JPH07304126A - 発泡ポリウレタン積層体 - Google Patents
発泡ポリウレタン積層体Info
- Publication number
- JPH07304126A JPH07304126A JP11956794A JP11956794A JPH07304126A JP H07304126 A JPH07304126 A JP H07304126A JP 11956794 A JP11956794 A JP 11956794A JP 11956794 A JP11956794 A JP 11956794A JP H07304126 A JPH07304126 A JP H07304126A
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- Japan
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- layer
- ethylene
- carboxylic acid
- unsaturated carboxylic
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 基材と発泡ポリウレタン層が強固に接着し、
フィルム成形温度が低く、成形時に発煙や異臭の発生が
なく、またポリウレタンの注入発泡成形を常温で行なう
ことができ、得られるフィルムが柔軟性であって、自動
車用遮音カーペット等として有用な発泡ポリウレタン積
層体の提供。 【構成】 不飽和カルボン酸含量2〜12モル%のエチ
レン・不飽和カルボン酸共重合体にビスアミノアルキル
基を有する芳香族又は脂環族のアミノ化合物を0.2〜
5重量%の割合で配合したエチレン共重合体組成物から
なる層と、発泡ポリウレタン層とからなる積層体。ま
た、上記アミノ化合物を配合したエチレン・不飽和カル
ボン酸共重合体組成物からなる層と、発泡ポリウレタン
層を基材層、好ましくはカーペット基布に積層した積層
体とすることができる。
フィルム成形温度が低く、成形時に発煙や異臭の発生が
なく、またポリウレタンの注入発泡成形を常温で行なう
ことができ、得られるフィルムが柔軟性であって、自動
車用遮音カーペット等として有用な発泡ポリウレタン積
層体の提供。 【構成】 不飽和カルボン酸含量2〜12モル%のエチ
レン・不飽和カルボン酸共重合体にビスアミノアルキル
基を有する芳香族又は脂環族のアミノ化合物を0.2〜
5重量%の割合で配合したエチレン共重合体組成物から
なる層と、発泡ポリウレタン層とからなる積層体。ま
た、上記アミノ化合物を配合したエチレン・不飽和カル
ボン酸共重合体組成物からなる層と、発泡ポリウレタン
層を基材層、好ましくはカーペット基布に積層した積層
体とすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡ポリウレタン積層
体に関する。さらに詳しくは、基材と発泡ポリウレタン
層との層間接着性良好な積層体に関する。
体に関する。さらに詳しくは、基材と発泡ポリウレタン
層との層間接着性良好な積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】発泡ポリウレタンの遮音性、クッション
性を利用して、ポリエチレンシートと発泡ポリウレタン
の積層体が自動車用遮音カーぺットの裏打ち材に使用さ
れている。その積層体の製造に際しては、ポリウレタン
の注入発泡時に発泡体と接着できるように、接着用フィ
ルムとして低密度ポリエチレン/酸変性ポリエチレン/
ナイロン複合フィルムをポリエチレン層の外側に接着す
る方法が行われている。
性を利用して、ポリエチレンシートと発泡ポリウレタン
の積層体が自動車用遮音カーぺットの裏打ち材に使用さ
れている。その積層体の製造に際しては、ポリウレタン
の注入発泡時に発泡体と接着できるように、接着用フィ
ルムとして低密度ポリエチレン/酸変性ポリエチレン/
ナイロン複合フィルムをポリエチレン層の外側に接着す
る方法が行われている。
【0003】このような自動車用遮音カーペットの成形
において、上記の3層複合フィルムの使用を省略して合
理化を図る方法として、発泡ポリウレタンとの接着性の
良いエチレン・不飽和カルボン酸共重合体又はその金属
塩をポリエチレンに代えて使用することが考えられる。
しかしながら発泡ポリウレタンとの良好な接着を得るた
めには、ポリウレタンの注入発泡時の金型を60℃程度
に予熱しておく必要があり、自動車用遮音カーペットの
ような大きな金型を予熱することは実用上好ましくなか
った。
において、上記の3層複合フィルムの使用を省略して合
理化を図る方法として、発泡ポリウレタンとの接着性の
良いエチレン・不飽和カルボン酸共重合体又はその金属
塩をポリエチレンに代えて使用することが考えられる。
しかしながら発泡ポリウレタンとの良好な接着を得るた
めには、ポリウレタンの注入発泡時の金型を60℃程度
に予熱しておく必要があり、自動車用遮音カーペットの
ような大きな金型を予熱することは実用上好ましくなか
った。
【0004】特開平4−39135号公報では、ポリエ
チレンに代えてコロナ処理したエチレン・不飽和カルボ
ン酸共重合体又はその金属塩をカーペットに裏打ちした
後、直接ポリウレタンを注入発泡する方法が提案されて
いる。しかしながら一般にコロナ処理による活性化効果
は経時的に低下し、接着性に不安があるため、実用上受
け入れられ難かった。
チレンに代えてコロナ処理したエチレン・不飽和カルボ
ン酸共重合体又はその金属塩をカーペットに裏打ちした
後、直接ポリウレタンを注入発泡する方法が提案されて
いる。しかしながら一般にコロナ処理による活性化効果
は経時的に低下し、接着性に不安があるため、実用上受
け入れられ難かった。
【0005】また特開平4−39136号公報では、エ
チレン・不飽和カルボン酸共重合体の亜鉛、マグネシウ
ム等の金属塩に、それと配位結合を形成しうる1級又は
2級のアミン化合物を配合した配合物をポリエチレンに
代えて使用し、直接ポリウレタンを注入発泡することが
提案されている。しかしエチレン・不飽和カルボン酸共
重合体の金属塩は、それ自体常温では剛性があり、カー
ペットの裏打ち材として用いた場合には成形されたカー
ペットの柔軟性は不足しており、また溶融粘度が高いた
め成形時に230℃以上の高温で成形する必要があり、
配合したアミン化合物の一部が揮散し、僅かに発煙した
り臭気を発したりする欠点があった。
チレン・不飽和カルボン酸共重合体の亜鉛、マグネシウ
ム等の金属塩に、それと配位結合を形成しうる1級又は
2級のアミン化合物を配合した配合物をポリエチレンに
代えて使用し、直接ポリウレタンを注入発泡することが
提案されている。しかしエチレン・不飽和カルボン酸共
重合体の金属塩は、それ自体常温では剛性があり、カー
ペットの裏打ち材として用いた場合には成形されたカー
ペットの柔軟性は不足しており、また溶融粘度が高いた
め成形時に230℃以上の高温で成形する必要があり、
配合したアミン化合物の一部が揮散し、僅かに発煙した
り臭気を発したりする欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
成形時に発煙したり臭気を発したりせず、かつポリウレ
タンの注入発泡時に、室温の金型でも発泡ポリウレタン
と良好な接着が出来る素材について検討を行った。その
結果、特定のアミノ化合物を配合したエチレン・不飽和
カルボン酸共重合体を使用することにより上述の諸欠点
が全て回避でき、発泡ポリウレタンと優れた接着性を示
す素材を見出すに至り、本発明に到達した。
成形時に発煙したり臭気を発したりせず、かつポリウレ
タンの注入発泡時に、室温の金型でも発泡ポリウレタン
と良好な接着が出来る素材について検討を行った。その
結果、特定のアミノ化合物を配合したエチレン・不飽和
カルボン酸共重合体を使用することにより上述の諸欠点
が全て回避でき、発泡ポリウレタンと優れた接着性を示
す素材を見出すに至り、本発明に到達した。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明によれ
ば、不飽和カルボン酸含量2〜12モル%のエチレン・
不飽和カルボン酸共重合体にビスアミノアルキル基を有
する芳香族又は脂環族のアミノ化合物を0.2〜5重量
%の割合で配合したエチレン共重合体組成物からなる層
と、発泡ポリウレタン層とからなる積層体が提供され
る。本発明によればまた、基材層、好ましくはカーペッ
ト基布と、不飽和カルボン酸含量2〜12モル%のエチ
レン・不飽和カルボン酸共重合体にビスアミノアルキル
基を有する芳香族又は脂環族のアミノ化合物を0.2〜
5重量%の割合で配合したエチレン共重合体組成物から
なる層と、発泡ポリウレタン層とからなる積層体が提供
される。
ば、不飽和カルボン酸含量2〜12モル%のエチレン・
不飽和カルボン酸共重合体にビスアミノアルキル基を有
する芳香族又は脂環族のアミノ化合物を0.2〜5重量
%の割合で配合したエチレン共重合体組成物からなる層
と、発泡ポリウレタン層とからなる積層体が提供され
る。本発明によればまた、基材層、好ましくはカーペッ
ト基布と、不飽和カルボン酸含量2〜12モル%のエチ
レン・不飽和カルボン酸共重合体にビスアミノアルキル
基を有する芳香族又は脂環族のアミノ化合物を0.2〜
5重量%の割合で配合したエチレン共重合体組成物から
なる層と、発泡ポリウレタン層とからなる積層体が提供
される。
【0008】本発明で用いられるエチレン・不飽和カル
ボン酸共重合体は、エチレンと不飽和カルボン酸、任意
に他の単量体とからなる共重合体である。該共重合体に
おける不飽和カルボン酸の重合単位は、2〜12モル
%、好ましくは3〜10モル%の割合で含有されてい
る。不飽和カルボン酸含量が2モル%未満の共重合体を
用いると、発泡ポリウレタンとの接着性が充分でなく、
またアミノ化合物との相溶性が劣り、押出成形時に発煙
したり、アミン臭を生じたりする欠点が現れる。他方、
不飽和カルボン酸含量が12モル%を越えるような共重
合体を用いると、得られるシートが脆くなり、またカー
ペット裏打ち材として使用した場合にカーペットへのな
じみがなくなるので好ましくない。
ボン酸共重合体は、エチレンと不飽和カルボン酸、任意
に他の単量体とからなる共重合体である。該共重合体に
おける不飽和カルボン酸の重合単位は、2〜12モル
%、好ましくは3〜10モル%の割合で含有されてい
る。不飽和カルボン酸含量が2モル%未満の共重合体を
用いると、発泡ポリウレタンとの接着性が充分でなく、
またアミノ化合物との相溶性が劣り、押出成形時に発煙
したり、アミン臭を生じたりする欠点が現れる。他方、
不飽和カルボン酸含量が12モル%を越えるような共重
合体を用いると、得られるシートが脆くなり、またカー
ペット裏打ち材として使用した場合にカーペットへのな
じみがなくなるので好ましくない。
【0009】不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、
メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、無水マレイン
酸、マレイン酸モノエチル、ビニル安息香酸などを例示
することができるが、これらの中では、とくにアクリル
酸又はメタクリル酸の使用が好ましい。
メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、無水マレイン
酸、マレイン酸モノエチル、ビニル安息香酸などを例示
することができるが、これらの中では、とくにアクリル
酸又はメタクリル酸の使用が好ましい。
【0010】上記共重合体にはまた他の単量体が共重合
されていてもよい。このような単量体は例えば10モル
%以下、好ましくは6モル%以下の割合で共重合されて
いてもよい。かかる単量体としては、例えばアクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソブチル、ア
クリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、
メタクリル酸メチルのような不飽和カルボン酸エステ
ル、酢酸ビニルのようなビニルエステル、一酸化炭素等
を代表例として挙げることができる。
されていてもよい。このような単量体は例えば10モル
%以下、好ましくは6モル%以下の割合で共重合されて
いてもよい。かかる単量体としては、例えばアクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソブチル、ア
クリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、
メタクリル酸メチルのような不飽和カルボン酸エステ
ル、酢酸ビニルのようなビニルエステル、一酸化炭素等
を代表例として挙げることができる。
【0011】エチレン・不飽和カルボン酸共重合体は、
加工性、機械的強度等を考慮すると、190℃、210
0g荷重におけるメルトフローレートが、2〜300g
/10分、好ましくは5〜100g/10分程度のもの
を使用するのがよい。
加工性、機械的強度等を考慮すると、190℃、210
0g荷重におけるメルトフローレートが、2〜300g
/10分、好ましくは5〜100g/10分程度のもの
を使用するのがよい。
【0012】本発明においては、上記エチレン・不飽和
カルボン酸共重合体に、ビスアミノアルキル基を有する
芳香族又は脂環族のアミノ化合物を、0.2〜5重量
%、好ましくは0.5〜3重量%配合して用いられる。
該アミノ化合物としては例えば、m−キシリレンジアミ
ン、o−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン
又はこれらの水添物である1,3−ビスアミノメチルシ
クロヘキサン、1,2−ビスアミノシクロヘキサン、
1,4−ビスアミノメチルシクロヘキサンのほか、イソ
ホロンジアミンなどを代表例としてあげることができ
る。このようなアミノ化合物の代わりに脂肪族アミンを
用いても、所望の効果を得ることができない。例えばn
−ヘキシルアミンのようなモノアミン化合物を使用する
と、その可塑化効果のために配合物の機械的強度が低下
する。またエチレンジアミンなどの脂肪族ジアミンを配
合すると、押出成形時に発煙や発臭を起こしやすい。ま
たヘキサメチレンテトラミンのような3級アミンでは、
発泡ポリウレタンとの接着性向上に寄与しない。
カルボン酸共重合体に、ビスアミノアルキル基を有する
芳香族又は脂環族のアミノ化合物を、0.2〜5重量
%、好ましくは0.5〜3重量%配合して用いられる。
該アミノ化合物としては例えば、m−キシリレンジアミ
ン、o−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン
又はこれらの水添物である1,3−ビスアミノメチルシ
クロヘキサン、1,2−ビスアミノシクロヘキサン、
1,4−ビスアミノメチルシクロヘキサンのほか、イソ
ホロンジアミンなどを代表例としてあげることができ
る。このようなアミノ化合物の代わりに脂肪族アミンを
用いても、所望の効果を得ることができない。例えばn
−ヘキシルアミンのようなモノアミン化合物を使用する
と、その可塑化効果のために配合物の機械的強度が低下
する。またエチレンジアミンなどの脂肪族ジアミンを配
合すると、押出成形時に発煙や発臭を起こしやすい。ま
たヘキサメチレンテトラミンのような3級アミンでは、
発泡ポリウレタンとの接着性向上に寄与しない。
【0013】アミノ化合物を配合したエチレン・不飽和
カルボン酸共重合体の層と発泡ポリウレタン層との積層
は、アミノ化合物を配合した共重合体の成形物、例えば
フィルムやシートに発泡ポリウレタンの原液を接触させ
た状態で発泡させることによって行われる。例えば、ア
ミノ化合物を配合した共重合体から溶融押出によりフィ
ルムやシートを成形する。この際、本発明においてはエ
チレン・不飽和カルボン酸共重合体組成物を用いている
ので溶融粘度が低いため、押出成形は230℃未満で行
うことが可能であり、このため押出成形中にアミノ化合
物が揮散して発煙したり、異臭を生じたりすることはな
い。かくして得られたフィルムやシートを注入成形金型
にセットし、ついで発泡ポリウレタン原液を金型に注入
し発泡させることによって積層体を製造することができ
る。この注入発泡成形に常温の金型を用いて層間接着性
良好な積層体を製造することができる。
カルボン酸共重合体の層と発泡ポリウレタン層との積層
は、アミノ化合物を配合した共重合体の成形物、例えば
フィルムやシートに発泡ポリウレタンの原液を接触させ
た状態で発泡させることによって行われる。例えば、ア
ミノ化合物を配合した共重合体から溶融押出によりフィ
ルムやシートを成形する。この際、本発明においてはエ
チレン・不飽和カルボン酸共重合体組成物を用いている
ので溶融粘度が低いため、押出成形は230℃未満で行
うことが可能であり、このため押出成形中にアミノ化合
物が揮散して発煙したり、異臭を生じたりすることはな
い。かくして得られたフィルムやシートを注入成形金型
にセットし、ついで発泡ポリウレタン原液を金型に注入
し発泡させることによって積層体を製造することができ
る。この注入発泡成形に常温の金型を用いて層間接着性
良好な積層体を製造することができる。
【0014】本発明はとくに、基材に発泡ポリウレタン
層を形成させる用途に適用する場合に適した技術であ
り、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体/アミノ化合
物組成物層を介して基材層と発泡ポリウレタン層を積層
した積層体を得ることができる。基材としては種々のも
のを選択することができ、例えば各種高分子化合物のフ
ィルムやシート、その他の成形品、織布、不織布、紙、
金属、木材などの単層あるいは複層のものを選ぶことが
できる。それらの代表例として、発泡ポリウレタンを裏
打ち層とする自動車用遮音カーペットを挙げることがで
きる。その製造の一例について述べると、先ずアミノ化
合物を配合したエチレン・不飽和カルボン酸共重合体の
フィルムを、インフレーション成形やT−ダイキャスト
法で製造し、このフィルムとカーペット基布を低密度ポ
リエチレンの熱ラミネーションにより貼り合わせ、つい
で注入発泡成形により共重合体配合物層上に発泡ポリウ
レタン層を形成させることにより、遮音カーペットとす
る。あるいはカーペット基布上に、共重合体の配合物層
を直接熱ラミネーションによって形成させ、ついで同様
にして発泡ポリウレタン層を形成させる方法を採用して
もよい。
層を形成させる用途に適用する場合に適した技術であ
り、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体/アミノ化合
物組成物層を介して基材層と発泡ポリウレタン層を積層
した積層体を得ることができる。基材としては種々のも
のを選択することができ、例えば各種高分子化合物のフ
ィルムやシート、その他の成形品、織布、不織布、紙、
金属、木材などの単層あるいは複層のものを選ぶことが
できる。それらの代表例として、発泡ポリウレタンを裏
打ち層とする自動車用遮音カーペットを挙げることがで
きる。その製造の一例について述べると、先ずアミノ化
合物を配合したエチレン・不飽和カルボン酸共重合体の
フィルムを、インフレーション成形やT−ダイキャスト
法で製造し、このフィルムとカーペット基布を低密度ポ
リエチレンの熱ラミネーションにより貼り合わせ、つい
で注入発泡成形により共重合体配合物層上に発泡ポリウ
レタン層を形成させることにより、遮音カーペットとす
る。あるいはカーペット基布上に、共重合体の配合物層
を直接熱ラミネーションによって形成させ、ついで同様
にして発泡ポリウレタン層を形成させる方法を採用して
もよい。
【0015】これら積層体における各層の厚みは任意で
あり、例えば発泡ポリウレタン層が3〜50mm、共重
合体配合物層が0.1〜3mm、基材層が5〜30μm
である。
あり、例えば発泡ポリウレタン層が3〜50mm、共重
合体配合物層が0.1〜3mm、基材層が5〜30μm
である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、基材と発泡ポリウレタ
ン層が強固に接着した積層体を提供することができる。
とくにエチレン・不飽和カルボン酸共重合体の配合物を
使用しているため、その押出成形物を製造する場合の成
形温度を低くすることができ、アミン化合物の揮散によ
る発煙や異臭の発生がなく、また得られるフィルムにも
適度な柔軟性があるので、自動車用遮音カーペットの裏
打ち層に使用する場合には、発泡ポリウレタン層のクッ
ション性を保持できるという利点がある。さらにはポリ
ウレタンの注入発泡成形時の金型温度を常温にしても強
固な層間接着を達成できるので、実用的価値は非常に大
きい。
ン層が強固に接着した積層体を提供することができる。
とくにエチレン・不飽和カルボン酸共重合体の配合物を
使用しているため、その押出成形物を製造する場合の成
形温度を低くすることができ、アミン化合物の揮散によ
る発煙や異臭の発生がなく、また得られるフィルムにも
適度な柔軟性があるので、自動車用遮音カーペットの裏
打ち層に使用する場合には、発泡ポリウレタン層のクッ
ション性を保持できるという利点がある。さらにはポリ
ウレタンの注入発泡成形時の金型温度を常温にしても強
固な層間接着を達成できるので、実用的価値は非常に大
きい。
【0017】
[実施例1]表1に示したエチレン・メタクリル酸共重
合体(E・MMA−I)に1,3−ビスアミノメチルシ
クロヘキサンを1重量%配合し、エチレン共重合体/ア
ミン化合物配合物を調製した。これを巾400mmのT
ダイを備えた40mm径押出機(L/D=24)を用い
てダイス温度200℃で厚さ300μmのシート状に押
出し、そのTダイシートの片側からカーペット基布(ナ
イロンパイル、第一基布ジュート)を送り込み、Tダイ
シートの冷却固化する前に圧着シールによって貼り合わ
せた。
合体(E・MMA−I)に1,3−ビスアミノメチルシ
クロヘキサンを1重量%配合し、エチレン共重合体/ア
ミン化合物配合物を調製した。これを巾400mmのT
ダイを備えた40mm径押出機(L/D=24)を用い
てダイス温度200℃で厚さ300μmのシート状に押
出し、そのTダイシートの片側からカーペット基布(ナ
イロンパイル、第一基布ジュート)を送り込み、Tダイ
シートの冷却固化する前に圧着シールによって貼り合わ
せた。
【0018】貼り合わせて得られた前記カーペット基布
との積層物を20cm角に切り、それを基布を下側にし
て注入発泡成形用金型の底部に置き、ポリウレタンフォ
ーム成形用混合液をその上に常温で充填し、金型を閉め
て20分後に発泡ポリウレタンを積層させた状態で金型
から取り出した。
との積層物を20cm角に切り、それを基布を下側にし
て注入発泡成形用金型の底部に置き、ポリウレタンフォ
ーム成形用混合液をその上に常温で充填し、金型を閉め
て20分後に発泡ポリウレタンを積層させた状態で金型
から取り出した。
【0019】なおポリウレタンフォーム成形用混合液の
処方及び製法は次のとおりである。 発泡ポリウレタン成形用プレミックス液組成: ポリプロピレングリコール(MW5000) 100重量部 トリエタノールアミン 3.5 エチレングリコール 2.5 シリコンエマルジョン 1.0 (信越化学製品L−5305) 水 0.6 ペンタメチルジエチレントリアミン 0.1 トリエチレンジアミン 0.2 以上の配合組成のプレミックス液100gを53gの
4,4−ジフェニルメタンジイソシアネートに加え、2
0±2℃の温度にコントロールしながら、素早くラボミ
キサで10秒間高速撹拌(4000rpm)し、混合液
をそれから10秒間以内に用いる。
処方及び製法は次のとおりである。 発泡ポリウレタン成形用プレミックス液組成: ポリプロピレングリコール(MW5000) 100重量部 トリエタノールアミン 3.5 エチレングリコール 2.5 シリコンエマルジョン 1.0 (信越化学製品L−5305) 水 0.6 ペンタメチルジエチレントリアミン 0.1 トリエチレンジアミン 0.2 以上の配合組成のプレミックス液100gを53gの
4,4−ジフェニルメタンジイソシアネートに加え、2
0±2℃の温度にコントロールしながら、素早くラボミ
キサで10秒間高速撹拌(4000rpm)し、混合液
をそれから10秒間以内に用いる。
【0020】このようにして得られた発泡ポリウレタン
裏打ちカーぺットのエチレン共重合体層と発泡ポリウレ
タン層とを剥離させると、発泡ポリウレタン層が凝集破
壊し、両層間の接着は良好であることが確認された。ま
た得られた発泡ポリウレタン裏打ちカーペットは適当に
柔軟性があり、クッション性も良かった。結果を表2に
示す。
裏打ちカーぺットのエチレン共重合体層と発泡ポリウレ
タン層とを剥離させると、発泡ポリウレタン層が凝集破
壊し、両層間の接着は良好であることが確認された。ま
た得られた発泡ポリウレタン裏打ちカーペットは適当に
柔軟性があり、クッション性も良かった。結果を表2に
示す。
【0021】[比較例1]実施例1において、エチレン
・メタクリル酸共重合体Iに代えて、エチレン−メタク
ル酸共重合体亜鉛塩(メタクリル酸含量5.4モル%、
亜鉛塩中和度60%、MFR0.9g/10分、曲げ剛
性250MPa)を用い、これに1,3−ビスアミノメ
チルシクロヘキサンを1重量%配合した配合物を用いて
Tダイシートを成形した。MFRが小さいため240℃
で押出成形した。しかし1,3−ビスアミノメチルシク
ロヘキサンの一部が揮散して発煙すると共に異臭を生じ
た。又実施例1と同じ方法で発泡ポリウレタン裏打ちカ
ーペットを作成したが、エチレン・メタクル酸共重合体
亜鉛塩が硬いために得られた発泡ポリウレタン裏打ちカ
ーペットは硬くクッション性が不足していた。結果を表
2に示す。
・メタクリル酸共重合体Iに代えて、エチレン−メタク
ル酸共重合体亜鉛塩(メタクリル酸含量5.4モル%、
亜鉛塩中和度60%、MFR0.9g/10分、曲げ剛
性250MPa)を用い、これに1,3−ビスアミノメ
チルシクロヘキサンを1重量%配合した配合物を用いて
Tダイシートを成形した。MFRが小さいため240℃
で押出成形した。しかし1,3−ビスアミノメチルシク
ロヘキサンの一部が揮散して発煙すると共に異臭を生じ
た。又実施例1と同じ方法で発泡ポリウレタン裏打ちカ
ーペットを作成したが、エチレン・メタクル酸共重合体
亜鉛塩が硬いために得られた発泡ポリウレタン裏打ちカ
ーペットは硬くクッション性が不足していた。結果を表
2に示す。
【0022】[実施例2−3、比較例2]実施例1にお
いて、エチレン・メタクリル酸共重合体としてE・MA
A−Iに代えて、表1に示すE・MAAーIIを用い、こ
れに1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサンを表1に
示す各配合量で配合した組成物を用いた以外は実施例1
と同様にして発泡ポリウレタン裏打ちカーペットを作成
した。得られた発泡ポリウレタン裏打ちカーペットの発
泡ポリウレタン層を剥離し、エチレン共重合体層との接
着性を評価した。評価結果は表2に示した。Tダイシー
ト成形時には全べてのサンプル共発煙、異臭の発生はな
かった。又得られたカーペットは柔軟でクッション性は
良好であったが、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキ
サンの添加量が0.1%の場合(比較例2)、発泡ポリ
ウレタン層の一部が界面剥離した。結果を表2に示す。
いて、エチレン・メタクリル酸共重合体としてE・MA
A−Iに代えて、表1に示すE・MAAーIIを用い、こ
れに1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサンを表1に
示す各配合量で配合した組成物を用いた以外は実施例1
と同様にして発泡ポリウレタン裏打ちカーペットを作成
した。得られた発泡ポリウレタン裏打ちカーペットの発
泡ポリウレタン層を剥離し、エチレン共重合体層との接
着性を評価した。評価結果は表2に示した。Tダイシー
ト成形時には全べてのサンプル共発煙、異臭の発生はな
かった。又得られたカーペットは柔軟でクッション性は
良好であったが、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキ
サンの添加量が0.1%の場合(比較例2)、発泡ポリ
ウレタン層の一部が界面剥離した。結果を表2に示す。
【0023】[比較例3]実施例2〜3において、1,
3−ビスアミノメチルシクロヘキサンを配合せず、エチ
レン・メタクル酸共重合体IIのみを用いた以外は実施例
2〜3と同様にして発泡ポリウレタン裏打ちカーペット
を作成したが、発泡ポリウレタン層を剥離したところ発
泡ポリウレタン層が界面剥離した。結果を表2に示す。
3−ビスアミノメチルシクロヘキサンを配合せず、エチ
レン・メタクル酸共重合体IIのみを用いた以外は実施例
2〜3と同様にして発泡ポリウレタン裏打ちカーペット
を作成したが、発泡ポリウレタン層を剥離したところ発
泡ポリウレタン層が界面剥離した。結果を表2に示す。
【0024】[比較例4]エチレン・メタクル酸共重合
体として表1に記載のE・MAAーIII を用い、これに
m−キシレンジアミンを2重量%配合した配合物を用
い、実施例1と同様にして発泡ポリウレタン裏打ちカー
ペットを作成した。しかし発泡ポリウレタン層を剥離し
たところ界面剥離であった。結果を表2に示す。
体として表1に記載のE・MAAーIII を用い、これに
m−キシレンジアミンを2重量%配合した配合物を用
い、実施例1と同様にして発泡ポリウレタン裏打ちカー
ペットを作成した。しかし発泡ポリウレタン層を剥離し
たところ界面剥離であった。結果を表2に示す。
【0025】[実施例4]エチレン共重合体としてエチ
レン・メタクリル酸・アクリル酸エステル3元共重合体
であるE・MAA・AE(メタクリル酸含量3.4モル
%、アクリル酸イソブチル2.3モル%、MFR10g
/10分)を用い、これに1,3−ビスアミノメチルシ
クロヘキサン0.5重量%を配合した組成物からインフ
レーションフィルムを作成した。ついで幅400mmの
Tダイを備えた40mm径押出機(L/D=24)を用
い、ダイス温度250℃で、低密度ポリエチレン(d=
0.923g/cm3 、MFR=3.7dg/分)を厚
さ約300μmのシート状に押し出しながら、押し出さ
れたTダイシートの上面側からはカーペット基布(ナイ
ロンパイル第一基布ジュート)を送り込み、また組成物
の下面側からは上記エチレン・メタクリル酸・アクリル
酸エステル共重合体/1,3−ビスアミノメチルシクロ
ヘキサン組成物のインフレーションフィルム(厚さ20
0μm)を送り込み、低密度ポリエチレンシートが冷却
固化する前に、圧着ロールによって貼り合わせた。貼り
合わせて得られた前記カーペットを用いて実施例1と同
様にして発泡ポリウレタン裏打ちカーペットを作成し
た。発泡ポリウレタン層を剥離したが発泡ポリウレタン
層の凝集破壊であった。結果を表2に示す。
レン・メタクリル酸・アクリル酸エステル3元共重合体
であるE・MAA・AE(メタクリル酸含量3.4モル
%、アクリル酸イソブチル2.3モル%、MFR10g
/10分)を用い、これに1,3−ビスアミノメチルシ
クロヘキサン0.5重量%を配合した組成物からインフ
レーションフィルムを作成した。ついで幅400mmの
Tダイを備えた40mm径押出機(L/D=24)を用
い、ダイス温度250℃で、低密度ポリエチレン(d=
0.923g/cm3 、MFR=3.7dg/分)を厚
さ約300μmのシート状に押し出しながら、押し出さ
れたTダイシートの上面側からはカーペット基布(ナイ
ロンパイル第一基布ジュート)を送り込み、また組成物
の下面側からは上記エチレン・メタクリル酸・アクリル
酸エステル共重合体/1,3−ビスアミノメチルシクロ
ヘキサン組成物のインフレーションフィルム(厚さ20
0μm)を送り込み、低密度ポリエチレンシートが冷却
固化する前に、圧着ロールによって貼り合わせた。貼り
合わせて得られた前記カーペットを用いて実施例1と同
様にして発泡ポリウレタン裏打ちカーペットを作成し
た。発泡ポリウレタン層を剥離したが発泡ポリウレタン
層の凝集破壊であった。結果を表2に示す。
【0026】[比較例5]実施例4においてインフレー
ションフィルムとして、1,3−ビスアミノメチルシク
ロヘキサン無添加のエチレン・メタクリル酸・アクリル
酸エステル共重合体のインフレーションフィルムを用い
た以外は実施例4と同様にして発泡ポリウレタン裏打ち
カーペットを作成した。しかし発泡ポリウレタン層を剥
離したところ、発泡ポリウレタン層の界面剥離を起こし
た。結果を表2に示す。
ションフィルムとして、1,3−ビスアミノメチルシク
ロヘキサン無添加のエチレン・メタクリル酸・アクリル
酸エステル共重合体のインフレーションフィルムを用い
た以外は実施例4と同様にして発泡ポリウレタン裏打ち
カーペットを作成した。しかし発泡ポリウレタン層を剥
離したところ、発泡ポリウレタン層の界面剥離を起こし
た。結果を表2に示す。
【0027】
【表1】 E・MAA エチレン・メタクリル酸共重合体 E・MAA-Zn エチレン・メタクリル酸共重合体亜鉛塩(亜
鉛塩中和度60%) E・MAA・AE エチレン・メタクリル酸・アクリル酸エステ
ル共重合体 MAA メタクリル酸 iBA アクリル酸イソブチル 1,3-BAMC 1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン m-XDA m−キシリレンジアミン
鉛塩中和度60%) E・MAA・AE エチレン・メタクリル酸・アクリル酸エステ
ル共重合体 MAA メタクリル酸 iBA アクリル酸イソブチル 1,3-BAMC 1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン m-XDA m−キシリレンジアミン
【0028】
【表2】
Claims (3)
- 【請求項1】 不飽和カルボン酸含量2〜12モル%の
エチレン・不飽和カルボン酸共重合体にビスアミノアル
キル基を有する芳香族又は脂環族のアミノ化合物を0.
2〜5重量%の割合で配合したエチレン共重合体組成物
からなる層と、発泡ポリウレタン層とからなる積層体。 - 【請求項2】 基材層と、不飽和カルボン酸含量2〜1
2モル%のエチレン・不飽和カルボン酸共重合体にビス
アミノアルキル基を有する芳香族又は脂環族のアミノ化
合物を0.2〜5重量%の割合で配合したエチレン共重
合体組成物からなる層と、発泡ポリウレタン層とからな
る積層体。 - 【請求項3】 基材層がカーペット基布である請求項2
記載の積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11956794A JP3328425B2 (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | 発泡ポリウレタン積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11956794A JP3328425B2 (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | 発泡ポリウレタン積層体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07304126A true JPH07304126A (ja) | 1995-11-21 |
| JP3328425B2 JP3328425B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=14764539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11956794A Expired - Fee Related JP3328425B2 (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | 発泡ポリウレタン積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3328425B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0753404A3 (de) * | 1995-07-11 | 1999-12-01 | Basf Aktiengesellschaft | Verfahren zur Herstellung mehrlagiger Stoffe unter Verwendung eines Haftvermittlers |
| US7279058B2 (en) | 2000-05-03 | 2007-10-09 | L&P Property Management Company | Composite carpet cushion and process |
-
1994
- 1994-05-09 JP JP11956794A patent/JP3328425B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0753404A3 (de) * | 1995-07-11 | 1999-12-01 | Basf Aktiengesellschaft | Verfahren zur Herstellung mehrlagiger Stoffe unter Verwendung eines Haftvermittlers |
| US7279058B2 (en) | 2000-05-03 | 2007-10-09 | L&P Property Management Company | Composite carpet cushion and process |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3328425B2 (ja) | 2002-09-24 |
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