JPH07309251A - 自動車の後部車体構造 - Google Patents

自動車の後部車体構造

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JPH07309251A
JPH07309251A JP10274094A JP10274094A JPH07309251A JP H07309251 A JPH07309251 A JP H07309251A JP 10274094 A JP10274094 A JP 10274094A JP 10274094 A JP10274094 A JP 10274094A JP H07309251 A JPH07309251 A JP H07309251A
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常志 松尾
Naoyuki Nishimoto
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アウタパネル3を補強部材によりアウタパネ
ル3の内側から補強支持する。アウタパネル3の内側に
インナパネル4及びクォータトリム2が順次設けられ
る。インナパネル4には孔4aが形成される。クォータ
トリム2にはインナパネル4の孔4aを通して外側に突
出する突出部5がポケット15として一体に形成され
る。補強部材は突出部5からなる。 【効果】 ポケット15の容量を十分に確保しつつ、部
品点数を削減し、工数の低減を図ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アウタパネルを補強部
材によりアウタパネルの内側から補強支持する自動車の
後部車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4(a)に示すような、例えばワゴン
や2ドアタイプのセダン等の自動車における後部ドア近
傍の後部車体構造においては、図4(b)に示すよう
に、アウタパネル51の内部にインナパネル52が設け
られている。また、インナパネル52の内側にはさらに
内張りであるトリム53が図示しないクリップ等の取付
具にてインナパネル52に取り付けられている。トリム
53は一般に樹脂成形品からなると共に、このトリム5
3には例えばポケットが設けられたり、灰皿が組み込ま
れたりされている。
【0003】上記のアウタパネル51が容易に凹まない
ようにすべくこのアウタパネル51を支持して剛性を強
化する従来の構造には、例えば実開昭59−78175
号公報に開示されたものがある。この公報に開示された
自動車の後部車体構造は、図5に示すように、アウタパ
ネル61とインナパネル62との間にほぼコの字状の補
強部材63を設け、この補強部材63をアウタパネル6
1に当接させることにより、アウタパネル61を補強支
持するものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動車の後部車体構造では、補強部材63が別部材
にて構成されているので、部品点数が増大し、工数の低
減が図れないという問題点を有している。また、最近で
は、例えばカセットテープ等の収納において、大きなポ
ケットの形成が望まれるが補強部材63を別部材で形成
したのでは、ポケットの容量を十分に大きくすることが
できないという問題点を有している。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、ポケットの容量を十分に
確保すると共に、部品点数を削減し、工数の低減を図り
得る自動車の後部車体構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の自
動車の後部車体構造は、上記課題を解決するために、ア
ウタパネルを補強部材によりアウタパネルの内側から補
強支持する自動車の後部車体構造において、アウタパネ
ルの内側にインナパネル及びトリムが順次設けられる一
方、インナパネルには開口部が形成され、かつトリムに
はインナパネルの上記開口部を通して外側に突出する突
出部がポケットとして一体に形成され、上記補強部材が
突出部からなることを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明の自動車の後部車体構
造は、上記課題を解決するために、請求項1記載の自動
車の後部車体構造において、上記突出部とアウタパネル
との間には弾性部材が挟装されていることを特徴として
いる。
【0008】請求項3記載の発明の自動車の後部車体構
造は、上記課題を解決するために、請求項1記載の自動
車の後部車体構造において、上記突出部には、補強リブ
が設けられていることを特徴としている。
【0009】請求項4記載の発明の自動車の後部車体構
造は、上記課題を解決するために、請求項3記載の自動
車の後部車体構造において、上記トリムにおける突出部
の下側は、後部シートの側端部にて外側に押圧されてい
ることを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1の構成によれば、アウタパネルの内側
にインナパネル及びトリムが順次設けられる一方、イン
ナパネルには開口部が形成され、かつトリムにはインナ
パネルの上記開口部を通して外側に突出する突出部がポ
ケットとして一体に形成される。そして、この突出部
は、アウタパネルを内側から補強支持する補強部材とし
ての役割を果たしている。
【0011】したがって、従来であれば、アウタパネル
の内側から補強支持する補強部材は、インナパネルに取
り付けられ、かつ別部材で構成されていたが、本発明に
おいては、トリムにより一体に形成される。この結果、
自動車の部品点数を削減し、工数の低減を図ることが可
能となる。
【0012】また、本発明では、別部材からなる補強部
材が介在しないので、トリムのアウタパネルへの突出を
大きくすることができる。したがって、突出部をポケッ
トとして使用した場合に、ポケットの容量を十分に確保
することができる。
【0013】このように、本発明においては、ポケット
の容量を十分に確保しつつ、部品点数を削減し、工数の
低減を図ることが可能となる。
【0014】また、請求項2の構成によれば、突出部と
アウタパネルとの間には弾性部材が挟装されているの
で、アウタパネルは弾性部材を介して突出部に補強支持
される。したがって、弾性部材を介在させることによっ
て、突出部とアウタパネルとの間におけるアウタパネル
の微振動の発生を抑制して振動性能の向上を図ると共
に、この微振動によるこもり音等の騒音の発生を防止す
ることが可能となる。
【0015】また、請求項3の構成によれば、突出部に
は補強リブが設けられているので、補強部材を例えば樹
脂成形品からなるトリムにて形成しても、トリムの強度
が不足するということがない。このため、アウタパネル
を確実に補強支持することができる。
【0016】また、請求項4の構成によれば、後部シー
トの押圧力を利用してトリムを介してアウタパネルを補
強支持する。このため、アウタパネルをさらに確実に補
強支持することができる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図3に基づい
て説明すれば、以下の通りである。なお、本実施例で
は、例えばワゴンや2ドアタイプのセダン及びトラック
等の自動車における後部車体構造を対象としている。
【0018】本実施例における自動車の後部車体構造
は、図2に示すように、二点鎖線で示す後部シートのシ
ートクッション1における側方のトリムとしてのクォー
タトリム2を利用して大きなポケット15を形成したも
のからなっている。
【0019】すなわち、上記の後部車体構造は、図1に
示すように、アウタパネル3の内側にインナパネル4及
びクォータトリム2が順次設けられている。クォータト
リム2は合成樹脂の成形品にて形成されると共に、この
クォータトリム2には、インナパネル4よりも外側に突
出するほぼコの字状の突出部5が一体に形成されてい
る。したがって、インナパネル4における、突出部5が
突出する部分には開口部としての孔4aが形成された状
態となっている。
【0020】上記クォータトリム2は突出部5の下側に
垂下部6を有する一方、突出部5における水平底部5a
の車体内部側には、車体内部に突出する突起7が水平方
向かつ自動車の前後方向に沿って設けられている。ま
た、前記シートクッション1は側端部が突起7に対して
押圧状態となるように設置されており、これによって、
クォータトリム2における突出部5の最奥部5bがアウ
タパネル3を押圧し、アウタパネル3を補強支持してい
る。
【0021】上記のシートクッション1は、その座面1
aが突出部5の水平底部5aよりも高い位置となってい
る。したがって、突出部5とシートクッション1とによ
って、ポケット15が形成されている。すなわち、シー
トクッション1の側面がポケット15の車体内部側の側
壁を形成している。
【0022】ポケット15は、最大奥行き寸法が例えば
約150mm及び最奥部5bの高さが例えば約185m
mに形成される一方、図2に示すように、奥行き寸法が
大きい部分と小さい部分とを有している。これによっ
て、例えば、約15本のカセットテープやB5版の本及
びその他ティッシュボックス等が収納可能となってい
る。
【0023】上記クォータトリム2における突出部5の
上面5cは、図1に示すように、車体内部側が上り勾配
となる傾斜面を有している。さらに、クォータトリム2
は、上面5cにおける車体内部側の端部がほぼU字状に
湾曲されて肘掛け部8となり、この肘掛け部8の上面の
途中で上方へ立ち上がっている。
【0024】上記肘掛け部8の裏側、すなわちインナパ
ネル4側には、補強リブとしての縦リブ9が自動車の前
後方向の数カ所に設けられている。なお、突出部5にお
ける水平底面5aの裏面にも補強リブとしての縦リブ1
0が自動車の前後方向の数カ所に設けられおり、これら
縦リブ9・10によって突出部5が補強されている。
【0025】一方、突出部5における最奥部5bは、ア
ウタパネル3に当接状態となっており、これによって、
アウタパネル3が容易に凹まないように補強支持されて
いる。
【0026】なお、本実施例では、突出部5はアウタパ
ネル3に直接当接しているが、必ずしもこれに限らず、
例えば、図3に示すように、突出部5とアウタパネル3
との間に弾性部材11を挟装させることも可能である。
この弾性部材11としては、例えば、発泡ウレタン等の
発泡樹脂やゴム等の材料が好ましい。
【0027】上記のクォータトリム2は、図3に示すよ
うに、突出部5よりも自動車前方及び後方において、ク
ォータトリム2とアウタパネル3との間に位置するイン
ナパネル4に、例えば樹脂製等のクリップ12にて固定
されている。
【0028】一方、図2に示すように、クォータトリム
2の肘掛け部8の下側には、後部乗客が掴むことのでき
るホルダー13がネジ14・14にて取り付けられるよ
うになっている。
【0029】このように、本実施例の自動車の後部車体
構造は、アウタパネル3の内側にインナパネル4及びク
ォータトリム2が順次設けられる一方、インナパネル4
には孔4aが形成され、かつクォータトリム2にはイン
ナパネル4の孔4aを通して外側に突出する突出部5が
ポケット15として一体に形成される。そして、この突
出部5は、アウタパネル3を内側から補強支持する補強
部材としての役割を果たしている。
【0030】したがって、従来であれば、アウタパネル
3の内側から補強支持する補強部材は、インナパネル4
に取り付けられ、かつ別部材で構成されていたが、本実
施例においては、クォータトリム2により一体に形成さ
れる。この結果、自動車の部品点数を削減し、工数の低
減を図ることが可能となる。
【0031】また、本実施例では、別部材からなる補強
部材が介在しないので、クォータトリム2のアウタパネ
ル3への突出を大きくすることができる。したがって、
突出部5をポケット15として使用した場合に、ポケッ
ト15の容量を十分に確保することができる。
【0032】このように、本実施例においては、ポケッ
ト15の容量を十分に確保しつつ、部品点数を削減し、
工数の低減を図ることが可能となる。
【0033】また、突出部5とアウタパネル3との間に
弾性部材11を挟装した場合には、アウタパネル3は弾
性部材11を介して突出部5に補強支持される。したが
って、弾性部材11を介在させることによって、突出部
5とアウタパネル3との間におけるアウタパネル3の微
振動の発生を抑制して振動性能の向上を図ると共に、こ
の微振動によるこもり音等の騒音の発生を防止すること
が可能となる。
【0034】また、突出部5には縦リブ9・10が設け
られているので、補強部材を合成樹脂からなるクォータ
トリム2にて形成しても、クォータトリム2の強度が不
足するということがない。このため、アウタパネル3を
確実に補強支持することができる。
【0035】また、本実施例では、シートクッション1
の押圧力を利用してクォータトリム2を介してアウタパ
ネル3を補強支持する。このため、アウタパネル3をさ
らに確実に補強支持することができる。また、このよう
にシートクッション1をクォータトリム2に密着して設
置する場合には、シートクッション1はポケット15に
おける車体内側の側壁を兼ねることになる。したがっ
て、ポケット15に側壁を形成する必要がなくなるの
で、部品点数の削減を図ることができる。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明の自動車の後部車体構造
は、以上のように、アウタパネルの内側にインナパネル
及びトリムが順次設けられる一方、インナパネルには開
口部が形成され、かつトリムにはインナパネルの上記開
口部を通して外側に突出する突出部がポケットとして一
体に形成され、上記補強部材が突出部からなる構成であ
る。
【0037】これにより、従来であれば、アウタパネル
の内側から補強支持する補強部材は、インナパネルに取
り付けられ、かつ別部材で構成されていたが、本発明に
おいては、トリムにより一体に形成される。この結果、
自動車の部品点数を削減し、工数の低減を図ることが可
能となる。
【0038】また、本発明では、別部材からなる補強部
材が介在しないので、トリムのアウタパネルへの突出を
大きくすることができる。したがって、突出部をポケッ
トとして使用した場合に、ポケットの容量を十分に確保
することができる。
【0039】したがって、ポケットの容量を十分に確保
しつつ、部品点数を削減し、工数の低減を図ることが可
能となるという効果を奏する。
【0040】請求項2の発明の自動車の後部車体構造
は、以上のように、請求項1の自動車の後部車体構造に
おいて、突出部とアウタパネルとの間には弾性部材が挟
装されている構成である。
【0041】これにより、アウタパネルは弾性部材を介
して突出部に補強支持される。したがって、弾性部材を
介在させることによって、突出部とアウタパネルとの間
におけるアウタパネルの微振動の発生を抑制して振動性
能の向上を図ると共に、この微振動によるこもり音等の
騒音の発生を防止することが可能となるという効果を奏
する。
【0042】請求項3の発明の自動車の後部車体構造
は、以上のように、請求項1の自動車の後部車体構造に
おいて、突出部には、補強リブが設けられている構成で
ある。
【0043】これにより、補強部材をトリムにて形成し
ても、トリムの強度が不足するということがなく、アウ
タパネルを確実に補強支持することができるという効果
を奏する。
【0044】請求項4の発明の自動車の後部車体構造
は、以上のように、請求項3の自動車の後部車体構造に
おいて、トリムにおける突出部の下側は、後部シートの
側端部にて外側に押圧されている構成である。
【0045】これにより、後部シートの押圧力を利用し
てトリムを介してアウタパネルを補強支持する。このた
め、アウタパネルをさらに確実に補強支持することがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における自動車の後部車体構
造を示す縦断面図である。
【図2】上記の後部車体構造を自動車の内部から見た部
分斜視図である。
【図3】アウタパネルとクォータトリムとの間に弾性部
材を挟装した状態における後部車体構造を示す縦断面図
である。
【図4】従来例における自動車の後部車体構造を示すも
のであり、(a)はワゴンの側面図、(b)は(a)に
おけるA−A線断面図である。
【図5】他の従来例における自動車の後部車体構造を示
す縦断面図である。
【符号の説明】
1 シートクッション(後部シート) 2 クォータトリム(トリム) 3 アウタパネル 4 インナパネル 4a 孔(開口部) 5 突出部 9 縦リブ(補強リブ) 10 縦リブ(補強リブ) 11 弾性部材 15 ポケット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウタパネルを補強部材によりアウタパネ
    ルの内側から補強支持する自動車の後部車体構造におい
    て、 アウタパネルの内側にインナパネル及びトリムが順次設
    けられる一方、インナパネルには開口部が形成され、か
    つトリムにはインナパネルの上記開口部を通して外側に
    突出する突出部がポケットとして一体に形成され、上記
    補強部材が突出部からなることを特徴とする自動車の後
    部車体構造。
  2. 【請求項2】上記突出部とアウタパネルとの間には弾性
    部材が挟装されていることを特徴とする請求項1記載の
    自動車の後部車体構造。
  3. 【請求項3】上記突出部には、補強リブが設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の自動車の後部車体構
    造。
  4. 【請求項4】上記トリムにおける突出部の下側は、後部
    シートの側端部にて外側に押圧されていることを特徴と
    する請求項3記載の自動車の後部車体構造。
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