JPH07303671A - 体液吸収性物品 - Google Patents
体液吸収性物品Info
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- JPH07303671A JPH07303671A JP6097310A JP9731094A JPH07303671A JP H07303671 A JPH07303671 A JP H07303671A JP 6097310 A JP6097310 A JP 6097310A JP 9731094 A JP9731094 A JP 9731094A JP H07303671 A JPH07303671 A JP H07303671A
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 体液吸収性物品の貼着部を被覆する離型シー
トを水解性のシートにより形成し、水洗の詰まりを防止
する。また、この離型シートを、刺激臭がなく取り扱い
の簡便な素材で形成し、衛生的な使用を可能にする。 【構成】 繊維状カルボキシメチルセルロースから成る
水解紙7の片面にケイ素処理を施して離型シート6を形
成する。この離型シート6のケイ素処理面8で体液吸収
本体1の貼着部5の表面を被覆する。
トを水解性のシートにより形成し、水洗の詰まりを防止
する。また、この離型シートを、刺激臭がなく取り扱い
の簡便な素材で形成し、衛生的な使用を可能にする。 【構成】 繊維状カルボキシメチルセルロースから成る
水解紙7の片面にケイ素処理を施して離型シート6を形
成する。この離型シート6のケイ素処理面8で体液吸収
本体1の貼着部5の表面を被覆する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生理用ナプキン、オリモ
ノ吸収シート等の体液吸収性物品に係るものである。
ノ吸収シート等の体液吸収性物品に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、生理用ナプキン、オリモノ吸収シ
ート等の体液吸収性物品は、体液吸収本体の防漏シート
の外面に粘着剤を塗布して、ショーツ内面への貼着部を
形成する。そして、この貼着部の表面を、使用時に剥離
する離型シートで被覆する。従来、この離型シートは、
破れ等に強いグラシン紙等を離型処理して形成してい
た。
ート等の体液吸収性物品は、体液吸収本体の防漏シート
の外面に粘着剤を塗布して、ショーツ内面への貼着部を
形成する。そして、この貼着部の表面を、使用時に剥離
する離型シートで被覆する。従来、この離型シートは、
破れ等に強いグラシン紙等を離型処理して形成してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
式の離型シートは、非水解性であるため、水に浸漬して
も分解せず、トイレの水洗に流れされると、これを詰ま
らせる原因となっていた。
式の離型シートは、非水解性であるため、水に浸漬して
も分解せず、トイレの水洗に流れされると、これを詰ま
らせる原因となっていた。
【0004】また、このような欠点を解決する方法とし
て、実開平2−404587号公報記載の考案が知られ
ている。この方式の離型シートは、ポリビニルアルコー
ル製の水解性樹脂シートに離型処理を施して形成する。
そのため、この離型シートは、トイレ内でゴミとなって
水洗に流されても、水に分解し、水洗が詰まりにくい利
点を有していた。
て、実開平2−404587号公報記載の考案が知られ
ている。この方式の離型シートは、ポリビニルアルコー
ル製の水解性樹脂シートに離型処理を施して形成する。
そのため、この離型シートは、トイレ内でゴミとなって
水洗に流されても、水に分解し、水洗が詰まりにくい利
点を有していた。
【0005】しかしながら、上記方法は、離型処理前の
水解性ポリビニルアルコールが、吸湿を生じ易く、一旦
吸湿してブロッキングが生じると、離型シートとして転
用する事ができないものとなっていた。そのため、倉庫
等で保管する場合、温度、湿度等を厳重に管理しなけれ
ばならず、取り扱いに多くの手間とコストが掛かるもの
であった。また、このポリビニルアルコールは、酢酸臭
が強く、体液吸収性物品等の衛生用品として用いるに
は、好ましいものではない。
水解性ポリビニルアルコールが、吸湿を生じ易く、一旦
吸湿してブロッキングが生じると、離型シートとして転
用する事ができないものとなっていた。そのため、倉庫
等で保管する場合、温度、湿度等を厳重に管理しなけれ
ばならず、取り扱いに多くの手間とコストが掛かるもの
であった。また、このポリビニルアルコールは、酢酸臭
が強く、体液吸収性物品等の衛生用品として用いるに
は、好ましいものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のごとき
課題を解決しようとするものであって、水解性の離型シ
ートを形成した体液吸収性物品に於て、離型シートを、
離型処理の前に吸湿しても、ブロッキングを生じる虞れ
がなく、手間を掛けず簡便な扱いが可能となるようにす
る。また、従来の離型シートの如く刺激臭がなく、衛生
的な使用を可能にしようとするものである。
課題を解決しようとするものであって、水解性の離型シ
ートを形成した体液吸収性物品に於て、離型シートを、
離型処理の前に吸湿しても、ブロッキングを生じる虞れ
がなく、手間を掛けず簡便な扱いが可能となるようにす
る。また、従来の離型シートの如く刺激臭がなく、衛生
的な使用を可能にしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述のごとき課
題を解決するため、体液吸収本体の防漏シートの外面に
粘着剤を塗布してショーツ内面への貼着部を形成したも
のに於て、この貼着部の表面を、水解紙の片面をケイ素
処理して形成した離型シートのケイ素処理面で被覆して
成るものである。
題を解決するため、体液吸収本体の防漏シートの外面に
粘着剤を塗布してショーツ内面への貼着部を形成したも
のに於て、この貼着部の表面を、水解紙の片面をケイ素
処理して形成した離型シートのケイ素処理面で被覆して
成るものである。
【0008】また、水解紙は、繊維状カルボキシメチル
セルロースから構成しても良い。
セルロースから構成しても良い。
【0009】、また、水解紙は、繊維状カルボキシメチ
ルセルロースに製紙用繊維を混合して構成しても良い。
ルセルロースに製紙用繊維を混合して構成しても良い。
【0010】また、ケイ素処理は、シリコンオイル、環
状シリコン、揮発性シリコンオイルの一種若しくは複数
種を混合して塗布しても良い。
状シリコン、揮発性シリコンオイルの一種若しくは複数
種を混合して塗布しても良い。
【0011】また、ケイ素処理のシリコンの塗布量は、
0.3g/m2〜2g/m2としても良い。
0.3g/m2〜2g/m2としても良い。
【0012】
【作用】上述のごとく構成したものに於て、使用前の体
液吸収本体は、防漏シートの貼着部を離型シートのケイ
素処理面で被覆する。この離型シートは、水解紙の片面
をケイ素処理して形成する。
液吸収本体は、防漏シートの貼着部を離型シートのケイ
素処理面で被覆する。この離型シートは、水解紙の片面
をケイ素処理して形成する。
【0013】そのため、離型シートは、品質の管理に手
間が掛からず、簡便な使用が可能となる。また、離型シ
ートは、水解紙から成るため、水解性合成樹脂を用いた
従来の離型シートの如く、刺激臭等がなく、衛生的な使
用が可能となる。
間が掛からず、簡便な使用が可能となる。また、離型シ
ートは、水解紙から成るため、水解性合成樹脂を用いた
従来の離型シートの如く、刺激臭等がなく、衛生的な使
用が可能となる。
【0014】また、防漏シートの貼着部から剥離した離
型シートは、トイレ内の水洗に流した場合にも、確実に
水に分解するため、水洗が詰まりを生じる事がなく、ト
イレ設備の故障等を防止できる。そのため、使用者は、
従来のグラシン紙の如く、エチケットボックス等に廃棄
する手間が掛からず、簡便な使用が可能となる。
型シートは、トイレ内の水洗に流した場合にも、確実に
水に分解するため、水洗が詰まりを生じる事がなく、ト
イレ設備の故障等を防止できる。そのため、使用者は、
従来のグラシン紙の如く、エチケットボックス等に廃棄
する手間が掛からず、簡便な使用が可能となる。
【0015】また、離型シートを形成する水解紙を、繊
維状カルボキシメチルセルロースから構成すると、水解
性が向上し、繊維状に分解する事が可能となる。
維状カルボキシメチルセルロースから構成すると、水解
性が向上し、繊維状に分解する事が可能となる。
【0016】また、水解紙を、繊維状カルボキシメチル
セルロースに製紙用繊維を混合して構成すれば、廉価に
形成する事が可能となる。
セルロースに製紙用繊維を混合して構成すれば、廉価に
形成する事が可能となる。
【0017】また、水解紙へのケイ素処理は、シリコン
オイル、環状シリコン、揮発性シリコンオイルの一種若
しくは複数種を混合して塗布する事が可能である。この
ケイ素処理のシリコンの塗布量を、0.3g/m2〜2g/
m2とすれば、経済的で確実な剥離効果を得る事が可能
となる。そして、このケイ素処理のシリコンの塗布量
を、0.3g/m2未満とすれば、シリコンの塗布量が不十
分となって、離型シートと貼着部との剥離性が悪いもの
となる。また、ケイ素処理のシリコンの塗布量を、2g
/m2を超えて行えば、シリコンの塗布量が多くなり、
不経済になるとともに水解性が低下し好ましくない。
オイル、環状シリコン、揮発性シリコンオイルの一種若
しくは複数種を混合して塗布する事が可能である。この
ケイ素処理のシリコンの塗布量を、0.3g/m2〜2g/
m2とすれば、経済的で確実な剥離効果を得る事が可能
となる。そして、このケイ素処理のシリコンの塗布量
を、0.3g/m2未満とすれば、シリコンの塗布量が不十
分となって、離型シートと貼着部との剥離性が悪いもの
となる。また、ケイ素処理のシリコンの塗布量を、2g
/m2を超えて行えば、シリコンの塗布量が多くなり、
不経済になるとともに水解性が低下し好ましくない。
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に於いて説明す
れば、(1)は体液吸収本体で、不織布、穴空きフィルム
等から成る透水性の表面シート(2)と、ポリエチレンフ
ィルム等の非透水性の防漏シート(3)とを形成する。ま
た、この表面シート(2)と防漏シート(3)との間に、図
1に示す如く、コットン、パルプ、吸収性高分子等から
成る吸収層(4)を介装する。
れば、(1)は体液吸収本体で、不織布、穴空きフィルム
等から成る透水性の表面シート(2)と、ポリエチレンフ
ィルム等の非透水性の防漏シート(3)とを形成する。ま
た、この表面シート(2)と防漏シート(3)との間に、図
1に示す如く、コットン、パルプ、吸収性高分子等から
成る吸収層(4)を介装する。
【0019】また、防漏シート(4)は、ホットメルト等
の粘着剤を外面に塗布し、ショーツ内面への貼着部(5)
としている。また、この貼着部(5)の表面を、使用時に
剥離する離型シート(6)で被覆する。この離型シート
(6)は、水解紙(7)の片面をケイ素処理してケイ素処理
面(8)を形成する。この水解紙(7)は、繊維状カルボキ
シメチルセルロースから構成すれば、水解性が向上し、
繊維状に分解する事が可能となる。また、水解紙(7)
は、繊維状カルボキシメチルセルロースに製紙用繊維を
混合して構成すれば、廉価に形成する事が可能となる。
の粘着剤を外面に塗布し、ショーツ内面への貼着部(5)
としている。また、この貼着部(5)の表面を、使用時に
剥離する離型シート(6)で被覆する。この離型シート
(6)は、水解紙(7)の片面をケイ素処理してケイ素処理
面(8)を形成する。この水解紙(7)は、繊維状カルボキ
シメチルセルロースから構成すれば、水解性が向上し、
繊維状に分解する事が可能となる。また、水解紙(7)
は、繊維状カルボキシメチルセルロースに製紙用繊維を
混合して構成すれば、廉価に形成する事が可能となる。
【0020】また、離型シート(6)のケイ素処理方法
は、シリコンオイル、環状シリコン、揮発性シリコンオ
イルの一種若しくは複数種を混合したものを、水解紙
(7)の片面に塗布して行う。この場合、シリコンの水解
紙(7)への塗布量を、0.3g/m2〜2g/m2とすれ
ば、経済的で確実な剥離効果を得る事が可能となる。ま
た、このシリコンの塗布量は、好ましくは0.5g/m2〜
1g/m2とする。
は、シリコンオイル、環状シリコン、揮発性シリコンオ
イルの一種若しくは複数種を混合したものを、水解紙
(7)の片面に塗布して行う。この場合、シリコンの水解
紙(7)への塗布量を、0.3g/m2〜2g/m2とすれ
ば、経済的で確実な剥離効果を得る事が可能となる。ま
た、このシリコンの塗布量は、好ましくは0.5g/m2〜
1g/m2とする。
【0021】また、本発明の離型シート(6)の性能評価
を行うために、引張強度試験、撹拌試験、詰まり観察試
験、剥離性能試験を行った。この試験に用いる本実施例
品1の離型シート(6)は、坪量を30g/m2、厚みを65
μとする繊維状カルボキシメチルセルロースから成る水
解紙(7)で形成し、この水解紙(7)の片面に、シリコン
を0.8g/m2塗布し、ケイ素処理を施す。
を行うために、引張強度試験、撹拌試験、詰まり観察試
験、剥離性能試験を行った。この試験に用いる本実施例
品1の離型シート(6)は、坪量を30g/m2、厚みを65
μとする繊維状カルボキシメチルセルロースから成る水
解紙(7)で形成し、この水解紙(7)の片面に、シリコン
を0.8g/m2塗布し、ケイ素処理を施す。
【0022】また、本実施例品2は、坪量を30g/
m2、厚みを65μとする繊維状カルボキシメチルセルロ
ースに製紙用繊維を混合して成る水解紙(7)で形成し、
この水解紙(7)の片面に、シリコンを0.8g/m2塗布
し、ケイ素処理を施す。
m2、厚みを65μとする繊維状カルボキシメチルセルロ
ースに製紙用繊維を混合して成る水解紙(7)で形成し、
この水解紙(7)の片面に、シリコンを0.8g/m2塗布
し、ケイ素処理を施す。
【0023】また、本実施例品と比較を行うために、比
較例品A〜Dを形成する。この比較例品Aは、坪量を30
g/m2、厚みを65μとする繊維状カルボキシメチルセ
ルロースから成る水解紙(7)により形成し、ケイ素処理
を全く行わないものとする。
較例品A〜Dを形成する。この比較例品Aは、坪量を30
g/m2、厚みを65μとする繊維状カルボキシメチルセ
ルロースから成る水解紙(7)により形成し、ケイ素処理
を全く行わないものとする。
【0024】また、比較例品Bは、従来方式のグラシン
紙から成る非水解性の離型紙により設け、坪量を41g/
m2、厚みを50μで形成する。
紙から成る非水解性の離型紙により設け、坪量を41g/
m2、厚みを50μで形成する。
【0025】また、比較例品Cは、繊維長さを短く形成
した古紙パルプから成るトイレットペーパーにより形成
し、坪量を20g/m2、厚みを70μで形成する。
した古紙パルプから成るトイレットペーパーにより形成
し、坪量を20g/m2、厚みを70μで形成する。
【0026】また、比較例品Dは、繊維長さを長く形成
した化学パルプに紙力剤を添加して成るティシュペーパ
ーにより設け、坪量を13g/m2、厚みを120μで形成す
る。
した化学パルプに紙力剤を添加して成るティシュペーパ
ーにより設け、坪量を13g/m2、厚みを120μで形成す
る。
【0027】また、本実施例品1〜2、比較例品A〜D
等の試験品は、同一条件で試験を行うために、各試験毎
に形状を統一して形成した。
等の試験品は、同一条件で試験を行うために、各試験毎
に形状を統一して形成した。
【0028】そして、上記引張強度試験は、各試験品
を、幅50mm×長さ250mmでカットして形成し、この
カットした長さ方向の中央部を二つに折返す。また、こ
の試験方法は、シャーレの水に各試験品を5秒間浸漬し
た後、試験品を水平に位置し、両端部を引張試験機で引
張して、試験品の破断時の引張力を測定する。この場
合、破断時の引張力が小さいものほど、水中での分解性
能が優れるものとなる。この測定結果は、表1に記載す
る。
を、幅50mm×長さ250mmでカットして形成し、この
カットした長さ方向の中央部を二つに折返す。また、こ
の試験方法は、シャーレの水に各試験品を5秒間浸漬し
た後、試験品を水平に位置し、両端部を引張試験機で引
張して、試験品の破断時の引張力を測定する。この場
合、破断時の引張力が小さいものほど、水中での分解性
能が優れるものとなる。この測定結果は、表1に記載す
る。
【表1】
【0029】このように、本実施例品1、2は、表1に
示す如く、僅かな引張力で加えるだけで破断し、分解性
能が良い事が明らかとなった。また、非水解性の離型紙
から成る比較例品Bは、破断時の引張力が非常に大き
く、分解性能が劣る事を示すものである。
示す如く、僅かな引張力で加えるだけで破断し、分解性
能が良い事が明らかとなった。また、非水解性の離型紙
から成る比較例品Bは、破断時の引張力が非常に大き
く、分解性能が劣る事を示すものである。
【0030】また、撹拌試験は、各試験品を、幅50mm
×長さ250mmでカットして形成する。そして、試験方
法は、各試験品を、500mlの水を入れたメスシリンダ
ーに挿入し、このメスシリンダーの開口部を遮蔽した状
態で、メスシリンダーを、上下方向を逆さに10回(10秒
間)振って、この時の水中での分解状態を観察する。こ
の測定結果は、表2に記載する。
×長さ250mmでカットして形成する。そして、試験方
法は、各試験品を、500mlの水を入れたメスシリンダ
ーに挿入し、このメスシリンダーの開口部を遮蔽した状
態で、メスシリンダーを、上下方向を逆さに10回(10秒
間)振って、この時の水中での分解状態を観察する。こ
の測定結果は、表2に記載する。
【表2】
【0031】このように、本実施例品1、2は、表2に
示す如く小片状に解離し、水解紙のみから成る比較例品
A、トイレットペーパーから成る比較例品Cに次いで分
解を生じ易い事が判明した。また、非水解性の離型紙か
ら成る比較例品Bは、水中で全く分解する事ができな
い。
示す如く小片状に解離し、水解紙のみから成る比較例品
A、トイレットペーパーから成る比較例品Cに次いで分
解を生じ易い事が判明した。また、非水解性の離型紙か
ら成る比較例品Bは、水中で全く分解する事ができな
い。
【0032】また、詰まり観察試験は、各試験品を、幅
100mm×長さ150mmでカットして形成する。この試験
方法は、実験用漏斗の幅狭な下端の開口部に栓を挿入
し、200mlの水を導入する。この実験用漏斗は、円錐
状のテーパー部の深さを95mmで形成し、このテーパー
部の幅広側内径を116mmで形成する。また、このテー
パー部の先端に、内径9.4mm、長さ100mmの管部を突
設する。また、この水を導入した実験用漏斗に試験品を
挿入し、水中にて10秒間放置した後、ガラス棒を用いて
30往復(10秒間)左右方向に撹拌する。また、撹拌後、実
験用漏斗から栓を取り外し、水および試験品が、開口部
から完全に排出されるまでの時間を測定する。この方法
によって、水洗トイレに試験品を流した状態を想定し、
詰まり状態を観察する。この測定結果は、表3に記載す
る。
100mm×長さ150mmでカットして形成する。この試験
方法は、実験用漏斗の幅狭な下端の開口部に栓を挿入
し、200mlの水を導入する。この実験用漏斗は、円錐
状のテーパー部の深さを95mmで形成し、このテーパー
部の幅広側内径を116mmで形成する。また、このテー
パー部の先端に、内径9.4mm、長さ100mmの管部を突
設する。また、この水を導入した実験用漏斗に試験品を
挿入し、水中にて10秒間放置した後、ガラス棒を用いて
30往復(10秒間)左右方向に撹拌する。また、撹拌後、実
験用漏斗から栓を取り外し、水および試験品が、開口部
から完全に排出されるまでの時間を測定する。この方法
によって、水洗トイレに試験品を流した状態を想定し、
詰まり状態を観察する。この測定結果は、表3に記載す
る。
【表3】
【0033】このように、本実施例品1、2は、表3に
示す如く、比較例品Aの水解紙、比較例品Cのトイレッ
トペーパーと同様に、実験用漏斗から瞬時に流下し、詰
まりを生じなかった。また、非水解性の離型紙から成る
比較例品B、テッシュペーパーから成る比較例品Dは、
上記引張強度試験、撹拌試験の結果から明らかな通り、
水中で分解を生じにくいから、水と一緒に排出しようと
すると、詰まりを生じ易いものとなる。
示す如く、比較例品Aの水解紙、比較例品Cのトイレッ
トペーパーと同様に、実験用漏斗から瞬時に流下し、詰
まりを生じなかった。また、非水解性の離型紙から成る
比較例品B、テッシュペーパーから成る比較例品Dは、
上記引張強度試験、撹拌試験の結果から明らかな通り、
水中で分解を生じにくいから、水と一緒に排出しようと
すると、詰まりを生じ易いものとなる。
【0034】また、剥離性能試験は、各試験品を、幅10
0mm×長さ150mmでカットして形成する。この試験方
法は、防漏シートに用いるポリエチレンフィルム等の素
材の表面に粘着タイプのホットメルトを塗布し、このホ
ットメルトの表面に、20g/cm2の荷重を掛けて試験
品を24時間(37℃)放置する。また、この試験品をホット
メルトから引きはがし、この時のホットメルトの表面を
観察をする。この場合、ホットメルトから試験品が完全
に剥離すると、ホットメルトの使用が可能となる。ま
た、ホットメルトの表面に試験品が残留する場合は、ホ
ットメルトは、残留物によって粘着性が損なわれ、使用
できないものとなる。この観察結果は、表4に記載す
る。
0mm×長さ150mmでカットして形成する。この試験方
法は、防漏シートに用いるポリエチレンフィルム等の素
材の表面に粘着タイプのホットメルトを塗布し、このホ
ットメルトの表面に、20g/cm2の荷重を掛けて試験
品を24時間(37℃)放置する。また、この試験品をホット
メルトから引きはがし、この時のホットメルトの表面を
観察をする。この場合、ホットメルトから試験品が完全
に剥離すると、ホットメルトの使用が可能となる。ま
た、ホットメルトの表面に試験品が残留する場合は、ホ
ットメルトは、残留物によって粘着性が損なわれ、使用
できないものとなる。この観察結果は、表4に記載す
る。
【表4】
【0035】このように、本実施例品1、2は、表4に
示す如く、非水解性の離型紙から成る比較例品Bと同様
に、ホットメルトから完全に剥離する事ができ、ホット
メルトの使用を可能とする。また、水解紙から成る比較
例品A、トイレットペーパーから成る比較例品C、テッ
シュペーパーから成る比較例品Dは、剥離機能を有して
いないため、無理に剥離しようとすると、ホットメルト
の表面に試験品の繊維等が残留し、ホットメルトは他の
ものへ止着を行う事ができない。
示す如く、非水解性の離型紙から成る比較例品Bと同様
に、ホットメルトから完全に剥離する事ができ、ホット
メルトの使用を可能とする。また、水解紙から成る比較
例品A、トイレットペーパーから成る比較例品C、テッ
シュペーパーから成る比較例品Dは、剥離機能を有して
いないため、無理に剥離しようとすると、ホットメルト
の表面に試験品の繊維等が残留し、ホットメルトは他の
ものへ止着を行う事ができない。
【表5】
【0036】また、上記方法によって得られた各試験結
果を、表5に示す如く集約すれば、水解紙のみから成る
比較例品Aは、引張強度試験、撹拌試験、詰まり観察試
験に於て、優れた性能を有しているが、剥離性を全く有
していないため、離型シートとして用いる事は困難であ
る。
果を、表5に示す如く集約すれば、水解紙のみから成る
比較例品Aは、引張強度試験、撹拌試験、詰まり観察試
験に於て、優れた性能を有しているが、剥離性を全く有
していないため、離型シートとして用いる事は困難であ
る。
【0037】次に、非水解性の離型紙から成る比較例品
Bは、剥離性を有しているものの、引張強度が強すぎ
て、水中で分解する事ができない。そのため、水と一緒
に流されると詰まりを生じ易いものとなる。
Bは、剥離性を有しているものの、引張強度が強すぎ
て、水中で分解する事ができない。そのため、水と一緒
に流されると詰まりを生じ易いものとなる。
【0038】また、トイレットペーパーから成る比較例
品Cは、水中で分解し易く、詰まりを生じる事がない
が、剥離性を全く有していないため、離型シートとして
用いる事は困難である。
品Cは、水中で分解し易く、詰まりを生じる事がない
が、剥離性を全く有していないため、離型シートとして
用いる事は困難である。
【0039】また、テッシュペーパーから成る比較例品
Dは、水中で分解を生じにくく、詰まりを生じ易く、剥
離性を全く有していないため、離型シートとして用いる
ことはできない。
Dは、水中で分解を生じにくく、詰まりを生じ易く、剥
離性を全く有していないため、離型シートとして用いる
ことはできない。
【0040】また、本発明実施例品1、2は、溶解する
事はないが、破断時の引張強度が小さく、水中で小片状
に分解する。そのため、水と一緒に排出した場合にも、
小片状に分解した状態でパイプ等を通過するから、これ
が詰まりを生じる事がない。また、剥離性を有するケイ
素処理面で、ホットメルトの表面を被覆できるから、ホ
ットメルトから完全に剥離する事ができ、ホットメルト
の粘着性を損なう事がないものである。
事はないが、破断時の引張強度が小さく、水中で小片状
に分解する。そのため、水と一緒に排出した場合にも、
小片状に分解した状態でパイプ等を通過するから、これ
が詰まりを生じる事がない。また、剥離性を有するケイ
素処理面で、ホットメルトの表面を被覆できるから、ホ
ットメルトから完全に剥離する事ができ、ホットメルト
の粘着性を損なう事がないものである。
【0041】
【発明の効果】本発明は上述のごとく構成したものであ
るから、体液吸収性物品は、離型シートがトイレの水洗
に流された場合にも、水洗に詰まりを生じる事がなく、
トイレ設備の故障等を防止できる。また、離型シート
は、水解性であっても、ブロッキング等を生じる事がな
いから、手間が掛からず簡便な取り扱いが可能となる。
また、従来の合成樹脂製の水解性離型シートの如く、刺
激臭がなく、衛生的な使用が可能となるものである。
るから、体液吸収性物品は、離型シートがトイレの水洗
に流された場合にも、水洗に詰まりを生じる事がなく、
トイレ設備の故障等を防止できる。また、離型シート
は、水解性であっても、ブロッキング等を生じる事がな
いから、手間が掛からず簡便な取り扱いが可能となる。
また、従来の合成樹脂製の水解性離型シートの如く、刺
激臭がなく、衛生的な使用が可能となるものである。
【図1】体液吸収性物品の横断面図である。
1 体液吸収本体 3 防漏シート 5 貼着部 6 離型シート 7 水解紙 8 ケイ素処理面
Claims (5)
- 【請求項1】 体液吸収本体の防漏シートの外面に粘着
剤を塗布してショーツ内面への貼着部を形成したものに
於て、この貼着部の表面を、水解紙の片面をケイ素処理
して形成した離型シートのケイ素処理面で被覆した事を
特徴とする体液吸収性物品。 - 【請求項2】 水解紙は、繊維状カルボキシメチルセル
ロースから構成するものである事を特徴とする請求項1
の体液吸収性物品。 - 【請求項3】 水解紙は、繊維状カルボキシメチルセル
ロースに製紙用繊維を混合して構成するものである事を
特徴とする請求項1の体液吸収性物品。 - 【請求項4】 ケイ素処理は、シリコンオイル、環状シ
リコン、揮発性シリコンオイルの一種若しくは複数種を
混合して塗布した事を特徴とする請求項1の体液吸収性
物品。 - 【請求項5】 ケイ素処理のシリコンの塗布量は、0.3
g/m2〜2g/m2とする事を特徴とする請求項3の体
液吸収性物品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6097310A JPH07303671A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 体液吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6097310A JPH07303671A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 体液吸収性物品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07303671A true JPH07303671A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14188924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6097310A Pending JPH07303671A (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | 体液吸収性物品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07303671A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2025002575A1 (en) * | 2023-06-30 | 2025-01-02 | Essity Hygiene And Health Aktiebolag | Release liner and wrapper for a sanitary article |
-
1994
- 1994-05-11 JP JP6097310A patent/JPH07303671A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2025002575A1 (en) * | 2023-06-30 | 2025-01-02 | Essity Hygiene And Health Aktiebolag | Release liner and wrapper for a sanitary article |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040415 |