JPH07312884A - 移動装置 - Google Patents
移動装置Info
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- JPH07312884A JPH07312884A JP6100075A JP10007594A JPH07312884A JP H07312884 A JPH07312884 A JP H07312884A JP 6100075 A JP6100075 A JP 6100075A JP 10007594 A JP10007594 A JP 10007594A JP H07312884 A JPH07312884 A JP H07312884A
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- voltage
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 移動装置の電気機械変換素子の損傷のおそれ
をなくす。 【構成】 移動装置30は、非対称波形を有する電圧を
電気機械変換素子31,32に与え、電気機械変換素子
31,32を伸縮運動させることにより、電気機械変換
素子31,32に接合する振動体34と、振動体34に
所定の摩擦力で接触する物体35とを相対移動させるも
のである。移動装置30は、固定部33の一端に固定さ
れ、振動体34に接合された第1の電気機械変換素子3
1と、固定部33の他端に固定され、第1の電気機械変
換素子31と略同一の伸縮方向を有するように振動体3
4に接合された第2の電気機械変換素子32と、第1の
電気機械変換素子31と第2の電気機械変換素子32と
が反対に伸縮するように電圧を与える電圧付与部36と
を備える。
をなくす。 【構成】 移動装置30は、非対称波形を有する電圧を
電気機械変換素子31,32に与え、電気機械変換素子
31,32を伸縮運動させることにより、電気機械変換
素子31,32に接合する振動体34と、振動体34に
所定の摩擦力で接触する物体35とを相対移動させるも
のである。移動装置30は、固定部33の一端に固定さ
れ、振動体34に接合された第1の電気機械変換素子3
1と、固定部33の他端に固定され、第1の電気機械変
換素子31と略同一の伸縮方向を有するように振動体3
4に接合された第2の電気機械変換素子32と、第1の
電気機械変換素子31と第2の電気機械変換素子32と
が反対に伸縮するように電圧を与える電圧付与部36と
を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば圧電素子のよ
うな電気機械変換素子を用いて移動対象物を移動させる
移動装置に関するものである。
うな電気機械変換素子を用いて移動対象物を移動させる
移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧電素子に高周波電圧を与え
てその圧電素子を伸縮運動させ、この伸縮運動を利用し
て物体を移動させる移動装置が知られている。図7は、
従来のこの種の移動装置の第1の例であるインパクト装
置の構成を示す図である。この移動装置10は、移動体
12及び物体13と、両者に接合された圧電素子11と
から構成されている。移動体12は、所定の面14上に
設置されている。物体13は、面14とは接触していな
い。
てその圧電素子を伸縮運動させ、この伸縮運動を利用し
て物体を移動させる移動装置が知られている。図7は、
従来のこの種の移動装置の第1の例であるインパクト装
置の構成を示す図である。この移動装置10は、移動体
12及び物体13と、両者に接合された圧電素子11と
から構成されている。移動体12は、所定の面14上に
設置されている。物体13は、面14とは接触していな
い。
【0003】図中(a)において、先ず、圧電素子11
が伸びる方向に電圧が与えられる。このときに電圧を急
激に変化させると、移動体12と面14とは動摩擦状態
となり、移動体12が面14に対して相対移動する(移
動量L)。次に、圧電素子11が縮む方向に電圧が与え
られる。このときに電圧を緩やかに変化させると、移動
体12と面14とは静摩擦状態となり、移動体12は面
14に対して移動されず、物体13のみが移動体12に
対して接近する。以上のように、圧電素子11が1回伸
縮運動することにより、移動体12が面14に対して図
中右方向にLだけ移動される。また、図中(b)におい
て、最初に圧電素子11が縮む方向に急激に電圧が与え
られると、移動体12が面14に対して図中右方向に移
動し、次に圧電素子11が伸びる方向に緩やかに電圧が
与えられると、移動体12は面14に対して移動され
ず、物体13のみが移動体12に対して離反する。この
ように制御すれば、圧電素子11を伸縮運動させること
により、移動体12を図中右方向に移動させることがで
きる。
が伸びる方向に電圧が与えられる。このときに電圧を急
激に変化させると、移動体12と面14とは動摩擦状態
となり、移動体12が面14に対して相対移動する(移
動量L)。次に、圧電素子11が縮む方向に電圧が与え
られる。このときに電圧を緩やかに変化させると、移動
体12と面14とは静摩擦状態となり、移動体12は面
14に対して移動されず、物体13のみが移動体12に
対して接近する。以上のように、圧電素子11が1回伸
縮運動することにより、移動体12が面14に対して図
中右方向にLだけ移動される。また、図中(b)におい
て、最初に圧電素子11が縮む方向に急激に電圧が与え
られると、移動体12が面14に対して図中右方向に移
動し、次に圧電素子11が伸びる方向に緩やかに電圧が
与えられると、移動体12は面14に対して移動され
ず、物体13のみが移動体12に対して離反する。この
ように制御すれば、圧電素子11を伸縮運動させること
により、移動体12を図中右方向に移動させることがで
きる。
【0004】図8は、従来の移動装置の第2の例の構成
を示す図である。図8の移動装置20において、圧電素
子21の一方の電極21aは、固定体である台22に固
定されている。また、他方の電極21bは、振動体23
に接合されている。支持子24は、振動体23と台22
との間に転動自在に設けられている。電圧源25は、圧
電素子21に電圧を与えるためのものであり、圧電素子
21の電極21a,21bと電気的に接続されている。
物体26は、振動体23上に載置されており、この移動
装置20により移動されるものである。
を示す図である。図8の移動装置20において、圧電素
子21の一方の電極21aは、固定体である台22に固
定されている。また、他方の電極21bは、振動体23
に接合されている。支持子24は、振動体23と台22
との間に転動自在に設けられている。電圧源25は、圧
電素子21に電圧を与えるためのものであり、圧電素子
21の電極21a,21bと電気的に接続されている。
物体26は、振動体23上に載置されており、この移動
装置20により移動されるものである。
【0005】電圧源25から圧電素子21の電極21
a,21bに高周波電圧が供給されると、圧電素子21
が伸縮される。ここで圧電素子21には、非対称波形の
電圧が供給される。すなわち、例えば最初に圧電素子2
1が縮む方向に急激に変化する電圧が与えられ、振動体
23が図中左方向に大きな加速度で移動する。この結
果、振動体23と物体26とは、動摩擦状態になり、物
体26の位置が変化せずに、振動体23が物体26に対
して相対移動する。次に、圧電素子11が伸びる方向に
緩やかに変化する電圧が与えられ、振動体23が図中右
方向に小さな加速度で移動する。この結果、振動体23
と物体26とは、静摩擦状態になり、物体26と振動体
23とは相対移動しない。以上の動作により、圧電素子
21の伸縮運動により、物体26が振動体23に対して
図中右方向に相対移動する。
a,21bに高周波電圧が供給されると、圧電素子21
が伸縮される。ここで圧電素子21には、非対称波形の
電圧が供給される。すなわち、例えば最初に圧電素子2
1が縮む方向に急激に変化する電圧が与えられ、振動体
23が図中左方向に大きな加速度で移動する。この結
果、振動体23と物体26とは、動摩擦状態になり、物
体26の位置が変化せずに、振動体23が物体26に対
して相対移動する。次に、圧電素子11が伸びる方向に
緩やかに変化する電圧が与えられ、振動体23が図中右
方向に小さな加速度で移動する。この結果、振動体23
と物体26とは、静摩擦状態になり、物体26と振動体
23とは相対移動しない。以上の動作により、圧電素子
21の伸縮運動により、物体26が振動体23に対して
図中右方向に相対移動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
移動装置10,20において、圧電素子11,21は、
圧縮力に対しては強いが、引張力に対しては弱い。これ
は、圧電素子11,21は、主に積層型のもの(複数の
素子が積層して形成されたもの)であり、引張力が大き
くなると、積層された素子が破壊されてしまうからであ
る。従って、図7の移動装置10においては、圧電素子
11に作用する引張力を大きくしないためには、物体1
3の重量を軽くする必要がある。しかし、移動装置10
の駆動力や移動体12の移動量は、物体13が重いほど
大きい。
移動装置10,20において、圧電素子11,21は、
圧縮力に対しては強いが、引張力に対しては弱い。これ
は、圧電素子11,21は、主に積層型のもの(複数の
素子が積層して形成されたもの)であり、引張力が大き
くなると、積層された素子が破壊されてしまうからであ
る。従って、図7の移動装置10においては、圧電素子
11に作用する引張力を大きくしないためには、物体1
3の重量を軽くする必要がある。しかし、移動装置10
の駆動力や移動体12の移動量は、物体13が重いほど
大きい。
【0007】そこで、物体13を重くする場合には、圧
電素子11が縮むときには緩やかに変化させる必要があ
った。しかし、このように制御する場合には、1方向の
みにしか移動体12を移動させることができない。そこ
で、図9に示すように、2つの圧電素子11と物体13
とが必要となる。
電素子11が縮むときには緩やかに変化させる必要があ
った。しかし、このように制御する場合には、1方向の
みにしか移動体12を移動させることができない。そこ
で、図9に示すように、2つの圧電素子11と物体13
とが必要となる。
【0008】しかし、移動装置10のように自走式のも
のは、図9のような構成にすることにより圧電素子11
に過負荷がかかることを防止することができるが、図8
の移動装置20のような他走式のものは、圧電素子21
に過負荷がかかることを避けることができないという問
題がある。
のは、図9のような構成にすることにより圧電素子11
に過負荷がかかることを防止することができるが、図8
の移動装置20のような他走式のものは、圧電素子21
に過負荷がかかることを避けることができないという問
題がある。
【0009】本発明は、上述のような課題を解消するた
めになされたものであって、移動装置の電気機械変換素
子の損傷のおそれをなくすことを目的とする。
めになされたものであって、移動装置の電気機械変換素
子の損傷のおそれをなくすことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による移動装置の第1の解決手段(30)
は、非対称波形を有する電圧を電気機械変換素子に与
え、前記電気機械変換素子を伸縮運動させることによ
り、前記電気機械変換素子に接合する振動体と、前記振
動体に所定の摩擦力で接触する物体(35)とを相対移
動させる移動装置であって、所定の部材(33)の一端
に固定され、前記振動体(34)に接合された第1の電
気機械変換素子(31)と、所定の部材(33)の他端
に固定され、前記第1の電気機械変換素子と略同一の伸
縮方向を有するように前記振動体に接合された第2の電
気機械変換素子(32)と、前記第1の電気機械変換素
子及び前記第2の電気機械変換素子に対し、前記第1の
電気機械変換素子と前記第2の電気機械変換素子とが反
対に伸縮するように電圧を与える電圧付与部(36)と
を備えることを特徴とする。
め、本発明による移動装置の第1の解決手段(30)
は、非対称波形を有する電圧を電気機械変換素子に与
え、前記電気機械変換素子を伸縮運動させることによ
り、前記電気機械変換素子に接合する振動体と、前記振
動体に所定の摩擦力で接触する物体(35)とを相対移
動させる移動装置であって、所定の部材(33)の一端
に固定され、前記振動体(34)に接合された第1の電
気機械変換素子(31)と、所定の部材(33)の他端
に固定され、前記第1の電気機械変換素子と略同一の伸
縮方向を有するように前記振動体に接合された第2の電
気機械変換素子(32)と、前記第1の電気機械変換素
子及び前記第2の電気機械変換素子に対し、前記第1の
電気機械変換素子と前記第2の電気機械変換素子とが反
対に伸縮するように電圧を与える電圧付与部(36)と
を備えることを特徴とする。
【0011】第2の解決手段は、移動装置の第1の解決
手段において、前記電圧付与部は、前記第1の電気機械
変換素子及び前記第2の電気機械変換素子のうちの一方
の電気機械変換素子に作用する圧縮力が、他方の電気機
械変換素子に作用する引張力より大きくなるように、電
圧を与えることを特徴とする。
手段において、前記電圧付与部は、前記第1の電気機械
変換素子及び前記第2の電気機械変換素子のうちの一方
の電気機械変換素子に作用する圧縮力が、他方の電気機
械変換素子に作用する引張力より大きくなるように、電
圧を与えることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の解決手段においては、第1及び第2の
電気機械変換素子に電圧が供給されると、一方の電気機
械変換素子が伸び、他方の電気機械変換素子が縮むこと
により、振動体が振動される。他方の電気機械変換素子
には縮むことにより引張力が作用するが、一方の電気機
械変換素子が伸びることにより振動体を介して他方の電
気機械変換素子が押されるので、引張力により他方の電
気機械変換素子にかかる負荷が低減される。さらに第2
の解決手段にあっては、一方の電気機械変換素子に作用
する圧縮力が他方の電気機械変換素子の引張力以上とな
るように電圧が供給されるので、他方の電気機械変換素
子に引張力による負荷がかかることがなくなる。
電気機械変換素子に電圧が供給されると、一方の電気機
械変換素子が伸び、他方の電気機械変換素子が縮むこと
により、振動体が振動される。他方の電気機械変換素子
には縮むことにより引張力が作用するが、一方の電気機
械変換素子が伸びることにより振動体を介して他方の電
気機械変換素子が押されるので、引張力により他方の電
気機械変換素子にかかる負荷が低減される。さらに第2
の解決手段にあっては、一方の電気機械変換素子に作用
する圧縮力が他方の電気機械変換素子の引張力以上とな
るように電圧が供給されるので、他方の電気機械変換素
子に引張力による負荷がかかることがなくなる。
【0013】
【実施例】以下、図面等を参照して、本発明の一実施例
について説明する。図1は、本発明による移動装置の第
1の実施例の構成を示す図である。圧電素子31の一方
の電極31aは、固定体である台33に固定されてお
り、他方の電極31bは、振動体34に接合されてい
る。また、圧電素子32の一方の電極32aは、振動体
34に接合されており、他方の電極32bは、台33に
固定されている。
について説明する。図1は、本発明による移動装置の第
1の実施例の構成を示す図である。圧電素子31の一方
の電極31aは、固定体である台33に固定されてお
り、他方の電極31bは、振動体34に接合されてい
る。また、圧電素子32の一方の電極32aは、振動体
34に接合されており、他方の電極32bは、台33に
固定されている。
【0014】実施例の圧電素子31,32は、同一の性
能を有するものであり、略同一の伸縮方向(図中左右方
向)となるように取り付けられている。移動体35は、
振動体34上に載置されている。振動体34と移動体3
5との接触面は、所定の摩擦力を有している。電圧源3
6は、圧電素子31,32に、圧電素子31,32を伸
縮させるための電圧を供給するためのものである。電圧
源36の一方の電極36aは、圧電素子31の電極31
a及び圧電素子32の電極32bと電気的に接続されて
いる。また、電圧源36の他方の電極36bは、圧電素
子31の電極31b及び圧電素子32の電極32aと電
気的に接続されている。これにより、圧電素子31と3
2の分極方向に対する電圧の極性が反対となる。支持子
37は、振動体34を支持するためのものであり、振動
体34と台33との間に転動自在に配置されている。
能を有するものであり、略同一の伸縮方向(図中左右方
向)となるように取り付けられている。移動体35は、
振動体34上に載置されている。振動体34と移動体3
5との接触面は、所定の摩擦力を有している。電圧源3
6は、圧電素子31,32に、圧電素子31,32を伸
縮させるための電圧を供給するためのものである。電圧
源36の一方の電極36aは、圧電素子31の電極31
a及び圧電素子32の電極32bと電気的に接続されて
いる。また、電圧源36の他方の電極36bは、圧電素
子31の電極31b及び圧電素子32の電極32aと電
気的に接続されている。これにより、圧電素子31と3
2の分極方向に対する電圧の極性が反対となる。支持子
37は、振動体34を支持するためのものであり、振動
体34と台33との間に転動自在に配置されている。
【0015】電圧源36から、圧電素子31,32の各
電極31a及び31b,32a及び32bに電圧が供給
されると、圧電素子31,32は、それぞれ伸縮する。
ここで、圧電素子31,32に供給される電圧は、同一
の波形のものである。これにより、圧電素子31,32
は、圧電素子31が伸びるときには圧電素子32が縮む
ように伸縮し、圧電素子31が縮むときには圧電素子3
2が伸びるように伸縮する。
電極31a及び31b,32a及び32bに電圧が供給
されると、圧電素子31,32は、それぞれ伸縮する。
ここで、圧電素子31,32に供給される電圧は、同一
の波形のものである。これにより、圧電素子31,32
は、圧電素子31が伸びるときには圧電素子32が縮む
ように伸縮し、圧電素子31が縮むときには圧電素子3
2が伸びるように伸縮する。
【0016】特に実施例のように、圧電素子31と32
とが同一のものであり、圧電素子31,32に与える電
圧源36が同じものである場合に、圧電素子31,32
の伸縮量と、圧電素子31,32に与える電圧とが線形
である領域で伸縮させれば、圧電素子31,32の伸び
量と縮み量とが等しくなる。
とが同一のものであり、圧電素子31,32に与える電
圧源36が同じものである場合に、圧電素子31,32
の伸縮量と、圧電素子31,32に与える電圧とが線形
である領域で伸縮させれば、圧電素子31,32の伸び
量と縮み量とが等しくなる。
【0017】図2は、電圧源36の時間と印加電圧との
関係の第1の実施例を示す図である。時間t1とt2ま
での間では、電圧が急に変化する。この結果、振動体3
4は大きな加速度で移動されるので、振動体34と移動
体35とは動摩擦状態となり、振動体34は、移動体3
5に対して相対移動する。次の時間t2とt3との間で
は、電圧が緩やかに変化する。この結果、振動体34は
小さな加速度で移動されるので、振動体34と移動体3
5とは静摩擦状態となり、移動体35は振動体34に対
して移動しない。従って、時間t1からt3までの1周
期で、移動体35は、振動体34に対して図1中左方向
に移動する。移動体35が1周期に移動する距離は、圧
電素子31,32の性能(d定数等)、圧電素子31,
32に加える電圧、摩擦面の状態等により異なるが、サ
ブミクロン単位の精度での移動が可能である。図3は、
電圧源36の時間と印加電圧との関係の第2の実施例を
示す図である。図2に示すような波形の電圧に限らず、
図3に示すような鋸歯状波形の電圧を与えても良い。
関係の第1の実施例を示す図である。時間t1とt2ま
での間では、電圧が急に変化する。この結果、振動体3
4は大きな加速度で移動されるので、振動体34と移動
体35とは動摩擦状態となり、振動体34は、移動体3
5に対して相対移動する。次の時間t2とt3との間で
は、電圧が緩やかに変化する。この結果、振動体34は
小さな加速度で移動されるので、振動体34と移動体3
5とは静摩擦状態となり、移動体35は振動体34に対
して移動しない。従って、時間t1からt3までの1周
期で、移動体35は、振動体34に対して図1中左方向
に移動する。移動体35が1周期に移動する距離は、圧
電素子31,32の性能(d定数等)、圧電素子31,
32に加える電圧、摩擦面の状態等により異なるが、サ
ブミクロン単位の精度での移動が可能である。図3は、
電圧源36の時間と印加電圧との関係の第2の実施例を
示す図である。図2に示すような波形の電圧に限らず、
図3に示すような鋸歯状波形の電圧を与えても良い。
【0018】圧電素子31,32に、それぞれ図2又は
図3のような波形を有する電圧が与えられ、例えば圧電
素子31が伸びて圧電素子32が縮むときには、圧電素
子32及びその電極32a,32bには引張力が作用す
るが、同時に圧電素子31が伸びて振動体34を圧電素
子32側に押しているので、圧電素子32及びその各電
極32a,32bに引張力により作用する負荷が低減さ
れる。圧電素子31が縮み圧電素子32が伸びるときも
同様である。これにより、振動体34の重量が大きいと
きや、移動時の加速度が大きいときでも、圧電素子3
1,32にかかる負荷が低減される。
図3のような波形を有する電圧が与えられ、例えば圧電
素子31が伸びて圧電素子32が縮むときには、圧電素
子32及びその電極32a,32bには引張力が作用す
るが、同時に圧電素子31が伸びて振動体34を圧電素
子32側に押しているので、圧電素子32及びその各電
極32a,32bに引張力により作用する負荷が低減さ
れる。圧電素子31が縮み圧電素子32が伸びるときも
同様である。これにより、振動体34の重量が大きいと
きや、移動時の加速度が大きいときでも、圧電素子3
1,32にかかる負荷が低減される。
【0019】図4は、電圧源36の時間と印加電圧との
関係の第3の実施例を示す図である。圧電素子31には
電圧Vaが与えられ、圧電素子32には電圧Vbが与え
られる。電圧が0のときには圧電素子31と32とに発
生する力は0である。電圧が増加するときには圧電素子
31には振動体34を押す力が発生し、圧電素子32に
は振動体34を引っ張る力が発生する。ここで、Va=
Vbのときには押す力と引っ張る力とが等しくなるが、
図のようにVa>Vbであれば、圧電素子31,32に
は、両者の電圧差である押す力が常に作用することとな
る。これにより、圧電素子31,32に過負荷がかかる
ことを防止することができる。
関係の第3の実施例を示す図である。圧電素子31には
電圧Vaが与えられ、圧電素子32には電圧Vbが与え
られる。電圧が0のときには圧電素子31と32とに発
生する力は0である。電圧が増加するときには圧電素子
31には振動体34を押す力が発生し、圧電素子32に
は振動体34を引っ張る力が発生する。ここで、Va=
Vbのときには押す力と引っ張る力とが等しくなるが、
図のようにVa>Vbであれば、圧電素子31,32に
は、両者の電圧差である押す力が常に作用することとな
る。これにより、圧電素子31,32に過負荷がかかる
ことを防止することができる。
【0020】図5は、本発明による移動装置の第2の実
施例の構成を示す図であり、ステッパーのレンズ位置の
微調整機構を示している。この移動装置40において、
光学的な精度を確保するためには、レンズ49の位置を
サブミクロン単位で調整する必要がある。また、図4に
示すように、一度調整したレンズ49の位置がずれない
ようにして、位置調整を繰り返す必要をなくすため、レ
ンズ49を両側からスプリング47a,47b等により
加圧し、大きな力でレンズ49を保持している。このよ
うに、保持力を大きくするために加圧力を強くした場合
には、圧電素子41a,41bの伸縮時に、圧電素子4
1a,41bの接着部分に作用する引張力が大きくなる
が、本発明を適用すれば、この引張力を低減することが
できる。
施例の構成を示す図であり、ステッパーのレンズ位置の
微調整機構を示している。この移動装置40において、
光学的な精度を確保するためには、レンズ49の位置を
サブミクロン単位で調整する必要がある。また、図4に
示すように、一度調整したレンズ49の位置がずれない
ようにして、位置調整を繰り返す必要をなくすため、レ
ンズ49を両側からスプリング47a,47b等により
加圧し、大きな力でレンズ49を保持している。このよ
うに、保持力を大きくするために加圧力を強くした場合
には、圧電素子41a,41bの伸縮時に、圧電素子4
1a,41bの接着部分に作用する引張力が大きくなる
が、本発明を適用すれば、この引張力を低減することが
できる。
【0021】図6は、本発明による移動装置の第3の実
施例の構成を示す図である。この移動装置50は、自走
式のものを示している。圧電素子51が縮み圧電素子5
2が伸びるときには、電圧が急激に変化し、振動体54
と面56との間に相対移動が生じる。また、圧電素子5
1が伸び圧電素子52が縮むときには電圧が緩やかに変
化し、振動体54と面56との間には相対移動は生じな
い。これにより、移動装置50は、圧電素子51,52
の伸縮により、面56に対し図中左方向に移動する。ま
た、これとは逆の電圧の供給を行えば、移動装置50を
図中右方向に移動させることができる。
施例の構成を示す図である。この移動装置50は、自走
式のものを示している。圧電素子51が縮み圧電素子5
2が伸びるときには、電圧が急激に変化し、振動体54
と面56との間に相対移動が生じる。また、圧電素子5
1が伸び圧電素子52が縮むときには電圧が緩やかに変
化し、振動体54と面56との間には相対移動は生じな
い。これにより、移動装置50は、圧電素子51,52
の伸縮により、面56に対し図中左方向に移動する。ま
た、これとは逆の電圧の供給を行えば、移動装置50を
図中右方向に移動させることができる。
【0022】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、上述した実施例に限定されることなく、
その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であ
る。例えば、本発明による電気機械変換素子として、実
施例では圧電素子で説明したが、これに限らず、電歪素
子等を用いることもできる。
が、本発明は、上述した実施例に限定されることなく、
その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であ
る。例えば、本発明による電気機械変換素子として、実
施例では圧電素子で説明したが、これに限らず、電歪素
子等を用いることもできる。
【0023】
【発明の効果】本発明による移動装置によれば、伸縮方
向が略同一であり、かつ、反対に伸縮する第1,第2の
電気機械変換素子を用いて、振動体と物体とを相対移動
させるようにしたので、電気機械変換素子が縮むときの
電気機械変換素子にかかる負荷を低減することができ
る。さらに請求項2に記載の移動装置によれば、一方の
電気機械変換素子の圧縮力が他方の電気機械変換素子の
引張力以上となるようにしたので、引張力により電気機
械変換素子に過負荷がかかることを防止することができ
る。これにより、電気機械変換素子が損傷したり、電気
機械変換素子と他の部材との接合部分が剥離してしまう
おそれをなくすことができる。
向が略同一であり、かつ、反対に伸縮する第1,第2の
電気機械変換素子を用いて、振動体と物体とを相対移動
させるようにしたので、電気機械変換素子が縮むときの
電気機械変換素子にかかる負荷を低減することができ
る。さらに請求項2に記載の移動装置によれば、一方の
電気機械変換素子の圧縮力が他方の電気機械変換素子の
引張力以上となるようにしたので、引張力により電気機
械変換素子に過負荷がかかることを防止することができ
る。これにより、電気機械変換素子が損傷したり、電気
機械変換素子と他の部材との接合部分が剥離してしまう
おそれをなくすことができる。
【図1】本発明による振動装置の第1の実施例の構成を
示す図である。
示す図である。
【図2】電圧源36の時間と印加電圧との関係の第1の
実施例を示す図である。
実施例を示す図である。
【図3】電圧源36の時間と印加電圧との関係の第2の
実施例を示す図である。
実施例を示す図である。
【図4】電圧源36の時間と印加電圧との関係の第3の
実施例を示す図である。
実施例を示す図である。
【図5】本発明による移動装置の第2の実施例の構成を
示す図である。
示す図である。
【図6】本発明による移動装置の第3の実施例の構成を
示す図である。
示す図である。
【図7】従来のこの種の移動装置の第1の例であるイン
パクト装置の構成を示す図である。
パクト装置の構成を示す図である。
【図8】従来の移動装置の第2の例の構成を示す図であ
る。
る。
【図9】図7の移動装置の他の構成例を示す図である。
30 移動装置 31,32 圧電素子 31a,31b,32a,32b 電極 33 台 34 振動体 35 移動体 36 電圧源 36a,36b 電極 37 支持子
Claims (2)
- 【請求項1】 非対称波形を有する電圧を電気機械変換
素子に与え、前記電気機械変換素子を伸縮運動させるこ
とにより、前記電気機械変換素子に接合する振動体と、
前記振動体に所定の摩擦力で接触する物体とを相対移動
させる移動装置であって、 所定の部材の一端に固定され、前記振動体に接合された
第1の電気機械変換素子と、 所定の部材の他端に固定され、前記第1の電気機械変換
素子と略同一の伸縮方向を有するように前記振動体に接
合された第2の電気機械変換素子と、 前記第1の電気機械変換素子及び前記第2の電気機械変
換素子に対し、前記第1の電気機械変換素子と前記第2
の電気機械変換素子とが反対に伸縮するように電圧を与
える電圧付与部とを備えることを特徴とする移動装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の移動装置において、 前記電圧付与部は、前記第1の電気機械変換素子及び前
記第2の電気機械変換素子のうちの一方の電気機械変換
素子に作用する圧縮力が、他方の電気機械変換素子に作
用する引張力より大きくなるように、電圧を与えること
を特徴とする移動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6100075A JPH07312884A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6100075A JPH07312884A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 移動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07312884A true JPH07312884A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14264336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6100075A Pending JPH07312884A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 移動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07312884A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004350413A (ja) * | 2003-05-22 | 2004-12-09 | Taiheiyo Cement Corp | 超音波モータの駆動方法および駆動装置 |
-
1994
- 1994-05-13 JP JP6100075A patent/JPH07312884A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004350413A (ja) * | 2003-05-22 | 2004-12-09 | Taiheiyo Cement Corp | 超音波モータの駆動方法および駆動装置 |
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