JPH07320407A - 信号検出装置及び信号検出方法 - Google Patents

信号検出装置及び信号検出方法

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JPH07320407A
JPH07320407A JP6111030A JP11103094A JPH07320407A JP H07320407 A JPH07320407 A JP H07320407A JP 6111030 A JP6111030 A JP 6111030A JP 11103094 A JP11103094 A JP 11103094A JP H07320407 A JPH07320407 A JP H07320407A
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clock
signal
frequency
pilot signal
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JP6111030A
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Shinichi Hatae
真一 波多江
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタル変調信号に重畳されているパイロッ
ト信号をデジタル的に検出し得、比較的回路が小規模で
消費電力も少ない検出装置及び方法を提供すること。 【構成】 デジタル変調信号から前記パイロット信号成
分を検出するにあたり、該変調信号をA/D変換器10
9でA/D変換した出力を前記パイロット信号成分に係
る所定周波数のクロックと該クロックと同一周波数で位
相の異なるクロックでサブサンプリングするデシメート
手段(203,208,243)を有し、該デシメート
手段の出力が順次入力され、これらのレベルを検出する
検出手段(204,234,241)を具える構成とし
たので、デジタル変調回路に重畳されたパイロット信号
を比較的回路規模が小さく、且、低消費電力の回路で検
出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は信号検出装置及び信号検
出方法に関し、特に、所定周波数のパイロット信号成分
を含むデジタル変調信号からパイロット信号成分を検出
する検出装置及び検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル磁気記録再生技術の進歩
により、デジタルVTRの開発が盛んに行われている。
この種のデジタルVTRにおいても従来のアナログVT
Rと同様に再生時にはトラッキング制御を行う必要があ
り、様々なトラッキング制御の手法が提案されている。
【0003】その中でも記録するデジタル信号データ列
をデジタル変調する際に所定のパイロット信号成分を重
畳し、再生時にこのパイロット信号を用いてトラッキン
グ制御を行う手法が注目されている。
【0004】図7はこの種の手法を用いたデジタルVT
Rの記録系の概略構成を示す図である。図中、ch1,
ch2は夫々回転ドラムに180°の位相差をもって取
り付けられ、デジタル変調信号を記録媒体である磁気テ
ープT上に記録する回転ヘッド、Tは磁気テープであ
る。
【0005】以下、動作を説明する。
【0006】端子1から入力されたビデオ信号は、デジ
タル記録信号処理回路2に供給され、該回路2はこのビ
デオ信号を高能率符号化し、更に誤り訂正符号化し、オ
ーデイオデータや他の補助データと共に記録データフォ
ーマットに従ってデジタルデータ列を形成する。
【0007】このデジタルデータ列は、更にデジタル変
調・パイロット付加回路3に供給される。該回路3は、
24−25変換などのデータに冗長性を持たせるデジタ
ル変調を処理回路2からのデータ列に施し、更に、この
冗長性を利用してパイロット信号成分の付加を行う。
【0008】具体的には、例えば、24ビットのデータ
毎に先頭に”1”及び”0”の先頭ビットを付加し他2
5ビットのデータを夫々形成し、これらを夫々ビットス
トリームとして出力する。そして、これらのビットスト
リームを夫々、NRZI変調する。更に、NRZI変調
された2種類のビットストリームからDC成分,f1
(第1のパイロット信号の周波数)成分,f2(第2の
パイロット信号の周波数)成分を夫々抽出し、これらの
各成分の総和を算出する。この総和は過去の総和の累積
値に夫々加算され、そして、各ビットストリーム毎に、
累算値を形成する。そして、これら2種類の累算値を比
較して、この累算値をより小さくする方の25ビットの
ビットストリームを選択して出力する。この場合に出力
されるビットストリームはDC,f1,f2成分が夫々
抑圧されたビットストリームということになる。
【0009】ここで、抽出されたDC成分に所定のパタ
ーン信号を重畳(例えば減算)すれば、上記ビットスト
リームは上記パターン信号に対する周波数成分をもつこ
とになる。そこで、この所定のパターン信号の周波数を
所望の周波数f1,f2とすることにより所望の周波数
のパイロット信号成分が変調されたデジタルビットスト
リームに重畳されることになる。
【0010】例えば、ビットストリームのビットレート
をfbとし、第1のパイロット信号の周波数f1をfb
/90,第2のパイロット信号の周波数f2をfb/1
20と規定すれば、90ビット周期もしくは120ビッ
ト周期で繰り返すパターン信号を検出された2種類のD
C成分から夫々減算することにより実現できる。
【0011】こうして得られたデジタル変調ビットスト
リームはデジタル変調された記録信号としてスイッチン
グ回路4の供給され、各回転ヘッドch1,ch2の回
転位相に従って形成されたヘッドスイッチングパルス
(HSW)により交互にヘッドch1,ch2に供給さ
れる。ヘッドch1,ch2は180°の位相差をもっ
て回転し、磁気テープT上を交互にトレースし、互いに
平行な多数のヘリカルトラックを順次形成しつつ上記デ
ジタル変調された記録信号を記録していく。
【0012】図2は磁気テープT上の記録パターンの一
例を示す。図示の如く、形成された多数のヘリカルトラ
ックには1トラックおきにパイロット信号が重畳され、
周波数f1のパイロット信号と周波数f2のパイロット
信号が4トラック周期で交互に重畳されることになる。
このような記録パターンは、例えばヘッドch1が記録
を行う期間にf1,f2の周波数成分を有するパターン
信号を交互に上記DC成分から減算し、ヘッドch2が
記録を行う期間にはパターン信号の減算を行わない様に
することにより実現できる。
【0013】図9は図8に示す如き記録フォーマットに
て記録された磁気テープTを再生する従来の再生系の構
成例を示すブロック図である。
【0014】ヘッドch1,ch2にて交互に再生され
た変調信号は再生アンプ7,8を経て、ヘッドスイッチ
ング回路9に入力される。該回路9にてドラム回転検出
回路15からのHSWによって切り換えられ、連続信号
とされた再生信号はデジタル信号再生処理回路10及び
f1検出回路12,f2検出回路13に夫々入力され
る。デジタル信号再生処理回路10においては、デジタ
ル復調処理、誤り訂正処理、高能率符号化の復号処理等
が行われ、再現された情報データ(ビデオデータ)を出
力端子11に出力する。
【0015】f1検出回路12,f2検出回路13は夫
々アナログバンドパスフィルタにて構成され、これらの
回路12,13によって抽出されたパイロット信号成分
は夫々トラッキング制御回路16の供給される。トラッ
キング制御回路16は、上記検出回路12,13をレベ
ル検波した後、この検波出力の差分をとる。ここで、ヘ
ッドch2に自己記録トラックを再生する様にトラッキ
ング制御をするとすれば、パイロット信号の重畳されて
いないトラックをトレースさせることになるが、この時
両隣接トラックからf1成分,f2成分が夫々得られ
る。ここで、これらの各パイロット信号成分の差分をと
ればヘッドch2のついてのトラッキングエラーを示す
信号が得られる。尚、ヘッドch1がトレース中はトラ
ッキングエラー信号は得られないので、トラッキング制
御回路16はこの期間は直前のトラッキングエラー信号
をサンプルホールドすることになる。また、トラッキン
グエラー信号の極性は2トラック周期で反転するので、
HSWに同期して適宜前述の差分値を反転させることに
なる。
【0016】こうして得られたトラッキング制御信号は
キャプスタン制御回路17に供給され、磁気テープTの
搬送を制御することにより、各ヘッドが所望のトラック
をトレースする様に制御する。
【0017】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、従
来のこの種の装置においてはアナログバンドパスフィル
タにより各パイロット信号を検出しており、殆どがデジ
タル処理回路で構成されるデジタルVTRにおいて特別
に外付けのアナログ回路を用意しなければならず、大き
な部品スペースを必要としていた。また、バンドパスフ
ィルタの後段の検波回路により高調波成分が発生するこ
とになり、これを取り除くためにローパスフィルタ等も
用意しなければならず、効率の良い回路配置が困難であ
った。
【0018】従って、本発明の目的は、上述の如きデジ
タル変調信号に重畳されているパイロット信号を、比較
的小規模で消費電力も少ない回路でデジタル的に検出し
得る検出装置及び方法を提供するところにある。
【0019】
【課題を解決するための手段及び作用】1つの実施態様
において、本発明の信号検出装置は、所定周波数のパイ
ロット信号成分を含むデジタル変調信号をA/D変換す
るA/D変換手段と、該A/D変換手段の出力を前記パ
イロット信号成分に係る所定周波数の第1のクロックで
サブサンプリングする第1のデシメート手段と、該A/
D変換手段の出力を前記第1のクロックと同一周波数で
位相の異なる第2のクロックでサブサンプリングする第
2のデシメート手段と、前記第1、第2のデシメート手
段の出力が順次入力され、これらのレベルを検出する検
出手段とを具える構成とした。
【0020】上述の如き構成により、デジタル変調信号
中に含まれるパイロット信号成分をアナログ回路を用い
ることなく正確に検出でき、また、比較的回路規模の大
きくなる検出手段の数を少なくすることができるもので
ある。
【0021】
【実施例】本発明の種々の実施例について、その一例の
みを添付の図面を参照して説明する。
【0022】図5は本発明の実施例が適用できるデジタ
ルVTRの再生系の概略構成を示す図であり、本実施例
は図7にて説明した記録装置によって図8に示す如く記
録されて磁気テープTからビデオ信号を再生するものと
する。
【0023】図中、図9と同一の要素には同一番号を付
した。ヘッドスイッチング回路9からの出力(デジタル
変調信号)は、積分等価器107に供給される。ここ
で、積分等価器107は記録信号が電磁変換の伝達関数
により畳み込まれることにより、位相及び振幅特性が変
化するために、位相、周波数特性をコサインロールオフ
特性にするために、積分等価する。積分等価器107の
出力はAGC(自動利得制御)回路108に供給され、
ここで再生信号の振幅が一定の振幅値に揃えられる。
【0024】AGC回路108の出力する再生変調信号
はA/D(アナログ/デジタル)変換器109に入力さ
れ、後述するPLL回路111によって形成されたクロ
ックにより標本・量子化される。このA/D変換器10
9の出力はmビット(mは2以上の整数)に量子化され
るが、後段のビタビ復号回路110を考慮すれば6ビッ
ト程度は必要であろう。このmビットのデジタルデータ
はPLL回路111に供給され、PLL回路111はこ
のmビットのデジタルデータを用いて上記再生変調信号
に同期したクロック信号を発生する。ここで、上記ビッ
トストリームのビットレートが前述の様にfbであると
すると、このクロックの周波数もfbということにな
る。
【0025】A/D変換器109にて離散量子化された
mビットの変調信号は、ビタビ復号回路110にて復号
され、ビットストリームとなる。このビットストリーム
は、デジタル再生信号処理回路114に供給され、該回
路114でデジタル復調されて1ワード24ビットのデ
ータとされ、更に誤り訂正処理及び高能率復号化処理等
が施されて元の情報データ(ビデオデータ)が復元され
る。復元された情報データは端子115より出力され
る。
【0026】一方、A/D変換回路109の出力するm
ビットの変調信号はATF検波回路130中のf1検波
回路112及びf2検波回路113の夫々入力される。
これらの検波回路112,113は夫々後述する様に量
子化された再生変調信号からf1,f2成分を夫々デジ
タル的に抽出・検波し、後段のマイクロプロセッシング
ユニット(MPU)140にデータとして入力する。
【0027】ここで、MPU140は図1に点線にて示
す様にトラッキング制御回路、キャプスタン制御回路に
対応する機能を果たし、キャプスタンモータの回転を制
御する。キャプスタンモータ120の回転はキャプスタ
ンFG回路123にてその速度が検出され、該回路12
3からはキャプスタンの回転速度に応じた周波数のFG
パルスが出力される。また回転ヘッドch1,ch2を
搭載するドラムを回転するドラムモータ123の回転速
度もドラムPG回路15にて検出され、該回路14から
はドラムが特定の位相になった時、例えば1回転に2つ
づつPGパルスが出力される。これらFG回路121,
PG回路15の出力するFGパルス,PGパルスは夫
々、MPU140に入力される。
【0028】図6は、MPU140の動作を説明するた
めのフローチャートであり、以下、該フローチャートを
用いて本実施例のトラッキング制御動作を説明する。
【0029】トラッキング制御は、前述した様にヘッド
ch2が再生状態にある時に再生されたf1成分とf2
成分とを比較することにより達成されるが、MPU14
0においては例えば、ヘッドch1,ch2が1回転す
る度にATFタイミングを設け、トラッキングエラー信
号を形成する。即ち、図2においてステップS1にてM
PU140はPGパルスが入力されてからの経過時間に
よってATFタイミングか否かを検知し、もしATFタ
イミングであれば、ステップS2,S3にてf1検波値
及びf2検波値を取り込む。
【0030】ステップS4においては内部変数Xが0か
否かを判定する。ここで、XはATFタイミングが来る
毎に”1”,”0”を繰り返す変数であって、ヘッドc
h1が主にトレースするトラッキング目標トラックに対
して、パイロット信号f1,f2の発生方向がドラムの
1回転毎に反転することによって、トラッキングエラー
信号の極性を反転するための変数である。Xが”0”の
時にはステップS5にてトラッキングエラーデータTE
をf1(f1検出値)−f2(f2検出値)より求め、
Xが”1”の時にはステップS7にてトラッキングエラ
ーデータTEをf2(f2検出値)−f1(f1検出
値)より求める。その後ステップS6,S8にて変数X
を次の検出に備えて切り換えた後、ステップ12にてキ
ャプスタンコントロールデータ(CC)を更新した後に
ステップS1に戻る。
【0031】ステップS9はキャプスタンFGパルスの
到来を検出し、FGパルスが到来したらS10に進み、
直前のFGパルスからの期間(間隔)が計測される。次
にステップS11において、この間隔を所定期間とする
べくキャプスタン速度制御データ(SE)を更新し、更
に、ステップS12に進み、CCを更新する。実際に
は、このSEの更新やTEの更新時にはアナログ回路で
いうローパスフィルタに対応する積分処理が入るものと
考えられるが、本フローチャートではこの説明は省略し
ている。ステップS12においては、更新されたSEも
しくはTEを用いてこれらに所定の係数k1 .k2 を乗
算して、更にこれらを加算することによりキャプスタン
制御データCCを得ており、このデータCCがキャプス
タンモータ120の制御信号として読み出されることに
なる。
【0032】次に、図5の本発明の実施例たるf1検波
回路112,及びf2検波回路113の具体的な構成例
について説明する。図1はこれらの回路112,113
として利用できる本発明の一実施例のデジタル検波回路
の構成を示す図である。
【0033】図1において、入力端子201には前述し
たmビットに量子化された再生変調信号が入力され、デ
ジタルバンドパスフィルタ(BPF)202により、図
2(A)に示す様にf1の帯域成分のみが抽出される。
このように、不要なノイズ及びデジタル変調されたビッ
トストリームデータのスペクトラムを除去された信号
は、デシメート手段たるラッチ回路203,208に夫
々入力される。ここで、デシメートとは、信号処理シス
テム内でサンプリングレートを低下させることであり、
所望の周期にてデジタル信号系列から信号を間引く処理
を言う。即ち、デジタルデータをサブサンプリングする
ことに相当する。
【0034】PLL回路111からの周波数fbのクロ
ックはクロック発生回路210から入力され、このクロ
ックを(2/N)分周回路211にて分周することによ
って周波数f1の2倍の周波数(2fb/N)のクロッ
クを得ている。このクロックは更に、1/2分周回路2
15にて分周され、周波数がf1(fb/N)のクロッ
クが形成される。ここでは、図1の回路をf1成分の検
出用に用いるものとし、デジメート時のラッチ周波数を
f1に設定している。ここで、前述のようにf1=fb
/90であれば分周器211の分周率は1/45という
ことになる。
【0035】一方、同様にクロック発生回路210から
の周波数fbのクロックを遅延器212によりf1(f
b/90)の1/4の周期遅延して、(1/N)分周器
213にて分周出力の周波数がf1となる様に(1/9
0)分周する。その結果、ラッチ回路203,208の
動作位相がf1の1/4周期異なることになる。
【0036】本実施例においては、上述の如くナイキス
ト周波数がf1/2となる様にリサンプル(サブサンプ
ル)することなる。ここで、周波数f1にてパイロット
信号f1をリサンプルすることを考えると、例えば、サ
ンプリングタイミングがパイロット信号のピーク値に対
してf1の1/4周期の位相差になってしまた場合あ
い、リサンプル出力、即ちデシメートされた出力は全く
0となってしまうことがある。そこで、本実施例では、
直交関係にある位相(90°シフトした位相)によっ
て、入力パイロット信号をデシメートすることにより、
図2(B)に示す様に検出されるスペクトラムは夫々D
Cとf1の整数倍の周期に折り返されることになる。
【0037】このように、直交関係にあるクロックによ
りラッチ回路203,208にてデシメートすることに
より、入力信号の特定の周波数成分の振幅を得ることが
できる。ここで、デシメートしただけの状態では入力さ
れたパイロット信号とラッチのタイミングにより正負の
符号が付加されたままであるので、ベクトルの大きさを
得ることができない。
【0038】そのため、本実施例ではラッチ回路203
とラッチ回路208の出力を分周器211からのクロッ
クに同期してスイッチ209により切り換えて、2乗検
波回路204に入力している。この2乗検波回路204
から出力されるかクラッチ回路の出力成分を同様に分周
器211からのクロックに同期してスイッチ214によ
り切り換えて、夫々分周器215,213からのクロッ
クにより動作するラッチ回路218,219を介して加
算器205に入力する。このようにして、上記各ラッチ
回路203,208にてラッチされた成分の2乗を加算
した結果が加算器205から得られ、この加算出力を平
方器206に入力する。該平方器206は加算器205
の出力の平方根をとり、f1信号成分のベクトルの大き
さを得ることができる。この平方器206の出力が端子
207を介してMPU140にf1値データとして入力
されることになる。
【0039】このように、デシメートのために分周され
たクロックを用いてデシメート回路以降の回路を動作し
てやればよい。このため、特にローパスフィルタのよう
な回路は必要がなくなる。
【0040】上述の如く構成することにより、比較的回
路規模の大きい2乗回路が2つの位相にてラッチ(デシ
メート)された成分に共用できる構成となっており、回
路規模を比較的小さく抑えることができる。
【0041】以上の説明は図1の回路をパイロット信号
f1検出用に利用した場合の構成を説明したが、パイロ
ット信号f2検出用として用いる場合には分周比を変化
させて周波数f2のクロックを形成する様にすれば図3
の回路が同様にf2検出用に利用できるのは当然のこと
である。
【0042】図3は図5のf1検波回路112及びf2
検波回路113に適用できる本発明の他の実施例を示す
図である。図3において、図1と同様の構成には同一番
号を付した。図3において、234は絶対値検波回路で
あり、この絶対値検波回路234に前述したスイッチ2
09の出力が供給される。ここで絶対値化された夫々の
成分はスイッチ214にて抽出され、夫々ラッチ回路2
18,219にてラッチされた後加算器235に入力さ
れてDC成分を得る。但し、この加算されたDC成分は
他のノイズ成分を除去するためにデジタルローパスフィ
ルタ246を介して端子207に供給される。ここで、
デジタルローパスフィルタ246そのものはよりS/N
の良いDC成分を得る必要がある場合を除き省略して、
低コスト化を図ることも可能である。
【0043】このように図3の回路においても図1の回
路と同様に、f1,f2等のパイロット信号をデジタル
的に検出できる。また、図3の回路においては図1の回
路と同様に絶対値検波回路234が2つの位相でのラッ
チ出力の絶対値を検出するのに共用されているために、
同様に回路規模を小さくできている。
【0044】図4は図1のf1検波回路112及びf2
検波回路113に適用できる本発明の更に他の実施例を
示す図である。図4において、図1と同様の構成には同
一番号を付した。図4において、246はオア回路であ
り、(1/2)分周回路215から出力されるクロック
と(1/N)分周回路213からのクロックとの論理和
を取り、この論理和されたクロックによりラッチ回路2
43を動作させることによってラッチ回路243を1つ
とした構成としている。勿論、上記図1の実施例と同様
に2乗回路241も2つの異なる位相のラッチ出力を共
通に2乗することになる。
【0045】本実施例においては、上記図1にて説明し
た実姉例に対し更にラッチ回路をも2つの位相でのラッ
チに共用する構成となっているので、更に回路規模の小
型化、低消費電力化が可能となっている。
【0046】上述の様に本件発明の実施例においては、
全てデジタル回路で構成でき、特に殆どの部分の処理を
MPUにより実行できるパイロット信号検出装置並びに
トラッキング制御装置が構成でき、アナログ回路を用い
ることがないので、実用上装置の小型化が可能で、ま
た、他のデジタル機器との整合性も向上した。また、2
つの異なる位相でのデシメート出力に対しその検波回路
を共有する構成としているので、低消費電力化が可能と
なっている。
【0047】また、この検波回路、例えば2乗回路や絶
対値検波回路等をソフトウエアによりMPU内で構成す
ることも可能で、この場合には、ソフトウエアにおける
演算アルゴリズムが複雑な検波手段のルーチンを共通化
できるためROMの容量を少なくすることができる。
【0048】尚、上述の実施例ではデシメートのための
分周比、デジタル変調信号の量子化ビット数、クロック
の発生方法等は適宜変更可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、デ
ジタル変調信号から所定周波数のパイロット信号成分を
検出するにあたり、変調信号をA/D変換するA/D変
換手段の出力を前記パイロット信号成分に係る所定周波
数の第1のクロック及びこの第1のクロックと同一周波
数で位相の異なる第2のクロックでサブサンプリングす
るデシメート手段を設け、このデシメート手段の出力を
検波手段に順次入力することにより、デジタル変調信号
に重畳されたパイロット信号を正確にデジタル信号処理
回路のみで検出できる。また、検波手段を2つの位相で
のデシメート出力に共有する構成となっており、回路規
模を小さくでき、また、消費電力も最小限に抑えること
のできる構成となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのパイロット信号の検
波回路の構成を示す図である。
【図2】図1の各部位おいて取り扱われる周波数帯域を
説明するための図である。
【図3】本発明の他の実施例としてのパイロット信号の
検波回路の構成を示す図である。
【図4】本発明の更に他の実施例としてのパイロット信
号の検波回路の構成を示す図である。
【図5】本発明の一実施例としてのデジタルVTRの再
生系の全体構成を示すブロック図である。
【図6】図5におけるMPUの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図7】公知のデジタルVTRの記録系の概略構成を示
す図である。
【図8】図7のDVTRによる磁気テープ状の記録パタ
ーンを示す図である。
【図9】図8は図7の記録パターンを再生するためのD
VTRの再生系の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
ch1,ch2 回転ヘッド 10,114 デジタル再生信号処理回路 12 f1検出回路 13 f2検出回路 16 トラッキング制御回路 107 積分等価回路 108 AGC回路 109 A/D変換器 110 ビタビ復号器 111 PLL回路 112 f1検波回路 113 f2検波回路 130 ATF検波回路 140 MPU(マイクロプロセッシングユニット) 201 デジタルバンドパスフィルタ 203,208,243 ラッチ回路 204,241 2乗回路 205,225 加算回路 206 平方回路 210 クロック発生回路 211,213,215 分周器 212 遅延回路 234 絶対値検出回路 236 デジタルローパスフィルタ 246 オア回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周波数のパイロット信号成分を含む
    デジタル変調信号から前記パイロット信号成分を検出す
    る装置であって、 前記変調信号をA/D変換するA/D変換手段と、 該A/D変換手段の出力を前記パイロット信号成分に係
    る所定周波数のクロックと該クロックと同一周波数で位
    相の異なるクロックでサブサンプリングするデシメート
    手段と、 前記デシメート手段の出力が順次入力され、これらのレ
    ベルを検出する検出手段と、 を具える信号検出装置。
  2. 【請求項2】 前記A/D変換手段は前記変調信号を各
    サンプル点で複数ビットのデータに変換することを特徴
    とする請求項1の信号検出装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は2乗回路を含むことを特
    徴とする請求項1もしくは2の信号検出装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は絶対値検波回路を含むこ
    とを特徴とする請求項1もしくは2の信号検出装置。
  5. 【請求項5】 所定周波数のパイロット信号成分を含む
    デジタル変調信号をA/D変換し、 該A/D変換出力を前記パイロット信号成分に係る所定
    周波数のクロックと該クロックと同一周波数で位相の異
    なるクロックとで夫々サブサンプリングし、 これらサブサンプリングされた出力を順次検出し、 この検出出力を用いて前記パイロット信号成分を検出す
    ることを特徴とする信号検出方法。
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