JPH07320403A - 波形等化装置 - Google Patents

波形等化装置

Info

Publication number
JPH07320403A
JPH07320403A JP10645794A JP10645794A JPH07320403A JP H07320403 A JPH07320403 A JP H07320403A JP 10645794 A JP10645794 A JP 10645794A JP 10645794 A JP10645794 A JP 10645794A JP H07320403 A JPH07320403 A JP H07320403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
equalization
equalization error
evaluation value
error evaluation
waveform
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10645794A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Ishii
純一 石井
Tetsuya Ikeda
哲也 池田
Takashi Hoshino
隆司 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10645794A priority Critical patent/JPH07320403A/ja
Publication of JPH07320403A publication Critical patent/JPH07320403A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】情報再生装置において、部分的に符号間干渉を
許容した波形等化を行なう場合においても、自動等化に
よる等化係数の最適化により信頼性の高い情報再生を行
うための波形等化装置を提供すること。 【構成】自動等化処理により再生信号振幅のエッジ部と
ピーク部の振幅平均値に制御される2つの等化誤差検出
しきい値により等化誤差を求める。また、エッジ部検出
回路803により再生信号振幅がエッジ部であることを
検出し、等化誤差評価値算出回路804で等化誤差評価
値を求める際に、2つの等化誤差の選択を行なう。その
ため、部分的に符号間干渉を許容した場合にも等化誤差
評価値は適切に求められ、自動等化による最適等化を行
なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報再生装置において
部分的に符号間干渉を許容する波形等化を行なう場合に
おいても、自動等化により常に最適な波形等化を行うこ
とにより、信頼性の高い情報再生を行うことを可能とす
る波形等化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】有線や無線で情報の伝達を行なう場合、
受信側では送信された信号が正しく得られなければ、歪
やデータ誤りが生じる。実際、有線・無線に限らず伝送
路にはなんらかの特性が存在する。これらの伝送路によ
って変化した信号を、受信機に対して適した信号に戻す
ことが波形等化である。
【0003】波形等化技術を周波数特性の補償技術とし
て広義にとらえると、情報記録再生装置における主要技
術であり、高密度記録,信頼性の向上を図るために欠か
せない技術となっている。
【0004】波形等化器は、記録再生装置に限れば、ア
ナログ・ディジタルともにあらかじめ記録再生特性にあ
わせてタップ係数を設定する、いわゆる固定等化方式と
呼ばれるものが大半である。これに対し、自動等化方式
を導入すると、 (1)初期調整が簡単になる。
【0005】(2)互換再生時の信頼性の向上が図れ
る。
【0006】(3)再生特性のバラツキに対するマージ
ンを見込む必要がないため、高密度化ができる。
【0007】という利点が生じる。
【0008】自動等化を行なうためのアルゴリズムは多
くの種類があるが、ゼロ・フォーシング(以下ZF)ア
ルゴリズムは、ビデオ信号のような高速なデータ系列を
処理する用途に実際に使用されている。ZFアルゴリズ
ムを用いた自動等化器として、図12に示すようなテレ
ビジョン学会誌Vol.44,No6,pp.728〜
735(1990)記載の自動等化器が知られている。
【0009】図12に示す自動等化器の動作を図面を用
いて説明する。図12において、遅延線1201,12
02と利得調整器1203,1204と加算器1205
により3タップトランスバーサルフィルタの等化器を構
成している。等化器の出力端1212でのインパルス応
答をh(t)とすると、等化後再生信号の符号間干渉の
絶対値の和Dは次の式(数1)で与えられる。
【0010】
【数1】
【0011】ZFアルゴリズムは、このDの値が最小に
なるように等化器のトランスバーサルフィルタのタップ
係数Cj(jはタップナンバー)を制御するアルゴリズ
ムである。
【0012】等化器で等化処理を行なった後の再生信号
kは、比較器1,比較器2に出力される。比較器1
は、入力された等化後再生信号ykとデータ判別用しき
い値SLとを比較し、yk≧SLの場合”1”,yk<S
Lの場合”0”の2値ディジタルデータak’を出力端
子1214とゲート1209に出力する。また、等化後
再生信号ykは比較器2に入力される。比較器2に入力
された等化後再生信号ykは、等化誤差検出しきい値e
sと比較され等化誤差ekをゲート1208に出力す
る。
【0013】図示しない記録媒体に記録されたデータa
kは2値信号であり、”1”あるいは”0”をとる。こ
こでは以下の便宜上”1”を+1に、”0”を−1に対
応させ、ak∈{+1,−1}とする。その時、等化誤
差評価値Hjは以下の式(数2)で与えられる。
【0014】
【数2】
【0015】ここで、ekは等化誤差、mは評価値を1
回求めるのに必要な加算回数である。加算回数mは、雑
音やドロップアウトによる等化誤差評価値の誤りの影響
を除去するため、システムのC/N,ドロップアウト特
性により決定される。(数2)において、前半部はak
+1の場合、後半部はakが−1の場合の等化誤差評価
値を与える。情報記録再生システムの記録再生系が線形
であれば、再生信号波形はakが+1の場合と−1の場
合で対象となるから(数2)の前半部か後半部のいずれ
か一方だけで等化誤差評価値Hjを算出できる。図12
の自動等化回路では、akが+1の場合において等化誤
差評価値Hjを算出する。
【0016】計算器1210は、等化誤差評価値Hj
求める式(数2)により、等化誤差評価値Hjを計算し
出力するが、記録データ情報であるakをあらかじめ知
ることができないため、データakの推定値である判別
2値データak’を用いる。計算器1210は、比較器
1,比較器2から出力され、ゲート1208,1209
を介し、間欠的にサンプルしたak’,ekを用いて等化
誤差評価値Hjを算出し、等化誤差検出しきい値esと
等化器のタップ係数を更新する。
【0017】計算器1210で算出された等化誤差評価
値Hj(ただしj≠0)が正であれば、等化が不足して
いることになりタップ係数Cj(ただしj≠0)を微小
量(ステップ幅)だけ増加させ、等化量を増す。等化誤
差評価値Hj(ただしj≠0)が0の場合、等化の過不
足はないためタップ係数Cj(ただしj≠0)の増減は
行なわない。また、等化誤差評価値Hj(ただしj≠
0)が負であれば、過等化であることになりタップ係数
j(ただしj≠0)を微小量だけ減少させる操作を繰
り返す。一方、等化誤差評価値H0に対しては、等化誤
差評価値H0の正負に応じて等化誤差検出しきい値es
を微小量分逐次増減し、等化誤差検出しきい値esを更
新し、等化誤差評価値H0の絶対値が最小になるように
する。図12の自動等化回路は、このような処理を繰り
返すことにより、式(数1)に示した符号間干渉量Dは
最小になり、最適な波形等化が行なわれる。また、等化
誤差検出しきい値esはak'が+1の場合の等化後再生
信号振幅の平均値に制御される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】一般に、2値ディジタ
ルデータを変調した後のディジタル情報系列で符号間干
渉が発生しないためには、そのインパルス応答h(t)
が、変調後のビット間隔をT'とした場合、1/(2T')を
ナイキスト周波数とするいわゆるナイキスト条件を満た
せばよい。しかし、最小反転間隔Tmin=nT'(nは2
以上の正整数)となる変調符号においては、T'から(n-
1)T'までの判別点における符号間干渉は許容できるた
め、ナイキスト周波数は1/(2nT')とすればよい。変調
前のビット間隔Tのディジタルデータに対し、変調後の
TminがTmin>Tとなる変調符号の場合、変調後のナイ
キスト周波数は、変調前のディジタルデータのナイキス
ト周波数に対し低くなる。そのため、Tmin>Tとなる
変調符号は高密度化を図るため、磁気ディスク,光ディ
スク等のディジタル情報記録再生システムに用いられて
いる。しかし、前述の図12の自動等化回路において変
調後のTmin>Tとなる変調符号の再生信号に対し、部
分的に符号間干渉を許容する波形等化を行なう場合に
は、以下のような問題点が発生する。
【0019】一例として(1,7)NRZI変調を用いた
場合の説明を行なう。(1,7)NRZI変調のTminはn
=2となり、2T’=(4/3)Tであるため、Tmin>T
の条件を満たしている。また、Tmin=2T’より±T'
における符号間干渉は許容できるため、図12における
遅延線1201,1202の遅延時間を2T’としj=
±2で等化誤差評価値を求め、等化誤差評価値Hjが0
に近づくように制御すれば最適な等化が行なえることに
なる。
【0020】変調方式に(1,7)NRZI変調を用いた
場合の再生信号を図13に示す。図13において再生系
は、ナイキスト周波数1/(4T')のナイキスト条件を満
たしている。そのため、(1,7)NRZI変調の再生信
号に対し、最適等化が行なわれている状態と考えること
ができる。図13において、T’における符号間干渉を
許容しているため、判別データak'が "1”,"0”ど
ちらの場合も、ビットクロック位置における再生信号y
kの、データ判別しきい値SLを基準とした振幅は一定
の値とならずに、Ae,Apの2つの値を持つことにな
る。(データ判別しきい値SLは、再生信号ykのピーク
・トゥ・ピーク値の中心値)ここでは以後、再生信号振
幅Aeとなる符号間干渉を許容する個所をエッジ部、再
生信号振幅Apとなる符号間干渉を許容しない個所をピ
ーク部とする。前述のように、図12に自動等化器にお
いて等化誤差検出しきい値esは判別データak'が "
1”の場合の再生信号振幅平均値となるように制御され
る。そのため、エッジ部において等化誤差評価値Hj
求める際の等化誤差検出しきい値としては大きく、ピー
ク部において等化誤差評価値Hjを求める際の等化誤差
検出しきい値としては小さな値となる。
【0021】図13の再生信号ykに対し等化誤差評価
値Hjを求めると、H0=−1,H2=3,H-2=3とな
る。等化誤差評価値Hjの値から等化係数の更新を行な
うと、最適な等化状態であるナイキスト特性に対し等化
量を増やす結果となり、最適な等化状態から離れていく
こととなる。ランダムデータに対し等化誤差評価値Hj
を求める場合も等化誤差検出しきい値esは、エッジ部
とピーク部の出現確率による平均値に制御されるため、
等化誤差検出しきい値esは更新動作を続けて収束した
場合においても、等化係数を更新するための等化誤差評
価値Hjを求める場合の等化誤差検出しきい値esとし
ては不適である。そのため、再生信号に対し最適な等化
が行なわれず、符号検出誤りの発生する確率が増加し、
信頼性の高い情報再生ができなくなる恐れがある。
【0022】本発明の目的は、かかる問題点を解消し、
情報再生装置において部分的に符号間干渉を許容する波
形等化を行なう場合においても、自動等化により常に最
適な波形等化を行うことにより、信頼性の高い情報再生
を行うことを可能とする波形等化装置を提供することに
ある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、等化係数の設定により等化特性を変更する
ことのできる波形等化手段と、前記波形等化手段で波形
等化された再生信号をデータ判別しきい値SLにより2
値化データに判別するためのデータ判別手段と、前記波
形等化手段で波形等化された再生信号を等化誤差検出し
きい値esにより等化誤差を検出するための等化誤差検
出手段と、前記データ判別手段により判別された2値化
データから判別した再生信号振幅が、符号間干渉を許容
するエッジ部か、符号間干渉を許容しないピーク部かを
検出するエッジ部検出手段と、前記データ判別手段から
出力された2値化データと前記等化誤差検出手段から出
力された等化誤差と前記エッジ部検出手段から出力され
た検出信号により等化誤差評価値を算出する等化誤差評
価値算出手段と、前記等化誤差評価値算出手段により算
出された等化誤差評価値により前記波形等化手段の等化
係数を更新するための等化係数更新手段と、前記等化誤
差評価値算出手段により算出された等化誤差評価値によ
り前記等化誤差検出手段の等化誤差検出しきい値を更新
するための等化誤差検出しきい値更新手段とを有する。
【0024】
【作用】本発明では、等化係数を変更できる波形等化手
段の等化係数を、データ判別手段から出力される判別デ
ータと、等化誤差検出手段から出力される等化誤差と、
エッジ部検出手段から出力される検出信号により、エッ
ジ部もしくはピーク部に対する等化誤差評価値を算出
し、等化係数と等化誤差検出しきい値を更新する。等化
誤差検出しきい値は更新によりエッジ部もしくはピーク
部の等化後再生信号振幅平均値に制御される。また等化
誤差評価値も、エッジ部もしくはピーク部において求め
られるため、等化誤差を求める際の等化誤差検出しきい
値がエッジ部もしくはピーク部に対し最適に設定され
る。そのため、再生信号に対して部分的に符号間干渉を
許容する波形等化を自動等化器で行なう場合において
も、最適な波形等化を行なうことにより信頼性の高い情
報再生を可能とする。
【0025】
【実施例】以下、本発明による波形等化装置を、符号間
干渉を許容することのできる最小反転間隔Tminが2T'
(T'は変調後のビット周期)以上となる変調符号を用い
た情報再生装置に適用した場合の実施例を図面を参照し
て説明する。
【0026】図1は、本発明による波形等化装置の第一
の実施例を示す回路ブロック図である。図1において、
108はA/D変換器、101は等化器、102はデー
タ判別用比較器、103は等化誤差検出用比較器、10
4はエッジ部検出回路、105は等化誤差評価値算出回
路、106は更新値算出回路、107は入力端子、10
9は出力端子である。また、本実施例において自動等化
の方式は前述のZFアルゴリズムを用いており、変調符
号は(1,7)NRZIを用いている。
【0027】図1において、図示しない記録媒体から再
生された再生信号は、入力端子107から自動等化装置
に入力される。入力された再生信号はA/D変換器10
8によりディジタルデータに変換される。ディジタルデ
ータに変換された再生信号は、情報再生の開始時(自動
等化による等化係数の更新開始時)、等化器101によ
って、あらかじめ設定された初期値の等化係数を用いて
波形等化が行なわれる。本実施例において等化器101
は図2に示すような3タップトランスバーサルフィルタ
とする。図2において、ラッチ201,202と、乗算
器203,204と、加算器205により3タップディ
ジタルトランスバーサルフィルタを構成している。ま
た、乗算器203,204のタップ係数(等化係数)
は、外部から係数を入力し、変更することができるた
め、等化特性の変更が可能である。
【0028】等化器101で等化された後の再生信号y
kは、データ判別用比較器102と等化誤差検出用比較
器103に出力される。データ判別用比較器102は、
入力された等化後再生信号ykとデータ判別しきい値S
Lとを比較し、yk≧SLの場合"1",yk<SLの場
合"0"の判別データak'を出力する。データ判別用比較
器102から出力された判別データak'はエッジ部検出
回路104に出力され、また出力端子109から図示し
ない情報再生装置の復調回路へ出力される。等化誤差検
出用比較器103は、入力された等化後再生信号yk
等化誤差検出しきい値esとを比較し、yk≧esの場
合"1",yk<esの場合"0"の等化誤差データekをエ
ッジ部検出回路104に出力する。
【0029】エッジ部検出回路104は、入力された判
別データak'により判別データが再生信号のエッジ部に
よるデータかピーク部によるデータかを検出する。図3
にエッジ部検出回路104の一具体例である回路ブロッ
ク図を示す。図3において301,307は入力端子、
302,303,308はラッチ回路、304はEOR
(Exclusively OR)回路、306,309は出力端子
である。
【0030】本実施例に用いた変調符号(1,7)NRZ
Iに限らず、Tmin=nT'(nは2以上の整数,T'は変
調後のビット周期)となる変調符号の再生信号は図4に
示すように、データ"1","0"どちらの場合もエッジ部
の前後の判別データは異なる。このことから、エッジ部
検出回路104において再生信号のエッジ部を検出する
には前後の判別データを参照すればよいことになる。そ
のため、判別データakがエッジ部であるのは、前後の
判別データak-1,ak+1により(表1)の真理値表でEG
=1となる場合である。
【0031】
【表1】
【0032】エッジ部検出回路104は、(表1)の真理
値表に基づくエッジ検出信号EGを出力するEOR回路
304により、再生信号のエッジ部検出を行なってい
る。入力端子301から入力された判別データak'はラ
ッチ回路302,303により2ビットクロック遅延さ
れた判別データak-2'とEOR回路304に入力され
る。EOR回路304の出力は、判別データak-2'とa
k'によりak-1'が、再生信号のエッジ部の場合"1",ピ
ーク部の場合"0"となり、図4に示すようなエッジ検出
信号EGを出力端子306に出力する。出力端子305
に出力された判別データak-1'と等化誤差ekの遅延分
を調整するため、入力端子307から入力された等化誤
差ekはラッチ回路308により1ビットクロック遅延
され、出力端子309から出力される。
【0033】等化誤差評価値算出回路105は、エッジ
部検出回路104から出力された判別データak',等化
誤差ekとエッジ検出信号EGにより等化誤差評価値Hj
を(数2)を用いて計算する。前述のように本実施例で用
いている変調符号(1,7)NRZIは最小反転間隔Tmin
=2T'となるため、T'における符号間干渉を許容でき
るので等化誤差評価値Hjはj=±2,0について求め
ればよい。そのため、等化器101の3タップトランス
バーサルフィルタのタップ遅延時間は2T'となる。ま
た、記録再生系が線形であれば、波形はak'が "1"の
場合と"0"の場合で対象となるから(数2)の前半部か
後半部のいずれか一方だけで等化誤差評価値Hjを算出
できる。そのため、本実施例ではak'が "1"の場合に
おいて等化誤差評価値Hjを算出する。
【0034】図5に等化誤差評価値算出回路105の一
具体例である回路ブロック図を示す。図5において53
0はH0算出回路、540はH2算出回路、550はH-2
算出回路、560はサンプルカウンタ回路、501,5
02,503は入力端子、504はANDゲート、50
9,516はENOR(Exclusively Not OR)ゲー
ト、505,510,517はアップダウンカウンタ、
507,508,512,513,514,515はラ
ッチ回路、519,520,521はレジスタ、522
はカウンタ、523はデコーダ、506,511,51
8は出力端子である。
【0035】次に図5を用いて、等化誤差評価値算出回
路105の動作の説明を行なう。まず、等化誤差検出し
きい値esを更新するために用いる等化誤差評価値H0
を求める部分であるH0算出回路530について説明を
行なう。等化誤差評価値H0を求める場合、本実施例で
は、ak'が "1"の場合においてのみ等化誤差評価値を
求めるため、(数2)の前半部について等化誤差評価値を
求めればよい。そのため、(数2)の前半部において、sg
n(ak')=1であるから、sgn(ek)をm回だけ加算すれ
ばよい。また、エッジ検出信号EGを参照し、EG="
1"である再生信号がエッジ部の場合にのみsgn(ek)の
加算を行なう。
【0036】H0算出回路530において、入力端子5
01,502から入力された判別データak'とエッジ検
出信号EGはANDゲート504に入力され、ak'="
1"かつ再生信号がエッジ部の場合にだけANDゲート
504は "1"を、それ以外の場合"0"をアップダウン
カウンタ505のENABLE端子に出力する。アップ
ダウンカウンタ505は、ENABLE端子の入力が "
1"の場合ビットクロックによりカウント動作を行な
い、ENABLE端子の入力が "0"の場合にはカウン
ト動作は行なわない。また、入力端子503から入力さ
れた等化誤差ekは、アップダウンカウンタ505のU
/D端子に入力される。アップダウンカウンタ505
は、U/D端子の入力が "1"の場合にはカウントアッ
プ動作を行ない、U/D端子の入力が "0"の場合には
カウントダウン動作を行なう。そのため、アップダウン
カウンタ505はak'="1"で再生信号がエッジ部の場
合にだけ動作し、等化誤差ek="1"の場合にはsgn
(ek)=1のためカウントアップ、等化誤差ek="0"の
場合にはsgn(ek)=−1のためカウントダウン動作を行
なう。以上のような動作を続けることにより、アップダ
ウンカウンタ505のカウンタ値は、ak'="1"かつ再
生信号がエッジ部である場合の等化誤差評価値H0の加
算結果となる。
【0037】等化誤差評価値に対する雑音,ドロップア
ウト等の影響を除外するため、更新に用いる等化誤差評
価値を1回求めるためには、m回の等化誤差評価値の加
算による平均化が必要である。サンプルカウンタ回路5
60は、必要な加算回数mをカウントする。本実施例で
は、等化誤差評価値を求めるための再生信号サンプルデ
ータを、連続的に再生信号から求めている。サンプルカ
ウンタ回路560は、ak'="1"かつ再生信号がエッジ
部の場合にだけ "1"を出力するANDゲート504の
出力をカウンタ522のENABLE端子に入力する。
そのためカウンタ522は、等化誤差評価値を求めるa
k'="1"かつ再生信号がエッジ部の場合にだけカウント
動作を行なう。カウンタ522のカウント出力はデコー
ダ523に入力される。デコーダ523は、入力値(カ
ウンタ値)が等化誤差評価値を1回求めるために必要な
加算回数mとなった場合、"High"となる制御信号VH
を出力する。制御信号VHは、新たに加算回数mをカウ
ントするためにカウンタ522のカウント値をクリアす
る。
【0038】デコーダ523の制御信号VHにより、H
0算出回路530のレジスタ519は、アップダウンカ
ウンタ505の出力であるm回加算した等化誤差評価値
0を保持する。また、新たに等化誤差評価値H0を求め
るためにCLR端子に入力された制御信号VHによりカ
ウンタ値はクリアされる。レジスタ519に保持された
等化誤差評価値H0は出力端子506から出力され、更
新値算出回路106で等化誤差を検出するために用いる
等化誤差検出しきい値の更新を行なうために用いる。
【0039】次に、等化器101の等化係数C1を更新
するために用いる等化誤差評価値H2を求める部分であ
るH2算出回路540について説明を行なう。H2算出回
路540においても、ak'="1"かつ再生信号がエッジ
部の場合にだけ等化誤差評価値H2を求めるため、アッ
プダウンカウンタ510はANDゲート504の出力に
よりカウント動作を行なう。等化誤差評価値H2は、(数
2)の前半部からsgn(ek)とsgn(ak-2')の積の総和とな
る。sgn(ek)とsgn(ak-2')の積は、sgn(ek)とsgn(a
k-2')の値が同じ場合に+1、sgn(ek)とsgn(ak-2')の
値が異なる場合に−1となる。そのため、等化誤差評価
値H2を求めるためには、sgn(ek)とsgn(ak-2')の積が
+1の場合にはアップダウンカウンタ510をカウント
アップ、sgn(ek)とsgn(ak-2')の積が−1の場合には
アップダウンカウンタ510をカウントダウンさせれば
よい。前述のようにsgn(ek)とsgn(ak-2')の積は、ek
とak-2'のENORをとればよいため、H2算出回路5
40においてはラッチ507,508により2ビット遅
延されたak'であるak-2'とekをENORゲート50
9に入力し、その出力をアップダウンカウンタ510の
U/D端子の入力とする。そのため、アップダウンカウ
ンタ510の値は、ak'="1"かつ再生信号がエッジ部
の場合の等化誤差評価値H2の総和となる。H0算出回路
530と同様に、制御信号VHにより、m回加算後レジ
スタ520に保持される。レジスタ520に保持された
等化誤差評価値H2により、更新値算出回路106は、
等化係数C1の更新を行なう。
【0040】同様に、H-2算出回路550においては判
別データak'と2クロック遅延した等化誤差ekのEN
ORゲート516の出力によりアップダウンカウンタ5
17のアップ・ダウンが制御される。また、アップダウ
ンカウンタ517は、2クロック遅延したANDゲート
504の出力によりカウント動作を行なうことにより、
等化誤差評価値H-2の算出を行なう。m回加算後の等化
誤差評価値H-2は、制御信号VHによりレジスタ521
に保持される。以上のような動作により、等化誤差評価
値算出回路105において算出された等化誤差評価値H
jは、出力端子506,511,518から更新値算出
回路106に出力される。
【0041】更新値算出回路106は、等化誤差評価値
算出回路105で算出された等化誤差評価値H0,H±2
を用いて、自動等化に用いる等化誤差検出しきい値と等
化係数を更新する。図6は更新値算出回路106の一具
体例を示す回路ブロック図である。図6において、60
1,612,618は入力端子、602,613,61
9は入力された等化誤差評価値の正負を比較するための
比較器、603,614,620は更新前の係数・しき
い値の値を保持するためのレジスタ、605はしきい値
を更新する場合の更新ステップ幅Δsを保持するための
レジスタ、616は等化係数を更新する場合の更新ステ
ップ幅Δcを保持するためのレジスタ、604,61
5,621は比較器602,613,619の結果によ
り、レジスタ603,614,620に保持された更新
前の係数・しきい値の値からステップ幅を加減算するた
めの加減算器、606,617,622は出力端子であ
る。
【0042】同図において入力端子612から入力され
た等化誤差評価値H2の値を、比較器613で比較し、
正の場合には、レジスタ614に保持された等化係数C
1の更新前の値(更新開始時は初期値)に、レジスタ6
16に保持されたステップ幅Δcを加減算器615で加
算する。等化誤差評価値H2の値が0の場合には、等化
係数C1の更新前の値(更新開始時は初期値)はレジス
タ614に保持され、加減算器615での加減算処理は
行なわれない。等化誤差評価値H2の値が負の場合に
は、レジスタ614に保持された等化係数C1の更新前
の値(更新開始時は初期値)に、レジスタ616に保持
されたステップ幅Δcを加減算器615で減算する。同
様に、等化係数C-1も等化誤差評価値H-2により更新を
行なう。このようにして、等化係数C1,C-1の更新を
続けることにより、等化係数C1,C-1は、最適な等化
を行なうことができる。
【0043】また、図6において、入力端子601から
入力された等化誤差評価値H0の値を、比較器602で
比較し、正の場合には、レジスタ603に保持された等
化誤差検出しきい値esの更新前の値(更新開始時は初
期値)に、レジスタ605に保持されたステップ幅Δs
を加減算器604で加算する。等化誤差評価値H0の値
が0の場合には、等化誤差検出しきい値esの更新前の
値(更新開始時は初期値)はレジスタ603に保持さ
れ、加減算器604での加減算処理は行なわれない。等
化誤差評価値H0の値が負の場合には、レジスタ603
に保持された等化誤差検出しきい値esの更新前の値
(更新開始時は初期値)に、レジスタ605に保持され
たステップ幅Δsを加減算器604で減算する。このよ
うにして、等化誤差評価値H0により等化誤差検出しき
い値esの更新を続けることにより、等化誤差検出しき
い値esは、等化誤差評価値H0の値が0に近づくよう
に制御される。
【0044】等化誤差評価値H0は、判別データak'="
1"かつ再生信号がエッジ部である場合の再生信号振幅
が、等化誤差検出しきい値esに比べ大きい場合+1,
小さい場合−1とした場合の総和である。つまり等化誤
差評価値H0は、判別データak'="1"かつ再生信号が
エッジ部である場合の再生信号振幅の平均が、等化誤差
検出しきい値esと比較した結果を表していることにな
る。そのため、等化誤差評価値H0を0にするように制
御するということは、等化誤差検出しきい値esを、判
別データak'=”1”かつ再生データがエッジ部である
場合の再生信号振幅の平均値に制御することである。本
発明の第一の実施例では、判別データak'=”1”か
つ、再生データがエッジ部の場合にのみ等化誤差評価値
を求めるため、前記のように制御された等化誤差検出し
きい値esは、等化誤差評価値算出の際に最適な等化誤
差検出しきい値となる。
【0045】以上のように本発明の第一の実施例によれ
ば、等化誤差検出しきい値esは、判別データak'="
1"かつ再生信号がエッジ部である場合の再生信号振幅
の平均値に制御される。また、等化誤差評価値Hjを判
別データak'="1"かつ再生信号がエッジ部である場合
にだけ求めるため、等化誤差検出しきい値esが不適切
なために等化係数が収束せずに最適な等化ができなくな
る恐れがない。そのため、変調符号にTmin=nT'(n
は2以上の整数,T'は変調後のビット周期)となる変調
符号を用いて、(n-1)T'までの符号間干渉を許容した場
合においても、等化係数は最適に制御される。そのた
め、自動等化により常に信頼性の高い情報再生を行なう
ことができる。また、図7に示す等化誤差評価値算出回
路に変更し、論理ゲート701によりエッジ検出信号E
Gの極性を反転することにより、判別データak'="1"
かつ再生信号がピーク部である場合にだけ等化誤差評価
値Hjを求め、等化誤差検出しきい値を再生信号振幅ピ
ーク部の平均値となるように制御し、自動等化を行なう
場合においても等化係数は最適に制御され、第一の実施
例と同様の効果が得られる。
【0046】次に本発明による波形等化装置の第二の実
施例について図面を用いて説明を行なう。図8は、本発
明による波形等化装置の第二の実施例を示す回路ブロッ
ク図である。図8において、108はA/D変換器、1
01は等化器、102はデータ判別用比較器、801,
802は等化誤差検出用比較器、803はエッジ部検出
回路、804は等化誤差評価値算出回路、805は更新
値算出回路、107は入力端子、109は出力端子であ
る。なお、図1と重複する部分には同一番号を付してい
る。また、第二の実施例においても第一の実施例同様
に、自動等化の方式は前述のZFアルゴリズム,変調符
号は(1,7)NRZIを用いており、ak'が"1"の場合
においてのみ等化誤差評価値Hjを求めている。第二の
実施例では、再生信号がピーク部の場合とエッジ部の場
合それぞれについて等価誤差を求めるため、等化誤差検
出用比較器を2個持つ。そのため、等価誤差評価値を求
める式は、(数2)の前半部を以下に示す式(数3)のよう
に変更し、等価誤差評価値Hjを求める。
【0047】
【数3】
【0048】次に図8を参照してこの第二の実施例の動
作を説明する。第一の実施例と同様に、等化器101に
より等化された再生信号ykにより、データ判別用比較
器102は判別2値データak'を出力する。また、等化
後再生信号ykは等化誤差検出用比較器801,802
に入力される。等化誤差検出用比較器801は、等化誤
差検出しきい値espにより、再生信号のピーク部に対
する等化誤差ekpを出力する。等化誤差検出用比較器8
02は、等化誤差検出しきい値eseにより、再生信号
のエッジ部に対する等化誤差ekeを出力する。出力され
た判別データak'と2つの等化誤差ekp,ekeは、エッ
ジ部検出回路803に入力される。
【0049】図9はエッジ部検出回路803の一具体例
を示す回路ブロック図である。図9において、301,
901,904は入力端子、302,303,902,
905ラッチ回路、304はEOR回路、305,30
6,903,906は出力端子である。なお、図3と重
複する部分には同一番号を付している。入力された判別
データak'により第一の実施例と同様に、エッジ検出信
号EGと遅延された判別データak'が出力される。ま
た、入力端子901,904から入力された、ピーク部
における等化誤差ekpとエッジ部における等化誤差eke
は、ラッチ902,905により遅延調整され出力端子
903,906から出力される。出力された等化誤差e
kp,ekeと、エッジ検出信号EGと判別データak'は、
等化誤差評価値算出回路804に出力される。
【0050】図10は等化誤差評価値算出回路804の
一具体例を示す回路ブロック図である。図10におい
て、530はH0e算出回路、730はH0p算出回路、5
40はH2算出回路、550はH-2算出回路、501,
502,1003,1004は入力端子、504,70
1,509,516は論理回路、505,702,51
0,517はアップダウンカウンタ、507,508,
512,513,514,515はラッチ回路、51
9,703,520,521はレジスタ、1024はm
進カウンタ、1013はセレクタ、1008,101
2,518,511は出力端子である。
【0051】図10を用いて、等化誤差評価値算出回路
804の動作の説明を行なう。まず、再生信号がエッジ
部に対する等化誤差検出しきい値eseを更新するため
に用いる等化誤差評価値H0eを求める部分であるH0e算
出回路530について説明を行なう。第二の実施例にお
いても、第一の実施例と同様にak'が"1"の場合にのみ
等化誤差評価値を求めるため、(数3)に示すように等化
誤差評価値H0eは、再生信号がエッジ部でak'="1"の
場合のsgn(eke)をm回加算すればよい。
【0052】H0e算出回路530において、入力される
等化誤差がekeとなっているが、第一の実施例において
等化誤差検出しきい値esは、再生信号のエッジ部に制
御されているため、図8における第二の実施例のH0e算
出回路530とH0算出回路530は、まったく同じ動
作により等化誤差評価値H0eを算出する。しかし、カウ
ンタ値のクリアとレジスタのデータ保持は制御信号VH
ではなく、判別データak'="1"の場合にカウント動作
を行なうm進カウンタ1024の桁上がり信号出力によ
って行なわれる。アップダウンカウンタ505により算
出された等化誤差評価値H0eは、レジスタ519に保持
され、再生信号エッジ部における等化誤差検出しきい値
eseを更新するために用いられる。
【0053】同様に、H0p算出回路730は、再生信号
がピーク部に対する等化誤差検出しきい値espを更新
するために用いる等化誤差評価値H0pを求める。等化誤
差評価値H0pは、(数3)に示すように再生信号がピーク
部でak'="1"の場合のsgn(ekp)をm回加算すればよ
い。これにより、第一の実施例において、図7に示すよ
うに等化誤差評価値を再生信号のピーク部についてのみ
求める場合のH0算出回路730と全く同じ動作により
等化誤差評価値H0pを求めることができる。そして、ア
ップダウンカウンタ702により算出された等化誤差評
価値H0pは、レジスタ703に保持され、再生信号ピー
ク部における等化誤差検出しきい値espを更新するた
めに用いられる。本実施例では等化誤差評価値H0p,H
0eを求める際、それぞれm回の加算を行なわず、等化誤
差評価値H0p,H0eの合計の加算回数がm回となってい
るが、加算回数mが十分に大きな値で再生信号に大きな
直流変動が無い場合には、等化誤差評価値H0p,H0eそ
れぞれについてm回の加算を行なう必要は無く、実施例
のように等化誤差評価値H0p,H0eを求めても問題はな
い。
【0054】H2算出回路540とH-2算出回路550
は、等化係数を更新するために用いる等化誤差評価値H
2とH-2を求める。この二つの算出回路の動作自体は、
第一の実施例の場合と全くかわらず、等化誤差評価値は
アップダウンカウンタによりm回加算され、レジスタに
保持される。しかし、(数3)に示すように、第二の実施
例では、再生信号がエッジ部とピーク部の両方の場合に
ついて等化誤差を求めるため、カウンタが動作をするの
は判別データak'="1"の場合である。そのため、アッ
プダウンカウンタ510のENABLE端子にはak'
が、アップダウンカウンタ517のENABLE端子に
は2クロック遅延されたak'つまりak-2'が入力され
る。また、(数3)に示すように等化誤差評価値を計算す
る場合に、再生信号がエッジ部かピーク部かにより計算
に用いる等化誤差を選択する必要がある。そのため、等
化誤差評価値算出回路804では、等化誤差評価値を計
算する場合に用いる等化誤差を、セレクタ1013によ
り選択し、H2算出回路540とH-2算出回路550に
出力する。セレクタ1013は、エッジ検出信号EGを
制御信号とし、EG=1の場合再生信号はエッジ部のた
め等化誤差としてekeを選択し、出力する。また、EG
=0の場合再生信号はピーク部のため等化誤差としてe
kpを選択し、出力する。等化誤差を選択することによ
り、再生信号がエッジ部の場合には(数3)の後半部の結
果が、再生信号がピーク部の場合には(数3)の前半部の
結果がアップダウンカウンタにより加算され、レジスタ
に保持される。以上のような動作により、等化誤差評価
値算出回路804において算出された等化誤差評価値
は、出力端子1008,1012,511,518から
更新値算出回路805に出力される。
【0055】更新値算出回路805は、等化誤差評価値
算出回路804で算出された等化誤差評価値H0e,H
0p,H±2を用いて、自動等化に用いるしきい値(等化誤
差検出しきい値)と等化係数を更新する。図11は更新
値算出回路805の一具体例を示す回路ブロック図であ
る。図11において、1101,1107,612,6
18は入力端子、1102,1108,613,619
は入力された等化誤差評価値の正負を比較するための比
較器、1103,1109,614,620は更新前の
係数・しきい値の値を保持するためのレジスタ、110
5はしきい値を更新する場合の更新ステップ幅Δsを保
持するためのレジスタ、616は等化係数を更新する場
合の更新ステップ幅Δcを保持するためのレジスタ、1
104,1110,615,621は比較器1102,
1108,613,619の結果により、レジスタ11
03,1109,614,620に保持された更新前の
係数・しきい値の値からステップ幅を加減算するための
加減算器、1106,1111,617,622は出力
端子である。なお、図6と重複する部分には同一番号を
付している。
【0056】図11において第一の実施例と同様に、等
化誤差評価値H±2によりH±2が0に近づくように等化
係数C1,C-1の更新を続けることにより、等化係数
1,C-1は、最適な等化を行なうことができる。
【0057】また、図11において、等化誤差評価値H
0pは比較器1102で比較され、結果が正の場合にはレ
ジスタ1103に保持された更新前の等化誤差検出しき
い値espにレジスタ1105に保持されたステップ幅
Δsを加減算器1104で加算する。等化誤差評価値H0
pが0の場合は加減算は行なわれず、H0pが負の場合は
減産が行なわれる。このように等化誤差評価値H0pによ
り等化誤差検出しきい値espの更新を続けることによ
り、等化誤差検出しきい値espは、等化誤差評価値H0
pの値が0に近づくように制御される。同様に、等化誤
差評価値H0eにより等化誤差検出しきい値eseの更新
を続けることにより、等化誤差検出しきい値eseは、
等化誤差評価値H0eの値が0に近づくように制御され
る。
【0058】等化誤差評価値H0pは、判別データak'=
1における再生信号ピーク部の信号振幅が、等化誤差検
出しきい値espに対し大きい場合はプラス、小さい場
合はマイナスとした場合の総和である。そのため、等化
誤差評価値H0pを0に近づくように制御することは、等
化誤差検出しきい値espを判別データak'=1におけ
る再生信号ピーク部の信号振幅平均値に制御することで
ある。
【0059】同様に、等化誤差評価値H0eを0に近づく
ように制御することにより、等化誤差検出しきい値es
eは、判別データak'=1における再生信号エッジ部の
信号振幅の平均値となる。そして、等化誤差評価値を求
める際、再生信号がエッジ部の場合はエッジ部における
等化誤差を、再生信号がピーク部の場合はピーク部にお
ける等化誤差を用いて等化誤差評価値を算出することが
できるため、等化誤差検出しきい値が不適切なために等
化誤差評価値を誤ることがなく、自動等化により最適な
等化が行なうことができる。
【0060】以上のように本発明の第二の実施例によれ
ば、再生信号のエッジ部とピーク部それぞれに対し、等
化誤差検出しきい値を持つことにより、等化係数を更新
するために用いる等化誤差評価値を算出する際に適切な
等化誤差を与えることができる。そのため、変調符号に
Tmin=nT'(nは2以上の整数,T'は変調後のビット
周期)となる変調符号を用いて、(n-1)T'までの符号間
干渉を許容した場合においても、等化係数は最適に制御
されるため、自動等化により常に信頼性の高い情報再生
を行なうことができる。また、再生信号の判別データa
k'=1の場合に等化誤差評価値を求めるため、第一の実
施例に比べた場合、等化誤差評価値を求める時間が短
く、等化係数の更新回数を増やせるため、収束速度を上
げることができる。
【0061】以上に述べた第一,第二の実施例の説明で
は、等化器のタップ数を3タップとしたが、タップ数を
さらに増やしてもよく、波形等化器はアナログでもディ
ジタルでも本発明を適用できることは述べるまでもな
い。また、等価誤差評価値を求めるために用いる再生信
号のデータサンプルを、実施例では連続的に求めている
が、再生信号から間欠的にサンプルして等価誤差評価値
を求めてもよい。また、等化誤差評価値を判別データ
が"1"の場合にだけ求めているが、判別データが"0"の
場合にだけ求めてもかまわず、等化誤差検出しきい値を
判別データ"0","1"それぞれの場合について持つこと
により、判別データに関係なく等化誤差評価値を求める
ことも可能である。また、等化係数の収束判定を行な
い、係数が収束した場合には等化係数の更新を停止させ
てもよい。
【0062】本発明の実施例では(1,7)NRZI変調
を例にとって説明を行なったが、Tmin=3T’以上の
変調符号の場合、符号間干渉を許容するエッジ部の振幅
は、n/2を整数化した数だけ存在することになる。そ
のため、本発明を適応するには、エッジ部について等化
誤差評価値を求める場合、任意のエッジ部振幅について
等化誤差評価値を求めるかすべてのエッジ部振幅につい
てそれぞれ等化誤差評価値を求めればよい。また、エッ
ジ部とピーク部で等化誤差評価値を求める場合、あるエ
ッジ部の信号振幅とピーク部の信号振幅の差が十分に小
さい場合には、そのエッジ部はピーク部とみなして等化
誤差評価値を求めても構わない。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、情報再生
装置の変調符号にTmin=nT'(nは2以上の正整数,
T'は変調後のビット周期)となる変調符号を用いて(n-
1)T'までの符号間干渉を許容する様に、部分的に符号
間干渉を許容した波形等化を自動等化器で行なう際に、
自動等化に用いる等化誤差検出しきい値を、符号間干渉
を許容するエッジ部と符号間干渉を許容しないピーク部
に設定し、それぞれの場合に等化誤差評価値を求めしき
い値と係数の更新動作を行なうため、等化誤差検出しき
い値の不適切な設定による等化係数の発散が発生せずに
等化係数は最適に制御される。そのため、部分的に符号
間干渉を許容した波形等化においても、自動等化により
等化係数は常に最適に制御され、信頼性の高い情報再生
を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による波形等化装置の第一の実施例を示
す回路ブロック図である。
【図2】図1における等化器の一具体例を示す回路ブロ
ック図である。
【図3】図1におけるエッジ部検出回路の一具体例を示
す回路ブロック図である。
【図4】第一の実施例における記録媒体からの再生信号
とエッジ検出信号EGを示す図である。
【図5】図1における等化誤差評価値算出回路の一具体
例を示す回路ブロック図である。
【図6】図1における更新値算出回路の一具体例を示す
回路ブロック図である。
【図7】第一の実施例においてピーク部による等化誤差
評価値を算出する場合の等化誤差評価値算出回路の一具
体例を示す回路ブロック図である。
【図8】本発明による波形等化装置の第二の実施例を示
す回路ブロック図である。
【図9】図8におけるエッジ部検出回路の一具体例を示
す回路ブロック図である。
【図10】図8における等化誤差評価値算出回路の一具
体例を示す回路ブロック図である。
【図11】図8における更新値算出回路の一具体例を示
す回路ブロック図である。
【図12】従来のZFアルゴリズムによる自動等化装置
の構成を示す回路ブロック図である。
【図13】(1,7)NRZI変調の再生信号と、その等
化誤差評価値を示す図である。
【符号の説明】
108…A/D変換器、 101…等化器、 102…データ判別用比較器、 103…等化誤差検出用比較器、 104…エッジ部検出回路、 105…等化誤差評価値算出回路、 106…更新値算出回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体から再生された再生信号に波形等
    化処理を行なう波形等化手段と、前記波形等化手段によ
    り波形等化された再生信号から再生データを判別するた
    めのデータ判別手段と、前記波形等化手段により波形等
    化された再生信号から等化誤差を検出するための等化誤
    差検出手段と、前記データ判別手段により判別された再
    生データと前記等化誤差検出手段により検出された等化
    誤差により等化誤差評価値を算出する等化誤差評価値算
    出手段と、前記等化誤差評価値算出手段により算出され
    た等化誤差評価値を用い、前記波形等化手段の等化係数
    を更新する係数更新手段と、前記等化誤差検出手段が等
    化誤差を検出する際に用いる等化誤差検出しきい値を更
    新するしきい値更新手段とを有し、前記等化誤差検出手
    段が等化誤差を検出する際に用いる等化誤差検出しきい
    値と前記波形等化手段の等化係数を更新する自動等化処
    理を行なう自動等化装置において、部分的に符号間干渉
    を許容する波形等化を行なう場合、前記データ判別手段
    により判別された再生データにより再生信号が符号間干
    渉を許容する部分であるエッジ部分かどうかを検出する
    ためのエッジ部検出手段を有し、前記等化誤差評価値算
    出手段において等化誤差評価値を求める際に、前記エッ
    ジ部検出手段の検出信号により再生信号が符号間干渉を
    許容する部分であるエッジ部の場合にのみ等化誤差評価
    値を算出することを特徴とする波形等化装置。
  2. 【請求項2】請求項1の自動等化装置において、前記等
    化誤差評価値算出手段において等化誤差評価値を求める
    際に、前記エッジ部検出手段の検出信号により再生信号
    が、符号間干渉を許容しない部分であるピーク部の場合
    にのみ等化誤差評価値を算出することを特徴とする波形
    等化装置。
  3. 【請求項3】請求項1の自動等化装置において、前記波
    形等化手段により波形等化された再生信号が符号間干渉
    を許容しない部分であるピーク部の場合の等化誤差を検
    出するための第1の等化誤差検出手段と、再生信号が符
    号間干渉を許容する部分であるエッジ部の場合の等化誤
    差を検出するための第2の等化誤差検出手段とを有し、
    前記等化誤差評価値算出手段において等化誤差評価値を
    算出する際、前記エッジ部検出手段の検出信号により再
    生信号がピーク部の場合には前記第1の等化誤差検出手
    段による等化誤差により等化誤差評価値の算出を行な
    い、再生信号がエッジ部の場合には前記第2の等化誤差
    検出手段による等化誤差により等化誤差評価値の算出を
    おこなう。前記等化誤差評価値算出手段により算出され
    た等化誤差評価値を用いて、前記第1,第2の等化誤差
    検出手段が等化誤差を検出する際に用いる2つの等化誤
    差検出しきい値を前記しきい値更新手段で更新し、前記
    波形等化手段の等化係数を前記係数更新手段により更新
    することを特徴とする波形等化装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2又は3の波形等化装置におい
    て、前記データ判別手段により判別された再生データ
    が"1"もしくは"0"の場合にだけ前記等化誤差評価値算
    出手段において等化誤差評価値を算出し、等化誤差評価
    値により等化係数,等化誤差検出しきい値を更新するこ
    とを特徴とする波形等化装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2又は3の波形等化装置におい
    て、前記データ判別手段により判別された再生データ
    が"1"の場合と"0"の場合それぞれに対して等化誤差検
    出手段を有し、再生データが"1","0"のどちらの場合
    にも前記等化誤差評価値算出手段において等化誤差評価
    値を算出し、等化誤差評価値により等化係数,等化誤差
    検出しきい値を更新することを特徴とする波形等化装
    置。
  6. 【請求項6】記録媒体から時系列的に再生される再生信
    号を波形等化装置により波形等化処理した後、判別して
    再生データを得る情報再生装置において、その波形等化
    装置として、請求項1,2,3,4又は5の波形等化装
    置を用いることを特徴とする情報再生装置。
JP10645794A 1994-05-20 1994-05-20 波形等化装置 Pending JPH07320403A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10645794A JPH07320403A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 波形等化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10645794A JPH07320403A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 波形等化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07320403A true JPH07320403A (ja) 1995-12-08

Family

ID=14434125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10645794A Pending JPH07320403A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 波形等化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07320403A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1174877A3 (en) * 2000-07-18 2002-04-17 Victor Company of Japan, Ltd. Reproducing apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1174877A3 (en) * 2000-07-18 2002-04-17 Victor Company of Japan, Ltd. Reproducing apparatus
US6690635B2 (en) 2000-07-18 2004-02-10 Victor Company Of Japan, Ltd. Reproducing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3638093B2 (ja) 光ディスクの復号装置
US7551668B2 (en) Adaptive equalizing apparatus and method
JP3688225B2 (ja) デジタルデータ再生装置
US5265125A (en) Signal detection apparatus for detecting digital information from PCM signal
US5999349A (en) Waveform equalization apparatus
US20040151097A1 (en) Waveform equalizer for a reproduction signal obtained by reproducing marks and non-marks recorded on a recording medium
EP0644661B1 (en) Signal processing apparatus
US7599450B2 (en) Pattern-dependent equalization and detection
JP3428329B2 (ja) 波形等化回路
GB2061674A (en) Method and apparatus for magnetic recording and reproduction of digital signal
US6819724B2 (en) Viterbi decoder and Viterbi decoding method
US20030108097A1 (en) Adaptive equalizer for controlling operation thereof by using sign and absolute value of output signal thereof
JP2755144B2 (ja) 光ディスク信号再生方法及び光ディスク信号再生装置
JPH07320403A (ja) 波形等化装置
KR100304996B1 (ko) 디지탈전송시스템
JPH07169191A (ja) 波形等化装置
JP3083202B2 (ja) 情報再生装置
JP4103320B2 (ja) 情報再生装置及び再生方法
EP0700042A1 (en) Signal processing device
JPH0831101A (ja) 復号装置
KR100474821B1 (ko) 비선형특성을갖는재생신호처리장치및방법
JP2972268B2 (ja) デイジタル信号再生方法および装置
JP3994987B2 (ja) 再生装置
JP2005012557A (ja) 信号復号装置及び方法並びに基準電圧生成装置
JPH08321143A (ja) ビタビ復号装置