JPH0731877Y2 - 時 計 - Google Patents

時 計

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JPH0731877Y2
JPH0731877Y2 JP1987187312U JP18731287U JPH0731877Y2 JP H0731877 Y2 JPH0731877 Y2 JP H0731877Y2 JP 1987187312 U JP1987187312 U JP 1987187312U JP 18731287 U JP18731287 U JP 18731287U JP H0731877 Y2 JPH0731877 Y2 JP H0731877Y2
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pinion
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hole
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、時計用車の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来の時計用車の構造は、特開昭62-161076のように歯
車部とかな部を別体で構成し、シメシロ固定により一体
化したものである。又、特公昭61-48869のようにかな部
と歯車部と軸部を樹脂で一体成形したものもある。更
に、特公昭61-55472のように中心穴と基部と基部から盛
り上げた歯部を一体形成したものもある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、特開昭62-161076のような構造では、板部材を
歯車原料としてドーナッツ状にプレス加工で作り、その
後に外周歯割を行なった歯車部と自動機により原料を挽
き出し、更に歯割を行なったかな部を別々に加工し、両
者を打込んでシメシロ固定している。従って、歯車部と
かな部の加工時間は各々20〜30秒、アセンブル時間も1
〜2秒を要する。
次に、特公昭61-48869のような構造の場合、二番車のス
リップ力に耐える強度、針押込み、針を外す時の力に耐
え得る強度、規正力に耐え得る強度が必要となるため、
高強度材でしかも歯車やかなのモジュールを大巾に大き
くしたり、歯車の板厚を増す必要があった。又、成形加
工時間も十数秒を要する。従って、高い材料を用い、成
形時間も大きいためコストが高く、強度をアップするた
め時計が厚く大きくなる。
次に、特公昭61-55472の時計用車は、加工時間が少ない
利点はあるが、中心部に穴を設け、その周辺に10枚の独
立した歯形を板状の基部から盛り上げて一体形成してあ
る。従って、型の強度面から各々の歯形が大きくなり、
又、中心穴を開けるには、基部の板厚以上の穴径が必要
となるため、基部に一体に形成する歯車は非常に大きく
なってしまう。このことから増速或いは減速輪列には適
さない。特に表輪列に用いようとすると、中心穴が大き
く、しかも剪断加工のため必ず破断部分が存在するため
に軸受部でのトルク損失が大となる。又、各歯が独立し
ていることでかなの高さに製造上の制約が出ること、各
々の歯の高さのばらつきによって、歯車部の振れが大き
くなり、他の車とすれてしまう等の問題点があった。
そこで本考案はこのような問題点を解決するもので、そ
の目的とするところは、かな部と歯車部と軸受部を有す
る時計用車を所望の強度を得られる金属材料で一体に形
成し、特に軸受部を圧縮もしくは鍛造加工により製造す
ることによって滑らかな仕上面が得られるためトルク損
失を少なくできるとともに各歯形を一体化したことによ
って他の歯車と噛み合うに充分なかなの高さを得られた
時計用車を完成することができることで減速或いは増速
輪列を構成する車の前述の条件(性能面)を満たすとと
もに、コスト低減を図ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の時計は、時計用車を有する時計において、 前記時計用車は、受部材と係合する軸受部と、かな部
と、前記かな部の軸方向の一端に形成され外周に歯形が
設けられる板状の基部とから成り、 前記軸受部と前記かな部と前記基部は、薄板状の金属材
料から圧縮もしくは鍛造加工によって一体に形成される
とともに、前記歯形は剪断加工によって形成されること
を特徴とする。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例を示す平面図、第2〜第5図は
その断面図である。第6図、第8〜第12図、第14図は本
考案の他の実施例を示す断面図である。
第1図〜第5図において、1は地板であり、2は地板1
の表側に配置した輪列受である。二番車3は地板のバー
リング部1aとその上に積み重ねた四番車4のソロバン玉
によって回転可能に軸承されている。又、四番車4は輪
列受のダボ2aと二番車3を介してバーリング部1aに軸承
されている。四番車4と二番車3のアガキは地板1上面
と輪列受2の半抜き加工(剪断加工を途中で止めて突出
部を形成する加工)した部分で決定されている。四番車
4は三番歯車5aと噛み合うかな部4bとツバ部4cと軸部4d
と凹部4eを圧縮もしくは鍛造加工(加熱しない場合も含
む)で形成し、歯車4aの歯形は剪断加工(プレス抜き)
によって加工した車に真4fをシメシロ固定して一体化し
てある。三番車5は圧縮もしくは鍛造加工で形成したか
な5b、基部であるツバ部5c、上下の軸受部であり、上
となる凹部5eと下5d、歯形をプレス抜きした歯車5aか
ら構成され、下柄5dは地板の穴、上柄は絞り加工と塑性
加工又は半抜加工により形成したダボ2bにより軸承され
ている。地板1には組立時の倒れ防止のため曲げ部1cを
設けてある。五番車6は構成上は三番車と同じである
が、上柄6dと下柄となる凹部6cの位置が異なっている。
又、五番車6は上柄6dを輪列受2の半抜き加工内に設け
た穴と下柄となる凹部6cをステータ7の軸部に軸承され
ている。以上の圧縮もしくは鍛造加工部材はかな丈0.4m
m以上必要であり、それには歯数8枚以下、材料は銅合
金特に黄銅かアルミニウムが望ましく、薄型化を図るに
はツバ部厚Tとかな丈Lの比率T/Lが1/2以下が望まし
い。又、ツバ部厚Tは比較的モジュルの小さい歯形をプ
レス抜きするため0.25mm以下が望ましい。輪列受2に設
けた四番車4と五番車6の半抜き加工は、車のアガキを
きめる部分の接触抵抗を減らすことと従来石等で行って
いた車のアガキ調整を可能にする意味を有している。更
に五番車6の上柄を受けている半抜きは油留りの働きも
有している。ロータ8はプラスチック製で下柄を前述の
車と同様、半抜き加工内に柄穴を設けた地板1に、上柄
は輪列受2の半抜き内に設けた斜面部を有した柄穴によ
って軸承されている。ステータ7は、地板に設けた2ケ
所のバーリング部1bに平面的な位置決めをされ、磁心9
とコイル用線とその端末処理をしているコイルリード基
板10と絶縁板11から成るコイルブロックがその上に積み
重ねられている。コイルリード基板10は磁心9側にパタ
ーンを形成し、ICチップ12の外周を案内する穴を有し、
ICチップ12のバンプ(Au)に対向するパターンを穴内に
突出し形成してある。ICチップ12は単品でコイルリード
基板10の穴に組立時に投げ込み、輪列受2のICチップ押
えばねによって押圧し、そのばね力でICチップ12とパタ
ーン間の導通をとっている。又、そのばね力により、ス
テータ7と磁心9の磁気的結合をも図っている。13は水
晶ユニットであり、平面的な位置決めを地板に形成した
穴で行ない、曲げ部1dと輪列受の端子押えばね2cの間に
絶縁板11、水晶端子13b、コイルリード基板10(パター
ンは地板側に形成)を介在させ、パターンと水晶端子13
bの導通は端子押えばねのばね力でとっている。又、水
晶ユニット13は水晶押えばね2dによって押圧している。
電池14は陰極缶との導通をマイナス端子ばね1eの上に絶
縁板11、コイルリード基板の外形形状より突出した銅箔
パターン10aと配置し、マイナス端子ばね1eのばね力で
とっている。又、陽極との導通は輪列受に一体化したプ
ラス端子2dによって行っている。
巻真15は、地板の曲げ部1f、1gに表側と地板1の平面方
向の3方向を案内され、絞り加工又は半抜き加工による
突起部に裏側への案内をされている。これは、曲げ部1
f、1gと巻真案内穴が非常に近いため、曲げ加工をした
時に案内穴が変形し、穴径精度が出にくくなることがあ
るので、その影響を解消することを目的としている。
又、巻真15は、段部15aとかな部15bを有しており、段部
15aには地板に設けたクリックばね1hが当接している。
クリックばね1hは先端部を曲げ上げてあり、巻真外しを
する時には工具でその先端を押し下げることによってク
リックばね1hと段部15aの係合が外れて巻真15が抜け
る。巻真15を引き出すと段部15aの斜面でクリックばね1
hを押し下げ次の段部15aと係合して巻真15の位置が決ま
る。その状態でかな部15bは日の裏車16の甲歯と噛み合
うことで針回しを行なえる。この巻真引き出しを確実に
行うためにはクリックばね1hの一部をゼロカット(ばね
部と地板剛体部の切断後のスキマが概ね0)し、巻真15
aスラスト方向の力をゼロカット部で受け、クリックば
ね1hの先端部が巻真15のスラスト方向へたわまないよう
にしてある。日の裏車16は、二番車3のかなと噛み合う
歯車16a、かな16b、甲歯16cから構成され、その加工と
しては薄板部材をプレス剪断加工で全て加工する方法を
とっている。例えば第7図a、bに示すように(一枚の
み示す)かな部16bと甲歯16cは平面の途中まで剪断加工
し、更に曲げ加工を行い製造する。歯車16aは剪断加工
で歯形抜きを行う。従って、量産性に富み、コストダウ
ンも図れる。又、日の裏車16はかな部16bの元部を地板
1の柄穴によって軸承され、アガキは磁心9の半抜き加
工部9aによって決められている。17は筒車で地板1の裏
側に配し、絞り加工又は半抜加工をした突起部1iによっ
て筒車のアガキを保っている。
次に外装部品とムーブメントの固定方法であるが、地板
1に複数本設けたダイバー部1j(部品とリボン状の地板
原料とのつなぎ部)をケース内形にあわせて切断し、そ
の切断部でケースと地板1の平面位置を決め、輪列受2
に複数設けた押上げばね2fによって裏ブタに押しあて、
ケースの一部と文字板を介して当接し、ムーブメントと
ケースを固定している。従って中枠が廃止できるメリッ
トがある。
地板1と輪列受2の高さ決め構造を説明すると、地板に
曲げ1kを設け、曲げ先端に絞り又は半抜き加工によって
突出させた突起1を形成させる。一般に曲げ加工の公
差は大きくばらつくため、番車のアガキを決めるには使
えなかった。しかし、曲げ高さによって突起1の高さ
を調整することでこのバラツキを吸収できる。又、地板
1と輪列受2の固定は外周曲げ部の凹部1sと輪列受凸部
2kでシメシロ固定をしており、位置決めは外周曲げ部と
輪列受の外形で行っている。
前述した薄肉地板1は、ソリ防止と剛性を高めるために
タイバー部1jを除く外周に曲げ又は絞り加工を行なって
いる。さらに外周に曲げ又は絞り加工部のない部分につ
いてはその近傍に絞り又は半抜き加工でビート1mを形成
する。又、輪列受2にも柄穴の周辺にビート2jを形成
し、剛性を高めるとともにソリ防止を図っている。
第6図は輪列部の他の実施例を示す断面図である。前述
の実施例との共通部分は説明を省略する。101は地板、1
02は軸列受、103は二番車、104は四番車、105は三番
車、106は五番車、107はロータである。三番車105は柄
穴周辺に切りおこし曲げ加工(ゼロカット後曲げを行な
う加工)を行ないかな105aを形成し、その外周部にプレ
スで歯形抜きをした歯車105bを形成したものである。か
な105aのカエリ方向は外周側である。下柄は地板101か
ら絞り加工と軸部101aを半抜き又は塑性加工し突出さ
せ、かな105aのダレ側を軸承しており、上柄は輪列受10
2に地板101と同様な加工を行なった軸102aに軸承してい
る。四番車104は三番車105と同様な加工をしたかな104a
と歯車104bに真104cをシロシメ固定し一体構成をしてい
る。かな104aのカエリは中心側に出し、三番歯車105bの
噛み合いに影響のないようにしてある。五番車106の加
工は三番車105と同様であるため説明を省略する。ロー
タ107はかな107aと磁石107c固定部107b(複数)で構成
し、磁石107cと一体化してある。又、ロータ107の下柄
は磁石の穴と地板のダボ101b、上柄は軸列受のダボ102b
に軸承されている。又、各々のかなの枚数は8枚以下が
製造上好ましい。更に材料の厚みは0.2mm以下がプレス
加工上好ましい。
第8図において、1は地板、2は輪列受である。3は二
番歯車3aと二番かな3bから成り、二番歯車3aと二番かな
3bの間に任意のスベリトルクをもたせた二番車である。
4は四番歯車4aと四番かな4b、中心に圧縮もしくは鍛造
加工で加工した凹部4cを金属材料で一体に形成し、その
後工程で剪断加工で四番歯車4aを歯形抜きするとともに
穴明け四番車体と、中心穴に押込み固定した四番真4dか
ら成る四番車である。二番車3は、地板1のバーリング
部1aと、その上に積み重ねた四番車4のソロバン玉(2
ケ所)によって回転可能に軸承されている。又、四番車
4は、輪列受2の柄穴2aと二番車3を介してバーリング
部1aに軸承されている。二番車3と四番車4のアガキは
地板1と輪列受2によって決定されている。5は三番車
で、二番歯車3aに噛み合う三番かな5bと四番かな4bと噛
み合う三番歯車5a、下柄5c、上柄5dを一体で形成してあ
る。三番車5は下柄5cが地板1の穴に、上柄5dが輪列受
2の穴に回転可能に軸承されている。6は五番車でロー
タ8のかなと噛み合う五番歯車6aと四番歯車4aと噛み合
う五番かな6bと下柄6cと上柄となる凹部6bを一体で形成
してある。三番車5、四番車体、五番車6は、歯車の歯
車以外は圧縮もしくは鍛造加工で形成し、歯車の歯形は
プレス抜きによって加工している。但し、四番車体の中
心穴は、圧縮もしくは鍛造加工で形成した凹部4cの径よ
りも小さい径でプレス抜きで加工している。従って、柄
部の仕上面は、プレス抜きで加工するように破断面がで
きないことから、滑らかな面を作り出せるため、トルク
損失の少ない時計用車を製造できる。
第9図は、本考案の第2図、第8図等に示した各車の歯
形図(かなの歯形)である。この歯形は、圧縮もしくは
鍛造加工がしやすいように各歯(例では6枚)が独立し
ていないこと、更には歯元部の歯厚が歯先の歯厚に比
べ、一致しているか、若しくは歯元部の歯厚を大きく設
定し、材料の流れを良くすることが好ましい。又、第10
図のように歯車の基部5aとかな部5bのつなぎ部分に適当
なアール5cや、上柄5dと基部5a、あるいは下柄5fとかな
部5bのつなぎ部分にアール5eやかな部の歯形形状につけ
たアール5gをつけることによって、より材料の流れ性を
向上させても良い。これは他の実施例においても同様で
ある。
第11図は、第2、第8図に用いた時計用車の他の構造を
示す断面図である。これは三番車5を一例にあげて説明
し、製造方法は前述のものと同じであることから省略す
る。三番車5は、基部に歯形が形成されている三番歯車
5aと、三番かな5bと、軸受部である下5cと上5dで構
成され、三番かな5bは抜きテーパθをつけてある、これ
は圧縮もしくは鍛造加工を行なった後、型から品物を外
す時に抜き易くするために設けたもので、その角度θは
0.1°〜3°の傾きが好ましい。特に三番かな5bのよう
にかなの高さnが0.4mm以上のものは抜きテーパθを設
けることでより品質の安定化が図れるものである。更に
5eは胴付部であり下柄側にも設けてよく、これは受等の
接触抵抗を少なくできる。
又、第2図において歯車側に設けた凹部5e、6cは圧縮も
しくは鍛造加工の時に柄5d、6dが出し易くする意味をも
っており、その深さはツバ部厚Tよりも深くすることが
望ましい。
次に第8図の五番車6のタイプの凹部6dも圧縮もしくは
鍛造工程において下柄6cを出し易くすることと、材料を
歯先(かな)まで押し出しやすくする意味をもってい
る。又、上柄6dの深さsは五番かな6bの高さよりも短く
することが望ましく、これは圧縮もしくは鍛造加工の時
に型の強度をアップさせ、量産性向上を図ることにあ
る。更に凹部6dの体積は下柄6cの体積より小さくするこ
とが望ましく、前述の品質を確保しやすくしている。
第8図において、日の裏車16は日の裏歯車16aと、日の
裏かな16bと、歯車16aとかな16bの間に下柄16cと、上柄
16dを金属材料で一体に形成してある。図示してないが
日の裏かな16bは筒車と、日の裏歯車16aは二番かなと常
時噛み合っている。又、日の裏かな16bのかな高さはか
な部の全長の途中までで止めてある。これにより下柄16
cを円で構成できるとともに特にかな部の長さが長い車
の圧縮もしくは鍛造加工をしやすくしている。
第12図において、五番車6のかな部の端面は一部を胴付
面となるフラット部分6hを有し、他は円弧6iあるいは斜
面で構成することで地板等の機枠との接触抵抗を減らす
ことができる。
以上の応用例を組み合せて構成することもでき、それに
より製造、品質面での向上を図ることも可能である。
第13図は時計用車を塑性加工によって完成させるまでの
加工工程を示す平面図であり、時計用車の一例として、
第2図の三番車5を用いて説明する。工程1で帯材30
(短尺材でも可)を型内に挿入し、後工程の位置決め用
基準穴となるパイロットホール31、32の穴明けを行な
う。次に工程2で帯材30の一部(歯車5aよりも大きい面
積)を上下面から圧縮荷重を加え、帯材30の板厚よりも
薄くすることにより、ツバ部5cを成形するとともに薄く
した部分の材料の大半が下方に隆起することによってか
な5bと下柄5dが成形され、所望の歯形形状や下柄形状が
得られる(本考案では工程2の加工を圧縮もしくは鍛造
加工を呼ぶ)。又、上柄となる凹部5eによって、下柄5d
をより隆起しやすくしている。尚、凹部5e、下柄5d、更
にはかな5bの表面は型の仕上面を良くしたことで非常に
滑らかな面を形成できるため、柄部や歯形部におけるト
ルク損失が非常に少ない時計用車を作りだせる。次に工
程3では帯材30から歯車5aを剪断加工で抜き落し、三番
車を完成させる。以上の加工工程は前述の他の実施例
(但し四番車は除く)についても同じである。
第14図は、輪列部の他の実施例を示す断面図である。7
は軸部7cを有したステータである。6は第13図で説明し
た加工方法で製造した五番車である。但し上柄を有して
おらず、下柄となる凹部6cを軸部7cで軸承されている。
又、五番車6のアガキは輪列受2とステータ7によって
決められている。又、軸部7cを軸承する部材としてステ
ータ7で説明したが、地板等他の部材で軸承しても良
い。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、特に減速あるいは増
速輪列を構成する歯車とかなを有した時計用車を所望す
る強度を満す金属材料で一体に形成し、その加工時間を
大巾に短縮(全工程を塑性加工で行なうため加工時間は
概ね0.5秒)できることで車のコスト低減が図れる。し
かも、軸受部を圧縮もしくは鍛造加工で行なっているた
め、地板、受の軸受部との係合面の仕上げは非常に滑ら
かに仕上げられることから軸受部でのトルク損失を少な
くすることができる。又、かなの歯形形状を先細り形状
にしたり、かなと歯車部の接合部や柄と歯車部の接合部
にアールを形成したことによって、圧縮もしくは鍛造工
程の材料の流れ性を向上することによって、かなの高さ
を十分に高くできる。更に平面状の複雑なかな部に抜き
テーパを形成することで離型性を向上させて品質面でも
安定性を向上させることも可能となる等の優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2図〜第5
図はその断面図、第6図、第8図は輪列部の他の実施例
を示す断面図、第7図(a)(b)は日の裏車の甲歯と
かなの一枚を示した斜視図、第9図は本考案の実施例の
かなの歯形図、第10〜第12図は他の実施例を示す時計用
車の断面図である。第13図(a)(b)は本考案の加工
工程を示す平・断面図、第14図は輪列部の他の実施例を
示す断面図である。 1……地板 2……輪列受 3……二番車 4……四番車 5……五番車

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】時計用車を有する時計において、 前記時計用車は、受部材と係合する軸受部と、かな部
    と、前記かな部の軸方向の一端に形成され外周に歯形が
    設けられる板状の基部とから成り、 前記軸受部と前記かな部と前記基部は、薄板状の金属材
    料から圧縮もしくは鍛造加工によって一体に形成される
    とともに、前記歯形は剪断加工によって形成されること
    を特徴とする時計。
JP1987187312U 1987-07-21 1987-12-09 時 計 Expired - Lifetime JPH0731877Y2 (ja)

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JPH0189834U (ja) 1989-06-13

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