JPH07311990A - 光ヘッド - Google Patents

光ヘッド

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Publication number
JPH07311990A
JPH07311990A JP30741894A JP30741894A JPH07311990A JP H07311990 A JPH07311990 A JP H07311990A JP 30741894 A JP30741894 A JP 30741894A JP 30741894 A JP30741894 A JP 30741894A JP H07311990 A JPH07311990 A JP H07311990A
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JP
Japan
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light
prism
magneto
photodetector
hologram
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Application number
JP30741894A
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English (en)
Inventor
Shiyouhei Kobayashi
章兵 小林
Hiroyuki Imabayashi
浩之 今林
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号成分の損失を最小限に抑え、C/Nの高
い光磁気信号が得られる光ヘッドを提供する。 【構成】 半導体レーザ1からの出射光を、一軸性複屈
折結晶からなるプリズム2の第1の面2aに設けた偏光膜
3で反射された後、ホログラム5および集光手段4を経
て光磁気記録媒体8にスポットとして照射し、その戻り
光を集光手段4を経てホログラム5に入射させ、ここで
の+1次回折光および/または−1次回折光を第1の光
検出器6で受光してエラー信号を検出し、0次光を偏光
膜3を透過させ、さらにプリズム2を屈折透過させて非
点収差を有する常光および異常光に分離し、これら常光
および異常光をプリズム2の第2の面2bから出射され
て、非点収差の焦線位置近傍に配置した第2の光検出器
7で受光して光磁気信号を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光磁気記録媒体に対
して情報の記録再生を行う光ヘッドに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、光磁気記録媒体に記録された情
報を再生する光ヘッドにおいては、半導体レーザからの
読み取り光を、対物レンズ経て光磁気記録媒体にスポッ
ト状に照射し、この光磁気記録媒体で反射される戻り光
を、偏光方向が互いに直交する二つの光束に分離して、
それらの光束の強度変化から光磁気信号を検出すると共
に、その光磁気信号を正確に検出するために、光磁気記
録媒体からの戻り光に基づいて、対物レンズの光磁気記
録媒体に対する相対的位置ずれを表すフォーカスエラー
信号およびトラッキングエラー信号を検出する必要があ
る。
【0003】このような光ヘッドとして、本願人は、例
えば、特開平5−120755号公報において、図17
に示すようなものを提案している。この光ヘッドにおい
ては、図18に平面図をも示すように、シリコン基板2
1に半導体レーザ22をマウントし、この半導体レーザ
21からの出射光を、同様にシリコン基板21にマウン
トした立ち上げミラー24で反射させて、ホログラム素
子25および対物レンズ26を経て光磁気記録媒体27
に照射している。ホログラム素子25には、シリコン基
板21に面する表面に、格子方向が光磁気記録媒体27
の情報トラック方向Xとほぼ平行で、±1次回折光に逆
方向のフォーカルパワーを与えるレンズ作用を有する第
1のホログラム25aを形成し、反対側の表面には、格
子方向がX方向と直交するY方向にほぼ平行な第2のホ
ログラム25bを形成し、これら第1,第2のホログラ
ム25a,25bを0次光で透過する半導体レーザ21
からの光を、対物レンズ26を経て光磁気記録媒体27
に照射している。
【0004】また、光磁気記録媒体27で反射される戻
り光は、対物レンズ26を経てホログラム素子25の第
2のホログラム25bに入射させ、ここで回折される±
1次回折光を、それぞれ第1の稠密格子28aを形成し
た第1の偏光分離素子28Aおよび、第2の稠密格子2
8bを形成した第2の偏光分離素子28Bを経て、シリ
コン基板21に形成した第3および第4の光検出器23
Cおよび23Dで分離して受光している。ここで、第
1,第2の偏光分離素子28A,28Bは、それぞれ第
3,第4の光検出器23C,23D上にマウントされ、
第1,第2の稠密格子28a,28bは、それらの格子
方向が互いに直交するように、Y方向に対して±45°
傾いて形成されている。また、第3,第4の光検出器2
3C,23Dは、それぞれX方向の分割線で2分割され
た二つの受光領域23g,23h;23i,23jをも
って構成されている。
【0005】このようにして、第3,第4の光検出器2
3C,23Dで、第1,第2の稠密格子28a,28b
を0次光で透過する互いに直交する偏光方向の戻り光を
受光することにより、これら第3,第4の光検出器23
C,23Dの出力に基づいて、光磁気信号を検出すると
共に、プッシュプル法によりトラッキングエラー信号を
検出するようにしている。
【0006】他方、第2のホログラム25bを0次光で
透過する光磁気記録媒体27からの戻り光は、第1のホ
ログラム25aに入射させ、ここで回折される互いに逆
方向のフォーカルパワーを有する±1次回折光を、シリ
コン基板21にそれぞれ形成した第1および第2の光検
出器23Aおよび23Bで分離して受光している。ここ
で、第1,第2の光検出器23A,23Bは、それぞれ
Y方向の分割線で分割した三つの受光領域23a,23
b,23c;23d,23e,23fをもって構成され
ている。このようにして、第1,第2の光検出器23
A,23Bの出力に基づいて、ビームサイズ法によりフ
ォーカスエラー信号を検出するようにしている。
【0007】また、従来の他の光ヘッドとして、例え
ば、特開平3−212828号公報には、図19に示す
ようなものが開示されている。この光ヘッドにおいて
は、半導体レーザ31、台形プリズム32、光検出器3
3a,33b等の光学素子をパッケージ34内に収納し
ている。また、台形プリズム32は、複屈折性材料をも
って構成され、その上面32aは45°傾斜していると
共に、この面上にハーフミラー35が設けられている。
【0008】図19では、半導体レーザ31からの光束
を、ハーフミラー35に入射させ、ここで反射される光
束をパッケージ34に形成したガラス窓36から出射さ
せて、対物レンズ37により光磁気記録媒体38に照射
している。また、光磁気記録媒体38で反射される戻り
光は、対物レンズ37およびガラス窓36を経てハーフ
ミラー35に入射させ、このハーフミラー35を透過す
る戻り光を、台形プリズム32に入射させてこれを下面
32bを経て透過させることにより、非点収差を与える
と共に、偏光方向が直交する2つの光束に分離し、それ
らの光束をそれぞれ4分割受光領域からなる光検出器3
3a,33bで受光している。
【0009】このようにして、一方の光検出器33aま
たは33bの4分割受光領域の出力に基づいて非点収差
法によりフォーカスエラー信号を検出し、また光検出器
33aの4分割受光領域の出力の総和と、光検出器33
bの4分割受光領域の出力の総和との差により光磁気信
号を検出するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図17に示した光ヘッ
ドによれば、光磁気記録媒体27からの戻り光のうち、
第1のホログラム25aで回折された光と、第2のホロ
グラム25bで回折された光とで、フォーカスエラー信
号と光磁気信号とを別々に検出するようにしているの
で、フォーカスエラー信号の検出に第1,第2の偏光分
離素子28A,28Bの影響が及ぶことがなく、フォー
カスエラー信号を正確に検出できると共に、各光検出器
23A〜23Dの受光領域の分割線を、対応するホログ
ラムの回折方向と平行とすることで、波長変化による光
検出器上でのスポットの移動を、その分割線方向とする
ことができ、したがって、波長変化が生じても、フォー
カスエラー信号およびトラッキングエラー信号にオフセ
ットが生じることがないという利点がある。
【0011】しかしながら、本発明者による種々の実験
によれば、この光ヘッドには、以下に説明する改良すべ
き点があることが判明した。すなわち、通常、情報の記
録時または消去時には、光磁気記録媒体に高出力の光を
照射する必要があり、図17において、この要求を満た
すためには、第1,第2のホログラム25a,25bを
0次光として透過する光の透過率を高く(例えば、70
%以上)して、半導体レーザ22からの光を、ホログラ
ム素子25および対物レンズ26を経て光磁気記録媒体
27に効率良く集光する必要がある。
【0012】しかし、このようにホログラム素子25に
おける0次光の透過率を高くすると、±1次回折光の回
折効率が低く(例えば、それぞれ15%以下)なるた
め、復路において、光磁気記録媒体27からの戻り光の
うち、第2のホログラム25bで回折される±1次回折
光が、ごく僅かとなり、信号成分を含んだ戻り光のほと
んどが、第2のホログラム25bを0次光として透過し
てしまう。このため、信号成分の損失が大きくなり、C
/Nの高い光磁気信号が得られにくくなる。
【0013】また、図19に示した従来例では、その公
報第4頁左下欄に、フォーカス信号検出範囲δは、
【数1】 で表される、と記載されている。ここで、Lは台形プリ
ズム32の上面32aと下面32bの間隔、nは台形プ
リズム32の屈折率、Mは対物レンズ37の横倍率であ
る。また、同公報第4頁右下欄には、台形プリズム32
として、n=1.5の一般的な光学ガラスを用い、M=
1/5、L=2.0〜3.0mmとした場合には、現行
の光ピックアップと同等な10〜15μmのフォーカス
検出範囲を得ることができる旨、記載されている。
【0014】これに対し、台形プリズム32を複屈折性
材料で構成した場合の同様の考察はなされていないが、
例えば、複屈折性材料として水晶を用いた場合には、以
下のようになる。この場合、水晶の常光の屈折率は約
1.539、異常光の屈折率は約1.548である。ま
た、光磁気の場合には、半導体レーザ31から出射され
る光を、ある程度高効率で光磁気記録媒体38に照射す
る必要があるため、対物レンズ37の横倍率Mは、0.
273程度、必要となる。これらのことを考慮して、δ
=10μm、n=1.539、M=0.273とし、
(1)式をLについて解くと((1)式に、対物レンズ
37の開口数がパラメータとして入っていないのは疑問
であるが)、L=1.05mmが得られる。これらの数
値をもとに、光検出器33a,33b上でのスポットダ
イアグラムを計算すると、図20に示すようになる。す
なわち、この場合には、常光と異常光とが重なり合い、
光検出器33a,33bで完全に分離して受光すること
ができないことがわかる。
【0015】なお、同公報には、図21に示すように、
台形プリズム32を、2種類の複屈折性材料よりなる三
角または台形プリズム41a,41bを貼り合わせて構
成することにより、光検出器33a,33bの間隔を広
げて、互いに他の光検出器への光の漏れ込みを防ぐよう
にしたものも開示されている。この場合、分離すべき光
の分離角を大きくすることが可能となるが、フォーカス
エラー信号の検出法として、再生専用の光ピックアップ
において最も一般的な非点収差法を用いる場合には、所
定の非点収差が得られるように、プリズムの材質やLの
長さを選定する必要があるため、やはり分離することが
できなくなる。
【0016】したがって、光検出器33aの4分割受光
領域の出力の総和と、光検出器33bの4分割受光領域
の出力の総和との差を演算しても、結局は、光磁気信号
を検出することができないことになる。
【0017】また、図19に示した従来例においては、
光磁気記録媒体38からの戻り光を、ハーフミラー35
を透過させて台形プリズム32に入射させているため、
ハーフミラー35によって信号成分の半分が損失してし
まうという問題もある。
【0018】この発明は、上述した種々の問題点に着目
してなされたもので、信号成分の損失を最小限に抑える
と共に、光磁気信号を検出するための互いに直交する偏
光成分を確実に分離して受光でき、したがってC/Nの
高い光磁気信号が得られるよう適切に構成した光ヘッド
を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明においては、半導体レーザと、この半導
体レーザからの出射光を反射させる第1の面を有する一
軸性複屈折結晶からなるプリズムと、このプリズムの第
1の面に設けた偏光膜と、この偏光膜で反射される前記
半導体レーザからの出射光を、光磁気記録媒体にスポッ
トとして照射する集光手段と、この集光手段と前記プリ
ズムとの間に設けたホログラムと、前記光磁気記録媒体
で反射され、前記集光手段を経て前記ホログラムに入射
する戻り光のうち、該ホログラムで回折される+1次回
折光および/または−1次回折光を受光する第1の光検
出器と、前記ホログラムを0次光で透過する戻り光のう
ち、前記偏光膜を透過し、さらに前記プリズムを屈折透
過して、該プリズムの第2の面から出射される常光およ
び異常光を受光するように、これら常光および異常光の
屈折により発生する非点収差の焦線位置近傍に配置した
第2の光検出器とを有し、前記第1の光検出器の出力に
基づいて、前記集光手段の前記光磁気記録媒体に対する
相対的位置ずれを表すエラー信号を検出し、前記第2の
光検出器の出力に基づいて前記光磁気記録媒体に記録さ
れている光磁気信号を検出し得るよう構成したことを特
徴とするものである。
【0020】また、第2の発明においては、半導体レー
ザと、この半導体レーザからの出射光を反射させる第1
の面を有する一軸性複屈折結晶からなるプリズムと、こ
のプリズムの第1の面に偏光膜を介して設けたガラスプ
リズムと、前記偏光膜で反射される前記半導体レーザか
らの出射光を、光磁気記録媒体にスポットとして照射す
る集光手段と、この集光手段と前記プリズムとの間に設
けたホログラムと、前記光磁気記録媒体で反射され、前
記集光手段を経て前記ホログラムに入射する戻り光のう
ち、該ホログラムで回折される+1次回折光および/ま
たは−1次回折光を受光する第1の光検出器と、前記ホ
ログラムを0次光で透過する戻り光のうち、前記ガラス
プリズムおよび偏光膜を透過し、さらに前記プリズムを
屈折透過して、該プリズムの第2の面から出射される常
光および異常光を受光する第2の光検出器とを有し、前
記第1の光検出器の出力に基づいて、前記集光手段の前
記光磁気記録媒体に対する相対的位置ずれを表すエラー
信号を検出し、前記第2の光検出器の出力に基づいて前
記光磁気記録媒体に記録されている光磁気信号を検出し
得るよう構成したことを特徴とするものである。
【0021】第2の発明において、前記プリズムによる
前記常光および異常光の屈折率は、ともに1.8未満と
し、前記ガラスプリズムの屈折率は、前記常光と異常光
との屈折率の中間の値にするのが、前記常光および異常
光の収差の発生を小さくして、これらを確実に分離する
点で好ましい。
【0022】第2の発明において、前記プリズムによる
前記常光および異常光の屈折率は、ともに1.8以上と
し、前記ガラスプリズムの屈折率は1.6以上とするの
が、前記常光および異常光の収差の発生を小さくして、
これらを確実に分離する点で好ましい。
【0023】第2の発明において、前記第2の光検出器
は、前記常光および異常光の屈折により発生する非点収
差の焦線位置近傍に配置するのが、前記常光および異常
光を確実に分離して受光する点で好ましい。
【0024】第1および第2の発明において、前記偏光
膜は、S偏光成分の反射率が50%以上、P偏光成分の
透過率が80%以上の特性を有することが、光の利用効
率を高めて、光磁気信号を高感度で検出する点で好まし
い。
【0025】第1および第2の発明において、前記第1
の光検出器および第2の光検出器は、異なる半導体基板
上に形成するのが、前記第1の光検出器と前記ホログラ
ムとの光学的距離および前記第2の光検出器と前記ホロ
グラムとの光学的距離を自由に変えられ、設計の自由度
を上げる点で好ましい。
【0026】第1および第2の発明において、前記偏光
膜に入射する前記半導体レーザからの出射光のうち、前
記偏光膜を透過し、さらに前記プリズムを屈折透過し
て、該プリズムの第2の面または第3の面から出射され
る光束を受光する第3の光検出器を設け、この第3の光
検出器の出力に基づいて、前記半導体レーザの出射光の
パワーを制御するのが、所望のパワーの出射光を安定し
て得る点で好ましい。
【0027】
【作用】第1の発明において、半導体レーザからの出射
光は、一軸性複屈折結晶からなるプリズムの第1の面に
設けた偏光膜で反射された後、ホログラムおよび集光手
段を経て光磁気記録媒体にスポットとして照射される。
また、該光磁気記録媒体で反射される戻り光は、集光手
段を経てホログラムに入射し、ここで回折される+1次
回折光および/または−1次回折光は、第1の光検出器
で受光され、その出力に基づいて、集光手段の光磁気記
録媒体に対する相対的位置ずれを表すエラー信号が検出
され、0次光は、偏光膜を透過し、さらにプリズムを屈
折透過して非点収差を有する常光および異常光に分離さ
れ、これら常光および異常光がプリズムの第2の面から
出射されて、非点収差の焦線位置近傍に配置された第2
の光検出器で受光され、その出力に基づいて光磁気信号
が検出される。
【0028】また、第2の発明において、半導体レーザ
からの出射光は、ガラスプリズムに入射して、一軸性複
屈折結晶からなるプリズムの第1の面に設けた偏光膜で
反射され、その後、ガラスプリズムを透過してホログラ
ムおよび集光手段を経て光磁気記録媒体にスポットとし
て照射される。また、該光磁気記録媒体で反射される戻
り光は、集光手段を経てホログラムに入射し、ここで回
折される+1次回折光および/または−1次回折光は、
第1の光検出器で受光され、その出力に基づいて集光手
段の光磁気記録媒体に対する相対的位置ずれを表すエラ
ー信号が検出され、0次光は、ガラスプリズムに入射し
た後、偏光膜を透過し、さらに一軸性複屈折結晶からな
るプリズムを屈折透過して常光および異常光に分離さ
れ、これら常光および異常光がプリズムの第2の面から
出射されて第2の光検出器で受光され、その出力に基づ
いて光磁気信号が検出される。
【0029】
【実施例】図1および図2は、この発明の第1実施例を
示すものである。この光ヘッドは、半導体レーザ1、一
軸性複屈折結晶としてのニオブ酸リチウムからなるプリ
ズム2、第1の光検出器6および第2の光検出器7を有
する半導体基板9と、ホログラム5と、対物レンズ4と
を有する。半導体レーザ1は、金属または半導体よりな
る台10を介して半導体基板9上に設け、該半導体レー
ザ1から半導体基板9に対して水平方向にレーザ光を出
射させる。また、プリズム2は、半導体基板9上に設
け、その第1の面(斜面)2aには、S偏光成分の反射
率が50%以上、P偏光成分の透過率が80%以上の特
性を有する偏光膜3を設けて、半導体レーザ1からの出
射光を、偏光膜3で半導体基板9のほぼ法線方向に反射
させ、ホログラム5に入射させるようにする。
【0030】ホログラム5には、わずかな曲率をもった
ホログラムパターン5aを形成し、このホログラムパタ
ーン5aを透過する光束を、対物レンズ4により集束し
て、光磁気記録媒体8にスポット状に照射するようにす
る。
【0031】また、光磁気記録媒体8で反射される戻り
光は、対物レンズ4を経てホログラム5のホログラムパ
ターン5aに入射させ、ここで回折される±1次回折光
を第1の光検出器6で分離して受光するようにし、0次
光を偏光膜3に入射させる。偏光膜3に入射した戻り光
のうち、該偏光膜3を透過する戻り光は、プリズム2の
第1の面2aを屈折透過させて、常光と異常光とに分離
し、これら常光および異常光をプリズム2の第2の面2
bから出射させて、第2の光検出器7で分離して受光す
るようにする。なお、プリズム2を構成する一軸性複屈
折結晶の光学軸2cの方向は、戻り光の光軸に垂直な面
内で、S偏光方向に対して45°傾いた方向とする。
【0032】第1の光検出器6は、半導体基板9に形成
する。この第1の光検出器6は、戻り光のホログラムパ
ターン5aでの±1次回折光を分離して受光するため、
2つの受光部6−1,6−2をもって構成すると共に、
各受光部を、光磁気記録媒体8の記録トラックと平行な
方向の分割線で分割した3分割受光領域6a,6b,6
c;6d,6e,6fをもって構成する。また、第2の
光検出器7は、プリズム2による常光および異常光の屈
折により発生する非点収差の焦線位置近傍に位置するよ
うに、半導体基板9に形成する。この第2の光検出器7
は、プリズム2による常光および異常光を分離して受光
するため、2つの受光領域7a,7bをもって構成す
る。
【0033】以下、この実施例の動作を説明する。この
実施例では、半導体レーザ1からの出射光を、偏光膜3
を設けたプリズム2の第1の面2aにS偏光で入射させ
る。このように、S偏光で入射させると、偏光膜3はS
偏光成分の反射率が50%以上、P偏光成分の透過率が
80%以上の特性を有するので、その50%以上が反射
されて、ホログラム5のホログラムパターン5aに入射
することになる。ホログラムパターン5aに入射した半
導体レーザ1からの出射光は、70%以上が0次光とし
て透過し、その0次光が対物レンズ4により光磁気記録
媒体8にスポットとして照射されることになる。
【0034】また、光磁気記録媒体8で反射される戻り
光は、再び対物レンズ4で集光されて、ホログラム5の
ホログラムパターン5aに入射し、その70%以上が0
次光で透過し、残りの一部が±1次回折となる。これら
±1次回折光は、わずかな曲率をもったホログラムパタ
ーン5aの作用により、光軸方向に互いに逆方向の像点
移動が与えられ、それぞれ第1の光検出器6の第1の受
光部6−1を構成する受光領域6a〜6cおよび第2の
受光部6−2を構成する受光領域6d〜6fに入射す
る。
【0035】したがって、フォーカスエラー信号FES
は、受光領域6a〜6fのそれぞれの出力をIa〜1f
とすると、ビームサイズ法を用いて、 FES=(Ia+1e+1c)−(1d+Ib+1f) により得ることができる。また、トラッキングエラー信
号TESは、プッシュプル法により、 TES=(Ia+1f)−(1c+1d) により得ることができる。
【0036】また、ホログラム5を0次光で透過する光
磁気記録媒体8からの戻り光は、再び偏光膜3に入射す
る。ここで、光磁気記録媒体8には、情報が磁化の方向
として記録されているので、光磁気記録媒体8で反射さ
れる戻り光の偏光方向は、磁化の方向に応じて反対方向
にわずかに回転したものとなる。したがって、再び偏光
膜3に入射する光磁気記録媒体8からの戻り光は、P偏
光成分を含むことになる。この光磁気記録媒体8からの
戻り光は、偏光膜3の作用により、S偏光成分の50%
未満がプリズム2の第1の面2aを屈折透過し、P偏光
成分の80%以上がプリズム2の第1の面2aを屈折透
過して、一軸性複屈折結晶の作用により常光と異常光と
に分離され、プリズム2の第2の面2bから出射され
る。
【0037】プリズム2の第2の面2bから出射される
常光および異常光は、プリズム2の第1の面2aを屈折
透過することで、非点収差およびコマ収差が発生し、そ
の非点収差により常光および異常光が焦線状に結像する
位置近傍に配置された第2の光検出器7の受光領域7a
および受光領域7bにそれぞれ入射する。ここで、プリ
ズム2を構成する一軸性複屈折結晶の光学軸2cは、光
磁気記録媒体8からの戻り光の光軸に垂直な面内で、S
偏光方向に対して45°傾いているので、戻り光の偏光
方向は、光学軸2cに対して角度が変化し、常光および
異常光の強度が変化することになる。したがって、この
強度変化を受光領域7a,7bで検出すれば、光磁気記
録媒体8に記録された情報に対応する光磁気信号を得る
ことができる。すなわち、第2の光検出器7の受光領域
7a,7bのそれぞれの出力をJa,Jbとすると、光
磁気信号Sは、 S=Ja−Jb により得ることができる。
【0038】この実施例によれば、光磁気記録媒体8か
らの戻り光のうち、ホログラム5を0次光で透過する戻
り光に基づいて光磁気信号を検出するようにしているの
で、ホログラム5での0次光として、戻り光の70%以
上が透過、すなわちホログラムによる信号成分の損失
を、30%未満と小さくできる。また、光磁気記録媒体
8からの戻り光のうち、信号成分であるP偏光成分の8
0%以上が、偏光膜3を透過し、さらにプリズム2の第
1の面2aを屈折透過するので、図19に示した従来例
で問題であったハーフミラーによる信号成分の損失に比
べ、偏光膜3による信号成分の損失を20%未満と小さ
くすることができる。さらに、第2の光検出器7を、常
光と異常光とが焦線状に結像する位置近傍(焦線位置近
傍)に配置したので、プリズム2の第2の面2bから出
射される常光および異常光を確実に分離して受光するこ
とができる。
【0039】以上のことから、この実施例によれば、C
/Nの高い光磁気信号を得ることができる。なお、C/
Nをより高めるためには、好ましくは、ホログラム5の
0次光の透過率を80%以上、偏光膜3のP偏光成分の
透過率を90%以上、より好ましくは、偏光膜3のP偏
光成分の透過率を95%以上とする。
【0040】図3は、この発明の第2実施例を示すもの
である。この実施例は、一軸性複屈折結晶からなるプリ
ズム2の形状を台形としたもので、その他の構成は第1
実施例と同じである。このように、プリズム2を台形と
すれば、それが三角形の場合よりも、第2の光検出器7
を、プリズム2による常光および異常光の焦線位置近傍
に容易に配置できる利点がある。このように、第2の光
検出器7を常光および異常光の焦線位置近傍に配置する
ことにより、図4に第2の光検出器7上でのスポットダ
イアグラムを示すように、常光と異常光とをそれぞれ完
全に分離して受光することができる。
【0041】図5は、この発明の第3実施例を示すもの
である。この実施例は、第1実施例において、プリズム
2と第2の光検出器7との間に、ガラス、プラスチック
等の透明部材11を配置したものである。このように構
成すれば、第2実施例におけると同様に、第2の光検出
器7を、プリズム2による常光および異常光の焦線位置
近傍に容易に配置できる利点がある。
【0042】図6は、この発明の第4実施例を示すもの
である。この実施例は、第1実施例において、プリズム
2の第2の面2bと半導体基板9との間に空間13を有
するように、プリズム2を支持部材12を介して半導体
基板9上に設けたものである。この場合も、第2および
第3実施例におけると同様に、第2の光検出器7を、プ
リズム2による常光および異常光の焦線位置近傍に容易
に配置できる利点がある。
【0043】なお、第4実施例においては、プリズム2
として、ニオブ酸リチウムを用いると、ニオブ酸リチウ
ムによる常光および異常光の屈折率が高く、プリズム2
の第2の面2bで全反射が生じるため、この場合には、
プリズム2として、常光および異常光の屈折率が低い一
軸性複屈折結晶を用いる。また、空間13は、空気また
は窒素で満たすようにする。
【0044】図7は、この発明の第5実施例を示すもの
である。この実施例は、第1実施例において、プリズム
2の第1の面2aに偏光膜14を介してガラスプリズム
15を貼り合わせて設けると共に、半導体基板9に形成
した第2の光検出器7を構成する受光領域7a,7b
を、プリズム2の第2の面2bから出射される常光およ
び異常光の屈折により発生する非点収差の焦線位置近傍
に限ることなく、これらを分離して受光し得る任意の位
置に配置したもので、その他の構成は第1実施例と同様
である。
【0045】この実施例において、光磁気記録媒体8か
らの戻り光のうち、ホログラム5のホログラムパターン
5aで回折される±1次回折光は、第1の光検出器6を
構成する第1,第2の受光部6−1,6−2にそれぞれ
入射するので、これら第1,第2の受光部6−1,6−
2の出力に基づいて、第1実施例と同様にして、フォー
カスエラー信号FESおよびトラッキングエラー信号T
ESを検出することができる。
【0046】また、ホログラム5を0次光で透過する光
磁気記録媒体8からの戻り光は、ガラスプリズム15を
透過して、再び偏光膜14に入射する。ここで、光磁気
記録媒体8には情報が磁化の方向として記録されてお
り、光磁気記録媒体8で反射される戻り光の偏光方向
は、磁化の方向に応じて反対方向にわずかに回転するの
で、再び偏光膜14に入射する光磁気記録媒体8からの
戻り光は、P偏光成分を含むことになる。この光磁気記
録媒体8からの戻り光は、偏光膜14で、S偏光成分の
50%未満がプリズム2の第1の面2aを屈折透過し、
P偏光成分の80%以上がプリズム2の第1の面2aを
屈折透過して、一軸性複屈折結晶の常光と異常光とに分
離され、これら常光および異常光が、プリズム2の第2
の面2bから出射して、第2の光検出器7を構成する受
光領域7aおよび受光領域7bに分離して入射すること
になる。
【0047】ここで、一軸性複屈折結晶の光学軸2c
は、光磁気記録媒体8からの戻り光の光軸に垂直な面内
で、S偏光方向に対して45°傾いているので、戻り光
の偏光方向は、光学軸2cに対して角度が変化し、常光
と異常光の強度が変化することになる。したがって、こ
の強度変化を受光領域7a,7bで検出すれば、光磁気
記録媒体8に記録された情報に対応する光磁気信号を得
ることができる。すなわち、第2の光検出器7の受光領
域7a、7bのそれぞれの出力をJa、Jbとすると、
光磁気信号Sは、 S=Ja−Jb により得ることができる。
【0048】この実施例によれば、第1実施例における
と同様に、光磁気記録媒体8からの戻り光のうち、ホロ
グラム5を0次光で透過する戻り光に基づいて光磁気信
号を検出するようにしているので、ホログラム5での0
次光として、戻り光の70%以上が透過、すなわちホロ
グラムによる信号成分の損失を、30%未満と小さくで
きる。また、光磁気記録媒体8からの戻り光のうち、信
号成分であるP偏光成分の80%以上が、偏光膜14を
透過し、さらにプリズム2の第1の面2aを屈折透過す
るので、図19に示した従来例で問題であったハーフミ
ラーによる信号成分の損失に比べ、偏光膜14による信
号成分の損失を20%未満と小さくすることができる。
【0049】さらに、プリズム2の第1の面2aに偏光
膜14を介してガラスプリズム15を貼り合わせたの
で、プリズム2の第1の面2aを屈折透過することによ
り発生する非点収差およびコマ収差を小さく抑えること
ができる。したがって、プリズム2の第2の面2bから
出射される常光および異常光をそれぞれ受光する2つの
受光領域7a、7bを、特に、常光および異常光の屈折
により発生する非点収差の焦線位置近傍に配置しなくて
も、常光と異常光とを確実に分離して受光することがで
き、設計の自由度を増すことができる。
【0050】以上のことから、この実施例においても、
C/Nの高い光磁気信号を得ることができる。なお、C
/Nをより高めるためには、好ましくは、ホログラム5
の0次光の透過率を80%以上、偏光膜14のP偏光成
分の透過率を90%以上、より好ましくは、偏光膜14
のP偏光成分の透過率を95%以上とする。
【0051】この第5実施例においても、第2〜4実施
例に示したのと同様の構成が可能である。すなわち、プ
リズム2の形状を三角形から台形に変更したり、プリズ
ム2と第2の光検出器7との間に透明部材を配置した
り、さらには、プリズム2と半導体基板9との間に空間
が形成されるように、プリズム2を支持部材12を介し
て半導体基板9に設けることもできる。なお、プリズム
2と半導体基板9との間に空間を設ける場合には、第4
の実施例の場合と異なり、プリズム2の第1の面2aを
屈折透過する際の屈折角が小さく、プリズム2の第2の
面2bで全反射が生じないので、プリズム2を構成する
一軸性複屈折結晶として、常光および異常光の屈折率の
高いものを用いることができる。
【0052】なお、この発明は上述した実施例にのみ限
定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能で
ある。例えば、第1,第2,第3および第5実施例で
は、プリズム2を一軸性複屈折結晶であるニオブ酸リチ
ウムを用いて構成したが、他の一軸性複屈折結晶、例え
ば、水晶、ルチル、方解石、KDP(KH2 PO4 )、
ADP(NH4 2 PO4 )、MgF2 等をもって構成
することもできる。
【0053】また、第5実施例においては、プリズム2
の第1の面2aに偏光膜14を介してガラスプリズム1
5を貼り合わせることで、プリズム2の第1の面2aを
屈折透過することにより発生する非点収差およびコマ収
差を小さく抑えるようにしたが、一軸性複屈折結晶とし
て、常光および異常光の屈折率が1.8未満の通常使わ
れるガラスの屈折率に近いものを用いる場合には、常光
および異常光の屈折率の中間の屈折率を有するガラスプ
リズムを用いることにより、収差をより小さく抑えるこ
とができる。これに対して、一軸性複屈折結晶として、
ニオブ酸リチウムやルチルのように、常光および異常光
の屈折率が、通常使われる高屈折率ガラスの屈折率(せ
いぜい1.8程度)を越えるものを用いる場合には、偏
光膜14を介して貼り合わせるガラスプリズム15とし
ては、屈折率が1.6以上の高屈折率ガラスを使うこと
が収差の点から望ましい。
【0054】さらに、第5実施例においても、第2の光
検出器7を、常光および異常光の屈折により発生する非
点収差の焦線位置近傍に配置することもできる。このよ
うにすれば、プリズム2の第1の面2aを屈折透過する
ことにより発生する非点収差およびコマ収差が十分小さ
く抑えられない場合でも、プリズム2の第2の面2bか
ら出射される常光および異常光を確実に分離して受光す
ることができる。
【0055】また、上述した各実施例では、ホログラム
パターン5aで回折された戻り光の±1次回折光を、第
1の光検出器6を構成する3分割受光領域6a,6b,
6cおよび6d,6e,6fで分離して受光して、これ
ら受光領域の出力に基づいてフォーカスエラー信号FE
Sおよびトラッキングエラー信号TESを検出するよう
にしたが、第1の光検出器6を図8に示すように構成す
ると共に、ホログラムパターン5aを図9に示すように
構成して、フォーカスエラー信号FESおよびトラッキ
ングエラー信号TESを検出するようにすることもでき
る。
【0056】すなわち、第1の光検出器6を、図8に示
すように、第1の受光部6−1に受光領域6gを、第2
の受光部6−2に受光領域6hをそれぞれ付加して構成
する。ただし、3分割受光領域6a,6b,6cおよび
6d,6e,6fの各分割線は、光磁気記録媒体8の記
録トラックに垂直な方向とする。また、ホログラムパタ
ーン5aは、図9に示すように、2つの領域5bおよび
5cに分割して構成する。ここで、領域5b、5cの分
割線は、光磁気記録媒体8の記録トラックに平行である
ことが望ましい。また、領域5bのパターンは、直線状
とし、領域5cのパターンは、わずかな曲率をもったパ
ターンとする。
【0057】このようにして、光磁気記録媒体8からの
戻り光のうち、ホログラムパターン5aの領域5cで回
折される±1次回折光を、わずかな曲率をもったパター
ンの作用により、光軸方向に互いに逆方向の像点移動を
与えて、3分割受光領域6a,6b,6cおよび6d,
6e,6fで分離して受光する。また、ホログラムパタ
ーン5aの領域5bで回折される±1次回折光は、それ
ぞれ受光領域6gおよび6hで分離して受光する。この
ようにすれば、受光領域6a〜6hのそれぞれの出力を
Ia〜Ihとすると、フォーカスエラー信号FESは、
ビームサイズ法を用いて、 FES=(Ia+Ie+Ic)−(Id+Ib+If) により得ることができる。またトラッキングエラー信号
TESは、プッシュプル法を用いて、 TES=(Ia+Ib+Ic+Id+Ie+If)−
(Ig+Ih) により得ることができる。
【0058】また、フォーカスエラー信号FESおよび
トラッキングエラー信号TESは、第1の光検出器6を
図10に示すように構成すると共に、ホログラムパター
ン5aを図11に示すように構成して検出するようにす
ることもできる。すなわち、図10に示すように、第1
の光検出器6の第1の受光部6−1を、受光領域6i,
6lおよび2分割受光領域6j,6kをもって構成し、
第2の受光部6−2を受光領域6m,6n,6oをもっ
て構成する。なお、2分割受光領域6j,6kの分割線
は、光磁気記録媒体8の記録トラックと垂直な方向とす
る。また、ホログラム5のホログラムパターン5aは、
図11に示すように、3つの領域5d〜5fに分割す
る。ここで、ホログラムパターン5aの領域5dと、領
域5e、5fとの分割線は、光磁気記録媒体8の記録ト
ラックに垂直な方向とし、領域5eと領域5fとの分割
線は、光磁気記録媒体8の記録トラックに平行な方向と
するのが望ましい。なお、領域5d〜5fのパターン
は、いずれ直線状とする。
【0059】このようにして、光磁気記録媒体8からの
戻り光のうち、ホログラムパターン5aの領域5dでの
+1次回折光を、2分割受光領域6j,6kの分割線上
に入射させて受光し、−1次回折光を受光領域6nで受
光する。また、ホログラムパターン5aの領域5eでの
±1次回折光は、それぞれ受光領域6iおよび受光領域
6oで受光し、ホログラムパターン5aの領域5fでの
±1次回折光を、それぞれ受光領域6lおよび受光領域
6mで受光する。このようにすれば、受光領域6i〜6
oのそれぞれの出力をIi〜Ioとすると、フォーカス
エラー信号FESは、ナイフエッジ法を用いて、 FES=Ij−Ik により検出することができる。また、トラッキングエラ
ー信号TESは、プッシュプル法により、 TES=(Ii+Io)−(Il+Im) により検出することができる。
【0060】さらに、図10において、受光領域6m〜
6oを省略して、受光領域6i〜6lの出力に基づい
て、フォーカスエラー信号FESおよびトラッキングエ
ラー信号TESを検出することもできる。この場合、フ
ォーカスエラー信号FESは、ナイフエッジ法を用い
て、 FES=Ij−Ik により検出することができる。また、トラッキングエラ
ー信号TESは、プッシュプル法により、 TES=Ii−Il により検出することができる。
【0061】また、上述した各実施例では、第1の光検
出器6および第2の光検出器7を同一の半導体基板9上
に形成したが、これらを別々の半導体基板上に形成する
こともできる。例えば、第1実施例の変形例として、図
12に上面図を、図13にその側面図をそれぞれ示すよ
うに、第1の光検出器6を第1の半導体基板9−1に形
成し、第2の光検出器7を第2の半導体基板9−2に形
成する。第1の半導体基板9−1には、2つの受光部6
−1,6−2間に、エッチング等により切り欠き部9a
を形成し、この切り欠き部9aに第2の光検出器7が位
置するように、第1の半導体基板9−1と第2の半導体
基板9−2とを接合する。また、半導体レーザ1は、そ
の端面が切り欠き部9aの稜線9bに一致するように、
第1の半導体基板9−1に固定し、プリズム2は、受光
部6−1,6−2の中間に位置するように、切り欠き部
9aにおいて第2の半導体基板9−2に固定する。
【0062】このように、第1の光検出器6と第2の光
検出器7とを、別々の半導体基板9−1,9−2上に形
成するようにすれば、ホログラム5と第1の光検出器6
との光学的距離、およびホログラム5と第2の光検出器
7との光学的距離を自由に変えることができるので、設
計の自由度を上げることができる。
【0063】さらに、第2実施例の変形例として、図1
4に示すように、半導体レーザ1を台10を介して第1
の半導体基板9−1に固定するようにすれば、半導体レ
ーザ1とホログラム5との光学的距離も自由に変えて設
計することができるようになる。
【0064】また、上述した各実施例および変形例にお
いて、半導体レーザ1の出射光を受光する第3の光検出
器を設け、その出力に基づいて半導体レーザ1の出射光
のパワーを制御するよう構成することもできる。例え
ば、図15に示すように、偏光膜3に入射する半導体レ
ーザ1からの出射光のうち、偏光膜3を透過し、さらに
プリズム2を屈折透過して、プリズム2の第2の面2b
より出射される光束(常光と異常光とに分離される光束
を略して1本の光線で示す)を受光するように、半導体
基板9上に第3の光検出器16を設け、この第3の光検
出器16の出力に基づいて、半導体レーザ1の出射光の
パワーを制御するように構成する。あるいは、図16に
示すように、偏光膜3に入射する半導体レーザ1からの
出射光のうち、偏光膜3を透過し、さらにプリズム2を
屈折透過して、プリズム2の第3の面2cより出射され
る光束を受光するように、半導体基板9上に第3の光検
出器16を設け、この第3の光検出器16の出力に基づ
いて、半導体レーザ1の出射光のパワーを制御するよう
に構成する。
【0065】このように、半導体レーザ1の出射光を受
光するように第3の光検出器16を設けて、その出力に
基づいて半導体レーザ1の出射光のパワーを制御するよ
うにすれば、所望のパワーの出射光を安定して得ること
ができるので、情報の記録再生を常に正確に行うことが
できる。なお、この第3の光検出器16は、必ずしも第
1,第2の光検出器6,7と同一の半導体基板上に形成
する必要はない。
【0066】また、上述した各実施例では、半導体レー
ザ1からの出射光を、偏光膜3または14を設けたプリ
ズム2の第1の面2aで、光磁気ディスク8の記録面に
対してほぼ垂直方向に反射させて、光磁気記録媒体8に
照射するようにしたが、対物レンズ4とホログラム5と
の間にミラーを設けて、光軸を90°曲げることもでき
る。このようにすれば、光ヘッドの薄型が可能になる利
点がある。
【0067】さらに、対物レンズ4とホログラム5との
間にミラーを設けると共に、このミラーとホログラム5
との間にコリメータレンズを設けて、半導体レーザ1か
ら出射される発散光を、コリメータレンズで平行光に変
換した後、ミラーで反射させて対物レンズを経て光磁気
記録媒体8に照射するよう構成することもできる。この
ようにすれば、ミラーとコリメータレンズとの間の距離
を自由にかえることができるので、対物レンズおよびミ
ラーのみを、光磁気記録媒体8の記録トラックを横切る
方向に移動させて、光磁気記録媒体8の任意の記録トラ
ックをアクセスすることができ、これにより光ヘッド全
体を移動させて任意の記録トラックをアクセスする場合
に比べて、高速アクセスが可能となる。
【0068】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、光
磁気記録媒体からの戻り光のうち、ホログラムを0次光
で透過し、さらに偏光膜を透過する光に基づいて光磁気
信号を検出するようにしたので、信号成分の損失を最小
限に抑えることができ、C/Nの高い光磁気信号を得る
ことができる。また、一軸性複屈折結晶よりなるプリズ
ムの第1の面を屈折透過する常光および異常光の非点収
差の焦線位置近傍に第2の光検出器を配置したので、常
光および異常光を確実に分離して受光することができ
る。
【0069】また、第2の発明によれば、第1の発明と
同様に、信号成分の損失を最小限に抑えて、C/Nの高
い光磁気信号を得ることができる他、この第2の発明に
おいては、一軸性複屈折結晶よりなるプリズムの第1の
面に偏光膜を介してガラスプリズムを設けたので、プリ
ズムの第1の面を屈折透過する常光および異常光の収差
を小さく抑えることができ、これにより常光および異常
光を確実に分離して第2の光検出器で受光することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す図である。
【図2】図1の部分側面図である。
【図3】この発明の第2実施例を説明するための図であ
る。
【図4】第1,第2実施例における第2の光検出器上で
のスポットダイアグラムを示す図である。
【図5】この発明の第3実施例を説明するための図であ
る。
【図6】同じく、第4実施例を説明するための図であ
る。
【図7】同じく、第5実施例を説明するための図であ
る。
【図8】この発明の変形例を説明するための第1の光検
出器の構成を示す図である。
【図9】同じく、ホログラムパターンの構成を示す図で
ある。
【図10】この発明の他の変形例を説明するための第1
の光検出器の構成を示す図である。
【図11】同じく、ホログラムパターンの構成を示す図
である。
【図12】第1実施例の変形例を示す上面図である。
【図13】図12の側面図である。
【図14】第2実施例の変形例を示す側面図である。
【図15】第3の光検出器を有するこの発明の光ヘッド
の一例の構成を示す側面図である。
【図16】同じく、他の例の構成示す側面図である。
【図17】従来の光ヘッドの一例を説明するための図で
ある。
【図18】図17の部分詳細図である。
【図19】従来の光ヘッドの他の例を説明するための図
である。
【図20】図19に示す構成の光ヘッドにおけるスポッ
トダイアグラムの計算例を示す図である。
【図21】従来の光ヘッドのさらに他の例を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 プリズム 2a 第1の面 2b 第2の面 3 偏光膜 4 対物レンズ 5 ホログラム 5a ホログラムパターン 6 第1の光検出器 6a,6b,6c,6d,6e,6f 受光領域 7 第2の光検出器 7a,7b 受光領域 8 光磁気記録媒体 9 半導体基板 10 台 16 第3の光検出器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザと、 この半導体レーザからの出射光を反射させる第1の面を
    有する一軸性複屈折結晶からなるプリズムと、 このプリズムの第1の面に設けた偏光膜と、 この偏光膜で反射される前記半導体レーザからの出射光
    を、光磁気記録媒体にスポットとして照射する集光手段
    と、 この集光手段と前記プリズムとの間に設けたホログラム
    と、 前記光磁気記録媒体で反射され、前記集光手段を経て前
    記ホログラムに入射する戻り光のうち、該ホログラムで
    回折される+1次回折光および/または−1次回折光を
    受光する第1の光検出器と、 前記ホログラムを0次光で透過する戻り光のうち、前記
    偏光膜を透過し、さらに前記プリズムを屈折透過して、
    該プリズムの第2の面から出射される常光および異常光
    を受光するように、これら常光および異常光の屈折によ
    り発生する非点収差の焦線位置近傍に配置した第2の光
    検出器とを有し、 前記第1の光検出器の出力に基づいて、前記集光手段の
    前記光磁気記録媒体に対する相対的位置ずれを表すエラ
    ー信号を検出し、前記第2の光検出器の出力に基づいて
    前記光磁気記録媒体に記録されている光磁気信号を検出
    し得るよう構成したことを特徴とする光ヘッド。
  2. 【請求項2】 半導体レーザと、 この半導体レーザからの出射光を反射させる第1の面を
    有する一軸性複屈折結晶からなるプリズムと、 このプリズムの第1の面に偏光膜を介して設けたガラス
    プリズムと、 前記偏光膜で反射される前記半導体レーザからの出射光
    を、光磁気記録媒体にスポットとして照射する集光手段
    と、 この集光手段と前記プリズムとの間に設けたホログラム
    と、 前記光磁気記録媒体で反射され、前記集光手段を経て前
    記ホログラムに入射する戻り光のうち、該ホログラムで
    回折される+1次回折光および/または−1次回折光を
    受光する第1の光検出器と、 前記ホログラムを0次光で透過する戻り光のうち、前記
    ガラスプリズムおよび偏光膜を透過し、さらに前記プリ
    ズムを屈折透過して、該プリズムの第2の面から出射さ
    れる常光および異常光を受光する第2の光検出器とを有
    し、 前記第1の光検出器の出力に基づいて、前記集光手段の
    前記光磁気記録媒体に対する相対的位置ずれを表すエラ
    ー信号を検出し、前記第2の光検出器の出力に基づいて
    前記光磁気記録媒体に記録されている光磁気信号を検出
    し得るよう構成したことを特徴とする光ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記プリズムによる前記常光および異常
    光の屈折率をともに1.8未満とし、前記ガラスプリズ
    ムの屈折率を、前記常光と異常光との屈折率の中間の値
    にしたことを特徴とする請求項2記載の光ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記プリズムによる前記常光および異常
    光の屈折率をともに1.8以上とし、前記ガラスプリズ
    ムの屈折率を1.6以上としたことを特徴とする請求項
    2記載の光ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記第2の光検出器を、前記常光および
    異常光の屈折により発生する非点収差の焦線位置近傍に
    配置したことを特徴とする請求項2,3または4記載の
    光ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記偏光膜は、S偏光成分の反射率が5
    0%以上、P偏光成分の透過率が80%以上の特性を有
    することを特徴とする請求項1,2,3,4または5記
    載の光ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記第1の光検出器および第2の光検出
    器を、異なる半導体基板上に形成したことを特徴とする
    請求項1,2,3,4,5または6記載の光ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記偏光膜に入射する前記半導体レーザ
    からの出射光のうち、前記偏光膜を透過し、さらに前記
    プリズムを屈折透過して、該プリズムの第2の面または
    第3の面から出射される光束を受光する第3の光検出器
    を設け、この第3の光検出器の出力に基づいて、前記半
    導体レーザの出射光のパワーを制御するよう構成したこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または7
    記載の光ヘッド。
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