JPH07313397A - 紙巻器 - Google Patents

紙巻器

Info

Publication number
JPH07313397A
JPH07313397A JP10870694A JP10870694A JPH07313397A JP H07313397 A JPH07313397 A JP H07313397A JP 10870694 A JP10870694 A JP 10870694A JP 10870694 A JP10870694 A JP 10870694A JP H07313397 A JPH07313397 A JP H07313397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
paper
clutch ring
support shaft
cutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10870694A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Ushijima
満 牛島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP10870694A priority Critical patent/JPH07313397A/ja
Publication of JPH07313397A publication Critical patent/JPH07313397A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造でしかも片手だけの操作で確実に
ロールぺーパーをカットできる紙巻器を提供すること。 【構成】 装填するロールぺーパーの上方を覆い且つ基
端部に設けた支軸によって上下に回動可能としたカバー
の先端部にカッターを備えた紙巻器において、カバーが
上方向へ回転する向きへの支軸の回動を拘束する回動制
御手段を備え、この回動制御手段に、カバーが下向きに
姿勢を変えるときの支軸の一方向への回動を許し、逆方
向の回動には摺接方式によって抵抗を与えるクラッチ機
構を備え、ロールペーパーをカッターで切るときのカバ
ーへの負荷に対しては支軸の回動を規制して片手でのカ
ットを可能とすると共に、先の負荷よりも大きな作用力
に対しては支軸を回動させてカバーの上向きにしロール
ぺーパーの芯の抜き取りを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、片手でも簡単にロール
ぺーパーをカットできるようにした紙巻器に関する。
【0002】
【従来の技術】セットしたロールぺーパーを繰り出して
これを適切な長さにカットして使うための紙巻器は、芯
棒によってロールぺーパーを回せるように支持し、ロー
ルぺーパーの周面に突き当たる紙切り板を備えるという
ものがその基本的な構造である。
【0003】このような紙巻器では、紙切り板が上,下
に自由に動くので、実際にロールぺーパーをカットする
ときは、片手でロールぺーパーを持ちもう一方の手で紙
切り板を押さえる必要があった。
【0004】これに対し、たとえば特公昭63−632
13号公報,実公昭62−12384号公報及び特開平
2−34219号公報に記載されているように、片手だ
けでロールぺーパーをカットできるものもある。
【0005】特公昭63−63213号公報のものは、
紙切り板の支軸付近に掛止板を設け、この掛止板をバネ
によって紙巻器の背部側に設けた段溝に落とし込むよう
にして拘束し、紙切り板の先端でのロールぺーパーのカ
ットによる反力を掛止板によって受ける構造としたもの
である。
【0006】また、実公昭62−12384号及び特開
平2−34219号公報に記載の紙巻器は、先の公報の
ものと基本的には同じであって、紙切り板の上方向への
回動を規制するラチェット機構を備え、カットのときの
紙切り板の上反りを規制することによって、片手でのロ
ールぺーパーのカットを可能としたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ロールぺー
パーはこれを使うに従って外径が小さくなっていくの
で、掛止板をバネの弾性力で保持するものでは、ロール
ぺーパーを掛止板が押さえる力は様々に変わる。このた
め、特にロールぺーパーの紙質によっては、掛止板によ
る反力受けが十分に得られないことがあり、片手だけの
カットには無理を生じる。
【0008】また、ラチェット機構を用いるものでは、
紙切り板の上側への回動に対する機械的な力が十分に得
られるので、バネと掛止板とを利用したものに比べると
信頼性は高い。
【0009】しかしながら、ラチェット機構を組み込む
ために、全体の構造が複雑化するほかロールぺーパーの
セットにも手間がかかりやすい。また、ロールぺーパー
を引き出すときには、ラチェット機構の爪がカチカチと
音が出るほか、その抵抗も比較的大きいため紙切り板の
動きにも円滑さを欠く。そして、どうしても部品点数が
多くなるため、一つの部品の欠損だけで使えなくなった
りする等の障害も招きやすい。
【0010】また、ラチェット機構に代わるものを備え
た従来構造においても、主として音の発生が障害となり
やすい。
【0011】このように、従来の紙巻器では、片手でロ
ールぺーパーの確実なカットや構造自体からみると、未
だ不十分な面が残っている。
【0012】本発明において解決すべき課題は、簡単な
構造でしかも片手だけの操作で確実にロールぺーパーを
カットできる紙巻器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、装填するロー
ルぺーパーの上方を覆い且つ基端部に設けた支軸によっ
て上下に回動可能としたカバーと、該カバーの先端部に
連接したカッターと、前記カバーが上方向へ回転する向
きへの前記支軸の回動を拘束する回動制御手段とを備
え、前記回動制御手段は、前記カバーが下向きに姿勢を
変えるときの前記支軸の一方向への回動を許し、逆方向
の回動には摺接方式によって抵抗を与えるクラッチ機構
を備えてなることを特徴とする。
【0014】クラッチ機構は、支軸周りに配置したクラ
ッチ環と、このクラッチ環が支軸の外周面に臨む部分に
形成され且つカバーが上向きに回動する方向に向けて縦
断面開口面積が縮小するチャンバと、このチャンバの内
部に収納されその外径がチャンバの最小の縦断面開口部
分の深さよりも大きく且つ支軸の周面に摺接可能な転動
体とから構成することができる。この場合、転動体は、
球体状の転動コロとしてもよい。
【0015】また、回動制御手段は、カッターによるロ
ールぺーパー切断時に作用する支軸への負荷に対しては
クラッチ機構の回動を拘束し、且つ切断時の負荷より大
きな上向きへの外力によってクラッチ機構の上向きへの
回動を許す回動規制手段を備えた構成とすることもでき
る。
【0016】回動規制手段は、支軸に外挿した弾性素材
のブッシュをカバーに嵌合固定してなり、支軸とブッシ
ュとの間及び/又はブッシュとカバーとの間の摩擦力を
抵抗として付与可能とした構成とすることができる。ま
た、回動規制手段は、クラッチ環の周面に弾性または粘
性による抵抗を作用させる抵抗機構を備えたものとする
ことができ、クラッチ環の周面に摺動接触するシュー
と、このシューをクラッチ環の周面に向けて付勢する操
作手段とから構成することができる。また、クラッチ環
と同軸上に配置されこのクラッチ環の端面に摺動接触す
る摺動シューと、この摺動シューをクラッチ環の端面に
向けて付勢する操作手段とから構成してもよい。更に、
クラッチ環の周りに配置され互いの基端を回動可能に連
接した一対のシューと、これらのシューの間を連結して
クラッチ環の周面に摺接する方向に付勢するスプリング
と、シューどうしの突き当て部を拡開させてクラッチ環
周面への摺接を解除する操作手段とを備えたものとする
こともできる。
【0017】更に、カッターの基端をカバーの先端に上
下方向の揺動可能に連接し、カッターの基端部からカバ
ーの下方へ斜め方向に伸びロールぺーパーの外周面に突
き当たる押圧部材を備えた構成としてもよい。この場
合、押圧部材は、ロールぺーパーの外周面との接触摩擦
を大きくするノンスリップを形成したものとすることが
できる。
【0018】そして更に、カッターは、なだらかな隆起
部を少なくとも一つ以上幅方向に並べて形成したカット
面を備えた構成としてもよい。
【0019】
【作用】カバーが上方向へ回転をする向きへの支軸の回
動は回動制御手段によって拘束規制されるので、カッタ
ーによってロールぺーパーを切るときにカバーを引き上
げようとする力が働いても、カバーは動かないままでカ
ッターによるロールぺーパーの切断が可能となる。そし
て、回動規制手段は、摺接方式によって支軸に抵抗を与
えるクラッチ機構であるため、ロールぺーパーを引き出
すときもこれをカットするときも支軸の回動に際して音
を発することもない。
【0020】クラッチ機構として、クラッチ環とそのチ
ャンバに収めた転動体を備える場合では、チャンバの縦
断面形状に特殊性を持たせるだけの簡単な構造で支軸の
回動規制が可能となる。そして、転動体としては球体状
の転動コロを用いれば、支軸が回るときの接触抵抗が極
めて小さくなり、軽快な操作が確保される。
【0021】回動規制手段を備えると、カバーを強く上
に押し上げることで支軸は回転するようになるので、芯
棒を着脱式としたものでも上下に回動するフックを備え
るものでも、ロールぺーパーを上下に抜き差しすること
によってセット及び取り外しが行われる。
【0022】また、クラッチ環の周面に弾性又は粘性に
よる抵抗を作用させる抵抗機構によって回動規制が可能
であり、たとえばOリング等を利用した簡単な構造で代
用できる。その他、外部から操作できるシューをクラッ
チ環の周面に摺動接触させたり、摺動シューをクラッチ
環の端面に接触させたり、一対のシューによってクラッ
チ環の周りに摺接させることによって、同様の回動規制
が可能となる。
【0023】カッターをカバーに対して上下に揺れ動く
ように取り付けてカッターの下面にはロールぺーパーの
周面を押さえ付ける押圧部材を備えると、ロールぺーパ
ーを切るときのカッターの上向きの回動によって押圧部
材がロールぺーパーを押さえ付け、その繰り出しに抵抗
が加えられる。このため、ロールぺーパーを切るときに
合わせてその繰り出しも規制され、カッターによる切断
線がずれることなく安定した切断が可能となる。そし
て、押圧部材にノンスリップを設けると、ロールぺーパ
ーの滑りも規制してより一層安定した切断が行える。
【0024】更に、カッターのカット面をなだらかな隆
起部を持つものとすれば、指先に当たる感触も柔らかく
なるだけでなく、片手でロールぺーパーを引くときに隆
起部に引っ掛かりやすくなり、簡単に切断することがで
きる。
【0025】
【実施例】図1は本発明の紙巻器の一実施例を示す一部
切欠正面図、図2はその一部切欠平面図、図3は図1の
A−A線矢視による縦断面図である。
【0026】図において、ビス1aによって壁に固定さ
れる取付け基板1の左右両端に前側へ突き出る側板2,
3を連結し、これらの側板2,3のそれぞれの内側にロ
ールぺーパー50の中空芯51に嵌まり込むフック2
a,3aを設けている。
【0027】フック2a,3aは、ロールぺーパー50
を下側から側板2,3の中に差し込むことによって、こ
れらのフック2a,3aが中空芯51の中に入り込み、
上に引き上げると中空芯51が抜き取れるようにした従
来周知のワンタッチ式のものである。このような操作の
ため、図1に示すようにフック3aの基端は側板3の中
に収めた弾性復元機構3bに連接され、左配置のフック
2aも同様の弾性復元機構2bによって側板2に連接さ
れている。
【0028】側板2,3の間にはカバー4とその先端部
に連接したカッター5を一体としたものを上下に回動可
能に取り付ける。
【0029】カバー4はその基端部を円形開口断面とし
てその左右の支軸4a,4bを固定したものであり、こ
れらの支軸4a,4bをそれぞれ側板2,3の中に差し
込むことによって軸線周りに回転可能に連接する。
【0030】カッター5は、その先端部を図1及び図2
に示すように緩やかな波形状のカット面5aとしたもの
であり、図4に示すヒンジ構造によってカバー4に対し
て上下に姿勢を変えることができるように連接される。
【0031】図4において、カバー4の先端側の下面に
は2条ずつのヒンジリブ4c,4dが2組み設けられ、
カッター5の下面の基端側にはこれらのヒンジリブ4
c,4dに挟み込まれる連接座5bを設けている。そし
て、これらのヒンジリブ4c,4d及び連接座5bのそ
れぞれの孔4c−1,4d−1,5b−1にピン6を挿
し通すことによって、カッター5をカバー4に対して自
由に折れ曲がるように連接する。
【0032】更に、カッター5の連接座5bにはカバー
4の下側に潜り込む姿勢の押さえプレート5cを押圧部
材として一体に設ける。この押さえプレート5cは、ロ
ールぺーパー50の最大外径のとき、図3に示すように
ほぼ水平の姿勢としてその先端部がロールぺーパー50
の外周面に突き当たる形状配置としたものである。
【0033】ロールぺーパー50の周面との接触度を強
くするため、押さえプレート5cの表面には滑り止めの
ためのノンスリップ5dを設ける。このノンスリップ5
dは、たとえば押さえプレート5cの表面を微小な凹凸
形状としたり、ゴム等のように摩擦係数が大きなものを
貼ったりしたものとすればよい。
【0034】カバー4の基端の右側の支軸4bは、ロー
ルぺーパー50をカットするときに加わる力に対しては
カバー4及びカッター5の上向きの回動を規制し且つカ
ットのときより大きな力が加わるとこれに従って上向き
に回動させるための、回動制御ユニット7に連接する。
この回動制御ユニット7は、側板3の内部の上端に位置
し、支軸4bとの連接構造の拡大正面縦断面図を図5に
及びこの図5のB−B線矢視による縦断面図を図6にそ
れぞれ示す。
【0035】回動制御ユニット7は、回動規制ハウジン
グ8及びこれと同軸で回転可能に配置したクラッチ環9
とを備えたものである。
【0036】回動規制ハウジング8は、側板3の内部に
固定され、クラッチ環9の外周面に密着してこれに摺動
抵抗を与えるOリング等の抵抗環8aを内部に備えたも
のである。そして、この抵抗環8aによる摺動抵抗の大
きさは、カッター5によってロールぺーパー50をカッ
トするときの上向きの反力の予想最大値よりも大きいも
のとする。このような摺動抵抗の設定によって、カッタ
ー5でロールぺーパー50をカットするときには、クラ
ッチ環9が回ろうとしてもこれを拘束して停止した状態
に維持できる。
【0037】なお、回動規制ハウジング8に組み込む抵
抗手段としては、Oリングを利用した抵抗環8aの他
に、粘性流体やスプリング等も利用できる。たとえば、
粘性流体の場合では、回動規制ハウジング8の内周に溝
を切ってこの中にグリース等の粘性剤を封入すればよ
く、またスプリングの場合では回動規制ハウジング8の
内周に複数の板バネを配列してその弾性反力によって摺
動環9の周面に摺動抵抗を負荷可能な構成とすることが
できる。
【0038】クラッチ環9は、先に説明したように、ロ
ールぺーパー50をカットするときの反力の範囲内では
回動規制ハウジング8の内部で静止し、反力が大きくな
るとそれ自身が回動してカバー4及びカッター5の姿勢
を上向きに変えさせる。そして、その内部に差し込んだ
支軸4bに対しては、カバー4及びカッター5をロール
ぺーパー50の周面側に倒す向きには回転自由とする
が、その逆向きへの回転はできないように拘束する。
【0039】このような支軸4bの回転及び拘束のた
め、クラッチ環9には適当な数の転動コロ9aを組み込
む。これらの転動コロ9aは、図6に示すように、クラ
ッチ環9の内周側であって支軸4bの外周面側を開放し
たチャンバ9bの中に収納されたものである。
【0040】チャンバ9bは、カバー4及びカッター5
が下がる向きに回動する方向(図中の支軸4bの矢印方
向)側の開口度を大きくする緩やかな曲面状のテーパ拘
束面9cを備えたものである。そして、このテーパ拘束
面9cの開口度が小さい部分に当たったときには転動コ
ロ9aは支軸4bの周面との間に強く挟み込まれ、これ
により支軸4bの回転を阻止可能とする。また、チャン
バ9bの内部には、転動コロ9aをテーパ拘束面9cの
収斂方向に付勢するスプリング9dを組み込み、転動コ
ロ9aを常にテーパ拘束面9cの収斂側に押し付けてい
る。
【0041】以上の構成において、図3に示すように、
ロールぺーパー50をフック2a,3aにセットしてカ
バー4及びこれに一体のカッター5を被せると、カッタ
ー5の押さえプレート5cがロールぺーパー50の外周
面に載って突き当たる。
【0042】ここで、ロールぺーパー50を繰り出して
これをカットするときには、図3中の一点鎖線で示すよ
うに、ロールぺーパー50の繰り出し側を上に引き上げ
る。これによって、カッター5はその先端部側が引き上
げられてカバー4に対して上に折れ曲がるようになる。
このようなカッター5の姿勢の変化によって、その基端
側に設けた押さえプレート5cの先端側がロールぺーパ
ー50の周面に食い込む方向に姿勢を変えて押し付け
る。したがって、ロールぺーパー50はフック2a,3
a周りでの回動ができない状態に拘束される。
【0043】一方、カバー4の回動によって支軸4b
は、図6において付した矢印と逆向き方向に回る。この
ため、支軸4bの周面に突き当たっている転動コロ9a
は摩擦及びスプリング9dによる付勢力によって左側へ
次第に移動させられ、テーパ拘束面9cが収斂する面と
支軸4bの外周面との間で楔係合する。したがって、支
軸4bの回転はクラッチ環9によって規制される。
【0044】なお、スプリング9dは必ずしも必要では
なく、これを省いた構成とすることもできる。これは、
図6に示したようなチャンバ9bの開口断面形状によ
り、転動コロ9aはスプリング9dによる付勢力がなく
ても、支軸4bの周面との摩擦力だけで、先のような動
作が可能であるからである。
【0045】このようにロールぺーパー50の引き上げ
操作によって、ロールぺーパー50のフック2a,3a
周りの回転が阻止されると共にカバー4とカッター5も
固定状態に拘束される。したがって、ロールぺーパー5
0の繰り出し端側を更に引き上げると、ロールぺーパー
50がカッター5のカット面5aに当たっている部分の
張力がその限界を越えて破断する。
【0046】このように、ロールぺーパー50を繰り出
した後にこれを引き上げながらカット面5aに沿わせて
ロールぺーパー50を動かすだけで済み、片手で簡単に
切断することができる。
【0047】また、支軸4bが図6に付した矢印方向、
すなわちカバー4及びカッター5が下向きの姿勢となる
方向に動くときには、支軸4bに接触している転動コロ
9aも摺動抵抗やスプリング9dのバネ定数を適切にす
ることで図において右側に移動する。この移動方向は、
テーパ拘束面9cが扇状に拡がる方向であるため、この
テーパ拘束面9cによる転動コロ9aを介しての支軸4
b周面への押圧は解除され、支軸4bは自由に回転する
ことができる。
【0048】このように、支軸4bはカバー4及びカッ
ター5が下がる向きでは一体になって回動でき、引き上
げられるときだけその回動が拘束される。
【0049】以上のことから、ロールぺーパー50の外
径が小さくなっていっても、カバー4及びカッター5は
ロールぺーパー50に倣って斜め下向きに次第に姿勢を
変えていく。このため、押さえプレート5cを図3の初
期条件と同じ状態でロールぺーパー50の周面に当てて
おくことができ、繰り出し部分の引き上げによる片手で
のカットが可能である。
【0050】ここで、新しいロールぺーパー50をフッ
ク2a,3aにセットするときには、これらのフック2
a,3aが側板2,3側に上向きに傾いて退避し、その
後弾性反力によってそれぞれの先端部が中空芯51の中
に入り込む。このため、ロールぺーパー50をセットす
る場合には、図3のレベルよりも高い位置までこれを上
げる必要がある。また、使ってしまった後に中空芯51
を抜き取る場合では、この中空芯51にカバー4及びカ
ッター5が被さっているので、これらを引き上げながら
抜き取ることになる。
【0051】このようなロールぺーパー50のセット及
び中空芯51の回収のためには、カバー4とカッター5
の上向きの回動が必要である。これに対し、ロールぺー
パー50をカッター5で切断するときにはその反力に打
ち勝って固定位置に保持し、この反力を越えるときには
回動させることによって、このようなカバー4とカッタ
ー5の動きが可能である。そして、このような動作を可
能とするのが、回動規制ハウジング8によるクラッチ環
9への摺動抵抗の設定である。
【0052】カバー4及びカッター5を引き上げるとき
には、図6で説明したように支軸4bは転動コロ9aと
テーパ拘束面9cによってクラッチ環9と一体の回転体
として振る舞う。したがって、支軸4bが回るときであ
ってロールぺーパー50をカットするときの反力より大
きい値のときに初めてクラッチ環9の回動を許すように
抵抗環8aによる抵抗を設定しておきさえすれば、回動
規制ハウジング8内でクラッチ環9を回すことができ
る。
【0053】このような回動規制ハウジング8とクラッ
チ環9との間の連接構造によって、カバー4とカッター
5との一体物を必要に応じて引き上げることが可能とな
り、新しいロールぺーパー50のセット及び使用した後
の中空芯51の抜き取りが可能となる。
【0054】ここで、図5において、回動規制ハウジン
グ8と抵抗環8aとに代えて、支軸4bの外周とカバー
4のはめ込み部分との間に弾性素材のブッシュ4fを強
固に嵌合し、支軸4bとカバー4との間で抵抗を作用さ
せることによって回動規制を行う構成とすることもでき
る。この場合では、ブッシュ4fと支軸4bとの間の嵌
合度又はブッシュ4fとカバー4との間の嵌合度を適切
にし、ロールぺーパー50をカットするときの負荷に対
してはカバー4側の上向きへの回動を規制し、これ以上
の外力に対してはカバー4を上下に開閉させることがで
きるように、ブッシュ4f,支軸4b及びカバー4との
間の摩擦力の大きさを設定すればよい。このような摩擦
力の設定は、ブッシュ4fと支軸4bとの間のみ又はブ
ッシュ4fとカバー4との間のみで行えるほか、これら
に両者の組合せとすることもできる。
【0055】図7は回動規制手段の別の構造例であっ
て、同図の(a)は要部の縦断面図、同図の(b)は同
図(a)の平面図である。なお、図7の(a)は図2に
おけるC−C線矢視位置での縦断面に相当する。
【0056】図5及び図6で説明したクラッチ環9の周
りに装着する回動規制ハウジング8に代えて、手動操作
によって抵抗負荷及びその解除を可能とするシュー10
及びこれを操作するための操作ロッド11を側板3の内
部に備える。これらのシュー10及び操作ロッド11は
ピン3cによって揺動可能に側板3に連接され、シュー
10の内周はクラッチ環9の外周にフィットする形状を
持つ。操作ロッド11は引張りのスプリング11aによ
ってシュー10との間を連接し、上端部を側板3の天板
部分に開けた操作孔3dから上に突き出した配置として
組み込まれている。また、操作孔3dは側板3の前後方
向に長く切開され、その前端側に幅を少し広くしたロッ
ク部3eとしたものである。
【0057】図7の(a)の状態では、クラッチ環9の
周りに対してシュー10は離れていて、クラッチ環9は
自由に回転できる。したがって、支軸4bはクラッチ環
9と一体になって回転し、ロールぺーパー50を交換操
作が可能である。
【0058】また、図中の矢印方向に操作ロッド11を
移動させ、ロック部3eの中にこれを拘束する。これに
よってシュー10はスプリング11aによって前側に引
き倒され、その内周面がクラッチ環9の外周面に突き当
たる。したがって、クラッチ環9に対してはシュー10
が摺動抵抗を与えるようになり、先の例の回動規制ハウ
ジング8を利用する場合と同様にカッター5によるロー
ルぺーパー50のカットが片手で行える。
【0059】図8は回動規制手段の更に別の構造例を示
す要部の縦断面図である。
【0060】支軸4bには図5及び図6で示したものと
同じクラッチ環9が取り付けられ、支軸4bと同軸上に
摺動シュー12がガイド(図示せず)によって図におい
て左右に移動可能に側板3の内部に組み込まれている。
【0061】一方、側板3には、たとえばボールペンの
芯送り・戻しのために利用されている周知のシフト機構
13を支軸4bと同軸上に備える。このシフト機構13
は、側板3の外部に突き出る操作用のボタン13aを一
端側に備え、他端には摺動シュー12に対向するシフタ
13bを連接したものであり、このシフタ13bと摺動
シュー12との間にはスプリング13cを介装してい
る。
【0062】シフト機構13は、ボタン13aを一度押
すと、シフタ13bを或る一定のストロークでこれを図
において左側へ移動させて停止保持し、もう一度ボタン
13aを押せばシフタ13bは後退して元の位置に戻る
という動きを繰り返す。
【0063】この例では、ロールぺーパー50を交換す
るときには、図示のように摺動シュー12をクラッチ環
9から離す。これにより、クラッチ環9には摺動抵抗は
作用せず、支軸4bの回動によってカバー4を上に開く
ことができ、ロールぺーパー50の交換が可能である。
【0064】また、ロールぺーパー50をセットした後
には、ボタン13aを押して摺動シュー12によって摺
動環9の端面を押圧する。これにより、図7の例と同様
に、摺動環9自身の回動が規制され、カッター5による
ロールぺーパー50を片手でカットすることができる。
【0065】図9は更に別の回動規制手段を示す要部の
断面図であり、図7の例と同様に図2におけるC−C線
矢視位置での縦断面に相当する。
【0066】クラッチ環9の周りには、一対のシュー1
4a,14bを互いに回動できるように連接し、それぞ
れの間には引張りのスプリング14cを備えている。こ
のスプリング14cはシュー14a,14bをクラッチ
環9の周面に強固に突き当てる作用をし、クラッチ環9
の回転を阻止する。
【0067】また、側板3の上端には操作ボタン15を
設ける。この操作ボタン15は、シュー14a,14b
の継ぎ目部分に対応する位置に設けられ、この継ぎ目部
分に差し込み可能なテーパ部15aを備えるともに、ス
プリング15bによって上側に付勢されている。
【0068】このような構成では、通常時では同図の
(a)のように操作ボタン15の下端がシュー14a,
14bに干渉しないようにしておけば、これらシュー1
4a,14bによるクラッチ環9の拘束によって、ロー
ルぺーパー50の片手での切断が可能である。そして、
同図(b)のように操作ボタン15を下に押すと、テー
パ部15aがシュー14a,14bの間に入り込み、こ
れらの間の隙間を押し開く。したがって、図示のように
シュー14a,14bがクラッチ環9の周面から少し離
れ、クラッチ環9の回動を許す。したがって、ロールぺ
ーパー50の交換の際には、この操作ボタン15を片手
で押しながらもう一方の手でロールぺーパー50の着脱
を行うことができる。
【0069】また、図9の例において、スプリング15
bによって付勢された操作ボタン15に代えて、たとえ
ばノック式のボールペン等で広く利用されているプッシ
ュ式の機構とすることもできる。このプッシュ式のもの
であれば、操作ボタン15を一度押すと図9の(b)に
示す状態にロックされ、もう1度押せば同図の(a)の
状態に復帰し、以降この繰り返しの動作が可能である。
したがって、ロールぺーパー50を交換するときには、
図7及び図8の例と同様に片手で取り扱うことができ
る。
【0070】
【発明の効果】本発明では、ロールぺーパーを片手で繰
り出した後にこれを上に引き上げる操作だけで簡単にカ
ットすることができる。また、従来のラチェット機構や
その他の複雑な機構のものに比べると、操作性が良好で
あり音等の発生も全くなく、使い勝手が向上すると共に
保守点検も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙巻器の一実施例を示す一部切欠正面
図である。
【図2】図1の紙巻器の一部切欠平面図である。
【図3】図1のA−A線矢視による縦断面図である。
【図4】カバーとカッターとを裏向きにした図であっ
て、これらの間の連接構造及び押さえプレートを示すた
めの分解斜視図である。
【図5】回動制御ユニットの要部を示す正面縦断面図で
ある。
【図6】図5のB−B線矢視であって支軸とクラッチ環
との間の連接構造を示す要部の縦断面図である。
【図7】回動規制手段の別の構造例であって、同図の
(a)はその要部の縦断面図、同図の(b)は同図
(a)の平面図である。
【図8】回動規制手段の更に別の構造例を示す要部の縦
断面図である。
【図9】回動規制手段として操作ボタン式とした構造例
を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
1 取付け基板 2 側板 2a フック 2b 弾性復元機構 3 側板 3a フック 3b 弾性復元機構 4 カバー 4a,4b 支軸 5 カッター 5a カット面 5c 押さえプレート 5d ノンスリップ 6 ピン 7 回動制御ユニット(回動制御手段) 8 回動規制ハウジング 8a 抵抗環 9 クラッチ環 9a 転動コロ 9b チャンバ 9c テーパ拘束面 9d スプリング 10 シュー 11 操作ロッド 11a スプリング 12 摺動シュー 13 シフト機構 13a ボタン 13b シフタ 13c スプリング 14a,14b シュー 14c スプリング 15 操作ボタン 50 ロールぺーパー 51 中空芯

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装填するロールぺーパーの上方を覆い且
    つ基端部に設けた支軸によって上下に回動可能としたカ
    バーと、該カバーに連接したカッターと、前記カバーが
    上方向へ回転する向きへの前記支軸の回動を拘束する回
    動制御手段とを備え、前記回動制御手段は、前記カバー
    が下向きに姿勢を変えるときの前記支軸の一方向への回
    動を許し、逆方向の回動には摺接方式によって抵抗を与
    えるクラッチ機構を備えてなる紙巻器。
  2. 【請求項2】 前記クラッチ機構は、前記支軸周りに配
    置したクラッチ環と、該クラッチ環が前記支軸の外周面
    に臨む部分に形成され且つ前記カバーが上向きに回動す
    る方向に向けて縦断面開口面積が縮小するチャンバと、
    前記チャンバの内部に収納されその外径が前記チャンバ
    の最小の縦断面開口部分の深さよりも大きく且つ前記支
    軸の周面に摺接可能な転動体とからなる請求項1記載の
    紙巻器。
  3. 【請求項3】 前記転動体は、球体状の転動コロである
    請求項2記載の紙巻器。
  4. 【請求項4】 前記回動制御手段は、前記カッターによ
    るロールぺーパー切断時に作用する前記支軸への負荷に
    対しては前記クラッチ機構の回動を拘束し、且つ前記負
    荷より大きな上向きへの外力によって前記クラッチ機構
    の上向きへの回動を許す回動規制手段を備えてなる請求
    項1記載の紙巻器。
  5. 【請求項5】 前記回動規制手段は、前記クラッチ環の
    周面に弾性又は粘性による抵抗を作用させる抵抗機構を
    備えてなる請求項4記載の紙巻器。
  6. 【請求項6】 前記回動規制手段は、前記支軸に外挿し
    た弾性素材のブッシュを前記カバーに嵌合固定してな
    り、前記支軸とブッシュとの間及び/又は前記ブッシュ
    とカバーとの間の摩擦力を抵抗として付与可能としてな
    る請求項4記載の紙巻器。
  7. 【請求項7】 前記回動規制手段は、前記クラッチ環の
    周面に摺動接触するシューと、該シューを前記クラッチ
    環の周面に向けて付勢する操作手段とを備えてなる請求
    項4記載の紙巻器。
  8. 【請求項8】 前記回動規制手段は、前記クラッチ環と
    同軸上に配置され該クラッチ環の端面に摺動接触する摺
    動シューと、該摺動シューを前記クラッチ環の端面に向
    けて付勢する操作手段とを備えてなる請求項4記載の紙
    巻器。
  9. 【請求項9】 前記回動規制手段は、前記クラッチ環の
    周りに配置され互いの基端を回動可能に連接した一対の
    シューと、これらのシューの間を連結して前記クラッチ
    環の周面に摺接する方向に付勢するスプリングと、前記
    シューどうしの突き当て部を拡開させて前記クラッチ環
    周面への摺接を解除する操作手段とを備えてなる請求項
    4記載の紙巻器。
  10. 【請求項10】 前記カッターの基端を前記カバーに上
    下方向に揺動可能に連接し、前記カッターの基端部から
    前記カバーの下方へ斜め方向に伸び前記ロールぺーパー
    の外周面に突き当たる押圧部材を備えてなる請求項1記
    載の紙巻器。
  11. 【請求項11】 前記押圧部材は、前記ロールぺーパー
    の外周面との接触摩擦を大きくするノンスリップを形成
    してなる請求項10記載の紙巻器。
  12. 【請求項12】 前記カッターは、なだらかな隆起部を
    少なくとも一つ以上幅方向に並べて形成したカット面を
    備えてなる請求項1記載の紙巻器。
JP10870694A 1994-05-23 1994-05-23 紙巻器 Pending JPH07313397A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10870694A JPH07313397A (ja) 1994-05-23 1994-05-23 紙巻器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10870694A JPH07313397A (ja) 1994-05-23 1994-05-23 紙巻器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07313397A true JPH07313397A (ja) 1995-12-05

Family

ID=14491549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10870694A Pending JPH07313397A (ja) 1994-05-23 1994-05-23 紙巻器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07313397A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005230061A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Toto Ltd 紙巻器
JP2005230095A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Toto Ltd 紙巻器
JP2008018286A (ja) * 2007-10-09 2008-01-31 Rp Topla Ltd ロールホルダー
JP2008110224A (ja) * 2007-12-18 2008-05-15 Rp Topla Ltd ロールホルダー

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005230061A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Toto Ltd 紙巻器
JP2005230095A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 Toto Ltd 紙巻器
JP2008018286A (ja) * 2007-10-09 2008-01-31 Rp Topla Ltd ロールホルダー
JP2008110224A (ja) * 2007-12-18 2008-05-15 Rp Topla Ltd ロールホルダー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3226735B1 (en) Dispenser apparatus with damper for dispensing paper toweling
JP2009058790A (ja) 原稿圧着板開閉装置及び原稿圧着板を備えた事務機器
JPS6241477B2 (ja)
US20040251293A1 (en) Paper holder, and paper cutting device
JP3194940U (ja) ドアストッパー
JP2566253B2 (ja) 給紙装置
KR960007175B1 (ko) 변기 시트용 종이깔개 절단 분리 장치
JP3495670B2 (ja) ハンドル装置
JP5977380B2 (ja) トイレットペーパーホルダー
JP3659073B2 (ja) 給紙装置
JP3131279U (ja) 横連設一体化ロール紙ホルダ
EP1057760B1 (en) Sheet supply apparatus
JP5237652B2 (ja) トイレットペーパホルダ
JPH0532047B2 (ja)
JPS5982238A (ja) 給紙装置
JP4231617B2 (ja) 給紙機構
JPS6243757Y2 (ja)
JPH021287Y2 (ja)
JPS5817032A (ja) 用紙給送装置
JP2017136715A (ja) 塗膜転写具
KR200144473Y1 (ko) 사무기기의 경사급지 카세트 커버장치
JP3891922B2 (ja) 魚釣用リール
JP3371947B2 (ja) 給紙装置
KR900003809Y1 (ko) 전자식 타자기의 용지삽입 안내장치
JPS6243756Y2 (ja)