JPH07314817A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH07314817A
JPH07314817A JP11250694A JP11250694A JPH07314817A JP H07314817 A JPH07314817 A JP H07314817A JP 11250694 A JP11250694 A JP 11250694A JP 11250694 A JP11250694 A JP 11250694A JP H07314817 A JPH07314817 A JP H07314817A
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shaft
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剛史 渡辺
Kikunosuke Tsuji
菊之助 辻
Kenichi Satake
健一 佐武
Koichi Baba
弘一 馬場
Yoshiko Kawachi
嘉子 河内
Setsuo Hori
節夫 堀
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
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Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録用紙を撓むことなく搬送する。 【構成】 撓み防止部材851は、薄板部材852及び
弾性部材853からなり、各軸85a上のアイドルロー
ラ85,85間に配設されている。薄板部材852は、
形状が、例えば車剣形の手裏剣のような先鋭な頂点を有
する略多角形の薄板で、軸85a上に移動可能、かつ回
動自在に配設されるとともに、複数個が互いに所要の間
隔をおいて配設されている。弾性部材853は、例えば
コイルばねからなり、弾性力で伸縮するもので、アイド
ルローラ85と薄板部材852との間及び各薄板部材8
52間の軸85aに配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、複写
機、プリンタやコンピュータの出力装置等に用いられる
記録装置に係り、特にインクジェット方式で記録用紙の
両面に印字を行うインクジェット記録装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、記録ヘッドのノズルからインクを
吐出して用紙に印字するインクジェット記録装置が実用
化されており、最近では、用紙の両面から印字が可能に
なされた装置が提案されている(特開平5−33003
7号公報)。このインクジェット記録装置では、記録手
段が記録用紙の両面に対向して配設され、両方の記録手
段の間に記録用紙を搬送してインクを吐出し、印字直後
に記録用紙の略全面がベルトに吸着されて搬送されるよ
うになっている。また、従来、このようなインクジェッ
ト記録装置では、記録用紙と記録手段のインク吐出面と
の間隔を約1mm以下にすると、高い印字品質が得られ
ることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、2個の記録手
段の間に記録用紙を搬送する場合には、記録用紙が1m
m以上撓むと、いずれかの記録手段のインク吐出面に用
紙が接触してしまう。この結果、印字された画像が流れ
る、あるいはノズルが目詰まり状態になって画像に白筋
が発生する等の不具合が生じ、印字品質が低下する虞れ
がある。ところが、上記従来の特開平5−330037
号公報記載の記録装置では、両方の記録手段の間に撓む
ことなく記録用紙を搬送するための搬送機構については
開示されていない。
【0004】本発明は、上記問題を解決するもので、両
面から記録手段で印字を行う装置において、記録手段の
間に撓むことなく記録用紙が搬送されるインクジェット
記録装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、所要の隙間をおいて対向配設された記録
ヘッドのノズルからインクを吐出して、上記隙間を通る
搬送路に沿って搬送される記録用紙の両面に画像を記録
するインクジェット記録装置において、上記記録用紙の
幅方向両端側に配設され、各端を両面から挾持して上記
搬送路に沿って上記記録用紙を搬送する上記幅方向に移
動可能な一対の用紙搬送手段と、上記搬送路に臨む位置
であって上記記録用紙の両面側に配設され、上記記録用
紙の撓みを防止する一対の撓み防止手段とを備え、上記
撓み防止手段は、上記記録用紙の幅方向に移動可能、か
つ上記幅方向の軸回りに回動可能に配設された複数個の
薄板部材と、上記用紙搬送手段と隣接する上記薄板部材
との間及び互いに隣接する上記各薄板部材間に配設され
た弾性部材とからなるものである(請求項1)。
【0006】また、上記薄板部材は、多角形状を有して
いる(請求項2)。
【0007】また、請求項1または2記載のインクジェ
ット記録装置において、上記用紙搬送手段の両外側で支
持され、上記幅方向に配設された軸と、上記軸上に移動
可能に配設され、上記弾性部材の上記薄板部材との当接
を規制する規制部材とを備え、上記薄板部材は、上記軸
上に配設されている(請求項3)。
【0008】また、上記薄板部材は、上記規制部材上に
配設されたものである(請求項4)。
【0009】また、上記一対の撓み防止手段の各薄板部
材は、上記幅方向に交互に配設されている(請求項
5)。
【0010】また、請求項1〜5のいずれかに記載のイ
ンクジェット記録装置において、上記搬送路に沿って複
数組の対向記録ヘッドを備え、上記一対の撓み防止手段
は、それぞれの上記隙間の少なくとも用紙搬送方向の上
流側に配設されている(請求項6)。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、記録用紙は、幅
方向両端が、それぞれ両面から挾持され、同一位置ある
いは多少ずれた位置に対向配設された記録ヘッドの隙間
に搬送される。このとき、記録用紙が撓むと薄板部材に
接触するため、その撓みが抑制される。薄板部材は、幅
方向の軸回りに回動自在に配設され、あるいは駆動力に
より幅方向の軸回りに回動するもので、用紙が接触して
も、用紙搬送を妨げることがない。また、記録用紙のサ
イズに応じて用紙搬送手段が移動すると、弾性部材によ
り、用紙搬送手段と隣接する薄板部材との間及び互いに
隣接する各薄板部材間が、所要の間隔に保持される。
【0012】また、請求項2記載の発明によれば、薄板
部材は、搬送される記録用紙と接触する場合には、多角
形の各頂点で接触することとなり、記録用紙の搬送を妨
げることはない。
【0013】また、請求項3記載の発明によれば、小サ
イズの記録用紙が搬送されると、一対の用紙搬送手段が
互いに接近し、その間に配設された弾性部材が圧縮され
ることとなる。この場合に、規制部材により弾性部材が
薄板部材に当接することがないので、圧縮された弾性部
材による圧力は、薄板部材に印加されない。
【0014】また、請求項4記載の発明によれば、薄板
部材は、規制部材が軸上を移動すると、それに伴って移
動し、搬送される記録用紙が接触すると、規制部材上で
回動することとなる。
【0015】また、請求項5記載の発明によれば、用紙
サイズに応じて各用紙搬送手段が幅方向に移動すると
き、一対の撓み防止手段の各薄板部材は、互いに接触す
ることがないので、円滑に移動する。
【0016】また、請求項6記載の発明によれば、対向
する記録ヘッドの各隙間の用紙搬送方向上流側で、記録
用紙の撓みが防止される。
【0017】
【実施例】まず、本発明に係るインクジェット記録装置
の第1実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1は第1実施例の装置の外観を示す斜視図である。図
2は同装置の内部の概略構成を示す図で、(a)は左側
面図、(b)は正面図である。
【0018】この装置は、例えば外部装置から入力され
る文字データ等を印字するプリンタで、図2(b)中、
右方に給紙カセット21〜24からなる用紙収納部、左
方に記録用紙を搬送しつつ表面及び裏面の両面に印字を
行う印字ユニット4を備えるとともに、その間に用紙を
右方から左方に搬送する用紙搬送系13が、印字ユニッ
ト4の下方にソータ8が、それぞれ配設されている。ソ
ータ8は、不図示の螺旋カムによりビン8aを水平方向
に1ビンずつ移動させ、印字された記録用紙を収納する
ものである。また、装置の表面適所には、操作パネル1
及び給紙バイパス部3が配設されている。
【0019】操作パネル1は、記録用紙のサイズをマニ
ュアルで指示する用紙サイズ指示キーや吐出回復動作を
行わせる吐出回復キー等が配設された操作部1a(図1
3)と、LCDやLED等からなり、設定内容を表示す
る表示部1b(図13)とから構成されている。給紙バ
イパス部3は、装置表面に配設された幅揃え機構3aを
用紙幅に合わせて手差し給紙を行うものである。
【0020】用紙収納部には、カット紙が収納できるサ
イズの異なる給紙カセット21〜24が、積層して配設
されている。給紙カセット21〜24には、用紙搬送方
向に対して、例えば、給紙カセット21にA4サイズの
記録用紙が縦向きに、給紙カセット22にA3サイズが
縦向きに、給紙カセット23にB4サイズが縦向きに、
給紙カセット24にB5サイズが横向きに、それぞれ収
納されている。なお、各カセットに収納する用紙のサイ
ズ及び向きは上記に限られない。
【0021】用紙搬送系13には、給紙カセット21〜
24及び給紙バイパス部3に対応して設けられ、用紙の
給紙を行う給紙ローラ31〜34,37、用紙を搬送す
る搬送ローラ対、搬送用紙を案内する搬送ガイド及び画
像記録のタイミングに応じて用紙搬送を行うレジストロ
ーラ対38等が配設されている。
【0022】印字ユニット4は、一対の駆動側搬送ベル
ト43及び従動側搬送ベルト44により記録用紙の幅方
向両端を挾み、図2(b)中、一点鎖線Rに沿って搬送
する用紙搬送機構、搬送用紙の両面に互いに対向して配
設された各4個のヘッドユニット5a,5bからなる印
字機構及び印字された用紙表面のインクを乾燥する乾燥
装置10等から構成されている。
【0023】まず、用紙搬送機構について図3〜図7を
用いて説明する。図3は印字ユニット4の構成を示す図
で、(a)は左側面図、(b)は正面図である。図4
(a)(b)は図3(a)(b)において、説明の便宜
上、ヘッドユニットのヘッド保持機構を図略したもので
ある。図5は印字ユニット4の用紙搬送機構の要部を示
す図で、(a)は左側面図、(b)は正面図である。な
お、図3〜図5において、軸85a,95aに配設され
た後述する撓み防止部材は図略している。また、図3
(a)、図4(a)及び図5(a)において、説明の便
宜上、プーリ83,84を図略している。
【0024】一対の駆動側搬送ベルト43,43は、そ
れぞれプーリ80〜84及びアイドルローラ85,8
5,…に張架された無端状を有している。この駆動側搬
送ベルト43は、例えばポリエステル製の網目の無い織
物にクロロプレンゴムが添加されてなり、伸びが少な
く、安定した搬送が可能になっている。また、一対の従
動側搬送ベルト44,44は、それぞれプーリ90〜9
4及びアイドルローラ95,95,…に張架された無端
状を有している。この従動側搬送ベルト44は、例えば
ウレタンゴム製で、伸縮が大きく、駆動側搬送ベルト4
3に容易に沿うような材質で形成されている。また、搬
送ベルト43,44は、例えば15mmの幅を有してい
る。
【0025】プーリ80は、駆動軸804が嵌合すると
ともに、後述する搬送ベルト移動板42に回動自在に配
設されている。駆動軸804は、装置本体に固定された
側板11,12に回動自在に支持され、D字状の断面を
有しており、駆動軸804の回動に伴って両方のプーリ
80が回動するようになっている。駆動軸804に固定
されたギア801は、搬送ベルトモータ803のギア8
02に噛み合わされている。搬送ベルトモータ803
は、例えばステッピングモータからなり、ギア802,
801を介して駆動軸804を回転駆動することにより
プーリ80を回転させて、駆動側搬送ベルト43を回転
駆動するものである。
【0026】なお、従動側搬送ベルト44は、駆動側搬
送ベルト43との摩擦力により従動して回転するように
なっている。また、プーリ80の回転量及び速度、すな
わち記録用紙の搬送距離及び搬送速度は、搬送ベルトモ
ータ803に供給される駆動パルスにより制御される。
【0027】プーリ81及びアイドルローラ85,…
は、側板11,12間に配設された軸81a及び軸85
a,…に回動自在に貫通されるとともに、搬送ベルト移
動板42に回動自在に配設されている。また、同様に、
プーリ90,91及びアイドルローラ95,…は、側板
11,12間に配設された軸90a,91a及び軸95
a,…に回動自在に貫通されるとともに、搬送ベルト移
動板42に回動自在に配設されている。アイドルローラ
85,95は、対向するヘッドユニット5a,5bの対
向面の上下、すなわち5箇所に配設され、搬送ベルト4
3,44の撓みを防止するとともに、位置ずれを防止す
るもので、搬送ベルト43,44との摩擦力により従動
して回転するようになっている。
【0028】駆動軸804、軸81a及び軸85a,…
と、軸90a、軸91a及び軸95a,…とは、それぞ
れ所要の間隔をおいて互いに近接する方向に所要の付勢
力を有して並設されており、各プーリ及びアイドルロー
ラに張架された駆動側搬送ベルト43と従動側搬送ベル
ト44とが、プーリ81,91からプーリ80,90に
亘って所要の圧力で当接するようになっている。また、
軸81aと軸91aの中央部適所には、それぞれローラ
81bとローラ91b(図略)が配設され、互いに所要
の圧力で当接している。このローラ81b,91bは、
各搬送ベルト43,44の回転に伴い軸81a,91a
とともに、あるいは回動自在に配設されて搬送用紙との
接触により回転するようになっている。
【0029】図6は撓み防止部材を示す図で、(a)は
薄板部材の形状を示し、(b)は図5(a)の軸85a
近傍のみを示している。
【0030】撓み防止部材851は、薄板部材852及
び弾性部材853からなり、各軸85a上のアイドルロ
ーラ85,85間に配設されている。薄板部材852
は、図6(a)に示すように、形状が、例えば車剣形の
手裏剣のような先鋭な頂点を有する略多角形の薄板で、
軸85a上に移動可能、かつ回動自在に配設されるとと
もに、複数個が互いに所要の間隔をおいて配設されてい
る。弾性部材853は、例えばコイルばねからなり、そ
の弾性力により伸縮するもので、アイドルローラ85と
薄板部材852との間及び各薄板部材852間の軸85
aに配設されている。
【0031】また、同様に、撓み防止部材951は、後
述する図9(a)に示すように、薄板部材952及び弾
性部材953からなり、各軸95a上のアイドルローラ
95,95間に配設されており、薄板部材952及び弾
性部材953は、薄板部材852及び弾性部材853と
同様の構成を有している。薄板部材952は、薄板部材
852と互いに対向しない位置に、交互に配設されてい
る。
【0032】以上のような構成により、駆動軸804が
図5(b)中、時計回り方向に回転すると、レジストロ
ーラ対38から印字ユニット4に給送された記録用紙
は、プーリ81,91間で、その幅方向中央部がローラ
81b,91bに挾まれるとともに、幅方向両端の例え
ば幅5mmが、それぞれ駆動側搬送ベルト43と従動側
搬送ベルト44とに挾まれる。そして、プーリ81,9
1間からプーリ80,90間に亘って駆動側搬送ベルト
43と従動側搬送ベルト44とに挾まれて保持されつ
つ、P方向(図5)に搬送される。
【0033】このとき、記録用紙は、プーリ81,91
間からプーリ80,90間において薄板部材852,9
52の各頂点に接するので、それ以上は撓むことなく搬
送することができる。また、薄板部材852,952
は、記録用紙と各頂点で接するため、印字直後であって
も用紙表面を汚すことはない。
【0034】なお、用紙搬送方向下流側のプーリ80,
90にも、同様に、撓み防止部材851,951を配設
してもよい。この場合には、一層効果的に、用紙の撓み
を防止することができる。
【0035】また、薄板部材852,952を軸85
a,95aに固定し、プーリ85,95の周速が搬送ベ
ルトの速度と等速になるように軸85a,95aを回転
駆動するようにしてもよい。
【0036】また、薄板部材852,952は、互いに
対向する位置に配設してもよい。また、薄板部材85
2,952は、形状が印字直後の用紙表面を汚さない程
度に薄い円板であってもよい。また、薄板部材852,
952は、例えば一方が多角形状で、他方が円板状とい
うように、互いに異なる形状であってもよい。また、プ
ーリ81,91の直ぐ下流の軸85a,95a、すなわ
ち最上流のヘッドユニット5a,5bの直ぐ上流側に配
設される薄板部材852,952は、用紙に対して未だ
印字が行われていないので、円柱形状であってもよい。
【0037】また、プーリ82は、図5(b)中、プー
リ81の左斜め上方に、プーリ92は、同図中、プーリ
91の右斜め上方に配設されている。従って、プーリ8
2,81間及びプーリ92,91間の搬送ベルトによ
り、レジストローラ対38からP方向に給送される記録
用紙をプーリ81,91間へ確実に案内することができ
る。
【0038】次に、搬送ベルト43,44の移動機構に
ついて、図4、図7を用いて説明する。図7は搬送ベル
ト移動板42の形状を示す正面図である。
【0039】一対の搬送ベルト移動板42,42は、互
いに接離方向に移動可能に装置本体に支持されており、
記録用紙のサイズに応じて搬送ベルトの位置を変更可能
にするものである。
【0040】搬送ベルト移動板42は、上記各プーリや
アイドルローラを回動自在に保持するための軸孔及び各
ヘッドユニット5a,5bや乾燥装置10を回避するた
めの角孔が穿設されるとともに、中央部の両端適所に軸
孔418,419が穿設され、この軸孔418,419
に管状の軸受部材421a,422aが固設されてい
る。軸受部材422aには、側板11,12に支持され
たステー422が嵌合し、軸受部材421aには、側板
11,12により回動自在に支持された搬送ベルト移動
軸421が嵌合して、ステー422及び搬送ベルト移動
軸421により搬送ベルト移動板42,42が保持され
ている。
【0041】軸受部材422aは、ステー422が滑ら
かに摺動可能になされている。軸受部材421aと搬送
ベルト移動軸421とは、軸受部材421aの内面に雌
ねじが形成されるとともに、搬送ベルト移動軸421の
外面の所要範囲に亘って雄ねじが形成されて、ボールね
じ構造になっている。搬送ベルト移動軸421のねじ
は、中央部を境界に異なる向き、すなわち図4(a)
中、例えば左側が右ねじ、右側が左ねじに形成されてい
る。この場合には、搬送ベルト移動板42,42は、搬
送ベルト移動軸421が図4(b)中、時計回り方向に
回転すると互いに接近し、反時計回り方向に回転すると
離間することとなる。
【0042】搬送ベルト移動軸421に固定されたギア
423は、ベルト移動板モータ425のギア424に噛
み合わされている。ベルト移動板モータ425は、例え
ばステッピングモータからなり、ギア424,423を
介して搬送ベルト移動軸421を回転させるもので、こ
の移動軸の正転、反転により、搬送ベルト移動板42,
42を記録用紙の用紙幅に応じて移動させることができ
る。なお、搬送ベルト移動軸421の回転量、すなわち
搬送ベルト移動板42,42の移動距離は、ベルト移動
板モータ425に供給される駆動パルスにより制御され
る。
【0043】以上のような構成により、例えばA3サイ
ズの記録用紙に印字する場合には、搬送ベルト移動板4
2,42は、図4(a)中、実線で示す位置に移動し、
A4縦サイズの場合には、図4(a)中、点線で示す位
置に移動する。
【0044】このように、印字を行う記録用紙の用紙幅
に応じて搬送ベルト移動板42,42により、各プーリ
及び各搬送ベルトを一体的に図4中、矢印で示す用紙幅
方向に移動可能にしたので、種々の用紙サイズに対応し
て、記録用紙の幅方向両端をそれぞれ駆動側搬送ベルト
43と従動側搬送ベルト44とで確実に挾んで保持し、
用紙搬送を行うことができる。
【0045】また、例えば図8中、点線で示すA3サイ
ズの位置から同図中、実線で示すA4縦サイズの位置に
移動すると、弾性部材853が圧縮されて、各薄板部材
852は、所要の間隔を保ちながら移動するので、用紙
サイズに関わりなく記録用紙の撓みを防止することがで
きる。
【0046】なお、各薄板部材852は、軸85aの中
央部において密になるように、異なる間隔で配設しても
よい。この場合には、搬送ベルト43,44から離れた
用紙中央部の撓みをよく防止できるので、記録用紙が大
サイズの場合に、効果的である。
【0047】また、アイドルローラ85と各薄板部材8
52を同一間隔で配設するとともに、各弾性部材853
を同一のばね定数で構成してもよい。この場合には、ア
イドルローラ85と各薄板部材852は、等間隔を保ち
ながら移動するので、記録用紙の幅方向に亘って同一間
隔で撓みを防止することができる。
【0048】また、図9は薄板部材852,952の配
設例を示す図で、(a)は大サイズ用紙に対応した状
態、(b)は小サイズ用紙に対応した状態を示してい
る。図9に示すように、薄板部材852,952を互い
に対向しない位置、すなわち千鳥状に配設すれば、薄板
部材852,952が互いに接触することがないので、
搬送ベルト移動板42,42を円滑に移動させることが
できる。
【0049】なお、記録用紙のサイズに応じて幅方向に
移動させる搬送ベルトを、一対の駆動側搬送ベルト4
3,43及び一対の従動側搬送ベルト44,44のいず
れか一方のみとしてもよい。そして、用紙サイズに応じ
て移動しない他方の搬送ベルト43,44は、後述する
キャッピング動作あるいは空吐出動作のときのみヘッド
ユニット5a,5bの外方に移動するようにすればよ
い。この場合には、他方の搬送ベルト43,44は、必
要な移動距離を短縮することができる。
【0050】ここで、撓み防止部材851,951の他
の構成例について、図10、図11を用いて説明する。
図10、図11はそれぞれ撓み防止部材851,951
が規制部材を備えた構成を示す図で、(a)は薄板部材
及び規制部材の構成を示し、(b)は軸85a,95a
に配設された状態を示している。
【0051】図10では、規制部材854は、平面視コ
字状の枠体で、軸85aに移動可能に配設され、薄板部
材852は、規制部材854の内側に配設されており、
規制部材954も同様の構成になっている。図11で
は、規制部材854は、周面ほぼ中央に溝部を有する円
柱状で、軸85aに移動可能に配設され、薄板部材85
2は、規制部材854の溝部に回動自在に配設されてお
り、規制部材954も同様の構成になっている。この規
制部材854,954は、弾性部材853,953が薄
板部材852,952に当接しないように規制するもの
である。
【0052】このような構成により、小サイズ用紙に対
応して弾性部材853,953が圧縮され、ばね圧が増
大しても、規制部材854,954のみにばね圧が印加
されるので、薄板部材852,952は影響を受けな
い。従って、記録用紙が小サイズの場合でも、薄板部材
852,952は、円滑に回動することができ、記録用
紙の搬送の妨げになることなく、撓みを防止することが
できる。
【0053】次に、印字機構について図4を用いて説明
する。4個のヘッドユニット5aは、直方体形状で、搬
送される記録用紙の一方の面側に用紙搬送路に沿って所
要の間隔を有して配設され、4個のヘッドユニット5b
は、ヘッドユニット5aと同様の直方体形状で、用紙搬
送路を挾んで他方の面側に、各ヘッドユニット5aに対
向する位置に配設されている。
【0054】各ヘッドユニット5aは、それぞれ記録ヘ
ッド51a及びキャップ部52aから構成され、また、
各ヘッドユニット5bは、それぞれ記録ヘッド51b及
びキャップ部52bから構成されている。記録ヘッド5
1aは、キャップ部52aの図4中、上側に並設され、
一方、記録ヘッド51bは、キャップ部52bの図4
中、下側に並設されており、記録ヘッド51aとキャッ
プ部52b、記録ヘッド51bとキャップ部52aが、
それぞれ互いに対向する位置に配設されている。そし
て、ヘッドユニット5aとヘッドユニット5bとは、密
着位置と離間位置との間で、後述するヘッド保持機構に
より互いに接離方向に移動可能になっており、印字を行
わないときは密着位置に配置され、印字を行うときは例
えば2mmの所定間隔に配置される。
【0055】記録ヘッド51a,51bは、例えば微小
径ノズルが一列に所定ピッチで配設されたノズル列を備
え、各ノズルに設けられ、例えば圧電素子で構成された
インク吐出機構によりノズルから記録用紙に向けてイン
クを吐出し、記録用紙の両面に画像を印字するものであ
る。ノズル列の寸法は、例えばA3サイズ用紙の短辺が
印字可能な値に設定されている。
【0056】また、各記録ヘッド51a,51bは、用
紙搬送方向Pの上流側から順に、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)及びブラック(BK)のイン
クを吐出するもので、これらのインクが順次吐出され
て、カラー印字を行うようになっている。
【0057】なお、上記ノズル列は、各ノズルを千鳥状
にずらせて配列した複数のノズル列から構成されたもの
でもよい。また、ブラック(BK)のインクを吐出する
記録ヘッド51a,51bを備えたヘッドユニット5
a,5bを1個だけ配設し、白黒印字が可能なものとし
てもよい。
【0058】インクは、装置本体内適所に配設されたイ
ンクカートリッジ14(図2参照)から例えば軟質合成
樹脂製のインク供給チューブ(不図示)を介して各ヘッ
ドユニット5a,5bに供給される。インクカートリッ
ジ14(図2参照)は、4個のカートリッジからなり、
各カートリッジに、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)及びブラック(BK)のインクが封入され
ており、インク供給チューブの基端に取り付けられたイ
ンク針からインクが供給される。
【0059】キャップ部52a,52bは、例えばゴム
や軟質合成樹脂製のキャップを備えており、ヘッドユニ
ット5a,5bの密着位置で記録ヘッド51b,51a
のキャッピングを行い、ノズル先端のインクの固化及び
異物、気泡等のノズル内への侵入を防止するものであ
る。
【0060】キャップ部52a,52bのキャップに
は、不図示の廃インクチューブが接続されており、この
廃インクチューブには、ポンプ103(図13)等の吸
引手段が介設されている。ポンプ103は、ヘッドユニ
ット5a,5bの密着位置で吸引力を発生し、記録ヘッ
ド51a,51bのノズル先端に形成されたメニスカス
を正常な位置に復帰させたり、ノズル内の気泡や異物を
インクとともに取り除いて、インクの吐出不良を解消す
る等の吐出回復動作を行うものである。ポンプ103に
より吸引されたインクは、廃インクチューブを介してイ
ンクカートリッジ14(図2)に近接して配設された廃
インクタンク18(図2)内部のウレタンフォーム等か
らなるインク吸収体に吸収される。
【0061】なお、印字中は、所要の間隔で記録用紙の
印字ユニット4への給送を一旦停止し、搬送ベルト4
3,44を図3(a)に示すように一旦記録ヘッド51
a,51bの間から退避させて、記録ヘッド51a,5
1bからキャップ部52b,52aに向けて全ノズルか
らインクを吐出する空吐出を行うことにより、印字中に
使用されないか、または使用頻度の低いノズルの目詰ま
りを防止するようにしている。なお、上記空吐出は、ヘ
ッドユニット5a,5bの密着位置で行うようにしても
よい。
【0062】次に、ヘッドユニットのヘッド保持機構に
ついて図3、図12を用いて説明する。図12はヘッド
保持機構の構成を示す図で、(a)は左側面図、(b)
は正面図である。
【0063】各ヘッドユニット5aは、図12(a)
中、左右の側面の所要の領域が一対のヘッド移動板61
a,61aに固着され、一体的に保持されている。一
方、各ヘッドユニット5bは、同様に、左右の側面の所
要の領域が一対のヘッド移動板61b,61b(図略)
に固着され、一体的に保持されている。
【0064】ヘッド移動板61aは、図12(a)中、
側板11から右方に突出して形成された保持部611a
に、貫通孔62aが穿設され、側板12から左方に突出
して形成された保持部612aに、貫通孔63aが穿設
されている。また、ヘッド移動板61bは、同様に、図
12(a)中、側板11から右方(図12(b)中、手
前側)に突出して形成された保持部611bと、側板1
2から左方に突出して形成された保持部612b(図
略)に、それぞれ貫通孔62a(図略),63a(図
略)が穿設されている。貫通孔62aには装置本体に回
動自在に支持されたヘッド移動軸62が嵌合し、一方、
貫通孔63aには装置本体に支持されたヘッド支持軸6
3が嵌合している。そして、これらの軸62,63によ
りヘッド移動板61a,61bが保持されている。
【0065】貫通孔63aは、ヘッド支持軸63が滑ら
かに摺動可能になされている。貫通孔62aとヘッド移
動軸62とは、貫通孔62aの内面に雌ねじが形成され
るとともに、ヘッド移動軸62の外面に雄ねじが形成さ
れて、ボールねじ構造になっている。ヘッド移動軸62
のねじは、中央部を境界に異なる向き、すなわち図12
(b)中、例えば左側が右ねじ、右側が左ねじに形成さ
れている。この場合には、ヘッド移動板61a,61b
は、ヘッド移動軸62が図12(a)中、時計回り方向
に回転すると離間し、反時計回り方向に回転すると互い
に接近することとなる。
【0066】ヘッド移動軸62に固定されたギア65
は、ヘッド移動モータ64のギア66に噛み合わされて
いる。ヘッド移動モータ64は、例えばステッピングモ
ータからなり、ギア66,65を介してヘッド移動軸6
2を回転させるものである。なお、ヘッド移動軸62の
回転量、すなわちヘッド移動板61a,61bの移動距
離は、ヘッド移動モータ64に供給される駆動パルスに
より制御される。
【0067】以上のような構成において、ヘッドユニッ
ト5a,5bの移動動作について図3、図12を用いて
説明する。
【0068】印字動作が終了すると、まず、搬送ベルト
移動軸421が図3(b)中、反時計回り方向に回転す
ることにより、搬送ベルト移動板42,42がそれぞれ
図3(a)中、矢印方向に移動し、搬送ベルト43,4
3が対向するヘッドユニット5a,5bの間から外側に
移動する。次に、ヘッド移動軸62が図12(a)中、
反時計回り方向に回転することにより、ヘッド移動板6
1a,61bがそれぞれ図12(b)中、矢印方向に移
動して、ヘッドユニット5a,5bが密着してキャッピ
ングが行われる。
【0069】一方、印字動作を開始するときは、まず、
ヘッド移動軸62が図12(a)中、時計回り方向に回
転することにより、ヘッド移動板61a,61bがそれ
ぞれ図12(b)中、矢印と反対方向に移動して、ヘッ
ドユニット5a,5bが離間してキャッピングが解除さ
れる。次に、搬送ベルト移動軸421が図3(b)中、
所要量だけ時計回り方向に回転することにより、搬送ベ
ルト移動板42,42がそれぞれ図3(a)中、矢印と
反対方向に移動し、搬送ベルト43,43が対向するヘ
ッドユニット5a,5bの間の用紙サイズに対応する位
置まで移動する。
【0070】このように、ヘッド移動軸62を回転駆動
してヘッド移動板61a,61bを移動させることによ
り、ヘッドユニット5a,5bの記録ヘッド51a,5
1bのキャッピング及びその解除を行うことができる。
【0071】なお、ヘッド移動板61a,61bのいず
れか一方のみを移動させてヘッドユニット5a,5bの
一方を接離方向に移動させることによりキャッピング及
びその解除を行うようにしてもよい。この場合には、他
方のヘッドユニット5a,5bは、移動可能に配設する
必要はなくなる。
【0072】次に、乾燥装置10の構成について図3を
用いて説明する。乾燥装置10は、ヘッドユニット5
a,5bの用紙搬送方向下流側の両面に配設されたファ
ン101及びヒータ102から構成されている。ファン
101は、用紙搬送路の両面に、それぞれ例えば図3に
示すように3個ずつ並設され、記録用紙に向けて送風す
るものである。ヒータ102は、ハロゲンランプやニク
ロム線等からなる熱源を有し、用紙搬送路とファン10
1間に、ヘッドユニット5a,5bの印字幅に亘って配
設されている。このような構成の乾燥装置10により、
記録用紙の両面に温風が吹き付けられ、用紙表面のイン
クを乾燥させるようになっている。
【0073】次に、この装置の制御構成について図13
のブロック図を用いて説明する。この装置は、パソコン
等の外部装置から入力される操作信号及び画像信号に基
づいて各部の動作が行われるようになっている。
【0074】制御部110は、CPU120や記憶部1
11等から構成され、CPU120の内部クロックに同
期して装置全体の動作を制御するものである。CPU1
20は、記録制御部121、機構制御部122及び表示
制御部123等から構成され、記録制御部121と機構
制御部122とは、互いに同期して制御動作を行うよう
になっている。記憶部111は、制御プログラムが記憶
されたROMや一時的にデータを保管するRAM等から
構成される。インターフェース(I/F)部112は、
外部装置から入力される信号を受信するもので、画像信
号を記録制御部121に、用紙サイズ等の操作信号を機
構制御部122に出力するようになっている。
【0075】機構制御部122は、入力された操作信号
に基づき、駆動回路114を介して給紙ローラ等の用紙
搬送系13を駆動し、所要の給紙カセットから給紙を行
わせるとともに、記録用紙への印字終了毎にソータ8の
駆動を制御して各ビンまたは同一ビンに用紙を収納する
ものである。また、駆動回路114を介して搬送ベルト
モータ803等の各モータに駆動パルスを供給してモー
タを駆動させるものである。駆動回路114は、電源部
やトランジスタ等からなり、機構制御部122からの制
御信号に基づいてモータ等の駆動系に駆動電流を供給す
るものである。
【0076】また、機構制御部122は、搬送ベルトモ
ータ803に供給する駆動パルス数及びレジストローラ
対38の駆動開始からの経過時間に基づいて、搬送ベル
ト43,44からの記録用紙の離脱を判別する。また、
機構制御部122は、記録用紙への印字が開始されてか
ら印字される最後の記録用紙が搬送ベルト43,44か
ら離脱するまで、ファン101及びヒータ102を動作
させる。なお、記録用紙の搬送ベルト43,44からの
離脱は、プーリ80の直ぐ下方に例えば反射型光センサ
等の用紙センサを配設して、これを検出するようにして
もよい。また、機構制御部122は、電源オン中には所
要の間隔で、あるいは操作部1aの吐出回復キーが押さ
れたときに、または電源が投入された時に、ポンプ10
3を動作させて吐出回復動作を行わせる。
【0077】なお、操作部1aの用紙サイズ指示キーで
マニュアル入力されたサイズが外部装置から入力された
サイズより大きいときは、機構制御部122によりキー
入力されたサイズの記録用紙に印字を行うようにしても
よい。
【0078】記録制御部121は、入力された画像信号
をヘッドユニット5a,5bの駆動回路113a,11
3bにシリアル送信するものである。駆動回路113
a,113bは、それぞれヘッドユニット5a,5b内
適所に配設され、ラッチ部を有するもので、送信された
例えば記録用紙1ライン分のシリアルの2値あるいは多
値の画像信号を一旦ラッチし、パラレル信号に変換する
ものである。
【0079】また、記録制御部121は、駆動回路11
3a,113bで変換されたパラレル信号を、機構制御
部122に同期して記録ヘッド51a,51bの対応す
る圧電素子にパルス駆動信号として出力し、インクの吐
出を制御するものである。例えば、「0」,「1」の2
値信号の場合、「1」の信号に対してはそのパルス幅の
間、圧電素子に電圧が印加されて液圧が急激に高まるこ
とで、ノズルから定量のインクを吐出するようになって
いる。上記1ライン分の画像信号は、所定周期で順次伝
送され、これにより2次元の画像記録がなされるように
なっている。
【0080】このインク吐出の周期、すなわち圧電素子
への信号出力の周期は、ヘッドユニット5a,5bの能
力の範囲内で設定されており、印字中の記録用紙の搬送
速度、すなわち搬送ベルトモータ803の回転速度は、
インク吐出周期に対応して設定されている。
【0081】表示制御部123は、各給紙カセット内の
用紙の有無やインク残量の不足等を検出し、その検出結
果を表示部1bに表示させるものである。インク残量検
知部115は、インクカートリッジ14内のインクの残
量を検知するもので、残量が所定レベル以下になると表
示部1bに表示される。
【0082】次に、印字動作の手順について図14のフ
ローチャートを用いて説明する。まず、ヘッド移動板6
1a,61bが移動し、キャッピングが解除されて、ヘ
ッドユニット5a,5bが所定間隔の位置に配置され
(ステップS1)、続いて、搬送ベルト移動板42,4
2が移動し、搬送ベルト43,44が印字される記録用
紙のサイズに対応する所定の位置に配置される(ステッ
プS2)。
【0083】次に、用紙搬送系13の給紙ローラ等が動
作して所要の給紙カセットから給紙され、用紙の先端が
レジストローラ対38に達して用紙が撓んで用紙先端が
合わせられると、一旦用紙搬送系13が停止し、次い
で、レジストローラ対38が動作して用紙が印字ユニッ
ト4に給送されるとともに、搬送ベルト43の駆動が開
始され(ステップS3)、乾燥装置10がオンにされる
(ステップS4)。
【0084】次いで、各記録ヘッド51a,51bから
インクが吐出されて印字が開始され(ステップS5)、
このページの印字が終了しない間は(ステップS6でN
O)、繰り返される。そして、印字が終了すると(ステ
ップS6でYES)、用紙が搬送ベルト43,44から
離脱したかどうかが判別され(ステップS7)、離脱し
たと判別されると(ステップS7でYES)、次のペー
ジに印字すべき画像信号のデータが残っているかどうか
が判別される(ステップS8)。
【0085】そして、次のデータが残っていれば(ステ
ップS8でYES)、ソータ8の制御が行われて(ステ
ップS9)、ステップS3に戻る。一方、次のデータが
残っていなければ(ステップS8でNO)、搬送ベルト
43が停止されるとともに、乾燥装置10がオフにされ
る(ステップS10)。
【0086】次いで、搬送ベルト移動板42,42が移
動して、搬送ベルト43,44がヘッドユニット5a,
5bの外側に退避し(ステップS11)、続いて、ヘッ
ド移動板61a,61bが移動し、記録ヘッド51a,
51bがキャッピングされる(ステップS12)。
【0087】このように、幅方向に移動可能にした搬送
ベルト43,44で記録用紙の幅方向両端を挾んで保持
しつつ搬送するようにしたので、種々のサイズの記録用
紙を確実にヘッドユニット5a,5bの間に搬送して両
面印字を行うことができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、回動自在の薄板部材を配設するようにしたの
で、記録用紙の搬送を妨げることなく撓みを防止するこ
とができ、高い印字品質の画像を得ることができる。ま
た、弾性部材を用紙搬送手段と隣接する薄板部材との間
及び互いに隣接する各薄板部材間に配設し、所要の間隔
に保持するようにしたので、記録用紙のサイズに関わり
なく撓みを防止することができる。
【0089】また、請求項2の発明によれば、薄板部材
を多角形状にしたので、搬送される記録用紙と各頂点で
接触することとなり、接触面積が微小になるので、記録
用紙の印字面を汚すことなく、用紙の撓みを防止するこ
とができる。
【0090】また、請求項3、4の発明によれば、記録
用紙が小サイズの場合で弾性部材の圧力が増大しても、
薄板部材は滑らかに回動するので、用紙搬送を妨げるこ
とがない。
【0091】また、請求項5の発明によれば、一対の撓
み防止手段の各薄板部材を交互に配設したので、用紙サ
イズに応じて各用紙搬送手段が幅方向に移動するとき、
一対の撓み防止手段の各薄板部材は、互いに接触しない
ので、円滑に移動させることができる。
【0092】また、請求項6の発明によれば、対向する
記録ヘッドの各隙間の用紙搬送方向上流側に一対の撓み
防止手段を配設するようにしたので、印字前に記録用紙
の撓みを防止することができ、高い印字品質の画像を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の一実施
例の装置の外観を示す斜視図である。
【図2】同装置の内部の概略構成を示す図で、(a)は
左側面図、(b)は正面図である。
【図3】印字ユニット4の構成を示す図で、(a)は左
側面図、(b)は正面図である。
【図4】(a)(b)は図3(a)(b)において、説
明の便宜上、記録ヘッドのヘッド保持機構を図略したも
のである。
【図5】印字ユニット4の用紙搬送機構の要部を示す図
で、(a)は左側面図、(b)は正面図である。
【図6】撓み防止部材を示す図で、(a)は薄板部材の
形状を示し、(b)は図5(a)の軸85a近傍のみを
示している。
【図7】搬送ベルト移動板42の形状を示す正面図であ
る。
【図8】図6(b)において小サイズ用紙に対応して搬
送ベルト43,43が移動した状態を示す図である。
【図9】薄板部材852,952の配設例を示す図で、
(a)は大サイズ用紙に対応した状態、(b)は小サイ
ズ用紙に対応した状態を示している。
【図10】撓み防止部材851,951が緩衝部材を備
えた構成を示す図で、(a)は薄板部材及び緩衝部材の
構成を示し、(b)は軸85a,95aに配設された状
態を示している。
【図11】撓み防止部材851,951が緩衝部材を備
えた構成を示す図で、(a)は薄板部材及び緩衝部材の
構成を示し、(b)は軸85a,95aに配設された状
態を示している。
【図12】ヘッド保持機構の構成を示す図で、(a)は
左側面図、(b)は正面図である。
【図13】制御構成を示すブロック図である。
【図14】印字動作の手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1a 操作部 1b 表示部 4 印字ユニット 5a,5b ヘッドユニット 10 乾燥装置 11,12 側板 13 用紙搬送系 38 レジストローラ対 42 搬送ベルト移動板 43 駆動側搬送ベルト 44 従動側搬送ベルト 51a,51b 記録ヘッド 52a,52b キャップ部 62 ヘッド移動軸 64 ヘッド移動モータ 80〜84,90〜94 プーリ 85,95 アイドルローラ 85a,95a 軸 101 ファン 102 ヒータ 103 ポンプ 110 制御部 111 記憶部 113a,113b,114 駆動回路 115 インク残量検知部 120 CPU 121 記録制御部 122 機構制御部 123 表示制御部 421 搬送ベルト移動軸 425 ベルト移動板モータ 803 搬送ベルトモータ 804 駆動軸 851,951 撓み防止部材 852,952 薄板部材 853,953 弾性部材 854,954 規制部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 5/36 (72)発明者 馬場 弘一 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 河内 嘉子 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 堀 節夫 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の隙間をおいて対向配設された記録
    ヘッドのノズルからインクを吐出して、上記隙間を通る
    搬送路に沿って搬送される記録用紙の両面に画像を記録
    するインクジェット記録装置において、上記記録用紙の
    幅方向両端側に配設され、各端を両面から挾持して上記
    搬送路に沿って上記記録用紙を搬送する上記幅方向に移
    動可能な一対の用紙搬送手段と、上記搬送路に臨む位置
    であって上記記録用紙の両面側に配設され、上記記録用
    紙の撓みを防止する一対の撓み防止手段とを備え、上記
    撓み防止手段は、上記記録用紙の幅方向に移動可能、か
    つ上記幅方向の軸回りに回動可能に配設された複数個の
    薄板部材と、上記用紙搬送手段と隣接する上記薄板部材
    との間及び互いに隣接する上記各薄板部材間に配設され
    た弾性部材とからなるものであることを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 上記薄板部材は、多角形状を有している
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のインクジェット
    記録装置において、上記用紙搬送手段の両外側で支持さ
    れ、上記幅方向に配設された軸と、上記軸上に移動可能
    に配設され、上記弾性部材の上記薄板部材との当接を規
    制する規制部材とを備え、上記薄板部材は、上記軸上に
    配設されていることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  4. 【請求項4】 上記薄板部材は、上記規制部材上に配設
    されたものであることを特徴とする請求項3記載のイン
    クジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 上記一対の撓み防止手段の各薄板部材
    は、上記幅方向に交互に配設されていることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット記録
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のインク
    ジェット記録装置において、上記搬送路に沿って複数組
    の対向記録ヘッドを備え、上記一対の撓み防止手段は、
    それぞれの上記隙間の少なくとも用紙搬送方向の上流側
    に配設されていることを特徴とするインクジェット記録
    装置。
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