JPH07169191A - 波形等化装置 - Google Patents

波形等化装置

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JPH07169191A
JPH07169191A JP5308887A JP30888793A JPH07169191A JP H07169191 A JPH07169191 A JP H07169191A JP 5308887 A JP5308887 A JP 5308887A JP 30888793 A JP30888793 A JP 30888793A JP H07169191 A JPH07169191 A JP H07169191A
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JP
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equalization
coefficient
equalization error
waveform
data
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JP5308887A
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English (en)
Inventor
Junichi Ishii
純一 石井
Takashi Hoshino
隆司 星野
Tetsuya Ikeda
哲也 池田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】直流変動に対応し、自動等化による係数更新時
の誤更新を防止し、データ判別しきい値を最適に設定す
ることにより信頼性の高い情報再生を行うための波形等
化装置を提供すること。 【構成】再生データ”0””1”に対する等化誤差検出
用比較器104,105を持ち、自動等化処理により再
生データ”0””1”の振幅平均値に制御される2つの
等化誤差検出しきい値の中間値を更新値算出回路602
で求め、データ判別しきい値とする。また、収束判定回
路601は等化誤差評価値により係数,しきい値の収束
と直流変動,再生特性変動を検出し、直流変動発生時に
は、更新値算出回路602における係数の更新動作を停
止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号間干渉によりデー
タ判別の際の信頼性が低くなった再生信号に対し、常に
最適な波形等化を行うことによりアイパターンの開口率
を増加させ、データ判別しきい値を常にアイパターンの
開口中心に設定することにより、信頼性の高い情報再生
を行うことを可能とする波形等化装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】有線や無線で情報の伝達を行なう場合、
受信側では送信された信号が正しく得られなければ、歪
やデータ誤りが生じる。実際、有線・無線に限らず伝送
路にはなんらかの特性が存在する。これらの伝送路によ
って変化した信号を、受信機に対して適した信号に戻す
ことが波形等化である。
【0003】波形等化技術を周波数特性の補償技術とし
て広義にとらえると、情報記録再生装置における主要技
術であり、高密度記録,信頼性の向上を図るために欠か
せない技術となっている。
【0004】波形等化器は、記録装置に限れば、アナロ
グ・ディジタルともにあらかじめ記録再生特性にあわせ
てタップ係数を設定する、いわゆる固定等化方式と呼ば
れるものが大半である。これに対し、自動等化方式を導
入すると、 (1)初期調整が簡単になる。
【0005】(2)互換再生時の信頼性の向上が図れ
る。
【0006】(3)再生特性のバラツキに対するマージ
ンを見込む必要がないため、高密度化ができる。
【0007】という利点が生じる。
【0008】自動等化を行なうためのアルゴリズムは多
くの種類があるが、ゼロ・フォーシング(以下ZF)ア
ルゴリズムは、ビデオ信号のような高速なデータ系列を
処理する用途に実際に使用されている。ZFアルゴリズ
ムを用いた自動等化器として、図12に示すようなテレ
ビジョン学会誌Vol.44,No6,pp.728〜
735(1990)記載の自動等化器が知られている。
【0009】図12に示す自動等化器において、遅延線
1201,1202と利得調整器1203,1204と
加算器1205により構成される3タップトランスバー
サルフィルタの等化器で波形等化処理された再生信号y
kを、比較器1においてデータ判別しきい値SLと比較
することにより再生データak’を求める。また、比較
器2において、再生信号ykと等化誤差検出しきい値e
sを比較することにより等化誤差ekを検出する。計算
器1210により再生データak’と等化誤差ekにより
等化誤差評価値を求め、求められた等化誤差評価値によ
り等化器の利得調整器の利得(等化係数)と等化誤差検
出しきい値esの更新を行ない、等化器の波形等化特性
の最適化を図る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
自動等化器においては、再生データを判別する際のデー
タ判別しきい値SLが固定のため、再生信号に直流変動
が生じると、アイパターンの中心が変動するため、デー
タ判別しきい値SLがデータ判別に最適な値からずれて
しまう。データ判別しきい値SLが最適に設定されない
場合、符号誤りの発生する確率が高くなり、信頼性の高
い情報再生が行なえなくなる。
【0011】また、ZFアルゴリズムによる等化器の係
数がアイパターン開口率が最大となる係数に収束するた
めの条件は、アイパターンの閉止するような周波数特性
の劣化が起こらないことであるが、符号誤りが発生する
ということは、局所的にアイパターンが閉止したことと
等価である。そのため、符号誤りの発生した時点で求め
られた等化誤差評価値を用いて更新した等化誤差検出し
きい値・等化係数はアイパターン開口率が最大となる係
数・しきい値にならず誤更新を生じる。この誤った評価
値による誤更新は、さらに符号誤りが発生する確率を高
くするため、誤更新が繰り返され、等化係数が収束せず
に発散し、符号間干渉が増加し信頼性の高い情報再生が
行なえなくなる場合がある。また、等化係数が収束する
場合においても、誤更新により等化係数の収束までの更
新回数が増加する。等化係数の収束までに再生したデー
タには最適な等化となっていないためため、係数収束ま
での更新回数が増加する分、信頼性の高い情報再生が行
なえなくなる。
【0012】本発明の目的は、かかる問題点を解消し、
再生信号の直流変動に対応し、データ判別しきい値を常
に最適に設定することにより、自動等化による係数更新
時の誤更新を防止し、自動等化による最適な波形等化を
行ない、信頼性の高い情報再生を行うための波形等化装
置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、入力信号の波形等化を行なうための等化係
数の変更ができる波形等化手段と、前記波形等化手段で
波形等化された再生信号をデータ判別しきい値SLによ
り2値化データに判別するためのデータ判別手段と、前
記データ判別手段により判別された2値化データが”
1”,”0”の場合それぞれに対し等化誤差を検出する
ための2つの等化誤差検出手段と、前記データ判別手段
で判別された2値化データと前記等化誤差検出手段で検
出された等化誤差により等化誤差評価値を算出する等化
誤差評価値算出手段と、前記等化誤差評価値算出手段に
より算出された等化誤差評価値により前記波形等化手段
の等化係数を更新するための係数更新手段と、前記等化
誤差評価値算出手段により算出された等化誤差評価値に
より、データ判別手段のデータ判別しきい値SLと等化
誤差検出手段の等化誤差検出しきい値es±を更新する
ためのしきい値更新手段と、前記等化誤差評価値算出手
段により算出された等化誤差評価値により等化係数,等
化誤差検出しきい値の収束を判定するための収束判定手
段と、前記係数更新手段における係数更新動作を制御す
るための係数更新制御手段とを有する。
【0014】
【作用】本発明では、等化係数を変更できる波形等化手
段の等化係数を、データ判別手段から出力される判別デ
ータと2つの等化誤差検出手段から出力される等化誤差
値により、等化誤差評価値を等化誤差評価値算出手段で
算出し、この等化誤差評価値により等化係数と、データ
判別手段のデータ判別しきい値と二つの等化誤差検出し
きい値を更新する。
【0015】また本発明では、判別データが”1”,”
0”の場合に対し、等化誤差検出しきい値を個別に設
け、それぞれの等化誤差検出しきい値を、判別データ
が”1”,”0”の場合の等化後再生信号振幅の平均値
に制御する。そのため、再生信号に直流変動が発生した
場合、等化誤差評価値の変化により直流変動を検出し、
等化誤差検出しきい値を、直流変動後の等化後再生信号
振幅の平均値に制御することができる。また、それぞれ
の等化誤差検出しきい値の中間値を、データ判別しきい
値とするため、データ再生中の直流変動に対してもデー
タ判別しきい値は常に等化後再生信号のアイパターン開
口中心に設定される。
【0016】一方、係数更新手段は、係数更新を等化誤
差検出しきい値の収束後にのみ行なう。そのため、係数
更新中に直流変動が発生した場合においても、符号検出
誤りによる係数の誤更新を防ぐことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明による波形等化装置を情報再生
装置に適用した実施例を図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明による波形等化装置の第一
の実施例を示すブロック図である。図1において、10
1はA/D変換器、102はディジタル等化器、103
はデータ判別用比較器、104,105は等化誤差検出
用比較器、106は等化誤差評価値算出回路、107は
更新値算出回路、109は入力端子、110は出力端子
である。
【0019】図示しない記録媒体から再生された再生信
号は、入力端子109から自動等化装置に入力される。
入力されたた再生信号はA/D変換器101でnビット
(nは1以上の正整数)のディジタルデータに変換され
る。情報再生の開始時(自動等化開始時)、ディジタル
データに変換された再生信号は、ディジタル等化器10
2によって、あらかじめ設定された初期値の等化係数を
用いて波形等化が行なわれる。
【0020】図2は、ディジタル等化器102の一具体
例を示す回路ブロック図である。図2において、ラッチ
回路201,202と、乗算器203,204と、加算
器205により3タップディジタルトランスバーサルフ
ィルタを構成している。また、乗算器203,204の
タップ係数(等化係数)は、外部から係数を入力し、変
更することができるため、等化特性の変更が可能であ
る。
【0021】本実施例では、ZFアルゴリズムによる自
動等化を行なう。ディジタル等化器102の出力端での
インパルス応答をh(t)とすると、等化後の再生信号
の符号間干渉の絶対値の和Dは次の式(数1)で与えら
れる。
【0022】
【数1】
【0023】ZFアルゴリズムは、このDの値が最小に
なるようにディジタル等化器102のトランスバーサル
フィルタのタップ係数Cj(jはタップナンバー)を制
御するアルゴリズムであり、これは等化後再生信号のア
イパターンの開口率を最大にすることと等価である。
【0024】ディジタル等化器102で等化処理を行な
ったディジタル再生信号ykは、データ判別用比較器1
03,等化誤差検出用比較器104,105に入力され
る。データ判別用比較器103は、入力された等化後デ
ィジタル再生信号ykとデータ判別用しきい値SLとを
比較し、yk≧SLの場合”1”,yk<SLの場合”
0”の2値ディジタルデータak’を出力端子110と
等化誤差評価値算出回路106に出力する。また、等化
後ディジタル再生信号ykは等化誤差検出用比較器10
4,105に入力される。等化誤差検出用比較器104
に入力された等化後ディジタル再生信号ykは、等化誤
差検出しきい値es+と比較され等化誤差ek+を等化
誤差評価値算出回路106に出力する。等化誤差検出用
比較器105に入力された等化後ディジタル再生信号y
kは、等化誤差検出しきい値es−と比較され等化誤差
k−を等化誤差評価値算出回路106に出力する。
【0025】図示しない記録媒体に記録されたデータa
kは2値信号であり、”1”あるいは”0”をとる。こ
こでは以下の便宜上”1”を+1に、”0”を−1に対
応させ、ak∈{+1,−1}とする。その時、等化誤
差評価値Hjは以下の式(数2)で与えられる。
【0026】
【数2】
【0027】ここで、ekは等化誤差、mは評価値を1
回求めるのに必要な加算回数である。式(数2)におい
て、前半部はakが+1の場合、後半部はakが−1の場
合の等化誤差評価値を与える。
【0028】データ判別用比較器103,等化誤差検出
用比較器104,105から出力されたak’,ek±を
用いて、等化誤差評価値算出回路106は、等化誤差評
価値H0±,H±1を計算し出力する。等化誤差評価値
算出回路106は、等化後ディジタル再生信号ykとデ
ータ判別しきい値SL,等化誤差検出しきい値es±に
より、比較器103,104,105から出力された等
化誤差ek±と2値ディジタルデータak’(ここでは、
便宜上”1”を+1に”0”を−1に対応させ、
k’,ek±∈{+1,−1}とする。)から、等化誤
差評価値Hjを求める式(数2)により、等化誤差評価
値を算出する。しかし、記録データ情報であるakをあ
らかじめ知ることができないため、データakの推定値
であるak’を用い、個々の等化誤差評価値を(数3)
を用いて算出する。
【0029】
【数3】
【0030】等化誤差評価値算出回路106は、図3に
示すように等化誤差評価値を算出する。図3において評
価値を1回求めるのに必要な加算回数mは7回である
が、実際のmの値は再生信号のC/N等により、符号検
出誤りによる等化誤差評価値の誤りが、自動等化に影響
を与えないような値に設定される。等化誤差評価値算出
回路106は、再生データmビット毎に等化誤差評価値
H0±,H±1を出力する。
【0031】算出された等化誤差評価値Hj(ただしj
≠0)が正であれば、等化が不足していることになりタ
ップ係数Cj(ただしj≠0)を微小量(ステップ幅)
だけ増加させ、等化量を増す。等化誤差評価値Hj(た
だしj≠0)が0の場合、等化の過不足はないためタッ
プ係数Cj(ただしj≠0)の増減は行なわない。ま
た、等化誤差評価値Hj(ただしj≠0)が負であれ
ば、過等化であることになりタップ係数Cj(ただしj
≠0)を微小量だけ減少させる操作を繰り返す。一方、
等化誤差評価値H0±に対しては、等化誤差評価値H0
±の正負に応じて等化誤差検出しきい値es±を微小量
分逐次増減し、等化誤差検出しきい値es±を更新し、
等化誤差評価値H0の絶対値が最小になるようにする。
このような処理を繰り返すことにより、式(数1)に示
した符号間干渉量Dは最小になる。すなわち、アイパタ
ーンの開口率が最大となる、最適な波形等化が行なわれ
る。
【0032】等化誤差評価値算出回路106で、算出さ
れた等化誤差評価値H0±,H±1を用いて、更新値算
出回路107は、自動等化に用いるしきい値と等化係数
を更新する。図4は更新値算出回路107の一具体例を
示す回路ブロック図である。図4において、401,4
07,412,418は入力端子、402,408,4
13,419は入力された等化誤差評価値の正負を比較
するための比較器、403,409,414,420は
更新前の係数・しきい値の値を保持するためのレジス
タ、405は、しきい値を更新する場合の更新ステップ
幅Δsを保持するためのレジスタ、416は等化係数を
更新する場合の更新ステップ幅Δcを保持するためのレ
ジスタ、404,410,415,421は比較器40
2,408,413,419の結果により、レジスタ4
03,409,414,420に保持された更新前の係
数・しきい値の値からステップ幅を加減算するための加
減算器、423はデータ判別しきい値SLを算出するた
めのデータ判別しきい値算出回路、406,411,4
17,422,424は出力端子である。
【0033】同図において入力端子412から入力され
た等化誤差評価値H+1の値を、比較器413で比較
し、正の場合には、レジスタ414に保持された等化係
数C1の更新前の値(再生開始時は初期値)に、レジス
タ416に保持されたステップ幅Δcを加減算器415
で加算する。等化誤差評価値H+1の値が0の場合に
は、等化係数C1の更新前の値(再生開始時は初期値)
はレジスタ414に保持され、加減算器415での加減
算処理は行なわれない。等化誤差評価値H+1の値が負
の場合には、レジスタ414に保持された等化係数C1
の更新前の値(再生開始時は初期値)に、レジスタ41
6に保持されたステップ幅Δcを加減算器415で減算
する。同様に、等化係数C-1も等化誤差評価値H−1に
より更新を行なう。このようにして、等化係数C1,C
-1の更新を続けることにより、等化係数C1,C-1は、
(数1)の符号間干渉量Dが最小(アイパターン開口率
最大)となる値に収束し、符号間干渉を抑制した最適な
等化を行なうことができる。
【0034】また、図4において、入力端子401から
入力された等化誤差評価値H0+の値を、比較器402
で比較し、正の場合には、レジスタ403に保持された
等化誤差検出しきい値es+の更新前の値(再生開始時
は初期値)に、レジスタ405に保持されたステップ幅
Δsを加減算器404で加算する。等化誤差評価値H0
+の値が0の場合には、等化誤差検出しきい値es+の
更新前の値(再生開始時は初期値)はレジスタ403に
保持され、加減算器404での加減算処理は行なわれな
い。等化誤差評価値H0+の値が負の場合には、レジス
タ403に保持された等化誤差検出しきい値es+の更
新前の値(再生開始時は初期値)に、レジスタ405に
保持されたステップ幅Δsを加減算器404で減算す
る。このようにして、等化誤差評価値H0+により等化
誤差検出しきい値es+の更新を続けることにより、等
化誤差検出しきい値es+は、等化誤差評価値H0+の
値が0に近づくように制御される。同様に等化誤差評価
値H0−により、等化誤差検出しきい値es−の更新を
続けることにより、等化誤差検出しきい値es−は、等
化誤差評価値H0−の値が0に近づくように制御され
る。また、データ判別しきい値算出回路423は、図5
に示すような構成により、入力された等化誤差検出しき
い値es+とes−を加算器501で加算し、その和を
除算器502において1/2にすることにより等化後再
生信号振幅の中間値を計算し、データ判別しきい値SL
として出力する。
【0035】等化誤差評価値H0±は、それぞれ再生デ
ータが”1”,”0”の場合の再生信号振幅が等化誤差
検出しきい値es±に比べ大きい場合+1、小さい場合
−1としたmビット分の総和である。つまり等化誤差評
価値H0±は、再生データが”1”,”0”の場合の再
生信号振幅の平均が等化誤差検出しきい値es±に比べ
大きいか小さいかを表していることになる。そのため、
等化誤差評価値H0±を0にするように制御するという
ことは、等化誤差検出しきい値es±を、再生データ
が”1”,”0”の場合の再生信号振幅の平均値に制御
することである。また、データ判別しきい値SLは、等
化誤差検出しきい値es±の中間値であり、再生信号振
幅の中心、つまりアイパターンの開口中心に設定され
る。
【0036】以上のように本発明の第一の実施例によれ
ば、等化誤差検出しきい値は、データ再生中に直流変動
が発生した場合においても、等化誤差検出しきい値は直
流変動に対応し更新されるために、データ判別しきい値
SLは常にアイパターン開口中心に設定さる。また、自
動等化処理により、等化係数はアイパターンの開口率が
最大となる最適等化係数に制御されるため、常に信頼性
の高い情報再生を行なうことができる。
【0037】次に本発明による波形等化装置の第二の実
施例について図面を用いて説明を行なう。図6は本発明
の第二の実施例を示すブロック図である。図6におい
て、101はA/D変換器、102はディジタル等化
器、103はデータ判別用比較器、104,105は等
化誤差検出用比較器、106は等化誤差評価値算出回
路、601は収束判定回路、602は更新値算出回路、
109は入力端子、110は出力端子である。なお、図
1と重複する部分には同一番号を付している。
【0038】次に図6を参照してこの第二の実施例の動
作を説明する。第一の実施例同様にディジタル等化器1
02により等化された等化後ディジタル再生信号yk
より、再生データak’と等化誤差ek±を検出し、等化
誤差評価値算出回路106により算出された等化誤差評
価値により自動等化処理を行なう。等化誤差評価値算出
回路106により算出された等化誤差評価値は収束判定
回路601と更新値算出回路602に出力される。
【0039】図7は収束判定回路601の一具体例を示
す回路ブロック図である。図7において、701は係数
収束判定回路、702は誤差検出しきい値収束判定回
路、703は論理回路である。同図において、係数収束
判定回路701には等化誤差評価値H±1が、誤差検出
しきい値収束判定回路702には等化誤差評価値H0±
が、それぞれ入力される。図8に係数収束判定回路70
1の一具体例である回路ブロック図を示す。図8におい
て、801,802は等化誤差評価値の絶対値を求める
ための絶対値算出回路、803,804は等化誤差評価
値の絶対値を収束判定基準値と比較するための比較器、
805,806はカウンタ、807,808はデコー
ダ、809はAND回路である。
【0040】図8を用いて等化係数C-1における収束の
判定を説明する。等化係数C-1の等化誤差評価値H−1
は、絶対値算出回路801において、等化誤差評価値H
−1の絶対値が求められる。等化係数が収束した場合に
等化誤差評価値は0となるはずであるが、実際には図9
に示すように入力信号の変動や等化誤差検出する際のデ
ータパターン等により等化係数の収束値においても等化
差評価値は0の前後にある範囲を持つ。そのため、ある
規定回数cv(cvは1以上の正整数)以上連続で等化
誤差評価値が係数が収束値となる±dvの範囲内である
場合に係数C-1が収束したと判断する。この等化係数が
収束値における等化誤差評価値の範囲±dvを収束判定
を行なう際の基準値とする。
【0041】等化誤差評価値H−1の絶対値と収束判定
基準値dvを比較器803で比較し、等化誤差評価値の
絶対値が収束判定基準値dv以下の場合、比較器803
はLowを基準値以上の場合Highを出力する。等化誤差
評価値が算出される度に立ち上がるクロックによりカウ
ントされるカウンタ805は、比較器803がLowの場
合カウンタ係数値がクリアされることなく計数動作が行
なわれる。カウンタ805の計数値をデコードし信号を
出力するデコーダ807はカウンタ計数値が収束したと
判定される回数cvとなるまで、Lowの信号を出力し、
等化係数C-1は収束していないことを知らせる。カウン
タ805のカウンタ計数値が収束したと判定される回数
cvとなった場合、デコーダ807はHighの信号を出
力し、係数の収束を検出する。また、デコーダ807の
出力がHighの場合、カウンタ805はHOLT状態に
なり、クロックが立ち上がった場合においても計数動作
は行なわれない。一方、比較器803の比較結果がHig
hの場合、等化誤差評価値が収束判定基準値dv以上の
ため、等化係数C-1は収束途中もしくは再生特性の変動
により再収束動作に入ったと判断し、カウンタ805を
クリアする。そのため、デコーダ807の出力はLowと
なり、等化係数C-1は収束していないことを知らせる。
以上のような動作により等化係数C-1の収束判定を行な
い、収束判定結果はデコーダ807の出力により知るこ
とができる。
【0042】同様に係数収束判定回路701は、等化係
数C1の収束判定を行ないデコーダ808に等化係数C1
の収束判定結果を出力する。デコーダ807,808の
出力である等化係数C-1,C1の収束判定結果をAND
回路809により論理積を求め、等化係数C-1,C1
共に収束した場合にのみHighとなる制御信号CScを
出力する。
【0043】また、誤差検出しきい値収束判定回路70
2は同様な構成により、等化誤差評価値H0±の絶対値
から収束の判定を行なう。誤差検出しきい値が収束した
と判断した場合、Highの制御信号CSeを出力する。
誤差検出しきい値が、収束途中もしくは、直流変動によ
り等化誤差検出しきい値が再生データ”1””0”の等
化後再生信号振幅の平均値からずれたと判断した場合、
Lowの制御信号CSeを出力する。
【0044】収束判定回路701,702より出力され
た制御信号CSc,CSeは論理回路703に入力され
る。論理回路703は入力された制御信号CSc,CS
eにより真理値表(表1)にもとずく制御信号CSを出
力する。
【0045】
【表1】
【0046】真理値表(表1)により、制御信号CSe
がLowの場合、つまり等化誤差検出しきい値が収束して
いない場合には制御信号CSはLowとなる。また、制御
信号CSeがHighの場合、つまり等化誤差検出しきい
値が収束した場合においても制御信号CScがHighで
等化係数が収束した場合は制御信号CSはLowとなる。
一方、制御信号CScがLow,CSeがHighの場合、
つまり等化誤差検出しきい値が収束し等化係数がまだ収
束していない場合にだけ制御信号CSはHighとなる。
【0047】図6において、等化誤差評価値算出回路1
06で算出された等化誤差評価値H0±,H±1を用い
て、更新値算出回路602は、自動等化に用いるしきい
値と等化係数を更新する。図10は更新値算出回路60
2の一具体例を示す回路ブロック図である。図10にお
いて、1001,1002は制御信号CSにより制御さ
れるスイッチである。
【0048】同図において制御信号CSがHighの場
合、入力端子412から入力された等化誤差評価値H+
1の値を、比較器413で比較し、正の場合には、レジ
スタ414に保持された等化係数C1の更新前の値に、
レジスタ416に保持されたステップ幅Δcを加減算器
415で加算する。等化誤差評価値H+1の値が0の場
合には、等化係数C1の更新前の値はレジスタ414に
保持され、加減算器415での加減算処理は行なわれな
い。等化誤差評価値H+1の値が負の場合には、レジス
タ414に保持された等化係数C1の更新前の値に、レ
ジスタ416に保持されたステップ幅Δcを加減算器4
15で減算する。同様に、等化係数C-1も等化誤差評価
値H−1により更新を行なう。このようにして、等化係
数C1,C- 1の更新を続けることにより、等化係数C1
-1は、(数1)の符号間干渉量Dが最小(アイパター
ン開口率最大)となる値に収束し、符号間干渉を抑制し
た最適な等化を行なうことができる。
【0049】しかし、制御信号CSがLowの場合には、
スイッチ1001,1002がOFFとなり、レジスタ
416に保持されたステップ幅Δcが加減算器415,
421に供給されないため、等化係数C1,C-1の値は
更新されない。
【0050】データ再生開始時においては、等化係数,
等化誤差検出しきい値は初期値である。そのため自動等
化開始時には等化係数,等化誤差検出しきい値が収束値
となっていないため、収束判定回路601から出力され
る制御信号CSはLowであり、係数の更新動作は行なわ
れず、更新動作は等化誤差検出しきい値にだけ行なわれ
る。等化誤差検出しきい値が初期値の等化係数において
収束した後、制御信号CSはHighとなり係数の更新動
作に移る。係数更新による収束過程において再生信号に
直流変動が発生した場合には、直流変動により等化誤差
検出しきい値が収束値からはずれるため、制御信号CS
がLowとなり係数の更新動作は停止する。そのため、直
流変動による符号誤りが発生しても係数更新動作は行な
われず等化係数の誤更新が行なわれることはない。
【0051】等化係数,等化誤差検出しきい値が収束し
た後は、制御信号CSがLowとなり係数の更新動作は停
止する。しかし、等化係数,等化誤差検出しきい値が収
束した後においても等化誤差検出しきい値は常に更新動
作を続けることにより、直流変動が発生しても、その変
動に対応し等化誤差検出しきい値は更新される。
【0052】また、図10において第一の実施例と同様
に、データ判別しきい値算出回路423により計算され
るデータ判別しきい値SLは、直流変動が発生した場合
においても再生信号振幅の中心、つまりアイパターンの
開口中心に設定される。
【0053】以上のように本発明の第二の実施例によれ
ば、自動等化により最適な波形等化を行なうことがで
き、等化誤差検出しきい値は、収束後もデータ再生中更
新を続けるため、データ再生中に直流変動が発生した場
合も、データ判別しきい値SLは常にアイパターン開口
中心に設定され、信頼性の高いデータ再生を行なうこと
ができる。また、等化係数は係数収束後もしくは等化誤
差検出しきい値が収束していない場合には係数更新動作
が停止されるため、係数更新中に直流変動が発生した場
合においても、係数の更新が停止し、等化誤差評価値の
誤りの発生する確率の増加による等化係数の誤更新を防
ぐことができる。
【0054】以上に述べた第一,第二の実施例の説明で
は、データ再生時から自動等化による係数の更新を行な
っているが、記録媒体の記録フォーマットに、図11に
示すような記録データに先立ち等化係数を収束させるた
めのトレーニング信号領域を持つ記録フォーマットを用
いれば、再生するデータの先頭から最適な等化を行な
い、信頼性の高いデータ再生を行なうことができる。ま
た、実施例では等化器のタップ数を3タップとしたが、
タップ数をさらに増やした場合においても、本発明を適
用できることは述べるまでもない。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自動等化
処理により、等化係数はアイパターンの開口率が最大と
なる最適等化係数に制御され、自動等化に用いる誤差検
出しきい値es±から容易に、データ判別しきい値SL
をアイパターンの開口中心に設定することができる。し
かも、誤差検出しきい値es±は常に更新されるため、
データ再生中の直流変動にも対応し、常にデータ判別し
きい値SLをアイパターンの開口中心に設定することが
できるので、信頼性の高い情報再生を行なうことができ
る。また、係数更新中の直流変動によりデータ判別しき
い値SLがアイパターンの開口中心からずれ、符号誤り
の発生確率が増加した場合においても、係数の更新動作
を停止するために符号検出誤りによる係数の誤更新を防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による波形等化装置の第一の実施例を示
す回路ブロック図である。
【図2】ディジタル等化器の一具体例を示す回路ブロッ
ク図である。
【図3】再生信号から等化誤差評価値を算出する過程を
説明する図である。
【図4】図1における更新値算出回路の一具体例を示す
回路ブロック図である。
【図5】図4におけるデータ判別しきい値算出回路の一
具体例を示す回路ブロック図である。
【図6】本発明による波形等化装置の第二の実施例を示
す回路ブロック図である。
【図7】図6における収束判定回路の一具体例を示す回
路ブロック図である。
【図8】図7における係数収束判定回路の一具体例を示
す回路ブロック図である。
【図9】等化誤差評価値と等化係数の関係を示す図であ
る。
【図10】図6における更新値算出回路の一具体例を示
す回路ブロック図である。
【図11】データに先立ち自動等化による係数,しきい
値を収束させるためのトレーニング信号を持つ記録フォ
ーマットの例を示す図である。
【図12】従来のZFアルゴリズムによる自動等化装置
の構成を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
101…A/D変換器、 102…ディジタル等化器、 103…データ判別用比較器、 104,105…等化誤差検出用比較器、 106…等化誤差評価値算出回路、 107,602…更新値算出回路、 601…収束判定回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体から再生された再生信号に波形等
    化処理を行なう波形等化手段と、前記波形等化手段によ
    り波形等化された再生信号から再生データを判別するた
    めのデータ判別手段と、前記波形等化手段により波形等
    化された再生信号から等化誤差を検出するための等化誤
    差検出手段と、前記データ判別手段により判別された再
    生データと前記等化誤差検出手段により検出された等化
    誤差により等化誤差評価値を算出する等化誤差評価値算
    出手段と、前記等化誤差評価値算出手段により算出され
    た等化誤差評価値を用い、前記波形等化手段の等化係数
    を更新する係数更新手段と、前記等化誤差検出手段が等
    化誤差を検出する際に用いる等化誤差検出しきい値を更
    新するしきい値更新手段とを有し、自動等化処理を行な
    う自動等化装置において、前記波形等化手段により波形
    等化された再生信号から再生データが”1”の場合の等
    化誤差を検出するための第1の等化誤差検出手段と、再
    生データが”0”の場合の等化誤差を検出するための第
    2の等化誤差検出手段とを有し、前記等化誤差評価値算
    出手段により算出された等化誤差評価値を用い、前記第
    1,第2の等化誤差検出手段が等化誤差を検出する際に
    用いる2つの等化誤差検出しきい値を前記しきい値更新
    手段で更新することを特徴とする波形等化装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の波形等化装置において、前
    記データ判別手段においてデータ判別を行う際に用いる
    データ判別しきい値を、前記第1,第2の等化誤差検出
    手段が等化誤差を検出する際に用いる2つの等化誤差検
    出しきい値の中間値とし、前記しきい値更新手段におい
    て2つの等化誤差検出しきい値が更新される度に、デー
    タ判別しきい値も更新することを特徴とする波形等化装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の波形等化装置におい
    て、前記等化誤差評価値算出手段により算出された等化
    誤差評価値を用い、等化係数,しきい値の収束判定を行
    う収束判定手段と、前記収束判定手段の判定結果により
    前記係数更新手段の係数更新動作を制御する係数更新制
    御手段を有し、前記収束判定手段により等化係数が収束
    したと判断された場合には、前記係数更新制御手段によ
    り前記係数更新手段の係数更新動作を停止させることを
    特徴とする波形等化装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の波形等化装置において、前
    記収束判定手段により等化誤差検出しきい値が収束して
    いないと判断された場合には、前記係数更新制御手段に
    より前記係数更新手段の係数更新動作を停止させること
    を特徴とする波形等化装置。
  5. 【請求項5】請求項3又は4記載の波形等化回路におい
    て、前記収束判定手段により等化係数・しきい値が収束
    したと判断され、前記係数更新制御手段により前記係数
    更新手段の係数更新動作が停止した場合においても、前
    記しきい値更新手段によるしきい値の更新動作はデータ
    再生中引き続き更新動作を行なうことを特徴とする波形
    等化装置。
  6. 【請求項6】記録媒体から時系列的に再生される再生信
    号を波形等化装置により波形等化処理した後、判別して
    再生データを得る情報再生装置において、その波形等化
    装置として、請求項1,2,3又は4の波形等化装置を
    用いることを特徴とする情報再生装置。
  7. 【請求項7】請求項6の情報再生装置において、記録媒
    体から時系列に再生される再生データに先立ち、前記波
    形等化装置の等化係数,しきい値が収束するためのトレ
    ーニング信号を持つ記録フォーマットを用いたことを特
    徴とする情報再生装置。
JP5308887A 1993-12-09 1993-12-09 波形等化装置 Pending JPH07169191A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005204135A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Nec Corp チップ適応等化器、チップ適応等化方法及びそのプログラム
KR100595500B1 (ko) * 1999-07-14 2006-07-03 엘지전자 주식회사 온라인 적응 등화기
JP2009011001A (ja) * 2008-09-29 2009-01-15 Kddi Corp アダプティブアレーアンテナシステムおよび重み係数算出制御方法

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JP2005204135A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Nec Corp チップ適応等化器、チップ適応等化方法及びそのプログラム
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