JPH0729824B2 - 法面保護緑化工法に用いるモルタル組成物 - Google Patents

法面保護緑化工法に用いるモルタル組成物

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JPH0729824B2
JPH0729824B2 JP2221493A JP22149390A JPH0729824B2 JP H0729824 B2 JPH0729824 B2 JP H0729824B2 JP 2221493 A JP2221493 A JP 2221493A JP 22149390 A JP22149390 A JP 22149390A JP H0729824 B2 JPH0729824 B2 JP H0729824B2
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mortar composition
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ceramic powder
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厚孝 藤井
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共英産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、法面保護緑化工法において、法面に吹き付け
て用いられるモルタル組成物に関する。
〔従来の技術〕
法面は、雨水や凍上等、常に自然の影響を受け、落石や
表土滑落が起き易い状態になっている。
従来、かかる法面の落石や表土層の移動を防ぎ、併せて
土の部分への種子の定着と植生の促進を可能にするもの
として法面保護緑化工法が知られている。
この法面保護緑化工法における一工程としてモルタル材
の吹き付け処理が施されるわけであるが、この場合セメ
ントをそのまま吹き付けたのでは法面がセメント自体の
色となり、周囲の自然環境にマッチセず、違和感や不快
感を与えることとなる。
このため、セメントに所定量の色粉を混合することによ
って好適な色合いが醸し出されるようにしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、色粉は長期間雨水や紫外線を含む太陽光
にさらされる結果、色あせて退色し、あるいは色粉がは
げ落ちたりして当初の色合いを失い、かえって、周囲の
自然環境にマッチしなくなるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、長期に亘り当
初の色合いを維持する等、耐候性のある法面保護緑化工
法に用いるモルタル組成物を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
発明者は、吹き付け後長期に亘る色合いの変化を防止す
べく、種々の研究を行った結果、セラミックス粉末、セ
メント、ポリビニルアルコール及び接着剤を主成分と
し、その配合比を適宜選定することにより混和して得ら
れたモルタル組成物は長期間退色しない耐候性、また、
組成物自体の好適な混和性、接着性を有することを見い
出したものである。
すなわち、本発明の法面保護緑化工法に用いるモルタル
組成物は、法面保護緑化工法に用いるモルタル組成物に
おいて、焼結後粉砕して形成した有色のセラミックス粉
末を骨材として総重量に対して50〜70重量%含有すると
ともにこの有色のセラミックス粉末にセメント、混和
剤、ポリビニルアルコール(PVA)、接着剤を総重量に
対して、それぞれ10〜20重量%、1〜2重量%、10〜30
重量%、8〜10重量%添加してなることを要旨とする。
本発明に用いられる有色のセラミックス粉末は、1200〜
1350℃で焼結したものを8〜40メッシュ程度の大きさの
粒子に粉砕したものである。この有色のセラミックス粉
末は、主としてアルミナ系のものが用いられ、セラミッ
クス粉末の色調としては、緑、茶等種々の色合のものを
用いることができる。
有色のセラミックス粉末以外の本発明のモルタル組成物
の構成材料としてのセメント、混和剤、ポリビニルアル
コール、接着剤はそれぞれ次のものを用いる。
セメントは、主に普通ポルトランドセメントが用いられ
る。
混和剤は、膨張性セメント混和剤(収縮防止剤)、ポゾ
リス(減水剤、登録商標)等が用いられる。
接着剤は、主にスチレンブタジエンラバー(SBR)が用
いられる。
本発明のモルタル組成物は、これら(A)セラミックス
粉末、(B)セメント、(C)混和剤、(D)ポリビニ
ルアルコール及び(E)接着剤を主成分とする混合物で
ある。しかし、混合物中に占める(A)、(B)、
(C)、(D)及び(E)の割合は、それぞれ、50〜70
重量%、10〜20重量%、1〜2重量%、10〜30重量%、
8〜10重量%であることが必要である。かかる範囲以外
のものにあっては、モルタル組成物に良好な長期間退色
しない耐候性、組成物自体に好適な混和性、接着性を付
与することができない。
特に好ましい混合割合のモルタル組成物は、(A)、
(B)、(C)、(D)及び(E)の割合は、それぞ
れ、55〜65重量%、12〜15重量%、1.5重量%、15〜25
重量%、9重量%前後の範囲のものである。
本発明のモルタル組成物は、上記(A)セラミックス粉
末、(B)セメント、(C)混和剤、(D)ポリビニル
アルコール及び(E)接着剤を主成分とする混合物であ
るが、このほかに消泡剤、安定剤及び防腐剤等が前記長
期間退色しない耐候性等を阻害しない限度において加え
られたものも含まれる。
本発明のモルタル組成物は、例えば次のようにして製造
される。
上記(A)セラミックス粉末、(B)セメント、(C)
混和剤、(D)ポリビニルアルコール及び(E)接着剤
を吹き付け時に混和し、撹拌する製造方法がある。
また、(A)セラミックス粉末及び(B)セメントを予
め混和し、撹拌しておき、他方(C)混和剤(液剤部
分)、(D)ポリビニルアルコール及び(E)接着剤の
各液剤を吹き付付け時に混和し、撹拌するとともに、こ
れに上記(A)セラミックス粉末及び(B)セメントを
混和したものを混和し、撹拌する製造方法もある。
また、(A)セラミックス粉末及び(B)セメントを予
め混和し、撹拌しておき、他方(C)混和剤(液剤部
分)、(D)ポリビニルアルコール及び(E)接着剤の
各液剤を予め混和し、撹拌した後、缶に密閉しておき、
吹き付け時に開封して、これに上記(A)セラミックス
粉末及び(B)セメントを混和したものを混和し、撹拌
する製造方法もある。
〔作用〕
本発明にかかるモルタル組成物は、法面に吹き付け後に
比較的迅速に乾燥し、固化する。
固化したモルタル組成物は、セラミックスとセメントと
の混合色で長期に亘り色合いが維持される。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例を用いて説明する。
第1表は、本発明の実施例のモルタル組成物IIの配合割
合と比較例のモルタル組成物I、IIIのそれを示す。
上記表1において、セラミックス粉末は、1200〜1350℃
で焼結した磁器を所定の大きさ、具体的には、8〜40メ
ッシュ程度の大きさの粒子に粉砕したものである。
このセラミックス粉末は、主としてアルミナ系のものが
用いられ、セラミックス粉末の色調としては、緑、茶等
種々の色合ものを用いることができる。
すなわち、粉砕機の下方に、例えば、10メッシュ程度の
スクリーンを配設し、上方から投入されたセラミックス
の塊を粉砕し、所定径の粒子になったものが下部スクリ
ーンを通して取り出されるようにしている。回転式の粉
砕機を用いる場合には所定径の粒子になるまで、自動的
に粉砕が繰り返される構造にすることができる。なお、
粒子の大きさを8〜40メッシュ程度の大きさとするの
は、吹き付け作業に好適な大きさであるためである。
有色のセラミックス粉末以外の本発明のモルタル組成物
の構成材料としてのセメント、混和剤、ポリビニルアル
コール、接着剤はそれぞれ次のものを用いる。
セメントは、主に普通ポルトランドセメントを使用し
た。
混和剤は、膨張性セメント混和剤(収縮防止剤)を使用
した。
接着剤は、スチレンブタジエンラバー(SBR)を使用し
た。
消泡剤は、泡の発生を防止するもので、シリコンを使用
した。
その他のものとしては、安定剤と防腐剤を添加した。
第1表のモルタル組成物I(比較例)では、セラミック
ス以外の重量%は好適であるものの、セラミックスの重
量%が少ないため、セメント自体の色合いの方が強く、
セラミックス特有の色合いが十分に生かされず、モルタ
ル組成物の色あせが目立つ。
一方、本発明の実施例のモルタル組成物IIでは、すべて
の成分の重量%が好適であり、セラミックス自体の色合
いも十分に生かされる。また、セラミックスとセメント
との混和性も良好であるとともに、吹き付け後の接着性
及び乾燥時間も良好である。なお、この実施例におけ
る、セラミックスとセメントとの配合割合では、混和色
として、緑、淡緑、茶、淡茶等が得られる。これは、セ
ラミックスの焼結温度や磁器の種類によって実現可能と
なる。
実験では、吹き付け後1年6ケ月経過しても、全く退色
や剥げが見られなかった。これは、色粉の場合に比して
著しく長いものである。
また、モルタル組成物III(比較例)では、セラミック
スとセメントの配合配分が好適な重量%と大きく異なる
ため、混和性及び強度的な問題を生じる。
次に、上記成分からなるモルタル組成物IIを法面保護緑
化工法に使用する場合について説明する。
法面保護緑化工法は、まず法面を整形し、この整形され
た法面に、例えば、天然繊維等からなり、その中に所望
の種子が蒔かれた帯状の発芽助長マットが敷設される。
さらに、この発芽助長マットの全面を覆うように亀甲金
網が張られ、この上から所定間隔毎にアンカーピンが打
ち込まれて固定される。
この状態で、次に本発明にかかるモルタル組成物の吹き
付けが上記アンカーピン部分を中心にして行われる。こ
のようにして、法面はほぼ全面に亘ってモルタル組成物
で覆われることになる。また、法面に現れる岩石等の表
面には十分な吹き付けが施される。発芽助長マットに蒔
かれた種子は吹き付け漏れ部分から発芽し、生長する。
なお、モルタル組成物は、予め所定の混和割合でセラミ
ックスとセメントを混ぜておき、一方、混和剤、ポリビ
ニルアルコール、接着剤、その他安定剤や防腐剤は別に
予め所定の割合で混ぜておき、吹き付け時に両者を混ぜ
るようにして混合作業及び吹き付け作業の効率を向上さ
せた。
〔発明の効果〕
本発明の法面保護緑化工法に用いるモルタル組成物は、
法面という厳しい自然環境のもとで長期に亘って雨水、
太陽に晒されても、焼結後粉砕して形成した有色のセラ
ミックス粉末を骨材として総重量に対して50〜70重量%
含有していることから褪色がなく、しかも、セメント、
混和剤、ポリビニルアルコール、接着剤を特定の混合割
合で添加していることから混和性及び接着性が良く、ま
た、乾燥時間が短時間であることから施工作業性が良好
で、施工後の保安・管理も容易である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 24:26 G 24:42) A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】法面保護緑化工法に用いるモルタル組成物
    において、焼結後粉砕して形成した有色のセラミックス
    粉末を骨材として総重量に対して50〜70重量%含有する
    とともにこの有色のセラミックス粉末にセメント、混和
    剤、ポリビニルアルコール、接着剤を総重量に対して、
    それぞれ10〜20重量%、1〜2重量%、10〜30重量%、
    8〜10重量%添加してなることを特徴とする法面保護緑
    化工法に用いるモルタル組成物。
JP2221493A 1990-08-22 1990-08-22 法面保護緑化工法に用いるモルタル組成物 Expired - Lifetime JPH0729824B2 (ja)

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JPH04104928A JPH04104928A (ja) 1992-04-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59164372A (ja) * 1983-03-09 1984-09-17 Barisutaa Kogyo Kk 法面吹付工法
JPS6252156A (ja) * 1985-08-30 1987-03-06 鈴鹿塗料株式会社 モルタル組成物
JPS62179589A (ja) * 1986-01-31 1987-08-06 Lock Kensetsu Kk 法面の侵食防止工法

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