JPH0730448U - バッテリーの自動補水装置 - Google Patents

バッテリーの自動補水装置

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JPH0730448U
JPH0730448U JP6124793U JP6124793U JPH0730448U JP H0730448 U JPH0730448 U JP H0730448U JP 6124793 U JP6124793 U JP 6124793U JP 6124793 U JP6124793 U JP 6124793U JP H0730448 U JPH0730448 U JP H0730448U
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battery
pump
replenishment
supply pipe
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孝 永島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリーに対して自動的に補水を行うと共
に、補水完了時に補給パイプを接続部で切り離しても、
補給パイプから水が溢れ出ないようにする。 【構成】 水タンク17の水はポンプ19によって加圧
されて補給パイプ13及び14と接続部15を介してバ
ッテリー12へ供給される。液面センサー28がバッテ
リー液の満水状態を検知すると、ECU27は正逆回転
用コンタクタM1及びM2 を切り換えてモータ20とポ
ンプ19を逆転させ、補給パイプ13及び14内に残っ
ている水を吸い戻すので、接続部15を切り離しても補
給パイプ内から水が溢れ出ることがない。また、自動補
水装置の本体16内に充電器34を併設して補水と充電
を自動的に連続して行わせることもでき、更に、接続部
15から水が出ないから、水の接続部15に給電線35
及び36と給電線37及び38との接続部を一体的に設
けて、接続、分離作業を簡単にすることもできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、バッテリー(蓄電池)によって作動する電動式フォークリ フト等の電動車両に搭載されているバッテリーに対して使用するのに好適な、バ ッテリー用の自動補水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
バッテリーによって作動するフォークリフトのような電動車両に使用されるバ ッテリーは、一般に蓄電容量が非常に大きく、電圧も例えば24Vとか、48V とかいうように高くて、それを構成している出力電圧2Vの単位蓄電池であるセ ルの数が12個とか、24個とかいうように非常に多数になるから、メインテナ ンス作業の一つとして、バッテリー液のレベルが低下したときに手作業で補水を 行う場合には、非常に重いバッテリーをバッテリーケースごと車体の外部へ引き 出して、各セルの電槽毎に設けられた注液口にねじ込まれているキャップを取り 外し、各セル毎に所定のレベルまで注意深く補水を行ってから、再びキャップを ねじ込むというように多くの手数を要し、きわめて煩わしいばかりでなく、作業 に長時間を要する。
【0003】 この問題に対処して、バッテリーを車両に搭載したままでも簡単に一括補水を 行うことができるように、本出願人は先に実開昭58−85762号公報に記載 されているようなバッテリー液一括補給装置を提案している。この従来技術は、 図6に示すように、複数個のセルを有するバッテリーAにおいて、各セルの電槽 1の上端に開口している注液口4を、各電槽1内にあるバッテリー液aのレベル に応じて自動的に開閉するフロートを備えた止水弁5と、補給パイプB1 とを介 して、バッテリーAよりも上方の位置に設けられている共通のサブタンク6に集 中的に接続することによって、いずれかの電槽1内のバッテリー液aのレベルが 所定の高さよりも低くなったときは、自動的にサブタンク6から水bを重力によ って流下させて補水すると共に、各電槽1内が所定のレベルに達すると止水弁5 が補水を停止するようになっている。
【0004】 また、サブタンク6には液面検出スイッチSが設けられていて、サブタンク6 内の水のレベルが所定の高さよりも低くなると、液面検出スイッチSの信号によ って起動されるポンプPを、バッテリーA自体の電力によって駆動することによ り、外部に用意された大型の補給タンクCから補給パイプB2 を介してサブタン ク6へ補水を行って、サブタンク6内の水bのレベルを所定の高さに維持するよ うになっている。なお、図6において、2はバッテリーAの極板、3は極板2に 接続される2種類の電極、7はサブタンク6を含む補給パイプB1 と補給パイプ B2 との接続部、8は液面検出スイッチSの信号を受けてサブタンク6内の水b のレベルの低下と、ポンプPによって補給タンクCからサブタンク6へ補水中で あることを知らせるアラーム、9はポンプPとアラーム8への給電用コード、1 0はコード9の先端に取り付けられたクリップをそれぞれ示している。
【0005】 それとは別に、具体的に図示していないが、図6に示した従来技術において使 用されているサブタンク6のような中間の貯水槽を設けないで、補給パイプB1 と補給パイプB2 とを接続部7によって直接に接続し、ポンプPによって加圧し た補給タンクC内の水bを、直接補給パイプB2 から各電槽1の注液口4へ分配 して送り込み、全ての電槽1に設けられた止水弁5が全部閉弁するまで、ポンプ Pの運転を継続することによって補水を完了させるバッテリーの自動補水装置も 実用に供されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前述の従来技術によれば、いずれも、バッテリーを車両に搭載したままでバッ テリーへの一括補水を殆ど自動的に行うことができ、手作業に比べて補水作業が 非常に容易になるが、その反面において若干の問題も生じる。まず、バッテリー への一括補水作業が終了して、図6に示す接続部7において補給パイプB1 と補 給パイプB2 を切り離したときに、補給パイプB1 と補給パイプB2 の中に停滞 していた水が、切り離された接続部7によって形成される両端部から溢流する恐 れがあることで、これに対しては接続部7を切り離すときに適当な容器を用意し て補給パイプB2 の接続部7側の端部を挿入するとか、もし補給パイプB1 又は B2 の端部からバッテリーAの上面等に水が零れたときには、それを拭き取る作 業が必要になる。図6の例では、補給パイプB1 の接続部7に近い部分に手動の 弁11を設けているので、補水作業終了時にそれを閉めることによって、補給パ イプB1 から溢流する水は略完全に止めることができるが、補給パイプB2 に対 しては対策が講じられていない。
【0007】 また、バッテリーAに対するメインテナンス作業を能率的に行うために、バッ テリーの自動補水装置を充電器と一体化することにより、補水作業と充電作業を 同じシステムによって連続的に、且つ自動的に行わせることが考えられるが、そ のような場合には、水の補給パイプB1 及びB2 の接続部7の部分に、充電器か らバッテリーAへ充電電流を流すための給電線の接続部を一体的に併設して、単 一の接続部の接続作業によって水bの補給パイプの接続と、給電線の接続が同時 に終わるようにするのが便利である。しかしながら、前述のように接続部7を切 り離したときに水の接続部7を形成する端部から補給パイプ内に残った水が溢れ 出る恐れがある場合には、水の補給パイプの接続部7に充電用の給電線の接続部 を一体的に併設するようなことは到底不可能である。
【0008】 本考案は、従来技術におけるこのような問題を解決して、バッテリーを車両の バッテリールームのような設置場所から引き出さなくてもバッテリーへの補水を 自動的に円滑に行うことができるだけでなく、補水作業が終了して水の補給パイ プを切り離したときに、補給パイプの中に残った水が接続部から溢れ出ることを 未然に防止することを考案の目的とする。
【0009】 また、本考案は、水の補給パイプの接続部を切り離すときに接続部から水が溢 れ出るのを防止することによって、水の補給パイプの接続部にバッテリーを充電 するための給電線の接続部を一体的に併設することを可能とし、単一の接続部の 接続操作によって、水の補給パイプの接続と、充電用の給電線の接続とを同時に 完了させて、バッテリーの補水作業と、それに続く充電作業を順次自動的に行な うことができるようにすることを考案の他の目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記課題を解決するための手段として、水タンクと、前記水タンク 内に貯溜されている水を加圧して補給パイプを介してバッテリーへ供給するポン プと、前記ポンプを回転駆動するモータと、前記補給パイプの途中に設けられた 接続部と、バッテリー側に設けられた液面センサーと、補水の終了を前記液面セ ンサーによって検知したときに、前記補給パイプ内に残っている水を前記水タン クへ吸い戻すように、前記ポンプを前記モータによって逆方向に回転させる手段 とを備えているバッテリーの自動補水装置を提供する。
【0011】 本考案は、また、自動補水装置に加えて充電器が本体内に収容されている前述 のバッテリーの自動補水装置を提供し、場合によっては、前記充電器から前記バ ッテリーに向かって延びる給電線の接続部が、補水のための前記接続部と一体化 されている前述のバッテリーの自動補水装置をも提供する。
【0012】
【作用】
本考案による基本的なバッテリーの自動補水装置においては、モータによって ポンプを正回転させて水タンク内の水を加圧し、接続部を有する補給パイプを介 して加圧された水をバッテリーへ供給して補水を行うが、液面センサーの信号に よって満水が検知されると、ポンプを逆方向に回転させる手段の作動によって自 動的にポンプの駆動方向が逆になり、補給パイプ内に残っている水を水タンクへ 吸い戻す。従って、補給パイプ内の水が除去されるので、接続部を切り離しても 接続部側の補給パイプの端部から水が溢れ出る恐れがなくなる。
【0013】 このようなバッテリーの自動補水装置に充電器を併設すると、補水に続いて自 動的に充電まで行うことができるので、メインテナンス作業が簡単になり、特に 水の補給パイプと充電用の給電線の接続部を一体化すると、補水及び充電の作業 の前後における配管や配線の接続、分離作業が更に簡単になる。この場合、水と 電気の接続部を一体化することになるが、補水終了時に自動的にポンプを逆転さ せて補給パイプ内の水を吸い戻しているので、切り離すときに接続部から水が溢 れ出る恐れがなく、電気絶縁性の低下等の心配もなくなる。
【0014】
【実施例】
図1に本考案の実施例としてのバッテリーの自動補水装置の全体構成を示す。 12はバッテリーであって、その内部は図6に示した従来例のように、複数個の セルに分かれており、それらのセルの電槽に対して補給パイプ13から一括補水 するために、全ての電槽の図示しない注液口に接続している多岐管状の水の補給 パイプ14が設けられるが、この部分の構成は図6に示した従来例等と同様であ るから、図1では詳細に図示していない。水の補給パイプ13と14の各端部に は、それらを簡単に接続するために、車体のバッテリールームの壁面等に取り付 ける形で接続部15が設けられる。
【0015】 場合によっては、自動補水装置の本体16の内部にバッテリーの充電器34を 併設して、その給電線35及び36を本体16から補給パイプ13に沿って引き 出すと共に、給電線の接続部を、接続部15と一体的に併設することもできる。 この場合、接続部15以後の給電線37及び38は、補給パイプ14に沿ってバ ッテリー12の電極に接続される。
【0016】 自動補水装置の本体16の内部には、補水用の蒸留水のような水を入れた水タ ンク17と、それからパイプ18によって水を吸い上げて、補給パイプ13と接 続部15を介してバッテリー12の補給パイプ14へ水を圧送するポンプ19が 設けられている。もっとも、水タンク17は本体16のケーシングの外に置かれ ていても差し支えはない。20はポンプ19を回転駆動する直巻式のモータであ って、界磁コイル21とブラシ22,23を備えている。
【0017】 モータ20の界磁コイル21の両端は、それぞれ、モータ20のための正逆回 転用コンタクタM1 及びM2 の可動接点c,c’に接続される。そしてコンタク タM1 の一方の固定接点aは整流子に接触するブラシ22に、他の固定接点bは 電源24の正極に接続される。また、コンタクタM2 の一方の固定接点a’はコ ンタクタM1 の固定接点bに接続されると共に、他の固定接点b’はコンタクタ M1 の固定接点aに接続される。同じく整流子に接触するブラシ23はリレーの 接点SW1 の一方の極に接続され、接点SW1 の他極は電源24の負極に接続さ れる。コンタクタM1 ,M2 の可動接点c,c’はソレノイドコイル25によっ て同時に駆動され、リレーの接点SW1 はソレノイドコイル26によって開閉さ れる。なお、電源24としては外部の交流電源を整流して用いてもよいが、バッ テリー12そのものを利用してもよい。ソレノイドコイル25及び26はいずれ も電子式制御装置(ECU)27に接続されて、それから制御信号を受け取るよ うになっている。
【0018】 ECU27には、バッテリー12に取り付けられた液面センサー28からの検 出信号が入力される。図1においては、液面センサー28は代表としてただ1個 だけ図示されているが、バッテリー12の複数のセル毎にそれぞれ液面センサー を設ける場合には複数個の液面センサーを使用する。また、図6に示した従来技 術のようにサブタンク6を設ける場合には、それに設けられた唯1個の液面検出 スイッチSを液面センサー28として使用することができる。いずれにしても、 バッテリー12の各セルの電槽には、図6の従来例に示されたフロート付きの止 水弁5のようなものを設けて、各電槽内のバッテリー液が適正なレベルに達した ときに止水弁5が閉じて、そのセルへの補水を停止するようにする。図1に示す 29は電源スイッチであって、外部電源又はバッテリー12から自動補水装置の 本体16へ電力を供給する電源回路に設けられるものであり、これもまたECU 27に対して1つの信号を入力する。
【0019】 本考案はそれを必須の構成要件とするものではないが、場合によっては前述の ように、自動補水装置の本体16内に充電器34を組み込むことができる。その 場合の例が図1の一部に模式的に図示されている。充電器34は外部の交流電源 39、変圧器40、整流回路41等からなり、変圧器40の一次回路(又は二次 回路でもよい)にはそれを断続するリレーの接点SW2 が設けられ、接点SW2 はECU27によって制御されるソレノイドコイル42によって駆動される。言 うまでもなく本考案を実施する場合には、自動補水装置の本体16とは別に設け られた充電器を使用してもよく、その制御装置が自動補水装置16のECU27 のような制御装置と別のものであってもよい。
【0020】 ECU27とそれに関連する部分の第1実施例の概略が図2に示されている。 第1実施例は、図1に示した充電器34を自動補水装置の本体16内に組み込ん でいない自動補水装置のみの場合の制御装置を例示するものである。ECU27 自体の内容は通常よく知られているものと同様で、マイクロプロセッサからなる CPU30と、ROMやRAM等のメモリー類31、入力ポート32、及び出力 ポート33等からなっている。入力ポート32には少なくとも液面センサー28 の出力信号(液面信号X1 )が入力される。入力ポート32やメモリー31との 間で信号のやりとりをしながらCPU30によって演算された結果は、出力ポー ト33から制御信号Y1 及びY2 として、それに接続されているソレノイドコイ ル26及び25へ出力される。ソレノイドコイル26がリレーの接点SW1 を駆 動すると共に、ソレノイドコイル25が正逆回転用コンタクタM1 及びM2 を駆 動することは前述の通りである。液面信号X1 及び制御信号Y1 ,Y2 は、いず れも0と1との2値のみをとり得る2値信号であって、それらの信号の意味は図 2の中に表として示されている。なお、図2における45は液面センサー28の 電源端子を示している。
【0021】 図3に、第1実施例におけるECU27が実行する制御のプログラムを例示し ている。以下、図3に従って自動補水装置の本体16の作動を説明する。図3の 制御プログラムは、電源スイッチ29がONとされた時にスタートし、その後に 電源スイッチ29がOFFとされる時まで、自動補水装置の本体16が稼働して いる間は所定の短い時間毎に、ECU27内に設けられたCPU30によって繰 り返して実行される。
【0022】 プログラムがスタートすると、ステップ101において制御信号Y1 及びY2 が0とされる。制御信号Y1 が0即ちリレーの接点SW1 がOFFであるから、 ソレノイドコイル26への駆動電流が遮断される。また、制御信号Y2 も0、即 ちモータ20が正方向の回転であるから、正逆回転用コンタクタM1 及びM2 の 接点a,a’が図1の状態のように可動接点c,c’を介して界磁コイル21に 接続される。そしてステップ102に進み、入力ポート32から液面センサー2 8が検出する液面信号X1 を読み込む。もし液面信号X1 が0であれば、目的の 電槽のバッテリー液のレベルが所定のレベルに到達して満水状態にあることを意 味し、これはまた止水弁(図6の止水弁5を参照)が閉じていることをも意味す る。これに対して液面信号X1 が1であれば、バッテリー液が不足で未だ所定の レベルまで達しておらず、補水を続ける必要があることを意味する。
【0023】 液面信号X1 が1であるか否かは、ステップ103において判定される。もし 判定結果が1でない、即ち0であれば、バッテリー12の電槽内のバッテリー液 のレベルが所定の高さに達している(満水)ということであるから、以下の処理 は不必要であり、そのサイクルの演算を終わる。ステップ103において液面信 号X1 が1(不足)と判定された場合は、ステップ104に進んで制御信号Y1 を1とするので、ソレノイドコイル26が付勢されて、リレーの接点SW1 がO Nとなる。その結果、モータ20は電源24から供給される電力によって回転を 始めてポンプ19を駆動するが、その回転方向は制御信号Y2 が0のままである から正回転である。従って、水タンク17内の水はポンプ19によって補給パイ プ13、接続部15、補給パイプ14を経てバッテリー12の電槽に供給されて 補水が行われる。そして電槽内のバッテリー液のレベルが所定の高さになれば、 止水弁の働きでセル毎にそれ以上の補水は停止する。
【0024】 ステップ105では、再び、入力ポート32から液面センサー28が検出する 液面信号X1 を読み込む。そしてステップ106において液面信号X1 が0か否 かを判定する。液面センサー28が複数個設けられている場合は、それらの全て が液面信号X1 =0を出力していることを判定することになる。判定結果が0で ない、即ち1であれば、再びステップ105に戻って補水を続けながら信号の読 み込みと判定を繰り返す。
【0025】 このようにしてステップ106の判定結果が0になれば、バッテリー12のバ ッテリー液が所定のレベルに達しているので、補水は完了であり、ステップ10 7に進んで制御信号Y2 を1とする。制御信号Y1 は既にステップ104で1と しているので、それを継続させることになる。それによってモータ20は回転を 続けるが、その回転方向は制御信号Y2 が1となることによって、ソレノイドコ イル25が付勢され、正逆回転用コンタクタM1 及びM2 が切り換えられて、可 動接点c,c’が固定接点b及びb’に接触し、界磁コイル21に流れる電流の 方向が反対向きになるので、モータ20は逆転を開始する。
【0026】 このようにしてポンプ19が逆方向に回転駆動されると、補給パイプ13から 水を吸引して、パイプ18を介して水タンク17へ戻すようになるので、バッテ リー12に付設された補給パイプ14内の水を含めて、補給パイプ内に溜まって いる水は全てポンプ19によって吸い出され、接続部15を切り離しても補給パ イプ13及び14の端部から水が溢れ出る恐れがなくなる。補水完了時にこのよ うな処理を自動的に行うことが本考案において共通している最大の特徴である。 なお、バッテリー12の内部では、通常のものと同様に注液口と満水の液面との 間に間隔が設けられており、吸い戻しの際に電槽内のバッテリー液が吸い出され て水タンク17へ戻る恐れはない。
【0027】 ポンプ19の逆転による水の吸い戻しは、ステップ108として示したように 例えば3秒間おこなわれる。勿論、この時間は補給パイプ内の水が全て吸い出さ れるのに必要な時間に応じて自由に設定される。実際には、ステップ108にお いて吸い戻し時間を設定したタイマーをスタートさせて、その設定時間が経過し たか否かを判定することになる。吸い戻し時間が終われば、ステップ109にお いて制御信号Y1 を0とする。従って、ソレノイドコイル26の付勢が解除され てリレーの接点SW1 が開くので、モータ20及びポンプ19が停止する。この ようにして自動補水装置の補水処理が終わる。
【0028】 図4は、図2に示す第1実施例における電子式制御装置(ECU)27の変形 であるECU27’と、それに関連する部分を含む第2実施例を示している。こ の例では、自動補水装置の本体16はバッテリー12への補水に連続して、充電 をも自動的に行うことができるようになっており、図1において選択的に示した 充電器34を本体16内に備えている。しかも、この例は接続部15が補給パイ プ13及び14の接続部であるばかりでなく、充電器34側の給電線35及び3 6と、バッテリー12側の給電線37及び38との電気的な接続部をも兼ねてい るので、接続部15は水と電力の双方の接続部が、相互に無関係に、しかし近い 位置関係において一体化されたものである。それによって、補水と充電の前後に おける接続部15の接続及び切り離し作業が簡単になる。
【0029】 図4に示すように、第2実施例では、ECU27’の入力ポート32に、液面 信号X1 の他に、A/D変換器43を介してバッテリー12の端子44から電圧 信号が入力されており、アナログ信号である端子電圧が所定の電圧値以下になっ たときは、A/D変換器43の作用によって、デジタル信号である電圧信号X2 は0、逆に所定の電圧値を越えたときは1となる。また、ECU27’の出力ポ ート33には、リレーの接点SW2 を駆動するソレノイドコイル42が接続され ており、制御信号Y3 を出力するようになっている。
【0030】 次に、第2実施例によるECU27’の制御プログラムを示す図5を参照しな がら、充電器34をも備えている場合の図1のバッテリーの自動補水兼充電装置 の作動を説明する。但し、液面信号X1 や制御信号Y1 及びY2 に関連する部分 は第1実施例の場合と実質的に同じであり、図5のフローチャートに示す制御プ ログラムにおけるステップ201〜ステップ209の処理も、図3に示したステ ップ101〜ステップ109の処理と大部分同じである。従って、重複する部分 については説明を省略することにする。
【0031】 大部分が同じであるこれらのステップの処理において少し異なる点は、まず、 スタート時にステップ201で制御信号Y3 を0として、ソレノイドコイル42 の付勢をすることなく、リレーの接点SW2 をOFF状態として充電器34を休 止させることである。次にステップ202及び205では、液面信号X1 の他に 電圧信号X2 をも読み込む。ステップ204、207、及び209でも制御信号 Y3 を0として、充電器34の休止状態を継続させる。ステップ207及び20 8におけるポンプ19の逆転による補給パイプ13及び14からの水の吸い戻し 処理も同じである。
【0032】 図3に示すフローチャートに対して付加されている部分は、ステップ210以 下の部分であるが、ステップ210ではステップ202及び205と同じく、液 面信号X1 と電圧信号X2 を読み込む処理が行われ、ステップ211において電 圧信号X2 が0か否か、即ちバッテリー12の端子電圧が所定の電圧よりも低い か否かが判定される。ステップ203からジャンプした場合もステップ211の 判定を受ける。判定の結果、もし端子電圧が所定の電圧よりも低くない時は、そ れ以上充電する必要がないから制御は終了するが、低いときはステップ212へ 進んで制御信号Y3 を1とする。なお、制御信号Y1 及びY2 は0のままとする ので、モータ20の正逆回転用コンタクタM1 及びM2 は正回転方向に設定され ているが、リレーの接点SW1 がOFFであるから、モータ20及びポンプ19 が回転することはなく、停止状態を維持する。
【0033】 ステップ212において制御信号Y3 が1とされると、ソレノイドコイル42 が付勢されてリレーの接点SW2 がONとなり、充電器34が作動を開始する。 交流電源39の電力は変圧器40によって所定の電圧に調整され、整流回路41 によって直流に変換されて、給電線35及び36から接続部15と給電線37及 び38を経てバッテリー12へ供給され、バッテリー12を充電する。そして、 ステップ213において再び液面信号X1 と電圧信号X2 を読み込んで、ステッ プ214で電圧信号X2 が1であるか否か、即ちバッテリー12の端子電圧が所 定の値よりも高いか否かが判定される。高くないと判定されたときは、ステップ 213に戻って信号の読み込みと判定を繰り返し、その間に充電を続ける。
【0034】 ステップ214において電圧信号X2 が1と判定されると、充電が十分行われ たことになるので、ステップ215に進んで制御信号Y1 ,Y2 及びY3 の全て を0にする。それによって、リレーの接点SW1 及びSW2 はいずれもOFFと なり、図1に示す充電器付きのバッテリーの自動補水装置は作動を停止する。な お、このとき制御信号Y2 が0となることによって、モータ20のための正逆回 転用コンタクタM1 及びM2 は図1の正転の状態とされ、次の起動に備える。
【0035】 このようにして、全く自動的に補水及び充電が終わった後は、人手によって接 続部15を切り離すが、単に接続部15を切り離すだけで補給パイプと給電線の 双方が切り離されるので、作業が非常に簡単になる。また前述のように、ポンプ 19の自動的な逆転による吸い戻し作用によって、補給パイプ13及び14内の 水が完全に排除されているので、接続部15を切り離しても、それらの補給パイ プの端部から水が溢れ出ることはなく、水が零れて周囲を濡らす恐れがないばか りか、給電線の接続部に水が侵入して絶縁性を悪化させるような恐れもない。ま た、水が零れるのを防止する各種の対策も不要となる。
【0036】
【考案の効果】
本考案によれば、従来技術における問題点を解消して、バッテリーを車両のバ ッテリールームのような設置場所から引き出さなくても補水を自動的に円滑に行 うことができるだけでなく、補水作業が終了して接続部を切り離すときに、水が 接続部から溢れ出ることを自動的に未然に防止することができるので、バッテリ ーの上面等に水が零れるのを容器を用いて受け止めたり、零れた水を拭き取るよ うな作業が不要となる。
【0037】 また、本考案によれば、前述のように接続部を切り離すときに水が溢れ出るの を完全に防止することができるので、バッテリーを充電するための給電線の接続 部を水の補給パイプの接続部に一体的に組み込んで併設することが可能となり、 接続部を纏めることによって、単一の操作により水の補給パイプの接続と給電線 の接続を完了させることができるから、バッテリーの補水作業と、それに続く充 電作業を順次自動的に且つ容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例としてのバッテリーの自動補水
装置の全体構成を示すシステム構成図である。
【図2】図1のバッテリーの自動補水装置における制御
装置の第1実施例を略示するシステム構成図である。
【図3】第1実施例の制御プログラムを示すフローチャ
ートである。
【図4】図1のバッテリーの自動補水装置における制御
装置の第2実施例を略示するシステム構成図である。
【図5】第2実施例の制御プログラムを示すフローチャ
ートである。
【図6】従来技術を例示する断面図である。
【符号の説明】
1…バッテリーの電槽 4…注液口 5…止水弁 6…サブタンク 7…接続部 12…バッテリー 13,14…水の補給パイプ 15…接続部 16…自動補水装置(兼充電装置)の本体 17…水タンク 19…ポンプ 20…モータ 21…界磁コイル 22,23…ブラシ 24…電源 25,26…ソレノイドコイル 27,27’…電子式制御装置(ECU) 28…液面センサー 29…電源スイッチ 32…入力ポート 33…出力ポート 34…充電器 35,36,37,38…給電線 42…ソレノイドコイル M1 ,M2 …正逆回転用コンタクタ SW1 ,SW2 …リレーの接点 X1 …液面信号 X2 …電圧信号 Y1 ,Y2 ,Y3 …制御信号

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水タンクと、前記水タンク内に貯溜され
    ている水を加圧して補給パイプを介してバッテリーへ供
    給するポンプと、前記ポンプを回転駆動するモータと、
    前記補給パイプの途中に設けられた接続部と、バッテリ
    ー側に設けられた液面センサーと、補水の終了を前記液
    面センサーによって検知したときに、前記補給パイプ内
    に残っている水を前記水タンクへ吸い戻すように、前記
    ポンプを前記モータによって逆方向に回転させる手段と
    を備えているバッテリーの自動補水装置。
  2. 【請求項2】 自動補水装置に加えて充電器が本体内に
    収容されている請求項1記載のバッテリーの自動補水装
    置。
  3. 【請求項3】 前記充電器から前記バッテリーに向かっ
    て延びる給電線の接続部が、補水のための前記接続部と
    一体化されている請求項2記載のバッテリーの自動補水
    装置。
  4. 【請求項4】 補水に続いて充電が順次自動的に行われ
    るようにする制御装置を備えている請求項2又は請求項
    3記載のバッテリーの自動補水装置。
JP6124793U 1993-11-15 1993-11-15 バッテリーの自動補水装置 Pending JPH0730448U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011171159A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電解液注液装置
WO2012140716A1 (ja) * 2011-04-11 2012-10-18 三菱重工業株式会社 電解液注液装置
CN111900322A (zh) * 2020-07-24 2020-11-06 湖北联鸿能源科技有限公司 一种牵引铅酸蓄电池自动补水系统

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