JPH07300068A - 流体式リターダ装置の警報方法 - Google Patents

流体式リターダ装置の警報方法

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JPH07300068A
JPH07300068A JP11746794A JP11746794A JPH07300068A JP H07300068 A JPH07300068 A JP H07300068A JP 11746794 A JP11746794 A JP 11746794A JP 11746794 A JP11746794 A JP 11746794A JP H07300068 A JPH07300068 A JP H07300068A
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JP
Japan
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pressure
air
pressure reducing
predetermined range
alarm
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Application number
JP11746794A
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English (en)
Inventor
Hideo Ogawa
秀夫 小川
Yasuaki Nakada
安昭 中田
Yoshihiko Suzuki
義彦 鈴木
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Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 警報によつて減圧手段、減圧手段と圧力空気
源とを接続する配管、圧力空気源等に故障があることが
知つて速やかに故障に対処することができ、制動トルク
が適正に発生せず危険な状態を速やかに修理解消できる
と共に、作動液体の漏れに伴う損傷が防止される流体式
リターダ装置の警報方法の提供。 【構成】 流体式リターダ11と、流体式リターダ11
の作動液体入口11aと作動液体出口11bとの間を接
続する閉回路21と、閉回路21内の作動液体に空気圧
を作用させる空液変換装置25と、圧力空気源4から空
液変換装置25に供給する空気の圧力を減圧する第1減
圧手段32,33,34とを備え、圧力検出手段63に
よつて第1減圧手段32,33,34の上流側及び下流
側の内の少なくとも下流側の圧力を検出し、該圧力が所
定範囲内にあるか否かを判断し、所定範囲内になく異常
な場合に警報手段48aによつて警報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体式リターダ装置の
警報方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】トラック、バス等の大型車
両において、流体式リターダ装置を装着するものが知ら
れている。流体式リターダ装置は、降坂時、高速からの
減速時等に制動トルクを発生させ、摩擦ブレーキ装置の
温度上昇によるフェードを防止し、車両の安全性及び摩
擦材の耐久性を向上させる。流体式リターダ装置は、プ
ロペラシャフト等の車輪と共に回転する回転軸に固定可
能なロータと、車体側に回転不可能に固定されるステー
タとを備える流体式リターダにおいて、クラッチ装置に
よつてロータを回転軸側に接続固定して、ロータによつ
て作動液体を攪拌し、作動液体の摩擦損失及びステータ
への衝突損失によつて制動トルクを発生させる。
【0003】しかして、流体式リターダ装置による制動
トルクは、クラッチ装置によつてロータを回転軸側に接
続固定した状態で、流体式リターダ内の作動液体の圧力
に応じて得られ、また、作動液体の圧力を増減調節して
制動トルクが調節される。このため、クラッチ装置によ
つてロータが接続されていない場合、或いは流体式リタ
ーダ内の作動液体に所定の圧力が生じていない場合に
は、所定の制動トルクが得られず危険であるのみなら
ず、作動液体の漏れを伴うときには流体式リターダが損
傷を受ける。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は、次の通りである。請求項1の発明の構成は、車輪と
共に回転する回転軸10に設けられ、常時作動液体が充
填されると共に、ロータ16及び非回転のステータ15
を備える流体式リターダ11と、駆動装置17によつて
駆動され、該ロータ16と該回転軸10とを接続又は切
断するクラッチ装置13と、該流体式リターダ11の作
動液体入口11aと作動液体出口11bとの間を接続す
る閉回路21と、該閉回路21内の作動液体に空気圧を
作用させる空液変換装置25と、圧力空気源4から該空
液変換装置25に供給する空気の圧力を減圧する第1減
圧手段32,33,34とを備える流体式リターダ装置
の警報方法であつて、圧力検出手段63によつて前記第
1減圧手段32,33,34の上流側及び下流側の内の
少なくとも下流側の圧力を検出し、該圧力が所定範囲内
にあるか否かを判断し、所定範囲内になく異常な場合に
警報手段48aによつて警報することを特徴とする流体
式リターダ装置の警報方法である。請求項2の発明の構
成は、第1減圧手段32,33,34が、圧力空気源4
から空液変換装置25に供給する空気の圧力を、低圧に
減圧する第1減圧バルブ33及び高圧に減圧する第2減
圧バルブ34と、第1減圧バルブ33及び第2減圧バル
ブ34の下流側に設けられ、第1減圧バルブ33又は第
2減圧バルブ34の一方を空液変換装置25に選択的に
接続する第2切換えバルブ32とを有し、圧力検出手段
63’,63”によつて前記第1減圧バルブ33及び第
2減圧バルブ34のそれぞれの上流側及び下流側の内の
少なくとも下流側の圧力を個別に検出し、該圧力がそれ
ぞれ所定範囲内にあるか否かを判断し、所定範囲内にな
く異常な場合に警報手段48aによつて警報することを
特徴とする請求項1の流体式リターダ装置の警報方法で
ある。請求項3の発明の構成は、車輪と共に回転する回
転軸10に設けられ、常時作動液体が充填されると共
に、ロータ16及び非回転のステータ15を備える流体
式リターダ11と、駆動装置17によつて駆動され、該
ロータ16と該回転軸10とを接続又は切断するクラッ
チ装置13と、該流体式リターダ11の作動液体入口1
1aと作動液体出口11bとの間を接続する閉回路21
と、該閉回路21内の作動液体に空気圧を作用させる空
液変換装置25と、圧力空気源4から該空液変換装置2
5に供給する空気の圧力を減圧する第1減圧手段32,
33,34とを備える流体式リターダ装置の警報方法で
あつて、前記圧力空気源4から駆動装置17に供給し
て、駆動装置17を駆動する空気の圧力を減圧する第2
減圧手段31,35を有し、圧力検出手段62によつて
前記第2減圧手段31,35の上流側及び下流側の内の
少なくとも下流側の圧力を検出し、該圧力が所定範囲内
にあるか否かを判断し、所定範囲内になく異常な場合に
警報手段48bによつて警報することを特徴とする流体
式リターダ装置の警報方法である。請求項4の発明の構
成は、第2減圧手段31,35が、圧力空気源4からの
圧力空気を供給する開位置、及び圧力空気源4側を遮断
かつ駆動装置17側をドレインする閉位置を有する第1
切換えバルブ31と、該第1切換えバルブ31の上流側
に設けられ、圧力空気源4から駆動装置17に供給する
空気の圧力を減圧するクラッチ用減圧バルブ35とを有
し、圧力検出手段62’によつて該クラッチ用減圧バル
ブ35の上流側及び下流側の内の少なくとも下流側の圧
力を検出し、該圧力が所定範囲内にあるか否かを判断
し、所定範囲内になく異常な場合に警報手段48bによ
つて警報することを特徴とする流体式リターダ装置の警
報方法である。
【作用】
【0005】請求項1の発明によれば、第1減圧手段3
2,33,34の上流側及び下流側の内の少なくとも下
流側の圧力を圧力検出手段63によつて検出し、該圧力
が所定範囲内にあるか否かを判断し、所定範囲内になく
異常な場合に、警報手段48aによつて警報するので、
第1減圧手段32,33,34等の故障を知ることがで
きる。すなわち、第1減圧手段32,33,34よりも
下流側の圧力が、第1減圧手段32,33,34によつ
て減圧された圧力に対して所定範囲内にない場合に、配
管、第1減圧手段32,33,34、空液変換装置25
等の故障を知ることができ、第1減圧手段32,33,
34よりも上流側の圧力が、圧力空気源4の圧力に対し
て所定範囲内にない場合に、配管、圧力空気源4等に故
障があることを知ることができる。
【0006】請求項2の発明によれば、一方の圧力検出
手段63’によつて検出した第1減圧バルブ33よりも
下流側の圧力が、第1減圧バルブ33によつて減圧され
た圧力に対して所定範囲内にない場合に、第1減圧バル
ブ33等の故障を知ることができる。また、圧力検出手
段63”によつて検出した第2減圧バルブ34よりも下
流側の圧力が、第2減圧バルブ34によつて減圧された
圧力に対して所定範囲内にない場合に、第2減圧バルブ
34等の故障を知ることができる。更に、第1減圧バル
ブ33又は第2減圧バルブ34よりも上流側の圧力が、
圧力空気源4の圧力に対して所定範囲内にない場合に、
配管、圧力空気源4等に故障があることを知ることがで
きる。
【0007】請求項3の発明によれば、第2減圧手段3
1,35の上流側及び下流側の内の少なくとも下流側の
圧力を圧力検出手段62によつて検出し、該圧力が所定
範囲内にあるか否かを判断し、所定範囲内になく異常な
場合に、警報手段48bによつて警報するので、第2減
圧手段31,35等の故障を知ることができる。すなわ
ち、第2減圧手段31,35よりも下流側の圧力が、第
2減圧手段31,35によつて減圧された圧力に対して
所定範囲内にない場合に、第2減圧手段31,35、駆
動装置17、配管等の故障を知ることができ、第2減圧
手段31,35よりも上流側の圧力が、圧力空気源4の
圧力に対して所定範囲内にない場合に、配管、圧力空気
源4等に故障があることを知ることができる。
【0008】請求項4の発明によれば、圧力検出手段6
2’によつて検出したクラッチ用減圧バルブ35よりも
下流側の圧力が、クラッチ用減圧バルブ35によつて減
圧された圧力に対して所定範囲内にない場合に、配管、
クラッチ用減圧バルブ35等の故障を知ることができ
る。また、クラッチ用減圧バルブ35よりも上流側の圧
力が、圧力空気源4の圧力に対して所定範囲内にない場
合に、配管、圧力空気源4等に故障があることを知るこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1〜図5は、本発明の1実施例を示す。
流体式リターダ装置は、図1に示すように流体式リター
ダ11、クラッチ装置13及び空気圧シリンダ装置17
を含む流体式リターダユニット1、クーラ・ポンプユニ
ット2、圧力制御装置3、クラッチ制御装置6、圧力空
気源4及びリターダスイッチ5を主構成要素としてい
る。流体式リターダ11は、図外のフレームのサイドメ
ンバーやトランスミッションリヤカバー等の車体側部材
に固着されて非回転のケース11cを備え、ケース11
cの中心部には、トランスミッション出力軸、プロペラ
シャフト等に接続される回転軸10が、適宜のシール部
材及び軸受を介在させて回転自在かつ液密に貫通してい
る。しかして、回転軸10は、車輪に接続されて車輪と
共に回転する。
【0010】このようにして回転軸10の周囲に、ケー
ス11cによつて区画され、常時作動液体(油又は水)
が充填充満されたリターダ室12を液密に画成してい
る。このリターダ室12内には、回転軸10を中心とす
る放射状の羽根が形成されたステータ15が設けられる
と共に、回転軸10を中心とする放射状の羽根を有し、
ステータ15と対向して回転軸10側の部材に相対回転
不可能に固定可能なロータ16が設けられる。ステータ
15は、ケース11cと一体をなし、車体側部材に実質
的に回転不可能に固定されている。また、ケース11c
には、作動液体入口11a及び作動液体出口11bが設
けられている。
【0011】更に、ロータ16の内周部には、回転軸1
0側部材とロータ16とを接続又は切断可能な湿式多板
のクラッチ装置13を配設する。クラッチ装置13は、
円環状をなす複数枚のプレッシャプレート14と、ロー
タ16に固設され、かつ、ケース11cに第1軸受13
aを介して回転自在に支承され、適宜のプレッシャプレ
ート14をスプライン結合させて中心軸線方向の摺動自
在に支持する筒状の支持部材19と、一端部に位置する
可動のプレッシャプレート14を回転自在に支承する第
2軸受13bとを備える。
【0012】このクラッチ装置13には、駆動装置であ
る空気圧シリンダ装置17が付属される。空気圧シリン
ダ装置17は、ダイアフラム17aによつて区画される
圧力室17cと、ダイアフラム17aと第2軸受13b
とを接続する接続部材17bとを備える。一方、複数枚
のクラッチプレート18は、回転軸10に軸線方向の移
動自在にスプライン結合され、それぞれプレッシャプレ
ート14間に挟装されている。
【0013】しかして、空気圧シリンダ装置17の圧力
室17cに、圧力空気源4からの圧力空気を後記する第
1切換えバルブ31を介して供給すれば、ダイアフラム
17a、接続部材17b及び第2軸受13bを介して一
端部に位置する可動のプレッシャプレート14が押し込
まれ、回転軸10と一体に回転するクラッチプレート1
8に対し各プレッシャプレート14を押し付けるので、
クラッチ装置13が接続される。これにより、ケース1
1cに第1軸受13aを介して回転自在に支持した筒状
の支持部材19が回転するので、支持部材19と一体の
ロータ16が回転軸10と一体回転する。そして、ロー
タ16とステータ15との間に充填した液体の運動エネ
ルギーが熱エネルギーに変換されて制動トルクを発生す
る。
【0014】クラッチ制御装置6は、圧力空気源4と空
気圧シリンダ装置17の圧力室17cとを接続する配管
50に介在させた電磁バルブからなる第1切換えバルブ
31及びクラッチ用減圧バルブ35を有する。第1切換
えバルブ31は、圧力空気源4と空気圧シリンダ装置1
7の圧力室17cとの間にクラッチ用減圧バルブ35を
備えて介在され、圧力空気源4の圧力空気をクラッチ用
減圧バルブ35を介して減圧して圧力室17cに供給す
る開位置と、圧力空気源4及びクラッチ用減圧バルブ3
5側を遮断し圧力室17cをドレインするドレイン位置
とを有する。この下流側に配置した第1切換えバルブ3
1及び上流側に配置したクラッチ用減圧バルブ35が、
第2減圧手段を構成する。
【0015】また、圧力制御装置3は、圧力空気源4に
接続する配管51から分岐する一対の配管51a,51
bの合流箇所と、後記する空液変換装置25の空気室2
5dに接続する1本の配管51cとの間に位置させて、
電磁バルブからなる第2切換えバルブ32を有する。第
2切換えバルブ32は、上流側に並列に配置した配管5
1a,51bにそれぞれ付属する第1減圧バルブ33及
び第2減圧バルブ34を備えて、圧力空気源4と後記す
る空液変換装置25の空気室25dとの間に介在し、圧
力空気源4の圧力空気をいずれかの減圧バルブ33又は
34を介して空気室25dに供給する切換えバルブとし
ての機能を有する。このため、第2切換えバルブ32
は、第1減圧バルブ33の一方の接続口32aを開放す
る低圧位置d及び第2減圧バルブ34の他方の接続口3
2bを開放する高圧位置cをそれぞれ有する。この第2
切換えバルブ32は、コントロールユニット100から
の切換え信号yが存在しない常態では低圧位置dを採
り、切換え信号yを受けて高圧位置cに切り換わる。符
号37は、配管51cの最高内圧を規制するリリーフバ
ルブである。
【0016】第1,第2減圧バルブ33,34には、大
きさの異なる設定圧が設定されているので、第2切換え
バルブ32の常態での低圧位置dにより、圧力空気源4
の圧力空気が第1減圧バルブ33によつて低い設定圧力
に減圧調整されて空液変換装置25の空気室25dに供
給される。また、第2切換えバルブ32に高圧位置cを
採らせることにより、圧力空気源4の圧力空気が第2減
圧バルブ34によつて比較的高圧に減圧されて空液変換
装置25の空気室25dに導入される。しかして、この
第2切換えバルブ32及び2個の減圧バルブ33,34
は、圧力空気源4から空液変換装置25の空気室25d
に供給する空気の圧力を、低圧又は高圧に切り換え可能
な第1減圧手段として機能する。なお、各減圧バルブ3
3,34は、2次側(下流側)つまり空液変換装置25
の空気室25d側の圧力をリリーフ可能である。
【0017】このような第1切換えバルブ31及び第2
切換えバルブ32は、それぞれリターダスイッチ5にコ
ントロールユニット100を介して接続され、コントロ
ールユニット100内のリターダ制御回路によつて各バ
ルブ31又は32を選択して切換え可能になつている。
リターダスイッチ5は、流体式リターダ11をOFF作
動させる(1)位置、流体式リターダ11をON作動さ
せ、比較的小さな制動トルクを発生する(2)位置及び
大きな制動トルクを発生する(3)位置を有する。
【0018】一方、ケース11cに設けた作動液体入口
11aは、閉回路21を介してケース11cに設けた作
動液体出口11bに接続されている。この閉回路21に
は、作動液体入口11a側から順次に作動液体を循環さ
せるポンプ22及び作動液体用クーラ23が接続されて
いる。ポンプ22は、電気モータ22aによつて回転駆
動され、作動液体用クーラ23によつて冷却された作動
液体を閉回路21を介して作動液体入口11aに送り込
み、作動液体用クーラ23は電気モータ23bによつて
駆動されるファン23aにて空冷される。
【0019】また、閉回路21の適当箇所(図示の実施
例にあつては、作動液体用クーラ23の一端部)に、閉
回路21ひいては流体式リターダ11の作動液体に空気
圧を作用させる空液変換装置25が配管28を介して接
続される。空液変換装置25は、空液変換装置本体25
a内を、気密性を有して変形容易な可撓膜であるゴム膜
25bによつて作動液体を貯溜する作動液体室25cと
空気室25dとに区画して構成される。この作動液体室
25cが配管28を介して閉回路21に常時接続され、
また、空気室25dが、前述した第2切換えバルブ32
の上流側に並列に配置した2個の減圧バルブ33,34
のいずれかを介して圧力空気源4に接続され、空気室2
5dに所定圧力の圧力空気が供給されるので、閉回路2
1ひいては流体式リターダ11の作動液体の圧力を高低
調節することができる。しかして、閉回路21、配管2
8内及び作動液体室25cが、実質的に同一圧力を維持
する。なお、作動液体室25cは、作動液体のリザーバ
としても機能する。
【0020】また、作動液体室25cには、手動切換え
バルブ26を介して作動液体リザーバ27が接続され、
手動切換えバルブ26の切換え操作によつて作動液体リ
ザーバ27の作動液体を空液変換装置25の作動液体室
25cに供給することができるようになつている。
【0021】また、流体式リターダ11の外周側半部に
備えられ、作動液体の比較的高い第1所定温度(例えば
150℃)を検出するセンサー(又はスイッチ)からな
る第1液温検出手段41と、作動液体用クーラ23に備
えられ、第1液温検出手段41による検出温度と同じ作
動液体の第1所定温度(例えば150℃)を検出するセ
ンサー(又はスイッチ)からなる第2液温検出手段42
とを備えさせる。なお、上記の第1所定温度(例えば1
50℃)は、瞬間的な温度上昇をも検出可能なようにオ
ーバヒートを生ずる実際の温度よりも少し低めに設定す
ることが望まれる。
【0022】この第1液温検出手段41又は第2液温検
出手段42は、作動液体が前記いずれかの所定温度にま
で上昇したことをいずれか一方の液温検出手段41又は
42によつて検出した際、空気圧シリンダ装置17をド
レインさせることによつて復帰駆動させ、クラッチ装置
13を切断するように機能する。この空気圧シリンダ装
置17の復帰駆動は、実際には第1切換えバルブ31を
強制的にドレイン位置に切り換えて、図外のスプリング
によつてダイアフラム17a及び接続部材17bを復帰
させてなされる。
【0023】また、作動液体の中間の第3所定温度(例
えば120℃)を検出するセンサー(又はスイッチ)か
らなる第3液温検出手段44を設ける。この第3液温検
出手段44は、通常、流体式リターダ11に備えるが、
作動液体用クーラ23等の閉回路21に備えることもで
きる。この第3液温検出手段44は、作動液体が前記第
3所定温度にまで上昇したことを検出した際、第2切換
えバルブ32に強制的に低圧位置dを採らせ、空液変換
装置25に供給する空気の圧力を低圧側に切り換え、高
圧位置cへの切換えを禁止するように機能する。
【0024】更に、作動液体の比較的低い第4所定温度
(例えば85℃)を検出する第4液温検出手段46を設
ける。この第4液温検出手段46は、通常、作動液体用
クーラ23に備えられるが、流体式リターダ11又は閉
回路21に備えることもできる。この第4液温検出手段
46による検出信号により、電気モータ22a及びファ
ン23aを駆動させ、ポンプ22によつて閉回路21、
流体式リターダ11等の作動液体を循環させると共に、
作動液体用クーラ23を作動させるようになつている。
なお、第1液温検出手段41又は第2液温検出手段42
のうちの少なくとも一方が第1所定温度を検出した際に
は、ブザーが警報音を発するようになつている。また、
第3液温検出手段44による検出信号の発生により、黄
色ランプ等の警報ランプが点灯する。
【0025】次に、流体式リターダ装置の作用について
簡単に説明する。リターダスイッチ5を例えば(2)位
置に切り換えれば、圧力空気源4からの圧力空気が、空
気圧シリンダ装置17の圧力室17cに第1切換えバル
ブ31を介して導入され、クラッチ装置13が接続す
る。すなわち、第1切換えバルブ31に開位置を採らせ
て圧力室17cに圧力空気源4からの圧力空気を導入す
れば、ダイアフラム17aを介して接続部材17bが押
し込まれるので、回転軸10と一体に回転するクラッチ
プレート18に対し、第2軸受13bにて支持されるプ
レッシャプレート14が押し付けられ、クラッチ装置1
3が接続される。
【0026】これにより、ケース11cに第1軸受13
a等を介して回転自在に支持した支持部材19が回転す
るので、支持部材19と一体のロータ16が回転軸10
と一体回転を開始する。その際、第2切換えバルブ32
は低圧位置dを採つたままであり、圧力空気源4の圧力
空気が第1減圧バルブ33によつて比較的低い設定圧力
に減圧調整されて空液変換装置25の空気室25dに供
給され、比較的低い設定圧力に応じた比較的小さな制動
トルクが流体式リターダ11に発生する。すなわち、ロ
ータ16の自己ポンプ作用によつて、冷却を兼ねた作動
液体が作動液体入口11aから流入して作動液体出口1
1bから流出する循環状態において、ロータ16の攪拌
によつて運動エネルギーが与えられた作動液体がステー
タ15に衝突し、作動液体に熱として伝えられながら制
動作用が得られる。同時に、作動液体によつてクラッチ
装置13の冷却も図られる。
【0027】次に、リターダスイッチ5を(3)位置に
切り換えれば、クラッチ装置13が接続したままで、第
2切換えバルブ32が切換え信号yを受けて高圧位置c
に切換えられる。これにより、圧力空気源4の圧力空気
が第2減圧バルブ34によつて比較的高い設定圧力に減
圧調整されて空液変換装置25の空気室25dに供給さ
れ、比較的高い設定圧力に応じた大きな制動トルクが流
体式リターダ11に発生する。リターダスイッチ5を
(1)位置に切り換えてOFF作動すれば、クラッチ装
置13が切断され、ロータ16の回転が停止すると共
に、高圧位置cを採る第2切換えバルブ32は低圧位置
dに復帰する。
【0028】そして、第1切換えバルブ31及びクラッ
チ用減圧バルブ35からなる第2減圧手段よりも上流側
及び下流側の配管50に、それぞれ圧力を検出する圧力
センサーからなる第1圧力検出手段61及び第2圧力検
出手段62を設ける。この第1,第2圧力検出手段6
1,62は、それぞれの検出値e1 ,e2 が所定範囲内
を示すか否かが図2に示す第1,第2比較手段71,7
2において個別に比較されて判断され、いずれかの圧力
検出手段61,62の検出値e1 ,e2 が所定範囲内に
なく異常な場合に、警報手段48bによつて警報を発す
る。第1圧力検出手段61の検出値e1 が所定範囲内に
ない場合とは、配管50、圧力空気源4等が故障の場合
であり、第2圧力検出手段62の検出値e2 が所定範囲
内にない場合とは、配管50、第2減圧手段(31,3
5)、駆動装置17が故障の場合である。
【0029】警報手段48bは、ランプ、ブザー等であ
り、第1液温検出手段41又は第2液温検出手段42が
第1所定温度を検出した際のブザーとは音色を変え、第
3液温検出手段44による検出信号が発生した場合の警
報ランプとは色、取付位置等を変えて、区別可能にす
る。勿論、警報手段48bを2個にし、一方で第2圧力
検出手段62の検出値e2 が所定範囲内にない場合を警
報し、他方で第1圧力検出手段61の検出値e1 が所定
範囲内にない場合を警報することもできる。
【0030】この第1,第2圧力検出手段61,62及
び警報手段48bが、それぞれコントロールユニット1
00に電磁バルブである第1切換えバルブ31と共に接
続され、コントロールユニット100が、図2に示す第
1切換えバルブ31の切換え信号xの有無判定手段5
2、第1比較手段71、第2比較手段72、第1基準値
設定手段73、第2基準値設定手段74として機能す
る。第1基準値設定手段73の第1基準値s及び第2基
準値設定手段74の第2基準値tは、コントロールユニ
ット100内のROMに予め記憶させてある。なお、ポ
ンプ22の電気モータ22a、ファン23aの電気モー
タ23b、第1液温検出手段41、第2液温検出手段4
2、第3液温検出手段44及び第4液温検出手段46
も、それぞれコントロールユニット100に接続されて
いる。
【0031】図3に示すフローチャートを参照して警報
方法について説明する。車両のエンジンが駆動状態にあ
り、かつ、圧力空気源4に所定圧の圧力空気が蓄積され
たことが図外の圧力検出手段によつて検出された際、制
御がスタートする。先ず、P1ステップで第1圧力検出
手段61の検出値e1 を読み込み、P2ステップで検出
値e1 が所定範囲内であるか否かを判断する。すなわ
ち、第1圧力検出手段61による検出値e1 が、第1比
較手段71において第1基準値設定手段73からの第1
基準値sと比較され、配管50内の圧力が第1基準値s
内つまり所定範囲内にあるか否かを判断し、所定範囲内
にない場合にはP7ステップに移行して警報手段48b
によつて警報を与える。第1基準値設定手段73による
第1基準値sは、実際には、大小2つの基準値s1 ,s
2 からなり、第1比較手段71では、検出値e1 が、s
1 <e1 <s2 にあるか否かが判断される。これによ
り、配管50若しくは圧力空気源4が故障であることが
知られる。
【0032】次に、配管50内の圧力が所定範囲内にあ
る場合には、P3ステップで第1切換えバルブ31の切
換え信号xを読み込み、P4ステップで切換え信号xが
存在するか否かを判断する。切換え信号xが存在しない
場合には、P1ステップに戻つてP1ステップ〜P4ス
テップが繰り返される。P4ステップで切換え信号xが
存在すると判断された場合には、機能が正常である限り
は、第1切換えバルブ31が配管50を連通させる開位
置を採る。切換え信号xが存在する場合とは、リターダ
スイッチ5がON作動((2)位置又は(3)位置)さ
れ、ドレイン位置から開位置に切り換わつたときであ
る。
【0033】いま、第1切換えバルブ31が開位置を採
る場合には、圧力空気源4の圧力空気がクラッチ用減圧
バルブ35によつて高い設定圧力に減圧調整されて圧力
室17cに供給され、前述したようにクラッチ装置13
が正常に接続されているはずである。そこで、この配管
50の高い圧力が第1圧力検出手段62によつて検出さ
れているか否かを判断する。すなわち、P5ステップで
第2圧力検出手段62の検出値e2 を読み込み、P6ス
テップで第2圧力検出手段62による検出値e2 が所定
範囲内であるか否かが判断される。具体的には、第2比
較手段72において第2基準値設定手段74からの第2
基準値tと比較することによつて、配管50内の圧力が
第2基準値t内つまり所定範囲内にあるか否かを判断
し、所定範囲内にない場合にはP7ステップに移行して
警報手段48bによつて警報を与える。
【0034】第2基準値設定手段74による第2基準値
tは、実際には、大小2つの基準値t1 ,t2 からな
り、第2比較手段72では、検出値e2 が、t1 <e2
<t2にあるか否かが判断される。このように第1基準
値s及び第2基準値tにそれぞれ所定の幅を持たせる理
由は、配管50の圧力が脈動、車両走行振動等の影響を
受けて若干変動し、また、圧力検出手段61,62の検
出値e1 ,e2 にも若干の誤差を含むためである。警報
手段48bによる警報により、第2減圧手段(31,3
5)、空気圧シリンダ装置17、配管50等が故障であ
ることが知られる。その結果、クラッチ装置13の滑り
又は高圧接状態を速やかに解消することが可能になる。
なお、第2圧力検出手段62による検出値e2 が所定範
囲内にない場合には、電磁バルブからなる第1切換えバ
ルブ31への通電を絶つてドレイン位置に強制的に戻
し、クラッチ装置13の高圧接状態に基づく破損を回避
することができる。一方、P6ステップで第2圧力検出
手段62による検出値e2 が所定範囲内であると判断さ
れた場合には、正常であるのでリターンする。このよう
な制御は、所定時間毎(例えば、1秒毎)に繰り返し行
う。
【0035】ところで、第2圧力検出手段62を第1切
換えバルブ31の下流側に配置したが、第2圧力検出手
段62を省略し、図1に示すように第1切換えバルブ3
1の上流側であつてクラッチ用減圧バルブ35よりも下
流側の配管50に第6圧力検出手段62’を配置するこ
ともできる。この場合には、第1切換えバルブ31の切
換え信号xの有無にかかわらず、第6圧力検出手段6
2’による検出が可能であるので、図3に示すフローチ
ャートのP3ステップ,P4ステップを省略することが
できる。しかして、第1切換えバルブ31が正常である
限り、クラッチ用減圧バルブ35の故障を正確に判断す
ることができる。また、上記実施例にあつては、第1切
換えバルブ31及びクラッチ用減圧バルブ35からなる
第2減圧手段よりも上流側及び下流側の配管50に、そ
れぞれ圧力を検出する圧力センサーからなる第1圧力検
出手段61及び第2圧力検出手段62を設けたが、第2
減圧手段(31,35)よりも下流側にのみ第2圧力検
出手段62を設け、圧力空気源4から空気圧シリンダ装
置17に至るまでの故障を警報手段48bによつて知る
ことも可能である。
【0036】更に、図1に示すように第2切換えバルブ
32及び2個の減圧バルブ33,34からなる第1減圧
手段よりも上流側及び下流側の配管51a,51b,5
1cに、圧力を検出する圧力センサーからなる第1圧力
検出手段61及び第3圧力検出手段63を設ける。な
お、第1圧力検出手段61は、図1上では3個示してあ
るが、圧力空気源4と両減圧バルブ33,34とを接続
する配管50,51,51a,51b内の圧力を検出で
きればよく、配管50に設けた第1圧力検出手段61と
同一のもの1個で構成することができる。この第1圧力
検出手段61及び第3圧力検出手段63は、それぞれの
検出値e1 ,e3 が所定範囲内を示すか否かが第3,第
4,第5比較手段80,81,85において個別に比較
されて判断され、いずれかの圧力検出手段61,63の
検出値e1 ,e3 が所定範囲内になく異常な場合に、警
報手段48aによつて警報を発する。第3圧力検出手段
63の検出値e3 が所定範囲内にない場合とは、空液変
換装置25、第1減圧手段(32,33,34)、配管
51,51a,51b,51c、圧力空気源4等が故障
の場合である。
【0037】警報手段48aは、ランプ、ブザー等であ
るが、上記の警報手段48bその他の警報手段とは発光
色、音色等を変えた別個のもので構成し、識別可能とす
る。勿論、警報手段48aを2個とし、一方で第3圧力
検出手段63の検出値e3 が所定範囲内にない場合を警
報し、他方で第1圧力検出手段61の検出値e1 が所定
範囲内にない場合を警報することもできる。
【0038】この圧力検出手段61,63及び警報手段
48aが、電磁バルブである第2切換えバルブ32と共
に、それぞれコントロールユニット100に接続され、
コントロールユニット100が、図4に示す第2切換え
バルブ32の切換え信号yの有無判定手段84、第3比
較手段80、第4比較手段81、第5比較手段85、第
3基準値設定手段82、第4基準値設定手段83、第5
基準値設定手段86として機能する。第3基準値設定手
段82の第3基準値u、第4基準値設定手段83の第4
基準値v及び第5基準値設定手段86の第5基準値w
は、それぞれコントロールユニット100内のROMに
予め記憶させてある。
【0039】図5に示すフローチャートを参照して警報
方法について説明する。車両のエンジンが駆動状態にあ
り、かつ、圧力空気源4に所定圧の圧力空気が蓄積され
たことが検出された際、制御がスタートする。先ず、Q
1ステップで第1圧力検出手段61の検出値e1 を読み
込み、Q2ステップで検出値e1 が所定範囲内であるか
否かを判断する。すなわち、圧力検出手段61による検
出値e1 が、第3比較手段80において第3基準値設定
手段82からの第3基準値uと比較され、配管51内の
圧力が第3基準値u内つまり所定範囲内にあるか否かを
判断し、所定範囲内にない場合にはQ9ステップに移行
して警報手段48aによつて警報を与える。第3基準値
設定手段82による第3基準値uは、実際には、大小2
つの基準値u1 ,u2 からなり、第3比較手段80で
は、検出値e1 が、u1 <e1 <u2 にあるか否かが判
断される。
【0040】次に、Q3ステップで第2切換えバルブ3
2の切換え信号yを読み込み、Q4ステップで切換え信
号yが存在するか否かを判断する。切換え信号yが存在
する場合には、Q5ステップに移行し、第3圧力検出手
段63の検出値e3 を読み込み、Q6ステップで検出値
3 が所定範囲内にあるか否か、つまり配管51c内の
圧力が所定範囲内にあるか否かを判断する。具体的に
は、第4比較手段81において、検出値e3 と第4基準
値設定手段83からの第4基準値vとが比較され、配管
51c内の圧力が第4基準値v内つまり所定範囲内にあ
るか否かを判断する。配管51c内の圧力が所定範囲内
にない場合には、故障であるのでQ9ステップに移行し
て警報手段48aによつて警報を発する。第4基準値設
定手段83による第4基準値vは、実際には、大小2つ
の基準値v1 ,v2 からなり、第4比較手段81では、
検出値e1 が、v1 <e3 <v2 にあるか否かが判断さ
れる。
【0041】ここで、第2切換えバルブ32が切換え信
号yによつて高圧位置cに切換えられた場合とは、リタ
ーダスイッチ5がON作動されて(3)位置を採つた場
合であり、この場合には、機能が正常である限りは、圧
力空気源4の圧力空気が第2減圧バルブ34によつて比
較的高圧に減圧されて空液変換装置25の空気室25d
に導入されるはずである。そこで、Q6ステップで第3
圧力検出手段63の検出値e3 が所定範囲にあると判断
されれば、第2切換えバルブ32が高圧位置cに切換え
られて正常状態にあるので、リターンする。
【0042】一方、Q4ステップで切換え信号yが存在
しない場合には、第2切換えバルブ32が低圧位置dを
採つているはずである。いま、第2切換えバルブ32が
低圧位置dを採る場合には、圧力空気源4の圧力空気が
第1減圧バルブ33によつて比較的低い設定圧力に減圧
調整されて空液変換装置25の空気室25dに供給さ
れ、配管51cに、比較的低い圧力が発生しているはず
である。そこで、この比較的低い圧力が第3圧力検出手
段63によつて検出されているか否かを判断する。
【0043】すなわち、Q7ステップに移行し、第3圧
力検出手段63による検出値e3 を読み込む。次いでQ
8ステップに移り、第3圧力検出手段63による検出値
3が、第5比較手段85において第5基準値設定手段
86からの第5基準値wと比較され、配管51c内の圧
力が第5基準値w内つまり所定範囲にあるか否かを判断
し、所定範囲にない場合にはQ9ステップで警報手段4
8aによつて警報を与える。一方、Q8ステップで配管
51c内の圧力が第5基準値w内つまり所定範囲にある
と判断された場合には、正常であるのでリターンする。
第5基準値設定手段86による第5基準値wは、実際に
は、大小2つの基準値w1 ,w2 からなり、第5比較手
段85では、検出値e3 が、w1 <e3 <w2 にあるか
否かが判断される。このように第3基準値u、第4基準
値v及び第5基準値wにそれぞれ所定の幅を持たせる理
由は、配管51,51a,51b,51c内の圧力が脈
動、車両走行振動等の影響を受けて若干変動し、また、
圧力検出手段61,63の検出値e1 ,e3 にも若干の
誤差を含むためである。
【0044】ところで、上記実施例にあつては第3圧力
検出手段63を第2切換えバルブ32の下流側に配置し
たが、第3圧力検出手段63を省略し、第2切換えバル
ブ32の上流側であつて両減圧バルブ33,34よりも
下流側となる配管51a,51bにそれぞれ第4圧力検
出手段63’、第5圧力検出手段63”を配置すること
もできる。この場合には、第2切換えバルブ32の切換
え信号yの有無にかかわらず、第4圧力検出手段6
3’、第5圧力検出手段63”による検出がそれぞれ可
能であるので、図5に示すフローチャートのQ3ステッ
プ,Q4ステップを省略し、各第4圧力検出手段6
3’、第5圧力検出手段63”による検出値を順次に読
み込むと共に、各検出値が所定範囲内にあるか否かを個
別に判断し、各検出値が所定範囲内にない場合には、各
減圧バルブ33,34等が故障であるので、Q9ステッ
プで警報手段48aによつて警報を発することができ
る。しかして、第2切換えバルブ32が正常である限
り、各減圧バルブ33,34の故障を正確に判断するこ
とができる。
【0045】かくして、警報手段48aによる警報音の
発生、警報ランプの点灯等により、第2切換えバルブ3
2、第1減圧バルブ33、第2減圧バルブ34、空液変
換装置25等に故障があることを知ることができる。こ
のような制御は、所定時間毎(例えば、1秒毎)に繰り
返し行う。なお、各圧力検出手段61,62,62’,
63,63’,63”の検出値e1 ,e2 ,e3 は、図
外のA/D変換器を介してコントロールユニット100
に入力される。
【0046】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明に係る流体式リターダ装置の警報方法によれば、
警報手段による警報によつて異常状態、つまり第1減圧
手段又は第2減圧手段、第1減圧手段又は第2減圧手段
と圧力空気源とを接続する配管、圧力空気源等に故障が
あることが知れるので、速やかに故障に対処することが
できる。その結果、流体式リターダ内の作動液体の圧力
に応じて得られる制動トルクが適正に発生せず危険な状
態を速やかに修理解消できると共に、作動液体の漏れに
伴う流体式リターダの損傷が防止される。請求項2又は
4の発明によれば、第2減圧バルブ又はクラッチ用減圧
バルブの故障を正確に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例に係る流体式リターダ装置
を示す概略図。
【図2】 同じく構成要素の配置図。
【図3】 同じくフローチャートを示す図。
【図4】 同じく構成要素の配置図。
【図5】 同じくフローチャートを示す図。
【符号の説明】
1:流体式リターダユニット、2:クーラ・ポンプユニ
ット、3:圧力制御装置、4:圧力空気源、5:リター
ダスイッチ、6:クラッチ制御装置、10:回転軸、1
1:流体式リターダ、11a:作動液体入口、11b:
作動液体出口、11c:ケース、12:リターダ室、1
3:クラッチ装置、13a:第1軸受、13b:第2軸
受、14:プレッシャプレート、15:ステータ、1
6:ロータ、17:空気圧シリンダ装置(駆動装置)、
17a:ダイヤフラム、17c:圧力室、18:クラッ
チプレート、19:支持部材、21:閉回路、22:ポ
ンプ、22a:電気モータ、23:作動液体用クーラ、
25:空液変換装置、25a:空液変換装置本体、25
b:ゴム膜、25c:作動液体室、25d:空気室、3
1:第1切換えバルブ(第2減圧手段)、32:第2切
換えバルブ(第1減圧手段)、33:第1減圧バルブ
(第1減圧手段)、34:第2減圧バルブ(第1減圧手
段)、35:クラッチ用減圧バルブ(第2減圧手段)、
48a,48b:警報手段、61:第1圧力検出手段
(圧力検出手段)、62:第2圧力検出手段(圧力検出
手段)、62’:第6圧力検出手段(圧力検出手段)、
63:第3圧力検出手段(圧力検出手段)、63’:第
4圧力検出手段(圧力検出手段)、63”:第5圧力検
出手段(圧力検出手段)、100:コントロールユニッ
ト、c:高圧位置、d:低圧位置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪と共に回転する回転軸(10)に設
    けられ、常時作動液体が充填されると共に、ロータ(1
    6)及び非回転のステータ(15)を備える流体式リタ
    ーダ(11)と、駆動装置(17)によつて駆動され、
    該ロータ(16)と該回転軸(10)とを接続又は切断
    するクラッチ装置(13)と、該流体式リターダ(1
    1)の作動液体入口(11a)と作動液体出口(11
    b)との間を接続する閉回路(21)と、該閉回路(2
    1)内の作動液体に空気圧を作用させる空液変換装置
    (25)と、圧力空気源(4)から該空液変換装置(2
    5)に供給する空気の圧力を減圧する第1減圧手段(3
    2,33,34)とを備える流体式リターダ装置の警報
    方法であつて、圧力検出手段(63)によつて前記第1
    減圧手段(32,33,34)の上流側及び下流側の内
    の少なくとも下流側の圧力を検出し、該圧力が所定範囲
    内にあるか否かを判断し、所定範囲内になく異常な場合
    に警報手段(48a)によつて警報することを特徴とす
    る流体式リターダ装置の警報方法。
  2. 【請求項2】 第1減圧手段(32,33,34)が、
    圧力空気源(4)から空液変換装置(25)に供給する
    空気の圧力を、低圧に減圧する第1減圧バルブ(33)
    及び高圧に減圧する第2減圧バルブ(34)と、第1減
    圧バルブ(33)及び第2減圧バルブ(34)の下流側
    に設けられ、第1減圧バルブ(33)又は第2減圧バル
    ブ(34)の一方を空液変換装置(25)に選択的に接
    続する第2切換えバルブ(32)とを有し、圧力検出手
    段(63’,63”)によつて前記第1減圧バルブ(3
    3)及び第2減圧バルブ(34)のそれぞれの上流側及
    び下流側の内の少なくとも下流側の圧力を個別に検出
    し、該圧力がそれぞれ所定範囲内にあるか否かを判断
    し、所定範囲内になく異常な場合に警報手段(48a)
    によつて警報することを特徴とする請求項1の流体式リ
    ターダ装置の警報方法。
  3. 【請求項3】 車輪と共に回転する回転軸(10)に設
    けられ、常時作動液体が充填されると共に、ロータ(1
    6)及び非回転のステータ(15)を備える流体式リタ
    ーダ(11)と、駆動装置(17)によつて駆動され、
    該ロータ(16)と該回転軸(10)とを接続又は切断
    するクラッチ装置(13)と、該流体式リターダ(1
    1)の作動液体入口(11a)と作動液体出口(11
    b)との間を接続する閉回路(21)と、該閉回路(2
    1)内の作動液体に空気圧を作用させる空液変換装置
    (25)と、圧力空気源(4)から該空液変換装置(2
    5)に供給する空気の圧力を減圧する第1減圧手段(3
    2,33,34)とを備える流体式リターダ装置の警報
    方法であつて、前記圧力空気源(4)から駆動装置(1
    7)に供給して、駆動装置(17)を駆動する空気の圧
    力を減圧する第2減圧手段(31,35)を有し、圧力
    検出手段(62)によつて前記第2減圧手段(31,3
    5)の上流側及び下流側の内の少なくとも下流側の圧力
    を検出し、該圧力が所定範囲内にあるか否かを判断し、
    所定範囲内になく異常な場合に警報手段(48b)によ
    つて警報することを特徴とする流体式リターダ装置の警
    報方法。
  4. 【請求項4】 第2減圧手段(31,35)が、圧力空
    気源(4)からの圧力空気を供給する開位置、及び圧力
    空気源(4)側を遮断かつ駆動装置(17)側をドレイ
    ンする閉位置を有する第1切換えバルブ(31)と、該
    第1切換えバルブ(31)の上流側に設けられ、圧力空
    気源(4)から駆動装置(17)に供給する空気の圧力
    を減圧するクラッチ用減圧バルブ(35)とを有し、圧
    力検出手段(62’)によつて該クラッチ用減圧バルブ
    (35)の上流側及び下流側の内の少なくとも下流側の
    圧力を検出し、該圧力が所定範囲内にあるか否かを判断
    し、所定範囲内になく異常な場合に警報手段(48b)
    によつて警報することを特徴とする流体式リターダ装置
    の警報方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007515341A (ja) * 2003-12-23 2007-06-14 フォイト・ターボ・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー リターダのブレーキトルク変化の監視方法
CN110886794A (zh) * 2019-12-04 2020-03-17 长春中誉集团有限公司 一种用于液力缓速器的后壳体总成
CN117597276A (zh) * 2021-06-30 2024-02-23 克诺尔商用车制动系统有限公司 用于商用车的制动系统和用于测试制动系统的选高阀的功能性的方法

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