JPH07309257A - 車両のアンダフロア構造 - Google Patents
車両のアンダフロア構造Info
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- JPH07309257A JPH07309257A JP10288094A JP10288094A JPH07309257A JP H07309257 A JPH07309257 A JP H07309257A JP 10288094 A JP10288094 A JP 10288094A JP 10288094 A JP10288094 A JP 10288094A JP H07309257 A JPH07309257 A JP H07309257A
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- floor
- engine
- air
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ディファレンシャルギヤ等の発熱部を効率的に
冷却できる車両のアンダフロア構造を提供する。 【構成】エンジン1よりも後方のフロア裏面側に、車両
前方から後方に流れる空気を上方に導く導入ダクト25
Aを有するセンタアンダカバー25を配設する。センタ
アンダカバー25は、駆動力伝達系のプロペラシャフト
3等を収容するフロアトンネル21の略真下に配設し、
上方に導かれる空気がそのフロアトンネル21内に導入
されるようにする。一方、エンジン1の下側には、エン
ジンアンダカバー20を配設し、そのエンジンアンダカ
バー20には、車両前方から後方に流れる空気を縮流し
て後方に流出する絞り部20Bを形成する。
冷却できる車両のアンダフロア構造を提供する。 【構成】エンジン1よりも後方のフロア裏面側に、車両
前方から後方に流れる空気を上方に導く導入ダクト25
Aを有するセンタアンダカバー25を配設する。センタ
アンダカバー25は、駆動力伝達系のプロペラシャフト
3等を収容するフロアトンネル21の略真下に配設し、
上方に導かれる空気がそのフロアトンネル21内に導入
されるようにする。一方、エンジン1の下側には、エン
ジンアンダカバー20を配設し、そのエンジンアンダカ
バー20には、車両前方から後方に流れる空気を縮流し
て後方に流出する絞り部20Bを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のアンダフロア
の構造に関し、特に、ディファレンシャルギヤや燃料タ
ンク等のように冷却することが望ましい装置を効率よく
冷却できるようにしたものである。
の構造に関し、特に、ディファレンシャルギヤや燃料タ
ンク等のように冷却することが望ましい装置を効率よく
冷却できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両のアンダフロア構造として
は、本出願人が先に提案した特開平5−330457号
公報に記載されたものがある。この従来の技術は、通常
車両前部に形成されるエンジンルーム等の高圧部内の下
側を床部材で閉塞し、その床部材の車両中心線に対して
略対象位置に、高圧部に連通しその高圧部内の空気を後
輪に指向して流出する一対の熱気排出部を形成するとと
もに、これら一対の熱気排出部間に、車両前方から床部
材の下側に沿って流れる空気流を縮流して床部材後方の
フロア下側のトランスミッションやディファレンシャル
ギヤ等の発熱部に指向して流出させる絞り部を形成した
ものである。
は、本出願人が先に提案した特開平5−330457号
公報に記載されたものがある。この従来の技術は、通常
車両前部に形成されるエンジンルーム等の高圧部内の下
側を床部材で閉塞し、その床部材の車両中心線に対して
略対象位置に、高圧部に連通しその高圧部内の空気を後
輪に指向して流出する一対の熱気排出部を形成するとと
もに、これら一対の熱気排出部間に、車両前方から床部
材の下側に沿って流れる空気流を縮流して床部材後方の
フロア下側のトランスミッションやディファレンシャル
ギヤ等の発熱部に指向して流出させる絞り部を形成した
ものである。
【0003】このような構成であると、エンジンルーム
に連通する熱気排出部からは、後輪に向かって充分に流
速が遅く且つ高圧の空気流が流出するが、その空気流は
車両後方に進むにつれて徐々に車両左右方向に拡がり、
後輪の略全体を覆うようになるから、後輪の受ける空気
力が低下して、車両に作用する空気抵抗が低下するとい
う作用効果が得られる。一方、絞り部からは、縮流され
ることにより比較的高速となっている空気流がトランス
ミッションやディファレンシャルギヤ等に向かって供給
されるため、効果的な冷却作用が得られるとともに、高
速の空気流の作用により揚力も低減するという作用効果
も得られる。
に連通する熱気排出部からは、後輪に向かって充分に流
速が遅く且つ高圧の空気流が流出するが、その空気流は
車両後方に進むにつれて徐々に車両左右方向に拡がり、
後輪の略全体を覆うようになるから、後輪の受ける空気
力が低下して、車両に作用する空気抵抗が低下するとい
う作用効果が得られる。一方、絞り部からは、縮流され
ることにより比較的高速となっている空気流がトランス
ミッションやディファレンシャルギヤ等に向かって供給
されるため、効果的な冷却作用が得られるとともに、高
速の空気流の作用により揚力も低減するという作用効果
も得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】確かに、上記従来の車
両のアンダフロア構造によれば、上述したような顕著な
作用効果を奏することができるが、まだ改善すべき点が
残されていることが分かった。即ち、上記従来の技術で
は、車両のフロア下側部分の構成を概念的に表した側面
図である図20に示すように、センタアンダカバー20
によってフロア裏面側に比較的流れの速い空気流u1 を
つくることにより、エンジン1の後方に配設されるトラ
ンスミッション2や、そのトランスミッション2からプ
ロペラシャフト3を介して駆動力が伝達されるディファ
レンシャルギヤ4等の発熱部の下面から熱を奪って、冷
却効果を得るようにしていたのである。しかし、車体前
部にエンジン1が搭載される車両にあっては、プロペラ
シャフト3等を収容するためにフロア裏面側に形成され
た溝型のフロアトンネル21にエンジンルーム内の熱気
が流れ込み、これが流れの非常に遅い空気流u5 をつく
り、フロアトンネル21を後方に流れてディファレンシ
ャルギヤ4の上面を覆ってここに高温の空気からなる淀
みsをつくってしまうのである。
両のアンダフロア構造によれば、上述したような顕著な
作用効果を奏することができるが、まだ改善すべき点が
残されていることが分かった。即ち、上記従来の技術で
は、車両のフロア下側部分の構成を概念的に表した側面
図である図20に示すように、センタアンダカバー20
によってフロア裏面側に比較的流れの速い空気流u1 を
つくることにより、エンジン1の後方に配設されるトラ
ンスミッション2や、そのトランスミッション2からプ
ロペラシャフト3を介して駆動力が伝達されるディファ
レンシャルギヤ4等の発熱部の下面から熱を奪って、冷
却効果を得るようにしていたのである。しかし、車体前
部にエンジン1が搭載される車両にあっては、プロペラ
シャフト3等を収容するためにフロア裏面側に形成され
た溝型のフロアトンネル21にエンジンルーム内の熱気
が流れ込み、これが流れの非常に遅い空気流u5 をつく
り、フロアトンネル21を後方に流れてディファレンシ
ャルギヤ4の上面を覆ってここに高温の空気からなる淀
みsをつくってしまうのである。
【0005】つまり、フロアトンネル21内に存在する
高温且つ低速の空気流u5 により、トランスミッション
2やディファレンシャルギヤ4の上面の放熱効果が低減
してしまうから、上記従来の技術によってそれらトラン
スミッション2やディファレンシャルギヤ4の下面側を
冷却するだけでは、対処しきれないという未解決の課題
があったのである。
高温且つ低速の空気流u5 により、トランスミッション
2やディファレンシャルギヤ4の上面の放熱効果が低減
してしまうから、上記従来の技術によってそれらトラン
スミッション2やディファレンシャルギヤ4の下面側を
冷却するだけでは、対処しきれないという未解決の課題
があったのである。
【0006】この発明は、このような従来の技術が有す
る未解決の課題に着目してなされたものであって、特に
エンジンルームからフロアトンネル内に流れ込む熱気の
影響を、高価な部材等を用いることなく有効に解決し得
る車両のアンダフロア構造を提供することを目的として
いる。
る未解決の課題に着目してなされたものであって、特に
エンジンルームからフロアトンネル内に流れ込む熱気の
影響を、高価な部材等を用いることなく有効に解決し得
る車両のアンダフロア構造を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、フロア裏面側に車両前後方
向に延びる溝型のフロアトンネルを有する車両のアンダ
フロア構造であって、エンジンよりも後方のフロア裏面
側に、そのフロア裏面側を車両前方から後方に流れる空
気を上方に導く導入ダクトを有するセンタアンダカバー
を配設した。
に、請求項1に係る発明は、フロア裏面側に車両前後方
向に延びる溝型のフロアトンネルを有する車両のアンダ
フロア構造であって、エンジンよりも後方のフロア裏面
側に、そのフロア裏面側を車両前方から後方に流れる空
気を上方に導く導入ダクトを有するセンタアンダカバー
を配設した。
【0008】一方、上記目的を達成するために、請求項
2に係る発明は、車体前部にエンジンが搭載され且つフ
ロア裏面側に車両前後方向に延びる溝型のフロアトンネ
ルを有する車両のアンダフロア構造であって、エンジン
ルームの下側をエンジンアンダカバーで閉塞し、そのエ
ンジンアンダカバーの車両中心線を挟んで略対象位置
に、前記エンジンルーム内の空気を後輪に指向して流出
する一対の熱気排出部を形成するとともに、それら一対
の熱気排出部間に、フロア裏面側を車両前方から後方に
流れる空気を縮流して後方に流出する絞り部を形成し、
そして、その絞り部の後方に、フロア裏面側を車両前方
から後方に流れる空気を上方に導く導入ダクトを有する
センタアンダカバーを配設した。
2に係る発明は、車体前部にエンジンが搭載され且つフ
ロア裏面側に車両前後方向に延びる溝型のフロアトンネ
ルを有する車両のアンダフロア構造であって、エンジン
ルームの下側をエンジンアンダカバーで閉塞し、そのエ
ンジンアンダカバーの車両中心線を挟んで略対象位置
に、前記エンジンルーム内の空気を後輪に指向して流出
する一対の熱気排出部を形成するとともに、それら一対
の熱気排出部間に、フロア裏面側を車両前方から後方に
流れる空気を縮流して後方に流出する絞り部を形成し、
そして、その絞り部の後方に、フロア裏面側を車両前方
から後方に流れる空気を上方に導く導入ダクトを有する
センタアンダカバーを配設した。
【0009】また、請求項3に係る発明は、上記請求項
2に係る発明である車両のアンダフロア構造において、
前記導入ダクトの幅を、前記絞り部の流出側の幅よりも
狭くした。そして、請求項4に係る発明は、上記請求項
1〜請求項3に係る発明である車両のアンダフロア構造
において、前記センタアンダカバーの車両前方側端部の
高さを、前記エンジン後部に配設されるトランスミッシ
ョンの下面の高さと同じ又はそれよりも高くした。
2に係る発明である車両のアンダフロア構造において、
前記導入ダクトの幅を、前記絞り部の流出側の幅よりも
狭くした。そして、請求項4に係る発明は、上記請求項
1〜請求項3に係る発明である車両のアンダフロア構造
において、前記センタアンダカバーの車両前方側端部の
高さを、前記エンジン後部に配設されるトランスミッシ
ョンの下面の高さと同じ又はそれよりも高くした。
【0010】さらに、請求項5に係る発明は、上記請求
項1〜請求項4に係る発明である車両のアンダフロア構
造において、前記エンジン後部に配設されるトランスミ
ッションの下面と前記センタアンダカバーの下面とを連
続させた。また、請求項6に係る発明は、上記請求項1
〜請求項5に係る発明である車両のアンダフロア構造に
おいて、前記導入ダクトの形状を、NACA(National
Advisory Committee for Aeronautics )ダクト形状と
した。
項1〜請求項4に係る発明である車両のアンダフロア構
造において、前記エンジン後部に配設されるトランスミ
ッションの下面と前記センタアンダカバーの下面とを連
続させた。また、請求項6に係る発明は、上記請求項1
〜請求項5に係る発明である車両のアンダフロア構造に
おいて、前記導入ダクトの形状を、NACA(National
Advisory Committee for Aeronautics )ダクト形状と
した。
【0011】そして、請求項7に係る発明は、上記請求
項1〜請求項6に係る発明である車両のアンダフロア構
造において、前記フロアトンネルは駆動力伝達系の回転
軸を収容するトンネルであり、前記回転軸の前記センタ
アンダカバーによって導かれる空気が当たる部分を包囲
するエアガイドを設けた。さらに、請求項8に係る発明
は、上記請求項1〜請求項7に係る発明である車両のア
ンダフロア構造において、エンジンルーム内とトランス
ミッション側面近傍の空間とを連通させる連通管を設け
た。
項1〜請求項6に係る発明である車両のアンダフロア構
造において、前記フロアトンネルは駆動力伝達系の回転
軸を収容するトンネルであり、前記回転軸の前記センタ
アンダカバーによって導かれる空気が当たる部分を包囲
するエアガイドを設けた。さらに、請求項8に係る発明
は、上記請求項1〜請求項7に係る発明である車両のア
ンダフロア構造において、エンジンルーム内とトランス
ミッション側面近傍の空間とを連通させる連通管を設け
た。
【0012】またさらに、請求項9に係る発明は、上記
請求項1〜請求項8に係る発明である車両のアンダフロ
ア構造において、前記導入ダクトの車両後方側端部に、
空気の流れの方向を制御するエアガイドを設けた。
請求項1〜請求項8に係る発明である車両のアンダフロ
ア構造において、前記導入ダクトの車両後方側端部に、
空気の流れの方向を制御するエアガイドを設けた。
【0013】
【作用】請求項1に係る発明にあっては、例えば車両走
行中に発生するフロア下面側の空気流が、センタアンダ
カバーの導入ダクトによって上方に導かれる。すると、
フロアトンネルやフロア裏面等に沿って車両後方に流
れ、後方に存在するディファレンシャルギヤ等の発熱部
近傍の空間に到達する。そして、このフロア下面側の空
気流は、走行風であるためエンジンルーム等で発生する
熱気に比べて充分に低温であるから、その空気流によっ
てディファレンシャルギヤ等の発熱部が冷却される。
行中に発生するフロア下面側の空気流が、センタアンダ
カバーの導入ダクトによって上方に導かれる。すると、
フロアトンネルやフロア裏面等に沿って車両後方に流
れ、後方に存在するディファレンシャルギヤ等の発熱部
近傍の空間に到達する。そして、このフロア下面側の空
気流は、走行風であるためエンジンルーム等で発生する
熱気に比べて充分に低温であるから、その空気流によっ
てディファレンシャルギヤ等の発熱部が冷却される。
【0014】次に、請求項2に係る発明にあっては、エ
ンジンアンダカバーに形成されている熱気排出部から
は、後輪に向かって充分に流速が遅く且つ高圧の空気流
が流出するが、その空気流は車両後方に進むにつれて徐
々に車両左右方向に拡がり、後輪の略全体を覆うように
なる。一方、絞り部からは、縮流されることにより比較
的高速となっている空気流が後方に向けて流出するが、
その高速の空気流は、上記請求項1に係る発明と同様
に、センタアンダカバーの導入ダクトによって上方に導
かれ、後方に存在するディファレンシャルギヤ等の発熱
部に到達し、ディファレンシャルギヤ等の発熱部が冷却
される。つまり、この請求項2に係る発明であれば、エ
ンジンアンダカバーによってフロア下面側に高速の空気
流が積極的につくられ、その高速の空気流がセンタアン
ダカバーによって上方に導かれるから、上記請求項1に
係る発明よりも効率的な冷却が行われる。
ンジンアンダカバーに形成されている熱気排出部から
は、後輪に向かって充分に流速が遅く且つ高圧の空気流
が流出するが、その空気流は車両後方に進むにつれて徐
々に車両左右方向に拡がり、後輪の略全体を覆うように
なる。一方、絞り部からは、縮流されることにより比較
的高速となっている空気流が後方に向けて流出するが、
その高速の空気流は、上記請求項1に係る発明と同様
に、センタアンダカバーの導入ダクトによって上方に導
かれ、後方に存在するディファレンシャルギヤ等の発熱
部に到達し、ディファレンシャルギヤ等の発熱部が冷却
される。つまり、この請求項2に係る発明であれば、エ
ンジンアンダカバーによってフロア下面側に高速の空気
流が積極的につくられ、その高速の空気流がセンタアン
ダカバーによって上方に導かれるから、上記請求項1に
係る発明よりも効率的な冷却が行われる。
【0015】また、請求項3に係る発明にあっては、セ
ンタアンダカバーの導入ダクトの幅方向全体が、エンジ
ンアンダカバーの絞り部から流出する空気流内に存在す
ることになる。従って、導入ダクトが上方に導く空気流
の全ては絞り部から流出した空気流となるから、上記請
求項2に係る発明の作用がより確実に発揮される。そし
て、請求項4に係る発明にあっては、センタアンダカバ
ーの車両前方側端部がトランスミッションの下面と同じ
又はそれよりも上方に位置するから、そのセンタアンダ
カバーの車両前方側端部が、フロア裏面に沿って車両前
方から後方に流れる空気流を乱さない。
ンタアンダカバーの導入ダクトの幅方向全体が、エンジ
ンアンダカバーの絞り部から流出する空気流内に存在す
ることになる。従って、導入ダクトが上方に導く空気流
の全ては絞り部から流出した空気流となるから、上記請
求項2に係る発明の作用がより確実に発揮される。そし
て、請求項4に係る発明にあっては、センタアンダカバ
ーの車両前方側端部がトランスミッションの下面と同じ
又はそれよりも上方に位置するから、そのセンタアンダ
カバーの車両前方側端部が、フロア裏面に沿って車両前
方から後方に流れる空気流を乱さない。
【0016】さらに、請求項5に係る発明にあっては、
トランスミッションの下面とセンタアンダカバーの下面
とが連続しているから、上記請求項4に係る発明よりも
さらに確実に、センタアンダカバーの車両前方側端部
が、フロア裏面に沿って車両前方から後方に流れる空気
流を乱すことがない。また、請求項6に係る発明にあっ
ては、導入ダクトの形状が、NACAダクト形状である
ため、フロア裏面側を車両前方から後方に流れる空気流
が、効率よく上方に導かれる。
トランスミッションの下面とセンタアンダカバーの下面
とが連続しているから、上記請求項4に係る発明よりも
さらに確実に、センタアンダカバーの車両前方側端部
が、フロア裏面に沿って車両前方から後方に流れる空気
流を乱すことがない。また、請求項6に係る発明にあっ
ては、導入ダクトの形状が、NACAダクト形状である
ため、フロア裏面側を車両前方から後方に流れる空気流
が、効率よく上方に導かれる。
【0017】ここで、通常車両裏面側には、フロアトン
ネル内に収容された状態でプロペラシャフト等のような
駆動力伝達系を構成する回転軸が存在するため、センタ
アンダカバーによって上方に導かれた空気はプロペラシ
ャフト等の回転軸に当たることになるため、その回転軸
の回転によって空気流が乱れてしまい、ディファレンシ
ャルギヤ等の発熱部まで到達しない可能性がある。
ネル内に収容された状態でプロペラシャフト等のような
駆動力伝達系を構成する回転軸が存在するため、センタ
アンダカバーによって上方に導かれた空気はプロペラシ
ャフト等の回転軸に当たることになるため、その回転軸
の回転によって空気流が乱れてしまい、ディファレンシ
ャルギヤ等の発熱部まで到達しない可能性がある。
【0018】そこで、請求項7に係る発明であれば、セ
ンタアンダカバーによって導かれる空気が当たる部分に
エアガイドが設けられているため、上方に導かれた空気
流が乱れることが避けられるから、ディファレンシャル
ギヤ等の発熱部に空気流が到達する可能性が高くなる。
一方、請求項8に係る発明であれば、エンジンルーム内
とトランスミッション側面近傍の空間とを連通する連通
管が設けられているため、エンジンルーム内の熱気の一
部がその連通管を通じてトランスミッション側面近傍の
空間に流出するから、フロアトンネル等を介してディフ
ァレンシャルギヤ等に到達する熱気が少なくなる。
ンタアンダカバーによって導かれる空気が当たる部分に
エアガイドが設けられているため、上方に導かれた空気
流が乱れることが避けられるから、ディファレンシャル
ギヤ等の発熱部に空気流が到達する可能性が高くなる。
一方、請求項8に係る発明であれば、エンジンルーム内
とトランスミッション側面近傍の空間とを連通する連通
管が設けられているため、エンジンルーム内の熱気の一
部がその連通管を通じてトランスミッション側面近傍の
空間に流出するから、フロアトンネル等を介してディフ
ァレンシャルギヤ等に到達する熱気が少なくなる。
【0019】そして、請求項9に係る発明であれば、導
入ダクトの空気流出側に設けられたエアガイドによっ
て、そのセンタアンダカバーから上方に導かれる空気流
の方向がより細かく調整される。例えば、ディファレン
シャルギヤを効率的に冷却したい場合には、そのエアガ
イドを調整することにより、ディファレンシャルギヤの
上面や両側面にも空気流が触れるようになる。
入ダクトの空気流出側に設けられたエアガイドによっ
て、そのセンタアンダカバーから上方に導かれる空気流
の方向がより細かく調整される。例えば、ディファレン
シャルギヤを効率的に冷却したい場合には、そのエアガ
イドを調整することにより、ディファレンシャルギヤの
上面や両側面にも空気流が触れるようになる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1乃至図4は本発明の第1実施例の構成を示
す図であり、図1は車両のフロア裏面側の構成を概念的
に表した底面図、図2はフロア裏面側の構成を概念的に
表した側面図である。
明する。図1乃至図4は本発明の第1実施例の構成を示
す図であり、図1は車両のフロア裏面側の構成を概念的
に表した底面図、図2はフロア裏面側の構成を概念的に
表した側面図である。
【0021】先ず、構成を説明すると、図1において、
10FL,10FRは転舵輪としての前輪、10RL,10RR
は駆動輪としての後輪であり、後輪10FL,10FRに
は、車両前部に搭載されたエンジン1から、トランスミ
ッション2,プロペラシャフト3,ディファレンシャル
ギヤ4及びドライブシャフト5,5等で構成される駆動
力伝達系を介して、駆動力が伝達されるようになってい
る。つまり、この図1に示す車両は、所謂FR(フロン
トエンジン−リアドライブ)車である。なお、11はエ
ンジン1の排気側とマフラ7との間を接続する排気管で
ある。
10FL,10FRは転舵輪としての前輪、10RL,10RR
は駆動輪としての後輪であり、後輪10FL,10FRに
は、車両前部に搭載されたエンジン1から、トランスミ
ッション2,プロペラシャフト3,ディファレンシャル
ギヤ4及びドライブシャフト5,5等で構成される駆動
力伝達系を介して、駆動力が伝達されるようになってい
る。つまり、この図1に示す車両は、所謂FR(フロン
トエンジン−リアドライブ)車である。なお、11はエ
ンジン1の排気側とマフラ7との間を接続する排気管で
ある。
【0022】エンジン1の下面側には、そのエンジン1
を収容するエンジンルームを閉塞するように、エンジン
アンダカバー20が配設されている。このエンジンアン
ダカバー20は、例えば樹脂材若しくは鋼板材からな
り、その斜視図である図3にも示すように略平板形状を
していて、車体に対して略水平に固定されている。そし
て、このエンジンアンダカバー20には、一対の熱気排
出部20Aと、一つの絞り部20Bとが形成されてい
る。
を収容するエンジンルームを閉塞するように、エンジン
アンダカバー20が配設されている。このエンジンアン
ダカバー20は、例えば樹脂材若しくは鋼板材からな
り、その斜視図である図3にも示すように略平板形状を
していて、車体に対して略水平に固定されている。そし
て、このエンジンアンダカバー20には、一対の熱気排
出部20Aと、一つの絞り部20Bとが形成されてい
る。
【0023】これらのうち、一対の熱気排出部20A
は、エンジンアンダカバー20の車両中心線を挟んだ両
側の一部を車両後側が低くなるように折り曲げて形成さ
れる底部20aと、その底部20aの両側をガイドする
側部20bとからなる略溝型のダクトであって、その上
面はエンジンルーム内に開口し、後端側の開口部は、車
両中心線を挟んで同じ側にある後輪10FL,10FRを指
向するように若干車幅方向外側に傾いている。
は、エンジンアンダカバー20の車両中心線を挟んだ両
側の一部を車両後側が低くなるように折り曲げて形成さ
れる底部20aと、その底部20aの両側をガイドする
側部20bとからなる略溝型のダクトであって、その上
面はエンジンルーム内に開口し、後端側の開口部は、車
両中心線を挟んで同じ側にある後輪10FL,10FRを指
向するように若干車幅方向外側に傾いている。
【0024】また、絞り部20Bは、両熱気排出部20
Aの車幅方向内側の側部20bで挟まれた部分に形成さ
れ且つ前後面及び下面側が開口した溝型のダクトであっ
て、車両中心線と略同軸に車両前後方向を向いている。
ただし、その幅方向寸法は、トランスミッション2の幅
方向寸法と同等としている。なお、本実施例では、絞り
部20Bの後端部分にエンジン1下面が露出するように
開口部20cを形成している。この開口部20cを形成
したのは、エンジンアンダカバー20を取り外さなくて
も、エンジン1のオイルパン1aを通じてオイル交換等
が行えるようにするためである。
Aの車幅方向内側の側部20bで挟まれた部分に形成さ
れ且つ前後面及び下面側が開口した溝型のダクトであっ
て、車両中心線と略同軸に車両前後方向を向いている。
ただし、その幅方向寸法は、トランスミッション2の幅
方向寸法と同等としている。なお、本実施例では、絞り
部20Bの後端部分にエンジン1下面が露出するように
開口部20cを形成している。この開口部20cを形成
したのは、エンジンアンダカバー20を取り外さなくて
も、エンジン1のオイルパン1aを通じてオイル交換等
が行えるようにするためである。
【0025】一方、トランスミッション2の直後には、
プロペラシャフト3等の駆動力伝達系を収容可能にフロ
ア裏面側に形成された車両前後方向に延びる溝からなる
フロアトンネル21(図2参照)の下面開口部側の一部
を覆うように、センタアンダカバー25が配設されてい
る。このセンタアンダカバー25も、例えば樹脂材若し
くは鋼板材からなり、その斜視図である図4にも示すよ
うに略平板形状をしていて、車体に対して水平に固定さ
れている。そして、このセンタアンダカバー25の車幅
方向中心には、その平板状の本体の一部を上側に例えば
プレスして折り曲げることにより、水平面内では車両中
心線に沿った方向を向く導入ダクト25Aが形成されて
いる。
プロペラシャフト3等の駆動力伝達系を収容可能にフロ
ア裏面側に形成された車両前後方向に延びる溝からなる
フロアトンネル21(図2参照)の下面開口部側の一部
を覆うように、センタアンダカバー25が配設されてい
る。このセンタアンダカバー25も、例えば樹脂材若し
くは鋼板材からなり、その斜視図である図4にも示すよ
うに略平板形状をしていて、車体に対して水平に固定さ
れている。そして、このセンタアンダカバー25の車幅
方向中心には、その平板状の本体の一部を上側に例えば
プレスして折り曲げることにより、水平面内では車両中
心線に沿った方向を向く導入ダクト25Aが形成されて
いる。
【0026】即ち、導入ダクト25Aは、車両後側端部
が高くなるように折り曲げられた上部25aと、その上
部25aの両側をガイドする略三角形の一対の側部25
bとからなる略溝型のダクトであって、その下面側は開
口している。また、本実施例では、導入ダクト25Aの
幅方向寸法を、流入側となる車両前方側から流出側とな
る車両後方側に向けて徐々に大きくすることにより、所
謂NACAダクト形状としている。
が高くなるように折り曲げられた上部25aと、その上
部25aの両側をガイドする略三角形の一対の側部25
bとからなる略溝型のダクトであって、その下面側は開
口している。また、本実施例では、導入ダクト25Aの
幅方向寸法を、流入側となる車両前方側から流出側とな
る車両後方側に向けて徐々に大きくすることにより、所
謂NACAダクト形状としている。
【0027】また、このセンタアンダカバー25は、特
に図2に示すように、その直前に配置されるトランスミ
ッション2の下面と同じ高さを表す直線Lと同じ又はそ
れよりも上側に配設されているとともに、図1に示すよ
うに、導入ダクト25Aの最大幅W1 は、絞り部20B
の幅W2 よりも小さくなっている。次に、本実施例の作
用を説明する。
に図2に示すように、その直前に配置されるトランスミ
ッション2の下面と同じ高さを表す直線Lと同じ又はそ
れよりも上側に配設されているとともに、図1に示すよ
うに、導入ダクト25Aの最大幅W1 は、絞り部20B
の幅W2 よりも小さくなっている。次に、本実施例の作
用を説明する。
【0028】即ち、エンジンアンダカバー20によって
走行中に生じる空気の流れを矢印で表した図5に示すよ
うに、車両走行中には、エンジンルーム内の熱気が両側
の熱気排出部20Aからフロア下側に排出されるから、
その熱気排出部20Aを基点として高温で且つ比較的流
れの遅い空気流u2 がつくられる。そして、この空気流
u2 は車両後方に向かうことになるが、その熱気排出部
20Aが後輪10RL,10RRを指向していること、及び
それら熱気排出部20A間に形成される絞り部20Bの
幅がトランスミッション2と略同じであることから、そ
れら空気流u2は、図6に示すように、トランスミッシ
ョン2の側面から若干離れた位置を通過しつつ車幅方向
に拡がるような軌跡を通って後輪10RL,10RRに到達
し、それら後輪10RL,10RRを覆うようになる。
走行中に生じる空気の流れを矢印で表した図5に示すよ
うに、車両走行中には、エンジンルーム内の熱気が両側
の熱気排出部20Aからフロア下側に排出されるから、
その熱気排出部20Aを基点として高温で且つ比較的流
れの遅い空気流u2 がつくられる。そして、この空気流
u2 は車両後方に向かうことになるが、その熱気排出部
20Aが後輪10RL,10RRを指向していること、及び
それら熱気排出部20A間に形成される絞り部20Bの
幅がトランスミッション2と略同じであることから、そ
れら空気流u2は、図6に示すように、トランスミッシ
ョン2の側面から若干離れた位置を通過しつつ車幅方向
に拡がるような軌跡を通って後輪10RL,10RRに到達
し、それら後輪10RL,10RRを覆うようになる。
【0029】このため、後輪10RL,10RRが受ける空
気力が低下し、車両に作用する空気抵抗が低下するか
ら、燃費向上等が図られる。一方、車両走行中には、フ
ロア裏面側には車両前方から後方に向かう空気流がつく
られるが、その空気流は、図5に示すように、エンジン
アンダカバー20の絞り部20Bによる絞り作用と、車
幅方向両側につくられている遅い空気流u2とによって
縮流されて比較的流速の速い空気流u1 となる。そし
て、この空気流u1 は、その空気流u1 は外部空気の流
れであるから比較的低温であり、しかも図6に示すよう
にフロア裏面側を略車両中心線に沿って後方に流れてト
ランスミッション2やディファレンシャルギヤ4の下面
側に触れるように通過するため、それらトランスミッシ
ョン2やディファレンシャルギヤ4の下面側から効果的
に熱を奪うことができる。つまり、エンジンアンダカバ
ー20によって空気流u1をつくることにより、発熱部
としてのトランスミッション2やディファレンシャルギ
ヤ4の下面側の冷却効果を向上することができるのであ
る。
気力が低下し、車両に作用する空気抵抗が低下するか
ら、燃費向上等が図られる。一方、車両走行中には、フ
ロア裏面側には車両前方から後方に向かう空気流がつく
られるが、その空気流は、図5に示すように、エンジン
アンダカバー20の絞り部20Bによる絞り作用と、車
幅方向両側につくられている遅い空気流u2とによって
縮流されて比較的流速の速い空気流u1 となる。そし
て、この空気流u1 は、その空気流u1 は外部空気の流
れであるから比較的低温であり、しかも図6に示すよう
にフロア裏面側を略車両中心線に沿って後方に流れてト
ランスミッション2やディファレンシャルギヤ4の下面
側に触れるように通過するため、それらトランスミッシ
ョン2やディファレンシャルギヤ4の下面側から効果的
に熱を奪うことができる。つまり、エンジンアンダカバ
ー20によって空気流u1をつくることにより、発熱部
としてのトランスミッション2やディファレンシャルギ
ヤ4の下面側の冷却効果を向上することができるのであ
る。
【0030】また、空気流u1 及びu2 の相互作用によ
り、後輪揚力も大幅に低下するという作用も得られる。
その理由は、揚力が低下する理由は、空気流u1 が車両
中心線付近を略真っ直ぐに後方に前方から後方に向かっ
て流れる一方で、空気流u2が後輪10RL,10RRを指
向して流れる結果、ドライブシャフト5付近が空乏領域
となってここに負圧が発生しているためと考えられる。
り、後輪揚力も大幅に低下するという作用も得られる。
その理由は、揚力が低下する理由は、空気流u1 が車両
中心線付近を略真っ直ぐに後方に前方から後方に向かっ
て流れる一方で、空気流u2が後輪10RL,10RRを指
向して流れる結果、ドライブシャフト5付近が空乏領域
となってここに負圧が発生しているためと考えられる。
【0031】さらに、空気流u1 はトランスミッション
2の直後に配設されたセンタアンダカバー25の下面側
も通過することになるが、物体の周囲を流れる空気はそ
の物体の面に沿って流れるのが一般的であり、しかも導
入ダクト25Aを空気の引込み作用が顕著なNACAダ
クト形状としているため、そのセンタアンダカバー25
の下面側を通過する空気流u1 の一部が導入ダクト25
Aによって車体側に引き上げられて図7に示すような空
気流u3 がつくられる。
2の直後に配設されたセンタアンダカバー25の下面側
も通過することになるが、物体の周囲を流れる空気はそ
の物体の面に沿って流れるのが一般的であり、しかも導
入ダクト25Aを空気の引込み作用が顕著なNACAダ
クト形状としているため、そのセンタアンダカバー25
の下面側を通過する空気流u1 の一部が導入ダクト25
Aによって車体側に引き上げられて図7に示すような空
気流u3 がつくられる。
【0032】そして、導入ダクト25Aの排出側である
後端部分が斜め上方を向いているから、図8に示すよう
に、上方に導かれた空気流u3 はフロアトンネル21内
に流れ込み、そのフロアトンネル21内を後方に流れて
ディファレンシャルギヤ4上面に到達し、その流速は空
気流u1 と同程度に速いので、そのディファレンシャル
ギヤ4の上部空間に淀みをつくることなく、ディファレ
ンシャルギヤ4を乗り越えてフロアトンネル21外部に
排出される。このとき、従来はエンジンルーム内からフ
ロアトンネル21を介してディファレンシャルギヤ4上
面に到達していた熱気の淀みも解消される。
後端部分が斜め上方を向いているから、図8に示すよう
に、上方に導かれた空気流u3 はフロアトンネル21内
に流れ込み、そのフロアトンネル21内を後方に流れて
ディファレンシャルギヤ4上面に到達し、その流速は空
気流u1 と同程度に速いので、そのディファレンシャル
ギヤ4の上部空間に淀みをつくることなく、ディファレ
ンシャルギヤ4を乗り越えてフロアトンネル21外部に
排出される。このとき、従来はエンジンルーム内からフ
ロアトンネル21を介してディファレンシャルギヤ4上
面に到達していた熱気の淀みも解消される。
【0033】つまり、導入ダクト25Aによってつくら
れる空気流u3 が発熱部としてのディファレンシャルギ
ヤ4上面に触れるように流れ、その空気流u3 の温度も
空気流u1 と同様に比較的低温であるから、そのディフ
ァレンシャルギヤ4の上面側から効果的に熱を奪うこと
ができ、ディファレンシャルギヤ4の上面側の冷却効果
を向上することができるのである。
れる空気流u3 が発熱部としてのディファレンシャルギ
ヤ4上面に触れるように流れ、その空気流u3 の温度も
空気流u1 と同様に比較的低温であるから、そのディフ
ァレンシャルギヤ4の上面側から効果的に熱を奪うこと
ができ、ディファレンシャルギヤ4の上面側の冷却効果
を向上することができるのである。
【0034】このように、本実施例の構成であれば、特
にディファレンシャルギヤ4の上面側及び下面側の両方
における冷却効果を向上することができるから、ディフ
ァレンシャルギヤ4の雰囲気温度が低下し、そのディフ
ァレンシャルギヤ4の油温が大幅に低下するのである。
図9乃至図11は、本実施例及び従来例(本実施例の構
造からセンタアンダカバー25を除いた構造)における
ディファレンシャルギヤ4の油温(図9),ディファレ
ンシャルギヤ4の雰囲気温度(図10)及びディファレ
ンシャルギヤ4周囲の風速(図11)を実走行実験で確
認した結果をそれぞれ比較して示したグラフであり、特
に図9から明らかなように、本実施例の構造とすること
により、従来に比較して、デフ油温は特に100km/
h以上の高速域において5〜10℃程度の低減効果を得
ることができる。そして、その理由は、図10,図11
からも判るように、ディファレンシャルギヤ4の雰囲気
温度の低下及び周囲風速の上昇にある。換言すれば、セ
ンタアンダカバー25を設けてフロアトンネル21内に
空気流u3 を積極的につくった結果、ディファレンシャ
ルギヤ4の冷却効果を飛躍的向上することができたので
ある。
にディファレンシャルギヤ4の上面側及び下面側の両方
における冷却効果を向上することができるから、ディフ
ァレンシャルギヤ4の雰囲気温度が低下し、そのディフ
ァレンシャルギヤ4の油温が大幅に低下するのである。
図9乃至図11は、本実施例及び従来例(本実施例の構
造からセンタアンダカバー25を除いた構造)における
ディファレンシャルギヤ4の油温(図9),ディファレ
ンシャルギヤ4の雰囲気温度(図10)及びディファレ
ンシャルギヤ4周囲の風速(図11)を実走行実験で確
認した結果をそれぞれ比較して示したグラフであり、特
に図9から明らかなように、本実施例の構造とすること
により、従来に比較して、デフ油温は特に100km/
h以上の高速域において5〜10℃程度の低減効果を得
ることができる。そして、その理由は、図10,図11
からも判るように、ディファレンシャルギヤ4の雰囲気
温度の低下及び周囲風速の上昇にある。換言すれば、セ
ンタアンダカバー25を設けてフロアトンネル21内に
空気流u3 を積極的につくった結果、ディファレンシャ
ルギヤ4の冷却効果を飛躍的向上することができたので
ある。
【0035】また、本実施例では、導入ダクト25Aの
幅W1 を、絞り部20Bの幅W2 よりも小さくしている
ため、その導入ダクト25Aの全体を空気流u1 内に置
くことができる。従って、空気流u3 を確実につくるこ
とができるから、上述したディファレンシャルギヤ4上
面側の冷却効果を確実に得ることができる。さらに、本
実施例では、特に図2に示したように、水平に配設され
るセンタアンダカバー25下面の高さ方向位置を、その
直前に配設されるトランスミッション2の下面(直線
L)よりも上方としているため、そのセンタアンダカバ
ー25の車両前方側端部がトランスミッション2の下面
よりも下方に突出しないようになっている。従って、セ
ンタアンダカバー25を設けたことにより、空気流u1
を乱すことがないから、上述した冷却効果を逆に低下し
てしまうようなことがない。なお、本実施例では、セン
タアンダカバー25下面の高さを直線Lよりも上方とし
ているが、直線Lと同じ高さであってもよい。
幅W1 を、絞り部20Bの幅W2 よりも小さくしている
ため、その導入ダクト25Aの全体を空気流u1 内に置
くことができる。従って、空気流u3 を確実につくるこ
とができるから、上述したディファレンシャルギヤ4上
面側の冷却効果を確実に得ることができる。さらに、本
実施例では、特に図2に示したように、水平に配設され
るセンタアンダカバー25下面の高さ方向位置を、その
直前に配設されるトランスミッション2の下面(直線
L)よりも上方としているため、そのセンタアンダカバ
ー25の車両前方側端部がトランスミッション2の下面
よりも下方に突出しないようになっている。従って、セ
ンタアンダカバー25を設けたことにより、空気流u1
を乱すことがないから、上述した冷却効果を逆に低下し
てしまうようなことがない。なお、本実施例では、セン
タアンダカバー25下面の高さを直線Lよりも上方とし
ているが、直線Lと同じ高さであってもよい。
【0036】そして、本実施例では、エンジンルーム内
の熱気を、エンジンアンダカバー20に形成された熱気
排出部20Aから空気流u2 として斜め後方側に排出す
る構成となっているため、例えば渋滞時等であっても空
気流u2 は略後輪10RL,10RRに向かって流れて行
き、エンジンアンダカバー1の直下に留まることがない
から、一旦排出された熱気が図示しないラジエータを加
熱するような事態を避けることができる。
の熱気を、エンジンアンダカバー20に形成された熱気
排出部20Aから空気流u2 として斜め後方側に排出す
る構成となっているため、例えば渋滞時等であっても空
気流u2 は略後輪10RL,10RRに向かって流れて行
き、エンジンアンダカバー1の直下に留まることがない
から、一旦排出された熱気が図示しないラジエータを加
熱するような事態を避けることができる。
【0037】また、センタアンダカバー25は特に高価
な部材とはならないから、上述した優れた効果を奏する
にも関わらず、大幅なコストアップを招くこともない。
図12及び図13は本発明の第2実施例を示す図であ
り、いずれも上記第1実施例の図2と同様に車両のフロ
ア裏面側の構成を概念的に表した側面図である。なお、
上記第1実施例と同様の構成には、同じ符号を付し、そ
の重複する説明は省略する。また、図示しないその他の
構成は上記第1実施例と同様である。
な部材とはならないから、上述した優れた効果を奏する
にも関わらず、大幅なコストアップを招くこともない。
図12及び図13は本発明の第2実施例を示す図であ
り、いずれも上記第1実施例の図2と同様に車両のフロ
ア裏面側の構成を概念的に表した側面図である。なお、
上記第1実施例と同様の構成には、同じ符号を付し、そ
の重複する説明は省略する。また、図示しないその他の
構成は上記第1実施例と同様である。
【0038】即ち、本実施例では、センタアンダカバー
25の車両前方側端部を、トランスミッション2の下面
と同じ高さに配設するとともに、それらの間を連続させ
た点に特徴がある。このような構成であれば、図12又
は図13に示すように例えばセンタアンダカバー25を
誤って斜めに取り付けてしまったような場合や、当初は
水平に固定されていても跳ね石等の衝突により傾斜して
しまったような場合であっても、センタアンダカバー2
5によってフロア裏面側の空気流が乱されるようなこと
がなく、空気流u3 を確実にフロアトンネル21内に導
入することができ、上記第1実施例で説明した冷却効果
を確実に得ることができるのである。
25の車両前方側端部を、トランスミッション2の下面
と同じ高さに配設するとともに、それらの間を連続させ
た点に特徴がある。このような構成であれば、図12又
は図13に示すように例えばセンタアンダカバー25を
誤って斜めに取り付けてしまったような場合や、当初は
水平に固定されていても跳ね石等の衝突により傾斜して
しまったような場合であっても、センタアンダカバー2
5によってフロア裏面側の空気流が乱されるようなこと
がなく、空気流u3 を確実にフロアトンネル21内に導
入することができ、上記第1実施例で説明した冷却効果
を確実に得ることができるのである。
【0039】その他の作用効果は上記第1実施例と同様
である。図14及び図15は本発明の第3実施例を示す
図であり、図14は上記第1実施例の図2と同様に車両
のフロア裏面側の構成を概念的に表した側面図、図15
は本実施例の要部の斜視図である。なお、図示しないそ
の他の構成は、上記第1実施例と同様である。
である。図14及び図15は本発明の第3実施例を示す
図であり、図14は上記第1実施例の図2と同様に車両
のフロア裏面側の構成を概念的に表した側面図、図15
は本実施例の要部の斜視図である。なお、図示しないそ
の他の構成は、上記第1実施例と同様である。
【0040】即ち、フロアトンネル21内に駆動力伝達
系のプロペラシャフト3等の回転軸が存在する場合、セ
ンタアンダカバー25によるフロアトンネル21内に導
かれた空気流u3 がプロペラシャフト3の回転により乱
れてしまい、ディファレンシャルギヤ4の冷却効果が低
下してしまうことが考えられる。そこで、本実施例で
は、プロペラシャフト3の空気流u3 が当たる部分を包
囲するように、上面側が開口した樋状のエアガイド30
を設けた。
系のプロペラシャフト3等の回転軸が存在する場合、セ
ンタアンダカバー25によるフロアトンネル21内に導
かれた空気流u3 がプロペラシャフト3の回転により乱
れてしまい、ディファレンシャルギヤ4の冷却効果が低
下してしまうことが考えられる。そこで、本実施例で
は、プロペラシャフト3の空気流u3 が当たる部分を包
囲するように、上面側が開口した樋状のエアガイド30
を設けた。
【0041】このような構成とすれば、図15に示すよ
うに、空気流u3 はプロペラシャフト3の回転によって
乱されることなく確実にフロアトンネル21内に入り込
むようになるから、上記第1実施例で説明したディファ
レンシャルギヤ4の冷却効果を、さらに確実に得ること
ができるようになる。その他の作用効果は上記第1実施
例と同様である。
うに、空気流u3 はプロペラシャフト3の回転によって
乱されることなく確実にフロアトンネル21内に入り込
むようになるから、上記第1実施例で説明したディファ
レンシャルギヤ4の冷却効果を、さらに確実に得ること
ができるようになる。その他の作用効果は上記第1実施
例と同様である。
【0042】図16及び図17は本発明の第4実施例を
示す図であり、図16は上記第1実施例の図2と同様に
車両のフロア裏面側の構成を概念的に表した側面図、図
17は本実施例の要部を示す平面図である。なお、図示
しないその他の構成は、上記第1実施例と同様である。
即ち、本実施例では、エンジン1の後側の空間と、トラ
ンスミッション2の両側部下側の空間とを連通させる連
通管36を設けていて、その連通管36は、全体として
トランスミッション2を跨ぐように二股に分岐した形状
をなし、そのエンジンルームに臨む上端側には、トラン
スミッション2よりも若干広い程度の幅を有する吸入口
36Aが形成され、トランスミッション2の両側面の下
側に位置する下端側には、斜め外側を向くように排出口
36Bが形成されている。
示す図であり、図16は上記第1実施例の図2と同様に
車両のフロア裏面側の構成を概念的に表した側面図、図
17は本実施例の要部を示す平面図である。なお、図示
しないその他の構成は、上記第1実施例と同様である。
即ち、本実施例では、エンジン1の後側の空間と、トラ
ンスミッション2の両側部下側の空間とを連通させる連
通管36を設けていて、その連通管36は、全体として
トランスミッション2を跨ぐように二股に分岐した形状
をなし、そのエンジンルームに臨む上端側には、トラン
スミッション2よりも若干広い程度の幅を有する吸入口
36Aが形成され、トランスミッション2の両側面の下
側に位置する下端側には、斜め外側を向くように排出口
36Bが形成されている。
【0043】このような構成であると、エンジン1上方
の熱気が、連通管36を通じてトランスミッション2側
面下方に排気されるため、図20に示したような高温の
空気流u5 を低減又は消滅させることができる。この結
果、ディファレンシャルギヤ4の冷却効果がより一層効
率的に行えるし、エンジンルームから排出される熱気に
よるトランスミッション2上面の加熱作用をも抑制する
ことができる。
の熱気が、連通管36を通じてトランスミッション2側
面下方に排気されるため、図20に示したような高温の
空気流u5 を低減又は消滅させることができる。この結
果、ディファレンシャルギヤ4の冷却効果がより一層効
率的に行えるし、エンジンルームから排出される熱気に
よるトランスミッション2上面の加熱作用をも抑制する
ことができる。
【0044】しかも、連通管36の排出口36Bを、ト
ランスミッション2の両側面下側にやや斜め外側を向く
ように位置させているから、その排出口36Bから排気
された熱気が、センタアンダカバー25の導入ダクト2
5Aに吸い上げられてフロアトンネル21に導入されて
しまうようなこともない。その他の作用効果は上記第1
実施例と同様である。
ランスミッション2の両側面下側にやや斜め外側を向く
ように位置させているから、その排出口36Bから排気
された熱気が、センタアンダカバー25の導入ダクト2
5Aに吸い上げられてフロアトンネル21に導入されて
しまうようなこともない。その他の作用効果は上記第1
実施例と同様である。
【0045】図18及び図19は本発明の第5実施例を
示す図であって、図18はセンタアンダカバー25の斜
視図、図19はセンタアンダカバー25の底面図であ
る。なお、図示しないその他の構成は、上記第1実施例
と同様である。即ち、本実施例のセンタアンダカバー2
5は、基本的には上記第1実施例と同様であり、平板状
の本体の中央部にNACAダクト形状の導入ダクト25
Aが形成されている。そして、その導入ダクト25Aの
車両後方型端部(吹き出し側)に、その導入ダクト25
Aから吹き出す空気流の方向を制御するエアダクト37
を設けている。
示す図であって、図18はセンタアンダカバー25の斜
視図、図19はセンタアンダカバー25の底面図であ
る。なお、図示しないその他の構成は、上記第1実施例
と同様である。即ち、本実施例のセンタアンダカバー2
5は、基本的には上記第1実施例と同様であり、平板状
の本体の中央部にNACAダクト形状の導入ダクト25
Aが形成されている。そして、その導入ダクト25Aの
車両後方型端部(吹き出し側)に、その導入ダクト25
Aから吹き出す空気流の方向を制御するエアダクト37
を設けている。
【0046】このエアダクト37は、導入ダクト25A
の吹き出し側の上辺及び下辺に連続する一対の平板37
A,37Bと、それら平板37A,37B間に垂直に介
在する4枚の立板37a〜37dとから構成されてい
る。平板37A,37Bは車両前側が上底である台形状
をなし、その両斜辺間に立板37a,37dが介在し、
それら立板37a,37dの内側にそれらと平行に立板
37b,37cが配置されている。ただし、立板37
a,37b間の距離と、立板37c,37d間の距離と
は、平板37A,37Bの幅の約1/5〜1/6程度と
している。また、少なくとも上側の平板37Aについて
は、空気流u3 の上昇を妨げないように、後側が若干持
ち上げるように固定する。
の吹き出し側の上辺及び下辺に連続する一対の平板37
A,37Bと、それら平板37A,37B間に垂直に介
在する4枚の立板37a〜37dとから構成されてい
る。平板37A,37Bは車両前側が上底である台形状
をなし、その両斜辺間に立板37a,37dが介在し、
それら立板37a,37dの内側にそれらと平行に立板
37b,37cが配置されている。ただし、立板37
a,37b間の距離と、立板37c,37d間の距離と
は、平板37A,37Bの幅の約1/5〜1/6程度と
している。また、少なくとも上側の平板37Aについて
は、空気流u3 の上昇を妨げないように、後側が若干持
ち上げるように固定する。
【0047】従って、このエアガイド37には、その比
較的幅広の中央部には車両後方開口部が車幅方向両側に
拡がったダクト38Aが形成されるとともに、その通路
38Aの両側に、それぞれが車幅方向外側を向いたダク
ト38Bが形成されていることになる。このような構成
であると、図19に示すように、導入ダクト25Aがつ
くる空気流u3 がエアダクト37に到達すると、その中
央部分の流れは、ダクト38Aを通過して車両中心線か
らほとんど外れることなくフロアトンネルに入り込む空
気流u31となるが、両サイドの流れはダクト38Bを通
過するため、車幅方向外側に傾いた空気流u32となる。
従って、導入ダクト25Aからフロアトンネル内に入り
込む空気流は、放射状に拡がる空気流u31,u32とな
る。
較的幅広の中央部には車両後方開口部が車幅方向両側に
拡がったダクト38Aが形成されるとともに、その通路
38Aの両側に、それぞれが車幅方向外側を向いたダク
ト38Bが形成されていることになる。このような構成
であると、図19に示すように、導入ダクト25Aがつ
くる空気流u3 がエアダクト37に到達すると、その中
央部分の流れは、ダクト38Aを通過して車両中心線か
らほとんど外れることなくフロアトンネルに入り込む空
気流u31となるが、両サイドの流れはダクト38Bを通
過するため、車幅方向外側に傾いた空気流u32となる。
従って、導入ダクト25Aからフロアトンネル内に入り
込む空気流は、放射状に拡がる空気流u31,u32とな
る。
【0048】すると、ディファレンシャルギヤ4の両側
面にも空気流u32が触れるようになるから、ディファレ
ンシャルギヤ4の上面,下面及び両側面の全ての冷却風
が供給されることとなり、その冷却作用は極めて効率よ
くなり、冷却効果はより一層向上する。その他の作用効
果は上記第1実施例と同様である。
面にも空気流u32が触れるようになるから、ディファレ
ンシャルギヤ4の上面,下面及び両側面の全ての冷却風
が供給されることとなり、その冷却作用は極めて効率よ
くなり、冷却効果はより一層向上する。その他の作用効
果は上記第1実施例と同様である。
【0049】なお、上記各実施例では、特に発熱部とし
てのディファレンシャルギヤ4を冷却するのに好適な構
造を説明したが、本発明によって効率よく冷却できるの
はディファレンシャルギヤ4に限られるものではない。
例えば、導入ダクト25Aの開口方向或いはエアダクト
37の開口方向を適宜調整して、燃料タンクのような要
冷却部に向けて空気流u3 が指向するようにしてもよ
い。
てのディファレンシャルギヤ4を冷却するのに好適な構
造を説明したが、本発明によって効率よく冷却できるの
はディファレンシャルギヤ4に限られるものではない。
例えば、導入ダクト25Aの開口方向或いはエアダクト
37の開口方向を適宜調整して、燃料タンクのような要
冷却部に向けて空気流u3 が指向するようにしてもよ
い。
【0050】また、上記各実施例では、センタアンダカ
バー25の他に、エンジンアンダカバー20をも設けた
場合について説明したが、このエンジンアンダカバー2
0は設けなくてもよい。その場合には、車両走行中に自
然にフロア裏面側を流れる空気流がセンタアンダカバー
25の導入ダクトによって上方に導かれるから、エンジ
ンアンダカバー20を有する場合に比べて若干低下はす
るが、上記各実施例と同様の冷却効果を得ることができ
る。
バー25の他に、エンジンアンダカバー20をも設けた
場合について説明したが、このエンジンアンダカバー2
0は設けなくてもよい。その場合には、車両走行中に自
然にフロア裏面側を流れる空気流がセンタアンダカバー
25の導入ダクトによって上方に導かれるから、エンジ
ンアンダカバー20を有する場合に比べて若干低下はす
るが、上記各実施例と同様の冷却効果を得ることができ
る。
【0051】さらに、上記各実施例では、センタアンダ
カバー25を一つ設けた場合について説明したが、これ
は一つに限られるものではなく、例えば車両前後方向或
いは車幅方向若しくは両方向に複数並べて配設してもよ
い。
カバー25を一つ設けた場合について説明したが、これ
は一つに限られるものではなく、例えば車両前後方向或
いは車幅方向若しくは両方向に複数並べて配設してもよ
い。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明であれば、フロア裏面側を車両前方から後方に流れる
空気を上方に導く導入ダクトを有するセンタアンダカバ
ーを設けたため、フロアトンネル内に冷却風を導入する
ことができるから、ディファレンシャルギヤ等の発熱部
を効率よく冷却することができるし、特に大幅なコスト
アップを招くことない、という効果がある。
明であれば、フロア裏面側を車両前方から後方に流れる
空気を上方に導く導入ダクトを有するセンタアンダカバ
ーを設けたため、フロアトンネル内に冷却風を導入する
ことができるから、ディファレンシャルギヤ等の発熱部
を効率よく冷却することができるし、特に大幅なコスト
アップを招くことない、という効果がある。
【0053】また、請求項2に係る発明であれば、熱気
排出部及び絞り部を有するエンジンアンダカバーと、導
入ダクトを有するセンタアンダカバーとを設けたため、
エンジンアンダカバーの絞り部によってつくられる高速
の空気流が導入ダクトによって上方に導入されるから、
さらに効果的な冷却作用を得ることができる。そして、
請求項3に係る発明であれば、導入ダクトが上方に導く
空気流の全ては絞り部から流出した空気流となるから、
請求項2に係る発明の効果をより確実に得ることができ
る。
排出部及び絞り部を有するエンジンアンダカバーと、導
入ダクトを有するセンタアンダカバーとを設けたため、
エンジンアンダカバーの絞り部によってつくられる高速
の空気流が導入ダクトによって上方に導入されるから、
さらに効果的な冷却作用を得ることができる。そして、
請求項3に係る発明であれば、導入ダクトが上方に導く
空気流の全ては絞り部から流出した空気流となるから、
請求項2に係る発明の効果をより確実に得ることができ
る。
【0054】さらに、請求項4及び請求項5に係る発明
であれば、フロア裏面側を流れる空気流を乱すことがな
いから、上記請求項1乃至請求項3に係る発明による冷
却効果を低下させてしまうようなことがない。また、請
求項6に係る発明であれば、フロア裏面側の空気流を効
率よく上方に導入できるという効果がある。
であれば、フロア裏面側を流れる空気流を乱すことがな
いから、上記請求項1乃至請求項3に係る発明による冷
却効果を低下させてしまうようなことがない。また、請
求項6に係る発明であれば、フロア裏面側の空気流を効
率よく上方に導入できるという効果がある。
【0055】そして、請求項7に係る発明であれば、上
方に導入された空気流が回転軸の回転によって乱される
ことを回避できるから、ディファレンシャルギヤ等の発
熱部に空気流が到達する可能性が高くなり、冷却効果を
より確実に得ることができるようになる。さらに、請求
項8に係る発明であれば、エンジンルーム内の熱気の一
部が連通管を通じてトランスミッション側面近傍の空間
に流出するから、フロアトンネル等を介してディファレ
ンシャルギヤ等に到達する熱気が少なくなり、冷却効果
をさらに向上できる。
方に導入された空気流が回転軸の回転によって乱される
ことを回避できるから、ディファレンシャルギヤ等の発
熱部に空気流が到達する可能性が高くなり、冷却効果を
より確実に得ることができるようになる。さらに、請求
項8に係る発明であれば、エンジンルーム内の熱気の一
部が連通管を通じてトランスミッション側面近傍の空間
に流出するから、フロアトンネル等を介してディファレ
ンシャルギヤ等に到達する熱気が少なくなり、冷却効果
をさらに向上できる。
【0056】そして、請求項9に係る発明であれば、セ
ンタアンダカバーから上方に導かれる空気流の方向をよ
り細かく調整できるから、例えばディファレンシャルギ
ヤを効率的に冷却したい場合には、そのエアガイドを調
整することにより、ディファレンシャルギヤの上面や両
側面にも空気流が触れるようにすることができ、極めて
効率的な冷却を行えるという効果がある。
ンタアンダカバーから上方に導かれる空気流の方向をよ
り細かく調整できるから、例えばディファレンシャルギ
ヤを効率的に冷却したい場合には、そのエアガイドを調
整することにより、ディファレンシャルギヤの上面や両
側面にも空気流が触れるようにすることができ、極めて
効率的な冷却を行えるという効果がある。
【図1】本発明の第1実施例における車両の底面図であ
る。
る。
【図2】第1実施例におけるフロア裏面側の構成を概念
的に表した側面図である。
的に表した側面図である。
【図3】エンジンアンダカバーの斜視図である。
【図4】センタアンダカバーの斜視図である。
【図5】エンジンアンダカバーによってつくられる空気
流の説明図である。
流の説明図である。
【図6】フロア裏面側の空気流を説明図するための底面
図である。
図である。
【図7】センタアンダカバーによってつくられる空気流
の説明図である。
の説明図である。
【図8】フロア裏面側の空気流を説明図するための側面
図である。
図である。
【図9】第1実施例の効果を説明するためのグラフであ
る。
る。
【図10】第1実施例の効果を説明するためのグラフで
ある。
ある。
【図11】第1実施例の効果を説明するためのグラフで
ある。
ある。
【図12】第2実施例におけるフロア裏面側の構成を概
念的に表した側面図である。
念的に表した側面図である。
【図13】第2実施例におけるフロア裏面側の構成を概
念的に表した側面図である。
念的に表した側面図である。
【図14】第3実施例におけるフロア裏面側の構成を概
念的に表した側面図である。
念的に表した側面図である。
【図15】第3実施例におけるフロア裏面側の構成を概
念的に表した斜視図である。
念的に表した斜視図である。
【図16】第4実施例におけるフロア裏面側の構成を概
念的に表した側面図である。
念的に表した側面図である。
【図17】第4実施例におけるフロア裏面側の構成を概
念的に表した平面図である。
念的に表した平面図である。
【図18】第5実施例におけるセンタアンダカバーの斜
視図である。
視図である。
【図19】第5実施例の作用を説明するセンタアンダカ
バーの底面図である。
バーの底面図である。
【図20】従来のフロア裏面側の構成を概念的に表した
側面図である。
側面図である。
1 エンジン 2 トランスミッション 3 プロペラシャフト(回転軸) 4 ディファレンシャルギヤ 10FL,10FR 前輪 10RL,10RR 後輪 20 エンジンアンダカバー 20A 熱気排出部 20B 絞り部 21 フロアトンネル 25 センタアンダカバー 25A 導入ダクト 30 エアガイド 36 連通管 37 エアガイド
Claims (9)
- 【請求項1】 フロア裏面側に車両前後方向に延びる溝
型のフロアトンネルを有する車両のアンダフロア構造で
あって、エンジンよりも後方のフロア裏面側に、そのフ
ロア裏面側を車両前方から後方に流れる空気を上方に導
く導入ダクトを有するセンタアンダカバーを配設したこ
とを特徴とする車両のアンダフロア構造。 - 【請求項2】 車体前部にエンジンが搭載され且つフロ
ア裏面側に車両前後方向に延びる溝型のフロアトンネル
を有する車両のアンダフロア構造であって、エンジンル
ームの下側をエンジンアンダカバーで閉塞し、そのエン
ジンアンダカバーの車両中心線を挟んで略対象位置に、
前記エンジンルーム内の空気を後輪に指向して流出する
一対の熱気排出部を形成するとともに、それら一対の熱
気排出部間に、フロア裏面側を車両前方から後方に流れ
る空気を縮流して後方に流出する絞り部を形成し、そし
て、その絞り部の後方に、フロア裏面側を車両前方から
後方に流れる空気を上方に導く導入ダクトを有するセン
タアンダカバーを配設したことを特徴とする車両のアン
ダフロア構造。 - 【請求項3】 前記導入ダクトの幅を、前記絞り部の流
出側の幅よりも狭くした請求項2記載の車両のアンダフ
ロア構造。 - 【請求項4】 前記センタアンダカバーの車両前方側端
部の高さを、前記エンジン後部に配設されるトランスミ
ッションの下面の高さと同じ又はそれよりも高くした請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載の車両のアンダフ
ロア構造。 - 【請求項5】 前記エンジン後部に配設されるトランス
ミッションの下面と前記センタアンダカバーの下面とを
連続させた請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の車
両のアンダフロア構造。 - 【請求項6】 前記導入ダクトの形状を、NACAダク
ト形状とした請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
車両のアンダフロア構造。 - 【請求項7】 前記フロアトンネルは駆動力伝達系の回
転軸を収容するトンネルであり、前記回転軸の前記セン
タアンダカバーによって導かれる空気が当たる部分を包
囲するエアガイドを設けた請求項1乃至請求項6のいず
れかに記載の車両のアンダフロア構造。 - 【請求項8】 エンジンルーム内とトランスミッション
側面近傍の空間とを連通させる連通管を設けた請求項1
乃至請求項7のいずれかに記載の車両のアンダフロア構
造。 - 【請求項9】 前記導入ダクトの車両後方側端部に、空
気の流れの方向を制御するエアガイドを設けた請求項1
乃至請求項8のいずれかに記載の車両のアンダフロア構
造。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6102880A JP2833472B2 (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 車両のアンダフロア構造 |
| US08/291,807 US5513893A (en) | 1993-08-23 | 1994-08-17 | Underfloor structure for automobile |
| DE4429924A DE4429924B4 (de) | 1993-08-23 | 1994-08-23 | Unterbodenkonstruktion für ein Fahrzeug |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6102880A JP2833472B2 (ja) | 1994-05-17 | 1994-05-17 | 車両のアンダフロア構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07309257A true JPH07309257A (ja) | 1995-11-28 |
| JP2833472B2 JP2833472B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=14339195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6102880A Expired - Fee Related JP2833472B2 (ja) | 1993-08-23 | 1994-05-17 | 車両のアンダフロア構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2833472B2 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006062494A (ja) * | 2004-08-26 | 2006-03-09 | Mazda Motor Corp | 車両の床下構造 |
| JP2007038838A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Mazda Motor Corp | 自動車の車体下部構造 |
| JP2007253657A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Mazda Motor Corp | 車両のデフレクタ構造 |
| WO2011114509A1 (ja) * | 2010-03-19 | 2011-09-22 | トヨタ車体 株式会社 | 車体下部構造 |
| JP2011201543A (ja) * | 2011-07-20 | 2011-10-13 | Mazda Motor Corp | 車両のデフレクタ構造 |
| JP2018094950A (ja) * | 2016-12-08 | 2018-06-21 | トヨタ自動車株式会社 | 車両のアンダーカバー構造 |
| JP2019043363A (ja) * | 2017-09-01 | 2019-03-22 | トヨタ自動車株式会社 | 冷却ダクト |
| CN111196224A (zh) * | 2018-11-19 | 2020-05-26 | 丰田自动车株式会社 | 车辆用底罩 |
| KR20240109693A (ko) * | 2023-01-05 | 2024-07-12 | 현대로템 주식회사 | 철도차량용 인버터 보조냉각장치 |
Citations (7)
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| JPH0180581U (ja) * | 1987-11-18 | 1989-05-30 | ||
| JPH0269583U (ja) * | 1988-11-16 | 1990-05-25 | ||
| JPH0495575U (ja) * | 1991-01-10 | 1992-08-19 | ||
| JPH05330457A (ja) * | 1992-05-29 | 1993-12-14 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車のアンダーフロア構造 |
| JP3044086U (ja) * | 1997-06-05 | 1997-12-12 | ハイベルト株式会社 | すそ上げテープ |
| JP3103882U (ja) * | 2004-03-09 | 2004-08-26 | 春樹 横野 | 合成樹脂積層板の成形用金型 |
-
1994
- 1994-05-17 JP JP6102880A patent/JP2833472B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2833472B2 (ja) | 1998-12-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |