JPH073132A - 樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
樹脂組成物の製造方法Info
- Publication number
- JPH073132A JPH073132A JP14627693A JP14627693A JPH073132A JP H073132 A JPH073132 A JP H073132A JP 14627693 A JP14627693 A JP 14627693A JP 14627693 A JP14627693 A JP 14627693A JP H073132 A JPH073132 A JP H073132A
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- Japan
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- group
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- resin composition
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 下記の成分(A)、(B)及び(C)を含有
する樹脂組成物の製造方法であって、成分(A)と成分
(B)の合計量100重量部に対して、成分(C)を
0.3〜10重量部加え、かつ、常圧での沸点が35℃
以上300℃以下の化合物を存在させて混練することを
特徴とする樹脂組成物の製造方法。 (A)ポリフェニレンエーテル (B)飽和ポリエステル (C)亜リン酸トリエステル 特に亜リン酸トリエステル(C)が一般式(I) 【化9】 (式中、nは1又は2、Arは各々特定のアリール基を
表し、Rはnが1のとき特定のアルキレン基又はアリー
レン基を表し、nが2のとき特定のアルカンテトライル
基を表す)で示される亜リン酸トリエステルである上記
の製造方法。 【効果】 得られた樹脂組成物の相溶性は著しく良好
で、かつ各成分が本来有する特性を兼備した機械的強度
バランスが優れた成形品を与える。
する樹脂組成物の製造方法であって、成分(A)と成分
(B)の合計量100重量部に対して、成分(C)を
0.3〜10重量部加え、かつ、常圧での沸点が35℃
以上300℃以下の化合物を存在させて混練することを
特徴とする樹脂組成物の製造方法。 (A)ポリフェニレンエーテル (B)飽和ポリエステル (C)亜リン酸トリエステル 特に亜リン酸トリエステル(C)が一般式(I) 【化9】 (式中、nは1又は2、Arは各々特定のアリール基を
表し、Rはnが1のとき特定のアルキレン基又はアリー
レン基を表し、nが2のとき特定のアルカンテトライル
基を表す)で示される亜リン酸トリエステルである上記
の製造方法。 【効果】 得られた樹脂組成物の相溶性は著しく良好
で、かつ各成分が本来有する特性を兼備した機械的強度
バランスが優れた成形品を与える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリフェニレンエーテ
ル(以下「PPE」という)と飽和ポリエステルを含有
する機械的強度が優れた樹脂組成物の製造方法に関す
る。この組成物はコネクター、イグニッションマニフォ
ールド、コイル封止材、歯車、クランク軸等として、耐
溶剤性及び耐熱剛性が優れた自動車部材、電気部材等の
工業材料として有用なエンジニアリングプラスチックで
ある。
ル(以下「PPE」という)と飽和ポリエステルを含有
する機械的強度が優れた樹脂組成物の製造方法に関す
る。この組成物はコネクター、イグニッションマニフォ
ールド、コイル封止材、歯車、クランク軸等として、耐
溶剤性及び耐熱剛性が優れた自動車部材、電気部材等の
工業材料として有用なエンジニアリングプラスチックで
ある。
【0002】
【従来の技術】PPEは優れた耐熱性、寸法安定性、非
吸湿性及び電気特性などを有するエンジニアリングプラ
スチックとして利用されている。しかし、溶融流動性が
悪く、射出成形又は押出成形等の成形加工が困難であ
り、かつ、その成形体は、耐溶剤性及び耐衝撃性が劣る
という欠点がある。一方、ポリブチレンテレフタレート
に代表される飽和ポリエステルは、成形加工性、耐溶剤
性及び機械的強度が優れたエンジニアプラスチックとし
て、自動車部品や電気・電子機器部品などで幅広く利用
されている。しかし、この樹脂の成形体は、成形収縮率
及び線膨張率が大きく、また、高温における剛性の低下
が大きいという欠点を有する。このため、PPEと飽和
ポリエステルの良好な特性を併せ持ち、かつ、望ましく
ない性質を相補う樹脂組成物が得られれば、利用分野の
広い優れた樹脂材料の提供が可能となり、その工業的意
味は非常に大きいものといえる。
吸湿性及び電気特性などを有するエンジニアリングプラ
スチックとして利用されている。しかし、溶融流動性が
悪く、射出成形又は押出成形等の成形加工が困難であ
り、かつ、その成形体は、耐溶剤性及び耐衝撃性が劣る
という欠点がある。一方、ポリブチレンテレフタレート
に代表される飽和ポリエステルは、成形加工性、耐溶剤
性及び機械的強度が優れたエンジニアプラスチックとし
て、自動車部品や電気・電子機器部品などで幅広く利用
されている。しかし、この樹脂の成形体は、成形収縮率
及び線膨張率が大きく、また、高温における剛性の低下
が大きいという欠点を有する。このため、PPEと飽和
ポリエステルの良好な特性を併せ持ち、かつ、望ましく
ない性質を相補う樹脂組成物が得られれば、利用分野の
広い優れた樹脂材料の提供が可能となり、その工業的意
味は非常に大きいものといえる。
【0003】ここで、両樹脂を単純に溶融混合した組成
物が、例えば特公昭51−21664号、特開昭49−
75662号及び同59−159847号各公報等に記
載されている。しかしながら、PPEと飽和ポリエステ
ルとは相溶性に乏しく、このように単純なブレンド系で
は組成物は均一かつ微細な混合形態となり難い。その結
果、得られた成形品の耐衝撃性、耐熱剛性、寸法精度及
び耐溶剤性において満足のいく改善効果は見られず、ま
た、成形品の外観等はかえって悪化する。この相溶性
が、PPEと飽和ポリエステルとからなるブロック及び
/又はグラフト共重合体を組成物中に添加することで向
上することは公知である。このブロック及び/又はグラ
フト共重合体は、官能基を有するPPEと飽和ポリエス
テルを用いて反応させて製造することができる。この官
能基としてPPEは一般式(II)又は一般式(III)に示
すフェノール性の水酸基を分子末端部分に有することが
知られている。
物が、例えば特公昭51−21664号、特開昭49−
75662号及び同59−159847号各公報等に記
載されている。しかしながら、PPEと飽和ポリエステ
ルとは相溶性に乏しく、このように単純なブレンド系で
は組成物は均一かつ微細な混合形態となり難い。その結
果、得られた成形品の耐衝撃性、耐熱剛性、寸法精度及
び耐溶剤性において満足のいく改善効果は見られず、ま
た、成形品の外観等はかえって悪化する。この相溶性
が、PPEと飽和ポリエステルとからなるブロック及び
/又はグラフト共重合体を組成物中に添加することで向
上することは公知である。このブロック及び/又はグラ
フト共重合体は、官能基を有するPPEと飽和ポリエス
テルを用いて反応させて製造することができる。この官
能基としてPPEは一般式(II)又は一般式(III)に示
すフェノール性の水酸基を分子末端部分に有することが
知られている。
【0004】
【化2】
【0005】(式中、R1 は各々ハロゲン原子、第一級
若しくは第二級アルキル基、芳香族基、アミノアルキル
基、ハロ炭化水素基、炭化水素オキシ基又はハロ炭化水
素オキシ基を表し、R2 は各々水素原子、ハロゲン原
子、第一級若しくは第二級アルキル基、アリール基、ハ
ロ炭化水素基、炭化水素オキシ基又はハロ炭化水素オキ
シ基を表す)
若しくは第二級アルキル基、芳香族基、アミノアルキル
基、ハロ炭化水素基、炭化水素オキシ基又はハロ炭化水
素オキシ基を表し、R2 は各々水素原子、ハロゲン原
子、第一級若しくは第二級アルキル基、アリール基、ハ
ロ炭化水素基、炭化水素オキシ基又はハロ炭化水素オキ
シ基を表す)
【0006】
【化3】
【0007】(式中、R1 及びR2 の定義は上記と同
じ)
じ)
【0008】一方、飽和ポリエステルについては、エス
テル構造はもちろんのこと、分子末端にカルボン酸基を
有することが知られている。しかし、上記フェノール性
水酸基とカルボン酸の結合反応、すなわち、直接エステ
ル化は一般に起こりにくく、反応を活性化する助剤やそ
の他の方法が種々開発されている。フェノール性水酸基
とカルボン酸の直接エステル化の助剤として、トリフェ
ニルホスファイトとピリジン等のアミノ化合物を用いる
ことは従来から公知である〔Yamazaki, Higashi :Adva
nces in Polymer Science, 38 1,(1981)〕。この反応を
PPEの分子末端部のフェノール性水酸基と飽和ポリエ
ステルの分子末端部のカルボン酸基に適用することで、
PPEと飽和ポリエステルのブロック共重合体ができる
と考えられる。
テル構造はもちろんのこと、分子末端にカルボン酸基を
有することが知られている。しかし、上記フェノール性
水酸基とカルボン酸の結合反応、すなわち、直接エステ
ル化は一般に起こりにくく、反応を活性化する助剤やそ
の他の方法が種々開発されている。フェノール性水酸基
とカルボン酸の直接エステル化の助剤として、トリフェ
ニルホスファイトとピリジン等のアミノ化合物を用いる
ことは従来から公知である〔Yamazaki, Higashi :Adva
nces in Polymer Science, 38 1,(1981)〕。この反応を
PPEの分子末端部のフェノール性水酸基と飽和ポリエ
ステルの分子末端部のカルボン酸基に適用することで、
PPEと飽和ポリエステルのブロック共重合体ができる
と考えられる。
【0009】難燃化を目的として、PPEとポリエステ
エルの組成物にリン化合物(亜リン酸化合物を含む)を
5〜15重量%加えることが、米国特許第4,672,
086号明細書に示されている。しかし、ここで例示さ
れているトリス(ノニルフェニル)ホスファイト等を用
いて単純に混練するのみでは、相溶性を改良して良好な
物性を有する組成物は得られない。米国特許第5,12
4,411号明細書には、トリフェニルホスファイト等
に例示される亜リン酸化合物を用いた、PPEとポリエ
ステルからなるブロック共重合体の製造方法が開示され
ている。この方法では、反応促進のために、反応若しく
は副反応により分解した亜リン酸化合物や未反応の亜リ
ン酸化合物を除去することが必須条件として示されてい
る。しかし、この組成物の耐衝撃強度等の物性は満足の
いくものではない。
エルの組成物にリン化合物(亜リン酸化合物を含む)を
5〜15重量%加えることが、米国特許第4,672,
086号明細書に示されている。しかし、ここで例示さ
れているトリス(ノニルフェニル)ホスファイト等を用
いて単純に混練するのみでは、相溶性を改良して良好な
物性を有する組成物は得られない。米国特許第5,12
4,411号明細書には、トリフェニルホスファイト等
に例示される亜リン酸化合物を用いた、PPEとポリエ
ステルからなるブロック共重合体の製造方法が開示され
ている。この方法では、反応促進のために、反応若しく
は副反応により分解した亜リン酸化合物や未反応の亜リ
ン酸化合物を除去することが必須条件として示されてい
る。しかし、この組成物の耐衝撃強度等の物性は満足の
いくものではない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、PPEと飽
和ポリエステルを含み、機械的強度、耐熱剛性、耐溶剤
性及び成形品の外観が優れた樹脂組成物の製造方法を提
供することを目的とする。
和ポリエステルを含み、機械的強度、耐熱剛性、耐溶剤
性及び成形品の外観が優れた樹脂組成物の製造方法を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討を重ねた結果、ホスファイト化
合物と、常圧での沸点が35℃以上300℃以下の化合
物を用いることでPPEと飽和ポリエステルの相溶性が
改良され、機械的強度等の物性が著しく向上することを
見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、下記
の成分(A)、(B)及び(C)を含有する樹脂組成物
の製造方法であって、成分(A)と成分(B)の合計量
100重量部に対して、成分(C)を0.3〜10重量
部加え、かつ、常圧での沸点が35℃以上300℃以下
の化合物を存在させて混練することを特徴とする樹脂組
成物の製造方法である。 (A)ポリフェニレンエーテル (B)飽和ポリエステル (C)亜リン酸トリエステル 特に、亜リン酸トリエステル(C)が一般式(I)
を解決するため鋭意検討を重ねた結果、ホスファイト化
合物と、常圧での沸点が35℃以上300℃以下の化合
物を用いることでPPEと飽和ポリエステルの相溶性が
改良され、機械的強度等の物性が著しく向上することを
見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、下記
の成分(A)、(B)及び(C)を含有する樹脂組成物
の製造方法であって、成分(A)と成分(B)の合計量
100重量部に対して、成分(C)を0.3〜10重量
部加え、かつ、常圧での沸点が35℃以上300℃以下
の化合物を存在させて混練することを特徴とする樹脂組
成物の製造方法である。 (A)ポリフェニレンエーテル (B)飽和ポリエステル (C)亜リン酸トリエステル 特に、亜リン酸トリエステル(C)が一般式(I)
【0012】
【化4】
【0013】(式中、nは1または2を表し、Arは炭
素数6〜30のアリール基又は置換アリール基を表し、
nが2のとき、Arは同一でも異なっていてもよい。R
は、nが1のとき、炭素数2〜18のアルキレン基又は
アリーレン基を表し、nが2のとき、炭素数4〜18の
アルカンテトライル基を表す)で示される亜リン酸トリ
エステルを用いる上記樹脂組成物の製造方法である。
素数6〜30のアリール基又は置換アリール基を表し、
nが2のとき、Arは同一でも異なっていてもよい。R
は、nが1のとき、炭素数2〜18のアルキレン基又は
アリーレン基を表し、nが2のとき、炭素数4〜18の
アルカンテトライル基を表す)で示される亜リン酸トリ
エステルを用いる上記樹脂組成物の製造方法である。
【0014】以下、本発明を詳細に説明する。
【0015】〈PPE(A)〉成分(A)のPPEは、
一般式(IV)
一般式(IV)
【0016】
【化5】
【0017】(式中、R1 及びR2 は前記と同じ)で示
される構造単位を有する単独重合体又は共重合体であ
る。R1 及びR2 の第一級アルキル基の好適な例は、メ
チル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−アミ
ル、イソアミル、2−メチルブチル、2,3−ジメチル
ブチル、2−、3−若しくは4−メチルペンチル又はヘ
プチルである。第二級アルキル基の好適な例は、イソプ
ロピル、sec −ブチル又は1−エチルプロピルである。
多くの場合、R1 はアルキル基又はフェニル基、特に炭
素数1〜4のアルキル基であり、R2 は水素原子であ
る。
される構造単位を有する単独重合体又は共重合体であ
る。R1 及びR2 の第一級アルキル基の好適な例は、メ
チル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−アミ
ル、イソアミル、2−メチルブチル、2,3−ジメチル
ブチル、2−、3−若しくは4−メチルペンチル又はヘ
プチルである。第二級アルキル基の好適な例は、イソプ
ロピル、sec −ブチル又は1−エチルプロピルである。
多くの場合、R1 はアルキル基又はフェニル基、特に炭
素数1〜4のアルキル基であり、R2 は水素原子であ
る。
【0018】PPE(A)の具体例としては、ポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)、
ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フェニレンエーテ
ル)、ポリ(2,6−ジプロピル−1,4−フェニレン
エーテル)、ポリ(2−エチル−6−メチル−1,4−
フェニレンエーテル)、ポリ(2−メチル−6−プロピ
ル−1,4−フェニレンエーテル)、2,6−ジメチル
フェノール/2,3,6−トリメチルフェノール共重合
体、2,6−ジメチルフェノール/2,3,6−トリエ
チルフェノール共重合体、2,6−ジエチルフェノール
/2,3,6−トリメチルフェノール共重合体、2,6
−ジプロピルフェノール/2,3,6−トリメチルフェ
ノール共重合体、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フ
ェニレンエーテル)にスチレンをグラフト重合させたグ
ラフト共重合体、2,6−ジメチルフェノール/2,
3,6−トリメチルフェノール共重合体にスチレンをグ
ラフト重合させたグラフト共重合体等が挙げられる。好
適なPPEの単独重合体としては、ポリ(2,6−ジメ
チル−1,4−フェニレンエーテル)である。好適な共
重合体としては、2,6−ジメチルフェノールと2,
3,6−トリメチルフェノールとのランダム共重合体で
ある。
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)、
ポリ(2,6−ジエチル−1,4−フェニレンエーテ
ル)、ポリ(2,6−ジプロピル−1,4−フェニレン
エーテル)、ポリ(2−エチル−6−メチル−1,4−
フェニレンエーテル)、ポリ(2−メチル−6−プロピ
ル−1,4−フェニレンエーテル)、2,6−ジメチル
フェノール/2,3,6−トリメチルフェノール共重合
体、2,6−ジメチルフェノール/2,3,6−トリエ
チルフェノール共重合体、2,6−ジエチルフェノール
/2,3,6−トリメチルフェノール共重合体、2,6
−ジプロピルフェノール/2,3,6−トリメチルフェ
ノール共重合体、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フ
ェニレンエーテル)にスチレンをグラフト重合させたグ
ラフト共重合体、2,6−ジメチルフェノール/2,
3,6−トリメチルフェノール共重合体にスチレンをグ
ラフト重合させたグラフト共重合体等が挙げられる。好
適なPPEの単独重合体としては、ポリ(2,6−ジメ
チル−1,4−フェニレンエーテル)である。好適な共
重合体としては、2,6−ジメチルフェノールと2,
3,6−トリメチルフェノールとのランダム共重合体で
ある。
【0019】PPEの分子量は通常クロロホルム中で測
定した30℃の固有粘度が0.2〜0.8dl/g程度のも
のが好ましい。数平均重合度で25〜400のものであ
る。PPEは、通常フェノール化合物の酸化カップリン
グ反応により製造される。PPEの酸化カップリング反
応に関しては、数多くの触媒系が知られている。触媒の
選択に関しては特に制限はなく、公知の触媒のいずれも
用いることができる。例えば、アミノ化合物と銅、マン
ガン、コバルト等の重金属化合物の少なくとも1種を、
通常は種々の他の物質との組み合わせで含むもの等であ
る(例えば米国特許第4,042,056号、同第3,
306,874号、同第3,306,875号、同第
3,365,422号、同第3,639,656号、同
第3,642,699号、同第3,733,299号、
同第3,838,102号、同第3,661,848
号、同第5,037,943号各明細書等)。また、カ
ルボキシル基、酸無水物基、エステル基、エポキシ基、
アミノ基、アルコール性水酸基等で変性されたPPEを
用いてもよい。
定した30℃の固有粘度が0.2〜0.8dl/g程度のも
のが好ましい。数平均重合度で25〜400のものであ
る。PPEは、通常フェノール化合物の酸化カップリン
グ反応により製造される。PPEの酸化カップリング反
応に関しては、数多くの触媒系が知られている。触媒の
選択に関しては特に制限はなく、公知の触媒のいずれも
用いることができる。例えば、アミノ化合物と銅、マン
ガン、コバルト等の重金属化合物の少なくとも1種を、
通常は種々の他の物質との組み合わせで含むもの等であ
る(例えば米国特許第4,042,056号、同第3,
306,874号、同第3,306,875号、同第
3,365,422号、同第3,639,656号、同
第3,642,699号、同第3,733,299号、
同第3,838,102号、同第3,661,848
号、同第5,037,943号各明細書等)。また、カ
ルボキシル基、酸無水物基、エステル基、エポキシ基、
アミノ基、アルコール性水酸基等で変性されたPPEを
用いてもよい。
【0020】〈飽和ポリエステル(B)〉成分(B)の
飽和ポリエステルとしては、種々のポリエステルが使用
可能である。例えば、その一つとして、通常の方法にし
たがって、ジカルボン酸又はその低級アルキルエステ
ル、酸ハライド若しくは酸無水物誘導体と、ジヒドロキ
シ化合物とを縮合させて製造される熱可塑性ポリエステ
ルが挙げられる。このポリエステルを製造するのに適し
た脂肪族又は芳香族ジカルボン酸の具体例としては、シ
ュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、フタル酸、p,p´−ジカルボキ
シジフェニルスルホン、p−カルボキシフェノキシ酢
酸、p−カルボキシフェノキシプロピオン酸、p−カル
ボキシフェノキシ酪酸、p−カルボキシ吉草酸、2,6
−ナフタレンジカルボン酸又は2,7−ナフタレンジカ
ルボン酸等あるいはこれらのカルボン酸の混合物が挙げ
られる。
飽和ポリエステルとしては、種々のポリエステルが使用
可能である。例えば、その一つとして、通常の方法にし
たがって、ジカルボン酸又はその低級アルキルエステ
ル、酸ハライド若しくは酸無水物誘導体と、ジヒドロキ
シ化合物とを縮合させて製造される熱可塑性ポリエステ
ルが挙げられる。このポリエステルを製造するのに適し
た脂肪族又は芳香族ジカルボン酸の具体例としては、シ
ュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、フタル酸、p,p´−ジカルボキ
シジフェニルスルホン、p−カルボキシフェノキシ酢
酸、p−カルボキシフェノキシプロピオン酸、p−カル
ボキシフェノキシ酪酸、p−カルボキシ吉草酸、2,6
−ナフタレンジカルボン酸又は2,7−ナフタレンジカ
ルボン酸等あるいはこれらのカルボン酸の混合物が挙げ
られる。
【0021】また飽和ポリエステル(B)の製造に適す
る脂肪族ジオールとしては、炭素数2〜12の直鎖アル
キレングリコール、例えばエチレングリコール、1,3
−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、1,12−ドデカンジオール等が
例示される。また、芳香族ジオールとしては、p−キシ
レングリコール、ピロカテコール、レゾルシノール、ヒ
ドロキノン、又はこれらの化合物のアルキル置換誘導体
がある。他の適当なジオールとしては、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールも挙げられる。
る脂肪族ジオールとしては、炭素数2〜12の直鎖アル
キレングリコール、例えばエチレングリコール、1,3
−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、1,12−ドデカンジオール等が
例示される。また、芳香族ジオールとしては、p−キシ
レングリコール、ピロカテコール、レゾルシノール、ヒ
ドロキノン、又はこれらの化合物のアルキル置換誘導体
がある。他の適当なジオールとしては、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールも挙げられる。
【0022】他の好ましい飽和ポリエステル(B)とし
ては、ラクトンの開環重合によるポリエステルも挙げら
れる。例えば、ポリピバロラクトン、ポリ(ε−カプロ
ラクトン)等である。また、この他に好ましいポリエス
テルとして、溶融状態で液晶を形成するポリマー(Ther
motoropic Liquid Crystal Polymer ; TLCP )としての
ポリエステルがある。これらの区分にはいるポリエステ
ルとしては、イーストマンコダック社のX7G、ダート
コ社のザイダー(Xydar)、住友化学社のエコノール、ヘ
キスト−セラニーズ社のベクトラ等が代表的な製品であ
る。
ては、ラクトンの開環重合によるポリエステルも挙げら
れる。例えば、ポリピバロラクトン、ポリ(ε−カプロ
ラクトン)等である。また、この他に好ましいポリエス
テルとして、溶融状態で液晶を形成するポリマー(Ther
motoropic Liquid Crystal Polymer ; TLCP )としての
ポリエステルがある。これらの区分にはいるポリエステ
ルとしては、イーストマンコダック社のX7G、ダート
コ社のザイダー(Xydar)、住友化学社のエコノール、ヘ
キスト−セラニーズ社のベクトラ等が代表的な製品であ
る。
【0023】以上、挙げた飽和ポリエステル(B)の中
でも、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブ
チレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタ
レート(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PB
N)、ポリ(1,4−シクロヘキサンジメチルテレフタ
レート)(PCT)又は液晶性ポリエステル等が、本発
明の樹脂組成物に好適な飽和ポリエステル(B)であ
る。
でも、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブ
チレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタ
レート(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PB
N)、ポリ(1,4−シクロヘキサンジメチルテレフタ
レート)(PCT)又は液晶性ポリエステル等が、本発
明の樹脂組成物に好適な飽和ポリエステル(B)であ
る。
【0024】〈亜リン酸トリエステル(C)〉本発明で
用いる亜リン酸トリエステル(C)は、特に限定されな
いが、中でも好ましいものは、一般式(I)で示される
構造を有するホスファイト化合物である。
用いる亜リン酸トリエステル(C)は、特に限定されな
いが、中でも好ましいものは、一般式(I)で示される
構造を有するホスファイト化合物である。
【0025】
【化6】
【0026】(式中、n、Ar及びRは前記と同じ)こ
こで、Arの具体例としては、フェニル基;2−、3−
若しくは4−メチルフェニル、2,4−若しくは2,6
−ジメチルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニ
ル、2−、3−若しくは4−エチルフェニル、2,4−
若しくは2,6−ジエチルフェニル、2,4,6−トリ
エチルフェニル、2−、3−若しくは4−tert−ブチル
フェニル、2,4−若しくは2,6−ジ−tert−ブチル
フェニル、2,4,6−トリ−tert−ブチルフェニル、
2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル、2,
6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェニル、2−、3
−若しくは4−ノニルフェニル基、ビフェニル等の置換
フェニル基;又はナフチル基等が挙げられる。またRの
具体例としては、nが1のとき、1,2−フェニレン
基;エチレン、プロピレン、トリメチレン、テトラメチ
レン、ヘキサメチレン等のポリメチレン基が挙げられ、
また、nが2のとき、ペンタエリスリトールに由来する
下記一般式(V)に示すテトライル基等が挙げられる。
こで、Arの具体例としては、フェニル基;2−、3−
若しくは4−メチルフェニル、2,4−若しくは2,6
−ジメチルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニ
ル、2−、3−若しくは4−エチルフェニル、2,4−
若しくは2,6−ジエチルフェニル、2,4,6−トリ
エチルフェニル、2−、3−若しくは4−tert−ブチル
フェニル、2,4−若しくは2,6−ジ−tert−ブチル
フェニル、2,4,6−トリ−tert−ブチルフェニル、
2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル、2,
6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェニル、2−、3
−若しくは4−ノニルフェニル基、ビフェニル等の置換
フェニル基;又はナフチル基等が挙げられる。またRの
具体例としては、nが1のとき、1,2−フェニレン
基;エチレン、プロピレン、トリメチレン、テトラメチ
レン、ヘキサメチレン等のポリメチレン基が挙げられ、
また、nが2のとき、ペンタエリスリトールに由来する
下記一般式(V)に示すテトライル基等が挙げられる。
【0027】
【化7】
【0028】(式中、Qは各々水素原子又は炭素数1〜
6のアルキル基を表す) これらのうち、亜リン酸トリエステル(C)として好ま
しいものを例示する。ここで化合物名としては、例えば
3,9−ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチル
フェノキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,
9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカン〔式(VI)〕
を、一般に用いられているビス(2,6−ジ−tert−ブ
チル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホ
スファイトと呼称し、他の特定の亜リン酸トリエステル
も、この一般に用いられている命名法で示す。
6のアルキル基を表す) これらのうち、亜リン酸トリエステル(C)として好ま
しいものを例示する。ここで化合物名としては、例えば
3,9−ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチル
フェノキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,
9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカン〔式(VI)〕
を、一般に用いられているビス(2,6−ジ−tert−ブ
チル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホ
スファイトと呼称し、他の特定の亜リン酸トリエステル
も、この一般に用いられている命名法で示す。
【0029】
【化8】
【0030】すなわち、好ましい亜リン酸トリエステル
(C)の具体例としては、(フェニル)(1,3−プロ
パンジオール)ホスファイト、(4−メチルフェニル)
(1,3−プロパンジオール)ホスファイト、(2,6
−ジメチルフェニル)(1,3−プロパンジオール)ホ
スファイト、(4−tert−ブチルフェニル)(1,3−
プロパンジオール)ホスファイト、(2,4−ジ−tert
−ブチルフェニル)(1,3−プロパンジオール)ホス
ファイト、(2,6−ジ−tert−ブチルフェニル)
(1,3−プロパンジオール)ホスファイト、(2,6
−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)(1,3−
プロパンジオール)ホスファイト、
(C)の具体例としては、(フェニル)(1,3−プロ
パンジオール)ホスファイト、(4−メチルフェニル)
(1,3−プロパンジオール)ホスファイト、(2,6
−ジメチルフェニル)(1,3−プロパンジオール)ホ
スファイト、(4−tert−ブチルフェニル)(1,3−
プロパンジオール)ホスファイト、(2,4−ジ−tert
−ブチルフェニル)(1,3−プロパンジオール)ホス
ファイト、(2,6−ジ−tert−ブチルフェニル)
(1,3−プロパンジオール)ホスファイト、(2,6
−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)(1,3−
プロパンジオール)ホスファイト、
【0031】(フェニル)(1,2−エタンジオール)
ホスファイト、(4−メチルフェニル)(1,2−エタ
ンジオール)ホスファイト、(2,6−ジメチルフェニ
ル)(1,2−エタンジオール)ホスファイト、(4−
tert−ブチルフェニル)(1,2−エタンジオール)ホ
スファイト、(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)
(1,2−エタンジオール)ホスファイト、(2,6−
ジ−tert−ブチルフェニル)(1,2−エタンジオー
ル)ホスファイト、(2,6−ジ−tert−ブチル−4−
メチルフェニル)(1,2−エタンジオール)ホスファ
イト、(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニ
ル)(1,4−ブタンジオール)ホスファイト;
ホスファイト、(4−メチルフェニル)(1,2−エタ
ンジオール)ホスファイト、(2,6−ジメチルフェニ
ル)(1,2−エタンジオール)ホスファイト、(4−
tert−ブチルフェニル)(1,2−エタンジオール)ホ
スファイト、(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)
(1,2−エタンジオール)ホスファイト、(2,6−
ジ−tert−ブチルフェニル)(1,2−エタンジオー
ル)ホスファイト、(2,6−ジ−tert−ブチル−4−
メチルフェニル)(1,2−エタンジオール)ホスファ
イト、(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニ
ル)(1,4−ブタンジオール)ホスファイト;
【0032】ジフェニルペンタエリスリトールジホスフ
ァイト、ビス(2−メチルフェニル)ペンタエリスリト
ールジホスファイト、ビス(3−メチルフェニル)ペン
タエリスリトールジホスファイト、ビス(4−メチルフ
ェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス
(2,4−ジメチルフェニル)ペンタエリスリトールジ
ホスファイト、ビス(2,6−ジメチルフェニル)ペン
タエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4,6−
トリメチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファ
イト、ビス(2−tert−ブチルフェニル)ペンタエリス
リトールジホスファイト、ビス(3−tert−ブチルフェ
ニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(4
−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホス
ファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)
ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−
ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホ
スファイト、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メ
チルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、
ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(ノニ
ルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビ
ス(ビフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ジナフチルペンタエリスリトールジホスファイト等
が挙げられる。
ァイト、ビス(2−メチルフェニル)ペンタエリスリト
ールジホスファイト、ビス(3−メチルフェニル)ペン
タエリスリトールジホスファイト、ビス(4−メチルフ
ェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス
(2,4−ジメチルフェニル)ペンタエリスリトールジ
ホスファイト、ビス(2,6−ジメチルフェニル)ペン
タエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4,6−
トリメチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファ
イト、ビス(2−tert−ブチルフェニル)ペンタエリス
リトールジホスファイト、ビス(3−tert−ブチルフェ
ニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(4
−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホス
ファイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)
ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,6−
ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホ
スファイト、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メ
チルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、
ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−エチルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(ノニ
ルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビ
ス(ビフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ジナフチルペンタエリスリトールジホスファイト等
が挙げられる。
【0033】これらのうち、より好ましい亜リン酸トリ
エステル(C)としては、ビス(ノニルフェニル)ペン
タエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−
tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスフ
ァイト、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチル
フェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト等又は
それらの混合物等が挙げられる。なお、本発明の組成物
は、亜リン酸トリエステルの分解(加水分解や熱分解
等)により生じたリン化合物を含んでいてもよい。
エステル(C)としては、ビス(ノニルフェニル)ペン
タエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4−ジ−
tert−ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスフ
ァイト、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチル
フェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト等又は
それらの混合物等が挙げられる。なお、本発明の組成物
は、亜リン酸トリエステルの分解(加水分解や熱分解
等)により生じたリン化合物を含んでいてもよい。
【0034】〈常圧での沸点が35℃以上300℃以下
の化合物〉本発明で使用する常圧での沸点が35℃以上
300℃以下の化合物は、いかなる分子構造を有するも
のでもよい。例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、
エチルベンゼン、ジエチルベンゼン、プロピルベンゼ
ン、ジプロピルベンゼン、メシチレン、テトラリン、ビ
フェニル等の芳香族炭化水素;ヘプタン、シクロヘキサ
ン、デカリン等の鎖状又は環状の脂肪酸炭化水素;クロ
ロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン、
クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水
素;ジオキサン、アニソール、フェネトール、フェニル
エーテル等のエーテル類;ジフェニルスルフィド等のチ
オエーテル類;シクロヘキサノン、メチルエチルケト
ン、アセトフェノン、ベンゾフェノン等のケトン類;ア
セトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類;エチル
アセテート、フェニルアセテート、メチルベンゾエート
等のエステル類;ニトロベンゼン等のニトロ化合物;N
−メチルピロリドン等のアミド化合物;トリエチルアミ
ン、トリオクチルアミン、N,N−ジメチルアニリン等
のアミノ化合物が挙げられる。これらは単独又は混合物
として用いられる。好ましくはPPEに対して良溶媒で
あり、更に好ましくは芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化
水素である。特に好ましいものとしてはキシレン、トル
エン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン等であ
る。
の化合物〉本発明で使用する常圧での沸点が35℃以上
300℃以下の化合物は、いかなる分子構造を有するも
のでもよい。例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、
エチルベンゼン、ジエチルベンゼン、プロピルベンゼ
ン、ジプロピルベンゼン、メシチレン、テトラリン、ビ
フェニル等の芳香族炭化水素;ヘプタン、シクロヘキサ
ン、デカリン等の鎖状又は環状の脂肪酸炭化水素;クロ
ロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン、
クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水
素;ジオキサン、アニソール、フェネトール、フェニル
エーテル等のエーテル類;ジフェニルスルフィド等のチ
オエーテル類;シクロヘキサノン、メチルエチルケト
ン、アセトフェノン、ベンゾフェノン等のケトン類;ア
セトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類;エチル
アセテート、フェニルアセテート、メチルベンゾエート
等のエステル類;ニトロベンゼン等のニトロ化合物;N
−メチルピロリドン等のアミド化合物;トリエチルアミ
ン、トリオクチルアミン、N,N−ジメチルアニリン等
のアミノ化合物が挙げられる。これらは単独又は混合物
として用いられる。好ましくはPPEに対して良溶媒で
あり、更に好ましくは芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化
水素である。特に好ましいものとしてはキシレン、トル
エン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン等であ
る。
【0035】
【作用】これらの化合物を用いることで、機械的強度等
の物性が向上するのは、いかなる理論にも制約されない
が、次のように推定する。非相溶系の樹脂組成物におい
て、分散相と非分散相の溶融粘度比が1に近いほど分散
相が微細化することは公知である〔S. Wu, Polymer Eng
ineering and Science, 27 335(1987)〕。本発明のPP
Eと飽和ポリエステルの組成物においては、PPEが飽
和ポリエステルに比べ溶融粘度が高く、溶融温度やシェ
アーレート等の条件で異なるものの、飽和ポリエステル
としてポリブチレンテレフタレートを用いた場合に粘度
比は10〜100のオーダーとなる。これに対し、上記
に示したキシレン等の化合物は、非晶性樹脂であるPP
Eと親和性を有し、その溶融粘度を低下させ、飽和ポリ
エステルとの粘度比をできるだけ小さくする機能を有し
ている。
の物性が向上するのは、いかなる理論にも制約されない
が、次のように推定する。非相溶系の樹脂組成物におい
て、分散相と非分散相の溶融粘度比が1に近いほど分散
相が微細化することは公知である〔S. Wu, Polymer Eng
ineering and Science, 27 335(1987)〕。本発明のPP
Eと飽和ポリエステルの組成物においては、PPEが飽
和ポリエステルに比べ溶融粘度が高く、溶融温度やシェ
アーレート等の条件で異なるものの、飽和ポリエステル
としてポリブチレンテレフタレートを用いた場合に粘度
比は10〜100のオーダーとなる。これに対し、上記
に示したキシレン等の化合物は、非晶性樹脂であるPP
Eと親和性を有し、その溶融粘度を低下させ、飽和ポリ
エステルとの粘度比をできるだけ小さくする機能を有し
ている。
【0036】〈樹脂組成物の製造方法〉 (1)各成分の配合割合 本発明の成分PPE(A)と飽和ポリエステル(B)の
配合割合は、耐熱剛性、耐溶剤性及び成形加工性のバラ
ンスから、成分(A)は樹脂組成物中好ましくは10〜
90重量%、より好ましくは10〜80重量%であり、
更に好ましくは10〜50重量%である。PPE(A)
の割合が10重量%未満では耐熱剛性の改良効果が小さ
い。逆に90重量%を超えると、耐溶剤性、成形加工性
が悪くなる。
配合割合は、耐熱剛性、耐溶剤性及び成形加工性のバラ
ンスから、成分(A)は樹脂組成物中好ましくは10〜
90重量%、より好ましくは10〜80重量%であり、
更に好ましくは10〜50重量%である。PPE(A)
の割合が10重量%未満では耐熱剛性の改良効果が小さ
い。逆に90重量%を超えると、耐溶剤性、成形加工性
が悪くなる。
【0037】成分(B)は樹脂組成物中好ましくは90
〜10重量%、より好ましくは90〜20重量%であ
り、更に好ましくは90〜50重量%である。飽和ポリ
エステル(B)が10重量%未満では耐溶剤性及び成形
加工性の改良効果が小さい。また、90重量%を超える
と耐熱剛性が十分でない。
〜10重量%、より好ましくは90〜20重量%であ
り、更に好ましくは90〜50重量%である。飽和ポリ
エステル(B)が10重量%未満では耐溶剤性及び成形
加工性の改良効果が小さい。また、90重量%を超える
と耐熱剛性が十分でない。
【0038】亜リン酸トリエステル(C)の配合割合
は、成分(A)と成分(B)の合計量100重量部に対
し0.3〜10重量部である。0.3重量部未満では相
溶化改良剤としての添加効果が小さく、組成物の物性改
良効果は不十分である。また10重量部を超えると、成
形品外観に難点が生じる場合があり好ましくない。好ま
しい範囲は0.5〜5重量部である。
は、成分(A)と成分(B)の合計量100重量部に対
し0.3〜10重量部である。0.3重量部未満では相
溶化改良剤としての添加効果が小さく、組成物の物性改
良効果は不十分である。また10重量部を超えると、成
形品外観に難点が生じる場合があり好ましくない。好ま
しい範囲は0.5〜5重量部である。
【0039】常圧での沸点が35℃以上300℃以下の
化合物の添加量は、成分(A)及び成分(B)の合計量
100重量部に対して好ましくは0.2〜20重量部、
より好ましくは0.5〜10重量部である。添加量が
0.2重量部未満では、相溶性の改質効果が小さく、一
方、20重量部を超える領域においては、改質の効果は
飽和し、また作業の安全性の面で好ましくない。
化合物の添加量は、成分(A)及び成分(B)の合計量
100重量部に対して好ましくは0.2〜20重量部、
より好ましくは0.5〜10重量部である。添加量が
0.2重量部未満では、相溶性の改質効果が小さく、一
方、20重量部を超える領域においては、改質の効果は
飽和し、また作業の安全性の面で好ましくない。
【0040】(2)製造方法 本発明の樹脂組成物の製造方法は、溶融混練による方法
が好ましい。これに関し、熱可塑性樹脂について一般に
実用されている混練方法が適用できる。例えば、各成分
(A)、(B)、(C)及び常圧での沸点が35℃以上
300℃以下の化合物を、必要であれば、後述の付加的
成分の項に記載の添加物等と共に、ヘンシェルミキサ
ー、リボンブレンダー、V型ブレンダー等により均一に
混合した後、一軸又は多軸混練押出機、ロール、バンバ
リーミキサー、ラボプラストミル(ブラベンダー)等で
混練することができる。
が好ましい。これに関し、熱可塑性樹脂について一般に
実用されている混練方法が適用できる。例えば、各成分
(A)、(B)、(C)及び常圧での沸点が35℃以上
300℃以下の化合物を、必要であれば、後述の付加的
成分の項に記載の添加物等と共に、ヘンシェルミキサ
ー、リボンブレンダー、V型ブレンダー等により均一に
混合した後、一軸又は多軸混練押出機、ロール、バンバ
リーミキサー、ラボプラストミル(ブラベンダー)等で
混練することができる。
【0041】後述する付加的成分の項に記載の添加物や
常圧での沸点35℃以上300℃以下の化合物を含め各
成分は混練機に一括してフィードしても、順次フィード
してもよい。常圧での沸点が35℃以上300℃以下の
化合物を途中でフィードするとき、ポンプ等を用いると
便利なことがある。このとき、後述する付加的成分の項
に記載の添加物や常圧での沸点が35℃以上300℃以
下の化合物を含めた各成分から選ばれた2種以上の成分
をあらかじめ混合したものを用いてもよい。
常圧での沸点35℃以上300℃以下の化合物を含め各
成分は混練機に一括してフィードしても、順次フィード
してもよい。常圧での沸点が35℃以上300℃以下の
化合物を途中でフィードするとき、ポンプ等を用いると
便利なことがある。このとき、後述する付加的成分の項
に記載の添加物や常圧での沸点が35℃以上300℃以
下の化合物を含めた各成分から選ばれた2種以上の成分
をあらかじめ混合したものを用いてもよい。
【0042】また常圧での沸点が35℃以上300℃以
下の化合物をあらかじめ含む成分を用いることも可能で
ある。このものとして、例えば重合後、溶剤を除くプロ
セスの一部又は全部を省略して製造されたPPEを用い
ることができる。混練温度と混練時間は望まれる樹脂組
成物や混練機の種類等の条件により任意に選ぶことがで
きるが、混練温度は150〜350℃、混練時間は20
分以下が好ましい。350℃又は20分を超えると亜リ
ン酸トリエステルやPPE、飽和ポリエステルの熱劣化
が問題となり、成形品の物性の低下や外観の悪化が生じ
ることがある。
下の化合物をあらかじめ含む成分を用いることも可能で
ある。このものとして、例えば重合後、溶剤を除くプロ
セスの一部又は全部を省略して製造されたPPEを用い
ることができる。混練温度と混練時間は望まれる樹脂組
成物や混練機の種類等の条件により任意に選ぶことがで
きるが、混練温度は150〜350℃、混練時間は20
分以下が好ましい。350℃又は20分を超えると亜リ
ン酸トリエステルやPPE、飽和ポリエステルの熱劣化
が問題となり、成形品の物性の低下や外観の悪化が生じ
ることがある。
【0043】また、本発明で用いる常圧での沸点が35
℃以上300℃以下の化合物は、溶融混練中、溶融混練
後、又はその両方で組成物から除くことが好ましい。除
く量は、用いた常圧での沸点が35℃以上300℃以下
の化合物の50重量%、さらには、70重量%以上が好
ましい。除く量が50重量%未満では、熱変形温度等の
耐熱物性が低下する場合がある。
℃以上300℃以下の化合物は、溶融混練中、溶融混練
後、又はその両方で組成物から除くことが好ましい。除
く量は、用いた常圧での沸点が35℃以上300℃以下
の化合物の50重量%、さらには、70重量%以上が好
ましい。除く量が50重量%未満では、熱変形温度等の
耐熱物性が低下する場合がある。
【0044】除く方法は特には限定されないが、混練途
中又は混練後に好ましくは加熱下で蒸散させる。より好
ましくは、減圧雰囲気下で行い、特に、減圧装置を取り
付けた一軸若しくは多軸混練機を用いる方法が好まし
い。圧力は、用いる化合物の沸点と樹脂の温度等による
が、600mmHg以下が好ましく、300mmHg以下がより
好ましい。600mmHgを超えるような場合には、沸点3
00℃以下の化合物が組成物中に多く残り組成物の熱的
特性が悪化することがある。
中又は混練後に好ましくは加熱下で蒸散させる。より好
ましくは、減圧雰囲気下で行い、特に、減圧装置を取り
付けた一軸若しくは多軸混練機を用いる方法が好まし
い。圧力は、用いる化合物の沸点と樹脂の温度等による
が、600mmHg以下が好ましく、300mmHg以下がより
好ましい。600mmHgを超えるような場合には、沸点3
00℃以下の化合物が組成物中に多く残り組成物の熱的
特性が悪化することがある。
【0045】(3)付加的成分 本発明で製造する樹脂組成物には、上記の成分(A)、
(B)、(C)以外の他の成分を添加することができ
る。例えば、酸化防止剤、耐候性改良剤を0.01〜5
重量%;可塑剤、流動性改良剤を5〜30重量%;造核
剤を0.5〜2重量%;難燃剤を3〜15重量%付加成
分として使用できる。また、有機充填剤、無機充填剤、
補強剤、特にガラス繊維、マイカ、タルク、ワラストナ
イト、チタン酸カリウム、炭酸カルシウム、シリカ等の
5〜50重量%の添加は、剛性、耐熱性、寸法精度等の
向上に有効である。更に、着色剤及びその分散剤等も
0.5〜10重量%配合できる。
(B)、(C)以外の他の成分を添加することができ
る。例えば、酸化防止剤、耐候性改良剤を0.01〜5
重量%;可塑剤、流動性改良剤を5〜30重量%;造核
剤を0.5〜2重量%;難燃剤を3〜15重量%付加成
分として使用できる。また、有機充填剤、無機充填剤、
補強剤、特にガラス繊維、マイカ、タルク、ワラストナ
イト、チタン酸カリウム、炭酸カルシウム、シリカ等の
5〜50重量%の添加は、剛性、耐熱性、寸法精度等の
向上に有効である。更に、着色剤及びその分散剤等も
0.5〜10重量%配合できる。
【0046】更に、耐衝撃強度向上剤の添加、特にスチ
レン−ブタジエン共重合体ゴム若しくはその水素化物、
エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−プロピ
レン−ジエン共重合体ゴム、更にそれらのα,β−不飽
和カルボン酸無水物変性体又はグリシジルエステル若し
くは不飽和グリシジルエーテルとの変性体あるいは不飽
和エポキシ化合物とエチレンからなる共重合体又は不飽
和エポキシ化合物、エチレン又はエチレン系不飽和化合
物からなる共重合体等の添加は組成物の強度向上に有効
である。上記の耐衝撃強度向上剤は、単独で用いてもよ
いし、2種又はそれ以上併用してもよい。耐衝撃強度向
上剤の配合量は、目安とする物性値により異なるが、例
えば組成物の剛性と耐衝撃強度のバランスの改良の場合
は、樹脂組成物中5〜30重量%である。
レン−ブタジエン共重合体ゴム若しくはその水素化物、
エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−プロピ
レン−ジエン共重合体ゴム、更にそれらのα,β−不飽
和カルボン酸無水物変性体又はグリシジルエステル若し
くは不飽和グリシジルエーテルとの変性体あるいは不飽
和エポキシ化合物とエチレンからなる共重合体又は不飽
和エポキシ化合物、エチレン又はエチレン系不飽和化合
物からなる共重合体等の添加は組成物の強度向上に有効
である。上記の耐衝撃強度向上剤は、単独で用いてもよ
いし、2種又はそれ以上併用してもよい。耐衝撃強度向
上剤の配合量は、目安とする物性値により異なるが、例
えば組成物の剛性と耐衝撃強度のバランスの改良の場合
は、樹脂組成物中5〜30重量%である。
【0047】また、必要に応じてポリスチレン、ポリカ
ーボネート、ポリアミド又はABS樹脂等の熱可塑性樹
脂やハイドロタルサイト、金属セッケン、アルカリセッ
ケン等を添加してもよい。また、成分(C)による相溶
性を高めるため、亜リン酸化合物によるエステル化で公
知の助剤の1種以上を用いることができる、この助剤に
は、例えば、トリエチルアミン、ピリジン等のアミン
類、塩化リチウムのようなハロゲン化アルカリ金属塩
や、N−メチルピロリドンのようなアミド化合物が挙げ
られる。これらの添加量は、リン原子に対しモル比で
0.1〜5が好ましい。
ーボネート、ポリアミド又はABS樹脂等の熱可塑性樹
脂やハイドロタルサイト、金属セッケン、アルカリセッ
ケン等を添加してもよい。また、成分(C)による相溶
性を高めるため、亜リン酸化合物によるエステル化で公
知の助剤の1種以上を用いることができる、この助剤に
は、例えば、トリエチルアミン、ピリジン等のアミン
類、塩化リチウムのようなハロゲン化アルカリ金属塩
や、N−メチルピロリドンのようなアミド化合物が挙げ
られる。これらの添加量は、リン原子に対しモル比で
0.1〜5が好ましい。
【0048】〈組成物の成形方法〉本発明での樹脂組成
物の成形加工方法は、特に限定されるものではなく、熱
可塑性樹脂について一般に用いられている成形法、すな
わち射出成形、中空成形、押出成形、プレス成形等の各
種成形法が適用できる。
物の成形加工方法は、特に限定されるものではなく、熱
可塑性樹脂について一般に用いられている成形法、すな
わち射出成形、中空成形、押出成形、プレス成形等の各
種成形法が適用できる。
【0049】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。なお、以下で部及びパーセントは重量によ
るものとする。使用した各成分は次のとおりである。 PPE(A):ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェ
ニレンエーテル)(日本ポリエーテル社製、30℃にお
けるクロロホルム中で測定した固有粘度0.41dl/g、
表中「PPE」と記す) 飽和ポリエステル(B):ポリブチレンテレフタレート
(鐘紡社製、商品名:K−124グレード、I.V値:
2.48、表中「PBT」と記す)
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。なお、以下で部及びパーセントは重量によ
るものとする。使用した各成分は次のとおりである。 PPE(A):ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェ
ニレンエーテル)(日本ポリエーテル社製、30℃にお
けるクロロホルム中で測定した固有粘度0.41dl/g、
表中「PPE」と記す) 飽和ポリエステル(B):ポリブチレンテレフタレート
(鐘紡社製、商品名:K−124グレード、I.V値:
2.48、表中「PBT」と記す)
【0050】亜リン酸トリエステル(C): 1)ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェ
ニル)ペンタエリスリトールジホスファイト(旭電化社
製、商品名:MARK PEP−36,表中「PEP−
36」と記す) 2)ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタ
エリスリトールジホスファイト(旭電化社製、商品名:
MARK PEP−24G、表中「PEP−24」と記
す)
ニル)ペンタエリスリトールジホスファイト(旭電化社
製、商品名:MARK PEP−36,表中「PEP−
36」と記す) 2)ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタ
エリスリトールジホスファイト(旭電化社製、商品名:
MARK PEP−24G、表中「PEP−24」と記
す)
【0051】耐衝撃強度向上剤:水素化スチレン−ブタ
ジエンブロック共重合体(シェル化学社製、KRATO
N G−1651グレード、表中「SEBS」と記す) 常圧での沸点が35℃以上300℃以下の化合物: 1)キシレン(オルト、メタ、パラ体の混合物) 2)1,2,4−トリクロロベンゼン
ジエンブロック共重合体(シェル化学社製、KRATO
N G−1651グレード、表中「SEBS」と記す) 常圧での沸点が35℃以上300℃以下の化合物: 1)キシレン(オルト、メタ、パラ体の混合物) 2)1,2,4−トリクロロベンゼン
【0052】実施例1〜6及び比較例1〜3 表1に示した組成比に従い、各成分をスーパーミキサー
にて充分混合した後、減圧ベント付き二軸押出機(日本
製鋼所社製、商品名:TEX−44)を用いて、設定温
度210℃、スクリュー回転数250rpm 、吐出量40
kg/ 時間の条件で混練し、ペレットを得た。ベント部の
圧力は200mmHgであった。この組成物についてインラ
インスクリュー式射出成形機(東芝機械製作所社製IS
−90B型)を用い、シリンダー温度260℃、金型冷
却温度80℃にて射出成形を行い試験片を試作し、物性
を評価して結果を表1に示した。
にて充分混合した後、減圧ベント付き二軸押出機(日本
製鋼所社製、商品名:TEX−44)を用いて、設定温
度210℃、スクリュー回転数250rpm 、吐出量40
kg/ 時間の条件で混練し、ペレットを得た。ベント部の
圧力は200mmHgであった。この組成物についてインラ
インスクリュー式射出成形機(東芝機械製作所社製IS
−90B型)を用い、シリンダー温度260℃、金型冷
却温度80℃にて射出成形を行い試験片を試作し、物性
を評価して結果を表1に示した。
【0053】なお、物性評価は次の方法によった。 (1)耐衝撃強度:ISO R180−1969(JI
S K 7110)ノッチ付きアイゾット衝撃強度に準
じ、アイゾット衝撃試験機(東洋精機製作所社製)を用
いて測定した。 (2)引張強度:ISO R527−66(JIS K
7113)引張強度試験に準じ、インストロン試験機
を用い測定した。 (3)熱変形温度:HDTテスター(東京精機製作所社
製)を用いて、JISK 7207に準じて4.6kg荷
重で評価した。
S K 7110)ノッチ付きアイゾット衝撃強度に準
じ、アイゾット衝撃試験機(東洋精機製作所社製)を用
いて測定した。 (2)引張強度:ISO R527−66(JIS K
7113)引張強度試験に準じ、インストロン試験機
を用い測定した。 (3)熱変形温度:HDTテスター(東京精機製作所社
製)を用いて、JISK 7207に準じて4.6kg荷
重で評価した。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、PPE
(A)及び飽和ポリエステル(B)の相溶性が優れた樹
脂組成物が得られ、成分(A)及び(B)の本来有する
特性を兼ね備えた機械的強度バランスの優れた成形品を
与える。
(A)及び飽和ポリエステル(B)の相溶性が優れた樹
脂組成物が得られ、成分(A)及び(B)の本来有する
特性を兼ね備えた機械的強度バランスの優れた成形品を
与える。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記の成分(A)、(B)及び(C)を
含有する樹脂組成物の製造方法であって、成分(A)と
成分(B)の合計量100重量部に対して、成分(C)
を0.3〜10重量部加え、かつ、常圧での沸点が35
℃以上300℃以下の化合物を存在させて混練すること
を特徴とする樹脂組成物の製造方法。 (A)ポリフェニレンエーテル (B)飽和ポリエステル (C)亜リン酸トリエステル - 【請求項2】 亜リン酸トリエステル(C)が一般式
(I) 【化1】 (式中、nは1または2を表し、Arは炭素数6〜30
のアリール基又は置換アリール基を表し、nが2のと
き、Arは同一でも異なっていてもよい。Rは、nが1
のとき、炭素数2〜18のアルキレン基又はアリーレン
基を表し、nが2のとき、炭素数4〜18のアルカンテ
トライル基を表す)で示される化合物である請求項1の
樹脂組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14627693A JPH073132A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 樹脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14627693A JPH073132A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 樹脂組成物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH073132A true JPH073132A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15404071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14627693A Pending JPH073132A (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 樹脂組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073132A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002144400A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-05-21 | Toshiba Mach Co Ltd | 2軸押出機の押出方法 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP14627693A patent/JPH073132A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002144400A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-05-21 | Toshiba Mach Co Ltd | 2軸押出機の押出方法 |
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