JPH07317508A - 海水温度差を利用した発電・淡水化装置 - Google Patents
海水温度差を利用した発電・淡水化装置Info
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- JPH07317508A JPH07317508A JP10833494A JP10833494A JPH07317508A JP H07317508 A JPH07317508 A JP H07317508A JP 10833494 A JP10833494 A JP 10833494A JP 10833494 A JP10833494 A JP 10833494A JP H07317508 A JPH07317508 A JP H07317508A
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/30—Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
- Y02W10/37—Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy
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- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 海水温度差発電装置と海水温度差淡水化装
置とを効率的に運転できる装置を提供する。 【構 成】 表層海水W2 と深層海水W1 との温度差を
利用して熱媒を蒸発させ、得られた蒸気によって発電用
タービン23を駆動して発電する装置と、表層海水W2 と
深層海水W1 との温度差を利用して海水を淡水化する装
置とを併設し、前記両装置に深層海水W1 を供給する海
水ポンプ27を兼用すると共に、前記発電装置側の温排
水を淡水化装置の熱源とし、前記淡水化装置側の温排水
を発電装置側の熱媒を加熱する熱源に利用した装置。
置とを効率的に運転できる装置を提供する。 【構 成】 表層海水W2 と深層海水W1 との温度差を
利用して熱媒を蒸発させ、得られた蒸気によって発電用
タービン23を駆動して発電する装置と、表層海水W2 と
深層海水W1 との温度差を利用して海水を淡水化する装
置とを併設し、前記両装置に深層海水W1 を供給する海
水ポンプ27を兼用すると共に、前記発電装置側の温排
水を淡水化装置の熱源とし、前記淡水化装置側の温排水
を発電装置側の熱媒を加熱する熱源に利用した装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海水の温度差を利用した
発電・淡水化装置、更に詳しくは比較的深海域に浮揚す
るバージ等に設置して海水温度差を効果的に利用して発
電と淡水化とを同時に行うことができる装置に関するも
のである。
発電・淡水化装置、更に詳しくは比較的深海域に浮揚す
るバージ等に設置して海水温度差を効果的に利用して発
電と淡水化とを同時に行うことができる装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、自然エネルギーの利用を図るため
風力や波力又は太陽熱を利用することが提案され、その
一部は実用化されつつある。海水の温度差を利用してエ
ネルギーを回収する方法もその一つであり、この方法は
海水の表層の28℃程度と500〜600m程度の深層
の7℃程度の海水温度差を効果的に利用して電力等を得
ようとするものである。
風力や波力又は太陽熱を利用することが提案され、その
一部は実用化されつつある。海水の温度差を利用してエ
ネルギーを回収する方法もその一つであり、この方法は
海水の表層の28℃程度と500〜600m程度の深層
の7℃程度の海水温度差を効果的に利用して電力等を得
ようとするものである。
【0003】この海水温度差発電の一例を示すと、図4
に示すように蒸発器1で得られたアンモニアガスGを管
路L1 でアンモニアタービン2に供給してこのアンモニ
アタービン2を作動して発電機3を駆動して電力を発生
させ、このアンモニアタービン2で低温低圧となったア
ンモニアガスG’を管路L2 を介して凝縮器4に供給
し、こゝで深層海水ポンプ5で管路L3 を介して供給さ
れる低温の深層海水W1によって冷却されて凝縮して液
体アンモニアLGとなり、管路L4 を経由してアンモニ
アポンプ6で加圧して蒸発器1に供給する。そしてこの
蒸発器1において表層海水ポンプ7により管路L5 を介
して供給される高温の表層海水W2 より熱を受けてアン
モニアガスGを発生するようになっている。
に示すように蒸発器1で得られたアンモニアガスGを管
路L1 でアンモニアタービン2に供給してこのアンモニ
アタービン2を作動して発電機3を駆動して電力を発生
させ、このアンモニアタービン2で低温低圧となったア
ンモニアガスG’を管路L2 を介して凝縮器4に供給
し、こゝで深層海水ポンプ5で管路L3 を介して供給さ
れる低温の深層海水W1によって冷却されて凝縮して液
体アンモニアLGとなり、管路L4 を経由してアンモニ
アポンプ6で加圧して蒸発器1に供給する。そしてこの
蒸発器1において表層海水ポンプ7により管路L5 を介
して供給される高温の表層海水W2 より熱を受けてアン
モニアガスGを発生するようになっている。
【0004】また、一方で海水温度差発電とは独立して
海水を淡水化する装置が提案されている。なお、海水温
度差発電は、陸地より遠く離れた海域に浮揚する浮体上
にプラントを設置して行うものであるので、このプラン
トを操作する人達の生活水が必要であり、このプラント
は必要なものである。この淡水化装置は、図5に示すよ
うに分離膜装置8の冷却側8a に冷却水ポンプ9で管路
L6 を経由して低温の深層海水W1 を供給する。そし
て、原海水投入ポンプ10で表層海水W2 を海水ポンプ
11を有する管路L7 を経由して熱交換器12に供給し
て昇温させた後、分離膜装置8の高温側8b に供給する
ようにしている。この高温側8b には膜体8c が配置さ
れており、この膜体8c を表層海水W2 の一部が蒸気の
状態で透過し、この蒸気は冷却側8a を流れる低温の深
層海水W1 によって冷却されて淡水W3 となり、真空ポ
ンプ13を経て貯槽14に回収するようになっている。
海水を淡水化する装置が提案されている。なお、海水温
度差発電は、陸地より遠く離れた海域に浮揚する浮体上
にプラントを設置して行うものであるので、このプラン
トを操作する人達の生活水が必要であり、このプラント
は必要なものである。この淡水化装置は、図5に示すよ
うに分離膜装置8の冷却側8a に冷却水ポンプ9で管路
L6 を経由して低温の深層海水W1 を供給する。そし
て、原海水投入ポンプ10で表層海水W2 を海水ポンプ
11を有する管路L7 を経由して熱交換器12に供給し
て昇温させた後、分離膜装置8の高温側8b に供給する
ようにしている。この高温側8b には膜体8c が配置さ
れており、この膜体8c を表層海水W2 の一部が蒸気の
状態で透過し、この蒸気は冷却側8a を流れる低温の深
層海水W1 によって冷却されて淡水W3 となり、真空ポ
ンプ13を経て貯槽14に回収するようになっている。
【0005】前記のように海水温度差発電装置と、海水
の淡水化装置とは独立して実施されており、両者を合体
化して効率化を図るという手段が提案されていなかっ
た。ところで、海水温度差発電装置と海水淡水化装置に
は次のような大きな問題があった。即ち、図4に示す発
電装置の場合は、海水より大量の熱を得るために蒸発器
1と凝縮器4に大量の海水を供給する必要があり、その
ため深層海水ポンプ5と表層海水ポンプ7を駆動する電
力は発電量の20%も必要とするために有効に利用でき
る電力が減少するばかりでなく、更に通常は表層海水W
2 の温度が28℃程度と比較的低く、十分な熱量を確保
するためには蒸発器1に大量の表層海水W2を供給する
必要とすることから装置が大型化するという問題があっ
た。また、図5に示す淡水化装置の場合は、冷却水ポン
プ9と原海水投入ポンプ10に多量の動力を必要とする
という問題があった。
の淡水化装置とは独立して実施されており、両者を合体
化して効率化を図るという手段が提案されていなかっ
た。ところで、海水温度差発電装置と海水淡水化装置に
は次のような大きな問題があった。即ち、図4に示す発
電装置の場合は、海水より大量の熱を得るために蒸発器
1と凝縮器4に大量の海水を供給する必要があり、その
ため深層海水ポンプ5と表層海水ポンプ7を駆動する電
力は発電量の20%も必要とするために有効に利用でき
る電力が減少するばかりでなく、更に通常は表層海水W
2 の温度が28℃程度と比較的低く、十分な熱量を確保
するためには蒸発器1に大量の表層海水W2を供給する
必要とすることから装置が大型化するという問題があっ
た。また、図5に示す淡水化装置の場合は、冷却水ポン
プ9と原海水投入ポンプ10に多量の動力を必要とする
という問題があった。
【0006】前記のように海水温度差発電装置と海水淡
水化装置には各種の問題が存在しているが、これをまと
めると次のようになる。 1)海水温度差発電装置 ア)深層海水と表層海水の温度差が比較的小さい。 イ)深層と表層との海水の温度差が小さいことから、十
分な熱量を得るためには大量の海水を必要とする。具体
的には発電量12.5MWで30 t/sもの海水を必要とする。
水化装置には各種の問題が存在しているが、これをまと
めると次のようになる。 1)海水温度差発電装置 ア)深層海水と表層海水の温度差が比較的小さい。 イ)深層と表層との海水の温度差が小さいことから、十
分な熱量を得るためには大量の海水を必要とする。具体
的には発電量12.5MWで30 t/sもの海水を必要とする。
【0007】ウ)イ)のように、大量の海水を移送する
必要があることから大型の海水ポンプが必要となる。 エ)タービンの冷却用に使用した温排水が多量に廃棄さ
れ、エネルギーが無駄になる。 2)海水淡水化装置 A)十分な熱量を得るために海水を大量に必要とする。
但し、1)の方法とは比較にならない程度に少ない。
必要があることから大型の海水ポンプが必要となる。 エ)タービンの冷却用に使用した温排水が多量に廃棄さ
れ、エネルギーが無駄になる。 2)海水淡水化装置 A)十分な熱量を得るために海水を大量に必要とする。
但し、1)の方法とは比較にならない程度に少ない。
【0008】B)海水を大量に必要とするために大型の
海水ポンプを必要とする。 C)廃棄される温排水が多量に発生する。 D)淡水製造のため海水を温める必要がある。 本発明は前記海水温度差発電方法と海水淡水化方法との
両方法の欠点を分析した結果、両者を結合することによ
ってこれらの欠点を大幅に改善できることを見出し、提
案することを目的とするものである。
海水ポンプを必要とする。 C)廃棄される温排水が多量に発生する。 D)淡水製造のため海水を温める必要がある。 本発明は前記海水温度差発電方法と海水淡水化方法との
両方法の欠点を分析した結果、両者を結合することによ
ってこれらの欠点を大幅に改善できることを見出し、提
案することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の基本的な技術思
想は、(ア〜C)、(イ〜B)、(ウ〜A)及び(エ〜
D)の2条件あるいはそれ以上の条件を相互に組合わせ
ることによって両工程の欠点を互いに補完させて結合さ
れた両工程の総合的な効率化を図ろうとするものであ
る。
想は、(ア〜C)、(イ〜B)、(ウ〜A)及び(エ〜
D)の2条件あるいはそれ以上の条件を相互に組合わせ
ることによって両工程の欠点を互いに補完させて結合さ
れた両工程の総合的な効率化を図ろうとするものであ
る。
【0010】本発明に係る海水温度差を利用した発電・
淡水化装置は、表層海水と深層海水との温度差を利用し
て熱媒を蒸発させ、得られた蒸気によって発電用タービ
ンを駆動して発電する装置と、表層海水と深層海水との
温度差を利用して海水を淡水化する装置とを併設し、前
記両装置に深層海水を供給する海水ポンプを兼用すると
共に、前記発電装置側の温排水を淡水化装置の熱源と
し、前記淡水化装置側の温排水を発電装置側の熱媒を加
熱する熱源に利用することを特徴としている。
淡水化装置は、表層海水と深層海水との温度差を利用し
て熱媒を蒸発させ、得られた蒸気によって発電用タービ
ンを駆動して発電する装置と、表層海水と深層海水との
温度差を利用して海水を淡水化する装置とを併設し、前
記両装置に深層海水を供給する海水ポンプを兼用すると
共に、前記発電装置側の温排水を淡水化装置の熱源と
し、前記淡水化装置側の温排水を発電装置側の熱媒を加
熱する熱源に利用することを特徴としている。
【0011】表層海水を海水ポンプによって発電装置側
と海水淡水化装置側とに圧力損失の調整用具を介して逆
流を防止しながら供給するように構成している。また、
この圧力損失の調整用具はバルブあるいはオリフイスを
使用するのがよい。更に、海水を淡水化する装置は膜分
離装置を使用するのが好ましい。
と海水淡水化装置側とに圧力損失の調整用具を介して逆
流を防止しながら供給するように構成している。また、
この圧力損失の調整用具はバルブあるいはオリフイスを
使用するのがよい。更に、海水を淡水化する装置は膜分
離装置を使用するのが好ましい。
【0012】
【作 用】海水温度差を利用した発電設備に海水淡水化
装置を併設したので、海水淡水化装置の海水ポンプを削
減することが可能となる。海水淡水化装置の排水の熱を
発電装置側の熱媒を加熱する熱源として利用できるの
で、熱を効率的に利用することができる。
装置を併設したので、海水淡水化装置の海水ポンプを削
減することが可能となる。海水淡水化装置の排水の熱を
発電装置側の熱媒を加熱する熱源として利用できるの
で、熱を効率的に利用することができる。
【0013】
【実 施 例】以下、図1及び2に基づき本発明による
海水温度差利用による発電・淡水化装置の実施例を説明
する。 (実施例−1)図1は「電力優先」の実施例のプロセス
フローシートであり、蒸発器21でガス化したアンモニ
アガスGは例えば22.9℃程度の温度で管路22から
アンモニアタービン23に供給され、このアンモニアタ
ービン23を作動させて発電機24(出力:129.5
MW)を駆動する。
海水温度差利用による発電・淡水化装置の実施例を説明
する。 (実施例−1)図1は「電力優先」の実施例のプロセス
フローシートであり、蒸発器21でガス化したアンモニ
アガスGは例えば22.9℃程度の温度で管路22から
アンモニアタービン23に供給され、このアンモニアタ
ービン23を作動させて発電機24(出力:129.5
MW)を駆動する。
【0014】そしてこのアンモニアタービン23で使用
されたアンモニアガスG’は低温となって管路25から
凝縮器26に供給され、こゝで深層海水ポンプ27(出
力:14.4MW)により管路28を経て7℃程度の深
層海水W1 (流量:2.92×105 kg/s)により冷却
されて凝縮し、例えば12.5℃程度の液体アンモニア
LGとなってアンモニアポンプ29により管路30を経
て蒸発器21に供給される。
されたアンモニアガスG’は低温となって管路25から
凝縮器26に供給され、こゝで深層海水ポンプ27(出
力:14.4MW)により管路28を経て7℃程度の深
層海水W1 (流量:2.92×105 kg/s)により冷却
されて凝縮し、例えば12.5℃程度の液体アンモニア
LGとなってアンモニアポンプ29により管路30を経
て蒸発器21に供給される。
【0015】そしてこの蒸発器21には表層海水ポンプ
31により管路32を経て供給される28℃程度の表層
海水W2 (流量:3.52×105 kg/s)と、後述する
管路33から供給される約41.8℃程度の加熱海水W
4 (流量:1.35×103kg/s)との混合海水W5
(流量:3.52×105 kg/s)が28℃程度となって
供給され、液体アンモニアLGを気化させる。このよう
にして海水温度差発電が行なわれるのである。
31により管路32を経て供給される28℃程度の表層
海水W2 (流量:3.52×105 kg/s)と、後述する
管路33から供給される約41.8℃程度の加熱海水W
4 (流量:1.35×103kg/s)との混合海水W5
(流量:3.52×105 kg/s)が28℃程度となって
供給され、液体アンモニアLGを気化させる。このよう
にして海水温度差発電が行なわれるのである。
【0016】一方、分離膜装置34の冷却側34aには
管路28上で、かつ深層海水ポンプ27の下流側に連結
された管路35から約7℃程度の深層海水W1 (流量:
1.10×103 kg/s)が供給され、膜体34cを透過
した蒸気を冷却した後、約25℃に昇温し、管路36に
おいて蒸発器21から送出された海水と合流して系外へ
排出される。
管路28上で、かつ深層海水ポンプ27の下流側に連結
された管路35から約7℃程度の深層海水W1 (流量:
1.10×103 kg/s)が供給され、膜体34cを透過
した蒸気を冷却した後、約25℃に昇温し、管路36に
おいて蒸発器21から送出された海水と合流して系外へ
排出される。
【0017】表層海水ポンプ31により管路32に供給
された表層海水W2 (流量:1.39×103 kg/s)の
一部は管路37から熱交換器38に至り、こゝで55℃
程度の加熱海水W4 となって分離膜装置34の高温側3
4bに至り、その一部が膜体34cを水蒸気となって透
過して真空側34dに至り、こゝで冷却されて透過液と
なる。即ち、淡水(流量:34.7kg/s)が製造される
ことになる。なお、40は真空側34d内を真空に保持
するための真空ポンプである。
された表層海水W2 (流量:1.39×103 kg/s)の
一部は管路37から熱交換器38に至り、こゝで55℃
程度の加熱海水W4 となって分離膜装置34の高温側3
4bに至り、その一部が膜体34cを水蒸気となって透
過して真空側34dに至り、こゝで冷却されて透過液と
なる。即ち、淡水(流量:34.7kg/s)が製造される
ことになる。なお、40は真空側34d内を真空に保持
するための真空ポンプである。
【0018】分離膜装置34の高温側34bに供給され
た加熱海水W4 は、これを通過する間に41.8℃程度
に減温されて加熱海水W5 となって管路33から管路3
2に流入し、蒸発器21に供給される。この場合、実際
の運転においては前記した発電系と淡水化系においては
圧力損失が異なる。即ち、一般には淡水化系の圧力損失
が大きい(抵抗が大きい)ために表層海水ポンプ31か
ら供給される表層海水W2 が蒸発器21側へ流入し易
く、管路37への流入量が減少する傾向がある。そのた
め、この管路32にバルブ39を設けてこれによって自
動的に圧力制御して分離膜装置34側へ供給される表層
海水W2 の流量を調節する。このバルブ39の代わりに
流量を管路にオリフイスを設けて流量を調節するように
してもよい。
た加熱海水W4 は、これを通過する間に41.8℃程度
に減温されて加熱海水W5 となって管路33から管路3
2に流入し、蒸発器21に供給される。この場合、実際
の運転においては前記した発電系と淡水化系においては
圧力損失が異なる。即ち、一般には淡水化系の圧力損失
が大きい(抵抗が大きい)ために表層海水ポンプ31か
ら供給される表層海水W2 が蒸発器21側へ流入し易
く、管路37への流入量が減少する傾向がある。そのた
め、この管路32にバルブ39を設けてこれによって自
動的に圧力制御して分離膜装置34側へ供給される表層
海水W2 の流量を調節する。このバルブ39の代わりに
流量を管路にオリフイスを設けて流量を調節するように
してもよい。
【0019】なお、41は凝縮器26の排出管路であ
り、更に42は熱交換器21を通過した海水W5 の一部
をアンモニアタービン23の軸受冷却水として利用して
60℃程度に昇温させて熱交換器38の熱源とするため
の管路である。図2に図1におけるラインを丸印内の記
号で示し、物質・熱収支を下記の表1に示している。
り、更に42は熱交換器21を通過した海水W5 の一部
をアンモニアタービン23の軸受冷却水として利用して
60℃程度に昇温させて熱交換器38の熱源とするため
の管路である。図2に図1におけるラインを丸印内の記
号で示し、物質・熱収支を下記の表1に示している。
【0020】 (実施例−2)図3は「淡水優先」の実施例のプロセス
フローシートであり、淡水の製造量を増加させ、その代
わりに淡水製造の排熱を用いてアンモニア蒸発器の大き
さを小さくすることを目的としたものである。図3と図
2との装置を比較すると、蒸発器の入口での海水温度が
28℃から39℃と高くなっている。従って、ΔTm が
大きくなるので熱交換器の伝熱面積を小さくすることが
でき、熱交換器全体の大きさを小さくすることができ
る。
フローシートであり、淡水の製造量を増加させ、その代
わりに淡水製造の排熱を用いてアンモニア蒸発器の大き
さを小さくすることを目的としたものである。図3と図
2との装置を比較すると、蒸発器の入口での海水温度が
28℃から39℃と高くなっている。従って、ΔTm が
大きくなるので熱交換器の伝熱面積を小さくすることが
でき、熱交換器全体の大きさを小さくすることができ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明にかかる海水温度差を利用した発
電・淡水化装置は、表層海水W2 と深層海水W1 との温
度差を利用して熱媒を蒸発させ、得られた蒸気によって
発電用タービン23を駆動して発電する装置と、表層海
水W2 と深層海水W1 との温度差を利用して海水を淡水
化する装置34とを併設し、前記両装置に深層海水W1
を供給する海水ポンプ27を兼用すると共に、前記発電
装置側の温排水を淡水化装置の熱源とし、前記淡水化装
置側の温排水を発電装置側の熱媒を加熱する熱源に利用
することを特徴としており、次の効果を奏することがで
きる。
電・淡水化装置は、表層海水W2 と深層海水W1 との温
度差を利用して熱媒を蒸発させ、得られた蒸気によって
発電用タービン23を駆動して発電する装置と、表層海
水W2 と深層海水W1 との温度差を利用して海水を淡水
化する装置34とを併設し、前記両装置に深層海水W1
を供給する海水ポンプ27を兼用すると共に、前記発電
装置側の温排水を淡水化装置の熱源とし、前記淡水化装
置側の温排水を発電装置側の熱媒を加熱する熱源に利用
することを特徴としており、次の効果を奏することがで
きる。
【0022】A)発電装置側の深層海水ポンプ27を淡
水化装置側の深層海水ポンプと兼用するために高価なポ
ンプを1台あるいは少数台準備するだけで良く、ポンプ
購入費のコストを低減することができる。なお、ポンプ
の容量にもよるが、103 〜105 t/h の容量のポンプ
は1台では実現できず、複数台のものを必要とする。従
って、淡水化装置のポンプも複数台あり、このポンプ台
数の削減による建設費の低下は大きいものがある。
水化装置側の深層海水ポンプと兼用するために高価なポ
ンプを1台あるいは少数台準備するだけで良く、ポンプ
購入費のコストを低減することができる。なお、ポンプ
の容量にもよるが、103 〜105 t/h の容量のポンプ
は1台では実現できず、複数台のものを必要とする。従
って、淡水化装置のポンプも複数台あり、このポンプ台
数の削減による建設費の低下は大きいものがある。
【0023】B)淡水化装置の分離膜装置と34より排
出される高温の温排水W5 を発電装置側の蒸発器21の
熱原として使用することにより、この熱交換器21を小
型化することができ、これもまた熱交換器21の製造コ
ストを低減することができることになる。 C)タービン23の軸受部分を冷却した冷却水を淡水化
装置の熱交換器38の熱原として使用することにより、
表層海水W2 を温めるヒータが不要となる。
出される高温の温排水W5 を発電装置側の蒸発器21の
熱原として使用することにより、この熱交換器21を小
型化することができ、これもまた熱交換器21の製造コ
ストを低減することができることになる。 C)タービン23の軸受部分を冷却した冷却水を淡水化
装置の熱交換器38の熱原として使用することにより、
表層海水W2 を温めるヒータが不要となる。
【0024】D)既設の海水温度差発電装置に、海水温
度差淡水化装置を併設することによって陸地より離れた
海域の発電設備に生活用淡水を供給することができるの
で、一連の装置を効率的に設置し、運転することが可能
となる。
度差淡水化装置を併設することによって陸地より離れた
海域の発電設備に生活用淡水を供給することができるの
で、一連の装置を効率的に設置し、運転することが可能
となる。
【図1】本発明の第1の実施例を示すフローシートであ
る。
る。
【図2】図2のフローシートにおける物質・熱収支を示
すための図である。
すための図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示すフローシートであ
る。
る。
【図4】従来の海水温度差発電装置の一例を示すフロー
シートである。
シートである。
【図5】従来の海水温度差淡水化装置の一例を示すフロ
ーシートである。
ーシートである。
21 蒸発器 22,25,28,30,32,33
管路 23 アンモニアタービン 26 凝縮器 27 深
層海水ポンプ 29 アンモニアポンプ 31 表層海水ポンプ
34 分離膜装置 34a 冷却側 34b 高温側 34c 膜体
34d 真空側 38 熱交換器 39 圧力損失の調整用具:バルブ 40 真空ポンプ 41 排水管路
管路 23 アンモニアタービン 26 凝縮器 27 深
層海水ポンプ 29 アンモニアポンプ 31 表層海水ポンプ
34 分離膜装置 34a 冷却側 34b 高温側 34c 膜体
34d 真空側 38 熱交換器 39 圧力損失の調整用具:バルブ 40 真空ポンプ 41 排水管路
Claims (4)
- 【請求項1】 表層海水と深層海水との温度差を利用し
て熱媒を蒸発させ、得られた蒸気によって発電用タービ
ンを駆動して発電する装置と、表層海水と深層海水との
温度差を利用して海水を淡水化する装置とを併設し、前
記両装置に深層海水を供給する海水ポンプを兼用すると
共に、前記発電装置側の温排水を淡水化装置の熱源と
し、前記淡水化装置側の温排水を発電装置側の熱媒を加
熱する熱源に利用することを特徴とする海水温度差を利
用した発電・淡水化装置。 - 【請求項2】 表層海水を海水ポンプによって発電装置
側と海水淡水化装置側とに圧力損失の調整用具を介して
逆流を防止しながら供給するように構成した請求項1記
載の海水温度差を利用した発電・淡水化装置。 - 【請求項3】 圧力損失の調整用具はバルブあるいはオ
リフイスである請求項2記載の海水温度差を利用した発
電・淡水化装置。 - 【請求項4】 海水を淡水化する装置は膜分離装置であ
る請求項1記載の海水温度差を利用した発電・淡水化装
置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP10833494A JP3640410B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 海水温度差を利用した発電・淡水化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10833494A JP3640410B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 海水温度差を利用した発電・淡水化装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07317508A true JPH07317508A (ja) | 1995-12-05 |
| JP3640410B2 JP3640410B2 (ja) | 2005-04-20 |
Family
ID=14482065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10833494A Expired - Fee Related JP3640410B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 海水温度差を利用した発電・淡水化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3640410B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000041971A1 (fr) * | 1999-01-18 | 2000-07-20 | Zhilong Gu | Procede et systeme de dessalement et de prelevement d'eau des grands fonds |
| WO2002010071A3 (en) * | 2000-07-28 | 2002-06-13 | Dais Analytic Corp | A process and an apparatus for extracting potable water from a brine |
| JP2007309295A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Toshiba Corp | 淡水化発電プラント |
| JP2013506078A (ja) * | 2009-09-23 | 2013-02-21 | ブライト エナジー ストレージ テクノロジーズ,エルエルピー. | 水中圧縮流体エネルギ貯蔵システム |
| WO2021087468A1 (en) * | 2019-11-01 | 2021-05-06 | Natural Ocean Well Co. | Thermal energy conversion submerged reverse osmosis desalination system |
| US11174877B2 (en) | 2017-02-09 | 2021-11-16 | Natural Ocean Well Co. | Submerged reverse osmosis system |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP10833494A patent/JP3640410B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000041971A1 (fr) * | 1999-01-18 | 2000-07-20 | Zhilong Gu | Procede et systeme de dessalement et de prelevement d'eau des grands fonds |
| WO2002010071A3 (en) * | 2000-07-28 | 2002-06-13 | Dais Analytic Corp | A process and an apparatus for extracting potable water from a brine |
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| US11326625B2 (en) | 2017-02-09 | 2022-05-10 | Natural Ocean Well Co. | Brine dispersal system |
| US11174877B2 (en) | 2017-02-09 | 2021-11-16 | Natural Ocean Well Co. | Submerged reverse osmosis system |
| US11846305B2 (en) | 2017-02-09 | 2023-12-19 | Natural Ocean Well Co. | Submerged reverse osmosis system |
| US12152609B2 (en) | 2017-02-09 | 2024-11-26 | Natural Ocean Well Co. | Submerged reverse osmosis system |
| US12173730B2 (en) | 2017-02-09 | 2024-12-24 | Natural Ocean Well Co. | Brine dispersal system |
| US12173729B2 (en) | 2017-02-09 | 2024-12-24 | Natural Ocean Well Co. | Brine dispersal system |
| WO2021087468A1 (en) * | 2019-11-01 | 2021-05-06 | Natural Ocean Well Co. | Thermal energy conversion submerged reverse osmosis desalination system |
| JP2022549520A (ja) * | 2019-11-01 | 2022-11-25 | ナチュラル オーシャン ウェル カンパニー | 熱エネルギ変換水中逆浸透脱塩システム |
| US11813571B2 (en) | 2019-11-01 | 2023-11-14 | Natural Ocean Well Co. | Thermal energy conversion submerged reverse osmosis desalination system |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3640410B2 (ja) | 2005-04-20 |
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