JPH0731793Y2 - 天ぷら鍋安全装置 - Google Patents

天ぷら鍋安全装置

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JPH0731793Y2
JPH0731793Y2 JP2227990U JP2227990U JPH0731793Y2 JP H0731793 Y2 JPH0731793 Y2 JP H0731793Y2 JP 2227990 U JP2227990 U JP 2227990U JP 2227990 U JP2227990 U JP 2227990U JP H0731793 Y2 JPH0731793 Y2 JP H0731793Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 『産業上の利用分野』 本考案は天ぷら鍋安全装置の改良に関するものである。
『従来の技術』 火災原因として、天ぷら鍋の加熱が依然として多数報告
されている。
天ぷら油は、通常の使用状態では160〜180℃で、発火温
度は350〜360℃以上(天ぷら鍋をガスコンロにかけ実際
に使用した場合は、蒸散気流の対流によって250℃程度
で引火の危険性があるとされている。)であるため、こ
の温度差を検出し、発火温度(危険温度)になる前にガ
スコンロを自動消化することは理論的に容易であり、事
実そのような装置が多数提案されている。
従来装置を大別すると、この種装置には天ぷら鍋の底に
所定温度になると大きく変形するバイメタルを設け、こ
のバイメタルでガスコンロのガス流路の遮断弁を作動す
る機械弁方式と、ガス流路に電磁弁を設けこの電磁弁を
天ぷら油内に投入した温度計で制御する電磁弁方式とが
ある。
『考案が解決しようとする課題』 しかし、上記機械弁方式は、特別な構造の天ぷら鍋と、
同じく特別な構造のガスコンロとが必要な欠点を有し普
及しないでいる。
また、従来の電磁弁方式は、ガス供給路の途中に介挿す
る電磁弁は結構大きな消費電力を伴い、ガス圧に抗して
電磁弁を開くには25V程度が必要で、装置が大型とな
り、かつ電磁弁の作動時の音も大きいという欠点を有し
て普及しないでいる。
そこで、本考案は上記欠点に鑑みなされたもので、小型
・簡易で操作音も小さい天ぷら鍋安全装置を提供するこ
とを目的としたものである。
『課題を解決するための手段』 上記の目的に沿い、先述実用新案登録請求の範囲を要旨
とする本考案の構成は前述課題を解決するために、天ぷ
ら鍋本体1に着脱可能にホルダー2を配し、 上記ホルダー2に、下部に天ぷら鍋本体1内の天ぷら油
100内に挿入される感熱棒31を、上端に該天ぷら油100の
温度に対応して表示指針32が温度目盛板33上方で回動す
る温度表示部35を有した温度計3を保持せしめ、 上記温度計3には、表示指針32を移動側接点とし、温度
目盛板33上には該表示指針32が所定温度を表示する位置
まで回動すると接触する固定側接点34を設けてなる過熱
検出スイッチS1を内蔵し、 また、上記天ぷら鍋本体1用のガスコンロ4のガス供給
路5の途中には、このガス供給路5を開閉する弁6を介
装し、 上記弁6は、非磁性体の弁ケース体61内に磁性体からな
るの弁本体62を収納し、該弁ケース体61の外には摺動位
置により弁本体62を磁力で、弁閉位置側と弁開位置側と
に吸引移動する永久磁石体63を摺動可能に配設してな
り、 また、該弁ケース体61の外には上記永久磁石体63を弁閉
位置側に向けて付勢するスプリング64と、この永久磁石
体63を上記スプリング64の付勢力に抗して弁開位置側で
係止し通電時にこの係止を脱着するされるソレノイド65
と、上記永久磁石体63が弁閉位置側に位置すると開成す
る弁閉状態検出スイッチS2とを設け、 電源7に、上記過熱検出スイッチS1と、弁閉状態検出ス
イッチS2と、ソレノイド65とを直列に連結してなる技術
的手段を講じたものである。
『作用』 それ故、本考案天ぷら鍋安全装置は、永久磁石体63を弁
開位置側(第1図列では左側、第3図例では右側で図示
状態)に手動で摺動し、この永久磁石体63をソレノイド
65で係止しておき、ガスコンロ4に天ぷら鍋本体1を載
せ、さらに、この天ぷら鍋本体1には温度計3をホルダ
ー2で保持して装着する。
上記の状態でガスコンロ4に着火して、常法で天ぷら鍋
本体1を使用するが、常時は、温度計3の過熱検出スイ
ッチS1が開成しているのでソレノイド65への通電回路は
遮断され0FF状態になり、弁6は開の状態を保持し、継
続して天ぷら鍋本体1を使用できるが、万一、天ぷら鍋
本体1が加熱すると、過熱検出スイッチS1が閉成(弁6
はこの時開であるので、弁閉状態検出スイッチS2は閉成
している。)ソレノイド65への通電回路は閉成され、該
ソレノイド65が作動し、永久磁石体63の係止を脱着す
る。したがって、この永久磁石体63はスプリング64の付
勢力で弁閉位置側に摺動し、弁本体62を弁閉位置に吸引
移動しガスコンロ4を自動消火する作用を呈するもので
ある。
そして、永久磁石体63がスプリング64の付勢力で弁閉位
置側に摺動すると、弁閉状態検出スイッチS2は開成し、
ソレノイド65の通電は遮断され、該ソレノイド65への通
電は継続的には行われないよう作用する。
『実施例』 次に、本考案の実施例を添附図面に従って説明すれば以
下の通りである。
図中、1は天ぷら鍋本体、4はガスコンロを示すもの
で、これらは従来公知のものが使用される。
そして、上記天ぷら鍋本体1に着脱可能にホルダー2を
配してある。図示例において、このホルダー2は、天ぷ
ら鍋本体1の縁を挟持するクリップ部21と、このクリッ
プ部21の上端に軸22で枢着された本体部23とで構成さ
れ、該本体部23には、後述する温度計3の感熱棒31を挿
通して保持する通孔34を開穿してなるが、ようするに、
天ぷら鍋本体1に着脱可能であって温度計3を保持でき
るものであれば図示例に限定されるものではない。な
お、図示例において、軸22の枢着は比較的大きな力でな
いと本体部23を該軸22を中心に回転できないようになし
ておくと、感熱棒31の先端を天ぷら鍋本体1に挿入する
角度を任意に設定でき、該感熱棒31の先端が天ぷら鍋本
体1の内面に接触しないようにすることができて望まし
く、図では省略したが、クリップ部21または本体部23の
いずれか一方または双方から、先端が該軸22の周面また
はクリップ部21と本体部23のいずれか他方の軸22を含む
部位の外周面に圧接するスプリング片を突設して、上記
本体部23の該軸22を中心に回転する際の抗力を得るよう
になしてもよい。
そして、上記ホルダー2に、下部に天ぷら鍋本体1内の
天ぷら油100内に挿入される感熱棒31を、上端に天ぷら
油100の温度に対応して表示指針32が温度目盛板33上方
で回動する温度表示部35を有した温度計3を保持せしめ
ている。
上記温度計3は従来公知なものが使用でき、感熱棒31は
所定の熱伝導率を有した金属体が使用され、この感熱棒
31の上端に近接して螺旋形のバイメタル(図示せず)が
温度表示部35内に収納され、このバイメタルの中心側端
部に表示指針32の基端部を軸32aで連結し、外方端部は
適宜固定位置に固止せしめてなる。
本考案においては、上記温度計3には、表示指針32を移
動側接点とし、温度目盛板33上には該表示指針32が所定
温度を表示する位置まで回動すると接触する固定側接点
34を設けてなる過熱検出スイッチS1を内蔵してある。す
なわち、従来公知な温度計3の表示指針32を移動側接点
に応用し、この表示指針32と固定側接点34とで過熱検出
スイッチS1を形成しており、該固定側接点34を天ぷら油
100の発火点350〜360℃以前の位置(例えば、240℃を表
示する回転位置)に設定しておくことは無論である。な
お、第2図中、36,37は過熱検出スイッチS1のリード線
を示すものである。
また、上記天ぷら鍋本体1用のガスコンロ4のガス供給
路5の途中には、このガス供給路5を開閉する弁6を介
装してある。
上記弁6は、従来は、弁の開閉をもとにソレノイドによ
って行なう(電磁弁方式)全自動式と、手動で弁を開位
置に係止しておきソレノイドに通電してこの係止を脱着
する半自動方式とが採用されているが、電磁弁を使用し
た全自動式は電磁弁の作動音が大きくまた電磁弁自体が
大型となり消費電力も大きくので、本考案は後者の半自
動式を採用した。しかし、この半自動式も、従来のもの
は、弁を開状態に係止するレバーが気密を保って弁ケー
ス体より突設しなくてはならず、この密閉機構が複雑と
なり、かつ、密閉部の耐久性に問題も指摘されていたの
で、弁ケース体を完全密閉型となした。
すなわち、上記弁6は、非磁性体の弁ケース体61内に磁
性体からなるの弁本体62を収納し、該弁ケース体61の外
には摺動位置により弁本体62を磁力で弁閉位置側と弁開
位置側とに吸引移動する永久磁石体63を摺動可能に配設
してある。この弁本体62は磁性体で構成することで永久
磁石体63の摺動に追従することが可能である。しかし、
実際には該弁本体62の直径を大きくして、その外周部が
弁ケース体61の内周面乃至永久磁石体63に可能なかぎり
近接させて永久磁石体63の吸引力を有効に利用しないと
弁開閉の充分な力が得られない反面、弁本体62の直径を
大きくするとこの弁本体62の背面に加わる背圧と称する
ガス圧が大きくなって弁を開きずらくなるという問題点
を有し、さらに、閉弁時にリークを防止するには弁本体
62は弁座に押圧する必要があり、従来この押圧力はスプ
リングによって得たいるため、弁を開くにはこの押圧力
にも抗して弁本体62を吸引移動しなくてはならないた
め、永久磁石を弁開閉作動用に利用したものとして作動
が確実で信頼性の高いものは実用されないでいる。
そこで、第3図実施例では、一端を流入口61a,他端を流
出口61bとなした非磁性体の弁ケース体61内に、該流出
口61bに連通する小径の弁座筒66を突設し、この弁座筒6
6の先端に磁性体の弁本体62の端面(実際にはこの端面
には密閉を確実にする弾性盤62aが貼付されている。)
が当接することで弁が閉じるようになしてある。すなわ
ち、従来の弁では弁本体の全面で背圧を受けていたが、
小径の弁座筒66の先端に、この弁座筒66より大径な弁本
体62の端面が当接する場合、背圧は該弁座筒66の直径の
みによって定まり、弁本体62の直径をいくら変更しても
同じとなり、弁本体62の直径を大きく設定することがで
きる。また、弁座筒66を突設したことで第3図に鎖線で
示すごとく、永久磁石体63を弁座(弁座筒66の先端)よ
りさらに基端側(同図左側)に位置させることができ、
弁本体62を磁力による吸引力で弁座部に押圧することが
可能となる。さらには、この弁座筒66を磁性体で構成す
ると、弁座筒66を弁本体62との近接で略磁気回路が閉成
され両者間に協力な磁気吸引力が発生して密閉がより確
実となるものである。
なお、上記永久磁石体63はリング状のものが使用され、
その中央空部内に弁ケース体61が遊挿され、この弁ケー
ス体61を案内に摺動可能となしているが、リング状のも
の以外を使用する場合は別途この永久磁石体63の摺動案
内体を設ければよい。
また、上記弁本体62は移動位置を所定範囲に保つべく、
弁室内に配したガイド筒67に案内されて、その軸方向に
のみ移動可能となしてあり、このガイド筒67の外周面と
弁ケース体61の内周面との間の間隙をガスが通るように
なしてある。
また、上記弁ケース体61の外には上記永久磁石体63を弁
閉位置側に向けて付勢するスプリング64と、この永久磁
石体63を上記スプリング64の付勢力に抗して弁開位置側
で係止し通電時にこの係止を脱着するされるソレノイド
65と、上記永久磁石体63が弁閉位置側に位置すると開成
する弁閉状態検出スイッチS2とを設けてある。
上記の弁閉位置側とは、流出口61a側で第1図では右
側、第3図では左側であり、弁開位置側とは弁座の上方
部位であって第1図では左側、第3図では右側のことで
ある。
そして、第1図例においては、上記永久磁石体63は中央
に縮径状の係止凹部を設け、ソレノイド65はソレノイド
鉄心を内蔵したスプリングで上方に突出しておりソレノ
イドコイルに通電すると該ソレノイド鉄心は収納方向に
吸引される従来公知なものが使用されている。また、第
3図例では、永久磁石体63に上記係止凹部を加工するこ
とが困難なため、係止アーム70で永久磁石63の一端を係
止するようになしている。この係止アーム70は中央部を
支点71で枢支され、一端には係止鈎部70aを設け他端を
ソレノイド65に連結している。このソレノイド65は、第
1図例とはことなり、常時はスプリング73または図では
省略した内蔵スプリングでソレノイド鉄心が収納方向に
位置しており、通電によって該でソレノイド鉄心が突出
する方式のものが使用されている。
また、弁閉状態検出スイッチS2は第1図図示例ではリー
ドスイッチを使用し、永久磁石体63が近接することで磁
力で開成するものが使用されているが、第3図例では、
永久磁石体63の一端に絶縁材74を介して端子リング76を
貼付し、適所に永久磁石体63の移動位置によって接触す
る固定側接点75を設けてなるが、ようは、弁本体62が開
いた状態の時に閉(ON)で閉じた状態の時に開(OFF)
となるものであればよいことは無論である。
そして、本考案は、電源7に上記過熱検出スイッチS1
と、弁閉状態検出スイッチS2と、ソレノイド65とを直列
に連結してなる。
すなわち、図示例では、第4図に最も明らかに示すごと
く、該電源7の一端は手動の電源スイッチS3を介してソ
レノイド65の一端に連結し、一方上記電源7の他端は途
中に過熱検出スイッチS1と、弁閉状態検出スイッチS2と
を直列に介在させてソレノイド65の他端に連結してあ
る。なお、図示例では、電源7部位に弁6が開の時に点
灯する表示ランプLが設けられ、この表示ランプLは一
端を抵抗R1を介して電源7の他端側に連結し、他端は過
熱検出スイッチS1と弁閉状態検出スイッチS2と間の回路
部に連結し、弁閉状態検出スイッチS2が閉成している時
のみ点灯するようになしてある。
なお、第4図中、S4′,S4″は外部信号入力用の端子
で、両端子S4′,S4″を電気的に連通することで弁を閉
じることができ、ガス漏れ警報機等の各種検知器が連結
できるようになしたものである。
『考案の効果』 本考案は上記のごときであるので、きわめて簡易な構成
で、天ぷら油100が着火温度になる以前にガスコンロ4
を自動消火することのできる天ぷら鍋安全装置を提供す
ることができるものである。
また、本考案は従来公知な信頼性に実績を有する温度計
3を応用したため、信頼性に優れ安価に製造でき、弁6
は半自動式を使用したため電磁弁に依る作動音のような
大きな音がしない天ぷら鍋安全装置を提供することがで
きるものである。
さらに、本考案の特筆できる効果は、永久磁石により弁
本体62を間接移動させるようになしたため、弁ケース体
61の密閉が確実容易であり、また、弁閉状態検出スイッ
チS2を設けたため、弁本体62が閉じた後にソレノイド65
に通電する不経済が無く、この弁閉状態検出スイッチS2
を使用して弁が開いていることを表示等で確認すること
もも可能とな天ぷら鍋安全装置を提供することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案天ぷら鍋安全装置の一部切欠正面図、第
2図は本考案に使用される温度計の平面図、第3図は本
考案に使用される弁のもう一つの実施例の一部断面平面
図、第4図は配線図を示すものである。 1〜天ぷら鍋本体、2〜ホルダー、3〜温度計、4〜ガ
スコンロ、5〜ガス供給路、6〜弁、7〜電源、31〜感
熱棒、32〜表示指針、33〜温度目盛板、34〜固定側接
点、35〜温度表示部、61〜弁ケース体、62〜弁本体、63
〜永久磁石体、64〜スプリング、65〜ソレノイド、100
〜天ぷら油、S1〜過熱検出スイッチ、S2〜弁閉状態検出
スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天ぷら鍋本体1に着脱可能にホルダー2を
    配し、 上記ホルダー2に、下部に天ぷら鍋本体1内の天ぷら油
    100内に挿入される感熱棒31を、上端に該天ぷら油100の
    温度に対応して表示指針32が温度目盛板33上方で回動す
    る温度表示部35を有した温度計3を保持せしめ、 上記温度計3には、表示指針32を移動側接点とし、温度
    目盛板33上には該表示指針32が所定温度を表示する位置
    まで回動すると接触する固定側接点34を設けてなる過熱
    検出スイッチS1を内蔵し、 また、上記天ぷら鍋本体1用のガスコンロ4のガス供給
    路5の途中には、このガス供給路5を開閉する弁6を介
    装し、 上記弁6は、非磁性体の弁ケース体61内に磁性体からな
    るの弁本体62を収納し、該弁ケース体61の外には摺動位
    置により弁本体62を磁力で弁閉位置側と弁開位置側とに
    吸引移動する永久磁石体63を摺動可能に配設してなり、 また、該弁ケース体61の外には上記永久磁石体63を弁閉
    位置側に向けて付勢するスプリング64と、この永久磁石
    体63を上記スプリング64の付勢力に抗して弁開位置側で
    係止し通電時にこの係止を脱着するされるソレノイド65
    と、上記永久磁石体63が弁閉位置側に位置すると開成す
    る弁閉状態検出スイッチS2とを設け、 電源7に、上記過熱検出スイッチS1と、弁閉状態検出ス
    イッチS2と、ソレノイド65とを直列に連結してなる天ぷ
    ら鍋安全装置。
JP2227990U 1990-03-06 1990-03-06 天ぷら鍋安全装置 Expired - Lifetime JPH0731793Y2 (ja)

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