JPH0732036B2 - ケ−ブル接続部のケ−ブル導入部構造 - Google Patents

ケ−ブル接続部のケ−ブル導入部構造

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JPH0732036B2
JPH0732036B2 JP22809386A JP22809386A JPH0732036B2 JP H0732036 B2 JPH0732036 B2 JP H0732036B2 JP 22809386 A JP22809386 A JP 22809386A JP 22809386 A JP22809386 A JP 22809386A JP H0732036 B2 JPH0732036 B2 JP H0732036B2
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和時 武田
淳 佐々木
義則 久保田
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はケーブル接続部の心線接続部を気密に保つ気密
性の勝れたケーブル接続部のケーブル導入部構造に関す
る。
<従来の技術> 従来よく使用されている通信ケーブル接続部の概略図を
第5図に示す。第5図は通信ケーブル接続部の片端のみ
の構造を示すものであるが、他端の構造も同一である。
第6図は第5図に示す接続ケース斜視図である。
第5図及び第6図に示す如く、従来はケーブル1の心線
接続部2を取り囲んで複数個(本例では2個)に分割さ
れた接続ケース3の溝3c内に納められ且つケーブル外被
上に多層巻きされたシーリングテープ6と、シーリング
テープ6の流動性による変形を防止するため、シーリン
グテープ6の両端面に当接する一対のシーリングワッシ
ャ7とを具えている。そして、分割された接続ケース3
のフランジ部3aに沿って設けられたボルト及びナット4
を締めつけることによって多層巻きされたシーリングテ
ープ6を2つのシーリングワッシャ7の間にかつケーブ
ル外被及び接続ケース3の内周面に圧接して接続ケース
3とケーブル外被との間をシールするとともに、接続ケ
ース3の接合面に沿って設けられた溝3bに設けられたガ
スケケット5とともに心線接続部2を完全に気密に保つ
ようにしている。
<発明が解決しようとする問題点> 第5図に示すケーブル接続部の接続ケース3の締付けに
よって多層のシーリングテープ6に加えられる圧縮力は
シーリングテープ6が流動性を有するためシーリングワ
ッシャ7とケーブル外被及び接続ケース3との隙間から
一部流出して比較的短時間(数日から100日位)のうち
に消失する。またシーリングテープ6の粘着が低温時に
低下する。即ち−10℃でほとんど粘着力を失う。また経
時的にも粘着力を次第に失う。またシーリングテープ6
の粘着力は施工時の材料類の汚れなどによってもばらつ
きを生じる問題がある。これらのことから第5図に示す
ような従来構造の通信ケーブル接続部のケーブル導入部
構造は気密性の長期的信頼性が期待できない問題があっ
た。
本発明はかかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもの
で、高い気密性を有するとともに長期間にわったて信頼
性を供え、さらに解体に際しても作業が容易なケーブル
接続部のケーブル導入部構造を提供することを目的とす
る。
<問題点を解決するための手段> 本願第1の発明によるケーブル接続部のケーブル導入部
構造の構成はケーブルの心線接続部を取り囲むように複
数個に分割されるとともに一体に接合される接続ケース
と、該接続ケースの端部と上記ケーブルの外被との間に
配置され且つ内周面に凹凸部を有するとともに外周面に
シール溝を備えたゴム状弾性リングと、該ゴム状弾性リ
ングの凹凸部とケーブル外被との間をシールする内側シ
ーリング層と、上記ゴム状弾性リングのシール溝に充填
されるとともに上記ゴム弾性リングと上記接続ケースと
の間をシールする外側シーリング層と、上記接続ケース
の接合部分に介在されて接合部分を気密にするガスケッ
トとからなることを特徴とするものである。
また第2の発明は第1の発明の構成に加えて、ケーブル
の外被とゴム状弾性リングとの間に粘着剤を塗布した多
層巻き気密用発泡ゴムテープと、この多層巻き気密用発
泡ゴムテープとケーブル外被との間及びゴム状弾性リン
グとの間にそれぞれシーリング層を介在させたことを特
徴とするものである。
<作用> 第1の発明のものは複数個に分割された接続ケースの分
割面にガスケットを介在させて接合して一体化する際、
接続ケースの両端部の溝とケーブル外被との間に圧縮量
の大きいゴム状弾性リングを介在させるとともに、ケー
ブル外被とゴム状弾性リングの内面及びゴム状弾性リン
グの外周と接続ケース内面にシーリングテープを介在さ
せて圧接し一体化することによってケーブル心線部を気
密に封止するようにしている。接続ケースの圧接ゴム状
弾性リングを介してケーブルに伝えられているためシー
リングテープが圧接力で次第に流出することはない。ま
た第2の発明のもの第1の発明の構成におけるゴム状弾
性リングを一定寸法とし、接続されるケーブル外径に応
じてケーブル外被とゴム状弾性リングとの間に介在され
る粘着剤を塗布した発泡ゴムテープ層の巻回数を調節
し、ケーブル外被の発泡ゴムテープ層の間及び発泡ゴム
テープ層とゴム状弾性リングとの間にシーリングテープ
を介在させて分割された接続ケースを一体化させてケー
ブル心線部を気密に封止するようにしている。
<実施例> 本発明によるケーブル接続部のケーブル導入部構造の一
実施例の断面図を第1図に示す。第2図は第1図に示す
もののA−A断面図、第3図は第1図に示すもののB−
B断面図である。第1図〜第3図に示される接続ケース
3は第6図に示したものと同一であって複数個(本実施
例では2個)に分割されていて、これらの分割面にそっ
て形成された各フランジ部3aに所定の間隔で配置された
ボルト及びナット4が備えられている。接続ケース3の
両端部には溝3cが設けられているとともに、一方の接続
ケース3のフランジ部3aにそって接続ケース3の分割部
分の気密を保つガスケット5を収容する溝3bが設けられ
ている。接続ケース3の両端の溝3cの内面と接続される
ケーブル(例えば通信ケーブル)1の外被の間には、ケ
ーブル1の外被と接続ケース3との間に配置され且つ内
周面上に凹凸部8a及び外周面にシール溝8bをもつゴム状
弾性リング8と、ケーブル外被とゴム状弾性リング8と
の間の内側シーリング層を形成するシーリングテープ10
と、ゴム状弾性リング8のシール溝8bに巻回充填されて
ゴム状弾性リング8と接続ケース3との間をシールする
外側シーリング層を形成するシーリングテープ11とが設
けられている。尚、ゴム状弾性リング8は硬度40〜70程
度のEPDMゴム(エチレンプロピレンゴム)から形成され
ていて、その凹凸部8aの寸法はケーブル1の外被に巻か
れたシーリングテープ10の外径より僅かに大きく、ゴム
状弾性リング8の外径は接合されたときの接続ケース3
の溝3cの内径より僅かに大きく設定される。従ってゴム
状弾性リング8のシール溝8bに充填して巻回されたシー
リングテープ11の外径も接合されたときの接続ケース3
の溝3cの内径よりも若干大きくなる。
以上のような分割された接続ケースル3のフランジ部3a
ボルト及びナット4を締め付けることによって、接続ケ
ース3は溝3cに納められたゴム状弾性リング8とこれに
接して介在されるシーリングテープ10,11とを周囲から
ケーブル1の外被の上に押圧する。このときゴム状弾性
リング8の内周面の凹凸部8aは大きく圧縮変形し、ケー
ブル1の外被上に巻回されたシーリングテープ10は流動
し、凹凸部8aのくぼみを埋め内側シーリング層を形成
し、ケーブル1の外被とゴム状弾性リング8とが直接接
触し、両者の境界に接触圧力が生じる。また、ゴム状弾
性リング8とケーブル1の外被との直接接触による反力
がゴム状弾性リング8の幅広のシール溝8bに巻かれたシ
ーリングテープ11を接続ケース3の溝3c内面に圧接する
と共に流動して外側シーリング層を形成し、ゴム状弾性
リング8の突出部8cとともに長期的なシールを保証する
こととなる。
また分割された接続ケース3を一体化するに際し、接続
ケース3の接合面に沿って設けられた溝3bにガスケット
5を介在させてフランジ部3aをボルト及びナット4によ
って締付けるため、締付けによってケーブル導入部構造
を気密構造とするとともに接続ケース3の接合面もガス
ケット5によって気密に保たれ、ケーブル1の心線接続
部2は完全に気密に保たれる。なお、ゴム状弾性リング
8の内周面に凹凸部8aがない場合は、ゴム状弾性リング
8を接続ケース3で押圧しても押圧によるゴム状弾性リ
ング8の圧縮幅が少なく、シーリングテープ10、接続ケ
ース3の溝3c、ケーブル1の外径寸法のばらつけいや長
期的変形等に充分追随できず安定した接触圧力を長期的
に保持することがほとんど不可能である。しかも、所要
の圧縮幅を得るために大きな圧縮力を必要とし、リブに
よる接続ケース3の端部の補強やボルト及びナット4の
数の増大などが必要となる等の問題が起る。
本発明は主に接触圧力により気密を確保する構造であ
る。従って接続ケースの溝3c内面にシリンコングリース
等の離型剤を塗布しておくことによって、解体時に接続
ケース3にシーリングテープ11が付着しないため接続ケ
ース3の取り外しが容易になる。この場合に気密生の問
題は全くない。この点に関し、従来のものはケーブル接
続部を解体する際にシーリングテープが接続ケースに強
固に粘着していて接続ケースの取り外しが難かしい。接
続ケースに固着したシーリングテープは粘着性が強く刃
物を用いて能率的に除去することが困難であり、少量づ
つちぎり取る以外に方法がないなど問題を有していた。
第1図に示す実施例のものはケーブル外径に応じた寸法
のゴム状弾性リングを必要とするため、各種の外径のケ
ーブルに汎用的に本発明を適用したい場合、大きさの異
なる各種のゴム状弾性リング8を準備する必要がある。
本発明によるケーブル接続部のケーブル導入部構造の他
の実施例を第4図に示す。第4図中に示される接続ケー
ス3の構造は第6図に示したものと同様である。第1図
に示す実施例の構造のものにおけるゴム状弾性リング8
の形状を一定寸法とし接続されるケーブル1の外径に応
じてケーブル1の外被をゴム状弾性リング8の内周面と
の間に粘着剤を塗布した高硬度の気密用発泡ゴムテープ
9の多数巻き層と、ケーブル1の外被と気密用発泡ゴム
テープ9の間に内側シーリング層を形成するシーリング
テープ10と発泡ゴムテープ9の外周面とゴム状弾性リン
グ8の内周面との間の中間シーリング層を形成するシー
リングテープ12とを付加している。その他の構造は第1
図に示すものととくに変りはない。第4図に示す実施例
のものは気密用発泡ゴムテープ9の巻き付け回数を調整
することによって任意の外径のケーブル接続を行うこと
が可能である。ただし、ケーブル径がゴム状弾性リング
8の内径に比べて極端に小さい場合は、接続ケース3の
締付けによる圧縮力がケーブル外被面まで到達しないこ
とが起る。このような場合には気密用発泡ゴムテープ9
をケーブル1に巻付ける際、気密用発泡ゴムテープ9を
引張りながら巻き付けて気密用発泡ゴムテープ9に張力
を残留させることにより、気密用発泡ゴムテープ9とケ
ーブル1の外被との境界面の接触圧力を増大させシーリ
ングテープ10を圧縮流動させてシール層を形成し安定し
たシールを確保することができる。
本実施例の場合もケーブル導入部の気密性は主に接触圧
力によって確保されているため、接続ケース3の溝3cの
内面にシリコングリース等の離型剤を予め塗布しておく
ことによって、解体時の接続ケース3の取り外しを容易
にすることができる。
以上の実施例の説明では通常の二本のケーブルの接続を
念頭において、ゴム状弾性リング8がケーブルの切断端
から挿入できることを前提としていた。しかし例えばケ
ーブルが引き通しになっているところからケーブルを分
岐させるような場合などケーブルにゴム状弾性リング8
を通すことができない。この場合はゴム状弾性リング8
を切断してケーブル1に挿通させ、その後切断部を必要
に応じて接着してリング状に復旧することにより、通常
の接続部と同様に組立てることができる。このゴム状弾
性リング8の接着方法としては、例えばゴム状弾性リン
グ8の材料としてEPDMゴムを用いている場合は、シアノ
アクリレート系の瞬間接着剤を用いれば極めて短時間に
かつ容易に接着を行うことができる。なお、ゴム状弾性
リング8の切断面を接着しなくても、本発明のケーブル
導入部構造では接続ケースを締付けたとき、ゴム状弾性
リング8の切断面が周囲からの圧縮応力によって密着す
るため良好なシール効果が得られる。
本発明によるケーブル接続部のケーブル導入部構造とし
て気密用発泡ゴムテープ9と切断されたゴム状弾性リン
グ8とを用いたものの気密性について試験を行った。即
ちケーブル接続内部にガス圧を印加し、ケーブルの接続
部について従来実施されているヒートサイクル試験、ケ
ーブル曲げ試験、ケーブル振動試験などを行ったがガス
漏れなどなく気密性は極めて良好であたった。
<発明の効果> 本発明によるケーブル接続部のケーブル導入部構造はゴ
ム状弾性リングの内周面に凹凸部を設け外周面に幅広の
シール溝を設けてシーリングテープを巻回し、これらを
ケーブル外被上に圧接して気密性を与える構造であるた
め、 (a)ケーブル外被上と接続ケース溝内周面のシールが
シーリングテープの粘着力とゴム状弾性リング、ゴム弾
性の両方により確保されるため、極めて高い気密性を保
つことができる。
(b)各種のゴム状弾性リングを用意することによって
接続部のケーブル導入部構造の作成が容易となり製造コ
ストを下げることができた。
(c)ゴム状弾性リングは切断しても用いることができ
るため、引き通しケーブルの接続部にも適用することが
できる。
(d)ゴム状弾性リングの内周面の凹凸部は圧縮に対し
て緩衝効果を有するため、接続ケースを締め付けたと
き、締付力によりケーブル外被を挫屈損傷させることが
ない。
(e)従来のもののごとくケーブル径に応じたワッシャ
の準備や特殊工具を必要とせず、接続部の構造が簡単に
なり、量産性があり、低価格化が図られる。
(f)シーリングテープと接続ケースの圧接面に離型剤
を塗布することによって解体時に接続ケースを取り外す
とき容易に接続ケースを取り外すことができる。
また本発明においてゴム状弾性リングと気密用発泡ゴム
テープを用いたものについては更に、 (g)気密用発泡ゴムテープの巻き数を変えるだけで外
径が異るケーブルに対しても容易に対応することができ
汎用性が広い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるケーブル接続部のケーブル導入部
構造の一実施例の部分的断面図、第2図は第1図に示す
もののA−A断面図、第3図は第1図に示すもののB−
B断面図、第4図は本発明の他の実施例の部分的断面
図、第5図は従来のケーブル接続部のケーブル導入部構
造の構成を示す部分的断面図、第6図は第5図中に示す
接続ケースの斜視図である。 図面中、1はケーブル、2は心線接続部、3は接続ケー
ス、5はガスケット、8はゴム状弾性リング、9は気密
用発泡ゴムテープ、10,11,12はシーリングテープであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 義則 茨城県那珂郡東海村大字白方字白根162番 地 日本電信電話株式会社茨城電気通信研 究所内 (72)発明者 柳原 盛男 茨城県那珂郡東海村大字白方字白根162番 地 日本電信電話株式会社茨城電気通信研 究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルの心線接続部を取り囲むように複
    数個に分割されるとともに一体に接合される接続ケース
    と、該接続ケースの端部と上記ケーブルの外被との間に
    配置され且つ内周面に凹凸部を有するとともに外周面に
    シール溝を備えたゴム状弾性リングと、該ゴム状弾性リ
    ングの凹凸部とケーブル外被との間をシールする内側シ
    ーリング層と、上記ゴム状弾性リングのシール溝に充填
    されるとともに上記ゴム弾性リングと上記接続ケースと
    の間をシールする外側シーリング層と、上記接続ケース
    の接合部分に介在されて接合部分を気密にするガスケッ
    トとからなることを特徴とするケーブル接続部のケーブ
    ル導入部構造。
  2. 【請求項2】ケーブル心線接続部を取り囲むように複数
    個に分割されるとともに一体に接合される接続ケース
    と、上記ケーブルの外被に多層に巻回され且つ粘着剤が
    塗布された気密用発泡ゴムテープと、該気密用発泡ゴム
    テープと上記接続ケースとの間に配置されるとともに円
    周面上に凹凸部を有するとともに外周面にシール溝を有
    するゴム状弾性リングと上記ケーブルの外被と気密用発
    泡ゴムテープとの間をシールする内側シーリング層と、
    上記気密用発泡ゴムテープとゴム状弾性リング凹凸部と
    の間をシールする中間シーリング層と、上記ゴム状弾性
    リングのシール溝に充填されて上記ゴム状弾性リングと
    接続ケースとの間をシールする外側シーリング層と、上
    記複数個に分割された接続ケースの接合面を気密に保つ
    ガスケットとからなることを特徴とするケーブル接続部
    のケーブル導入部構造。
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