JPH073016B2 - 有杼機械織法 - Google Patents

有杼機械織法

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JPH073016B2
JPH073016B2 JP3140889A JP14088991A JPH073016B2 JP H073016 B2 JPH073016 B2 JP H073016B2 JP 3140889 A JP3140889 A JP 3140889A JP 14088991 A JP14088991 A JP 14088991A JP H073016 B2 JPH073016 B2 JP H073016B2
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JP
Japan
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shuttle
box
shuttle box
weaving
order
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JP3140889A
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JPH0586540A (ja
Inventor
泰洪 新井
Original Assignee
西陣電子紋匠協業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、西陣織のような色数の
多い有杼織の製造に用いられる有杼機械織法に関する。
【0002】
【従来の技術】最高級の有杼織として知られる西陣織で
は、横糸が並ぶ方向、即ち、織りの方向の基本単位を越
と呼び、縦糸が並ぶ方向の基本単位を口と呼んでいる。
横糸の数は、他の有杼織に比べて非常に多く、1越を織
るのに数10本の横糸が使用されることも少なくない。
これに対し、杼を収容する杼箱は、最大でも片側で12
丁しかなく、使用する横糸の数に比べて少ないのが一つ
の特長になっている。
【0003】このような西陣織では、その図案が出来上
がると、織りに先立って、意匠図が作成される。意匠図
は、図1に示すように、図案を1越、1口毎に色分けし
て示したものであり、意匠図の側方には、意匠図に使用
された色、即ち、横糸の越方向の使用範囲が色分けされ
て線状に記入される。これは、メートルと呼ばれ、その
配列は、通常は、使用範囲の広い横糸の順番であって、
杼箱における杼の収容位置に対応することが多い。
【0004】意匠図が出来上がると、メートルを考慮し
て、杼の動作順序および動作方向が決められる。杼の動
作順序および動作方向は、交換と呼ばれ、組まれた交換
は、所定の用紙に記入される。そして、織物の製造の際
には、組まれた交換に従って杼が操作され、杼の操作時
には、意匠図の柄に基づいて縦糸の上下動が操作され
る。縦糸の操作は、コンピュータの導入される前は、パ
ンチング孔の開いた紋紙により行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近は、西
陣織でもコンピュータの導入が進んでいる。縦糸の操作
が紋紙で行われていたことは、前述の通りであるが、コ
ンピュータの導入が進んだ今も、杼が動作するときの縦
糸の状態を表す意味で、紋紙という言葉は広く使われて
おり、空紙を使用することは、柄が生じないように縦糸
を操作しない状態を意味する。
【0006】コンピュータの導入された西陣機械織で
は、杼の交換と、縦糸の動きとがフロッピィディスクに
入力される。そして、そのフロッピィディスクにより、
縦糸と共に、杼が自動的に操作される。しかしながら、
メートルの配列が変更されるところでは、今もって織機
が一時的に停止され、杼の入れ換えが手作業で行われて
いるところが多い。
【0007】西陣織におけるこの杼の入れ換え作業は、
以前は、それほど大きな問題にはならなかった。という
のは、メートルの配列の変更が殆ど行われなかったから
である。しかし、メートルを固定したままだと、横糸の
引っ掛かりや押さえが頻発し、その使用量が多くなる。
同じ柄を織るのに横糸の使用量が多くなると、その織物
は重量が嵩み、商品価値が低下すると共に、高価とな
り、競争力を失う。そのため、最近の意匠図では、メー
トルの配列が細かく変更される。その結果、頻繁な杼の
入れ換えが必要になり、織機の頻繁な停止に伴う織物の
生産性低下が、大きな問題になってきた。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、横糸の使用量が少ない高品質な織物を、能率
よく製造することができる有杼機械織法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる有杼機械
織法は、杼箱における杼の収容位置を変更するときの杼
の動作順序および動作方向を杼の交換に組み入れ、組ま
れた交換に従って杼を自動操作することにより、杼の収
容位置を変更するときも、織機を止めることなく、杼を
目標とする収容位置へ自動移行させることを特徴として
いる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2は意匠図におけるメートルの配列変更部を示
す模式図、図3はメートルの配列変更部における杼の移
行手順を示す模式図、図4は移行後の杼の収容状態を示
す模式図である。
【0011】図2によると、n越までは、地、ハク、中
黄、紫、ナンド、草、朱、赤、茶、白の順でメートルが
引かれている。このメートルに対し、杼は、図3に示す
ように、左側の杼箱に下から上へ、地、ハク、中黄、
紫、ナンド、草、朱、赤、茶、白の順で収容されている
とする。なお、杼箱は、ここでは両10丁用が使用され
ている。
【0012】これに対し、n+1越からのメートルは、
地、ハク、中黄、草、紫、濃紫、白、朱、茶、赤、ナン
ドの順になっている。つまり、濃紫の追加により、色数
が10から11に増え、4丁目以降のメートルが朱、赤
を除いて変更されている。これに伴い、杼は、図4に示
すように、左側の杼箱の下から1〜9段に地、ハク、中
黄、草、紫、濃紫、朱、赤、ナンドの順に収容し、右側
の杼箱においては、その下から7段目と8段目とに白、
茶をそれぞれ収容するものとする。
【0013】図3の状態から図4の状態へ杼を移行させ
るために、本発明にかかる有杼機械織法では、n越の交
換の後に続けて、杼を図3の〜に示す順番で動か
す。このとき、縦糸は、柄の出ない状態、即ち、空紙を
使用する状態にする。実際に、空紙を使用した場合は、
その使用枚数は8枚になる。なお、空紙の使用枚数を減
らすために、n越の交換が終わるまでに杼の移行をでき
るものがあれば、n越の交換時にその移行を行うことも
できる。
【0014】 左側の杼箱の上から7段目に収容され
ている紫を、右側の杼箱の上から7段目に移す。 左側の杼箱の上から6段目に収容されているナンド
を、右側の杼箱の上から6段目に移す。 左側の杼箱の上から5段目に収容されている草を、
右側の杼箱の上から5段目に移す。 左側の杼箱の上から2段目に収容されている茶を、
右側の杼箱の上から3段目に移す。 右側の杼箱の上から6段目に移されたナンドを、左
側の杼箱の上から2段目に返す。 左側の杼箱の1段目に収容されている白を、右側の
杼箱の上から4段目に移す。 右側の杼箱の上から5段目に移された草を、左側の
杼箱の上から7段目に返す。 右側の杼箱の上から7段目に移された紫を、左側の
杼箱の上から6段目に返す。
【0015】〜により、図3の状態から図4の状態
へ杼が自動移行される。但し、左側の杼箱の上から5段
目に濃紫は、まだ収容されていない。〜の間、縦糸
と横糸の干渉がないので、柄は形成されない。また、横
糸同士の干渉は若干あるものの、1越に限られるので、
その干渉による横糸の消費は問題にならない。〜の
操作が終わると、n+1越以降の交換が開始される。左
側の杼箱の上から5段目に濃紫を入れるためのストップ
は、例えば、n+1越の地糸が走った後に入れられる。
【0016】このような杼の入れ換えは、通常の交換を
組む際、もしくはメートルの配列変更箇所にストップの
入った交換を一旦組み立てた後、それらの交換に組み入
れられる。いずれの場合も、その交換は、意匠図デー
タ、メートルデータ等に基づいて自動的に組み立てられ
て、フロッピィディスクに入力される。また、フロッピ
ィディスクに入力されたデータにより、図5に示すよう
なストップ切り換えリストを表示させる。図5のリスト
は、図3から図4へかけてのストップ切り換えを示して
おり、n+1越の地糸が走った後に入るストップで、濃
紫の追加を指示するものである。杼の収容位置を示す図
の中に記入された丸付数字は、メートルラインの番号
(丁目)である。
【0017】このような交換で杼を自動操作すれば、杼
箱における杼の収容位置を変更するときにも、織機が停
止されない。織機が停止されるのは、色数の追加、減少
のときに限られる。また、杼の抜き替えの操作回数が激
減する。そのため、織物が能率よく製造される。また、
メートルの配列変更が生産性低下に繋がらないので、メ
ートルの頻繁な配列変更が可能になり、これにより、織
物における糸量の節約が達成される。また、リストの表
示により、横糸の抜き入れが誤りなく行われ、且つ、杼
箱における杼の収容状態が把握されることにより、横糸
が切れたときにも正確な修復を行うことができる。
【0018】なお、杼の収容位置を変更するときの杼の
動かし方は、〜に何ら限定されるものではない。一
般的には、次のような点を考慮して、杼の動作順序およ
び動作方向を決める。
【0019】杼の動作回数、空紙で言えば、その使用枚
数は、杼の不必要な動きを避けるために、少ない方がよ
い。
【0020】図6に示すように、杼の収容位置を変更す
る前も後も、杼が片側の杼箱に収容される場合は、右側
の杼箱から左側の杼箱へ杼を返すときに、次の収容位置
へ向けて杼を動かせばよい。ただし、図7に示すよう
に、左側の杼箱へ杼を一旦返したあと、空紙を使用する
状態にして杼の収容位置を変更することもできる。
【0021】続けて同じ杼を空紙で動かすと、その横糸
がたぶる原因になる。従って、これは極力避ける。たぶ
りを避け得ないときは、その横糸を僅かの縦糸に引っ掛
けて、たぶりを防ぐこともできる。この引っ掛けにおい
ては、引っ掛けにより生じる柄が、その越の他の色の柄
で被さるように、その位置を選ぶ。
【0022】杼の移動に際して、杼箱を上下に大きく移
動させるような杼の動きは避ける。そのような必要のあ
るときは、杼を一旦中間位置へ移すとか、本来動かさな
いでよい杼を動かすといった対策を講ずる。
【0023】杼が杼箱に収容されたまま操作されずに、
織機が動作を続けると、杼箱内で杼が移動し、杼箱から
杼が少しづつ出てくることがある。そのため、杼が杼箱
に収容されたまま操作されずに織りが続けられる場合
は、杼の最大許容動作回数を予め決め、決められた回数
に到達したときに、杼を自動移行させ、その入れ直しを
行うのがよい。
【0024】
【発明の効果】以上、本発明にかかる有杼機械織法によ
る場合には、杼の収容位置を変更するときに、その変更
が自動的に行われる。この自動入れ換えにより、杼の動
作回数は若干増加するものの、織機が停止されず、杼の
入れ換え作業も必要としないので、結果的には織物が能
率よく製造される。杼の自動入れ換えにより、横糸の干
渉を生じる場合があるが、その干渉は1越に限られ、む
しろ、メートルの配列変更が能率低下につながらないの
で、メートルの頻繁な変更が可能になり、これによる糸
量節減効果の方が甚だ大きいことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】意匠図の説明図である。
【図2】意匠図におけるメートルの配列変更部を示す模
式図である。
【図3】メートルの配列変更部における杼の移行手順を
示す模式図である。
【図4】移行後の杼の収容状態を示す模式図である。
【図5】ストップ切り換えリストの部分図である。
【図6】他の配列変更部における杼の移行手順を示す模
式図である。
【図7】杼の別の移行手順を示す模式図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杼箱における杼の収容位置を変更すると
    きの杼の動作順序および動作方向を杼の交換に組み入
    れ、組まれた交換に従って杼を自動操作することによ
    り、杼の収容位置を変更するときも、織機を止めること
    なく、杼を目標とする収容位置へ自動移行させることを
    特徴とする有杼機械織法。
JP3140889A 1991-05-15 1991-05-15 有杼機械織法 Expired - Lifetime JPH073016B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3140889A JPH073016B2 (ja) 1991-05-15 1991-05-15 有杼機械織法

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Publication Number Publication Date
JPH0586540A JPH0586540A (ja) 1993-04-06
JPH073016B2 true JPH073016B2 (ja) 1995-01-18

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