JPH0731679U - 板状物用トレー - Google Patents

板状物用トレー

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JPH0731679U
JPH0731679U JP6269093U JP6269093U JPH0731679U JP H0731679 U JPH0731679 U JP H0731679U JP 6269093 U JP6269093 U JP 6269093U JP 6269093 U JP6269093 U JP 6269093U JP H0731679 U JPH0731679 U JP H0731679U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板状物を、容易にその収容用凹部から取り出
すことができる板状物用トレーを提供すること 【構成】 凹部2内に収容された板状物Sは、四角柱4
に乗り上げている。従って、板状物Sの一端は、底面2
bから浮き上がっている。この収納状態において、板状
物Sの底面Saと凹部2の底面2bとの間の隙間に指P
の先端を差し込んで、この浮き上がった端部Sbを把持
すれば、容易に凹部2から板状物Sを取り出すことがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば顕微鏡観察に用いられるプレパラートのような板状物を収容 するためのトレーに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば顕微鏡観察に供する試料は、プレパラートと呼ばれる平行平面ガラス上 に付着させたものとして形成されている。また、FTM(原子間力顕微鏡),S TM(走査型トンネル顕微鏡)のような物性分析装置による分析に用いる試料は 、それ自体が平行平板状に切り出されている。さらに、薄膜形成用や集積回路形 成用の基板もそれ自体が平行平板に形成されている。さらに、集積回路のような 電子素子も平板状にパッケージされていることが多い。
【0003】 このような板状物は、図9に示すような板状物収容用トレー100に収容され て保管及び運搬されることが多い。これは、上記試料等が、埃の付着,傷の形成 ,振動,及び衝撃等を、極端に嫌うからである。図9において、トレー100は 略平板状であり、その表面には板状物Sの収容用凹部101が複数個形成されて いる。この収容用凹部101は、矩形の平面形状を有する板状物Sよりも若干大 きな平面形状を有する矩形の開口101a及び底面101bを有している。この 底面101bは完全な平面であり、底面101bと垂直な側壁によってその四辺 が囲まれている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の板状物収容用トレー100は、その収容用凹部 101の底面101bの形状が完全に平面状であるので、以下に述べるような問 題点を有していた。即ち、収容用凹部101の縦断面図である図10に示すよう に、板状物Sの底面Saが収容用凹部101の底面101bと密着してしまい、 浮き上がりが全く生じなかった。従って、収容用凹部101から板状物Sを指で 摘んで取り出そうとしても、指Pで板状物Sを掴むことができなかった。また、 気圧により、底面101bから板状物Sを剥すことが困難であった。
【0005】 そのため、板状物Sと側壁101cとの隙間に指Pの先端を差し込んで、板状 物Sを指の爪で引っかけて起こして取り出すしかなかった。このような取り出し 方は、無理な力を加えてのものである。そのため、勢い余って板状物Sを飛び出 させて、これに衝撃や傷を与えてしまったり、指の指紋がある部分で板状物Sに 触って、これに指紋を付着させてしまうことが多かった。
【0006】 また、このような板状物Sを機械式で自動に取り出すことも従来行われている が、上記した従来の板状物収容用トレー100では、収容用凹部101内におけ る板状物Sの位置を規制する構成はなかった。従って、板状物Sの収容位置はラ ンダムであり、これを収容用凹部101から取り出す機械の方に、高度な位置セ ンサ等が必用とされていた。
【0007】 なお、収容用凹部内に、てこの支点のような突出部を設けることを考えた場合 に、板状物Sが側壁101cに密着していると、板状物Sのてこ運動による移動 軌跡がこの側壁101c自体に干渉することも考えられる。従って、このような 場合には、側壁101cから板状物を離間させておく必用がある。
【0008】 そこで本考案は、板状物を容易にその収容用凹部から取り出すことができると ともに、収容状態における板状物の位置決めが可能な板状物用トレーを提供する ことを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記課題を解決するため、以下のような手段を採用した。 即ち、本考案による板状物用トレーは、底板と、この底板の周囲に起立して設 けた側壁とからなる板状物収容用の凹部を設けた板状物用トレーであって、 前記底板上面に突出部を設けるとともに、前記突出部に対向する何れかの側に 存する前記側壁を前記底板上面に対して斜めな斜面としたことを特徴とする。
【0010】 本考案は、以下に示すように、様々な形態で実施可能である。 先ず、板状物とは、プレパラート等の試料や、半導体パッケージ等板状物であ れば何でも良い。
【0011】 側壁は、必ずしも互いに平行でなくても良い。 また、前記凹部の開口端を含む平面に対して、凹部の側壁のうち少なくとも一 方の側壁が斜めになっていれば、他の側壁が全て垂直であっても斜面であっても よい。
【0012】 凹部の底面の形状は、一の側方における側壁と接している部分と他の側方にお ける側壁と接している部分との間の部分において、突出部を有している形状であ れば良い。従って、底面全体が略平面状であってその中間部分に凸部が形成され ていても良いし、底面全体が山状に膨出している形状であっても良い。なお、凸 部を生成する場合には、その凸部の形状を、ピン状の突起としても良いし、直線 状の突条としても良い。それらの断面形状は、三角形でも四角形でも円形でも何 でも良い。
【0013】
【作用】
収容用凹部に板状物を収容すると、側壁が斜めになっていることで、板状物の 端縁がこの側壁上を滑り降ちる。従って、板状物の位置決めができ、凹部の開口 縁から板状物を離間させることができる。また、この状態では、板状物は突出部 に乗り上げているので、底板上面と板状物の底面との間に隙間を生じる。従って 、その隙間に指の先端を差し込めば、この把持具によって板状物を摘んで、板状 物を取り出すことができる。若しくは、隙間を生じている部分において板状物を 上から押せば、当初隙間を生じている部分とは反対側が浮き上がることになる。 よって、ここを摘んでも板状物を取り出すことができる。この場合に、側壁が斜 面になっているので、板状物の回転移動軌跡にこの側壁が干渉することがない。
【0014】
【実施例】
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。なお、以下の実施例では、 板状物を、矩形状の平行平板ガラスであるプレパラートSとして説明する。
【0015】
【実施例1】 図1乃至図3は、本考案の実施例1による板状物用トレーを示している。 図1において、板状物用トレーとしてのトレー1は、平板形状を有している。 そして、トレー1の上面1aには、矩形の開口2aを有する板状物収容用凹部と しての凹部2が、格子状に4箇所、うがたれて形成されている。この凹部は、ト レー1の上面1aと平行で開口2aと略同形状の底面2bと、この底面2bの4 辺と開口2bとの間に形成された底面2bと垂直な4つの側壁2c,2d,2e ,2fから形成されている。この側壁2c,2dは、開口2aの短辺側に設けら れた側壁であり、側壁2e,2fは頂辺側に設けられた側壁である。
【0016】 この側面2dには、一辺の長さが側面2dの高さ(深さ)と同じ直角二等辺三 角形の断面を有する三角柱3が固着されている。この側面2dと底面2bとがな す直角の隅に、三角柱の直角な頂角がはまりあうように、三角柱3は固着されて いる。従って、三角柱3の斜面3aの上下両端縁は、トレー1の上面1aと凹部 2の底面2bに、同じ高さで接している。なお、この三角柱3は、側面2dと同 じ長さを有している。従って、側面2e,2fとの間に隙間は生じていない。
【0017】 また、斜面3aと底面2bとの境界線3bから反対側の側面2cまでの距離は 、収容対象物であるプレパラートSの長辺の長さよりも若干長くとってある。ま た、長辺側の側面2e,2f相互間の距離は、プレパラートSの短辺側の長さよ りも若干長くとってある。
【0018】 三角柱3と側壁2cとの中間部よりもやや側壁2cよりの底面2b上には、突 出部としての四角柱4が固定されている。この四角柱4は側壁2cと平行に設け られている。そして、開口2aの側壁2c側の縁部と境界線3bとを結ぶ線より も下側に四角柱4全体が納まるように、その高さが定められている。この角柱柱 4の長さも、側壁2c,2dと同じ長さに定められている。従って、側面2e, 2fとの間に隙間は生じない。
【0019】 次に、以上のように構成した実施例1による板状物用トレーの作用を、図3及 び図4を用いて、説明する。 先ず、凹部2内にプレパラートSを収容すると、図3に示す様に、プレパラー トSの縁が斜面3a上を滑り降りて境界線3dにおいて停止する。従って、凹部 2に対するプレパラートSの位置決めが自動的になされる。この状態において、 四角柱4にプレパラートSが乗り上げていることから、プレパラートSの一端は 底面2bから浮き上がっている。但し、四角柱4の高さの条件から、プレパラー トSの底面Saの延長線(図3において点線で表示)は側面2cに干渉している 。従って、トレー1を振動させたり傾けたりしても、凹部2からプレパラートS が滑り出してしまうことはない。
【0020】 この図3に示す収納状態において、プレパラートSの底面Saと凹部2の底面 2bとの間の隙間に指Pの先端を差し込んで、この浮き上がった端部Sbを把持 すれば、容易に凹部2からプレパラートSを取り出すことができる。
【0021】 また、この図3に示す収納状態におけるプレパラートSの浮き上がった端部を Sbを上から押圧手段Rで押圧する。そうすれば、図4に示すように、この端部 Sbが沈み込むとともに、反対側の端部Scが大きく浮き上がる。従って、この 浮き上がった端部Scを指で把持すれば、より容易に凹部2からプレパラートS を取り出すことができる。この場合に、斜面3bは上方に行くほど側壁2d側に 後退しているので、プレパラートSの回転移動軌跡に干渉することがない。
【0022】 なお、この実施例による板状物用トレーは、上述したように、収容時における プレパラートSの位置決めが容易であるので、機械により自動的にプレパラート Sを取り出す用にしても十分対応することができる。
【0023】
【実施例2】 図5は、本考案の実施例2による板状物用トレーを示している。 この実施例2は、三角柱3がなく、側壁2d自体が斜面になっている点,及び 四角柱4の代りに蒲鉾型の半円柱状の突出部5を一体成形により設けている点が 、実施例1と異なっている。その他の構成及び作用は実施例1と同じなので、説 明を省略する。
【0024】
【実施例3】 図6は、本考案の実施例3による板状物用トレーを示している。 上述の各実施例では、突出部4,5は、長辺側の側壁2e,2fに接する長さ を有する水平方向に軸を有する柱状物として形成した。これに対して、この実施 例3では、膨出部は、底面2bの面方向に対して垂直な軸を有する円柱6として 形成してある。従って、円柱6と側壁2e,2fとは、互いに接していない。
【0025】 実施例3におけるその他の構成及び作用は実施例1と同じなので、説明を省略 する。
【0026】
【実施例4】 図7及び図8は、本考案の実施例4による板状物用トレーを示している。 上述の各実施例では、凹部2の底面2bは、トレー1の上面1aと平行な平面 として形成し、突出部4,5,6を底面2bから突出している凸部として形成し た。これに対して、この実施例4では、凹部2の底面と膨出部とを一体化したこ とを特徴としている。
【0027】 即ち、図7に示すように、凹部2の底面7は、互いの境界線7cを稜線とする 2つの斜面7a、7bから構成されている。従って、その全体的な構成は山脈型 に膨出した底面7となっているのである。
【0028】 この実施例4による板状物用トレーにプレパラートSを収容した状態を図8に 示す。この図8に示したように、プレパラートSは、片側の斜面7aに接触する とともに、他方の斜面7bから浮き上がった状態で安定保持されている。
【0029】 従って、実施例1と同じように、プレパラートSの底面Saと斜面7bとの間 の隙間に指の先端を差し込んで、この浮き上がった端部Sbを把持すれば、容易 に凹部2からプレパラートSから取り出すことができる。また、プレパラートS の浮き上がった端部をSbを上から押圧手段で押圧すれば、境界線7cを支点と して、この端部Sbが沈み込むとともに、反対側の端部Scが大きく浮き上がる 。従って、この浮き上がった端部Scを指で把持すれば、より容易に凹部2から プレパラートSを取り出すことができる。
【0030】
【効果】
本考案による板状物用トレーによれば、板状物を容易にその収容用凹部から取 り出すことができるとともに、収納状態における位置決めが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1による板状物用トレーを
示す斜視図
【図2】 図1におけるII−II線に沿った一部縦断面
【図3】 本発明の実施例1による板状物用トレーの
作用を説明する説明図
【図4】 本発明の実施例1による板状物用トレーの
作用を説明する説明図
【図5】 本発明の実施例2による板状物用トレーを
示す一部縦断面図
【図6】 本発明の実施例3による板状物用トレーを
示す斜視図
【図7】 本発明の実施例4による板状物用トレーを
示す斜視図
【図8】 図7におけるVIII−VIII線に沿った一部縦
断面図
【図9】 従来の板状物用トレーを示す斜視図
【図10】 図9におけるXI−XI線に沿った一部縦
断面図
【符号の説明】
1 トレー 2 凹部 4 四角柱 5 膨出部 6 円柱 7 底面 8 底面

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板と、この底板の周囲に起立して設けた
    側壁とからなる板状物収容用の凹部を設けた板状物用ト
    レーであって、 前記底板上面に突出部を設けるとともに、前記突出部に
    対向する何れかの側に存する前記側壁を前記底板上面に
    対して斜めな斜面としたことを特徴とする板状物用トレ
    ー。
  2. 【請求項2】前記凹部の平面形状は矩形であることを特
    徴とする請求項1記載の板状物用トレー。
  3. 【請求項3】前記凹部の底面はほぼ平面状であり、互い
    に対向する二つの前記側壁の中間部分に突出部が形成さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の板状物用トレ
    ー。
  4. 【請求項4】前記突出部は、前記互い平行な二つの側壁
    と平行に伸延していることを特徴とする請求項3記載の
    板状物用トレー。
  5. 【請求項5】前記斜面以外の側壁は、全て、前記底板上
    面に対して垂直な垂直面であることを特徴とする請求項
    1乃至4記載の板状物用トレー。
  6. 【請求項6】前記凸部は、略角柱状であることを特徴と
    する請求項5記載の板状物用トレー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008260579A (ja) * 2007-03-16 2008-10-30 Konica Minolta Opto Inc レンズトレイ
JP2014006509A (ja) * 2012-05-28 2014-01-16 Murazumi Kogyo Kk プレパラート収納マッペ
JP2018177238A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 株式会社羽根 果菜類輸送容器

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