JPH0731157Y2 - 滑り性測定装置 - Google Patents

滑り性測定装置

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JPH0731157Y2
JPH0731157Y2 JP10384989U JP10384989U JPH0731157Y2 JP H0731157 Y2 JPH0731157 Y2 JP H0731157Y2 JP 10384989 U JP10384989 U JP 10384989U JP 10384989 U JP10384989 U JP 10384989U JP H0731157 Y2 JPH0731157 Y2 JP H0731157Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、滑り性測定装置に係り、静的摩擦状態は勿
論、特に動的摩擦状態での滑り性をも測定できるように
した滑り性測定装置を提供しようとするものである。
従来の技術 農産物、水産物その他の食料品、各種工業製品等は、段
ボール、カートン等の紙器あるいは種々の紙袋、プラス
チツク製の袋等でもつて包装され、流通している。
近年、各種包装作業の自動化、輸送におけるパレツト化
等物流面の効率化が進み、これにともなう上記紙器、紙
袋等の滑りによる荷くずれ等が大きな問題となつてきて
いる。
したがつて、これら紙器、紙袋等の滑り性を事前に知悉
し、荷くずれ防止に役立たせることが必要になつてきて
いる。
従来これら滑り性を評価する方法としては、測定すべき
物品を傾斜台等に載せ、傾斜台を次第に傾斜させて行
き、物品が傾斜台上を滑り出すときの傾斜角度の大小を
もつて滑り性、すなわち摩擦力を評価していた。これ
は、いわゆる静的摩擦状態での測定に相当するものであ
る。
考案が解決しようとする課題 しかし、実際の滑りの発生原因を調べるには、静的摩擦
状態での評価だけでは不充分であり、より実際の滑り発
生に近い状態での調査ができる測定装置が望まれてい
る。
すなわち、たとえば輸送ラインとして、ある傾斜を持つ
たベルトコンベア等で紙器が輸送されるときは、静的摩
擦の要素が重要であるが、輸送中にベルトコンベアが急
に停止した場合、あるいはフオークリフト、トラツク、
貨車等による輸送中において、これら輸送機器が急に停
止した場合には、衝撃等の他の力が加わり、荷くずれが
発生し易いものである。
従来の測定装置では、このような条件下での滑り性の評
価はできない。
それゆえ、本考案は、静的摩擦下での滑り性のほか、実
際の現象に近い条件下、すなわち動的摩擦下での滑り性
を評価できる滑り性測定装置を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案は、測定すべき物品を
載せ、該物品に所定の傾斜角を与えるための傾斜台と、 該傾斜台上を移動可能に取付けられ、測定すべき物品を
載置するためのスライドユニツトと、 該スライドユニツトを傾斜台の任意の位置に停止させた
り、傾斜台上でのスライドユニツトの停止を解除する移
動停止部材と、 移動中のスライドユニツトを強制的に停止させる受止め
材と、 傾斜台の傾きおよびスライドユニツトの移動を制御する
制御部と、 前記スライドユニツトに関連して設けられ、傾斜台の傾
斜角に応じて、測定すべき物品の滑り性測定面を水平状
態に保つための角度調整手段とを含む滑り性測定装置で
ある。
作用 重ね合わされて、傾斜台と平行におかれた測定すべき物
品のうち、下層の物品をスライドユニツト上に固定し、
スライドユニツトを受止め材に当接させ、スライドユニ
ツトが設置される傾斜台を傾斜させて、上層の被測定物
品が滑り出すときの傾斜台の角度を測定し、静的条件下
での摩擦力に対応する滑り性とする。
また、傾斜台を傾斜させ、重ね合わされた測定すべき物
品の滑り性測定面を水平状態に維持し、傾斜台の予め定
められた位置から、傾斜台に沿つてスライドユニツトを
降下させ、スライドユニツトが受止め材によって強制的
に停止されたときの傾斜台の傾斜角とスライドユニツト
の移動距離によつて変化する走行速度に基づく衝撃量に
よる上層被測定物品の滑りの有無、もしくは滑りによる
移動量を測定するなど、動的条件下での摩擦力に対応す
る滑り性を測定する。
実施例 以下、本考案の滑り性測定装置を図面を用いて説明す
る。
第1図〜第3図は本考案の滑り性測定装置の一実施例を
示すもので、第1図は側面図であり、第2図は平面図で
あり、第3図はスライドユニツトを除いた平面図であ
る。
これらの図において、1は測定すべき物品8を載せ、該
物品に所定の傾斜角を与えるための傾斜台を示し、支点
11を中心とし、下方に取付けられた傾斜台駆動部12のモ
ータ35を回転させ、支承軸9を押上げることによつて、
支承軸9にピン34で枢支された傾斜台1が所定の傾斜角
に設定される。傾斜台1の他の端部には、重錘13が取付
けられ、傾斜台1のスムースな傾斜を可能にしている。
傾斜台駆動部12は、たとえば第4図の傾斜台駆動部の側
面図に示すように、モータ35の軸35aにウオーム36が装
着され、該ウオーム36によつて、装置本体に固定された
上下のスラストベアリング39,39に支持されるウオーム
ホイール37が回転駆動される。ウオームホイール37に
は、前記支承軸9のおねじ部9aと螺合する内ねじ38が設
けられる。この傾斜台駆動部12によると、モータ38の回
転によつてウオームホイール37が回転し、支承軸9が上
下動する。
なお、傾斜台1の傾斜角の制御に関しては、傾斜台駆動
部12のモータの回転数をもつて行うこともできるが、よ
り正確な角度制御のためには、支点11に付設されたパル
スエンコーダ14等を用い、支点11における角度移動量を
計測することによつて制御することが好ましい。
傾斜台1にはスライドユニツト2が移動自在とされる。
スライドユニツト2は第5図の側面図および第6図の物
品台平面図に示すように、傾斜台1上に平行に取付けら
れる2本の走行レール15上を台車21が、その前後左右に
取付けられた車輪25,25によつて走行するようになつて
いる。台車21の上方には角度調整手段40を介して物品台
22が取付けられ、物品台22上には、測定すべき物品、た
とえば段ボール箱8が載置される。また物品台22の後部
(第6図の右)には固定棒受30によつて支承される物品
固定棒23が前後方向に沿って設けられる。
物品固定棒23は先端に固定片23aを備え、物品台22上の
物品を後方から押圧するよう物品台22の後部から前部
(第6図の左)へ向かつて配設され、固定棒受30によつ
て支承される。固定棒受30は、第7図の分解斜視図に示
すように、前記物品固定棒23と直交する方向に2分割さ
れて、一方分割片30aと他方分割片30bとに区分され、各
分割片はその脚部に螺着される取付ボルト50によって物
品台22に取付けられる。
また、各分割片30aの上部には厚み方向に貫設される同
一水平軸線をもつ通孔51が形成され、他方分割片30b側
の通孔の外方にはナツト30Cが溶接などの手段によつて
固着される。これら各通孔51を通り一方分割片30a側か
ら押さえ板52付の締付ねじ53が挿通螺合される。これに
より物品固定棒23は、前記締付ねじ53が締付けられる
と、前記両分割片30a,30bに挟圧されて固定される。
通常、滑り性は、測定すべき物品同士を重ね合わせ、そ
の接触面における滑り状態を評価するものであり、本考
案に係る装置においても、測定すべき段ボール箱を2個
重ね合わせることができるように構成されている。その
ため、スライドユニツト2における物品台22の前後方向
の前部の端部には突起片22aが、また後部には前記物品
固定棒23が固定自在に配設されている。
物品台22上には、前記突起片22aおよび物品固定棒23の
間に下層の段ボール箱8aを載せて挟持し、この段ボール
箱8aを固定し、その上に上層の段ボール箱8bの測定すべ
き面を接触させる形で、2個重ね合わせる。
下層の段ボール箱8aは、物品台22の幅方向(第2図の上
下方向)にも移動しないよう両側方から挟持片20,20に
よつて挟持される。挟持片20は図示外の機構によつて互
いに接近離反可能とされる。
角度調整手段40は、物品台22の下方の前部に取付けられ
る回動機構41と、物品台22の後部に設けられる角度変換
機構45とからなる。
回動機構41は、固定軸42を支持する台車側軸受43と、固
定軸42に枢支される物品台側軸受44とからなる。
また、角度変換機構45として、頂部がノブ46aとされ、
物品台22に固定されるナツト55と螺合する角度調整ボル
ト46(第5図参照)と、第8図の端面図で示すように、
台車21から立設固定され、物品台22の前後方向への長孔
22aに遊隙貫挿し、物品台22の上方位置に固定用のナツ
ト部材48が螺合されるノブ47a付の角度固定ボルト47と
を有する。これら角度調整ボルト46および角度固定ボル
ト47はそれぞれスライドユニツト2の幅方向(第6図の
上下方向)に左右一対が設けられる。物品台22上には前
後方向に沿つて水準器49が設けられている。
傾斜状態の台車21上の物品台22を、前記角度調整手段40
を操作して水平に保つには、まず、ナツト部材48を上方
に移動させた後、ノブ46aをつまんで角度調整ボルト46
を回動し、水準器49を見ながら、固定軸42まわりに物品
台22の後部側を下降させ、物品台22が水平になつた状態
で、前記ナツト部材48を角度固定ボルト47に沿い下方へ
ねじ戻して、その下面で物品台22の上面を押圧させる。
これにより物品台22が上下方向に動くことがなくなる。
これらの操作は、物品台22が左右方向に対しても水平状
態が保てるよう、左右の角度調整ボルト46、角度固定ボ
ルト47に関して同様に行われる。このため、左右方向に
沿う水準器(図示せず)が備えられていることが好まし
い。
また、台車22の下部には、スライドユニツト2が前記走
行レール15から脱線しないよう把持するレール把持片2
4,24が取付けられる。
なお前記第1図〜第3図における26は、傾斜台1上のス
ライドユニツトの移動開始位置、すなわち移動距離を調
整するためのスライドユニツト駆動軸である。この駆動
軸26には歯車27が外嵌され、駆動用モータ28によつて回
転が付与される。歯車27は、傾斜台1上に固定され、そ
の長手方向で装置の前後方向(第1図の左右方向)に沿
うラツク状のレール16と噛み合う。このため、駆動用モ
ータ28の回転によつてスライドユニツト2を長手方向所
定の位置まで移動させることができる。スライドユニツ
ト2の移動開始位置、すなわち移動距離(第1図のAで
示す)および傾斜台1の傾斜角によつて、動的摩擦にお
ける衝撃の大きさを決めることができるものである。
29は、スライドユニツト2を手動で移動させる場合の操
作ハンドルである。また3は、スライドユニツトを移動
させたり、停止させるための移動停止部材を示し、たと
えば台車22の下部に設けられた挿入口31に、停止片32の
一方の突起を挿入し、他方をソレノイド等からなる電気
的開閉器具33と連結しておき、ソレノイドに信号を与
え、停止片32を揺動させて挿入口31と停止片32との係合
を外し、スライドユニツト2の停止状態を解除するな
ど、スライドユニツト2の移動開始を制御することがで
きる。動的衝撃量を変化させる必要があるときは、移動
停止位置、すなわち前記挿入口31をスライドユニツト2
の長手方向に沿い複数箇所設けることが必要になる。
4は、スライドユニツトの移動を強制的に停止させるた
め傾斜台に固定された受止め材を示し、移動中の測定対
象である段ボール箱8に動的衝撃を与えるためのもので
ある。
また、5は、測定すべき段ボール箱8に装置長手方向へ
の滑りが発生し、上層の段ボール箱8bが移動停止部材4
を通過したことを検知するセンサであり、6は傾斜台1
の傾斜度合い、スライドユニツト2の移動等を制御する
ための制御部を示し、7は滑り出した上層段ボール箱8b
等を受取るネツトを示す。第2図に示す17は、スライド
ユニツト2の移動量を測定するためのスケールである。
以下、滑り性の測定態様について説明する。
先ず、動的摩擦条件下での滑り性を測定する場合につい
て説明する。
測定すべき物品として段ボール箱8を使用する場合、第
9図(1)に示すように、下層の段ボール箱8aを、滑り
性を測定すべき面を上にしてスライドユニツト2の物品
台22上に載せ、物品固定棒23を使用して、突起片22aと
固定片23aとの間に固定するとともに、把持片20,20によ
つて幅方向位置を固定し、その上にもう1つの段ボール
箱8bを、滑り性を測定すべき面を下にして重ね合わせ
る。次いで、制御部6からの信号で駆動用モータ28を起
動し、予め定められた位置にスライドユニツト2を移動
させるとともに、上記の位置で移動停止部材3を作動さ
せ、前記挿入口31と停止片32の一方の突起とを係合さ
せ、スライドユニツト2を停止させる。そして、所定の
衝撃量になるような角度まで、傾斜台駆動部12をパルス
エンコーダ14の信号に合わせて駆動させ、傾斜台1を傾
斜角θまで傾斜させ、また、角度調整手段40を操作し
て、前記スライドユニツト2の物品台22における物品を
載置する面を水平に保つ。これに先立ち、前記歯車27は
回転自在とされる。測定は一般に、10〜20°の傾斜角θ
で行われる。
所定の角度まで傾斜した状態で、第9図(2)に示すよ
うに移動停止部材3に信号を与え、前記停止片32による
係合を解除し、スライドユニツト2を傾斜台1のレール
15に沿つて降下させ、台車21を受止め材4に当て、セン
サ5等によつてスライドユニツト2の上層段ボール箱8b
の滑りの有無、もしくは滑りによる移動量を計測する。
以上のように、傾斜台1の傾斜角を変数とし、上層段ボ
ール箱8bが滑り始める最小傾斜角を動的条件下での滑り
角として測定する。移動停止位置が複数設けられている
場合には、スライドユニツト2の移動距離Aも変数とな
る。
これら傾斜角θと移動距離Aによる衝撃量を求めること
により、実態に即した水平移動中の衝撃量に対する動的
滑り態様が知悉できる。
一方、静的摩擦条件下での滑り性を測定する場合は、前
記と同様に、段ボール箱をスライドユニツト2上に2個
重ね合わせて載置し、下層の段ボール箱8aを固定し、ス
ライドユニツト2を受止め材4に当たる位置まで移動さ
せ、傾斜台駆動部12を駆動し、傾斜台1を傾斜させる。
この場合物品台22は台車21と平行に保つ。スライドユニ
ツト2上の上層段ボール箱8bが、傾斜に沿つて滑り出
し、センサ5がその移動を検知した時点で傾斜台駆動部
12の駆動を停止させる。この傾斜台駆動部12の駆動が停
止したときのパルスエンコーダ14による角度を測定し、
それを静的条件下での滑り性とする。
考案の効果 以上のように、本考案の滑り性測定装置に従えば、1つ
の装置で静的条件下はもとより、実態に即した動的条件
下での滑り態様が測定できるもので、実際の滑り発生に
近い状態での測定が可能となり、荷くずれ防止に寄与で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の滑り性測定装置の一実施例を
示すもので、第1図は側面図、第2図は平面図、第3図
はスライドユニツトを除いた平面図、第4図は傾斜台駆
動部の側面図、第5図はスライドユニツトの側面図、第
6図は物品台の平面図、第7図は物品固定棒付近の斜視
図、第8図は第6図の切断面線VIII−VIII端面図、第9
図は測定態様を示す側面図である。 1…傾斜台、2…スライドユニツト、3…移動停止部
材、4…受止め材、5…センサ、6…制御部、11…支
点、12…傾斜台駆動部、15…走行レール、21…台車、22
…物品台、26…駆動軸、32…停止片、40…角度調整手
段、45…角度変換機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定すべき物品を載せ、該物品に所定の傾
    斜角を与えるための傾斜台と、 該傾斜台上を移動可能に取付けられ、測定すべき物品を
    載置するためのスライドユニツトと、 該スライドユニツトを傾斜台の任意の位置に停止させた
    り、傾斜台上でのスライドユニツトの停止を解除する移
    動停止部材と、 移動中のスライドユニツトを強制的に停止させる受止め
    材と、 傾斜台の傾きおよびスライドユニツトの移動を制御する
    制御部と、 前記スライドユニツトに関連して設けられ、傾斜台の傾
    斜角に応じて、測定すべき物品の滑り性測定面を水平状
    態に保つための角度調整手段とを含むことを特徴とする
    滑り性測定装置。
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