JPH07319283A - マグネットロール - Google Patents
マグネットロールInfo
- Publication number
- JPH07319283A JPH07319283A JP10956494A JP10956494A JPH07319283A JP H07319283 A JPH07319283 A JP H07319283A JP 10956494 A JP10956494 A JP 10956494A JP 10956494 A JP10956494 A JP 10956494A JP H07319283 A JPH07319283 A JP H07319283A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- magnet
- permanent magnet
- thermoplastic resin
- magnet part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 claims abstract description 14
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 12
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 7
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 15
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 13
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 12
- 238000000034 method Methods 0.000 description 11
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 9
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 9
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 6
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 6
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 6
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 5
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 5
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 4
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 4
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 4
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 4
- 229910001047 Hard ferrite Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000000227 grinding Methods 0.000 description 3
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 3
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 2
- 229930182556 Polyacetal Natural products 0.000 description 2
- 239000004372 Polyvinyl alcohol Substances 0.000 description 2
- 239000001913 cellulose Substances 0.000 description 2
- 229920002678 cellulose Polymers 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 2
- 229910052745 lead Inorganic materials 0.000 description 2
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 2
- 229920000609 methyl cellulose Polymers 0.000 description 2
- 239000001923 methylcellulose Substances 0.000 description 2
- 235000010981 methylcellulose Nutrition 0.000 description 2
- 230000005405 multipole Effects 0.000 description 2
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 2
- 229920006324 polyoxymethylene Polymers 0.000 description 2
- 229920002451 polyvinyl alcohol Polymers 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- DHKHKXVYLBGOIT-UHFFFAOYSA-N 1,1-Diethoxyethane Chemical compound CCOC(C)OCC DHKHKXVYLBGOIT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 239000004793 Polystyrene Substances 0.000 description 1
- 125000003178 carboxy group Chemical group [H]OC(*)=O 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 238000004898 kneading Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920002223 polystyrene Polymers 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接合強度が大であると共に、製作コストの低
減が可能であるマグネットロールを提供する。 【構成】 外周面に複数個の磁極を有する円筒状永久磁
石の中空部に、熱可塑性樹脂からなるシャフト部を形成
すると共に、このシャフト部は前記永久磁石部の内周面
と密着する支持部とそこから軸方向に延出する軸支部を
有する。
減が可能であるマグネットロールを提供する。 【構成】 外周面に複数個の磁極を有する円筒状永久磁
石の中空部に、熱可塑性樹脂からなるシャフト部を形成
すると共に、このシャフト部は前記永久磁石部の内周面
と密着する支持部とそこから軸方向に延出する軸支部を
有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置や静電記
録装置等において、磁性現像剤の搬送手段として使用さ
れるマグネットロールに関する。
録装置等において、磁性現像剤の搬送手段として使用さ
れるマグネットロールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種画像形成装置において、現像
ロール用もしくはクリーニングロール用として使用する
スリーブ付マグネットロールは、図3に示すような構造
のものが多い。図3において、1はマグネットロールで
あり、表面に複数個の磁極(図示せず)を有する円筒状
永久磁石2とその中心部に同軸的に固着されたシャフト
30とを有する。シャフトの両端部にはフランジ4、5
を軸受6、6を介して回転自在に嵌着し、フランジ4、
5には中空円筒状に形成したスリーブ7を嵌着する。な
おフランジ4、5およびスリーブ7は、例えばアルミニ
ウム合金又はステンレス鋼等の非磁性材料によって形成
される。上記のように構成された現像用ロール8によれ
ば、マグネットロール1とスリーブ7との相対的回転
(例えばマグネットロールを固定し、スリーブ7を回転
させる)によって、スリーブの外周面に吸着された磁性
現像剤(例えば一成分系の磁性トナー、又はトナーと磁
性キャリアからなる二成分系現像剤)を現像領域に搬送
し、潜像が可視像化される。上記のマグネットロール1
は、例えばハードフェライト粉末を加圧成形し(例えば
ラバープレス法)ついで焼結して得られた円筒状永久磁
石部(等方性フェライト磁石)2の中空穴にシャフト3
0を挿通し接着剤を介して両者を固着した後、シャフト
30を基準にして円筒状永久磁石部2の外周面を所定寸
法に加工し、そして外周面に多極着磁を施して作成され
る(例えば特公昭55−6907号参照)。上記の等方
性フェライト磁石を使用したマグネットロールは、着磁
装置のヨーク形状や巻線の仕方あるいは着磁電流の変更
などにより磁極の強さや配置を広範囲で調整することが
可能であり、着磁波形の自由度が大きく、さらに長さ方
向に非常に均一な磁場を形成できるという利点がある。
また非常に高い剛性をマグネットが持っているにもかか
わらず金属製のシャフトを接着固定している。
ロール用もしくはクリーニングロール用として使用する
スリーブ付マグネットロールは、図3に示すような構造
のものが多い。図3において、1はマグネットロールで
あり、表面に複数個の磁極(図示せず)を有する円筒状
永久磁石2とその中心部に同軸的に固着されたシャフト
30とを有する。シャフトの両端部にはフランジ4、5
を軸受6、6を介して回転自在に嵌着し、フランジ4、
5には中空円筒状に形成したスリーブ7を嵌着する。な
おフランジ4、5およびスリーブ7は、例えばアルミニ
ウム合金又はステンレス鋼等の非磁性材料によって形成
される。上記のように構成された現像用ロール8によれ
ば、マグネットロール1とスリーブ7との相対的回転
(例えばマグネットロールを固定し、スリーブ7を回転
させる)によって、スリーブの外周面に吸着された磁性
現像剤(例えば一成分系の磁性トナー、又はトナーと磁
性キャリアからなる二成分系現像剤)を現像領域に搬送
し、潜像が可視像化される。上記のマグネットロール1
は、例えばハードフェライト粉末を加圧成形し(例えば
ラバープレス法)ついで焼結して得られた円筒状永久磁
石部(等方性フェライト磁石)2の中空穴にシャフト3
0を挿通し接着剤を介して両者を固着した後、シャフト
30を基準にして円筒状永久磁石部2の外周面を所定寸
法に加工し、そして外周面に多極着磁を施して作成され
る(例えば特公昭55−6907号参照)。上記の等方
性フェライト磁石を使用したマグネットロールは、着磁
装置のヨーク形状や巻線の仕方あるいは着磁電流の変更
などにより磁極の強さや配置を広範囲で調整することが
可能であり、着磁波形の自由度が大きく、さらに長さ方
向に非常に均一な磁場を形成できるという利点がある。
また非常に高い剛性をマグネットが持っているにもかか
わらず金属製のシャフトを接着固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような手法でマ
グネットロールを作成するときには、円筒状永久磁石部
の中空孔にシャフトを接着する作業が煩雑であり、製作
組立工数が大となるという課題がある。すなわち表面に
接着剤を塗布したシャフトを永久磁石部の中空孔に挿入
すると、接着剤がはみ出すことがあるので余剰の接着剤
を除去・清掃する必要がある。また接着剤としては接着
強度の点から加熱硬化型のものを用いるので、接着剤を
加熱させる作業が加わる。永久磁石部の中空孔とシャフ
トとは遊合状態であるため、両者の間隔に接着剤を完全
に充填する必要があるが、接着剤が上記間隔に均一に充
填されるとは限らず、接合強度が不足あるいはバラツク
といった課題がある。また、図3に示すように、シャフ
ト30の両端部は中間部よりも小径の端部31a、31
bに形成して、軸受6との嵌合を確保すると共に当り面
を形成する必要があるので、上記端部の旋削加工及び研
削加工が必要となる。このためシャフト30の製作コス
トが高くなることも起因して、マグネットロールの製作
に多くの工数を必要とし、製作コストを高騰させるとい
う課題がある。
グネットロールを作成するときには、円筒状永久磁石部
の中空孔にシャフトを接着する作業が煩雑であり、製作
組立工数が大となるという課題がある。すなわち表面に
接着剤を塗布したシャフトを永久磁石部の中空孔に挿入
すると、接着剤がはみ出すことがあるので余剰の接着剤
を除去・清掃する必要がある。また接着剤としては接着
強度の点から加熱硬化型のものを用いるので、接着剤を
加熱させる作業が加わる。永久磁石部の中空孔とシャフ
トとは遊合状態であるため、両者の間隔に接着剤を完全
に充填する必要があるが、接着剤が上記間隔に均一に充
填されるとは限らず、接合強度が不足あるいはバラツク
といった課題がある。また、図3に示すように、シャフ
ト30の両端部は中間部よりも小径の端部31a、31
bに形成して、軸受6との嵌合を確保すると共に当り面
を形成する必要があるので、上記端部の旋削加工及び研
削加工が必要となる。このためシャフト30の製作コス
トが高くなることも起因して、マグネットロールの製作
に多くの工数を必要とし、製作コストを高騰させるとい
う課題がある。
【0004】したがって本発明の目的は、上記従来技術
に存在する課題を解決し、接合強度が大であると共に、
製作コストを大幅に低減し得るマグネットロールを提供
することである。
に存在する課題を解決し、接合強度が大であると共に、
製作コストを大幅に低減し得るマグネットロールを提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、表面に複数個の磁極を有する円
筒状永久磁石部と、前記円筒状永久磁石部を貫通する熱
可塑性樹脂からなるシャフト部とを有し、前記シャフト
部は前記永久磁石部の内周面に密接する支持部とそこか
ら軸方向に延出する軸支部とを有する、という技術的手
段を採用した。本発明においては、前記支持部は前記永
久磁石部の両端面に密接する係止部を有することが好ま
しい。また、本発明においては、前記円筒状永久磁石部
は、その中空孔の断面が非円形(例えば多角形状)に形
成されていることが好ましい。
に、本発明においては、表面に複数個の磁極を有する円
筒状永久磁石部と、前記円筒状永久磁石部を貫通する熱
可塑性樹脂からなるシャフト部とを有し、前記シャフト
部は前記永久磁石部の内周面に密接する支持部とそこか
ら軸方向に延出する軸支部とを有する、という技術的手
段を採用した。本発明においては、前記支持部は前記永
久磁石部の両端面に密接する係止部を有することが好ま
しい。また、本発明においては、前記円筒状永久磁石部
は、その中空孔の断面が非円形(例えば多角形状)に形
成されていることが好ましい。
【0006】
【作用】本発明のマグネットロールは、円筒状永久磁石
部に挿通されるシャフトを熱可塑性樹脂で形成するの
で、例えば円筒状永久磁石がインサートされた金型のキ
ャビティに熱可塑性樹脂を注入することにより少ない工
数で組立てることができる。またシャフト部に永久磁石
の端面に密接する係止部を設けることにより、シャフト
が円筒状永久磁石から抜けたりあるいはシャフトが回動
することをより確実に防止でき、シャフトと円筒状永久
磁石とを強固に一体化することができる。
部に挿通されるシャフトを熱可塑性樹脂で形成するの
で、例えば円筒状永久磁石がインサートされた金型のキ
ャビティに熱可塑性樹脂を注入することにより少ない工
数で組立てることができる。またシャフト部に永久磁石
の端面に密接する係止部を設けることにより、シャフト
が円筒状永久磁石から抜けたりあるいはシャフトが回動
することをより確実に防止でき、シャフトと円筒状永久
磁石とを強固に一体化することができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の詳細を図面により説明する。図
1は本発明のマグネットロールの一例を示す縦断面図で
ある。図1において、1はマグネットロールであり、円
筒状永久磁石部2とそこに固着されたシャフト部3とを
有する。円筒状永久磁石部2は、例えばハードフェライ
ト粉末(MO・nFe2O3(M:Ba、Sr、Pbの1
種以上、n=5〜6)に必要に応じ有機バインダー(メ
チルセルロース、カルボチシルセルロース等)を添加し
(2重量%以下が好ましい)、ニーダにより混練した
後、造粒、乾燥した原料を用いて作成される。すなわち
この原料粉末を、中心部にコアロッドを有し、かつゴム
などの弾性変形可能な材料で形成された円筒状成形型内
に充填し、この成形型の周囲から油又は水等の作動流体
で加圧して円筒状成形体を作成し、この成形体を110
0〜1300℃の温度で焼結し、得られた焼結体の両端
部を切断して所定長さに加工後研削加工(例えばセンタ
レス加工)を施して所定寸法の磁石素材を得る。なお磁
石素材は、上記フェライト粉末と混合媒体(水又はポリ
ビニルアルコールなど)と上記有機バインダーを含むス
ラリー(固形分60〜90重量%)を準備し、これを用
いて押出成形し、所定長さに切断後乾燥、焼結及び加工
することによって作成してもよい。この押出成形によれ
ば、全体としては等方性フェライト磁石が得られるが、
押出成形の過程で金型の内周面と摺動して成形が行われ
るので、成形体の表面部のフェライト粒子は軸方向に機
械的に配向されて、多少の異方性(押出異方性)が付与
される場合がある。
1は本発明のマグネットロールの一例を示す縦断面図で
ある。図1において、1はマグネットロールであり、円
筒状永久磁石部2とそこに固着されたシャフト部3とを
有する。円筒状永久磁石部2は、例えばハードフェライ
ト粉末(MO・nFe2O3(M:Ba、Sr、Pbの1
種以上、n=5〜6)に必要に応じ有機バインダー(メ
チルセルロース、カルボチシルセルロース等)を添加し
(2重量%以下が好ましい)、ニーダにより混練した
後、造粒、乾燥した原料を用いて作成される。すなわち
この原料粉末を、中心部にコアロッドを有し、かつゴム
などの弾性変形可能な材料で形成された円筒状成形型内
に充填し、この成形型の周囲から油又は水等の作動流体
で加圧して円筒状成形体を作成し、この成形体を110
0〜1300℃の温度で焼結し、得られた焼結体の両端
部を切断して所定長さに加工後研削加工(例えばセンタ
レス加工)を施して所定寸法の磁石素材を得る。なお磁
石素材は、上記フェライト粉末と混合媒体(水又はポリ
ビニルアルコールなど)と上記有機バインダーを含むス
ラリー(固形分60〜90重量%)を準備し、これを用
いて押出成形し、所定長さに切断後乾燥、焼結及び加工
することによって作成してもよい。この押出成形によれ
ば、全体としては等方性フェライト磁石が得られるが、
押出成形の過程で金型の内周面と摺動して成形が行われ
るので、成形体の表面部のフェライト粒子は軸方向に機
械的に配向されて、多少の異方性(押出異方性)が付与
される場合がある。
【0008】次に磁石素材を図示しない金型内にセット
し、成形キャビティ(磁石素材の中空部とその両端部)
に熱可塑性樹脂の溶融物を射出してシャフト部3を成形
する。この場合の成形条件は、樹脂の種類によって選定
すればよく、例えば金型温度は60〜130℃、樹脂温
度は200〜320℃、射出圧力は400〜2000k
g/cm2、射出速度は1〜150g/sの範囲で選定
すればよい。熱可塑性樹脂の冷却・固化後シャフト付磁
石を金型から取出し、次いで外周面に多極着磁を施すこ
とにより、円筒状永久磁石部2と熱可塑性樹脂からなる
シャフト部3とが一体的に結合されたマグネットロール
が得られる。ここでシャフト部3は、円筒状永久磁石2
の内周面を支持する支持部3aの両端に磁石端面と当接
する係止部3b、3bを有するので、上記冷却・固化時
に熱可塑性樹脂が収縮して永久磁石2の内周面と支持部
3aの外周面との間にギャップが生じても、永久磁石2
とシャフト部3とは強固に固定される。仮に、係止部3
bが欠除していると、シャフト部3が永久磁石2から抜
け出すおそれがある場合もある。シャフト部3は、係止
部3bの端部から軸方向に延出する軸支部3Cを有し、
この軸支部が軸受(図3参照)と摺動接触する。なお、
永久磁石と樹脂の接触固定が実用上十分であれば、使用
上の固定トルクが、例えば10kgf・cm以下などの
場合には係止部を省略することもできる。
し、成形キャビティ(磁石素材の中空部とその両端部)
に熱可塑性樹脂の溶融物を射出してシャフト部3を成形
する。この場合の成形条件は、樹脂の種類によって選定
すればよく、例えば金型温度は60〜130℃、樹脂温
度は200〜320℃、射出圧力は400〜2000k
g/cm2、射出速度は1〜150g/sの範囲で選定
すればよい。熱可塑性樹脂の冷却・固化後シャフト付磁
石を金型から取出し、次いで外周面に多極着磁を施すこ
とにより、円筒状永久磁石部2と熱可塑性樹脂からなる
シャフト部3とが一体的に結合されたマグネットロール
が得られる。ここでシャフト部3は、円筒状永久磁石2
の内周面を支持する支持部3aの両端に磁石端面と当接
する係止部3b、3bを有するので、上記冷却・固化時
に熱可塑性樹脂が収縮して永久磁石2の内周面と支持部
3aの外周面との間にギャップが生じても、永久磁石2
とシャフト部3とは強固に固定される。仮に、係止部3
bが欠除していると、シャフト部3が永久磁石2から抜
け出すおそれがある場合もある。シャフト部3は、係止
部3bの端部から軸方向に延出する軸支部3Cを有し、
この軸支部が軸受(図3参照)と摺動接触する。なお、
永久磁石と樹脂の接触固定が実用上十分であれば、使用
上の固定トルクが、例えば10kgf・cm以下などの
場合には係止部を省略することもできる。
【0009】上記の熱可塑性樹脂としては、公知の樹脂
を用い得るが、剛性の大なるもの「弾性係数が1.1×
102kg/cm2以上(より好ましくは2.4×102
kg/cm2以上)」が好ましい。このような樹脂とし
ては、例えばポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアセ
タール等が挙げられる。
を用い得るが、剛性の大なるもの「弾性係数が1.1×
102kg/cm2以上(より好ましくは2.4×102
kg/cm2以上)」が好ましい。このような樹脂とし
ては、例えばポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアセ
タール等が挙げられる。
【0010】また本発明においては、円筒状永久磁石部
2の中空部の断面は、図2に示すように非円形「例えば
多角形状(六角形、八角形等)」にしておくことが望ま
しい。中空部をこのような形状とすることにより、前述
した熱可塑性樹脂の収縮に伴う固定強度の低下を防止で
きる(円周方向の回り止めを行うことができる)。
2の中空部の断面は、図2に示すように非円形「例えば
多角形状(六角形、八角形等)」にしておくことが望ま
しい。中空部をこのような形状とすることにより、前述
した熱可塑性樹脂の収縮に伴う固定強度の低下を防止で
きる(円周方向の回り止めを行うことができる)。
【0011】次に具体例につき従来のものと比較した結
果を示す。Baフェライト粉末(平均粒径1.0μm)
を用いてラバープレス法により円筒状成形体を成形し、
1200℃で焼結後加工して外径約18mm、内径約1
0mm、長さ210mmの円筒状等方性フェライト磁石
(日立金属製YBM−3)を作成した。SUS304製
シャフト(大径部外径8mm、小径部外径6mm)の大
径部にナイロン系接着剤(東亜合成化学社製アロンマイ
テイFS−1175PF)を塗布してから上記フェライ
ト磁石の中空部に挿入し、180℃で10分加熱してシ
ャフト付磁石を作成し、表面に8極対称着磁を施してマ
グネットロール(外径20mmの非磁性スリーブ上での
磁束密度750G)を得た。このマグネットロールの磁
石とシャフトとの接合強度(円周方向)は160kg・
cmfであった。
果を示す。Baフェライト粉末(平均粒径1.0μm)
を用いてラバープレス法により円筒状成形体を成形し、
1200℃で焼結後加工して外径約18mm、内径約1
0mm、長さ210mmの円筒状等方性フェライト磁石
(日立金属製YBM−3)を作成した。SUS304製
シャフト(大径部外径8mm、小径部外径6mm)の大
径部にナイロン系接着剤(東亜合成化学社製アロンマイ
テイFS−1175PF)を塗布してから上記フェライ
ト磁石の中空部に挿入し、180℃で10分加熱してシ
ャフト付磁石を作成し、表面に8極対称着磁を施してマ
グネットロール(外径20mmの非磁性スリーブ上での
磁束密度750G)を得た。このマグネットロールの磁
石とシャフトとの接合強度(円周方向)は160kg・
cmfであった。
【0012】一方本発明のものにおいては、上記のフェ
ライト磁石を金型内にセットし、ポリアセタール樹脂
(デルリン500)を注入して(射出温度200℃、射
出圧力2000kg/cm2、射出速度50g/s、金
型温度100℃)、冷却・固化して(水冷、100
℃)、図1に示すマグネットロール(係止部:外径(d
1)14.5mm、厚さ(t)4.25mm、軸支部:
外径(d2)6mm)を作成した。このマグネットロー
ルにおいて、磁石とシャフト部の接合強度(円周方向)
は85kgf・cmと実用上十分大なる値であった。
ライト磁石を金型内にセットし、ポリアセタール樹脂
(デルリン500)を注入して(射出温度200℃、射
出圧力2000kg/cm2、射出速度50g/s、金
型温度100℃)、冷却・固化して(水冷、100
℃)、図1に示すマグネットロール(係止部:外径(d
1)14.5mm、厚さ(t)4.25mm、軸支部:
外径(d2)6mm)を作成した。このマグネットロー
ルにおいて、磁石とシャフト部の接合強度(円周方向)
は85kgf・cmと実用上十分大なる値であった。
【0013】上記両者のマグネットロールは同等の接合
強度を有するものであるが、製作コストにおいて本発明
のものは従来のものより約60%低減し得ることを確認
した。これは、従来のものにおいては、シャフト30の
端部31a、31bの機械加工及びシャフトと磁石との
接着が必要であるのに対し、本発明のものにおいては、
図1に示すようにシャフトの成形及び磁石とシャフトと
の接合を同時に行うことができるためである。
強度を有するものであるが、製作コストにおいて本発明
のものは従来のものより約60%低減し得ることを確認
した。これは、従来のものにおいては、シャフト30の
端部31a、31bの機械加工及びシャフトと磁石との
接着が必要であるのに対し、本発明のものにおいては、
図1に示すようにシャフトの成形及び磁石とシャフトと
の接合を同時に行うことができるためである。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上記述のような構成および作
用であるから、シャフトと磁石との固定強度が高くしか
も低コストのマグネットロールを得ることができる。
用であるから、シャフトと磁石との固定強度が高くしか
も低コストのマグネットロールを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部省略縦断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の他の実施例を示す横断面図である。
【図3】従来のマグネットロールの例を示す一部省略縦
断面図である。
断面図である。
1 マグネットロール 2 円筒状永久磁石部 3 シャフト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【実施例】以下本発明の詳細を図面により説明する。図
1は本発明のマグネットロールの一例を示す縦断面図で
ある。図1において、1はマグネットロールであり、円
筒状永久磁石部2とそこに固着されたシャフト部3とを
有する。円筒状永久磁石部2は、例えばハードフェライ
ト粉末{(MO・nFe2O3(M:Ba、Sr、Pbの
1種以上、n=5〜6)}に必要に応じ有機バインダー
(メチルセルロース、カルボキシルセルロース等)を添
加し(2重量%以下が好ましい)、ニーダにより混練し
た後、造粒、乾燥した原料を用いて作成される。すなわ
ちこの原料粉末を、中心部にコアロッドを有し、かつゴ
ムなどの弾性変形可能な材料で形成された円筒状成形型
内に充填し、この成形型の周囲から油又は水等の作動流
体で加圧して円筒状成形体を作成し、この成形体を11
00〜1300℃の温度で焼結し、得られた焼結体の両
端部を切断して所定長さに加工後研削加工(例えばセン
タレス加工)を施して所定寸法の磁石素材を得る。なお
磁石素材は、上記フェライト粉末と混合媒体(水又はポ
リビニルアルコールなど)と上記有機バインダーを含む
スラリー(固形分60〜90重量%)を準備し、これを
用いて押出成形し、所定長さに切断後乾燥、焼結及び加
工することによって作成してもよい。この押出成形によ
れば、全体としては等方性フェライト磁石が得られる
が、押出成形の過程で金型の内周面と摺動して成形が行
われるので、成形体の表面部のフェライト粒子は軸方向
に機械的に配向されて、多少の異方性(押出異方性)が
付与される場合がある。
1は本発明のマグネットロールの一例を示す縦断面図で
ある。図1において、1はマグネットロールであり、円
筒状永久磁石部2とそこに固着されたシャフト部3とを
有する。円筒状永久磁石部2は、例えばハードフェライ
ト粉末{(MO・nFe2O3(M:Ba、Sr、Pbの
1種以上、n=5〜6)}に必要に応じ有機バインダー
(メチルセルロース、カルボキシルセルロース等)を添
加し(2重量%以下が好ましい)、ニーダにより混練し
た後、造粒、乾燥した原料を用いて作成される。すなわ
ちこの原料粉末を、中心部にコアロッドを有し、かつゴ
ムなどの弾性変形可能な材料で形成された円筒状成形型
内に充填し、この成形型の周囲から油又は水等の作動流
体で加圧して円筒状成形体を作成し、この成形体を11
00〜1300℃の温度で焼結し、得られた焼結体の両
端部を切断して所定長さに加工後研削加工(例えばセン
タレス加工)を施して所定寸法の磁石素材を得る。なお
磁石素材は、上記フェライト粉末と混合媒体(水又はポ
リビニルアルコールなど)と上記有機バインダーを含む
スラリー(固形分60〜90重量%)を準備し、これを
用いて押出成形し、所定長さに切断後乾燥、焼結及び加
工することによって作成してもよい。この押出成形によ
れば、全体としては等方性フェライト磁石が得られる
が、押出成形の過程で金型の内周面と摺動して成形が行
われるので、成形体の表面部のフェライト粒子は軸方向
に機械的に配向されて、多少の異方性(押出異方性)が
付与される場合がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】次に具体例につき従来のものと比較した結
果を示す。Baフェライト粉末(平均粒径1.0μm)
を用いてラバープレス法により円筒状成形体を成形し、
1200℃で焼結後加工して外径約18mm、内径約1
0mm、長さ210mmの円筒状等方性フェライト磁石
(日立金属製YBM−3)を作成した。SUS304製
シャフト(大径部外径8mm、小径部外径6mm)の大
径部にナイロン系接着剤(東亜合成化学社製アロンマイ
テイFS−1175PF)を塗布してから上記フェライ
ト磁石の中空部に挿入し、180℃で10分加熱してシ
ャフト付磁石を作成し、表面に8極対称着磁を施してマ
グネットロール(外径20mmの非磁性スリーブ上での
磁束密度750G)を得た。このマグネットロールの磁
石とシャフトとの接合強度(円周方向)は160kgf
・cmであった。
果を示す。Baフェライト粉末(平均粒径1.0μm)
を用いてラバープレス法により円筒状成形体を成形し、
1200℃で焼結後加工して外径約18mm、内径約1
0mm、長さ210mmの円筒状等方性フェライト磁石
(日立金属製YBM−3)を作成した。SUS304製
シャフト(大径部外径8mm、小径部外径6mm)の大
径部にナイロン系接着剤(東亜合成化学社製アロンマイ
テイFS−1175PF)を塗布してから上記フェライ
ト磁石の中空部に挿入し、180℃で10分加熱してシ
ャフト付磁石を作成し、表面に8極対称着磁を施してマ
グネットロール(外径20mmの非磁性スリーブ上での
磁束密度750G)を得た。このマグネットロールの磁
石とシャフトとの接合強度(円周方向)は160kgf
・cmであった。
Claims (3)
- 【請求項1】 表面に複数個の磁極を有する円筒状永久
磁石部と、前記円筒状永久磁石部を貫通する熱可塑性樹
脂からなるシャフト部とを有し、前記シャフト部は前記
永久磁石部の内周面に密接する支持部とそこから軸方向
に延出する軸支部とを有することを特徴とするマグネッ
トロール。 - 【請求項2】 前記支持部は前記永久磁石部の両端面に
密接する係止部を有する請求項1記載のマグネットロー
ル。 - 【請求項3】 前記円筒状永久磁石部の内周面は、断面
が非円形に形成されている請求項1又は2に記載のマグ
ネットロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10956494A JPH07319283A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | マグネットロール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10956494A JPH07319283A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | マグネットロール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07319283A true JPH07319283A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=14513447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10956494A Pending JPH07319283A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | マグネットロール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07319283A (ja) |
-
1994
- 1994-05-24 JP JP10956494A patent/JPH07319283A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH1174142A (ja) | 円筒状樹脂磁石の成形装置 | |
| JPH11162731A (ja) | マグネット部材、該マグネット部材の製造方法、該マグネット部材の着磁装置、マグネット構造体、マグネット装置、現像ローラ、並びに現像装置 | |
| US5488341A (en) | Permanent magnet member and method of producing same | |
| JP2809975B2 (ja) | マグネットロールおよびそれを用いた現像ロール | |
| JPH07319283A (ja) | マグネットロール | |
| JPH1165285A (ja) | マグネットローラ及び該マグネットローラを用いた現像ローラ | |
| JPH07333999A (ja) | マグネットロール | |
| JPH0777871A (ja) | マグネットロールおよびその製造方法 | |
| JPH07168447A (ja) | マグネットロールおよびその製造方法 | |
| JPH07160121A (ja) | マグネットロール | |
| JPH0887178A (ja) | マグネットロールおよびその製造方法 | |
| JPH07297028A (ja) | マグネットロール | |
| JP4120721B2 (ja) | マグネットローラの製造方法 | |
| JP2004111499A (ja) | マグネットローラ | |
| JPH0812514B2 (ja) | 樹脂マグネツトロ−ル及びその製造方法 | |
| JP2859480B2 (ja) | 永久磁石部材の製造方法 | |
| JPH10141357A (ja) | 回転体及びマグネットロール | |
| JP3224332B2 (ja) | 現像装置 | |
| JP3002380B2 (ja) | 現像装置及び現像ロール | |
| JPH07219352A (ja) | マグネットロール | |
| JPH0777872A (ja) | マグネットロールおよびその製造方法 | |
| JPH02222110A (ja) | マグネットロール | |
| JPH08123200A (ja) | マグネットロール | |
| JPH07152250A (ja) | マグネットロールおよびその製造方法 | |
| JPH02222111A (ja) | マグネットロール |