JPH0861655A - ガス遮断弁 - Google Patents

ガス遮断弁

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JPH0861655A
JPH0861655A JP20338094A JP20338094A JPH0861655A JP H0861655 A JPH0861655 A JP H0861655A JP 20338094 A JP20338094 A JP 20338094A JP 20338094 A JP20338094 A JP 20338094A JP H0861655 A JPH0861655 A JP H0861655A
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JP
Japan
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valve body
valve
communication port
gas
plunger
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JP20338094A
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English (en)
Inventor
Keiichiro Nakamu
桂一郎 中務
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Ranco Japan Ltd
Original Assignee
Ranco Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加熱物等の過熱状態を検出した時、ガス供
給を遮断するとともに、このガス遮断動作を電気信号と
して取出すことにより、コストアップや回路構成の複雑
化を招くことなく、異常状態を報知する。 【構成】 被加熱物の異常過熱状態が生じた場合、感熱
体33がこの異常過熱状態を検出して、作動体32を駆動す
る。作動体32は、プランジャ22を押圧し、プランジャ22
とU形ピン27との係合を解除する。すると、プランジャ
22と一体の弁体24は、ばね25の力により移動し、弁座面
15を有する連通口16を閉塞する。弁体24が閉塞位置へ移
動すると、この弁体24に設けた磁石38からの磁力も移動
する。この磁力を磁力検出手段39で捕らえることによ
り、ガス遮断が行われたことを電気信号として出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスフライヤー、オー
ブン、グリドル、恒温槽などのガス器具に用いられ、そ
の器具温度や庫内温度、さらには燃焼ガス温度などの異
常過熱を感知してガスの供給を遮断するガス遮断弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、揚げ物調理用のいわゆるフライヤ
ーや、焼肉などに用いられる無煙ロースターなどの各種
の調理器具において、天ぷら油の過熱やダクトの加熱な
どを早期に検出し、火災の発生を未然に防ぐ防火装置の
装着が望まれている。そして、このような防火装置の一
つとして、ガス燃料を加熱源とするガス調理機具では、
被加熱物などの過熱状態を検出することにより、燃料ガ
スの供給を遮断するガス遮断弁が用いられている。
【0003】ところで、従来のガス遮断弁は、被加熱物
などの異常過熱を感知してガスの供給を遮断する機能の
みを有しており、ガスの遮断が生じた場合、この遮断動
作及びこれに起因する器具の動作停止状態などの異常発
生を、ブザーやランプなどの警報装置を作動させて知ら
せる機能が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、単にガスの供給を遮断するだけであり、
この遮断状態を知らせるためには、ガスの燃焼を感知す
るセンサーなどを別に設置しなければならず、コストア
ップや回路の複雑化を招くとの問題を有している。
【0005】本発明は、このような点に鑑み成されたも
ので、被加熱物が所定の温度以上に加熱された際に、ガ
ス供給を遮断するとともに、このガス遮断動作をコスト
アップや回路構成の複雑化を招くことなく検出できるガ
ス遮断弁を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のガス遮断
弁は、ガスが流入する流入室、ガスが流出する流出室、
これら流入室と流出室とを連通する連通口、およびこの
連通口に設けられた弁座を有した弁本体と、前記弁座に
接離して前記連通口を開閉する弁体と、被測定物が所定
温度以上となる状態で前記弁体を前記連通口を開閉する
方向に押動する駆動手段と、前記弁体に設けられた磁石
と、前記弁本体の外側に設けられた磁力検出手段とを具
備したものである。
【0007】請求項2記載のガス遮断弁は、請求項1記
載のガス遮断弁において、弁体に連結され、駆動手段に
押動されるプランジャと、前記弁体を連通口が閉塞され
る方向に付勢する付勢手段と、前記プランジャと分離可
能に係合し、前記付勢手段の付勢力に抗して前記連通口
を開放状態に保持する係合保持手段とを具備したもので
ある。
【0008】請求項3記載のガス遮断弁は、請求項1記
載のガス遮断弁において、弁体および磁石に取り付けら
れ、駆動手段に押動される磁性体と、前記弁体を連通口
が閉塞される方向に付勢する付勢手段と、前記磁性体と
分離可能に吸着し、前記付勢手段の付勢力に抗して前記
連通口を開放状態に保持する吸着保持手段とを具備した
ものである。
【0009】
【作用】請求項1記載のガス遮断弁では、被加熱物の異
常過熱状態などが生じ、被測定物が所定温度以上になる
と、駆動手段が弁体を押動し、この弁体を弁座に当接さ
せて連通口を閉塞し、ガスを遮断する。そして、このガ
ス遮断動作の際の弁体に設けた磁石の移動に伴う磁力の
変化を、弁本体の外側に設けた磁力検出手段により検出
し、ガス遮断動作が行われたことを検出する。
【0010】請求項2記載のガス遮断弁では、請求項1
記載の作用に加え、駆動手段が弁体のプランジャを押動
すると、このプランジャと係合保持手段との係合が解除
され、付勢手段の付勢力により弁体が移動して、連通口
を閉塞する。
【0011】請求項3記載のガス遮断弁では、請求項1
記載の作用に加え、駆動手段が弁体の磁性体を押動する
と、このプランジャと吸着保持手段との吸着が解除さ
れ、付勢手段の付勢力により弁体が移動して、連通口を
閉塞する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。
【0013】図1および図2において、11は筒状の弁本
体で、この弁本体11の下部空間には、それぞれ外部との
連結口13a ,14a を有し、かつ隔壁12によって仕切られ
た流入室13及び流出室14が形成されている。そして、こ
れら流入室13と流出室14とは、隔壁12の上端部に隣接し
て形成された、弁座としての弁座面15を有する連通口16
により相互に連通されている。
【0014】また、弁本体11の上部空間内には、弁本体
11の内部を上下に区画するプレート18が設けられてお
り、このプレート18は、その上部内周面に固定された筒
状の支持体19によって支持固定されている。また、この
プレート18の中央部には、連通口16と同心状に開口20が
設けられ、この開口20に、筒状のプランジャガイド21が
一体に取付けられている。そして、このプランジャガイ
ド21には、プランジャ22が進退可能に嵌合され、このプ
ランジャ22を弁座面15に対して垂直方向に案内するよう
になっている。
【0015】そして、このプランジャ22の下端には、円
盤状の弁体24が一体的に取付けられている。また、この
弁体24とプレート18との間には、付勢手段としてのコイ
ル状のばね25が設けられており、このばね25により、弁
体24は、常時弁座面15に接触する方向、すなわち、連通
口16を閉塞する方向へ付勢されている。
【0016】また、図1ないし図3に示すように、プラ
ンジャ22の上端部には、上側に向かって径寸法の小さく
なるテーパ部22a が形成されているとともに、このテー
パ部22a の下側部には、環状の係合凹部22b が形成され
ている。そして、この係合凹部22b には、係合保持手段
としてのU形ピン27が係合されている。また、このU形
ピン27は、プレート18の上側に位置し、かつ支持体19に
形成された一対の切欠き部19a に係合されている。そし
て、このU形ピン27は、通常時において、プランジャ22
の係合凹部22b と係合し、このプランジャ22と一体の弁
体24を、ばね25の付勢力に抗して、弁座面15から所定間
隔離れた開放状態に係合保持するようになっている。
【0017】また、図1および図2に示すように、弁本
体11の底面には、リセット棒28が進退可能に貫通して保
持されている。そして、このリセット棒28の上端は、弁
体24の下面と当接可能に対向している。一方、このリセ
ット棒28の下端には、リセットボタン29が一体に設けら
れており、このリセットボタン29と弁本体11の底面との
間に設けられたリセットばね30により、常時弁体24から
離間する方向に付勢されている。そして、リセット操作
時、すなわち、リセットばね30の付勢力に抗してリセッ
トボタン29を押圧した状態で、弁体24およびプランジャ
22を押上げ、プランジャ22の係合凹部22b とU形ピン27
とを係合させ、弁体24を開放状態に係合保持させるよう
になっている。
【0018】さらに、31は駆動手段で、この駆動手段31
は、プランジャ22の上端部に対向して配置された作動体
32と、弁本体11の外部に設けられた感熱体33と、これら
作動体32と感熱体33とを連結する管状の管路34となどか
ら構成されている。そして、作動体32は、管路34に連通
する中空状の伸縮可能なダイヤフラム35と、プランジャ
22の上端部と突合わせ状に対向した状態でダイヤフラム
35に固定された圧接棒36とから構成されている。また、
感熱体33は、図示しない被加熱物などの被測定物の過熱
状態を測定するもので、内部には作動液が封入されてお
り、被加熱物が予め設定された異常温度以上に加熱され
ると作動液が膨脹し、その膨脹力により管路34を介して
ダイヤフラム35を膨脹、伸展させるようになっている。
【0019】そして、このようにダイヤフラム35が膨脹
した状態で、ダイヤフラム35が圧接棒36を介してプラン
ジャ22を押圧し、このプランジャ22とU形ピン27との係
合を解除させるようになっている。
【0020】さらに、弁体24の上面外周部には、磁石38
が一体的に取付けられ、弁体24とともに移動するように
なっている。また、弁本体11の外側には、この磁石38の
下側に位置して、磁気を検出する磁力検出手段39が取り
付けられている。また、この磁力検出手段39は、例え
ば、磁気感応形のリードスイッチや、ホール素子などに
て構成されている。そして、この磁力検出手段39は、図
中破線Aで示す検出域を有しており、弁体24が弁座面15
に圧接する連通口16の閉塞位置に移動した状態で、磁石
38から生じる磁力を検出し、弁体24の閉塞動作を検出し
て電気信号を出力するようになっている。
【0021】次に、本実施例の動作を説明する。
【0022】まず、図1に示すように、プランジャ22の
係合凹部22b がU形ピン27と係合し、弁体24が弁座面15
から離間した開放状態に係合保持された通常の状態で
は、弁体24に取付けられた磁石38の磁力は、磁力検出手
段39の破線Aで示す検出域から外れているため、磁力検
出手段39は作動せず、通常状態を維持する。この通常状
態では、ガスは弁本体11の流入室13から連通口16および
流出室14を通って図示しないガス燃焼器具に供給され、
ガスの燃焼運転が行われる。
【0023】そして、なんらかの理由により、被加熱物
である例えば天ぷら油等が異常な高温に加熱された場
合、感熱体33に封入されている作動液が膨脹し、もしく
は圧力上昇する。そして、この作動液の膨脹、もしくは
圧力上昇は、管路34を通って作動体32を構成するダイヤ
フラム35を膨脹させ、圧接棒36を介してプランジャ22を
押し下げる。
【0024】この動作により、プランジャ22の係合凹部
22b とU形ピン27との係合が解除される。このため、プ
ランジャ22と一体の弁体24は、ばね25の付勢力により押
し下げられ、図2で示すように、弁体24の下面が弁座面
15上に圧接して連通口16を閉塞させる。そして、この弁
体24の閉塞動作により、ガス燃焼器具へのガス供給は遮
断され、これ以上の異常燃焼を確実に防止することがで
きる。
【0025】また、弁体24が閉塞位置(弁座面15との圧
接位置)へ移動することにより、弁体24に取付けられた
磁石38は、図2に示すように、磁力検出手段39の破線A
で示す検出域内に移動する。このため、磁力検出手段39
は、磁石38からの磁力を感知し、あるいは磁力の変化を
検出して、図示しない接点をオン動作させ、電気信号を
出力する。すなわち、弁体24の閉塞動作であるガス遮断
動作を検出し、その検出信号を出力する。したがって、
この検出信号により、ブザーを鳴動させたり、ランプを
点灯させたりして、警報を発することができ、使用者に
対して異常状態の発生を早期に知らせることができる。
【0026】また、ガス遮断動作によりガス燃焼器具へ
のガス供給が止まり、異常温度状態が解消され、被加熱
物の温度が低下すると、感熱体33内の作動液も収縮、も
しくは圧力が低下し、ダイヤフラム35は元の状態に収縮
する。しかし、この状態では、ばね25の圧力により弁体
24は閉塞状態を維持するので、外部からリセット操作を
行う。すなわち、弁本体11の底面部に設けたリセットボ
タン29を押圧し、リセット棒28をリセットばね30に抗し
て押上げ、図2に示す閉塞状態にある弁体24の下面に当
接させる。
【0027】この操作により、リセット棒28は弁体24を
ばね25に抗して押上げ、弁体24を弁座面15から離間さ
せ、連通口16を開放させる。そして、弁体24と一体のプ
ランジャ22が所定位置に達すると、その係合凹部22b が
再びU形ピン27と係合し、図1に示す開放状態に係止さ
れ、リセット操作が完了する。また、この状態では、磁
石38は磁力検出手段39の検出域から外れるので、警報用
の検出信号もリセットされる。
【0028】次に、図4を参照して他の実施例を説明す
る。なお、図1で示したガス遮断弁と同一の部分には同
一の符号を付して説明は省略する。
【0029】このガス遮断弁は、図1で示したプランジ
ャ22に代って磁性体としての磁性構体42を設けている。
また、この磁性構体42は、磁性材料から成る筒状部42a
と、この下端部に一体形成されたフランジ状の底面部42
b とから構成されている。そして、筒状部42a の外周に
は、磁石43が嵌合して取り付けられ、底面部42b の下面
には弁体24が一体的に取付けられている。
【0030】また、この磁性構体42の上端部は、磁石43
からの磁力により、弁本体11内の上部を上下に区画する
吸着保持手段としての吸着板44に接離可能に吸着保持さ
れるようになっている。そして、この吸着板44は、磁性
材料からなり、図1に示すプレート18と同様に、筒状の
支持体19によって支持固定されており、中央部には開口
46が設けられている。
【0031】さらに、この磁性構体42の底面部42b の内
側と吸着板44との間には、付勢手段としてのばね47が設
けられている。そして、このばね47は、磁性構体42およ
び弁体24を、弁座面15との当接位置、すなわち、連通口
16に対する閉塞位置に向って常時付勢している。
【0032】また、圧接棒45は、図1で示した圧接棒36
と同様に、ダイヤフラム35とともに作動体32を構成する
もので、先端は、磁性構体42の底面部42b の内側上面に
当接している。そして、作動体32の作動時、すなわち、
ダイヤフラム35の膨脹時、磁性構体42およびこの磁性構
体42と一体の弁体24を押し下げ、吸着板44との吸着状態
を解除させるようになっている。
【0033】さらに、磁力検出手段39は、磁石43から、
あるいは磁性構体42から生じる磁石43の磁力を感知して
作動するもので、弁体24が連通口16の閉塞位置すなわち
弁座面15上への圧接状態に移動したことを、破線Aで示
す検出域により検出し、信号を出力するようになってい
る。
【0034】上記構成において、今、図4に示すよう
に、磁性構体42の上端が、ばね47を蓄勢した状態で吸着
板44に吸着保持され、弁体24は弁座面15から離間した開
放状態にあるものとする。このとき、磁性構体42から生
じる磁石43の磁力は、磁力検出手段39の破線Aで示す検
出域から外れているため、磁力検出手段39は作動せず、
通常状態を維持する。この通常状態では、ガスは弁本体
11の流入室13から連通口16及び流出室14を通って図示し
ないガス燃焼器具に供給されている。
【0035】このようにして、ガスの燃焼運転が行われ
るが、なんらかの理由により、被加熱物である天ぷら油
等が異常な高温に加熱された場合、感熱体33に封入され
ている作動液が膨脹し、もしくは圧力上昇する。この作
動液の膨脹、もしくは圧力上昇は管路34を通って作動体
32を構成するダイヤフラム35を膨脹させ、圧接棒45を介
して磁性構体42を押し下げる。
【0036】この動作により、磁性構体42の上端部は吸
着板44から離間され、この間の磁気吸着力は急激に減少
する。このため、磁性構体42及び弁体24は、ばね47の付
勢力により押し下げられ、弁体24の下面が弁座面15上に
圧接して連通口16を閉塞させる。そして、この弁体24の
閉塞動作により、ガス燃焼器具へのガスの供給は遮断さ
れ、これ以上の異常燃焼を確実に防止することができ
る。
【0037】また、上記弁体24の閉塞位置すなわち弁座
面15との圧接位置への移動により、弁体24と一体の磁性
構体42から生じる磁力は、磁力検出手段39の破線Aで示
す検出域内に移動することになる。このため、磁力検出
手段39は磁性構体42からの磁力を感知し、図示しない接
点をオン動作させ、電気信号を出力する。この状態で、
弁体24の閉塞動作、すなわちガス遮断動作を検出し、そ
の検出信号を出力する。したがって、この検出信号によ
り、ブザーを鳴動させたり、ランプを点灯させたりして
警報を発することができ、異常状態の発生を早期に知ら
せることができる。
【0038】そして、このガス遮断動作により、ガス燃
焼器具へのガス供給が止まり、被加熱物等の温度が低下
すると、感熱体33内の作動液も収縮、もしくは圧力低下
し、ダイヤフラム35は元の状態に収縮する。しかし、こ
のままではばね47の圧力により弁体24は閉塞状態を維持
するので、外部からリセット操作を行う。すなわち、弁
本体11の底面部に設けたリセットボタン29を押圧し、リ
セット棒28をリセットばね30に抗して押上げ、閉塞状態
にある弁体24の下面に当接させる。この操作により、リ
セット棒28は弁体24をばね47に抗して押上げ、弁体24を
弁座面15から離間させ、連通口16を開放させる。
【0039】この操作により、磁性構体42の上端部が吸
着板44の下面に接触すると、この間に磁石43による強い
磁気吸引力が生じ、磁性構体42はばね47を蓄勢した状態
で吸着板44により強固に吸着保持され、弁体24は図4に
示す開放状態に復帰し、リセット操作が完了する。ま
た、この状態では、磁性構体42からの磁力は磁力検出手
段39の検出域から外れるので、前述した警報用の検出信
号もリセットされる。
【0040】ここで、ガス遮断動作を検出する手段とし
て、上述した構成以外にも、例えば図1あるいは図4で
示したリセット棒28を弁体24に連結させ、リセットボタ
ン29にマイクロスイッチを設置したり、マイクロスイッ
チを弁本体11の内部に設置し、直に弁体24に接触させ
て、これをオン動作させること等が考えられる。
【0041】しかし、これらの構成では、弁体24にマイ
クロスイッチを作動させるため荷重が加わることとな
る。また、何等かの原因でマイクロスイッチのボタンが
固着してしまった場合、弁体24はマイクロスイッチのボ
タンの上に乗った状態となり、閉塞時に弁体24と弁座面
15との間に隙間が生じ、弁洩れが生じてしまう。
【0042】さらに、調理器具として使用する場合、マ
イクロスイッチは外部と連結する機械的作動部を有する
ので、外部との間に隙間が生じる。このため油脂や煙等
が侵入してスイッチを誤動作させるおそれがあり、マイ
クロスイッチをカバー等を用いてシールしなければなら
ず、構造的に複雑になる。このことは、マイクロスイッ
チを弁本体11内に設置した場合も同じであり、リード線
部分の気密構造など、多くの問題が考えられる。
【0043】これに対し、本発明の各実施例のように、
弁体24の移動と連動する磁石38または磁性構体42から生
じる磁力により、磁力検出手段を非接触状態で動作させ
るように構成すれば、弁体24に対してスイッチを作動さ
せるための荷重が加わったり、弁洩れ等が生じたりする
ことはなく、確実なガス遮断動作を行うことができる。
また、磁力検出手段として用いられる磁気感応形のリー
ドスイッチやホール素子等は通常ガラス密封されてお
り、外部との間を密封することは容易である。このた
め、調理器具として使用した場合でも、油脂や煙等の侵
入により誤動作が生じることはない。また、構造を単純
化でき、確実な検出動作により信頼性が向上すると共
に、安価に構成することができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載のガス遮断弁によれば、被
加熱物の異常過熱状態などが生じ、被測定物が所定温度
以上になると、駆動手段が弁体を押動し、この弁体を弁
座に当接させて連通口を閉塞し、ガスを遮断することが
できる。そして、このガス遮断動作の際の弁体に設けた
磁石の移動に伴う磁力の変化を、弁本体の外側に設けた
磁力検出手段で検出して、電気信号などを出力すること
ができるため、ガス遮断動作が行われたことを、ブザー
やランプ等の警報により、早期に知らせることができ
る。また、弁本体の内外側を連通する電気的な配線を設
けたり、あるいは、弁本体の内部での弁体の移動に伴い
弁本体の外部に設けたスイッチを押動する機械的な構造
などを設ける必要がないため、コストアップや回路構成
の複雑化を招くことなく、ガス遮断動作を検出すること
ができる。
【0045】請求項2記載のガス遮断弁では、請求項1
記載の効果に加え、駆動手段が弁体のプランジャを押動
すると、このプランジャと係合保持手段との係合が解除
され、付勢手段の付勢力により弁体が移動して連通口を
閉塞するため、より確実にガスを遮断することができ
る。
【0046】請求項3記載のガス遮断弁では、請求項1
記載の効果に加え、駆動手段が弁体の磁性体を押動する
と、この磁性体と吸着保持手段の吸着が解除され、付勢
手段の付勢力により弁体が移動して連通口を閉塞するた
め、より確実にガスを遮断することができる。また、磁
力検出手段を動作させる磁石と、磁性体と吸着保持手段
とを吸着させる磁石とを兼用できるため、構造を簡略化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス遮断弁の一実施例を示す連通口を
開放した状態の断面図である。
【図2】同上ガス遮断弁のガス遮断状態を示す断面図で
ある。
【図3】同上ガス遮断弁の一部の平面図である。
【図4】本発明のガス遮断弁の他の実施例を示す断面図
である。
【符号の説明】
11 弁本体 13 流入室 14 流出室 15 弁座としての弁座面 16 連通口 22 プランジャ 24 弁体 25,47 付勢手段としてのばね 27 係合保持手段としてのU形ピン 31 駆動手段 32 作動体 33 感熱体 38 磁石 39 磁力検出手段 42 磁性体としての磁性構体 44 吸着保持手段としての吸着板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスが流入する流入室、ガスが流出する
    流出室、これら流入室と流出室とを連通する連通口、お
    よびこの連通口に設けられた弁座を有した弁本体と、 前記弁座に接離して前記連通口を開閉する弁体と、 被測定物が所定温度以上となる状態で前記弁体を前記連
    通口を開閉する方向に押動する駆動手段と、 前記弁体に設けられた磁石と、 前記弁本体の外側に設けられた磁力検出手段とを具備し
    たことを特徴とするガス遮断弁。
  2. 【請求項2】 弁体に連結され、駆動手段に押動される
    プランジャと、 前記弁体を連通口が閉塞される方向に付勢する付勢手段
    と、 前記プランジャと分離可能に係合し、前記付勢手段の付
    勢力に抗して前記連通口を開放状態に保持する係合保持
    手段とを具備したことを特徴とする請求項1記載のガス
    遮断弁。
  3. 【請求項3】 弁体および磁石に取り付けられ、駆動手
    段に押動される磁性体と、 前記弁体を連通口が閉塞される方向に付勢する付勢手段
    と、 前記磁性体と分離可能に吸着し、前記付勢手段の付勢力
    に抗して前記連通口を開放状態に保持する吸着保持手段
    とを具備したことを特徴とする請求項1記載のガス遮断
    弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014119020A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Yaou Kiki Kk 安全弁

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