JPH0730743B2 - ロータリコンプレツサ - Google Patents
ロータリコンプレツサInfo
- Publication number
- JPH0730743B2 JPH0730743B2 JP60168055A JP16805585A JPH0730743B2 JP H0730743 B2 JPH0730743 B2 JP H0730743B2 JP 60168055 A JP60168055 A JP 60168055A JP 16805585 A JP16805585 A JP 16805585A JP H0730743 B2 JPH0730743 B2 JP H0730743B2
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- JP
- Japan
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- compression
- stage
- compressor
- refrigerant
- rotary compressor
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、空気調和装置,冷蔵庫等に用いられるロー
タリコンプレッサに関する。
タリコンプレッサに関する。
空気調和装置,冷蔵庫等に用いられるロータリコンプレ
ッサにあっては、2つの圧縮室を使って冷媒を圧縮する
ようにしたものがある。こうしたロータリコンプレッサ
の圧縮機部には、従来、第7図に示すようにシリンダa
に、複数の圧縮室b,cを形成するための2つのブレード
d,dを対角に設けて吸入管e,eからそれぞれ圧縮室b,cに
冷媒を吸込むようにして、各吸込んだ冷媒を各圧縮室b,
cで圧縮した後、密閉ケースf内に吐出させ、その後、
密閉ケースfの外部へ吐出するようにしたものが採用さ
れていた。
ッサにあっては、2つの圧縮室を使って冷媒を圧縮する
ようにしたものがある。こうしたロータリコンプレッサ
の圧縮機部には、従来、第7図に示すようにシリンダa
に、複数の圧縮室b,cを形成するための2つのブレード
d,dを対角に設けて吸入管e,eからそれぞれ圧縮室b,cに
冷媒を吸込むようにして、各吸込んだ冷媒を各圧縮室b,
cで圧縮した後、密閉ケースf内に吐出させ、その後、
密閉ケースfの外部へ吐出するようにしたものが採用さ
れていた。
ところが、こうしたロータリコンプレッサは、低圧から
高圧に一度に圧縮するために1圧縮当りのトルク変動が
大きい問題をもっている。このため、振動ならびに騒音
の点で良くない事情にあった。しかも、こうした一段の
圧縮は高圧縮比運転の限界が低い問題をもっていた。
高圧に一度に圧縮するために1圧縮当りのトルク変動が
大きい問題をもっている。このため、振動ならびに騒音
の点で良くない事情にあった。しかも、こうした一段の
圧縮は高圧縮比運転の限界が低い問題をもっていた。
この発明はこのような問題点に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、複数の圧縮室を使って、
トルク変動を小さく、かつ高圧縮比運転を可能としたロ
ータリコンプレッサを提供することにある。
で、その目的とするところは、複数の圧縮室を使って、
トルク変動を小さく、かつ高圧縮比運転を可能としたロ
ータリコンプレッサを提供することにある。
この発明は、密閉ケース内に電動機部とこの電動機部に
直結した圧縮機部を設けてなるロータリコンプレッサに
おいて、圧縮機部は、1つのベーンを配したシリンダを
複数連設して複数の圧縮室を構成して流体を順次多段圧
縮し、複数の圧縮室の内、いずれか1つの圧縮室で圧縮
された流体を密閉ケース内に吐出し、ケース内を中間圧
にするすることで、必要な圧力を多段圧縮から得て、1
圧縮当りのトルク変動を小さくする他、多段圧縮によっ
て高圧縮比を得ることができるようにしようとするもの
である。さらに、ケース内を中間圧にできるので、高圧
縮比運転を可能にしながら、密閉ケース内の温度を低く
でき、電動機部が熱によって劣化したり、密閉ケース内
に集溜された潤滑油が分解することを防止できる。
直結した圧縮機部を設けてなるロータリコンプレッサに
おいて、圧縮機部は、1つのベーンを配したシリンダを
複数連設して複数の圧縮室を構成して流体を順次多段圧
縮し、複数の圧縮室の内、いずれか1つの圧縮室で圧縮
された流体を密閉ケース内に吐出し、ケース内を中間圧
にするすることで、必要な圧力を多段圧縮から得て、1
圧縮当りのトルク変動を小さくする他、多段圧縮によっ
て高圧縮比を得ることができるようにしようとするもの
である。さらに、ケース内を中間圧にできるので、高圧
縮比運転を可能にしながら、密閉ケース内の温度を低く
でき、電動機部が熱によって劣化したり、密閉ケース内
に集溜された潤滑油が分解することを防止できる。
以下、この発明を第1図ないし第3図に示す第1の実施
例にもとづいて説明する。第1図は空気調和装置,冷蔵
庫などに用いられるロータリコンプレッサの平断図を、
第2図は側断図をそれぞれ示し、1は密閉ケース、2は
その密閉ケース1内の上段に設置された電動機部、3は
密閉ケース1内の下段に設置された圧縮機部である。電
動機部2は、固定子2aと回転子2bから構成される。また
圧縮機部3はつぎのようになっている。
例にもとづいて説明する。第1図は空気調和装置,冷蔵
庫などに用いられるロータリコンプレッサの平断図を、
第2図は側断図をそれぞれ示し、1は密閉ケース、2は
その密閉ケース1内の上段に設置された電動機部、3は
密閉ケース1内の下段に設置された圧縮機部である。電
動機部2は、固定子2aと回転子2bから構成される。また
圧縮機部3はつぎのようになっている。
すなわち、4はシリンダ、5および6はシリンダ4の上
下両側にシリンダ4を挟むよに設置されたメインベアリ
ングおよびサブベアリング、7はそのメインベアリング
5およびサブベアリング6で囲まれて形成されるシリン
ダ室に偏心回転自在に配したローラ、8はメインベアリ
ング5の側面の大部分を覆うようにしてメインベアリン
グ5の外周面に取着された上部バルブカバー(マフラー
を兼ねる)、9はサブベアリング6の側面を覆うように
してサブベアリング6の外周面に取着された下部バルブ
カバー(マフラーを兼ねる)である。そして、シリンダ
4には、シリンダ4の中心に対し両側に位置して、2つ
のブレード10a,10bがローラ7の外周面に対し進退可能
に設けられていて、2つのブレード10a,10bをむすぶ線
上の両側にそれぞれ2つ(複数)の圧縮室A,B,吸込室C,
Dを形成する構造としている。なお、ブレード10a,10b間
は圧縮室B,吸込室D側が圧縮室A,吸込室C側に比べ狭く
定められ、圧縮室Bの排除容積の比を圧縮室Aに対し小
さくしている。もちろん、各圧縮室A,B,吸込室C,Dはブ
レード10a,10b間でなされるローラ7のシリンダ4の内
周面に対する摺接によって形成される。一方、シリンダ
にはブレード10aに隣接して圧縮室A側に吐出ポート11a
が設けられている他、ブレード10bに隣接して吸込室C
側に吸込ポート12aが設けられている。さらにシリンダ
4にはブレード10bに隣接して圧縮室Bに吐出ポート11b
が設けられている他、ブレード10aに隣接して吸込室D
側に吸込ポート12bが設けられている。そして、各ポー
トのうち吸込ポート12aは密閉ケース1を貫通してシリ
ンダ4に連結された吸込管13に接続され、吐出ポート11
aはサブベアリング6に設けた、吐出部14(吐出孔14aな
らびに吐出弁14bで構成されるもの)を通じ下部バルブ
カバー9内に連通される他、吸込ポート12bは密閉ケー
ス1内に連通され、吐出ポート11bはメインベアリング
5に設けた、吐出部16(吐出孔16aならびに吐出弁16bで
構成されるもの)を通じ上部バルブカバー8内に連通さ
れていて、ローラ7を矢印の方向(時計回り)へ回転さ
せることにより、ブレード10a,ブレード10bを境とした
両側で冷媒(流体)を圧縮することができるようにして
いる。また下部バルブカバー9内と密閉ケース1内と
は、サブベアリング6,シリンダ4,メインベアリング5の
厚み方向に渡り形成された連通孔17で連通され、上部バ
ルブカバー8には密閉ケース1を介し吐出管18が接続さ
れていて、吸込管13から吸込まれる冷媒を一方の排除容
積が大きい圧縮室Aで1段圧縮,その中間圧となった冷
媒を密閉ケース1内に放出,その放出した冷媒を他方の
排除容積が小さい圧縮室Bで2段圧縮してケース外部へ
吐出させることができる構造としている。つまり、複数
の圧縮室A,Bで順次冷媒を多段圧縮させて、高圧圧力の
冷媒を得ることができるようにしている。
下両側にシリンダ4を挟むよに設置されたメインベアリ
ングおよびサブベアリング、7はそのメインベアリング
5およびサブベアリング6で囲まれて形成されるシリン
ダ室に偏心回転自在に配したローラ、8はメインベアリ
ング5の側面の大部分を覆うようにしてメインベアリン
グ5の外周面に取着された上部バルブカバー(マフラー
を兼ねる)、9はサブベアリング6の側面を覆うように
してサブベアリング6の外周面に取着された下部バルブ
カバー(マフラーを兼ねる)である。そして、シリンダ
4には、シリンダ4の中心に対し両側に位置して、2つ
のブレード10a,10bがローラ7の外周面に対し進退可能
に設けられていて、2つのブレード10a,10bをむすぶ線
上の両側にそれぞれ2つ(複数)の圧縮室A,B,吸込室C,
Dを形成する構造としている。なお、ブレード10a,10b間
は圧縮室B,吸込室D側が圧縮室A,吸込室C側に比べ狭く
定められ、圧縮室Bの排除容積の比を圧縮室Aに対し小
さくしている。もちろん、各圧縮室A,B,吸込室C,Dはブ
レード10a,10b間でなされるローラ7のシリンダ4の内
周面に対する摺接によって形成される。一方、シリンダ
にはブレード10aに隣接して圧縮室A側に吐出ポート11a
が設けられている他、ブレード10bに隣接して吸込室C
側に吸込ポート12aが設けられている。さらにシリンダ
4にはブレード10bに隣接して圧縮室Bに吐出ポート11b
が設けられている他、ブレード10aに隣接して吸込室D
側に吸込ポート12bが設けられている。そして、各ポー
トのうち吸込ポート12aは密閉ケース1を貫通してシリ
ンダ4に連結された吸込管13に接続され、吐出ポート11
aはサブベアリング6に設けた、吐出部14(吐出孔14aな
らびに吐出弁14bで構成されるもの)を通じ下部バルブ
カバー9内に連通される他、吸込ポート12bは密閉ケー
ス1内に連通され、吐出ポート11bはメインベアリング
5に設けた、吐出部16(吐出孔16aならびに吐出弁16bで
構成されるもの)を通じ上部バルブカバー8内に連通さ
れていて、ローラ7を矢印の方向(時計回り)へ回転さ
せることにより、ブレード10a,ブレード10bを境とした
両側で冷媒(流体)を圧縮することができるようにして
いる。また下部バルブカバー9内と密閉ケース1内と
は、サブベアリング6,シリンダ4,メインベアリング5の
厚み方向に渡り形成された連通孔17で連通され、上部バ
ルブカバー8には密閉ケース1を介し吐出管18が接続さ
れていて、吸込管13から吸込まれる冷媒を一方の排除容
積が大きい圧縮室Aで1段圧縮,その中間圧となった冷
媒を密閉ケース1内に放出,その放出した冷媒を他方の
排除容積が小さい圧縮室Bで2段圧縮してケース外部へ
吐出させることができる構造としている。つまり、複数
の圧縮室A,Bで順次冷媒を多段圧縮させて、高圧圧力の
冷媒を得ることができるようにしている。
そして、密閉ケース1内において圧縮機部3のローラ7
と電動機部2の回転子2bとは、回転軸19(クランクシャ
フト)を介して連結されている。これにより、複数の圧
縮室A,Cを有する圧縮機部2は、密閉ケース1内に収容
された単一の電動機部2を駆動源として、共通の回転軸
19にて回転駆動されるようになっている。そして、図示
はしないが、こうして構成されたロータリコンプレッサ
に、冷凍サイクル機器が順次連結されて、空気調和装置
あるいは冷蔵庫などの冷凍サイクルを構成する。
と電動機部2の回転子2bとは、回転軸19(クランクシャ
フト)を介して連結されている。これにより、複数の圧
縮室A,Cを有する圧縮機部2は、密閉ケース1内に収容
された単一の電動機部2を駆動源として、共通の回転軸
19にて回転駆動されるようになっている。そして、図示
はしないが、こうして構成されたロータリコンプレッサ
に、冷凍サイクル機器が順次連結されて、空気調和装置
あるいは冷蔵庫などの冷凍サイクルを構成する。
つぎに、このように構成されたロータリコンプレッサの
作用について説明する。今、電動機部2を励磁する。こ
れにより、回転子2bから得られた回転力が回転軸19を介
してローラ7へ伝達される。そして、このローラ7の偏
心回転に伴い、冷凍サイクルの蒸発器(図示しない)か
ら冷媒が吸込管13ならびに吸込ポート12aからシリンダ
4内へ吸込まれる。そして、吸込まれた冷媒は1段目の
吸込室Cを経て1段目の圧縮室Aに至り、ここで1段目
の圧縮が行われる。この段階では冷媒は、それ程、高温
高圧でない、中間の圧力に圧縮される。そして、この中
間圧力をもつ冷媒は、吐出孔14a,吐出弁14bを経て下部
バルブカバー9内に吐出され、連通孔17,上部バルブカ
バー8内を経て密閉ケース1内に吐出されていく。この
密閉ケース1内へ吐出する段階で、冷媒と共に吸込まれ
た潤滑油が分離され、密閉ケース1の内底部に形成され
た油溜め部20へ集溜されていく。一方、密閉ケース1内
に吐出された冷媒は、吸込ポート12bから再びシリンダ
4内に吸込まれ、2段目の吸込室Dを経て2段目の圧縮
室Bに至る。そして、この圧縮室Bで2段目の圧縮が行
われ、中間圧の冷媒を高温な高圧圧力にまで圧縮するこ
とになる。そして、この高圧(高温)圧力となった冷媒
が吐出孔16a,吐出弁16b,上部バルブカバー8を経て吐出
管18から冷凍サイクルの凝縮器(図示しない)へ吐出さ
れていく。
作用について説明する。今、電動機部2を励磁する。こ
れにより、回転子2bから得られた回転力が回転軸19を介
してローラ7へ伝達される。そして、このローラ7の偏
心回転に伴い、冷凍サイクルの蒸発器(図示しない)か
ら冷媒が吸込管13ならびに吸込ポート12aからシリンダ
4内へ吸込まれる。そして、吸込まれた冷媒は1段目の
吸込室Cを経て1段目の圧縮室Aに至り、ここで1段目
の圧縮が行われる。この段階では冷媒は、それ程、高温
高圧でない、中間の圧力に圧縮される。そして、この中
間圧力をもつ冷媒は、吐出孔14a,吐出弁14bを経て下部
バルブカバー9内に吐出され、連通孔17,上部バルブカ
バー8内を経て密閉ケース1内に吐出されていく。この
密閉ケース1内へ吐出する段階で、冷媒と共に吸込まれ
た潤滑油が分離され、密閉ケース1の内底部に形成され
た油溜め部20へ集溜されていく。一方、密閉ケース1内
に吐出された冷媒は、吸込ポート12bから再びシリンダ
4内に吸込まれ、2段目の吸込室Dを経て2段目の圧縮
室Bに至る。そして、この圧縮室Bで2段目の圧縮が行
われ、中間圧の冷媒を高温な高圧圧力にまで圧縮するこ
とになる。そして、この高圧(高温)圧力となった冷媒
が吐出孔16a,吐出弁16b,上部バルブカバー8を経て吐出
管18から冷凍サイクルの凝縮器(図示しない)へ吐出さ
れていく。
しかるに、必要な冷媒の圧力を2段(多段)圧縮から得
ることができることとなる。この結果、1圧縮当りのト
ルク変動は小さく(滑らか)なり、その分、振動,騒音
を減少させることができる。しかも、1段目の圧縮を従
来と同様の圧力にすれば、高圧縮比の運転が可能で、2
段目の圧縮分、圧力ならびに温度が高い吐出冷媒が得ら
れる利点をもつ。特に、高圧縮比運転は冷凍サイクルの
蒸発器の温度を低くすることができ、極低温用冷凍装置
などに有効である。
ることができることとなる。この結果、1圧縮当りのト
ルク変動は小さく(滑らか)なり、その分、振動,騒音
を減少させることができる。しかも、1段目の圧縮を従
来と同様の圧力にすれば、高圧縮比の運転が可能で、2
段目の圧縮分、圧力ならびに温度が高い吐出冷媒が得ら
れる利点をもつ。特に、高圧縮比運転は冷凍サイクルの
蒸発器の温度を低くすることができ、極低温用冷凍装置
などに有効である。
そのうえ、複数の圧縮室A,Cにおける圧縮運転は、共通
の密閉ケース1内に収容されている単一の電動器部2の
駆動力を共通の回転軸19に伝えることで行われるから、
駆動系は共通ですみ、小スペースで多段圧縮ができる。
の密閉ケース1内に収容されている単一の電動器部2の
駆動力を共通の回転軸19に伝えることで行われるから、
駆動系は共通ですみ、小スペースで多段圧縮ができる。
また、上述した実施例のように1段圧縮した冷媒を一
旦、密閉ケース1内に放出して後、2段圧縮を行なうよ
うにした構造は、第3図に示すモリエル線図でも示すよ
うにコンプレッサの吸込圧力Psとコンプレッサの吐出圧
力Pdとの中間上、温度の低い中間圧力Pmが密閉ケース1
内に吐出するために、密閉ケース1内の温度を低くしつ
つ、吐出圧力だけを高めることができる利点をもち、電
動機部2が熱によって劣化,密閉ケース1内に集溜され
た潤滑油21が分解するなどの支障を防止つつ高圧の吐出
圧力を得ることができる効果をもたらす。なお、第3図
においてTdは吐出圧力Pdの温度、Tmは中間圧力Pmの温度
を示す。しかも、密閉ケース1の容積で吐出脈動を極め
て小さくなった冷媒が圧縮されるために2段目における
吸入効率は高く、効率に優れた運転を行なうことができ
る利点もある。加えて、こうした2段圧縮ならびに密閉
ケース1内に冷媒を吐出するものは、液冷媒に対しても
優れた効果を奏する。すなわち、急激に液冷媒を吸込む
と、1段目の圧縮では摺動部品が液圧縮のショックを受
けるが、そのショックは圧縮室が分割されているために
小さくてすむ。しかも、密閉ケース1内に吐出された冷
媒が再び圧縮されるために、密閉ケース1がアキューム
レータの役割をはたして2段目の圧縮における液吸込み
をほとんどなくすことができるなどが挙げられる。こう
したことは、ロータリコンプレッサで必要とされる外部
アキュームレータをなくす、あるいは小形化にすること
にもつながり、その効果は高い。
旦、密閉ケース1内に放出して後、2段圧縮を行なうよ
うにした構造は、第3図に示すモリエル線図でも示すよ
うにコンプレッサの吸込圧力Psとコンプレッサの吐出圧
力Pdとの中間上、温度の低い中間圧力Pmが密閉ケース1
内に吐出するために、密閉ケース1内の温度を低くしつ
つ、吐出圧力だけを高めることができる利点をもち、電
動機部2が熱によって劣化,密閉ケース1内に集溜され
た潤滑油21が分解するなどの支障を防止つつ高圧の吐出
圧力を得ることができる効果をもたらす。なお、第3図
においてTdは吐出圧力Pdの温度、Tmは中間圧力Pmの温度
を示す。しかも、密閉ケース1の容積で吐出脈動を極め
て小さくなった冷媒が圧縮されるために2段目における
吸入効率は高く、効率に優れた運転を行なうことができ
る利点もある。加えて、こうした2段圧縮ならびに密閉
ケース1内に冷媒を吐出するものは、液冷媒に対しても
優れた効果を奏する。すなわち、急激に液冷媒を吸込む
と、1段目の圧縮では摺動部品が液圧縮のショックを受
けるが、そのショックは圧縮室が分割されているために
小さくてすむ。しかも、密閉ケース1内に吐出された冷
媒が再び圧縮されるために、密閉ケース1がアキューム
レータの役割をはたして2段目の圧縮における液吸込み
をほとんどなくすことができるなどが挙げられる。こう
したことは、ロータリコンプレッサで必要とされる外部
アキュームレータをなくす、あるいは小形化にすること
にもつながり、その効果は高い。
また、上述の実施例のようにブレード10a,10bの配置を
変えて、2段目の圧縮空間を1段目の圧縮空間に対し小
さくする構造は、2段目の圧縮における吸入圧力の低下
(ワイヤドローイング)を少なくすることができる利点
をもち、その分、圧縮効率を高める効果をもたらす。
変えて、2段目の圧縮空間を1段目の圧縮空間に対し小
さくする構造は、2段目の圧縮における吸入圧力の低下
(ワイヤドローイング)を少なくすることができる利点
をもち、その分、圧縮効率を高める効果をもたらす。
また、この発明は上述した第1の実施例に限定されるも
のではなく、第4図ないし第6図に示す第2の実施例の
ようにしてもよい。第2の実施例は、第1の実施例おけ
る複数のブレードを用いて複数の圧縮室を構成して、冷
媒を順次多段圧縮するようにしたものに代わり、1つの
ベーンを配したシリンダを複数連設して複数の圧縮室を
構成したものである。詳しくは、中間ベアリング30の一
方のシール面上に第5図に示すような1つのシリンダ31
に対し各々1つのローラ32,ベーン33を配した、従来の
1段圧縮と同じ構成の圧縮機器を設ける他、他方のシー
ル面上に第6図に示すような同じく1つのシリンダ41に
対し各々1つのローラ42,ベーン43を配した圧縮部を設
けて、下段を1段目,上段を2段目とした複数の圧縮室
A,Cを構成する。なお、44はメインベアリング、45はサ
ブベアリングである。そして、1段目のシリンダ31の吸
込側に吸入管13を接続、2段目のシリンダ41の吐出側に
吐出管18を吐出部16を介し接続する他、1段目のシリン
ダ31の吐出側に下部バルブカバー9内に開口する吐出部
14を設け、2段目のシリンダ31の吸込側に密閉ケース1
内に開口する吸込ポート44を設ける。そして、サブベア
リング45,シリンダ31,中間ベアリング30,シリンダ41,メ
インベアリング44の厚み方向に渡り、下部バルブカバー
9内と密閉ケース1内と連通する連通孔46を設けて、圧
縮機部3を構成したものである。もちろん、各ローラ3
2,42は回転軸19に連結される。
のではなく、第4図ないし第6図に示す第2の実施例の
ようにしてもよい。第2の実施例は、第1の実施例おけ
る複数のブレードを用いて複数の圧縮室を構成して、冷
媒を順次多段圧縮するようにしたものに代わり、1つの
ベーンを配したシリンダを複数連設して複数の圧縮室を
構成したものである。詳しくは、中間ベアリング30の一
方のシール面上に第5図に示すような1つのシリンダ31
に対し各々1つのローラ32,ベーン33を配した、従来の
1段圧縮と同じ構成の圧縮機器を設ける他、他方のシー
ル面上に第6図に示すような同じく1つのシリンダ41に
対し各々1つのローラ42,ベーン43を配した圧縮部を設
けて、下段を1段目,上段を2段目とした複数の圧縮室
A,Cを構成する。なお、44はメインベアリング、45はサ
ブベアリングである。そして、1段目のシリンダ31の吸
込側に吸入管13を接続、2段目のシリンダ41の吐出側に
吐出管18を吐出部16を介し接続する他、1段目のシリン
ダ31の吐出側に下部バルブカバー9内に開口する吐出部
14を設け、2段目のシリンダ31の吸込側に密閉ケース1
内に開口する吸込ポート44を設ける。そして、サブベア
リング45,シリンダ31,中間ベアリング30,シリンダ41,メ
インベアリング44の厚み方向に渡り、下部バルブカバー
9内と密閉ケース1内と連通する連通孔46を設けて、圧
縮機部3を構成したものである。もちろん、各ローラ3
2,42は回転軸19に連結される。
こうした圧縮機部3の作用としては、回転軸19の回転に
伴い、吸込管13から吸込まれた冷媒を1段目のシリンダ
31内で圧縮し、その圧縮した冷媒が吐出部14,下部バル
ブカバー9内,連通孔46を通じ密閉ケース1内に吐出さ
れる。そして、その密閉ケース1内の冷媒が吸込ポート
44を通じ、2段目のシリンダ41に吸込まれて圧縮され、
その2段圧縮された冷媒が吐出管18から冷凍サイクル機
器へ吐出される。
伴い、吸込管13から吸込まれた冷媒を1段目のシリンダ
31内で圧縮し、その圧縮した冷媒が吐出部14,下部バル
ブカバー9内,連通孔46を通じ密閉ケース1内に吐出さ
れる。そして、その密閉ケース1内の冷媒が吸込ポート
44を通じ、2段目のシリンダ41に吸込まれて圧縮され、
その2段圧縮された冷媒が吐出管18から冷凍サイクル機
器へ吐出される。
このようにしても上述した第1の実施例と同様の効果を
奏する。但し、第4図ないし第6図において、第1の実
施例と同一構成部分は同一符号を附してその説明を省略
した。
奏する。但し、第4図ないし第6図において、第1の実
施例と同一構成部分は同一符号を附してその説明を省略
した。
なお、第1および第2の実施例共、2つの圧縮室を使っ
て多段圧縮するようにしたものを一例に挙げたが、これ
に限らず、3段以上の多段圧縮としてもよい。
て多段圧縮するようにしたものを一例に挙げたが、これ
に限らず、3段以上の多段圧縮としてもよい。
〔発明の効果〕 以上説明したようにこの発明によれば、必要な圧力を多
段圧縮から得て、1圧縮当りのトルク変動を小さくする
ことができる他、多段圧縮によって高圧縮比運転を可能
とすることができる。さらに、ケース内を中間圧にでき
るので、高圧縮比運転を可能にしながら、密閉ケース内
の温度を低くでき、電動機部が熱によって劣化したり、
密閉ケース内に集溜された潤滑油が分解することを防止
できる。
段圧縮から得て、1圧縮当りのトルク変動を小さくする
ことができる他、多段圧縮によって高圧縮比運転を可能
とすることができる。さらに、ケース内を中間圧にでき
るので、高圧縮比運転を可能にしながら、密閉ケース内
の温度を低くでき、電動機部が熱によって劣化したり、
密閉ケース内に集溜された潤滑油が分解することを防止
できる。
第1図ないし第3図はこの発明の第1の実施例を示し、
第1図はロータリコンプレッサの圧縮機部を示す平断面
図、第2図は圧縮機部を、ロータリコンプレッサの全体
の構造と共に示す側断面図、第3図は密閉ケース内に中
間圧を吐出して多段圧縮したときの変化状態を示すモリ
エル線図、第4図ないし第6図はこの発明の第2の実施
例を示し、第4図はロータリコンプレッサの側断面図、
第5図はその圧縮機部の下段側の構造を示す平断面図、
第6図はその圧縮機部の上段側の構造を示す平断面図、
第7図が従来の2つの圧縮室を使ったロータリコンプレ
ッサを示す平断面図である。 1……密閉ケース、2……電動機部、3……圧縮機部、
19……回転軸(クランシャフト)、A,C……圧縮室。
第1図はロータリコンプレッサの圧縮機部を示す平断面
図、第2図は圧縮機部を、ロータリコンプレッサの全体
の構造と共に示す側断面図、第3図は密閉ケース内に中
間圧を吐出して多段圧縮したときの変化状態を示すモリ
エル線図、第4図ないし第6図はこの発明の第2の実施
例を示し、第4図はロータリコンプレッサの側断面図、
第5図はその圧縮機部の下段側の構造を示す平断面図、
第6図はその圧縮機部の上段側の構造を示す平断面図、
第7図が従来の2つの圧縮室を使ったロータリコンプレ
ッサを示す平断面図である。 1……密閉ケース、2……電動機部、3……圧縮機部、
19……回転軸(クランシャフト)、A,C……圧縮室。
Claims (3)
- 【請求項1】密閉ケース内に電動機部とこの電動機部に
直結した圧縮機部を設けてなるロータリコンプレッサに
おいて、前記圧縮機部は、1つのベーンを配したシリン
ダを複数連設して複数の圧縮室を構成して流体を順次多
段圧縮し、複数の圧縮室の内、いずれか1つの圧縮室で
圧縮された流体を前記密閉ケース内に吐出し、ケース内
を中間圧にしたことを特徴するロータリコンプレッサ。 - 【請求項2】前記圧縮機部は、前記シリンダを複数上下
方向に連設し、流体を下段の圧縮室から上段の電動機部
側の圧縮室の順に多段圧縮したことを特徴とする特許請
求の範囲第1項に記載のロータリコンプレッサ。 - 【請求項3】前記圧縮機部は、前記シリンダを2個連設
し、2段目の圧縮空間を1段目の圧縮空間に対し小さく
したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のロ
ータリコンプレッサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60168055A JPH0730743B2 (ja) | 1985-07-30 | 1985-07-30 | ロータリコンプレツサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60168055A JPH0730743B2 (ja) | 1985-07-30 | 1985-07-30 | ロータリコンプレツサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6229787A JPS6229787A (ja) | 1987-02-07 |
| JPH0730743B2 true JPH0730743B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=15860992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60168055A Expired - Lifetime JPH0730743B2 (ja) | 1985-07-30 | 1985-07-30 | ロータリコンプレツサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0730743B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01300081A (ja) * | 1988-05-30 | 1989-12-04 | Matsushita Refrig Co Ltd | 圧縮機 |
| JPH07318179A (ja) * | 1994-05-26 | 1995-12-08 | Toshiba Corp | 密閉型コンプレッサならびにこれを有する冷凍装置,空気調和機 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52137708A (en) * | 1976-05-13 | 1977-11-17 | Sanwa Seiki Mfg Co Ltd | Compressors |
| JPS5718492A (en) * | 1980-07-07 | 1982-01-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Rotary compressor |
-
1985
- 1985-07-30 JP JP60168055A patent/JPH0730743B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6229787A (ja) | 1987-02-07 |
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