JPH07314195A - 粉末成形プレスにおける金型位置確認・修正方法 - Google Patents

粉末成形プレスにおける金型位置確認・修正方法

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JPH07314195A
JPH07314195A JP13804994A JP13804994A JPH07314195A JP H07314195 A JPH07314195 A JP H07314195A JP 13804994 A JP13804994 A JP 13804994A JP 13804994 A JP13804994 A JP 13804994A JP H07314195 A JPH07314195 A JP H07314195A
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die
punches
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correcting
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本 正 生 山
Takeshi Katagiri
桐 武 司 片
Shiro Shirasaki
崎 志 朗 白
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    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/02Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space
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    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
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  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】金型の間違いやデータの入力ミスあるいは熱膨
張等があっても、加圧前の段階で各金型の相対位置関係
を確認することによって、成形品の加工精度の向上を図
ると共に、金型の破損等を未然に防止し得る粉末成形プ
レスの金型位置確認および修正方法を提供する。 【構成】加圧に先立って複数の金型を構成するダイ3;
上第1,第2,第3パンチ41,42,43;下第1,
第2,第3パンチ51,52,53,コアロッド54の
相対位置関係を確認し、設定値と誤差があれば修正する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末成形プレスにおい
て、ダイ,上下パンチ等の複数の金型の相対位置関係を
確認・修正する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、既に段付き成形品の成形方
法として、各段部を圧縮する複数のパンチの圧縮速度比
が、圧縮工程中、常に成形品の各段部の寸法比率となる
ように比例制御する成形方法を提案している(特開平4
ー94900号公報参照昭)。
【0003】すなわち、圧縮途中における各段部に対応
する粉末部分間の粉末の移動を無くして高精度の成形品
を得るものである。
【0004】従来は、各段部に対応する粉末部分の間の
粉末の移動があったために、出来上がった製品が最終製
品とかなり異なるので、各段部の圧縮比等の条件を少し
づつ変えて試し打ちを行うというように、再々の調整が
必要であったが、上記公報記載の比例制御方法によって
粉末の種類により圧縮比が一意的に定まり、成形すると
製品に限りなく近い製品ができるようになった。このよ
うに、比例制御方法によれば、試し打ちをしないでも製
品に限りなく近い成形品ができるので、試し打ち工程を
省略でき生産性が飛躍的に高まった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、試し打ち工程を省略できる反面、デ
ータの入力ミスや上下パンチ等の取付間違い等があると
直ちに不良品が大量に生産される危険性がある。また上
下パンチ同士が干渉し合うと金型の破損にもつながり、
特に各パンチの基準長さのチェックが必要となってき
た。
【0006】すなわち、従来は各パンチの位置を確認す
る方式がないために、たとえば、パンチを交換する際に
長さの異なるパンチを間違えて取り付けると、パンチ先
端位置が正規の位置に無いために、そのまま加圧工程に
移行すると全く異なる寸法の成形品を成形することにな
るし、場合によっては上下パンチ同士が干渉して破損す
るおそれがある。
【0007】また、正規の寸法のパンチが取り付けられ
ていたとしても、データの入力ミスによってパンチ間の
相対位置関係が狂うことも考えられる。
【0008】さらに連続運転時のパンチの発熱による熱
膨張によりパンチの長さが変化する。すなわち、比例制
御による成形方法をとる場合には、各パンチ移動量を計
測しながら移動速度が常に一定比率となるように制御す
るものではあるが、加圧途中のパンチ孔内に入り込んで
いるパンチ先端の位置を計測することは困難であり、実
際には各パンチと一体に動くパンチプレートやパンチ駆
動部の移動部分を計測している。そのため、計測部から
実際に粉末を加圧するパンチ先端位置まではオープンル
ープの部分であり、パンチ先端の位置は厳密には分から
ない。
【0009】このような問題は、段付き成形品に限られ
ず、段差の無い成形品を成形する場合にも生じる問題で
ある。
【0010】本願発明は、上記した従来技術の課題を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、金型の間違いやデータの入力ミスあるいは熱膨張等
があっても、加圧前の段階で各金型の相対位置関係を確
認することによって、成形品の加工精度の向上を図ると
共に、金型の破損等を未然に防止し得る粉末成形プレス
の金型位置確認および修正方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ダイ,上下パンチ等の複数の金型を互い
に相対移動させて粉末成形品を成形する粉末成形プレス
において、加圧に先立って金型の相対位置関係を確認す
る金型確認位置を設定し、金型確認位置で前記複数の金
型の相対位置関係を測定し、測定値が設定値と同じかど
うか確認すると共に、測定値が設定値と同じになるよう
に各金型間の相対位置関係を修正することを特徴とす
る。
【0012】このような位置確認・修正方法は、粉末成
形品が段付き成形品であって、各段部に対応する粉末部
分を加圧途中において常に同一の圧縮度となるように加
圧するような場合に好適である。
【0013】また、金型確認位置にて、複数の金型内の
いずれか一つを基準にとって、他の金型の位置を確認・
修正することを特徴とする。
【0014】基準とする金型は、ダイ,下パンチ,上パ
ンチあるいはコア等を用いることができる。
【0015】下パンチを基準にとる場合であって、下パ
ンチが複数設けられている場合には、複数の下パンチの
内の一つを基準とし、該基準の下パンチに対して他の下
パンチの位置をダイ,上パンチ等の他の金型と共に確認
・修正する。
【0016】上パンチを基準にとる場合であって、上パ
ンチが複数設けられている場合には、複数の上パンチの
内の一つを基準とし、該基準の上パンチに対して他の上
パンチの位置をダイ,下パンチ等の他の金型と共に確認
・修正する。
【0017】金型の相対位置関係を確認・修正した後、
規定の時間経過後、または規定の成形個数に達した時点
で、再度金型の相対位置関係を確認・修正することを特
徴とする。
【0018】金型の相対位置関係の確認・修正は、人手
で確認し、人手で修正することを特徴とする。
【0019】金型の相対位置関係の確認・修正は、自動
で確認し、自動で修正することを特徴とする。
【0020】
【作用】本発明にあっては、金型確認位置において複数
の金型の相対位置関係を測定し、測定値が予め定められ
た設定値と同じかどうか確認する。そして、誤差があれ
ば測定値が設定値と同じになるように各金型間の相対位
置関係を修正する。
【0021】複数の金型の位置確認は、金型以外のプレ
ス本体側を基準にして行ってもよいが、金型の内の一つ
を基準にして確認すれば、すべての金型間の相対位置を
確認できる。
【0022】たとえば、下パンチを基準にし、下パンチ
より上パンチが規定の位置まで上昇した位置で確認する
場合には、ダイ面から上パンチの端面までの距離、また
下パンチの端面までの距離を測定して設定値と対比す
る。
【0023】基準とする金型は、たとえば、ダイがプレ
ス本体に固定の場合にはダイを用い、ダイが可動の場合
には固定の下パンチを用いる。全ての金型が可動の場合
には、いずれか任意の金型を基準とし、上パンチを基準
とすることもできる。
【0024】また、上または下パンチを基準にとる場合
であって、上または下パンチが複数設けられている場合
には、複数の上または下パンチの内の一つを基準とし、
基準の上または下パンチに対して他の上または下パンチ
の位置を他の金型と共に確認・修正する。
【0025】一度、確認・修正したとしても、気温の変
化や成形時および抜き出し時の発熱、動力源が油圧の場
合にはその温度変化によって、延びたり縮んだりすると
相対位置関係が変化するので、規定の時間または規定の
成形個数に達した時に、同様のチェックが必要であり、
誤差がでた時は補正が必要である。
【0026】金型の相対位置関係を確認・修正は、人手
で行っても良いし、自動的に行っても良い。
【0027】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0028】図3は本発明の粉末成形プレスの金型位置
確認及び修正方法が適用される粉末成形プレスのツール
セット部の一例を示している。
【0029】本実施例では、図2(f)に示すような段付
き成形品Wを成形する場合を例にとって説明するものと
する。成形品Wは、外側の第1段部W1と、内側の第3
段部W3と、第1段部W1と第3段部W3を接続する第2
段部W2と、から構成され、それぞれの部分の肉厚の相
違に対応して上下端面が段付き形状となっている。
【0030】図3に示すように、ツールセット1には、
複数の金型、すなわち粉末が充填されるダイ孔2を有す
るダイ3と、このダイ3の上下開口部に圧入される上パ
ンチユニット4と、下パンチユニット5が設けられてい
る。上パンチユニット4はクランパユニット7を介して
プレス本体の上ラム9に固定されるパンチ作動ユニット
6と接続されている。
【0031】上パンチユニット4は、図4に詳細に示す
ように、互いに同心的に組み付けられた第1,第2及び
第3上パンチ41,42,43を具備している。第3上
パンチ43は最も内側に位置し、この第3上パンチ43
の外周に第2上パンチ42が嵌合し、さらに、第2上パ
ンチ42の外周に第1上パンチ41が互いに摺動自在に
嵌合している。これら第1,第2,第3上パンチ41,
42,43は、それぞれ第1,第2,第3上パンチホル
ダ44,45,46に固定されている。
【0032】第3上パンチホルダ46は上端部に第1フ
ランジ46aが張り出した中実のフランジ付き円柱状部
材で、この第3上パンチホルダ46外周を取り囲むよう
に中空円筒状の第2上パンチホルダ45が嵌合され、さ
らに第2上パンチホルダ45外周に中空円筒状の第1上
パンチホルダ44が嵌合している。第1,第2上パンチ
ホルダ44,45は上方に向かって2段階に拡径する段
付き円筒状部材で、その上端にそれぞれ第1,第2フラ
ンジ44a,44aが張り出している。第1上パンチホ
ルダ44の第3フランジ44aに上パンチユニット4全
体をガイドするガイド軸47上端が固定されている。ま
た、第3上パンチ43には金型を構成するコア54が挿
通される貫通孔43bが設けられている。
【0033】また、第1,第2および第3上パンチホル
ダ44,45,46間の回り止めを図るために、第1上
パンチホルダ44と第2上パンチホルダ45間、および
第2上パンチホルダ45と第3上パンチホルダ46間に
は回り止めピン48a,48bが挿通されており、この
回り止めピン48a,48bによって上下方向の移動を
ガイドしている。
【0034】第1,第2および第3上パンチホルダ4
4,45,46の上端には、クランパユニット7に接続
するための第1,第2および第3差込み部81,82,
83が設けられている。
【0035】第3差込み部83は第3上パンチホルダ4
6の上端から円形に突出する構成となっており、その上
端外周に円周方向に所定のピッチでもって半径方向外方
に向かって突出する第3係合歯86が設けられている。
【0036】第2差込み部82は第2上パンチホルダ4
5の上端から上方に円環状に突出しており、この第2差
込み部82の上端内周に円周方向に所定ピッチでもって
半径方向内方に向かって突出する第2係合歯85が設け
られている。
【0037】第1差込み部81は第1上パンチホルダ4
4の上端から上方に円環状に突出しており、この第1差
込み部81の上端内周に円周方向に所定ピッチでもって
半径方向内方に向かって突出する第1係合歯84が設け
られている。
【0038】また、第1上パンチホルダ44と第2上パ
ンチホルダ45の間、および第2上パンチホルダ45と
第3上パンチホルダ46の間にはそれぞれスプリング4
9a,49bが装着されており、このスプリング49
a,49bのバネ力によって、第2上パンチホルダ45
と第3上パンチホルダ46を支持して、自由状態で第
2,第3差込み部82,83が下方に落ち込むのを防止
している。
【0039】一方、パンチ作動ユニット6は、第1,第
2上パンチ41,42を作動する第1,第2上パンチ作
動手段10,11を互いに同心的に組み付けることによ
って構成されている。第3上パンチ43を作動する第3
上パンチ作動手段はプレス本体の加圧機構によって構成
される。
【0040】この場合、プレス本体は上パンチユニット
4全体を作動させるシリンダを上部に有する。位置検出
センサとの組み合わせのため、メカプレスよりも空気
圧,油圧,水圧等の流体圧シリンダが望ましい。また、
流体圧シリンダの他にねじ駆動機構によって駆動される
構成のものでもよい。
【0041】第2上パンチ作動手段11は中心に配置さ
れる中実の第2固定部材12と、該第2固定部材12の
外周に流体密に摺動自在に嵌合される円筒状の第2可動
部材13と、から構成されている。第2固定部材12の
外周中途部には圧油や空気圧等の作動流体が流入する環
状の第2作動室14が設けられ、第2可動部材13の内
周には前記第2作動室14内に突出して第2作動室14
内を2室に区分する第2環状ピストン部15が設けられ
ている。そして、第2固定部材12の下端部には中実の
第3アダプタ18が固定され、さらに第2可動部材13
下端の作動端部には環状の第2アダプタ17が固定され
ている。
【0042】第1上パンチ作動手段10は、プレス本体
の上ラム9に固定される円筒状の第1固定部材19と、
この第1固定部材19の内周に流体密に摺動自在に嵌合
される円筒状の第1可動部材20と、から構成される。
第1固定部材19内周中途部には圧油や空気圧等の作動
流体が流入する第1作動室22が設けられ、第1可動部
材20のの外周には、第1作動室22内に突出して第1
作動室22内を2室に区分する第1環状ピストン部21
が設けられている。そして、第1可動部材20の下端に
は環状の第1アダプタ16が固定されている。
【0043】上記第1,第2上パンチ作動手段10,1
1の第1固定部材19と第2固定部材12の上端は固定
プレート23を介して連結されている。すなわち、第2
固定部材12上端は固定プレート23に直接固定され、
第1固定部材19は固定ロッド24を介して固定プレー
ト23に固定されている。固定ロッド24は第1,第2
可動部材20,13の移動方向に沿って延びており、ま
た第1,第2可動部材20,13の上端に連結された第
1,第2可動プレート25,26に摺動自在に挿通され
ている。
【0044】クランパユニット7は、図5に示すよう
に、互いに同心的に組み付けられる第1,第2,第3ク
ランパ71,72,73によって構成されている。第3
クランパ73は中実の円柱状部材で、その外周に円筒状
の第2クランパ72が軸方向に移動自在に嵌合してい
る。また、第2クランパ72の外周には円筒状の第1ク
ランパ71が軸方向に移動自在に嵌合している。
【0045】第3クランパ73の上端は、前記パンチ作
動ユニット6の第2固定部材12下端の第3アダプタ8
に対して回転自在に接続されている。
【0046】また、第2クランパ72の上端は、パンチ
作動ユニット6の第2可動部材13下端の第2アダプタ
17に対して回転自在に接続されている。
【0047】さらに、第1クランパ71の上端は、パン
チ作動ユニット6の第1可動部材20下端の第1アダプ
タ16に回転自在に接続されている。
【0048】一方、第3クランパ73の下端には、前記
第3上パンチホルダ46上端の第3差込み部83が係合
する凹状の第3受け部93が設けられている。この第3
受け部93の下端部内周には、円周方向に所定のピッチ
でもって複数の第3受け歯96が突出形成されている。
【0049】又、第2クランパ72の下端には、前記第
2上パンチホルダ45上端の第2差込み部82が係合す
る第2受け部92が形成されている。この第2受け部9
2下端外周には、円周方向に所定ピッチでもって複数の
第2受け歯95が形成されている。
【0050】さらに、第1クランパ71の下端には、前
記第1上パンチホルダ44上端の第1差込み部81が係
合する第1受け部91が設けられ、この第1受け部91
の下端外周に、円周方向所定ピッチでもって複数の第1
受け歯94が形成されている。
【0051】これら第1,第2,第3クランパ71,7
2,73は、第1クランパ71と第2クランパ72の間
および第2クランパ72と第3クランパ73との間に装
着されたキー97,98によって回り止めがなされ、回
転方向には固定で、軸方向には可動に回転自在としてい
る。このキー97,98等の回り止め部材によって、第
1,第2,第3クランパ71,72,73の各第1,第
2,第3受け歯94,95,96の位相を一定の関係に
保つようになっている。
【0052】一方、このクランパユニット7を回転させ
る回動手段としての回転作動部30が設けられている。
【0053】回動作動部30は、図5(b)に示すよう
に、第1クランパ71の外周に形成した従動歯31と、
この従動歯31に噛み合うラック32と、このラック3
2のを進退駆動させる往復動シリンダ33と、から構成
されており、パンチ作動ユニット6の第1固定部材19
に取り付けられている。
【0054】上記した上パンチユニット4は対応する下
パンチユニット5が取り付けられたツールセット1に組
み付けられている。
【0055】ツールセット1は、粉末が充填されるダイ
3を備えたダイプレート34と、このダイプレート34
の下方に配置され第1下パンチ51を保持する第1下パ
ンチプレート35と、第1下パンチプレート35の下方
に配置され第2下パンチ52を支持する第2下パンチプ
レート36と、プレス本体のフレーム37に固定される
固定プレート38と、この固定プレート38の下方に配
置されてタイロッド61を介してダイプレート34に連
結される引き下げプレート39と、を有する構成となっ
ている。第1下パンチプレート35および第2下パンチ
プレート36にはタイロッド61が摺動自在に挿通され
ている。
【0056】そして、第1下パンチプレート35と第2
下パンチプレート36の間に第1下パンチ51を作動す
るための第1下パンチ駆動シリンダ62が装着され、ま
た、第2下パンチプレート36と固定プレート38の間
には第2下パンチ52を作動するための第2下パンチ駆
動シリンダ63が装着されている。さらに、固定プレー
ト38の下面側には、コアロッド54を往復駆動するた
めのコアロッド駆動シリンダ67が装着されている。ま
た、引き下げプレートも、図示しないが油圧,空気圧等
の流体圧シリンダによって駆動される。
【0057】第1下パンチ駆動シリンダ62および第2
下パンチ駆動シリンダ63は、いずれも環状の第1,第
2ピストンロッド64,65を有しており、第2下パン
チ駆動シリンダ63の第2ピストンロッド65内周に前
記第3下パンチ53の第3下パンチホルダ57が挿通さ
れ、第1下パンチ駆動シリンダ62の第1ピストンロッ
ド64内周に第2下パンチホルダ56が挿通されてい
る。また、コアロッド駆動シリンダ67は、コアロッド
54を支持するコアロッドホルダ55が連結されるピス
トン67aを有している。
【0058】上パンチユニット4はダイプレート34に
挿通されたガイド軸47の上端が固定されており、この
ガイド軸47を介して、上パンチユニット4がダイプレ
ート34に支持されている。
【0059】また、このダイプレート34には、前記上
パンチユニット4を昇降させてクランパユニット7に対
して進退させる進退手段としての昇降シリンダ66が設
けられている。
【0060】上記構成の粉末成形プレスの上パンチユニ
ットの接続は、プレス本体(図示せず)内にツールセッ
ト1を装着し、昇降シリンダ66を作動させて上パンチ
ユニット4を上昇させて、上パンチユニット4の第1,
第2,第3上パンチ41,42,43上端の第1,第
2,第3差込み部81,82,83を、クランパユニッ
ト7の第1,第2,第3クランパ71,72,73下端
の第1,第2,第3受け部91,92,93に差込む。
【0061】次いで、回転作動部30のシリンダ33に
より駆動ラック32を所定量直進させる共に、この駆動
ラック32に噛み合っている従動歯31を介してクラン
パユニット7を回転させ、クランパユニット7の各第
1,第2,第3受け歯94,95,96を上パンチユニ
ット4の第1,第2,第3係合歯84,85,86と噛
み合わせる。図示例の場合には、第1,第2,第3係合
歯84,85,86が9枚であるから、20度回転させ
ると噛み合うことになる。
【0062】次に、図2を参照して成形工程を簡単に説
明する。
【0063】成形工程は、概略、各金型の相対位置関係
を確認・修正する金型位置確認行程と(図1参照)、金
型位置確認後にダイ孔2に粉末Pを充填する工程と(図
2(a)参照)、充填された粉末Pをトランスファする工
程と(図2(b)参照)、比例加圧工程と(図2(c)参
照)、圧抜き後に成形品1を抜き出す工程(図2(d)参
照)と、からなっている。
【0064】金型位置確認行程では、この実施例ではプ
レス本体に固定された下第3パンチ53を基準にして、
他の金型の位置関係を確認・修正する。本実施例の場合
には、金型の確認位置として、下第3パンチ53を基準
にして、他の金型であるダイ3,下第2,下第1パンチ
52,51、コアロッド54、上第1,第2,第3パン
チ41,42,43の位置が一定寸法関係となるように
設定されている。
【0065】この金型確認位置では、下第1〜第3パン
チ51,52,53,コア54,ダイ3および上第1〜
第3パンチ41,42,43が正規の位置関係にある場
合には、基準となる下第3パンチ53の上端面に、下第
1,第2パンチ51,52,コアロッド4の端面および
ダイ3の上面が同一面となり、さらに上第1〜第3パン
チ41〜43の下端面が下第3パンチ53の上端面から
所定の高さHに位置するように設定されている。
【0066】金型確認位置は、成形サイクル中のある位
置、たとえば成形品の抜き出し完了位置を選んで、その
時点での正規の位置関係にあるかどうかを確認するよう
にしてもよいが、成形ストローク中のある位置ではな
く、金型位置確認ポジションとして成形ストロークとは
別に設けることが好ましい。
【0067】すなわち、成形ストロークは成形品の形
状,寸法によって異なるために、形状や寸法の異なる成
形品を打つ度に、金型確認位置の設定置を変える必要が
あり作業が面倒なものとなる。すなわち、図2(g)に示
すように、抜き出し完了位置に対応する成形サイクル中
の上第1〜第3パンチ51,52,53の上昇位置A
は、A=A1(ダイ3上面を摺動するフィーダFeの高
さ)+A2(ダイ3の上面から下第3パンチ53端面ま
での充填深さ)+α(所定寸法)で演算される。この充
填深さA2は、成形品の寸法によって変わってしまう。
【0068】そこで、成形品の形状,寸法等が変わって
も共通の金型確認位置で確認できるようにするために、
一定の寸法関係にある位置を金型確認位置として設定し
ている。すなわち、異なる成形品を打つために、上下パ
ンチ等を交換する場合に、上下パンチ等の基準長さは変
えないので、成形ストロークとは別個に所定の金型確認
位置を設定することにより、同一のツールセットであれ
ば、成形品の形状,寸法に拘らず共通した金型確認位置
とすることができる。
【0069】基準長さというのは交換される部品で、第
1下パンチ51の基準長さAは第1下パンチ51と第1
下パンチホルダ58全部、第2下パンチ52の基準長さ
Bは第2下パンチ52及び第2下パンチホルダ56の中
途部まで、第3下パンチ53の基準長さCは第3下パン
チ53と第3下パンチホルダ57中途部まで、コアロッ
ド54の基準長さDはコアロッド54のみである。
【0070】この基準長さA,B,C,Dは成形品に関
係なく一定である。同じプレスの場合、A,B,C,D
の長さを同じにしておけば共通に使用できる。この基準
長さに合わせて各パンチを作るが、誤差が出ると金型確
認位置にて補正を行う。
【0071】また、第1上パンチ41の基準長さEは第
1上パンチ41と第1上パンチホルダ44の中途部ま
で、第2上パンチ42の基準長さFは第2上パンチ42
と第2上パンチホルダの中途部まで、第3上パンチ43
の基準長さGは第3上パンチ43のみであり、下パンチ
と同様に、基準長さに合わせて各パンチが作られるが、
誤差があると金型確認位置にて補正を行う。
【0072】図示例における各基準長さは、上下各パン
チとパンチホルダを加えた長さであるが、不経済ではあ
るが、パンチホルダを含めてすべて金型用の素材で構成
してもよい。
【0073】この金型確認位置は、正規の状態では、第
1,第2,第3上パンチ41,42,43の下端面が面
一状態にあり、また、第1,第2,第3下パンチ51,
52,53及びコアロッド54の上端面がダイ3の上面
と面一状態にある。そして、第3下パンチ53の上端面
から第1〜第3上パンチ41〜43までの距離Hは、た
とえば100[mm]に設定される。もちろん、距離H
は計測しやすい寸法を選択すればよく、任意の寸法を選
択することができる。
【0074】また、第1〜第3上パンチ41〜43は面
一でなくてもよいし、第1〜第3下パンチ51〜53,
ダイ3およびコアロッド54についても面一である必要
はない。
【0075】また、確認すべき各第1〜第3下パンチ5
1〜53,第1〜第3上パンチ41〜43の端面は、図
2(h)で示すように、エッジ部にアール42b,52b
や突起51b,41b,43b,53bが設けられてい
るので、エッジ部を避けて平坦面部分41a〜43a,
51a〜53aにて確認作業を行う。
【0076】この金型確認位置では、第1,第2上パン
チ作動手段10,11の各可動部材20,13は、位置
調整のために、上下に移動可能となるように余裕を持た
している。また、第1,第2下パンチ作動手段62,6
3及びコア駆動シリンダ67についても、それぞれ上下
に移動可能となるように余裕を持たしている。
【0077】確認作業は、図1に示すように、ダイヤル
ゲージを利用した確認治具が用いられる。
【0078】すなわち、確認治具200は、上下端面2
01,202が互いに平行となるように成形されたブロ
ック状の保持器203と、この保持器203の上下方向
中途部位に取り付けられるダイヤルゲージ204と、か
ら構成される。保持器203の高さHは、金型確認位置
におけるダイ3上面3aから上パンチユニット4の下端
面間の正規の高さ寸法に等しく設定されており、ダイヤ
ルゲージ204の測定子205の基準点は保持器203
の下端面202の延長面上、すなわちダイ3の上面3a
に位置するように調整している。
【0079】ダイヤルゲージ204は周知の構造で、目
盛りが付されたゲージ本体206と、ゲージ本体206
から出没自在に設けられる測定子205と、から構成さ
れ、測定子205の微小変位を拡大してゲージ本体20
6の指針が振れる構成である。図示例では、ゲージ本体
206をアーム207を介して保持器203に取り付け
ている。
【0080】そして、プレスを金型確認位置モードにし
て、保持器203の下端面をダイ上面3aに載置し、ダ
イヤルゲージ204の測定子205を下パンチユニット
5の第1,第2,第3下パンチ51,52,53及びコ
アロッド54の上端面に接触させて、各第1,第2,第
3下パンチ51,52,53及びコアロッド54の上端
面のダイ上面3aからの位置を測定する。
【0081】そして、設定値と誤差がある場合には、そ
の誤差分をコントローラから入力し、第1,第2下パン
チ51,52及びコアロッド54を微小に上下させ、先
端位置を第3下パンチ53の上端面と面一となるように
調整する。
【0082】次いで、保持器203を上下逆にして上端
面202をダイ上面3aに載置し、ダイヤルゲージ02
4の測定子205を上に向け、第1,第2,第3上パン
チ41,42,43の下端面位置を確認し、誤差がある
と、第1,第2上パンチ駆動シリンダ10,11によっ
て第1,第2上パンチ41,42を駆動して第1,第2
上パンチ41,42の下端面を、上ラム9と共に移動す
る第3上パンチ43の下端面と面一となるように調整す
る。
【0083】このような確認治具200を用いれば、確
認治具200を逆に向けて測定すれば、上,下各パンチ
41〜43,51〜53の端面をそのままの状態で測定
できるので有利である。この確認位置での各上パンチ4
1〜43の高さは、測定しやすいように略100[m
m]程度に設定することが好ましい。
【0084】この確認作業をした後、本格的な加圧成形
を開始する。確認・修正作業によって、上,下パンチユ
ニット4,5の各パンチの端面位置が完全に同一とな
り、規定の充填深さ,加圧位置を入力すれば、支障無く
成形することができる。
【0085】そして、各第1〜第3上下パンチ41〜4
3,51〜53、コアロッド54、ダイ3の作動を監視
している位置検出器411〜431、511,521,
541,301と、各パンチやコアロッドの先端位置及
びダイ上面3とは差があるために、位置検出器411〜
431から各上パンチ41〜43先端まで、位置検出器
511,521,541から各下パンチ51,52先端
及びコアロッド54先端まで、さらに位置検出器301
からダイ上面3までのパンチやアダプタ等の構成部分が
オープンループになる。
【0086】すなわち、第1上パンチ41については、
第1パンチ作動シリンダの第1可動部材20,第1アダ
プタ16,第1クランパ71,第1パンチホルダ44及
び第1上パンチ41がオープン部分となる。
【0087】第2上パンチ42については、第2パンチ
作動シリンダの第2可動部材13,第2アダプタ17,
第2クランパ72,第1パンチホルダ45及び第2上パ
ンチ42がオープン部分となる。
【0088】第3上パンチ43については、第2上パン
チ作動シリンダの第2固定部材12と、第3アダプタ1
8と、第3クランパ73と、第3上パンチホルダ46及
び第3上パンチ43がオープン部分となる。
【0089】第1下パンチ51については、第1下パン
チ51及び第1下パンチホルダ58がオープン部分とな
る。
【0090】第2下パンチ52については、第2下パン
チ52及び第2下パンチホルダ57がオープン部分とな
る。
【0091】コアロッド54については、コアロッド5
4及びコアロッドホルダ55がオープン部分となる。
【0092】また、ダイ3については、タイロッド61
がオープン部分となる。
【0093】気温の変化や成形時及び抜き出し時の発
熱、動力源が油圧の場合の温度変化により延びたり縮ん
だりすれば、オープン部分の長さに変化が生ずるために
規定の時間または規定の成形個数に達した時に同様のチ
ェックが必要である。もし、誤差が出たときは補正が必
要である。
【0094】上記金型確認・修正が終了した後に、本来
の成形行程に入る。
【0095】まず、ダイ孔2内に所定量の粉末を充填
し、充填した粉末をトランスファする。充填深さは、最
終成形品Wの各第1,第2,第3段部W1,W2,W3
の寸法比率と同一の比率に設定している。
【0096】トランスファ工程では、図2(a)に示すよ
うに、充填された粉末Pの、第1段部W1,第2段部W
2対応する粉末部分P1,P2を、第1,第2上下パンチ
41,51;42,52によって挟んで充填深さを変化
させないで相対移動させる。第1,第2上下パンチ4
1,51;42,52は動く量に応じたスピードで移動
し、同時スタート同時終了となるように制御され粉末の
加圧はしない。
【0097】そして、加圧工程では、各第1〜第3上パ
ンチ位置検出器411〜431、第1〜第3下パンチ位
置検出器511〜531及びコアロッド位置検出器54
1からの信号に基づいて、第1,第2上パンチ作動シリ
ンダ10,11及び第1,第2下パンチ作動シリンダ6
2,63、さらにコアロッド作動シリンダ67が制御さ
れ、第1上,下パンチ41,51;第2上,下パンチ4
2,52;第3上,下パンチ43,53によって対応す
る粉末部分を軸方向に同時に圧縮する。この時に、各粉
末部分の密度が圧縮途中で常に同一となるように圧縮す
る(図1(d)参照)。
【0098】すなわち、上第1,第2,第3上パンチ4
1,42,43の速度をv01,v02,v03、下第1,第
2第3パンチ51,52,53をv11,v12,v13とし
た場合に、(v01ーv11),(v02ーv12),(v03ーv13)
の比率が、成形中常に最終成形品Wの各第1,第2,第
3段部W1,W2,W3の寸法比率と同一となるように
制御している。
【0099】上記位置検出器411〜431,511〜
531,541は、可動部に取り付けられたリニアスケ
ールと、プレス本体側の固定部に取り付けられたセンサ
との組み合わせによって構成されるもので、本実施例で
は、第1上パンチ位置検出器のリニアスケール411a
は固定プレート23に、第2上パンチ位置検出器421
のリニアスケール421aは第1可動プレート25に、
第3上パンチ位置検出器431のリニアスケール431
aは第2可動プレート26に、それぞれ固定され、これ
らリニアスケール411a,421a,431aに近接
してプレス本体側にリニアスケールの目盛りを読み取る
ためのセンサ411b,421b,431bが設けられ
ている。図3に示す配置関係は概念的なものであり、実
際はツールセットの周方向に配置して互いに干渉しない
ように設定されている。
【0100】また、第1下パンチ位置検出器511のリ
ニアスケール511aは第1パンチプレート55に、第
2下パンチ位置検出器521のリニアスケール521a
は第2パンチプレート56に、コアロッド位置検出器5
41のリニアスケール541aはコアロッドホルダ55
の下端面に、ダイ位置検出器301のリニアスケール3
01aは下ラム39aに、それぞれ設けられた取付部5
41c,301cに取り付けられている。
【0101】本実施例では、第3下パンチ53が固定
で、第3上パンチ43がプレスの上ラム9によって駆動
されるので、第3下パンチ53を基準にして、第1,第
2,第3上,下パンチ41,51;42,52および上
第3パンチ43の移動速度を設定し、この設定速度とな
るように第1,第2上パンチ作動シリンダ10,11及
び上ラム9の作動シリンダ、さらに第1,第2下パンチ
作動シリンダ62,63が制御される。
【0102】加圧方式としては、片押し方式、両押しウ
イズドロアル方式等、種々の加圧方式を採用することが
できる。
【0103】加圧が終了すると、ダイ3および下第1,
第2パンチ51,52を下降させると共に上パンチユニ
ット4を上昇させて成形品を抜き出す(図2(d)参
照)。
【0104】成形品Wの抜き出しが完了すると、成形品
Wをダイ上面3aをすべらせて搬送する。この搬送は、
次の成形工程の粉末Pを充填するために前進するフィー
ダFによって側方に押し出され、それと同時に次の成形
のための粉末Pがダイ孔2内に充填され、次の成形工程
に移行する。
【0105】また、これらの金型の作動方法は、全油圧
サーボ方式油圧比例制御方式、ネジサーボモータ方式あ
るいは通常のメカプレスをサーボモータで制御する方式
等の数値制御方式のプレスに広く適用することができ
る。メカプレスはクランク,カム,トグル等の倍力機構
を有するもので、精密に制御するために、動力伝達部に
は歯付きベルトやチェーンあるいはギヤ伝達機構等のす
べりの無い機構を用いることが効果的である。
【0106】上記実施例では、上パンチユニット4をク
ランパユニットを介してパンチ作動ユニット6に接続し
ているが、図6に示すように、クランパユニットを介さ
ないで、上パンチユニット4を直接上パンチ作動ユニッ
ト6に接続した構成でもよいことはもちろんである。図
中、上記実施例と同一の構成部分については、同一の符
号を付して説明を省略する。
【0107】図7には、本発明の第2実施例を示してい
る。
【0108】この例は、ダイが下がって製品の加圧、抜
き出しを行うウイズドロアル方式で、ダイ211が段付
きの場合を示している。この実施例では、成形品WAは
1段の段付き成形品である。下パンチ212は一つであ
り、下パンチ212と上パンチ213の間で第2段部W
A2が圧縮され、ダイ211の段部211aと上パンチ2
13との間で第1段部WA1が圧縮される。
【0109】そして、圧縮途中で常に第1,第2段部W
A1,WA2に対応する粉末部分が常に同一の圧縮度となる
ように上パンチ213,ダイ211及び下パンチ212
の速度が設定される。すなわち、成形品WAの第1,第
2段部WA1,WA2の寸法比が1:2の場合には、上パン
チ213の速度をVA、ダイ211の速度をVB、下パン
チ212の速度をVcとすると、VA:VB:Vcが2:
1:0に設定することにより、第1,第2段部WA1,W
A2に対応する粉末部分を常に同一の圧縮度で加圧するこ
とができ、極めて精密な成形品WAを得ることができ
る。
【0110】精密な寸法を出すために、加圧前の下パン
チ212と上パンチ213の相対位置関係は重要であ
り、成形工程の適当な段階で上下パンチ212,213
及びダイ211間の相対位置関係を確認する必要があ
る。
【0111】この例でも、金型確認位置にで、同図(e)
に示すように、下パンチ212の上端面をダイ211上
面と面一にしている。
【0112】また、上パンチ213の下端面を下パンチ
212の基準面、すなわち、ダイ211上面から規定の
距離だけ離れた位置に設定しており、第1実施例と同様
なダイヤルゲージ204を用いた確認治具200と用い
て全く同様に確認作業を行うことができる。
【0113】図8には、本発明の第3実施例を示してい
る。
【0114】この例も図7と同様の一段の段付き成形品
を成形するもので、この例ではダイを固定した両圧方式
の場合で、一つの上パンチ301と、2段の下パンチ3
02,303によって加圧成形する例である。
【0115】この場合には、各パンチ301,302,
303の速度は上パンチ301をVA、第1下パンチ3
02をVB、第2下パンチ303をVcとすると、VA:
VB:Vcを1:0:1に設定することによって、第1,
第2段部WA1,WA2に対応する粉末部分を常に同一の圧
縮度で加圧することができ、極めて精密な成形品を得る
ことができる。
【0116】精密な寸法を出すために、加圧前の上パン
チ301、第1,第2下パンチ302,303及びダイ
304の相対位置関係は重要であり、この例でも、金型
確認位置で、同図(e)に示すように、第1,第2下パン
チ302,303の上端面をダイ304上面と面一にし
ている。
【0117】また、上パンチ301の下端面を下パンチ
302,303の基準面、すなわち、ダイ304上面か
ら規定の距離だけ離れた位置に設定しており、第1実施
例と同様なダイヤルゲージ204を用いた確認治具20
0と用いて全く同様に確認作業を行うことができる。
【0118】図9には、本発明の第4実施例を示してい
る。
【0119】この実施例もダイが下がって製品の加圧、
抜き出しを行うウイズドロアル方式で、上パンチ401
が一つで、下パンチ402,403,404が3つの場
合で、上面が平坦で下面が3段の段付き成形品を成形す
るものである。そして、第1,第2,第3段部WB1,W
B2,WB3の厚み寸法の比率を1:2:3とすると、上パ
ンチ401の速度をVA、第1,第2下パンチ402,
403の速度をVB,Vcとすると、VA:VB:Vcを
3:2:1に設定すれば、第1,第2,第3段部WB1,
WB2,WB3に相当する粉末部分を加圧途中において常に
均一な圧縮度になるように加圧することができ、精密な
寸法の成形品WBを得ることができる。
【0120】精密な寸法を出すために、加圧前の上パン
チ401、第1,第2,第3下パンチ402,403,
404及びダイ405の相対位置関係は重要であり、こ
の例でも、金型確認位置で、同図(e)に示すように、第
1,第2,第3下パンチ402,403,404の上端
面をダイ405上面と面一にしている。
【0121】また、上パンチの401下端面を下パンチ
402,403,404の基準面、すなわち、ダイ40
5上面から規定の距離だけ離れた位置に設定しており、
第1実施例と同様なダイヤルゲージ204を用いた確認
治具と用いて全く同様に確認作業を行うことができる。
【0122】第2〜第4実施例では上面が平坦面となっ
ているが、下面を平坦面とし、上面を段付き形状として
もよいし、第1実施例のように上下両面を段付き面とし
てもよいことはもちろんである。
【0123】図10は本発明の第5実施例を示してい
る。上記第1乃至第4実施例では段付き成形品を成形す
る場合の例であるが、図示例は、上下パンチが一つで、
しかも段付きでない成形品を成形する場合である。
【0124】精密な寸法を出すために、加圧前の下パン
チ512と上パンチ513の相対位置関係は重要であ
り、成形工程の適当な段階で上下パンチ512,513
及びダイ511間の相対位置関係を確認する必要があ
る。
【0125】この例でも、金型確認位置で、同図(d)に
示すように、下パンチ512の上端面をダイ511上面
と面一にしている。
【0126】また、上パンチ513の下端面を下パンチ
512の基準面、すなわち、ダイ511上面から規定の
距離だけ離れた位置に設定しており、第1実施例と同様
なダイヤルゲージ204を用いた確認治具200と用い
て全く同様に確認作業を行うことができる。
【0127】なお、上記各実施例では、金型面の位置確
認は、本実施例ではダイヤルゲージで行っているが、そ
の他、例えば作動トランス等の接触式変位センサ、渦電
流式やレーザ式等の非接触センサあるいはエアーマイク
ロ等、種々のセンサを用いることができる。また、複数
の金型の相対位置関係を同時に測定するために複数のセ
ンサーを組み込んだ測定治具を用いて、複数の金型を同
時に測定可能としてもよい。
【0128】また、自動確認の場合には、ロボットを利
用して金型の測定位置を定めて測定するようにすればよ
い。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金型製作誤差やデータの入力ミス等があっても、加圧前
の段階で各金型の相対位置関係を確認することによっ
て、金型の破損等を未然に防止することができ、安全性
が向上すると共に安定した品質の成形品を供給すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の粉末成形プレスの金型位置確認
方法の一実施例を示す図である。
【図2】図2(a)〜(e)は図1の粉末成形プレスの成形
工程を示す図、同図(f)は成形品の一例を示す縦断面
図、同図(g),(h)はパンチの端部形状を示す拡大断面
図、同図(i)は上パンチユニット上昇位置を示す図であ
る。
【図3】図3は本発明が適用される粉末成形プレスのツ
ールセット部の一例を示す図である。
【図4】図4は図3の上パンチユニットを示すもので、
同図(a)は縦断面図、同図(b)は上面図、同図(c)は接
続端部の斜視図である。
【図5】図5は図3のクランパユニットを示すもので、
同図(a)は縦断面図、同図(b)は接続端部の平面図であ
る。
【図6】図6は図3のツールセット部のクランパユニッ
トを用いない構成例を示す図である。
【図7】図7は本発明の第2実施例を示す図である。
【図8】図8は本発明の第3実施例を示す図である。
【図9】図9は本発明の第4実施例を示す図である。
【図10】図10は本発明の第5実施例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ツールセット 2 ダイ孔 3 ダイ 3a ダイ上面 4 上パンチユニット 41,42,43 第1,第2,第3上パンチ 5 下パンチユニット 51,52,53 第1,第2,第3下パンチ 54 コアロッド 6 パンチ作動ユニット 7 クランパユニット 9 上ラム 10,11 第1,第2上パンチ作動シリンダ 35,36 第1,第2下パンチプレート 38 固定プレート 39 引き下げプレート 62,63 第1,第2下パンチ作動シリンダ 64 コアロッド作動シリンダ 411,421,431 第1,第2,第3上パンチ位
置センサ 511,521 第1,第2,第3下パンチ位置センサ 541 コアロッド位置センサ 301 ダイ位置センサ 200 確認治具 201 上端面 202 下端面 203 保持器 204 ダイヤルゲージ 205 測定子 206 ゲージ本体 207 アーム W成形品 W1 第1段部 W2 第2段部 W3 第3段部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイ,上下パンチ等の複数の金型を互いに
    相対移動させて粉末成形品を成形する粉末成形プレスに
    おいて、 加圧に先立って金型の相対位置関係を確認する金型確認
    位置を設定し、 該金型確認位置で前記複数の金型の相対位置関係を測定
    し、 測定値が設定値と同じかどうか確認すると共に、測定値
    が設定値と同じになるように各金型間の相対位置関係を
    修正することを特徴とする粉末成形プレスにおける金型
    位置確認・修正方法。
  2. 【請求項2】粉末成形品は段付き成形品であって、各段
    部に対応する粉末部分を加圧途中において常に同一の圧
    縮度となるように加圧するものである請求項1に記載の
    粉末成形プレスにおける金型位置確認・修正方法。
  3. 【請求項3】金型確認位置にて、複数の金型内のいずれ
    か一つを基準にとって、他の金型の位置を確認・修正す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の粉末成形
    プレスの金型位置確認・修正方法。
  4. 【請求項4】基準とする金型はダイである請求項3に記
    載の粉末成形プレスの金型位置確認・修正方法。
  5. 【請求項5】基準とする金型は下パンチである請求項3
    に記載の粉末成形プレスの金型位置確認・修正方法。
  6. 【請求項6】基準とする金型は上パンチである請求項3
    に記載の粉末成形プレスの金型位置確認・修正方法。
  7. 【請求項7】下パンチを基準にとる場合であって、下パ
    ンチが複数設けられている場合には、複数の下パンチの
    内の一つを基準とし、該基準の下パンチに対して他の下
    パンチの位置をダイ,上パンチ等の他の金型と共に確認
    ・修正することを特徴とする請求項5に記載の粉末成形
    プレスの金型位置確認・修正方法。
  8. 【請求項8】上パンチを基準にとる場合であって、上パ
    ンチが複数設けられている場合には、複数の上パンチの
    内の一つを基準とし、該基準の上パンチに対して他の上
    パンチの位置をダイ,下パンチ等の他の金型と共に確認
    ・修正することを特徴とする請求項5に記載の粉末成形
    プレスの金型位置確認・修正方法。
  9. 【請求項9】金型の相対位置関係を確認・修正した後、
    規定の時間経過後、または規定の成形個数に達した時点
    で、再度金型の相対位置関係を確認・修正することを特
    徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7または8に
    記載の粉末成形プレスにおける金型位置確認・修正方
    法。
  10. 【請求項10】金型の相対位置関係の確認・修正は、人
    手で確認し、人手で修正することを特徴とする請求項
    1,2,3,4,5,6,7,8または9に記載の粉末
    成形プレスの金型位置確認・修正方法。
  11. 【請求項11】金型の相対位置関係の確認・修正は、自
    動で確認し、自動で修正することを特徴とする請求項
    1,2,3,4,5,6,7,8または9に記載の粉末
    成形プレスの金型位置確認・修正方法。
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