JPH07314578A - 柄付人造石およびその製造方法 - Google Patents

柄付人造石およびその製造方法

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JPH07314578A
JPH07314578A JP10936694A JP10936694A JPH07314578A JP H07314578 A JPH07314578 A JP H07314578A JP 10936694 A JP10936694 A JP 10936694A JP 10936694 A JP10936694 A JP 10936694A JP H07314578 A JPH07314578 A JP H07314578A
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JP
Japan
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thermosetting resin
filler
mohs hardness
granular filler
stone
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JP10936694A
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English (en)
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Hiroshi Taruki
浩 樽木
Itsuki Otani
厳 大谷
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、表面に凹凸を持ち、なおかつ天然
石の風合いを保ち、さらに耐汚染性、耐候性、耐水性な
どの特性を有する柄付人造石とその製造方法を提供す
る。 【構成】 本発明は硬化時の屈折率が1.53〜1.65
である熱硬化性樹脂(A)、微粉末充填剤(B)および
モース硬度2〜7の粒状充填剤(C)を含んでなる熱硬
化性樹脂組成物(D)を硬化して得られる成形品(E)
の表面の一部に粒状充填剤(C)の表面の一部が凸部ま
たは凹部を形成して露出するとともに、その表層に0.
02〜5mmの透明性樹脂層を形成し、且つ0.5〜
6.0mmの凹凸を有する柄付人造石およびその製法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】インテリア、エクステリアに利用
される人造石であり、表面に保護層としての透明性樹脂
層を有する人造石に関する。
【0002】
【従来の技術】天然石及び天然砕石を用いた人造石は、
切り出された状態や、注型またはプレスで成形されたま
まの状態では、天然石調の凹凸を有する美麗な表面は得
られない。そのため、研ぎ出し等の方法で表面を研磨す
ることにより光沢のある人造石を生産し、建築用素材、
インテリア、カウンター、エクステリア用等の素材とし
て利用されている。しかし、光沢のある表面を出すため
には、研磨工程が多数必要となり多大な時間と費用がか
かっている。また、この様な従来の研磨技術で提供され
る人造石製品はその表面が平面状のものでしかなかっ
た。
【0003】そこで、より自然な外観を得るために表面
に凹凸をつけることが試みられているが、その方法とし
ては、天然石の表面をバーナーで加熱し、表面を荒ら
す方法、人造石では特開昭49−33910号公報に
みられる如く彫刻様の凹凸を設けた型枠内で注型する方
法、特公昭43−7637号公報にみられる如く製品
の表面に現出しているプラスチックを燃焼させて除去し
て表面に天然石砕石のみを現出させる方法、特開昭4
7−13039号公報にみられる如く表面を酸で処理し
骨材を浮かせて凹凸をつける方法等が提案されている。
しかし、の方法では天然石を必要な大きさに切り出す
工程が必要であり、また天然石そのものでは重量や強度
の点で用途が限定される。の方法では、単に表面にラ
ンダムな凹凸が形成されるのみであるため、自然な意匠
が得られにくい。また注型の為表面にピンホールが発生
したり、あるいは凹凸の型枠の離型性が問題となりがち
である。の方法では、燃焼により深部の樹脂まで高熱
をうけ、樹脂部が劣化するおそれがあり、また、美しい
石目調の人造石は得られにくい。の方法では、骨材に
制約を受け、また酸処理後の洗浄工程が必要であり、さ
らに酸を用いることは作業環境、安全性の面から望まし
くない等の問題があった。また、これらの方法で得られ
た凹凸状の表面を有する天然石または人造石は、表面に
微小な欠けやクラック、ピンホール等が残り易く、耐汚
染性や耐薬品性等に劣りがちであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、意匠
性に優れた凹凸を表面に有し、さらに耐汚染性、耐候
性、耐水性などに優れた柄付人造石を供給することにあ
る。さらに目的の柄付人造石を容易に且つ安全に製造す
る方法を提供する。ここでいう意匠性に優れた凹凸は、
単に表面にランダムな凹凸を形成するのではなく、以下
に述べる方法により、粒状充填剤(C)を選択的に凸ま
たは凹に加工することにより達成される。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、硬化時の屈折
率が1.53〜1.65である熱硬化性樹脂(A)とモー
ス硬度2〜7の粒状充填剤(C)とを含んでなる熱硬化
性樹脂組成物(D)を硬化して得られる成形品(E)
と、その表面に付着した厚さ0.02〜5.0mmの透
明性樹脂層(G)とからなる柄付人造石であり、成形品
(E)の表面の一部に粒状充填剤(C)の表面の一部が
凸部または凹部を形成して露出するとともに、透明性樹
脂層(G)を付着せしめた表面の深さまたは高さが0.
5〜6.0mmの凹凸を有する柄付き人造石に関するも
のである。
【0006】本発明は、さらに、硬化時の屈折率が1.
53〜1.65である熱硬化性樹脂(A)とモース硬度
2〜7の粒状充填剤(C)とを含んでなる熱硬化性樹脂
組成物(D)を硬化して得られる成形品(E)の表面の
少なくとも一部に、モース硬度7〜10の研磨材(F)
を吹き付けて粗面化し、粒状充填剤(C)が露出した凹
部(図4)を形成した後、凹部の形成された成形品
(E)の表面に透明性樹脂(G)を塗布することを特徴
とする柄付人造石の製造方法を見いだしたものである。
【0007】また本発明は、硬化時の屈折率が1.53
〜1.65である熱硬化性樹脂(A)とモース硬度6〜
7の粒状充填剤(C)とを含んでなる熱硬化性樹脂組成
物(D)を硬化して得られる成形品(E)表面の少なく
とも一部に、モース硬度3〜4の研磨材(F)を吹き付
けて粗面化し、粒状充填剤(C)が露出した凸部(図
3)を形成した後、凸部の形成された成形品(E)の表
面に透明性樹脂(G)を塗布することを特徴とする柄付
人造石の製造方法を完成したものである。
【0008】本発明の熱硬化性樹脂(A)は、粒状充填
剤(C)を含有して硬化することができる樹脂であれ
ば、特に制限することなく用いることができ、例えばポ
リエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、アクリル樹脂、
エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂などが挙
げられる。これらのうち人造石の耐候性に優れ、深みの
ある外観が得られる点でポリエステル樹脂またはアクリ
ル樹脂が好ましい。
【0009】粒状充填剤(C)は、モース硬度2〜7で
平均粒径0.5mm以上のものが使用できる。例えば、
充填剤を含まない樹脂破砕物(2〜3)、充填剤を含む
樹脂破砕物(2〜7)、ガラス破砕物(4〜7)、天然
石(2〜7)、セラミック、スラグ等を用いることがで
きる。〔()内の数値はモース硬度を示す。〕 なかでも粒状充填剤(C)として天然石を用いた場合は
自然な意匠の人造石が得られ易く望ましい。
【0010】粒状充填剤(C)として用いられる天然石
は、例えば御影石(6〜7)、大理石(2〜3)、ザク
ロ石(7)、雲母(2〜3)、軽石(6)、正長石
(6)、石英(7)〔()内の数値はモース硬度を示
す。〕などが挙げられるが中でも御影石、大理石が意匠
の点で好ましい。なかでも御影石はモース硬度が6〜7
と大きいため、表面の凹凸の選択が容易であるという点
で最も好ましい。
【0011】粒状充填剤(C)としては、粒径の重量%
分布が、粒径3〜5mmの量が25〜65重量%である
ものが好ましい。なかでも6mm以上が0〜10重量
%、5〜6mmが1〜20重量%、4〜5mmが10〜
30重量%、3〜4mmが15〜35重量%、2〜3m
mが10〜30重量%、1〜2mmが15〜35重量
%、1mm以下が0〜10重量%のものがより好まし
い。粒径の大きいものが多くなると成形時の流動性が悪
くなる。また、混練時に混練機器を痛めてしまうため好
ましくない。逆に粒径が小さいものが多くなると黒ズミ
が発生するなど意匠の低下が起こる。
【0012】熱硬化性樹脂組成物(D)は、熱硬化性樹
脂(A)と粒状充填剤(C)とを混合してなるものであ
るが、さらに、熱硬化性樹脂(A)とともに硬化せしめ
た時にモース硬度が2〜4となる微粉末充填剤(B)を
含むことができる。この場合、得られる成形品(E)の
表面を、粒状充填剤(C)の表面の一部が露出するよう
に加工する際に、粒状充填剤(C)を選択的に凸または
凹に加工し易く、意匠性に優れることから望ましい。モ
ース硬度が2未満の場合、上記加工を行った際に熱硬化
性樹脂(A)の表面がささくれ立ったようになり易く、
意匠性を損ねるため望ましくない。また、モース硬度が
4を越える場合は、該表面にクラックが入りやすく、強
度物性の点で望ましくない。なお、熱硬化性組成物
(D)が微粉末充填剤(B)を含む場合は、熱硬化性樹
脂(A)の硬化時の屈折率を1.53〜1.65とするこ
とが望ましい。樹脂の屈折率は用いる原料の電子密度に
よって変化させることが可能で、例えばベンゼン環やハ
ロゲン基を持つものを使用することで屈折率を上げるこ
とができる。硬化時の屈折率が1.53未満であると透
明性が劣り、また1.65を越えた場合も透明感が劣る
ため深みがなくなってしまい意匠性の優れた人造石が得
られず好ましくない。
【0013】微粉末充填剤(B)としては、熱硬化性樹
脂(A)に添加し硬化させた時のモース硬度が2〜4と
なる微粉末充填剤(B)であって、かつ平均粒径が10
0μm以下であれば、本発明に使用できる。例えば、水
酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシ
ウム、ガラスパウダー、粉末シリカ、粉末石英などが挙
げられる。これらを単独で用いることもできるし、混合
してもかまわない。これらのうち水酸化アルミニウム
は、人造石の難燃性付与に有効であること、低コストで
あることから好ましく、また、ガラスパウダーは、硬化
時の透明性、モース硬度の向上という点で好ましい。モ
ース硬度は水酸化アルミニウム単独である場合2〜3
で、ガラスパウダー単独であると3〜4が得られる。中
でも、水酸化アルミニウムとガラスパウダーを併用した
場合、透明性が高く意匠性に優れるとともに、表面硬度
の高い人造石が得られ、望ましい。微粉末充填剤(B)
として使用する充填剤の平均粒径は、1〜100μmが
好ましく、5〜15μmがより好ましい。粒径の細かい
ものでは混練時の濡れが悪くなり、白化や透明感の低下
が起こってしまう。また、粒径が大きいものでは充填密
度の低下、成形時に熱硬化性樹脂組成物(D)の流動性
が悪くなる原因となってしまう。
【0014】熱硬化性樹脂組成物(D)は、また、必要
に応じてガラス繊維を含むことができる。少量のガラス
短繊維の混合は柄付人造石の強度を高め望ましい。
【0015】粒状充填剤(C)の量は、熱硬化性樹脂
(A)100重量部に対し200〜900重量部の範囲
で用いることが望ましい。200重量部未満では粒状充
填剤(C)の分布が不均一になり易く、また逆に900
重量部を越える量とした場合は成形が困難になりがち
で、ともに望ましくない。熱硬化性樹脂(A)100重
量部に対し、粒状充填剤(C)として、その粒径が3〜
5mmであるものが粒状充填剤(C)の25〜65重量
%である天然御影石または天然大理石の砕石を200〜
900重量部用い、かつ微粉末充填剤(B)として水酸
化アルミニウムおよび/またはガラスパウダーを100
〜300重量部用いると、天然石に非常によく似た優れ
た外観の人造石が得られ、また、難燃性や表面硬度の点
でも優れ望ましい。
【0016】成形品(E)は、熱硬化性樹脂(A)と粒
状充填剤(C)とを均一に混合して得られる熱硬化性樹
脂組成物(D)を硬化させることによって得られる。こ
のような混合および硬化は、業界で一般に用いられてい
る方法を用いることができ、例えば注型法や、プレス、
インジェクション成形等の加熱加圧成形を用いることが
できる。なかでも、熱硬化性樹脂(A)、微粉末充填剤
(B)、粒状充填剤(C)とともに、必要に応じて着色
剤、増粘剤等を配合した熱硬化性樹脂組成物(D)をB
MC状に予備成形した成形材料を成形温度100〜20
0℃で50〜100kgf/cm2の圧力で5〜10分間プレ
ス成形した場合は、緻密でピンホール等の欠陥が少ない
成形品(E)を得ることができ望ましい。このようにし
て得られた成形品(E)は、粒状充填剤(C)の表面の
一部が露出し、かつ凹凸面を形成するように加工を施さ
れる。このような加工は、例えば成形品(E)にモース
硬度3〜10の研磨剤(F)を吹き付けることにより達
成することができる。
【0017】研磨材(F)を吹き付ける方法としては、
例えば液体ホーニングやブラストを挙げることができ
る。なかでもブラストは作業能率が良く、設備やランニ
ングコストが小さくてすむので望ましい。このようにし
て、予め平板状に成形された粒状充填剤(C)を含んで
なる成形品(E)の表面に研磨剤(F)を吹き付けるこ
とによって研磨剤(F)が選択的に凸または凹を形成
し、かつ表面に露出した面を形成することができ、意匠
性に優れた表面を得ることができる。
【0018】研磨剤(F)を吹き付ける程度は、その表
面に透明性樹脂(G)を付着せしめたときに、表面凹凸
が0.5〜6.0mmとなる程度に実施するのが望まし
い。また、部分的に研磨剤(F)を吹き付けて、柄や文
字を形成することも可能である。
【0019】また、研磨剤(F)を吹き付ける前にダイ
ヤモンド砥石等を用いて予め表面を削り出しておけば、
短時間の吹き付けで良好な意匠を得ることができる。
【0020】表面の凹凸が0.5mm未満の場合は、立
体的な意匠が得られず望ましくない。また、逆に6.0
mmを越える凹凸を形成した場合欠けやクラック等の欠
陥が発生し易く、また、長時間の吹き付け作業を必要と
することから共に望ましくない。 研磨材(F)として
は、アルミナ、炭化珪素、ガラスビーズ、プラスチック
粒、スチールグリット等を用いることができる。
【0021】透明性樹脂(G)は、例えばウレタン樹
脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等を用いることが
でき、塗装あるいはデッピング等の方法により付着せ
しめることができる。
【0022】本発明を実施するにあたり、熱硬化性樹脂
(A)とモース硬度2〜7の粒状充填剤(C)とを含ん
でなる熱硬化性樹脂組成物(D)を硬化して得られる成
形品(E)の表面の少なくとも一部にモース硬度7〜1
0の研磨剤(F)を吹き付けすると粒状充填剤(C)が
選択的に。凹部を形成するように粗面化することがで
き、該表面に透明性樹脂(G)を塗布することにより優
れた外観の柄付人造石を得ることができる。さらに、こ
のときに粒状充填剤(C)として天然石の破砕物を用
い、かつ、熱硬化性樹脂組成物(D)は熱硬化性樹脂
(A)に添加し、該樹脂を硬化させたときの硬化物のモ
ース硬度が2〜4となる微粉末充填剤(B)を含んでな
るものとした場合、特に優れた外観の柄付人造石を得る
ことができる。モース硬度7〜10の研磨剤(F)とし
ては、アルミナ、炭化珪素等を用いることができる。
【0023】また、熱硬化性樹脂(A)とモース硬度6
〜7の粒状充填剤(C)とを含んでなる熱硬化性樹脂組
成物(D)を硬化して得られる成形品(E)の少なくと
も表面の一部に、モース硬度3〜4の研磨剤(F)を吹
き付けすると、粒状充填剤(C)が選択的に凸部を形成
するように粗面化することができ、該表面に透明性樹脂
(G)を塗布することにより優れた外観の柄付人造石を
得ることができる。
【0024】さらに、このときに粒状充填剤(C)とし
て天然石の破砕物を用い、かつ、熱硬化性樹脂組成物
(D)は熱硬化性樹脂(A)に添加し、該樹脂を硬化さ
せたときの硬化物のモース硬度が2〜4となる微粉末充
填剤(B)を含んでなるものとした場合、特に優れた外
観の柄付人造石を得ることができる。モース硬度3〜4
の研磨剤(F)としては、ポリエステル樹脂破砕物等を
用いることができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は、これらの例により限定されるものでは
ない。ただし、例中の部は重量部を示す。
【0026】<成形品の製造例>硬化時の屈折率が1.
58である不飽和ポリエステル樹脂(エポラックNH-
111 日本触媒製)85部、低収縮化剤(AT-60
0 日本触媒製)15部、カップリング剤(KBM−5
03 信越化学(株)製)2部、硬化剤(カヤカルボン
BIC−75 化薬アクゾ(株)製)1部、微粉末充填
剤として水酸化アルミニウム(ハイジライトH320
昭和電工(株)製)250部{熱硬化性樹脂に添加し硬
化させた時のモース硬度が2}、天然御影石(マホガニ
ー2分石 東海石材製 粒径3〜5mmの天然石量が4
5重量%)570部、強化ガラス繊維(チョップドスト
ランドECS06B-144/P 日本電気硝子(株)製)30部を
ニーダーで混練してBMCを得た。このBMCをプレス
成形機の上型温度135℃、下型温度130℃プレス圧
力85kgf/cm2、キープ時間10分の条件で成形し、粒
状充填剤(C)が御影石である成形品(ア)を得た。さ
らに、粒状充填剤(C)として大理石(白寒水2部石
日東粉化工業製 粒径3〜5mmの天然石量が45重量
%)を同量用いた他は同様にした成形品(イ)を得た。
また、上記(ア)の微粉末充填剤を水酸化アルミニウム
からガラスパウダー(コナックFMB-5W001日東紡績
(株)製)に変更して同様に作製した粒状充填剤(C)
が御影石である成形品(ウ)を得た。
【0027】<実施例1>5×15cmサイズの成形品
(ア)の表面をサンドブラスト直圧式(厚地鉄工株式会
社製 アスコンブラストマシンBA−2)を用いブラス
ト条件を圧力5kgf/cm2、成形品との距離20cm、加
工時間120min/m2、アルミナ研磨材(モランダムA#
60 昭和電工株式会社製:モース硬度9)でブラスト
を行うと天然石が凹部を形成した成形品が得られた。こ
れに、透明性アクリルウレタン樹脂(アロタン2816
株式会社日本触媒製)を20〜30μm吹き付け、硬
化させることにより1.5mmの凹凸が有り深みのある
石目調の柄付人造石が得られた。
【0028】<実施例2>5×15cmサイズの成形品
(ア)の表面をサンドブラスト直圧式(厚地鉄工株式会
社製 アスコンブラストマシンBA−2)を用いブラス
ト条件を圧力5kgf/cm2、成形品との距離5cm、加工
時間300min/m2、プラスチック粒研磨材(ポリプラス
#60〜80 USテクノロシ゛ーファーイースト株式会社製:モース
硬度3〜4)でブラストを行うと天然石が凸部を形成し
た成形品が得られた。これに、透明性アクリルウレタン
樹脂(アロタン2816 株式会社日本触媒製)を20
〜30μm吹き付け、硬化させることにより1.5mm
の凹凸が有り深みのある石目調の柄付人造石が得られ
た。
【0029】<実施例3>5×15cmサイズの成形品
(イ)の表面をサンドブラスト直圧式(厚地鉄工株式会
社製 アスコンブラストマシンBA−2)を用いブラス
ト条件を圧力5kgf/cm2、成形品との距離20cm、加
工時間300min/m2、スチールショット研磨材(TSH
−60 伊藤機工株式会社製:モース硬度4〜5)でブ
ラストを行うと天然石が凹部を形成した成形品が得られ
た。これに、透明性アクリルウレタン樹脂(アロタン2
816 株式会社日本触媒製)を20〜30μm吹き付
け、硬化させることにより1.5mmの凹凸が有り深み
のある石目調の柄付人造石が得られた。
【0030】<実施例4>5×15cmサイズの成形品
(ウ)の表面をサンドブラスト直圧式(厚地鉄工株式会
社製 アスコンブラストマシンBA−2)を用いブラス
ト条件を圧力5kgf/cm2、成形品との距離20cm、加
工時間120min/m2、炭化珪素研磨材(グリーンデンシ
ックGC#60 昭和電工株式会社製:モース硬度9〜
10)でブラストを行うと天然石が凹部を形成した成形
品が得られた。これに、透明性アクリルウレタン樹脂
(アロタン2816 株式会社日本触媒製)を20〜3
0μm吹き付け、硬化させることにより1.5mmの凹
凸が有り深みのある石目調の柄付人造石が得られた。
【0031】<比較例1>50×50cmサイズの成形
品(ア)の表面を湿式研磨機(磯部鉄工株式会社製)を
用い、450rpm、メタルおよびレジンダイヤ砥石
(三和研磨工業:M6)#50、#200、および#5
00の研磨を行ったが、表面の平滑な(0.3mmの凹
凸:図6)ものしか得られなかった。
【0032】
【発明の効果】本発明により、表面に凹凸を持ち、なお
かつ天然石の風合いを保ち、さらに耐汚染性、耐候性、
耐水性などの特性を有する柄付人造石が得られる。さら
にその柄付人造石の製造方法は、容易で且つ安全な製造
方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、成形品の表面を粗面化することによ
り、粒状充填剤を凹部とし、さらに透明性樹脂をコート
した状態である。
【図2】図2は、成形品である。
【図3】図3は、成形品の表面を粗面化することによ
り、粒状充填剤が凸部になった状態を示す。
【図4】図4は、成形品の表面を粗面化することによ
り、粒状充填剤が凹部になった状態である。
【図5】図5は、成形品の表面を粗面化することによ
り、粒状充填剤を凸部とし、さらに透明性樹脂をコート
した状態である。
【図6】図6は、比較例1の成形品の表面状態である。
【符号の説明】
a:マトリックス部分 b:粒状充填剤 c:透明性樹脂 d:プレス成形した状態の成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性樹脂(A)とモース硬度2〜7
    の粒状充填剤(C)とを含んでなる熱硬化性樹脂組成物
    (D)を硬化して得られる成形品(E)と、その表面に
    付着した厚さ0.02〜5.0mmの透明性樹脂(G)と
    からなる柄付人造石であり、成形品(E)の表面の一部
    に粒状充填剤(C)の表面の一部が凸部または凹部を形
    成して露出するとともに、透明性樹脂(G)の表面に深
    さまたは高さが0.5〜6.0mmの凹凸を有する柄付人
    造石。
  2. 【請求項2】 熱硬化性樹脂組成物(D)が、硬化時の
    屈折率が1.53〜1.65である熱硬化性樹脂(A)
    と、熱硬化性樹脂(A)に添加し該樹脂を硬化させた時
    の硬化物のモース硬度が2〜4となる微粉末充填剤
    (B)を含んでなる請求項1記載の柄付人造石。
  3. 【請求項3】 粒状充填剤(C)が天然石の破砕物であ
    る請求項1または2記載の柄付人造石。
  4. 【請求項4】 熱硬化性樹脂(A)とモース硬度2〜7
    の粒状充填剤(C)とを含んでなる熱硬化性樹脂組成物
    (D)を硬化して得られる成形品(E)の表面の少なく
    とも一部に、モース硬度7〜10の研磨材(F)を吹き
    付けて粗面化し、粒状充填剤(C)が露出した凹部を形
    成した後、表面に透明性樹脂(G)を塗布することを特
    徴とする柄付人造石の製造方法。
  5. 【請求項5】 熱硬化性樹脂(A)とモース硬度6〜7
    の粒状充填剤(C)とを含んでなる熱硬化性樹脂組成物
    (D)を硬化して得られる成形品(E)の表面の少なく
    とも一部に、モース硬度3〜4の研磨材(F)を吹き付
    けて粗面化し、粒状充填剤(C)が露出した凸部を形成
    した後、表面に透明性樹脂(G)を塗布することを特徴
    とする柄付人造石の製造方法。
  6. 【請求項6】 粒状充填剤(C)が天然石の破砕物であ
    り、且つ、熱硬化性樹脂組成物(D)が、熱硬化性樹脂
    (A)に添加し該樹脂を硬化させた時の硬化物のモース
    硬度が2〜4となる微粉末充填剤(B)を含んでなる請
    求項4または5記載の柄付人造石の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1158313A (ja) * 1997-08-12 1999-03-02 Satake:Kk 合板及び合板の製造方法
CN106965292A (zh) * 2017-05-17 2017-07-21 德清红朝岗石科技有限公司 一种仿武康石
CN107053448A (zh) * 2017-05-17 2017-08-18 德清红朝岗石科技有限公司 具有表面玑理人造石的生产工艺

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