JPH07314758A - サーマルヘッド駆動制御方法及び装置 - Google Patents

サーマルヘッド駆動制御方法及び装置

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JPH07314758A
JPH07314758A JP11722494A JP11722494A JPH07314758A JP H07314758 A JPH07314758 A JP H07314758A JP 11722494 A JP11722494 A JP 11722494A JP 11722494 A JP11722494 A JP 11722494A JP H07314758 A JPH07314758 A JP H07314758A
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JP
Japan
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bias
data
heating
gradation
line
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Application number
JP11722494A
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English (en)
Inventor
Nobuo Katsuma
伸雄 勝間
Koji Fukuda
浩司 福田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各発熱素子の抵抗値誤差に起因する濃度むら
を少なくする。 【構成】 抵抗値検出回路37により各発熱素子の抵抗
値Ri を測定する。標準抵抗値R0 から抵抗値Ri を引
いて、抵抗値誤差ΔRi を求める。抵抗値誤差ΔRi
基づきバイアス熱エネルギ誤差を補正するバイアス補正
データを加味した基本バイアスデータDB0i を求め
る。抵抗値誤差ΔRi に基づき発生する階調表現熱エネ
ルギ誤差を補正するための階調補正データDB1i を、
濃度むらが目立つ中間濃度を記録する際の画像データD
GBと抵抗値誤差ΔRi とに基づき求める。これら基本
バイアスデータDB0i と階調補正データDB1i とを
加算・リミッタ43で加算して、修正バイアスデータD
BCi を求める。この修正バイアスデータDBCi によ
り修正バイアス加熱する。 【効果】 濃度むらが目立つ中間濃度を基準にして発熱
むら補正を行うから、濃度むらが目立たなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルプリンタに用
いられるサーマルヘッド駆動制御方法及び装置に関し、
更に詳しくは、バイアス加熱駆動パルスと階調表現加熱
駆動パルスとを発生させるためのサーマルヘッド駆動制
御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタには、熱転写プリンタ
と感熱プリンタとがある。前者の熱転写プリンタには、
溶融型と昇華型とがあり、これらはインクフイルムを記
録紙に重ね、インクフイルムの背後からサーマルヘッド
を押し当てて加熱し、インクフイルムのインクを記録紙
に転写するものである。後者の感熱プリンタは、感熱記
録紙をサーマルヘッドで加熱して、感熱記録紙を発色さ
せて熱記録するものである。これらのサーマルヘッド
は、多数の発熱素子(抵抗素子)をライン状に配列した
発熱素子アレイと、各発熱素子を駆動するドライバとを
持っている。
【0003】例えば、カラー感熱プリンタでは、特開昭
61−213169号に記載されているように、シアン
感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層
をベース上に順次設けたカラー感熱記録材料が用いられ
る。各感熱発色層を選択的に発色させるために、各感熱
発色層は発色熱エネルギが異なっている。深層の感熱発
色層ほど高い発色熱エネルギが必要である。また、次の
感熱発色層を熱記録する際に、その上にある熱記録済み
の感熱発色層が再度熱記録されないように、熱記録済み
の感熱発色層を特有な電磁波を照射して光定着する。
【0004】サーマルヘッドの各発熱素子は、記録すべ
き感熱発色層の特性曲線に基づいた発色熱エネルギをカ
ラー感熱記録材料に与え、カラー感熱記録材料上で仮想
的に四角に区画した記録画素中に、所望の濃度を持った
インクドットを形成する。この発色熱エネルギは、記録
すべき感熱発色層が発色する直前の熱エネルギ(以下、
これをバイアス熱エネルギという)と、所望の濃度に発
色させるための熱エネルギ(以下、これを階調表現熱エ
ネルギという)とからなる。バイアス熱エネルギは、感
熱発色層の種類に応じて変化する。画像データは、記録
画素の階調レベルを表している。階調表現熱エネルギが
大きいほど、インクドットの発色濃度が高くなる。ま
た、高階調を表現するには、細かなステップで発熱制御
を行い、階調表現熱エネルギを発生させる。
【0005】バイアス熱エネルギは、1個のバイアス加
熱駆動パルス(以下、バイアスパルスという)で発熱素
子を駆動することによって発生する。階調表現熱エネル
ギは、画像データに応じた個数の階調表現加熱駆動パル
ス(以下、階調パルスという)で発熱素子を駆動するこ
とによって発生する。一般的には、このバイアスパルス
の幅は、数ms〜数十msであり、階調パルスの幅は数
μs〜数十μsである。また、バイアス加熱期間中に、
1個のバイアスパルスで発熱素子を連続駆動する他に、
複数個のバイアスパルスで間欠的に発熱素子を駆動する
ことも可能である。
【0006】また、昇華型の熱転写プリンタの場合も、
記録紙(受像紙)上の1個の記録画素に、所望の濃度の
インクを転写するときに、インクの転写が始まる直前ま
で加熱するための少なくとも1個のバイアスパルスと、
インクの転写量を調節するために画像データに応じた個
数の階調パルスとが用いられる。更に、溶融型の熱転写
プリンタの場合では、階調は、記録画素内に転写される
インクドットの面積を変えることによって表現される。
この際に、インクの転写が始まる温度まで加熱するため
のバイアスパルスと、この温度を維持するための複数の
階調パルスとが用いられる。この階調パルスは、受像紙
が1サブライン分移動する毎に発熱素子に供給され、各
サブラインにインクを転写する。1個の記録画素は、複
数のサブラインで構成され、この記録画素の階調はイン
クが転写されたサブラインの本数で表現される。
【0007】ところで、きめ細かな発熱制御が印画結果
に正確に反映されるためには、各発熱素子の抵抗値が全
て均一であることが必要である。しかしながら、発熱素
子の抵抗値は、一般に5〜10%程度のばらつきがあ
り、このため記録画像に濃度むらや色むら等の不都合な
現象が発生する。各発熱素子の抵抗値が例えば2400
オームとなるように作製されているから、120〜24
0オームの抵抗値誤差がある。
【0008】これを改善するため、例えば特開平2−2
48262号公報に記載されているように、サーマルヘ
ッドに設けられた数百個の発熱素子の抵抗値を全て測定
し、この測定結果に基づいて画像データを補正してプリ
ントするサーマルプリンタが提案されている。また、画
像データを補正する代わりに、特開平2−292060
号公報に記載されているように、抵抗値に応じた濃度補
正駆動パルスを階調パルスの間に挿入して、濃度むらを
補正するサーマルプリンタが提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像デ
ータに直接補正データを乗じて階調パルスの個数や幅を
変更する方法では、1フレームの画素数に対応した大量
の演算処理が必要になる。これは、高速演算回路を必要
とするから、製造コストが高くなる。特に、演算結果を
量子化して階調パルスの個数に変換する場合には、この
量子化誤差が大きくなってしまうため、プリント画像に
擬似輪郭が発生してしまい、プリント品質が低下する。
【0010】また、濃度補正駆動パルスを階調パルスの
間に挿入する方法では、濃度補正駆動パルス発生回路が
新たに必要になり、構成が複雑になって製造コストが高
くなる。更に、濃度補正駆動パルスを階調パルスの間に
割り込ませるために、プリント時間が長くなってしま
う。
【0011】本発明は、簡単な回路及びデータ処理で、
各発熱素子の抵抗値誤差に起因する濃度むらや色むらの
発生を抑えるとともに、濃度むら等が目立つことのない
ようにしたサーマルヘッド駆動制御方法及び装置を提供
することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載したサーマルヘッド駆動制御方法
は、各発熱素子の抵抗値誤差に起因する発熱むらを無く
すように、発熱むらによる濃度むらが目立つ中間濃度を
基準にして、この中間濃度を記録する際の濃度むら補正
量を各発熱素子毎に予め求めておき、この濃度むら補正
量に基づきバイアス加熱駆動パルスのパルス個数を各発
熱素子毎に変更するものである。また、1個のバイアス
加熱駆動パルスによりバイアス加熱する場合にはこのパ
ルス幅を各発熱素子毎に変更する。
【0013】また、請求項3に記載したサーマルヘッド
駆動制御装置は、画像データを1ライン分記憶するため
の第1のラインメモリと、前記各発熱素子の抵抗値誤差
に起因してバイアス加熱の際に発生するバイアス熱エネ
ルギ誤差を補正するためのバイアス補正データを加味し
たバイアス加熱駆動パルス列のパルス数データを基本バ
イアスデータとして各発熱素子毎に記憶した手段と、こ
の基本バイアスデータを1ライン分記憶するための第2
のラインメモリと、基準となる中間濃度を記録する際の
階調表現加熱時に、各発熱素子の抵抗値誤差に起因して
発生する階調表現熱エネルギ誤差を補正するための階調
補正データをバイアス加熱駆動パルスのパルス個数デー
タとして各発熱素子毎に記憶した手段と、この階調補正
データを1ライン分記憶するための第3のラインメモリ
と、第2のラインメモリからの基本バイアスデータと第
3のラインメモリからの階調補正データとを加算して修
正バイアスデータを求める加算器と、加算器からの修正
バイアスデータと、第1のラインメモリからの画像デー
タとを切り換えて、修正バイアスデータに基づくバイア
ス加熱駆動パルス列で各発熱素子を修正バイアス加熱し
た後に、第1のラインメモリからの画像データに基づく
階調表現加熱駆動パルス列で階調表現加熱するコントロ
ーラとを備えたものである。
【0014】前記基準となる中間濃度を光学濃度で0.
6〜0.8とすることにより、この中間濃度で濃度むら
の発生を抑えることができる。この光学濃度で0.6〜
0.8の付近は最も濃度むらを容易に検知することがで
きるため、この部分で濃度むらが発生するとこれが目立
つ結果となるが、これが解消されるようになる。また、
中間濃度付近を基準にして濃度むらを抑えるため、バイ
アス加熱終了時点を基準にした濃度むら補正に対して、
発熱素子の抵抗値むら等に起因する濃度むらが最大濃度
や最小濃度で半減するため、より一層濃度むらの目立た
ない印画を行うことができる。
【0015】また、バイアス加熱駆動パルス列を階調表
現加熱駆動パルス列に接近させて加熱を行うことによ
り、又は、バイアス加熱駆動パルス列において、パルス
数を減らす際に、一定間隔で間引くことにより、バイア
ス加熱後の休止期間が長くなることがなく、この期間で
の冷却を抑えて熱効率の低下を防止することができると
ともに、正確なバイアス加熱を行うことができる。
【0016】
【作用】各発熱素子間では、その抵抗値が違っているの
で、同じ状態で駆動しても発生する熱エネルギが異な
る。例えば、一定個数のバイアスパルス、又はパルス幅
の長い1個のバイアスパルスで発熱素子を駆動してバイ
アス加熱を行った場合に、正規の抵抗値も持った発熱素
子では、発色直前のバイアス熱エネルギを発生すること
ができるが、抵抗値誤差を持った発熱素子では、発生す
る熱エネルギは、バイアス熱エネルギよりも大きく、又
は小さくなる。
【0017】抵抗値誤差に起因するバイアス熱エネルギ
誤差を補正するために、抵抗値誤差に応じて、バイアス
パルスの個数又はパルス幅を調節する。例えば、1個の
バイアスパルスで連続的に発熱素子を駆動する場合に
は、このバイアス駆動パルスの幅を調節し、全ての発熱
素子から所定のバイアス熱エネルギが発生されるように
する。複数のバイアス駆動パルスで各発熱素子を駆動す
る場合には、バイアスパルスの個数を変えて、全ての発
熱素子からバイアス熱エネルギを発生させる。抵抗値誤
差は、設計上定めた抵抗値と、各発熱素子の抵抗値との
差である。設計上の標準抵抗値を基準にすると、抵抗値
のばらつきによって、バイアスパルスの個数の最大値が
個々のサーマルプリンタで異なってしまう。これは、サ
ーマルプリンタ毎に、バイアス加熱のソフトの変更を招
くことになる。これを防止するには、発熱量が最も少な
い最大抵抗値の発熱素子に対して、予め決めたバイアス
パルスの最大値を割り当てればよい。そして、発熱素子
の抵抗値とこの最大抵抗値との差を抵抗値誤差として用
い、この抵抗値誤差に応じた補正値を最大値から減算す
る。この場合には、バイアスデータによって発生する熱
エネルギは発色点近辺の値となることがあるが、発色直
前となる正規なバイアス熱エネルギとわずかに違うだけ
であるから、この熱エネルギもバイアス熱エネルギとみ
なすことができる。この正規でないバイアス熱エネルギ
を用いて濃度むらや色むらを無くすことができる。
【0018】色が目立たないイエローではバイアス熱エ
ネルギと階調表現熱エネルギとはほぼ同じであるが、色
の目立つマゼンタ,シアンではバイアス熱エネルギはか
なり大きい。したがって、抵抗値誤差によるバイアス熱
エネルギ誤差は、濃度むらや色むらに大きな影響を与え
る他に、プリント画像の濃度に対しても大きな影響を与
える。そこで、このバイアス熱エネルギ誤差を補正する
ことによって、プリント品質が大幅に向上する。他方、
階調表現加熱の場合も、抵抗値誤差に起因する階調表現
熱エネルギ誤差が発生する。この階調表現熱エネルギ誤
差の値は色が目立つマゼンタ,シアンでは小さいが、こ
れも補正するとそれだけプリント品質が良くなる。それ
ゆえ、抵抗値誤差に起因するバイアス熱エネルギ誤差及
び階調表現熱エネルギ誤差の両方を補正するのがよい。
【0019】ところで、階調表現熱エネルギ誤差を階調
表現加熱時に補正する場合には、画像データの演算処理
のために、階調加熱に時間がかかる。すなわち、階調パ
ルスは、パルス幅が短いから、パルスが発生する間で演
算することが難しく、結果的にパルス周期が長くなる。
これは、熱損失を招くとともに、プリント速度を遅くす
る。そこで、階調表現熱エネルギ誤差の修正をバイアス
加熱時に行うのがよい。これは、階調表現熱エネルギ誤
差に応じて、バイアス熱エネルギ誤差を考慮して決めた
バイアスパルスの幅又は個数を再調節すればよい。ま
た、階調表現熱エネルギ誤差は、抵抗値誤差と個々の画
像データとにより精度よく求めることができるが、個々
の画像データを用いると演算が複雑になる。このため、
階調表現熱エネルギ誤差を、発熱むらによる濃度むらが
目立ち易い一定の中間濃度を基準にして求め、この誤差
を無くすように濃度むら補正量を各発熱素子毎に求め
る。この濃度むら補正量に基づきバイアス加熱駆動パル
スのパルス個数又は幅が各発熱素子毎に変更されるた
め、最も濃度むらが目立つ中間濃度での濃度むらが抑え
られる。これにより、簡単な演算処理により効率良く、
各発熱素子の抵抗値誤差に起因する濃度むらの発生を抑
えるとともに、この濃度むらが目立つことがないように
される。
【0020】複数のバイアス駆動パルスでバイアス加熱
を行う場合には、抵抗値誤差やシェーディング補正のた
めに、発熱素子及びプリントラインによってバイアスパ
ルスの個数が異なる。バイアス加熱期間は、バイアスパ
ルスの最大個数によって決められる。バイアスパルスの
個数が少ない場合には、早めにバイアス加熱が終了する
から、バイアス加熱と階調表現加熱との間の休止期間が
長くなり、放熱による熱損失が発生する。バイアス加熱
の熱損失を少なくするには、バイアスパルス列を階調パ
ルス列側に寄せるのがよい。これは、バイアスデータの
各ビットを反転させ補数にすることによって行うことが
できる。また、バイアス駆動パルスを所定間隔で間引く
ことにより、バイアス加熱と階調表現加熱との間の休止
期間を短くすることができる。
【0021】
【実施例】カラー感熱プリンタを示す図2において、プ
ラテンドラム10は、パルスモータ9で駆動される回転
軸11に取り付けられており、プリント時に矢線方向に
回転する。このプラテンドラム10の外周には、カラー
感熱記録材料12が巻き付けられ、その先端部がクラン
パ13で固定されている。クランパ13はカム機構8に
より開閉制御されるようになっている。また、プラテン
ドラム10の外周には、サーマルヘッド14,マゼンタ
定着用紫外線ランプ15,イエロー定着用紫外線ランプ
16とが配置されている。
【0022】サーマルヘッド14の下面には発熱素子ア
レイ17が設けられている。この発熱素子アレイ17に
は、図1に示すように、多数の発熱素子171 〜17n
が主走査方向にライン状に形成されている。各発熱素子
171 〜17n は抵抗素子から構成されており、1画素
を熱記録する際に、発色の直前まで加熱するバイアス熱
エネルギと、発色濃度に応じた階調表現熱エネルギとを
カラー感熱記録材料12に与える。マゼンタ定着用紫外
線ランプ15は、発光ピークが365nm付近の紫外線
を放出し、イエロー定着用紫外線ランプ16は、発光ピ
ークが420nm付近の紫外線を放出する。
【0023】図3に示すように、カラー感熱記録材料1
2は、支持体20の上に、シアン感熱発色層21,ほぼ
365nmの紫外線による光定着性を有するマゼンタ感
熱発色層22,ほぼ420nmの紫外線による光定着性
を有するイエロー感熱発色層23,保護層24とが順次
層設されている。これらの感熱発色層21〜23は、熱
記録される順番に配置されている。図3では、各間熱発
色層21〜23を分かりやすくするために、イエロー感
熱発色層23に対しては「Y」,マゼンタ感熱発色層2
2に対しては「M」,シアン感熱発色層21に対しては
「C」を付してある。また、図3では省略されている
が、各感熱発色層21〜23の間には、マゼンタ感熱発
色層22,シアン感熱発色層21の熱感度を調節するた
めの中間層が形成されている。支持体20としては、不
透明なコート紙又はプラスチックフイルムが用いられ、
そしてOHPシートを作製する場合には、透明なプラス
チックフイルムが用いられる。
【0024】図4は各感熱発色層の発色特性を示すもの
である。この実施例のカラー感熱記録材料12は、イエ
ロー感熱発色層23の発色熱エネルギが最も低く、シア
ン感熱発色層21の発色熱エネルギが最も高い。イエロ
ー(Y)の画素を熱記録する場合には、バイアス熱エネ
ルギBYに階調表現熱エネルギGYJ を加えた発色熱エ
ネルギがカラー感熱記録材料12に与えられる。このバ
イアス熱エネルギBYは、イエロー感熱発色層23が発
色する直前の熱エネルギであり、1画素の記録の始めの
バイアス加熱期間中にカラー感熱記録材料12に与えら
れる。階調表現熱エネルギGYJ は、記録すべき画素の
発色濃度に相当した階調レベルJに応じて決められるも
のであり、バイアス加熱期間に続く階調表現加熱期間中
に、カラー感熱記録材料12に与えられる。なお、マゼ
ンタM,シアンCも同様であるので、記号のみを付して
ある。
【0025】図1は、カラー感熱プリンタの電気回路を
示すものである。フレームメモリ30には、例えば電子
スチルカメラで撮影した1フレームの画像データが、色
毎に分離された状態で書き込まれている。この画像デー
タは、階調レベルを表しており、この画像データに応じ
て記録画素に形成されるインクドットの濃度を決める。
階調表現加熱に際して、システムコントローラ31によ
り、フレームメモリ30からプリントすべき色の画像デ
ータが1ラインずつ読み出されて画像データラインメモ
リ32に書き込まれる。
【0026】システムコントローラ31はマイクロコン
ピュータから構成されており、各部をシーケンス制御す
る。また、システムコントローラ31には、画像データ
ラインメモリ32の他に、バイアスデータラインメモリ
33と、抵抗値誤差データラインメモリ34が接続され
ており、システムコントローラ31は、これらラインメ
モリ33,34に各データを書き込む。また、システム
コントローラ31は、乗算器38,加算・リミッタ3
9,メモリコントローラ42,プリントコントローラ4
3を制御して、修正バイアスデータDBCi (i=1〜
n(nは総発熱素子数))を算出し、これをセレクタ4
0に送る。
【0027】修正バイアスデータDBCi の一例を次の
数式1に示す。この修正バイアスデータDBCi は基本
バイアスデータDB0i と階調補正データDB1i とか
らなり、本実施例では、8ビットのデータを用いている
ため、修正バイアスデータDBCi の最大パルス数は
「256」個となる。したがって、基本バイアスデータ
DB0i 分として例えば最大「224」個のバイアスパ
ルスを割り当てるとともに、階調補正データDB1i
して、最大「32」個のバイアスパルスを割り当ててい
る。なお、この割り当て比率は、発熱素子のサイズや種
類,感熱発色層の種類等に応じて変化するが、最大使用
パルス個数の30%程度を、階調補正データに割り当て
るとよい。
【0028】
【数1】DBCi =DB0i +DB1i =(BO+ΔR
i +BHshade +BVshade )+(ΔR2i ・DG
B) ここで、 DB0i :基本バイアスデータであり、以下の数式2で
求める。
【0029】
【数2】 DB0i =BO+ΔR1i +BHshade +BVshade DB1i :階調補正データであり、以下の数式3で求め
る。
【0030】
【数3】DB1i =ΔR2i ・DGB B0:標準抵抗値R0 (例えば発熱素子のうちの最大と
なる抵抗値)に基づき決定した基礎データである。 ΔR1i :バイアス熱エネルギ誤差を補正するためのバ
イアス補正データであり、各発熱素子の抵抗値Ri から
標準抵抗値R0 を引いた抵抗値誤差ΔRi (=(Ri
0 ))に係数k1を乗じたもの(k1はバイアスパル
ス数に換算するための係数) BHshade :Hシェーディング補正データである。 BVshade :Vシェーディング補正データであり、サー
マルヘッドの両端で熱が逃げてしまうため、濃度が下が
るのを補正する。 ΔR2i :階調熱エネルギ誤差を補正するための係数デ
ータであり、抵抗値誤差ΔRi に係数k2を乗じたもの
(k2はバイアスパルス数に換算するための係数) DGB:光学濃度0.6を記録するための画像データ
【0031】演算要素BO、k1,k2,BHshade ,
BVshade ,DGBは予め実験等により決定され、これ
らがシステムコントローラ31のメモリに書き込まれて
いる。
【0032】図5は、図1に示すカラー感熱プリンタで
カラー感熱記録材料を副走査方向に移動しながら1ライ
ンずつ記録する場合における、基本バイアスデータDB
i内のHシェーディング補正データBHshade を示
す。サーマルヘッドの蓄熱によって、最終行に向かうに
つれて発色濃度が除々に高くなるので、これを是正する
ために、最終ラインに向かうにしたがいHシェーディン
グ補正データBHshadeが小さくなる。基本バイアスデ
ータは、前述したように、バイアスパルスの個数で表さ
れるから、このHシェーディング補正データもバイアス
パルスの個数で表される。また、前記Vシェーディング
補正データBVshade もバイアスパルスの個数で表され
る。
【0033】図6は抵抗値が異なる2個の発熱素子にお
ける熱エネルギと発色濃度との関係を示すグラフであ
る。このように抵抗値RA,RB(RA>RB)からな
る2個の発熱素子を用いて光学濃度0.6の中間濃度に
発色させる場合に、RBの発熱素子の方が抵抗が小さい
分、同じ駆動条件では発熱量が大きくなる。したがっ
て、RBの抵抗値を有する発熱素子の方が少ない駆動パ
ルス数で目標の光学濃度0.6に達する。このときの熱
エネルギの差ΔE(=EA−EB)を、バイアスパルス
数に換算して、この差分で各発熱素子の発熱量を制御す
ることにより、各発熱素子を目標濃度「0.6」となる
ように発熱することができる。したがって、濃度むらの
目立ちやすい中間濃度「0.6」付近における濃度むら
の発生を抑えることができる。これにより、発熱むらが
効果的に抑えられ、濃度むらが目立たなくなる。
【0034】図1に示すように、各発熱素子171 〜1
n の抵抗値Ri (iは1〜n)は、サーマルプリンタ
の工場出荷時やサーマルヘッド14の交換後の初期設定
時に、抵抗値検出回路37で検出され、これがRAM3
6内に書き込まれる。抵抗値検出回路37は、トランジ
スタ481 〜48n により各発熱素子171 〜17n
1個ずつ選択してこれに所定の電圧を印加し、これの電
圧降下時間から抵抗値Ri を検出するものであり、この
抵抗値検出方法については、例えば本出願人が既に出願
した特願平4−233626号に詳しく説明されてい
る。システムコントローラ31は、検出した抵抗値Ri
に基づきROM35に記憶した変換テーブルにより、バ
イアスデータDB0i と抵抗値誤差データΔRi とを各
発熱素子毎に求め、これをRAM36内の所定領域に記
憶するとともに、これらデータをラインメモリ33,3
4に書き込む。なお、抵抗値検出回路37は装置に内蔵
させる他に、別途抵抗値検出装置を設け、これにより各
抵抗値を検出するようにしてもよい。
【0035】システムコントローラ31は、先ず、電源
を投入した後の初期設定時に、前述したように1ライン
分の画像データを画像データラインメモリ32に書き込
む他に、バイアスデータラインメモリ33に、RAM3
6から読み出した各発熱素子の基本バイアスデータDB
i を1ライン分書き込む。また、抵抗値誤差データラ
インメモリ34には、抵抗値誤差データΔRi を1ライ
ン分書き込む。ラインメモリ33からメモリコントロー
ラ42によりアドレス指定されて読み出された基本バイ
アスデータDB0i は、加算・リミッタ39に送られ
る。
【0036】ラインメモリ34からメモリコントローラ
42によりアドレス指定されて読み出された抵抗値誤差
データΔRi は、乗算器38に送られる。乗算器38に
は、システムコントローラ31から光学濃度0.6の中
間濃度を記録するための画像データDGBが入力されて
おり、乗算器38は、画像データDGBと抵抗値誤差デ
ータΔRi と係数データk2とを乗じて階調補正データ
DB1i を算出し、これを加算・リミッタ39に送る。
【0037】加算・リミッタ39は、ラインメモリ33
からの基本バイアスデータDB0iと、乗算器38から
の階調補正データDB1i とを加算して修正バイアスデ
ータDBCi を算出し、これをセレクタ40を介してコ
ンパレータ41に送る。なお、修正バイアスデータDB
i の算出の際には、各ラインメモリ33,34の同じ
発熱素子のデータが読み出されるようにアドレス制御さ
れる。また、加算・リミッタ39は、加算によりデータ
が8ビットを越えることのないように、はみ出たものは
上限のデータとする。例えば、バイアスデータDB0i
と階調補正データDB1i との加算結果が「FF」を越
えた場合に、上限の「FF」を出力する。
【0038】システムコントローラ31は、プリント開
始信号によりシステム1ラインスタート信号を発生し、
これをメモリコントローラ42に出力する。このメモリ
コントローラ42は、システム1ラインスタート信号を
受け取ると、セレクタ40を切り換えて、加算・リミッ
タ39をコンパレータ41に接続するとともに、1ライ
ンスタート信号をプリントコントローラ43に出力す
る。これにより、バイアス加熱シーケンスを実行する。
このバイアス加熱シーケンスでは、メモリコントローラ
42は、ラインメモリ33から基本バイアスデータDB
i を読み出して、これを加算・リミッタ39に送る。
また、ラインメモリ34から抵抗値誤差データΔRi
読みだして、これを乗算器38に送り、乗算器38で階
調補正データDB1i を算出した後に、これを加算・リ
ミッタ39に送る。加算・リミッタ39では基本バイア
スデータDB0i と階調補正データDB1i とを加算し
て修正バイアスデータDBCi を算出し、これをセレク
タ40を介してコンパレータ41に送る。この1ライン
分の修正バイアスデータDBCi の算出は、256回行
われる。コンパレータ41は、プリントコントローラ4
3からの「0」〜「FF」のバイアス比較データによっ
て、1ライン分の修正バイアスデータを256回比較す
る。
【0039】1ライン分の修正バイアスデータに対する
256回の比較が終了すると、プリントコントローラ4
3は、1ラインエンド信号をメモリコントローラ42に
送る。メモリコントローラ42は、1ラインエンド信号
を受け取ると、セレクタ40を画像データラインメモリ
32に接続し、階調表現加熱シーケンスを実行する。こ
の階調表現加熱シーケンスでは、メモリコントローラ4
2は、画像データラインメモリ32から1ライン分の画
像データを128回読み出して、コンパレータ41に送
る。コンパレータ41は、プリントコントローラ43か
らの「0」〜「7F」の階調比較データによって、1ラ
イン分の画像データを128回比較する。
【0040】プリントコントローラ43は、バイアス比
較データによる比較終了時の他に、階調比較データによ
る比較終了時にも1ラインエンド信号をメモリコントロ
ーラ42に送る。メモリコントローラ42は、プリント
コントローラ43からの1ラインエンド信号の個数をカ
ウントする1ビットカウンタ(フリップフロップ)42
aを備えており、1ラインエンド信号が2回入力される
毎に、すなわちバイアス加熱と階調加熱とが終了する
と、システム1ラインエンド信号をシステムコントロー
ラ31に送る。
【0041】プリントコントローラ43は、1ビットカ
ウンタ43aを備えており、メモリコントローラ42か
らの1ラインプリントスタート信号を受け取る毎に、作
成する比較データの種類を切り換える。すなわち、最初
の1ラインプリントスタート信号を受け取ると、「0」
〜「FF」を表す8ビットのバイアス比較データを順に
出力する。2回目の1ラインプリントスタート信号を受
け取ると、「0」〜「7F」を表す8ビットの階調比較
データを順番に発生する。以下、同様である。なお、本
実施例では、16進数で「0」〜「7F」の階調比較デ
ータを用いて128階調の表現を行うようにしている
が、この階調表現数は各感熱発色層の特性に応じて適宜
階調比較データを増減することで変えることができる。
【0042】コンパレータ41は、修正バイアスデータ
とバイアス比較データとの比較、又は画像データと階調
比較データとの比較を行う。そして、比較データの方が
小さい場合には、「H」の駆動データを出力し、それ以
外は「L」の駆動データを出力する。例えば、バイアス
加熱では、プリントコントローラ43から「0」の比較
データが送られると、この比較データに対して1ライン
の修正バイアスデータを順に比較する。これにより、1
ライン分の比較結果がシリアル信号としてコンパレータ
41からシフトレジスタ45に送られる。1ライン分の
修正バイアスデータの比較が終了すると、プリントコン
トローラ43は「1」の比較データを発生してコンパレ
ータ41に送る。したがって、「0」から「FF」の比
較データを用いることにより、各修正バイアスデータは
256回比較され、結果的には256ビットの駆動デー
タに変換される。そして、この256ビットの駆動デー
タは、1ビットずつ順番にシフトレジスタ45に送られ
る。同様にして画像データと階調比較データとの比較も
行われ、128ビットの駆動データに変換される。
【0043】シリアルな駆動データは、クロックによっ
てシフトレジスタ45内でシフトされてパラレル信号に
変換される。シフトレジスタ45でパラレル信号に変換
された駆動データは、ラッチ信号に同期してラッチアレ
イ46にラッチされる。ANDゲートアレイ47は、ス
トローブ信号が入力されている期間内に、駆動データが
「H」の場合に「H」の信号を出力する。
【0044】ANDゲートアレイ47の各出力端子に
は、トランジスタ481 〜48n が接続されている。こ
れらのトランジスタ481 〜48n は、ANDゲートの
出力が「H」の場合にオンする。これらのトランジスタ
481 〜48n には、発熱素子171 〜17n がそれぞ
れ直列に接続されている。
【0045】ストローブ信号発生回路44は、システム
コントローラ31及びプリントコントローラ43からの
信号によって制御され、発熱素子171 〜17n のON
時間とOFF時間とを決定するためのストローブ信号を
発生する。ストローブ信号は、バイアス加熱用と階調表
現用の2種類がある。更に、ストローブ信号は、プリン
トすべき色によってパルス幅が変えられる。このため、
各ストローブ信号の設定データは、各色毎に予め求めら
れ、これがRAM36の所定領域に記憶されている。な
お、ストローブ信号発生回路44としては、例えば本出
願人が既に出願した特願平5−74508号に詳しく説
明されている。
【0046】図7は、イエロー記録時の各発熱素子の駆
動パルス列の一例を示したものである。なお、BHshad
e ,BVshade は「0」としている。例えば、第1発熱
素子が最大抵抗値を示しており、これを標準抵抗値R0
とし、これに256個のバイアスパルスが割り当てられ
ている。基礎データB0には176個のバイアスパルス
を割り当て、バイアス熱エネルギ誤差を補正するための
バイアス補正データΔR11 として48個のバイアスパ
ルスを割り当てている。また、階調表現熱エネルギ誤差
を修正するための階調補正データDB11 に、32個の
バイアスパルスを割り当てている。したがって、第1発
熱素子により階調レベル「128」の画素を記録する場
合には、図7に示すように、DB01 =224,DB1
1 =32であるからDB1 =256となり、DG1 =1
28である。
【0047】また、第2発熱素子は第1発熱素子よりも
抵抗が低い。この第2発熱素子で階調レベル「128」
の画素を記録する場合には、BO=176,ΔR12
18,DB02 =194,DB12 =20,DG2 =1
28である。また、第3発熱素子が第2発熱素子と同じ
抵抗値であり、この第3発熱素子で階調レベル「64」
の画素を記録する場合には、BO=176,ΔR13
18,DB03 =194,DB13 =20,DG3 =6
4である。また、第4発熱素子が第1発熱素子よりもや
や抵抗が低く、この第4発熱素子で階調レベル「13」
の画素を記録する場合には、BO=176,ΔR14
25,DB04 =201,DB14 =28,DG4 =1
3となる。
【0048】次に、上記実施例の作用について図8に基
づいて各図を参照して説明する。プリント開始スイッチ
(図示せず)が操作されると、システムコントローラ3
1は、カラー感熱記録材料12の給紙を行う。これとと
もに、システムコントローラ31は、フレームメモリ3
0から第1ライン目のイエロー画像データを画素毎に読
み出し、これを画像データラインメモリ32に書き込
む。また、各発熱素子の抵抗値誤差に起因する発熱量の
変動を少なくするために、RAM36から基本バイアス
データDB0i を読みだし、これをバイアスデータライ
ンメモリ33に書き込む。また、システムコントローラ
31はカウンタ31aをリセットする(p=0)。
【0049】給紙時には、プラテンドラム10はクラン
パ13が図2において垂直となった状態で停止している
ので、カム機構8が作動すると、クランパ13がクラン
プ解除位置にシフトされる。この後、カラー感熱記録材
料12がプラテンドラム10に送り込まれ、その先端が
クランプに位置するとカム機構8が作動してカラー感熱
記録材料12の先端がクランプ13で押えられる。この
状態でプラテンドラム10が回転するから、カラー感熱
記録材料12はプラテンドラム10に巻き付けつけられ
る。
【0050】プラテンドラム10が一定ステップずつ間
欠回転して、カラー感熱記録材料11の記録エリアの先
端が発熱素子アレイ17に達すると、イエロー画像の第
1ライン目の熱記録が可能となる。システムコントロー
ラ31は、システム1ラインスタート信号を発生させ、
これをメモリコントローラ42に送る。このときに、カ
ウンタ31aはカウント値に1を加えて更新する(p=
p+1)。メモリコントローラ42は、システム1ライ
ンスタート信号により、セレクタ40を加算・リミッタ
39に接続し、各発熱素子の修正バイアスデータDBC
i がコンパレータ41に送られるようにする。
【0051】また、メモリコントローラ42は、アドレ
ス指定して第1発熱素子171 から順に第n発熱素子1
n まで、ラインメモリ34から抵抗値誤差データΔR
i を読み出し乗算器38に送る。乗算器38は、この抵
抗値誤差データΔRi と係数データk2と光学濃度0.
6の中間濃度を記録するための画像データDGBとを乗
じて、階調補正データDB1i を求め、これを加算・リ
ミッタ39に送る。更に、メモリコントローラ42はア
ドレス指定してラインメモリ33からバイアスデータD
B0i を読み出して、これを加算・リミッタ39に送
る。加算・リミッタ39は、バイアスデータDB0i
階調補正データDB1i とを加算して修正バイアスデー
タDBCi を算出する。この修正バイアスデータDBC
i はセレクタ40を介してコンパレータ41に送られ
る。
【0052】また、メモリコントローラ42は、1ライ
ンスタート信号を発生させ、これをプリントコントロー
ラ43に送る。プリントコントローラ43は、1ライン
スタート信号を受け取ると、「0」のバイアス比較デー
タをコンパレータ41に送る。このとき、1ラインスタ
ート信号の発生回数を1ビットカウンタ43aによりカ
ウントしており、このカウント値が「1」であるときに
は、バイアス比較データを送る。また、カウント値が
「0」であるときには、階調比較データを送る。
【0053】1ビットカウンタ43aのカウント値は、
1個の1ラインスタート信号を受け取っているから、カ
ウント値が「1」である。そこで、プリントコントロー
ラ43は、バイアス比較データをコンパレータ41に送
る。このコンパレータ41は、各発熱素子の修正バイア
スデータ(DBCi )と、プリントコントローラ43か
ら出力されたバイアス比較データ(DC)とを比較し、
前者よりも後者が小さいときに「1」のバイアス駆動デ
ータを出力する。コンパレータ41から出力された1ラ
イン分のシリアルなバイアス駆動データは、シフトレジ
スタ45に送られ、そしてクロックによってシフトレジ
スタ45内でシフトされてパラレルなバイアス駆動デー
タに変換される。システムコントローラ31は、第1ラ
イン目が熱記録の可能な状態にあることを確認してか
ら、ラッチアレイ45にパラレルなバイアス駆動データ
をラッチする。このラッチされたバイアス駆動データ
は、ANDゲートアレイ47に送られる。
【0054】他方、プリントコントローラ43からのバ
イアス加熱用ストローブ要求信号により、ストローブ信
号発生回路44はバイアス加熱用ストローブ信号をAN
Dゲートアレイ47に送る。ANDゲートアレイ47
は、バイアス駆動データが「H」となっている場合に、
ストローブ信号が入力されている間中、「H」の信号を
出力する。この信号により、例えばトランジスタ481
がオンするから、ストローブ信号に対応したパルス幅の
バイアスパルスが発熱素子171 に供給され、発熱素子
171 が発熱する。
【0055】以下、「1」〜「FF」のバイアス比較デ
ータを用いて、修正バイアスデータを1ラインずつ比較
し、この比較結果に応じて各発熱素子171 〜17n
駆動する。したがって、各発熱素子の抵抗値を考慮した
個数のバイアスパルスが各発熱素子に与えられ、各発熱
素子は修正バイアス加熱される。
【0056】プリントコントローラ43には、「FF」
のバイアス比較データによる1ラン分の修正バイアスデ
ータの比較が終了すると、1ラインエンド信号をメモリ
コントローラ42に送る。メモリコントローラ42は、
この1ラインエンド信号によりセレクタ40を切り換え
て、ラインメモリ32をコンパレータ41に接続すると
ともに、1ラインスタート信号をプリントコントローラ
43に送る。このセレクタ40の切り換え後に、メモリ
コントローラ42は、画像データラインメモリ32に書
き込まれている1ライン分のイエロー画像データを1個
ずつ順次読み出し、コンパレータ41に送る。
【0057】プリントコントローラ43には、2回目の
1ラインスタート信号が入力されるため、プリントコン
トローラ43のカウンタのカウント値は「1」から
「0」になる。これにより、プリントコントローラ43
は、階調比較データ「0」〜「7F」をコンパレータ4
1に順に出力する。このコンパレータ41は、最初に
「0」の階調比較データと、ラインメモリ32からの第
1ライン目のイエロー画像データと比較する。前者が後
者よりも小さい場合には、コンパレータ41は、「H」
の階調表現駆動データを出力する。
【0058】コンパレータ41から出力された1ライン
分の駆動データは、シフトレジスタ45,ラッチアレイ
46を経てから、ANDゲートアレイ47に送られる。
そして、ANDゲートアレイ46中で、階調駆動データ
が「H」となっているAND回路の出力が、短いストロ
ーブ信号の入力中に「H」となる。この「H」の信号が
入力されたトランジスタがオンするから、このオンした
トランジスタに接続された発熱素子が、幅が短い階調パ
ルスで駆動されて発熱する。以下同様にして、階調比較
データの「1」から「7F」まで比較され、イエロー画
像データに応じた個数の階調パルスで発熱素子が駆動さ
れる。
【0059】プリントコントローラ43は、第1ライン
の階調パルス列の発生終了後に、1ラインエンド信号を
メモリコントローラ42に送る。メモリコントローラ4
2は、この2回目の1ラインエンド信号によりシステム
1ラインエンド信号をシステムコントローラ31に出力
する。システムコントローラ31は、システム1ライン
エンド信号により第1ライン目の印字終了を確認し、こ
れにより、プラテンドラム10を1ライン分回転させて
紙送りを行なう。この紙送り中に、システムコントロー
ラ31は、システム1ラインスタート信号をメモリコン
トローラ42に送る。メモリコントローラ42は、セレ
クタ40を切り換えて、加算・リミッタ39からの修正
バイアスデータをコンパレータ41に送る。また、シス
テムコントローラ31は、システム1ラインスタート信
号により第2ラインのイエロー画像データをフレームメ
モリ40から読み出し、これを画像データラインメモリ
32に書き込む。
【0060】その後、前述したように、複数のバイアス
パルスで修正バイアス加熱してから、続いて画像データ
ラインメモリ32からの第2ライン目のイエロー画像デ
ータに応じた個数の階調パルスで階調表現加熱する。そ
して、K(Kは最大256)個のパイアスパルスとJ
(Jは最大128)個の階調パルスとを各発熱素子に与
えて、第2ライン目を熱記録する。以下、同様にして、
第3ライン目以降を順次熱記録する。そして、カウンタ
31aのカウント値pが、最終ライン数に達すると、イ
エロー画像の1フレーム分の行記録が終了する。
【0061】このイエロー画像の熱記録中に、図2に示
すように、プラテンドラム10の回転とともに、カラー
感熱記録材料12のイエロー画像を熱記録した部分がイ
エロー定着用紫外線ランプ16に達する。このイエロー
定着用紫外線ランプ16は、420nm付近の近紫外線
をカラー感熱記録材料12に照射する。これにより、イ
エロー感熱記録材料12に含有されたジアゾニウム塩化
合物が分解して発色能力が消失する。
【0062】プラテンドラム10が1回転して記録エリ
アが再びサーマルヘッド14の位置にくると、イエロー
画像と同じような処理により、マゼンタ画像が1ライン
ずつ熱記録される。このマゼンタ画像の記録時のバイア
ス加熱でも、イエロー画像の熱記録と同じ個数のバイア
スパルスが用いられる。しかし、マゼンタ感熱発色層の
バイアス熱エネルギBMが大きいので、パルス幅が長い
ストローブ信号が用いられ、それによりパルス幅が広い
バイアスパルスが作成される。そして、バイアスパルス
の個数を調節することで、全ての発熱素子は修正バイア
ス加熱が行われ、光学濃度0.6の中間濃度を記録する
際にほぼ同じ発熱量となるようにされる。また、マゼン
タ画像の記録に用いられる階調パルスも、イエローの記
録に比べてパルス幅が広い。マゼンタ画像の記録後に、
マゼンタ感熱発色層を定着してから、シアン画像を1ラ
インずつ記録する。
【0063】バイアスパルスの最大値は、「256」で
あるが、発熱素子によっては、抵抗値誤差やシェーディ
ング補正のためにこれよりも少なくなる。しかし、バイ
アスパルスが「256」よりも小さい場合であっても、
バイアス加熱期間は、バイアスパルスの「256」個分
であるから、バイアス加熱と階調表現加熱との間に、休
止期間が発生する。この休止期間が長い場合は、バイア
ス加熱の熱エネルギが失われてしまう。図9及び図10
は、バイアスパルス列を階調パルス列に接近させてバイ
アス加熱と階調表現加熱との間の休止期間を短くして、
熱損失を少なくした実施例を示す。画像データDGi
修正バイアスデータDBCi とが選択して入力されるコ
ンパレータ41に、比較データ発生回路50が接続され
ている。比較データ発生回路50は、比較データカウン
タ51と、8個の排他的OR回路52a ,52b ,・・
・52h とを備えている。なお、この実施例において、
図1に示す実施例と同一構成部材には同一符号が付して
ある。また、この実施例では階調数を「256」として
いる。このように、バイアスパルス個数と階調パルス個
数とを「256」として共通にすることで、共通の比較
データを用いることができるため、バイアス比較と階調
比較のシーケンスが同じになる。この場合には、カウン
タ43aが不要になり、そして1ライン分のプリントに
際して、プリントコントローラを2ライン分作動させ
る。
【0064】比較データカウンタ51は、クロック信号
をカウントして8ビットのカウント出力を排他的OR回
路52a 〜52h の一方の入力端子に送る。バイアス/
階調制御信号は、バイアス加熱では「L」であり、階調
表現加熱では「H」である。比較データカウンタ51
は、リセット信号で「0」にリセットされてから、クロ
ック信号で「1」ずつカウントアップする。
【0065】バイアス加熱では、バイアス/階調制御信
号が「L」であるから、比較データカウンタ51からの
8ビットのカウント値は、8個の排他的OR回路52a
〜52h で反転される。例えば、カウント値が十進法で
「3」の場合には、「252」となる。したがって、修
正バイアスデータが「252」の場合には、比較データ
カウンタ51のカウント値が「3」〜「255」の範囲
でコンパレータ42の出力が「H」になり、発熱素子の
駆動が可能となる。この結果、図11に示すように、バ
イアスパルス列は、階調パルス列側に寄り、休止期間が
短くなる。
【0066】階調表現加熱では、バイアス/階調制御信
号が「L」であるから、比較データカウンタ97のカウ
ント値がそのままコンパレータ42に送られる。なお、
比較データカウンタ97は、カウント動作の始めに、
「0」にリセットされる。比較データ発生回路における
処理手順は図10に示されている。ここで、「q」は、
ラインスタート信号をカウントするカウンタのカウント
値である。
【0067】また、修正バイアスデータが最大値「25
5」よりも小さい場合に、バイアス加熱と階調表現加熱
との間の休止期間を短くし、熱損失を少なくするには、
バイアス駆動パルスを一定間隔で間引くのがよい。図1
2及び図13は、この実施例を示すものである。バイア
スデータの作成の際に、離散的な比較データをコンパレ
ータに送るとともに、画像データに基づき階調パルス列
の作成の際に、最小値から順に増やした比較データをコ
ンパレータに送る。離散的な比較データは、図12に示
す比較データ発生回路70により発生させる。比較デー
タ発生回路70は、アップダウンカウンタからなる比較
データカウンタ71と、これのカウント値をバイアス/
階調制御信号に基づきスクランブルするスクランブラ7
2とから構成されている。
【0068】比較データカウンタ71は、バイアス/階
調制御信号が「H」の場合に、プリセット値「FF」か
らの減算モードとなり、クロック信号をカウントする毎
に減算し、8ビットのダウンカウント出力「FF」〜
「0」を順にスクランブラ72に送る。また、バイアス
/階調制御信号が「L」の場合に、「0」からの加算モ
ードとなり、クロック信号をカウントする毎に加算し、
8ビットのアップカウント出力「0」〜「FF」を順に
スクランブラ72に出力する。
【0069】スクランブラ72は、バイアス/階調制御
信号が「H」の場合に、表1に示すように、スクランブ
ルしたバイアス比較データをコンパレータ41に出力す
る。また、バイアス/階調制御信号が「L」の場合に
は、比較データカウンタ71のカウント値をそのまま出
力する。
【0070】
【表1】
【0071】表1に示すように、バイアス/階調制御信
号が「H」となるバイアス駆動データの作成時には、ス
クランブラ72により10進数表示で「255」から
「8」ずつ減じたダウンカウント出力「255」,「2
47」,「239」,「231」,・・・「15」,
「7」,「254」,「246」,・・・「8」,
「0」をコンパレータ41に出力する。また、バイアス
/階調制御信号が「L」となる階調駆動データの作成時
には、「0」〜「255」の比較データを順にコンパレ
ータ41に出力する。この比較データ発生回路70にお
ける処理手順を図13に示す。
【0072】このように、バイアス駆動データの作成時
には、比較データが「255」から「8」個ずつ減じら
れてスクランブルして発生されるため、図14に示すよ
うに各バイアスパルス列の最後尾のパルスがほぼ揃った
後詰めとされる。また、階調駆動データの作成時には、
比較データが「0」〜「255」の順に発生されるた
め、各階調パルス列の最前部のパルスを揃えた前詰めと
される。したがって、バイアスパルス列と階調パルス列
との間に休止期間が発生することがなく、バイアス加熱
直後に階調表現加熱が開始されるため、バイアス加熱時
の熱損失を少なくすることができる。
【0073】乗算器38による乗算は、固定小数点方式
を用いているから、小数点以下の切り捨てにより、大き
な演算誤差が発生する。図15は、固定小数点方式を用
いても演算誤差が大きくならないようにした実施例を示
す。抵抗値誤差データ用ラインメモリ34には、階調表
現熱エネルギ誤差を修正するための抵抗値誤差データΔ
i をX倍したものがシステムコントローラ31により
書き込まれている。乗算器38は、ΔRi ・Xと、光学
濃度0.6の中間濃度を記録する場合の画像データDG
Bと、係数k2とを乗算する。この後、割算器60で、
乗算器38からの出力をXで割った後、この値を加算・
リミッタ39に送る。このように、X倍した値に画像デ
ータを乗算し、小数点以下も丸め演算するから、X倍し
ない場合に比べて、丸め演算による誤差の発生が少なく
なる。したがって、固定小数点方式の演算を採用して
も、演算誤差が大きくならないから、ハード構成が複雑
になる浮動小数点方式の演算を採用する必要がなく、構
成を簡単にすることができる。
【0074】なお、上記実施例では、各発熱素子毎にそ
の抵抗値に基づきバイアスデータを決定する際に、検出
した最大抵抗値を基準にして、この標準抵抗値に対する
差を求めている。そして、最大抵抗値に対しては256
個のバイアスパルスを与え、これを基準にして各発熱素
子の抵抗値誤差に基づきバイアスパルスの個数を減少す
るようにしたが、この他に、検出した抵抗値に基づき平
均抵抗値を求め、この平均抵抗値に対してバイアスパル
スの個数を増減するようにしてもよい。更には、最小抵
抗値に基づき、各発熱素子毎のバイアスデータを決定し
てもよい。
【0075】また、上記実施例では、画像データを書き
込むラインメモリを1個としたが、これを複数個設け、
一方のラインメモリの画像データを用いて記録している
間に、他方のラインメモリの画像データに次のラインの
画像データを書き込むようにしてもよい。また、上記実
施例では、3個のラインメモリを設け、これをセレクタ
で切り換えるようにしたが、この他に、メモリのエリア
を分割して、各ラインメモリを構成し、これをメモリコ
ントローラで読み分けるようにしてもよい。また、上記
実施例では、乗算器38により、「0.6」の中間濃度
を記録するための画像データDGBと抵抗値誤差データ
ΔRi と補正係数データk2とを乗じて階調補正データ
DB1i を求めたが、この代りに、階調補正データDB
i を予め演算してルックアップテーブルデータとして
メモリに記憶しておいてもよい。この場合にはその都度
演算する必要がないため、抵抗値むらに基づく濃度むら
補正を高速に行うことができる。また、乗算結果のみな
らず、加算結果もルックアップテーブルデータとして記
憶しておいてもよい。また、乗算器38で乗算する代わ
りに、予め乗算したデータΔRi ・k2・DGBを第3
のラインメモリに書き込んでおき、これを読み出して加
算・リミッタ39で加算するようにしてもよく、この場
合には乗算器38を省略することができる。さらには、
図16に示すように、フレームメモリ30からの1ライ
ン分の画像データDGi を第1ラインメモリ80に書き
込み、数式1において算出した修正バイアスデータDB
i を第2ラインメモリ81に書き込んでおき、これら
をシステムコントローラ82により交互に読み出してセ
レクタ83を介してコンパレータ84に送ることで、バ
イアスパルス及び階調パルス用の駆動データを得るよう
にしてもよい。
【0076】また、本発明は、感熱記録の他に、昇華型
熱転写記録に対しても適用することができる。また、カ
ラー記録に限らず、1色の中間調画像の記録に対しても
適用することができる。更に、カラー感熱記録材料とサ
ーマルヘッドとを一次元に相対移動させるラインプリン
タであるが、本発明は、カラー感熱記録材料とサーマル
ヘッドの両方が移動するシリアルプリンタに対しても利
用することができる。また、プラテンドラムでカラー感
熱記録材料を回転させているが、搬送ローラ対でカラー
感熱記録材料を直線的に往復動させてもよい。また、ス
トローブ信号のON/OFF時間を色毎に変える代わり
に、バイアスパルスと階調パルスのパルス数を色毎に変
更するようにしてもよい。また、バイアス加熱と階調加
熱とでは、ストローブ信号の長さを変えるようにした
が、同じストローブ信号を用いるようにしてもよい。こ
の場合には、加熱量に合わせてそれぞれのパルス数を変
更する。また、上記実施例では、抵抗値誤差ΔRi に基
づき1次関数で補正量を算出したが、これは2次関数等
を用いて補正量を求めるようにしてもよい。また、多数
個のバイアスパルスを用いる代りに、1個のバイアスパ
ルスで修正バイアス加熱してもよく、この場合には、そ
のパルス幅を各発熱素子毎に変更する。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、各発熱素子の抵抗値等
のばらつきに起因する発熱むらをバイアス加熱の際に発
生するバイアス熱エネルギ誤差と、階調加熱の際に発生
する階調表現熱エネルギ誤差とに分けて予め求めてお
き、これらの誤差をバイアス加熱用駆動パルスの個数又
は幅を変更することにより解消するようにしたから、各
発熱素子の抵抗値等にばらつきがある場合でも、このば
らつきの影響を無くしてこれに起因する色むらの発生を
抑えることができる。また、サーマルヘッドの抵抗値む
ら等に起因する発熱むらを補正することができるように
なるので、サーマルヘッドに対する抵抗値むらの許容度
が増し、サーマルヘッドの歩留りが向上し、コストダウ
ンが可能になる。
【0078】また、各発熱素子の抵抗値等のばらつきに
起因する発熱むらを無くすように、発熱むらによる濃度
むらの検知が容易な一定の中間濃度を基準にして、この
中間濃度を記録する際の濃度むら補正量を各発熱素子毎
に予め求めておき、この濃度むら補正量に基づきバイア
スパルスのパルス個数又は幅を各発熱素子毎に変更した
から、最も濃度むらが目立ちやすい一定の中間濃度、例
えば「0.6」付近を基準に各発熱素子の抵抗値むら等
に起因する濃度むらや色むらを解消することができ、濃
度むらの発生を目立たなくすることができる。また、バ
イアス加熱の終了を基準にして発熱むらの補正を行わず
に、中間濃度を基準にして発熱むらの補正を行うため、
発熱素子の抵抗値むらに起因する濃度むらが最大濃度部
分や最小濃度部分においてほぼ半減するため、より一層
濃度むらが目立つことのないようにすることができ、印
画品質を向上することができる。すなわち、低濃度域で
は、本来の階調表現熱エネルギ誤差よりも少し大きい熱
エネルギが与えられるが、それによる濃度変化はほとん
ど目立たない。他方、高濃度域では、本来の階調表現熱
エネルギ誤差よりも少し小さい濃度エネルギが与えられ
るが、高濃度域ではもともと濃度が高いので、やはり目
立つことはない。
【0079】また、階調表現熱エネルギ誤差に対して
も、発熱むらが最も目立つ中間濃度、例えば「0.6」
を基準にして一律に求めるため、各発熱素子の画像デー
タを個々に用いて補正を行う必要がなく、演算処理が簡
単になる。すなわち、個々の画像データに直接補正デー
タを乗じて補正する方法では、大量の演算処理が必要に
なるため、高速演算回路が必要になり製造コストが上昇
するという問題があるが、このような問題を解消するこ
とができる。しかも、多数のパルスからなるパルス列に
より各発熱素子を駆動することにより、きめ細かな発熱
制御を行うことができ、より一層濃度むらの発生を少な
くすることができる。
【0080】また、バイアスパルスを階調パルスに接近
させて加熱を行うことにより、又は、バイアスパルスに
おいてパルス数を減らす際に、一定間隔で間引くことに
より、バイアス加熱後の冷却期間が長くなることがな
く、熱効率の低下を抑えることができるとともに、正確
なバイアス加熱を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルヘッド駆動制御装置の要部を
示すブロック図である。
【図2】カラー感熱プリンタの概略図である。
【図3】カラー感熱記録材料の層構造を示す説明図であ
る。
【図4】各感熱発色層の発色特性を示すグラフである。
【図5】シェーディング補正のパルス数を示すグラフで
ある。
【図6】抵抗値の異なる発熱素子における熱エネルギと
発色濃度との関係を示すグラフである。
【図7】バイアスパルス列と階調パルス列との一例を示
す説明図である。
【図8】カラー感熱プリンタの処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】別の実施例における比較データ発生回路を示す
ブロック図である。
【図10】比較データ発生の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図11】バイアスパルス列と階調パルス列との一例を
示す説明図である。
【図12】他の実施例における比較データ発生回路を示
すブロック図である。
【図13】同比較データ発生回路における比較データ発
生の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】同比較データ発生回路で発生させたバイアス
パルス列と階調パルス列との一例を示す説明図である。
【図15】演算誤差を少なくしたサーマルヘッド駆動制
御装置の要部を示すブロック図である。
【図16】画像データ用及び修正バイアスデータ用のラ
インメモリを備えた他の実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
12 カラー感熱記録材料 14 サーマルヘッド 171 〜17n 発熱素子 31 システムコントローラ 32〜34 ラインメモリ 37 抵抗値検出回路 38 乗算器 39 加算・リミッタ 41 セレクタ 42 メモリコントローラ 43 プリントコントローラ 44 ストローブ信号発生回路 50,70 比較データ発生回路 51,71 比較データカウンタ 60 割算器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の発熱素子をライン状に並べてなる
    サーマルヘッドの各発熱素子に、バイアス加熱駆動パル
    スと画像データに対応した個数の階調表現加熱駆動パル
    スとを与えて画素を記録材料に記録するサーマルプリン
    タのサーマルヘッド駆動制御方法において、 前記各発熱素子の抵抗値誤差に起因する発熱むらを無く
    すように、発熱むらによる濃度むらが目立つ中間濃度を
    基準にして、この中間濃度を記録する際の濃度むら補正
    量を各発熱素子毎に予め求めておき、この濃度むら補正
    量に基づきバイアス加熱駆動パルスのパルス個数又は幅
    を各発熱素子毎に変更することを特徴とするサーマルヘ
    ッド駆動制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサーマルヘッド駆動制御
    方法において、前記基準となる中間濃度を光学濃度で
    0.6〜0.8としたことを特徴とするサーマルヘッド
    駆動制御方法。
  3. 【請求項3】 多数の発熱素子をライン状に並べてなる
    サーマルヘッドの各発熱素子に、バイアス加熱駆動パル
    ス列と階調表現加熱駆動パルス列とを与えて画素を記録
    するサーマルプリンタのサーマルヘッド駆動制御装置に
    おいて、 画像データを1ライン分記憶するための第1のラインメ
    モリと、前記各発熱素子の抵抗値誤差に起因してバイア
    ス加熱の際に発生するバイアス熱エネルギ誤差を補正す
    るためのバイアス補正データを加味したバイアス加熱駆
    動パルス列のパルス数データを基本バイアスデータとし
    て各発熱素子毎に記憶した手段と、この基本バイアスデ
    ータを1ライン分記憶するための第2のラインメモリ
    と、基準となる中間濃度を記録する際の階調表現加熱時
    に、各発熱素子の抵抗値誤差に起因して発生する階調表
    現熱エネルギ誤差を補正するための階調補正データをバ
    イアス加熱駆動パルスのパルス個数データとして各発熱
    素子毎に記憶した手段と、この階調補正データを1ライ
    ン分記憶するための第3のラインメモリと、第2のライ
    ンメモリからの基本バイアスデータと第3のラインメモ
    リからの階調補正データとを加算して修正バイアスデー
    タを求める加算器と、加算器からの修正バイアスデータ
    と、第1のラインメモリからの画像データとを切り換え
    て、修正バイアスデータに基づくバイアス加熱駆動パル
    ス列で各発熱素子を修正バイアス加熱した後に、第1の
    ラインメモリからの画像データに基づく階調表現加熱駆
    動パルス列で階調表現加熱するコントローラとを備えた
    ことを特徴とするサーマルヘッド駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のサーマルヘッド駆動制御
    装置において、基準となる中間濃度を光学濃度で0.6
    〜0.8としたことを特徴とするサーマルヘッド駆動制
    御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載のサーマルヘッド駆
    動制御装置において、バイアス加熱駆動パルス列を階調
    表現加熱駆動パルス列に接近させて加熱を行うことを特
    徴とするサーマルヘッド駆動制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4記載のサーマルヘッド駆
    動制御装置において、バイアス加熱駆動パルス列のパル
    ス数を減らす際に、一定間隔で間引くことを特徴とする
    サーマルヘッド駆動制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002347266A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Ricoh Elemex Corp シェーディング補正方法

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