JPH07310130A - 金属系複合材料 - Google Patents

金属系複合材料

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JPH07310130A
JPH07310130A JP7007676A JP767695A JPH07310130A JP H07310130 A JPH07310130 A JP H07310130A JP 7007676 A JP7007676 A JP 7007676A JP 767695 A JP767695 A JP 767695A JP H07310130 A JPH07310130 A JP H07310130A
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metal
composite material
reinforcing material
inorganic long
composite
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JP7007676A
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English (en)
Inventor
Taketami Yamamura
武民 山村
Mitsuhiko Sato
光彦 佐藤
Makoto Tamura
誠 田村
Shinji Kajii
紳二 梶井
Yasuo Matsumori
保男 松森
Yoshikatsu Harada
義勝 原田
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SENSHIN ZAIRYO RIYOU GAS JIENEREETA KENKYUSHO KK
Original Assignee
SENSHIN ZAIRYO RIYOU GAS JIENEREETA KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性、耐蝕性及び機械的特性に優れた金属
系複合材料を提供すること。 【構成】 複数の複合化強化材と各複合化強化材の間隙
に存在する金属又は金属間化合物とからなり、上記複合
化強化材が、多数の無機長繊維のフィラメントと、各フ
ィラメントの間隙に存在するガラス及び/又はガラスセ
ラミックスとからなり、ワイヤー形状又はテープ形状を
有することを特徴とする金属系複合材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属系複合材料に関
し、更に詳しくは、耐熱性、耐蝕性及び機械的特性に優
れた金属系複合材料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、宇宙・航空分野等に用いる材料として、耐熱性、機
械的特性に優れた材料が種々開発されており、その代表
的なものとして、金属マトリックス複合体(MMC)等
が提案されている。
【0003】上記MMCとしては、例えば、下記の複
合体等が提案されている。 マトリックスとして、鋼、超耐熱合金又は耐熱共晶合
金に比べ、比強度、比弾性が大きく且つ耐蝕性にも優れ
ており、またAl合金に比べ、使用限界温度(例えば7
23K)が高いことから、Ti−6Al−4V等のα+
β型又はTi−15V−3Cr−3Sn−3Al等のβ
型等のチタン合金を用い、強化材として、繊芯が炭素繊
維で、その外側にCVD法によりSiCを蒸着してなる
SiC/C 複合繊維(例えば、Textron 社製のものが
最も広く使用されている)を用いて形成されてなる複合
体。
【0004】上記の複合体は、上記チタン合金に対
し、強化材として充分にその性能が発揮される上記Si
C/C繊維を用いているため、高性能を示すことが報告
されている〔日本複合材料学会誌Vol.17、No. 1(1
991)、24−31の中の頁25参照〕。例えば、上
記強化材として、炭素繊維(PAN系、ピッチ系)、A
2 3 繊維(Du Pont 社製、3M社製、住友化学社
製、他)、SiC繊維〔「ニカロン」商品名,日本カー
ボン(株)製〕、Si−Ti−C−O繊維〔「チラノ繊
維」商品名、宇部興産(株)製〕、Si−C−N系繊維
〔「HPZ繊維」商品名、ダウコーニング(株)製〕、
Si3 4 繊維〔東燃(株)製〕等、他の全ての耐熱繊
維を用いた場合は、上記チタン合金との複合化の際に、
Ti合金と著しく反応する(Fiber によって程度は異な
る)ため、全く強化効果が得られないか、反応劣化が小
さくてもあまり補強効果が得られないので、上述の如
く、宇宙・航空分野に用いるには充分な性能を示すもの
ではない。
【0005】しかしながら、上記の複合体では、下記
(イ)又は(ロ)の欠点がある。 (イ)上記強化材における繊芯の炭素繊維とその外側の
SiCとで熱膨張係数が極端に異なるため、熱サイクル
疲労(低温−高温繰り返し)特性に著しく劣り、高温構
造部材における強化材としては信頼性の面で使用が難し
い。 (ロ)上記強化材をCVD法で作製するため高価格(1
00万円/kg以上)であり、価格を全く気にしない特殊
な軍事用途位にしか用いることができない。また、航空
機産業でも最近は価格が問題になっており、実用部材価
格としては、20〜30万円/kgが限度であることに鑑
みても上記強化材は実用的ではない。
【0006】また、上記MMCとしては、下記の複合
体も提案されている。 マトリックスとして、上記のチタン合金よりもさら
に高耐熱性であるTi 3 Al、TiAl、Nb3 Al等
の金属間化合物を用い、強化材として上記と同様に複
合化の際における反応劣化を考慮してSiC/C繊維を
用いて形成されてなる複合体。
【0007】しかしながら、上記の複合体において
も、上記SiC/C繊維が複合体製造時に反応劣化する
問題があり、上記ほどの性能が発現されていないのが
現状である。
【0008】また、上記MMCとしては、下記、等
も提案されている。 マトリックスとして、アルミニウム合金(A606
1、A2024、A1070等)を用い、強化材として
SiC/C繊維(Textron社製)〔日本複合材料学会誌 V
ol.17、No.1 (1991) 、24〜31中の25頁参照〕、Al2
3 繊維(住友化学製)〔高分子新素材便覧、高分子学
会編(丸善)、P.463 (1989) 〕炭素繊維〔鉄の鋼、 V
ol.75、No.9 (1989) 、41〜48〕、あるいはSiC繊維
(ニカロン、日本カーボン(株)製)〔高分子新素材便
覧、高分子学会編(丸善)、P.472(1989) 〕を用いて形
成されてなる複合体。
【0009】また、上記の複合体は、前述と同様に低
温においては高性能を示すものの、上記の複合体と同
様にやはり熱サイクル疲労特性に著しく劣るという問題
がある。
【0010】しかし、上記のSiC/C繊維を用いた
複合体は、前述と同様に低温での高強度は得られるもの
の、強化繊維が高価である点及び熱サイクル疲労特性に
著しく劣る点で問題があり、炭素繊維を用いた複合体
は、200℃以上の耐酸化性雰囲気に長時間耐えない
点、炭素繊維の導電特性のため耐腐食性に劣る点等で問
題があり、また、Al2 3 繊維、SiC繊維を用いた
複合体は、マトリックスとして最も実用的なA6061
や、A2024等のアルミニウム合金を用いた場合に、
該アルミニウム合金と繊維とがMMC成形時に反応して
繊維が劣化するため、充分な補強効果が得られず、力学
的特性が複合則から計算した理論値にはるかに及ばない
という問題がある。
【0011】マトリックスとしてマグネシウム合金
(ZE41、AZ91等)を用い、強化材としてSiC
/C繊維を用いて形成されてなる複合体〔日本複合材料
学会誌、 Vol.17、No.1 (1991) 、24〜31中の26頁〕。
【0012】なお、Al2 3 繊維、SiC繊維等の他
の無機繊維とマグネシウム合金とを複合化したMMCも
提案されているが、該MMCでは、MMC製造時の繊維
とマグネシウム合金の反応が著しく、繊維が劣化するた
め、性能が十分発揮されないのが現状である。
【0013】即ち、従来提案されているMMCは、複合
体の製造時に強化材がマトリックスと反応すること、複
合体自身が熱サイクル疲労特性に劣ること、耐熱・耐酸
化性に劣ること等の弊害があるため、宇宙・航空分野に
おいて要求されている耐熱性、耐蝕性、機械的特性等を
満足しうるものではなく、上述の弊害がなく且つ充分に
耐熱性や機械的特性等を発揮しうるMMCの開発が望ま
れている。また、従来のMMCでは、強化材としての繊
維の含有率(Vf)が少ない場合には、該繊維をマトリ
ックスに対して均一な分散が困難となり、分散ムラが生
じやすく、得られる複合体に強度ムラが生じるため、こ
のような場合には強化材をオーバースペックで用いざる
を得ず、コストが高くなるという問題がある。また、上
記のVfが多い場合には、強化材同志が接してしまう場
合があり、得られる複合体において所望の機械的強度等
が得られない場合があるという問題がある。
【0014】従って、本発明の目的は、耐熱性、耐蝕性
及び機械的特性に優れた金属系複合材料を提供すること
にある。
【0015】本発明者らは、上記の問題を解決するため
に種々研究した結果、特定の複合化強化材を用いた金属
系複合材料が上記目的を達成しうることを知見した。
【0016】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、複数の複合化強化材と各複合化強化材の間隙に存
在する金属又は金属間化合物とからなり、上記複合化強
化材が、多数の無機長繊維のフィラメントと、各フィラ
メントの間隙に存在するガラス及び/又はガラスセラミ
ックスとからなり、ワイヤー形状又はテープ形状を有す
ることを特徴とする金属系複合材料を提供するものであ
る。
【0017】以下、本発明の金属系複合材料について更
に詳細に説明する。本発明に用いられる複合化強化材
(以下、単に「強化材」という。)は、多数の無機長繊
維のフィラメントと、各フィラメントの間隙に存在する
ガラス及び/又はガラスセラミックスとからなり、特定
の形状を有する。
【0018】本発明において用いる上記無機長繊維とし
ては、ケイ素(Si)とチタン(Ti)及び/又はジル
コニウム(Zr)と炭素(C)と酸素(O)とからなる
無機長繊維等が挙げられ、具体的には、(a)実質的に
Siと、Ti及び/又はZrと、Cと、Oとからなる非
晶質、(b)上記非晶質並びに10000Å以下のβ−
SiCと、TiC及び/又はZrCとの結晶質の集合
体、若しくは(c)上記結晶質並びにその近傍に存在す
るSiOxと、TiOx及び/又はZrOx(0<x≦
2)とからなる非晶質の混合系である無機長繊維等が
好ましく挙げられる。ここで、上記(C)における「そ
の近傍」とは、好ましくは結晶質粒子からの距離が10
00Å以下の領域である。また、上記の具体的に例示し
た無機長繊維における元素組成は、Siが30〜80
wt%、Ti及び/又はZrが0.05〜8wt%、Cが1
5〜69wt%、Oが0.1〜20.0wt%であるのが好
ましい。
【0019】また、本発明において用いる上記無機長繊
維としては、ケイ素(Si)と炭素(C)とからなる無
機長繊維等が挙げられ、具体的には、(a)実質的にS
iと、Cとからなる非晶質、(b)10000Å以下の
β−SiCの結晶質、(c)上記非晶質及び上記結晶
質、若しくは(d)上記非晶質及び/又は上記結晶質
と、炭素の凝集体との混合系である無機長繊維等も好
ましく挙げられる。上記の具体的に例示した無機長繊維
における元素組成は、Siが30〜80wt%、Cが2
0〜70wt%、Hが2wt%以下であるのが好ましい。
【0020】また、本発明において用いる上記無機長繊
維としては、ケイ素(Si)と炭素(C)と酸素(O)
とからなる無機長繊維等が挙げられ、具体的には、
(a)実質的にSiと、Cと、Oとからなる非晶質、又
は(b)10000Å以下のβ−SiCの結晶質の集合
体と、非晶質のSiO2 とからなる集合体である無機長
繊維等も好ましく挙げられる。上記の具体的に例示し
た無機長繊維における元素組成は、Siが30〜80
wt%、Cが10〜65wt%、Oが0.05〜25wt%、
Hが2wt%以下であるのが好ましい。
【0021】また、本発明において用いる上記無機長繊
維としては、ケイ素(Si)と窒素(N)と酸素(O)
と炭素(C)と水素(H)と元素周期律表第II族〜第VI
II族の金属元素からなる群より選択される一種以上の金
属類(M)とからなる無機長繊維等が挙げられ、具体的
には、Siと、N、O、C、H及び元素周期律表第II族
〜第VIII族の金属元素からなる群より選択される一種以
上の金属類(M)とからなり、X線小角散乱強度比が1
°及び0.5°の何れにおいても1倍〜20倍である物
質である無機長繊維等も好ましく挙げられる。上記の
具体的に例示した無機長繊維における各元素の比率は
原子比で、N/Siが0.3〜3、O/Siが15以
下、C/Siが7以下、H/Siが1以下、M/Siが
5以下であるのが好ましい。
【0022】また、本発明において用いる上記無機長繊
維としては、(a)実質的にAlと、Siと、Bと、O
とからなるムライト、及び/又は(b)γ−及びη−ア
ルミナの微結晶と、非晶質のSiO2 との集合体である
無機長繊維等も好ましく挙げられる。
【0023】また、上記無機長繊維は、繊維最表面層の
C組成が35〜100wt%、Si組成が0〜60wt%、
Ti組成が0〜4wt%、O組成が0〜19wt%であり、
該表面層から繊維内部へ20〜20000Åまでの範囲
内で、C、Si、Ti、O組成が連続的に変化する傾斜
組成構造を持つのが好ましい。該傾斜組成構造における
傾斜の割合は、組成が連続的に変化していれば直線的な
傾斜の割合の変化、曲線的な傾斜の割合の変化又はそれ
らが複合した傾斜の割合の変化でも良い。
【0024】また、上記無機長繊維の上記フィラメント
の平均直径は5〜200μであるのが好ましく、本発明
の強化材における上記フィラメントの数は5〜6000
の範囲であるのが好ましい。また、上記フィラメントの
形状は、円柱状、円筒状、角柱状、角筒状等が挙げられ
る。上記フィラメントは、上記無機長繊維を公知の方法
により成形する等して容易に得ることができる。また、
上記フィラメントの密度は、通常、1.9〜4.0g/
cm3 である。
【0025】上記ガラスとしては、B2 3 ・SiO2
系、MgO・CaO・Al2 3 ・SiO2 系のガラス
等が好ましく挙げられる。上記ガラスセラミックスとし
ては、Li2 O・Al2 3 ・MgO・SiO2・Nb
2 5 系、MgO・Al2 3 ・SiO2 系、BaO・
Al2 3 ・SiO2 系、BaO・MgO・Al2 3
・SiO2 系、CaO・Al2 3 ・SiO2 系のガラ
スセラミックス等が好ましく挙げられる。また、上記ガ
ラス及びガラスセラミックスは、上記の系に、さらに第
II族金属酸化物、第III 族金属酸化物、第IV族金属酸化
物、及び/又は第V族金属酸化物を含有させることもで
きる。また、上記ガラス及びガラスセラミックスの密度
は、通常、2.0〜3.8g/cm3 である。
【0026】また、上記ガラスセラミックスは、上記各
組成の非晶質部及び/又は主要な結晶層が Anorthite,
β−Spodumene, Cordierite, Barium Osumilite, Mulli
teあるいはCelsian 等の結晶質部からなるのが好まし
い。
【0027】上記強化材における上記無機長繊維のフィ
ラメントの体積含有率とガラス及び/又はガラスセラミ
ックスの体積含有率とは、それぞれ20〜90vol%、8
0〜10vol%であるのが好ましい。
【0028】また、上記強化材は、必要に応じて、上記
フィラメントと金属複合酸化物との界面に耐各種衝撃緩
和層を有しているのが好ましい。上記耐各種衝撃緩和層
は、炭素、炭化物、窒化物、ホウ化物セラミックスの少
なくとも1つ、具体的には、炭素、SiC、Si
3 4 、TiB2 、TiN、TiC、BN、TiC・T
iN系等からなり、5〜20000Åの厚さを有してい
るのが好ましい。
【0029】上記耐各種衝撃緩和層の体積含有率は、1
0vol%以下であるのが好ましい。
【0030】次いで、上記強化材を図1及び図2を参照
して説明する。ここで、図1は、上記強化材の1例を示
す一部透視斜視図であり、図2は、上記強化材の他の例
を示す一部透視斜視図である。
【0031】図1に示す強化材10は、多数の円柱状の
無機長繊維のフィラメント1と、各フィラメント1の間
隙に存在するガラス及び/又はガラスセラミックス2と
からなり、ワイヤー形状を有する。
【0032】更に詳述すると、上記フィラメント1は集
合体となされており、該集合体における各フィラメント
1の間隙にガラス及び/又はガラスセラミックス2が存
在している。そして、該ガラス及び/又はガラスセラミ
ックス2により、上記強化材10自体の外形が形成され
て、上記のワイヤー形状になされている。
【0033】また、図2に示す強化材10Aは、多数の
円柱状の無機長繊維のフィラメント1Aと、各フィラメ
ント1Aの間隙に存在するガラス及び/又はガラスセラ
ミックス2Aとからなり、テープ形状を有する。
【0034】更に詳述すると、上記フィラメント1Aは
集合体となされており、該集合体における各フィラメン
ト1Aの間隙にガラス及び/又はガラスセラミックス2
Aが存在している。そして、該ガラス及び/又はガラス
セラミックス2Aにより、上記強化材10A自体の外形
が形成されて、上記のテープ形状になされている。
【0035】図1及び図2に示されるように、上記強化
材は、それ自体が無機繊維とガラス及び/又はガラスセ
ラミックスのマトリックスとからなる複合材料で構成さ
れており、その形状はワイヤー状又はテープ状である。
【0036】上記のワイヤー形状におけるワイヤー径
は、20μm〜5mmであるのが好ましく、また、上記の
テープ形状におけるテープ幅及びテープ高さは、それぞ
れ20μm〜10cm、10μm〜1cmであるのが好まし
い。
【0037】次いで、上記強化材の製造方法について説
明する。上記強化材を調製するには、例えば、下記第1
〜第6工程を順次行う等して得ることができる。
【0038】第1工程;無機長繊維の有機物サイジング
剤を除去する工程、 第2工程;第1工程で得られた有機物サイジング剤を除
去した無機長繊維を開繊する工程、 第3工程;第2工程で得られた開繊した無機長繊維を、
ガラス及び/又はガラスセラミックスを含有する水及び
/又は有機溶媒スラリー溶液内に通過させて、ガラスセ
ラミックスを無機長繊維に付着担持させる工程、 第4工程;第3工程で得られたガラスセラミックスを付
着担持させた無機長繊維を、スリット又はローラーを通
過させてワイヤー形状もしくはテープ形状に成形する工
程、 第5工程;第4工程で得られたワイヤー形状又はテープ
形状を有するガラス及び/又はガラスセラミックス付着
無機長繊維を連続焼成して、ガラス及び/又はガラスセ
ラミックスを溶融焼結する第5工程、 第6工程;第5工程で得られたガラス及び/又はガラス
セラミックスを溶融焼結した無機長繊維/ガラス及び/
又はガラスセラミックスを、更に焼成して、該溶融、焼
結した金属酸化物の一部又は全部を結晶化させて、連続
的に巻取る工程
【0039】ここで、上記第1工程で除去される上記記
有機物サイジング剤としては、ポリエチレンオキサイ
ド、酢酸ビニル等が挙げられる。また、上記第2工程に
おける開繊する方法としては、空気流を利用する方法等
が挙げられ、この際の空気流の速度は、1cm/秒〜10
0cm/秒、圧力は、0.1〜5kg/cm2 とするのが好ま
しい。
【0040】また、上記第3工程において、ガラス及び
/又はガラスセラミックスの繊維への付着力を高めるた
めにスラリー溶液に繊維サイジング用バインダーを含有
させることもできる。この時用いる上記繊維サイジング
用バインダーとしては、ポリエチレンオキサイド、酢酸
ビニル等が挙げられる。また、上記水及び/又は有機溶
媒スラリー溶液における、ガラス及び/又はガラスセラ
ミックスの濃度は、1〜80wt%、また繊維サイジング
用バインダーの濃度は、0.1〜50wt%であるのが好
ましい。
【0041】また、上記第4工程において用いるスリッ
トとしては、孔径20μm〜5mm、スリット幅8μm〜
1cmであるスリットが好ましく、ローラーとしては、ガ
ラス及び/又はガラスセラミックスのスラリーが付着し
にくい金属、プラスチック、ゴム又はセラミックスから
なるローラーが好ましく用いられる。そして、上記スリ
ットを用いた場合にはワイヤー形状あるいはテープ形状
の強化材が得られ、また上記ローラーを用いた場合には
テープ形状の強化材が得られる。
【0042】また、上記第5工程における焼成温度は、
500〜1700℃とするのが好ましく、焼成時間は、
30秒〜3時間とするのが好ましい。また、上記第6工
程における焼成温度は、700〜1900℃とするのが
好ましく、焼成時間は、10分〜500時間とするのが
好ましい。
【0043】また、上記耐各種衝撃緩和層を有する強化
材を調製する場合には、上記第1工程で使用する無機長
繊維として、上述した耐各種衝撃緩和層で予め被覆され
た無機長繊維を用いることにより得ることができる。
【0044】本発明の金属系複合材料に用いる上記金属
または金属間化合物は、本発明の金属系複合材料おいて
マトリックスを形成する成分であり、上記金属として
は、Ti−6Al−4V(α+β型)、Ti−15V−
3Cr−3Sn−3Al(β型)等のチタン合金、A6
061、A2024等のアルミニウム合金、AZ91、
ZE41等のマグネシウム合金等が挙げられ、また上記
金属間化合物としては、Ti3 AL、TiAl、Nb3
Al等の金属間化合物が挙げられる。そして、本発明に
おいては、特にTi3 AL、TiAl、Ti−6Al−
4V(α+β型)等のチタン合金が好ましく用いられ
る。
【0045】また、上記金属及び上記金属間化合物は、
粉体状、箔状、板状あるいは塊状のもので、一般に市販
されているもの、あるいは通常公知の方法により製造さ
れるもののいずれをも用いることができる。
【0046】本発明の金属系複合材料における上記強化
材の体積含有率と、マトリックスである上記金属又は上
記金属間化合物の体積含有率とは、それぞれ20〜80
vol%、80〜20vol%であるのが好ましく、応用される
製品、部品の構造設計に基づく要求性能に併せて選択す
ることができる。また、上記強化材の密度は、1.9〜
4.0g/cm3であり、上記金属又は上記金属間化合物の
密度は、1.7〜7.3g/cm3である。
【0047】また、本発明の金属系複合材料における上
記強化材の強化形態(配向形態)としては、一方向強
化、0°、90°および種々角度の複合配向強化、少数
のフィラメント数で作成した細径の強化材により作製し
た平織、朱子織、スダレ織、三軸織、三次元織、ブレー
ド等の各種織物強化等の各種形態が採用される。
【0048】特に、本発明の金属系複合材料の特性を十
分に発揮させるため(宇宙・航空分野等の用途に用いる
場合)には、設計による要求性能に応じて上記の配合形
態を採用するのが好ましく、この際、上記強化材の体積
含有率と上記金属又は上記金属間化合物の体積含有率と
は、それぞれ、40〜70vol%、60〜30vol%とする
のが好ましい。
【0049】また、本発明の金属系複合材料は、必要に
応じて、上記強化材とマトリックスである上記金属また
は上記金属間化合物との界面に耐各種衝撃緩和層を有し
ているのが好ましい。上記耐各種衝撃緩和層は、炭素、
炭化物、酸化物、窒化物、ホウ化物、セラミックス、金
属の少なくとも一つ、具体的には炭素、SiC、ZrO
2 、Si3 4 、BN、TiN、TiC、TiB2 、T
a、Zr、Hf等からなり、5〜10000Åの厚さを
有しているのが好ましい。上記耐各種衝撃緩和層の体積
含有率は、10vol%以下であるのが好ましい。
【0050】本発明の金属系複合材料を調製するには、
上記強化材と上記金属又は金属間化合物とを用いて、通
常公知の方法により得ることができ、特に制限されない
が、具体的には、プラズマ溶射−ホットプレス法、プラ
ズマ溶射−拡散接合法、スクイズキャスト法、ダイキャ
スト法、粉末凝固法、溶浸法等が挙げられる。また、上
記耐各種衝撃緩和層を有する金属系複合材料を調整する
場合には、使用する強化材として、上述した耐各種衝撃
緩和層で予め被覆された強化材を用いることにより得る
ことができる。
【0051】
【実施例】以下、本発明の金属系複合材料について、実
施例により更に具体的に説明するが、本発明はこれらに
限定されるものではない。
【0052】〔製造例1〕下記の無機長繊維のフィラメ
ントを用い、下記第1〜第6工程を順次行って、ガラス
セラミックスであるバリウムオスミライト微結晶を一部
含む非晶質BaO・MgO・Al2 3 ・SiO2 が1
0vol%、無機長繊維が90vol%のワイヤー形状を有する
先進複合材料用複合化強化材を得た。
【0053】無機長繊維;Si、Ti、C、Oからな
り、内部の元素組成が、Si:50wt%、Ti:2wt
%、C:30wt%、O:18wt%、最表層の元素組成が
Si:0wt%、Ti:0wt%、C:100wt%、O:0
wt%であり、最表面層から内部へ700Åの範囲までS
i、Ti、C、O組成が最表面層組成から内部元素組成
へ連続的に変化する傾斜組成構造をもち、繊維径が11
μm、0.5〜1wt%のポリエチレンオキサイドでサイ
ジングが施されている1600フィラメント/ヤーンの
繊維束からなる非晶質の無機長繊維のフィラメントの集
合体
【0054】第1工程;空気中350℃で連続処理して
サイジング剤を除去し、 第2工程;空気流で開繊したのち、 第3工程;超音波分散したBaO・MgO・Al2 3
・SiO2 (ガラスセラミックス)微粉末スラリー溶液
(繊維サイキング剤としてポリエチレンオキサイドを1
0vol%含有)中を通過させて上記ガラスセラミックスを
繊維に付着させた。 第4工程;引き続き上記のガラスセラミックスが付着さ
れた繊維をスリットを通過させてワイヤー状に成形し、 第5工程;1000℃窒素中で連続熱処理して、付着し
た前記ガラスセラミックスを溶融・焼結したのち、 第6工程;さらに1200℃窒素中で連続熱処理して得
られたワイヤー形状の先進複合材料用複合化強化材の1
200℃空気中での引っ張り試験結果では、引っ張り強
度2.5GPa、破断伸度0.20%であった。
【0055】〔製造例2〕下記の無機長繊維のフィラメ
ントを用い、下記第1〜第6工程を順次行って、β−Sp
odumene 微結晶を一部含む非晶質の下記のガラスセラミ
ックスが60vol%、該繊維が40vol%のテープ形状を有
する先進複合材料用複合化強化材を得た。
【0056】無機長繊維; Si、Ti、C、Oからな
る非晶質及び20Åのβ−SiC、TiC超微粒子から
なり、内部の元素組成が、Si:54wt%、Ti:2wt
%、C:32wt%、O:12wt%、最表面層の元素組成
がSi:42wt%、Ti:3wt%、C:47wt%、O:
8wt%であり、最表面層から内部へ80Åの範囲までS
i、Ti、C、O組成が最表面元素組成から内部元素組
成へ連続的に変化する傾斜組成をもち、さらに該最表面
層の上に、化学蒸着法(CVD法)で付与された厚さ8
000ÅのBN耐各種衝撃緩和層を有する、繊維径が1
1μm、0.5〜1wt%のエポキシ樹脂でサイジングが
施されている3200フィラメント/ヤーンの繊維束か
らなる無機長繊維のフィラメントの集合体。
【0057】第1工程;空気中400℃で連続処理して
サイジング剤を除去し、 第2工程;開繊(製造例1と同様に行った)した後、 第3工程;超音波分散したZrO2 を微量含有するLi
2 O・Al2 3 ・MgO・SiO2 ・Nb2 5 (ガ
ラスセラミックス)微粉末スラリー溶液(繊維サイジン
グ剤としてポリエチレンオキサイドを10%含有)中を
通過させて上記ガラスセラミックスを遷移に付着させ
た。 第4工程;引き続き上記のガラスセラミックスが付着さ
れた繊維をローラー上を通して10mm幅のテープ状に成
形し、 第5工程;950℃で溶融・焼結した後、 第6工程;1100℃で溶融焼結、連続熱処理をした。
【0058】得られたテープ形状の先進複合材料用複合
化強化材の室温での引張り試験結果は、引張り強度が、
1.4GPa、破断伸度が、0.35%であった。
【0059】〔製造例3〕下記の無機長繊維のフィラメ
ントを用い、下記1〜第5工程を順次行って、ガラスセ
ラミックであるAnorthite 微結晶を一部含む非晶質Ca
O・MgO・Al 2 3 ・SiO2 が10vol%、無機長
繊維が90vol%のワイヤー形状を有する複合化強化材を
得た。
【0060】無機長繊維;Si、C、O及びHからな
り、内部の元素組成が、Si;58.3wt%、C;3
0.4wt%、O;11.1wt%、H;0.2wt%であ
り、500Å以下のβ−SiCの結晶質の集合体と非晶
質のSiO2 とからなる集合体からなる、繊維径が14
μmで、表面に130nmの炭素コーティングがされ、
0.5〜1wt%のポリビニルアルコールでサイジングが
施されている500フィラメント/ヤーンの繊維束から
なる無機長繊維のフィラメントの集合体。
【0061】第1工程;空気中600℃で連続処理して
サイジング剤を除去し、 第2工程;超音波分散したCaO・MgO・Al2 3
・SiO2 (ガラスセラミックス)微粉末スラリー溶液
(繊維サイジング剤としてポリエチレンオキサイドを1
0wt%含有)を通過させて上記ガラスセラミックスを繊
維に付着させた。 第3工程;引き続き上記のガラスセラミックスが付着さ
れた繊維をスリットを通過させてワイアー状に成形し、 第4工程;1100℃窒素中で連続処理して、付着した
前記ガラスセラミックスを溶融・焼結したのち、 第5工程;さらに1300℃窒素中で連続熱処理した。
【0062】得られたワイヤー形状の複合化強化材の1
200℃空気中での引っ張り試験結果では、引っ張り強
度2.2GPa、破断伸度が0.17%であった。
【0063】〔製造例4〕下記の無機長繊維のフィラメ
ントを用い、下記1〜第5工程を順次行って、ガラスβ
−Spodumene 微結晶を一部含む非晶質の下記のガラスセ
ラミックスが60vol%、該繊維が40vol%のテープ形状
を有する複合化強化材を得た。
【0064】無機長繊維;Si、C、O及びHからな
り、内部の元素組成が、Si;58.3wt%、C;3
0.4wt%、O;11.1wt%、H;0.2wt%であ
り、1000Å以下のβ−SiCの結晶質の集合体と非
晶質のSiO2 とからなる集合体からなる、繊維径が1
2〜14μmで、表面に130nmの炭素コーティング
がされ、0.5〜1wt%のポリビニルアルコールでサイ
ジングが施されている500フィラメント/ヤーンの繊
維束からなる無機長繊維のフィラメントの集合体。
【0065】第1工程;空気中400℃で連続処理して
サイジング剤を除去し、。 第2工程;超音波分散したZrO2 を微量含有するLi
2 O・MgO・Al23 ・SiO2 ・Nb2 5 (ガ
ラスセラミックス)微粉末スラリー溶液(繊維サイジン
グ剤としてポリエチレンオキサイドを10wt%含有)中
を通過させて上記ガラスセラミックスを繊維に付着させ
た。 第3工程;引き続き上記のガスセラミックスが付着され
た繊維をローラー上を通して10mm幅のテープ状に成形
し、 第4工程;950℃で溶融・焼結した後、 第5工程;1100℃で溶融焼結、連続熱処理した。 得られたテープ形状の複合化強化材の室温での引っ張り
試験結果は、引っ張り強度が1.2GPa、破断伸度が
0.30%であった。
【0066】〔製造例5〕下記の無機長繊維のフィラメ
ントを用い、下記1〜第5工程を順次行って、ガラスセ
ラミックであるCordieriteを一部含む非晶質MgO・A
2 3 ・SiO 2 が10vol%、無機長繊維が90vol%
のワイヤー形状を有する複合化強化材を得た。
【0067】無機長繊維;Si、N、C、O、Hからな
り、内部の元素組成が、Si;59.2wt%、N;3
7.5wt%、C;1.5wt%、O;1.5wt%、H;
0.3wt%であり、主に2000Å以下のSi3 4
微結晶質の集合体からなる、繊維径が10〜20μm
で、0.5〜1wt%のポリビニルアルコールでサイジン
グが施されている200フィラメント/ヤーンの繊維束
からなる無機長繊維のフィラメントの集合体。
【0068】第1工程;空気中600℃で連続処理して
サイジング剤を除去し、 第2工程;超音波分散したMgO・Al2 3 ・SiO
2 (ガラスセラミックス)微粉末スラリー溶液(繊維サ
イジング剤としてポリエチレンオキサイドを10wt%含
有)を通過させて上記ガラスセラミックスを繊維に付着
させた。 第3工程;引き続き上記のガラスセラミックスが付着さ
れた繊維をスリットを通過させてワイアー状に成形し、 第4工程;1100℃窒素中で連続熱処理して、付着し
た前記ガラスセラミックスを溶融・焼結したのち、 第5工程;さらに1300℃窒素中で連続熱処理した。 得られたワイヤー形状の複合化強化材の1200℃空気
中での引っ張り試験結果では、引っ張り強度1.7GP
a、破断伸度が0.16%であった。
【0069】〔製造例6〕下記の無機長繊維のフィラメ
ントを用い、下記1〜第5工程を順次行って、ガラスβ
−Spodumene 微結晶を一部含む非晶質の下記のガラスセ
ラミックスが60vol%、該繊維が40vol%のテープ形状
を有する複合化強化材を得た。
【0070】無機長繊維;Si、N、C、O、Hからな
り、内部の元素組成が、Si;59.2wt%、N;3
7.5wt%、C;1.5wt%、O;1.5wt%、H;
0.3wt%であり、主に2000Å以下のSi3 4
微結晶質の集合体からなる、繊維径が10〜20μm
で、0.5〜1wt%のポリビニルアルコールでサイジン
グが施されている200フィラメント/ヤーンの繊維束
からなる無機長繊維のフィラメントの集合体。
【0071】第1工程;空気中600℃で連続処理して
サイジング剤を除去し、 第2工程;超音波分散したZrO2 を微量含有するLi
2 O・MgO・Al23 ・SiO2 ・Nb2 5 (ガ
ラスセラミックス)微粉末スラリー溶液(繊維サイジン
グ剤としてポリエチレンオキサイドを10wt%含有)中
を通過させて上記ガラスセラミックスを繊維に付着させ
た。 第3工程;引き続き上記のガラスセラミックスが付着さ
れた繊維をローラー上を通して10mm幅のテープ状に成
形し、 第4工程;950℃で溶融・焼結した後、 第5工程;1100℃で溶融焼結、連続熱処理した。 得られたテープ形状の複合化強化材の室温での引っ張り
試験結果は、引っ張り強度が1.0GPa、破断伸度が
0.29%であった。
【0072】〔製造例7〕下記の無機長繊維のフィラメ
ントを用い、下記1〜第5工程を順次行って、ガラスセ
ラミックであるバリウムオスミライトを一部含む非晶質
BaO・MgO・Al2 3 ・SiO2 が10vol%、無
機長繊維が90vol%のワイヤー形状を有する複合化強化
材を得た。
【0073】無機長繊維;Al、Si、B、Oからな
り、内部の元素組成が、Al;37.1wt%、Si;1
8.1wt%、B;0.6wt%、O;44.2wt%であ
り、ムライトの微結晶体の集合体と非晶質のSiO2
からなる集合体からなる、繊維径が10〜20μmで、
表面に100nmのBNコーティングがされ、0.5〜
1wt%のポリビニルアルコールでサイジングが施されて
いる1800フィラメント/ヤーンの繊維束からなる無
機長繊維のフィラメントの集合体。
【0074】第1工程;空気中600℃で連続処理して
サイジング剤を除去し、 第2工程;超音波分散したBaO・MgO・Al2 3
・SiO2 (ガラスセラミックス)微粉末スラリー溶液
(繊維サイジング剤としてポリエチレンオキサイドを1
0wt%含有)を通過させて上記ガラスセラミックスを繊
維に付着させた。 第3工程;引き続き上記のガラスセラミックスが付着さ
れた繊維をスリットを通過させてワイヤー状に成形し、 第4工程;1100℃窒素中で連続熱処理して、付着し
た前記ガラスセラミックスを溶融・焼結したのち、 第5工程;さらに1300℃窒素中で連続熱処理した。
得られたワイヤー形状の複合化強化材の1200℃空気
中での引っ張り試験結果では、引っ張り強度1.3GP
a、破断伸度が0.10%であった。
【0075】〔製造例8〕下記の無機長繊維のフィラメ
ントを用い、下記1〜第5工程を順次行って、ガラスβ
−Spodumene 微結晶を一部含む非晶質の下記のガラスセ
ラミックスが60vol%、該繊維が40vol%のテープ形状
を有する複合化強化材を得た。
【0076】無機長繊維;Al、Si、B、Oからな
り、内部の元素組成が、Al:37.1wt%、Si;1
8.1wt%、B;0.6wt%、O;44.2wt%であ
り、γ−あるいはη−アルミナの微結晶質の集合体と非
晶質のSiO2 とからなる集合体からなる、繊維径が1
0〜20μmで、表面に100nmのBNコーティング
がされ、0.5〜1wt%のポリビニルアルコールでサイ
ジングが施されている1800フィラメント/ヤーンの
繊維束からなる無機長繊維のフィラメントの集合体。
【0077】第1工程;空気中600℃で連続処理して
サイジング剤を除去し、 第2工程;超音波分散したZrO2 を微量含有するLi
2 O・MgO・Al23 ・SiO2 ・Nb2 5 (ガ
ラスセラミックス)微粉末スラリー溶液(繊維サイジン
グ剤としてポリエチレンオキサイドを10wt%含有)中
を通過させて上記ガラスセラミックスを繊維に付着させ
た。 第3工程;引き続き上記のガラスセラミックスが付着さ
れた繊維をローラー上を通して10mm幅のテープ状に成
形し、 第4工程;950℃で溶融・焼結した後、 第5工程;1100℃で溶融焼結、連続熱処理した。得
られたテープ形状の複合化強化材の室温での引っ張り試
験結果は、引っ張り強度が0.7GPa、破断伸度が
0.18%であった。
【0078】〔実施例1〕製造例1で製造したワイヤー
形状を有する先進複合材料用複合化強化材を、90mmの
長さに切断し、アルミ箔を貼り付けたカーボン板の上
に、一方向に引き揃えて幅50mmになるように装着し
た。この一方向に引き揃えたワイヤー形状の強化材上及
び間隙に、粒径90〜150μmのTiAl(金属間化
合物)アトマイズ粉を、20Torr、アルゴン雰囲気下で
真空プラズマスプレー法により蒸着させて、ワイヤー形
状の複合化強化材65vol%、TiAl35vol%の複合化
強化材を用いた先進複合材料用複合化強化材のプリプレ
グシートを得た。得られたプリプレグシートを積層した
ものを、950℃、10MPaの条件下で1分間ホット
プレスすることにより、幅50mm、長さ90mm、厚み6
mmのワイヤー形状先進複合材料用複合化強化材を用いた
金属間化合物(TiAl)複合材料を製造した。得られ
た金属間化合物複合材料の室温〜900℃での曲げ強度
試験結果では、室温〜900℃まで強度変化はほとんど
なく、その三点曲げ強度の平均値は1.6GPaであっ
た。
【0079】比較のために、上記の先進複合材料用複合
化強化材を用いるかわりに、製造例1で使用した無機長
繊維のフィラメントのみを用いて上記と全く同様にプリ
プレグ、複合材料を製造した。この複合材料の曲げ強度
を測定したところ、真空プラズマスプレーでのプリプレ
グ製造中での繊維とTiAlとの反応や繊維切断、また
ホットプレス中での繊維とTiAlとの反応により、高
強度発現が困難となり、室温での3点曲げ強度は0.1
〜0.2GPaの程度に止まった。
【0080】〔実施例2〕製造例1で製造したワイヤー
形状を有する複合化強化材を、120mmの長さに切断
し、一方向に引き揃えてカーボンダイスに装着した(カ
ーボンダイスは、長方形で、上ブタ、下ブタの割型のも
のを用いた。また、上、下、側面にはそれぞれ数個の穴
があり、溶融金属が浸入できるようになっている)。次
いで、複合化強化材を装着したカーボンダイスを、70
0℃で30分間予熱した後、スクイズキャストマシンに
設置し、400℃に保たれた金型内にすばやく設置し
た。その後型を閉じて、700℃に保持したアルミニウ
ム合金A6061を溶融した後、フランジャーにより圧
力100MPaで、複合化強化材を装着したカーボンダ
イス中に圧入し、40秒間圧力を保持しながら、自然冷
却させ、大きさが、幅40mm、長さ120mm、厚み5mm
であり、ワイヤー形状の複合化強化材が40vol%、A6
061が60vol%のワイヤー形状の複合化強化材を用い
た金属系複合材料を製造した(スクイズ鋳造法)。
【0081】得られた金属系複合材料の大気中400℃
での3点曲げ試験結果では、室温での結果と同等の結果
が得られ、その3点曲げ強度の平均値は1.3GPaで
あった。
【0082】〔実施例3〕製造例2で製造したテープ形
状を有する複合化強化材を、60mmの長さに切断し、ア
ルミ箔を貼り付けたカーボン板の上に、一方向に引き揃
えて、幅60mmになるように装着した。この一方向に引
き揃えたテープ形状の強化材上及び間隙に、粒径60〜
90μmのTi−6Al−4V(チタン合金、α+β
型)アトマイズ粉を20Torr、アルゴン雰囲気下で
真空プラズマスプレー法により蒸着させて、テープ形状
の複合化強化材50vol%、チタン合金50vol%の複合化
強化材を用いた金属系複合材料のプリプレグシートを得
た。
【0083】得られたプリプレグシートを、0°、90
°に交互積層したものを700°、20MPaの条件下
で1分間ホットプレスすることにより、幅60mm、長さ
90mm、厚み4mmのテープ形状複合化強化材を用いた金
属系複合材料を製造した。得られた金属系複合材料の大
気中500°での引張り強度の平均値は0.6GPaで
あった。
【0084】〔実施例4〕製造例3で製造したワイヤー
形状を有する複合化強化材を、90mmの長さに切断し、
アルミ箔を貼り付けたカーボン板の上に、一方向に引き
揃えて幅50mmになるように装着した。この一方向に引
き揃えたワイヤー形状の強化材上及び間隙に、粒径90
〜150μmのTiAl(金属間化合物)アトマイズ粉
を20Torr、アルゴン雰囲気下で減圧プラズマスプ
レー法により蒸着させて、ワイヤー形状の複合化強化材
65vol%、TiAl35vol%の複合化強化材を用いた金
属系複合材料のプリプレグシートを得た。
【0085】得られたプリプレグシートを一方向に揃え
て積層したものを、950℃、10MPaの条件下で1
分間ホットプレスすることにより、幅50mm、長さ90
mm、厚み6mmのワイヤー形状の複合化強化材を用いた金
属複合材料を製造した。得られた金属間化合物複合化材
料の室温〜900℃での引っ張り強度試験結果では、室
温〜900℃まで強度変化はほとんどなく、その引っ張
り強度の平均値は1.3GPaであった。
【0086】比較のために上記の先進複合材料用複合化
強化材を用いるかわりに、製造例3で使用した無機長繊
維のフィラメントのみを用いて上記と全く同様にプリプ
レグ、複合材料を製造した(繊維の体積含有率を同等と
した)。この複合材料の曲げ強度を測定したところ、減
圧プラズマスプレーでのプリプレグ製造中での繊維とT
iAlとの反応や繊維切断、またはホットプレス中での
繊維とTiAlとの反応により、高強度発現が困難とな
り、室温での引っ張り強度は0.1〜0.2GPaの程
度に止まった。
【0087】〔実施例5〕製造例3で製造したワイヤー
形状を有する複合化強化材を、120mmの長さに切断
し、一方向に引き揃えてカーボンダイスに装着した(カ
ーボンダイスは、長方形で、上ブタ、下ブタの割型のも
のを用いた。また、上、下、側面には数個の穴があり、
溶融金属が浸入できるようになっている)。次いで、複
合化強化材を装着したカーボンダイスを700℃で30
分間余熱した後、スクイズキャストマシンに設置し、4
00℃に保たれた金型内にすばやく設置した。その後型
を閉じて、700℃に保持したアルミニウム合金A60
61を溶融した後、フランジャーにより圧力100MP
aで、複合化強化材を装着したカーボンダイス中に圧入
し、40秒間圧力を保持しながら、自然冷却させ、大き
さが幅40mm、長さ120mm、厚み5mmであり、ワイヤ
ー形状の複合化強化材が40vol%、A6061が60vo
l%のワイヤー形状の複合化強化材を用いた金属系複合材
料を製造した(スクイズ鋳造法)。
【0088】得られた金属系複合材料の大気中400℃
での3点曲げ試験結果では、室温での結果と同等の結果
が得られ、その3点曲げ強度の平均値は1.2GPaで
あった。
【0089】〔実施例6〕製造例4で製造したテープ形
状を有する複合化強化材を、60mmの長さに切断し、ア
ルミ箔を貼り付けたカーボン板の上に、一方向に引き揃
えて幅60mmになるように装着した。この一方向に引き
揃えたテープ形状の強化材上及び間隙に、粒径60〜9
0μmのTi−6Al−4V(チタン合金、α+β型)
アトマイズ粉を20Torr、アルゴン雰囲気下で減圧
プラズマスプレー法により蒸着させて、テープ形状の複
合化強化材50vol%、チタン合金50vol%の複合化強化
材を用いた金属系複合材料のプリプレグシートを得た。
【0090】得られたプリプレグシート、0°/90°
に交互積層したものを、700°、20MPaの条件下
で1分間ホットプレスすることにより、幅60mm、長さ
90mm、厚み4mmのテープ形状複合化強化材を用いた金
属複合材料を製造した。得られた金属系複合材料の大気
中500℃での引っ張り強度の平均値は0.5GPaで
あった。
【0091】〔実施例7〕製造例5で製造したワイヤー
形状を有する複合化強化材を、90mmの長さに切断し、
アルミ箔を貼り付けたカーボン板の上に、一方向に引き
揃えて幅50mmになるように装着した。この一方向に引
き揃えたワイヤー形状の強化材上及び間隙に、粒径90
〜150μmのTiAl(金属間化合物)アトマイズ粉
を20Torr、アルゴン雰囲気下で減圧プラズマスプ
レー法により蒸着させて、ワイヤー形状の複合化強化材
65vol%、TiAl35vol%の複合化強化材を用いた金
属系複合材料のプリプレグシートを得た。
【0092】得られたプリプレグシートを一方向に引き
揃えて積層したものを、950℃、10MPaの条件下
で1分間ホットプレスすることにより、幅50mm、長さ
90mm、厚み6mmのワイヤー形状複合化強化材を用いた
金属複合材料を製造した。得られた金属間化合物複合化
材料の室温〜900℃での引っ張り強度試験結果では、
室温〜900℃まで強度変化はほとんどなく、その引っ
張り強度の平均値は1.3GPaであった。
【0093】比較のために上記の先進複合材料用複合化
強化材を用いるかわりに、製造例5で使用した無機長繊
維のフィラメントのみを用いて上記と全く同様にプリプ
レグ、複合材料を製造した(繊維の体積含有率を同等と
した)。この複合材料の曲げ強度を測定したところ、減
圧プラズマスプレーでのプリプレグ製造中での繊維とT
iAlとの反応や繊維切断、またはホットプレス中での
繊維とTiAlとの反応により、高強度発現が困難とな
り、室温での引っ張り強度は0.1〜0.2GPaの程
度に止まった。
【0094】〔実施例8〕製造例5で製造したワイヤー
形状を有する複合化強化材を、120mmの長さに切断
し、一方向に引き揃えてカーボンダイスに装着した(カ
ーボンダイスは、長方形で、上ブタ、下ブタの割型のも
のを用いた。また、上、下、側面には数個の穴があり、
溶融金属が浸入できるようになっている)。次いで、複
合化強化材を装着したカーボンダイスを700℃で30
分間余熱した後、スクイズキャストマシンに設置し、4
00℃に保たれた金型内にすばやく設置した。その後型
を閉じて、700℃に保持したアルミニウム合金A60
61を溶融した後、フランジャーにより圧力100MP
aで、複合化強化材を装着したカーボンダイス中に圧入
し、40秒間圧力を保持しながら、自然冷却させ、大き
さが幅40mm、長さ120mm、厚み5mmであり、ワイヤ
ー形状の複合化強化材が40vol%、A6061が60vo
l%のワイヤー形状の複合化強化材を用いた金属系複合材
料を製造した(スクイズ鋳造法)。
【0095】得られた金属系複合材料の大気中400℃
での3点曲げ試験結果では、室温での結果と同等の結果
が得られ、その3点曲げ強度の平均値は1.0GPaで
あった。
【0096】〔実施例9〕製造例6で製造したテープ形
状を有する複合化強化材を、60mmの長さに切断し、ア
ルミ箔を貼り付けたカーボン板の上に、一方向に引き揃
えて幅60mmになるように装着した。この一方向に引き
揃えたテープ形状の強化材上及び間隙に、粒径60〜9
0μmのTi−6Al−4V(チタン合金、α+β型)
アトマイズ粉を20Torr、アルゴン雰囲気下で減圧
プラズマスプレー法により蒸着させて、テープ形状の複
合化強化材50vol%、チタン合金50vol%の複合化強化
材を用いた金属系複合材料のプリプレグシートを得た。
【0097】得られたプリプレグシート、0°/90°
に交互積層したものを、700℃、20MPaの条件下
で1分間ホットプレスすることにより、幅60mm、長さ
90mm、厚み4mmのテープ形状複合化強化材を用いた金
属系複合材料を製造した。得られた金属系複合材料の大
気中500°での引っ張り強度の平均値は0.3GPa
であった。
【0098】〔実施例10〕製造例7で製造したワイヤ
ー形状を有する複合化強化材を、90mmの長さに切断
し、アルミ箔を貼り付けたカーボン板の上に、一方向に
引き揃えて幅50mmになるように装着した。この一方向
に引き揃えたワイヤー形状の強化材上及び間隙に、粒径
90〜150μmのTiAl(金属間化合物)アトマイ
ズ粉を20Torr、アルゴン雰囲気下で減圧プラズマ
スプレー法により蒸着させて、ワイヤー形状の複合化強
化材65vol%、TiAl35vol%の複合化強化材を用い
た金属系複合材料のプリプレグシートを得た。
【0099】得られたプリプレグシートを一方向に引き
揃えて積層したものを、950°、10MPaの条件下
で1分間ホットプレスすることにより、幅50mm、長さ
90mm、厚み6mmのワイヤー形状の複合化強化材を用い
た金属系複合材料を製造した。得られた金属間化合物複
合化材料の室温〜900℃での引っ張り強度試験結果で
は、室温〜900℃まで強度変化はほとんどなく、その
引っ張り強度の平均値は0.9GPaであった。
【0100】比較のために上記の先進複合材料用複合化
強化材を用いるかわりに、製造例7で使用した無機長繊
維のフィラメントのみを用いて上記と全く同様にプリプ
レグ、複合材料を製造した(繊維の体積含有率を同等と
した)。この複合材料の曲げ強度を測定したところ、減
圧プラズマスプレーでのプリプレグ製造中での繊維とT
iAlとの反応や繊維切断、またはホットプレス中での
繊維とTiAlとの反応により、高強度発現が困難とな
り、室温での引っ張り強度は0.1〜0.2GPaの程
度に止まった。
【0101】〔実施例11〕製造例7で製造したワイヤ
ー形状を有する複合化強化材を、120mmの長さに切断
し、一方向に引き揃えてカーボンダイスに装着した(カ
ーボンダイスは、長方形で、上ブタ、下ブタの割型のも
のを用いた。また、上、下、側面には数個の穴があり、
溶融金属が浸入できるようになっている)。次いで、複
合化強化材を装着したカーボンダイスを700℃で30
分間余熱した後、スクイズキャストマシンに設置し、4
00℃に保たれた金型内にすばやく設置した。その後型
を閉じて、700℃に保持したアルミニウム合金A60
61を溶融した後、フランジャーにより圧力100MP
aで、複合化強化材を装着したカーボンダイス中に圧入
し、40秒間圧力を保持しながら、自然冷却させ、大き
さが幅40mm、長さ120mm、厚み5mmであり、ワイヤ
ー形状の複合化強化材が40vol%、A6061が60vo
l%のワイヤー形状の複合化強化材を用いた金属系複合材
料を製造した(スクイズ鋳造法)。
【0102】得られた金属系複合材料の大気中400℃
での3点曲げ試験結果では、室温での結果と同等の結果
が得られ、その3点曲げ強度の平均値は0.7GPaで
あった。
【0103】〔実施例12〕製造例8で製造したテープ
形状を有する複合化強化材を、60mmの長さに切断し、
アルミ箔を貼り付けたカーボン板の上に、一方向に引き
揃えて幅60mmになるように装着した。この一方向に引
き揃えたテープ形状の強化材上及び間隙に、粒径60〜
90μmのTi−6Al−4V(チタン合金、α+β
型)アトマイズ粉を20Torr、アルゴン雰囲気下で
減圧プラズマスプレー法により蒸着させて、テープ形状
の複合化強化材50vol%、チタン合金50vol%の複合化
強化材を用いた金属系複合材料のプリプレグシートを得
た。
【0104】得られたプリプレグシート、0°/90°
に交互積層したものを、700℃、20MPaの条件下
で1分間ホットプレスすることにより、幅60mm、長さ
90mm、厚み4mmのテープ形状複合化強化材を用いた金
属系複合材料を製造した。得られた金属系複合材料の大
気中500°での引っ張り強度の平均値は0.3GPa
であった。
【0105】
【発明の効果】本発明の金属系複合材料は、耐熱性、耐
蝕性及び機械的特性に優れたものである。
【0106】更に詳しくは、本発明の金属系複合材料
は、強化材として上記複合化強化材を用いているので、
高融点金属マトリックスである上記金属又は金属間化合
物と複合化させる際に、金属との反応性の低いガラスセ
ラミックス等によって無機繊維が保護されているため、
無機繊維と金属との反応による無機繊維の劣化が防止さ
れる結果、所望の機械的特性を有する。
【0107】更には、本発明の金属系複合材において
は、その成形時の反応劣化がほぼ完全に抑えられるの
で、理論値に近い力学的特性を得ることができ、また、
上記複合化強化材が、SiC/C複合繊維に比べ、構成
成分の熱膨張係数の差がほとんどないものに仕上げられ
るため、本発明の金属系複合材料は、熱サイクルにも問
題がなく、また著しく低コストで製造できるものであ
る。
【0108】また、上記複合化強化材は、フィラメント
を種々のVfで用いてもROM値に近い強度を得ること
ができ、またフィラメントの含有率を自在にコントロー
ルできるため、従来の強化材では問題が生じていた低V
f及び高Vfの複合体においても、所望の特性を付与す
ることができる。
【0109】従って、本発明の複合材は、宇宙・航空分
野等における成形材料として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に用いられる複合化強化材の1
例を示す1部透視斜視図である。
【図2】図2は、本発明に用いられる複合化強化材の他
の例を示す1部透視斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22F 1/18 H (72)発明者 佐藤 光彦 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社無機材料研究所内株式会社先 進材料利用ガスジェネレータ研究所宇部分 室内 (72)発明者 田村 誠 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社無機材料研究所内株式会社先 進材料利用ガスジェネレータ研究所宇部分 室内 (72)発明者 梶井 紳二 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社無機材料研究所内株式会社先 進材料利用ガスジェネレータ研究所宇部分 室内 (72)発明者 松森 保男 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社無機材料研究所内株式会社先 進材料利用ガスジェネレータ研究所宇部分 室内 (72)発明者 原田 義勝 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社無機材料研究所内株式会社先 進材料利用ガスジェネレータ研究所宇部分 室内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の複合化強化材と各複合化強化材の
    間隙に存在する金属又は金属間化合物とからなり、 上記複合化強化材が、多数の無機長繊維のフィラメント
    と、各フィラメントの間隙に存在するガラス及び/又は
    ガラスセラミックスとからなり、ワイヤー形状又はテー
    プ形状を有することを特徴とする金属系複合材料。
  2. 【請求項2】 上記無機長繊維は、(a)実質的にSi
    と、Ti及び/又はZrと、Cと、Oとからなる非晶
    質、(b)上記非晶質並びに10000Å以下のβ−S
    iCと、TiC及び/又はZrCとの結晶質の集合体、
    若しくは(c)上記結晶質並びにその近傍に存在するS
    iOxと、TiOx及び/又はZrOx(0<x≦2)
    とからなる非晶質の混合系であり、且つその元素組成
    は、Siが30〜80wt%、Ti及び/又はZrが0.
    05〜8wt%、Cが15〜69wt%、Oが0.1〜2
    0.0wt%であることを特徴とする請求項1記載の金属
    系複合材料。
  3. 【請求項3】 上記無機長繊維は、(a)実質的にSi
    と、Cとからなる非晶質、(b)10000Å以下のβ
    −SiCの結晶質、(c)上記非晶質及び上記結晶質、
    若しくは(d)上記非晶質及び/又は上記結晶質と、炭
    素の凝集体との混合系であり、且つその元素組成は、S
    iが30〜80wt%、Cが20〜70wt%、Hが2wt%
    以下であることを特徴とする請求項1記載の金属系複合
    材料。
  4. 【請求項4】 上記無機長繊維は、(a)実質的にSi
    と、Cと、Oとからなる非晶質、又は(b)10000
    Å以下のβ−SiCの結晶質の集合体と、非晶質のSi
    2 とからなる集合体であり、且つその元素組成は、S
    iが30〜80wt%、Cが10〜65wt%、Oが0.0
    5〜25wt%、Hが2wt%以下であることを特徴とする
    請求項1記載の金属系複合材料。
  5. 【請求項5】 上記無機長繊維は、Siと、N、O、
    C、H及び元素周期律表第II族〜第VIII族の金属元素か
    らなる群より選択される一種以上の金属類(M)とから
    なり、X線小角散乱強度比が1°及び0.5°の何れに
    おいても1倍〜20倍である物質であり、且つ上記各元
    素の比率が原子比で、N/Siが0.3〜3、O/Si
    が15以下、C/Siが7以下、H/Siが1以下、M
    /Siが5以下であることを特徴とする請求項1記載の
    金属系複合材料。
  6. 【請求項6】 上記無機長繊維は、(a)実質的にAl
    と、Siと、Bと、Oとからなるムライト、及び/又は
    (b)γ−及びη−アルミナの微結晶と、非晶質のSi
    2 との集合体である請求項1記載の金属系複合材料。
  7. 【請求項7】 上記金属が、チタン合金、アルミニウム
    合金又はマグネシウム合金であることを特徴とするA請
    求項1記載の金属系複合材料。
  8. 【請求項8】 上記金属間化合物が、チタン・アルミナ
    イド系又はニオブ・アルミナイド系の金属間化合物であ
    ることを特徴とするA請求項1記載の金属系複合材料。
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