JPH07304572A - エレベータ - Google Patents
エレベータInfo
- Publication number
- JPH07304572A JPH07304572A JP6096121A JP9612194A JPH07304572A JP H07304572 A JPH07304572 A JP H07304572A JP 6096121 A JP6096121 A JP 6096121A JP 9612194 A JP9612194 A JP 9612194A JP H07304572 A JPH07304572 A JP H07304572A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid pressure
- braking
- fluid
- car
- force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】ブレーキのドラム或いはディスクヘシューを押
し付ける力或いは引き離す力の発生をばねと流体圧シリ
ンダとを併用して行い、乗りかご等の制動すべき慣性質
量や速度に対して最適な制動力を求め、流体圧を制御し
てシューをドラム或いはディスクへ押し付ける力を制御
し、ブレーキには常に最適な制動力を発生させる。さら
に流体圧シリンダの圧力を制御する流体圧制御手段を二
重化する。 【効果】ブレーキを高応答にかつその制動力を任意に制
御できる。更には二重化した流体圧回路とすることで、
一方が故障しても残ったもう一方の流体圧回路で確実に
ブレーキを動作させることができる。
し付ける力或いは引き離す力の発生をばねと流体圧シリ
ンダとを併用して行い、乗りかご等の制動すべき慣性質
量や速度に対して最適な制動力を求め、流体圧を制御し
てシューをドラム或いはディスクへ押し付ける力を制御
し、ブレーキには常に最適な制動力を発生させる。さら
に流体圧シリンダの圧力を制御する流体圧制御手段を二
重化する。 【効果】ブレーキを高応答にかつその制動力を任意に制
御できる。更には二重化した流体圧回路とすることで、
一方が故障しても残ったもう一方の流体圧回路で確実に
ブレーキを動作させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は巻き上げ機で乗りかごを
上昇あるいは下降させる構造のエレベータに関する。
上昇あるいは下降させる構造のエレベータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のエレベータでは、停止時の乗り
かごの位置保持と、走行中の停電等の非常時の安全な制
動及び停止のためにブレーキを備えている。このブレー
キはばね等の機械的な手段によって、一定の力でシュー
をドラムに押し付けて、その時の摩擦力で乗りかごを制
動あるいは保持する力を発生させている。制動あるいは
保持する力の解除には流体圧制御手段から流体圧シリン
ダへ高圧流体を供給してピストンを押してばねに打ち勝
つことによって行う。エレベータを走行させるときに
は、この押し付け力を解除してモータ等で乗りかごを駆
動している。
かごの位置保持と、走行中の停電等の非常時の安全な制
動及び停止のためにブレーキを備えている。このブレー
キはばね等の機械的な手段によって、一定の力でシュー
をドラムに押し付けて、その時の摩擦力で乗りかごを制
動あるいは保持する力を発生させている。制動あるいは
保持する力の解除には流体圧制御手段から流体圧シリン
ダへ高圧流体を供給してピストンを押してばねに打ち勝
つことによって行う。エレベータを走行させるときに
は、この押し付け力を解除してモータ等で乗りかごを駆
動している。
【0003】従来の装置としては、例えば、特開平3−2
07798 号公報に記載されているものがある。
07798 号公報に記載されているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エレベータが高速にな
ると摺動速度範囲が広くなり、従来の方法だけではブレ
ーキの摩擦力の変化が大きくなる。すなわち、従来のよ
うに単に機械的に一定の力で押し付けた構造では、摺動
速度による摩擦力の変化が大きくなって、材料の組合せ
を選択しても安定した制動が困難になった。このため、
制動加速度が変化し、制動距離が長くなったり、逆に大
きな制動ショックを生じたりする。特にロープを介して
シーブで乗りかごを駆動する構造の場合には、制動力が
大きすぎるとロープとシーブとの間で滑りを生じ、かえ
って乗りかごを制動できなくなる場合がある。またロー
プとシーブとの間の滑りはロープの寿命を短くする。
ると摺動速度範囲が広くなり、従来の方法だけではブレ
ーキの摩擦力の変化が大きくなる。すなわち、従来のよ
うに単に機械的に一定の力で押し付けた構造では、摺動
速度による摩擦力の変化が大きくなって、材料の組合せ
を選択しても安定した制動が困難になった。このため、
制動加速度が変化し、制動距離が長くなったり、逆に大
きな制動ショックを生じたりする。特にロープを介して
シーブで乗りかごを駆動する構造の場合には、制動力が
大きすぎるとロープとシーブとの間で滑りを生じ、かえ
って乗りかごを制動できなくなる場合がある。またロー
プとシーブとの間の滑りはロープの寿命を短くする。
【0005】乗りかごの行程が長くなるとロープ等の重
量が大きくなるので、相対的に不釣合重量が小さくな
り、制動すべき慣性質量が大きくなる。このため乗りか
ごの停止位置を保持する力が比較的小さいにもかかわら
ず相対的に制動力が大きくなる。すなわち、制動力が位
置保持力よりはるかに大きくなる。このためばね等の機
械的な手段でこの制動力を発生させようとすると、大型
の装置になる。
量が大きくなるので、相対的に不釣合重量が小さくな
り、制動すべき慣性質量が大きくなる。このため乗りか
ごの停止位置を保持する力が比較的小さいにもかかわら
ず相対的に制動力が大きくなる。すなわち、制動力が位
置保持力よりはるかに大きくなる。このためばね等の機
械的な手段でこの制動力を発生させようとすると、大型
の装置になる。
【0006】本発明の目的は、小型の装置で、ブレーキ
の制動力を高速から低速まで安定させ、かつ流体圧制御
手段を二重化にすることで一方の制御手段が故障しても
残りの制御手段で確実に制動を行うことができるように
して、より安全なエレベータを提供することにある。
の制動力を高速から低速まで安定させ、かつ流体圧制御
手段を二重化にすることで一方の制御手段が故障しても
残りの制御手段で確実に制動を行うことができるように
して、より安全なエレベータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は乗りかごと、
前記乗りかごをロープ手段を介して昇降させる駆動手段
と、前記乗りかごの昇降を制動する制動手段とを備えた
エレベータにおいて、前記制動手段をばね力及び流体力
によって制動する手段とすることによって達成される。
前記乗りかごをロープ手段を介して昇降させる駆動手段
と、前記乗りかごの昇降を制動する制動手段とを備えた
エレベータにおいて、前記制動手段をばね力及び流体力
によって制動する手段とすることによって達成される。
【0008】また、乗りかごと、前記乗りかごをロープ
手段を介して昇降させる駆動手段と、前記乗りかごの昇
降を流体圧シリンダの圧力制御とすることによって制動
する制動手段と、前記乗りかご負荷または速度の少なく
とも一方を検出する検出手段と、前記検出手段からの信
号に対応して制動力を求める演算手段と、前記演算手段
によって求められた制動力に対応して前記流体圧シリン
ダの圧力を制御する流体圧制御手段とを備えることによ
って達成される。
手段を介して昇降させる駆動手段と、前記乗りかごの昇
降を流体圧シリンダの圧力制御とすることによって制動
する制動手段と、前記乗りかご負荷または速度の少なく
とも一方を検出する検出手段と、前記検出手段からの信
号に対応して制動力を求める演算手段と、前記演算手段
によって求められた制動力に対応して前記流体圧シリン
ダの圧力を制御する流体圧制御手段とを備えることによ
って達成される。
【0009】さらに、乗りかごと、前記乗りかごをロー
プ手段を介して昇降させる駆動手段と、前記乗りかごの
昇降を制動する制動手段とを備えたエレベータにおい
て、前記制動手段と制動力の設定をばねで行い、制動力
の解除を流体圧シリンダの圧力制御によって行う手段と
することによって達成される。
プ手段を介して昇降させる駆動手段と、前記乗りかごの
昇降を制動する制動手段とを備えたエレベータにおい
て、前記制動手段と制動力の設定をばねで行い、制動力
の解除を流体圧シリンダの圧力制御によって行う手段と
することによって達成される。
【0010】さらに、流体圧シリンダの圧力制御は複数
の流体圧制御手段で行うことによって達成される。
の流体圧制御手段で行うことによって達成される。
【0011】
【作用】通常時には機械的な手段で乗りかごの位置を保
持し、非常時には制動すべき慣性質量や速度に最適な制
動力に制御する。さらに複数の流体圧制御手段を備えて
いるので1個の流体圧制御手段が故障しても、もう一方
の流体圧制御手段で制動を行うので、小さな制動衝撃で
且つ、最短の制動距離で乗りかごを安全に停止させるこ
とができる。またシーブとロープとの間のスリップを防
止できるので、ロープの傷みを軽減できる。
持し、非常時には制動すべき慣性質量や速度に最適な制
動力に制御する。さらに複数の流体圧制御手段を備えて
いるので1個の流体圧制御手段が故障しても、もう一方
の流体圧制御手段で制動を行うので、小さな制動衝撃で
且つ、最短の制動距離で乗りかごを安全に停止させるこ
とができる。またシーブとロープとの間のスリップを防
止できるので、ロープの傷みを軽減できる。
【0012】
【実施例】図1は本発明によるエレベータシステムの構
成を、図2はエレベータの機械系のブロック図である。
乗りかご1、それの駆動装置3,エレベータの制御装置
63を主要構成要素とし、本発明の特徴であるブレーキ
9の制御部で構成する。乗りかご1と釣合い錘2とはシ
ーブ4,反らせ車4aに張り渡した主ロープ6で結合
し、コンペンプーリ5に張り渡したコンペンロープ7で
も結合している。乗りかご1には必要な電気及び信号を
テールコード8で供給する。コンペンプーリ5及び錘5
aは主ロープ6に適当な張力を設定し、シーブ4とロー
プ6の間の滑りを防止している。ガバナプーリ10a,
10bに張り渡し、乗りかご1に結合したガバナロープ
10cでガバナ10を駆動し、乗りかごの速度、特に異
常速度を検出し、制動制御装置60へ速度異常信号を送
る。駆動装置3はモータ12,減速機11,ブレーキ9
及びシーブ4で構成し、モータ12の回転を減速機11
で減速してシーブ4に伝え、主ロープ6を介して乗りか
ご1,釣合い錘2を駆動する。ブレーキ9はエレベータ
が停止しているときの乗りかご1の位置保持及び非常時
の制動を行う。本実施例では減速機11を用いた場合を
示したが、低速モータ12で直接シーブ4を駆動する場
合もある。エレベータ制御装置63は各階床13(乗り
場)からの呼び信号,乗りかご1からの行先信号等に従
って駆動装置3の制御,乗り場や乗りかごでの案内表
示,複数のエレベータの運転管理等、エレベータを統
括,制御する。制動制御装置60はエレベータ制御装置
63からの指令,カバナ10からの信号や乗りかご1の
慣性質量,速度等からその時の運転状態に最適な制動力
を算出し、それをブレーキ9の流体圧シリンダの圧力に
換算して制御弁40を制御する。制御弁40は流体圧ユ
ニット61からの流体圧を制御してブレーキ9の流体圧
シリンダへ供給し、その圧力(制動力)を制御する。切
換弁49は常時定格値の指令を与え、制御弁40が故障
等による制御不能になった時のみ指令を0として、最低
でも制動動作は行えるようにする。非常電源62は停電
等でも制動制御装置,制御弁,流体圧ユニット等のエレ
ベータの安全にかかわる最低限の装置,機器は駆動す
る。
成を、図2はエレベータの機械系のブロック図である。
乗りかご1、それの駆動装置3,エレベータの制御装置
63を主要構成要素とし、本発明の特徴であるブレーキ
9の制御部で構成する。乗りかご1と釣合い錘2とはシ
ーブ4,反らせ車4aに張り渡した主ロープ6で結合
し、コンペンプーリ5に張り渡したコンペンロープ7で
も結合している。乗りかご1には必要な電気及び信号を
テールコード8で供給する。コンペンプーリ5及び錘5
aは主ロープ6に適当な張力を設定し、シーブ4とロー
プ6の間の滑りを防止している。ガバナプーリ10a,
10bに張り渡し、乗りかご1に結合したガバナロープ
10cでガバナ10を駆動し、乗りかごの速度、特に異
常速度を検出し、制動制御装置60へ速度異常信号を送
る。駆動装置3はモータ12,減速機11,ブレーキ9
及びシーブ4で構成し、モータ12の回転を減速機11
で減速してシーブ4に伝え、主ロープ6を介して乗りか
ご1,釣合い錘2を駆動する。ブレーキ9はエレベータ
が停止しているときの乗りかご1の位置保持及び非常時
の制動を行う。本実施例では減速機11を用いた場合を
示したが、低速モータ12で直接シーブ4を駆動する場
合もある。エレベータ制御装置63は各階床13(乗り
場)からの呼び信号,乗りかご1からの行先信号等に従
って駆動装置3の制御,乗り場や乗りかごでの案内表
示,複数のエレベータの運転管理等、エレベータを統
括,制御する。制動制御装置60はエレベータ制御装置
63からの指令,カバナ10からの信号や乗りかご1の
慣性質量,速度等からその時の運転状態に最適な制動力
を算出し、それをブレーキ9の流体圧シリンダの圧力に
換算して制御弁40を制御する。制御弁40は流体圧ユ
ニット61からの流体圧を制御してブレーキ9の流体圧
シリンダへ供給し、その圧力(制動力)を制御する。切
換弁49は常時定格値の指令を与え、制御弁40が故障
等による制御不能になった時のみ指令を0として、最低
でも制動動作は行えるようにする。非常電源62は停電
等でも制動制御装置,制御弁,流体圧ユニット等のエレ
ベータの安全にかかわる最低限の装置,機器は駆動す
る。
【0013】エレベータの通常の運転では図3に示すよ
うに、ブレーキ9はエレベータの停止によりブレーキ力
を設定,エレベータの起動の前にブレーキ力の解除を行
い、乗りかご1の速度制御はすべてモータ12で行う。
エレベータの運転中(ブレーキ9の解除中)に定格速度
を超えて乗りかご1が走行し始め、ガバナ10が速度異
常を検出した場合、或いは停電してモータ12の駆動力
が無くなった場合等異常状態が発生すると、制動制御装
置60は制御弁40に信号を送り、速やかにエレベータ
を停止させる。この時、乗りかご1の制動衝撃が過大に
ならないこと,ロープ6とシーブ4との間に滑りを生じ
ないこと等、その時の負荷状態(全慣性質量の大きさ)
と走行速度に応じて最適なブレーキ力を算出し、それを
もとにしてブレーキ9を制御する。従ってブレーキ9に
は図4に示すように、異常発生により最適な制動力を迅
速に発生させて、乗りかご1を減速,停止させ、乗りか
ごの停止後により確実にその位置を保持できるブレーキ
力を発生する。
うに、ブレーキ9はエレベータの停止によりブレーキ力
を設定,エレベータの起動の前にブレーキ力の解除を行
い、乗りかご1の速度制御はすべてモータ12で行う。
エレベータの運転中(ブレーキ9の解除中)に定格速度
を超えて乗りかご1が走行し始め、ガバナ10が速度異
常を検出した場合、或いは停電してモータ12の駆動力
が無くなった場合等異常状態が発生すると、制動制御装
置60は制御弁40に信号を送り、速やかにエレベータ
を停止させる。この時、乗りかご1の制動衝撃が過大に
ならないこと,ロープ6とシーブ4との間に滑りを生じ
ないこと等、その時の負荷状態(全慣性質量の大きさ)
と走行速度に応じて最適なブレーキ力を算出し、それを
もとにしてブレーキ9を制御する。従ってブレーキ9に
は図4に示すように、異常発生により最適な制動力を迅
速に発生させて、乗りかご1を減速,停止させ、乗りか
ごの停止後により確実にその位置を保持できるブレーキ
力を発生する。
【0014】図5はブレーキの構造を示す。ドラム20
は駆動軸14に固定され、乗りかご1の上昇,下降に従
って時計方向或いは反時計方向に駆動される。ブレーキ
台15,固定枠16をエレベータの駆動装置のベース
(図示せず)に固定し、シュー22a,22bを持つア
ーム21a,21bをピン21A,21Bでブレーキ台
15に結合する。アーム21をロッド23a,23bと
ばね24a,24bで固定枠16側へ押し付けて、制動
力を発生させる。流体圧シリンダ25のピストン26の
動きをリンク28a,28bを介して左右のアーム21
に伝える。この時ピストンの力が左右のアームへ均等に
伝達されるようにリンクとアームの間隔を調整するため
に位置調整部27a,27bを設ける。すなわち、ピス
トン26の力でばね24の力に打ち勝ち、シュー22を
ドラム20から引き離して、ブレーキを解除する。流路
51を経て流体圧シリンダ25の流体室25aに働く流
体圧力を制御すればピストン26の出力、すなわち、シ
ュー22をドラム20に押し付ける力を制御でき、制動
力を制御できる。
は駆動軸14に固定され、乗りかご1の上昇,下降に従
って時計方向或いは反時計方向に駆動される。ブレーキ
台15,固定枠16をエレベータの駆動装置のベース
(図示せず)に固定し、シュー22a,22bを持つア
ーム21a,21bをピン21A,21Bでブレーキ台
15に結合する。アーム21をロッド23a,23bと
ばね24a,24bで固定枠16側へ押し付けて、制動
力を発生させる。流体圧シリンダ25のピストン26の
動きをリンク28a,28bを介して左右のアーム21
に伝える。この時ピストンの力が左右のアームへ均等に
伝達されるようにリンクとアームの間隔を調整するため
に位置調整部27a,27bを設ける。すなわち、ピス
トン26の力でばね24の力に打ち勝ち、シュー22を
ドラム20から引き離して、ブレーキを解除する。流路
51を経て流体圧シリンダ25の流体室25aに働く流
体圧力を制御すればピストン26の出力、すなわち、シ
ュー22をドラム20に押し付ける力を制御でき、制動
力を制御できる。
【0015】エレベータが正常な状態では、乗りかごが
停止しているときにはばね24の力でシュー22をドラ
ム20に押し付け摩擦力で駆動軸14の動きを止めてい
る。エレベータの運転指令により流体圧シリンダ25へ
高圧流体を供給してピストン26を押し、ばね24に打
ち勝ってシュー22をドラム20から離し、ブレーキ解
除を行う。その後、モータ12で乗りかご1を上昇或い
は下降方向に加速,走行,減速し、乗りかご1が停止す
ると流体圧シリンダ25の高圧流体を排出してばね24
の力でシュー22をドラム20へ押し付けドラム20の
位置を保持する。この時、設定されたブレーキ力は、負
荷の不平衡或いは非常制動時等、いかなる状態であって
も乗りかご1を安全に制動するに十分な大きさに設定す
る。
停止しているときにはばね24の力でシュー22をドラ
ム20に押し付け摩擦力で駆動軸14の動きを止めてい
る。エレベータの運転指令により流体圧シリンダ25へ
高圧流体を供給してピストン26を押し、ばね24に打
ち勝ってシュー22をドラム20から離し、ブレーキ解
除を行う。その後、モータ12で乗りかご1を上昇或い
は下降方向に加速,走行,減速し、乗りかご1が停止す
ると流体圧シリンダ25の高圧流体を排出してばね24
の力でシュー22をドラム20へ押し付けドラム20の
位置を保持する。この時、設定されたブレーキ力は、負
荷の不平衡或いは非常制動時等、いかなる状態であって
も乗りかご1を安全に制動するに十分な大きさに設定す
る。
【0016】エレベータの運転中(流体圧シリンダ25
には高圧流体を供給してブレーキ9を解除している)に
異常を生じた時、負荷が大きい場合や小さい場合,乗り
かごが上昇している場合や下降している場合等、図4に
示すように、ブレーキに要求される制動力が異なる。制
動制御装置60はエレベータ制御装置63やガバナ10
からの信号により、その時の運転状態に最適な制動力、
すなわち、流体圧シリンダ25の最適な圧力を求め、制
御弁40で流体圧シリンダ25の圧力を制御しながら高
圧流体を排出して、ばね24によりシュー22をドラム
20へ押し付け、両者の間の摩擦力で乗りかごを制動す
る。これにより制動時にシーブ4と主ロープ6との間で
の滑りを防止でき、乗りかご1は小さな制動衝撃で、且
つ、最短の制動距離で安全に制動,停止させられる。
には高圧流体を供給してブレーキ9を解除している)に
異常を生じた時、負荷が大きい場合や小さい場合,乗り
かごが上昇している場合や下降している場合等、図4に
示すように、ブレーキに要求される制動力が異なる。制
動制御装置60はエレベータ制御装置63やガバナ10
からの信号により、その時の運転状態に最適な制動力、
すなわち、流体圧シリンダ25の最適な圧力を求め、制
御弁40で流体圧シリンダ25の圧力を制御しながら高
圧流体を排出して、ばね24によりシュー22をドラム
20へ押し付け、両者の間の摩擦力で乗りかごを制動す
る。これにより制動時にシーブ4と主ロープ6との間で
の滑りを防止でき、乗りかご1は小さな制動衝撃で、且
つ、最短の制動距離で安全に制動,停止させられる。
【0017】階床数の多い高層建築物では乗りかご1の
行程が長くなる。そこで、輸送効率の向上を目的に、乗
りかご1の定員を大きくすると共に高速運転が図られ
る。このことは負荷質量(乗客)が大きくなる以上に、
乗りかご1や釣合い錘2の慣性質量が大きくなると共
に、主ロープ6の重量及びこれに釣り合うコンペンロー
プ7の重量はそれ以上に増加する。すなわち、乗客の増
減に伴う不平衡重量の増加以上に慣性質量の増加が大き
くなり、ブレーキ9に要求される制動力も、静的に乗り
かご1の位置を保持する力より、走行している慣性質量
を制動する制動力が相対的に大きくなる。このため制動
力を全てばね24の押し付け力に頼るとばねが大きくな
り、装置自体も大きく且つ設置スペースも大きくなる。
行程が長くなる。そこで、輸送効率の向上を目的に、乗
りかご1の定員を大きくすると共に高速運転が図られ
る。このことは負荷質量(乗客)が大きくなる以上に、
乗りかご1や釣合い錘2の慣性質量が大きくなると共
に、主ロープ6の重量及びこれに釣り合うコンペンロー
プ7の重量はそれ以上に増加する。すなわち、乗客の増
減に伴う不平衡重量の増加以上に慣性質量の増加が大き
くなり、ブレーキ9に要求される制動力も、静的に乗り
かご1の位置を保持する力より、走行している慣性質量
を制動する制動力が相対的に大きくなる。このため制動
力を全てばね24の押し付け力に頼るとばねが大きくな
り、装置自体も大きく且つ設置スペースも大きくなる。
【0018】図6は流体圧シリンダ25の流体室25a
の圧力を制御する流体圧回路の一実施例を示す。流体圧
ユニット61は、制御弁40,切換弁49,フィルタ4
7,モータ41,流体圧ポンプ42,リリーフ弁43,
逆止め弁44,アキュムレータ45,圧力スイッチ4
6、及び流体タンク48で構成する。モータ41で駆動
される流体圧ポンプ42によって、流体タンク48の作
動流体を高圧にし、アキュムレータ45に蓄える。この
時圧力スイッチ46の信号を利用して流体圧ポンプ42
の運転,休止を行い、アキュムレータ45に蓄えた高圧
流体の圧力を常時ほぼ一定にする。フィルタ47は流体
中の異物の除去のために、リリーフ弁43は流体圧ポン
プ出口が異常高圧になるのを防止するために、逆止め弁
44は流体圧ポンプ42を停止しても高圧流体がポンプ
方向に逆流しないようにするために用いる。制御弁40
は流路51で、切換弁49は流路51aで前述の実施例
の流体圧シリンダ25の流体室25aに連通している。
また、切換弁49の手前の管路には絞り52を設けて、
絞り52を最大に絞ることにより、高圧流体が切換弁4
9から流路51aと連通しないようにしている。さらに
エレベータの走行中及び制動動作中は制動制御装置60
からの指令は定格値として、切換弁49を通電状態とし
て、流体圧シリンダ25の流体室25aの圧力が切換弁
49から流体タンク48へ漏れないようにしている。そ
して、制御弁40のみで通常時には流体室25aを流体
タンク48へ排出し、制動制御装置60からの指令に従
って、アキュムレータ45に蓄えられた高圧流体の圧力
を制御しながら流体室25aへ供給し、その圧力を制御
する。
の圧力を制御する流体圧回路の一実施例を示す。流体圧
ユニット61は、制御弁40,切換弁49,フィルタ4
7,モータ41,流体圧ポンプ42,リリーフ弁43,
逆止め弁44,アキュムレータ45,圧力スイッチ4
6、及び流体タンク48で構成する。モータ41で駆動
される流体圧ポンプ42によって、流体タンク48の作
動流体を高圧にし、アキュムレータ45に蓄える。この
時圧力スイッチ46の信号を利用して流体圧ポンプ42
の運転,休止を行い、アキュムレータ45に蓄えた高圧
流体の圧力を常時ほぼ一定にする。フィルタ47は流体
中の異物の除去のために、リリーフ弁43は流体圧ポン
プ出口が異常高圧になるのを防止するために、逆止め弁
44は流体圧ポンプ42を停止しても高圧流体がポンプ
方向に逆流しないようにするために用いる。制御弁40
は流路51で、切換弁49は流路51aで前述の実施例
の流体圧シリンダ25の流体室25aに連通している。
また、切換弁49の手前の管路には絞り52を設けて、
絞り52を最大に絞ることにより、高圧流体が切換弁4
9から流路51aと連通しないようにしている。さらに
エレベータの走行中及び制動動作中は制動制御装置60
からの指令は定格値として、切換弁49を通電状態とし
て、流体圧シリンダ25の流体室25aの圧力が切換弁
49から流体タンク48へ漏れないようにしている。そ
して、制御弁40のみで通常時には流体室25aを流体
タンク48へ排出し、制動制御装置60からの指令に従
って、アキュムレータ45に蓄えられた高圧流体の圧力
を制御しながら流体室25aへ供給し、その圧力を制御
する。
【0019】図7(a)はエレベータが走行中に停電等
の非常事態が発生した場合の各部の動きを示すタイミン
グチャートである。ここで、切換弁49は常時通電中で
ある。制動制御装置60はこの時の慣性質量の大きさや
走行速度を勘案して、最適な制動力、すなわち、シュー
22をドラム20へ押し付ける力を算出し、これを流体
圧シリンダ25の圧力に換算して制御弁40にe0 から
e1 という設定値の指令を出す。制御弁40は制動制御
装置60の指令に従って、流体室25aの高圧流体を流
路51から流体タンク48へ排出して圧力をp0 からp
1 まで制御する。このため、流体圧シリンダ25のピス
トン26はばね24の力でx0 から流体室25aの圧力
とばね24の力とバランスした位置x1 まで変位し、シ
ュー22がドラム20へ力F1 で押し付けられ制動を開
始する。これによって、ドラム20は速度v0 から減速
し、その後停止する。しかし、図7(b)に示すように
制御弁40に故障をきたし、制動力の制御が不能とな
り、ドラム20が減速せず一定速度v1 で回転し始めた
場合には、設定時間t1 を過ぎた所で、制動制御装置6
0から切換弁49に非常制動指令を出して切換弁49の
通電を解除し、流体室25aに残っている高圧流体を流
路51aから流体タンク48へ排出して圧力をp0 から
0までを制御する。このため、流体圧シリンダ25のピ
ストン26は、ばね24の設定力でx0 から最大変位x
max まで変位しシュー22がドラム20へ力Fmax で押
し付けられ制動を再開する。これによって、ドラム20
は速度v1 から減速し、停止できるようになる。図8は
別の実施例を示すタイミングチャートである。ドラム2
0の速度検出に代わり、流体圧シリンダ25の流体室2
5aの圧力を検出して行うもので、制動制御装置60で
算出した設定圧力と、検出した圧力とが設定時間t2 を
過ぎても一致しない場合に、図7(b)時に説明したと
同様な動作を行う。このように、制御弁40が制御不能
になっても、一定時間後に切換弁49で高圧流体を流体
タンク48へ排出するので、最悪でもばねによる制動だ
けは行えるので、弁を二重化することにより、信頼性が
向上する。図9は切換弁55が通電時は両ポートブロッ
クにして絞り52を除いた流体圧回路の実施例である。
図6と同様であるが、相違点は、絞り52を取り除き、
切換弁55を両ポートブロックにして通電中はアキュム
レータ45からの高圧流体が流路51aと連通しないよ
うにしている。通電を解除することにより、流体圧シリ
ンダ25の流体室25aの高圧流体は流路51aを通っ
て流体タンク48へ排出する。このようにブレーキの設
定及び解除の方法は図6に示す実施例と同様である。図
10は制御弁を2個用いた流体圧回路の実施例である。
図6と同様であるが、相違点は、2個の制御弁40,5
6のうちの1個の制御弁56をオンオフの切換弁として
使用することであり、常時通電状態にして、流体圧シリ
ンダ25の流体室25aの高圧流体が流路51aを通っ
て流体タンク48へ排出しないようにする。そして、制
御弁40が故障した非常時のみ制動制御装置60によっ
て通電を解除して、流体室25aに残っている高圧流体
を流路51aから流体タンク48へ排出するものであ
る。また、制御弁56を通常時は制動制御装置60によ
り定格値で通電しておき、制御弁40が故障した非常時
に制動制御装置60から制御弁40に指令した設定値を
制御弁56に同様に指令して、流体室25aの高圧流体
を流路51から流体タンク48へ排出して圧力を制御す
れば、前述したと同様な結果を得られる。
の非常事態が発生した場合の各部の動きを示すタイミン
グチャートである。ここで、切換弁49は常時通電中で
ある。制動制御装置60はこの時の慣性質量の大きさや
走行速度を勘案して、最適な制動力、すなわち、シュー
22をドラム20へ押し付ける力を算出し、これを流体
圧シリンダ25の圧力に換算して制御弁40にe0 から
e1 という設定値の指令を出す。制御弁40は制動制御
装置60の指令に従って、流体室25aの高圧流体を流
路51から流体タンク48へ排出して圧力をp0 からp
1 まで制御する。このため、流体圧シリンダ25のピス
トン26はばね24の力でx0 から流体室25aの圧力
とばね24の力とバランスした位置x1 まで変位し、シ
ュー22がドラム20へ力F1 で押し付けられ制動を開
始する。これによって、ドラム20は速度v0 から減速
し、その後停止する。しかし、図7(b)に示すように
制御弁40に故障をきたし、制動力の制御が不能とな
り、ドラム20が減速せず一定速度v1 で回転し始めた
場合には、設定時間t1 を過ぎた所で、制動制御装置6
0から切換弁49に非常制動指令を出して切換弁49の
通電を解除し、流体室25aに残っている高圧流体を流
路51aから流体タンク48へ排出して圧力をp0 から
0までを制御する。このため、流体圧シリンダ25のピ
ストン26は、ばね24の設定力でx0 から最大変位x
max まで変位しシュー22がドラム20へ力Fmax で押
し付けられ制動を再開する。これによって、ドラム20
は速度v1 から減速し、停止できるようになる。図8は
別の実施例を示すタイミングチャートである。ドラム2
0の速度検出に代わり、流体圧シリンダ25の流体室2
5aの圧力を検出して行うもので、制動制御装置60で
算出した設定圧力と、検出した圧力とが設定時間t2 を
過ぎても一致しない場合に、図7(b)時に説明したと
同様な動作を行う。このように、制御弁40が制御不能
になっても、一定時間後に切換弁49で高圧流体を流体
タンク48へ排出するので、最悪でもばねによる制動だ
けは行えるので、弁を二重化することにより、信頼性が
向上する。図9は切換弁55が通電時は両ポートブロッ
クにして絞り52を除いた流体圧回路の実施例である。
図6と同様であるが、相違点は、絞り52を取り除き、
切換弁55を両ポートブロックにして通電中はアキュム
レータ45からの高圧流体が流路51aと連通しないよ
うにしている。通電を解除することにより、流体圧シリ
ンダ25の流体室25aの高圧流体は流路51aを通っ
て流体タンク48へ排出する。このようにブレーキの設
定及び解除の方法は図6に示す実施例と同様である。図
10は制御弁を2個用いた流体圧回路の実施例である。
図6と同様であるが、相違点は、2個の制御弁40,5
6のうちの1個の制御弁56をオンオフの切換弁として
使用することであり、常時通電状態にして、流体圧シリ
ンダ25の流体室25aの高圧流体が流路51aを通っ
て流体タンク48へ排出しないようにする。そして、制
御弁40が故障した非常時のみ制動制御装置60によっ
て通電を解除して、流体室25aに残っている高圧流体
を流路51aから流体タンク48へ排出するものであ
る。また、制御弁56を通常時は制動制御装置60によ
り定格値で通電しておき、制御弁40が故障した非常時
に制動制御装置60から制御弁40に指令した設定値を
制御弁56に同様に指令して、流体室25aの高圧流体
を流路51から流体タンク48へ排出して圧力を制御す
れば、前述したと同様な結果を得られる。
【0020】
【発明の効果】本発明によればブレーキを高応答にかつ
その制動力を任意に制御できる。更には二重化した流体
圧回路とすることで、一方が故障しても残ったもう一方
の流体圧回路で確実にブレーキを動作させることができ
る。
その制動力を任意に制御できる。更には二重化した流体
圧回路とすることで、一方が故障しても残ったもう一方
の流体圧回路で確実にブレーキを動作させることができ
る。
【図1】本発明のエレベータのブロック図。
【図2】本発明のエレベータの機械系の一実施例のブロ
ック図。
ック図。
【図3】通常時のブレーキの動作の説明図。
【図4】非常制動時のブレーキの動作の説明図。
【図5】本発明のブレーキの一実施例の説明図。
【図6】本発明の流体圧シリンダを駆動する流体圧回路
図。
図。
【図7】本発明の非常制動時のブレーキの動作のタイミ
ングチャート。
ングチャート。
【図8】本発明の非常制動時の制御弁が故障した場合の
ブレーキの動作のタイミングチャート。
ブレーキの動作のタイミングチャート。
【図9】本発明の流体圧シリンダを駆動する他の流体圧
回路図。
回路図。
【図10】本発明の流体圧シリンダを駆動する他の流体
圧回路図。
圧回路図。
40…制御弁、41…モータ、42…流体圧ポンプ、4
3…リリーフ弁、44…逆止め弁、45…アキュムレー
タ、46…圧力スイッチ、47…フィルタ、48…流体
タンク、51,51a…流路、61…流体圧ユニット。
3…リリーフ弁、44…逆止め弁、45…アキュムレー
タ、46…圧力スイッチ、47…フィルタ、48…流体
タンク、51,51a…流路、61…流体圧ユニット。
Claims (1)
- 【請求項1】乗りかごと、前記乗りかごをロープ手段を
介して昇降させる駆動手段と、前記乗りかごの昇降をば
ね力及び流体圧シリンダを圧力制御する流体力によって
制動する制動手段と、前記乗りかごの負荷および/また
は速度を検出する検出手段と、前記検出手段からの信号
に対応して制動力を求める演算手段と、前記演算手段に
よって求められた制動力に対応して前記流体圧シリンダ
の圧力を制御する流体圧制御手段とを備えたエレベータ
において、前記流体圧制御手段は複数の流体圧制御手段
によって流体圧シリンダの圧力制御を行うことを特徴と
するエレベータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6096121A JPH07304572A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | エレベータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6096121A JPH07304572A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | エレベータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07304572A true JPH07304572A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14156555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6096121A Pending JPH07304572A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | エレベータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07304572A (ja) |
-
1994
- 1994-05-10 JP JP6096121A patent/JPH07304572A/ja active Pending
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