JPH07304175A - ノズルプレートの製造方法 - Google Patents
ノズルプレートの製造方法Info
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- JPH07304175A JPH07304175A JP9888394A JP9888394A JPH07304175A JP H07304175 A JPH07304175 A JP H07304175A JP 9888394 A JP9888394 A JP 9888394A JP 9888394 A JP9888394 A JP 9888394A JP H07304175 A JPH07304175 A JP H07304175A
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Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インク滴を安定して噴射させることの出来る
ノズルプレートの製造方法を提示すること。 【構成】 エキシマレーザビームにより基板1にノズル
加工を行い、基板1のインク噴射側面に、撥水性液を塗
布して撥水性膜3を形成する。次に、ノズル2内に進入
したり、ノズル2を塞いだ撥水性膜3を、微小固体を衝
突させて表面加工を行うブラスト加工と呼ばれる方法を
用いて取り除く。即ち、ブラスト装置15より、微小固
体である平均粒子形2μmのAl2O3粉末が混入された
圧縮空気が吹き付けられる。この圧縮空気の吹き付けに
よって微小固体が衝突して、ノズル2内に進入したり、
ノズル2を塞いだ撥水性膜3が取り除かれる。
ノズルプレートの製造方法を提示すること。 【構成】 エキシマレーザビームにより基板1にノズル
加工を行い、基板1のインク噴射側面に、撥水性液を塗
布して撥水性膜3を形成する。次に、ノズル2内に進入
したり、ノズル2を塞いだ撥水性膜3を、微小固体を衝
突させて表面加工を行うブラスト加工と呼ばれる方法を
用いて取り除く。即ち、ブラスト装置15より、微小固
体である平均粒子形2μmのAl2O3粉末が混入された
圧縮空気が吹き付けられる。この圧縮空気の吹き付けに
よって微小固体が衝突して、ノズル2内に進入したり、
ノズル2を塞いだ撥水性膜3が取り除かれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクが噴射されるノ
ズルが形成される基板と、前記基板のノズルが形成され
る位置の周囲に形成される撥水性膜とを有するノズルプ
レートの製造方法に関するものである。
ズルが形成される基板と、前記基板のノズルが形成され
る位置の周囲に形成される撥水性膜とを有するノズルプ
レートの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクを噴射するヘッドでは、ノズルの
周囲表面にインクの濡れができるとインク滴の飛翔方向
にズレが生じたり、さらに濡れがひどくなるとインク滴
が飛ばないといった問題がおきる。このような問題に対
して、特開昭55−65564号公報あるいは特開平2
−55140号公報には、ノズルが形成されたノズルプ
レートの表面に撥水性膜を設けて濡れが生じるのを抑え
るようにした技術が示されている。
周囲表面にインクの濡れができるとインク滴の飛翔方向
にズレが生じたり、さらに濡れがひどくなるとインク滴
が飛ばないといった問題がおきる。このような問題に対
して、特開昭55−65564号公報あるいは特開平2
−55140号公報には、ノズルが形成されたノズルプ
レートの表面に撥水性膜を設けて濡れが生じるのを抑え
るようにした技術が示されている。
【0003】ところが、プレートにノズルを形成した
後、プレートの表面に撥水性液を塗布すると、撥水性液
の一部がノズル内部に不均一に回り込んだり、またはノ
ズルを塞いでしまったりする。その結果、ノズルで形成
されるインクのメニスカスがノズル毎に異なって、イン
クの噴射タイミングにばらつきが生じたり、インクが噴
射しないといった不都合が生じる。
後、プレートの表面に撥水性液を塗布すると、撥水性液
の一部がノズル内部に不均一に回り込んだり、またはノ
ズルを塞いでしまったりする。その結果、ノズルで形成
されるインクのメニスカスがノズル毎に異なって、イン
クの噴射タイミングにばらつきが生じたり、インクが噴
射しないといった不都合が生じる。
【0004】このため、ノズルの内部に被覆材を完全に
埋め込んだ後、ノズルプレートの表面に撥水性膜を形成
することも考えられているが、ノズルの内部に被覆材を
完全に埋め込むことが非常に難しく、実用的でない。ま
た、特開昭63−122557号公報には、ノズルに気
体を送風させながら、ノズルプレートの表面に撥水性液
を塗布して撥水性膜を形成するといった提案がなされて
いる。
埋め込んだ後、ノズルプレートの表面に撥水性膜を形成
することも考えられているが、ノズルの内部に被覆材を
完全に埋め込むことが非常に難しく、実用的でない。ま
た、特開昭63−122557号公報には、ノズルに気
体を送風させながら、ノズルプレートの表面に撥水性液
を塗布して撥水性膜を形成するといった提案がなされて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たノズルに気体を送風させながら撥水性膜を形成する方
法においては、撥水性液が乾燥するまで気体を送風し続
けなければならないので、時間がかかる。また、ノズル
周りの撥水性液は、乾燥するまで気体の流れの影響を受
けるため、乾燥後のノズル周りのスムーズさにかける。
さらには、表面張力の低い撥水性液を用いると、ノズル
に気体を送風しても、ノズル内に撥水性液が進入してし
まうと言った問題があった。
たノズルに気体を送風させながら撥水性膜を形成する方
法においては、撥水性液が乾燥するまで気体を送風し続
けなければならないので、時間がかかる。また、ノズル
周りの撥水性液は、乾燥するまで気体の流れの影響を受
けるため、乾燥後のノズル周りのスムーズさにかける。
さらには、表面張力の低い撥水性液を用いると、ノズル
に気体を送風しても、ノズル内に撥水性液が進入してし
まうと言った問題があった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、良好にインクを噴射することが
できるノズルプレートの製造方法を提示することを目的
とする。
になされたものであり、良好にインクを噴射することが
できるノズルプレートの製造方法を提示することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1では、インクが噴射されるノズルが
形成される基板と、前記基板のノズルが形成される位置
の周囲に形成される撥水性膜とを有するノズルプレート
の製造方法であって、前記基板にノズルを加工する工程
と、前記基板の一方の面において、少なくともノズルが
加工された位置の周囲に撥水性膜を形成する工程と、前
記基板の前記撥水性膜が形成された面の裏側から、前記
ノズルに微小固体を衝突させることにより、ノズル部分
の撥水性膜を取り除く工程とからなることを特徴とす
る。
に本発明の請求項1では、インクが噴射されるノズルが
形成される基板と、前記基板のノズルが形成される位置
の周囲に形成される撥水性膜とを有するノズルプレート
の製造方法であって、前記基板にノズルを加工する工程
と、前記基板の一方の面において、少なくともノズルが
加工された位置の周囲に撥水性膜を形成する工程と、前
記基板の前記撥水性膜が形成された面の裏側から、前記
ノズルに微小固体を衝突させることにより、ノズル部分
の撥水性膜を取り除く工程とからなることを特徴とす
る。
【0008】請求項2では、前記微小固体を衝突させた
後、加熱することを特徴とする。
後、加熱することを特徴とする。
【0009】請求項3では、前記基板は、樹脂で形成さ
れ、前記撥水性膜は、フッ素系またはシリコン系の材料
で形成されることを特徴とする。
れ、前記撥水性膜は、フッ素系またはシリコン系の材料
で形成されることを特徴とする。
【0010】請求項4では、前記ノズルは、エキシマレ
ーザビームによって加工されることを特徴とする。
ーザビームによって加工されることを特徴とする。
【0011】請求項5では、前記微小固体は、前記基板
の前記撥水性膜が形成された面の裏側の全面及びノズル
内面に衝突させることを特徴とする。
の前記撥水性膜が形成された面の裏側の全面及びノズル
内面に衝突させることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記の構成を有する本発明のノズルプレートの
製造方法では、前記基板にノズルが加工された後、前記
基板の一方の面において、少なくともノズルが加工され
た位置の周囲に撥水性膜が形成され、前記基板の前記撥
水性膜が形成された面の裏側から、前記ノズルに微小固
体が衝突することにより、ノズル部分の撥水性膜が取り
除かれる。
製造方法では、前記基板にノズルが加工された後、前記
基板の一方の面において、少なくともノズルが加工され
た位置の周囲に撥水性膜が形成され、前記基板の前記撥
水性膜が形成された面の裏側から、前記ノズルに微小固
体が衝突することにより、ノズル部分の撥水性膜が取り
除かれる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。
参照して詳細に説明する。
【0014】図1は、基板1にノズル2の加工を行う説
明図である。レーザ発振器14より出たエキシマレーザ
ビーム11を、所望する加工形状と相似系のマスク12
を通し、レンズ13によりマスク形状をノズルプレート
を構成する基板1上に結像させてノズル加工を行う。こ
こで、本実施例においては、エキシマレーザビーム11
は248nmの波長をもつKrFエキシマレーザビーム
である。また、マスク12およびレンズ13はノズル形
状やレーザ加工条件等によって適切に設定する。本実施
例では、1/5の縮小レンズ13および直径300μm
の穴を開けたマスク12を用いた。
明図である。レーザ発振器14より出たエキシマレーザ
ビーム11を、所望する加工形状と相似系のマスク12
を通し、レンズ13によりマスク形状をノズルプレート
を構成する基板1上に結像させてノズル加工を行う。こ
こで、本実施例においては、エキシマレーザビーム11
は248nmの波長をもつKrFエキシマレーザビーム
である。また、マスク12およびレンズ13はノズル形
状やレーザ加工条件等によって適切に設定する。本実施
例では、1/5の縮小レンズ13および直径300μm
の穴を開けたマスク12を用いた。
【0015】本実施例では、基板1としてポリイミド樹
脂を用いた。このポリイミド樹脂は、融点がなく非常に
熱的特性の優れた樹脂である。尚、基板1として、エキ
シマレーザビーム11で加工可能な他の樹脂、例えばポ
リサルホン樹脂等を用いても差し支えない。
脂を用いた。このポリイミド樹脂は、融点がなく非常に
熱的特性の優れた樹脂である。尚、基板1として、エキ
シマレーザビーム11で加工可能な他の樹脂、例えばポ
リサルホン樹脂等を用いても差し支えない。
【0016】次に、図2に示すように、ノズル2を加工
した基板1のインク噴射側面に、撥水性液を塗布して撥
水性膜3を形成する。この撥水性液は、多少なりともノ
ズル2内に進入したり、ノズル2を塞ぐことがある。撥
水性膜3は、本実施例においては4フッ化エチレン−6
フッ化プロプレン共重合樹脂(以下FEP樹脂と称す)
液を約1μm程度に塗布し、成膜したものである。ここ
で、FEP樹脂の軟化点(融点)は、250℃〜280
℃である。
した基板1のインク噴射側面に、撥水性液を塗布して撥
水性膜3を形成する。この撥水性液は、多少なりともノ
ズル2内に進入したり、ノズル2を塞ぐことがある。撥
水性膜3は、本実施例においては4フッ化エチレン−6
フッ化プロプレン共重合樹脂(以下FEP樹脂と称す)
液を約1μm程度に塗布し、成膜したものである。ここ
で、FEP樹脂の軟化点(融点)は、250℃〜280
℃である。
【0017】この撥水性膜3形成前において、基板1の
撥水性液を塗布する面または全面に、微小な固体を衝突
させるブラスト加工等を行なって、微細な凹凸形成加工
を施すことによって、撥水性膜3の基板1への付着力を
上げるのが望ましい。
撥水性液を塗布する面または全面に、微小な固体を衝突
させるブラスト加工等を行なって、微細な凹凸形成加工
を施すことによって、撥水性膜3の基板1への付着力を
上げるのが望ましい。
【0018】尚、本実施例に於いては、前記凹凸形成加
工にブラスト加工方法を用いたが、他に溶剤等による化
学エッチングでの凹凸形成でも一向に差し支えない。
工にブラスト加工方法を用いたが、他に溶剤等による化
学エッチングでの凹凸形成でも一向に差し支えない。
【0019】次に、図3に示すように、ノズル2内に進
入したり、ノズル2を塞いだ撥水性膜3を、微小固体を
衝突させて表面加工を行うブラスト加工と呼ばれる方法
を用いて取り除く。このブラスト加工は、ブラスト装置
15より、微小固体である平均粒子形2μmのAl2O3
粉末が混入された圧縮空気が、圧力2Kg/cm2でノ
ズル2の撥水性膜3が形成された面の裏面に5秒間吹き
付けられることによって行なわれる。この5秒間の微小
固体の衝突により、ノズル2内に進入したり、ノズル2
を塞いだ撥水性膜3が取り除かれる。この時、インクジ
ェットヘッドのインク流路側となる基板1の前記裏面及
びノズル内面に、前記微小固体が衝突して、微小な凹凸
が形成される。ここで、本実施例では、圧縮空気の圧力
2Kg/cm2で5秒間のブラスト加工を行ったが、圧
縮空気の圧力が大きい場合や加工時間が長い場合には、
撥水性膜3のみならず基板1およびノズル2内面を削り
取ることがあるので、これら加工条件には注意を要す
る。
入したり、ノズル2を塞いだ撥水性膜3を、微小固体を
衝突させて表面加工を行うブラスト加工と呼ばれる方法
を用いて取り除く。このブラスト加工は、ブラスト装置
15より、微小固体である平均粒子形2μmのAl2O3
粉末が混入された圧縮空気が、圧力2Kg/cm2でノ
ズル2の撥水性膜3が形成された面の裏面に5秒間吹き
付けられることによって行なわれる。この5秒間の微小
固体の衝突により、ノズル2内に進入したり、ノズル2
を塞いだ撥水性膜3が取り除かれる。この時、インクジ
ェットヘッドのインク流路側となる基板1の前記裏面及
びノズル内面に、前記微小固体が衝突して、微小な凹凸
が形成される。ここで、本実施例では、圧縮空気の圧力
2Kg/cm2で5秒間のブラスト加工を行ったが、圧
縮空気の圧力が大きい場合や加工時間が長い場合には、
撥水性膜3のみならず基板1およびノズル2内面を削り
取ることがあるので、これら加工条件には注意を要す
る。
【0020】また、本実施例では、噴射エネルギー源と
して圧縮空気を用いたが、水蒸気等他の気体や水等液体
でも同様の効果が得られる。さらに、Al2O3粉末の代
わりにSiC、ZrO2、Si3N4や硝子粉末等を用い
ても一向に差し支えないが、粒径がノズル2の内径の少
なくとも1/5以下のものが好ましい。
して圧縮空気を用いたが、水蒸気等他の気体や水等液体
でも同様の効果が得られる。さらに、Al2O3粉末の代
わりにSiC、ZrO2、Si3N4や硝子粉末等を用い
ても一向に差し支えないが、粒径がノズル2の内径の少
なくとも1/5以下のものが好ましい。
【0021】ここで、ノズル2内に進入したり、ノズル
2を塞いだ撥水性膜3はブラスト加工により取り除くこ
とが出来るが、本実施例で用いたFEP樹脂は柔らかく
伸延性があるため、微小固体の粒子形が大きいとノズル
周縁部がシャープに加工できない場合があり、バリとし
て残ることがある。
2を塞いだ撥水性膜3はブラスト加工により取り除くこ
とが出来るが、本実施例で用いたFEP樹脂は柔らかく
伸延性があるため、微小固体の粒子形が大きいとノズル
周縁部がシャープに加工できない場合があり、バリとし
て残ることがある。
【0022】そこで、ノズル2内に進入したり、ノズル
2を塞いだ撥水性膜3をブラスト加工により取り除いた
ノズルプレートでも、撥水性膜3の小さなバリ4が残る
ため、このバリ4を取り除くために熱加工を行う。すな
わち、バリ4を軟化溶融させて消滅させるために、ノズ
ルプレートを300℃の温度下で1時間放置した。その
結果、図4に示すように、撥水性膜3のバリ4が軟化
し、バリ4の無いノズルプレートが形成される。尚、本
実施例では、塗布したFEP樹脂の溶融温度の関係から
熱処理温度を300℃としたが、処理温度が撥水性膜3
の溶融温度よりかなり高い場合は、撥水性膜3がノズル
2内に流れ込む恐れがあるため、温度管理には注意を要
する。
2を塞いだ撥水性膜3をブラスト加工により取り除いた
ノズルプレートでも、撥水性膜3の小さなバリ4が残る
ため、このバリ4を取り除くために熱加工を行う。すな
わち、バリ4を軟化溶融させて消滅させるために、ノズ
ルプレートを300℃の温度下で1時間放置した。その
結果、図4に示すように、撥水性膜3のバリ4が軟化
し、バリ4の無いノズルプレートが形成される。尚、本
実施例では、塗布したFEP樹脂の溶融温度の関係から
熱処理温度を300℃としたが、処理温度が撥水性膜3
の溶融温度よりかなり高い場合は、撥水性膜3がノズル
2内に流れ込む恐れがあるため、温度管理には注意を要
する。
【0023】本実施例に於いては、ブラスト加工の条件
や撥水性膜3の材質により、ノズル2部分の撥水性膜3
に、噴射に悪影響を及ぼすバリ等が形成されたため、こ
のようなバリ等を除く処理を行ったが、加工条件の適正
化や他の撥水性膜を用いてバリ等の形成を防いだ場合
は、このような処理は行う必要はない。
や撥水性膜3の材質により、ノズル2部分の撥水性膜3
に、噴射に悪影響を及ぼすバリ等が形成されたため、こ
のようなバリ等を除く処理を行ったが、加工条件の適正
化や他の撥水性膜を用いてバリ等の形成を防いだ場合
は、このような処理は行う必要はない。
【0024】このようにして得られたノズル2をもつノ
ズルプレートを用いてインクジェットヘッドを作製しイ
ンク噴射を行った結果、噴射方向が均一で安定した飛翔
速度のインク滴を吐出させることが確認された。また、
ノズルプレートのノズル2の内面及びインク流路側の面
が前記ブラスト加工により凹凸となっているので、イン
クに対して親水化されている。このため、気泡の巻き込
みが防止され、噴射方向が均一で安定した飛翔速度のイ
ンク滴が吐出されることを確認した。また、気泡がイン
ク流路内に発生しても容易に除去することができた。
ズルプレートを用いてインクジェットヘッドを作製しイ
ンク噴射を行った結果、噴射方向が均一で安定した飛翔
速度のインク滴を吐出させることが確認された。また、
ノズルプレートのノズル2の内面及びインク流路側の面
が前記ブラスト加工により凹凸となっているので、イン
クに対して親水化されている。このため、気泡の巻き込
みが防止され、噴射方向が均一で安定した飛翔速度のイ
ンク滴が吐出されることを確認した。また、気泡がイン
ク流路内に発生しても容易に除去することができた。
【0025】上述したように、本実施例では、基板1に
ノズル2を加工した後、撥水性膜3を形成できるため、
撥水性膜3がエキシマレーザビーム11で加工しにくい
材質であってもきれいなノズル2が形成できる。また、
例えばノズル2を射出成形で作製した場合等の、どうし
ても撥水性膜3をノズル加工後に形成しなければならな
い場合にも対応できる。
ノズル2を加工した後、撥水性膜3を形成できるため、
撥水性膜3がエキシマレーザビーム11で加工しにくい
材質であってもきれいなノズル2が形成できる。また、
例えばノズル2を射出成形で作製した場合等の、どうし
ても撥水性膜3をノズル加工後に形成しなければならな
い場合にも対応できる。
【0026】尚、本発明は上述した実施例にのみ限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において
種々の変更を加えても一向に差し支えない。
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において
種々の変更を加えても一向に差し支えない。
【0027】例えば、本実施例では、基板1としてポリ
イミド樹脂を用いていたが、上述バリ取りを熱加工方法
で行う場合は、熱硬化性樹脂の軟化温度が、撥水性膜と
して用いた材料より比較的高い樹脂であれば一向に問題
無い。また、熱加工方法以外のバリ取り方法やノズル加
工で、バリのでない加工方法を用いた場合は、熱処理を
行なわなくてよいので、基板1としては用いるインクに
侵されないものであればどのような樹脂でも差し支えな
い。
イミド樹脂を用いていたが、上述バリ取りを熱加工方法
で行う場合は、熱硬化性樹脂の軟化温度が、撥水性膜と
して用いた材料より比較的高い樹脂であれば一向に問題
無い。また、熱加工方法以外のバリ取り方法やノズル加
工で、バリのでない加工方法を用いた場合は、熱処理を
行なわなくてよいので、基板1としては用いるインクに
侵されないものであればどのような樹脂でも差し支えな
い。
【0028】また、本実施例では、インク噴射に最適で
ある10μmから数十μm程度のノズルが精度良く加工
するために、エキシマレーザ加工を用いたが、例えば打
ち抜き加工やドリル加工を用いてもよく、その場合に
は、基板1は、これらの加工で加工可能な材料であり、
例えば金属材料であっても一向に差し支えない。
ある10μmから数十μm程度のノズルが精度良く加工
するために、エキシマレーザ加工を用いたが、例えば打
ち抜き加工やドリル加工を用いてもよく、その場合に
は、基板1は、これらの加工で加工可能な材料であり、
例えば金属材料であっても一向に差し支えない。
【0029】さらに、本実施例では、撥水性膜2として
FEP樹脂を用いていたが、ポリ4フッ化エチレン樹脂
(PTFE樹脂)、4フッ化エチレン−パーフルオロア
ルコキシエチレン共重合樹脂(PFA樹脂)、3フッ化
塩化エチレン樹脂(PCTFE樹脂)、4フッ化エチレ
ン−エチレン共重合樹脂(ETFE樹脂)、フッ化ビニ
リデン樹脂、フッ化ビニル樹脂等のフッ素系の樹脂、さ
らにはフッ素原子を含んだ表面改質剤やコーティング材
例えばサイトップ(商品名:旭ガラス)、KP801M
(商品名:信越化学)、AF1600(商品名:デュポ
ン)、DEFENNSA77702(光ラジカル重合型
樹脂:大日本インキ化学工業)、FS−116(商品
名:ダイキン)、フロラード(商品名:住友3M)等を
用いてもよい。これらフッ素系の樹脂およびフッ素原子
を含んだ表面改質剤やコーティング材は、特にインク溶
剤に対する撥水特性、耐溶剤性が優れている。また、用
いるインク溶剤によっては、シリコン系樹脂等でも問題
無い。
FEP樹脂を用いていたが、ポリ4フッ化エチレン樹脂
(PTFE樹脂)、4フッ化エチレン−パーフルオロア
ルコキシエチレン共重合樹脂(PFA樹脂)、3フッ化
塩化エチレン樹脂(PCTFE樹脂)、4フッ化エチレ
ン−エチレン共重合樹脂(ETFE樹脂)、フッ化ビニ
リデン樹脂、フッ化ビニル樹脂等のフッ素系の樹脂、さ
らにはフッ素原子を含んだ表面改質剤やコーティング材
例えばサイトップ(商品名:旭ガラス)、KP801M
(商品名:信越化学)、AF1600(商品名:デュポ
ン)、DEFENNSA77702(光ラジカル重合型
樹脂:大日本インキ化学工業)、FS−116(商品
名:ダイキン)、フロラード(商品名:住友3M)等を
用いてもよい。これらフッ素系の樹脂およびフッ素原子
を含んだ表面改質剤やコーティング材は、特にインク溶
剤に対する撥水特性、耐溶剤性が優れている。また、用
いるインク溶剤によっては、シリコン系樹脂等でも問題
無い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のノズルプレートの製造方法によれば、前記基板に
ノズルを加工した後、前記基板の一方の面において、少
なくともノズルが加工された位置の周囲に撥水性膜を形
成し、前記基板の前記撥水性膜が形成された面の裏側か
ら、前記ノズルに微小固体を衝突させるので、ノズル内
に進入した撥水性膜またはノズルを塞いだ撥水性膜をノ
ズル部分より取り除くことが出来る。このようにして得
られたノズルプレートは噴射方向が均一で安定した飛翔
速度のインク滴を吐出させることが出来る。さらに製造
方法が簡単で、製造コストも低い。
発明のノズルプレートの製造方法によれば、前記基板に
ノズルを加工した後、前記基板の一方の面において、少
なくともノズルが加工された位置の周囲に撥水性膜を形
成し、前記基板の前記撥水性膜が形成された面の裏側か
ら、前記ノズルに微小固体を衝突させるので、ノズル内
に進入した撥水性膜またはノズルを塞いだ撥水性膜をノ
ズル部分より取り除くことが出来る。このようにして得
られたノズルプレートは噴射方向が均一で安定した飛翔
速度のインク滴を吐出させることが出来る。さらに製造
方法が簡単で、製造コストも低い。
【図1】本発明の一実施例のノズル加工を示す説明図で
ある。
ある。
【図2】前記本実施例の撥水性膜を塗布作成した直後を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図3】前記本実施例のノズル部分の撥水性膜の除去を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】前記本実施例のによって得られたノズル部分を
示す断面図である。
示す断面図である。
1 基板 2 ノズル 3 撥水性膜 15 ブラスト装置 16 微小固体
Claims (5)
- 【請求項1】 インクが噴射されるノズルが形成される
基板と、前記基板のノズルが形成される位置の周囲に形
成される撥水性膜とを有するノズルプレートの製造方法
であって、 前記基板にノズルを加工する工程と、 前記基板の一方の面において、少なくともノズルが加工
された位置の周囲に撥水性膜を形成する工程と、 前記基板の前記撥水性膜が形成された面の裏側から、前
記ノズルに微小固体を衝突させることにより、ノズル部
分の撥水性膜を取り除く工程とからなることを特徴とす
るノズルプレートの製造方法。 - 【請求項2】 前記微小固体を衝突させた後、加熱する
ことを特徴とする請求項1記載のノズルプレートの製造
方法。 - 【請求項3】 前記基板は、樹脂で形成され、前記撥水
性膜は、フッ素系またはシリコン系の材料で形成される
ことを特徴とする請求項1記載のノズルプレートの製造
方法。 - 【請求項4】 前記ノズルは、エキシマレーザビームに
よって加工されることを特徴とする請求項1記載のノズ
ルプレートの製造方法。 - 【請求項5】 前記微小固体は、前記基板の前記撥水性
膜が形成された面の裏側の全面及びノズル内面に衝突さ
せることを特徴とする請求項1記載のノズルプレートの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9888394A JPH07304175A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | ノズルプレートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9888394A JPH07304175A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | ノズルプレートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07304175A true JPH07304175A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14231553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9888394A Pending JPH07304175A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | ノズルプレートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07304175A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008119908A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Kyushu Institute Of Technology | インクジェット式液滴ノズル |
| US7526860B2 (en) | 2005-02-23 | 2009-05-05 | Fujifilm Corporation | Method of manufacturing nozzle plate, liquid ejection head, and image forming apparatus comprising liquid ejection head |
-
1994
- 1994-05-12 JP JP9888394A patent/JPH07304175A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7526860B2 (en) | 2005-02-23 | 2009-05-05 | Fujifilm Corporation | Method of manufacturing nozzle plate, liquid ejection head, and image forming apparatus comprising liquid ejection head |
| JP2008119908A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Kyushu Institute Of Technology | インクジェット式液滴ノズル |
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