JPH07320000A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JPH07320000A
JPH07320000A JP6109581A JP10958194A JPH07320000A JP H07320000 A JPH07320000 A JP H07320000A JP 6109581 A JP6109581 A JP 6109581A JP 10958194 A JP10958194 A JP 10958194A JP H07320000 A JPH07320000 A JP H07320000A
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binarized
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Application number
JP6109581A
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English (en)
Inventor
Sueji Honda
末治 本田
Kiyoshi Hirata
清 平田
Toshinori Tsubomoto
利紀 坪本
Makiyuki Nakayama
万希志 中山
Hirobumi Terada
博文 寺田
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 しきい値により2値化処理を行う際に,文字
又は文字列を認識するのに好適な2値化画像を得る。 【構成】 第1の画像処理方法では,第1の画像処理装
置10の2値化手段12により画像信号を2値化処理す
る際に,判定手段13が上記しきい値が適正であるか,
否かを判定し,しきい値変更手段14が文字又は文字列
を認識するのに好適なしきい値になるようにしきい値を
変更する。文字または文字列よりも明るいまとまった画
像が含まれている濃淡画像を文字または文字列を認識す
るのに好適な2値化画像に変換することができる。上記
構成により,正確に文字または文字列を認識することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,文字又は文字列の画像
を読み取る画像形成装置に係り,特に文字又は文字列の
画像とその背景よりなる濃淡画像をしきい値処理により
2値化し,その2値化画像から文字又は/及び文字列の
画像を認識する画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な文字認識の処理手順では,図1
2に示すように,まず文字認識対象の原画像(濃淡画
像)を例えばCCDカメラ等で読み取り(S51),適
当なしきい値に基づいて2値化し(S52),文字列を
切り出す(S53)。切り出された文字列の中から,さ
らに,文字を切出し(S54),2値化する(S5
5)。この2値化画像を正規化した後(S56),特徴
を抽出する(S57)。そして,この抽出された特徴を
基に文字の認識を行う(S58)。このように濃淡画像
から文字画像を認識する文字認識処理では,しきい値処
理による濃淡画像の2値化処理が行われている。2値化
処理により文字切り出し処理や特徴抽出処理が容易にな
る。この2値化処理は,次の(1)式に示すように,濃
淡画像関数I(x,y)をしきい値Thによる2値化画像
関数B(x,y;Th)に変換する処理であり,処理後の2値
化画像関数B(x,y;Th)では,画像の暗い部分が0,明
るい部分が1で表現される。 B(x,y;Th)=0 (if I(x,y )< Th :暗 ) =1 0(if I(x,y )>=Th :明 ) …(1) 従って,認識精度は原画像の2値化レベルつまりしきい
値の適正さに大きく依存する。この2値化のためのしき
い値の決定方法としては例えば次のような方法が知られ
ている。即ち,従来から画像処理におけるしきい値決定
法として,適応しきい値法が知られている。この適応し
きい値法は,しきい値Thを変えながら実際に2値化処
理を行い,その結果を何らかの判断基準に基づいて評価
することにより適切なしきい値を決定する方法である。
そして,適応しきい値法による2値化処理結果を平均隣
接数により判断する先行技術が,文献:電子情報通信学
会論文誌D−2Vol.J73−D−2 No.3 p
p.360−366 1990年3月に記載されてい
る。
【0003】適応しきい値法による2値化処理結果を平
均隣接数により判断する先行技術において,背景より明
るい文字を含む濃淡画像を2値化する際に,次第にしき
い値を上げながら2値化処理を実行する。このとき,I
の成分に着目すると,図13(a)に示すように,直感
的にその連結成分が“まとまった領域”として抽出され
るしきい値が適正な値であると考えられる。ここで,
“まとまった領域”とは,境界線のぎざぎざや領域内部
の穴等の少ない連結成分を意味している。そこで,まと
まりの良さを表す評価関数を考えると,連結成分の各点
のうち,境界点の比率が低く,内部点の比率が高い形状
になるほど,まとまりが良いと考えることができる。図
13(b)に示すように,3×3の各領域を2値化した
2値パターンにおいて,中心が1であるとき,その隣接
領域の1の数を隣接数と定義し,次の手順で平均隣接数
を求める。 しきい値Tに対する2値化画像関数B(x,y;T )にお
いて,隣接数がi(i=0,…,8 )である1の点の個数を
ai(T )で表す。 隣接数の総和A(T ),面積S(T )を次の(2)
式,(3)式に従って求める。
【数1】 平均隣接数R(T )を次の(4)式に従って求める。 R(T )=A(T )/S(T ) …(4) 以上のようにして求めた平均隣接数R(T )には,まと
まりが良いほど大きな値になるという性質があり,位置
に対する濃淡画像の濃度分布が,図14(a)に示すよ
うなものであれば,上記平均隣接数R(T )はしきい値
Tに対して図14(b)に示すように変化し,適正なし
きい値は平均隣接数R(T )が極大となる点になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したような平均隣
接数R(T )を判断基準とした適応しきい値法により,
例えば機械部品に部品番号等の文字または文字列が表示
されている画像,即ち文字または文字列と背景とのコン
トラストが低い画像を2値化すると,一般に文字が明瞭
に表現されており,2値化画像から文字を切り出すこと
が容易にできるので,文字が正しく認識される可能性が
高く,この場合のしきい値は適正である。一方,例えば
明るい背景の中に配置された機械部品に背景に部品番号
等の文字または文字列が表示されている画像,即ち文字
よりも明るいまとまった画像が含まれている画像を2値
化すると,明るい背景を認識するのに適したしきい値が
設定される。このような状態では,認識すべき文字また
は文字列の画像が,文字の字形が崩れて文字を認識する
のが困難な2値化画像に変換されてしまう。このように
明るい背景を含む画像を2値化した2値化画像では,文
字の字形が崩れており,2値化画像から文字を切り出す
ことが困難であり,文字が誤認識される可能性が高く,
この場合の平均隣接数R(T )が極大となるしきい値は
適正でない。以上のような従来の平均隣接数R(T )極
大による適応しきい値法では,背景に文字より明るいま
とまった画像が含まれている濃淡画像から不適切なしき
い値を決定してしまい,そのしきい値に基づいて2値化
処理を行うと,文字の切り出しが困難で文字認識に不適
当な2値化画像が形成されるという問題がある。また,
しきい値の決定方法として周知の「大津の方法」や「パ
ーセンタイル法」が用いられることもあるが,上記と同
様の問題がある。つまり,実際の原画像には局所的なノ
イズ(鋼材表面に存在する手入れ跡やスケール),文字
よりもコントラストが強い背景などが存在することがあ
り,いずれもこれに対応できない。
【0005】このため最近ではしきい値を単一から原画
像の分割単位毎に複数化するとか,文字列切り出し処理
と文字切り出し処理とを組み合わせてしきい値を最適化
する方法が実施されている(特開平4−268987号
公報等)。それらの処理において「文字列・文字の切り
出し方法」として用いられているのは,2値化画像の直
交2軸への投影分布データ(ヒストグラム)からある判
断基準によって切り出し点を決定する方法である。これ
は,図15に示す2値化画像を例として説明すると,X
−Y軸に対してそれぞれ黒画素の累積値を求め,その分
布状態から文字の存在領域を判断する方法である。これ
によれば図15のように背景と文字とのコントラスト差
が大,かつ,文字が明瞭な場合には,精度よく文字列・
文字を切り出せる。しかし,文字と背景とのコントラス
ト差が全体にわたり均一でなく,かつ,ノイズを含む原
画像から文字・文字列の画像を認識することは困難であ
る。例えば,図5(a)から文字近傍のみを濃淡画像と
して読み込み(図5(b)参照),「大津の方法」で求
めた固定のしきい値(th3)を用いて2値化すると図
6(c)のようになり,“L”を示す黒画素は消滅して
しまう。次に,前述の特開平4−268987号公報の
方法,つまりしきい値を順次変更し,文字又は文字列の
切り出しチェックを行った場合では,適正なしきい値は
th4である。このしきい値を用いた2値化画像は図6
(d)に示すようになり,この方法でも“L”を示す黒
画素は消滅している。以上述べたように,従来の方法
は,いずれも上記のように劣悪な条件をもつ,画像認識
対象に対して文字の切り出しが困難である。このよう
に,文字の切り出しを正確に行えない場合は文字の誤認
識につながる危険性があった。本発明は,このような従
来の技術における課題を解決するために,しきい値によ
り2値化処理を行う際に,文字又は/及び文字列を認識
するのに好適な2値化画像を形成することができる画像
処理方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は,文字又は文字列の画像と,その背景よ
りなる濃淡画像をしきい値処理により2値化し,その2
値化画像から文字又は文字列の画像を認識する画像処理
方法において,文字又は文字列の連結成分に関する特徴
を表す情報を文字又は文字列毎に予め記憶しておき,画
像処理の対象となる領域の濃淡画像を読み込み,適当な
初期しきい値に基づいてしきい値処理することにより濃
淡画像から2値化画像を求め,上記2値化画像の連結成
分と上記予め用意された文字又は文字列の特徴を表す情
報とを比較することにより2値化画像の連結成分が文字
又は文字列の画像であるか,否かを判定し,2値化画像
から文字又は文字列の画像を読み取れない場合には,上
記しきい値処理のしきい値を変更して文字画像の認識を
繰り返すことにより,文字又は文字列の画像を読み取る
ことを特徴とする画像処理方法である。更には,上記2
値化画像から文字又は文字列の画像を読み取れない場合
には,上記しきい値処理のしきい値を上記初期しきい値
から所定量だけ増加又は減少させることを特徴とする画
像処理方法である。また,第2の発明は,文字及び該文
字により構成される文字列の画像と,その背景よりなる
濃淡画像をしきい値処理により2値化し,その2値化画
像から文字及び文字列の画像を認識する画像処理方法に
おいて,文字及び文字列の連結成分に関する特徴を表す
情報を文字及び文字列毎に予め記憶しておき,画像処理
の対象となる領域の濃淡画像を読み込み,適当な初期し
きい値に基づいてしきい値処理することにより濃淡画像
から2値化画像を求め,上記2値化画像の連結成分と上
記予め用意された文字の特徴を表す情報とを比較するこ
とにより2値化画像の連結成分が文字の画像であると認
識された文字の特徴を表す情報を抽出し,上記抽出され
たすべての文字の特徴を表す情報と上記予め用意された
文字列の特徴を表す情報とを比較することにより,2値
化画像の連結成分が文字列の画像であるか否かを判定
し,2値化画像から文字列の画像を読み取れない場合に
は,上記しきい値処理のしきい値を変更して文字及び文
字列の画像の認識を順次繰り返すことにより,文字列の
画像を読み取ることを特徴とする画像処理方法である。
【0007】更には,上記文字及び文字列の画像の認識
の繰り返し時に,上記抽出された文字の特徴を表す情報
を累積的に記憶し,上記記憶されたすべての文字の特徴
を表す情報を組み合せて文字列の特徴を表す情報を生成
し,上記生成された文字列の特徴を表す情報と上記予め
用意された文字列の特徴を表す情報とを比較することに
より,2値化画像の連結成分が文字列の画像であるか否
かを判定することを特徴とする画像処理方法である。更
には,上記2値化画像から文字列の画像を読み取れない
場合には,上記しきい値処理のしきい値を上記初期しき
い値から所定量だけ増加又は減少させることを特徴とす
る画像処理方法である。第3の発明は,文字又は文字列
の画像と,その背景よりなる濃淡画像をしきい値処理に
より2値化し,その2値化画像から文字又は文字列の画
像を認識する画像処理方法において,文字又は文字列の
連結成分に関する特徴を表す情報を文字又は文字列毎に
予め記憶しておき,画像処理の対象となる領域の濃淡画
像を読み込み,異なる複数のしきい値に基づいてしきい
値処理することにより上記濃淡画像から複数の2値化画
像を求め,上記それぞれ求められた2値化画像の連結成
分と上記予め用意された文字又は文字列の特徴を表す情
報とを比較することにより各2値化画像の連結成分が文
字又は文字列の画像であるか,否かをそれぞれ判定し,
上記それぞれ判定された結果,文字又は文字列の画像を
読み取れた2値化画像の1つを出力することを特徴とす
る画像処理方法である。さらには,上記濃淡画像の性質
に応じた適正なしきい値を基に抽出された2値化画像を
1つ出力する画像処理方法である。
【0008】
【作用】第1の発明による画像処理方法では,予め文字
又は文字列の連結成分に関する特徴を表す情報を文字又
は文字列毎に記憶しておき,まず,適当な初期しきい値
に基づいてしきい値処理して濃淡画像から2値化画像が
求められる。次いで,2値化画像の連結成分と上記予め
用意された文字又は文字列の特徴を表す情報とを比較す
ることにより2値化画像の連結成分が文字又は文字列の
画像であるか,否かが判定される。このとき,2値化画
像から文字又は文字列の画像を読み取れない場合には,
上記しきい値処理のしきい値を変更して文字画像の認識
が繰り返され,文字又は文字列の画像が読み取られる。
その結果,正確に文字または文字列を認識することがで
きる。更に,上記2値化画像から文字又は文字列の画像
を読み取れない場合には,上記しきい値処理のしきい値
を上記初期しきい値から所定量だけ増加または減少させ
ることとすれば,該初期しきい値を任意に設定しても最
終的に最適なしきい値が得られる。また,第2の発明に
よる画像処理方法では,予め文字及び文字列の連結成分
に関する特徴を表す情報を文字及び文字列毎に記憶して
おき,まず,適当な初期しきい値に基づいてしきい値処
理して濃淡画像から2値化画像が求められる。次いで,
2値化画像の連結成分と上記予め用意された文字の特徴
を表す情報とを比較することにより2値化画像の連結成
分が文字の画像であると認識された文字の特徴を表す情
報が抽出される。上記抽出されたすべての文字の特徴を
表す情報と上記予め用意された文字列の特徴を表す情報
とを比較することにより,2値化画像の連結成分が文字
列の画像であるか否かが判定される。このとき,2値化
画像から文字列の画像を読み取れない場合には,上記し
きい値処理のしきい値を変更して文字及び文字列の画像
の認識が順次繰り返され,文字列の画像が読み取られ
る。
【0009】その結果,正確に文字及び文字列を認識す
ることができる。更に,上記文字及び文字列の画像の認
識の繰り返し時に,上記抽出された文字の特徴を表す情
報が累積的に記憶され,上記記憶されたすべての文字の
特徴を表す情報を組み合わせて文字列の特徴を表す情報
が生成され,上記生成された文字列の特徴を表す情報と
上記予め用意された文字列の特徴を表す情報とを比較す
ることにより2値化画像の連結成分が文字列の画像であ
るか否かが判定される。これにより,文字列領域の認識
精度を向上させることができる。更に,上記2値化画像
から文字列の画像を読み取れない場合には,上記しきい
値処理のしきい値を上記初期しきい値から所定量だけ増
加又は減少させることとすれば,該初期しきい値を任意
に設定しても最終的に最適なしきい値が得られる。第3
の発明による画像処理方法では,予め文字又は文字列の
連結成分に関する特徴を表す情報を文字又は文字列毎に
記憶しておき,まず,異なる複数のしきい値に基づいて
しきい値処理して濃淡画像から2値化画像が求められ
る。次いで,それぞれ求められた2値化画像の連結成分
と上記予め用意された文字又は文字列の特徴を表す情報
とを比較することにより各2値化画像の連結成分が文字
又は文字列の画像であるか,否かがそれぞれ判定され
る。上記それぞれ判定された結果,文字又は文字列の画
像を読み取れた2値化画像の1つが出力される。その結
果,正確かつ迅速に文字または文字列を認識することが
できる。さらに,上記濃淡画像の性質に応じた適当なし
きい値を基に抽出された2値化画像を1つ出力すれば,
認識対象に最も適したしきい値を用いることができるた
め,より正確な認識を行うことができる。
【0010】
【実施例】以下,添付図面を参照して本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は第1の発明の一実施例に係る第1の画像処理
方法を示すフロー図,図2は該第1の画像処理方法を実
行するための第1の画像処理装置の概略構成を示すブロ
ック図.図3は第2の発明の一実施例に係る第2の画像
処理方法を示すフロー図,図4は該第2の画像処理方法
を実行するための第2の画像処理装置の概略構成を示す
ブロック図,図5は文字認識対象の原画像の例図,図6
はしきい値を変更した場合の2値化画像とその直交投影
分布とを示す説明図,図7は外接長方形の説明図,図8
は連結成分の説明図,図9は文字列の位置及び配置の説
明図,図10は第3の発明の一実施例に係る第3の画像
処理方法を示すフロー図,図11は該第3の画像処理方
法を実行するための第3の画像処理装置の概略構成を示
すブロック図である。第1の本発明による第1の画像処
理方法では,図2に示すような例えばコンピュータを利
用した第1の画像処理装置10により文字または文字列
を含む濃淡画像に文字または文字列を認識するための画
像処理を実行する。上記第1の画像処理装置10は,例
えばCCDカメラ等により撮像された画像信号を取り込
む入力手段11を有している。入力手段11に入力され
た画像信号は,2値化手段12へ伝達され,2値化手段
12において予め設定された初期しきい値を使用してし
きい値処理され,上記濃淡画像から2値化画像を形成す
る。また2値化手段12では,2値化画像内に含まれて
いる連結成分に,各連結成分を特定するためのラベル情
報を割当てるラベリング処理を行う。2値化手段12で
得られた2値化画像は,ラベル情報と共に判定手段13
へ伝達され,その2値化画像を得るために使用された上
記初期しきい値が適正であるか,否かが判定される。判
定手段13では2値化画像中に含まれている文字または
文字列の連結成分に関する情報を読み出し,予め記憶手
段15に記憶されている文字又は文字列の連結成分に関
する情報と,2値化画像から読み出された文字または文
字列の連結成分に関する情報とを比較し,2値化画像か
ら読み出された文字または文字列が上記記憶手段15に
記憶された文字又は文字列に該当するか,否かを決定す
る。
【0011】そして,判定手段13において,2値化画
像から読み出された文字または文字列が,記憶手段15
に記憶された文字又は文字列に関する情報に該当すると
判定する場合には,2値化手段12で使用された初期し
きい値が適正であるとして,その2値化画像を出力手段
16から外部へ出力する。一方,判定手段13におい
て,2値化画像から読み出された文字または文字列が,
記憶手段15に記憶された文字又は文字列に関する情報
に該当しない場合には,2値化手段12で使用された初
期しきい値が不適正であるとして,しきい値変更手段1
4により初期しきい値を僅かだけ増加させる信号を2値
化手段12へ出力する。そして,2値化手段12はその
増加されたしきい値により上記した一連の画像処理を,
しきい値が適正であると判定されるまで繰り返す。この
ような第1の画像処理装置10による画像処理方法を図
1に従って説明すると,まずステップS1において,上
記CCDカメラ等により文字と背景とが含まれた濃淡画
像を撮像し,その画像信号を上記入力手段11へ入力す
る。その後ステップS2へ進み,2値化手段12におい
て初期しきい値が設定される。このステップS2では初
期しきい値ThをTh=0に設定する。次いで,初期し
きい値Thによりしきい値処理が実行され,例えば明る
い背景の中に配置された機械部品に背景に部品番号等の
文字または文字列が表示されている画像,即ち文字また
は文字列よりも明るいまとまった画像が含まれている濃
淡画像を2値化画像に変換する。ステップS2の後に
は,ステップS3へ進み,得られた2値化画像内に含ま
れている連結成分に,各連結成分を特定するためのラベ
ル情報を割当てるラベリング処理を行う。このラベリン
グ処理では,各連結成分の外接長方形のサイズ(高さ,
幅,面積,アスペクト比等)及び位置等の情報を抽出す
る。その後に,ステップS5の判定処理へ進む。この判
定処理では,記憶手段15に記憶しておくことにより予
め用意された文字又は文字列の連結成分に関する情報
(外接長方形のサイズ,位置等)と,ラベリング処理さ
れた連結成分の情報とを判定手段13が比較し,抽出さ
れた文字又は文字列が,記憶手段15に記憶された文字
又は文字列に関する情報に該当するか,否かを判定す
る。
【0012】上記ステップS5で,抽出された文字又は
文字列が,上記記憶手段15に記憶されている文字又は
文字列に該当する場合には,そのしきい値Thが適正で
あるとして次のステップS6へ進み,濃淡画像全体をし
きい値処理して2値化画像を出力手段16から出力す
る。一方,ステップS5で,抽出された文字又は文字列
が,上記記憶手段15に記憶されている文字又は文字列
に該当しない場合には,そのしきい値Thが不適正であ
るとして,しきい値変更手段14によりしきい値Thを
Th=0から少し増加させて,上記ステップS3へ戻
り,適正なしきい値になるまで再度上記の各処理を繰り
返す。このような第1の画像処理方法により,上記文字
または文字列よりも明るいまとまった画像が含まれてい
る濃淡画像から得られた2値化画像では,文字又は文字
列の形状が明瞭に表れており,字形が崩れて文字を認識
することが困難な従来の2値化画像と比較して,2値化
画像から文字又は文字列を容易に切り出すことができ
る。なお,第1の本発明は以上の一実施例に限定され
ず,種々変形可能である。例えば,一実施例では,2値
化手段12においてラベリング処理を実行しているが,
このラベリング処理は必ずしも,必須ではなく,ラベリ
ング処理を省略するか,他の処理に置換えることもでき
る。また,予め用意されている文字または文字列に関す
る情報(知識)を変更するだけで異なった認識対象に対
しても拡大展開が可能になる。なお,上記第1の発明の
実施例では初期しきい値を最も小さい値に設定し,これ
を増加させているが,逆に初期しきい値を任意の値に設
定し,これを増加又は減少させることとしてもよい。こ
れにより,初期しきい値を任意の値としても最終的には
最適なしきい値を得ることができる。ところで上記第1
の発明の実施例では,しきい値を文字又は文字列毎に変
化させているが,前述したように文字と背景とのコント
ラスト差が文字列全体にわたり均一でなく,かつノイズ
を含むような場合には,さらに文字列を構成する文字毎
にしきい値を変化させればよいと考えられる。第2の発
明はこのような点に着目してなされたものである。
【0013】引き続いて,第2の発明について説明す
る。第2の発明による第2の画像処理方法では,図4に
示すような例えばコンピュータを利用した第2の画像処
理装置20により文字及びこの文字により構成される文
字列を含む濃淡画像に文字及び文字列を認識するための
画像処理を実行する。上記第2の画像処理装置20は,
例えばCCDカメラ等により撮像された画像信号を取り
込む入力手段21を有している。入力手段21に入力さ
れた画像信号は2値化手段22へ伝達され,2値化手段
22において予め設定された初期しきい値を使用してし
きい値処理され,上記濃淡画像から2値化画像を形成す
る。次いでその2値化画像は,ラベリング処理手段23
に伝達され,2値化画像内に含まれている連結成分から
文字又は文字列の連結成分に関する情報を抽出するラベ
リング処理を行う。次いでラベリング処理手段23で得
られた文字又は文字列の連結成分に関する情報と2値化
画像とは,候補文字の抽出手段24へ伝達される。候補
文字の抽出手段24では,記憶手段25に予め登録され
ている文字に関する基準情報と,ラベリング処理手段2
3で得られた2値化画像内の文字の連結成分に関する情
報とを比較し,2値化画像内の文字の連結成分が,記憶
手段25に登録されているいずれかの文字の画像である
と認識された記憶手段25の登録文字を候補文字として
抽出し候補文字の記憶手段26に記憶させる。次いで文
字画像のチェック手段27では,候補文字の抽出手段2
4で得られた総ての候補文字を対象として記憶手段25
に登録されている文字列に関する基準情報に該当するか
どうかを判定する。該当しない場合は,初期しきい値が
不適正であるとして,しきい値更新手段28により,一
定のルールでしきい値を更新し,完成された文字列が認
識されるまで,一連の画像認識処理を繰り返す。
【0014】以下,この第2の画像処理装置20による
画像処理方法を主として図3を参照しつつ,ステップS
11,S12,…の順に説明する。ここでは,例えば図
5(a)のようにスラブ上にマーキングされた画像上に
含まれる文字列の認識を行う場合について具体的に述べ
る。まずステップS11において,上記CCDカメラ等
により文字と背景とが含まれた原画像(濃淡画像)を撮
影し,濃度レベルが,0〜255階調からなる濃淡画像
を上記入力手段21へ取り込む。対象が例えば鋼材上に
マーキングされている文字などの場合,スラブ停止位置
や文字のマーキング可能範囲を事前に把握できるので,
図5(b)に示すような文字又は文字列を含んだ範囲を
予め限定して撮影できる。これは処理時間の短縮,検出
精度の向上につながる。ステップS12では,2値化の
ための暫定的な初期しきい値ds が次式に従い決定され
る。 ds =do −dn …(1′) ここで,do は原画像の濃度レベル(0〜255階調)
の平均値 dn はある条件で決まる値:dn =b*(do
min ) dmin は原画像の濃度レベルの最小値:dmin ≧Z b,Zは一定値 次いで,ステップ13では,上記初期しきい値dS を用
いて原画像の2値化に使用するしきい値dk が次式に従
い決定される。 dk =ds +a*(k−1) k=1,…,j …(2′) ここで,a,jは一定値 上記ステップS12,S13は2値化手段22により実
行される。尚,後述するように,しきい値dk は,文字
列が認識されるまで,しきい値更新手段28により繰り
返し更新されるが,上記(2′)式からわかるように,
しきい値dk は,初期しきい値ds から一定値aだけ更
新毎に増加するように変化する。このしきい値dk を用
いて,原画像の2値化を行い2値化画像が生成される。
【0015】次いでステップS14では,ラベリング処
理手段23によるラベリング処理によって2値化画像内
に含まれる連結成分から文字又は文字列の連結成分に関
する情報,すなわち各連結成分の外接長方形のサイズ
(高さ,幅,面積,アスペクト比等)及び位置の情報が
抽出される(図7参照)。ここで,位置の情報とは外接
長方形の位置を表わし,具体的には外接長方形の上下,
左,右端位置a1,〜a4の各座標である。図7におい
て,外接長方形が得られたなら,位置a1,〜a4の座
標(xi,yi, i=1,〜4)は,光学系の幾何学
的条件から決まる。但し,その精度については外接長方
形が存在する垂直面は,被圧延面である水平面と較べて
一般に低い。また,連結成分とは,2値化画像を表す2
値画面内の0又は1に2値化された成分のうち,互いに
隣あって存在する1の成分の集まりをいう。例えば,白
画素の部分が0,黒画素の部分が1に対応しているとす
れば,連結成分は白黒の2値画面において,隣り合って
存在する黒の成分の集まりである。図8では“2”とそ
の横に存在する汚れのそれぞれが連結成分として抽出さ
れている。また,外接長方形は図8では上記1つの連結
成分を囲む長方形である。この連結成分の外接長方形の
高さ,幅,面積,アスペクト比及び位置の情報が検出さ
れる。これにより,黒画素のおおまかな形が切り出さ
れ,2値化画像内のその領域が特定される。もし,しき
い値が適正であれば,2値画面内に存在する文字の領域
が切り出されることになる。
【0016】次いでステップS15では,候補文字の抽
出手段24により,上記ステップ14で得られた総ての
候補文字と予め記憶手段25に登録している文字に関す
る基準情報とが順次比較され,該当する候補文字が抽出
される。例えば,図6(b)では,“L”を囲む外接長
方形のみが,上記記憶手段25の文字に関する基準情報
と合致するので,“L”のみが候補文字として抽出され
るが,他の連結成分は,この段階では候補文字に該当し
ない。次いでステップ16では,文字画像のチェック手
段27により上記ステップ15で得られた総ての候補文
字を対象として,記憶手段25に予め登録されている文
字列に関する基準情報に該当するかどうかが判定され
る。上記判定においては,具体的には,上記ステップS
15にて得られた候補文字であって,次のステップS1
7の処理において,候補文字の記憶手段26に記憶され
た候補文字を利用する。すなわち今回がn回目の処理で
あるとしたら,n回目に得られたすべての候補文字とn
−1回目までに既に得られている総ての候補文字とを組
合せて,一つの文字列として基準情報に該当するかどう
かを判定する。例えば,しきい値th2(図6(b))
では,候補文字として“L”が認識され,これがステッ
プS17において候補文字の記憶手段26に記憶され
る。次のステップS17の処理において,しきい値が上
記(1′)式に従って更新され,th4(図6(d))
に達した時点で,“L”以外の数字“6,3,4”が候
補文字として選択されると,先に記憶されている“L”
と併せて“L634”の文字列として,文字列の連結成
分に関する基準情報と比較される。該当する場合は,こ
の第2の画像処理装置20が,2値化画像内の文字列の
領域を認識したことになり,2値化画像が出力され,ス
テップS18において,上記ステップS15において抽
出された候補文字毎のしきい値が保存され,総ての処理
が終了する。
【0017】該当しない場合は,上記ステップS17の
処理を実行する。ここでは,上記ステップS15におい
て得られたすべての候補文字が候補文字の記憶手段26
に記憶されるとともに,しきい値更新手段28により,
しきい値が上記(2′)式に従って更新された後,上記
ステップS13へ戻り,上記ステップS16において完
全な文字列が認識されるまで処理が繰り返される。ここ
で候補文字の記憶手段26に累積的に記憶された候補文
字は,上述したようにステップS16における文字列の
切り出し処理に利用される。尚,文字列の連結成分に関
する基準情報とは,文字列の高さ及び幅,文字列を
構成する文字の個数,文字列の位置及び配置などであ
り,文字に関する基準情報とは異なる。例えば熱延スラ
ブの場合,連鋳機No.によって,上記〜の数値は
決まる。連鋳機No.は実システムにおいては上位のプ
ロセス管理用コンピュータから情報として受けとる。ま
た,文字列の位置とは,文字列そのものの位置を表現す
る情報であり,具体的には図9(a)に示すような文字
列の上,下,左,右端位置b1〜b4の各座標である。
更に,文字列の配置とは,文字列を構成する複数の候補
文字が有する位置情報の関係を表わしたもので,その配
置情報は認識対象に依存する。配置情報の具体的なもの
として,「文字列は水平方向に連続しているという情
報」がある。そのばあいには,例えば図9(b)におい
て(Umax−Umin)と(Lmax−Lmin)と
について上限チェックを実施し,その結果から上記配置
情報が得られる。ただし,Umax,Uminは外接長
方形の上端位置の最大,最小値,Lmax,Lminは
外接長方形の下端位置の最大,最小値をそれぞれ示して
いる。
【0018】尚,上記第2の発明についても以上の一実
施例に限定されず,種々の変形が可能である。例えば,
本実施例では,ラベリング処理手段23においてラベリ
ング処理を実行しているが,このラベリング処理は必ず
しも必須ではなく,他の処理に置き換えることもでき
る。また予め用意されている文字または文字列に関する
情報(知識)を変更するだけで異なった認識対象に対し
ても拡大展開が可能になる。尚,上記第2の発明の実施
例についても,初期しきい値を最も小さい値に設定し,
これを増加させているが,初期しきい値を任意の値に設
定し,これを増加又は減少させることとしてもよい。こ
れにより,初期しきい値を任意の値としても最終的には
最適なしきい値を得ることができる。上記第1,第2の
実施例では,いずれもしきい値を順次変更しつつ各処理
を繰返しているが,この代りに異なる複数のしきい値を
用いて並列処理を行えばより迅速な文字等の認識を行え
るものと考えられる。第3の発明はこの点に着目してな
されたものである。引き続き第3の発明について説明す
る。第3の発明による第3の画像処理方法では,図11
に示すような例えばコンピュータを利用した第3の画像
処理装置30により文字または文字列を含む濃淡画像に
文字または文字列を認識するための画像処理を実行す
る。上記第3の画像処理装置30は具体的には並列演算
コンピュータ(トランスピュータ等)を利用して,画像
入力部31と2値化処理部32(i)(i=0,1,
2,…n−1)と2値化画像出力部33とを並列に動作
させるように構成されている。
【0019】そして,画像入力部31はCCDカメラ等
により入力された濃淡画像を組み込み,画像入力部31
に並列にn個接続されている2値化処理部32(i)に
伝達する。2値化処理部32(i)の2値化手段34
(i)では次の(3′)式で得られるしきい値Thiを
使用して上記濃淡画像をしきい値処理し,2値化画像を
生成する。 Thi=Thmin+a×i …(3′) ここでa:一定値 i=0,1,…,n−1 Thmax=Thmin+a×(n−1) また,2値化手段34(i)では2値化画像に含まれて
いる連結成分に,各連結成分を特定するためのラベル情
報を割り当てるラベリング処理を行う。2値化手段34
(i)で得られた2値化画像はラベル情報と共に判定手
段35(i)へ伝達され,ここで上記2値化画像を得る
ために使用されたしきい値Thiが適正であるか否かが
判定される。即ち判定手段35(i)では2値化画像に
含まれている連結成分に関する情報を読み出し,あらか
じめ記憶手段36(i)に記憶されている文字または文
字列の連結成分に関する情報と,2値化画像から読み出
された連結成分に関する情報とを比較し,2値化画像に
含まれている連結成分が記憶手段36(i)に記憶され
た文字または文字列に該当するか否かを判定する。そし
て,判定手段35(i)において,2値化画像に含まれ
ている連結成分の情報が記憶手段36(i)に記憶され
た文字または文字列に関する情報に該当すると判定する
場合には,2値化手段34(i)で使用されたしきい値
Thiが適正であるとして,1に設定された適正信号a
iとしきい値Thiと2値化画像とを2値化画像出力部
33へ転送する。一方,判定手段35(i)において,
2値化画像に含まれている連結成分の情報が,記憶手段
36(i)に記憶された文字または文字列に関する情報
に該当しない場合には2値化手段34(i)で使用され
たしきい値Thiが不適正であるとして,0に設定され
た適正信号aiとしきい値Thiと2値化画像とを2値
化画像出力部33へ転送する。
【0020】2値化画像出力部33では複数の2値化処
理部32(i)より転送されてきた適正信号の中から,
1を示している適正信号と対になっている2値化画像を
1つ選択し,出力する。以下,この第3の画像処理装置
30による画像処理方法を図10を参照しつつ,ステッ
プS21,S22,…の順に説明する。まず,ステップ
S21において,上記CCDカメラ等により文字と背景
とが含まれた濃淡画像を撮影し,その画像信号を画像入
力部31を介して複数の2値化処理部32(i)に転送
する。その後ステップS22へ進み,2値化処理部32
(i)の2値化手段34(i)において上記(3′)式
で得られるしきい値Thiを使用して上記濃淡画像をし
きい値処理し2値化画像を形成する。ステップS22の
後にはステップS23へ進み,得られた上記2値化画像
に含まれている連結成分に,各連結成分を特定するため
のラベル情報を割り当てるラベリング処理を行う。この
ラベリング処理では各連結成分の外接長方形のサイズ
(高さ,幅,面積,アスペクト比)及び位置の情報を抽
出する。その後にステップS24の判定処理に進む。こ
の判定処理では,記憶手段36(i)に記憶しておくこ
とにより予め用意された文字または文字列の連結成分に
関する情報(外接長方形の高さ,幅,面積,アスペクト
比や位置の情報)とラベリング処理された連結成分の情
報とを判定手段35(i)が比較し,抽出された連結成
分の情報が,記憶手段36(i)に記憶された文字また
は文字列に関する情報に該当するか否かを判定する。上
記ステップS24で,抽出された連結成分の情報が記憶
手段36(i)に記憶されている文字または文字列の情
報に該当する場合には,そのしきい値Thiが適正であ
るとして,1に設定した適正信号aiと上記しきい値T
hiと上記2値化画像とを2値化画像出力部33へ転送
し,次のステップS25へ進む。一方,抽出された連結
成分の情報が記憶出力36(i)に記憶されている文字
または文字列の情報に該当しない場合には,そのしきい
値Thiが不適正であるとして,0に設定した適正信号
aiと上記しきい値Thiと上記2値化画像とを2値化
画像出力部33へ転送し,次のステップS25へ進む。
【0021】ステップS25では,すべての2値化処理
部32(i)より適正信号が転送されてきた後に,1が
設定されている適正信号から1つを選択し,それと対に
なっている2値化画像を出力する。即ち,濃淡画像の性
質に応じた適正なしきい値を基に抽出された2値化画像
を1つ出力する。ここでは,1に設定されている適正信
号で,対になっているしきい値がもっとも小さいもので
作成された2値化画像を出力している。上記第1,第2
の発明の第1,第2の画像処理方法における2値化手法
では,例えば濃淡画像の明るさが全体的に明るい場合,
適正なしきい値が大きな値となるため,しきい値処理,
ラベリング処理,判定処理を繰り返す回数が増大し,そ
れに伴い処理時間が大幅に増大する場合があるが,本第
3の発明の第3の画像処理方法では,上記に示すとおり
複数の2値化処理部32(i)を用いて並列に異なるし
きい値でのしきい値処理,ラベリング処理,判定処理を
行うことにより,大幅な処理時間の短縮が可能である。
従って,第3の本発明によれば,例えば文字または文字
列より明るいまとまった画像が含まれている濃淡画像で
も高速に文字または文字列を切り出すのに好適な2値化
画像に変換することができる。その結果,正確かく迅速
に文字または文字列を認識することができる。
【0022】また,上記の如く濃淡画像の性質に応じた
適正なしきい値を基に抽出された22値化画像を1つ出
力するため,認識対象に最も適したしきい値を用いてよ
り正確な認識を行うことができる。なお,本第3の発明
についても以上の一実施例に限定されず,種々の変形が
可能である。例えば,本実施例ではステップS25で出
力される2値化画像は,ここでは1に設定されている適
正信号で,対になっているしきい値がもっとも小さいも
のを用いて作成した2値化画像であるが,その選択方法
は他の方法に置き換えることが可能である。また,本実
施例では,ステップS23においてラベリング処理を実
行しているが,このラベリング処理は必ずしも必須では
なく,他の処理に置き換えることもできる。また予め用
意されている文字または文字列に関する情報(知識)を
変更するだけで異なった認識対象に対しても拡大展開が
可能になる。さらに本第3の発明を上記第1,第2の発
明と組み合わせ適用することも考えられる。例えば複数
の異なる処理しきい値を用い,これらの初期しきい値を
比較的小さな範囲でそれぞれ順次変更しつつ各処理を並
列して同時に行えば,比較的コンパクトな装置でしかも
比較的迅速に処理を行うことができる。
【0023】
【発明の効果】第1の発明に係る画像処理方法は,上記
したように構成されているため,画像をしきい値により
2値化処理を行う際に,文字又は文字列を認識するのに
好適なしきい値になるようにしきい値を変更することが
でき,文字または文字列を認識するのに好適な2値化画
像を形成して,正確に文字または文字列を認識すること
ができる。また,予め用意されている文字または文字列
に関する情報(知識)を変更するだけで異なった認識対
象に対しても応用可能である。また,第2の発明に係る
画像処理方法では,文字列に含まれる文字毎にしきい値
を変化させことにより2値化画像内に含まれる文字又は
文字列部分の領域をくまなく探索することができる。従
って原画像全体にわたり文字と背景とのコントラスト差
が均一でなく,多くのノイズを含む原画像中に文字より
も明るくまとまった領域が存在するか又は文字にかすれ
が有るといったような劣悪な画像認識対象からでも文字
の確実な切り出しと文字及び文字列の領域の認識とが可
能となる。さらに,第3の発明に係る画像処理方法で
は,異なる複数のしきい値を用いて並列処理を行うこと
により大幅な処理時間が短縮が可能となる。従って,た
とえ文字または文字列より明るいまとまった画像が含ま
れている濃淡画像でも高速に文字または文字列を切り出
すのに好適な2値化画像に変換することができる。その
結果,しきい値により2値化処理を行う際に,文字又は
/及び文字列を認識するのに好適な2値化画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の発明の一実施例に係る第1の画像処理
方法を示すフロー図。
【図2】 該第1の画像処理方法を実行するための第1
の画像処理装置の概略構成を示すブロック図。
【図3】 第2の発明の一実施例に係る第2の画像処理
方法を示すフロー図。
【図4】 該第2の画像処理方法を実行するための第2
の画像処理装置の概略構成を示すブロック図。
【図5】 文字認識対象の原画像の例図。
【図6】 しきい値を変更した場合の2値化画像とその
直交投影分布を示す説明図。
【図7】 外接長方形の説明図。
【図8】 連結成分の説明図。
【図9】 文字列の位置及び配置の説明図。
【図10】 第3の発明の一実施例に係る第3の画像処
理方法を示すフロー図。
【図11】 該第3の画像処理方法を実行するための第
3の画像処理装置の概略構成を示すブロック図。
【図12】 一般的な文字認識の処理手順の一例を示す
フロー図。
【図13】 濃淡画像とその濃淡画像から得られる隣接
数とを示す説明図。
【図14】 画像の位置に対する濃度の変化と,しきい
値Tに対する平均隣接値R(T)の変化とを示す説明
図。
【図15】 2値化画像の直交2軸への投影分布を示す
説明図。
【符号の説明】
10…第1の画像処理装置 11…入力手段 12…2値化手段 13…判定手段 14…しきい値変更手段 15…記憶手段 20…第2の画像処理装置 21…入力手段 22…2値化手段 23…ラベリング処理手段 24…候補文字の抽出手段 25…記憶手段 26…候補文字の記憶手段 27…文字画像のチェック手段 28…しきい値更新手段 30…第3の画像処理装置 31…画像入力手段 32(i)…2値化処理部 33…2値化画像出力部 34(i)…2値化手段 35(i)…判定手段 36(i)…記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 万希志 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 寺田 博文 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字又は文字列の画像と,その背景より
    なる濃淡画像をしきい値処理により2値化し,その2値
    化画像から文字又は文字列の画像を認識する画像処理方
    法において,文字又は文字列の連結成分に関する特徴を
    表す情報を文字又は文字列毎に予め記憶しておき,画像
    処理の対象となる領域の濃淡画像を読み込み,適当な初
    期しきい値に基づいてしきい値処理することにより濃淡
    画像から2値化画像を求め,上記2値化画像の連結成分
    と上記予め用意された文字又は文字列の特徴を表す情報
    とを比較することにより2値化画像の連結成分が文字又
    は文字列の画像であるか,否かを判定し,2値化画像か
    ら文字又は文字列の画像を読み取れない場合には,上記
    しきい値処理のしきい値を変更して文字画像の認識を繰
    り返すことにより,文字又は文字列の画像を読み取るこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 上記2値化画像から文字又は文字列の画
    像を読み取れない場合には,上記しきい値処理のしきい
    値を上記初期しきい値から所定量だけ増加又は減少させ
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 文字及び該文字により構成される文字列
    の画像と,その背景よりなる濃淡画像をしきい値処理に
    より2値化し,その2値化画像から文字及び文字列の画
    像を認識する画像処理方法において,文字及び文字列の
    連結成分に関する特徴を表す情報を文字及び文字列毎に
    予め記憶しておき,画像処理の対象となる領域の濃淡画
    像を読み込み,適当な初期しきい値に基づいてしきい値
    処理することにより濃淡画像から2値化画像を求め,上
    記2値化画像の連結成分と上記予め用意された文字の特
    徴を表す情報とを比較することにより2値化画像の連結
    成分が文字の画像であると認識された文字の特徴を表す
    情報を抽出し,上記抽出されたすべての文字の特徴を表
    す情報と上記予め用意された文字列の特徴を表す情報と
    を比較することにより,2値化画像の連結成分が文字列
    の画像であるか否かを判定し,2値化画像から文字列の
    画像を読み取れない場合には,上記しきい値処理のしき
    い値を変更して文字及び文字列の画像の認識を順次繰り
    返すことにより,文字列の画像を読み取ることを特徴と
    する画像処理方法。
  4. 【請求項4】 上記文字及び文字列の画像の認識の繰り
    返し時に,上記抽出された文字の特徴を表す情報を累積
    的に記憶し,上記記憶されたすべての文字の特徴を表す
    情報を組み合せて文字列の特徴を表す情報を生成し,上
    記生成された文字列の特徴を表す情報と上記予め用意さ
    れた文字列の特徴を表す情報とを比較することにより,
    2値化画像の連結成分が文字列の画像であるか否かを判
    定することを特徴とする請求項3記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 上記2値化画像から文字列の画像を読み
    取れない場合には,上記しきい値処理のしきい値を上記
    初期しきい値から所定量だけ増加又は減少させることを
    特徴とする請求項3記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 文字又は文字列の画像と,その背景より
    なる濃淡画像をしきい値処理により2値化し,その2値
    化画像から文字又は文字列の画像を認識する画像処理方
    法において,文字又は文字列の連結成分に関する特徴を
    表す情報を文字又は文字列毎に予め記憶しておき,画像
    処理の対象となる領域の濃淡画像を読み込み,異なる複
    数のしきい値に基づいてしきい値処理することにより上
    記濃淡画像から複数の2値化画像を求め,上記それぞれ
    求められた2値化画像の連結成分と上記予め用意された
    文字又は文字列の特徴を表す情報とを比較することによ
    り各2値化画像の連結成分が文字又は文字列の画像であ
    るか,否かをそれぞれ判定し,上記それぞれ判定された
    結果,文字又は文字列の画像を読み取れた2値化画像の
    1つを出力することを特徴とする画像処理方法。
  7. 【請求項7】 上記濃淡画像の性質に応じた適正なしき
    い値を基に抽出された2値化画像を1つ出力する請求項
    6記載の画像処理方法。
JP6109581A 1993-06-17 1994-05-24 画像処理方法 Pending JPH07320000A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000311248A (ja) * 1999-04-28 2000-11-07 Sharp Corp 画像処理装置
JP2016224914A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 コニカ ミノルタ ラボラトリー ユー.エス.エー.,インコーポレイテッド 文書画像の二値化方法

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