JPH0730603A - 検波回路 - Google Patents

検波回路

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JPH0730603A
JPH0730603A JP5171730A JP17173093A JPH0730603A JP H0730603 A JPH0730603 A JP H0730603A JP 5171730 A JP5171730 A JP 5171730A JP 17173093 A JP17173093 A JP 17173093A JP H0730603 A JPH0730603 A JP H0730603A
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JP
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output
circuit
phase
bit
signal
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JP5171730A
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Inventor
Isao Takeuchi
勇雄 竹内
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遅延検波が行われる検波回路のローパスフィ
ルタ(LPF)をデジタル化して、良好に位相変調され
た信号の検波回路を構成できるようにする。 【構成】 入力信号の1シンボル遅延による検波手段の
出力を、第1のLPFを介して第1のレベル判定手段に
供給し、このレベル判定出力の位相を第1の位相判定手
段で判定すると共に、入力信号の複数シンボル遅延によ
る検波手段の出力を、第2のLPFを介して第2のレベ
ル判定手段に供給し、このレベル判定出力の位相を第2
の位相判定手段で判定し、さらに1シンボル遅延による
検波手段の出力レベルを第3のレベル判定手段で判定
し、このレベル判定出力の位相を第3の位相判定手段で
判定し、第2及び第3の位相判定手段の出力から入力信
号の周波数ずれを検出する検出手段とを備えた検波回路
において、各LPFとして、デジタル演算処理によるデ
ジタルフィルタを使用するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、π/4シフトQPSK
変調波のような位相変調波を検波する回路に適用して好
適な検波回路に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルコードレス電話などの通信シス
テムにおいて、π/4シフトDQPSK変調(π/4シ
フト・Differencial・QPSK変調)など
の位相変調されたデジタルデータの伝送により通信を行
うものが提案されている。
【0003】このπ/4シフトDQPSK変調は、微分
された2系列のデータを、複素演算により位相情報と
し、この位相情報を合成して変調信号とするものであ
る。即ち、例えば図7に示すように、2系列のデータ
(I,Q)を4値位相変換器で位相データθk に変換し
て伝送するものである。このようなπ/4シフトDQP
SK変調を行うことで、効率の良いデジタルデータの伝
送ができる。
【0004】このようなπ/4シフトDQPSK変調波
を検波するのに、検波回路に入力される信号の周波数を
所定の周波数に設定する必要がある。このように、周波
数を自動的に制御するAFC(自動周波数制御回路)と
して、タンク入出力位相差検出型AFC、ベースバンド
ビート信号検出型AFC、あるいは基準信号比較型AF
Cなどが知られている。
【0005】これらの従来の装置においては、中間周波
数(IF)が予め設定された所定の周波数となるよう
に、中間周波数を生成するために用いる局部発振器の発
振周波数を周波数誤差に応じて制御するようにしてい
る。
【0006】従来の装置は、このように、IF信号生成
段階における局部発振器の周波数を制御するようにして
いるため、この局部発振器を制御する制御信号線にノイ
ズが重畳され易く、SN比が劣化する問題があった。
【0007】このため、本出願人は先にSN比が劣化す
るのを抑制できる検波回路を提案した。この検波回路
は、図4に示すように構成される。図4において、1は
中間周波アンプ(IFアンプ)を示し、このIFアンプ
1は、入力された中間周波数(IF)信号を飽和増幅
し、遅延検波回路41及び42に出力するようになされ
ている。遅延検波回路41は、入力信号を1シンボル遅
延して出力する遅延回路2と、遅延回路2により遅延さ
れた信号と、遅延されない信号との排他的論理和を演算
するイクスクルーシブオア回路(Ex-OR回路)3と、
Ex-OR回路3の出力の不要な高域成分を除去するロー
パスフィルタ4とにより構成されている。この遅延検波
回路41によりI成分が遅延検波される。
【0008】これに対して、遅延検波回路42は、入力
信号を1シンボル遅延して出力する遅延回路8と、遅延
回路8により遅延された信号と、遅延されない信号との
排他的論理和を演算するEx-OR回路9と、Ex-OR回
路9の出力の不要な高域成分を除去するローパスフィル
タ10とにより構成されている。この遅延検波回路42
によりQ成分が遅延検波される。
【0009】遅延回路2の出力はまた、遅延回路5に供
給され、1シンボルだけさらに遅延された後、Ex-OR
回路6に供給されるようになされている。Ex-OR回路
6は、遅延回路5より入力された信号と、IFアンプ1
より入力された信号との排他的論理和を演算し、ローパ
スフィルタ7に出力している。この遅延回路2,5、E
x-OR回路6及びローパスフィルタ7により、入力信号
を2シンボル遅延してI成分を遅延検波する遅延検波回
路43が構成されている。
【0010】同様にして、遅延回路8の後段には、遅延
回路11が接続され、遅延回路11により1シンボル遅
延された信号が、Ex-OR回路12に供給されるように
なされている。Ex-OR回路12は、遅延回路11より
入力された信号と、IFアンプ1より入力された信号の
排他的論理和を演算し、ローパスフィルタ13に出力し
ている。この遅延回路8,11、Ex-OR回路12及び
ローパスフィルタ13により、入力信号を2シンボル遅
延してQ成分を遅延検波する遅延検波回路44が構成さ
れている。
【0011】ローパスフィルタ4の出力は、3値判定回
路15に供給され、そのレベルが3値判定されるように
なされている。そして、その判定結果が位相差判定回路
25に供給されている。また、ローパスフィルタ10の
出力が3値判定回路18に供給され、3値判定され、そ
の判定結果が位相差判定回路25に供給されている。ロ
ーパスフィルタ7の出力は、3値判定回路16に供給さ
れ、3値判定され、その判定結果が位相差判定回路24
に供給される。また、ローパスフィルタ13の出力は、
3値判定回路19に供給されて3値判定され、その判定
結果が位相差判定回路24に供給されている。さらに、
ローパスフィルタ4の出力は、2値判定回路14に供給
され、2値判定された後、その判定結果が位相差判定回
路20に供給されている。また、ローパスフィルタ10
の出力は、2値判定回路17に供給され、2値判定され
た後、その判定結果が位相差判定回路20に供給されて
いる。
【0012】位相差判定回路20の出力は、加算器22
に供給されるとともに、1シンボル遅延回路21により
1シンボルだけ遅延された後、加算器22に供給され、
位相差判定回路20より供給された信号と加算されるよ
うになされている。そして、加算器22の出力は、減算
器23に供給され、位相差判定回路24の出力から減算
され、減算器23の出力が減算回路26に供給されてい
る。積算26は、図示せぬCPUなどより供給される積
算タイミング信号に同期して、減算器23より供給され
る信号を積算するようになされている。
【0013】この遅延回路21、加算器22、減算器2
3及び積算回路26により、周波数ずれを検出する検出
回路45が構成されている。
【0014】プリアンブル検出回路29は、位相差判定
回路24の出力からプリアンブルを検出し、その検出信
号を積算回路26にリセット信号として供給するととも
に、PLLをリセットする高速シンボル同期信号とし
て、図示せぬPLLに供給されるようになされている。
このプリアンブル検出回路29には、CPUが出力する
同期確立信号がディセーブル信号として供給されてい
る。
【0015】補正回路27は、位相差判定回路25の出
力と積算回路26の出力に対応して補正信号を生成し、
加算器28に出力している。加算器28は、位相差判定
回路25の出力と補正回路27の出力とを加算し、位相
データ変換回路31に出力している。位相データ変換回
路31は、加算器28より供給された信号を復調データ
に変換し、図示せぬCPUへ出力するようになされてい
る。
【0016】また、積算回路26の出力は、ラッチ回路
30に供給され、ラッチされた後、周波数ずれを表す信
号として、図示せぬ回路に供給されるとともに、制御回
路32にも供給されている。制御回路32は、ラッチ回
路30の出力に対応して、遅延回路2,5,8,11の
遅延時間を制御するようになされている。
【0017】次に、その動作について説明する。IFア
ンプ1により飽和増幅された信号は、1シンボル回路
2、Ex-OR回路3、及びローパスフィルタ4よりなる
遅延検波回路41により入力され、I成分が遅延検波さ
れる。このローパスフィルタ4より出力された信号は、
3値判定回路15に供給され、3値判定される。
【0018】3値判定回路15は、図5に示すように、
基準レベルとしての0レベルより大きいレベルI1 と、
0レベルより小さいレベルI2 を、閾値として有してい
る。そして、ローパスフィルタ4より入力された信号の
レベルと、このレベルI1 ,I2 とを比較し、ローパス
フィルタ4より入力された信号のレベルが、レベルI 1
より大きいときH,I1 より小さく、かつ、I2 より大
きいときM、そしてI 2 より小さいときL、の3値判定
結果を2ビットのデータとして、位相差判定回路25に
出力する。
【0019】一方、1シンボル遅延回路8とEx-OR回
路9とローパスフィルタ10よりなる遅延検波回路42
により遅延検波されたQ成分の信号が、3値判定回路1
8に供給され、3値判定される。
【0020】即ち、3値判定回路18は、図5に示すよ
うに、基準レベルとしての0レベルより大きいレベルQ
1 と、0レベルより小さいレベルQ2 を、閾値として有
しており、ローパスフィルタ10より入力された信号の
レベルと、このレベルQ1 ,Q2 とを比較する。ローパ
スフィルタ10より入力された信号のレベルが、レベル
1 より大きいときH,Q1 より小さく、かつ、Q2
り大きいときM、そしてQ2 より小さきときL、の3値
判定結果を2ビットのデータとして、位相差判定回路2
5に出力する。
【0021】このように、位相差判定回路25には、I
成分におけるH,M,Lの3値の判定結果と、Q成分に
おけるH,M,Lの3値の判定結果とが入力される。図
5に示すように、I成分を横軸に、Q成分を縦軸に取
り、I軸上の点を0として、反時計方向に45度ずつ離
間した位置を、それぞれ1乃至7とすると、π/4シフ
トQPSK信号の位相の位置は、1,3,5,7のいず
れか1つとなる。
【0022】I成分の3値判定結果がHであるとき、そ
の信号の位相位置は、0,1又は7のいずれかとなる。
また、I成分の判定結果がMであるとき、位相位置は、
2又は6となる。そして判定結果がLであるとき、位相
位置は、3,4又は5となる。同様にして、Q成分の3
値判定結果がHであるとき、その信号の位相位置は、1
乃至3のいずれかとなり、I成分の判定結果がMである
とき、位相位置は、0又は4となり、判定結果がLであ
るとき、位相位置は、5又は7のいずれかとなる。従っ
て、位相差判定回路25は、I及びQ成分の3値の判定
結果から、図6に示す判定を行うことができる。
【0023】即ち、I成分の判定結果がH,M,Lであ
り、Q成分の判定結果がHであるとき、位相位置は、
1,2又は3となる。I成分の判定結果がH又はLであ
るとき、Q成分の判定結果がMであれば、位相位置は、
0又は4となる。また、I成分の判定結果がH,M,L
であるとき、Q成分の判定結果がLであれば、位相位置
は、7,6又は5となる。
【0024】位相差判定回路25は、この判定結果を加
算器28と補正回路27に出力する。加算器28に入力
された信号は、補正回路27より出力された信号と加算
され(補正され)、最終的な判定結果として位相データ
変換回路31に供給される。
【0025】そして、この補正の動作について説明する
と、1シンボル遅延回路2,5、Ex-OR回路6、及び
ローパスフィルタ7よりなる遅延検波回路43により遅
延検波された出力が、3値判定回路16に供給され、上
述した場合と同様にして、3値の判定が行われ、その判
定結果が位相差判定回路24に供給される。また同様に
して、1シンボル遅延回路8,11、Ex-OR回路1
2、及びローパスフィルタ13よりなる遅延検波回路4
4により遅延検波された出力が、3値判定回路19に供
給され、3値の判定が行われ、その判定結果が位相差判
定回路24に供給される。
【0026】位相差判定回路24は、位相差判定回路2
5における場合と同様に、I成分とQ成分の3値の判定
結果から、π/4シフトQPSK信号の位相位置0乃至
7を判定し、その判定結果を減算器23に出力する。位
相差判定回路24と位相差判定回路25における判定結
果の相違は、位相差判定回路25が入力信号を1シンボ
ル遅延して検波する遅延検波回路41,42の出力より
位相位置を判定しているのに対して、位相差判定回路2
4は、入力信号を2シンボル遅延して検波する遅延検波
回路43,44の出力に対応して位相位置を判定してい
ることである。
【0027】一方、2値判定回路14は、I成分の入力
信号を1シンボル遅延して検波する遅延検波回路41の
出力を、図7に示すように、2値判定する。即ち、2値
判定回路14は、ローパスフィルタ4より入力された信
号のレベルが、閾値としての0レベルより大きいか、小
さいかを判定し、大きいときH、小さいときLの判定結
果を、位相差判定回路20に出力する。
【0028】同様に、2値判定回路17は、ローパスフ
ィルタ10が出力するQ成分の信号レベルを2値判定
し、そのレベルが、閾値としての0レベルより大きいと
きH、小さいときLの判定結果を、位相差判定回路20
に出力する。
【0029】位相差判定回路20には、このようにして
I成分の2値判定H,Lと、Q成分の2値判定H,Lが
入力される。図7に示すように、I成分がHであると判
定されたとき、入力信号の位相位置は0,1又は7であ
り、Lであるとき、3乃至5のいずれかである。また、
Q成分がHであるとき、入力信号の位相位置は1乃至3
のいずれかであり、Lであるとき、5乃至7のいずれか
である。従って、図8に示すように、I成分とQ成分が
両方ともHであるとき、その位相位置は1と判定され、
I成分がL,Q成分がHであるとき、位相位置は3と判
定される。また同様にして、I成分がHであり、Q成分
がLであるとき、位相位置は7と判定され、I成分とQ
成分が両方ともLであるとき、その位相位置は5と判定
される。位相差判定回路20は、この1,3,5又は7
の位相位置の判定結果を出力する。
【0030】この位相差判定回路20の出力は、1シン
ボル遅延回路21により1シンボル遅延されたものと、
遅延されないものとが、加算器22において加算され
る。加算器22は、モジュロ8の加算を行う。
【0031】即ち、この遅延回路21と加算器22によ
り、入力信号を2シンボル遅延して検波した信号を、位
相差判定回路24で判定した場合と同じレベルの判定結
果の信号が生成される。そして、この信号が減算器23
に供給され、位相差判定回路24が出力する信号から減
算される。位相差判定回路24の出力する信号は、遅延
検波回路43,44において2シンボル遅延された信号
を元に生成したものである。これに対して、加算器22
が出力する信号は、遅延検波回路41,42により1シ
ンボル遅延して検波した信号を元に生成されたものであ
る。一般的に、遅延検波回路における遅延シンボル数が
大きくなると、周波数変動に対する検波性能がそれだけ
劣化する。換言すると、1シンボル遅延して検波する遅
延検波回路は、nシンボル遅延して検波する遅延検波回
路より、検波性能の劣化が1/nとなる。
【0032】従って、減算器23が出力する信号は、1
シンボルの遅延検波回路41,42と、2シンボルの遅
延検波回路43,44が、それぞれ両方とも正しいデー
タを復調しているとき0となり、周波数誤差がないもの
と推定することができる。換言すれば、減算器23の出
力は、IFアンプ1より入力される信号の周波数が高い
方にずれている場合、正(+1)となり、低い方にずれ
ている場合、負(−1)となる。
【0033】積算回路26は、減算器23が出力する信
号を、入力される積算タイミングに同期して積算する。
プリアンブル検出回路29は、位相差判定回路24が出
力する信号からプリアンブル(このプリアンブルは、本
装置において検波される信号のタイムスロットの所定の
位置に周期的に配置されている)を検出する。積算回路
26は、このプリアンブル検出回路29から検出信号が
入力されたとき、積算値をリセットする。このようにし
て積算回路26は、所定の期間における減算器23の出
力の積算値を出力する。
【0034】補正回路27は、積算回路26の積算値の
極性(正または負)と、位相差判定回路25の出力(位
相位置0乃至7)をモニタし、補正信号を生成する。こ
の補正信号は、位相差判定回路25が出力する位相位置
が、1,3,5又は7のとき0とされる。即ち、このと
き、位相差判定回路25が出力する位相位置の信号が、
加算器28を介して、そのまま位相データ変換回路31
に供給される。
【0035】これに対して、補正信号は、位相差判定回
路25が出力する位相位置が、0,2,4又は6の場
合、積算回路26における積算値が正であれば、プラス
1とされ、負であれば、−1とされる。この補正信号が
位相差判定回路25の出力に、加算器28において加算
されるため、加算器28の出力は、位相差判定回路25
が出力する位相位置が0,2,4又は6の場合、積算回
路26の積算値が正であれば、それぞれ1,3,5又は
7とされ、積算値が負であれば、7,1,3又は5とさ
れる。
【0036】このようにして、加算器28の出力は、図
5における4つの位相装置1,3,5又は7のいずれか
となる。即ち、π/4シフトQPSKの4つの位相位置
のいずれであるのかが、ここで判定されたことになる。
そして、この位相位置データは、位相データ変換回路3
1に入力され、復調データに変換される。
【0037】一方、積算回路26の積算値は、プリアン
ブル検出回路29が出力するリセット信号によりリセッ
トされる直前に、ラッチ回路30においてラッチされ、
そのラッチ結果に対応して、制御回路32は、遅延回路
2,5,8及び11の遅延量を制御する。即ち、ラッチ
回路30にラッチした値が正であるとき、IF信号の周
波数が高い方にずれているため、制御回路32は、遅延
回路2,5,8又は11の遅延量を小さくなるように制
御する。逆に、ラッチ回路30がラッチした値が負であ
るとき、IF信号の周波数が低い方にずれているため、
各遅延回路における遅延時間を長くするように切り換え
る。
【0038】遅延回路2,5,8又は11は、それぞれ
内部に、例えば100段のシフトレジスタを内蔵してお
り、その段数を変更することにより、遅延時間が制御さ
れる。IFアンプ1に入力される中間周波信号の周波数
を1.2MHz、遅延回路2,5,8及び11のクロッ
クを19.2MHzとするとき、192Kシンボル/秒
のレートで、各シンボルが各遅延回路において処理され
ることになる。
【0039】このように図4の検波回路によると、ベー
スバンドにおいて周波数ずれの検出、及びそれに付随す
る補正が可能となる。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
検波回路を実際に製作する場合には、集積回路として構
成させるのが一般的であるが、ローパスフィルタ4,
7,10,13は、オペアンプ等の部品を使用したアナ
ログ的な回路であるため、このローパスフィルタを集積
回路に完全に内蔵させるのは困難で、ローパスフィルタ
を構成する部品の一部を集積回路に外付けさせる必要が
あった。このため、上述したような検波回路を集積回路
化しても、集積度を上げるのには限界があった。
【0041】本発明はかかる点に鑑み、遅延検波が行わ
れる検波回路を構成するローパスフィルタをデジタル化
して、良好に検波回路を構成できるようにすることを目
的とする。
【0042】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力信号を1
シンボル遅延して検波する第1の遅延検波手段と、この
第1の遅延検波手段の出力を通過させる第1のローパス
フィルタと、この第1のローパスフィルタの出力レベル
を判定する第1のレベル判定手段と、この第1のレベル
判定手段の出力の位相を判定する第1の位相判定手段
と、入力信号を複数シンボル遅延して検波する第2の遅
延検波手段と、この第2の遅延検波手段の出力を通過さ
せる第2のローパスフィルタと、この第2のローパスフ
ィルタの出力レベルを判定する第2のレベル判定手段
と、この第2のレベル判定手段の出力の位相を判定する
第2の位相判定手段と、第1の検波手段の出力レベルを
判定する第3のレベル判定手段と、この第3のレベル判
定手段の出力の位相を判定する第3の位相判定手段と、
第2の位相判定手段の出力と第3の位相判定手段の出力
から、入力信号の周波数ずれを検出する検出手段とを備
えた検波回路において、第1及び第2のローパスフィル
タとして、デジタル演算処理によるデジタルフィルタを
使用するようにしたものである。
【0043】また、この場合にデジタルフィルタとし
て、入力データをシフトレジスタで逐次遅延させ、この
遅延信号を1ビット加算器で順に加算させてフィルタリ
ングされた出力を得るようにしたものである。
【0044】
【作用】本発明によると、ローパスフィルタとして、デ
ジタル演算処理によるデジタルフィルタを使用したこと
で、遅延検波が行われる検波回路全てがデジタル回路化
され、集積回路化する場合の集積度を上げることが可能
になる。
【0045】また、この場合に入力データをシフトレジ
スタで逐次遅延させ、この遅延信号を1ビット加算器で
順に加算させてフィルタリングされた出力を得るように
したことで、ゼロクロス点のデータが保存され、位相変
調波に適した良好なデジタル処理が行われる。
【0046】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図3を参
照して説明する。
【0047】本例においては、図4に示したπ/4シフ
トDQPSK変調されたデジタルデータを遅延検波する
検波回路に適用したもので、その検波回路のローパスフ
ィルタ4,7,10,13を図1に示すように構成す
る。即ち、各ローパスフィルタ4,7,10,13は、
全て同一の構成とされ、データ入力端子51に得られる
Ex-OR回路3,6,9又は12の出力を、直列に接続
された32ビット加算ブロック70a,70b,70c
に順に供給する。この各32ビット加算ブロック70
a,70b,70cの構成は後述する。そして、最終段
の32ビット加算ブロック70cの出力を、シフトレジ
スタ53に供給する。また、52はクロック入力端子を
示し、この入力端子52に得られるクロック(入力デー
タに同期したクロック)を、各32ビット加算ブロック
70a,70b,70c及びシフトレジスタ53に供給
する。なお、ここではクロック周波数を19.2MHz
とし、192kシンボル/秒で処理されるものとする。
【0048】ここで、各32ビット加算ブロック70
a,70b,70cの構成を図2に示すと、各32ビッ
ト加算ブロック70a,70b,70cは同一の構成と
され、データ入力端子71に得られるデータを、シフト
レジスタ80aに供給し、クロック入力端子72に得ら
れるクロックに同期して、1クロックずつ順次遅延させ
て8クロック遅延させる。即ち、シフトレジスタ80a
は、図3に示すように、8個のDフリップフロップ8
1,82‥‥88で構成され、各Dフリップフロップ8
1〜88で入力データを1クロックずつ遅延させ、最終
的に8クロック遅延されたデータを出力端子89に得
る。
【0049】ここで図2の説明に戻ると、このように構
成されるシフトレジスタ80aにより8クロック遅延さ
れたデータを、次の段のシフトレジスタ80bに供給
し、さらにシフトレジスタ80bにより8クロック遅延
されたデータを、次の段のシフトレジスタ80cに供給
し、さらにシフトレジスタ80cにより8クロック遅延
されたデータを、次の段のシフトレジスタ80dに供給
する。そして、最終段のシフトレジスタ80dにより8
クロック遅延されたデータを、出力端子73に供給す
る。従って、出力端子73に得られるデータは、入力端
子71に得られるデータを32クロック遅延させたデー
タになる。なお、各シフトレジスタ80a,80b,8
0c,80dは同一の構成とされる。
【0050】そして、4個のシフトレジスタ80a〜8
0dで1ビットずつ遅延されたデータを、各シフトレジ
スタ80a〜80dから引き出す。従って、4個のシフ
トレジスタ80a〜80dから合計で32ビットのデー
タが引き出される。そして、各シフトレジスタ80a〜
80dから引き出された8ビットのデータを、それぞれ
8ビット加算ブロック90a,90b,90c,90d
に供給する。
【0051】このそれぞれの8ビット加算ブロック90
a〜90dは同一の構成とされ、図3に示すように構成
される。即ち、シフトレジスタ80a(又は80b,8
0c,80d)から出力される8ビットのデータを、2
ビットの半加算器に供給する。この2ビットの半加算器
は、Ex-OR回路91a,92a,93a,94aとA
ND回路91b,92b,93b,94bとで構成され
る。例えば、シフトレジスタ80aのDフリップフロッ
プ81,82の出力を、それぞれEx-OR回路91aと
AND回路91bとに供給し、Ex-OR回路91aで排
他的論理和をとると共に、AND回路91bで論理積を
とる。
【0052】このEx-OR回路91a,92a,93
a,94aとAND回路91b,92b,93b,94
bとで構成される2ビットの半加算器により、隣合うビ
ットのデータが加算された2ビットのデータとなる。こ
の場合、Ex-OR回路91a,92a,93a,94a
の出力が下位ビットになり、AND回路91b,92
b,93b,94bの出力が上位ビットになる。
【0053】そして、それぞれの半加算器が出力する2
ビットのデータを、2ビット加算器95又は96に供給
する。即ち、Ex-OR回路91aとAND回路91bと
で構成される半加算器の2ビットの出力と、Ex-OR回
路92aとAND回路92bとで構成される半加算器の
2ビットの出力とを、2ビット加算器95に供給し、演
算処理によりそれぞれの2ビットのデータを加算した3
ビットのデータ(4ビット加算値)を得る。また、Ex-
OR回路93aとAND回路93bとで構成される半加
算器の2ビットの出力と、Ex-OR回路94aとAND
回路94bとで構成される半加算器の2ビットの出力と
を、2ビット加算器96に供給し、演算処理によりそれ
ぞれの2ビットのデータを加算した3ビットのデータ
(4ビット加算値)を得る。
【0054】そして、それぞれの2ビット加算器95,
96が出力する3ビットのデータのデータを、3ビット
加算器97に供給し、演算処理によりそれぞれの3ビッ
トのデータを加算した4ビットのデータを得る。そし
て、この4ビットのデータを、8ビット加算ブロック9
0a(又は90b,90c,90d)の出力として、1
ビットずつ出力端子98a,98b,98c,98dに
供給する。
【0055】ここで再び図2の説明に戻ると、各8ビッ
ト加算ブロック90a,90b,90c,90dが出力
する4ビットのデータ(8ビット加算値)を、4ビット
加算器74,75に供給する。即ち、8ビット加算ブロ
ック90aが出力する4ビットのデータと、8ビット加
算ブロック90bが出力する4ビットのデータとを、4
ビット加算器74に供給し、演算処理によりそれぞれの
4ビットのデータを加算した5ビットのデータ(16ビ
ット加算値)を得る。また、8ビット加算ブロック90
cが出力する4ビットのデータと、8ビット加算ブロッ
ク90dが出力する4ビットのデータとを、4ビット加
算器75に供給し、演算処理によりそれぞれの4ビット
のデータを加算した5ビットのデータ(16ビット加算
値)を得る。
【0056】そして、それぞれの4ビット加算器74,
75が出力する5ビットのデータ(16ビット加算値)
の内の下位4ビットを、4ビット加算器76に供給し、
演算処理によりそれぞれの4ビットのデータを加算した
5ビットのデータを得る。そして、この5ビットのデー
タの内の下位4ビットを、1ビットずつ出力端子78
a,78b,78c,78dに供給する。
【0057】また、4ビット加算器74の出力の最上位
ビットと、4ビット加算器75の出力の最上位ビットと
を、それぞれAND回路77aとEx-OR回路77bと
の双方に供給する。そして、Ex-OR回路77bの出力
と、4ビット加算器76が出力する5ビットのデータの
内の最上位ビットとを、OR回路77cに供給し、この
OR回路77cの出力を出力端子78eに供給する。そ
して、AND回路77aの出力を出力端子78fに供給
する。
【0058】このようにして32ビット加算ブロック7
0a(又は70b,70c)の出力端子78a〜78f
に、各4ビット加算器74,75が出力する16ビット
加算値である5ビットデータが加算された6ビットデー
タが得られる。この6ビットデータは32ビット加算値
である。
【0059】次に、このように構成された32ビット加
算ブロック70a,70b,70cが組み込まれた図1
に示すローパスフィルタの全体構成について説明する
と、32ビット加算ブロック70aが出力する6ビット
のデータ(32ビット加算値)と、32ビット加算ブロ
ック70bが出力する6ビットのデータ(32ビット加
算値)とを、6ビット加算器54に供給し、演算処理に
より加算された7ビットのデータ(64ビット加算値)
を得る。そして、この7ビットのデータ(64ビット加
算値)を、7ビット加算器58に供給する。
【0060】また、32ビット加算ブロック70cが出
力する6ビットのデータ(32ビット加算値)を、6ビ
ット加算器55に供給すると共に、シフトレジスタ53
側の出力の加算値を、6ビット加算器55に供給する。
【0061】ここで、シフトレジスタ53から6ビット
加算器55までの構成を説明すると、シフトレジスタ5
3は32ビット加算ブロック70cの出力データを4ビ
ット遅延させる構成とされ、1ビット遅延されたデータ
と2ビット遅延されたデータとを、Ex-OR回路56a
とAND回路56bとに供給し、2ビットのデータ(2
ビット加算値)とする。また、3ビット遅延されたデー
タと4ビット遅延されたデータとを、Ex-OR回路56
cとAND回路56dとに供給し、2ビットのデータ
(2ビット加算値)とする。
【0062】そして、それぞれの2ビット加算値として
の2ビットデータを、2ビット加算器57に供給し、演
算処理により加算された3ビットのデータ(4ビット加
算値)とする。そして、この4ビット加算値としての3
ビットデータを、6ビット加算器55に供給する。
【0063】そして、6ビット加算器55では、32ビ
ット加算ブロック70cから供給される6ビットのデー
タ(32ビット加算値)と、2ビット加算器57から供
給される3ビットのデータ(4ビット加算値)とを加算
処理し、7ビットのデータ(36ビット加算値)とし、
この7ビットのデータを7ビット加算器58に供給す
る。
【0064】そして、7ビット加算器58では、6ビッ
ト加算器54から供給される7ビットのデータ(64ビ
ット加算値)と、6ビット加算器55から供給される7
ビットのデータ(36ビット加算値)とを加算処理し、
8ビットのデータとする。この8ビットのデータは、1
00ビットの加算値となる。そして、この100ビット
の加算値としての8ビットのデータを、このローパスフ
ィルタ4(又は7,10,13)の出力端子61,6
2,63,64,65,66,67,68に1ビットず
つ供給する。
【0065】このように構成されるローパスフィルタに
よると、入力端子51に得られるデータが、クロック入
力端子52に得られるクロックに同期して、100クロ
ック順次遅延され、1クロック毎の遅延信号が100ビ
ット加算されて、この100ビットの加算信号が出力端
子61〜68に8ビットのデータとして得られる。この
100ビットの加算信号が、ローパスフィルタにより高
域をカットさせるフィルタリングされたデータとして出
力される。
【0066】このような処理により得られるローパスフ
ィルタの出力は、IIR型のデジタルフィルタやFIR
型のデジタルフィルタと異なり、ゼロクロス点の信号が
そのままの位相で出力に保存されている。従って、ゼロ
クロス点の信号がそのまま保存された本例のローパスフ
ィルタの出力に基づいて、正確なシンボル同期を取るこ
とができ、ローパスフィルタ4,7,10,13の後段
に接続された位相差判定などが正確に行える。このた
め、本例の構成のローパスフィルタ4,7,10,13
を使用した図4に示す検波回路によると、位相変調され
たπ/4シフトDQPSK変調波の検波が正確に行える
ようになる。また、検波回路を集積回路で構成させる場
合には、ローパスフィルタなどの全ての回路がデジタル
回路化され、外付け部品などが全くない集積度の高い集
積回路として構成でき、構成が簡単になる。さらに、全
てデジタル回路で構成できることで、ノイズの影響を受
けにくくなると共に、低電圧で検波回路を駆動できるよ
うになり、それだけ電源回路の負担が少なくなる。
【0067】なお、上述実施例においては、π/4シフ
トDQPSK変調されたデジタルデータを受信する検波
回路に適用したが、他の位相変調されたデータを検波す
る検波回路にも適用できる。
【0068】
【発明の効果】本発明によると、ローパスフィルタとし
て、デジタル演算処理によるデジタルフィルタを使用し
たことで、遅延検波が行われる検波回路全てがデジタル
回路化され、集積回路化する場合の集積度を上げること
が可能になる。
【0069】また、この場合に入力データをシフトレジ
スタで逐次遅延させ、この遅延信号を1ビット加算器で
順に加算させてフィルタリングされた出力を得るように
したことで、入力データのゼロクロス点のデータが保存
された良好なデジタル処理が行われ、このローパスフィ
ルタの出力に基づいた遅延検波が正確にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるローパスフィルタを示
す構成図である。
【図2】一実施例のローパスフィルタの32ビット加算
ブロックの構成を示す構成図である。
【図3】一実施例のローパスフィルタの8ビット加算ブ
ロック及びシフトレジスタの構成を示す構成図である。
【図4】一実施例が適用される検波回路の構成図であ
る。
【図5】π/4シフトDQPSK変調を示す説明図であ
る。
【図6】検波回路による判定状態を示す説明図である。
【図7】π/4シフトDQPSK変調を示す説明図であ
る。
【図8】検波回路による判定状態を示す説明図である。
【符号の説明】
4,7,10,13 ローパスフィルタ 51 データ入力端子 52 クロック入力端子 61,62‥‥68 データ出力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を1シンボル遅延して検波する
    第1の遅延検波手段と、 該第1の遅延検波手段の出力を通過させる第1のローパ
    スフィルタと、 該第1のローパスフィルタの出力レベルを判定する第1
    のレベル判定手段と、 該第1のレベル判定手段の出力の位相を判定する第1の
    位相判定手段と、 上記入力信号を複数シンボル遅延して検波する第2の遅
    延検波手段と、 該第2の遅延検波手段の出力を通過させる第2のローパ
    スフィルタと、 該第2のローパスフィルタの出力レベルを判定する第2
    のレベル判定手段と、 該第2のレベル判定手段の出力の位相を判定する第2の
    位相判定手段と、 上記第1の検波手段の出力レベルを判定する第3のレベ
    ル判定手段と、 該第3のレベル判定手段の出力の位相を判定する第3の
    位相判定手段と、 上記第2の位相判定手段の出力と上記第3の位相判定手
    段の出力から、上記入力信号の周波数ずれを検出する検
    出手段とを備えた検波回路において、 上記第1及び第2のローパスフィルタとして、デジタル
    演算処理によるデジタルフィルタを使用するようにした
    検波回路。
  2. 【請求項2】 上記デジタルフィルタとして、入力デー
    タをシフトレジスタで逐次遅延させ、この遅延信号を1
    ビット加算器で順に加算させてフィルタリングされた出
    力を得るようにした請求項1記載の検波回路。
JP5171730A 1993-07-12 1993-07-12 検波回路 Pending JPH0730603A (ja)

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