JPH07307552A - プリント回路基板の製造方法 - Google Patents

プリント回路基板の製造方法

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JPH07307552A
JPH07307552A JP11965794A JP11965794A JPH07307552A JP H07307552 A JPH07307552 A JP H07307552A JP 11965794 A JP11965794 A JP 11965794A JP 11965794 A JP11965794 A JP 11965794A JP H07307552 A JPH07307552 A JP H07307552A
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JP
Japan
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group
resist film
acid
etching resist
etching
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JP11965794A
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Inventor
Takao Ono
隆生 大野
Shinichi Akaike
信一 赤池
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Tamura Kaken Corp
Original Assignee
Tamura Kaken Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スルーホールを有する回路基板を製造する際の
エッチング工程において簡単、安価かつ信頼性の高いエ
ッチングレジスト膜を形成すること。 【構成】回路配線パターンのスルーホール及びその周縁
に 【化1】〜 【化2】の1種を含有する処理液にて処理したエッチン
グレジスト膜を形成する。但し、X1, X2,Y2はハロゲン
原子、アミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、ヒドロキシ
基、低級アルコキシ基、シアノ基、アセチル基、ベンゾ
イル基、カルバモイル基、ホルミル基、カルボキシル
基、低級アルコキシカルボニル又はニトロ基、Y1はC1
C20 のアルキル基を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スルーホールを有する
プリント回路基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント回路基板は、例えば銅張積層基
板に回路配線のパターンを形成したものであって、その
上に電子部品を搭載して一つの電気回路ユニットを形成
できるようにしたものである。このようなプリント回路
基板には、その両面に回路配線のパターンを有し、それ
ぞれのパターンに電子部品を搭載する両面実装型のもの
も多く用いられているが、これには両面の回路配線のパ
ターンを接続するために基板の両面に貫通するスルーホ
ールが設けられ、その内面に形成される銅メッキ層によ
り両面の回路配線パターンが接続される。
【0003】このようなプリント回路基板の製造方法と
しては、穴埋め法、テンティング法、半田剥離法が行わ
れている。穴埋め法は、両面銅張積層板からなる基板に
回路配線パターンにしたがって所定の位置にスルーホー
ルを形成し、ついで化学銅メッキ、電気銅メッキを順次
行い、その後スルーホールにインキを充填し、それから
基板の両面の銅層表面に印刷法又は写真法によって回路
配線パターン部をエッチングレジスト樹脂膜で覆って回
路配線パターンの陽画形成処理を行ない、その後エッチ
ング処理を行なう方法である。この場合、インキの充填
によりエッチング液がスルーホールに浸透しないように
試みられ、スルーホール内壁面に形成された銅メッキ層
が侵されないように図られる。また、テンティング法
は、上記穴埋め法と同様にメッキ処理までを行ってから
ドライフィルムを貼り合わせ(感光層をポリエステルフ
ィルムとポリエチレンフィルムでサンドイッチしたもの
でポリエチレンフィルムを剥がして銅層表面に粘着させ
る。)、ついで回路配線のパターン図の露光を行なって
回路配線部分の感光層を硬化させそれ以外を未硬化状態
にしてから、その未硬化部分を除去して銅層を露出させ
る現像処理を行なって回路配線パターンの陽画形成処理
を行ない、それからその露出部分の銅層をエッチングす
る方法である。この場合は、ドライフィルムで塞がれる
ことによりスルーホールにエッチング液の浸透が防止さ
れるように試みられる。また、半田剥離法は、上記テン
ティング法と同様にメッキ処理まで行うが、その後に陽
画形成処理を行う代わりにドライフィルムを用いた写真
法あるいは印刷法により陰画形成処理、すなわち、回路
配線部分を未硬化感光層で被覆し、それ以外を硬化感光
層により被覆してから、未硬化感光層を除去して銅面を
露出させる現像処理を行ない、ついで電気半田メッキを
施してその銅面に半田層を形成する。そして硬化感光層
を除去して銅面を露出させ、エッチング処理を行ってか
ら、半田層をフッ化水素酸等により溶解して除去し、回
路配線パターンを形成する。この場合には、半田層によ
りスルーホールの壁面の銅メッキ層がエッチング液から
保護される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
穴埋め法ではインキにごみが入ったりすること等により
スルーホール全体にインキを漏れなく充填することが難
しく、エッチング液の浸透を十分に防止できないことに
より銅メッキ層が侵されることがあり、できあがったプ
リント回路基板のスルーホールの配線機能の信頼性に問
題があるのみならず、その作業も印刷法によらなければ
ならないなど生産性が低く、製造コストが嵩むほか、有
機溶剤を使用することによる作業上の火災の危険、作業
者に対する健康上の問題等がある。また、テンティング
法は、スルーホールを覆うドライフィルムがエッチング
液の重みにより弛むことがあってその侵入を防ぐことが
できないことがあるのみならず、現像操作等の工程が必
要であり、この場合も上記と同様にできあがったプリン
ト回路基板のスルーホールの配線機能の信頼性に問題が
あるのみならず、生産性が低く、製造コストが嵩む等の
問題がある。また、半田剥離法は、フッ化水素酸の使用
や、半田層を溶解した後に排出される鉛に伴う公害の問
題がある。このような問題点を解決するために、特開平
5─287562号公報には下記一般式〔化3〕で表わ
され、芳香族環基を有しないイミダゾール系化合物の膜
より耐酸化性があるとされているベンズイミダゾール系
化合物を用いたエッチングレジスト膜の形成方法が記載
されているが、その種類は限定されているので、エッチ
ングレジスト膜作成用処理液の種類、エッチングレジス
ト膜の性能の点でその選択性の幅が狭いという問題があ
る。
【0005】
【化3】
【0006】(式中、R1 、R3 はメチル基、nは0〜
3、R2 は0、もしくは炭素数1以上のアルキル基であ
って、直鎖でなくても良い、又はフェニル基、アルキル
フェニル基)
【0007】本発明の第1の目的は、スルーホールの配
線部の機能の信頼性の高いプリント回路基板の製造方法
を提供することにある。本発明の第2の目的は、エッチ
ング処理工程において安価な材料を用いて、簡単な工程
により製造できるプリント回路基板の製造方法を提供す
ることにある。本発明の第3の目的は、排水処理が簡単
であって、公害を発生し難いプリント回路基板の製造方
法を提供することにある。本発明の第4の目的は、上記
目的をエッチングレジスト膜の形成方法を改善すること
により実現することにある。本発明の第5の目的は、エ
ッチングレジスト膜作成用処理液の種類、エッチングレ
ジスト膜の性能の選択幅を広くすることができるプリン
ト回路基板の製造方法を提供することにある。本発明の
第6の目的は、銅面に安定かつ耐エッチング液性のある
ベンズイミダゾール系化合物を主とした膜を形成し、エ
ッチング液に対する耐性を向上することができるプリト
回路基板の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、表面に銅層を有する基板にエッチング処
理をするエッチング処理工程を有することによりスルー
ホールを有する回路配線パターンを形成するプリント回
路基板の製造方法において、上記エッチング処理は下記
一般式〔化1〕及び〔化2〕で表される化合物からなる
群の少なくとも1つの化合物又はその塩を含有する処理
液により処理することにより上記回路配線パターンの少
なくとも上記スルーホール及びその周縁にエッチングレ
ジスト膜を形成した後エッチングするプリント回路基板
の製造方法を提供するものである。
【化1】(式中、X1 は同一又は異なりてハロゲン原
子、アミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、ヒドロキシ
基、低級アルコキシ基、シアノ基、アセチル基、ベンゾ
イル基、カルバモイル基、ホルミル基、カルボキシル
基、低級アルコキシカルボニル基又はニトロ基、Y1
炭素数1〜7個の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、nは1
〜4の整数を表す。)
【化2】(式中、X2 、Y2 はそれぞれ同一又は異なり
てハロゲン原子、アミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、
ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、シアノ基、アセチル
基、ベンゾイル基、カルバモイル基、ホルミル基、カル
ボキシル基、低級アルコキシカルボニル基又はニトロ
基、さらにY2 は炭素数1〜7個の直鎖又は分岐鎖のア
ルキル基、n、pはそれぞれ0〜4の整数、mは1〜1
0の整数を表す。) この際、エッチングレジスト膜を加熱処理又は酸化処理
することが好ましい。
【0009】上記一般式〔化1〕に属する具体的化合物
としては、5,6−ジクロロ−2−n−ヘキシルベンズ
イミダゾール、6−ジエチルアミノ−2−n−デシルベ
ンズイミダゾール、6−ヒドロキシ−2−n−エイコサ
ベンズイミダゾール、4,7−ジシアノ−2−n−オク
チルベンズイミダゾール、6−ニトロ−2−エチルベン
ズイミダゾール、6−エトキシ−2−イソプロピルベン
ズイミダゾール、6−アミノ−2−イソオクチルベンズ
イミダゾール、4,6−ジアセチル−2−イソブチルベ
ンズイミダゾール、4−ベンゾイル−6−カルバモイル
−2−n−プロピルベンズイミダゾール、4,7−ジメ
トキシカルボニル−2−n−エイコサベンズイミダゾー
ル、6−メトキシカルボニル−2−イソプロピルベンズ
イミダゾール、4,5−ジメチル−7−アセチル−2−
ヘキシルベンズイミダゾール、4−クロロ−6−n−ヘ
プチル−7−メトキシ−2−エチルベンズイミダゾー
ル、4,6−ジフルオロ−5−ホルミル−2−n−ノニ
ルベンズイミダゾール、6−カルバモイル−4,7−ジ
エトキシ−2−イソブチルベンズイミダゾール等及びこ
れらの塩が挙げられる。上記〔化1〕に属する最も好ま
しい化合物としては後述の実施例に記載されたものが挙
げられる。
【0010】本発明において、上記一般式〔化2〕に属
する具体的化合物としては、4−クロロ−2−(3−フ
ェニルプロピル)ベンズイミダゾール、6−ジメチルア
ミノ−2−(9−フェニルノニル)ベンズイミダゾー
ル、4,7−ジヒドロキシ−2−ベンジルベンズイミダ
ゾール、4−シアノ−2−(6−フェニルヘキシル)ベ
ンズイミダゾール、5,6−ジニトロ−2−ベンジルベ
ンズイミダゾール、4,7−ジエトキシ−2−(2−フ
ェニルエチル)ベンズイミダゾール、6−アミノ−2−
(4−フェニルブチル)ベンズイミダゾール、6−アセ
チル−2−ベンジルベンズイミダゾール、4−ベンゾイ
ル−2−(5−フェニルペンチル)ベンズイミダゾー
ル、6−カルバモイル−2−(7−フェニルヘプチル)
ベンズイミダゾール、6−エトキシカルボニル−2−ベ
ンジルベンズイミダゾール、4,5,6−トリメトキシ
−2−(2−フェニルエチル)ベンズイミダゾール、
5,6−ジメチル−7−ベンゾイル−2−(3−フェニ
ルプロピル)ベンズイミダゾール、4,5−ジクロロ−
6−n−ブチル−2−(9−フェニルノニル)ベンズイ
ミダゾール、4−フルオロ−6−ホルミル−2−ベンジ
ルベンズイミダゾール、6−カルバモイル−5−エトキ
シ−2−(10−フェニルデシル)ベンズイミダゾー
ル、5,6−ジメチル−2−{(4−メトキシフェニ
ル)ブチル}ベンズイミダゾール、6−クロロ−2−
{(2−ニトロフェニル)エチル}ベンズイミダゾー
ル、6−カルボエトキシ−2−(3−ブロモベンジル)
ベンズイミダゾール、4−ヒドロキシ−2−{(4−シ
アノフェニル)プロピル}ベンズイミダゾール、6−ジ
メチルアミノ−2−{(4−ホルミルフェニル)プロピ
ル}ベンズイミダゾール、6−ベンゾイル−2−{(4
−tert−ブチルフェニル)エチル}ベンズイミダゾ
ール、2−{(2−アセチルフェニル)ペンチル}ベン
ズイミダゾール、6−カルバモイル−2−{(2,4−
ジヒドロキシフェニル)エチル}ベンズイミダゾール等
及びこれらの塩が挙げられる。上記〔化2〕に属する最
も好ましい化合物としては後述の実施例に記載されたも
のが挙げられる。
【0011】本発明に係わるエッチングレジスト膜を形
成するには、そのための処理液が必要であるが、この処
理液には上記の〔化1〕及び〔化2〕で示される、いわ
ゆるベンズイミダゾール系化合物を溶媒に溶解あるいは
乳化させた状態にするのが使用上都合が良い。その溶媒
としては水あるいは水に混ざる溶剤さらにはこれらの混
合物が挙げられる。その際、ベンズイミダゾール系化合
物は、一般に水に不溶性であるので、有機酸及び無機酸
の少なくとも1種により塩を形成をすると使用し易くな
り好ましい。この場合の酸としては、ギ酸、酢酸、カプ
リン酸、プロピオン酸、酪酸、グリコール酸、乳酸、ク
ロロ酢酸、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、ブロモ酢
酸、ジブロモ酢酸、フルオロ酢酸、ジフルオロ酢酸、ト
リフルオロ酢酸、パラニトロ安息香酸、ジメチル酢酸、
ジエチル酢酸、イソブタン酸、ブタン酸、ピクリン酸、
アクリル酸、オレイン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク
酸、アジピン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、マレイ
ン酸、フマール酸、パラトルエンスルホン酸、メタンス
ルホン酸等の有機酸、塩酸、硫酸、リン酸、亜リン酸、
次亜リン酸、硝酸等の無機酸が用いられ、これら酸は併
用することもできる。これらの酸は水に対して0.01
〜20%、好ましくは0.1〜5%添加する。また、水
に混ざる溶剤としては、水に任意に混合する溶剤、水に
溶解性の大きい溶剤が挙げられるが、例えばメタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、アセ
トン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、ジメチルスルフォキシド、ジメチルホルムアミ
ド等が挙げられ、これらは1種又は2種以上用いられ
る。本発明に係わるエッチングレジスト膜を作成する処
理液における、本発明に係わる上記ベンズイミダゾール
系化合物の含有量は、0.05〜30重量%、好ましく
は0.1〜5重量%が良く、0.05重量%未満では有
効なエッチングレジスト膜が形成されず、30重量%を
越えると不溶解分が多くなり易く、経済的でもない。
【0012】本発明に係わるエッチングレジスト膜作成
用の処理液には、さらに銅との錯体被膜形成助剤として
例えばギ酸銅、塩化第一銅、塩化第二銅、シュウ酸銅、
酢酸銅、水酸化銅、酸化銅、酸化第一銅、酸化第二銅、
炭酸銅、リン酸銅、硫酸銅、ギ酸銅、ギ酸マンガン、塩
化マンガン、シュウ酸マンガン、硫酸マンガン、リチウ
ム、ベリリウム、カリウム、マグネシウム、酢酸亜鉛、
酢酸鉛、水素化亜鉛、塩化第一鉄、塩化第二鉄、酸化第
一鉄、酸化第二鉄、ヨウ化銅、臭化第一銅、臭化第二銅
等の金属化合物を添加することが好ましく、これらは1
種又は2種以上用いられる。添加量は処理液に対して
0.01〜10%、好ましくは0.1〜5%である。ま
た、上記金属化合物を使用した金属イオンを含有する緩
衝液を併用することも好ましく、そのための代表的塩基
としてアンモニア、ジエチルアミン、トリエチルアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノ
エタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチ
ルエタノールアミン、イソプロピルエタノールアミン、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。ま
た、耐エッチング液性に優れた安定したエッチングレジ
スト膜を得るには、さらにプロピオン酸、吉草酸、カプ
ロン酸、ブタン酸、イソブタン酸、イソバレリル酸、ジ
メチル酢酸、ジエチル酢酸、ベンゼンカルボン酸、p−
tert−ブチル安息香酸、シクロヘキサンカルボン
酸、p−トルイル酸メチル、シクロペンチル酢酸等のカ
ルボン酸をエッチングレジスト膜作成用処理液に0.0
1〜20%、好ましくは0.1〜3%添加しても良い。
【0013】また、ハロゲン化芳香族カルボン酸、ハロ
ゲン化脂肪酸を同様の目的に用いても良く、前者として
は具体的には3−ブロモ−4メチル安息香酸、4−(ブ
ロモメチル)フェニル酢酸、α−ブロモフェニル酢酸、
α−ブロモテトラデカン酸、2−ブロモフェニル酢酸、
3−ブロモフェニル酢酸、4−ブロモフェニル酢酸等で
あり、処理液に対して0.01〜20%、好ましくは
0.1〜5%である。また、後者としては、ブロモ酢
酸、3−ブロモ−2−(ブロモメチル)プロピオン酸、
2−ブロモブタン酸、4−ブロモブタン酸、2−ブロモ
ヘキサンデカン酸、2−ブロモヘキサン酸、2−ブロモ
−3−メチルブタン酸、2−ブロモ−2−メチルプロピ
オン酸、2−ブロモオクタン酸、8−ブロモオクタン
酸、2−ブロモプロピオン酸、3−ブロモプロピオン
酸、2−ブロモペンタン酸、5−ブロモペンタン酸、ク
ロロ酢酸、クロロ酪酸、クロロプロピオン酸等であり、
処理液に対して0.01〜20%、好ましくは0.1〜
5%である。
【0014】これらのことから、上記一般式〔化1〕及
び〔化2〕で表される化合物からなる群の少なくとも1
つの化合物又はその塩を含有する処理液は、上記有機酸
及び無機酸の少なくとも1種、上記金属化合物の少なく
とも1種を含有し、さらに上記カルボン酸の少なくとも
1種を添加することも好ましい。また、上記一般式〔化
1〕及び〔化2〕で表される化合物からなる群の少なく
とも1つの化合物又はその塩を含有する処理液は、有機
酸及び無機酸の少なくとも1種、上記金属化合物の少な
くとも1種を含有し、さらにハロゲン化芳香族カルボン
酸及びハロゲン化脂肪酸の少なくとも1種を添加するこ
とも好ましい。本発明に係わるエッチングレジスト膜を
形成させるには、後述する処理対象の基板の銅メッキ層
の表面を研磨、脱脂、酸洗、水洗する前処理工程を経た
後、エッチングレジスト膜作成用処理液に0〜100℃
で数秒から数十分、好ましくは10〜50℃、より好ま
しくは40〜50℃で5秒〜1時間、好ましくは10秒
〜10分間を浸漬する。その処理液は酸性であれば良い
が、好ましくはpH5.0以下である。なお、他の塗布
方法、例えば噴霧法、刷毛塗り、ローラー塗り等でも良
い。このようにして本発明に係わるベンズイミダゾール
系化合物は銅メッキ層に付着するが、その付着量は処理
温度を高く、処理時間を長くする程多くなる。超音波を
利用すると尚良い。このようにして得られたエッチング
レジスト膜はアルカリ性エッチング液に対して侵され
ず、安定であるが、酸溶液には溶解する。また、その膜
は耐酸化性があり、高温、高湿下でも半田付け性が極め
て良好である。この銅メッキ層に付着したベンズイミダ
ゾール系化合物の膜を化学的に安定化し、エッチング液
に対する耐性を高めるには上記銅、亜鉛等の金属イオン
を含む緩衝液に浸漬処理することが好ましいが、その金
属イオン濃度としては数ppm以上、好ましくは50p
pm〜150ppm、その溶液のpHは5.0〜6.
5、その浸漬は0〜100℃で数秒から数十分、好まし
くは30〜50℃で1〜3分行なう。
【0015】また、エッチングレジスト膜は酸化処理又
は加熱処理することにより耐エッチング液性の優れた膜
とすることができるが、その方法としては、酸素存在下
のオーブン、赤外線、近赤外線、遠赤外線、紫外線の少
なくとも1つにより0〜300℃で数秒〜数十分保持す
る方法、オゾンに数秒〜数十分暴露する方法、1〜20
%濃度の過酸化水素水に数秒〜数十分浸漬又は噴霧する
薬品処理による方法がある。このことから、上記一般式
〔化1〕及び〔化2〕で表される化合物からなる群の少
なくとも1つの化合物又はその塩を含有する処理液によ
り処理することにより上記回路配線パターンの少なくと
も上記スルーホール及びその周縁にエッチングレジスト
膜を形成し、その後酸化処理又は熱処理することも好ま
しく、その方法としては上記の方法が挙げられる。
【0016】本発明のプリント回路基板を製造するに
は、 両面銅張積層板からなる基板に所定の回路配線
にしたがってスルーホールを穿孔するスルーホール形成
工程、 銅表面を研磨、脱脂、酸洗、水洗する前処理
工程、 化学銅メッキ、電気銅メッキを行なうメッキ
工程、 両側銅面に印刷法又は写真法によりスルーホ
ール及びその周縁を含む回路配線部分を未硬化樹脂膜、
それ以外の非回路配線部分を硬化樹脂膜で被覆してから
未硬化樹脂膜をアルカリ性水溶液により溶解除去して銅
面を露出する陰画のレジスト膜形成工程、 この露出
した銅面を上記〔化1〕及び〔化2〕で表される少なく
とも1つの化合物を含有する処理液に浸漬又は噴霧等に
より接触させて乾燥させエッチングレジスト膜を形成す
るエッチングレジスト膜形成工程、 アルカリ性水溶
液を接触させて上記硬化樹脂膜を除去して銅面を露出さ
せエッチング液でその銅層を除去するエッチング工程を
少なくとも有する。上記エッチングレジスト膜は銅メッ
キ層の酸化防止膜となり、後に半田付けを行う際にその
半田の付着を阻害しないのでそのままでも良いが、上
記エッチングレジスト膜を酸性溶液により溶解除去す
る。上記においてエッチングレジスト膜形成工程は、エ
ッチングレジスト膜を形成した後、上述したように、
銅イオンを含有する緩衝液に浸漬又は噴霧等により接
触させる処理を行なう工程、また、 このを経ず又
は経た後上記加熱処理又は酸化処理を行う工程を付加す
ることが好ましい。これらのことから、表面に銅層を有
する基板にエッチング処理をするエッチング処理工程を
有することによりスルーホールを有する回路配線パター
ンを形成するプリント回路基板の製造方法において、上
記エッチング処理は上記一般式〔化1〕及び〔化2〕で
表される化合物からなる群の少なくとも1つの化合物又
はその塩を含有する処理液により処理することにより上
記回路配線パターンの少なくとも上記スルーホール及び
その周縁にエッチングレジスト膜を形成した後エッチン
グするプリント回路基板の製造方法に、上記〜の1
つ又は複数を限定条件に加えたプリント回路基板の製造
方法とすることもできる。
【0017】
【作用】本発明に係わるベンズイミダゾール系化合物は
銅と安定なキレート化合物を形成するので、銅表面に強
固に結合した膜が形成される。この膜は金属イオンを含
む緩衝液で処理することによりその物理的強度が著しく
向上する。上記キレート化合物は銅表面に単分子膜を形
成し、その膜にさらにキレート単分子膜が順次成長し、
一方ベンズイミダゾール系化合物の側鎖はファンデルワ
ールス力により結合し、強固な膜が形成されるものと考
えられる。また、金属イオンを含む緩衝液による処理に
より膜中への金属イオンの移動が起こり、キレートの安
定化が図られると考えられる。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例を図1に基づいて説明す
る。 実施例1 (1)1.6mm厚さの両面銅張積層板からなる基板に
スルーホールを形成し、化学銅メッキ、電気銅メッキを
行ってスルーホール内壁及びその両側周縁に20〜25
μの膜厚の銅メッキ層を形成した。ついで、図1(イ)
に示すように、上記基板、すなわち積層板1の両面に銅
箔2、2を有し、銅メッキ層2aを設けたスルーホール
3を形成した基板4の両面に、ドライフィルム(感光層
をポリエステルフィルムとポリエチレンフィルムでサン
ドイッチしたフィルムであって、商品名リストン(デュ
ポン社製))をそのポリエチレンフィルムを剥がすこと
によりその感光層を上記基板に粘着力により接着させ、
ポリエステルフィルム側から回路配線パターン図のフィ
ルムを介して露光し、回路配線部分に未硬化層、それ以
外に硬化層を形成し、その後、回路配線パターン図のフ
ィルムを取り除いた基板を炭酸ソーダ1重量%のアルカ
リ水溶液に浸漬して未硬化層を溶解除去し、その部分の
銅面のみを露出させる現像を行って、約25μの陰画の
レジスト膜(回路配線の逆パターン)6を形成する。さ
らに基板を20%過硫酸ソーダ水溶液に30秒間浸漬す
ることにより銅表面をソフトエッチングしてから水洗
し、表面を清浄にした試験片を作成する。
【0019】一方、酒石酸の2重量%水溶液100gに
5,6ージクロロ−2−n−ヘキシルベンズイミダゾー
ル1.0gを加えて混合し、エッチングレジスト膜作成
用処理液を得た。この処理液を50℃に調整して上記試
験片を浸漬させ、5分間ゆっくり動かす。その後、試験
片を取り出して水洗し、乾燥させ、さらに150℃で5
分熱処理を行って、図1(ロ)に示すように、エッチン
グレジスト膜7を形成する。次に、3%苛性ソーダ水溶
液に上記処理を行った基板を浸漬し、図1(ハ)に示す
ように上記陰画のレジスト膜6を擦り取って除去し、そ
の部分の銅面を露出させる。その後、水酸化アンモニウ
ム5重量%のアルカリ水溶液からなるエッチング液をそ
の基板表面に噴霧し、50℃で120秒間保持すること
によりエッチング処理を行って、図1(ニ)に示すよう
に露出した部分の銅箔2、2を除去する。そして、その
基板を5%塩酸水溶液に浸漬し、図1(ホ)に示すよう
にエッチングレジスト膜7を溶解除去してスルーホール
を有するプリント回路基板を製造する。そのスルーホー
ルを観察したところ、銅メッキ層は外観上損傷が見られ
ず、導電テストを行ったところ異常は見られなかった。
【0020】(2)上記はドライフィルムを使用した
が、例えば紫外線硬化型インキ(例えばアクリル酸等の
重合成分、スチレンコポリマー等の樹脂成分及び光硬化
剤を主成分とするインキ)等の硬化型インキを使用して
スクリーン印刷を行って上記と同様の陰画レジスト膜を
形成しても同様に良い結果が得られた。 (3)上記エッチングレジスト膜作成用処理液に上記カ
ルボン酸として、吉草酸、ジエチル酢酸、p−tert
−ブチル酢酸のそれぞれを0.1〜3%添加した場合は
これを添加しない場合より良い結果が得られた。 (4) 上記エッチングレジスト膜作成用処理液に上記
ハロゲン化芳香族カルボン酸、ハロゲン化脂肪酸として
ブロモ酢酸、3−ブロモ−2−(ブロモメチル)プロピ
オン酸、2−ブロモフェニル酢酸のそれぞれを単独、さ
らにブロモ酢酸と2−エチル−n−酪酸を併用して0.
1〜3%添加した場合はこれを添加しない場合より良い
結果が得られた。
【0021】実施例2 酒石酸の3重量%水溶液75gにエタノール25g及び
6−ジエチルアミノ−2−n−デシルベンズイミダゾー
ル10gを加えて混合し、エッチングレジスト膜作成用
処理液を得た。実施例1において、エッチングレジスト
膜作成用処理液としてこのエッチングレジスト膜作成用
処理液を用いた以外は実施例1(1)〜(4)と同様に
してそれぞれの実施例のプリント回路基板を製造した。
その結果は実施例1と同様に良好であった。この場合は
6−ジエチルアミノ−2−n−デシルベンズイミダゾー
ルはアミノ基の存在により溶解性が良く、したがってそ
の濃度を高めることができるので、エッチングレジスト
膜の膜厚を厚くすることができる。
【0022】実施例3 酒石酸の3重量%水溶液75gにエタノール25g及び
6−ヒドロキシ−2−n−エイコサベンズイミダゾール
1.0gを加えて混合し、エッチングレジスト膜作成用
処理液を得た。実施例1において、エッチングレジスト
膜作成用処理液としてこのエッチングレジスト膜作成用
処理液を用いた以外は実施例1(1)〜(4)と同様に
してそれぞれの実施例のプリント回路基板を製造した。
その結果は実施例1と同様に良好であった。
【0023】実施例4 酒石酸の2重量%水溶液100gにギ酸マンガン0.1
g、4,7−ジシアノ−2−n−オクチルベンズイミダ
ゾール1.0gを加えて混合し、エッチングレジスト膜
作成用処理液を得た。実施例1において、エッチングレ
ジスト膜作成用処理液としてこのエッチングレジスト膜
作成用処理液を用いた以外は実施例1(1)〜(4)と
同様にしてそれぞれの実施例のプリント回路基板を製造
した。その結果は実施例1と同様に良好であった。
【0024】実施例5 酒石酸の2重量%水溶液100gにギ酸マンガン0.1
g、6−ニトロ−2−n−エチルベンズイミダゾール
1.0gを加えて混合し、エッチングレジスト膜作成用
処理液を得た。実施例1において、エッチングレジスト
膜作成用処理液としてこのエッチングレジスト膜作成用
処理液を用いた以外は実施例1(1)〜(4)と同様に
してそれぞれの実施例のプリント回路基板を製造した。
その結果は実施例1と同様に良好であった。
【0025】実施例6 酒石酸の2重量%水溶液100gに4,6−ジアセチル
−2−イソブチルベンズイミダゾール1.0gを加えて
混合し、エッチングレジスト膜作成用処理液を得た。実
施例1において、エッチングレジスト膜作成用処理液と
してこのエッチングレジスト膜作成用処理液を用いた以
外は実施例1(1)〜(4)と同様にしてそれぞれの実
施例のプリント回路基板を製造した。その結果は実施例
1と同様に良好であった。
【0026】実施例7 酒石酸の2重量%水溶液100gに4−クロロ−2−
(3−フェニルプロピル)ベンズイミダゾール1.0g
を加えて混合し、エッチングレジスト膜作成用処理液を
得た。実施例1において、エッチングレジスト膜作成用
処理液としてこのエッチングレジスト膜作成用処理液を
用いた以外は実施例1(1)〜(4)と同様にしてそれ
ぞれの実施例のプリント回路基板を製造した。その結果
は実施例1と同様に良好であった。
【0027】実施例8 酒石酸の3重量%水溶液75gにエタノール25g及び
6−ジメチルアミノ−2−(9−フェニルノニル)ベン
ズイミダゾール10gを加えて混合し、エッチングレジ
スト膜作成用処理液を得た。実施例1において、エッチ
ングレジスト膜作成用処理液としてこのエッチングレジ
スト膜作成用処理液を用いた以外は実施例1(1)〜
(4)と同様にしてそれぞれの実施例のプリント回路基
板を製造した。その結果は実施例1と同様に良好であっ
た。この場合は6−ジメチルアミノ−2−(9−フェニ
ルノニル)ベンズイミダゾールはアミノ基の存在により
溶解性が良く、したがってその濃度を高めることができ
るので、エッチングレジスト膜の膜厚を厚くすることが
できる。
【0028】実施例9 酒石酸の3重量%水溶液100gに4,7−ジヒドロキ
シ−2−ベンジルベンズイミダゾール1.0gを加えて
混合し、エッチングレジスト膜作成用処理液を得た。実
施例1において、エッチングレジスト膜作成用処理液と
してこのエッチングレジスト膜作成用処理液を用いた以
外は実施例1(1)〜(4)と同様にしてそれぞれの実
施例のプリント回路基板を製造した。その結果は実施例
1と同様に良好であった。
【0029】実施例10 酒石酸の2重量%水溶液100gにギ酸マンガン0.1
g、4−シアノ−2−(6−フェニルヘキシル)ベンズ
イミダゾール1.0gを加えて混合し、エッチングレジ
スト膜作成用処理液を得た。実施例1において、エッチ
ングレジスト膜作成用処理液としてこのエッチングレジ
スト膜作成用処理液を用いた以外は実施例1(1)〜
(4)と同様にしてそれぞれの実施例のプリント回路基
板を製造した。その結果は実施例1と同様に良好であっ
た。
【0030】実施例11 酒石酸の2重量%水溶液100gにギ酸マンガン0.1
g、5,6−ジニトロ−2−ベンジルベンズイミダゾー
ル1.0gを加えて混合し、エッチングレジスト膜作成
用処理液を得た。実施例1において、エッチングレジス
ト膜作成用処理液としてこのエッチングレジスト膜作成
用処理液を用いた以外は実施例1(1)〜(4)と同様
にしてそれぞれの実施例のプリント回路基板を製造し
た。その結果は実施例1と同様に良好であった。
【0031】実施例12 酒石酸の2重量%水溶液100gに4,7−ジエトキシ
−2−(2−フェニルエチル)ベンズイミダゾール1.
0gを加えて混合し、エッチングレジスト膜作成用処理
液を得た。実施例1において、エッチングレジスト膜作
成用処理液としてこのエッチングレジスト膜作成用処理
液を用いた以外は実施例1(1)〜(4)と同様にして
それぞれの実施例のプリント回路基板を製造した。その
結果は実施例1と同様に良好であった。
【0032】実施例13 酒石酸の2重量%水溶液100gに硫酸銅0.1g、
5,6−ジメチル−2−{(4−メトキシフェニル)ブ
チル}ベンズイミダゾール1.0g及び25%アンモニ
ア水0.1gを順次加えて混合し、エッチングレジスト
膜作成用処理液を得た。実施例1において、エッチング
レジスト膜作成用処理液としてこのエッチングレジスト
膜作成用処理液を用いた以外は実施例1(1)〜(4)
と同様にしてそれぞれの実施例のプリント回路基板を製
造した。その結果は実施例1と同様に良好であった。
【0033】実施例14 酒石酸の2重量%水溶液100gに硫酸銅0.1g、6
−クロロ−2−{(2−ニトロフェニル)エチル}ベン
ズイミダゾール1.0g及び25%アンモニア水0.1
gを順次加えて混合し、エッチングレジスト膜作成用処
理液を得た。実施例1において、エッチングレジスト膜
作成用処理液としてこのエッチングレジスト膜作成用処
理液を用いた以外は実施例1(1)〜(4)と同様にし
てそれぞれの実施例のプリント回路基板を製造した。そ
の結果は実施例1と同様に良好であった。
【0034】実施例15 酒石酸の2重量%水溶液100gに硫酸銅0.1g、6
−カルボエトキシ−2−(3−ブロモベンジル)ベンズ
イミダゾール1.0g及び25%アンモニア水0.1g
を順次加えて混合し、エッチングレジスト膜作成用処理
液を得た。実施例1において、エッチングレジスト膜作
成用処理液としてこのエッチングレジスト膜作成用処理
液を用いた以外は実施例1(1)〜(4)と同様にして
それぞれの実施例のプリント回路基板を製造した。その
結果は実施例1と同様に良好であった。
【0035】実施例16 酒石酸の2重量%水溶液100gに硫酸銅0.1g、4
−ヒドロキシ−2−{(4−シアノフェニル)プロピ
ル}ベンズイミダゾール(3−ブロモベンジル)ベンズ
イミダゾール1.0g及び25%アンモニア水0.1g
を順次加えて混合し、エッチングレジスト膜作成用処理
液を得た。実施例1において、エッチングレジスト膜作
成用処理液としてこのエッチングレジスト膜作成用処理
液を用いた以外は実施例1(1)〜(4)と同様にして
それぞれの実施例のプリント回路基板を製造した。その
結果は実施例1と同様に良好であった。
【0036】実施例17 酒石酸の2重量%水溶液100gに硫酸銅0.1g、6
−ジメチルアミノ−2−{(4−ホルミルフェニル)プ
ロピル}ベンズイミダゾール1.0g及び25%アンモ
ニア水0.1gを順次加えて混合し、エッチングレジス
ト膜作成用処理液を得た。実施例1において、エッチン
グレジスト膜作成用処理液としてこのエッチングレジス
ト膜作成用処理液を用いた以外は実施例1(1)〜
(4)と同様にしてそれぞれの実施例のプリント回路基
板を製造した。その結果は実施例1と同様に良好であっ
た。
【0037】実施例18 酒石酸の2重量%水溶液100gに硫酸銅0.1g、6
−ベンゾイル−2−{(4−tert−ブチルフェニ
ル)エチル}ベンズイミダゾール1.0g及び25%ア
ンモニア水0.1gを順次加えて混合し、エッチングレ
ジスト膜作成用処理液を得た。実施例1において、エッ
チングレジスト膜作成用処理液としてこのエッチングレ
ジスト膜作成用処理液を用いた以外は実施例1(1)〜
(4)と同様にしてそれぞれの実施例のプリント回路基
板を製造した。その結果は実施例1と同様に良好であっ
た。
【0038】実施例19 酒石酸の2重量%水溶液100gに硫酸銅0.1g、6
−カルバモイル−2−{(2,4−ジヒドロキシフェニ
ル)エチル}ベンズイミダゾール1.0g及び25%ア
ンモニア水0.1gを順次加えて混合し、エッチングレ
ジスト膜作成用処理液を得た。実施例1において、エッ
チングレジスト膜作成用処理液としてこのエッチングレ
ジスト膜作成用処理液を用いた以外は実施例1(1)〜
(4)と同様にしてそれぞれの実施例のプリント回路基
板を製造した。その結果は実施例1と同様に良好であっ
た。
【0039】実施例20 酒石酸の2重量%水溶液100gに硫酸銅0.1g、2
−{(2−アセチルフェニル)ペンチル}ベンズイミダ
ゾール1.0g及び25%アンモニア水0.1gを順次
加えて混合し、エッチングレジスト膜作成用処理液を得
た。実施例1において、エッチングレジスト膜作成用処
理液としてこのエッチングレジスト膜作成用処理液を用
いた以外は実施例1(1)〜(4)と同様にしてそれぞ
れの実施例のプリント回路基板を製造した。その結果は
実施例1と同様に良好であった。
【0040】比較例1 酒石酸の2重量%水溶液100gに硫酸銅0.1g、4
−メチル−2−ウンデシルイミダゾール1.0g及び2
5%アンモニア水0.1gを順次加えて混合し実施例1
において、エッチングレジスト膜作成用処理液としてこ
のエッチングレジスト膜作成用処理液を用いた以外は実
施例1(1)〜(4)と同様にしてそれぞれの実施例の
プリント回路基板を製造した。その結果はエッチングレ
ジスト膜を溶解後銅メッキ層を観察したところ、腐食さ
れていた。また、導電テストを行ったところ、所定の導
電性が得られなかった。
【0041】比較例2 ベンズイミダゾール1.0gと酢酸2gを300mlの
ビーカーに入れ溶解するまで撹拌した。次に水100g
を入れ、塩化銅0.05gとアンモニア水0.5gを溶
解し、液温を50℃にしたエッチングレジスト膜作成用
処理液を得た。実施例1において、エッチングレジスト
膜作成用処理液としてこのエッチングレジスト膜作成用
処理液を用いた以外は実施例1(1)〜(4)と同様に
してそれぞれの実施例のプリント回路基板を製造した。
その結果はエッチングレジスト膜を溶解後銅メッキ層を
観察したところ、腐食されていた。また、導電テストを
行ったところ、所定の導電性が得られなかった。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、エッチングレジスト膜
を上記一般式〔化1〕及び〔化2〕で表されるベンズイ
ミダゾール系化合物を主成分にして形成したので、耐酸
化性の膜を形成でき、エッチング液に対する耐性が良
く、したがって下地の銅面は侵され難いからスルーホー
ルによる配線の接続の信頼性を良くできる。これらはエ
ッチングレジスト膜を加熱処理又は酸化処理することに
より、さらにその膜の耐エッチング液性が高められるの
でさらに高められる。また、安価な材料を用いて、簡単
な工程により製造できるのでコストを低減できるととも
に、排水処理も簡単であって、公害も発生しないように
できる。また、ベンズイミダゾール系化合物は広範囲に
網羅されているから、エッチングレジスト膜作成用処理
液の種類、エッチングレジスト膜の性能の選択幅を拡大
できる。特に親水性基の導入により水あるいは有機溶剤
を含む水性溶液に対する溶解性を増すことができ、それ
だけ濃度を高くできるので、エッチングレジスト膜の膜
厚を大きくでき、少ない操作でエッチング液に対する耐
性の大きいエッチングレジスト膜を形成できる。このよ
うにして、高性能、低コストのプリント回路基板を提供
し、安全、無公害のその製造法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法の一工程を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 積層板 2、2 銅箔 2a 銅メッキ層 3 スルーホール 4 基板 6 陰画のレジスト膜 7 エッチングレジスト膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に銅層を有する基板にエッチング処
    理をするエッチング処理工程を有することによりスルー
    ホールを有する回路配線パターンを形成するプリント回
    路基板の製造方法において、上記エッチング処理は下記
    一般式〔化1〕及び〔化2〕で表される化合物からなる
    群の少なくとも1つの化合物又はその塩を含有する処理
    液により処理することにより上記回路配線パターンの少
    なくとも上記スルーホール及びその周縁にエッチングレ
    ジスト膜を形成した後エッチングするプリント回路基板
    の製造方法。 【化1】 (式中、X1 は同一又は異なりてハロゲン原子、アミノ
    基、ジ低級アルキルアミノ基、ヒドロキシ基、低級アル
    コキシ基、シアノ基、アセチル基、ベンゾイル基、カル
    バモイル基、ホルミル基、カルボキシル基、低級アルコ
    キシカルボニル基又はニトロ基、Y1 は炭素数1〜20
    個の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、nは1〜4の整数を
    表す。) 【化2】 (式中、X2 、Y2 はそれぞれ同一又は異なりてハロゲ
    ン原子、アミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、ヒドロキ
    シ基、低級アルコキシ基、シアノ基、アセチル基、ベン
    ゾイル基、カルバモイル基、ホルミル基、カルボキシル
    基、低級アルコキシカルボニル基又はニトロ基、さらに
    2 は炭素数1〜7個の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、
    n、pはそれぞれ0〜4の整数、mは1〜10の整数を
    表す。)
  2. 【請求項2】 エッチングレジスト膜を加熱処理又は酸
    化処理した後にエッチングを行う請求項1記載のプリン
    ト回路基板の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020533348A (ja) * 2017-09-29 2020-11-19 ロレアル 美容的使用のためのレゾルシノール誘導体

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