JPH07298845A - 車麩製造装置 - Google Patents

車麩製造装置

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JPH07298845A
JPH07298845A JP6117685A JP11768594A JPH07298845A JP H07298845 A JPH07298845 A JP H07298845A JP 6117685 A JP6117685 A JP 6117685A JP 11768594 A JP11768594 A JP 11768594A JP H07298845 A JPH07298845 A JP H07298845A
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winding pipe
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自然食品として各種の料理に使用されている
車麩の製造装置に関し、その製造工程における手作業部
分を機械化し、安全で衛生的であり、高品質な車麩が製
造でき、かつ省スペースでコストダウンを実現できる車
麩製造装置を実現することを目的とする。 【構成】原料を製造するためのミキシング装置と、該ミ
キシング装置で製造された原料の揉み処理装置と、原料
巻付完了から次の巻付け開始までの間、原料を保持する
ための原料保持装置と、原料をパイプに巻き付けるため
の巻付装置と、巻き付け原料を回転させながら加熱する
加熱装置と、焼上がった車麩製品を該パイプより取りは
ずすための抜き取り装置と、該車麩製品を所望の長さに
切断するための切断装置とで構成され、各工程の処理速
度に応じて、原料移送量を調整する移送装置および制御
装置を設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自然食品として各種の
料理に使用されている車麩の製造装置に関し、特にその
製造工程が機械化された車麩製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車麩は、小麦粉より生成分離される粘弾
性のグルテンに、小麦粉と膨張剤を加え、加熱された棒
に巻き付け、焼いて造られる。特に最近は植物性タンパ
ク質の自然食品として注目されている。従来、この製造
はほとんどの工程が手作業により行なわれていた。主原
料となるグルテンの強力な粘弾性のために、加工工程の
機械化が困難とされていた。
【0003】車麩の製造には、原料の均質化のために十
分な揉み作業が必要となる。この揉み作業は原料塊を手
で揉む、またはのし棒で押し伸ばすなどの作業を繰り返
して行なう。このため、熟練を要し、たいへんな労力を
必要とする。
【0004】出来上がった原料は、帯状に引き伸ばし
て、加熱された棒に巻き付けて焼かれるが、粘弾性のた
め、均等に引き伸ばすことが困難な上に、100度以上
に加熱された棒に手作業で均等に巻き付けることは非常
に困難であり、かつ危険である。
【0005】また、従来の加熱炉は、一括加熱、一括入
れ替え方式で行なわれるので、一度に大量の加熱処理が
出来るが、装置が大型化し、原料の入れ替えにも時間を
要した。しかも、焼き上がった製品を棒から抜き取る時
も危険が伴い、型くずれすることもあった。以上のよう
に車麩の製造には、たいへん手間がかかり、労力を要
し、かつ危険を伴う手作業が行なわれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような手作業を機
械化する試みは今までにも行なわれているが、各工程間
にコンベアーが使用されるなどの単に移送手段であった
り、大型の強力なミキシング装置あるいは加熱炉の使用
など、設置条件やコスト面で問題があり、製造工程の実
質的な機械化にはなっていなかった。また、品質面での
バラ付きを避けることが困難であった。
【0007】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、手作業部分を機械化し、安全で衛生的であり、
高品質な車麩が製造でき、かつ省スペースでコストダウ
ンを実現できる車麩製造装置を実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1および図2は本発明
による車麩製造装置の全工程を示す概略図である。請求
項1は、粘弾性の原料塊を揉み機6に送り込むために、
V字状に対向させた1対のベルトコンベアー4と、該ベ
ルトコンベアー4の下部に配設され、該ベルトコンベア
ー4の回転軸方向と直角方向の回転軸を有し、原料塊を
丸棒状に整形する1対のクロスローラー5が取付けられ
たホッパー3が設けられた車麩製造装置である。
【0009】請求項2は、回転筒体8の底板中央部に原
料の吐出口を有し、該吐出口の周りに複数の揉みローラ
ー9が円周状に配設支持され、該揉みローラー9は入口
側の径が出口側の径より小さく、各揉みローラー9が回
転筒体8の回転方向と逆向きに回転するように構成され
た揉み機を設けた車麩製造装置である。
【0010】請求項3は車麩製造装置の圧送機であり、
円筒体13内部にスクリュー14aが設けられ、該スク
リュー14aのピッチを下流側ほど狭くし、かつ該スク
リューの軸14bの径を上流側よりも下流側の方を大き
くしたスクリューコンベアー14を有している。
【0011】該スクリューコンベアー14の出口部分の
流路が絞られるように、該スクリューコンベアー14の
先端部18および該円筒体13の出口部19が円錐形状
になっている。そして、前記先端部18と該円筒体13
の出口部19が相対的に移動することにより、両者間の
隙間tが変化し、送出口15の吐出量を調節する構造に
なっている。
【0012】請求項4は、巻付装置29の巻き付け動作
の後、次の巻付けパイプのセットまでの間、揉み処理装
置からの原料移送を停止することなく原料を溜めるため
に、揉み機20と伸縮機28との間の原料が自重で垂れ
下がるように支持される機構を有する車麩製造装置であ
る。
【0013】請求項5は、請求項4に記載の車麩製造装
置において、巻付装置29の巻き付け完了より、次のパ
イプのセットまでの間に垂れ下がる原料の保持量を検知
するために、一端が固定され、他方の端に原料の垂れ下
がりに対応して作動するベルト巻取り機25が設けられ
た案内伸縮ベルト24と、該案内伸縮ベルト24の下部
に該案内伸縮ベルト24の下端位置を検出するためのセ
ンサー26を設けた構造である。
【0014】請求項6は、2台の駆動ローラーA・B間
に押えローラーが設けられた伸縮機28と、該伸縮機2
8の出口側の原料の太さを検知し、かつ検知信号によっ
て駆動ローラーAとBの相対速度を制御する太さセンサ
ー34を設けた車麩製造装置である。
【0015】請求項7は、原料巻付パイプ27の巻き付
け開始位置に吸着孔36を設け、該パイプ内部を真空排
気装置に接続することにより、吸着孔36に原料の先端
が吸着される機構を有する車麩製造装置である。
【0016】請求項8は車麩製造装置における巻付け装
置であって、一対の原料導入ローラー40と巻付けパイ
プ27との間に原料切断装置を配設し、該巻付けパイプ
27を回転させるための回転手段と、該巻付パイプ27
をその軸方向に往復移動させる手段を有する構造になっ
ている。
【0017】請求項9は車麩製造装置における巻付け装
置であって、巻付けパイプ27を回転させるための回転
手段と、原料を支持した状態で該巻付けパイプ27の軸
方向と平行方向に往復走行する移動式原料導入ローラー
46を有し、該原料導入ローラー46と巻付けパイプ2
7との間に、該原料導入ローラー46と同期して移動す
る原料切断装置を配設した構造になっている。
【0018】請求項10は、回転軸を有するアーム51
の先端に、巻付パイプ27の両端を掴む掴み部52を設
け、該掴み部52が巻付パイプを掴んだ状態で回転する
構造を有し、該アーム51と該掴み部52の往復回転に
より、該巻付パイプ27を巻取装置29と加熱装置49
との間で転送するキャッチアーム42を設けた車麩製造
装置である。
【0019】請求項11は、上部が加熱室53で、下部
が予熱室54となっており、該加熱室53および該予熱
室54の内部を、原料が巻き付けられた巻付けパイプ2
7が回転しながら通過するためのガイドレール56と、
該ガイドレール56に沿って設けられたチェーンコンベ
アー50と、該チェーンコンベアー50に取り付けら
れ、該ガイドレール56上の巻付けパイプ27を押し進
めるためのキャリア爪55が設けられた車麩製造装置で
ある。
【0020】請求項12は、焼き上げ処理が行なわれた
車麩製品57から巻付けパイプ27を抜き取る脱管装置
であり、加熱室53の出口側において上下動するシリン
ダー60を配設し、該シリンダー60のピストンロッド
先端に、巻付けパイプ27を掴む掴み部52を有する構
造になっている。
【0021】請求項13は、加熱室53の出口側に配設
した移送コンベアー61の中央部に切断刃62を設け、
切断時に麩製品57が該コンベアー61に固定されるよう
に該切断刃の両側に押えコンベアー63を設けた車麩製
造装置である。
【0022】請求項14は車麩製造用のラインであり、
原料を製造するためのミキシング装置1と、該ミキシン
グ装置1で製造された原料の均質化、高密度化及び処理
量を調節するための揉み処理装置と、巻付けパイプ27
への原料巻付け動作の後、次の巻付け動作開始までの
間、原料を一時溜めておくための原料保持装置22と、
丸棒状の原料を巻付けパイプ27に巻き付けるための巻
付装置29と、巻付けパイプ27に螺旋状に巻き付けら
れた原料を加熱するための加熱装置49と、焼上がった
麩製品57を該巻付けパイプ27から取り外すための脱
管装置58とを有し、それぞれライン状に順次配設され
ている。
【0023】請求項15は、原料製造工程、原料揉み処
理工程、原料保持工程、原料巻付工程、焼き上げ工程の
各工程の処理速度に応じて、原料の移送量を調整する移
送手段および制御手段を設けた車麩製造装置である。
【0024】
【作用】請求項1のように、V字状に配設された一対の
ベルトコンベアー4・4間に原料を供給することによ
り、粘弾性の原料塊をホッパー3の底部へ押し込むこと
ができ、下部に取付けられた一対のクロスローラー5・
5間を原料が通過することによって丸棒状に整形され、
次の揉み処理装置へ送り込むことができる。
【0025】請求項2のように、回転筒体8とともにそ
の内周部を廻り、かつ回転筒体8とは逆向きに自転する
揉みローラー9を複数個設けたことにより、機械的な揉
み作業が可能となり、また揉みローラー9の入口側がテ
ーパ状なため原料が圧縮されて丸棒状に押し出される。
【0026】請求項3のように、スクリューコンベアー
14の出口側でスクリューピッチを狭くし、かつ軸径を
大きくすることにより、原料の圧縮、高密度化がなされ
る。また、スクリューコンベアー14の先端部18と該
円筒体13の出口部19を相対的に移動させて両者間の
隙間tを変化させ、吐出量を調節できる。
【0027】請求項4のように、巻付けパイプへの原料
巻き付け完了後から次の巻付けパイプが巻付装置29に
セットされるまでの時間、原料が自重で垂れ下がる状態
で保持されることにより、揉み処理装置を停止する必要
が無いため、装置の起動・停止を繰り返すことによる品
質のバラツキを防止することができ、かつ装置への負荷
を少なくできる。
【0028】請求項5のように、揉み処理装置の出口下
部に原料案内用の伸縮ベルト24を設けることにより、
パイプ巻付完了後、原料切断時から次のパイプへのセッ
トまでの間の原料保持量が検知でき、揉み処理装置の処
理速度の調節ができる。また、該ベルトの下部にリミッ
トスイッチを設けることにより、安全装置の役目を果た
す。
【0029】請求項6のように、太さ検知センサー34
及び太さを調節する伸縮機28を設け、出口側の太さを
検知して2台の駆動ローラーA、Bの回転速度を相対的
に変化させることにより、太さを任意に調整できる。
【0030】請求項7のように、原料巻付パイプ27の
巻き付け開始位置に吸着孔36を設け、該パイプ27内
部を真空排気することにより、吸着孔36に原料の先端
が確実に吸着固定される。
【0031】請求項8によると、原料導入ローラー40
の位置が固定であるのに対し、巻付けパイプ27が回転
しながらその軸方向に移動するので、巻付け原料が一定
のピッチで巻き付けられる。しかも、原料導入ローラー
40と巻付けパイプ27との間の原料切断装置によっ
て、巻付け終了後の原料が切り離される。
【0032】請求項9のように、請求項8の場合とは逆
に、巻付けパイプ27は回転するのみで軸方向に移動せ
ず、移動式導入ローラー46が原料を保持して巻付けパ
イプ27の軸方向に移動する構成によっても、巻付け原
料が一定ピッチで巻き付けられる。この構成の場合は、
巻付けパイプ27が軸方向に移動しないので、次の焼き
上げ工程への巻付けパイプの転送が容易になる。
【0033】請求項10のように、掴み部52が巻付パ
イプ27を掴んだ状態でアーム部51が回転する構造に
よると、巻付装置29上の巻付けパイプ27を掴み部5
2で掴み、アーム部51の回転により加熱装置49の入
口側のガイドレール56上に移送し、さらに掴み部52
が回転して下を向き、掴み部52を開放してガイドレー
ル56上に載置することで、巻付けパイプ27の転送が
可能となる。
【0034】次に、チェーンコンベアー50の下部より
戻された巻付けパイプ27を掴み、アーム部51の逆回
転により巻付装置29に巻付けパイプ27を転送してセ
ットできる。
【0035】請求項11によると、加熱装置49中にお
いて、原料を巻き付けたパイプ27がガイドレール56
上を回転しながら移動するため、巻付け原料を均一かつ
連続的に加熱できる。また、チェーンコンベアー50の
往路で焼き上げ処理を行ない、帰路において予熱が行な
われるのでエネルギーを効率的に使用できる。
【0036】請求項12によると、ピストンロッド先端
に掴み部を有し、かつ上下動できるシリンダー60を有
するため、加熱装置49から出て来た原料の焼き上がっ
た巻付けパイプ27の端部が前記掴み部で掴まれ、ピス
トンロッドが引っ込むことで車麩製品より引き抜かれ
る。また、抜き取られた巻付けパイプ27aは、シリン
ダー60が下降した後、ピストンロッドが伸長すること
によって、予熱室54入口のガイドレール56a上に戻
される。
【0037】請求項13のように、加熱装置49の出口
外側に配設された移送コンベアー61の中央に切断刃を
設け、該切断刃の両側に押えコンベアー63を設けたこ
とにより、焼き上がった軽い車麩製品は、該移送コンベ
アー61と該押えコンベアー63に挟まれた状態で、切
断刃の位置を通過するので、スムーズに切断が行なわれ
る。
【0038】請求項14のように、ミキシング装置1、
揉み処理装置、巻付装置29、加熱装置49、製品脱管
装置58をライン構成とすることにより、車麩製造の全
工程を機械化することができ、手作業から開放される。
【0039】請求項15のように、各工程での処理速度
に対応し、移送速度を調節する制御手段および移送手段
を設けたことにより、各工程の処理速度の変化に対応し
て、各工程間の原料移送量を任意に調整でき、全体の生
産管理ができる。
【0040】
【実施例】次に本発明による車麩製造装置が実際上どの
ように具体化されるかを実施例で説明する。実施例の車
麩製造装置は下記の5つの工程より成っている。 1)原料製造工程 2)原料もみ処理工程 3)原料保持工程 4)原料巻付け工程 5)焼き上げ工程
【0041】図1および図2は本発明による車麩製造装
置の全工程の構成を示す概略図であり、両図において車
麩製造装置の全プロセスを説明した後、それぞれの工程
について詳細に説明する。
【0042】車麩の原料2はグルテンに小麦粉および膨
張剤を加え、ミキシング装置1にて攪拌して製造され
る。この原料2は非常に粘弾性が高く塊状を呈する。原
料2はホッパー3へ送られ、一対のベルトコンベアー4
および一対のクロスローラー5の間を通過して丸棒状に
整形された後、揉み機6に送り込まれる。丸棒状の原料
は、揉み機6に内設された揉みローラーの回転により、
十分に揉まれて圧送機12に送り込まれる。
【0043】圧送機12はスクリューコンベアーが内設
さており、このスクリューコンベアーにより攪拌され、
かつ圧縮されて、圧送機17に送り込まれる。圧送機1
7では再度、前記圧送機12と同様に攪拌、圧縮が行わ
れ、出口部に設けられた調節部により吐出量が調節され
て、揉み機20に送り込まれる。
【0044】揉み機20では前記揉み機6と同様に再
度、内設された揉みローラーにより十分に揉まれ、丸棒
状に整形されて原料保持装置22へ送られる。原料保持
装置22では、巻付けパイプ27に巻付けを行っている
間は、そのまま次の伸縮機28に送られる。巻付けが完
了して次の巻付けが開始されるまでの間は、伸縮機28
が停止しており、揉み機20より送下された丸棒状の原
料はは垂れ下がった状態で保持される。
【0045】この垂れ下がり量が多くなると、自重によ
り伸びたり、あるいは切断したりする恐れもあるので、
原料保持量を検知するために案内伸縮ベルトが設けられ
ている。この案内伸縮ベルトは垂れ下がった原料の下部
を該垂れ下がり原料の伸縮に対応して伸び縮みするよう
に設けられており、これにより保持量を検出する。
【0046】伸縮機28は、その出口側に設けられた太
さセンサー34によって検知し、2台の駆動ローラーの
回転速度を制御することにより、丸棒状の原料の太さを
調節し、整形ローラー35へ送られる。整形ローラー3
5では、丸棒状の原料を巻付けパイプに巻付け易いよう
にその断面を偏平状に整形する。
【0047】偏平状に整形された原料は、導入ローラー
40を介して、巻付けパイプ27に送られる。巻付けパ
イプ27には、巻付け開始位置に吸着孔が設けられてお
り、排気装置38により巻付けパイプ27内が真空排気
されることにより、吸着孔に原料の先端が吸着される。
吸着後、巻付けパイプ27は、回転装置と移動装置によ
り回転しながら移動して、原料が螺旋状に巻付けられ
る。
【0048】巻付けが完了すると、原料切断装置41に
より切断され、巻き付けられたパイプ27は、加熱装置
49へ送られる。加熱装置49は、上部が加熱室、下部
が予熱室となっており、該加熱室および該予熱室を通過
するように、ガイドレール56とチェーンコンベアー5
0が設けられている。巻付けパイプ27は、該ガイドレ
ール56上で、チェーンコンベアー50に取り付けられ
たキャリア爪によって押され、回転しながら加熱室を通
過し、焼き上げられる。
【0049】焼き上がった巻付けパイプ27は、加熱室
出口において、パイプと車麩製品が脱管装置58により
分離され、抜き取られた巻付けパイプ27aは、チェー
ンコンベアー50下部のガイドレール56a上に戻さ
れ、予熱室で予熱されて巻付け装置29に再度セットさ
れる。
【0050】一方焼き上がった車麩は、移送コンベアー
61により製品切断装置59に送られる。製品切断装置
59では、移送コンベアー61と押えコンベアー63に
よって製品57が挟まれた状態で、丸ノコ62によっ
て、所要の長さに切断され、車麩が完成する。なお、図
1に示す原料製造工程から原料保持工程までは、冷房装
置などで低温状態に保持するのがよい。
【0051】次に各工程毎にその詳細を図示説明する。 1)原料製造工程 小麦粉より生成されるグルテンに小麦粉および膨張剤を
加え、ミキシング装置1で攪拌して原料2を製造する。
該原料2は非常に粘弾性が高く、整形しにくい性質を持
っている。
【0052】該原料2をバケット式のコンベアーで塊状
にしてホッパー3へ移送する。ホッパー3は、V字状に
対向して配置された一対のベルトコンベアー4・4の下
に、該ベルトコンベアーの回転軸方向と直角に回転軸を
有する一対のクロスローラー5・5が紙面と垂直方向に
配設されている。なお、クロスローラー5・5は、原料
の通過部がくびれている。
【0053】このベルトコンベアー4・4間を原料が通
過することで、ホッパー3の下部へ押し込まれ、次いで
クロスローラー5・5間を通過することで棒状に整形さ
れるため、粘弾性の高い塊状の原料をスムースに次の揉
み機6へ送り込むことができる。
【0054】2)原料揉み処理工程 図3は本発明による車麩製造装置の揉み機の実施例を示
す概略断面図である。揉み機6は、固定された外筒体7
の内部に回転筒体8を設け、該回転筒体8内の底部に複
数個の回転する揉みローラー9が同心円状に配置され、
該揉みローラー9は、上部先端側の径が小さくなるよう
に製作されている。
【0055】また、揉みローラー9の回転軸は、回転筒
体8の外側まで延長され、該外筒体7の内周面に設けら
れた内面が歯面となった歯車10に噛み合う歯車11が
取り付けられている。回転筒体8の駆動は、該回転筒体
8と接続されている出口パイプ8aを外部の駆動装置に
より回転させることにより行われる。
【0056】このため、回転筒体8を回転させることに
より、揉みローラー9が自転しながら、その自転方向と
逆方向に回転筒体8と共に回転する。このような回転運
動をすることにより、有効な揉み効果を発揮し、原料の
均質化を高めることができる。また、該揉みローラー9
にテーパを設けることにより、揉み機6より原料が丸棒
状に整形されて送り出される。なお、原料と接する回転
筒体8の内面に適度の水分を持たせることにより、原料
の送り出しをよりスムースにすることができる。
【0057】図4は本発明による車麩製造装置の圧送機
12、17の実施例を示す断面図である。揉み機6より
送り出された丸棒状の原料は、水平の圧送機12へ送り
込まれる。圧送機12は、横置きに設置した円筒体13
の内部にスクリューコンベアー14を設け、スクリュー
14aの出口寄りのピッチが狭くなるように、また軸1
4bの径が太くなるように作製することにより、原料を
攪拌、圧縮し、均質化及び高密度化されて、送出口15
より送り出される。なお、原料と接する円筒体13の内
面に適度の水分を持たせることにより、原料の送り出し
をよりスムースにすることができる。
【0058】水平の圧送機12より押し出された原料
は、次の垂直の圧送機17に送り込まれる。圧送機17
は、図のように縦置きに設置した円筒体13の内部に、
前記の水平の圧送機12と同様なスクリューコンベアー
14を設け、さらに該円筒体13の出口部19と該スク
リューコンベアー14の先端部18が円錐形状で流路が
絞られている。
【0059】この円筒体13の出口部19が軸方向に移
動できるように螺合することにより、該スクリューコン
ベアー14の先端部18と該円錐状出口部19との隙間
tを変化させ、該圧送機17の送出口15の吐出量を調
節することができる。
【0060】圧送機17より押し出された原料は、揉み
機20へ送り込まれる。この揉み機20は、前記揉み機
6と同様の構造を有する。すなわち、前記揉みローラー
9の回転効果により、原料の均質化が計られ、かつ強力
な粘弾性にもかかわらず、正確な整形がなされる。揉み
機20より送り出された丸棒状の原料21は、該揉み機
20の出口下部に設けられた原料保持装置22に送られ
る。
【0061】3)原料保持工程 図5は本発明による車麩製造装置の原料保持装置の実施
例を示す概略図であり、(1)は正面図であり、(2)
は側面図であり、(3)は起動スイッチ23の詳細図で
ある。原料保持装置22は、案内伸縮ベルト24と、該
案内伸縮ベルトの巻取り機25と、該案内伸縮ベルト2
4の位置を検知する隙間センサー26と、案内伸縮ベル
ト24の固定端部に設けられた起動スイッチ23とで構
成される。
【0062】巻付けパイプ27への原料巻付中は、揉み
機20の出口部より送下された丸棒状の原料21は、次
の伸縮機28へ送り込まれるが、巻付け完了後から次の
パイプへの巻付け開始までの間は、巻付け装置29への
原料の移送はストップしているため、揉み機20より送
下された丸棒状の原料21は、U字状に垂れ下がった状
態で保持される。
【0063】この場合、丸棒状の原料21が垂れ下がり
過ぎると、その自重によって伸びてしまったり、切れた
りする恐れがある。また、垂れ下がりのスペースに限界
がある。このため、垂れ下がりの量あるいは長さを管理
する必要がある。
【0064】本発明ではこの問題を解決するために、該
丸棒状の原料21の垂れ下がりの変化に対応して案内伸
縮ベルト24が伸縮することにより、丸棒状の原料21
の送りの長さを検知して、垂れ下がり量を管理してい
る。
【0065】すなわち、図5(2)に破線で示すよう
に、巻き取られた状態の案内伸縮ベルト24aの上に、
揉み機20より送下された丸棒状の原料21aが垂れ下
がり、案内伸縮ベルト24aの上に載って接する。この
時、原料21aの重みで案内伸縮ベルト24aが巻取り
機25から繰り出されて僅かに伸びる。この伸びによ
り、図5(3)に示す、案内伸縮ベルト24の固定端部
に取り付けられたスイッチ30が作動し、巻取り機25
が繰り出しを開始する。
【0066】繰り出しが始まり、案内伸縮ベルト24が
伸びて垂れ下がり始めると、繰り出し速度が速いため、
案内伸縮ベルト24が丸棒状の原料21から離れる。垂
れ下がった原料21が離れると、案内伸縮ベルト24の
固定端部のバネ31の働きによりスイッチ30が切れ、
巻取り機25の繰り出し動作が停止する。このように、
揉み機20より送下される丸棒状の原料21の垂れ下が
りと対応するように、案内伸縮ベルト24の繰り出しが
制御される。
【0067】案内伸縮ベルト24の送り量は、該案内伸
縮ベルト24の直下部に設けた隙間センサー26により
検知する。該隙間センサー26は、図5(1)に示すよ
うに、案内伸縮ベルト24と同軸上に設けられたワイヤ
ー巻取り機32からワイヤー33で吊り下げられてお
り、該隙間センサー26と案内伸縮ベルト24の垂れ下
がり下端部との隙間dを検知し、その隙間dが絶えず一
定となるように、ワイヤー巻取り機32の回転が制御さ
れる。
【0068】すなわち、案内伸縮ベルト24下端部と隙
間センサー26の隙間が広くなると、ワイヤー巻取り機
32は巻き取りを開始し、隙間が狭くなると、巻き戻し
を開始する。
【0069】該隙間センサー26の位置は、丸棒状の原
料21及び案内伸縮ベルト24の垂れ下がりと同様に変
化するため、このセンサー26の動きを表示することに
より、丸棒状の原料21の垂れ下がり量の管理をするこ
とができる。
【0070】また、該丸棒状の原料21の垂れ下がり限
界位置にリミットスイッチを設け、このリミットスイッ
チの作動によって、原料保持装置22及び揉み処理装置
全体が停止されるようにセットするなどの安全装置を設
けると、より安全に処理が行われる。
【0071】原料保持装置22で保持された丸棒状の原
料21は、次の伸縮機28に移送される。図6は本発明
による車麩製造装置の伸縮機の実施例を示す概略図であ
り、(1)は駆動ローラー列の斜視図、(2)は側面図
である。伸縮機28は、太さ検知センサー34によって
検知される太さに対応して駆動ローラーA及びBの回転
速度を変化させることにより、丸棒状の原料21の太さ
を調節する。
【0072】すなわち、伸縮機は駆動ローラーA、Bと
押さえローラー45を交互に配置してなり、上側の駆動
ローラーAの回転速度より下側の駆動駆動ローラーBの
方を速くすることにより、駆動ローラーA・B間の原料
が伸びて直径が小さくなる。また逆に、上側の駆動ロー
ラーAの回転速度より下側の駆動ローラーBの方を遅く
することにより、原料が短縮して、直径が太くなる。
【0073】このように2台の駆動ローラーA、Bの回
転速度を相対的に変化させることにより、ローラー間隔
を変化させたり、押さえローラーの押し込み位置を変化
させるなどの複雑な移動装置を使用しないで、容易にか
つ正確に丸棒状の原料21の太さを調整することができ
る。伸縮機28で太さが調整された丸棒状の原料21
は、整形ローラー35に送られる。
【0074】4)原料巻付工程 図7は本発明による車麩製造装置の整形ローラー35の
実施例を示す図である。次の巻付装置29での巻付けが
容易になるように、中央部がくびれた上下の整形ローラ
ー35の間を通して、21bのように原料の断面を偏平
させてから、巻付装置29に送られる。また、上側の整
形ローラー35の両端に形成されたV字状溝35a中
に、下側の整形ローラー35の両端に形成された山状突
起35bが嵌入することで、原料のはみ出しを防止して
いる。
【0075】図8は本発明による車麩製造装置の巻付装
置29の実施例を示す図であり、(1)は巻付パイプの
固定装置を示し、(2)は(1)の巻付開始部分(破線
囲み部)の詳細を示す。巻付装置29は、吸着孔36を
設けた巻付けパイプ27と、該パイプ27を回転させる
回転装置37と、該パイプ内を真空排気するための排気
装置38と、該巻付けパイプ27を軸方向に移動させる
移動装置39と、該パイプへ巻き付ける原料を導入する
ための導入ローラー40と、原料を切断する切断装置4
1と、巻付装置29より巻き付け完了後の該パイプを取
り外し、次の巻付パイプ27をセットするためのキャッ
チアーム42(図10参照)により構成される。
【0076】整形され偏平断面となった原料21bは、
導入ローラー40により、回転装置37にセットされた
巻付けパイプ27の吸着孔36に導かれる。同時に巻付
けパイプ27は、回転装置37と接続される排気装置3
8により、パイプ内が真空排気される。該パイプ27内
が真空になると、導入ローラー40によって導かれた原
料の先端部が吸着孔36に吸着する。
【0077】なお、巻付けパイプ27の両端を押しコッ
プ43で支える構造となっており、吸着孔36側の押し
コップ43の軸心部分に排気孔44があいており、該パ
イプ27内の空気が排気孔44から真空排気されるよう
に、排気装置38が接続されている。
【0078】吸着孔36による吸着後、該回転装置37
により巻付けパイプ27の回転が始まり、原料の巻付け
が開始される。該パイプ27が1回転した後、該移動装
置39が作動を開始し、該パイプ27が回転しながら軸
方向に移動を始めるので、螺旋状にかつ一定のピッチで
原料が巻き付けられる。
【0079】巻付け終了位置で移動装置39が停止し、
その位置で1回転した後、ピアノ線を用いた原料切断装
置41(図2参照)により、導入ローラー40の先端部
で切断される。切断後、該パイプ27の回転が停止し、
巻付けが終了する。
【0080】この巻付け工程は従来、全て手作業によっ
て行われており、高温に加熱された棒に原料を引き延ば
して巻き付けるという、非常に危険でかつ、相当な熟練
を要する作業であった。本発明は巻付け工程のすべてを
機械化することにより、安全で、巻付け状態の不均等に
よる形状不良などの心配が無く、製品形状の均一化が実
現できる。
【0081】また、巻付け方法としては、前記のように
原料導入部分が固定され、巻付けパイプ27が軸方向へ
移動する方法と、巻付けパイプ27の位置を固定して、
原料導入部分を移動する方法がある。図9は後者の方法
を実施する巻付装置の正面図である。
【0082】この巻付け機は、整形ローラー35と原料
切断装置41及び原料押えローラー45が同一の移動フ
レームに取付けられており、この移動フレームが伸縮機
側を支点として扇状に往復揺動する構造を有し、移動式
導入ローラー46が、巻付けパイプ27の回転軸と平行
に設けられた移動ガイド47に取り付けられ、駆動装置
48により左右に往復移動する構造となっている。
【0083】図8の場合と同様に、巻付けパイプ27の
吸着孔36に吸着した原料はその場所で1回転した後、
移動式導入ローラー46が駆動装置48により、移動フ
レームと共に移動ガイド47に沿って移動しながら、原
料の巻付けが行われる。この方法によれば、巻付け前と
後で巻付けパイプ27の位置が変わらないので、次工程
の加熱装置49のコンベアーへの転送と回収が簡素化で
きる。巻付け完了後のパイプは、図10のキャッチアー
ム42により巻付装置29から取り外されて、加熱装置
49のチェーンコンベアー50上へ移送される。
【0084】5)焼き上げ工程 図10は本発明による車麩製造装置のキャッチアーム及
び加熱装置のコンベアー部の実施例を示す図であり、
(1)はキャッチアーム42の作動部を示し、(2)は
キャリア爪55部を示す。
【0085】キャッチアーム42は、回転駆動するアー
ム部51とその先端に取り付けられた巻付けパイプ(2
7)両端部を掴むための掴み部52とで構成され、該掴
み部52は、アーム51との接続部を軸として回転する
構造となっており、掴み込みはマグネットを用いてい
る。
【0086】巻付けパイプ27の両端部を掴んだキャッ
チアーム42は、実線の矢印で示すように右回転し、ガ
イドレール56の上部へ移動する。同時に、掴み部52
も回転し、ガイドレール56の上部で下向きとなり、掴
み部52が開放され、巻付けパイプ27がガイドレール
56上に載せられる。
【0087】掴み部52の開放後、破線で示すように更
に回転下降して、チェーンコンベアー50下部より予熱
されて戻される巻付けパイプ27を掴み、アーム51お
よび掴み部52の逆方向回転により、巻付装置29に移
送される。
【0088】図11は本発明による車麩製造装置の加熱
装置の実施例を示す概略図である。加熱装置49は、上
部に加熱室53、下部に予熱室54が設けられており、
該加熱室53および予熱室54内をチェーンコンベアー
50が通過するように設置されており、該チェーンコン
ベアー50にキャリア爪55が取り付けられており、ま
た該チェーンコンベアー50に沿ってガイドレール56
が設けられている。
【0089】キャッチアーム42により転送された巻付
けパイプ27は、ガイドレール56上で、チェーンコン
ベアー50の駆動により、キャリア爪55に押されて、
転がりながら、加熱室53を通過する。このように巻付
けパイプ27が転がりながら焼きあげられるため、均等
に加熱され、連続的に高品質な車麩ができる。また、チ
ェーンコンベアー50の移送速度及び加熱室53の温度
を調整することにより、焼き具合の微妙な変化にも対応
できる。
【0090】加熱室53で焼き上がった製品57は、図
2の脱管装置58により、巻付けパイプ27から抜か
れ、製品切断装置59へ移送される。脱管装置58は、
巻付けパイプ27の軸方向に移動するシリンダー60の
先端部分に把持部が設けられ、該シリンダー60が上下
回動できる構造となっている。
【0091】加熱室53を出た所で、脱管装置58によ
り引き抜かれた巻付けパイプ27aは、該シリンダー6
0の上下回動により下降した後、シリンダー60の進出
によって、予熱室54入口側のチェーンコンベアー50
の下部に設けられたガイドレール56a上に押し戻され
る。次いで、巻付けパイプ27は、予熱室54中でチェ
ーンコンベアー50のキャリア爪55により押され、転
がりながら予熱され、キャッチアーム42により、巻付
装置29にセットされる。
【0092】他方、巻付けパイプ27が抜き取られた車
麩製品57は、移送コンベアー61により製品切断装置
59に送られる。この切断装置59は、移送コンベアー
61の中央部に、車麩製品57を切断するための丸ノコ
62と、切断時に製品を支えるための押えコンベアー6
3が設けられている。
【0093】焼き上がった製品57は非常に軽いので、
製品の支えが無いと、切断されずに飛び跳ねてしまう。
このため、押えコンベア63により、上部から押さえ込
んだ状態で切断することにより、切断時の位置ずれが無
くなり、正確かつ連続的に切断作業が行なわれる。以上
のように、車麩製造の各工程を機械化し、かつ各工程間
に移送装置を設けると、全体をシステム化することがで
き、工場内で一貫生産ができる。
【0094】
【発明の効果】請求項1のように、V字状に対向した一
対のベルトコンベアー4および一対のクロスローラー5
をホッパー3に装備したことにより、取り扱いが困難な
粘弾性の原料塊を円滑に次の揉み装置へ供給できる。
【0095】請求項2のように、回転筒体8の回転とと
もに該回転筒体8内周部を廻り、かつ自転する揉みロー
ラー9を設けることにより、従来の手作業のように作業
者の熟練を必要とせず、均一かつ有効な揉み効果を実現
でき、後工程における整形も容易になる。
【0096】請求項3のように、スクリューのピッチを
次第に狭くし、軸径を次第に太くすることで、原料を攪
拌しながら圧縮し、絞りこんで送り出すため、原料が均
質化、高密度化される。また、出口部に吐出量の調整部
が設けられているので、吐出量を他工程に合わせて任意
に調節することができる。
【0097】請求項4のように、原料保持装置22を設
けることにより、揉み処理装置を停止する必要が無くな
り、装置の起動、停止による品質のバラツキを防止する
ことができ、かつ装置への負荷を少なくできる。
【0098】請求項5のように、原料案内用の伸縮ベル
ト24を設けたことにより、原料保持量を検知し、揉み
処理工程の処理速度の調節ができるため、丸棒状の原料
の保持の際に問題となる原料の自重による伸びや切断を
防止でき、また原料の保護にもなる。
【0099】請求項6のように、丸棒状原料21の太さ
検知センサー34及び太さを調節する伸縮機28を設け
ることにより、均一の太さの原料を巻付け装置29に供
給できるので、麩製品の形状のバラツキが無くなり、美
しく、形の整った車麩が製造できる。
【0100】請求項7のように、原料巻付パイプ27の
巻き付け開始位置に吸着孔36を設け、該吸着孔36に
原料の先端を真空吸着させることにより、巻付け開始位
置が正確となり、また手作業が無くなり、安全である。
【0101】請求項8のように、原料導入部を固定と
し、巻付パイプが回転しながら左右に移動して、原料を
巻き付ける構造、ならびに請求項9のように、回転する
巻付パイプ27に、原料導入部が左右に移動して、原料
を巻き付ける構造によると、正確かつ安全に巻付け作業
ができる。しかも、後者の場合は、次の加熱装置に巻付
けパイプを転送する機構が簡素化される。
【0102】請求項10のように、掴み部52が巻付パ
イプ27を掴んだ状態でアーム部51が回転する構造に
よると、高温の巻付けパイプ27を、巻き付け装置と加
熱装置との間で、安全に転送できる。また、マジックハ
ンドのような複雑な構造を必要とせず、滑らかに、かつ
正確に転送を行うことができる。
【0103】請求項11のように、加熱装置49内で原
料の巻き付いたパイプ27がコンベア上を回転しながら
移動する構成としたことにより、連続的に焼き上げ処理
することができ、従来行われているバッチ処理の時に問
題となる加熱装置内部のセット位置による加熱の不均一
が無く、焼き上がり形状が均一化できる。また、加熱室
が小さくてすむので省スペース化が計れる。
【0104】請求項12のように、上下動するシリンダ
ー60のピストンロッド先端に掴み部を設けたことによ
り、安全で確実に、また車麩製品を傷つけずに巻付けパ
イプ27より分離できる。また、分離された巻付けパイ
プ27を加熱室中のコンベアの帰路上に戻すことができ
る。
【0105】請求項13のように、移送コンベア61の
中央部に切断刃62を設け、切断時に麩製品が該コンベ
ア61上に固定されるように、該切断刃62の両側に押
えコンベアー63を設けたことにより、軽くかつ柔らか
い麩製品を連続的かつ確実に切断でき、しかも安全であ
る。
【0106】請求項14のように、ミキシング工程、揉
み処理工程、パイプ巻付工程、加熱工程および製品脱管
工程の各工程を機械化することにより、手作業が無くな
り、安全で衛生的に車麩の製造ができる。また、製品の
品質が均一化できる。
【0107】請求項15のように、各工程での処理速度
に対応し、原料移送量を調節する制御装置を設けたこと
により、各工程間でのロスタイムを無くすことができ、
効率良く車麩の製造ができるため、工場での生産管理が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車麩製造装置の各工程(前半)の
全容を示す概略図である。
【図2】本発明による車麩製造装置の各工程(後半)の
全容を示す概略図である。
【図3】本発明による車麩製造装置の揉み機の実施例を
示す断面図である。
【図4】本発明による車麩製造装置の圧送機の実施例を
示す断面図である。
【図5】本発明による車麩製造装置の原料保持装置の実
施例を示す図である。
【図6】本発明による車麩製造装置の伸縮機の実施例を
示す斜視図と側面図である。
【図7】本発明による車麩製造装置の整形ローラーの実
施例を示す図である。
【図8】本発明による車麩製造装置の巻付装置の実施例
を示す図である。
【図9】本発明による車麩製造装置の巻付装置の他の実
施例を示す正面図である。
【図10】本発明による車麩製造装置のキャッチアーム
の実施例を示す図である。
【図11】本発明による車麩製造装置の加熱装置の実施
例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ミキシング装置 2 原料 3 ホッパー 4 ベルトコンベアー 5 クロスローラー 6,20 揉み機 7 外筒体 8 回転筒体 9 揉みローラー 10 歯車(内歯) 11 歯車(外歯) 12,17 圧送機 13 円筒体 14 スクリューコンベアー 15 送出口 16 送入口 18 スクリューコンベアー先端部 19 出口部 21,21a 丸棒状原料 21b 偏平状原料 22 原料保持装置 23 起動スイッチ 24,24a 案内伸縮ベルト 25 ベルト巻取り機 26 隙間センサー 27,27a 巻付けパイプ 28 伸縮機 29 巻付装置 30 スイッチ 31 バネ 32 ワイヤー巻取り機 33 ワイヤー 34 太さ検知センサー 35 整形ローラー 36 吸着孔 37 回転装置 38 排気装置 39 移動装置 40 導入ローラー 41 原料切断装置 42 キャッチアーム 43 押しコップ 44 中空部 45 押えローラー 46 移動式導入ローラー 47 移動ガイド 48 駆動装置 49 加熱装置 50 チェーンコンベアー 51 アーム部 52 掴み部 53 加熱室 54 予熱室 55 キャリア爪 56,56a ガイドレール 57 製品 58 脱管装置 59 製品切断装置 60 シリンダー 61 移送コンベアー 62 丸ノコ 63 押えコンベアー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘弾性の原料塊を揉み機6に送り込むた
    めに、V字状に対向した1対のベルトコンベアー4と、
    該ベルトコンベアー4の下部に配設され、該ベルトコン
    ベアー4の回転軸方向と直角方向の回転軸を有し、原料
    塊を丸棒状に整形する1対のクロスローラー5が取付け
    られたホッパー3が設けられたことを特徴とする車麩製
    造装置。
  2. 【請求項2】 回転筒体8の底板中央部に原料の吐出口
    を有し、該吐出口の周りに複数の揉みローラー9が円周
    状に配設支持され、該揉みローラー9は入口側の径が出
    口側の径より小さく、各揉みローラー9が回転筒体8の
    回転方向と逆向きに回転するように構成された揉み機を
    設けたことを特徴とする車麩製造装置。
  3. 【請求項3】 円筒体13内部にスクリュー14aが設
    けられ、該スクリュー14aのピッチを下流側ほど狭く
    し、かつ該スクリューの軸14bの径を上流側よりも下
    流側の方を大きくしたスクリューコンベアー14を設
    け、 該スクリューコンベアー14の出口部分の流路が絞られ
    るように、該スクリューコンベアー14の先端部18お
    よび該円筒体13の出口部19を円錐形状とし、 該スクリューコンベアー14の先端部18と該円筒体1
    3の出口部19が相対的に移動することにより、両者間
    の隙間tが変化し、送出口15の吐出量を調節する機能
    を有する圧送機を設けたことを特徴とする車麩製造装
    置。
  4. 【請求項4】 巻付装置29の巻き付け動作の後、次の
    巻付けパイプのセットまでの間、揉み処理装置からの原
    料移送を停止することなく原料を溜めるために、揉み機
    20と伸縮機28との間の原料が自重で垂れ下がるよう
    に支持される機構を有することを特徴とする車麩製造装
    置。
  5. 【請求項5】 巻付装置29の巻き付け完了より、次の
    パイプのセットまでの間に垂れ下がる原料の保持量を検
    知するために、一端が固定され、他方の端に原料の垂れ
    下がりに対応して作動するベルト巻取り機25が設けら
    れた、案内伸縮ベルト24と、該案内伸縮ベルト24の
    下部に該案内伸縮ベルト24の下端位置を検出するため
    のセンサー26を設けたことを特徴とする請求項4に記
    載の車麩製造装置。
  6. 【請求項6】 2台の駆動ローラーA・B間に押えロー
    ラーが設けられた伸縮機28と、該伸縮機28の出口側
    の原料の太さを検知し、かつ検知信号によって駆動ロー
    ラーAとBの相対速度を制御する太さセンサー34を設
    けたことを特徴とする車麩製造装置。
  7. 【請求項7】 原料巻付パイプ27の巻き付け開始位置
    に吸着孔36を設け、該パイプ内部を真空排気装置に接
    続することにより、吸着孔36に原料の先端が吸着され
    る機構を有することを特徴とする車麩製造装置。
  8. 【請求項8】 一対の原料導入ローラー40と巻付けパ
    イプ27との間に原料切断装置を配設し、該巻付けパイ
    プ27を回転させるための回転手段と、該巻付パイプ2
    7をその軸方向に移動させる手段を有する巻付装置29
    を設けたことを特徴とする車麩製造装置。
  9. 【請求項9】 巻付けパイプ27を回転させるための回
    転手段と、原料を支持した状態で該巻付けパイプ27の
    軸方向と平行方向に往復走行する移動式原料導入ローラ
    ー46を有し、該原料導入ローラー46と巻付けパイプ
    27との間に、移動式原料導入ローラー46と同期して
    移動する原料切断装置を配設した巻付装置29を設けた
    ことを特徴とする車麩製造装置。
  10. 【請求項10】 回転軸を有するアーム51の先端に、
    巻付パイプ27の両端を掴む掴み部52を設け、該掴み
    部52が巻付パイプを掴んだ状態で回転する構造を有
    し、該アーム51と該掴み部52の往復回転により、該
    巻付パイプ27を巻取装置29と加熱装置49との間で
    転送するキャッチアーム42を設けたことを特徴とする
    車麩製造装置。
  11. 【請求項11】 上部が加熱室53で、下部が予熱室5
    4となっており、該加熱室53および該予熱室54の内
    部を、原料が巻き付けられた巻付けパイプ27が回転し
    ながら通過するためのガイドレール56と、該ガイドレ
    ール56に沿って設けられたチェーンコンベアー50
    と、該チェーンコンベアー50に取り付けられ、該ガイ
    ドレール56上の巻付けパイプ27を押し進めるための
    キャリア爪55が設けられたことを特徴とする車麩製造
    装置。
  12. 【請求項12】 焼き上げ処理が行なわれた車麩製品5
    7から巻付けパイプ27を抜き取る装置であって、 加熱室53の出口側において上下動するシリンダー60
    を配設し、該シリンダー60のピストンロッド先端に、
    巻付けパイプ27を掴む掴み部52を有する脱管装置を
    設けたことを特徴とする車麩製造装置。
  13. 【請求項13】 加熱室53の出口側に配設した移送コ
    ンベアー61の中央部に切断刃を設け、切断時に麩製品
    57が該コンベアー61に固定されるように該切断刃の両
    側に押えコンベアー63を設けたことを特徴とする車麩
    製造装置。
  14. 【請求項14】 原料を製造するためのミキシング装置
    1と、 該ミキシング装置1で製造された原料の均質化、高密度
    化及び処理量を調節するための揉み処理装置と、 巻付けパイプ27への原料巻付け動作の後、次の巻付け
    動作開始までの間、原料を一時溜めておくための原料保
    持装置22と、 丸棒状の原料を巻付けパイプ27に巻き付けるための巻
    付装置29と、 巻付けパイプ27に螺旋状に巻き付けられた原料を加熱
    するための加熱装置49と、 焼上がった麩製品57を該巻付けパイプ27から取り外
    すための脱管装置58とを有し、 それぞれライン状に順次配設されていることを特徴とす
    る車麩製造装置。
  15. 【請求項15】 原料製造工程、原料揉み処理工程、原
    料保持工程、原料巻付工程、焼き上げ工程の各工程の処
    理速度に応じて、原料の移送量を調整する移送手段およ
    び制御手段を設けたことを特徴とする車麩製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101380054B (zh) 2008-10-12 2011-03-30 倪文龙 螺旋管状水面筋成形机
CN112277031A (zh) * 2020-09-16 2021-01-29 邹志祺 一种烤面筋用面筋螺旋切割设备

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