JPH073034Y2 - トロコイド型オイルポンプ - Google Patents
トロコイド型オイルポンプInfo
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- JPH073034Y2 JPH073034Y2 JP825889U JP825889U JPH073034Y2 JP H073034 Y2 JPH073034 Y2 JP H073034Y2 JP 825889 U JP825889 U JP 825889U JP 825889 U JP825889 U JP 825889U JP H073034 Y2 JPH073034 Y2 JP H073034Y2
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- pressure
- return
- port
- fluid
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Links
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- 239000011800 void material Substances 0.000 description 24
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
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- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、アウターロータとインナロータとによって形
成し、リリーフバルブによる設定圧よりも低圧で、圧力
調整でき、且つポート間仕切部箇所の吸入側より吐出側
に移る空隙部で、負圧となる箇所において、キャビテー
ションの発生によるロータ及び吐出ポート等の侵食を防
止することができるトロコイド型オイルポンプに関す
る。
成し、リリーフバルブによる設定圧よりも低圧で、圧力
調整でき、且つポート間仕切部箇所の吸入側より吐出側
に移る空隙部で、負圧となる箇所において、キャビテー
ションの発生によるロータ及び吐出ポート等の侵食を防
止することができるトロコイド型オイルポンプに関す
る。
従来より、トロコイド歯に形成したアウターロータとイ
ンナーロータよりなるトロコイド型オイルポンプは、自
動車等のエンジン潤滑系統にオイルを圧送するものとし
て、特にギヤ型オイルポンプよりも構造が小型で、低騒
音である等の利点があり、一般の量産エンジンでは多く
使用されている。
ンナーロータよりなるトロコイド型オイルポンプは、自
動車等のエンジン潤滑系統にオイルを圧送するものとし
て、特にギヤ型オイルポンプよりも構造が小型で、低騒
音である等の利点があり、一般の量産エンジンでは多く
使用されている。
その多くのトロコイド型オイルポンプは、アウターロー
タと、該アウターロータより歯数は一つ少ないインナー
ロータとで形成する空隙部がアウターロータが1回転す
る間に吸入ポート側の始点から終点まで次第に大きくな
り,また吐出ポートの始点から終点まで次第に小さくな
り、オイル等の流体の吸入,吐出を行っている。
タと、該アウターロータより歯数は一つ少ないインナー
ロータとで形成する空隙部がアウターロータが1回転す
る間に吸入ポート側の始点から終点まで次第に大きくな
り,また吐出ポートの始点から終点まで次第に小さくな
り、オイル等の流体の吸入,吐出を行っている。
ところで、その空隙部は、吸入ポートより吐出ポートに
移動するときに容積が最大となり、しかもそこでは吸入
ポート及び吐出ポートの何れにも一般に連通していない
ので吸入ポートより流入した流体は、圧力が下がり内部
に含有する気体が気泡となって現れる所謂キャビテーシ
ョンを生じ、そのような流体を含んだ空隙部が吐出ポー
トに達すると、空隙部内の流体と吐出ポート内の流体と
の間に大きな圧力差が生じるため、その空隙部と吐出ポ
ートとの間の流体の流出入が急激に行われ、そのときに
衝撃が起こるとともに、ロータ室内においてロータ及び
吐出ポートが流体により侵食されるという事態となり、
機器の効率を低下するのみならず、最悪の場合には機器
を破損することもあった。
移動するときに容積が最大となり、しかもそこでは吸入
ポート及び吐出ポートの何れにも一般に連通していない
ので吸入ポートより流入した流体は、圧力が下がり内部
に含有する気体が気泡となって現れる所謂キャビテーシ
ョンを生じ、そのような流体を含んだ空隙部が吐出ポー
トに達すると、空隙部内の流体と吐出ポート内の流体と
の間に大きな圧力差が生じるため、その空隙部と吐出ポ
ートとの間の流体の流出入が急激に行われ、そのときに
衝撃が起こるとともに、ロータ室内においてロータ及び
吐出ポートが流体により侵食されるという事態となり、
機器の効率を低下するのみならず、最悪の場合には機器
を破損することもあった。
そこで考案者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究を
重ねた結果、その考案を、吐出ポートに設けたリリーフ
バルブのバイパスと吐出ポートとの間のリリーフ孔部
に、帰還路基部とこれに連通するボディー側帰還溝から
なる低圧帰還路の帰還路基部端を連結し、吸入ポートと
吐出ポートとの間のポート間仕切部で、且つアウターロ
ータとインナーロータにて形成する空隙部箇所に、前記
低圧帰還路のボディー側帰還溝端を配置したトロコイド
型オイルポンプとしたり、或いは、吐出ポートに設けた
リリーフバルブのバイパスと吐出ポートとの間のリリー
フ孔部に、帰還路基部とこれに連通するカバー側帰還溝
からなる低圧帰還路の帰還路基部端を連結し、吸入ポー
トと吐出ポートとの間のポート間仕切部で、且つアウタ
ーロータとインナーロータにて形成する空隙部箇所に相
当する位置のポンプカバー内面に、前記低圧帰還路のカ
バー側帰還溝端を配置したトロコイド型オイルポンプと
したことにより、圧力調整をより微調整でき、さらに、
ポンプ内でのキャビテーションの発生による悪影響を防
止し、上記課題を解決したものである。
重ねた結果、その考案を、吐出ポートに設けたリリーフ
バルブのバイパスと吐出ポートとの間のリリーフ孔部
に、帰還路基部とこれに連通するボディー側帰還溝から
なる低圧帰還路の帰還路基部端を連結し、吸入ポートと
吐出ポートとの間のポート間仕切部で、且つアウターロ
ータとインナーロータにて形成する空隙部箇所に、前記
低圧帰還路のボディー側帰還溝端を配置したトロコイド
型オイルポンプとしたり、或いは、吐出ポートに設けた
リリーフバルブのバイパスと吐出ポートとの間のリリー
フ孔部に、帰還路基部とこれに連通するカバー側帰還溝
からなる低圧帰還路の帰還路基部端を連結し、吸入ポー
トと吐出ポートとの間のポート間仕切部で、且つアウタ
ーロータとインナーロータにて形成する空隙部箇所に相
当する位置のポンプカバー内面に、前記低圧帰還路のカ
バー側帰還溝端を配置したトロコイド型オイルポンプと
したことにより、圧力調整をより微調整でき、さらに、
ポンプ内でのキャビテーションの発生による悪影響を防
止し、上記課題を解決したものである。
以下、本考案の実施例を第1図乃至第12図に基づいて説
明する。
明する。
Aはケーシングであって、ポンプボディー1とポンプカ
バー2とかた分割可能に構成されている(第4図参
照)。そのケーシングAの内部にはロータ室3が形成さ
れている。具体的には、ポンプボディー1に凹部が形成
され、ポンプボディー1にポンプカバー2を固着したと
きにその凹部がロータ室3として構成されている。該ロ
ータ室3内に内歯を設けたアウターロータ4と外歯を設
けたインナーロータ5とが互いに歯合しつつ偏心して内
装されている(第1図鎖線参照)。
バー2とかた分割可能に構成されている(第4図参
照)。そのケーシングAの内部にはロータ室3が形成さ
れている。具体的には、ポンプボディー1に凹部が形成
され、ポンプボディー1にポンプカバー2を固着したと
きにその凹部がロータ室3として構成されている。該ロ
ータ室3内に内歯を設けたアウターロータ4と外歯を設
けたインナーロータ5とが互いに歯合しつつ偏心して内
装されている(第1図鎖線参照)。
そのアウターロータ4とインナーロータ5とは、歯がト
ロコイド曲線となっており、インナーロータ5の歯がア
ウターロータ4の歯数よりも一枚少なく、インナーロー
タ5が一回転するとアウターロータ4は、一歯分遅れて
回転する関係に構成されている。またインナーロータ5
は、何れの回転角度であっても常にインナーロータ5の
歯先がアウターロータ4の歯先又は歯底に接触し、イン
ナーロータ5の隣接する歯先とアウターロータ4との間
に複数の空隙部s,s,…が形成され、それぞれの空隙部s
が1回転中に、大きくなったり、小さくなったりして吸
入,吐出が行われる(第1図鎖線参照)。
ロコイド曲線となっており、インナーロータ5の歯がア
ウターロータ4の歯数よりも一枚少なく、インナーロー
タ5が一回転するとアウターロータ4は、一歯分遅れて
回転する関係に構成されている。またインナーロータ5
は、何れの回転角度であっても常にインナーロータ5の
歯先がアウターロータ4の歯先又は歯底に接触し、イン
ナーロータ5の隣接する歯先とアウターロータ4との間
に複数の空隙部s,s,…が形成され、それぞれの空隙部s
が1回転中に、大きくなったり、小さくなったりして吸
入,吐出が行われる(第1図鎖線参照)。
前記ポンプボディー1のロータ室3の円形面1aの上下両
側(第1図において、上下側参照)には、吐出ポート7
及び吸入ポート6がそれぞれ形成され、その間にポート
間仕切部8,8が形成されている。そして該ポート間仕切
部8は、第1図に示すように、円形面1aの左右に存在
し、アウターロータ4とインナーロータ5とが、第1図
において時計方向に回転し、且つ円形面1aの下側に吸入
ポート6が、上側に吐出ポート7が形成されている場合
では、その空隙部sは円形面1aの左上側のポート間仕切
部8を通過するときに最大容積となる。
側(第1図において、上下側参照)には、吐出ポート7
及び吸入ポート6がそれぞれ形成され、その間にポート
間仕切部8,8が形成されている。そして該ポート間仕切
部8は、第1図に示すように、円形面1aの左右に存在
し、アウターロータ4とインナーロータ5とが、第1図
において時計方向に回転し、且つ円形面1aの下側に吸入
ポート6が、上側に吐出ポート7が形成されている場合
では、その空隙部sは円形面1aの左上側のポート間仕切
部8を通過するときに最大容積となる。
その吸入ポート6には、吸入口6aが、また吐出ポート7
には、吐出口7aがそれぞれケーシングAの外方に通ずる
ように構成されている(第1図,第3図参照)。
には、吐出口7aがそれぞれケーシングAの外方に通ずる
ように構成されている(第1図,第3図参照)。
9はリリーフバルブであって、ポンプボディー1の吐出
口7aの中間に設けられている。具体的には、そのリリー
フバルブ9のリリーフ孔部9aの先端が、前記吐出口7aに
連通するように設けられている。そのリリーフ孔部9a内
には、先端側よりバルブ本体9bが孔方向に適宜摺動可能
に設けられ、そのリリーフ孔部9aの外端側の内螺子に、
圧力調節ネジ9cが螺合され、該圧力調節ネジ9cと、前記
バルブ本体9bとの間にバルブスプリング9dが介在されて
いる。そのリリーフ孔部9aの内部側で、バルブ本体9bの
摺動する範囲箇所と、前記吸入ポート6との間にバイパ
ス10が穿設されている。
口7aの中間に設けられている。具体的には、そのリリー
フバルブ9のリリーフ孔部9aの先端が、前記吐出口7aに
連通するように設けられている。そのリリーフ孔部9a内
には、先端側よりバルブ本体9bが孔方向に適宜摺動可能
に設けられ、そのリリーフ孔部9aの外端側の内螺子に、
圧力調節ネジ9cが螺合され、該圧力調節ネジ9cと、前記
バルブ本体9bとの間にバルブスプリング9dが介在されて
いる。そのリリーフ孔部9aの内部側で、バルブ本体9bの
摺動する範囲箇所と、前記吸入ポート6との間にバイパ
ス10が穿設されている。
Bは低圧帰還路であって、第3図に示すように、リリー
フ孔部9aの内部側で、バルブ本体9bの摺動する範囲箇所
で、且つバイパス10の位置よりもさらに吐出口7a側位置
に設けられている。その低圧帰還路Bの他端側は、吸入
ポート6から吐出ポート7に向かう側のポート間仕切部
8箇所又はポート間仕切部8に相当する箇所に位置する
ように形成されている。そのバイパス10は、バイパス溝
を介して、前記吸入ポート6に連通するように構成され
ている。
フ孔部9aの内部側で、バルブ本体9bの摺動する範囲箇所
で、且つバイパス10の位置よりもさらに吐出口7a側位置
に設けられている。その低圧帰還路Bの他端側は、吸入
ポート6から吐出ポート7に向かう側のポート間仕切部
8箇所又はポート間仕切部8に相当する箇所に位置する
ように形成されている。そのバイパス10は、バイパス溝
を介して、前記吸入ポート6に連通するように構成され
ている。
具体的には、低圧帰還路Bは、2種類存在し、その第1
実施例は、第1図,第3図,第4図乃至第7図に示すよ
うに、帰還路基部11とボディー側帰還溝12とから形成さ
れている。即ち、帰還路基部11が、そのリリーフ孔部9a
に連通して穿設され、該帰還路基部11の端より、ロータ
室3の吸入ポート6から吐出ポート7に向かう側のポー
ト間仕切部8箇所まで溝としてポンプボディー1の外面
にボディー側帰還溝12が刻設されている。該ボディー側
帰還溝12の他端は、空隙部sに連通状態となるように設
けられている。即ち、低圧帰還路Bの他端は、空隙部s
の略中心箇所又は吐出ポート7側寄り箇所に対応するポ
ート間仕切部8面上に形成されている。
実施例は、第1図,第3図,第4図乃至第7図に示すよ
うに、帰還路基部11とボディー側帰還溝12とから形成さ
れている。即ち、帰還路基部11が、そのリリーフ孔部9a
に連通して穿設され、該帰還路基部11の端より、ロータ
室3の吸入ポート6から吐出ポート7に向かう側のポー
ト間仕切部8箇所まで溝としてポンプボディー1の外面
にボディー側帰還溝12が刻設されている。該ボディー側
帰還溝12の他端は、空隙部sに連通状態となるように設
けられている。即ち、低圧帰還路Bの他端は、空隙部s
の略中心箇所又は吐出ポート7側寄り箇所に対応するポ
ート間仕切部8面上に形成されている。
また、低圧帰還路Bの第2実施例では、第8図,第9図
に示すように、帰還路基部11とカバー側帰還溝13とから
形成されている。即ち、前記帰還路基部11の端より、ロ
ータ室3の吸入ポート6から吐出ポート7に向かう側の
ポート間仕切部8に相当する箇所まで溝としてポンプカ
バー2の内面に、カバー側帰還溝13が刻設されている。
該カバー側帰還溝13の他端は、空隙部sに連通状態とな
るように設けられている。即ち、低圧帰還路Bの他端
は、空隙部sの略中心箇所又は吐出ポート7側寄り箇所
に対応するポート間仕切部8に相当する面上に形成され
ている。
に示すように、帰還路基部11とカバー側帰還溝13とから
形成されている。即ち、前記帰還路基部11の端より、ロ
ータ室3の吸入ポート6から吐出ポート7に向かう側の
ポート間仕切部8に相当する箇所まで溝としてポンプカ
バー2の内面に、カバー側帰還溝13が刻設されている。
該カバー側帰還溝13の他端は、空隙部sに連通状態とな
るように設けられている。即ち、低圧帰還路Bの他端
は、空隙部sの略中心箇所又は吐出ポート7側寄り箇所
に対応するポート間仕切部8に相当する面上に形成され
ている。
また、第10図に示すように、その低圧帰還路Bが、帰還
路基部11とボディー側帰還溝12とカバー側帰還溝13とで
構成されることもある。
路基部11とボディー側帰還溝12とカバー側帰還溝13とで
構成されることもある。
さらに、第11図に示すように、その帰還路基部11がリリ
ーフ孔部9aに連通し、且つロータ室3の底部に連通し、
ここから溝としてのボディー側帰還溝12が形成されて構
成されることもある。この場合のボディー側帰還溝12の
端は、空隙部sに連通状態となるように設けられている
ことは勿論である。
ーフ孔部9aに連通し、且つロータ室3の底部に連通し、
ここから溝としてのボディー側帰還溝12が形成されて構
成されることもある。この場合のボディー側帰還溝12の
端は、空隙部sに連通状態となるように設けられている
ことは勿論である。
先ずアウターロータ4とインナーロータ5とによって形
成された空隙部sが吸入ポート6より流体を受けて吐出
ポート7側に回転する(第1図において時計方向に回転
する)。その吐出ポート7側で空隙部sは、次第に容積
が減少して内部の流体も吐出ポート7より吐出口7aから
の吐出される。このとき、吐出圧が通常の圧力よりも少
し高くなった場合に、リリーフバルブ9のバルブ本体9b
が、第3図,第12図において、僅かに下降して、帰還路
基部11に達したときに、その高くなった圧液が、帰還路
基部11及びボディー側帰還溝12又はカバー側帰還溝13に
流入される。
成された空隙部sが吸入ポート6より流体を受けて吐出
ポート7側に回転する(第1図において時計方向に回転
する)。その吐出ポート7側で空隙部sは、次第に容積
が減少して内部の流体も吐出ポート7より吐出口7aから
の吐出される。このとき、吐出圧が通常の圧力よりも少
し高くなった場合に、リリーフバルブ9のバルブ本体9b
が、第3図,第12図において、僅かに下降して、帰還路
基部11に達したときに、その高くなった圧液が、帰還路
基部11及びボディー側帰還溝12又はカバー側帰還溝13に
流入される。
一方、空隙部sは、吸入ポート6と吐出ポート7との間
のポート間仕切部8を通過するときに略最大容積とな
り、且つ流体は負圧となり、内部に含有されている気体
がキャビテーション(気泡)となって発生する(第12図
の上側参照)。ここで空隙部s内の流体は負圧であるた
めボディー側帰還溝12又はカバー側帰還溝13に流入した
帰還流体が空隙部sに流入し(第12図の上側参照)、そ
のキャビテーションを崩壊するように帰還流体が作用
し、且つその空隙部s内の流体量を増加させる。そして
空隙部s内の流体の圧力と吐出ポート7内の流体の圧力
差を少なくし、空隙部sが吐出ポート7に達したとき
に、空隙部sと吐出ポート7との間の急激な流体の流出
入を防止するものである。
のポート間仕切部8を通過するときに略最大容積とな
り、且つ流体は負圧となり、内部に含有されている気体
がキャビテーション(気泡)となって発生する(第12図
の上側参照)。ここで空隙部s内の流体は負圧であるた
めボディー側帰還溝12又はカバー側帰還溝13に流入した
帰還流体が空隙部sに流入し(第12図の上側参照)、そ
のキャビテーションを崩壊するように帰還流体が作用
し、且つその空隙部s内の流体量を増加させる。そして
空隙部s内の流体の圧力と吐出ポート7内の流体の圧力
差を少なくし、空隙部sが吐出ポート7に達したとき
に、空隙部sと吐出ポート7との間の急激な流体の流出
入を防止するものである。
まず、請求項1の考案においては、吐出ポート7に設け
たリリーフバルブ9のバイパス10と吐出ポート7との間
のリリーフ孔部9aに、帰還路基部11とこれに連通するボ
ディー側帰還溝12からなる低圧帰還路Bの帰還路基部11
端を連結し、吸入ポート6と吐出ポート7との間のポー
ト間仕切部8で、且つアウターロータ4とインナーロー
タ5にて形成する空隙部s箇所に、前記低圧帰還路Bの
ボディー側帰還溝12端を配置したトロコイド型オイルポ
ンプとしたことにより、先ず第1にポンプ内におけるキ
ャビテーションによるロータ及び吐出ポート7等の流体
による侵食を防止することができるし、第2に所定の吐
出圧にて常時吐出でき、第3に構造が極めて簡単にでき
る等の効果を奏する。
たリリーフバルブ9のバイパス10と吐出ポート7との間
のリリーフ孔部9aに、帰還路基部11とこれに連通するボ
ディー側帰還溝12からなる低圧帰還路Bの帰還路基部11
端を連結し、吸入ポート6と吐出ポート7との間のポー
ト間仕切部8で、且つアウターロータ4とインナーロー
タ5にて形成する空隙部s箇所に、前記低圧帰還路Bの
ボディー側帰還溝12端を配置したトロコイド型オイルポ
ンプとしたことにより、先ず第1にポンプ内におけるキ
ャビテーションによるロータ及び吐出ポート7等の流体
による侵食を防止することができるし、第2に所定の吐
出圧にて常時吐出でき、第3に構造が極めて簡単にでき
る等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、まず、アウターロー
タ4とインナーロータ5とが形成する空隙部sは、吸入
ポート6側で次第に容積が増加し、負圧度が大きくなっ
て、吸入ポート6より流体を吸い込むものであるし、一
方、吐出ポート7側では空隙部sは、容積が次第に減少
し、負圧に対して正圧度を増加させ、流体を吐出ポート
7側に吐き出すものであるが、このとき、吸入ポート6
側よりも圧力の高い吐出ポート7からの吐出流体におい
て、該吐出圧が、通常の圧力よりも少し高くなった場合
に、リリーフバルブ9のバルブ本体9bが、第3図,第12
図において、僅かに下降して、帰還路基部11に達したと
きに、その高くなった圧液が、帰還路基部11及びボディ
ー側帰還溝12を介して、略最大容積で且つ内部の流体が
負圧状態となっている空隙部s(第12図の上側位置)に
圧液が流入する。吸入ポート6より吐出ポート7に向か
って回転する位置で、且つポート間仕切部8位置までの
空隙部s内の流体は、常時負圧であり、該空隙部sは、
吐出圧よりも低い圧力であるので、帰還流体は、自動的
に帰還路基部11及びボディー側帰還溝12からなる低圧帰
還路Bを通って負圧流体を有する空隙部sに送られ、吐
出ポート7に達する直前の空隙部s内の流体の圧力を増
加せしめ、その空隙部s内のキャビテーションを崩壊さ
せ、且つ流体量も増加させ、空隙部s内の流体と吐出ポ
ート7内の流体との圧力差を少なくできる。従って、空
隙部s内の流体と、吐出ポート7内の流体との間では、
大きな圧力差がなくなるために、急激な流体の流出入が
なく、そのときの衝撃を防止するとともに、ロータ室3
内でのアウターロータ4とインナーロータ5及び吐出ポ
ート7が流体によって侵食されることを防止することが
できる利点がある。
タ4とインナーロータ5とが形成する空隙部sは、吸入
ポート6側で次第に容積が増加し、負圧度が大きくなっ
て、吸入ポート6より流体を吸い込むものであるし、一
方、吐出ポート7側では空隙部sは、容積が次第に減少
し、負圧に対して正圧度を増加させ、流体を吐出ポート
7側に吐き出すものであるが、このとき、吸入ポート6
側よりも圧力の高い吐出ポート7からの吐出流体におい
て、該吐出圧が、通常の圧力よりも少し高くなった場合
に、リリーフバルブ9のバルブ本体9bが、第3図,第12
図において、僅かに下降して、帰還路基部11に達したと
きに、その高くなった圧液が、帰還路基部11及びボディ
ー側帰還溝12を介して、略最大容積で且つ内部の流体が
負圧状態となっている空隙部s(第12図の上側位置)に
圧液が流入する。吸入ポート6より吐出ポート7に向か
って回転する位置で、且つポート間仕切部8位置までの
空隙部s内の流体は、常時負圧であり、該空隙部sは、
吐出圧よりも低い圧力であるので、帰還流体は、自動的
に帰還路基部11及びボディー側帰還溝12からなる低圧帰
還路Bを通って負圧流体を有する空隙部sに送られ、吐
出ポート7に達する直前の空隙部s内の流体の圧力を増
加せしめ、その空隙部s内のキャビテーションを崩壊さ
せ、且つ流体量も増加させ、空隙部s内の流体と吐出ポ
ート7内の流体との圧力差を少なくできる。従って、空
隙部s内の流体と、吐出ポート7内の流体との間では、
大きな圧力差がなくなるために、急激な流体の流出入が
なく、そのときの衝撃を防止するとともに、ロータ室3
内でのアウターロータ4とインナーロータ5及び吐出ポ
ート7が流体によって侵食されることを防止することが
できる利点がある。
このようなことは、その略最大容積となる空隙部sで、
負圧となり、且つこの箇所が負圧から正圧となる位置で
あり、この箇所は、圧力差が大きくなっており、これが
ため、飽和蒸気圧になることが多く発生し、キャビテー
ションが生じているが、本考案のように、その低圧帰還
路Bを介して、その空隙部s内に、帰還流体で補充し、
且つその位置の圧力差を減少させるとともに、僅かでは
あるがキャビテーション(気泡)となったのを埋め合わ
せるように流体の補充ができ、これによって、本来生じ
ていたようなキャビテーションによるポンプ効率の低下
を防止することができる。
負圧となり、且つこの箇所が負圧から正圧となる位置で
あり、この箇所は、圧力差が大きくなっており、これが
ため、飽和蒸気圧になることが多く発生し、キャビテー
ションが生じているが、本考案のように、その低圧帰還
路Bを介して、その空隙部s内に、帰還流体で補充し、
且つその位置の圧力差を減少させるとともに、僅かでは
あるがキャビテーション(気泡)となったのを埋め合わ
せるように流体の補充ができ、これによって、本来生じ
ていたようなキャビテーションによるポンプ効率の低下
を防止することができる。
また、本考案では、この帰還流体は、吐出ポート7に設
けたリリーフバルブ9のバイパス10と吐出ポート7との
間のリリーフ孔部9aに形成した低圧帰還路Bを介してい
るため、従来のようなリリーフバルブ9で作用する圧力
によりさらに低圧の状態で、帰還流体がキャビテーショ
ンが発生する空隙部sに送り込み、その吐出圧をさらに
所定値に近い値にでき、吐出圧を精度の高い圧力にでき
る効果がある。
けたリリーフバルブ9のバイパス10と吐出ポート7との
間のリリーフ孔部9aに形成した低圧帰還路Bを介してい
るため、従来のようなリリーフバルブ9で作用する圧力
によりさらに低圧の状態で、帰還流体がキャビテーショ
ンが発生する空隙部sに送り込み、その吐出圧をさらに
所定値に近い値にでき、吐出圧を精度の高い圧力にでき
る効果がある。
以上のように、本考案では、キャビテーション防止を図
ると同時に、吐出圧を正確にできる利点をもつものを提
供できる。
ると同時に、吐出圧を正確にできる利点をもつものを提
供できる。
さらに、本考案では、このように、キャビテーションが
発生しにくくなると、ポンプボディー1及びポンプカバ
ー2のキャビテーションによる損傷(侵食)等がなくな
り、長期の使用に耐えうることができる。
発生しにくくなると、ポンプボディー1及びポンプカバ
ー2のキャビテーションによる損傷(侵食)等がなくな
り、長期の使用に耐えうることができる。
次に、請求項2の考案においては、その帰還路基部11と
これに連通するカバー側帰還溝13からなる低圧帰還路B
のカバー側帰還溝13端を、吸入ポート6と吐出ポート7
との間のポート間仕切部8で、且つアウターロータ4と
インナーロータ5にて形成する空隙部箇所に相当する位
置のポンプカバー2内面に配置したことにより、効果の
点からは請求項1の考案と略同等であるが、万が一、破
損等した場合に、ポンプカバー2の方が安価で取り替え
やすい利点があるし、鋳造等で製造する場合には、構成
も簡単となるし、鋳込みも簡単で安価にできる利点があ
る。
これに連通するカバー側帰還溝13からなる低圧帰還路B
のカバー側帰還溝13端を、吸入ポート6と吐出ポート7
との間のポート間仕切部8で、且つアウターロータ4と
インナーロータ5にて形成する空隙部箇所に相当する位
置のポンプカバー2内面に配置したことにより、効果の
点からは請求項1の考案と略同等であるが、万が一、破
損等した場合に、ポンプカバー2の方が安価で取り替え
やすい利点があるし、鋳造等で製造する場合には、構成
も簡単となるし、鋳込みも簡単で安価にできる利点があ
る。
図面は本考案の実施例を示すものであって、その第1図
はポンプカバーを外した本考案の正面図、第2図は第1
図II−II矢視断面図、第3図は第1図III−III矢視断面
図、第4図は本考案の第1実施例の略示断面図、第5図
はポンプボディーの一部切除した斜視図、第6図,第7
図はリリーフバルブ箇所に低圧帰還路を形成した本考案
の第1実施例の要部斜視図、第8図は本考案の第2実施
例の略示断面図、第9図は第8図に使用したポンプカバ
ーの斜視図、第10図は低圧帰還路をポンプボディー及び
ポンプカバーに形成した略示断面図、第11図は本考案の
第1実施例を変形した略示断面図、第12図は本考案の作
用状態を示す構成図である。 2…ポンプカバー、4……アウターロータ、5…インナ
ーロータ、、6……吸入ポート、7…吐出ポート、8…
ポート間仕切部、9…リリーフバルブ、9a……リリーフ
孔部、10…バイパス、11…帰還路基部、12…ボディー側
帰還溝、13…カバー側帰還溝。
はポンプカバーを外した本考案の正面図、第2図は第1
図II−II矢視断面図、第3図は第1図III−III矢視断面
図、第4図は本考案の第1実施例の略示断面図、第5図
はポンプボディーの一部切除した斜視図、第6図,第7
図はリリーフバルブ箇所に低圧帰還路を形成した本考案
の第1実施例の要部斜視図、第8図は本考案の第2実施
例の略示断面図、第9図は第8図に使用したポンプカバ
ーの斜視図、第10図は低圧帰還路をポンプボディー及び
ポンプカバーに形成した略示断面図、第11図は本考案の
第1実施例を変形した略示断面図、第12図は本考案の作
用状態を示す構成図である。 2…ポンプカバー、4……アウターロータ、5…インナ
ーロータ、、6……吸入ポート、7…吐出ポート、8…
ポート間仕切部、9…リリーフバルブ、9a……リリーフ
孔部、10…バイパス、11…帰還路基部、12…ボディー側
帰還溝、13…カバー側帰還溝。
Claims (2)
- 【請求項1】吐出ポートに設けたリリーフバルブのバイ
パスと吐出ポートとの間のリリーフ孔部に、帰還路基部
とこれに連通するボディー側帰還溝からなる低圧帰還路
の帰還路基部端を連結し、吸入ポートと吐出ポートとの
間のポート間仕切部で、且つアウターロータとインナー
ロータにて形成する空隙部箇所に、前記低圧帰還路のボ
ディー側帰還溝端を配置したことを特徴としたトロコイ
ド型オイルポンプ。 - 【請求項2】吐出ポートに設けたリリーフバルブのバイ
パスと吐出ポートとの間のリリーフ孔部に、帰還路基部
とこれに連通するカバー側帰還溝からなる低圧帰還路の
帰還路基部端を連結し、吸入ポートと吐出ポートとの間
のポート間仕切部で、且つアウターロータとインナーロ
ータにて形成する空隙部箇所に相当する位置のポンプカ
バー内面に、前記低圧帰還路のカバー側帰還溝端を配置
したことを特徴としたトロコイド型オイルポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP825889U JPH073034Y2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | トロコイド型オイルポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP825889U JPH073034Y2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | トロコイド型オイルポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02101091U JPH02101091U (ja) | 1990-08-10 |
| JPH073034Y2 true JPH073034Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=31213976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP825889U Expired - Lifetime JPH073034Y2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | トロコイド型オイルポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073034Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-30 JP JP825889U patent/JPH073034Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02101091U (ja) | 1990-08-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |