JPH07304176A - ノズルプレートの製造方法 - Google Patents
ノズルプレートの製造方法Info
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- JPH07304176A JPH07304176A JP10083494A JP10083494A JPH07304176A JP H07304176 A JPH07304176 A JP H07304176A JP 10083494 A JP10083494 A JP 10083494A JP 10083494 A JP10083494 A JP 10083494A JP H07304176 A JPH07304176 A JP H07304176A
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Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 良好にインクを噴射することができるノズル
プレートの製造方法を提示すること。 【構成】 まず、基板1の一面に撥水性膜2を形成す
る。次に、エキシマレーザビームを、ノズルプレート3
の基板1上に結像させてノズル加工を行う。次に、ノズ
ル加工を行ったノズルプレート3の撥水性膜2を除く部
分に親水化処理を行う。0.1規定の水酸化ナトリウム
水溶液8を60℃から90℃に加熱し、ノズルプレート
3を1分間浸漬し取り出した後、純水にて洗浄し温風で
乾燥させた。この処理後、親水化の程度を、純水の接触
角で調べたところ、処理を行わないポリイミドは、64
°であったのに対し本実施例の処理を行った後では15
°となり十分に親水化されたのが確かめられた。
プレートの製造方法を提示すること。 【構成】 まず、基板1の一面に撥水性膜2を形成す
る。次に、エキシマレーザビームを、ノズルプレート3
の基板1上に結像させてノズル加工を行う。次に、ノズ
ル加工を行ったノズルプレート3の撥水性膜2を除く部
分に親水化処理を行う。0.1規定の水酸化ナトリウム
水溶液8を60℃から90℃に加熱し、ノズルプレート
3を1分間浸漬し取り出した後、純水にて洗浄し温風で
乾燥させた。この処理後、親水化の程度を、純水の接触
角で調べたところ、処理を行わないポリイミドは、64
°であったのに対し本実施例の処理を行った後では15
°となり十分に親水化されたのが確かめられた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクが噴射されるノ
ズルが形成される基板と、前記基板のノズルが形成され
る位置の周囲に形成される撥水性膜とを有するノズルプ
レートの製造方法に関するものである。
ズルが形成される基板と、前記基板のノズルが形成され
る位置の周囲に形成される撥水性膜とを有するノズルプ
レートの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクを噴射するヘッドでは、ノズルの
周囲表面にインクの濡れができるとインク滴の飛翔方向
にズレが生じたり、さらに濡れがひどくなるとインク滴
が飛ばないといった問題がおきる。このような問題に対
して、特開昭55−65564号公報あるいは特開平2
−55140号公報には、ノズルが形成されたノズルプ
レートの表面に撥水性膜を設けて濡れが生じるのを抑え
るようにした技術が示されている。
周囲表面にインクの濡れができるとインク滴の飛翔方向
にズレが生じたり、さらに濡れがひどくなるとインク滴
が飛ばないといった問題がおきる。このような問題に対
して、特開昭55−65564号公報あるいは特開平2
−55140号公報には、ノズルが形成されたノズルプ
レートの表面に撥水性膜を設けて濡れが生じるのを抑え
るようにした技術が示されている。
【0003】ところが、プレートにノズルを形成した
後、プレートの表面に撥水性液を塗布すると、撥水性液
の一部がノズル内部に不均一に回り込んだり、またはノ
ズルを塞いでしまったりする。その結果、ノズルで形成
されるインクのメニスカスがノズル毎に異なって、イン
クの噴射タイミングにばらつきが生じたり、インクが噴
射しないといった不都合が生じる。
後、プレートの表面に撥水性液を塗布すると、撥水性液
の一部がノズル内部に不均一に回り込んだり、またはノ
ズルを塞いでしまったりする。その結果、ノズルで形成
されるインクのメニスカスがノズル毎に異なって、イン
クの噴射タイミングにばらつきが生じたり、インクが噴
射しないといった不都合が生じる。
【0004】このため、ノズルの内部に被覆材を完全に
埋め込んだ後、ノズルプレートの表面に撥水性膜を施す
ことも考えられているが、ノズルの内部に被覆材を完全
に埋め込むことが非常に難しく、実用的でない。このよ
うな背景から、特開平2−187342号公報には、イ
ンクジェットプリンタのノズルを、ノズルプレートに撥
水性膜を施した後、ノズルプレートの基板と撥水性膜と
をエキシマレーザ等によって同時に加工して作製する方
法が記載されている。このノズルプレートの作製方法に
おいては、ノズルプレートには、ドライフィルム(東京
応化製SE−320)が用いられ、撥水性膜には、ポリ
イミドフィルムが用いられている。
埋め込んだ後、ノズルプレートの表面に撥水性膜を施す
ことも考えられているが、ノズルの内部に被覆材を完全
に埋め込むことが非常に難しく、実用的でない。このよ
うな背景から、特開平2−187342号公報には、イ
ンクジェットプリンタのノズルを、ノズルプレートに撥
水性膜を施した後、ノズルプレートの基板と撥水性膜と
をエキシマレーザ等によって同時に加工して作製する方
法が記載されている。このノズルプレートの作製方法に
おいては、ノズルプレートには、ドライフィルム(東京
応化製SE−320)が用いられ、撥水性膜には、ポリ
イミドフィルムが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、撥水性
膜を形成したノズルプレートのインクと接触する部分、
即ちノズル内面及びノズルプレート裏面においては、イ
ンクとの濡れ性が悪いとインク充填時やインク噴射時に
気泡の進入や巻き込みが起こりその除去が容易でない。
そして、インク流路内に気泡が存在すると、インク噴射
のためのエネルギーを吸収してインクが噴射されなくな
ったり、噴射方向が安定しないと言った問題があった。
膜を形成したノズルプレートのインクと接触する部分、
即ちノズル内面及びノズルプレート裏面においては、イ
ンクとの濡れ性が悪いとインク充填時やインク噴射時に
気泡の進入や巻き込みが起こりその除去が容易でない。
そして、インク流路内に気泡が存在すると、インク噴射
のためのエネルギーを吸収してインクが噴射されなくな
ったり、噴射方向が安定しないと言った問題があった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、良好にインクを噴射することが
できるノズルプレートの製造方法を提供することを目的
とする。
になされたものであり、良好にインクを噴射することが
できるノズルプレートの製造方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1では、インクが噴射されるノズルが
形成される基板と、前記基板のノズルが形成される位置
の周囲に形成される撥水性膜とを有するノズルプレート
の製造方法であって、前記基板に撥水性膜を形成する工
程と、前記撥水性膜が形成された前記基板に前記ノズル
を形成する工程と、前記基板のインクに接する部分を親
水化処理する工程とからなることを特徴とする。
に本発明の請求項1では、インクが噴射されるノズルが
形成される基板と、前記基板のノズルが形成される位置
の周囲に形成される撥水性膜とを有するノズルプレート
の製造方法であって、前記基板に撥水性膜を形成する工
程と、前記撥水性膜が形成された前記基板に前記ノズル
を形成する工程と、前記基板のインクに接する部分を親
水化処理する工程とからなることを特徴とする。
【0008】請求項2では、前記基板は、ポリイミド樹
脂で形成され、前記撥水性膜は、フッ素系またはシリコ
ン系の材料で形成され、前記親水化処理は、前記基板を
アルカリ溶液に浸してエッチングすることを特徴とす
る。
脂で形成され、前記撥水性膜は、フッ素系またはシリコ
ン系の材料で形成され、前記親水化処理は、前記基板を
アルカリ溶液に浸してエッチングすることを特徴とす
る。
【0009】請求項3では、前記基板は樹脂で形成さ
れ、前記撥水性膜は、フッ素系またはシリコン系の材料
で形成され、前記親水化処理は、染料液に前記基板を浸
して染料の一部を付着、浸透させることを特徴とする。
れ、前記撥水性膜は、フッ素系またはシリコン系の材料
で形成され、前記親水化処理は、染料液に前記基板を浸
して染料の一部を付着、浸透させることを特徴とする。
【0010】請求項4では、前記親水化処理は、前記基
板における、前記撥水性膜が形成された面の反対側か
ら、微小固体を衝突させることを特徴とする。
板における、前記撥水性膜が形成された面の反対側か
ら、微小固体を衝突させることを特徴とする。
【0011】請求項5では、前記ノズルは、エキシマレ
ーザ光によって加工されることを特徴とする。
ーザ光によって加工されることを特徴とする。
【0012】請求項6では、前記エキシマレーザ光によ
るノズル加工時に、撥水性膜が加工されずに残った蓋状
部材を粘着部材によって除去することを特徴とする。
るノズル加工時に、撥水性膜が加工されずに残った蓋状
部材を粘着部材によって除去することを特徴とする。
【0013】請求項7では、前記エキシマレーザ光によ
るノズル加工時に、発生した撥水性膜のバリを加熱によ
って溶融することを特徴とする。
るノズル加工時に、発生した撥水性膜のバリを加熱によ
って溶融することを特徴とする。
【0014】
【作用】上記の構成を有する本発明のノズルプレートの
製造方法では、前記基板に撥水性膜を形成し、その基板
に前記ノズルを形成した後、親水化処理することによ
り、前記基板のインクに接する部分が親水化され、気泡
の進入、巻き込みが防止され、噴射方向が均一で安定し
た飛翔速度のインク滴が吐出される。
製造方法では、前記基板に撥水性膜を形成し、その基板
に前記ノズルを形成した後、親水化処理することによ
り、前記基板のインクに接する部分が親水化され、気泡
の進入、巻き込みが防止され、噴射方向が均一で安定し
た飛翔速度のインク滴が吐出される。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。
参照して詳細に説明する。
【0016】図1はノズルプレート3の断面図である。
ノズルプレート3は基板1の一面に撥水性膜2が形成さ
れているものであり、基板1は、使用インク成分中に含
まれる溶剤に対して耐溶剤性のある材質であり、本実施
例に於いてはポリイミド樹脂を用いている。ポリイミド
樹脂に関しては、融点がなく非常に熱的特性の優れた樹
脂である。
ノズルプレート3は基板1の一面に撥水性膜2が形成さ
れているものであり、基板1は、使用インク成分中に含
まれる溶剤に対して耐溶剤性のある材質であり、本実施
例に於いてはポリイミド樹脂を用いている。ポリイミド
樹脂に関しては、融点がなく非常に熱的特性の優れた樹
脂である。
【0017】撥水性膜2は、本実施例においては4フッ
化エチレン−6フッ化プロプレン共重合樹脂(以下FE
P樹脂と称す)を約1μm程度に塗布成膜したものであ
る。ここで、FEP樹脂の軟化点(融点)は、250℃
〜280℃である。
化エチレン−6フッ化プロプレン共重合樹脂(以下FE
P樹脂と称す)を約1μm程度に塗布成膜したものであ
る。ここで、FEP樹脂の軟化点(融点)は、250℃
〜280℃である。
【0018】この時、基板1の撥水性液を塗布する面ま
たは全面に、微小な固体を衝突させるブラスト加工等を
行なって、微細な凹凸形成加工を施すことによって、撥
水性膜2の基板1への付着力を上げるのが望ましい。
たは全面に、微小な固体を衝突させるブラスト加工等を
行なって、微細な凹凸形成加工を施すことによって、撥
水性膜2の基板1への付着力を上げるのが望ましい。
【0019】本実施例に於いては、凹凸形成加工にブラ
スト加工方法を用いたが、他に溶剤等による化学エッチ
ングでの凹凸形成でも一向に差し支えない。
スト加工方法を用いたが、他に溶剤等による化学エッチ
ングでの凹凸形成でも一向に差し支えない。
【0020】次に、図2に示すように、レーザ発振器1
4より出たエキシマレーザビーム11を、所望する加工
形状と相似系のマスク12を通し、レンズ13によりマ
スク形状をノズルプレート3の基板1上に結像させてノ
ズル加工を行う。ここで、本実施例においては、エキシ
マレーザビーム11は248nmの波長をもつKrFエ
キシマレーザビームである。また、マスク12およびレ
ンズ13はノズル形状やレーザ加工条件等によって適切
に設定する。本実施例では、1/5の縮小レンズ13お
よび直径300μmの穴を開けたマスク12を用いた。
4より出たエキシマレーザビーム11を、所望する加工
形状と相似系のマスク12を通し、レンズ13によりマ
スク形状をノズルプレート3の基板1上に結像させてノ
ズル加工を行う。ここで、本実施例においては、エキシ
マレーザビーム11は248nmの波長をもつKrFエ
キシマレーザビームである。また、マスク12およびレ
ンズ13はノズル形状やレーザ加工条件等によって適切
に設定する。本実施例では、1/5の縮小レンズ13お
よび直径300μmの穴を開けたマスク12を用いた。
【0021】この加工によって得られた、ノズル6の噴
射口付近には、図2に示すように撥水性膜2のバリ4
や、撥水性膜2が加工されずに蓋形状(図3参照)とし
て残ることがある。
射口付近には、図2に示すように撥水性膜2のバリ4
や、撥水性膜2が加工されずに蓋形状(図3参照)とし
て残ることがある。
【0022】図3に示すように、加工されずに残った撥
水性膜2の蓋形状のものすなわち蓋5は、粘着性を有す
るシート7を撥水性膜2及び蓋5に接触させ(図3
(b))、その後、シート7を剥離することにより(図
3(c))、容易に取り除くことが出来る。
水性膜2の蓋形状のものすなわち蓋5は、粘着性を有す
るシート7を撥水性膜2及び蓋5に接触させ(図3
(b))、その後、シート7を剥離することにより(図
3(c))、容易に取り除くことが出来る。
【0023】本実施例ではこのような方法を用いたが、
例えば粘着性を有するシート7をエキシマレーザ加工前
に予め撥水性膜2の面に粘着させて加工を行い、後に剥
離しても同様な効果が得られる。
例えば粘着性を有するシート7をエキシマレーザ加工前
に予め撥水性膜2の面に粘着させて加工を行い、後に剥
離しても同様な効果が得られる。
【0024】次に、上述のように蓋5を取り除いたもの
でも小さなバリが残るため、このバリ4を取り除くため
に熱加工を行う。すなわち、バリ4を軟化溶融させて消
滅させるために、300℃の温度下で1時間放置した。
その結果、図4に示すように、撥水性膜2のバリ4が軟
化し、バリ4の無いノズル6が形成される。本実施例に
おいては、塗布したFEP樹脂の溶融温度の関係から熱
処理温度を300℃としたが、処理温度が撥水性膜2の
溶融温度よりかなり高い場合は、撥水性膜2がノズル6
内に流れ込む恐れがあるため、温度管理には注意を要す
る。
でも小さなバリが残るため、このバリ4を取り除くため
に熱加工を行う。すなわち、バリ4を軟化溶融させて消
滅させるために、300℃の温度下で1時間放置した。
その結果、図4に示すように、撥水性膜2のバリ4が軟
化し、バリ4の無いノズル6が形成される。本実施例に
おいては、塗布したFEP樹脂の溶融温度の関係から熱
処理温度を300℃としたが、処理温度が撥水性膜2の
溶融温度よりかなり高い場合は、撥水性膜2がノズル6
内に流れ込む恐れがあるため、温度管理には注意を要す
る。
【0025】本実施例に於いては、ノズル加工後噴射に
悪影響を及ぼすバリ等が形成されたため、このようなバ
リ等を除く処理を行ったが、他の加工方法や他の撥水膜
を用いてバリ等の形成を防いだ場合は、このような処理
は行う必要はない。
悪影響を及ぼすバリ等が形成されたため、このようなバ
リ等を除く処理を行ったが、他の加工方法や他の撥水膜
を用いてバリ等の形成を防いだ場合は、このような処理
は行う必要はない。
【0026】次に図5に示すように、ノズル加工を行っ
たノズルプレート3の撥水性膜2を除く部分に親水化処
理を行う。ポリイミド樹脂の親水化の方法としてアルカ
リ溶液に浸す方法が上げられる。本実施例に於いては、
例えば0.1規定の水酸化ナトリウム水溶液8を60℃
から90℃に加熱し、ノズルプレート3を1分間浸漬し
取り出した後、純水にて洗浄し温風で乾燥させた。本処
理に於ては、ポリイミドで形成された基板1は親水化さ
れるが、アルカリ溶液に侵されない撥水性膜2は親水化
されない。処理後、親水化の程度を、純水の接触角で調
べたところ、処理を行わない基板1は、64°であった
のに対し、本実施例の処理を行った後では15°となり
十分に親水化されたことが確かめられた。また、ノズル
加工を行った後でこの処理を行うため、ノズル6内部も
親水化される。
たノズルプレート3の撥水性膜2を除く部分に親水化処
理を行う。ポリイミド樹脂の親水化の方法としてアルカ
リ溶液に浸す方法が上げられる。本実施例に於いては、
例えば0.1規定の水酸化ナトリウム水溶液8を60℃
から90℃に加熱し、ノズルプレート3を1分間浸漬し
取り出した後、純水にて洗浄し温風で乾燥させた。本処
理に於ては、ポリイミドで形成された基板1は親水化さ
れるが、アルカリ溶液に侵されない撥水性膜2は親水化
されない。処理後、親水化の程度を、純水の接触角で調
べたところ、処理を行わない基板1は、64°であった
のに対し、本実施例の処理を行った後では15°となり
十分に親水化されたことが確かめられた。また、ノズル
加工を行った後でこの処理を行うため、ノズル6内部も
親水化される。
【0027】本実施例に於ては基板1がポリイミドのた
めアルカリ溶液による処理を行ったが、基板1の材料に
よっては酸処理やプラズマ処理、火炎処理、溶剤処理等
も有効である。また、染料水溶液にノズルプレートを浸
漬し加温して接液面に前記染料を予め吸着または浸透さ
せ接液面の濡れ性を向上させてもよい。
めアルカリ溶液による処理を行ったが、基板1の材料に
よっては酸処理やプラズマ処理、火炎処理、溶剤処理等
も有効である。また、染料水溶液にノズルプレートを浸
漬し加温して接液面に前記染料を予め吸着または浸透さ
せ接液面の濡れ性を向上させてもよい。
【0028】このようにして得られたノズルプレート3
を用いてインクジェットヘッドを作製しインク噴射を行
った結果、ノズルプレートの噴射側の面が撥水処理さ
れ、且つノズルプレート3のノズル6の内面及びインク
流路側の面が親水化されているので、気泡の巻き込みが
防止され、噴射方向が均一で安定した飛翔速度のインク
滴が吐出されることを確認した。また、気泡がインク流
路内に発生しても容易に除去することができた。
を用いてインクジェットヘッドを作製しインク噴射を行
った結果、ノズルプレートの噴射側の面が撥水処理さ
れ、且つノズルプレート3のノズル6の内面及びインク
流路側の面が親水化されているので、気泡の巻き込みが
防止され、噴射方向が均一で安定した飛翔速度のインク
滴が吐出されることを確認した。また、気泡がインク流
路内に発生しても容易に除去することができた。
【0029】また、本実施例では、ノズルプレート3に
撥水性膜2を作製した後、ノズル加工を行なっているの
で、ノズル6が撥水性液によって塞がれることがない。
更に、ノズル加工を行ない、親水化処理を行ったノズル
プレートを、インクジェットヘッド本体に組み付けるた
め、親水化処理がノズルプレート基板単位で処理でき、
そのため処理方法が複雑でなく、処理コストも低い。
撥水性膜2を作製した後、ノズル加工を行なっているの
で、ノズル6が撥水性液によって塞がれることがない。
更に、ノズル加工を行ない、親水化処理を行ったノズル
プレートを、インクジェットヘッド本体に組み付けるた
め、親水化処理がノズルプレート基板単位で処理でき、
そのため処理方法が複雑でなく、処理コストも低い。
【0030】尚、本実施例では、撥水性膜2が、4フッ
化エチレン−6フッ化プロプレン共重合樹脂(FEP樹
脂)で形成されていたが、他にポリ4フッ化エチレン樹
脂(PTFE樹脂)、4フッ化エチレン−パーフルオロ
アルコキシエチレン共重合樹脂(PFA樹脂)、3フッ
化塩化エチレン樹脂(PCTFE樹脂)、4フッ化エチ
レン−エチレン共重合樹脂(ETFE樹脂)、フッ化ビ
ニリデン樹脂、フッ化ビニル樹脂等のフッ素系の樹脂、
さらにはフッ素原子を含んだ表面改質剤やコーティング
材例えばサイトップ(商品名:旭ガラス)、KP801
M(商品名:信越化学)、AF1600(商品名:デュ
ポン)、DEFENNSA77702(光ラジカル重合
型樹脂:大日本インキ化学工業)、FS−116(商品
名:ダイキン)、フロラード(商品名:住友3M)等で
撥水性膜を形成してもよい。これらフッ素系の樹脂およ
びフッ素原子を含んだ表面改質剤やコーティング材は特
に、インク溶剤に対する撥水特性、耐溶剤性が優れてい
る。また、用いるインク溶剤によっては、シリコン系樹
脂等で撥水性膜を形成しても問題無い。
化エチレン−6フッ化プロプレン共重合樹脂(FEP樹
脂)で形成されていたが、他にポリ4フッ化エチレン樹
脂(PTFE樹脂)、4フッ化エチレン−パーフルオロ
アルコキシエチレン共重合樹脂(PFA樹脂)、3フッ
化塩化エチレン樹脂(PCTFE樹脂)、4フッ化エチ
レン−エチレン共重合樹脂(ETFE樹脂)、フッ化ビ
ニリデン樹脂、フッ化ビニル樹脂等のフッ素系の樹脂、
さらにはフッ素原子を含んだ表面改質剤やコーティング
材例えばサイトップ(商品名:旭ガラス)、KP801
M(商品名:信越化学)、AF1600(商品名:デュ
ポン)、DEFENNSA77702(光ラジカル重合
型樹脂:大日本インキ化学工業)、FS−116(商品
名:ダイキン)、フロラード(商品名:住友3M)等で
撥水性膜を形成してもよい。これらフッ素系の樹脂およ
びフッ素原子を含んだ表面改質剤やコーティング材は特
に、インク溶剤に対する撥水特性、耐溶剤性が優れてい
る。また、用いるインク溶剤によっては、シリコン系樹
脂等で撥水性膜を形成しても問題無い。
【0031】また、本実施例では、基板1としては、ポ
リイミド樹脂を用いたが、上述したノズル加工後のバリ
取りを熱加工方法で行う場合は、熱硬化性樹脂や軟化温
度が撥水性膜2として用いた材料より比較的高い樹脂で
あれば一向に問題無く、熱加工方法以外のバリ取り方法
やノズル加工で、バリのでない加工方法を用いた場合
は、熱処理を行なわないので、基板1としては用いるイ
ンクに侵されないものであればどのような樹脂でも差し
支えない。
リイミド樹脂を用いたが、上述したノズル加工後のバリ
取りを熱加工方法で行う場合は、熱硬化性樹脂や軟化温
度が撥水性膜2として用いた材料より比較的高い樹脂で
あれば一向に問題無く、熱加工方法以外のバリ取り方法
やノズル加工で、バリのでない加工方法を用いた場合
は、熱処理を行なわないので、基板1としては用いるイ
ンクに侵されないものであればどのような樹脂でも差し
支えない。
【0032】また、本実施例では、ノズル加工に、エキ
シマレーザ加工を用いたが、例えば打ち抜き加工やドリ
ル加工等を用いてもよい。この場合には、基板1は、こ
れらの加工で加工可能な材料であり、例えば金属材料で
あっても一向に差し支えない。
シマレーザ加工を用いたが、例えば打ち抜き加工やドリ
ル加工等を用いてもよい。この場合には、基板1は、こ
れらの加工で加工可能な材料であり、例えば金属材料で
あっても一向に差し支えない。
【0033】また、本実施例では、基板として、平らな
プレートを用いていたが、射出成形などによって、表面
が平であり、裏面にノズルとなる凹部が形成され基材で
あってもよい。
プレートを用いていたが、射出成形などによって、表面
が平であり、裏面にノズルとなる凹部が形成され基材で
あってもよい。
【0034】更に、本実施例では、基板1の一面全面に
撥水性膜2が形成されていたが、基板1のノズルが形成
される部分にのみ撥水性膜が形成されてもよい。
撥水性膜2が形成されていたが、基板1のノズルが形成
される部分にのみ撥水性膜が形成されてもよい。
【0035】また、本実施例では、基板1の撥水性膜2
が形成された面の裏側から、マスク12によって所望す
る形状とされたエキシマレーザビーム11が照射されて
ノズルが形成されていたが、コンタクトマスクを用いて
ノズルを形成しても良いし、更には、撥水性膜側からエ
キシマレーザビームを照射してノズルを形成してもよ
い。
が形成された面の裏側から、マスク12によって所望す
る形状とされたエキシマレーザビーム11が照射されて
ノズルが形成されていたが、コンタクトマスクを用いて
ノズルを形成しても良いし、更には、撥水性膜側からエ
キシマレーザビームを照射してノズルを形成してもよ
い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のノズルプレートの製造方法によれば、前記基板に
撥水性膜を形成し、その基板に前記ノズルを形成してい
るので、ノズルが撥水性膜によって塞がれることがな
い。また、ノズルを形成した後、親水化処理しているの
で、前記基板のインクに接する部分が親水化される。こ
のため、、気泡の進入、巻き込みを防止でき、インク流
路内の気泡がノズルから除去し易く、噴射方向が均一で
安定した飛翔速度のインク滴を吐出させることが出来
る。また、親水化処理をノズルプレート基板単位で処理
できるので、処理コストが低い。
発明のノズルプレートの製造方法によれば、前記基板に
撥水性膜を形成し、その基板に前記ノズルを形成してい
るので、ノズルが撥水性膜によって塞がれることがな
い。また、ノズルを形成した後、親水化処理しているの
で、前記基板のインクに接する部分が親水化される。こ
のため、、気泡の進入、巻き込みを防止でき、インク流
路内の気泡がノズルから除去し易く、噴射方向が均一で
安定した飛翔速度のインク滴を吐出させることが出来
る。また、親水化処理をノズルプレート基板単位で処理
できるので、処理コストが低い。
【図1】本発明の一実施例のノズルプレートを示す断面
図である。
図である。
【図2】前記本実施例のノズル加工を示す説明図であ
る。
る。
【図3】前記本実施例のノズル加工時に残った撥水性膜
除去を示す説明図である。
除去を示す説明図である。
【図4】前記本実施例によって得られたノズル部分を示
す断面図である。
す断面図である。
【図5】前記本実施例の親水化処理を示す説明図であ
る。
る。
1 基板 2 撥水性膜 3 ノズルプレート 6 ノズル 8 水酸化ナトリウム水溶液 11 エキシマレーザ光
Claims (7)
- 【請求項1】 インクが噴射されるノズルが形成される
基板と、前記基板のノズルが形成される位置の周囲に形
成される撥水性膜とを有するノズルプレートの製造方法
であって、 前記基板に撥水性膜を形成する工程と、 前記撥水性膜が形成された前記基板に前記ノズルを形成
する工程と、 前記基板のインクに接する部分を親水化処理する工程と
からなることを特徴とするノズルプレートの製造方法。 - 【請求項2】 前記基板は、ポリイミド樹脂で形成さ
れ、前記撥水性膜は、フッ素系またはシリコン系の材料
で形成され、前記親水化処理は、前記基板をアルカリ溶
液に浸してエッチングすることを特徴とする請求項1記
載のノズルプレートの製造方法。 - 【請求項3】 前記基板は樹脂で形成され、前記撥水性
膜は、フッ素系またはシリコン系の材料で形成され、前
記親水化処理は、染料液に前記基板を浸して染料の一部
を付着、浸透させることを特徴とする請求項1記載のノ
ズルプレートの製造方法。 - 【請求項4】 前記親水化処理は、前記基板における、
前記撥水性膜が形成された面の反対側から、微小固体を
衝突させることを特徴とする請求項1記載のノズルプレ
ートの製造方法。 - 【請求項5】 前記ノズルは、エキシマレーザ光によっ
て加工されることを特徴とする請求項1記載のノズルプ
レートの製造方法。 - 【請求項6】 前記エキシマレーザ光によるノズル加工
時に、撥水性膜が加工されずに残った蓋状部材を粘着部
材によって除去することを特徴とする請求項5記載のノ
ズルプレートの製造方法。 - 【請求項7】 前記エキシマレーザ光によるノズル加工
時に、発生した撥水性膜のバリを加熱によって溶融する
ことを特徴とする請求項5記載のノズルプレートの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10083494A JPH07304176A (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | ノズルプレートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10083494A JPH07304176A (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | ノズルプレートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07304176A true JPH07304176A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14284350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10083494A Pending JPH07304176A (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | ノズルプレートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07304176A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6866366B2 (en) | 2002-04-23 | 2005-03-15 | Hitachi, Ltd. | Inkjet printer and printer head |
| US7247198B2 (en) | 2002-03-20 | 2007-07-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Water base for ink-jet recording and ink-jet recording method |
-
1994
- 1994-05-16 JP JP10083494A patent/JPH07304176A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7247198B2 (en) | 2002-03-20 | 2007-07-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Water base for ink-jet recording and ink-jet recording method |
| US6866366B2 (en) | 2002-04-23 | 2005-03-15 | Hitachi, Ltd. | Inkjet printer and printer head |
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