JPH07308392A - 電気刺激による耳鳴り治療器 - Google Patents
電気刺激による耳鳴り治療器Info
- Publication number
- JPH07308392A JPH07308392A JP17975094A JP17975094A JPH07308392A JP H07308392 A JPH07308392 A JP H07308392A JP 17975094 A JP17975094 A JP 17975094A JP 17975094 A JP17975094 A JP 17975094A JP H07308392 A JPH07308392 A JP H07308392A
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- Japan
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- primary coil
- cochlea
- treatment device
- coil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気刺激を十分に与えることができる耳鳴
り治療器及び装着に際し手術が簡便で生体への侵襲度が
小さい耳鳴り治療器を提供する。 【構成】 体内に埋め込まれて、蝸牛と電気的に接合
される二次コイル1に、耳係止器4に固定した一次コイ
ル5を相対させ、前記一次コイル5に電源部7から交流
電圧を加える耳鳴り治療器。皮下に埋め込まれて、蝸牛
と電気的に接合される皮膚端子とこの皮膚端子と電気的
に接合される電源部とからなる耳鳴り治療器。 【効果】 簡便な装置で蝸牛に十分な電気刺激を与え
ることが可能になる。また簡便な手術で装着でき、生体
への侵襲度も小さい。
り治療器及び装着に際し手術が簡便で生体への侵襲度が
小さい耳鳴り治療器を提供する。 【構成】 体内に埋め込まれて、蝸牛と電気的に接合
される二次コイル1に、耳係止器4に固定した一次コイ
ル5を相対させ、前記一次コイル5に電源部7から交流
電圧を加える耳鳴り治療器。皮下に埋め込まれて、蝸牛
と電気的に接合される皮膚端子とこの皮膚端子と電気的
に接合される電源部とからなる耳鳴り治療器。 【効果】 簡便な装置で蝸牛に十分な電気刺激を与え
ることが可能になる。また簡便な手術で装着でき、生体
への侵襲度も小さい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、体内の蝸牛に電気刺
激を与えることにより耳鳴りを抑制または消失させる耳
鳴り治療器に関するものである。
激を与えることにより耳鳴りを抑制または消失させる耳
鳴り治療器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、多くの人を悩ませている耳鳴
りの治療法について種々の方法が研究されているが、そ
の中でも蝸牛へ電気刺激を与える耳鳴り抑制治療によっ
て耳鳴りが効果的に抑制されることが確認されている。
この治療法では、医師の治療によって蝸牛を直接電気刺
激する手法によって行なっており、患者は来院などによ
って医師を訪ねて治療を受ける必要がある。このため、
この治療法は手間がかかるとともに、即座に治療を受け
たいという要望に応えることは困難であると考えられて
いた。
りの治療法について種々の方法が研究されているが、そ
の中でも蝸牛へ電気刺激を与える耳鳴り抑制治療によっ
て耳鳴りが効果的に抑制されることが確認されている。
この治療法では、医師の治療によって蝸牛を直接電気刺
激する手法によって行なっており、患者は来院などによ
って医師を訪ねて治療を受ける必要がある。このため、
この治療法は手間がかかるとともに、即座に治療を受け
たいという要望に応えることは困難であると考えられて
いた。
【0003】そこで本発明者達は、より簡便でしかも患
者自身によっても治療を行なうことが可能な装置を開発
した。 その内容は、外耳道皮下に二次コイルを埋めこ
み、この二次コイルの出力端に接続したリード線を外耳
から内耳にかけて配線し、該リード線の先端に設けた電
極を蝸牛に当てておく。そして、外耳道に嵌め込むモー
ルド中に一次コイルを収納しておき、この一次コイルに
電源を結線する。
者自身によっても治療を行なうことが可能な装置を開発
した。 その内容は、外耳道皮下に二次コイルを埋めこ
み、この二次コイルの出力端に接続したリード線を外耳
から内耳にかけて配線し、該リード線の先端に設けた電
極を蝸牛に当てておく。そして、外耳道に嵌め込むモー
ルド中に一次コイルを収納しておき、この一次コイルに
電源を結線する。
【0004】上記モールドは外耳道から適宜取り外した
り、装着したりすることが可能であり、患者が治療を必
要とするときには、このモールドを外耳道内に嵌め込ん
で装着し、モールドの一次コイルに外部電源から交流電
圧を加える。一次コイルはこの電圧によって生じた電流
で励磁し、一方、二次コイルでは相互誘導によって誘導
起電力が生じる。誘導起電力によって生じた電流はリー
ド線を伝わってさらにその先端の電極に伝わり、蝸牛を
電気刺激する。これによって患者自身の手によって簡便
に、しかも医師の治療を受けるときと同様に、またはそ
れ以上の効果で耳鳴りを抑制することが可能になる。
り、装着したりすることが可能であり、患者が治療を必
要とするときには、このモールドを外耳道内に嵌め込ん
で装着し、モールドの一次コイルに外部電源から交流電
圧を加える。一次コイルはこの電圧によって生じた電流
で励磁し、一方、二次コイルでは相互誘導によって誘導
起電力が生じる。誘導起電力によって生じた電流はリー
ド線を伝わってさらにその先端の電極に伝わり、蝸牛を
電気刺激する。これによって患者自身の手によって簡便
に、しかも医師の治療を受けるときと同様に、またはそ
れ以上の効果で耳鳴りを抑制することが可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記治療器によれば、
簡便に、しかも患者自身の手によって効果的に耳鳴りの
治療を行なうことができる。ところで、治療に際して
は、耳鳴りの程度によっては蝸牛に与える電気刺激を大
きくしたい場合もある。しかし、この装置では、外耳道
内にモールドをはめ込むため、モールド内に収納されて
いる一次コイルはサイズ的に制約を受けざるを得ない。
このため、巻数を増やす等して一次コイルのインダクタ
ンスを十分に高くすることは困難であり、二次コイル側
に大きな起電力を生じさせて蝸牛に十分な電気刺激を与
えたいという要望に応えることは困難である。
簡便に、しかも患者自身の手によって効果的に耳鳴りの
治療を行なうことができる。ところで、治療に際して
は、耳鳴りの程度によっては蝸牛に与える電気刺激を大
きくしたい場合もある。しかし、この装置では、外耳道
内にモールドをはめ込むため、モールド内に収納されて
いる一次コイルはサイズ的に制約を受けざるを得ない。
このため、巻数を増やす等して一次コイルのインダクタ
ンスを十分に高くすることは困難であり、二次コイル側
に大きな起電力を生じさせて蝸牛に十分な電気刺激を与
えたいという要望に応えることは困難である。
【0006】また一次コイルに供給する一次電流を大き
くして起電力を大きくする方法も考えられるが、閉鎖さ
れた外耳道内では、一次コイルに流れる電流を増大させ
ると一次コイルが発熱して、長い時間の治療では低温火
傷が生じるおそれがある。すなわち、上記治療器ではい
ずれにしてもさらに電気刺激を大きくすることは困難で
あり、治療内容には制約を受けざるを得ないという問題
があった。第1の発明は、上記事情を背景としてなされ
たものであり、簡便性を損なうことなく、より大きな電
気刺激を蝸牛に与えることが可能な耳鳴り治療器を提供
することを目的とする。なお、体内に埋め込む二次コイ
ルは、エネルギー伝送という役割からも超小型化は困難
であり、ある程度の大きさが必要である。この二次コイ
ルは、手術によって耳周辺部に埋め込む必要があり、手
術では、埋め込む部分の骨を切除してから同コイルを設
置しており、手術が大掛りになるという問題点がある。
また、骨を切除してある程度の大きさのものを埋め込む
ため、生体への侵襲度が大きいという問題点もある。第
2の発明は、上記事情を背景としてなされたものであ
り、第1の発明と同様の効果が得られる上に、さらに装
着に際しては手術が簡単で、生体への侵襲度が少ない耳
鳴り治療器を提供することを目的とする。
くして起電力を大きくする方法も考えられるが、閉鎖さ
れた外耳道内では、一次コイルに流れる電流を増大させ
ると一次コイルが発熱して、長い時間の治療では低温火
傷が生じるおそれがある。すなわち、上記治療器ではい
ずれにしてもさらに電気刺激を大きくすることは困難で
あり、治療内容には制約を受けざるを得ないという問題
があった。第1の発明は、上記事情を背景としてなされ
たものであり、簡便性を損なうことなく、より大きな電
気刺激を蝸牛に与えることが可能な耳鳴り治療器を提供
することを目的とする。なお、体内に埋め込む二次コイ
ルは、エネルギー伝送という役割からも超小型化は困難
であり、ある程度の大きさが必要である。この二次コイ
ルは、手術によって耳周辺部に埋め込む必要があり、手
術では、埋め込む部分の骨を切除してから同コイルを設
置しており、手術が大掛りになるという問題点がある。
また、骨を切除してある程度の大きさのものを埋め込む
ため、生体への侵襲度が大きいという問題点もある。第
2の発明は、上記事情を背景としてなされたものであ
り、第1の発明と同様の効果が得られる上に、さらに装
着に際しては手術が簡単で、生体への侵襲度が少ない耳
鳴り治療器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
第1の発明の耳鳴り治療器は、体内に埋め込まれて、蝸
牛と電気的に接合される二次コイルと、二次コイルと磁
気的に結合される一次コイルと、この一次コイルが固定
される耳係止器と、前記一次コイルに電気的に接続され
る電源部とからなることを特徴とする。さらに第2の発
明の耳鳴り治療器は、皮下に埋め込まれて、蝸牛と電気
的に接合される皮膚端子と、この皮膚端子と電気的に接
合される電源部とからなることを特徴とする。
第1の発明の耳鳴り治療器は、体内に埋め込まれて、蝸
牛と電気的に接合される二次コイルと、二次コイルと磁
気的に結合される一次コイルと、この一次コイルが固定
される耳係止器と、前記一次コイルに電気的に接続され
る電源部とからなることを特徴とする。さらに第2の発
明の耳鳴り治療器は、皮下に埋め込まれて、蝸牛と電気
的に接合される皮膚端子と、この皮膚端子と電気的に接
合される電源部とからなることを特徴とする。
【0008】上記二次コイルは、体内の適宜箇所に埋め
こまれ、リード線などを介して蝸牛に電気的に接合され
る。二次コイルの埋めこみ場所は特に限定されないが、
体外の一次コイルとできるだけ近接して相対する位置に
埋めこまれる。例えば耳介後部の皮下を挙げることがで
きる。二次コイルと蝸牛との電気的な接続は、通常は上
記リード線の先端に設けた電極を、蝸牛もしくは蝸牛近
辺に接触させることによって行う。
こまれ、リード線などを介して蝸牛に電気的に接合され
る。二次コイルの埋めこみ場所は特に限定されないが、
体外の一次コイルとできるだけ近接して相対する位置に
埋めこまれる。例えば耳介後部の皮下を挙げることがで
きる。二次コイルと蝸牛との電気的な接続は、通常は上
記リード線の先端に設けた電極を、蝸牛もしくは蝸牛近
辺に接触させることによって行う。
【0009】次に、一次コイルは通常は耳係止器内に、
埋め込まれて固定される。但し、必ずしも埋めこみ固定
する必要はなく、耳係止器から突出させたり、一部を露
出させたものであってもよい。また、固定方法も特に限
定されるものではなく、耳係止器に着脱可能に固定した
ものであってもよい。要は、使用時に耳係止器に固定さ
れているものであればよい。また、一次コイルの固定位
置も特に限定されないが、前述した二次コイルと相対す
るように耳係止器の適宜箇所に固定される。
埋め込まれて固定される。但し、必ずしも埋めこみ固定
する必要はなく、耳係止器から突出させたり、一部を露
出させたものであってもよい。また、固定方法も特に限
定されるものではなく、耳係止器に着脱可能に固定した
ものであってもよい。要は、使用時に耳係止器に固定さ
れているものであればよい。また、一次コイルの固定位
置も特に限定されないが、前述した二次コイルと相対す
るように耳係止器の適宜箇所に固定される。
【0010】また耳係止器の構造も特に限定されるもの
ではなく、耳への着脱を容易に行なえるものであればよ
い。例えば、前方が開放したリング形状とし、これを耳
介にはめ込む構造にすることができる。この構造によれ
ば簡便に耳へ係止することができ、一次コイルも比較的
正確に位置決めされる。なお、耳係止器は直接耳に係止
する他に、眼鏡のつるに接続したり、補聴器の一部に接
続する等して間接的に耳に係止するものであってもよ
い。
ではなく、耳への着脱を容易に行なえるものであればよ
い。例えば、前方が開放したリング形状とし、これを耳
介にはめ込む構造にすることができる。この構造によれ
ば簡便に耳へ係止することができ、一次コイルも比較的
正確に位置決めされる。なお、耳係止器は直接耳に係止
する他に、眼鏡のつるに接続したり、補聴器の一部に接
続する等して間接的に耳に係止するものであってもよ
い。
【0011】上記一次コイルに電気的に接続される電源
部は、例えば直流電源と発振器で構成することができる
が、特にその構成が限定されるものではない。要は必要
な交流電圧を一次コイルに供給できるものであればよ
く、その電圧や周波数を切り替えることができる構造で
あってもよい。二次コイルで一定の出力電流を得る場合
には、二次コイルに定電流回路を設け、出力電流を一定
化させることができる。また、この電源部は小型化する
ことにより、衣服のポケットなどに収納して持ち運びす
ることも可能であり、電源容量が小さくてよい場合に
は、前記した耳係止器に内蔵することも可能である。な
お、一次コイルと電源部との電気的な接続は、通常はリ
ード線によって行われるが、このリード線は、常時一次
コイルと電源部とを接続している他に、適宜箇所で連結
部を設け、この連結部で選択的に接続したり、切り離し
たりするものでもよい。
部は、例えば直流電源と発振器で構成することができる
が、特にその構成が限定されるものではない。要は必要
な交流電圧を一次コイルに供給できるものであればよ
く、その電圧や周波数を切り替えることができる構造で
あってもよい。二次コイルで一定の出力電流を得る場合
には、二次コイルに定電流回路を設け、出力電流を一定
化させることができる。また、この電源部は小型化する
ことにより、衣服のポケットなどに収納して持ち運びす
ることも可能であり、電源容量が小さくてよい場合に
は、前記した耳係止器に内蔵することも可能である。な
お、一次コイルと電源部との電気的な接続は、通常はリ
ード線によって行われるが、このリード線は、常時一次
コイルと電源部とを接続している他に、適宜箇所で連結
部を設け、この連結部で選択的に接続したり、切り離し
たりするものでもよい。
【0012】また、第2の発明では、皮膚端子と蝸牛と
は、第1の発明と同様に先端に電極を設けたリード線等
で直接または間接的に接続される。 なお、皮下に埋め
込まれる皮膚端子の材質としては、一例として生体適合
性に優れている水酸アパタイトが挙げられるが、これに
限定されるものではなく、生体適合性があり電線を固定
することができる材質であればよい。また、皮膚端子の
形状や機能についても限定されるものではなく、例えば
コネクターを使用して着脱可能な方式にすることも考え
られる。要は使用時に電線が電気的に接合されていれば
よい。さらに、皮膚端子に接続される電源部も第1の発
明の電源部と同様の構造とすることができる。ただし、
第2の発明では、コイルを使用して磁気結合によりエネ
ルギを伝達する方式ではなく、皮膚に固定する皮膚端子
を使用して、電線により直接的にエネルギを伝達するこ
とができるので、伝達効率に優れており、第1の発明の
電源部よりも容量の小さい電源部を用いることが可能に
なる。
は、第1の発明と同様に先端に電極を設けたリード線等
で直接または間接的に接続される。 なお、皮下に埋め
込まれる皮膚端子の材質としては、一例として生体適合
性に優れている水酸アパタイトが挙げられるが、これに
限定されるものではなく、生体適合性があり電線を固定
することができる材質であればよい。また、皮膚端子の
形状や機能についても限定されるものではなく、例えば
コネクターを使用して着脱可能な方式にすることも考え
られる。要は使用時に電線が電気的に接合されていれば
よい。さらに、皮膚端子に接続される電源部も第1の発
明の電源部と同様の構造とすることができる。ただし、
第2の発明では、コイルを使用して磁気結合によりエネ
ルギを伝達する方式ではなく、皮膚に固定する皮膚端子
を使用して、電線により直接的にエネルギを伝達するこ
とができるので、伝達効率に優れており、第1の発明の
電源部よりも容量の小さい電源部を用いることが可能に
なる。
【0013】
【作用】すなわち、第1の発明によれば、体内に埋めこ
んだ二次コイルに対して、寸法の制約がない一次コイル
を患者自身の手によって何時でも容易に相対して配置さ
せることができ、また第2の発明では、皮膚端子と電源
部との接続だけで準備ができる。そして、電源部から交
流電圧を加えると、第1の発明では、一次コイルが励磁
して、二次コイルに相互誘導によって所望の誘導起電力
が生じ、この起電力によって生じた二次電流は、リード
線などによって蝸牛へと伝達され、所望の強さで蝸牛に
電気刺激が与えられ耳鳴りが効果的に抑制される。ま
た、第2の発明では、電源部からの交流電流は直接リー
ド線などによって蝸牛へと伝達され、上記と同様にして
耳鳴りが抑制される。
んだ二次コイルに対して、寸法の制約がない一次コイル
を患者自身の手によって何時でも容易に相対して配置さ
せることができ、また第2の発明では、皮膚端子と電源
部との接続だけで準備ができる。そして、電源部から交
流電圧を加えると、第1の発明では、一次コイルが励磁
して、二次コイルに相互誘導によって所望の誘導起電力
が生じ、この起電力によって生じた二次電流は、リード
線などによって蝸牛へと伝達され、所望の強さで蝸牛に
電気刺激が与えられ耳鳴りが効果的に抑制される。ま
た、第2の発明では、電源部からの交流電流は直接リー
ド線などによって蝸牛へと伝達され、上記と同様にして
耳鳴りが抑制される。
【0014】第1の発明では、一次コイルの形状が大き
くても差し支えないので、十分なインダクタンスを確保
して二次コイルに大きな起電力を生じさせ、その結果蝸
牛に十分な電気刺激を与えることが可能であり、治療内
容の制約を少なくすることができる。また、解放された
空間に1次コイルが置かれるので、放熱性が向上し、一
次コイルの昇温による装置使用時の低温火傷のおそれも
ない。
くても差し支えないので、十分なインダクタンスを確保
して二次コイルに大きな起電力を生じさせ、その結果蝸
牛に十分な電気刺激を与えることが可能であり、治療内
容の制約を少なくすることができる。また、解放された
空間に1次コイルが置かれるので、放熱性が向上し、一
次コイルの昇温による装置使用時の低温火傷のおそれも
ない。
【0015】また、第2の発明では、第1の発明と同様
に、簡易な操作で治療を行うことが可能であり、また、
コイルの発熱の問題もないため、蝸牛に十分な電気刺激
を与えることができる。さらには二次コイルの埋め込み
のような大きな手術は必要でなく、簡単な手術で体内へ
の埋め込みを行うことができ、生体への侵襲度も最小限
にすることができる。
に、簡易な操作で治療を行うことが可能であり、また、
コイルの発熱の問題もないため、蝸牛に十分な電気刺激
を与えることができる。さらには二次コイルの埋め込み
のような大きな手術は必要でなく、簡単な手術で体内へ
の埋め込みを行うことができ、生体への侵襲度も最小限
にすることができる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を添付図面に基づ
いて説明する。 (実施例1)二次コイル1は、市販の超小型チップコイ
ル(LQN4N222K、村田製作所、寸法は長さ4.
5mm、幅3.2mm、高さ2.6mm)を4つ用いたもので
あり、全体で(4つ組み合わせて)長さ9mm、幅6.4
mm、厚さ6mmの大きさを有している。この二次コイル1
の内部にはFET(電界効果トランジスタ)を用いた電
流制限回路(図示しない)が設けられており、コイル全
体はシリコン(図示しない)で覆われている。この二次
コイル1の出力端には、リード線2が接続されており、
リード線2の先端に高含水ゴムで被覆した白金イリジウ
ム製の電極3、3が接続されている。一方、耳係止器4
は、平面C字形状を有しており、その下方部には、やや
大型の一次コイル5が埋めこみ固定されている。一次コ
イル5は、0.2mm径のエナメル線を250回巻いたも
のであり、長さ16mm、幅7mm、厚さ6mmの大きさを有
している。この一次コイル5には電源コード6が接続さ
れており、電源コード6は、直流電源7aと発振器7b
とからなる外部の電源部7に接続されている。また電源
部7にタイマ7cを設けることも可能であり、これによ
り持続通電と設定時間通電の選択が可能となる。上記し
た部品によって、本発明の耳鳴り治療器が構成されてい
る。
いて説明する。 (実施例1)二次コイル1は、市販の超小型チップコイ
ル(LQN4N222K、村田製作所、寸法は長さ4.
5mm、幅3.2mm、高さ2.6mm)を4つ用いたもので
あり、全体で(4つ組み合わせて)長さ9mm、幅6.4
mm、厚さ6mmの大きさを有している。この二次コイル1
の内部にはFET(電界効果トランジスタ)を用いた電
流制限回路(図示しない)が設けられており、コイル全
体はシリコン(図示しない)で覆われている。この二次
コイル1の出力端には、リード線2が接続されており、
リード線2の先端に高含水ゴムで被覆した白金イリジウ
ム製の電極3、3が接続されている。一方、耳係止器4
は、平面C字形状を有しており、その下方部には、やや
大型の一次コイル5が埋めこみ固定されている。一次コ
イル5は、0.2mm径のエナメル線を250回巻いたも
のであり、長さ16mm、幅7mm、厚さ6mmの大きさを有
している。この一次コイル5には電源コード6が接続さ
れており、電源コード6は、直流電源7aと発振器7b
とからなる外部の電源部7に接続されている。また電源
部7にタイマ7cを設けることも可能であり、これによ
り持続通電と設定時間通電の選択が可能となる。上記し
た部品によって、本発明の耳鳴り治療器が構成されてい
る。
【0017】上記装置は、使用前に二次コイル1を耳介
10の後方の皮下を切開して埋めこみ、リード線2を体
内に配して電極3の一つを対極として乳様突起下端の皮
下組織に置き、電極3の他の一つを刺激電極として内耳
に接触させておく。そして、使用に際しては、耳係止器
4を耳介10の基部にはめ込んで固定し、その内部の一
次コイル5を体内の二次コイル1に近接して相対させて
おく。次に、上記耳鳴り治療器の使用時の動作について
説明する。電源部7の作動により交流電圧を一次コイル
5に加えると一次コイル5が励磁し、二次コイル1側に
誘導起電力が生じる。この起電力によって生じた二次電
流はリード線2を伝わってさらに電極3へと伝えられ、
最終的に蝸牛に電気刺激を与える。また、未使用時には
電源7を遮断するとともに耳係止器4を耳介10から取
り外すことにより、容易に治療を終了させることができ
る。なお、治療に際しては一次コイル5への入力電流を
1Aとし、二次コイル1の出力側は電流制限回路によっ
て最大70μAに制限した。
10の後方の皮下を切開して埋めこみ、リード線2を体
内に配して電極3の一つを対極として乳様突起下端の皮
下組織に置き、電極3の他の一つを刺激電極として内耳
に接触させておく。そして、使用に際しては、耳係止器
4を耳介10の基部にはめ込んで固定し、その内部の一
次コイル5を体内の二次コイル1に近接して相対させて
おく。次に、上記耳鳴り治療器の使用時の動作について
説明する。電源部7の作動により交流電圧を一次コイル
5に加えると一次コイル5が励磁し、二次コイル1側に
誘導起電力が生じる。この起電力によって生じた二次電
流はリード線2を伝わってさらに電極3へと伝えられ、
最終的に蝸牛に電気刺激を与える。また、未使用時には
電源7を遮断するとともに耳係止器4を耳介10から取
り外すことにより、容易に治療を終了させることができ
る。なお、治療に際しては一次コイル5への入力電流を
1Aとし、二次コイル1の出力側は電流制限回路によっ
て最大70μAに制限した。
【0018】この装置の耳鳴り抑制効果を調査するた
め、200Hz、600Hz、1kHz、2kHz、1
0kHzの正弦波電流を用いて患者に治療を行なった。
この際の出力電流は150μA以下に調整した(患者が
痛みや不快感を訴えた場合は電流量を下げる)。この治
療の結果、600Hz、1kHzで最も治療効果が高
く、さらにその他の周波数域でも6割以上で治療効果が
認められており、簡便な方法にも拘らず優れた治療効果
を有していることが確認された。また、一次電流を可変
にして、十分に大きな一次電流を与えた場合にも一次コ
イルでの発熱は殆ど認められず、低温火傷のおそれはな
かった。
め、200Hz、600Hz、1kHz、2kHz、1
0kHzの正弦波電流を用いて患者に治療を行なった。
この際の出力電流は150μA以下に調整した(患者が
痛みや不快感を訴えた場合は電流量を下げる)。この治
療の結果、600Hz、1kHzで最も治療効果が高
く、さらにその他の周波数域でも6割以上で治療効果が
認められており、簡便な方法にも拘らず優れた治療効果
を有していることが確認された。また、一次電流を可変
にして、十分に大きな一次電流を与えた場合にも一次コ
イルでの発熱は殆ど認められず、低温火傷のおそれはな
かった。
【0019】(実施例2)水酸アパタイトで構成された
皮膚端子20は、円柱部20aの下端にフランジ20b
が形成された形状からなり、円柱部20aの中心には軸
方向に貫通孔20cが形成されている。この貫通孔20
cの下方部には下方側からリード線21の一端が挿入さ
れており、リード線21の他端側には、実施例1と同様
に高含水ゴムで被覆した白金イリジウム製の電極3が接
続されている。一方、上記貫通孔20cの上方側は、実
施例1と同構造の電源部7からのリード線22を挿入し
て、前記したリード線21と接続するように構成されて
いる。
皮膚端子20は、円柱部20aの下端にフランジ20b
が形成された形状からなり、円柱部20aの中心には軸
方向に貫通孔20cが形成されている。この貫通孔20
cの下方部には下方側からリード線21の一端が挿入さ
れており、リード線21の他端側には、実施例1と同様
に高含水ゴムで被覆した白金イリジウム製の電極3が接
続されている。一方、上記貫通孔20cの上方側は、実
施例1と同構造の電源部7からのリード線22を挿入し
て、前記したリード線21と接続するように構成されて
いる。
【0020】上記装置では、皮膚端子20を耳介10の
後方の皮膚23の皮下に埋め込み、その円柱部20aの
先端は皮膚から突出させておく。一方、リード線21は
実施例1と同様に体内に配し電極の一つを乳様突起下端
の皮下組織、他の一つを刺激電極として内耳に接触させ
ておく。使用に際して、電源部のリード線22を皮膚端
子20の貫通孔20cに挿入してリード線21と接続す
る。次いで、電源部から交流電圧をリード線22に加え
ると、電流は順次リード線21から電極へと伝わり、蝸
牛に電気刺激を与える。治療後は、電源7を遮断し、リ
ード線22を皮膚端子20から抜き取る。この装置の耳
鳴り抑制効果についても、実施例と同様に良好な結果が
得られた。また、上記実施例2では、電源部と皮膚端子
との接続は、電源部側のリード線の抜き差しで行った
が、図4に示すように皮膚端子25をコネクタ形式と
し、このコネクタ26の接合、切り離しによって接続す
るものであってもよい。
後方の皮膚23の皮下に埋め込み、その円柱部20aの
先端は皮膚から突出させておく。一方、リード線21は
実施例1と同様に体内に配し電極の一つを乳様突起下端
の皮下組織、他の一つを刺激電極として内耳に接触させ
ておく。使用に際して、電源部のリード線22を皮膚端
子20の貫通孔20cに挿入してリード線21と接続す
る。次いで、電源部から交流電圧をリード線22に加え
ると、電流は順次リード線21から電極へと伝わり、蝸
牛に電気刺激を与える。治療後は、電源7を遮断し、リ
ード線22を皮膚端子20から抜き取る。この装置の耳
鳴り抑制効果についても、実施例と同様に良好な結果が
得られた。また、上記実施例2では、電源部と皮膚端子
との接続は、電源部側のリード線の抜き差しで行った
が、図4に示すように皮膚端子25をコネクタ形式と
し、このコネクタ26の接合、切り離しによって接続す
るものであってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明の耳鳴
り治療器によれば、体内に埋め込まれて、蝸牛と電気的
に接合される二次コイルと、二次コイルと磁気的に結合
される一次コイルと、この一次コイルが固定される耳係
止器と、前記一次コイルに交流電圧を加える電源部とか
らなるので、治療に十分な電力を二次コイルに伝送で
き、蝸牛に十分な電気刺激を加えて治療することが可能
になった。また、患者自身の手によって簡便に治療が行
うことでき、しかも通院を必要とすることなく即座に治
療を行なうことが可能である。
り治療器によれば、体内に埋め込まれて、蝸牛と電気的
に接合される二次コイルと、二次コイルと磁気的に結合
される一次コイルと、この一次コイルが固定される耳係
止器と、前記一次コイルに交流電圧を加える電源部とか
らなるので、治療に十分な電力を二次コイルに伝送で
き、蝸牛に十分な電気刺激を加えて治療することが可能
になった。また、患者自身の手によって簡便に治療が行
うことでき、しかも通院を必要とすることなく即座に治
療を行なうことが可能である。
【0022】さらに第2の発明の耳鳴り治療器によれ
ば、皮下に埋め込まれて、蝸牛と電気的に接合される皮
膚端子と、この皮膚端子と電気的に接合される電源部と
からなるので、上記第1の発明と同様の効果が得られる
上に、人体への装着時に、コイルを体内に埋め込む必要
がなく、皮膚端子を皮下に埋め込むだけでよいので、骨
を切除するなどの大掛かりな手術の必要がなく、また生
体への侵襲も少ないという効果がある。
ば、皮下に埋め込まれて、蝸牛と電気的に接合される皮
膚端子と、この皮膚端子と電気的に接合される電源部と
からなるので、上記第1の発明と同様の効果が得られる
上に、人体への装着時に、コイルを体内に埋め込む必要
がなく、皮膚端子を皮下に埋め込むだけでよいので、骨
を切除するなどの大掛かりな手術の必要がなく、また生
体への侵襲も少ないという効果がある。
【図1】図1は、この発明の一実施例を概略図である。
【図2】図2は、同じく使用状態を示す概略図である。
【図3】図3は、他の実施例の使用状態の一部をを示す
概略図である。
概略図である。
【図4】図4は、第2実施例における皮膚端子の変更例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
1 二次コイル 3 電極 4 耳係止器 5 一次コイル 7 電源部 20 皮膚端子 21 リード線 22 リード線 25 皮膚端子 26 コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松島 純一 北海道札幌市北区屯田町866−26 (72)発明者 熊谷 雅彦 北海道札幌市西区二十四軒1条2丁目2− 10−305 (72)発明者 藤村 裕 北海道旭川市金星町1丁目1番2号 医師 住宅B−502 (72)発明者 佐々木 幸弘 北海道札幌市北区新琴似3条10丁目6番7 号 (72)発明者 原田 千洋 北海道札幌市豊平区平岸3条13丁目1−33 −601 (72)発明者 三好 茂樹 北海道札幌市北区北18条西13丁目(番地な し)北大恵迪寮
Claims (2)
- 【請求項1】 体内に埋め込まれて、蝸牛と電気的に接
合される二次コイルと、この二次コイルと磁気的に結合
される一次コイルと、この一次コイルが固定される耳係
止器と、前記一次コイルと電気的に接合される電源部と
からなる電気刺激による耳鳴り治療器 - 【請求項2】 皮下に埋め込まれて、蝸牛と電気的に接
合される皮膚端子と、この皮膚端子と電気的に接合され
る電源部とからなる電気刺激による耳鳴り治療器
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17975094A JPH07308392A (ja) | 1994-03-25 | 1994-07-08 | 電気刺激による耳鳴り治療器 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-77781 | 1994-03-25 | ||
| JP7778194 | 1994-03-25 | ||
| JP17975094A JPH07308392A (ja) | 1994-03-25 | 1994-07-08 | 電気刺激による耳鳴り治療器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07308392A true JPH07308392A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=26418848
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17975094A Pending JPH07308392A (ja) | 1994-03-25 | 1994-07-08 | 電気刺激による耳鳴り治療器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07308392A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100409279B1 (ko) * | 2000-12-30 | 2003-12-18 | 임재중 | 이명 치료용 전기 자극장치 |
| KR100799197B1 (ko) * | 2006-12-18 | 2008-01-29 | 심양수 | 이명치료기 |
| JP2008544813A (ja) * | 2005-06-28 | 2008-12-11 | バイオネス ディベロップメント,エルエルシー | 電流を通す埋込み受動導体を使用するインプラント、システムおよび方法に対する改良 |
| JP4879754B2 (ja) * | 2004-01-22 | 2012-02-22 | リハブトロニクス インコーポレーテッド | 移植された非活性導電体を介して、身体組織に電流を搬送する方法 |
| US8483820B2 (en) | 2006-10-05 | 2013-07-09 | Bioness Inc. | System and method for percutaneous delivery of electrical stimulation to a target body tissue |
| US9925374B2 (en) | 2008-06-27 | 2018-03-27 | Bioness Inc. | Treatment of indications using electrical stimulation |
| JP2019508214A (ja) * | 2016-03-09 | 2019-03-28 | ケオジェ ユニヴェルシテシKoc Universitesi | 筋肉の場所の識別および治療反応の増強において有効な電気刺激装置 |
-
1994
- 1994-07-08 JP JP17975094A patent/JPH07308392A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100409279B1 (ko) * | 2000-12-30 | 2003-12-18 | 임재중 | 이명 치료용 전기 자극장치 |
| JP4879754B2 (ja) * | 2004-01-22 | 2012-02-22 | リハブトロニクス インコーポレーテッド | 移植された非活性導電体を介して、身体組織に電流を搬送する方法 |
| US9072886B2 (en) | 2004-01-22 | 2015-07-07 | Rehabtronics, Inc. | Method of routing electrical current to bodily tissues via implanted passive conductors |
| JP2008544813A (ja) * | 2005-06-28 | 2008-12-11 | バイオネス ディベロップメント,エルエルシー | 電流を通す埋込み受動導体を使用するインプラント、システムおよび方法に対する改良 |
| JP2012075933A (ja) * | 2005-06-28 | 2012-04-19 | Bioness Inc | 電流を通す埋込み受動導体を使用するインプラント、システムおよび方法に対する改良 |
| US8862225B2 (en) | 2005-06-28 | 2014-10-14 | Bioness Inc. | Implant, system and method using implanted passive conductors for routing electrical current |
| US8483820B2 (en) | 2006-10-05 | 2013-07-09 | Bioness Inc. | System and method for percutaneous delivery of electrical stimulation to a target body tissue |
| KR100799197B1 (ko) * | 2006-12-18 | 2008-01-29 | 심양수 | 이명치료기 |
| US9925374B2 (en) | 2008-06-27 | 2018-03-27 | Bioness Inc. | Treatment of indications using electrical stimulation |
| JP2019508214A (ja) * | 2016-03-09 | 2019-03-28 | ケオジェ ユニヴェルシテシKoc Universitesi | 筋肉の場所の識別および治療反応の増強において有効な電気刺激装置 |
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