JPH0729842B2 - 粘土成形体の迅速乾燥装置 - Google Patents

粘土成形体の迅速乾燥装置

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JPH0729842B2
JPH0729842B2 JP21507386A JP21507386A JPH0729842B2 JP H0729842 B2 JPH0729842 B2 JP H0729842B2 JP 21507386 A JP21507386 A JP 21507386A JP 21507386 A JP21507386 A JP 21507386A JP H0729842 B2 JPH0729842 B2 JP H0729842B2
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隆一 高橋
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は粘土を主成分とする原料を所定形状で連続して
押し出された粘土成形体を押出速度で、かつスムーズに
マイクロ波加熱機に送給して粘土成形体を約5〜30分間
位の短時間の間に水分を第1次乾燥で約5〜10%も低減
させ無理なく次工程に搬送しうる粘土成形体の迅速乾燥
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、粘土を用いた内、外装材、屋根材は所定形状で
押出成形され、これを直ちに短尺、例えば10〜30cmの長
さに切断し、これを焼成炉の廃熱を利用した構造の乾燥
装置に運搬し、この装置で約1〜3日間位で水分を1〜
0%まで低減し、焼成炉に供給する構成となっていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の粘土成形体の乾燥装置は乾燥に数日を要するばか
りでなく、特に従前より長めの粘土成形体は押出直後で
は柔らかく下敷板を用いないと運搬することができず、
生産性に劣り、かつコストアップを招くと共に、広大な
敷地を必要とした。さらに、従前の表面から熱を付加し
て乾燥する乾燥装置では乾燥時間を1日短縮すると、表
面層が最初に乾燥し、内部が未乾燥のため、内部の水蒸
気によって瓦、タイル、外壁材に捩じれ、クラック、破
壊が生じ、乾燥時間の短縮は非常に困難であった。ま
た、表面からの加熱による乾燥に代わって内部加熱によ
る装置、例えばマイクロ波加熱機、遠赤外線ヒータによ
る乾燥も知られている。しかしながら、前者のマイクロ
波加熱機は粘土の水分を短時間に低減できるが被乾燥物
を130℃位までに昇温することができず水分を1%以下
に乾燥させることができなかった。また、遠赤外線ヒー
タでは乾燥時間がマイクロ波より長時間を要し、かつ、
加熱ゾーンもマイクロ波に比し長い反面、被加熱物を13
0℃に昇温できるものであった。従って、両加熱装置に
はいずれも一長一短があり、実用化に欠ける不利があっ
た。さらに、マイクロ波で加熱した際はエネルギーが高
いので大量の水蒸気が加熱ゾーンに充満し、被加熱物表
面、加熱ゾーン内壁への結露、乾燥時間の遅延等の不都
合があった。しかも、マイクロ波加熱機の加熱ゾーンは
駆動ベルトによって被加熱物を搬送する構造のため、柔
らかい被加熱物が搬送中に約10%位収縮した寸法差を吸
収できず被加熱物をベルトコンベア間の摩擦抵抗によっ
て被加熱物が変形したり、反ったり、クラックが入った
り、破断したりする欠点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、押出成形機の
押出口の次にフリローラ、駆動ベルトコンベアからなる
移送機を介してマイクロ波加熱機に送給し、押出成形体
をその状態でマイクロ波加熱機を経て次工程に搬送する
ように構成し、押し出し、第1次乾燥をスムーズに、か
つ連続押し出し、連続乾燥を変形、反り、捩じれ、クラ
ックの発生もなく、しかも押出成形体の10%位の体積収
縮をも吸収して次工程に搬送できると共に、第1次乾燥
を5〜30分間で達成できるようにした粘土成形体の迅速
乾燥装置を提案するものである。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明に係る粘土成形体の迅速乾燥
装置の一実施例について詳細に説明する。第1図
(a)、(b)は上記装置の代表的な一例を示す説明図
である。図において、1は押出成形機で粘土を主材とす
る原料を例えば第2図(a)〜(j)に示す断面形状の
押出成形体Aを連続して押し出すものであり、例えば押
出速度は押出成形体Aの厚さ、幅によって異なるが100
〜2000mm/min位である。なお、粘土は天然物であり、各
産地により成分が異なるものであり、これらの長所、短
所を相互に相殺させて所定の混合粘土を得るものであ
る。その具体例としては陶石、長石、カオリンナイト、
ハロサイト、メタハロサイト、木節粘土、蛙目粘土、信
楽粘土、シャモットなどを打ち砕き、水を加えて練り上
げるものである。また、この粘土には必要によりマグネ
ットで除鉄するものである。は移送機でフリローラ3
と駆動ベルトコンベア4の順に配列したものであり、押
出成形機1の出口から送出される押出成形体Aを押出速
度と同じ速度で、かつ上記出口の延長線上で柔らかい押
出成形体Aを反り、捩じれ等の変形もなくスムーズに連
続して次工程に搬送するのに役立つものである。特に、
フリローラ3は押出成形体Aを静摩擦抵抗なしに押し出
された状態で移送するのに役立ち、駆動ベルトコンベア
4は出口から0.5〜2m位離れた位置で押出された時より
幾分硬く、かつ押出時の力が先に押出された押出部の重
さに抵抗しきれず圧縮され、縮むのを防止するために押
出時とほぼ同じ速度で押出成形体Aを連続して次工程に
移送するものである。はマイクロ波加熱機で、オーブ
ン連続方式構造とし、主に押出成形体Aの内部へ浸透し
て熱伝導にほとんど時間を要することなくマイクロ波B
を熱エネルギーに変換し、数秒から数分で発熱して粘土
内の水分5〜10(重量%)を蒸発せしめるためのもので
ある。なお、水分が押出成形体Aにおいて重量比で22〜
15%位含有されており、そのうちの5〜10%を蒸発せし
めるものである。特にこの種、押出成形体Aは水分が5
〜8%位になるまで体積が収縮するが、それ以下の水分
になると体積の収縮が生じないものである。そこで、マ
イクロ波加熱機を具体的に説明すると、図示しないマ
イクロ波発振器から発振されたマイクロ波Bを所要個所
に案内する導波管6と案内されたマイクロ波Bを反射す
る反射板7と反射されたマイクロ波Bを撹拌する回転羽
根8と押出成形体Aを押出速度で移動させるフリローラ
9からなる搬送部10と押出成形体Aの入口、出口となる
と共に、マイクロ波が外部へ漏洩しないように減衰させ
るフィルター部11、12とエア等Cを被加熱空間13に案内
するエア供給口14とマイクロ波Bが被加熱空間13から外
部へ漏洩しないように囲んだ包囲体15とから構成したも
のである。また、押出成形体Aの被加熱空間13の大きさ
は目的に応じて異なるが、例えば1〜5m位としたもので
ある。さらに、搬送部10は押出成形体Aが乾燥中に約1
割程度体積収縮するため、これを無理なくフリローラ9
で吸収するものである。また、エア供給口14はマイクロ
波Bの加熱により水蒸気C′が大量に、短時間の間に放
出するのを入口、出口11a、12aから外部へ放出し、押出
成形体Aの表面、包囲体15の内壁に結露が発生しないよ
うにして乾燥時の悪影響(クラック、爆裂)を防止し、
かつ押出成形体A表面の水蒸気を風によって常時、吹き
とばし、より乾短時間を短縮するのに役立つものであ
る。
次に動作について説明する。
まず、信楽粘土とシャモットと減水剤と水からなる粘土
を原料として準備する。なお、その重量%は例えば信楽
粘土61.5%、シャモット18%、減水剤0.5%(商品名:
セルフロー、第一工業製薬社製)、水20%を土練機(MP
−100型宮崎鉄工社製)で混練したものである。また、
押出成形機1としては押し出し能力100〜150/hrの型
名MV−FM−A−1型(宮崎鉄工社製)を用いた。また、
その出口の延長線上には移送機を設置し、次にマイク
ロ波加熱機を配列すると共に、搬送部10を移送機
延長線上、すなわち押出成形機1の出口からマイクロ波
加熱機の出口を同一パスラインとしたものである。マ
イクロ波加熱機としては、周波数2450MHz、出力5kw、
被加熱空間13の長さは3mとし、エア等Cを被加熱空間13
に大量に包囲体15のエア供給口14から送給され、入、出
口11a、12aから加熱時に発生する水蒸気C′を外部へ放
出し、被加熱空間13内の水蒸気C′を低下させ、被加熱
物、包囲体15の内壁に結露水が発生するのを防止できる
構成としたものである。なお、マイクロ波加熱機では
押出成形体Aの水分18%(重量%)を5%(重量%)ま
で蒸発させ、残りの水分を図示しない遠赤外線ヒータで
蒸発させるように設定した。さらに押出成形機1の押出
速度は300〜1000mm/minであり、ここでは400mm/minとし
た。その他、押出成形体A(ここでは連続成形体状であ
る)のパスラインは同一高さとし、押出成形体Aは押出
成形機1の押出速度をそのまま駆動ベルトでマイクロ波
加熱機に送給され、マイクロ波加熱機内の搬送部10
のフリローラ9で水分蒸発時に生ずる体積収縮による速
度の差を吸収するようにしたものである。そこで、押出
成形機1に供給された粘土はその出口から第2図(g)
に示す断面の連続体で送出される。送出された押出成形
体Aは移送機を介してマイクロ波加熱機にスムーズ
にそのまま押出速度で送給する。そしてマイクロ波加熱
の被加熱空間13を通過中に押出成形体Aの水分を5
%(重量比)まで5分間で低減し、その出口12aから次
工程のヒータ(図示しない)へ送給し、ヒータで水分を
1%(重量比)に約10分間で蒸発させ乾燥させるように
した。その結果、押出成形機1の出口からマイクロ波加
熱機の出口12aを、連続帯とした押出成形体Aを約15
〜20分で半乾燥体として次工程に送出できた。
以上説明したのは本発明に係る粘土成形体の迅速乾燥装
置の一実施例にすぎず、第1図(a)において二点鎖線
で示す位置にヒータ付の送風機回路を設け、エア供給口
14を必要により除去することもできる。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係る粘土成形体の迅速乾燥装置
によれば、水分を22〜15%位(重量比)含有した押出成
形体を押出成形機の出口から柔らかい連続した押出成形
体をスムーズに変形なくマイクロ波加熱機(一次乾燥
機)に送給し、かつマイクロ波加熱機では乾燥時の押出
成形体の体積収縮を押出成形体に悪影響を与えずに吸収
して次工程に送給でき、かつ乾燥時間を従前の1/100〜1
/300に短縮した特徴がある。さらに、本発明では押し出
しから乾燥までを直線状に配列したため、長尺体をスム
ーズに半乾燥できる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明に係る粘土成形体の迅速
乾燥装置の一実施例を示す構成略図とそのイ−イ線断面
図、第2図(a)〜(j)は押出成形体の断面を示す説
明図である。 1……押出成形機、……移送機、……マイクロ波加
熱機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粘土を主材とした原料を所定形状で押し出
    す押出成形機と、該押出成形機から送出される押出成形
    体の水分を短時間に低減するオーブン連続方式のマイク
    ロ波加熱機間にフリローラと押出成形体の押出速度とほ
    ぼ同調した速度で回転する駆動ベルトコンベアとからな
    る移送機を前記押出成形機−マイクロ波加熱機間のパス
    ラインと同一ラインに設け、また前記マイクロ波加熱機
    の搬送部をフリローラ構造で、かつマイクロ波加熱ゾー
    ンにエア供給口を設けたことを特徴とする粘土成形体の
    迅速乾燥装置。
JP21507386A 1986-04-22 1986-09-11 粘土成形体の迅速乾燥装置 Expired - Lifetime JPH0729842B2 (ja)

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EP87100639A EP0242503B1 (en) 1986-04-22 1987-01-19 Continuous elongate ceramic article manufacturing system
DE8787100639T DE3774751D1 (de) 1986-04-22 1987-01-19 System zum herstellen von kontinuierlichen langen keramischen gegenstaenden.
NZ218984A NZ218984A (en) 1986-04-22 1987-01-20 Extruding continuous elongate ceramic article
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