JPH07314174A - ステンレスクラッド鋼管の造管溶接方法 - Google Patents
ステンレスクラッド鋼管の造管溶接方法Info
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- JPH07314174A JPH07314174A JP12993294A JP12993294A JPH07314174A JP H07314174 A JPH07314174 A JP H07314174A JP 12993294 A JP12993294 A JP 12993294A JP 12993294 A JP12993294 A JP 12993294A JP H07314174 A JPH07314174 A JP H07314174A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 内面側に耐食性の優れたオーステナイト系の
ステンレス鋼、外面側に強度の優れた低合金鋼を母材と
するクラッド鋼からUOEなどの方法によってステンレ
スクラッド鋼管を製造する場合のシーム溶接部の溶接法
を提供する。 【構成】 内面側の開先深さが合わせ材厚みの80〜1
30%、角度60〜80°、ルート厚みが3〜5mm、
そして外面側の角度が60〜80°のX型の開先加工を
施し、外面側の開先部に低合金鋼用溶接ワイヤで仮付溶
接を行った後、内外面を1パスで潜弧溶接する。 【効果】 成分希釈に起因する欠陥のない内面溶接部が
得られる。
ステンレス鋼、外面側に強度の優れた低合金鋼を母材と
するクラッド鋼からUOEなどの方法によってステンレ
スクラッド鋼管を製造する場合のシーム溶接部の溶接法
を提供する。 【構成】 内面側の開先深さが合わせ材厚みの80〜1
30%、角度60〜80°、ルート厚みが3〜5mm、
そして外面側の角度が60〜80°のX型の開先加工を
施し、外面側の開先部に低合金鋼用溶接ワイヤで仮付溶
接を行った後、内外面を1パスで潜弧溶接する。 【効果】 成分希釈に起因する欠陥のない内面溶接部が
得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内面側に耐食性の優れた
オーステナイト系のステンレス鋼、外面側に強度の優れ
た低合金鋼を母材とするクラッド鋼でUOEなどの方法
によってステンレスクラッド鋼管を製造する場合のシー
ム溶接部の溶接法に関するものである。
オーステナイト系のステンレス鋼、外面側に強度の優れ
た低合金鋼を母材とするクラッド鋼でUOEなどの方法
によってステンレスクラッド鋼管を製造する場合のシー
ム溶接部の溶接法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に化学工業、石油、ガス井などに使
用される鋼管材は優れた耐食性が要求され、特に腐食性
の強い石油、ガス搬送用に用いられる鋼管材には、従来
使用されている低合金鋼では寿命が短く、一部にはオー
ステナイト系ステンレス鋼や高Ni合金が用いられる。
しかし、これらの材料は非常に高価である一方、それ自
体は強度が低いために設計上肉厚を厚くしなければなら
ず、さらに高コストとなる。そのため、最近ではステン
レス鋼などとのクラッド鋼管が注目されつつある。該ク
ラッド鋼管は外面側が高強度、低温靱性の優れた低合金
の母材と内面側は耐食性の優れた厚み3mm程度のオー
ステナイト系ステンレス鋼(以下合わせ材という)から
構成されており、通常は圧延などによって製造されたク
ラッド鋼板が使用される。
用される鋼管材は優れた耐食性が要求され、特に腐食性
の強い石油、ガス搬送用に用いられる鋼管材には、従来
使用されている低合金鋼では寿命が短く、一部にはオー
ステナイト系ステンレス鋼や高Ni合金が用いられる。
しかし、これらの材料は非常に高価である一方、それ自
体は強度が低いために設計上肉厚を厚くしなければなら
ず、さらに高コストとなる。そのため、最近ではステン
レス鋼などとのクラッド鋼管が注目されつつある。該ク
ラッド鋼管は外面側が高強度、低温靱性の優れた低合金
の母材と内面側は耐食性の優れた厚み3mm程度のオー
ステナイト系ステンレス鋼(以下合わせ材という)から
構成されており、通常は圧延などによって製造されたク
ラッド鋼板が使用される。
【0003】一方、そのクラッド鋼板をクラッド鋼管と
なすためには長手方向に開先加工がなされ、管体に成形
されたのちにその長手シーム方向の溶接、すなわち造管
溶接を行うことによって主要な製造工程を終える。しか
るに、もっとも一般に適用されるクラッド鋼の溶接方法
としてSUS316Lオーステナイト系ステンレスクラ
ッド鋼を例にとると、開先の突合せ形状は別として、ま
ず両面の母材部分の溶接を合わせ材を溶融しないように
母材と同成分系の溶接材料を用いることによって溶接を
行い、次に合わせ材の開先部分の溶接を行うが、この時
に使用する溶接材料の成分によっては溶接上種々欠陥が
発生するという問題がある。それはクラッド鋼の合わせ
材開先部分の溶接では合わせ材と同時に母材およびその
溶接部も溶融するいわゆる異材溶接となり、その溶接金
属の成分は使用する溶接材料の成分とは大部異なったも
のとなるからである。
なすためには長手方向に開先加工がなされ、管体に成形
されたのちにその長手シーム方向の溶接、すなわち造管
溶接を行うことによって主要な製造工程を終える。しか
るに、もっとも一般に適用されるクラッド鋼の溶接方法
としてSUS316Lオーステナイト系ステンレスクラ
ッド鋼を例にとると、開先の突合せ形状は別として、ま
ず両面の母材部分の溶接を合わせ材を溶融しないように
母材と同成分系の溶接材料を用いることによって溶接を
行い、次に合わせ材の開先部分の溶接を行うが、この時
に使用する溶接材料の成分によっては溶接上種々欠陥が
発生するという問題がある。それはクラッド鋼の合わせ
材開先部分の溶接では合わせ材と同時に母材およびその
溶接部も溶融するいわゆる異材溶接となり、その溶接金
属の成分は使用する溶接材料の成分とは大部異なったも
のとなるからである。
【0004】図2は合わせ材としてSUS316Lオー
ステナイト系ステンレス鋼、母材およびその溶接部が低
合金鋼で、その溶接にJIS Z3221規格のD30
9Mo被覆アーク溶接棒を用いて異材溶接した場合のシ
ェフラー線図による溶接金属の化学成分の推定方法を示
す。合わせ材開先部分の溶接において、仮に合わせ材と
低合金およびその溶接部を同じ割合で溶融したとする
と、この溶接では線図中のa点の成分を有する材料を溶
接した場合と同じとなる(溶込率1:1)。したがって
この材料を上記の溶接棒で溶接したときの溶接金属の成
分は点309Moとa点を結ぶ直線上にあり、その点は
溶接時の希釈率によって決まる。ちなみにここで溶接金
属がフェライトを含有しないことによる高温割れの危険
性を回避するためには希釈率を45%以下にする必要が
ある(図2において希釈率45%の点より右側)。
ステナイト系ステンレス鋼、母材およびその溶接部が低
合金鋼で、その溶接にJIS Z3221規格のD30
9Mo被覆アーク溶接棒を用いて異材溶接した場合のシ
ェフラー線図による溶接金属の化学成分の推定方法を示
す。合わせ材開先部分の溶接において、仮に合わせ材と
低合金およびその溶接部を同じ割合で溶融したとする
と、この溶接では線図中のa点の成分を有する材料を溶
接した場合と同じとなる(溶込率1:1)。したがって
この材料を上記の溶接棒で溶接したときの溶接金属の成
分は点309Moとa点を結ぶ直線上にあり、その点は
溶接時の希釈率によって決まる。ちなみにここで溶接金
属がフェライトを含有しないことによる高温割れの危険
性を回避するためには希釈率を45%以下にする必要が
ある(図2において希釈率45%の点より右側)。
【0005】しかし、実際の溶接においては合わせ材と
低合金鋼部の溶込率は必ずしも同じとは限らず、この溶
込率は開先形状、および溶接層数によっても異なり、ま
た溶接希釈率は溶接方法によって大幅に異なることが知
られている。上記の例のようにSUS316Lクラッド
鋼の合わせ材の溶接にD309Mo被覆アーク溶接棒を
用いて希釈率を45%以下とすることによって問題のな
い溶接が可能であるが、被覆アーク溶接では生産性が極
端に低いという欠点がある。
低合金鋼部の溶込率は必ずしも同じとは限らず、この溶
込率は開先形状、および溶接層数によっても異なり、ま
た溶接希釈率は溶接方法によって大幅に異なることが知
られている。上記の例のようにSUS316Lクラッド
鋼の合わせ材の溶接にD309Mo被覆アーク溶接棒を
用いて希釈率を45%以下とすることによって問題のな
い溶接が可能であるが、被覆アーク溶接では生産性が極
端に低いという欠点がある。
【0006】そこで、クラッド鋼管のごとく比較的大量
の受注生産用として高能率な潜弧溶接法の適用が検討さ
れている。たとえば、特開昭60−30585号公報で
は、ステンレスクラッド鋼管の内面側の溶接において、
合わせ材の開先深さを3mm以下とし、かつ合わせ材と
同程度の溶接部が得られるように選定した溶接ワイヤを
用いて2電極の潜弧溶接を実施することが提案され、合
わせ材の成分および該法での溶接金属の分析結果も提示
がなされている。クラッド鋼管は、その使用目的が腐食
環境で使用される場合が多く、最近では耐孔食性の指標
として溶接金属にも、「PI値(Pitting In
dex)≧合わせ材のPI値」が要求されるようになっ
てきており、その観点から上記の公報をみるかぎり必ず
しも満足できる結果となっていない。
の受注生産用として高能率な潜弧溶接法の適用が検討さ
れている。たとえば、特開昭60−30585号公報で
は、ステンレスクラッド鋼管の内面側の溶接において、
合わせ材の開先深さを3mm以下とし、かつ合わせ材と
同程度の溶接部が得られるように選定した溶接ワイヤを
用いて2電極の潜弧溶接を実施することが提案され、合
わせ材の成分および該法での溶接金属の分析結果も提示
がなされている。クラッド鋼管は、その使用目的が腐食
環境で使用される場合が多く、最近では耐孔食性の指標
として溶接金属にも、「PI値(Pitting In
dex)≧合わせ材のPI値」が要求されるようになっ
てきており、その観点から上記の公報をみるかぎり必ず
しも満足できる結果となっていない。
【0007】また特公平1−38597号公報ではSU
S316Lクラッド鋼管の内面側の開先形状を2段開先
とし、合わせ材開先部分の溶接に10〜50mm幅のS
US316L成分の帯状電極を用いて潜弧溶接すること
で健全な溶接部の得られることが開示されている。しか
し、該法では内面側に2段の開先加工が必要なため、通
常のUO工程では開先加工機の組替えが必要になるため
生産性の低下が懸念されること、さらに帯状電極の使用
によって7〜15%の低希釈率溶接が可能とされるもの
の、溶接金属成分の分析結果が記述されておらず健全性
が不明である。
S316Lクラッド鋼管の内面側の開先形状を2段開先
とし、合わせ材開先部分の溶接に10〜50mm幅のS
US316L成分の帯状電極を用いて潜弧溶接すること
で健全な溶接部の得られることが開示されている。しか
し、該法では内面側に2段の開先加工が必要なため、通
常のUO工程では開先加工機の組替えが必要になるため
生産性の低下が懸念されること、さらに帯状電極の使用
によって7〜15%の低希釈率溶接が可能とされるもの
の、溶接金属成分の分析結果が記述されておらず健全性
が不明である。
【0008】一方、本発明者らも溶接金属の健全性およ
び能率の観点から、ステンレスクラッド鋼管の溶接法と
して、内外面にステンレス鋼以上の成分を有するワイヤ
を適用して溶接する両面1パスSAW法を提案してき
た。しかし、その溶接金属の成分系が完全オーステナイ
ト系であるため、高温割れ感受性(特に低合金鋼のS、
Pなどの影響)や溶接ワイヤが高価格であるという観点
から見直しが必要となった。
び能率の観点から、ステンレスクラッド鋼管の溶接法と
して、内外面にステンレス鋼以上の成分を有するワイヤ
を適用して溶接する両面1パスSAW法を提案してき
た。しかし、その溶接金属の成分系が完全オーステナイ
ト系であるため、高温割れ感受性(特に低合金鋼のS、
Pなどの影響)や溶接ワイヤが高価格であるという観点
から見直しが必要となった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解消すべくなされたものであって、オーステ
ナイト系ステンレス鋼と低合金鋼とのクラッド鋼を鋼管
に製造するに際し、特にUOE法で成形した管体長手方
向のシーム部突き合わせ溶接をするにあたって、特に内
面側の開先形状とその溶接方法を規制し、健全でかつ耐
食性の良好な溶接金属を有するステンレスクラッド鋼管
の製造方法を提供することを目的とする。
の問題点を解消すべくなされたものであって、オーステ
ナイト系ステンレス鋼と低合金鋼とのクラッド鋼を鋼管
に製造するに際し、特にUOE法で成形した管体長手方
向のシーム部突き合わせ溶接をするにあたって、特に内
面側の開先形状とその溶接方法を規制し、健全でかつ耐
食性の良好な溶接金属を有するステンレスクラッド鋼管
の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、以下の構成を要旨とする。 (1)外面側の低合金鋼と内面側のオーステナイト系の
ステンレス鋼からなるクラッド鋼管の造管溶接におい
て、長手シーム方向の突合せ開先形状として、内面側の
開先深さが合わせ材厚みの80〜130%、角度60〜
80°、ルート厚みが3〜5mm、そして外面側の角度
が60〜80°のX型の開先加工を施し、外面側の開先
部に低合金鋼用溶接ワイヤで仮付溶接を行った後、内外
面を1パスで潜弧溶接することを特徴とするステンレス
クラッド鋼管の造管溶接方法。
成するために、以下の構成を要旨とする。 (1)外面側の低合金鋼と内面側のオーステナイト系の
ステンレス鋼からなるクラッド鋼管の造管溶接におい
て、長手シーム方向の突合せ開先形状として、内面側の
開先深さが合わせ材厚みの80〜130%、角度60〜
80°、ルート厚みが3〜5mm、そして外面側の角度
が60〜80°のX型の開先加工を施し、外面側の開先
部に低合金鋼用溶接ワイヤで仮付溶接を行った後、内外
面を1パスで潜弧溶接することを特徴とするステンレス
クラッド鋼管の造管溶接方法。
【0011】(2)上記の内面側の溶接において、溶接
電極数が2電極以上で、その各々の電極間隔を10〜3
0mmとし、かつそれぞれの電極に成分の異なるワイヤ
を用いて溶接することを特徴とするステンレスクラッド
鋼管の造管溶接方法。
電極数が2電極以上で、その各々の電極間隔を10〜3
0mmとし、かつそれぞれの電極に成分の異なるワイヤ
を用いて溶接することを特徴とするステンレスクラッド
鋼管の造管溶接方法。
【0012】さらに本発明においては、内面側の合わせ
材の開先部分を潜弧溶接するにあたって次の条件を採用
することが望ましい。すなわち、 (1)溶接ワイヤは溶接アークの安定性から2.4〜
4.8mmの範囲が好ましい。 (2)溶接ワイヤの種類はソリッドワイヤおよびソリッ
ドワイヤとフラックス入りワイヤあるいはメタルコアー
ドワイヤの組合せでも特に問題はないが、その場合に
は、溶込深さを確保する必要がある場合には先行電極に
ソリッドワイヤを適用することが好ましい。 (3)溶接フラックスは溶接金属の微妙な成分調整が可
能なボンドタイプフラックスの適用が好ましい。 (4)溶接の順序は、内側の潜弧溶接後に外側の潜弧溶
接を行うことが、UO工程を有効活用する点から好まし
いが、逆の溶接順序であっても特に問題ない。
材の開先部分を潜弧溶接するにあたって次の条件を採用
することが望ましい。すなわち、 (1)溶接ワイヤは溶接アークの安定性から2.4〜
4.8mmの範囲が好ましい。 (2)溶接ワイヤの種類はソリッドワイヤおよびソリッ
ドワイヤとフラックス入りワイヤあるいはメタルコアー
ドワイヤの組合せでも特に問題はないが、その場合に
は、溶込深さを確保する必要がある場合には先行電極に
ソリッドワイヤを適用することが好ましい。 (3)溶接フラックスは溶接金属の微妙な成分調整が可
能なボンドタイプフラックスの適用が好ましい。 (4)溶接の順序は、内側の潜弧溶接後に外側の潜弧溶
接を行うことが、UO工程を有効活用する点から好まし
いが、逆の溶接順序であっても特に問題ない。
【0013】
【作用】以下本発明を詳細に説明する。図1に本発明の
開先形状を示す。外面側の低合金鋼1と内面側のオース
テナイト系ステンレス鋼の合わせ材2からなるクラッド
鋼のシーム部3に対して、内面側の合わせ材2に深さh
1 が合わせ材厚みtの80〜130%、角度θ1 が60
〜80°なる開先4を、またシーム突き合わせ部のルー
ト厚みh2 を3〜5mm、さらに外面側の低合金鋼1に
角度が60〜80°の開先5を形成する。本発明では、
内面側の開先形状を上記のように設けることを第1の特
徴とする。
開先形状を示す。外面側の低合金鋼1と内面側のオース
テナイト系ステンレス鋼の合わせ材2からなるクラッド
鋼のシーム部3に対して、内面側の合わせ材2に深さh
1 が合わせ材厚みtの80〜130%、角度θ1 が60
〜80°なる開先4を、またシーム突き合わせ部のルー
ト厚みh2 を3〜5mm、さらに外面側の低合金鋼1に
角度が60〜80°の開先5を形成する。本発明では、
内面側の開先形状を上記のように設けることを第1の特
徴とする。
【0014】その理由は、1層盛りの潜弧溶接でも健全
な該溶接部を得るためにほかならない。内面側の開先深
さh1 を合わせ材厚みtの80〜130%とした理由
は、開先深さh1 が合わせ材厚みtの80%未満では幅
広で平滑な潜弧溶接ビードが得にくいこと、また通常の
UO工程ではその開先を溶接電極の倣い溝としてある程
度の深さが必要とされるからである。また、逆に130
%超では合わせ材下の低合金鋼部に溶接アークが直接作
用しやすくなるために低合金鋼の溶込率と希釈率が増加
し、溶接金属の成分が合わせ材よりも低品位となり耐食
性や溶接性(特にマルテンサイト割れなど)の劣化が懸
念されるためである。一方、開先角度θ1を60〜80
°とした理由は、θ1 が60°未満では前記の開先深さ
h1 の下限を設定した場合と同じであり、またθ1 が8
0°超になると開先深さh1 が上記の上限を超えた場合
と同じとなるからである。
な該溶接部を得るためにほかならない。内面側の開先深
さh1 を合わせ材厚みtの80〜130%とした理由
は、開先深さh1 が合わせ材厚みtの80%未満では幅
広で平滑な潜弧溶接ビードが得にくいこと、また通常の
UO工程ではその開先を溶接電極の倣い溝としてある程
度の深さが必要とされるからである。また、逆に130
%超では合わせ材下の低合金鋼部に溶接アークが直接作
用しやすくなるために低合金鋼の溶込率と希釈率が増加
し、溶接金属の成分が合わせ材よりも低品位となり耐食
性や溶接性(特にマルテンサイト割れなど)の劣化が懸
念されるためである。一方、開先角度θ1を60〜80
°とした理由は、θ1 が60°未満では前記の開先深さ
h1 の下限を設定した場合と同じであり、またθ1 が8
0°超になると開先深さh1 が上記の上限を超えた場合
と同じとなるからである。
【0015】次に、シーム突合せ部のルート厚みh2 は
3〜5mmの範囲とした。図3は本発明者らによる溶接
工程を示すものであり、図3(a)は外面側の低合金鋼
部1の開先5に対する仮付け溶接ビード6、(b)は内
面側の合わせ材2の開先4に対する潜弧溶接ビード7、
(c)は外面側の低合金鋼1の開先5に対する潜弧溶接
ビード8を示したものであるが、h2 が3mm未満にな
ると、低合金鋼1の開先5の仮付け溶接6において、シ
ーム突合せ部9に隙間が少しでも生じた場合には裏側に
アークの突き抜ける溶け落ちの発生する危険が増加する
からである。逆にh2 が5mm超になると、仮付けビー
ド6と内面潜弧ビード7のメタルタッチが不十分とな
り、極端な場合には外面側の潜弧溶接ビード8の溶込深
さが内面潜弧溶接ビードまで達することができず、シー
ム突合せ部9に溶接欠陥を発生させるからである。
3〜5mmの範囲とした。図3は本発明者らによる溶接
工程を示すものであり、図3(a)は外面側の低合金鋼
部1の開先5に対する仮付け溶接ビード6、(b)は内
面側の合わせ材2の開先4に対する潜弧溶接ビード7、
(c)は外面側の低合金鋼1の開先5に対する潜弧溶接
ビード8を示したものであるが、h2 が3mm未満にな
ると、低合金鋼1の開先5の仮付け溶接6において、シ
ーム突合せ部9に隙間が少しでも生じた場合には裏側に
アークの突き抜ける溶け落ちの発生する危険が増加する
からである。逆にh2 が5mm超になると、仮付けビー
ド6と内面潜弧ビード7のメタルタッチが不十分とな
り、極端な場合には外面側の潜弧溶接ビード8の溶込深
さが内面潜弧溶接ビードまで達することができず、シー
ム突合せ部9に溶接欠陥を発生させるからである。
【0016】また、外面側の低合金鋼1の開先開度θ2
を上記の範囲とした理由は、θ2 が60°未満ではビー
ド形状が梨型形状となりやすく高温割れの発生する危険
性があるからであり、また上限を80°とした理由は、
80°超になると開先断面積が大きくなり過ぎるために
高溶接入熱となり、外面側潜弧溶接ビード8の材質など
が損なわれるためである。
を上記の範囲とした理由は、θ2 が60°未満ではビー
ド形状が梨型形状となりやすく高温割れの発生する危険
性があるからであり、また上限を80°とした理由は、
80°超になると開先断面積が大きくなり過ぎるために
高溶接入熱となり、外面側潜弧溶接ビード8の材質など
が損なわれるためである。
【0017】一方、本発明では特にオーステナイト系ス
テンレスクラッド鋼管の内面側(合わせ材の開先)の潜
弧溶接において、溶接電極数が2電極以上で、その各々
の電極間隔を10〜30mmとし、かつそれぞれの電極
に成分の異なる溶接ワイヤを用いて溶接することを第2
の特徴とする。図4(a)は従来法の多電極潜弧溶接に
おける各電極に対する溶接ワイヤの適用例、(b)は本
発明による各電極に対する溶接ワイヤの適用例を模式的
に示す図である。
テンレスクラッド鋼管の内面側(合わせ材の開先)の潜
弧溶接において、溶接電極数が2電極以上で、その各々
の電極間隔を10〜30mmとし、かつそれぞれの電極
に成分の異なる溶接ワイヤを用いて溶接することを第2
の特徴とする。図4(a)は従来法の多電極潜弧溶接に
おける各電極に対する溶接ワイヤの適用例、(b)は本
発明による各電極に対する溶接ワイヤの適用例を模式的
に示す図である。
【0018】従来法でもオーステナイト系ステンレス鋼
を対象とした溶接材料は種々開発がなされ実用に供され
てはいるが、クラッド鋼を対象とした汎用的な溶接材料
は必ずしも現状では製品化がなされていない。そのよう
な状況下でクラッド鋼の多電極潜弧溶接に既存の同一成
分同士の溶接ワイヤを適用した場合、以下のような問題
点が生ずる。すなわち、前述したように溶接方法の選択
によって溶込率が変化し、さらに使用する溶接材料とそ
の希釈率によって溶接金属の成分は溶接材料の成分とは
大幅に異なったものとなる。一方、溶接金属には合わせ
材と同等の耐食性も要求されることからNieq、Cr
eq、PI値(Cr+3.3Mo)の適正化、さらにフ
ェライト量の適量確保も重要である。しかるに、それら
をすべて満足できる溶接ワイヤの製造は、成分系によっ
て製造過程におけるσ相の生成(Ni量がさほど多くな
く、特に高Mo系でσ相が生成)によって製造が困難な
場合があり、それぞれの合わせ材成分に適応した溶接材
料の確保は困難な状況にあるといえる。
を対象とした溶接材料は種々開発がなされ実用に供され
てはいるが、クラッド鋼を対象とした汎用的な溶接材料
は必ずしも現状では製品化がなされていない。そのよう
な状況下でクラッド鋼の多電極潜弧溶接に既存の同一成
分同士の溶接ワイヤを適用した場合、以下のような問題
点が生ずる。すなわち、前述したように溶接方法の選択
によって溶込率が変化し、さらに使用する溶接材料とそ
の希釈率によって溶接金属の成分は溶接材料の成分とは
大幅に異なったものとなる。一方、溶接金属には合わせ
材と同等の耐食性も要求されることからNieq、Cr
eq、PI値(Cr+3.3Mo)の適正化、さらにフ
ェライト量の適量確保も重要である。しかるに、それら
をすべて満足できる溶接ワイヤの製造は、成分系によっ
て製造過程におけるσ相の生成(Ni量がさほど多くな
く、特に高Mo系でσ相が生成)によって製造が困難な
場合があり、それぞれの合わせ材成分に適応した溶接材
料の確保は困難な状況にあるといえる。
【0019】そのための手段としてオーステナイト系ス
テンレスクラッド鋼管の溶接用として、合わせ材よりも
高品位なインコネル系のワイヤを適用する場合もある
が、このワイヤ成分系では溶接金属が完全オーステナイ
ト系となるため高温割れの発生が懸念される。その点、
図4(b)の本発明法のように、種々異なる成分の溶接
ワイヤを組み合わせることによって溶接金属の成分を耐
食性および溶接性の観点から調整が可能となり、その適
用範囲は大幅に広がるといえる。
テンレスクラッド鋼管の溶接用として、合わせ材よりも
高品位なインコネル系のワイヤを適用する場合もある
が、このワイヤ成分系では溶接金属が完全オーステナイ
ト系となるため高温割れの発生が懸念される。その点、
図4(b)の本発明法のように、種々異なる成分の溶接
ワイヤを組み合わせることによって溶接金属の成分を耐
食性および溶接性の観点から調整が可能となり、その適
用範囲は大幅に広がるといえる。
【0020】そのためには、各々の電極間隔は10〜3
0mmの範囲にする必要がある。その理由は、間隔が1
0mm未満では電極間隔が近すぎるために互いに接触す
る危険性があるためで、逆に30mmを超えて離れすぎ
る場合は、1プール溶接を確保することが難しくなり、
それぞれ成分の異なるワイヤ同士が均一に混じり合わな
くなるからである。なお、発明において多電極に配置す
る成分の異なる溶接ワイヤとは、市販品同士はもちろん
のこと、市販品と成分調整した溶接ワイヤとの組合せも
含むことを意味する。
0mmの範囲にする必要がある。その理由は、間隔が1
0mm未満では電極間隔が近すぎるために互いに接触す
る危険性があるためで、逆に30mmを超えて離れすぎ
る場合は、1プール溶接を確保することが難しくなり、
それぞれ成分の異なるワイヤ同士が均一に混じり合わな
くなるからである。なお、発明において多電極に配置す
る成分の異なる溶接ワイヤとは、市販品同士はもちろん
のこと、市販品と成分調整した溶接ワイヤとの組合せも
含むことを意味する。
【0021】
【実施例】本発明による実施例について説明すると以下
の通りである。表1に示すような低合金鋼15mmt
と、合わせ材として3mmtのオーステナイト系ステン
レス鋼からなる成分の全厚みが18mmtの2種類のク
ラッド鋼に表2に示すような開先加工をした試験片を用
いてクラッド鋼管の溶接を想定した溶接試験を行った。
溶接材料としては表3に示す市販のワイヤ径が4mm、
JIS Z3324規格のステンレス鋼用溶接ワイヤ成
分系を4種類、またJIS Z3334規格の高ニッケ
ル合金鋼用溶接ワイヤ成分系を1種類、また潜弧溶接フ
ラックスとして内面用に市販のステンレス鋼用ボンドタ
イプフラックスBF−300F(日鐡溶接工業(株)
製)、外面用として試作したボンドタイプフラックスを
準備した。
の通りである。表1に示すような低合金鋼15mmt
と、合わせ材として3mmtのオーステナイト系ステン
レス鋼からなる成分の全厚みが18mmtの2種類のク
ラッド鋼に表2に示すような開先加工をした試験片を用
いてクラッド鋼管の溶接を想定した溶接試験を行った。
溶接材料としては表3に示す市販のワイヤ径が4mm、
JIS Z3324規格のステンレス鋼用溶接ワイヤ成
分系を4種類、またJIS Z3334規格の高ニッケ
ル合金鋼用溶接ワイヤ成分系を1種類、また潜弧溶接フ
ラックスとして内面用に市販のステンレス鋼用ボンドタ
イプフラックスBF−300F(日鐡溶接工業(株)
製)、外面用として試作したボンドタイプフラックスを
準備した。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】溶接は、まず図1に示す開先突合せ部3の
低合金鋼1の開先5に対してCO2溶接による仮付け溶
接を行った。次に開先突合せ部の合わせ材2の開先4に
対して潜弧溶接を行った。ここでは溶接電極数は2電極
とし、溶接ワイヤの組合せは、本発明法として第1電極
にJIS Z3324規格のステンレス鋼用YS309
MoLワイヤを、第2電極にはJIS Z3334規格
の高ニッケル合金鋼用YNiCrMo−3を適用した。
また、従来法として第1、第2電極にそれぞれ同種類の
ワイヤを適用して比較試験も実施した。さらに、開先突
合せ部の低合金鋼1の開先5に対して3電極の潜弧溶接
をJIS Z3324規格のYS312溶接ワイヤと試
作フラックスとの組合せで2種のクラッド鋼の溶接を終
了した。その溶接条件は表4に示す通りである。
低合金鋼1の開先5に対してCO2溶接による仮付け溶
接を行った。次に開先突合せ部の合わせ材2の開先4に
対して潜弧溶接を行った。ここでは溶接電極数は2電極
とし、溶接ワイヤの組合せは、本発明法として第1電極
にJIS Z3324規格のステンレス鋼用YS309
MoLワイヤを、第2電極にはJIS Z3334規格
の高ニッケル合金鋼用YNiCrMo−3を適用した。
また、従来法として第1、第2電極にそれぞれ同種類の
ワイヤを適用して比較試験も実施した。さらに、開先突
合せ部の低合金鋼1の開先5に対して3電極の潜弧溶接
をJIS Z3324規格のYS312溶接ワイヤと試
作フラックスとの組合せで2種のクラッド鋼の溶接を終
了した。その溶接条件は表4に示す通りである。
【0026】
【表4】
【0027】次に上記の条件で溶接して得られた合わせ
材側の溶接部から分析試料、曲げ試験片5本、腐食試験
片3本を採取し、諸特性を調査した。その結果を表5に
示す。表中、溶接金属の組成パラメータはNieq(=
%Ni+30×%C+0.5×%Mn)、Creq(=
%Cr+%Mo+1.5×%Si+0.5×Nb)、P
I(=%Cr+3.3×%Mo)での計算値、また耐曲
げ性はAPIのクラッド鋼溶接部のGuided Be
nd試験法(Root Bend Test)で実施
し、溶接金属部に欠陥なしのものはOK、また5本中1
本でも開口部の生じたものはNOとした。さらに耐孔食
性はASTM G48(48hrs)に準拠、試験温度
はSUS316Lクラッド鋼の溶接部は15℃、SUS
317Lクラッド鋼の溶接部は20℃で試験を行い、孔
食の発生がなかったものはOK、3本中1本でも孔食の
発生が認められたものについてはNOで評価した。
材側の溶接部から分析試料、曲げ試験片5本、腐食試験
片3本を採取し、諸特性を調査した。その結果を表5に
示す。表中、溶接金属の組成パラメータはNieq(=
%Ni+30×%C+0.5×%Mn)、Creq(=
%Cr+%Mo+1.5×%Si+0.5×Nb)、P
I(=%Cr+3.3×%Mo)での計算値、また耐曲
げ性はAPIのクラッド鋼溶接部のGuided Be
nd試験法(Root Bend Test)で実施
し、溶接金属部に欠陥なしのものはOK、また5本中1
本でも開口部の生じたものはNOとした。さらに耐孔食
性はASTM G48(48hrs)に準拠、試験温度
はSUS316Lクラッド鋼の溶接部は15℃、SUS
317Lクラッド鋼の溶接部は20℃で試験を行い、孔
食の発生がなかったものはOK、3本中1本でも孔食の
発生が認められたものについてはNOで評価した。
【0028】
【表5】
【0029】第1、第2電極にJIS Z3324規格
のステンレス鋼用溶接ワイヤを適用した記号6C、6
D、6E、7C、7D、7Eの比較法では、合わせ材の
成分系にかかわらず溶接金属に孔食が発生した。これ
は、溶接金属が希釈によって薄められ、その成分が各々
の合わせ材成分よりも低品位となったことが原因であ
る。またこれらの耐曲げ性は記号6C、6D、7C、7
D材は良好な特性を示したが、記号6Eおよび7E材は
微少な開口部が観察された。これは、溶接ワイヤのNi
量が他の溶接ワイヤに比較して少なく、溶接金属のフェ
ライト量が増加し、延性低下を招いたことが起因したと
推定される。
のステンレス鋼用溶接ワイヤを適用した記号6C、6
D、6E、7C、7D、7Eの比較法では、合わせ材の
成分系にかかわらず溶接金属に孔食が発生した。これ
は、溶接金属が希釈によって薄められ、その成分が各々
の合わせ材成分よりも低品位となったことが原因であ
る。またこれらの耐曲げ性は記号6C、6D、7C、7
D材は良好な特性を示したが、記号6Eおよび7E材は
微少な開口部が観察された。これは、溶接ワイヤのNi
量が他の溶接ワイヤに比較して少なく、溶接金属のフェ
ライト量が増加し、延性低下を招いたことが起因したと
推定される。
【0030】さらに、各電極にJIS Z3334規格
の高ニッケル合金用のYNiCrMo−3ワイヤを適用
した記号6Fおよび7F材は、耐孔食性は良好な結果を
示したが、曲げ試験において微少な開口部が観察され
た。これは、溶接金属の成分が完全オーステナイト系と
なったことによって、オーステナイトの粒界にP、Sな
どの不純物が濃縮し粒界脆化が起因したと推測される。
の高ニッケル合金用のYNiCrMo−3ワイヤを適用
した記号6Fおよび7F材は、耐孔食性は良好な結果を
示したが、曲げ試験において微少な開口部が観察され
た。これは、溶接金属の成分が完全オーステナイト系と
なったことによって、オーステナイトの粒界にP、Sな
どの不純物が濃縮し粒界脆化が起因したと推測される。
【0031】一方、第1電極にJIS Z3324規格
のステンレス鋼用YS309MoLとYS312溶接ワ
イヤを適用、かつ第2電極にJIS Z3334規格の
高ニッケル合金用ワイヤを用いた本発明法による記号6
A、6B、7A、7B材は、耐曲げ性および耐孔食性と
もに良好な結果が得られた。これは、表5からもわかる
ように、ステンレス鋼用と高ニッケル合金用のワイヤの
組合せによって、溶接金属の成分のNieq、Creq
およびPI値が合わせ材に対して適正であることを示し
ている。
のステンレス鋼用YS309MoLとYS312溶接ワ
イヤを適用、かつ第2電極にJIS Z3334規格の
高ニッケル合金用ワイヤを用いた本発明法による記号6
A、6B、7A、7B材は、耐曲げ性および耐孔食性と
もに良好な結果が得られた。これは、表5からもわかる
ように、ステンレス鋼用と高ニッケル合金用のワイヤの
組合せによって、溶接金属の成分のNieq、Creq
およびPI値が合わせ材に対して適正であることを示し
ている。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればオ
ーステナイト系ステンレスクラッド鋼管のシーム部の溶
接に際し、成分希釈などに起因する欠陥のない内面側合
わせ材開先部分の溶接部を得ることができ、UOE法な
どの造管に即した安定かつ迅速な生産をすることができ
る。
ーステナイト系ステンレスクラッド鋼管のシーム部の溶
接に際し、成分希釈などに起因する欠陥のない内面側合
わせ材開先部分の溶接部を得ることができ、UOE法な
どの造管に即した安定かつ迅速な生産をすることができ
る。
【図1】本発明の溶接方法における開先形状
【図2】クラッド鋼の異材溶接における溶接金属成分の
推定方法を示すグラフ
推定方法を示すグラフ
【図3】溶接工程の例を示す溶接部断面図で(a)、
(b)、(c)は工程順を示す
(b)、(c)は工程順を示す
【図4】電極と溶接ワイヤの適用例を示す図で(a)は
従来法、(b)は本発明を示す
従来法、(b)は本発明を示す
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 聰之 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内
Claims (2)
- 【請求項1】 外面側の低合金鋼と内面側のオーステナ
イト系のステンレス鋼からなるクラッド鋼管の造管溶接
において、長手シーム方向の突合せ開先形状として、内
面側の開先深さが合わせ材厚みの80〜130%、角度
60〜80°、ルート厚みが3〜5mm、そして外面側
の角度が60〜80°のX型の開先加工を施し、外面側
の開先部に低合金鋼用溶接ワイヤで仮付溶接を行った
後、内外面を1パスで潜弧溶接することを特徴とするス
テンレスクラッド鋼管の造管溶接方法。 - 【請求項2】 内面側の溶接において、溶接電極数が2
電極以上で、その各々の電極間隔を10〜30mmと
し、かつそれぞれの電極に成分の異なるワイヤを用いて
溶接することを特徴とする請求項1記載のステンレスク
ラッド鋼管の造管溶接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12993294A JPH07314174A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | ステンレスクラッド鋼管の造管溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12993294A JPH07314174A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | ステンレスクラッド鋼管の造管溶接方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07314174A true JPH07314174A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=15021993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12993294A Withdrawn JPH07314174A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | ステンレスクラッド鋼管の造管溶接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07314174A (ja) |
Cited By (25)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005009662A1 (en) | 2003-07-21 | 2005-02-03 | Grant Prideco, L.P. | Pipe/connector weld joint, and methods of welding same |
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| WO2008153007A1 (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-18 | Ihi Corporation | 溶接継手及び鋼床版並びに鋼床版の製造方法 |
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-
1994
- 1994-05-20 JP JP12993294A patent/JPH07314174A/ja not_active Withdrawn
Cited By (35)
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