】また、請求項2に係る発明では、上記文中
条件判定部の文字記号判定手段によって、上記構文変換
部で得られた訳語列中に特定の一対の文字記号で挟まれ
た部分が存在するか否かが判定される。そして、上記分
割記号生成部によって、上記文中条件判定部による判定
結果に基づいて、上記翻訳文生成部で生成された翻訳文
における上記部分構造の境界位置に、上記特定の一対の
文字記号によって挟まれた部分と挟まれていない部分と
で異なる種類の分割記号が挿入される。
【0027】また、請求項3に係る発明では、上記文中
条件判定部における括弧判定手段によって、上記構文変
換部で得られた訳語列中に括弧で挟まれた部分が存在す
るか否かが判定される。そして、上記分割記号生成部に
よって、上記文中条件判定部による判定結果に基づい
て、上記翻訳文生成部で生成された翻訳文における上記
部分構造の境界位置に、括弧によって挟まれた部分と挟
まれていない部分とで異なる種類の分割記号が挿入され
る。
【0028】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。図1は本実施例の機械翻訳装置におけるブロ
ック図である。本機械翻訳装置における入力部12,出
力部13,バスライン14および記憶部16は、図7に
示す従来の機械翻訳装置における入力部2,出力部3,バ
スライン4および記憶部6と同一構成を成しており、詳
細な説明は省略する。
【0029】翻訳用メインメモリ17は、図7に示す従
来の機械翻訳装置における翻訳用メインメモリ7と同様
に原文バッファ17a,辞書引きバッファ17b,変換前の
構文バッファ17c,変換後の構文バッファ17dおよび
訳文バッファ17eを有して、翻訳処理の際に得られる
情報を一旦格納する。さらに、日本語の構造解析木にお
ける各要素の訳語を指示する訳語ポインタTW、およ
び、開き括弧が出現したことを表す括弧フラグKを有し
ている。また、翻訳モジュール15は、図7に示す従来
の機械翻訳装置における翻訳モジュール5と同様に、辞
書引き・形態素解析部15a,構文解析部15b,構文変換
部15cおよび上記翻訳文生成部としてのターゲット言
語生成部15dを有しており、図6に示す解析レベルL3
の構文解析までの解析を行って、ソース言語による入力
文をターゲット言語による翻訳文に変換する。
【0030】さらに、本実施例における翻訳モジュール
15のターゲット言語生成部15dは、本実施例におけ
る特徴である文中条件判定部15eおよび複数種類の分
割記号を生成する分割記号生成部15fを有している。
ここで、上記構文変換部15cによって決定されたター
ゲット言語による訳語列中に特定の一対の文字記号が存
在するか否かを判定可能なように文中条件判定部15e
を構成することによって、分割記号生成部15fは翻訳
文における特定の一対の文字記号によって挟まれている
部分か否かに応じて異なった分割記号を生成することが
可能となる。
【0031】特に、上記特定の一対の文字記号の一つで
ある一対の括弧が上記ターゲット言語による訳語列中に
存在するか否かを判定可能なように文中条件判定部15
eを構成すれば、分割記号生成部15fは、翻訳文中にお
ける一対の括弧によって挟まれている部分か否かに応じ
て異なった分割記号を生成できのである。尚、本実施例
の機械翻訳装置における文中条件判定部15eは、上記
訳語列中に一対の括弧が存在するか否かを判定するよう
に構成されているものとする。また、以下の説明におい
ては、ソース言語を英語とする一方、ターゲット言語を
日本語とする。
【0032】図1に示す機械翻訳装置は、翻訳制御部1
1の制御の下に、入力部12,出力部13,翻訳モジュー
ル15および記憶部16によって、次ぎのようにして分
割翻訳処理を実施する。図2および図3は分割翻訳処理
動作のフローチャートである。以下、図2および図3に
従って分割翻訳処理動作について詳細に説明する。
【0033】ステップS1で、上記入力部12によって
読み込まれた英語による原文が、翻訳用メインメモリ1
7における原文バッファ17aに格納される。尚、本実
施例における原文は、従来の分割翻訳処理機能を有する
機械翻訳装置の動作説明の際に用いた原文と同じ「 The demand ( as measured by the aggregate,busines
s investment ) increased all through the year.」 であるとする。
【0034】ステップS2で、上記翻訳モジュール15
の辞書引き・形態素解析部15aによって、原文バッファ
17aに格納された原文が読み出され、図7に示す翻訳
モジュール5における辞書引き・形態素解析部5aの場合
と同様の形態素解析が実行される。そして、得られた情
報が翻訳用メインメモリ17における辞書引きバッファ
17bに格納される。ステップS3で、上記構文解析部1
5bによって、図7に示す構文解析部5bの場合と同様の
構文解析が実行されて、図11に示すような英語の構造
解析木が決定される。そして、得られた英語の構造解析
木は、翻訳用メインメモリ17における変換前の構文バ
ッファ17cに格納される。その際に、当該原文は、例
えば“登録された文法規則を用いて構造解析木を決定で
きない"という翻訳条件に合致するので、当該構造解析
木は“分割要素"という特別の要素を併用して組み立て
られている。ステップS4で、上記構文変換部15cによ
って、記憶部16に格納された木構造変換規則に基づい
て、図7に示す構文変換部5cの場合と同様の構文変換
が実行されて、英語の構造解析木が図12に示すような
日本語の構造解析木に変換される。そして、得られた日
本語の構造解析木は翻訳用メインメモリ17における変
換後の構文バッファ17dに格納される。
【0035】以下、上記ターゲット言語生成部15dに
よる翻訳文生成処理が実行される(ステップS5〜ステッ
プS23)。但し、そのうちの、ステップS7〜ステップS
10は文中条件判定部15eによる文中条件判定処理であ
り、ステップS19〜ステップS21は分割記号生成部15
fによる分割記号生成処理である。ステップS5で、上記
翻訳用メインメモリ17に設けられた訳語ポインタTW
に“1"がセットされる。ステップS6で、上記翻訳用メ
インメモリ17における括弧フラグKに“0"がセット
される。
【0036】ステップS7で、上記変換後の構文バッフ
ァ17dに日本語の構造解析木に付加されて格納されて
いる訳語列の内容が参照されて、訳語ポインタTWによ
って指示される“TW"番目の訳語が開き括弧“("であ
るか否かが判別される。その結果、開き括弧であればス
テップS8に進み、そうでなければステップS9に進む。
ステップS8で、上記括弧フラグKに“1"がセットされ
る。ステップS9で、同様にして“TW"番目の訳語が閉
じ括弧“)"であるか否かが判別される。その結果、閉
じ括弧であればステップS10に進み、そうでなければス
テップS11に進む。ステップS10で、上記括弧フラグK
に“0"がセットされる。すなわち、上記ステップS7お
よびステップS9によって上記括弧判定手段を構成する
のである。
【0037】ステップS11で、上記辞書引きバッファ1
7b内の情報が参照されて“TW"番目の訳語は型変化が
必要な訳語であるか否かが判別される。その結果、型変
化が必要な訳語であればステップS12に進み、そうでな
ければステップS13に進む。ステップS12で、上記“T
W"番目の訳語が型変化される。ステップS13で、上記
“TW"番目の訳語(当該訳語が型変化が必要な訳語であ
れば上記ステップS12において型変化された後の訳語)
が、翻訳用メインメモリ17における訳文バッファ17
eに格納される。その際に、既に訳文バッファ17eに訳
語列が格納されている場合には、その訳語列の最後尾に
格納される。
【0038】ステップS14で、上記変換後の構文バッフ
ァ17dの内容および辞書引きバッファ17b内の情報が
参照されて、“TW"番目の訳語には付属語が必要であ
るか否かが判別される。その結果、必要であればステッ
プS15に進み、そうでなければステップS16に進む。ス
テップS15で、上記“TW"番目の訳語に付加すべき付
属語が、訳文バッファ17eにおける上記ステップS13
において格納された“TW"番目の訳語の次の位置に格
納される。
【0039】ステップS16で、上記変換後の構文バッフ
ァ17dに格納されている日本語の構造解析木を上記
“TW"番目の訳語から上位に溯った際に“分割要素"ノ
ードに至るか否か、つまり、当該日本語の構造解析木に
おける“TW"番目の訳語の上位に“分割要素"ノードが
在るか否かが判別される。その結果、在ればステップS
17に進み、無ければステップS22に進む。ステップS17
で、上記“TW"番目の訳語は、日本語の構造解析木を
上位に溯った際に最初に遭遇する“分割要素"ノードを
頂点とする部分木における右端に位置するノードである
か否かが判別される。その結果、部分木における右端の
ノードであればステップS18に進み、そうでなければス
テップS22に進む。ステップS18で、上記“TW"番目
の訳語は、変換後の構文バッファ17dに格納されてい
る訳語列における最終訳語であるか否かが判別される。
その結果、最終訳語であればステップS22に進み、そう
でなければステップS19に進む。
【0040】ステップS19で、上記翻訳用メインメモリ
17における括弧フラグKの内容は“0"であるか否か
が判別される。その結果“0"であればステップS20に
進み、そうでなければステップS21に進む。ステップS
20で、開き括弧“("と閉じ括弧“)"とで挟まれた部分
以外における“分割要素"ノードを頂点とする部分木の
境界に挿入する第1の分割記号“‖"が、訳文バッファ
17eにおける上記ステップS13において格納された
“TW"番目の訳語あるいは上記ステップS15において
格納された付属語の次の位置に格納される。ここで、上
記第1の分割記号は開き括弧と閉じ括弧とで挟まれた部
分以外における区切りの箇所に挿入されるのであるか
ら、括弧“(,)"の形状が有する区切りとしての印象
よりも強い印象を有する形状の記号“‖"を第1の分割
記号とするのである。
【0041】ステップS21で、開き括弧“(”と閉じ括
弧“)”とで挟まれた部分における“分割要素"ノード
を頂点とする部分木の境界に挿入する第2の分割記号
“…”が、訳文バッファ17eにおける上記“TW"番目
の訳語あるいは上記付属語の次の位置に格納される。こ
こで、上記第2の分割記号は開き括弧と閉じ括弧とで挟
まれた部分における区切りの箇所に挿入されるのである
から、括弧“(,)"の形状が有する区切りとしての印
象よりも弱い印象を有する形状の記号“…"を第2の分
割記号とするのである。
【0042】ステップS22で、上記“TW"番目の訳語
は、変換後の構文バッファ17dに格納されている訳語
列における最終訳語であるか否かが判別される。その結
果、最終訳語であればステップS24に進み、そうでなけ
ればステップS23に進む。ステップS23で、訳語ポイン
タTWの内容がインクリメントされて上記ステップS7
に戻り、上記訳語列における次ぎの訳語に対する処理に
移行する。ステップS24で、上記出力部13によって、
図4に示すように翻訳用メインメモリ17における訳文
バッファ17eに格納されている日本語による翻訳文が
読み出されて、図5に示すように原文と対応付けられて
出力される。そうした後、分割翻訳処理動作を終了す
る。
【0043】次に、上記ターゲット言語生成部15dに
よって実行される翻訳文生成処理について、当該原文「 The demand ( as measured by the aggregate,busines
s investment ) increased all through the year.」 に則して、より具体的に説明する。ここで、既に、上記
翻訳モジュール15の辞書引き・形態素解析部15aによ
る形態素解析,構文解析部15bによる構文解析および構
文変換部15cによる構文変換が上述のように実行され
て、得られた日本語の構造解析木がこの日本語の構造解
析木における各要素の訳語の列「 需要 ( 総計 よって 測定する ように 企業投資 )
増大する その 年 間の すべて」 と共に、翻訳用メインメモリ17における変換後の構文
バッファ17dに格納されているものとする。
【0044】先ず、上記変換後の構文バッファ17dに
格納されている訳語列のうち、(TW=1)番目の訳語
「需要」に関する処理が実施される。訳語「需要」は、開き
括弧および閉じ括弧の何れでもなく、名詞であるから型
変化の必要がないので、訳語「需要」がそのまま訳文バッ
ファ17eに格納される。…ステップS5〜ステップS7,
ステップS9,S11,S13 さらに、上記訳語「需要」は、付属語を必要とはせず、日
本語の構造解析木における上位に“分割要素"ノードが
存在し、その“分割要素"ノードを頂点とする部分木の
右端のノードではなく、上記訳語列における最終訳語で
はないので、1番目の訳語「需要」に関する処理を終了す
る。…ステップS14,S16,S17,S22
【0045】次に、(TW=2)番目の訳語「(」は開き括
弧であるので括弧フラグKに“1"がセットされる。ま
た、閉じ括弧ではなく型変化の必要がないために、訳語
「(」が訳文バッファ17eに格納される。その結果、訳
文バッファ17eの内容は「 需要(」 となる。さらに、訳語「(」は、付属語を必要とはせず、
日本語の構造解析木における上位に“分割要素"ノード
が存在し、その“分割要素"ノードを頂点とする部分木
の右端のノードではなく、上記訳語列における最終訳語
ではないので、2番目の訳語「(」に関する処理を終了す
る。…ステップS23,ステップS7〜ステップS9,ステッ
プS11,S13,S14,S16,S17,S22
【0046】次に、(TW=3)番目の訳語「統計」は、開
き括弧でも閉じ括弧でもなく、型変化の必要がないため
に、訳語「統計」が訳文バッファ17eに格納される。ま
た、訳語「統計」には付属語「に」が必要なので、付属語
「に」が訳文バッファ17eに格納される。その結果、訳
文バッファ17eの内容は「 需要(統計に」 となる。さらに、上記訳語「統計」は、日本語の構造解析
木における上位に“分割要素"ノードが存在し、その
“分割要素"ノードを頂点とする部分木の右端のノード
ではなく、上記訳語列における最終訳語ではないので、
3番目の訳語「統計」に関する処理を終了する。…ステッ
プS23,S7,S9,S11,ステップS13〜ステップS17,S
22
【0047】次に、(TW=4)番目の訳語「よって」に
関する処理が1番目の訳語「需要」の場合と同様にして実
施されて、訳語「よって」が訳文バッファ17eに格納さ
れる。その結果、訳文バッファ17eの内容は「 需要(統計によって」 となる。次に、(TW=5)番目の訳語「測定する」は、そ
の構文条件から、上記ステップS11において型変化の必
要があると判定され、ステップS14において付属語「た」
が必要であると判定されて、型変化後の訳語「測定され」
と付属語「た」とが訳文バッファ17eに格納される。そ
の結果、訳文バッファ17eの内容は「 需要(統計によって測定された」 となる。
【0048】次に、(TW=6)番目の訳語「ように」は、
開き括弧でも閉じ括弧でもなく、型変化の必要がないた
めに、訳語「ように」が訳文バッファ17eに格納され
る。また、訳語「ように」は、付属語を必要とはせず、日
本語の構造解析木における上位に“分割要素"ノードが
存在し、その“分割要素"ノードを頂点とする部分木の
右端のノードであり、上記訳語列における最終訳語では
なく、括弧フラグKの内容は“0"ではない(2番目の訳
語「(」に関する処理の際に“1"がセットされている)の
で、第2の分割記号“…"が訳文バッファ17eに格納さ
れる。その結果、訳文バッファ17eの内容は「 需要(統計によって測定されたように…」 となる。…ステップS23,S7,S9,S11,S13,S14,ステ
ップS16〜ステップS19,ステップS21,S22
【0049】次に、(TW=7)番目の訳語「企業投資」に
関する処理が、1番目の訳語「需要」や4番目の「よって」
の場合と同様にして実施されて、訳語「企業投資」が訳文
バッファ17eに格納される。その結果、訳文バッファ
17eの内容は「 需要(統計によって測定されたように…企業投資」 となる。次に、(TW=8)番目の訳語「)」は、上記ステ
ップS9において閉じ括弧であると判定される。そし
て、ステップS10において括弧フラグKに“0"がセッ
トされる。また、ステップS14において付属語「は、」が
必要であると判定されて、訳語「)」と付属語「は、」とが
訳文バッファ17eに格納される。その結果、訳文バッ
ファ17eの内容は「 需要(統計によって測定されたように…企業投資)
は、」 となる。
【0050】次に、(TW=9)番目の訳語「増大する」
は、開き括弧でも閉じ括弧でもなく、型変化の必要があ
り、型変化後の訳語「増大し」には付属語「た」が必要であ
るために、型変化後の訳語「増大し」と付属語「た」が訳文
バッファ17eに格納される。また、上記訳語「増大す
る」は、日本語の構造解析木における上位に“分割要素"
ノードが存在し、その“分割要素"ノードを頂点とする
部分木の右端のノードであり、上記訳語列における最終
訳語ではなく、括弧フラグKの内容は“0"である(8番
目の訳語「)」に関する処理の際に“0"がセットされて
いる)ので、第1の分割記号“‖"が訳文バッファ17e
に格納される。その結果、訳文バッファ17eの内容は「 需要(統計によって測定されたように…企業投資)
は、増大した‖」 となる。…ステップS23,S7,S9,ステップS11〜ステ
ップS20,S22
【0051】次に、(TW=10)番目の訳語「その」に関
する処理が、1番目の訳語「需要」等の場合と同様に実施
されて、訳語「その」が訳文バッファ17eに格納され
る。その結果、訳文バッファ17eの内容は「 需要(統計によって測定されたように…企業投資)
は、増大した‖その」 となる。次に、(TW=11)番目の訳語「年」に関する処
理が、3番目の訳語「統計」の場合と同様に実施されて、
訳語「年」と付属語「の」とが訳文バッファ17eに格納さ
れる。その結果、訳文バッファ17eの内容は「 需要(統計によって測定されたように…企業投資)
は、増大した‖ その年の」 となる。次に、(TW=12)番目の訳語「間の」および
(TW=13)番目の訳語「すべて」に関する処理が、1番
目の訳語「需要」等の場合と同様に実施されて、訳語「間
の」および訳語「全て。」が訳文バッファ17eに格納され
る。その際に、最終訳語である「すべて」には句点が付加
される。その結果、訳文バッファ17eの内容は「 需要(統計によって測定されたように…企業投資)
は、増大した‖ その年の間の全て。」 となる。そして、上記ステップS22において13番目の
訳語は最終訳語であると判別されて、翻訳文生成処理が
終了するのである。
【0052】上述のように、本実施例の機械翻訳装置
は、上記翻訳モジュール15におけるターゲット言語生
成部15dは文中条件判定部15eおよび分割記号生成部
15fを有する一方、翻訳用メインメモリ17には括弧
フラグKを設けている。そして、上記文中条件判定部1
5eによって、翻訳モジュール15における構文変換部
15cで得られた日本語の構造解析木における各要素の
訳語中に“開き括弧"が存在する場合には括弧フラグK
に“1"をセットする一方、“閉じ括弧"が存在する場合
には括弧フラグKに“0"をセットする。そして、分割
記号生成部15fは、構文変換部15cによって得られた
日本語の構造解析木における“分割要素"ノードを頂点
とする部分木の境界に挿入する分割記号を生成するに際
して、括弧フラグKの内容が“1"である場合には、括
弧の形状が有する区切りとしての印象よりも弱い印象を
有する第2の分割記号“…"を生成する一方、括弧フラ
グKの内容が“0"である場合には、括弧の形状が有す
る区切りとしての印象よりも強い印象を有する第1の分
割記号“‖"を生成する。
【0053】すなわち、本実施例によれば、上記ターゲ
ット言語生成部15dによって生成される翻訳文におけ
る括弧内には括弧よりも弱い印象の第2の分割記号
“…"が挿入される一方、括弧外には括弧よりも強い印
象の第1の分割記号“‖"が挿入されることになる。し
たがって、出力部13によって、図5に示すように出力
された翻訳文「 需要(統計によって測定されたように…企業投資)
は、増大した‖ その年の間の全て。」 においては、当該翻訳文は、大きく「 需要(統計によって測定されたように…企業投資)
は、増大した‖」 と 「その年の間の全て。」 との2つに分割され、そのうちの前半「 需要(統計によって測定されたように…企業投資)
は、増大した‖」 には挿入句「 統計によって測定されたように…企業投資」 が存在し、さらにこの挿入句「統計によって測定された
ように…企業投資」は、「 統計によって測定されたように」 と 「企業投資」 との2つに分割される構造になっていることが一目で分
かる。その結果、当該翻訳文は読み易く、翻訳文中の括
弧内に挿入された分割記号によって括弧内のまとまりの
印象が弱められることがなく、しかも、翻訳文における
括弧外の分割記号の効果が十分活かされるのである。
【0054】尚、上記分割記号生成部15fによって生
成される第1の分割記号と第2の分割記号の種類は上記
実施例に限定されるものではない。要は、第1の分割記
号は括弧よりも強い印象の形状を有する一方、第2の分
割記号は括弧よりも弱い印象の形状を有していればよい
のである。
【0055】また、上記実施例における文中条件判定部
15eを、構文変換部15cで得られたターゲット言語の
構造解析木に付加されている訳語列に括弧以外の特定の
一対の文字記号が存在することを判別可能に構成すれ
ば、翻訳文中における上記特定の一対の文字記号の内と
外とで分割記号の種類を変えることができる。そうする
ことによって、読み易く、翻訳文中の特定の一対の文字
記号内に挿入された分割記号によって当該一対の文字記
号による強調の度合が弱められることがなく、しかも、
強調する箇所が無い翻訳文における分割記号の効果が十
分活かされるのである。その際には、上述した分割翻訳
処理動作のフローチャートにおける上記ステップS7で
は“TW"番目の訳語が特定の一対の文字記号を構成す
る前方の文字記号(““"等)であるか否かを判別し、上
記ステップS9では“TW"番目の訳語が後方の文字記号
(“”"等)であるか否かを判別すればよい。
【0056】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の機械翻訳装置は、入力部からの入力文に対して
形態素解析部,構文解析部,構文変換部および翻訳文生成
部によって分割翻訳処理を実施するに際して、文中条件
判定部によって、上記構文変換部で得られた訳語列中に
所定の条件を満たす部分が存在するか否かを判定し、こ
の判定結果に基づいて、分割記号生成部によって、上記
翻訳文生成部で上記訳語列に基づいて生成された翻訳文
における上記部分構造の境界位置に、その境界位置に対
応する上記訳語列中における位置が上記所定の条件を満
たす部分に在る場合と満たさない部分に在る場合とで異
なる種類の分割記号を挿入するので、本機械翻訳装置に
よって得られる翻訳文における上記部分構造の境界位置
には、上記所定の条件を満たす部分と満たさない部分と
で異なる種類の分割記号が挿入される。したがって、こ
の発明によれば、翻訳文における上記所定の条件を満た
す部分が他の部分と区別する部分である場合には、上記
所定の条件を満たす部分に挿入される分割信号を他の部
分に挿入される分割信号よりも印象の弱い種類の分割信
号にすることによって、上記翻訳文における上記所定の
条件を満たす部分の他の部分との区別効果が上記分割信
号の挿入によって低下することがなく、理解しやすい翻
訳文を生成できる。
【0057】また、請求項2に係る発明の機械翻訳装置
における上記文中条件判定部は、上記構文変換部で得ら
れた訳語列中に特定の一対の文字記号によって挟まれた
部分が存在するか否かを判定する文字記号判定手段を有
して、上記分割記号生成部によって、翻訳文における上
記特定の一対の文字記号によって挟まれた部分と挟まれ
ていない部分とで異なる種類の分割記号を挿入するの
で、本機械翻訳装置で得られる翻訳文における上記部分
構造の境界位置には上記特定の一対の文字記号によって
挟まれている部分と挟まれていない部分とで異なる種類
の分割記号が挿入される。したがって、この発明によれ
ば、翻訳文中の特定の一対の文字記号内に挿入される分
割記号を他の部分に挿入される分割信号よりも弱い印象
の分割記号にすれば、翻訳文における上記特定の一対の
文字記号内に挿入される分割記号によって当該一対の文
字記号による強調の度合が弱められることがなく、且
つ、上記特定の一対の文字記号によって強調される部分
が無い翻訳文における分割記号の効果が十分活かされ
て、読みやすい翻訳文が生成されるのである。
【0058】また、請求項3に係る発明の機械翻訳装置
における上記文中条件判定部の文字記号判定手段は、上
記構文変換部で得られた訳語列中に括弧によって挟まれ
た部分が存在するか否かを判定する括弧判定手段であっ
て、上記分割記号生成部によって、翻訳文における括弧
内の部分と括弧外の部分とで異なる種類の分割記号を挿
入するので、本機械翻訳装置によって得られる翻訳文に
おける上記部分構造の境界位置には括弧内の部分と括弧
外の部分とで異なる種類の分割記号が挿入される。した
がって、この発明によれば、翻訳文中の括弧内に挿入さ
れる分割記号を括弧外の部分に挿入される分割信号より
も弱い印象の分割記号にすれば、翻訳文における括弧内
に挿入された分割記号によって括弧内のまとまりの印象
が弱められることがなく、且つ、括弧外の分割記号の効
果が十分活かされて、読みやすい翻訳文が生成されるの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の機械翻訳装置におけるブロック図で
ある。
【図2】図1における翻訳制御部の制御の下に実施され
る分割翻訳処理動作のフローチャートである。
【図3】図2に続く分割翻訳処理動作のフローチャート
である。
【図4】図1における訳文バッファに格納された翻訳文
の一例を示す図である。
【図5】図1における出力部による出力内容の一例を示
す図である。
【図6】翻訳レベルの説明図である。
【図7】従来の分割翻訳処理機能を有する機械翻訳装置
のブロック図である。
【図8】図1および図7における原文バッファの概念を
示す図である。
【図9】図7における出力部による出力内容の一例を示
す図である。
【図10】図1および図7における辞書引きバッファの
概念を示す図である。
【図11】図1および図7における変換前の構文バッフ
ァに格納されているソース言語による構造解析木の概念
を示す図である。
【図12】図1および図7における変換後の構文バッフ
ァに格納されているターゲット言語による構造解析木の
概念を示す図である。
【図13】図7における訳文バッファに格納された翻訳
文の一例を示す図である。
【符号の説明】
11…翻訳制御部、 12…入力部、1
3…出力部、 15…翻訳モジュー
ル、15a…辞書引き・形態素解析部、 15b…構文
解析部、15c…構文変換部、 15d…
ターゲット言語生成部、15e…文中条件判定部、
15f…分割記号生成部、16…記憶部、
17…翻訳用メインメモリ、17a…原
文バッファ、 17b…辞書引きバッファ、
17c…変換前の構文バッファ、 17d…変換後の
構文バッファ、17e…訳文バッファ、 T
W…訳語ポインタ、K…括弧フラグ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力部からの入力文に対して形態素解析
    部によって形態素解析処理を実施し、構文解析部によっ
    て上記形態素解析処理結果に基づいてソース言語の構文
    構造を得る構文解析処理を実施し、構文変換部によって
    上記ソース言語の構文構造をターゲット言語の構文構造
    に変換すると共にそのターゲット言語の構文構造に対応
    する訳語列を得る構文変換処理を実施し、翻訳文生成部
    によって上記ターゲット言語の構文構造と訳語列とに基
    づいて翻訳文を生成する翻訳文生成処理を実施して、上
    記入力文を翻訳文に変換するに際して、上記構文解析
    部,構文変換部および翻訳文生成部は、当該入力文が所
    定の翻訳条件に合致する場合には当該入力文を複数の部
    分構造に分割して処理する分割翻訳処理を実施する機械
    翻訳装置において、 上記分割翻訳処理に際して、上記構文変換部によって得
    られた訳語列中に所定の条件を満たす部分が存在するか
    否かを判定する文中条件判定部と、 上記文中条件判定部による判定結果に基づいて、上記翻
    訳文生成部で上記訳語列に基づいて生成された翻訳文に
    おける上記部分構造の境界位置に、その境界位置に対応
    する上記訳語列における位置が上記所定の条件を満たす
    部分に在る場合と上記所定の条件を満たさない部分に在
    る場合とで異なる種類の分割記号を挿入する分割記号生
    成部を備えたことを特徴とする機械翻訳装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の機械翻訳装置におい
    て、 上記文中条件判定部は、上記構文変換部で得られた訳語
    列中に特定の一対の文字記号によって挟まれた部分が存
    在するか否かを判定する文字記号判定手段を有して、 上記分割記号生成部は、上記翻訳文における上記特定の
    一対の文字記号によって挟まれた部分と上記特定の一対
    の文字記号によって挟まれていない部分とで異なる種類
    の分割記号を挿入することを特徴とする機械翻訳装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の機械翻訳装置におい
    て、 上記文字記号判定手段は、上記構文変換部で得られた訳
    語列中に括弧によって挟まれた部分が存在するか否かを
    判定する括弧判定手段であって、 上記分割記号生成部は、上記翻訳文における括弧によっ
    て挟まれた部分と括弧によって挟まれていない部分とで
    異なる種類の分割記号を挿入することを特徴とする機械
    翻訳装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2025033861A1 (ko) * 2023-08-04 2025-02-13 최조식 언어식을 이용한 언어 구조 분석 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2025033861A1 (ko) * 2023-08-04 2025-02-13 최조식 언어식을 이용한 언어 구조 분석 방법

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